JP2000270039A - 無線システム、その受信端末、及びその受信方法 - Google Patents

無線システム、その受信端末、及びその受信方法

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JP2000270039A
JP2000270039A JP11068853A JP6885399A JP2000270039A JP 2000270039 A JP2000270039 A JP 2000270039A JP 11068853 A JP11068853 A JP 11068853A JP 6885399 A JP6885399 A JP 6885399A JP 2000270039 A JP2000270039 A JP 2000270039A
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Takeshi Yaguchi
毅 矢口
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NEC Mobile Communications Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メッセージ受信時に携帯端末側から基地局側に
向けて応答を返す通信手順により、正しいメッセージを
確実に携帯端末側に伝える。 【解決手段】受信するフォーマット化されたデータに誤
りがあるかどうかをチェックして、データBnに誤りが
ある場合にデータBnの再送信を要求する再送信要求信
号を発信する。チェック手段608は、データBnに誤
りがあるかどうかをその誤りを発見することができるデ
ータBnの最小単位ごとにチェックすることが特に重要
である。これにより誤り検出率が飛躍的に増大し、又
は、誤り検出の失敗率を皆無にすることができる。短文
の送信が重要である通信分野では、誤りを訂正しないで
再送信を行うことが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線システム、そ
の受信端末、及びその受信方法に関し、特に、最終的に
正しいデータを自動的に受信することができるポケット
ベル、ページャー、携帯電話機、移動コンピュータのよ
うな無線システム、その受信端末、及びその受信方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】文字情報サービス・システムは、送信側
からのメッセージを交換機又はその付随装置により所定
フォーマットに変換して受信側に送信するシステムであ
る。送信されるメッセージは、符号化されて送信され受
信側で復号化が実行される。コンピュータどうしの間で
は、送信メッセージに誤りがあれば、その誤りが検出さ
れ、又は、その誤りが自動的に訂正される。
【0003】誤り検出・訂正を行うこのような技術に
は、一般的に、次のような問題点がある。第1の問題点
は、メッセージ伝送が単一方向通信になっていて、メッ
セージが相手に通知されたか否かを知ることができない
ことである。第2の問題点は、着信側が発信側に対して
確認信号又はそれに代わるものを有していないため、送
信側が到達したデータの誤りの有無を検出することがで
きないことである。第3の問題点は、通知された内容の
正当性判定及び誤り訂正を受信したデータのもとに行っ
ているため、メッセージが携行者に通知される可能性が
あることである。
【0004】有線による場合と異なり環境変化により送
信精度が劣化する空間上の無線通信では、その誤り発生
率が高い。無線通信システムで誤りの検出・訂正を行う
技術が、特開平9−265582号で知られている。こ
の技術は、環境変化を受けやすいレストランのような店
内通信の誤り検出を行う技術であり、送信側が移動し固
定された受信側で誤りが検出される。
【0005】最終的には正しいメッセージを自動的に受
信することができる無線システムの提供が望まれる。更
に、実質的に単一方向であって最終的には正しいメッセ
ージを自動的に受信することができるような受信端末の
提供が望まれ、更には、その受信方法の技術の確立が望
まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、最終
的には正しいメッセージを自動的に受信することができ
る実質的に単一方向システムにおける無線システム、そ
の受信端末、及びその受信方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、送受信方法に関して双方向化して
も通信量の増大を抑制することができ、実質的に単一方
向であって最終的に正しいメッセージを受信することが
できる無線システム、その受信端末、及びその受信方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が請求項に対応して表現される次の記載中に現れ
る()つきの数字は、請求項の記載事項が詳しく後述さ
れる実施の複数の形態のうちの少なくとも1つの形態の
部材、工程、動作に対応することを示すが、本発明の解
決手段がそれらの数字が示す実施の形態の部材に限定し
て解釈されるためのものではなく、その対応関係を明白
にするためのものである。
【0008】本発明による無線システムの受信端末は、
受信するフォーマット化されたデータに誤りがあるかど
うかをチェックするためのチェック手段(608)と、
データ(Bn)に誤りがある場合にデータ(Bn)の再
送信を要求する再送信要求信号を発信するための第1発
信手段(609)とからなる。チェック手段(608)
は、データ(Bn)に誤りがあるかどうかをその誤りを
発見することができるデータ(Bn)の最小単位ごとに
チェックすることが特に重要である。これにより誤り検
出率が飛躍的に増大し、又は、誤り検出の失敗率を皆無
にすることができる。
【0009】更に、誤りを訂正するための訂正手段を備
えることができる。短文の送信が重要である通信分野で
は、誤りを訂正しないで再送信を行うことにより端末の
処理負荷を減少させることの方が有利である。データ
(Bn)に誤りを発見することができないときは、デー
タ(Bn)の受信完了を通知する通知信号を発信するこ
とにより、基地局、交換機のような中継装置の処理負荷
を抑制することができる。再送信の要求を停止するため
の停止手段が設けられることは特に好ましい。
【0010】本発明による無線システムの受信端末の受
信方法は、受信するフォーマット化されたデータ(B
n)に誤りがあるかどうかをチェックするためのステッ
プと、データ(Bn)に誤りがある場合にデータ(B
n)の再送信を要求する再送信要求信号を発信するため
のステップとからなる。チェックするためのステップ
は、誤りを発見することができるデータ(Bn)の最小
単位ごとに誤りがあるかどうかをチェックするためのス
テップを含むことが特に好ましい。
【0011】発信するためのステップは、誤りを訂正し
ないで再送信要求信号を発信するためのステップを含む
ことは既述の通り好ましい。発信するためのステップ
は、誤りが1つ見つかれば直ちに再送信要求信号を発信
するステップを含むことが好ましい。誤りを発見するこ
とができなかった場合は、受信完了を前記中継装置に通
知するためのステップを含むことが好ましい。
【0012】本発明による無線システムは、受信側であ
る受信端末(101)と、発信側が発信するデータ(B
n)を中継して受信端末(101)にデータ(Bn)を
無線で送信するための中継装置(105)とからなり、
受信端末(101)は、中継装置(105)から受信し
たデータ(Bn)に誤りがあるかどうかをチェックする
ためのチェック装置(608)と、誤りを見つけた時に
前記データ(Bn)の再送信要求を中継装置(105)
に発信するための発信装置(609)とを備え、中継装
置(105)は、送信したデータ(Bn)を保存するた
めの保存装置(107)を備える。
【0013】受信端末(101)は誤りを発見すること
ができるデータの最小単位(Bn)ごとにその誤りがあ
るかどうかをチェックすることが特に好ましい。中継装
置(105)は、最小単位ごとにデータ(Bn)を保存
装置(107)から読み出して受信端末(101)に再
送信する。受信端末(101)は、データに誤りを発見
しない時は、受信完了を中継装置(105)に通知する
ための通知装置を備える。中継装置(105)は、更
に、その通知を受信したときはデータ(Bn)を保存装
置(107)から削除するための削除装置を備えること
が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
受信機の実施の形態は、ポケットベル、ページャーのよ
うな携帯端末機として具体化されている。その携帯端末
101、102は、パーソナルコンピュータ103、電
話機104に対して無線用アンテナ108を介して接続
され通信が可能である。パーソナルコンピュータ10
3、電話機104は、以降、送信機器103という。送
信機器103と無線用アンテナ108との間には、交換
機105と、無線基地局106が介設されている。送信
機器103と携帯端末101,102との間は、単一方
向通信が行われる。ここで、単一方向通信とは、通信制
御用データを除いた実質的データであるメッセージに関
して言われる。交換機105には、メッセージ記憶装置
107が接続されている。
【0015】送信機器103で形成される文字、数字、
記号のような表現形態によって構成されるメッセージ
(相手側に伝達したいデータであり、以下、実質的デー
タという)は、交換機105、基地局を介して、携帯端
末101に向けて送信される。送信機器103は、呼出
し側利用者の入力に基づいて、無線呼出しサービスエリ
ア内の複数・携帯端末の中から特定の携帯端末101を
識別する携帯端末呼出し番号を用いて接続を試みる。呼
出し側利用者の入力に基づいて、実質的データであるメ
ッセージを形成し、これを交換機105に送信する。
【0016】携帯端末102には、それのキーパッドか
ら送信しようとするメッセージが入力されうる。携帯端
末102は、これにパーソナルコンピュータなどの外部
機器を接続してそのメッセージを入力することができ
る。そのメッセージは、携帯端末102内で符号化処理
されて基地局に無線基地局106に送信され、無線基地
局106で復調され、交換機105に伝送される。携帯
端末101は、受信したメッセージをその表示部に表示
することができる。
【0017】交換機105は、携帯端末に対する接続を
行うための回線制御機能及び無線基地局106の制御機
能、送信メッセージを所定フォーマットに変換する変換
機能を有している。交換機105には、携帯端末101
に対して送信した送信メッセージを保存しておくための
メッセージ記憶装置107が接続している。携帯端末1
01に向けて送信したメッセージの再送が必要になった
ときには、交換機105は該当するメッセージをこのメ
ッセージ記憶装置107から読み出して再送信すること
ができる。無線基地局106と無線用アンテナ108
は、複数・携帯端末101,102と有線回線に接続さ
れている送信機器103との間を接続する。
【0018】図3は、本発明による携帯端末101の実
施の形態を示している。アンテナで受信した無線信号
は、受発信電波の入出力を行う無線部601を介して、
変復調部602との間で入出力接続している。受信デー
タ信号は、変復調部602で復調される。復調化データ
は、制御部603に入力される。制御部603は、その
データを復号化して、メモリ604に記憶させる。
【0019】制御部603は、受信があったことを携行
者にスピーカ605で知らせ、その復号化データを後述
する処理の後に表示部606に表示する。操作部607
から文字などの送信データを入力することができる。操
作部607は、自己の機能を選択してその機能を動作さ
せるためのキー操作手段を備えている。マイク605か
ら入力された音声は、制御部603で符号化され、変復
調部602で変調され、無線部601を介してアンテナ
から交換機105へ無線送信される。
【0020】制御部603には、誤り検出部608が接
続している。復号化データが、制御部603から誤り検
出部608に転送される。誤り検出部608は、復号化
データに添付されている誤り検出コードに従ってその復
号化データに誤りがあるかどうかをチェックする。誤り
が発見されたならば誤り発見信号を応答部609に送信
し、誤りが発見されないならば誤り未発見信号を応答部
609に送信する。応答部609は、誤り発見信号又は
誤り未発見信号を制御部603に送信して誤り発見信号
又は誤り未発見を制御部603に伝達する。
【0021】以下、便宜上、携帯端末101をメッセー
ジ受信側といい、携帯端末102をメッセージ送信側と
いう。携帯端末102から入力された表現形態であるメ
ッセージは、携帯端末102内で符号化され変調され
て、電波として送信される。携帯端末102から送信さ
れた電波は、無線用アンテナ108で受信され、無線基
地局106で復調された後に交換機105に伝送され
る。
【0022】交換機105は、図2に示されるように、
伝送されたメッセージの伝達先を特定し(ステップS7
03)、そのメッセージを所定のフォーマットに変換す
る(ステップS704)。交換機105は、伝送された
図4に示されるようなメッセージを所定のフォーマット
へ変換し、その変換が完了すると、そのメッセージをメ
ッセージ記憶装置107に書き込む(ステップS70
5)。図3に示されるように、その書き込みの際に、送
信先電話番号、メッセージ番号、タイムスタンプにより
形成されるインデックスデータをそのメッセージ”本日
の会議は、都合により中止になりました。”に付加す
る。この付加により、そのメッセージの特定が容易にな
る。そのインデックスデータは、発信元電話番号を含む
ことが望ましい。このようなインデックスデータは、必
ずしも必要ではない。
【0023】その後に、交換機105は、無線基地局1
06及び0108を介して携帯端末101に対して、携
帯端末102、送信機器103より入力されたメッセー
ジを送信する(ステップS707)。交換機105は、
その送信に際して、無線基地局106に対して通知する
メッセージ・データに誤り検出用データ及び誤り訂正用
データを添付する(ステップS706)。
【0024】ここで、データの誤りは、実質的データに
ついていわれる。送信される符号化データは、受信され
て復号化される。符号化と復号化は、数学的には互いに
逆変換であり、変換は定められた数学的関数として表現
され、フォーマット化されて送信される。実質的データ
は、これに誤り検出コードが添付されて送信される。受
信側で受信する誤り検出コードは、その実質的データが
正しく送信されて来たかどうかを判定するために用いら
れる。
【0025】図5は、送信され受信される1フレーム単
位のデータの実施の形態を示している。そのデータは、
実質的データと、そのデータの送受信を制御するための
先頭制御部D1、末尾部D2とから形成されている。そ
の実質的データは、その1フレーム単位の中に、複数・
実質的データ単位D3−1、D3−2、D3−3を含ん
でいる。各実質的データ単位は、先頭データ属性部A
n、末尾データ属性部Cn,中間にあるメッセージデー
タ部Bnから形成されている。実質的データ単位D3−
1は、先頭データ属性部A1、末尾データ属性部C1,
中間にあるメッセージデータ部B1から形成されてい
る。先頭データ属性部Anは、データ長等に関するデー
タを含んでいる。末尾データ属性部Cnは、特に、メッ
セージデータ部Bnの誤り検出コードCRCnを含み、
更に誤り訂正コードを含むことが好ましい。
【0026】誤り検出コードCRCnは、これによって
誤りがあるかどうかを判定することができる最小単位の
データに添付されている。誤り検出コードCRCnは、
そのデータに関して特定変数の多項式で表されている数
である。受信されたデータにビット飛び、又は、ビット
足しがあれば、そのデータには誤りがあることが判断さ
れ得る。このような最小単位が複合されたより大きい単
位のデータは、それにある誤りがあることを発見できな
いことがあり得るデータである。従って、誤りの有無の
検出・チェックは、このような最小単位ごとに行われる
ことが重要である。
【0027】交換機105は、そのメーッセージ送信と
併行して、応答監視タイマ(図示せず)を起動する(ス
テップ707)。次に、メッセージを送信した携帯端末
101からの応答を待つ(ステップ708)。タイマ監
視時間内に携帯端末101からの応答を受信できた場
合、その応答の内容をチェックし(ステップ709)、
正常完了通知であれば、メッセージ記憶装置107に書
き込んだ該当メッセージを削除し(ステップS71
0)、当初の回線監視状態に移行する(ステップ70
1)。応答が再送信要求であれば、メッセージ記憶装置
107内に書き込まれた該当メッセージを読み出して再
度送信する(ステップ711)。
【0028】タイマ監視時間内に携帯端末101からの
応答が受信できなかった場合、送信メッセージは正常受
信されたものとみなし、メッセージ記憶装置107に書
き込んだ該当メッセージを削除し、当初の回線監視状態
に移行する(ステップ710)。あるいは、正常受信さ
れなかったものとみなし、メッセージ記憶装置107に
書き込んだ該当メッセージを再度読み出して再度送信す
る(ステップ711)。
【0029】次に、図6に一致参照して、携帯端末10
1は、電源ON(ステップ201)の後、自メッセージ
受信の有無を周期的に判断する(ステップS202)。
所定の周波数の電波が受信できない場合には、受信可能
な状態に移行するまで、このメッセージ受信有無判断を
停止しても構わない。
【0030】基地局側からメッセージを受信した場合、
携帯端末101はメッセージ信号を取り込んだ後、受信
したメッセージのデータ誤りの有無を付加されたデータ
誤り検出用データを参照して判定する(ステップ20
3)。このような誤り検出は、既述の通り、データの最
小単位ごとに実行される。誤りが検出されない場合は、
受信したメッセージ内容を携帯端末101に設けられた
表示部に表示し(ステップS206)、携行者への通知
を行う(ステップ207)。次に、受信メッセージに含
まれるインデックスデータに基づき、該当メッセージの
受信正常完了通知を基地局に向けて送信し、当初の周期
的なメッセージ受信監視状態に移行する。交換機105
側では、この正常完了通知に基づき、それに含まれるイ
ンデックスデータを基に、該当メッセージを特定しメッ
セージ記憶装置107から削除する。
【0031】ステップ203で、受信したメッセージ・
データに誤りが検出された場合、訂正可能か否かを判断
し(ステップ204)、訂正可能であれば、受信データ
に付加されている誤り訂正用データを用いて誤り訂正処
理を行う(ステップ205)。これ以降はデータ誤りな
しの既述の場合と同様に、訂正されたメッセージ内容を
携帯端末101に設けられた表示部に表示し、携行者へ
の通知を行う(ステップ206)。次に、受信メッセー
ジに含まれるインデックスデータに基づき、該当メッセ
ージの受信正常完了通知を基地局側に向けて送信し、当
初の周期的なメッセージ受信監視状態に移行する(ステ
ップ207,202)。
【0032】ステップ204で、訂正不能と判定された
場合、交換機105に対して該当メッセージの再送を要
求するため、そのメッセージに付加されているインデッ
クスデータを抽出し(ステップ208)、インデックス
データを含む再送信要求信号を組み立て(ステップ20
9)、該当メッセージの再送信要求信号を送信し(ステ
ップS210)、当初の周期的なメッセージ受信監視状
態に移行する(ステップ202)。交換機105側で
は、この再送信要求信号に基づき、それに含まれるイン
デックスデータを基に、該当メッセージを特定しメッセ
ージ記憶装置107からこれ読み出して再送する。携帯
端末101は、再送信要求信号を送信した後、該当メッ
セージが誤りなく受信されるまで、一定周期毎に規定回
数分、再送信要求信号を送信する。
【0033】図7及び図8は、このような無線装置であ
る携帯端末101と基地局側の交換機105との間の信
号のやり取りのシーケンスを示す。図5は、メッセージ
正常受信のケースで、図6のステップ207を通り、且
つ、図2のステップ710を通る場合のシーケンスチャ
ートである。図8は上記の再送信要求が発生した場合を
示し、図6のステップ210を通り、且つ、図2のステ
ップ711を通る場合のシーケンスチャートである。
【0034】携帯端末101の送信出力は無線基地局1
06の送信出力に比して、極めて微弱であるため、携帯
端末101のメッセージ受信正常完了通知あるいは再送
信要求信号が、交換機105側に到達できないことが起
こりうる。このことにより、携帯端末101と交換機1
05の双方の状態に不一致が生じる可能性がある。これ
に対し、メッセージ受信正常完了が交換機側に不達とな
る場合には、一定時間経過後、未受信であっても送信メ
ッセージは正しく受信されたものと交換機105はみな
し、メッセージ記憶装置107に保存された該当データ
を消去する。以上のケースの携帯端末101と交換機1
05とのやり取りのシーケンスチャートが、図9に示さ
れている。
【0035】あるいは、正常受信されなかったものと交
換機105はみなし、メッセージ記憶装置107に書き
込まれた該当メッセージを再度読み出して再送信する。
そして、予め決められた回数分メッセージの再送信処理
を行ったのち、さらに応答を受信できなかった時には、
メッセージの再送信を打ち切り、メッセージ記憶装置1
07に保存された該当データを消去する。以上のケース
の携帯端末101と交換局105とのやり取りのシーケ
ンスチャートが、図10に示されている。
【0036】一方、携帯端末101からの再送信要求信
号については、一定時間内あるいは予め決められた回数
分再送信要求を送信したにもかかわらず、いつまでたっ
ても交換機105からの該当メッセージの再送を受信出
来ない場合には、再送信要求信号の送信を打ち切る。以
上のケースの携帯端末101と交換局105とのやり取
りのシーケンスチャートが、図11に示されている。こ
のように、携帯端末101と交換機105の双方の状態
不一致は解消される。
【0037】図12は、この実施形態における携帯端末
101の側の動作を示している。交換機105の側の動
作は、先の実施形態と全く同一で図2に示されている通
りである。図12で、ステップ501、502及びステ
ップS504〜507で示される動作は、図6に示され
た実施の形態の各手段201、202および206〜2
09の動作と全く同一である。図6に示された実施の形
態では、ステップ203において受信メッセージに誤り
が検出された場合にのみ、ステップ204において訂正
可否判定を行い、訂正可能であればステップ205にお
いて誤り訂正を実行し、訂正不能の場合にはステップ2
07〜209に示す再送信要求信号の組み立ておよびそ
の送信を行っている。
【0038】本実施の形態では、受信メッセージに誤り
が検出された場合には(ステップ503)、携帯端末内
部での誤り訂正処理を一切行わず、再送信要求信号の組
み立て及びその送信を行う(ステップ506〜50
8)。図12に一致参照して、携帯端末101は、電源
ON(ステップ501)の後、自端末に向けてのメッセ
ージが受信されたかどうかを周期的に監視する(ステッ
プ502)。所定の周波数の電波が受信できない場合に
は、受信可能な状態に移行するまで、このメッセージ受
信監視処理(ステップ502)を停止しても構わない。
【0039】基地局側からのメッセージを受信した場
合、携帯端末101はメッセージ信号を取り込んだ後、
受信したメッセージのデータ誤りの有無を付加されたデ
ータ誤り検出用データを参照して判定する(ステップ5
03)。そこで誤りが検出されない場合は、受信したメ
ッセージ内容を携帯端末101に設けられた表示部に表
示し、携行者への通知を行う(ステップ504)。次
に、受信メッセージに含まれるインデックスデータに基
づき、該当メッセージの受信正常完了通知を基地局に向
けて送信し、当初の周期的なメッセージ受信監視状態に
移行する(ステップ505)。
【0040】ステップ503で、データに誤りを検出し
た場合、携帯端末101は直ちに受信メッセージに含ま
れるインデックス情報から該当メッセージを特定するた
めの情報抽出を行い(ステップ506)、該当メッセー
ジの再送信要求信号を組立てた後(ステップ507)、
該当メッセージの再送信要求信号を送信し、当初の周期
的なメッセージ受信監視状態に移行する(ステップ50
8)。
【0041】一般に、空中状態が劣化した場合には、受
信データの誤り率が上昇する傾向にある。本実施の形態
では、メッセージ受信時に誤りが検出された場合は、訂
正可能性の可否に関係なく再送信要求を送信すること
で、誤り訂正処理によるデータ訂正時間の削減、誤り訂
正処理による制御部の電力消費の削減が可能となる。同
様に、誤り訂正が不完全に行われた場合の携行者への誤
ったメッセージの通知の危険性を完全に排除することが
可能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明による無線システム、その受信端
末、及びその受信方法は、無線信号を用いて伝送され
る、文字、数字、記号等によって構成されるメッセージ
が誤りなく相手先に到達するまで繰り返し送信されるこ
とにより、メッセージ伝達の信頼性が向上する。メッセ
ージに誤りがあることを携行者に通知せずに再送信要求
を行い正確なメッセージが確定した時のみ携行者にメッ
セージを通知するようにすれば、携帯端末における処理
を削減することができる。このような繰り返し送信、通
知省略は自動的であるため、携行者の手を煩わせること
なく、情報を正確に受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による無線システムの実施の形
態を示すシステム表現図である。
【図2】図2は、本発明による無線システムの実施の形
態を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本発明による無線システムの受信端末
の実施の形態を示す回路ブロック図である。
【図4】図4は、メッセージデータの変換を示すフロー
図である。
【図5】図5は、データ配列を示すデータ形成図であ
る。
【図6】図6は、本発明による無線システムの受信端末
の受信方法の実施の形態を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明による無線システムの実施の形
態を示すシーケンスチャートである。
【図8】図8は、本発明による無線システムの実施の他
の形態を示すシーケンスチャートである。
【図9】図9は、本発明による無線システムの実施の更
に他の形態を示すシーケンスチャートである。
【図10】図10は、本発明による無線システムの更に
他の形態を示すシーケンスチャートである。
【図11】図11は、本発明による無線システムの更に
他の形態を示すシーケンスチャートである。
【図12】図12は、本発明による無線システムの受信
端末の受信方法の実施の他の形態を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
101…受信端末(携帯端末) 105…中継装置(交換機) 107…保存装置(データ記憶装置) 608…第1発信手段(誤り検出部、チェック手段) 609…発信装置(応答部) Bn…データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 BA05 FA03 5K034 AA06 DD01 FF02 HH02 HH09 HH11 MM03 NN22 5K067 AA26 BB04 BB22 CC08 DD53 EE02 EE06 EE10 FF23 FF31 HH25 HH28

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信するフォーマット化されたデータに誤
    りがあるかどうかをチェックするためのチェック手段
    と、 前記データに誤りがある場合に前記データの再送信を要
    求する再送信要求信号を発信するための第1発信手段と
    からなる無線システムの受信端末。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記チェック手段は、前記データに誤りがあるかどうか
    をその誤りを発見することができる前記データの最小単
    位ごとにチェックすることを特徴とする無線システムの
    受信端末。
  3. 【請求項3】請求項1において、 更に、前記誤りを訂正するための訂正手段からなること
    を特徴とする無線システムの受信端末。
  4. 【請求項4】請求項1において、 更に、前記データに誤りを発見することができないとき
    は、前記データの受信完了を通知する通知信号を発信す
    るための第2発信手段からなることを特徴とする無線シ
    ステムの受信端末。
  5. 【請求項5】請求項4において、 更に、前記再送信の要求を停止するための停止手段から
    なることを特徴とする無線システムの受信端末。
  6. 【請求項6】受信するフォーマット化されたデータに誤
    りがあるかどうかをチェックするためのステップと、 前記データに誤りがある場合に前記データの再送信を要
    求する再送信要求信号を発信するためのステップとから
    なる無線システムの受信端末の受信方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記チェックするためのステップは、誤りを発見するこ
    とができる前記データの最小単位ごとに前記誤りがある
    かどうかをチェックするためのステップを含むことを特
    徴とする無線システムの受信端末の受信方法。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記発信するためのステップは、誤りを訂正しないで再
    送信要求信号を発信するためのステップを含むことを特
    徴とする無線システムの受信端末の受信方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記発信するためのステップは、前記誤りが1つ見つか
    れば直ちに前記再送信要求信号を発信するステップを含
    むことを特徴とする無線システムの受信端末の受信方
    法。
  10. 【請求項10】請求項6において、 更に、前記誤りを発見することができなかった場合は、
    受信完了を前記中継装置に通知するためのステップを含
    むことを特徴とする無線システムの受信端末の受信方
    法。
  11. 【請求項11】受信側である受信端末と、 発信側が発信するデータを中継して前記受信端末に前記
    データを無線で送信するための中継装置とからなり、 前記受信端末は、 前記中継装置から受信したデータに誤りがあるかどうか
    をチェックするためのチェック装置と、 前記誤りを見つけた時に前記データの再送信要求を前記
    中継装置に発信するための発信装置とを備え、 前記中継装置は、送信した前記データを保存するための
    保存装置を備えることを特徴とする無線システム。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記受信端末は誤りを発見することができる前記データ
    の最小単位ごとにその誤りがあるかどうかをチェックす
    ることを特徴とする無線システム。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記中継装置は、前記最小単位ごとに前記データを前記
    保存装置から読み出して前記受信端末に再送信すること
    を特徴とする無線システム。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記受信端末は、前記データに誤りを発見しない時は、
    受信完了を前記中継装置に通知するための通知装置を備
    えることを特徴とする無線システム。
  15. 【請求項15】請求項14において、 前記中継装置は、更に、前記通知を受信したときは前記
    データを前記保存装置から削除するための削除装置を備
    えることを特徴とする無線システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7024178B2 (en) 2001-09-13 2006-04-04 Nec Corporation Short message delivery system
JP2007531340A (ja) * 2003-07-17 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マルチパス伝送を使用したmimoシステムのためのパケット再送

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JP2007531340A (ja) * 2003-07-17 2007-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ マルチパス伝送を使用したmimoシステムのためのパケット再送

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