JP2000270709A - 流体境界域の連通部構造、孵化槽及び水生動物飼育槽 - Google Patents

流体境界域の連通部構造、孵化槽及び水生動物飼育槽

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JP2000270709A
JP2000270709A JP11079056A JP7905699A JP2000270709A JP 2000270709 A JP2000270709 A JP 2000270709A JP 11079056 A JP11079056 A JP 11079056A JP 7905699 A JP7905699 A JP 7905699A JP 2000270709 A JP2000270709 A JP 2000270709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水若しくは塩水と淡水とが混じらないよう
にしつつ、しかも、海水若しくは塩水の収容域と淡水収
容域との間を連通させ、孵化した水生動物が通過するこ
とのできる孵化槽や水生動物飼育槽を提供し、さらに、
このような孵化槽や水生動物飼育槽その他の各種用途に
好適に用いることのできる流体境界域の連通部構造を提
供する。 【解決手段】 仕切壁11の内部には連通部として境界
室14が形成され、この境界室14には、第1収容室1
2に開口する第1開口部14aと、第2収容室13に開
口する第2開口部14bとが形成されている。ここで、
第1開口部14aは境界室14の上部に形成され、第2
開口部14bは境界室14の下部に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体境界域の連通部
構造、孵化槽及び水生動物飼育槽に関する。
【0002】
【従来の技術】観賞用の水生動物(各種観賞魚など)の
ための生き餌として、栄養価が高いことからブラインシ
ュリンプという小形水生動物が用いられることがある。
ブラインシュリンプは多くの場合乾燥卵の状態で販売さ
れている。この卵を海水若しくは海水とほぼ同様の塩水
を入れた孵化槽中に投入し、水中の卵を攪拌を続けると
孵化するので、これをすくって水生動物を飼育している
水槽中に入れ、水生動物に生き餌として与える。卵の攪
拌方法としては、孵化槽の底部からエアを供給し、この
エア供給によって発生する気泡が孵化槽中を上昇すると
きに発生する上昇流によって生ずる循環水流或いは乱流
により攪拌作用を得る方法が知られている。また、給餌
作業を容易に行うために、孵化槽を水槽内部の隅部分に
取り付け、孵化槽内にて孵化したブラインシュリンプを
網などによってすくい、そのまま飼育水槽中に投入する
方法が知られている。
【0003】ところが、ブラインシュリンプを孵化槽中
で孵化させ続けると、卵中に含まれていたタンパク質や
未孵化卵が腐敗するなどの理由により二三日経過すると
塩水が汚れ、腐敗してくるとともに、孵化後に残される
卵殻が増えてくる。このため、定期的に孵化槽中の塩水
を交換するとともに孵化槽を清掃する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、孵化槽に飼
育水槽内に開口する開口部を設け、孵化したブラインシ
ュリンプが自ら孵化槽から出て水槽内に出てくるように
することにより、給餌作業を不要にすることが考えられ
る。しかし、孵化槽には海水若しくは塩水が入っている
一方、水槽内において淡水魚を飼育している場合には水
槽中には淡水が入っているため、時間が経過すると孵化
槽内の塩水と水槽内の淡水とが入り交じり、孵化槽の塩
水濃度が低下してしまう。
【0005】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、海水若しくは塩水と淡水とが混じ
らないようにしつつ、しかも、海水若しくは塩水の収容
域と淡水収容域との間を連通させ、孵化した水生動物が
通過することのできる孵化槽や水生動物飼育槽を提供
し、さらに、このような孵化槽や水生動物飼育槽その他
の各種用途に好適に用いることのできる流体境界域の連
通部構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の流体境界域の連通部構造は、第1流体を収容
した第1収容域と、該第1流体よりも比重の大きい第2
流体を収容した第2収容域とを設け、前記第1収容域と
前記第2収容域との間に、前記第1収容域に対して開口
した第1開口部と、前記第2収容域に対して開口した第
2開口部とを備えた境界室を設け、該境界室を介して前
記第1収容域と前記第2収容域とが連通した構造とし、
前記第1開口部を前記第2開口部よりも上方に形成した
ことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、第1流体よりも第2流
体の方が比重が大きいため、第1主要域と第2収容域と
の間に設けられた境界室には、上方に形成された第1開
口部から流入する第1流体が上方に集まり、下方に形成
された第2開口部から流入する第2流体が下方に集まる
ことにより境界面の上下にそれぞれ層状に配置されるの
で、第1流体と第2流体の接触面は境界室内に形成され
た境界面のみとなる。したがって、第1収容域及び第2
収容域とは別に構成された境界室内において第1流体と
第2流体の境界面が限定されることから、第1流体と第
2流体の混合が抑制される。したがって、第1収容域と
第2収容域とを連通させつつ、第1流体と第2流体が入
り交じることを制限することができる。
【0008】上記発明において、前記境界室における前
記第1開口部又は前記第2開口部の少なくともいずれか
一方の近傍を流通断面を絞った管状に形成することが好
ましい。この発明によれば、第1開口部又は第2開口部
の近傍を流通断面を絞った管状に形成することにより、
第1収容域内の第1流体又は第2収容域内の第2流体に
対流、乱流その他の流れが生じても、流通断面を絞った
管状に形成された部分によって当該流れの影響を境界室
内に及ぼしにくくすることができるので、境界室内の境
界面が動揺しにくくなり、第1流体と第2流体の混合作
用を低減することができる。
【0009】また、上記発明において、前記境界室を全
体として管状に形成することが好ましい。この発明によ
れば、境界室を全体として管状に形成することによって
境界室を容易に構成できるとともに、コンパクトに構成
できるため、所要スペースを削減できる。
【0010】なお、本発明(請求項3)及び上記発明
(請求項2)において管状とは、内部流路よりも流路長
が長い形状のことを言い、その流通断面形状は円形に限
定されず任意である。また、この場合、管状部分を屈曲
(屈折)させることによって上記効果をさらに高めるこ
とができる。また、本願の全ての発明においては境界室
事態を屈曲(屈折)させることによっても効果を向上さ
せることができる。
【0011】上記各発明において、前記第1流体は淡水
であり、前記第2流体は塩水であることが好ましい。上
記各発明において淡水と塩水(或いは海水)との境界域
の連通部構造として構成することが特に有効である。こ
の連通部構造としては、後述する孵化槽や水生動物飼育
槽に限らず、河口域の魚道や水位調整構造部などにも用
いることができる。さらに、上記拡大断面部の近傍には
下開口部から境界室内を上昇する水流を遮る抑止板を設
けることが好ましい。
【0012】次に、本発明の孵化槽は、塩水中において
水生動物の卵を孵化するための孵化室と、該孵化室に対
して下開口部を介して連通した境界室とを備え、該境界
室には、前記下開口部よりも上方であって前記孵化室の
上端部よりも下方に形成された上開口部が設けられてい
ることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、孵化槽を水槽内などの
淡水中に配置することにより、孵化槽内に塩水を入れて
境界室内に塩水と淡水の境界面を形成して塩水と淡水と
が混じり合わないようにすることができる。このように
した場合、塩水の入った孵化室内にて水生動物を孵化さ
せることができ、孵化した水生動物が下開口部を通過し
て境界室内に入り、さらに上開口部を通過して淡水中に
出ることができるように構成できる。
【0014】この発明において、前記境界室は前記下開
口部から前記孵化室の外面に沿って上方に延長形成され
ていることが好ましい。この発明によれば、境界室が下
開口部から孵化室の外面に沿って上方に延長形成されて
いることにより、孵化槽をコンパクトに構成することが
できる。
【0015】上記各発明において、前記孵化室の下部に
は気体供給口が設けられていることが好ましい。孵化室
の下部に気体供給口を設け、気体供給口から気体を供給
することにより、孵化室内に水流を発生させることがで
き、卵に新鮮な塩水を常時接触させ続けることができる
ので、孵化率を高めることができる。
【0016】この場合、上記各発明において、前記境界
室は前記下開口部と前記上開口部との間に、水平断面積
の増大した拡大断面部を備えていることが好ましい。気
体供給により発生した水流によって下開口部を通って境
界室内に紛れ込んだ卵の流れを拡大断面部において緩和
させることができるので、境界室内に入り込んだ卵を再
び孵化室内に戻すことが可能になる。ここで、前記拡大
断面部は前記下開口部と前記上開口部との間の中間高さ
よりも下方に形成されていることが、境界室内に形成さ
れる塩水と淡水の境界面に動揺を与えにくい点で好まし
い。また、前記境界室は、前記下開口部の近傍において
前記下開口部に向けて下方に傾斜した内面形状を備えて
いることが、一旦、境界室内に入り込んだ卵を孵化室に
戻しやすくなる点で好ましい。さらに、前記気体供給口
は前記下開口部よりも下方に形成されていることが下開
口部近傍にある卵を再び気体供給によって生じた水流に
乗って孵化室の上部に戻すことができる点で好ましい。
なお、上記の各孵化槽としては、生き餌用の水生動物を
孵化させて水槽に放ち、他の水生動物に与える目的で使
用してもよく、或いは、観賞用などの各種の水生動物を
孵化させて水槽内に放つ目的で使用しても構わない。
【0017】次に、本発明の水生動物飼育槽は、水若し
くは水溶液を収容可能な第1収容室及び第2収容室を設
け、前記第1収容室と前記第2収容室との間に、前記第
1収容室に対して開口した第1開口部と、前記第2収容
室に対して開口した第2開口部とを備えた境界室を設
け、該境界室を介して前記第1収容室と前記第2収容室
とが連通した構造とし、前記第1開口部を前記第2開口
部よりも上方に形成したことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、上述の作用効果によっ
て2種類の水若しくは水溶液を第1収容室と第2収容室
において相互に保ちながら、水生動物が境界室を通って
第1収容室と第2収容室との間を行き来することができ
るように構成できるため、水生動物に適した環境に合わ
せて飼育することができる。
【0019】この発明において、前記境界室における前
記第1開口部又は前記第2開口部の少なくともいずれか
一方の近傍を管状に形成することが好ましい。
【0020】また、前記境界室を全体として管状に形成
することが好ましい。
【0021】さらに上記各発明においては、前記境界室
は前記第2開口部から前記第2収容室の外面に沿って上
方に延長形成されていることが好ましい。また、前記孵
化室の下部には気体供給口が設けられていることが好ま
しい。この場合には、前記境界室は前記第2開口部と前
記第1開口部との間に、水平断面積の増大した拡大断面
部を備えていることが望ましい。また、前記拡大断面部
は前記第2開口部と前記第1開口部との間の中間高さよ
りも下方に形成されていることが望ましい。さらに、前
記境界室は、前記第2開口部の近傍において前記第2開
口部に向けて下方に傾斜した内面形状を備えていること
が望ましい。また、前記気体供給口は前記第2開口部よ
りも下方に形成されていることが望ましい。さらに、上
記拡大断面部の近傍には第2開口部から境界室内を上昇
する水流を遮る抑止板を設けることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る流体境界域の
連通部構造、孵化槽及び水生動物飼育槽の実施形態につ
いて詳細に説明する。以下に説明する各実施形態は、い
ずれも単なる流体境界域の連通部構造として把握するこ
とができるものであるが、同時に、孵化槽、或いは、水
生動物飼育槽として用いることも可能なものである。
【0023】[第1実施形態] 図1には本発明に係る
第1実施形態の構造を示す。容器10の内部は仕切壁1
1によって第1収容室12と第2収容室13とに仕切ら
れている。第1収容室12及び第2収容室13にはいず
れも水などの液体を収容することができるように構成さ
れている。仕切壁11の内部には連通部として境界室1
4が形成され、この境界室14には、第1収容室12に
開口する第1開口部14aと、第2収容室13に開口す
る第2開口部14bとが形成されている。ここで、第1
開口部14aは境界室14の上部に形成され、第2開口
部14bは境界室14の下部に形成されている。
【0024】この実施形態では、第1収容室12と第2
収容室13にそれぞれ比重の異なる2種類の液体A,B
を収容すると、境界室14内において2種類の液体A,
Bの境界面Cが略水平に形成される。例えば液体Aを淡
水、液体Bを塩水とした場合のように液体Aが液体Bよ
りも比重が小さいものとすると、第1収容室12から第
1開口部14aを経て境界室14に流れ込む液体Aと、
第2収容室13から第2開口部14bを経て境界室14
に流れ込む液体Bとは境界室14内にて遭遇することと
なるが、液体Aは液体Bよりも比重が小さいため、境界
室14内において液体Aは上部に留まり、液体Bは下部
に留まろうとする。したがって、図示のように両液体
A,Bは水平な境界面Cを隔てて上下に分離する。
【0025】ここで、両液体A,Bが相互に溶解不能で
ある場合には境界面Cは維持されるが、上記の淡水と塩
水のように相互に溶解可能である場合には境界面Cにお
いて両液体A,Bが接触しているため、徐々に両液体
A,Bが混じり合い、時間の経過とともに混合されてい
く。しかし、分離室14の形状寸法によって境界面Cの
面積は限定されているので、その混合速度はきわめて遅
い。
【0026】また、第1収容室12内の液体Aと第2収
容室13内の液体Bのいずれかに流れ(対流)が発生し
たり動揺が発生したりすると、その影響により境界室1
4内の境界面Cもまた動揺し、液体Aと液体Bが混合さ
れる。しかし、境界室14は第1開口部14a及び第2
開口部14bにより第1収容室12及び第2収容室13
に開口しているため、第1開口部14a及び第2開口部
14bの開口面積を境界室14内の境界面Cの面積より
も小さく形成することによって、第1収容室12及び第
2収容室13内の液体の動揺の影響を小さくすることが
できる。なお、水槽として用いる場合、液体A,Bの流
れや動揺は、ろ過装置へ水を通過させるために行うポン
ピングやエアレーション(水槽内において空気を吹き出
させることによって空気の水中への溶解を促進するとと
もに水流を発生させる。)などによって引き起こされ
る。
【0027】上記のように構成するための本質的な要件
は、分離室14の第1開口部14aが第2開口部14b
よりも上方に位置しているという点だけである。ただ
し、第1収容室12内の液体Aと、第2収容室13内の
液体Bの量(液位)によっては境界線Cが分離室14内
に形成されないという事態が発生するので、両液体A,
Bの液位を調整するか、或いは、液位の変化にも対応で
きるように分離室14の第1開口部14aと第2開口部
14bの形成位置を上下方向に或る程度離して形成し、
液位の多少の変動があっても境界線Cが境界室14の内
部に留まるようにする必要がある。
【0028】この実施形態によれば、比重の異なる2種
類の液体A,Bを、境界室14という連通部を介して連
通させることができるとともに、2つの液体A,Bが互
いに混じり合わないように保持することができる。この
ような流体境界域の連通部構造は、後述するような海水
中で孵化する水生動物を生き餌として淡水魚に与える場
合などにおける孵化槽の構造、或いは、孵化槽と水槽と
が一体化された水生動物飼育槽の構造として用いること
ができる。また、海水と淡水の双方において生存可能な
水生動物の飼育槽としても利用可能である。さらに、本
実施形態の境界室の構造は、海水域と淡水域とを連通さ
せながら、しかも海水と淡水との混合を抑制するための
連通部構造などとして用いることができる。この場合、
海水域と淡水域のそれぞれの水位が或る程度上下する場
合には、境界室の上下方向の長さ(第1開口部と第2開
口部の上下間隔)を長くとればよい。
【0029】なお、本実施形態は単に海水と淡水の境界
域の連通部構造それ自体としても産業上利用可能なもの
であるが、海水と淡水以外の各種液体、或いは、各種気
体に対しても適用することができる。気体の場合には混
合抑制効果を長時間維持することは困難であるが、例え
ば温度の異なる室間の連通部の構造として、或いは、空
気域と不活性ガス域との連通部の構造などとして充分に
利用可能である。
【0030】[第2実施形態] 次に、図2を参照して
本発明に係る第2実施形態について説明する。この実施
形態では、第1実施形態と同様に容器20内に仕切壁2
1を設け、この仕切壁21の両側に第1収容室22と第
2収容室23とを形成している。仕切壁21には境界室
24が形成され、この境界室24の上部には第1収容室
22に開口する第1開口部24aが形成され、境界室2
4の下部には第2収容室23に開口する第2開口部24
bが形成されている。また、第1収容室22には第1実
施形態と同様の液体Aが、第2収容室23には液体Bが
それぞれ収容されている。
【0031】本実施形態では、境界室24における第1
開口部24aの近傍に管状に形成された第1管状部24
cが形成され、また、境界室24における第2開口部2
4bの近傍に管状に形成された第2管状部24dが形成
されている。これらの第1管状部24c及び第2管状部
24dは、第1収容室22及び第2収容室23と、境界
室24との間の液体の動揺の伝播を抑制するために設け
られたものである。第1管状部24c及び第2管状部2
4dは、境界室24内の境界面Cの境界断面積よりも充
分に小さい流通断面積を備えている。
【0032】この実施形態によれば、流通断面積が絞ら
れた第1管状部24c及び第2管状部24dを設けるこ
とによって、第1収容室22内の液体Aに対流や動揺が
発生しても、第1管状部24cによって境界室24の内
部には対流や動揺の影響が伝わりにくくなっている。同
様に、第2収容室23内の液体Bに対流や動揺が発生し
ても、第2管状部24dによって境界室24の内部には
対流や動揺の影響が伝わりにくくなっている。したがっ
て、境界室24内に形成された液体Aと液体Bの境界面
Cの動揺も少なくなり、液体Aと液体Bの混合も抑制さ
れる。
【0033】特に、この実施形態では、第1開口部24
a及び第2開口部24bが第1収容室22及び第2収容
室23の内部に対してそれぞれ上方及び下方に向いた状
態で開口している一方、第1管状部24c及び第2管状
部24dは境界室24内の境界面Cに至るまでの間にお
いてほぼ直角に屈折しているため、境界室24内の境界
面Cが第1収容室22及び第2収容室23内の動揺に対
してさらに影響されにくくなっている。
【0034】本実施形態の上記効果は、液体A,Bの液
位が上下に変化した場合についても同様に得られる。例
えば、液体Aの液位が上昇した場合(液体Bの液位が下
降した場合)には、第1収容室22から境界室24内に
液体Aが入り込み、境界面Cを押し下げ、逆に、液体B
の液位が上昇した場合(液体Aの液位が下降した場合)
には、第2収容室23から境界室24内に液体Bが入り
込み、境界面Cを押し上げる。このとき、第1管状部2
4c及び第2管状部24dを設けていることによって、
小径の第1管状部24c及び第2管状部24d内では乱
流が発生しにくいため、境界室24内の境界面Cは乱れ
少なく上下に移動する。したがって、境界面Cの動揺は
低減されるため、液体Aと液体Bとが混合されにくくな
る。
【0035】[第3実施形態] 次に、図3を参照して
本発明に係る第3実施形態について説明する。この実施
形態では、第2実施形態と動揺に容器30の内部に仕切
壁31、第1収容室32、第2収容室33、境界室34
を設けている。この実施形態では、境界室34の全体を
仕切壁31に固着された管状体によって構成している。
境界室34は仕切壁31による仕切面に沿って上下方向
に伸び、その上端部に第1開口部34aを備え、その下
端部に第2開口部34bを備えている。第1開口部34
aは上述と同様に第1収容室32に開口し、第2開口部
34bは第2収容室33に開口している。
【0036】この実施形態では、境界室34を管状体に
よって構成しているため、境界室24における第1開口
部34aと第2開口部34bとを上下方向に離して形成
することが容易にでき、液体の動揺や液位変化に耐えう
る構造となっている。また、境界室34の境界面Cの境
界断面積を容易に小さく形成できるので液体Aと液体B
との混合度合も抑制でき、境界室34の流通断面積を全
体的に小さくすることができるので、境界室34内に乱
流が発生しにくいことからも、液体の動揺が境界室34
内に伝わりにくい構造となっている。
【0037】[第4実施形態]
【0038】次に、図4を参照して本発明に係る第4実
施形態について説明する。この実施形態は、水槽中に配
置される孵化槽として好適なものである。この孵化槽4
0は全体が黒色若しくは茶色などに着色された合成樹脂
などにより形成されており、内部に外光が届きにくい状
態になっている。孵化槽40には略円筒状の本体部41
が設けられ、この本体部41の内部には、上部の壁面か
ら円錐状に斜め内側に伸びて徐々に縮径し、やがて等し
い径で円筒状に下方に伸びる分離壁42が形成されてい
る。この分離壁42によって、本体部41の内部には、
分離壁42の突出部より上方に形成される上部室43
と、分離壁42の内側の連通路44と、分離壁42の外
側に形成される周囲室45とが画成される。
【0039】本体部41の下端部にはエア供給口41a
が形成され、このエア供給口41aから図示しないエア
チューブなどを介してエアが供給される。また、本体部
41の上部開口41bは、本体部41と同様に着色され
た上蓋47によって閉鎖されるようになっている。
【0040】周囲室45は本体部41の外壁から突出す
る境界管46に連通し、境界管46の先端は開口してい
る。この境界管46はその内部が上記の境界室として機
能するものであり、先端の開口は上記各実施形態の第1
開口部に相当する上開口部46aとして、また、境界管
46の基部と本体部41との間の連通部は上記各実施形
態の第2開口部に相当する下開口部46bとして機能す
る。
【0041】この実施形態においては、容器40内に海
水若しくは塩水(以下、単に「塩水」という。)Dを入
れ、図示のように淡水Eの中に導入する。淡水Eは例え
ば水槽に入れられている。すると、容器40内の塩水D
の量や淡水Eの水位に応じて、境界室を構成する境界管
46の内部に塩水Dと淡水Eの境界面Fが形成される。
【0042】次に、上蓋47を外して上部開口41bか
らブラインシュリンプの乾燥卵を投入し、エア供給口4
1aからエアを供給する。エア供給を開始するとエア供
給口41aから気泡が本体部41内に導入され、上昇し
て上部開口41b内の水面にて大気中に放出される。気
泡の上昇に伴って、本体部41の内部には連通路44内
を上昇し、上部室43に到達し、再び上部室43から連
通路44内を下降する循環水流が発生する。この循環水
流によって投入された乾燥卵は攪拌される。この状態に
おいては、卵は上記の循環水流に沿って上下に移動し、
その一部は連通路44から周囲室45の下部に入り込
む。周囲室45の壁面はエア供給口41aに向かって単
調に下方に向かって傾斜しているため、周囲室45の下
部に入り込んだ卵は再び自重によってエア供給口41a
の近傍に戻り、導入エアに従って連通路44内を上昇す
る。
【0043】上記の攪拌を継続していくと、卵投入から
12時間程度経過すると孵化が始まり、ブラインシュリ
ンプの幼生が本体部41内を泳ぎ出す。ブラインシュリ
ンプは明るい場所に集まる習性を備えている。一方、本
体部41の上部開口41bを上蓋47によって閉鎖する
と本体部41内は暗くなるが、境界管46の先端の上開
口部46aは外部に開口しているため、この上開口部4
6aを介して周囲室45内に光が入射する。このため、
孵化したブラインシュリンプの幼生は上部室43及び連
通路44から周囲室45へと進み、やがて境界管46を
経て上開口部46aから容器外部へと泳ぎ出る。
【0044】上記の孵化槽40において、エア供給口4
1aからエアを導入すると、気泡の導入によって発生す
る循環水流の影響で本体部41内の塩水Dの水位が若干
上昇するとともに上下に変動し、その影響で上記の境界
面Fもまた上下に移動する。したがって、境界管46は
境界面Fの上下変動によって支障が生じないように、当
該上下変動よりも境界管46の上下方向の高さを充分に
確保しておくことが好ましい。また、本実施形態では境
界管46を上記各実施形態の境界室に相当するものとし
て説明したが、境界管46と周囲室45の双方を境界室
として機能させることも可能である。例えば、境界面F
が周囲室45の内部に形成される場合である。このと
き、境界面Fが周囲室45の下部に接近するとエア供給
によって大きく影響を受けることとなるため、境界面F
はなるべく上方に位置するように構成することが好まし
い。
【0045】図4の右下部分には、上記実施形態の変形
例の一部構造を示す。この変形例においては、本体部4
1’に一部のみを示す分離壁42’が上記実施形態と同
様に形成され、分離壁42’の外側に周囲室45’が画
成されている。この周囲壁45’には、本体部41’の
外側に構成された境界室46’が下開口部46’bによ
り連通している。境界室46’は外側の先端部に上開口
部46’aを備えている。この変形例において、境界室
46’は本体部41’の外壁に沿って密着した形で上方
に伸びているため、孵化槽をよりコンパクトに構成でき
るという利点がある。
【0046】[第5実施形態] 次に、図5及び図6を
参照して本発明に係る第5実施形態について説明する。
図5は本実施形態の縦断面図であり、図6は本実施形態
の外観図である。この実施形態は、上記の第4実施形態
をさらに最適化してなる孵化槽50である。この孵化槽
50は全体をブロー成形によって一体的に成形してな
る。孵化槽50には、仕切壁51によって仕切られた孵
化室52及び境界室53が設けられている。孵化室52
の底部にはエア供給口52aが形成され、上部には上部
開口52bが形成されている。上部開口52bは上蓋5
4によって閉鎖されている。境界室53には、側方に開
口した上開口部53aと、孵化室52に連通する下開口
部53bと、境界室53の上端部に開口した上部開口5
3cとが設けられている。上開口部53aには網目55
aを備えた網目キャップ55が取り付けられ、上開口部
53aを網目55aが覆うように構成されている。上部
開口53cは、上蓋56によって閉鎖されている。
【0047】孵化槽50の外壁は、第4実施形態と同様
に全体が黒色又は茶色に着色された合成樹脂によって形
成されている。そして、図示しない水槽などに入れられ
た淡水Eの中に孵化槽50が導入される。その後、孵化
室52の内部に塩を入れ、塩水Dとする。もちろん、上
開口部53aを閉鎖しておき、予め孵化槽50の内部に
塩水Dを入れておいてから、淡水E中に装置を入れても
よい。この場合、孵化槽50の中の塩水Dの量や、孵化
槽50を淡水Eの水位に対してどの程度(深さ)まで入
れるかは境界室53に形成される境界面Fとの兼ね合い
で適宜に決定される。
【0048】この実施形態では、境界室53が孵化室5
2の下部に開口する下開口部53bにて連通し、この下
開口部53bからそのまま孵化室52の外壁に沿って上
方に伸びるように形成されているため、境界室53の上
下高さを大きくとることができるから境界面Fの位置範
囲を広げることができるとともに、孵化槽50を全体的
にコンパクトに構成することができる。また、境界室5
3の上端部に上部開口53cが形成されているため、ブ
ラインシュリンプが孵化した後に残る卵殻を上部開口5
3c内の水面上に浮かせることができ、適宜に卵殻を除
去することができる。この卵殻の除去作業は孵化槽50
を淡水E中から引き上げることなく行うことができる。
したがって、孵化槽50の清掃間隔を低減することがで
きる。
【0049】なお、孵化槽50としては、境界室53の
下部に大きく水平断面の拡大した拡径部53dが形成さ
れているため、エア供給口52aからのエア供給によっ
て生じた循環水流に乗って境界室53内に入り込んだ未
孵化卵の侵入速度を緩和させることができ、エア供給口
52aに向かって下方へ傾斜した内壁面に沿って未孵化
卵を再び孵化室52内にスムーズに戻すことができる。
この場合、図示点線で示すように、拡径部53dの近傍
に未孵化卵の上昇を抑制するための抑止板53eを設け
てもよい。
【0050】なお、上記第4実施形態及び第5実施形態
の孵化槽40,50は、いずれも生き餌として用いるブ
ラインシュリンプを孵化させるとともに外部(水槽内)
に導き出すものとして構成しているが、本発明の孵化槽
としては、ブラインシュリンプの孵化に限定されること
はなく、また、単に孵化槽内において外部と異なる水質
の元で孵化させ、孵化した幼生を孵化槽から外部へ脱出
させて外部にて生育させるための孵化槽として用いるこ
ともできるものである。
【0051】尚、本発明の流体境界域の連通部構造、孵
化槽及び水生動物飼育槽は、上述の図示例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1流体よりも第2流体の方が比重が大きいため、第1
主要域と第2収容域との間に設けられた境界室には、上
方に形成された第1開口部から流入する第1流体が上方
に集まり、下方に形成された第2開口部から流入する第
2流体が下方に集まることにより境界面の上下にそれぞ
れ層状に配置されるので、第1流体と第2流体の接触面
は境界室内に形成された境界面のみとなる。したがっ
て、第1収容域及び第2収容域とは別に構成された境界
室内において第1流体と第2流体の境界面が限定される
ことから、第1流体と第2流体の混合が抑制される。し
たがって、第1収容域と第2収容域とを連通させつつ、
第1流体と第2流体が入り交じることを制限することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体境界域の連通部構造及び水生
動物飼育槽の第1実施形態の構造を模式的に示す概略縦
断面図である。
【図2】本発明に係る流体境界域の連通部構造及び水生
動物飼育槽の第2実施形態の構造を模式的に示す概略縦
断面図である。
【図3】本発明に係る流体境界域の連通部構造及び水生
動物飼育槽の第3実施形態の構造を模式的に示す概略縦
断面図である。
【図4】本発明に係る流体境界域の連通部構造及び孵化
槽の第4実施形態の構造を模式的に示す概略縦断面図で
ある。
【図5】本発明に係る流体境界域の連通部構造及び孵化
槽の第5実施形態の構造を模式的に示す概略縦断面図で
ある。
【図6】第5実施形態の外観の概略を示す外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
10,20,30 容器 11,21,31,51 仕切壁 12,22,32 第1収容室 13,23,33 第2収容室 14,24,34,53 境界室 14a,24a,34a,46a,53a 第1開口部 14b,24b,34b,46b,53b 第2開口部 40,50 孵化槽 41 本体部 41a,52a エア供給口 41b,52b,53c 上部開口 42 分離壁 43 上部室 44 連通路 45 周囲室 46 境界管 47,54,56 上蓋 52 孵化室 55 網目キャップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1流体を収容した第1収容域と、該第
    1流体よりも比重の大きい第2流体を収容した第2収容
    域とを設け、前記第1収容域と前記第2収容域との間
    に、前記第1収容域に対して開口した第1開口部と、前
    記第2収容域に対して開口した第2開口部とを備えた境
    界室を設け、該境界室を介して前記第1収容域と前記第
    2収容域とが連通した構造とし、前記第1開口部を前記
    第2開口部よりも上方に形成したことを特徴とする流体
    境界域の連通部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記境界室における
    前記第1開口部又は前記第2開口部の少なくともいずれ
    か一方の近傍を流通断面を絞った管状に形成することを
    特徴とする流体境界域の連通部構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記境界室を全体と
    して管状に形成することを特徴とする流体境界域の連通
    部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項において、前記第1流体は淡水であり、前記第2流体
    は塩水であることを特徴とする流体境界域の連通部構
    造。
  5. 【請求項5】 塩水中において水生動物の卵を孵化する
    ための孵化室と、該孵化室に対して下開口部を介して連
    通した境界室とを備え、該境界室には、前記下開口部よ
    りも上方であって前記孵化室の上端部よりも下方に形成
    された上開口部が設けられていることを特徴とする孵化
    槽。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記境界室は前記下
    開口部から前記孵化室の外面に沿って上方に延長形成さ
    れていることを特徴とする孵化槽。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6において、前記孵
    化室の下部には気体供給口が設けられていることを特徴
    とする孵化槽。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記境界室は前記下
    開口部と前記上開口部との間に、水平断面積の増大した
    拡大断面部を備えていることを特徴とする孵化槽。
  9. 【請求項9】 水若しくは水溶液を収容可能な第1収容
    室及び第2収容室を設け、前記第1収容室と前記第2収
    容室との間に、前記第1収容室に対して開口した第1開
    口部と、前記第2収容室に対して開口した第2開口部と
    を備えた境界室を設け、該境界室を介して前記第1収容
    室と前記第2収容室とが連通した構造とし、前記第1開
    口部を前記第2開口部よりも上方に形成したことを特徴
    とする水生動物飼育槽。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記境界室におけ
    る前記第1開口部又は前記第2開口部の少なくともいず
    れか一方の近傍を管状に形成したことを特徴とする水生
    動物飼育槽。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記境界室を全体
    として管状に形成したことを特徴とする水生動物飼育
    槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3088022A1 (de) * 2009-04-23 2016-11-02 Fresenius Medical Care Deutschland GmbH Luftabscheider, externe funktionseinrichtung, blutkreislauf sowie behandlungsvorrichtung
EP3127565A1 (de) * 2009-04-23 2017-02-08 Fresenius Medical Care Deutschland GmbH Medizintechnische vorrichtung mit verbindungseinrichtung zum konnektieren wenigstens zweier fluidführender medizintechnischer systeme

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