JPH11206906A - 消火設備の放水予定範囲表示装置 - Google Patents

消火設備の放水予定範囲表示装置

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JPH11206906A
JPH11206906A JP2775598A JP2775598A JPH11206906A JP H11206906 A JPH11206906 A JP H11206906A JP 2775598 A JP2775598 A JP 2775598A JP 2775598 A JP2775598 A JP 2775598A JP H11206906 A JPH11206906 A JP H11206906A
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water discharge
display device
range
discharge nozzle
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JP2775598A
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Manabu Fujita
学 藤田
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Nittan Co Ltd
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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/06Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places of highly inflammable material, e.g. light metals, petroleum products

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所に位置する火源や、前面に障害物の存在
する火源に対して、消火液が放水ノズルからどのように
放水されるのかを、放水開始以前に明瞭に表示させるこ
とにより、これら火源に対して有効に放水を行うことが
できるかを容易に確認できるようにする。 【解決手段】 監視空間内の火源を検出する火災センサ
と、自動或いは手動により水平及び垂直方向に回動制御
されて上記監視空間内の随意の方向に指向される放水ノ
ズルと、上記放水ノズルによる放水開始以前に、上記火
災センサにより検出された火源及び上記放水ノズルから
放水される消火液の放水予定範囲を表示する表示手段と
を具備した消火設備の放水予定範囲表示装置において、
上記表示装置に、上記火災センサにより検出された火源
の垂直方向位置及び上記放水ノズルから放水される消火
液の垂直方向の放水予定範囲を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドーム型建造物や石
油コンビナート等の広い監視空間を持つ消火設備の放水
予定範囲表示装置に関し、更に詳細には放水ノズルから
放水される消火液の放水予定範囲表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、広範囲の監視空間を有する消
火設備では、放水ノズルを火源位置に指向させて放水す
ることにより、消火活動を行っている。この消火設備で
は、監視空間に死角ができないように多数の火災センサ
を設置し、火災発生時には中央監視室や、現場監視所の
表示装置に火源と放水ノズルを映し出して、消火作業従
事者が放水ノズルをその表示装置の画面を見ながら操作
することにより、消火活動を行っていた。
【0003】また、簡単な操作により放水ノズルを火源
位置に指向させて消火液を火源位置に正確に放水し、も
って迅速な消火を行うと共に、無駄な消火液の消費を抑
え、尚且つ不要な部分に消火液が放水されて水損を与え
ないようにするために、放水ノズルによる放水開始以前
に、火源位置および放水される消火液の放水予定範囲を
表示する表示手段、即ち消火液の放水予定範囲表示装置
を備えた消火設備が提案されている。
【0004】例えば、特開昭60−114277号公報
には、放水ノズルと火点までの距離と方向、風速や風向
き等を演算して、放射開始前に、図7に示すような放水
ノズルの火点に対する消火液流の放射状況をパターン化
して表示するようにした放水予定範囲表示装置が開示さ
れている。ここで、図7aは、火点までの放射液流の軌
跡Pを側方から見たものであり、図7bは、火点までの
放射液流の軌跡Pを上方から見たものであって、Nはノ
ズルを示している。
【0005】更に、上記のように消火液流の放射状況を
パターン化して表示するだけではなく、実際に散水基準
として定められた散水量が得られる範囲を表示できるよ
うに、特公平5−19427号公報には、放水ノズルの
指向制御及び設定放水距離に応じて、放水以前に、図8
に示すような火源位置Kと消火液の有効散水範囲を表わ
す放水パターンLを疑似的に表示するようにした放水予
定範囲表示装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の消火設備
の放水予定範囲表示装置の画面に表示される火源位置
は、全て放水ノズルと火源を上方から見た平面図的表示
であったり、或いは側面図的表示であっても単に放水ノ
ズルから火源位置までの水平距離が表示されるだけのも
のであった。
【0007】確かに、監視空間には、屋内競技場或いは
大規模展示場のような広い床面のみからなる比較的起伏
の少ない平面的なものもあるが、しかし、石油コンビナ
ート或いは屋内遊戯施設のような床面上に構築物等が多
数存在する起伏に富んだ空間もある。したがって、その
ような監視空間においては、火源も床面上の構築物等の
高所から発生することも想定しておかなければならな
い。また消火ノズルと火源との間に構築物等があって、
放水の障害となるものが存在する場合には、例えば放水
ノズルの俯仰角度を大きくして障害物を越えて消火液を
放射する等の対処策を講じなければならない。
【0008】ところが、従来のように、放水ノズルと火
源を上方から見た平面図的表示であったり、或いは側面
図的表示であっても単に放水ノズルから火源位置までの
水平距離が表示されるだけのものにあっては、高所に位
置する火源や、前面に障害物の存在する火源に対して有
効に放水が行われるのか確認することができなかった。
【0009】本発明は、高所に位置する火源や、前面に
障害物の存在する火源に対して、消火液が放水ノズルか
らどのように放水されるのかを、放水開始以前に明瞭に
表示させることにより、これら火源に対して有効に放水
を行うことができるかを、容易に確認することのできる
消火設備の放水予定範囲表示装置を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、監視空間内の火源を検出す
る火災センサと、自動或いは手動により水平及び垂直方
向に回動制御されて上記監視空間内の随意の方向に指向
される放水ノズルと、上記放水ノズルによる放水開始以
前に、上記火災センサにより検出された火源及び上記放
水ノズルから放水される消火液の放水予定範囲を表示す
る表示手段とを具備した消火設備の放水予定範囲表示装
置において、上記表示装置に、上記火災センサにより検
出された火源の垂直方向位置及び上記放水ノズルから放
水される消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させる
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載の発明は、監視空間内
の火源を検出する火災センサと、自動或いは手動により
水平及び垂直方向に回動制御されて上記監視空間内の随
意の方向に指向される放水ノズルと、上記放水ノズルに
よる放水開始以前に、上記火災センサにより検出された
火源及び上記放水ノズルから放水される消火液の放水予
定範囲を表示する表示手段とを具備した消火設備の放水
予定範囲表示装置において、上記表示装置に、上記火災
センサにより検出された火源の水平方向位置及び上記放
水ノズルから放水される消火液の水平方向の放水予定範
囲を表示させると共に、上記火災センサにより検出され
た火源の垂直方向位置及び上記放水ノズルから放水され
る消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させることを
特徴としている。
【0012】また、請求項3記載の発明は、監視空間内
の火源を検出する火災センサと、自動或いは手動により
水平及び垂直方向に回動制御されて上記監視空間内の随
意の方向に指向される放水ノズルと、上記放水ノズルに
よる放水開始以前に、上記火災センサにより検出された
火源及び上記放水ノズルから放水される消火液の放水予
定範囲を表示する表示手段とを具備した消火設備の放水
予定範囲表示装置において、上記放水ノズルの水平方向
における方向が火源方向に一致したとき、上記表示装置
に、上記火災センサにより検出された火源の垂直方向位
置及び上記放水ノズルから放水される消火液の垂直方向
の放水予定範囲を表示させることを特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、上記表示装
置に、上記火災センサにより検出された火源の垂直方向
位置及び上記放水ノズルから放水される消火液の垂直方
向の放水予定範囲を表示させるのに、放水ノズルから火
源までの間に存在する設置物の起伏状態を示す図上に表
示することを特徴としている。
【0014】また、請求項5記載の発明は、上記設置物
の起伏状態を示す図を簡略化した図としたことを特徴と
している。
【0015】また、請求項6記載の発明は、上記設置物
の起伏状態を示す図を放水ノズルから火源までの区間を
含む垂直断面図としたことを特徴としている。
【0016】また、請求項7記載の発明は、垂直断面図
を簡略化した垂直断面図としたことを特徴としている。
【0017】また、請求項8記載の発明は、上記表示装
置に、上記火災センサにより検出された火源の垂直方向
位置及び上記放水ノズルから放水される消火液の垂直方
向の放水予定範囲を表示させるのに、上記監視空間の斜
視図上に表示することを特徴としている。
【0018】また、請求項9記載の発明は、上記監視空
間の斜視図を簡略化した斜視図としたことを特徴として
いる。
【0019】また、請求項10記載の発明は、上記表示
装置に、上記火災センサにより検出された火源の垂直方
向位置及び上記放水ノズルから放水される消火液の垂直
方向の放水予定範囲を表示させるのに、上記監視空間の
予め撮影しておいた実写画像上に表示することを特徴と
している。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る放
水予定範囲表示装置を備えた消火設備の全体を示した構
成図である。1、11 、・・・1n は火災センサであっ
て、監視空間内の適切な位置に監視空間の広さに応じて
所要数設置されており、火災に伴い発生する赤外線を感
知して火災を検出するものである。各火災センサ1、1
1 、・・・1n は、監視時において水平及び垂直方向に
回動して監視空間の火災を監視している。
【0021】各火災センサ1、11 、・・・1n の検出
出力は、火災センサ中継器を介して中央操作卓3へ送ら
れる。中央操作卓3は、その火災検出出力を火災受信機
9へ送ることにより音響装置10等を駆動させて、火災
の発生を報知すると共に、火災位置演算部2において火
源の水平、垂直方向位置を算出する。火源位置を検出す
る方法としては、監視方向を固定した複数の火災センサ
をマトリクス状に配置して、そのマトリクスの解から火
源位置を特定したり、監視方向を水平及び垂直方向に変
更することのできる火災センサを一対以上設け、各火災
センサが火災を検出したときの監視方向交点の水平及び
垂直方向への回動角度から三角測量の原理によって火源
位置を算出したり、或いは予め監視空間の起伏形状に関
するデータを記憶させておき、火災センサの監視方向と
交わる点のデータを火源位置とするもの等があり、本発
明には何れの方法をも採用できるが、ここでは三角測量
の原理による方法を採用して火源の水平、垂直方向位置
を算出しているものとする。
【0022】3は中央操作卓であって、卓上には、放水
ノズルを水平及び垂直に回動させる操作スイッチ、放水
圧力或いはノズルの噴射角を制御する制御スイッチ、放
水開始スイッチ等の各種スイッチ(図示せず。)と、本
発明による放水予定範囲表示装置の表示端末となるCR
T装置或いは液晶表示装置等からなる表示装置8とを備
えている。その他、卓上には様々な計器類等も備わって
いるが、本発明の説明上は省略する。中央操作卓3に
は、上記の火災位置演算部2の他に、放水ノズルが手動
制御されている場合には、その火災位置演算部2により
算出された火源の水平、垂直方向位置情報を参照して、
放水動作を行うのに適切な放水ノズルを選択指定した
り、或いは放水ノズルが自動制御とされている場合に
は、予め記憶させておいた各放水ノズルの設置位置、放
水可能範囲等の情報と照合することにより、自動的に適
切な放水ノズルを選択する機能が備わっている。また、
中央操作卓3には、選択した放水ノズルを得られた火源
の水平、垂直方向位置情報に基づいて、或いは上記操作
スイッチの操作によって火源位置方向へ指向制御させる
ための制御信号を出力する機能が備わっている。
【0023】4、41 、・・・4n は放水ノズルであっ
て、監視空間に向けて複数設置されており、放水ノズル
中継器を介して上記中央操作卓3から送られてくる制御
信号により、水平及び垂直方向に回動制御されるもので
ある。また、放水時には、消火ポンプ6から給水配管を
介して給水される消火液を、設定された放水圧力になる
ように圧力センサと電動弁からなるサーボ機構により制
御し、同じく設定された噴射角に制御して放水する。
【0024】7はITVカメラであって、監視空間を見
渡せる位置に複数台設けられており、平常時の監視にも
利用することもできるが、特に火災発生時の消火活動進
展状況を把握するのに大きく貢献するものであって、そ
の映像情報は中央操作卓3上の表示装置に映し出され
る。この場合、表示装置は上記の放水予定範囲表示装置
の表示端末として使用される表示装置8と兼用して、放
水予定範囲表示と切換表示としたり、或いは画面分割に
よって同時表示とすることもでき、また、この表示装置
8とは別個の表示としてもよい。
【0025】上記のように構成された本発明に係る放水
予定範囲表示装置を備えた消火設備では、先ず通常の監
視状態において、監視空間を複数の火災センサ1、
1 、・・・1n が水平及び垂直に回動しながら監視を
行っている。この状態においては、通常は無駄な消費電
力を省くために表示装置8は駆動されていない。
【0026】ここで、例えば図2に示す構造物20に火
災が発生したとする。すると、火災センサ1、11 、・
・・1n の何れかが火災を検出し、その検出出力は、火
災センサ中継器を介して中央操作卓3へ送られる。中央
操作卓3は、その火災検出出力を火災受信機9へ送るこ
とにより音響装置10等を駆動させて、火災の発生を報
知すると共に、直ちに他の火災センサの検出出力も取り
込んで、火災位置演算部2において火源の水平、垂直方
向位置を算出する。
【0027】火災位置演算部2において火源の水平、垂
直方向位置データが算出されると、中央操作卓3は表示
装置8を駆動して、その火源位置を監視空間を表わす表
示上に指示して表示する。この場合、監視空間を表わす
表示としては、監視空間の平面図、側面図、断面図、斜
視図、或いはITVカメラ等によって得られる実写画像
等の様々な表示が採用できるが、本発明の目的が高所に
位置する火源に対しても有効な放水予定範囲表示装置を
提供することであるから、少なくとも監視空間を側方か
ら見た表示上に指示して表示するものとし、以下少なく
とも監視空間を側方から見た表示上に指示して表示する
点に絞って説明する。
【0028】さて、監視空間を側方から見た表示にも様
々な態様が考えられるが、図3aに示すように、ここで
は構造物20を含む一切の構造物が省略された監視空間
を側方から見た表示上に火源位置81を示すポインタF
として指示している。これでも、火源の水平方向位置と
併せて垂直方向位置を的確に把握させるには充分な表示
である。
【0029】尚、実際に算出された火源の水平、垂直方
向位置データが示す位置は、そのまま表示すると点にし
かならないが、それでは視認性に欠けるので、ある程度
の大きさを持った表示、例えば最小防火区画単位の大き
さを有する矩形或いは円形のポインタとして表示すると
よい。また、更に視認性を向上させるには、ポインタに
赤色等の視認性の高い着色を施したり、ポインタを点滅
して表示させる等の変更を加えるのもよい。
【0030】さて、火源位置が監視空間を表わす表示上
に指示表示されると、放水ノズルが手動制御とされてい
る場合には、この表示された火源の位置情報を参照し
て、複数ある放水ノズルから放水動作を行うのに適切な
放水ノズルを選択指定する。また、放水ノズルが自動制
御とされている場合には、上記のような火源位置の指示
表示に関わらず、予め記憶させておいた各放水ノズルの
設置位置、放水可能範囲等の情報と照合することによ
り、複数ある放水ノズルから自動的に適切な放水ノズル
が選択される。このようにして選択された放水ノズル4
の位置は、図3aに示す如く表示装置8の表示上に放水
ノズルをイメージしたシンボルHとして指示される。
【0031】放水ノズルのシンボルHが指示されると、
次にその選択された放水ノズルに現在設定されている指
向方向の俯仰・旋回角度、放水圧力或いは噴射角に従っ
て、放水される消火液の放水予定範囲82が図3bに示
すように表示装置8に表示される。
【0032】放水ノズルが手動制御とされている場合に
は、消火作業従事者が放水ノズル4の指向制御、放水圧
力或いは噴射角の設定操作をすると、その設定された指
向方向の俯仰・旋回角度、放水圧力或いは噴射角に従っ
て、放水される消火液の放水予定範囲82が表示装置8
に表示される。消火作業従事者は、このように各種設定
した結果としての放水予定範囲82を確認し、必要であ
れば更に各設定を調整して火源位置81が放水予定範囲
82に入ったことを確認した後、放水開始スイッチを操
作する。
【0033】また、放水ノズル4が自動制御されるもの
にあっては、演算装置2から火源位置データが送出され
てくると、中央処理装置3は放水動作を行う放水ノズル
4を選択した後、放水ノズル4の指向制御及び放水圧力
を自動的に設定し、設定された放水ノズル4から放水さ
れる消火液の放水予定範囲82が表示装置8に表示され
る。消火作業従事者はこのように各種設定が自動的に行
われた放水予定範囲82を確認し、必要であれば各設定
を微調整して火源位置81が放水予定範囲82に入った
ことを確認した後、放水開始スイッチを操作する。
【0034】上記の本発明に係る放水予定範囲表示装置
では、火源の垂直位置及び消火液の垂直方向の放水予定
範囲を表示するための監視空間を側方から見た表示とし
て、構築物が一切省略された監視空間を側方から見た表
示とした。これでも、火源の水平方向位置と併せて垂直
方向位置を的確に把握させるには充分な表示である。
【0035】しかし、これでは放水ノズル4から火源位
置までの間に、放水作業にとって障害となるものがある
場合には、その存在を確認することができない。
【0036】そこで、図4に示すように、表示装置8に
選択された放水ノズル4から火源位置81までの起伏の
状態を示した図、例えば垂直断面図等を併せて表示する
とよい。尚、火災検出及び放水ノズル4の制御に関して
は図1で説明したのと同様であるので、ここでは省略す
る。
【0037】さて、図4に示すように、火源位置と選択
された放水ノズル4からの起伏を表示する場合には、中
央操作卓3は演算装置2より送出される火源位置、火源
位置に応じて選択される放水ノズル4の位置、及び火源
位置から選択された放水ノズル4までの起伏を、図4a
に示すように、表示装置8に表示させる。
【0038】このとき消火作業従事者は、表示装置8に
よって放水ノズル4と火源位置までの間に障害構造物等
があることを確認した場合には、表示装置8に表示され
る放水予定範囲82を見ながら障害構造物を回避するよ
うに放水ノズル4を制御するようにすればよい。
【0039】尚、障害となるものが存在するかは、放水
ノズル4から火源位置81までの起伏が確認できればよ
いので、図4bのような起伏の簡略図、例えば簡略化し
た垂直断面図等でも充分であって、このような簡略図と
することによって予め記憶しておく起伏に関するデータ
を少なくすることができる。
【0040】尚、上記説明においては、起伏の状態を示
した図として断面図を例示したが、その他にも単に起伏
の表面形状のみを表示するようにしても、同様な効果が
期待できる。
【0041】また、図4に示すような起伏の状態を示し
た図に代えて、監視空間の斜視図を用いることもでき、
これによって火源位置が放水予定範囲に入ったことをさ
らに容易にして、確実に把握できる表示装置を提供でき
る。
【0042】即ち、消火液の放水予定範囲の形状は、上
記放水ノズルの指向方向の俯仰・旋回角度、放水圧力、
噴射角、或いは放水予定範囲を見る角度によって様々に
変化する。この変化の様子を図5に示す。図5a及び図
5bは、放水ノズルを同一の設定条件としたときの放水
予定範囲を、監視空間の上方及び側方より見た図であ
り、図5c及び図5dは、図5a及び図5bに示された
放水ノズルとは旋回角度だけが異なる状態における放水
予定範囲を、監視空間を上方及び側方より見た図であ
る。
【0043】このように、放水予定範囲を示す図形の形
状は、放水ノズルの指向方向の俯仰・旋回角度、放水圧
力、噴射角、或いは放水予定範囲を見る角度によって様
々に変化し、放水予定範囲を監視空間の側方より見た図
だけで火源位置が放水予定範囲に入ったことを確認する
ことが困難な場合がある。
【0044】例えば、図5dにおいて指示された火源位
置を示すポインタFは、あたかも放水予定範囲82に入
っているかのように見えるが、図5cに示すように、放
水予定範囲82を監視空間の上方より見た放水予定範囲
83に入っていないことが確認できる。
【0045】ここで、図5は、実験により求めた放水距
離と消火液の分布状態を示したものであり、図5におけ
る放水予定範囲82、83は、俯仰角度+25°、噴射
角度+10°、放水圧力5kgf/cm2とした遠距離放水用
の放水予定範囲であり、放水予定範囲84、85は、俯
仰角度+25°、噴射角度+90°、放水圧力5kgf/c
m2とした中距離放水用の放水予定範囲である。
【0046】上記課題を解決するには、図6に示すよう
に、表示装置8に放水ノズル4と火源位置81とを監視
空間の斜視図により表示するとよい。このようにすれ
ば、監視空間を上方及び側方から見た2つの図面を一時
に確認できる効果がある。
【0047】即ち、図6の表示装置8では、演算装置2
より送出される火源位置データ、火源位置によって選択
される放水ノズル4の位置データが入力されると、放水
ノズル4の斜め後方からの視点による斜視図によって表
示するようにし、これにより消火作業従事者は表示装置
8に表示されている立体的な映像を見ながら放水ノズル
4等の制御を行え、より容易な制御が期待できる。
【0048】このように、監視空間の斜視図上に火源位
置を指示すれば、監視空間を側方及び上方から見た図面
上に同時に表示したことになり、より把握しやすい表示
となり得る。
【0049】尚、斜視図としては、図6に示すようなグ
ラフィック画像とすることもできるが、これに代えてI
TVカメラ7等で予め撮影しておいた実写画像とするこ
ともできる。
【0050】また、グラフィック表示或いは実写画像等
で図6の如く斜視図を表示する場合には非常に大量のデ
ータを必要とするため、火災検出から表示装置8に表示
されるまでの時間がかかり、装置も高価なものとなる
が、上記垂直断面図を簡略化したように、簡略化した斜
視図によって表示するようにすれば、迅速に且つ安価な
装置でもって同様な効果が期待できる。
【0051】その他、上記のように火源位置の垂直方向
位置と放水予定範囲を表示させる他に、火源位置の水平
方向における位置及び放水予定範囲を容易に把握できる
ように、従来からあるような監視空間を上方から見た図
面上に火源位置を指示して表示することも併せて行うよ
うにしてもよい。
【0052】また、上記のように監視空間を側方から見
た表示だけで火源が放水予定範囲に入っているか確認さ
せるには、水平方向における放水ノズルの放水方向が火
源の方向に一致したとき放水予定範囲を表示させ、それ
以外の方向に向いているときは表示させないようにして
もよい。
【0053】また、上記では、選択される放水ノズル4
が1つの場合を記載したが、火源位置とそれに対する消
火設備の規模によっては複数の放水ノズルが選択される
こともあり、そのときには表示装置8を複数設けて放水
ノズル毎に表示させたり、或いは、表示装置の画面を選
択された放水ノズルの数だけ分割して表示させるように
してもよい。
【0054】更に、選択される放水ノズルが1つであっ
ても、表示の際に2つの画面が使用できるようにすれ
ば、その1画面に斜視図を、他の画面に起伏を表わす図
を表示することも可能である。したがって、本発明は上
記実施形態に限定されるものではない。
【0055】
【発明の効果】本発明による表示装置は、請求項1に記
載したように、表示装置に、火災センサにより検出され
た火源の垂直方向位置及び放水ノズルから放水される消
火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させるようにした
ため、従来の表示に比べ消火作業従事者は火源位置が放
水予定範囲に入ったことを確実に確認することができ
る。
【0056】また、請求項2に記載したように、表示装
置に、火災センサにより検出された火源の水平方向位置
及び放水ノズルから放水される消火液の水平方向の放水
予定範囲を表示させると共に、火災センサにより検出さ
れた火源の垂直方向位置及び放水ノズルから放水される
消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させるようにし
たため、従来の表示に比べ消火作業従事者は火源位置が
放水予定範囲に入ったことを、さらに確実に確認するこ
とができる。
【0057】また、請求項3に記載したように、放水ノ
ズルの水平方向における方向が火源方向に一致したと
き、表示装置に、火災センサにより検出された火源の垂
直方向位置及び放水ノズルから放水される消火液の垂直
方向の放水予定範囲を表示させるようにしたため、火源
の水平方向位置及び放水ノズルから放水される消火液の
水平方向の放水予定範囲を表示することなく、消火作業
従事者は火源位置が放水予定範囲に入ったことを確実に
確認することができる。また、火源位置から放水ノズル
までを斜視図によって表示するようにしたことにより、
放水ノズルから火源位置までの距離及び奥行きまでも確
認しながら放水ノズルを制御することができる。
【0058】また、請求項4乃至請求項7に記載したよ
うに、表示装置に、火災センサにより検出された火源の
垂直方向位置及び放水ノズルから放水される消火液の垂
直方向の放水予定範囲を表示させるのに、放水ノズルか
ら火源までの間に存在する設置物の起伏状態を示す図上
に表示するようにしたため、消火作業従事者は放水ノズ
ルから火源位置までに障害物があるときにはその存在を
確認でき、これより障害物を回避した確実な消火操作を
行うことができる。
【0059】また、請求項8及び請求項9に記載したよ
うに、表示装置に、火災センサにより検出された火源の
垂直方向位置及び放水ノズルから放水される消火液の垂
直方向の放水予定範囲を表示させるのに、監視空間の斜
視図上に表示するようにしたため、一つの表示で監視空
間を側方及び上方から見た図面上に同時に表示したこと
になり、より把握しやすい表示を提供できる。
【0060】また、請求項10に記載したように、表示
装置に、火災センサにより検出された火源の垂直方向位
置及び放水ノズルから放水される消火液の垂直方向の放
水予定範囲を表示させるのに、監視空間の予め撮影して
おいた実写画像上に表示するようにしたため、具体性の
ある表示となり、より認識しやすい表示を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放水予定範囲表示装置を備えた消
火設備の全体を示した構成図である。
【図2】本発明に係る放水予定範囲表示装置を備えた消
火設備を設置した監視空間の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態における表示装置の表示
状態を示す図であり、(a)は火源位置81のみを表示
した状態を示し、(b)はそれに放水予定範囲82を付
加して示すものである。
【図4】本発明の他の実施形態における表示装置の表示
状態を示す図であり、(a)は第2実施形態における表
示装置の表示状態を示し、(b)は第3実施形態におけ
る表示装置の表示状態を示すものである。
【図5】本発明に係る放水予定範囲を説明するための図
であり、(a)及び(b)は放水ノズルを同一の設定条
件としたときの放水予定範囲を、監視空間の上方及び側
方より見た図であり、(c)及び(d)は、(a)及び
(b)に示された放水ノズルとは旋回角度だけが異なる
状態における放水予定範囲を、監視空間を上方及び側方
より見た図である。
【図6】本発明の第4実施形態における表示装置の表示
状態を示す図である。
【図7】従来の表示装置の表示状態を示す図であり、
(a)はタレットノズルからの放射液流の軌跡Pを横方
向から見た図であり、(b)はタレットノズルからの放
射液流の軌跡Pを上方から見た図である。
【図8】従来の表示装置の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
1、11 、・・・1n 火災センサ 2 火災位置演算部 3 中央操作卓 4、41 、・・・4n 放水ノズル 6 消火ポンプ 7 ITVカメラ 8 表示装置 9 火災受信機 10 音響装置 20 構造物 81 火源位置 82 放水予定範囲 F 火源位置を示すポインタ H 放水ノズルのシンボル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視空間内の火源を検出する火災センサ
    と、自動或いは手動により水平及び垂直方向に回動制御
    されて上記監視空間内の随意の方向に指向される放水ノ
    ズルと、上記放水ノズルによる放水開始以前に、上記火
    災センサにより検出された火源及び上記放水ノズルから
    放水される消火液の放水予定範囲を表示する表示手段と
    を具備した消火設備の放水予定範囲表示装置において、 上記表示装置に、上記火災センサにより検出された火源
    の垂直方向位置及び上記放水ノズルから放水される消火
    液の垂直方向の放水予定範囲を表示させることを特徴と
    する消火設備の放水予定範囲表示装置。
  2. 【請求項2】 監視空間内の火源を検出する火災センサ
    と、自動或いは手動により水平及び垂直方向に回動制御
    されて上記監視空間内の随意の方向に指向される放水ノ
    ズルと、上記放水ノズルによる放水開始以前に、上記火
    災センサにより検出された火源及び上記放水ノズルから
    放水される消火液の放水予定範囲を表示する表示手段と
    を具備した消火設備の放水予定範囲表示装置において、 上記表示装置に、上記火災センサにより検出された火源
    の水平方向位置及び上記放水ノズルから放水される消火
    液の水平方向の放水予定範囲を表示させると共に、上記
    火災センサにより検出された火源の垂直方向位置及び上
    記放水ノズルから放水される消火液の垂直方向の放水予
    定範囲を表示させることを特徴とする消火設備の放水予
    定範囲表示装置。
  3. 【請求項3】 監視空間内の火源を検出する火災センサ
    と、自動或いは手動により水平及び垂直方向に回動制御
    されて上記監視空間内の随意の方向に指向される放水ノ
    ズルと、上記放水ノズルによる放水開始以前に、上記火
    災センサにより検出された火源及び上記放水ノズルから
    放水される消火液の放水予定範囲を表示する表示手段と
    を具備した消火設備の放水予定範囲表示装置において、 上記放水ノズルの水平方向における方向が火源方向に一
    致したとき、上記表示装置に、上記火災センサにより検
    出された火源の垂直方向位置及び上記放水ノズルから放
    水される消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させる
    ことを特徴とする消火設備の放水予定範囲表示装置。
  4. 【請求項4】 上記表示装置に、上記火災センサにより
    検出された火源の垂直方向位置及び上記放水ノズルから
    放水される消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させ
    るのに、 放水ノズルから火源までの間に存在する設置物の起伏状
    態を示す図上に表示することを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の消火設備の放水予定範囲表示装置。
  5. 【請求項5】 上記設置物の起伏状態を示す図を簡略化
    した図としたことを特徴とする請求項4記載の消火設備
    の放水予定範囲表示装置。
  6. 【請求項6】 上記設置物の起伏状態を示す図を放水ノ
    ズルから火源までの区間を含む垂直断面図としたことを
    特徴とする請求項4記載の消火設備の放水予定範囲表示
    装置。
  7. 【請求項7】 垂直断面図を簡略化した垂直断面図とし
    たことを特徴とする請求項6記載の消火設備の放水予定
    範囲表示装置。
  8. 【請求項8】 上記表示装置に、上記火災センサにより
    検出された火源の垂直方向位置及び上記放水ノズルから
    放水される消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示させ
    るのに、 上記監視空間の斜視図上に表示することを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の消火設備の放水予定範囲表示装
    置。
  9. 【請求項9】 上記監視空間の斜視図を簡略化した斜視
    図としたことを特徴とする請求項8記載の消火設備の放
    水予定範囲表示装置。
  10. 【請求項10】 上記表示装置に、上記火災センサによ
    り検出された火源の垂直方向位置及び上記放水ノズルか
    ら放水される消火液の垂直方向の放水予定範囲を表示さ
    せるのに、 上記監視空間の予め撮影しておいた実写画像上に表示す
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の消火設備
    の放水予定範囲表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005224524A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Nittan Co Ltd 消火用液体放出ノズルの制御システム
WO2012011400A1 (ja) * 2010-07-20 2012-01-26 三洋電機株式会社 出力制御装置
JP2013121376A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Hochiki Corp 放水分布予測装置、放水分布予測方法、及び放水分布予測プログラム
JP2019092972A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 ホーチキ株式会社 放水型消火設備

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