JP2000271243A - 遠隔操作トンネル内消火銃装置 - Google Patents

遠隔操作トンネル内消火銃装置

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JP2000271243A
JP2000271243A JP11080779A JP8077999A JP2000271243A JP 2000271243 A JP2000271243 A JP 2000271243A JP 11080779 A JP11080779 A JP 11080779A JP 8077999 A JP8077999 A JP 8077999A JP 2000271243 A JP2000271243 A JP 2000271243A
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JP
Japan
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fire
tunnel
extinguishing
image
remote
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JP11080779A
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English (en)
Inventor
Manabu Miyake
学 三宅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車トンネル内で発生した火災を、火災地
区の監視用カメラが送出する映像を見ながら消火銃を遠
隔操作して、効果的に消化液を放出し、消火または抑制
する。 【解決手段】 トンネル1内で走行車両2が火災3を起
こしたとき、トンネル1内に設置された監視用カメラ4
で火災の状況を撮像し、電気室等10や遠方監視制御室
11にあるモニターと画像処理装置7を使用して、火災
検知器の発報ゾーンに呼応した映像により火点を特定す
る。特定された火点より演算装置8に火点位置を演算さ
せ、制御装置9により火災地区の消火液放出ノズル5の
放出方向を設定し、消火液を放出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル内の消火
銃装置に係り、特に監視用カメラの画像内の火点を特定
することにより、自動的に消化液放出位置を視準する遠
隔操作トンネル内消火銃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車トンネル内での消火設備と
しては、水噴霧設備や高架式の消火装置(特公平7−7
9851号公報),トンネル内消火ロボット(特開平1
0−88996号公報,特開平10−88997号公
報),トンネル消火装置(特開平10−277173号
公報)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来装置のう
ち水噴霧設備では、(1)設備費が高いこと、(2)火
災抑制効果は十分であるが消火性能が不足すること、お
よび(3)実際に火災が発生した時は監視用カメラで避
難状況を確認した後設備を作動させるのであるが、避難
状況の確認作業が困難なこと等の問題があった。
【0004】まず、(3)の課題については、水噴霧設
備を作動させると、霧状の水を放水ブロック単位で放出
するため、避難する人や車両の視界が妨げられることに
なる。したがって、監視用カメラで避難状況を確認して
から、設備を作動させる。
【0005】この時、火災発生と同時に発生する煙によ
り、監視用カメラが風下側にあれば火点すら視認できな
い。さらに、風上側であっても、監視用カメラに近い場
合は避難状況の確認が可能であるが、火点が監視用カメ
ラより遠い場合は火点すら確認できない。
【0006】一方、高架式の消火装置、トンネル内消火
ロボットやトンネル内消火装置は、(3)の課題につい
ては、消火材または消火液を火点近傍だけに放出するこ
とによって解消している。
【0007】また、(2)の課題に関して、トンネル内
消火ロボットは、消火材を搭載して火点付近まで近づく
ので、消火性能は向上するが、逆に抑制効果が十分でな
い。また、高架式の消火装置とトンネル消火装置は、火
点付近まで移動して消火装置の給水口を配管に接続する
方式であり、消火性能より抑制効果を重視している。
【0008】いずれの装置も(1)の課題については対
応できていなくて、逆に水噴霧設備の方が安い。
【0009】さらに、高架式の消火装置は、プラント設
備あるいは大型工場などの防火対象物を対象にしている
ため、火点を特定する手段がなく、トンネル内の火災を
対象とすることはできない。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、トンネル内の火災に対して抑
制効果を維持しながら消火性能を向上させ得、かつ装置
の運用が簡便で設備費も安い遠隔操作トンネル内消火銃
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る遠隔操作トンネル内消火銃
装置は、トンネル内に所定の間隔を介して配置された複
数の監視用カメラと、配管に接続されトンネル内に所定
の間隔を介して配置された複数の消火液放出手段と、ト
ンネルに付属する電気室等に設置され、前記監視用カメ
ラにより撮像されたトンネル内の状況を画像表示するモ
ニター装置および前記モニター装置の画像を見ながら火
点を特定する画像処理装置と、火点が特定された少なく
とも2つの画像よりトンネル内車道空間の火点位置を演
算する演算装置と、前記演算装置の演算結果に基づいて
前記消化液放出手段の放出方向を制御する制御装置とを
備えていることを特徴とするものである。
【0012】上記請求項1の構成によれば、トンネル内
の火災検知器から火災信号を受信したときは、装置は監
視室のモニターに映像を自動的に表示し、火災地区に隣
接する少なくとも2台の監視用カメラで撮像された映像
から、監視員は、火点を特定するとともに火点位置を演
算させ、火災地区の消火銃から消火液を放出させる。
【0013】また、請求項2に係る遠隔操作トンネル内
消火銃装置は、請求項1の構成に、さらに、モニター装
置および画像処理装置を設置した遠方監視制御装置を備
えていることを特徴とするものである。この構成によれ
ば、トンネルに付属する電気室等に設けた監視員室から
だけでなく、トンネルから離れた、常時監視員がいる遠
方監視制御室からでも、前記請求項1と同様の遠隔操作
が可能になる。
【0014】消火液としては、通常、水が使用される
が、その他に、配管に接続された消火銃装置に泡消火装
置の泡原液と泡発生装置を付加し、消火性能を強化する
こともできる。
【0015】この場合、泡消火液が火点近傍に届くよう
に演算させ、消火銃の放出方向を制御して泡消火液を放
出させる。泡原液がある間は消火効果を発揮し、泡原液
がなくなると泡消火液の放出は終了する。その後火勢が
強くなった場合は、監視員が再度火点を特定することに
より水の放出演算を行って水の放出を開始し、火災の抑
制効果を発揮する。
【0016】さらに、消火液放出手段に、着脱可能な拡
張用ホースに連結された消火液放出ノズルを付加する。
これにより、例えばトンネル内で火災が発生して消火銃
装置を使用中に、火災のため渋滞している車両の列の中
で別に火災が発生した場合は、消火銃装置の遠隔操作が
できないため、現場でこの着脱可能な拡張用ホースに連
結された消火液放出ノズルを使用し、手動操作する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態における遠
隔操作トンネル内消火銃装置の構成を示したものであ
る。図1において、1は自動車トンネル(以下単にトン
ネルという)であり、2は走行車両、3は火災を表して
いる。4はトンネル1内に所定の間隔を介して配置され
た複数の監視用カメラ、5は、配管6に接続され、トン
ネル1内に所定の間隔を介して配置された複数の消火液
放出ノズルである。
【0019】10はトンネル1に付属する電気室等、7
は、その電気室等10に設置され、監視用カメラ4によ
り撮像されたトンネル内の状況を画像表示するモニター
とそのモニターの画像を見ながら監視員が火点を特定す
る画像処理装置、8は火点が特定された少なくとも2つ
の画像よりトンネル内車道空間の火点位置を演算する演
算装置、9は演算装置8の演算結果に基づいて消化液放
出ノズル5の放出方向を制御する制御装置である。
【0020】また11は、さらにトンネル1から離れた
位置に設置された遠方監視制御装置で、モニターおよび
画像処理装置7からなり、常時監視員12が駐在してい
る。
【0021】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。トンネル1内には、図3に示したように、複数の火
災検知器13が所定間隔毎に配置されており、各火災検
知器13はそれぞれ警戒区域を分担している。そこで、
トンネル1内でで火災が発生すると、その発生箇所を分
担する火災検知器13が作動し、図2に示したように、
モニターと画像処理装置7が防災受信制御盤14から警
戒区域ブロック信号を受信して当該警戒区域ブロックの
映像をモニターに表示させる。監視員12は、画像処理
装置を用いて画像の火点位置にマークをし、マークされ
た2つの画面より演算装置8を用いてトンネル内の空間
位置の火点を計算し、この演算結果より制御装置7が至
近の消火液放出ノズル5の放出方向と仰角を設定する。
そして、ノズルから消化液を放出し、トンネル内の火災
の消火または抑制を行う。
【0022】火災の位置演算の仕組みを説明する。図3
に示したように、トンネル1内は、所定間隔毎に配置さ
れた複数の火災検知器13で警戒されており、隣接する
火災検知器13の警戒区域が重複するようになってい
る。そこで、火災3が発生した場合、重複する2つの火
災検知器13a,13bにより火災発生地区は判別で
き、図4に示したように、監視用カメラ4a,4bの映
像が選択されて、モニターに表示される。
【0023】次に、監視員12は、画像処理装置を用い
て火災信号により選択されている2つの画面上の火点位
置をマークすることにより火点位置が特定される。以
降、演算装置8と制御装置9により、消火液放出ノズル
5の消化液放出方向と仰角が設定され、自動的に消火液
が放出される。
【0024】なお、以上のような操作若しくは動作は、
トンネルから離れた位置に設置された遠方監視制御装置
11からでも行うことができる。
【0025】消火液としては、通常、水が使用される
が、その他に、配管に接続された消火銃装置に泡消火装
置の泡原液と泡発生装置を付加し、消火性能を強化する
こともできる。この場合、泡消火液が火点近傍に届くよ
うに演算させ、消火銃の放出方向を制御して泡消火液を
放出させる。泡原液がある間は消火効果を発揮し、泡原
液がなくなると泡消火液の放出は終了する。その後火勢
が強くなった場合は、監視員が再度火点を特定すること
により水の放出演算を行って水の放出を開始し、火災の
抑制効果を発揮する。
【0026】さらに、消火液放出手段に、着脱可能な拡
張用ホースに連結された消火液放出ノズルを付加するこ
とにより、消火銃装置を使用中に、別に手動操作で水の
放出を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(1)火災時における監視員の対応が大幅に軽減でき
る。従来の水噴霧設備では、避難状況を監視用カメラで
確認する必要があり、カメラと被写体距離が200m以
上ある映像では、火炎の横や火炎および煤煙越しに避難
車両や避難者が通過しないことを確認することは至難で
あったが、本発明では、直ちに初動動作を行うことがで
きる。
【0028】(2)また、水噴霧設備より火災抑制効果
があり、場合により消火することも期待できる。
【0029】(3)水噴霧設備と比較しても設備費が安
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遠隔操作トンネル
内消火銃装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態における遠隔操作トンネル
内消火銃装置の動作説明図
【図3】火災報知器の配置とその警戒区域を示す図
【図4】火点を映像表示する監視用カメラを示す図
【符号の説明】
1 自動車トンネル 2 走行車両 3 火災 4 監視用カメラ 5 消火液放出ノズル 6 配管 7 モニターと画像処理装置 8 演算装置 9 制御装置 10 電気室等 11 遠方監視制御装置 12 監視員 13 火災検知器 14 防災受信制御盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内に所定の間隔を介して配置さ
    れた複数の監視用カメラと、配管に接続されトンネル内
    に所定の間隔を介して配置された複数の消火液放出手段
    と、トンネルに付属する電気室等に設置され、前記監視
    用カメラにより撮像されたトンネル内の状況を画像表示
    するモニター装置および前記モニター装置の画像を見な
    がら火点を特定する画像処理装置と、火点が特定された
    少なくとも2つの画像よりトンネル内車道空間の火点位
    置を演算する演算装置と、前記演算装置の演算結果に基
    づいて前記消化液放出手段の放出方向を制御する制御装
    置とを備えていることを特徴とする遠隔操作トンネル内
    消火銃装置。
  2. 【請求項2】 モニター装置および画像処理装置を設置
    した遠方監視制御装置をさらに備えていることを特徴と
    する請求項1記載の遠隔操作トンネル内消火銃装置。
  3. 【請求項3】 消火液放出手段は、泡消火機能を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の遠隔操
    作トンネル内消火銃装置。
  4. 【請求項4】 消火液放出手段は、着脱可能な拡張用ホ
    ースに連結された消火液放出ノズルがさらに備えられて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の遠
    隔操作トンネル内消火銃装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100908190B1 (ko) 2008-12-26 2009-07-16 주식회사 상천 철도터널 안전시스템
JP2012529948A (ja) * 2009-06-17 2012-11-29 フランス−マンシュ 長大鉄道トンネル内での列車の火災に対処する設備及び該設備を運用する方法
CN104698888A (zh) * 2015-02-13 2015-06-10 中国标准化研究院 车辆火灾事故信息处理方法及系统

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JP2012529948A (ja) * 2009-06-17 2012-11-29 フランス−マンシュ 長大鉄道トンネル内での列車の火災に対処する設備及び該設備を運用する方法
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