JP2000269490A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000269490A
JP2000269490A JP11069703A JP6970399A JP2000269490A JP 2000269490 A JP2000269490 A JP 2000269490A JP 11069703 A JP11069703 A JP 11069703A JP 6970399 A JP6970399 A JP 6970399A JP 2000269490 A JP2000269490 A JP 2000269490A
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film
forming
gate
oxide film
insulating film
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JP11069703A
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English (en)
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Toshiro Nakanishi
俊郎 中西
Yasuyuki Tamura
泰之 田村
Satoshi Okubo
聡 大久保
Kiyoshi Irino
清 入野
Taro Sugizaki
太郎 杉崎
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OSトランジスタの形成工程を含む半導体装置
の製造方法に関し、ゲート長が短くなってもホットキャ
リアに対する素子の寿命を長くすること。 【解決手段】半導体基板1の上にゲート酸化膜2を形成
する工程と、前記ゲート酸化膜2の上にゲート電極3G
を形成する工程と、前記ゲート電極3Gをマスクに使用
して前記ゲート電極3Gの両側方の前記半導体基板1に
第1の不純物拡散層5s、5dを形成する工程と、前記
ゲート電極3Gと前記半導体基板1を覆う絶縁膜6を形
成する工程と、前記絶縁膜6をエッチングして前記ゲー
ト電極3Gの側部にサイドウォール6sとして残す工程
と、前記絶縁膜6をエッチングする前又はサイドウォー
ル6sを形成した後において、前記絶縁膜6又は前記サ
イドウォール6sを一酸化窒素雰囲気中に曝すことによ
り、前記ゲート酸化膜2の両側部を窒化して酸窒化膜
7,8を形成する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、より詳しくは、MOSトランジスタの形成
工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板に形成されるMOSトラン
ジスタの技術は、産業界において他に例をみないほど急
速に発展してきた。しかし、MOSトランジスタは、素
子の微細化にともない、さまざまな物理的、技術的限界
に直面し、技術イノベーションが必要になってきてい
る。
【0003】また、高性能且つ高信頼性の半導体デバイ
スを実現するためには、半導体デバイスのより一層の微
細化と同時に低電圧化、低消費電力化を進める必要があ
る。特に、近年急激に普及している小型携帯機器では、
高速動作を行いつつ、バッテリー駆動時間を長くするた
めに超低消費電力化の実現が求められている。MOSト
ランジスタを高性能化するための1つの手段として、ゲ
ート絶縁膜を薄くすることが行われている。例えば、ゲ
ート電極とシリコン基板の間で直接にトンネリングが起
こってしまうような膜厚1.5nmの極薄のゲート絶縁
膜を用いた高駆動トランジスタの動作が学会レベルでは
報告されている。この場合、ゲート絶縁膜としてシリコ
ン酸化膜が用いられており、そのようなゲート絶縁膜を
以下にゲート酸化膜という。
【0004】しかし、ゲート酸化膜が極薄になると、例
えばデュアルゲートCMOSトランジスタにおけるゲー
ト電極を構成するp+ 型のポリシリコン内の硼素(ボロ
ン)がチャネル領域へ突き抜けたり或いはホットキャリ
ア耐性が劣化するといった現象が顕在化する。また、微
細なMOSトランジスタの短チャネル効果を抑制するた
めにシリコン基板内で浅いpn接合の不純物拡散層が必
要となるが、そのような不純物拡散層から構成されるソ
ース領域、ドレイン領域およびエクステンション領域内
の不純物がゲート酸化膜に吸収されてそれらの領域の寄
生抵抗を増大させる原因になる。
【0005】以上のように微細化した上で、MOSトラ
ンジスタのホットキャリア寿命を短くしたり、ゲート耐
圧を高くしたり、ゲート酸化膜のボロンの突き抜けを抑
制するためにはゲート酸化膜を窒化することが効果的で
ある。そのようなゲート酸化膜を窒化する技術として
は、ゲート酸化膜を500℃以上でアンモニアに曝して
アンモニアの熱分解で生じた水素によってゲート酸化膜
を還元及び窒化する方法がある。
【0006】ゲート酸化膜をアンモニアに曝す技術は、
例えば特開平7-221092号公報、特開平8-316466号公報に
記載がある。そのようなアンモニアを使用する方法によ
れば、ゲート酸化膜内で発生したシリコンのダングリン
グボンドに窒素原子が容易に結合されてゲート酸化膜内
で窒化が進行する。その結果、ゲート絶縁膜は、酸化膜
よりも緻密な酸窒化膜から構成されることになる。
【0007】そのようにアンモニアを用いて形成された
酸窒化膜は容量Qbdが酸化膜よりも2桁大きく、放射線
耐性に優れており、不純物拡散や酸化に対する阻止能力
があり、金属との反応が少ないといった長所があること
がわかった。しかし、アンモニアを用いて形成されたゲ
ート絶縁膜中には、数十at. %もの窒素が結果的に取り
込まれるいわゆる「重い」窒化となるために、高密度の
固定電荷、界面準位が発生してチャネル移動度が低下す
る。また、アンモニアが分解して必然的に生じる水素が
ゲート絶縁膜中に多く取り込まれてしまうため、ゲート
絶縁膜中で電子トラップが多くなるといった欠点を有し
ていた。また、汚染を極度に嫌うゲート絶縁膜の形成工
程においては、配管などに対する腐食性の強いアンモニ
アを使うことについては抵抗があった。
【0008】そこで、亜酸化窒素(N2O)を用いた高速加
熱処理(RTP(rapid thermal process))によってゲー
ト絶縁膜に対して1at. %前後のいわゆる「軽い」窒化
をする試みがなされた。そのような技術は、特開平8-31
6466号公報に記載がある。N2O を用いることで水素を取
り込まないゲート酸化膜の窒化が可能となると同時に、
N2O の窒化力が弱いために結果的に「軽い」窒化になっ
たわけである。窒化を軽くすることで酸化膜に比べて若
干の閾値電圧Vthのシフトがみられる程度で、「重い」
窒化で見られたような移動度の劣化はコンダクタンスの
ピークにおいて若干低下するが高電界では逆に向上する
といった現象が見いだされた。また、ホットキャリアス
トレスによるコンダクタンスgm の劣化がpチャネル領
域、nチャネル領域ともに抑制されることがわかった。
これは、N2O を用いた酸化膜の窒化が水素結合を作らず
にシリコン基板との界面に強固なシリコン・窒素結合を
形成するためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1%以上の窒
素の導入の制御性を良くしようとすると、1000℃以
上の高温での基板の加熱を必要とし、これによりCMO
Sトランジスタのチャネル領域の不純物プロファイルを
変えてしまうといった不都合がある。そのように100
0℃以上の高温加熱を必要とするのは、N2O を用いた酸
化膜の窒化は N2O +O →2NO の熱分解反応が最初に
起こって一酸化窒素(NO)が発生してはじめて窒化が可
能になるからである、と本願発明者等は考えている。
【0010】一方、N2O を用いた酸窒化を短時間でRT
P処理しようとすると熱分解が不完全になって窒素の面
内分布が不均一になる。そこで、本願発明者等はN2O の
代わりに一酸化窒素を用いてゲート酸化膜を酸窒化する
ことを試みた。即ち、図1(a) に示すように、p型のシ
リコン基板101の上に膜厚5.5nmのゲート酸化膜
102を介して不純物含有多結晶シリコンよりなるゲー
ト電極103を形成し、そのゲート酸化膜102の両側
を一酸化窒素(NO)を用いて酸窒化して酸窒化膜104
を形成する。その後に、不純物注入工程と絶縁膜の形成
工程と絶縁膜のエッチング工程などを経て図1(b) に示
すようにゲート電極103の側壁に絶縁性のサイドウォ
ール105を形成するとともに、シリコン基板101に
LDD構造のソース領域106sとドレイン領域106
dを形成した。これによりnMOSトランジスタの基本
構造が完成する。
【0011】ゲート酸化膜102の酸窒化のためにNOガ
スを用いることにしたのは、N2O ガスを用いる場合と同
様に酸窒化膜104内に水素を取り込む心配が無いこと
と、N2O による酸窒化で必要となるNO生成熱反応を要し
ないために比較的低温でゲート酸化酸化膜102の両側
を均一に窒化できるためである。そのようなゲート酸化
膜の一酸化窒素処理の有無によってホットキャリアによ
る素子寿命がどのように変化するかを実験したところ、
図2に示すような特性が得られた。その実験は、ソース
領域106sからドレイン領域106dに向けてのゲー
トの長さ(以下に、ゲート長という。)Lを0.24μ
mと1.00μmとした場合の2種類のLDD構造の単
体トランジスタを用いて、DAHC(drain avalache h
ot carrier)耐性に及ぼす酸窒化の効果を調べるために
行われた。
【0012】図2によれば、ゲート長Lが1μmの場合
にはNO酸窒化処理がないMOSトランジスタよりもN
O酸窒化があったMOSトランジスタの方がホットキャ
リアに対する寿命が顕著に長くなる。しかし、ゲート長
が0.24μmの場合にはNO酸窒化処理がないMOS
トランジスタよりもNO酸窒化があったMOSトランジ
スタの方がホットキャリア耐性の寿命が僅かに長くなる
だけであった。
【0013】また、ゲート長L=1μmのnMOSトラ
ンジスタは、「ゲート酸化膜2の両側を酸窒化すること
により電界の印可の立ち上がり(イニシャル)時のコン
ダクタンスgm のピークが落ち、高電界側で酸化膜より
もコンダクタンスgm が大きくなる」という一般的な傾
向が見られたのに対し、L=0.24μmのnMOSト
ランジスタはその傾向が見られなかった。
【0014】これは、ゲート長Lが短くなると、図2に
示すようにゲート絶縁膜2の影響が隠れてしまうからで
ある。しかも、ゲート長Lに比例してゲート絶縁膜2の
両側部の酸窒化面積を小さくするので、ソース領域10
6s、ドレイン領域106dに不純物を注入する前のシ
リコン基板101表面の犠牲酸化(SCR−OX)処理
の際に、シリコン基板1とゲート酸化膜2の界面が再酸
化されて界面窒素濃度が低下し易くなることが原因とな
っているものと推測される。
【0015】本発明の目的は、ゲート長が短くなっても
ホットキャリアに対する素子の寿命を長くすることがで
きる窒化工程を含む半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図3〜
図5に例示するように、半導体基板1の上にゲート酸化
膜2を形成する工程と、前記ゲート酸化膜2の上にゲー
ト電極3Gを形成する工程と、前記ゲート電極3Gをマ
スクに使用して前記ゲート電極3Gの両側方の前記半導
体基板1に第1の不純物拡散層5s、5dを形成する工
程と、前記ゲート電極3Gと前記半導体基板1を覆う絶
縁膜6を形成する工程と、前記絶縁膜6をエッチングし
て前記ゲート電極3Gの側部にサイドウォール6sとし
て残す工程と、前記絶縁膜6をエッチングする前又はサ
イドウォール6sを形成した後において、前記絶縁膜6
又は前記サイドウォール6sを一酸化窒素雰囲気中に曝
すことにより、前記ゲート酸化膜2の両側部を窒化して
酸窒化膜7,8を形成する工程とを有する半導体装置の
製造方法によって解決される。
【0017】上記した半導体装置の製造方法において、
前記サイドウォール6sを形成し、且つ前記ゲート酸化
膜2の両側部に前記酸窒化膜7,8を形成した後に、前
記第1の不純物拡散層5s、5dの上に犠牲酸化膜10
を形成する工程と、前記ゲート電極3Gと前記サイドウ
ォール6sをマスクに使用し、前記犠牲酸化膜10を透
過させて前記半導体基板1に不純物を導入して第2の不
純物拡散層11s、11dを形成する工程とをさらに加
えてもよい。
【0018】上記した半導体装置の製造方法において、
前記絶縁膜6を、酸化シリコン又は窒化シリコンから構
成してもよい。上記した半導体装置の製造方法におい
て、前記絶縁膜6を、200nmよりも薄くすることが
好ましい。上記した半導体装置の製造方法において、前
記一酸化窒素雰囲気中に前記絶縁膜6又は前記サイドウ
ォール6sを曝す際に、前記半導体基板1の温度を70
0〜900℃に加熱する用にしてもよい。
【0019】上記した半導体装置の製造方法において、
前記一酸化窒素雰囲気を、常圧、減圧又は加圧されて一
酸化窒素を含む雰囲気としてもよい。上記した半導体装
置の製造方法において、前記一酸化窒素雰囲気中に前記
絶縁膜6又は前記サイドウォール6sを曝す際に、前記
絶縁膜6又は前記サイドウォール6sに紫外線を照射す
るようにしてもよい。
【0020】なお、上記した図番、符号は、発明の理解
を容易にするために引用したものであって、本発明はそ
れらに限定されるものではない。次に、本発明の作用に
ついて説明する。本発明によれば、ゲート電極と半導体
基板を絶縁膜で覆った後、又はその絶縁膜をエッチング
してゲート電極の側部にサイドウォールとして残した後
に、半導体基板を一酸化窒素雰囲気中に置き、絶縁膜又
はサイドウォールを透過した一酸化窒素によってゲート
電極と半導体基板の間のゲート酸化膜の両側部を窒化し
て酸窒化膜を形成するようにしている。
【0021】このような方法によれば、サイドウォール
を形成した後の犠牲酸化膜形成工程において酸素がゲー
ト酸化膜両側部の酸窒化膜に浸透することがサイドウォ
ールによって妨げられるので、酸窒化膜が再酸化される
ことが防止される。これにより、ゲート長が短い場合で
あっても、酸窒化膜はホットキャリアに対する素子の寿
命を長くすることに有効になる。
【0022】サイドウォールとなる絶縁膜の膜厚を20
0nmよりも薄くすると、一酸化窒素がゲート酸化膜の
両側に供給され易い。この場合、基板温度を従来よりも
低い700〜900℃としてもゲート酸化膜の両側部が
窒化される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図3〜図5は、本発明の第1の実
施の形態の半導体製造工程を示す断面図である。
【0024】まず、図3(a) に示すように、n型のシリ
コン基板1の上面を熱酸化してその表面にSiO2よりなる
ゲート絶縁膜2を3〜10nmの厚さに形成する。続い
て、ゲート酸化膜2の上に多結晶シリコン膜3をCVD
法により180nmの厚さに形成する。その多結晶シリ
コン膜3内には、膜の成長と同時か或いは後述するイオ
ン注入時に不純物が導入される。
【0025】次に、図3(b) に示すように、多結晶シリ
コン膜3をフォトリソグラフィー法により略ストライプ
状にパターニングしてこれをゲート電極3Gとする。そ
の多結晶シリコン膜3をパターニングする際には、ゲー
ト酸化膜2も同時にパターニングされる。続いて、図3
(c) に示すように、ゲート電極3Gが形成されていない
活性領域のシリコン基板1の表面を熱酸化して膜厚3n
m程度のSiO2よりなる第1の犠牲酸化膜4を形成する。
その後に、第1の犠牲酸化膜4を通してシリコン基板1
に燐、砒素などのn型不純物をイオン注入する。そし
て、不純物が注入された領域のシリコン基板1を加熱し
て活性化することにより、ゲート電極3Gの両側にLD
D構造の低濃度の不純物拡散層5s、5dを形成する。
【0026】その後に、フッ酸によって第1の犠牲酸化
膜4をシリコン基板1から除去した後に、図4(a) に示
すように、ゲート電極3Gとシリコン基板1の上に二酸
化シリコン(SiO2)膜6をCVD法により200nm以
下、好ましくは10〜200nmの厚さに形成する。次
に、図6に示すようなRTA(rapid thermal aneallin
g) 装置のチャンバ20内のサセプタ21上にシリコン
基板1を載置した状態で、ガス供給口22を通してチャ
ンバ20内に一酸化窒素(NO)ガスを導入する。これ
により、一酸化窒素をSiO2膜6に透過させる。
【0027】この結果、図4(b) に示すように、ゲート
酸化膜2の両側部とシリコン基板3の界面と、ゲート酸
化膜2の両側部とゲート電極3Gの界面と、ゲート電極
3GとSiO2膜6の界面にはそれぞれ窒素濃度分布のピー
クが現れて、それらの界面には酸窒化シリコン膜7,
8,9が形成される。そのように、酸窒化シリコン膜7
〜9の形成条件としては、チャンバ20内の圧力を例え
ば数Torr〜200Torrに設定するとともに、チャンバ2
0の上の赤外線ランプ23によってシリコン基板1を7
00〜900℃の温度で数十分間、加熱する。基板温度
をそれよりも下げたい場合には、赤外線ランプ加熱の代
わりに紫外線照射を用いてもよい。
【0028】なお、図6に示すRTA装置において符号
24はガス排気口を示している。次に、シリコン基板1
をRTA装置から取り出した後に、図5(a) に示すよう
に、SiO2膜6を反応性イオンエッチング(RIE)法に
より略垂直方向にエッチングすることにより、そのSiO2
膜6をゲート電極3Gの両側に残し、これを絶縁性のサ
イドウォール6sとして使用する。
【0029】その後に、図5(b) に示すように、サイド
ウォール6sに覆われない低濃度の不純物拡散層5s、
5dの表面を熱酸化して膜厚3nmの第2の犠牲酸化膜
10を形成する。第2の犠牲酸化膜10を形成する際に
はサイドウォール6sは酸素雰囲気に曝されるが、ゲー
ト酸化膜2の両側部への酸素の供給はサイドウォール6
sによって抑制されるために、その両側部で酸窒化シリ
コン膜7が消失することはなくなる。なお、サイドウォ
ール6sとシリコン基板1の間の酸窒化シリコン膜7の
部分に存在する酸窒化シリコン膜7は消失し易くなる
が、特に問題は生じない。
【0030】そのような第2の犠牲酸化膜10を形成し
た後に、ゲート電極3Gとサイドウォール6sをマスク
に使用して、n型の不純物をシリコン基板1に注入し、
これを活性化することにより、ゲート電極3Gの両側に
LDD構造の高濃度の不純物拡散層11s、11dを形
成する。ゲート電極3Gの一方の低濃度の不純物拡散層
5sと高濃度の不純物拡散層11sによってソース領域
12sが構成され、他方の低濃度の不純物拡散層5dと
高濃度の不純物拡散層11dによってドレイン領域12
dが構成される。
【0031】なお、ゲート酸化膜2の両側部には酸窒化
シリコン膜7が存在することにより、第2の犠牲酸化膜
10を形成する際にゲート酸化膜2の側方で酸化が進み
にくくなり、その部分での酸化膜の膜厚が増加すること
が抑制される。次にに、特に図示しないが、フッ酸を用
いて第2の犠牲酸化膜10を除去した後に、サリサイド
構造の形成、層間絶縁膜の形成、コンタクトホールの形
成、配線の形成などの工程に移ることになる。
【0032】以上述べたように、ゲート電極3Gを覆う
SiO2膜6を通ったNOによりゲート酸化膜2の両側部を
窒化した後に、そのSiO2膜6を垂直方向にエッチングし
てゲート電極3Gの側部にサイドウォール6sとして残
すようにした。そのようなNOガスの使用により、ゲー
ト酸化膜2の両側を酸窒化する際に水素を取り込む心配
が無くなり、しかも、N2O 酸窒化処理で必要になるNO生
成熱反応を要しないために比較的低温でゲート絶縁膜2
の両側部を酸窒化でき、窒素分布の均一性が良くなる。
【0033】しかも、シリコン基板1の表面を熱酸化す
る際に、酸窒化シリコン膜7,8への供給がサイドウォ
ール6sによって防止されることになり、酸窒化シリコ
ン膜7,8に酸素が供給されて再酸化され難くなる。と
ころで、サイドウォール6sとなるSiO2膜6に一酸化窒
素(NO)を透過させるための膜厚の最適値を求めるた
めに、図7(a) に示すようにシリコン基板30の上にSi
O2膜31を形成し、そのSiO2膜31の上からNOを供給
し、これによってシリコン基板30・SiO2膜31間の窒
素濃度とSiO2膜31の膜厚tとの関係を調べたところ、
図7(b) に示すような結果が得られた。
【0034】即ち、図2に示すように、SiO2膜31の膜
厚を100〜200nmと厚くしてNOガス雰囲気中でSi
O26をアニールしてもシリコン基板31とSiO2膜32の
間の界面に十分な窒素が存在することがわかった。従っ
て、サイドウォール6sの形成に用いられるSiO2膜6の
外から一酸化窒素を供給してアニールしても、SiO2膜6
の下に存在するゲート電極3Gに接する側のSiO 膜の底
面や、シリコン基板1に接する側のゲート酸化膜2の底
面が窒化されることになる。
【0035】次に、上記した工程によって形成されたn
MOSトランジスタについて、ホットエレクトロン耐性
による素子の寿命と基板のチャネル領域の電流密度との
関係を調べたところ、図8の実線で示すような結果が得
られた。ここで、電流密度はソース・ドレイン間の電流
sub をゲート幅Wで割った値である。そのゲート幅W
は、ゲート電極の長手方向の長さWを示している。
【0036】また、NO処理が施されていない酸窒化シ
リコンからゲート絶縁膜を形成してなるnMOSトラン
ジスタと、NO処理が施されていない酸化シリコンのみ
からゲート絶縁膜を形成したnMOSトランジスタのそ
れぞれについても、ホットエレクトロン耐性による素子
の寿命とチャネル領域の電流密度との関係を調べたとこ
ろ、図8の太い破線と細い破線で示すような結果が得ら
れた。
【0037】図8に示した3つの特性線を比べると、ゲ
ート長が0.18μmであっても、ゲート電極を覆うサ
イドウォール形成用のSiO2膜を通してゲート酸化膜の両
側部を窒化したnMOSトランジスタの方がその他の2
つのnMOSトランジスタよりも寿命が長くなることが
わかった。なお、図8に示す実験に使用したnMOSト
ランジスタのゲート長は0.18μmであり、ゲート絶
縁膜の膜厚は4nmでとした。また、ホットエレクトロ
ン耐性による素子の寿命は、MOSトランジスタのドレ
イン電流が飽和値に達した時点からさらに10%低下す
る時点までの時間と定義した。
【0038】次に、サイドウォール形成用のSiO2膜を透
過したNOガスを用いてアニールされたゲート酸化膜を
有するnMOSトランジスタとそのようなアニールを施
さなかったゲート酸化膜を有するnMOSトランジスタ
の閾値電圧・電流特性とを比較したところ、図9に示す
ようにそれらの2つの特性はほとんど同じになった。こ
のことから、サイドウォール形成用のSiO2膜の上からN
Oガスを供給してゲート酸化膜の両側部をアニールして
も、MOSトランジスタとしての動作特性は損なわれる
ことはないことがわかった。
【0039】ところで、上記した工程では、nMOSト
ランジスタの形成工程について述べたが、pMOSトラ
ンジスタの形成においても同様にゲート酸化膜にNOア
ニールを施してもよい。即ち、n型のシリコン基板1を
使用し、そこに形成されるソース12s、ドレイン12
dをp型とする場合でも、サイドウォール用のSiO2膜を
形成した後にNOアニールによりゲート酸化膜の両側部
を窒化しても良い。
【0040】本発明を用いて形成したpMOSトランジ
スタと従来の方法によって形成したpMOSトランジス
タについて、基板電流密度と寿命の関係を調べたとこ
ろ、図10に示すような結果が得られた。図10におい
て、実線は本願発明を用いて形成したpMOSトランジ
スタの特性であり、太い破線はシリコン酸化膜のみから
なるゲート絶縁膜を備えたpMOSトランジスタの特性
であり、細い破線はNOアニール処理を経ずに形成され
た酸窒化膜からなるゲート絶縁膜を有するpMOSトラ
ンジスタの特性である。
【0041】図10からも、ゲート酸化膜の両側部にN
Oアニール処理を施した方が寿命が長くなることがわか
る。また、サイドウォール形成用のSiO2膜の上からNO
ガスを供給した状態でアニールされたゲート酸化膜を有
するpMOSトランジスタとそのようなアニールを施さ
なかったゲート酸化膜を有するpMOSトランジスタの
それぞれの閾値電圧・電流特性とを比較したところ、図
11に示すように、それらの2つの特性はほとんど同じ
になった。即ち、サイドウォール形成用のSiO2膜の上か
らNOガスを供給した状態でゲート酸化膜の両側部をア
ニールしても、MOSトランジスタとしての動作特性は
損なわれなかった。
【0042】なお、図9、図11に示す特性を得るため
の実験においては、チャネル長Lを0.16〜0.30
μmとした複数のnMOSトランジスタ又は複数のpM
OSトランジスタを用いた。 (第2の実施の形態)上記した本発明の第1の実施の形
態においては、サイドウォール6sを形成する前にSiO2
膜6の上からNOガスを供給することにより、ゲート酸
化膜2の両側部をNOアニールした。しかし、NOアニ
ールは、次に説明するように、サイドウォール6sを形
成した後に行っても良い。
【0043】まず、図4(a) と同様に、ゲート電極3G
と低濃度の不純物拡散層5s、5dをSiO2膜6で覆った
後に、図12(a) に示すように、SiO2膜6を反応性イオ
ンエッチング法を使用して異方性エッチングしてゲート
電極3Gの側部に残し、これをサイドウォール6sとす
る。この後に、図6に示したRTA装置を用いてサイド
ウォール6sの外側からNOガスを供給すると、図12
(b) に示すように、ゲート酸化膜2の両側部とシリコン
基板3の間の界面と、ゲート酸化膜2の両側部とゲート
電極3Gの間の界面と、ゲート電極3GとSiO2膜6の間
の界面にはそれぞれ窒素のピークが現れて、それらの界
面には酸窒化シリコン膜7,8,9が形成される。
【0044】その後に、図5(b) に示すような第2の犠
牲酸化膜10、不純物拡散層11s、11dの形成工程
に移ることになる。このような工程によっても、第1の
実施形態と同様に、サイドウォール6sががゲート酸化
膜2の両側部の再酸化を防止することになる。そして、
ゲート絶縁膜2の両側部の酸窒化シリコン膜7によりホ
ットエレクトロン耐性が確実に高まる。
【0045】サイドウォール6sを形成した後にゲート
酸化膜2の両側部をNO雰囲気でアニールする工程を経
て形成されたnMOSトランジスタと、サイドウォール
を形成する前にゲート酸化膜の両側をNO雰囲気でアニ
ールする工程を経て形成されたnMOSトランジスタ
と、ゲート酸化膜をNO雰囲気でアニールする工程を経
ずに形成されたnMOSトランジスタのそれぞれについ
て基板電流密度とホットエレクトロンに対する寿命の関
係について測定した結果、図13のような特性が得られ
た。
【0046】図13によれば、サイドウォールを形成し
た後にゲート酸化膜をNO雰囲気でアニールすること
が、寿命を長くするために最も効果的であることがわか
る。なお、図13の結果を得るための実験に用いられた
nMOSトランジスタではゲート酸化膜の膜厚Doxを4
nmとし、ゲート長Lを0.18μm、ゲート幅Wを4
μmとした。 (その他の実施の形態)上記した実施形態では、NOガ
スを用いてゲート酸化膜の一部を窒化するための装置と
して枚葉処理のためのRTA装置を用いたが、その他に
図14に示すようなバッチ処理を行う縦型の装置を用い
てもよい。
【0047】その装置は、図14に示すように、ベルジ
ャ40内に内管41を収納した構造を有している。その
ベルジャ40の下部にはガス導入管42が接続され、ま
た、内管41の上部にはガス通孔43が設けられ、その
下部には排気管44が接続されている。さらに、ベルジ
ャ40の外側にはベルジャ40内を加熱するためのヒー
タ45が配置されている。
【0048】そのような装置において、図4(b) 、図1
2(b) に示すようなNOアニール処理の際に、複数枚の
シリコン基板1を収納したウェハホルダー46を下側か
ら内管46の中に挿入するそして、ベルジャ40内を常
圧に設定してNOガスをガス導入管42からベルジャ4
0内に導入すると、そのNOガスは内管41の上部のガ
ス通孔43を通って各シリコン基板1の上から下に沿っ
て流された後、ガス排気管44を通って外部に排出され
る。この場合、ヒータ45によって基板温度を700〜
900℃に加熱する。
【0049】そのような装置のベルジャ40内を常圧に
すると、NOアニール処理時間が短くなってスループッ
トが向上する。また、図15に示すように、排気管44
に排気ポンプ47を接続することによりベルジャ40内
を数Torr〜200Torrの範囲内で減圧してもよく、これ
により各シリコン基板1上でNO供給がより均一にな
る。
【0050】さらに、図16に示すように、ガス導入管
42に加圧器48を接続してベルジャ40内を大気圧よ
りも高くすることにより、NO処理時間の短縮化が図れ
る。この場合、ベルジャ40全体を加圧室49に入れて
ベルジャ40を保護するようにしてもよい。なお、図1
4〜図15に示す装置において、ガス導入口42からN
Oガスをベルジャ40内に導入する際に、そのベルジャ
40内に同時にアルゴン、ネオンなどの希ガスを導入し
ても良い。
【0051】上記した装置は、シリコン基板1を加熱す
る構造を有するアニール装置を用いているが、低温処理
でゲート絶縁膜の両側部を窒化したい場合には、シリコ
ン基板1をNO雰囲気に置いた状態でSiO2膜又はサイド
ウォール6sに紫外線を照射してもよい。なお、上記し
たMOSトランジスタのサイドウォールを構成する絶縁
膜として二酸化シリコンを用いたが、窒化シリコンを使
用しても良い。これによれば、窒化シリコン膜のに一酸
化窒素を透過させてゲート酸化膜の両側部を窒化するよ
うにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ゲー
ト電極と半導体基板を絶縁膜で覆った後、又はその絶縁
膜をエッチングしてゲート電極の側部にサイドウォール
として残した後に、半導体基板を一酸化窒素雰囲気中に
置き、絶縁膜又はサイドウォールを透過した一酸化窒素
によってゲート電極と半導体基板の間のゲート酸化膜の
両側部を窒化して酸窒化膜を形成するようにしたので、
このような方法によれば、サイドウォールを形成した後
の犠牲酸化膜形成工程において酸素がゲート酸化膜両側
部の酸窒化膜に浸透することをサイドウォールによって
妨げて、酸窒化膜の再酸化を防止することができ、ホッ
トキャリア耐性を高くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b) は、従来技術に係るMOSトラン
ジスタの製造工程を示す断面図である。
【図2】図2は、図1(b) に示すMOSトランジスタの
ゲート長の違いによるホットキャリア耐性の寿命を示す
図である。
【図3】図3(a) 〜(c) は、本発明の第1実施形態に係
る半導体装置の製造工程を示す断面図(その1)であ
る。
【図4】図4(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の製造工程を示す断面図(その2)である。
【図5】図5(a) 〜(c) は、本発明の第1実施形態に係
る半導体装置の製造工程を示す断面図(その3)であ
る。
【図6】図6は、本発明の実施形態で使用されるNOア
ニール用装置の第1例を示す構成図である。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の半導体装置の製造に
用いられるサイドウォールを形成するためのSiO2膜の膜
厚とSiO2-Si 界面の窒素濃度との関係を示す図である。
【図8】図8は、本発明によって形成されたnMOSト
ランジスタと従来のnMOSトランジスタの寿命と電流
密度の関係を示す図である。
【図9】図9は、本発明によって形成されnMOSトラ
ンジスタと従来のnMOSトランジスタの閾値電圧・電
流特性図である。
【図10】図10は、本発明によって形成されたpMO
Sトランジスタと従来のpMOSトランジスタの寿命と
電流密度の関係を示す図である。
【図11】図11は、本発明によって形成されpMOS
トランジスタと従来のpMOSトランジスタの閾値電圧
・電流特性図である。
【図12】図12(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【図13】図13は、本発明の第2実施形態により形成
されたnMOSトランジスタと従来のnMOSトランジ
スタの寿命と基板電流密度の関係を示す図である。
【図14】図14は、本発明の実施形態で使用されるN
Oアニール用装置の第2例を示す構成図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態で使用されるN
Oアニール用装置の第3例を示す構成図である。
【図16】図16は、本発明の実施形態で使用されるN
Oアニール用装置の第4例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板(半導体基板)、2…ゲート酸化膜、
3…多結晶シリコン膜、3G…ゲート電極、4…第1の
犠牲酸化膜、5s、5d…低濃度の不純物拡散層、6…
SiO2膜(サイドウォール用絶縁膜)、7〜9…酸窒化シ
リコン膜、10…第2の犠牲酸化膜、11s、11d…
高濃度の不純物拡散層、12s…ソース領域、12d…
ドレイン領域。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/318 H01L 21/469 21/469 21/26 F 29/78 301F (72)発明者 大久保 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 入野 清 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 杉崎 太郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F040 DA10 DA13 DA17 DA19 DB03 DC01 EC07 ED07 EF02 FA04 FA05 FA07 FA10 FB02 FC00 FC21 5F045 AA20 AB34 AD11 AD12 AD13 AE01 AE29 AE30 AF07 AF08 BB16 CA05 DC52 DC64 DP01 DP02 DP03 DP19 DQ10 EK05 EK06 EK11 EK12 5F058 BA20 BD02 BD03 BD04 BD15 BF51 BF52 BF55 BF58 BF59 BF60 BF67 BF78 BJ01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の上にゲート酸化膜を形成する
    工程と、 前記ゲート酸化膜の上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクに使用して前記ゲート電極の両
    側方の前記半導体基板に第1の不純物拡散層を形成する
    工程と、 前記ゲート電極と前記半導体基板を覆う絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記絶縁膜をエッチングして前記ゲート電極の側部にサ
    イドウォールとして残す工程と、 前記絶縁膜をエッチングする前又はサイドウォールを形
    成した後において、前記絶縁膜又は前記サイドウォール
    を一酸化窒素雰囲気中に曝すことにより、前記ゲート酸
    化膜の両側部を窒化して酸窒化膜を形成する工程とを有
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記サイドウォールを形成し、且つ前記ゲ
    ート酸化膜の両側部に前記酸窒化膜を形成した後に、 前記第1の不純物拡散層の上に犠牲酸化膜を形成する工
    程と、 前記ゲート電極と前記サイドウォールをマスクに使用
    し、前記犠牲酸化膜を透過させて前記半導体基板に不純
    物を導入して第2の不純物拡散層を形成する工程とをさ
    らに有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記絶縁膜は、酸化シリコン又は窒化シリ
    コンから構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記絶縁膜は、200nmよりも薄いこと
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記一酸化窒素雰囲気中に前記絶縁膜又は
    前記サイドウォールを曝す際に、前記半導体基板の温度
    を700〜900℃に加熱することを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記一酸化窒素雰囲気中に前記絶縁膜又は
    前記サイドウォールを曝す際に、前記絶縁膜又は前記サ
    イドウォールに紫外線を照射することを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040026246A (ko) * 2002-09-23 2004-03-31 아남반도체 주식회사 반도체 소자 제조시 핫 캐리어 효과 방지 게이트 형성 방법
JP2008515240A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ゲート・スタック
JP2009016824A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Samsung Electronics Co Ltd 半導体素子の製造方法

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