JP2000270270A - 欠陥画素データ作成装置および方法 - Google Patents

欠陥画素データ作成装置および方法

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JP2000270270A
JP2000270270A JP11074819A JP7481999A JP2000270270A JP 2000270270 A JP2000270270 A JP 2000270270A JP 11074819 A JP11074819 A JP 11074819A JP 7481999 A JP7481999 A JP 7481999A JP 2000270270 A JP2000270270 A JP 2000270270A
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signal
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Manabu Hyodo
学 兵藤
Kazuya Oda
和也 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像デバイスを撮影装置に搭載後でも、
黒キズを含めて検出し、欠陥画素の補正を効果的に行な
うことができる欠陥画素データ作成装置を提供。 【解決手段】 欠陥画素データ作成装置10は座標メモリ
24を有し、座標メモリ24には、固体撮像デバイス22に含
まれていることのある欠陥画素の位置を示す位置情報が
記憶される。信号補正回路42は、座標メモリ24を参照し
て、欠陥画素に起因する画像信号の欠陥を補正してメモ
リカード45に記録する。欠陥画素指定モードでは、撮像
デバイス22から出力される画像信号28は、そのままの形
で表示部48に送られ、その表わす画像が表示スクリーン
20に可視表示される。使用者は、表示スクリーン20の表
示画像に欠陥画素を見つけると、その位置を操作部50の
タッチペン 204やカーソル 206で指示する。これに応動
してシステム制御部62は、その指示された欠陥画素の位
置を識別し、固体撮像デバイス22の撮像セルアレイ26に
おける座標を示す位置情報として座標メモリ24に記憶さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像デバイス
の欠陥画素を示すデータを作成する欠陥画素データ作成
装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばディジタル電子スチルカメラな
どの撮影装置に使用される電荷結合デバイス(CCD) など
の固体撮像デバイスは、一般に、製造工程に起因して撮
像セルアレイに欠陥セルが含まれることが多い。このよ
うな欠陥セルに起因する画像信号の欠陥画素は、その周
囲の画素信号を用いるなどして補間し、欠陥の視認しに
くい画像信号を形成する。この欠陥画素補正は、一般
に、あらかじめ欠陥セルの位置を検出して、その位置を
カメラのメモリに記憶しておき、カメラは、撮影の際、
その記憶した欠陥画素位置に従って画像信号の補間を行
なう。
【0003】電荷結合デバイスの製造業者では、一般
に、デバイスの工場出荷の際、欠陥セルを検出してその
位置をメモリに記憶させ、このメモリをデバイスと一緒
に提供する。カメラなどの撮影装置では、このメモリの
記憶内容に従って欠陥画素を補正する。特開平7-336605
号公報には、そのような欠陥画素補正を行なう装置が開
示されている。また、特開平7-212658号公報には、カメ
ラのアイリスを閉じた状態で異常なレベルの出力を生成
する撮像セルを検出し、その画素位置に基づいて欠陥画
素補正を行なう撮像装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】撮像セルの欠陥は、撮
像デバイスの出荷後にも発生することがある。そのよう
な後発的欠陥に対して、前述の特開平7-336605号公報に
記載の欠陥画素補正装置は、無力である。また、欠陥画
素には一般に、入射光のレベルより異常に高いレベルを
出力する、いわゆる白キズの他に、常時、低レベルの出
力しか生成しない、いわゆる黒キズもある。前述の特開
平7-212658号公報に記載の撮像装置では、このような黒
キズを検出することができない。
【0005】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、固体撮像デバイスを撮影装置に搭載後でも、黒キズ
を含めて検出し、欠陥画素の補正を効果的に行なうこと
ができる欠陥画素データ作成装置およびその方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による欠陥画素デ
ータ作成装置は、固体撮像デバイスを有し固体撮像デバ
イスによって被写界を撮像して画像信号を出力する撮像
手段と、撮像手段に含まれていることのある欠陥画素の
位置を示す位置情報を記憶する蓄積手段と、蓄積手段の
位置情報を参照して、欠陥画素に起因する画像信号の欠
陥を補正して出力する信号補正手段と、撮像手段から出
力される画像信号の表わす画像を可視表示する画像表示
手段と、画像表示手段に表示された画像における画素の
位置を手操作にて指示する操作手段と、操作手段に応動
して撮像手段、蓄積手段、信号補正手段および画像表示
手段を制御する制御手段とを含み、制御手段は、撮像手
段から出力される画像信号を画像表示手段に供給して画
像信号の表わす画像を画像表示手段に可視表示させ、操
作手段から画素の位置を指示されると、その指示された
画素の位置を蓄積手段に位置情報として記憶させる。
【0007】好ましくは、本装置はさらに、タッチパネ
ル・ディスプレイを含み、タッチパネル・ディスプレイ
は画像表示手段および操作手段の少なくとも一部を構成
し、タッチパネル・ディスプレイに触れることによって
画素の位置を指定する。
【0008】さらに本装置において、画像表示手段はカ
ーソルを表示し、操作手段はカーソルを制御する操作部
材を含み、操作部材の操作によってカーソルで画素の位
置を指定するように構成するのが好ましい。
【0009】本発明によればまた、このような欠陥画素
データ作成装置を含むディジタル電子スチルカメラが提
供される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる欠陥画素データ作成装置の実施例を詳細に説明す
る。まず、図2を参照すると、本発明を適用したディジ
タル電子スチルカメラ10は、筐体12の撮像光学系14(図
1)とは反対側の面すなわち背面16にタッチパネル・デ
ィスプレイ18が設けられ、その表示スクリーン20に、固
体撮像デバイス22から出力される画像信号を、補正する
ことなく可視表示して、スクリーン20上で欠陥画素の位
置を指示することによってその座標位置を装置内に記憶
させ、撮影の際は、この記憶された欠陥画素位置のデー
タに基づいて欠陥画素の映像信号を補正する撮影装置で
ある。
【0011】図1を参照すると、実施例のカメラ10は、
好ましくは再書込み可能な不揮発性記憶装置からなる座
標メモリ24を有し、これに、上述の欠陥画素位置データ
が蓄積される。座標メモリ24は、このような欠陥画素位
置データの他に、撮像デバイス22に伴ってその製造業者
から出荷時に提供される欠陥画素位置データも、あわせ
て記憶されるように構成するのが有利である。
【0012】固体撮像デバイス22は、たとえば電荷結合
デバイス(CCD) などが有利に適用され、これは、感光素
子からなる多数の撮像セル(図示せず)が2次元状に配
列された撮像セルアレイ26を有し、その撮像面に向けて
撮像光学系14が配設されている。撮像デバイス22は、そ
の入力27に供給されるCCD 駆動クロックに応動して、被
写界からの入射光に応じた画像信号を生成し、その出力
28にこれを出力する撮像装置である。出力28は標本化部
30の入力に接続されている。撮像デバイス22は、本実施
例では、ベイヤ配列のカラーフィルタ(図示せず)が撮
像セルアレイ26の入射光面に配列されたカラーCCD 撮像
デバイスである。もちろん本発明は、この特定の実施例
に限定されるものではなく、他のカラーフィルタ配列で
あってもよい。
【0013】標本化部30は、入力28の画像信号を他の入
力32に与えられる標本化パルスに応動してサンプリング
する回路である。その出力34は、アナログ・ディジタル
(A/D) 変換器36の入力に接続されている。A/D 変換器36
は、入力34に到来する標本化されたレベルを、他の入力
38に与えられるクロックパルスに応動してディジタルデ
ータに変換する変換回路である。A/D 変換器36の出力40
は、信号処理部42に接続されている。以下の説明におい
て、信号は、その現れる接続線の参照符号で指示する。
【0014】信号処理部42は、入力38に入力される画像
信号データを他の入力38に得られるA/D クロックパルス
および同期信号に応動して画像処理する画像処理回路で
ある。ここで行なわれる画像処理は、とくに本発明に関
連するものとして、固体撮像デバイス22の欠陥撮像セル
に起因する画素信号の補間である。これについては、後
に詳述する。また、通常の階調処理や白バランス調整、
YC(輝度、色差信号)変換、またはRGB 信号変換なども
信号処理部42で行なう。信号処理部42は、2本の出力44
および46を有し、前者からは、たとえば、信号処理され
た高解像度の画像信号が出力され、後者からは、画素が
間引きされた低解像度の画像信号が出力される。一方の
出力44には、たとえばメモリカードなどの画像信号記録
媒体45および(または)通信線(図示せず)が接続さ
れ、画像信号が記録媒体45に記録されたり、外部へ送信
されたりして、後の利用に供される。他方の出力46には
表示部48が接続されている。なお、図1には、説明を簡
潔にするため、ディジタル電子スチルカメラ10の本発明
に関連する機能部分のみ示し、説明する。
【0015】表示部48は、前述の表示スクリーン20(図
2)を有し、その入力に供給される画像信号を可視化し
て、スクリーン20に可視画像を生成するカラー画像表示
回路であり、カメラ10のビューファインダとして機能す
る。表示スクリーン20は、各画素がR(赤)ドット、G
(緑)ドットおよびB(青)ドットからなるカラー表示
スクリーンである。スクリーン20は、前述のようにタッ
チパネル機能も有し、このタッチパネル機能を含めて、
図1では、操作部50を表示部48と一体に図示している。
操作部50は、カメラ10の使用者が手操作するカーソル/
スクロール方向キー52、スクロールモードキー54、ズー
ムキー56および実行キー58(図2)も有し、これらは、
カメラ10の筐体12の背面16に図2に示すように配設され
ている。カメラ10はまた、撮影するためのシャッタボタ
ン59を有し、図1には、シャッタボタン59も含めてブロ
ック50として操作部が示されている。
【0016】前述のCCD 駆動クロック27、標本化パルス
32、ならびにA/D クロックおよび同期信号など、撮像デ
バイス22から画像信号を読み出して表示部48に表示させ
たり出力ポート44から出力させるのに必要な様々なタイ
ミング信号は、タイミング発生部60で生成される。本装
置10はまた、その全体の動作を統括し制御するシステム
制御部62を有し、これには、制御線64、66、68および70
で示すように、タイミング発生部60、信号処理部42、表
示部48および操作部50を含むタッチパネル・ディスプレ
イ18、ならびに座標メモリ24が図示のように接続されて
いる。システム制御部62は、本発明にとくに関連する機
能として、信号処理部42および座標メモリ24と協動して
欠陥画素信号を補間する機能、ならびにタッチパネル・
ディスプレイ18および座標メモリ24と協動して欠陥撮像
セルの位置を検出する機能がある。とくに後者につい
て、さらに詳しく説明する。
【0017】システム制御部62は、動作モードとして、
通常の撮影モードの他に欠陥画素指定モードを有してい
る。欠陥画素指定モードでは、固体撮像デバイス22から
出力される画像信号を補正することなくタッチパネル・
ディスプレイ18の表示スクリーン20に可視表示させ、使
用者は、それを視認し、操作部50の手操作によってスク
リーン20上で欠陥画素の位置を指示することによって、
その座標位置を座標メモリ24に記憶させる動作モードで
ある。通常撮影モードでは、この座標メモリ24に記憶さ
れた欠陥画素位置のデータに基づいて、欠陥画素に対応
する画像信号を、その周囲の画素の画像信号を用いて補
間し、出力44から出力する。
【0018】欠陥画素指定モードでは、システム制御部
62は、タイミング発生部60を制御して、固体撮像デバイ
ス22から読み出された画像信号を同時化、すなわち色補
間して表示部48の表示スクリーン20にこれを表示させる
タイミング信号を生成させる。つまり、表示スクリーン
20における全画素位置のそれぞれにRGB のいずれかが表
示されるようにする。システム制御部62はまた、信号処
理部42と協動して、表示スクリーン20に表示する画像を
スクロールさせたり、ズーミング(拡大/縮小)させた
りする変倍機能も有する。また、たとえば図3に例示す
るように、撮像セルアレイ26が水平方向に1280画素、垂
直方向に1024ラインを有する場合など、撮像デバイス20
が標準テレビジョン方式より高い解像度を有する場合、
タイミング発生部60は、画像信号を間引いて表示スクリ
ーン48の解像度まで解像度を低下させるようなタイミン
グ信号38を発生し、信号処理部42に供給する。
【0019】本実施例では、撮像デバイス22がベイヤ配
列のカラーフィルタ(図示せず)を有しているので、そ
の出力する画像信号28は、図3に一部を示すように、あ
る水平ラインがRGRGRG....信号を含めば、これと隣接す
る水平ラインはGBGBGB....信号を含む。同図に例示する
ように、撮像セルアレイ26におけるある位置Pにおいて
互いに隣接する4画素G1、R1、B2およびG2に注目する
と、欠陥画素指定モードでは、信号処理部42は、このよ
うな出力画像信号28を、図4に示すように、表示スクリ
ーン20における対応する位置Qにおいて、それぞれ3色
の表示ドットRa、Ga、Ba;Rb、Gb、Bb;Rc、Gc、Bc;お
よびRd、Gd、Rdに同時化して、表示部48へ与える。表示
スクリーン20における1画素に対応する3色の表示ドッ
ト、たとえば3色信号Ra、GaおよびBaにはすべて、撮像
セルアレイ26におけるその画素位置に対応する1個の撮
像セル、この場合はGセルの信号G1を割り当てる。同様
にして、次に隣接する3色の表示ドットRb、GbおよびBb
にはすべて、これに対応するRセルの信号R1を割り当て
る。図4においてその下方の隣接表示ドットRc、Gcおよ
びBcにはすべて、これに対応するBセルの信号B1を割り
当て、その隣接表示ドットRd、GdおよびBdにはすべて、
これに対応するGセルの信号G2を割り当てる。つまり、
【0020】
【数1】 Ra=G1, Ga=G1, Ba=G1, Rb=R1, Gb=R1, Bb=R1, Rc=B1, Gc=B1, Bc=B1, Rd=G2, Gd=G2, Bd=G2. このように、欠陥画素指定モードでは、信号処理部42
は、入力40に点順次で到来するRGB 信号を同時化、すな
わち色補間して表示部48への出力46に出力する。
【0021】実施例の信号処理部42は、このような同時
化機能と、欠陥画素信号の補間や階調補正などの画像処
理機能とを有するように構成されている。しかし、この
ような機能の配備は、説明の便宜上のものであって、必
ずしもこれのみに限定されるものではなく、それぞれの
機能を別個の機能ブロックによって実現してもよいこと
は、言うまでもない。
【0022】たとえば、撮像セルアレイ26が標準テレビ
ジョン方式より高い高解像度を有し、表示スクリーン20
が標準解像度を有する適用例では、撮像セルアレイ26に
おける画素の位置が表示スクリーン20におけるそれに1
対1に対応しない。そのような適用例では、後述のよう
に、スクリーン20には撮像デバイス22で撮像される画面
の全領域の一部分を表示させ、スクリーン20上で視認し
たい部分があれば、その部分が表示されるように表示画
像をスクロールするように構成されている。これについ
ては、後に詳述する。
【0023】図5を参照して、欠陥画素指定モードにお
けるシステム制御部62の動作を説明する。本実施例で
は、たとえばスクロールモードキー54とズームキー56を
同時に所定の時間、押すなどの所定の操作をして欠陥画
素指定モードを指定すると、システム制御部62は欠陥画
素指定モードに移行する。システム制御部62は、これに
応動して、撮像デバイス22からの画像信号28を補正する
ことなく表示スクリーン20に可視表示させる。画像信号
28は、標本化部30で標本化され、A/D 変換器36でディジ
タルデータに変換され、信号処理部42で上述の同時化が
行なわれ、表示部48に送られる(ステップ 100)。
【0024】そこで使用者は、たとえばスクロールモー
ドキー54を押すと、システム制御部62は、表示スクリー
ン20の表示画像をスクロール可能な状態にする。そのス
クロール方向は、カーソル移動/方向キー52によって指
定される。また、ズーミングキー56を操作すると、シス
テム制御部62は、その押圧時間に応じて、表示スクリー
ン20の表示画像を拡大または縮小する。これらスクロー
ルおよびズーミング 101は、システム制御部62が信号処
理部42を制御することによって行なわれる。
【0025】図6に示すように、スクロールモードキー
54またはズームキー56を操作すると、システム制御部62
は、信号処理部42によって表示部48の表示スクリーン20
に2つのフレーム 200および 202を表示させる。一方の
フレーム 200は、撮像デバイス22が撮像した被写界全体
の領域を示す全体表示枠である。他方のフレーム 202
は、その全体枠 200におけるどの部分が実際に表示スク
リーン20にスクロールまたは拡大されて表示されている
かを示す部分表示枠である。これによって使用者は、表
示スクリーン20に表示されている画像が被写界のどの部
分であるかを知ることができる。ズーミングによって表
示画像を拡大するときは、信号処理部42は、撮像デバイ
ス22の1つの撮像セルから得られる画素信号を表示スク
リーン20の複数の画素に割り当てて、同じ元画素を複数
の表示画素で表示させることができる。この場合、他の
隣接画素による画素補間は行なわない方がよい。これに
よって、後述の画素欠陥の視認および指示を、さらに容
易に行なうことができる。ズームアップされると、スク
リーン20の部分表示枠 202は、それに応じて縮小され
る。また、スクロールされると、スクリーン20の部分表
示枠 202は、それに応じて全体表示枠 200内で移動する
縮小される。
【0026】そこで使用者は、表示スクリーン20の表示
画像を視認して、その欠陥があれば、これを認識し、こ
れを欠陥画素として装置10に指示することができる(ス
テップ 102)。この欠陥画素位置の指示 102は、本実施
例では、タッチパネル・ディスプレイスクリーン20をタ
ッチペン 204で触れることによって行なうことができ
る。信号を補正することなくRGB 同時化されて表示スク
リーン20に表示された画像は、その欠陥があれば、容易
にこれを視認することができる。この欠陥としては、た
とえば一様に近い被写界を撮影したり、アイリス(図示
せず)を閉じたりすることによって、前述した白キズお
よび黒キズが視認される。スクリーン20に表示されたそ
の欠陥位置をタッチペン 204で触れると、システム制御
部62は、その表示スクリーン20における位置を検出し
(ステップ 103)、この検出位置に基づいて被写界領域
全体における位置座標を算出する(ステップ 104)。た
とえば、図3に示す例では、垂直方向における第何番目
の走査線で水平方向における第何番目の画素、という具
合に座標が特定され、したがって、ラスタ走査の画像信
号におけるその画素信号の位置が特定される。
【0027】本実施例では、ステップ 102における欠陥
画素位置の指示は、カーソルによって行なってもよい。
たとえば図6に例示するように、欠陥位置指定モードを
指示してスクロールモードキー54を押さないでいると、
システム制御部62は、信号処理部42に表示スクリーン20
へのカーソル 206の表示を指示する。カーソル 206は、
初期状態では、スクリーン20の中央に表示される。使用
者は、表示スクリーン20に表示された画像に欠陥を視認
すると、カーソル移動/方向キー52を操作して、カーソ
ル 206を移動させてその欠陥にこれを重ね、実行キー58
を押す。このようにして使用者は、撮像デバイス22で撮
像された画像における欠陥の位置を装置10に指示するこ
とができる。
【0028】システム制御部62は、ステップ 104で算出
した座標が前回の算出 104で得た値と同じでなければ
(ステップ 105)、その算出した座標値を座標メモリ24
に記憶させる(ステップ 110)。使用者はそこで、欠陥
画素指定モードの終了を指示する(ステップ 112)。こ
れは、たとえば、スクロールモードキー54とズームキー
56を同時に押すなどして、装置10へ指示する。システム
制御部62は、これに応動して欠陥画素指定モードを終了
する。
【0029】欠陥画素指定モードを終了せず、さらに他
の欠陥画素の存否を調べたい場合、使用者は、ステップ
101における画面スクロールおよび(もしくは)ズーミ
ング操作を行ない、ならびに(または)、同じ表示画面
において他の欠陥画素が視認できる場合には、ステップ
102における欠陥画素の指示を行なって、上述と同様に
してステップ 103〜 105および同 110〜 111を繰り返す
ことによって、その更なる欠陥画素の位置を指示するこ
とができる。
【0030】ところで、表示部48が液晶表示装置を含む
適用例では、表示スクリーン20に液晶表示素子の欠陥画
素が含まれることがある。そのような場合、液晶表示素
子自体の欠陥画素は、表示スクリーン20に表示される画
像をスクロールしたりズーミングしたりしても、その表
示位置が変化しないことで識別することができる。そこ
で本実施例では、上述のようにスクロールまたはズーミ
ング 101して、複数回、欠陥画素指示 102を行なった
後、ステップ 104で算出された欠陥画素の座標が表示ス
クリーン20における前回と同一の位置を示しているか否
かの識別をステップ 105において行なう。これによっ
て、撮像デバイス22の撮像セルの欠陥を表示スクリーン
20の液晶表示素子の欠陥と区別することができる。こう
して、液晶表示素子の欠陥画素を指示したときは、ステ
ップ 115に進み、使用者に警告をする。この警告は、た
とえば、表示スクリーン20にその旨のメッセージや記号
などの可視表示を出力したり、発音素子(図示せず)を
駆動して警告音を発生させるように構成してもよい。こ
れとあわせて、座標メモリ24に登録されているその欠陥
画素位置の座標データを削除する(ステップ 116)。そ
の後、使用者は、欠陥画素指定モードを終了するか(ス
テップ 111)、スクロール/ズーミング 101および(ま
たは)別な欠陥画素の指定 102の操作を行なう。
【0031】撮影モードでは、システム制御部62は、信
号処理部42を表示スクリーン20へビューファインダとし
て画像を表示させる状態に設定する。そこでシステム制
御部62は、撮像デバイス22で取り込まれた画像を表わす
画像信号28を標本化部30へ転送させる。標本化部30は、
これをサンプリングしてA/D 変換器36に与える。A/D変
換器36では、この標本化値34を対応するディジタルデー
タに変換し、信号処理部42に送る。信号処理部42では、
この画像データ40を、たとえば階調補正などを行ない、
さらに間引きをして表示部48の表示スクリーン20の解像
度まで解像度を低減させ、表示スクリーン20に可視表示
させる。こうして、表示スクリーン20は、カメラ10のビ
ューファインダとして機能する。
【0032】使用者がカメラ10のシャッタボタン59を操
作すると、システム制御部62は、信号処理部42を画像記
録状態に設定する。そこで信号処理部42は、入力40に入
力される画像データに対して階調補正や白バランス調
整、YC変換またはRGB 信号変換などの信号処理を行な
い、結果の画像データをその出力44に出力する。このよ
うな画像データは、出力44に接続された画像記録媒体45
に記録され、または通信線へ送出される。
【0033】システム処理部62は、このような通常撮影
モードにおいて、信号処理部42による信号処理の際、座
標メモリ24を参照して、撮像セルアレイ26における欠陥
画素の位置を調べる。座標メモリ24に記録されている欠
陥画素があると、その周囲に隣接する画素の画像データ
で欠陥画素のデータを補間する。補間の方式は、たとえ
ば特開昭63-46885号公報や特公平 7-97838号公報などに
記載の様々な欠陥画素補間方式が適用される。座標メモ
リ24に撮像デバイス22の工場出荷の際に入手された欠陥
画素位置のデータが書き込まれている場合も、それらの
座標データは、欠陥位置指定モードで設定された座標デ
ータと区別することなく、信号処理部42における画像デ
ータ40の欠陥画素補間演算に供される。
【0034】
【発明の効果】このように本発明によれば、固体撮像デ
バイスをカメラなどの装置に搭載した後であっても、撮
像デバイスからの画像信号をそのまま可視表示して欠陥
画素の位置を指定することができる。したがって、装置
搭載後に生じた欠陥画素も、黒キズを含めて検出し、欠
陥画素の補正を効果的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による欠陥画素データ作成装置をディジ
タル電子スチルカメラに適用した実施例を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】本発明によるディジタル電子スチルカメラの実
施例の外観を示す斜視図である。
【図3】図1に示す実施例における固体撮像デバイスの
撮像セルアレイを説明するための説明図である。
【図4】同実施例における表示スクリーンの表示ドット
の配列を説明するための説明図である。
【図5】同実施例における欠陥画素位置を指定する動作
例を示すフロー図である。
【図6】同実施例における表示スクリーンの表示例を示
す平面図である。
【符号の説明】
10 ディジタル電子スチルカメラ 20 表示スクリーン 22 固体撮像デバイス 24 座標メモリ 42 信号処理部 48 表示部 50 操作部 60 タイミング発生部 62 システム制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA13 AB37 AC13 AC31 AC42 AC55 AC69 5C024 AA01 BA01 CA09 DA01 EA08 FA01 GA11 HA23 HA24 HA27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像デバイスを有し、該固体撮像デ
    バイスによって被写界を撮像して画像信号を出力する撮
    像手段と、 該撮像手段に含まれていることのある欠陥画素の位置を
    示す位置情報を記憶する蓄積手段と、 該蓄積手段の位置情報を参照して、前記欠陥画素に起因
    する前記画像信号の欠陥を補正して出力する信号補正手
    段と、 前記撮像手段から出力される画像信号の表わす画像を可
    視表示する画像表示手段と、 該画像表示手段に表示された画像における画素の位置を
    手操作にて指示する操作手段と、 該操作手段に応動して前記撮像手段、蓄積手段、信号補
    正手段および画像表示手段を制御する制御手段とを含
    み、 該制御手段は、前記撮像手段から出力される画像信号を
    前記画像表示手段に供給して該画像信号の表わす画像を
    該画像表示手段に可視表示させ、前記操作手段から画素
    の位置を指示されると、該指示された画素の位置を前記
    蓄積手段に前記位置情報として記憶させることを特徴と
    する欠陥画素データ作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、該装置
    はさらに、タッチパネル・ディスプレイを含み、該タッ
    チパネル・ディスプレイは前記画像表示手段および操作
    手段の少なくとも一部を構成し、該タッチパネル・ディ
    スプレイに触れることによって前記画素の位置を指定す
    ることを特徴とする欠陥画素データ作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記画
    像表示手段はカーソルを表示し、前記操作手段は該カー
    ソルを制御する操作部材を含み、該操作部材の操作によ
    って前記カーソルで前記画素の位置を指定することを特
    徴とする欠陥画素データ作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、前記画
    像表示手段は、前記制御手段の制御によって、前記撮像
    手段から出力される画像信号の表わす画像を可視表示す
    るときは、該画像表示手段の表示画面における表示ドッ
    トのそれぞれに該撮像手段から出力される画像信号の1
    つの画素を表示することを特徴とする欠陥画素データ作
    成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、 前記固体撮像デバイスは、ベイヤ配列のカラーフィルタ
    を有するカラー固体撮像デバイスであり、 前記画像表示手段はR(赤)ドット、G(緑)ドットお
    よびB(青)ドットによるカラー表示スクリーンを有
    し、 前記画像表示手段は、前記制御手段の制御によって、前
    記撮像手段から出力される画像信号の表わす画像を可視
    表示するときは、前記ベイヤ配列における1つの画素の
    画素信号を前記表示スクリーンにおける対応する画素の
    Rドット、GドットおよびBドットに表示することを特
    徴とする欠陥画素データ作成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置において、前記制
    御手段は、前記操作手段によって前記画像表示手段の表
    示画面における同じ表示画素位置を繰返し指定されたと
    きは、該表示画素位置に対応する画素の位置を示す位置
    情報を無効にすることを特徴とする欠陥画素データ作成
    装置。
  7. 【請求項7】 固体撮像デバイスを有し、該固体撮像デ
    バイスによって被写界を撮像して画像信号を出力する撮
    像手段と、 該撮像手段に含まれていることのある欠陥画素の位置を
    示す位置情報を記憶する蓄積手段と、 該蓄積手段の位置情報を参照して、前記欠陥画素に起因
    する前記画像信号の欠陥を補正して出力する信号補正手
    段と、 該信号補正手段から出力される画像信号を記録媒体に記
    録する記録手段と、 前記撮像手段から出力される画像信号の表わす画像を可
    視表示する画像表示手段と、 該画像表示手段に表示された画像における画素の位置を
    手操作にて指示する操作手段と、 該操作手段に応動して前記撮像手段、蓄積手段、信号補
    正手段および画像表示手段を制御する制御手段とを含
    み、 該制御手段は、前記撮像手段から出力される画像信号を
    前記画像表示手段に供給して該画像信号の表わす画像を
    該画像表示手段に可視表示させ、前記操作手段から画素
    の位置を指示されると、該指示された画素の位置を前記
    蓄積手段に前記位置情報として記憶させることを特徴と
    する電子スチルカメラ。
  8. 【請求項8】 被写界を撮像して画像信号を出力する固
    体撮像デバイスを用意する工程と、 前記固体撮像デバイスから出力される画像信号の表わす
    画像を可視表示する工程と、 該表示された画像において欠陥画素があれば該欠陥画素
    の位置を手操作にて指示する工程と、 該指示された欠陥画素の位置を示す位置情報を記憶する
    工程とを含むことを特徴とする欠陥画素データ作成方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、該方法
    はさらに、前記記憶された位置情報を参照して、前記欠
    陥画素に起因する前記画像信号の欠陥を補正して出力す
    る工程を含むことを特徴とする欠陥画素データ作成方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109067A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Ikegami Tsushinki Co Ltd 欠陥画素処理装置及び方法

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