JP2000269955A - 鍵を用いた通信システムおよび方法 - Google Patents

鍵を用いた通信システムおよび方法

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JP2000269955A
JP2000269955A JP11075204A JP7520499A JP2000269955A JP 2000269955 A JP2000269955 A JP 2000269955A JP 11075204 A JP11075204 A JP 11075204A JP 7520499 A JP7520499 A JP 7520499A JP 2000269955 A JP2000269955 A JP 2000269955A
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JP11075204A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sugimoto
圭志 杉本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信開始時に、画像および音声が得られるま
での時間が短い通信システム、並びにかかるシステムに
おいて所望の結果を得るための鍵送出タイミングなどの
通信パラメータの設定を容易にすることを目的とする。 【解決手段】 暗号化データと鍵対応データは、図2に
示すようなタイミングで送出する。図2Bに示すよう
に、暗号化データで用いる暗号鍵が変わる時点Txより
Δtだけ早く(Ts参照)、次の鍵対応データを送出す
る。Δtは受信機の鍵復元時間を基準に決定し、これに
より、チャネル切替時に、一旦、表示された画像および
音声が途切れることなく、かつ、Δtを小さく設定する
ことができる。また、チャネル切替後の最初の鍵復元処
理中に、鍵対応データが変わった場合、先の鍵の復元処
理を中止して次の鍵の復元処理を行なう。これにより、
チャネル切替時の画像および音声を得る時間を短くでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は暗号鍵による暗号
化通信に関するものであり、特にその暗号鍵の伝送に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図23に、従来の衛星デジタル放送受信
機の構成をブロック図にて示す。衛星デジタル放送にお
いては、画像データ、音声データ、制御データなどが、
時分割のパケットとして送られてくる。また、このパケ
ットは、暗号鍵によって暗号化されている。
【0003】チューナ部2は、制御部4の制御に応じ、
衛星から送信されてくる電波から、所望のトランスポー
トストリーム(周波数、偏波面などによって決定される
伝送路)のパケット(TSパケットと呼ぶ)を選択的に
受信する。出力されたTSパケットには、複数のチャネ
ルの画像データ、音声データ、制御データが時分割で含
まれている。
【0004】デ・スクランブル部6は、制御部4の制御
に従って、暗号鍵に基づきTSパケットの暗号を解除す
る。さらに、デコーダ部8は、制御部4の制御に従っ
て、TSパケットから、所望のチャネルの画像データ、
音声データ、制御データを選択的に取得する。NTSC
エンコーダ10は、デコーダ部8によって得られた画像
データ、音声データに基づいて、NTSCコンポジット
信号を生成する。
【0005】ところで、放送局側から送られてくるTS
パケットは、守秘性を高くするために、リアルタイムに
暗号鍵を変えて伝送されてくるようになっている。その
伝送状態を、図24に示す。たとえば、図中のTSパケ
ットにおいて、Odd0と表示された期間では、複数のTS
パケットがOdd0の暗号鍵によって暗号化されている。同
様に、Even1,Odd1,Even2の期間では、複数のTSパケッ
トが、それぞれ、暗号鍵Even1,Odd1,Even2によって暗号
化されている。
【0006】TSパケットの一部として、これらの暗号
鍵Odd0,Even1,Odd1,Even2自体を暗号化したECMデー
タも併せて送信されてくる。このECMデータは何度も
繰り返し送信される。図24は、ECMデータが繰り返
し送信される期間を示している。
【0007】図24から明らかなように、1つの暗号鍵
を1つのECMデータで伝送されている。この方式で
は、TSパケットに用いている暗号鍵のECMデータ
を、所定時間Δtだけ早く送信している。ECMデータ
から暗号鍵を復元するために要する時間よりも、このΔ
tを大きくしておけば、とぎれることなく画像および音
声を出力することができる。ECMデータから暗号鍵を
復元するために要する時間は、受信機によって異なる。
したがって、各受信機においてECMデータから暗号鍵
を復元するために要する時間のうち、最大の時間tmax
よりもΔtが大きくなるように設定すれば、全ての受信
機において、とぎれることなく画像および音声を得るこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の通
信方式には、次のような問題点があった。
【0009】図24で示すような方式において、Δt
を、暗号鍵復元に最も時間を要する受信機の復元時間T
max と等しくしておいても、チャネル切替時には、一旦
表示された画像がとぎれる現象が生じている。かかる現
象については、経験上Δtを大きくとることによって解
決できることが分かっている。
【0010】また、図25に示すようなタイミングT2
において、チャネルが切り替えられたとする。タイミン
グT2では、もはや暗号鍵Odd0のECMデータが送ら
れてきていないので、タイミングT3までに暗号鍵の復
元ができても、画像および音声が得られないこととなっ
てしまう。このため、Δtをあまり大きくすると、チャ
ネル切替時などの受信開始時に、画像および音声が得ら
れるまでの時間が長くなってしまうという問題がある。
【0011】そこで、従来、試行錯誤によって適切なΔ
tの長さを決定しており、極めて繁雑であった。つま
り、適切な結果を得るための通信パラメータの設定が困
難であった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決し
て、受信開始時に画像および音声が得られるまでの時間
が短い通信システムおよび方法などを提供すること、並
びにかかるシステムおよび方法において所望の結果を得
るための通信パラメータの設定を容易にすることを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信シス
テムおよび方法は、所定時間ごとに鍵を変えて送信すべ
きデータを暗号化して送信し、受信側において暗号化デ
ータを復号化する通信システムおよび方法であって、送
信側においては、順次異なる鍵に基づいて、送出すべき
データを暗号化して暗号化データを生成し、順次異なる
鍵によって暗号化された暗号化データと、当該暗号化に
用いた鍵に対応する鍵対応データとを送出するに際し
て、暗号化データに用いた鍵が変わる時点より前に、次
に使用する鍵に対応するように鍵対応データを送出する
とともに、受信側においては、送出されてきた暗号化デ
ータと鍵対応データとを受け取り、受け取った鍵対応デ
ータに基づいて鍵を生成し、受け取った暗号化データを
鍵に基づいて復号化することを特徴としている。
【0014】この発明では、鍵対応データが変わってか
ら暗号化データが変わるまでの時間Δtが、下式によっ
て示されるものであることを特徴としている。 Δt=2・Tmax +α ここで、Tmaxは受信側において鍵対応データから鍵を
取得するに必要な時間のうち想定した最も大きな時間、
αは余裕時間である。
【0015】この発明では、受信側が鍵対応データから
鍵を生成している最中に鍵対応データが変わった場合、
先の鍵の生成処理を中止するとともに、次の鍵の生成処
理を行なうようにすることを特徴としている。したがっ
て、Δtを短くすることができる。
【0016】この発明では、受信側が鍵の生成処理を中
止し、次の鍵の生成処理を行なう場合には、Δtを下式
によって示されるものであることを特徴としている。 Δt=Tmax +β ここで、Tmaxは受信側において鍵対応データから鍵を
取得するに必要な時間のうち想定した最も大きな時間、
βは余裕時間である。
【0017】
【発明の実施の形態】1.システムの全体構成 (1)システムのブロック図 この発明の一実施形態による通信システムの全体構成を
図1に示す。この通信システムは、送信装置20と受信
装置22を備えている。また、送信装置20と受信装置
30とは、地上波通信、衛星通信、有線通信、WAN、
LAN等の通信路(図示せず)によって結合されてい
る。
【0018】送信装置20は、鍵出力手段22、暗号化
手段24、鍵対応データ生成手段26、送出手段28を
備えている。鍵出力手段22は、暗号化のための鍵を次
々と生成する。暗号化手段24は、送出すべきデータを
鍵出力手段22からの暗号鍵によって暗号化して、暗号
化データを生成する。鍵対応データ生成手段26は、鍵
出力手段22からの暗号鍵自体を暗号化して、鍵対応デ
ータを生成する。送出手段28は、暗号化データとその
暗号化に用いられた暗号鍵の鍵対応データとを送出す
る。
【0019】受信装置30は、受取手段32、複合化手
段34、鍵取得手段36を備えている。受取手段32
は、送信装置20から送られてきた暗号化データおよび
鍵対応データを受け取る。鍵取得手段36は、受け取っ
た鍵対応データから暗号鍵を復元する。複合化手段34
は、鍵取得手段36によって復元された暗号鍵に基づい
て、暗号化データを復号化してデータを取得して出力す
る。
【0020】なお、図1においては、1つの送信装置に
対して1つの受信装置を示している。しかしながら、こ
の通信システムの適用分野によって、送信装置と受信装
置の対応関係は異なったものとなる。たとえば、衛星放
送システムに適用した場合には、1つの送信装置20に
対して、多くの受信装置30が対応することとなる。ま
た、受信装置30が多くの衛星放送システムに対応して
いる場合、受信装置30の側から見れば、複数の送信装
置20に対して、1つの受信装置30が対応することと
なる。また、LANなどのネットワーク通信に適用した
場合には、複数の送信装置20に対して、複数の受信装
置30が対応することとなる。
【0021】(2)通信方法の概要 図1に示す通信システムにおける暗号化データと鍵対応
データの送出タイミングを、図2に示す。鍵出力手段2
2は、暗号鍵を順次出力する。ここでは、一連の暗号鍵
をEven0,Odd0,Even1,Odd1,Even2...と表すこととする。
Even0、Even1...を偶数鍵、Odd0,Odd1...を奇数鍵とい
う。暗号化手段24は、送出すべきデータに対して期間
を区切って、これら一連の暗号鍵によって暗号化を行っ
て暗号化データを生成する。この状態を図2Aに示す。
【0022】送出手段28は、暗号化データと鍵対応デ
ータを図2に示すようなタイミングにて送出する。な
お、図2Bにおいて、Odd0,Even1,Odd1,Even2と示した
部分は、それぞれ、暗号鍵Odd0,Even1,Odd1,Even2の鍵
対応データを送出している期間であることを示してい
る。また、各期間において、鍵対応データは、1回だけ
でなく複数回繰り返して同じものを送出するようにして
いる。これにより、鍵対応データの受信に失敗しても、
再度、鍵対応データを受信して暗号鍵を得ることができ
る。
【0023】図2Bに示すように、暗号化データにおい
て用いた暗号鍵が変わる時点TxよりΔtだけ早く(T
s参照)、次の鍵対応データを送出している。この期間
40を次スクランブル鍵送出期間と呼ぶ。
【0024】この期間40は、受信側において、鍵対応
データから暗号鍵を復元するための時間を考慮して、デ
ータが途切れることなく受信できるようにするためであ
る。受信側における受信処理開始がこの期間40の直前
に行なわれた場合も考慮すると、データが途切れること
なく受信できるためには、Δtは受信側の状況によって
想定される暗号鍵復元時間のうち最悪の場合(最も時間
がかかる場合)の時間の2倍を基準として、これと等し
いかもしくは、わずかに大きいことが好ましい。複数の
受信装置において最も復元の遅い装置の復元時間の2倍
を基準としたり、1つの受信装置において処理負荷状況
などによって変化する復元時間のうち最も遅いものの2
倍を基準としたりすればよい。
【0025】2.衛星放送システムにおける実施形態 次に、この発明による通信システムを衛星放送システム
に適用した場合の実施形態について説明する。
【0026】(1)送出装置の構成の説明 衛星放送においては、周波数や編波方向などによって決
定される各トランスポンダのそれぞれに複数のチャネル
が設定される。各トランスポンダにおいては、時分割に
よって複数チャネルのデータがパケット化されて送信さ
れている。各トランスポンダによって伝送されるデータ
を、トランスポートストリームと呼ぶ。
【0027】図3に、トランスポートストリームを生成
して送信するための送信装置の構成を示す。図において
は、1組の画像データ、音声データのみを示している
が、多数の画像データ、音声データの組が与えられる。
音声データ、画像データの組は、所定個数ごとに1つの
トランスポートストリームにまとめられる。
【0028】画像データ42は、画像エンコーダ48に
よって圧縮されて多重化部54に与えられる。同様に、
音声データ44は、音声エンコーダ50によって圧縮さ
れて多重化部54に与えられる。なお、この実施形態で
は、MPEG2規格に基づいてデータの圧縮を行っている。
【0029】制御データ生成部46は、パケット化のた
めの制御データを生成する。この制御データは、時分割
された複数チャネルの画像データ、音声データを正しく
識別するなどのために付される。多重化部54は、制御
データ、圧縮された画像データ、音声データおよび後述
するECMデータを時分割して固定長のパケットにし、
トランスポートストリームとして出力する。この際、多
重化部54は、誤り訂正の符号を付加する。この実施形
態では、畳み込み符号化を内符号、短縮化リードソロモ
ン符号を外符号とする連接符号によって、誤り訂正を行
っている。
【0030】スクランブラ56は、出力されたパケット
に対し、スクランブル鍵制御部60から与えられるスク
ランブル鍵を用いてスクランブルをかける。スクランブ
ルのかけられたトランスポートストリームは、変調部5
8において変調され、放送衛星を介して視聴者に放送さ
れる。
【0031】なお、スクランブラ56において用いられ
たスクランブル鍵は、ECM生成部52において暗号化
され、鍵対応データであるECM(Entitlement Contro
l Mesage)データとされる。多重化部54は、このEC
Mデータも含めてパケット化する。
【0032】この実施形態においては、エネルギー拡散
方式を用いて、M系列により発生する疑似ランダム信号
を加算することにより、スクランブルをかけるようにし
ている。なお、この他の暗号化方式によってスクランブ
ルをかけるようにしても良い。
【0033】(2)トランスポートストリームの構造 図3の送信装置によって生成されたトランスポートスト
リームの構造を説明する。この実施形態では、パケット
化の制御データとして、MPEG2システムに規定されるP
SI(Program Specific Information)を用いている。
【0034】図4を参照して、3つのチャネルを時分割
多重化したトランスポートストリームの構造を説明す
る。画像データはES(Video)1,ES(Video)2,ES(Video)3と
して示され、音声データはES(Audio)1,ES(Audio)2,ES(A
udio)3として示されている。ECM1は画像データES(Vide
o)1、音声データES(Audio)1に用いたスクランブル鍵の
ECMデータを示している。同様にECM2は画像データES
(Video)2、音声データES(Audio)2に用いたスクランブル
鍵のECMデータを示し、ECM3は画像データES(Video)
3、音声データES(Audio)3に用いたスクランブル鍵のE
CMデータを示している。
【0035】NIT,PAT,PMT1,PMT2,PMT3は、PSIによる
パケット化における制御データである。これらの制御デ
ータにより、各トランスポートストリームに含まれるチ
ャネル、時分割多重化されパケット化された3つのチャ
ネルの画像データ、音声データを識別することができ
る。制御データNIT,PAT,PMT1,PMT2,PMT3のデータ構造
は、後に詳述する。
【0036】パケット化は、図4の縦線60aに示すよ
うに行われる。つまり、制御データNIT,PAT,PMT1,PMT2,
PMT3、ECMデータECM1,ECM2,ECM3、画像データES(Vid
eo)1,ES(Video)2,ES(Video)3、音声データES(Audio)1,E
S(Audio)2,ES(Audio)3の順にパケット化が行われる。音
声データES(Audio)3までのパケット化が完了すれば、再
び、制御データNIT以下のパケット化を繰り返す(縦線
60b参照)。
【0037】画像データES(Video)1,ES(Video)2,ES(Vid
eo)3や音声データES(Audio)1,ES(Audio)2,ES(Audio)3
は、制御データやECMデータに比べて大量に送られ
る。この実施形態では、固定長パケットを用いているの
で、画像データES(Video)1,ES(Video)2,ES(Video)3や音
声データES(Audio)1,ES(Audio)2,ES(Audio)3は、制御デ
ータやECMデータに比べて多くのパケットが送られる
こととなる。図4において、画像データおよび音声デー
タが太く示されているのは、このことを模式的に表した
ものである。
【0038】図5に、パケット化されたデータの基本的
構造を示す。制御データ、ECMデータ、画像データ、
音声データのいずれもが、図5に示すようなデータ構造
を持つパケットとされる。パケット化データの先頭に
は、パケット符号PID(Packet ID)が付される。パケット
符号PIDは、各パケットを識別するため各パケットごと
にユニークに付された符号である。スクランブルコント
ロールビットは、当該パケットにスクランブルがかかっ
ているか否か、スクランブルがかかっている場合には偶
数鍵(Even)か奇数鍵(Odd)かを示す。たとえば、"00"は
スクランブル無し、"10"は偶数鍵によるスクランブル、
“11”は奇数鍵によるスクランブルを示す。内容データ
は、パケット化された対象データ(制御データ、ECM
データ、画像データ、音声データなど)である。
【0039】なお、この実施形態では、制御データNIT,
PAT,PMT1,PMT2,PMT3やECMデータECM1,ECM2,ECM3にス
クランブルをかけないようにしている。したがって、こ
れらデータのパケットにおいて、スクランブルコントロ
ールビットは“00”となる。
【0040】図6に制御データPATのデータ構造を示
し、図7に制御データPMT1,PMT2,PMT3のデータ構造を示
す。制御データPMT1は、図7に示すように、画像データ
ES(Video)1のパケット符号PIDとそのスクランブル鍵の
ECMデータECM1のパケット符号PID、および音声デー
タES(Audio)1のパケット符号PIDとそのスクランブル鍵
のECMデータECM1のパケット符号PIDを有している。
図7においては、画像データのECMデータのPIDが1
6進数で21、画像データのPIDが16進数で22、音
声データのECMデータのPIDが16進数で21、音声
データのPIDが16進数で24であることが示されてい
る。なお、他のチャンネルの制御データPMT2,PMT3も同
様の構成である。また、この実施形態では、画像データ
と音声データのスクランブル鍵を同じものとしたが、そ
れぞれ異なるスクランブル鍵を用いるようにしてもよ
い。
【0041】制御データPATは、図6に示すように、各
チャネルの制御データPMT1,PMT2,PMT3のパケット符号PI
Dを示している。図6においては、3チャネルのPMTのPI
Dが16進数で10、5チャネルのPMTのPIDが16進数
で11、7チャネルのPMTのPIDが16進数で12である
ことが示されている。
【0042】図6、図7に示す制御データPAT、PMTによ
って、画像データ、音声データのパケットが、チャネル
ごとに特定できる。
【0043】図8にECMデータECM1,ECM2,ECM3の構造
を示す。ECMデータは、セクションヘッダとECM内
容データとを有している。ECM内容データは、スクラ
ンブル鍵自体を暗号化したものである。セクションヘッ
ダには、偶数鍵(Even)か奇数鍵(Odd)かを示すtable#id
が設けられている。この実施形態では、table#idが16
進数で82であれば偶数鍵であること、83であれば奇
数鍵であることを表す。
【0044】なお、この実施形態では、table#idによっ
て上記の区別を行なっている。しかしながら、ECMデ
ータの内容に、このような区別を行なうデータを記述す
るようにしてもよい。
【0045】以上のようにして、1つのトランスポンダ
に複数のチャネルのデータが時分割で多重化され、1つ
のトランスポートストリームを形成している。なお、ト
ランスポートストリームは複数設けられており、図9に
示すようにその識別子Ts#id、周波数・偏波方向などの
伝送諸元、そのトランスポートストリームに含まれるチ
ャネルのリストがNIT(Network Information Table)デ
ータとして伝送される。
【0046】図10に、画像データES(Video)1(または
音声データES(Audio)1)とECMデータECM1の送出タイ
ミングを示す。なお、図10の画像(音声)データにお
いて、Even0,Odd0,Even1,Odd1,Even2と示した部分は、
それぞれ、スクランブル鍵Even0,Odd0,Even1,Odd1,Even
2によってスクランブルをかけた部分である。また、E
CMデータECM1において、Odd0,Even1,Odd1,Even2と示
した部分は、それぞれ、スクランブル鍵Odd0,Even1,Odd
1,Even2の鍵対応データを送出している期間であること
を示している。なお、他のチャネルの画像データES(Vid
eo)2,ES(Audio)2とECMデータECM2とのタイミング関
係、画像データES(Video)3,ES(Audio)3とECMデータE
CM3とのタイミング関係も、上記と同様である。
【0047】図10に示すように、画像(音声)データ
において用いたスクランブル鍵がOdd0からEven1へ変わ
る時点TxよりΔtだけ早いタイミングTsにて、次のス
クランブル鍵Even1の鍵対応データを送出している。
【0048】これは、受信装置において、鍵対応データ
からスクランブル鍵を復元するための時間を考慮して、
画像や音声が途切れることなく受信できるようにするた
めである。また、チャネル切替直後においても同様のこ
とを考慮すると、次の鍵の送出期間Δtは下式のように
定めるのが好ましい。
【0049】Δt=2・Tmax +α ここで、Tmaxは受信側において、ECMデータをスク
ランブル鍵に復元するために要する時間のうち想定した
最も大きいものをいう。αは余裕時間であり、0と等し
いかそれ以上の値を持つ。
【0050】また、全受信装置が、ECMデータをスク
ランブル鍵に復元している間に次のECMデータを受信
した場合に、先のスクランブル鍵の復元処理を中止し、
次のECMデータをスクランブル鍵に復元する機能を有
すると想定される場合には、次の鍵の送出期間Δtは下
式のように定めるのが好ましい。
【0051】Δt=Tmax +α ここで、Tmaxは受信側において、ECMデータをスク
ランブル鍵に復元するために要する時間のうち想定した
最も大きいものをいう。αは余裕時間であり、0と等し
いかそれ以上の値を持つ。
【0052】なお、Tmaxを決定するために想定する受
信装置として、可能性のある全ての受信装置を想定した
場合には、全受信装置においてチャネル切替時の画像等
の乱れを防止することができる。しかし、全受信装置に
対して所定の割合(95%等)のものについて、チャネ
ル切替時の画像の乱れを防止することができるように受
信装置を想定し、Tmaxを決定してもよい。
【0053】(3)受信装置の構成 図11に、この実施形態による通信システムにおける受
信装置のブロック図を示す。この実施形態においては、
復調部64が受取手段32に該当し、ICカード80が
鍵取得手段36に該当する。また、デ・スクランブラ6
8、トランスポートデコーダ70およびCPU72によ
って復号化手段34を実現している。
【0054】アンテナ62によって受信された電波は、
復調部64において選択され、所望のトランスポートス
トリームのみがデジタルデータとして取り出される。誤
り訂正部66は、パケットに付されている誤り訂正符号
に基づいてデータの誤り訂正を行う。
【0055】デ・スクランブラ68は、スクランブル鍵
に基づいて、トランスポートストリームのスクランブル
を解除する。なお、パケットの中には制御データやEC
Mデータのパケットようにスクランブルがかけられてい
ないものも含まれる。スクランブルがかかっていないパ
ケットの場合、デ・スクランブラ68は、何も処理を行
わずそのままそのパケットを出力する。なお、スクラン
ブルがかかっているか否かは、パケットのスクランブル
コントロールビット(図5参照)を見ることにより判断
することができる。
【0056】図12にデ・スクランブラ68内に設けら
れているDSレジスタを示す。デ・スクランブラ68
は、CPU72から与えられたスクランブル鍵と、その
スクランブル鍵を用いてスクランブルをかけられたパケ
ットの符号PIDを、このDSレジスタに記憶する。な
お、スクランブル鍵は、偶数鍵(Even鍵)と奇数鍵(Od
d鍵)の2つが記憶されるようになっている。
【0057】デ・スクランブラ68は、与えられたパケ
ットのスクランブルコントロールビット(図5参照)に
基づいて、スクランブルされているか否かを判断する。
スクランブルされていない場合には、誤り訂正部66か
らのトランスポートストリームをそのままトランスポー
トデコーダ70に与える。また、偶数鍵によってスクラ
ンブルされている場合には、当該パケットの偶数鍵をD
Sレジスタによって知り、その偶数鍵によってスクラン
ブルを解除する。スクランブルの解除されたトランスポ
ートストリームは、トランスポートデコーダ70に与え
られる。奇数鍵によってスクランブルされている場合も
同様である。
【0058】また、DSレジスタに必要なスクランブル
鍵が記憶されていない場合(図のPIDがOx75であるパケ
ットに対する偶数鍵を参照)には、スクランブルを解除
することができないので、スクランブルされたままトラ
ンスポートデコーダ70に与える。
【0059】トランスポートデコーダ70は、デ・スク
ランブラ68からトランスポートストリームを受け、処
理部であるCPU72によって指定されたPIDを持つパ
ケットのみを取り出す。この実施形態では、デ・スクラ
ンブラ68とトランスポートデコーダ70によって復元
出力部が構成されている。
【0060】取り出されたパケットの内、画像データ、
音声データは、ビデオデコーダ82、オーディオデコー
ダ84において圧縮が解凍され、アナログ信号に変換さ
れて出力される。画像信号は、CRTコントローラ86
によりNTSC画像信号に変換されて出力される。
【0061】CRTコントローラ86からのNTSC画
像信号と、オーディオデコーダ84からの音声信号は、
TVセット88に与えられる。したがって、TVセット
のディスプレイ(図示せず)から画像が、スピーカ(図
示せず)から音声が出力される。
【0062】この実施形態では、受信装置本体90の出
力はTVセット88に与えられている。しかしながら、
アナログビデオレコーダ、デジタルビデオレコーダ,パ
ーソナルコンピュータ等の他の機器に与えるようにして
もよい。パーソナルコンピュータやデジタルビデオデコ
ーダ等のデジタル機器に出力する場合には、ビデオデコ
ーダ82、オーディオデコーダ84において解凍した後
のデジタルデータを与えるようにする。
【0063】トランスポートデコーダ70において取り
出されたデータの内、制御データやECMデータは、記
憶部であるメモリ74に記憶される。ECMデータはC
PU72によって、コネクタ79を介して復元処理部で
あるICカード80に送られ、ICカード80はこのE
CMデータからスクランブル鍵を復元する。復元された
スクランブル鍵は、コネクタ79を介してCPU72に
送り返される。CPU72は、これをデ・スクランブラ
68に与える。なお、メモリ74には制御プログラムも
格納されている。CPU72は、この制御プログラムに
したがって、各部を制御する。
【0064】操作パネル78は、操作者の操作により、
チャネル情報の入力等を行うためのものである。リモコ
ン受光部76は、リモコン(図示せず)から送られてき
たチャネル情報等を受けるためのものである。
【0065】リモコン受光部76、操作パネル86から
のチャネル情報はCPU72に与えられる。CPU76
はチャネル情報を復調部64に与え、所望のチャネルが
属するトランスポートストリームのみを復調させる。ま
た、受信した制御データに基づいて、トランスポートデ
コーダ70により、トランスポートストリームから所望
のチャネルのデータのみを取り出させる。
【0066】図13に、鍵取得手段であるICカード8
0の構成を示す。このICカード80は、受信装置本体
90と接続するためのコネクタ94、データ伝送のため
のインターフェイス96、CPU92、メモリ98を備
えている。CPU92は、メモリ98に格納されたプロ
グラムにしたがって、コネクタ94、インターフェイス
96を介して受け取ったECMデータに基づいてスクラ
ンブル鍵を復元する。
【0067】この実施形態におけるICカード80は、
一度に1つのECMデータに対する復元処理を行なう。
したがって、CPU72はECMデータをICカード8
0に送った後、ICカード80からスクランブル鍵が返
送されて来るのを待って、次のECMデータをICカー
ド80に送るようにしている。
【0068】(4)受信装置の動作 (4-1)鍵復元の中断がない場合 図14,図15に、メモリ74に記憶された制御プログ
ラムのフローチャートを示す。この制御プログラムは、
受信装置本体90の電源投入またはチャネルの切換によ
り処理を開始する。以下、このフローチャートを参照し
つつ受信装置の動作を説明する。
【0069】まず、ステップS1において、CPU72
は電源投入であるかチャネル切換であるかを判断する。
操作パネル78またはリモコン受光部76より新たなチ
ャネル情報(所望のチャネルを示す情報)が与えられた
場合には、チャネル切換であると判断できる。また、リ
セット動作が行われることにより、電源投入であると判
断できる。
【0070】チャネル切換であった場合には、現在受信
しているトランスポートストリームに所望のチャネルが
含まれているかどうかを判断する。この判断は、受信し
た制御データNITの内容を見ることによって行うことが
できる(図4および図9参照)。
【0071】現在受信中のトランスポートストリーム内
に所望のチャネルが含まれていない場合、CPU72
は、図9に示す制御データNITの内容にしたがって所望
のチャネルが含まれるトランスポートストリームの識別
子Ts#id、伝送諸元を取得する。CPU72は、取得し
たトランスポートストリームのみを選択的に復調部64
に与える(ステップS3)。復調部64は、与えられ識
別子Ts#id、伝送諸元にもとづいて、所望のトランスポ
ートストリームのみを選択的に復調して出力する。これ
により、誤り訂正部66によって誤り訂正されたトラン
スポートストリームが、デ・スクランブラ68に与えら
れる。CPU72は、ステップS4の処理に進む。
【0072】なお、現在受信しているトランスポートス
トリーム内に所望のチャネルが含まれている場合には、
復調部64の切換を行う必要がないので、CPU72
は、ただちにステップS4の処理に進む。
【0073】また、電源投入の場合には現在受信中のト
ランスポートストリームが存在しないので、CPU72
は復調部64の切換を行った後、ステップS4の処理に
進む。
【0074】ステップS4において、CPU72は、ト
ランスポートデコーダ70に、制御データPATのパケッ
ト符号PIDを設定する。これにより、トランスポートデ
コーダ70は、トランスポートストリームから制御デー
タPATを取り出して、メモリ74に記憶する。
【0075】次に、CPU72は、メモリ74に記憶さ
れた制御データPATに基づいて、所望のチャネルの制御
データPMTのパケット符号PIDを取得する(図6参照)。
図6の例でいえば、3チャネルを受信するのであれば、
3チャネルの制御データPMTのパケット符号PIDが16進
数で“10”であることがわかる。
【0076】続けて、CPU72は、トランスポートデ
コーダ70に、所望のチャネルの制御データPMTのパケ
ット符号PIDを設定する。これにより、トランスポート
デコーダ70は、トランスポートストリームから所望の
チャネルの制御データPMTを取り出して、メモリ74に
記憶する。
【0077】さらに、CPU72は、メモリ74に記憶
された制御データPMTに基づいて、所望のチャネルの画
像データ、音声データ、ECMデータのパケット符号PI
Dを取得する(図7参照)。CPU72は、取得したパ
ケット符号PIDに基づいて、画像データ、音声データを
取得するようにトランスポートデコーダ70を制御し、
ECMデータからスクランブル鍵を復元させるようにI
Cカード80を制御し、スクランブル鍵によって画像デ
ータ、音声データのスクランブルを解除するようにデ・
スクランブラ68を制御する(ステップS6)。
【0078】ステップS6における処理の詳細を図15
に示す。ここでは、図16の時点X1において、チャネル
の切替または電源投入があって、このチャネルに対する
処理が開始されたものとして説明を進める。
【0079】まず、所望のチャネルの画像、音声データ
のスクランブル鍵に対応するECMデータのパケット符
号PIDを、トランスポートデコーダ70に設定する(ス
テップS11)。これにより、トランスポートデコーダ
70は、設定されたPIDを持つECMデータ(つまり所
望のチャネルの画像、音声データのスクランブル鍵のE
CMデータ)を選択的に取り出してメモリ74に記憶す
る。
【0080】さらに、CPU72は、取得したECMデ
ータのtable#idを読んで、必要としているECMデータ
であるか否かを判断する(ステップS11)。このよう
な判断を行なうのは、一度取得したECMデータはもは
や取得する必要がないので、新たなECMデータのみを
取得するようにするためである。具体的には、必要とす
るECMデータのtable#idを指定することによってこの
判断を行うが、その詳細については後述する。なお、処
理開始時には、必要とするECMデータのtable#idの指
定は行なわないので、パケット符号PIDによって指定し
たECMデータであれば、無条件で指定条件を満たした
ものとみなされる。
【0081】指定条件を満たさないECMデータである
場合には、再び、ECMデータの取得を繰り返す。指定
条件を満たすECMデータである場合には、当該ECM
データをICカード80に送る(ステップS12)。つ
まり、図16の時点X1において、スクランブル鍵Odd0の
ECMデータをICカード80に送る。ECMデータを
受け取ったICカード80は、このECMデータからス
クランブル鍵Odd0を復元し、時点X2においてCPU72
に送り返す(ステップS13)。
【0082】スクランブル鍵Odd0を受け取ったCPU7
2は、スクランブル鍵Odd0をデ・スクランブラ68に設
定する。これにより、デ・スクランブラ68は、画像お
よび音声データのスクランブルを解除してトランスポー
トデコーダ70に出力するようになる。
【0083】CPU72は、トランスポートデコーダ7
0に、所望のチャネルの画像データ音声データのパケッ
ト符号PIDが設定されているかどうかを判断する(ステ
ップ15)。時点X2においては、まだ画像データ、音声
データのPIDは設定していないので、ステップS16
に進む。
【0084】ステップS16において、CPU72は、
すでにステップS5において取得している所望のチャネ
ルの画像データ、音声データのパケット符号PIDを、ト
ランスポートデコーダ70に設定する。これにより、ト
ランスポートデコーダ70は、所望のチャネルの画像デ
ータ、音声データをビデオデコーダ82、オーディオデ
コーダ84に出力し始める。すなわち、図16の場合に
は、時点X1にてチャネル切替が行なわれてから、ICカ
ード80による復元処理時間経過後の時点X2より、画像
および音声がTVセット88から出力される。時点X1に
チャネル切替があれば、時点X2において、画像・音声が
立ち上がる。
【0085】次に、CPU72は、ステップS11にお
ける受信すべきECMデータの設定を変更する(ステッ
プS17)。これは、現在の鍵Odd0は既に取得したの
で、次の鍵Even1を取得するためである。ここでは、今
回取得したECMデータと異なったtable#id(つまり偶
数鍵)を持ったECMデータを取得するよう設定する。
なお、table#idは、図8に示すように、偶数鍵、奇数鍵
によって異なるようになっている。その後、ステップS
11に戻って処理を繰り返す。
【0086】この実施形態では、table#idによって、す
でにその鍵を取得したかどうかを判断するようにしてい
るが、セクションヘッダ中のバージョン情報によって判
断するようにしてもよい。この場合、異なるECMデー
タには、異なるバージョン情報を付しておくようにす
る。
【0087】次に、スクランブル鍵Even1のECMデー
タを取得すると(ステップS12、図16の時点X3)、
ICカード80によってスクランブル鍵Even1を得る
(ステップS13、時点X4)。CPU72は、これをデ
・スクランブラ68に設定する(ステップS14)。こ
のようにして、スクランブル鍵Even1によってスクラン
ブルされた画像データ、音声データが送られてくる前
に、ネクスト鍵Even1をデ・スクランブラ68に設定す
るので、画像および音声データを途切れることなく出力
することができる。
【0088】次に、CPU72は、トランスポートデコ
ーダ70に、画像データ、音声データのPIDが設定さ
れているか否かを判断する(ステップS15)。ここで
は、すでにPIDが設定されているので、ステップS1
7に進んで、取得するECMデータの設定を変更する。
【0089】ステップS17においては、今回取得した
ECMデータと異なったtable#idを持ったECMデータ
を取得するよう設定する。その後、ステップS11に戻
って処理を繰り返す。
【0090】以降は、順次上記の処理を繰り返して、T
Vセット88にNTSC画像信号と音声信号を出力す
る。
【0091】なお、図17に示すように、チャネル切替
の時点X1が次スクランブル鍵送出期間40の開始時点に
近接している場合には、スクランブル鍵Even1のECM
データが送られてきていても、ICカード80がスクラ
ンブル鍵Odd0の復元処理を行なっている状態となる。し
たがって、スクランブル鍵Even1の復元処理は、スクラ
ンブル鍵Odd0の復元処理が終わってから(時点X2,X3参
照)ということになり、スクランブル鍵Even1の取得が
後ろにずれ込むこととなる。
【0092】しかしながら、図17のΔtは、最も遅い
処理の受信装置において2つのECMデータから連続し
て2つのスクランブル鍵を復元するに要する時間を基準
にして設定されているので、スクランブル鍵が変わる時
点Txよりも早くスクランブル鍵Even1をデ・スクランブ
ラ68に設定することができる。つまり、画像および音
声が途切れることなく出力される。したがって、図17
に示す場合も、図18と同じように、時点X1にてチャネ
ル切替が行なわれてから、ICカード80による復元処
理時間経過後の時点X2に、画像および音声が立ち上が
る。つまり、画像および音声をTVセット88から得る
ことができる。
【0093】次に、図18に示すように、時点X1におい
てチャネルの切替または電源投入があって、このチャネ
ルに対する処理が開始された場合の処理を説明する。こ
の場合には、時点X1においてECMデータを取得し、時
点X2において復元した鍵Even1を得る。その後、ステッ
プS15を経て、ステップS16においてデコードを開
始する。しかし、時点X2においては、スクランブル鍵Ev
en1によってスクランブルされた画像および音声データ
はまだ送られてきていないので、設定したパケット符号
PIDに対応する画像および音声データが直ちに出力され
るものではない。
【0094】その後、スクランブル鍵が変わる時点Tx
よりスクランブル鍵Even1によってスクランブルされた
画像および音声データが送られるため、スクランブルを
解除することができ、画像および音声が出力される。
【0095】次に、図19に示すように、時点X1におい
てチャネルの切替があった場合について説明する。この
場合には、時点X1においてECMデータを取得し、時点
X2において復元した鍵Even1を得る。その後、ステップ
S15を経て、ステップS16においてデコードを開始
する。したがって、時点X2より、画像および音声データ
の出力が得られる。
【0096】(4-2)鍵復元の中断がある場合 上記では、受信装置における鍵の復元処理の中断がない
場合について説明した。しかし、受信装置における鍵の
復元処理の中断が可能な場合には、図15の処理に変え
て、図20に示すような処理を行なえばよい。
【0097】まず、図16の時点X1において、チャネル
の切替または電源投入があって、このチャネルに対する
処理が開始された場合について説明する。
【0098】まず、CPU72は、所望のチャネルの画
像、音声データのスクランブル鍵に対応するECMデー
タのパケット符号PIDを、トランスポートデコーダ70
に設定し(ステップS51)、当該ECMデータを選択
的に取り出してメモリ74に記憶する。
【0099】さらに、CPU72は、取得したECMデ
ータのtable#idを読んで、必要としているECMデータ
であるか否かを判断する(ステップS51)。なお、処
理開始時には、必要とするECMデータのtable#idの指
定は行なわないので、パケット符号PIDによって指定し
たECMデータであれば、無条件で指定条件を満たした
ものとみなされる。したがって、図16の時点X1におい
て、スクランブル鍵Odd0のECMデータを取得し、ステ
ップS52に進む。
【0100】ステップS52においては、ECMデータ
をICカード80に送る。ECMデータを受け取ったI
Cカード80は、このECMデータからスクランブル鍵
Odd0を復元し、時点X2においてCPU72に送り返す。
【0101】CPU72は、ECMデータをICカード
80に送ってから、ICカード80からスクランブル鍵
Odd0を受け取るまで、ICカード80に送ったECMデ
ータとは異なったtable#idのECMデータの受信がある
かどうか監視する(ステップS53)。図16の時点X2
においては、スクランブル鍵Even1のECMデータは送
出されていないため、ステップS55において、CPU
72はスクランブル鍵Odd0をICカード80から受け取
り、デ・スクランブラ68に設定する(ステップS5
6)。これにより、デ・スクランブラ68は、画像およ
び音声データのスクランブルを解除してトランスポート
デコーダ70に出力するようになる。次に、トランスポ
ートデコーダ70に、所望のチャネルの画像データ、音
声データのパケット符号PIDが設定されているかどうか
を判断する(ステップS57)。ここでは、まだ設定し
ていないので、ステップS58に進み、所望のチャネル
の画像データ、音声データのパケット符号PIDをトラン
スポートデコーダ70に設定する。
【0102】これにより、トランスポートデコーダ70
は、所望のチャネルの画像データ、音声データを、ビデ
オデコーダ82、オーディオデコーダ84に出力し始め
る。すなわち、図16の場合には、時点X1にてチャネル
切替が行われてから、ICカード80による復元処理時
間経過後の時点X2より、画像および音声がTVセット8
8から出力される。
【0103】次に、CPU72は、ステップS51にお
ける受信すべきECMデータの設定を変更する(ステッ
プS59)。これは、現在の鍵Odd0は既に取得したの
で、次の鍵Even1を取得するためである。ここでは、今
回取得したECMデータと異なったtable#id(つまり偶
数鍵)を持ったECMデータを取得するように設定す
る。なお、table#idは、図8に示すように、偶数鍵、奇
数鍵によって異なっている。その後、ステップS51に
戻って処理を繰り返す。
【0104】次に、スクランブル鍵Even1のECMデー
タを取得すると(ステップS52、図16の時点X3)、
ICカード80によってスクランブル鍵Even1を得る
(ステップS55、時点X4)。CPU72は、これをデ
・スクランブラ68に設定する(ステップS56)。こ
のようにして、スクランブル鍵Even1によってスクラン
ブルされた画像データ、音声データが送られてくる前
に、スクランブル鍵Even1をデ・スクランブラ68に設
定するので、画像および音声データを途切れることなく
出力することができる。
【0105】次に、CPU72は、トランスポートデコ
ーダ70に、画像データ、音声データのパケット符号PI
Dが設定されているか否かを判断する(ステップS5
7)。ここでは、すでにパケット符号PIDが設定されて
いるので、ステップS59に進んで、取得するECMデ
ータの設定を変更する。
【0106】ステップS59においては、今回取得した
ECMデータと異なったtable#idを持ったECMデータ
を取得するよう設定する。その後、ステップS51に戻
って処理を繰り返す。
【0107】以降は、順次上記の処理を繰り返して、T
Vセット88にNTSC画像信号と音声信号を出力す
る。
【0108】次に、図21に示すように、時点X1におい
てチャネルの切替または電源投入があって、このチャネ
ルに対する処理が開始された場合の処理を説明する。時
点X1は、次スクランブル鍵送出期間40の開始時点に近
接しているので、ICカード80でスクランブル鍵Odd0
のECMデータの復元処理中に、スクランブル鍵Even1
のECMデータが送られてきている。
【0109】CPU72は、時点X1においてスクランブ
ル鍵Odd0のECMデータを取得し(ステップS51)、
取得したECMデータをICカード80に送る(ステッ
プS52)。ECMデータを受け取ったICカード80
は、このECMデータからスクランブル鍵Odd0の復元を
開始する。
【0110】ICカード80にECMデータを送ったC
PU72は、先に受信したECMデータとは別のtable#
idを持ったECMデータの受信があるかどうか監視する
(ステップS53)。時点X2において、CPU72は、
ICカード80からスクランブル鍵Odd0を受け取る前
に、スクランブル鍵Even1のECMデータを受信し、ス
テップS54に進む。
【0111】ステップS54において、CPU72は、
ICカード80に鍵の復元中止を通知する。鍵の復元中
止の通知を受け取ったICカード80は、スクランブル
鍵Odd0の復元を中止する。その後、CPU72は、時点
X2において受信したECMデータをICカード80に送
る(ステップS52)。ECMデータを受け取ったIC
カード80は、このECMデータからスクランブル鍵Ev
en1を復元し、時点X3においてCPU72に送り返す。
【0112】ECMデータをICカード80に送ったC
PU72は、ICカード80に送ったECMデータとは
異なったtable#idのECMデータの受信があるかどうか
監視する(ステップS53)。時点X2から時点X3までに
送られるECMデータが変わることはないので、CPU
72は、ICカード80に鍵の復元中止を通知すること
なく、時点X3においてICカード80からスクランブル
鍵Even1を受け取る(ステップS55)。
【0113】その後、ステップS56、ステップS57
を経て、ステップS58においてデコードを開始する。
しかし、時点X3においては、スクランブル鍵Even1によ
ってスクランブルされた画像および音声データはまだ送
られてきていないので、設定したパケット符号PIDに対
応する画像および音声データが直ちに出力されるもので
はない。
【0114】その後、スクランブル鍵が変わる時点Tx
よりスクランブル鍵Even1によってスクランブルされた
画像および音声データが送られるため、スクランブルを
解除することができ、画像および音声が出力される。
【0115】次に、図18に示すように、時点X1におい
てチャネルの切替または電源投入があって、このチャネ
ルに対する処理が開始された場合の処理を説明する。こ
の場合には、時点X1においてECMデータを取得し、時
点X2において復元した鍵Even1を得る。その後、ステッ
プS57を経て、ステップS58においてデコードを開
始する。しかし、時点X2においては、スクランブル鍵Ev
en1によってスクランブルされた画像および音声データ
はまだ送られてきていないので、設定したパケット符号
PIDに対応する画像および音声データが直ちに出力され
るものではない。
【0116】その後、スクランブル鍵が変わる時点Tx
よりスクランブル鍵Even1によってスクランブルされた
画像および音声データが送られるため、スクランブルを
解除することができ、画像および音声が出力される。
【0117】次に、図19に示すように、時点X1におい
てチャネルの切替があった場合について説明する。この
場合には、時点X1においてECMデータを取得し、時点
X2において復元した鍵Even1を得る。その後、ステップ
S57を経て、ステップS58においてデコードを開始
する。したがって、時点X2より、画像および音声データ
の出力が得られる。
【0118】図22に、この実施形態におけるICカー
ド80がECMデータを受け取った場合に実行されるプ
ログラムのフローチャートを示す。ICカード80は、
受け取ったECMデータから鍵の復元処理を行なうとと
もに、鍵の復元処理の通知があるかどうかの監視を行な
う(ステップS41、ステップS42)。鍵の復元が完
了する前に鍵の復元中止の通知を受け取った場合は、鍵
の復元を中止し、処理を終了する。また、鍵の復元が完
了するまでに、鍵の復元中止の通知がない場合は、復元
した鍵を送り返し(ステップS44)、処理を終了す
る。
【0119】3.他のシステムにおける実施形態上記実施
形態では、衛星放送システムに適用した場合について説
明した。しかしながら、暗号鍵を用いて行う地上波放送
や有線放送についても同じように適用することができ
る。
【0120】また、ローカルエリアネットワーク(LA
N)、ワイドエリアネットワーク(WAN)等におい
て、データを暗号化して通信する場合にも適用すること
ができる。送信側と受信側が1対1の場合にも適用でき
るが、送信側から複数の受信側に一斉通信する場合に適
用するとより好ましい。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、鍵対応データが変
わってから暗号化データが変わるまでの時間Δtを定め
ることにより、鍵対応データが変わる直前に処理を開始
した場合であっても、途切れることなく復号化されたデ
ータを得ることができる。また、想定した受信装置のう
ち、鍵対応データから鍵を復元する処理の最も遅い受信
装置によってTmaxを定めているので、想定される全て
の受信機において、これを達成することができ、かつ、
できるだけ小さなΔtを選択することができる。また、
処理開始時に途切れることなく復号化されたデータを得
るために、鍵対応データの切替えをどのように設定すれ
ばよいかが明確となってシステム設計が容易となる。
【0122】受信側が鍵対応データから鍵を生成してい
る最中に鍵対応データが変わった場合、先の鍵の生成処
理を中止するとともに、次の鍵の生成処理を行なうよう
にすることにより、Δtを短くすることができる。した
がって、鍵の復元処理の早い受信装置において、処理開
始から復号化されたデータを得るまでの時間を短くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による通信システムの全
体構成図
【図2】この発明の一実施形態による通信システムにお
ける暗号化データと鍵対応データの送出タイミングを示
す図
【図3】本発明を衛星放送システムに適用した一実施形
態による送信装置の構成図
【図4】送信装置によるデータのパケット化を示す図
【図5】パケット化されたデータの構造図
【図6】制御データPATの一例を示す図
【図7】制御データPMTの一例を示す図
【図8】ECMデータの構造図
【図9】制御データNITの構造図
【図10】ESデータとECMデータの送出タイミング
【図11】本発明を衛星放送システムに適用した一実施
形態による受信装置の構成図
【図12】デ・スクランブラ68のDSレジスタの記憶
内容例を示す図
【図13】ICカード80の構成図
【図14】受信装置のメモリ74に記録された受信処理
のためのプログラムを示すフローチャート
【図15】図14のステップS6の処理の詳細を示すフ
ローチャート
【図16】チャネル切替が行なわれた場合の説明図
【図17】次スクランブル鍵送出期間40の直前にてチ
ャネル切替が行なわれた場合の説明図
【図18】次スクランブル鍵送出期間40内にてチャネ
ル切替が行なわれた場合の説明図
【図19】次スクランブル鍵送出期間40内にてチャネ
ル切替が行なわれた場合の説明図
【図20】鍵の復元処理の中断が可能な場合における、
図14のステップS6の処理の詳細を示すフローチャー
【図21】次スクランブル鍵送出期間40の直前にてチ
ャネル切替が行なわれた場合の説明図
【図22】鍵の復元処理の中断が可能なICカード80
におけるプログラムのフローチャート
【図23】従来の受信機の構成図
【図24】従来の鍵の通信方法を示す図
【図25】従来の通信方法における問題点を示す図
【符号の説明】
20 送信装置 22 鍵出力手段 24 暗号化手段 26 鍵対応データ生成手段 28 送出手段 30 受信装置 32 受取手段 34 復号化手段 36 鍵取得手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間ごとに鍵を変えて送出すべきデ
    ータを暗号化して送出し、受信側において暗号化データ
    を復号化する通信方法であって、 順次異なる鍵に基づいて、送出すべきデータを暗号化し
    て暗号化データを生成し、 順次異なる鍵によって暗号化された暗号化データと、当
    該暗号化に用いた鍵に対応する鍵対応データとを送出す
    るに際して、 暗号化データに用いた鍵が変わる時点より前の所定期間
    内において、次に使用する鍵に対応するように鍵対応デ
    ータを送出するとともに、 送出されてきた暗号化データと鍵対応データとを受け取
    り、 受け取った鍵対応データに基づいて鍵を生成し、 受け取った暗号化データを鍵に基づいて復号化するに際
    し、暗号化データに対する処理の開始時点においては、
    鍵が取得できた後に復号化したデータの出力を開始する
    ものである通信方法において、 Tmaxは受信側において鍵対応データから鍵を取得する
    に必要な時間のうち想定した最も大きな時間、αは余裕
    時間と定義したとき、前記所定期間Δtが Δt=2・Tmax +α によって示されるものであることを特徴とする鍵を用い
    た通信方法。
  2. 【請求項2】 所定時間ごとに鍵を変えて送出すべきデ
    ータを暗号化して送出する(a)送信装置と(b)受信装置と
    を備えた鍵を用いた通信システムであって、 前記送信装置は、 (a1)順次異なる鍵を出力する鍵出力手段と、 (a2)鍵出力手段から取得した鍵に基づいて、送出すべき
    データを暗号化して暗号化データを生成する暗号化手段
    と、 (a3)鍵出力手段からの鍵を、対応する鍵対応データに変
    換する鍵対応データ生成手段と、 (a4)順次異なる鍵によって暗号化された暗号化データ
    と、当該暗号化に用いた鍵に対応する鍵対応データとを
    送出する送出手段であって、暗号化データに用いた鍵が
    変わる時点より前の所定期間内においては、次に使用す
    る鍵に対応する鍵対応データを送出する送出手段と、 を備えており、 前記受信装置は、 (b1)送出されてくる暗号化データと鍵対応データとを受
    け取る受取手段と、 (b2)受取手段によって受け取った鍵対応データに基づい
    て、鍵を生成する鍵取得手段であって、鍵の取得処理中
    に次の鍵対応データを受け取った場合は、先の鍵の取得
    処理を中止するとともに、次の鍵の取得処理を行なう鍵
    取得手段と、 (b3)受取手段によって受け取った暗号化データを、鍵取
    得手段によって取得した鍵に基づいて復号化する復号化
    手段であって、暗号化データに対する処理の開始時点に
    おいては、鍵が取得できた後に復号化したデータの出力
    を開始する復号化手段と、 を備えることを特徴とする鍵を用いた通信システム。
  3. 【請求項3】 所定時間ごとに鍵を変えて送出すべきデ
    ータを暗号化して送出し、受信側において暗号化データ
    を復号する通信方法であって、 順次異なる鍵に基づいて、送出すべきデータを暗号化し
    て暗号化データを生成し、 順次異なる鍵によって暗号化された暗号化データと、当
    該暗号化に用いた鍵に対応する鍵対応データとを送出す
    るに際して、 暗号化データに用いた鍵が変わる時点より前の所定期間
    内において、次に使用する鍵に対応する鍵対応データを
    送出するとともに、 送出されてきた暗号化データと鍵対応データとを受け取
    り、 受け取った鍵対応データに基づいて鍵を生成するに際
    し、鍵の生成中に次の鍵対応データを受け取った場合
    は、先の鍵の生成処理を中止するとともに、次の鍵を生
    成し、 受け取った暗号化データを鍵に基づいて復号化するに際
    し、暗号化データに対する処理の開始時点においては、
    鍵が取得できた後に復号化したデータの出力を開始する
    ものであることを特徴とする鍵を用いた通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の通信方法において、 Tmaxは受信側において、鍵対応データから鍵を取得す
    るに必要な時間のうち想定した最も大きな時間、βは余
    裕時間と定義したとき、前記所定期間Δtは、 Δt=Tmax +β によって示されるものであることを特徴とする鍵を用い
    た通信方法。
  5. 【請求項5】 所定時間ごとに鍵を変えて暗号化された
    暗号化データと当該鍵に対応する鍵対応データとを受け
    て、暗号化データを復号化する受信装置であって、 受け取った鍵対応データに基づいて、鍵を生成する鍵取
    得手段であって、鍵の取得処理中に次の鍵対応データを
    受け取った場合は、先の鍵の取得処理を中止するととも
    に、次の鍵の取得を開始する鍵取得手段と、 受取手段によって受け取った暗号化データを、鍵取得手
    段によって取得した鍵に基づいて復号化する復号化手段
    であって、暗号化データに対する処理の開始時点におい
    ては、鍵が取得できた後に復号化したデータの出力を開
    始する復号化手段と、 を備えた受信装置。
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