JP2000269363A - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体記憶装置の製造方法

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JP2000269363A
JP2000269363A JP11068335A JP6833599A JP2000269363A JP 2000269363 A JP2000269363 A JP 2000269363A JP 11068335 A JP11068335 A JP 11068335A JP 6833599 A JP6833599 A JP 6833599A JP 2000269363 A JP2000269363 A JP 2000269363A
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floating gate
film
gate
interlayer insulating
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Takuya Kitamura
卓也 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高集積化され、より高速かつ安定した動作
を実現できる半導体記憶装置及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 シリコン基板上にシリコン酸化膜1とシ
リコン窒化膜2を形成し、これをマスクとして、N+拡
散層4を形成し、上記シリコン窒化膜2をマスクとして
フィールド絶縁膜11を形成し、シリコン酸化膜からな
る第1の絶縁膜5を形成し、表面を研磨してシリコン窒
化膜2を第1の絶縁膜5中に埋め込み、加熱した燐酸に
よってシリコン窒化膜2を除去し、第1の絶縁膜5で溝
を形成する。この溝の側面にシリコン酸化膜を成膜後、
エッチバックすることによって第3の絶縁膜6を形成
し、前記シリコン酸化膜1を熱酸化することにより第2
の絶縁膜7を形成する。ポリシリコン膜を溝と第1の絶
縁膜5に一部かかる程度に成膜してフローティングゲー
ト8を形成し、その上面に第4の絶縁膜9を形成し、制
御ゲート電極10、第4の絶縁膜9、フローティングゲ
ート8をエッチング加工して、本発明の半導体記憶装置
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置に関する。特に、フラッシュメモリのメモリセル
等の半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の埋込拡散層を用いた一般的なフロ
ーティングゲート型不揮発性半導体記憶装置の断面図を
図6に示す。図6に示されるように、この半導体記憶装
置は、前記P型シリコン基板200の表面にフィールド
絶縁膜31が形成されており、このフィールド絶縁膜3
1の下部領域にソース・ドレイン拡散層24が設置され
た構造を有する。前記ソース・ドレイン拡散層24に挟
まれたチャネル領域32の上には第1のゲート絶縁膜2
7を介してフローティングゲート28、その上には第2
のゲート絶縁膜29を介してコントロールゲート30が
形成される。また、図6に示される半導体不揮発性記憶
装置は以下の製造方法により形成される。すなわち、シ
リコン基板200上にシリコン酸化膜、シリコン窒化膜
(図示しない)を順に堆層した後、フォトリソグラフィ
ー技術とドライエッチング技術によってチャネル領域3
2を残した後、前記シリコン窒化膜をエッチングし、続
いて前記エッチングにより得られた前記シリコン窒化膜
をマスクとしてイオン注入を行いN型不純物を導入し、
さらに熱酸化(LOCOS(Local Oxidat
ion of Silicon)系酸化)によってフィ
ールド絶縁膜31を形成することによってソース・ドレ
イン拡散層24を得る。その後、前記シリコン窒化膜を
除去し、第1のゲート絶縁膜27を形成した後、表面に
多結晶シリコン膜を堆積し、前記多結晶シリコン膜を所
定の形状に加工しフローティングゲート28を形成す
る。この表面にCVDによりシリコン酸化膜を形成し、
このシリコン酸化膜のみ、あるいはシリコン窒化膜との
積層膜からなる第2のゲート絶縁膜29を形成する。さ
らに、フィールド絶縁膜31及び第2のゲート絶縁膜2
9上にコントロールゲート30を形成し、ソース・ドレ
イン拡散層24を有してなるスタックゲート型半導体不
揮発性記憶装置を得る。一方、フローティングゲート
(浮遊ゲート)を有してなる不揮発性記憶装置は、一般
に、コントロールゲート(制御ゲート)により電圧の制
御を行っている。このように、前記フローティングゲー
ト(浮遊ゲート)を有してなる不揮発性記憶装置の模式
図を図9に示す。係る不揮発性記憶装置は、データの有
無を電子の有無で判断する。図9(a)に示されるよう
に、フローティングゲート108内の電子は、第1のゲ
ート絶縁膜107を通過して基板101とフローティン
グゲート108との間を出入りする。したがって、フロ
ーティングゲート108と基板101との電位差が大き
ければ大きいほど、より高速に電子の出し入れを行うこ
とができる。このため、電子の出し入れの高速化により
不揮発性記憶装置の高速化を図るために、フローティン
グゲート108と基板101との間に印加される電位を
大きくしたいという要望がある。ここで、第1のゲート
絶縁膜107及び第2のゲート絶縁膜109はコンデン
サ(容量)の役割を有しており、図9(a)を等価回路
に書きかえると図9(b)に示されるようになる。図9
(a)に示される装置は、図9(b)に示されるよう
に、第1のゲート絶縁膜107に相当する容量Cono
と、第2のゲート絶縁膜109に相当する容量Ctox
とが直列に配置されてなる。また、基板101、フロー
ティングゲート108、及びコントロールゲート110
における電位をそれぞれVsub、Vfg、Vcgとす
ると、フローティングゲート108と基板101との間
の電位差Vfg−Vsubは、コントロールゲート11
0に印加される電圧Vcgに対し、容量分割の式を用
い、 (Vfg−Vsub)=(1/Ctox)/(1/Cono+1/Ctox)・ (Vcg−Vsub) = Cono/(Cono + Ctox)・(Vcg −Vsub) で表わされることから、Ctoxに対してConoが大
きいほど、コントロールゲート110と基板101との
間に電圧をより効率的に印加することができる。一般
に、Conoを大きくするためには、 C=εεS/d (ε・εは誘電率、Sは容量(コ
ンデンサ)の断面積、dは容量間の距離) より、第2のゲート絶縁膜9の断面積を大きくすること
でConoの値を大きくする手法が有効な手法として用
いられている。以上のように、不揮発性記憶装置の高速
化を図るために、フローティングゲート108と基板1
01との電位差を大きくするには、Ctoxの断面積に
対するConoの断面積を大きくする方法を用いるのが
有効である。以上説明したように、フローティングゲー
ト(浮遊ゲート)を有してなる不揮発性記憶装置の書込
特性は一般に、第1のゲート絶縁膜によるチャネル領域
・フローティングゲート間の容量接合、及び第2のゲー
ト絶縁膜によるフローティングゲート・コントロールゲ
ート間の容量接合における容量分割により定まり、実効
的にフローティングゲートに印加される電圧を大きくす
るためには、第1のゲート絶縁膜によるチャネル領域・
フローティングゲート間の容量接合を小さくする、もし
くは、第2絶縁膜によるフローティングゲート・コント
ロールゲート間の容量接合を大きくすることが必要であ
る。しかしながら、大容量のメモリを作成する場合、一
般に、大きな半導体チップが必要になると同時にメモリ
セルもまた大規模なものが必要になる。一方、半導体産
業はメモリサイズをより小さく微細にすることで発展し
利益を上げてきた。すなわち、半導体記憶装置の製造工
程においては、1つのウェハ上に何百もの同じ製品を同
時に作成し、それを切り分けて販売するので、より小さ
いセルの方が1つのウェハ毎に得られるチップが多い。
従って、メモリサイズがより小さく且つより容量の大き
いメモリを作成することが前記半導体産業において要望
されている。
【0003】そこで、第2のゲート絶縁膜によるフロー
ティングゲート・コントロールゲート間の接合容量増大
を目的として、米国特許番号US−5610091号に
おいて、図7(a)に示されるように、フィールド絶縁
膜41を形成後、前記フィールド絶縁膜41をドライエ
ッチングでシリコン基板300まで掘り下げることによ
って溝を形成し、その溝の形状を反映するようにフロー
ティングゲート38を擬似凹形状に加工し、少なくとも
前記フローティングゲート38の擬似凹形状の内側側壁
表面に第2のゲート絶縁膜39を設けた半導体記憶装置
が開示されている。図7(a)に示される半導体記憶装
置において、フィールド絶縁膜41を形成する工程を図
7(b)〜図7(d)に示す。なお、図7(b)〜図7
(d)に示されるシリコン窒化膜99は図7(d)に示
される工程に続く後の工程(図示しない)において除去
され、シリコン酸化膜98及び前記シリコン窒化膜99
を除去した後基板300を熱酸化することにより第1の
ゲート絶縁膜37を形成する。
【0004】一方、第1のゲート絶縁膜によるチャネル
領域・フローティングゲート間の容量接合を小さくする
ことを目的とし、特開平8−78543号において、図
8に示されるように、積層した2種類の不純物濃度の異
なるフローティングゲートの第1のポリシリコン52,
第2のポリシリコン56を用い、フローティングゲート
をエッチング後、熱酸化によってフィールド絶縁膜形成
時に生じる前記2種類の不純物濃度の異なるフローティ
ングゲートの第1のポリシリコン52及び第2のポリシ
リコン56間の側面酸化速度の違いを利用して、上部ポ
リシリコンの幅を下部ポリシリコンの幅よりも大きく形
成した構造を有してなる半導体記憶装置が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た米国特許番号US−5610091号に開示された不
揮発性半導体記憶装置は、図7(a)に示される不揮発
性半導体記憶装置は、図7(b)に示されるように、基
板300上にシリコン酸化膜98、シリコン窒化膜99
を順に堆層した後、このシリコン酸化膜98とシリコン
窒化膜99とをフォトリソグラフィ技術とドライエッチ
ング技術によりストライプ状に加工し、続いて、図7
(c)に示されるように、上記シリコン窒化膜99をマ
スクとしてリンや砒素をイオン注入によってソース・ド
レイン拡散層34を形成する。次に、図7(d)に示さ
れるように、シリコン基板300を熱酸化(LOCOS
系酸化)した後、エッチングを行いフィールド絶縁膜4
1を形成する。この場合、LOCOS系酸化によって形
成されたフィールド絶縁膜11及びシリコン酸化膜98
がくさびのようにシリコン窒化膜99まで食い込むた
め、一般に微細加工が非常に困難である。このため、前
記LOCOS系酸化を含む工程により大容量且つ小面積
なセルを形成するには非常に不利である。また、ソース
・ドレイン拡散層34において、LOCOS酸化膜の溝
形成のためのリソグラフィー時に、ソース側、ドレイン
側の寸法偏差が問題となり、動作時にセルごとの書込・
消去の速度及び、しきい値のバラツキが大きくなるとい
った問題も生じていた。また、図8に示すように、2種
類の不純物濃度の異なる第1のポリシリコン52及び第
2のポリシリコン56を形成する工程を含むために製造
工程数が多いうえ、熱酸化によって第1のポリシリコン
52の幅を調整するので前記幅の制御が困難であるた
め、前記幅のバラツキが原因で発生する書込・消去の動
作のバラツキが大きいといった問題が生じていた。
【0006】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものである。本発明の目的は、高集積化
され、より高速且つ安定した動作を実現できる半導体記
憶装置及びその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、シリコン基板上に堆層された第1の層
間絶縁膜に溝が形成され、前記溝底面に第1のゲート絶
縁膜が形成され、前記溝側面に上端の幅よりも下端の幅
が大きく設定されてなる第2の層間絶縁膜が設置され、
前記溝にポリシリコンからなるフローティングゲートが
形成され、前記フローティングゲートの外側面に第2の
ゲート絶縁膜が形成され、前記フローティングゲート上
に第2のゲート絶縁膜を介してポリシリコンからなるコ
ントロールゲート電極が設置されてなることを特徴とす
る半導体記憶装置である。
【0008】本出願にいう第1の層間絶縁膜とは、シリ
コン基板上に設置され、溝を有してなる層をいい、例え
ばシリコン酸化膜からなる絶縁膜をいう。また、本出願
にいう第1のゲート絶縁膜とは、フローティングゲート
の底面に設置される絶縁膜であって、シリコン基板と前
記フローティングゲートとの間に設置される絶縁膜をい
い、コンデンサの役割を有する。また、本出願にいう第
2の層間絶縁膜とは、前記溝側面に形成され、上端の幅
よりも下端の幅が大きく設定されてなる絶縁膜をいう。
また、本出願にいう第2のゲート絶縁膜とは、フローテ
ィングゲートの外側面に設置される絶縁膜であって、前
記フローティングゲートとコントロールゲート電極との
間に設置される絶縁膜をいい、コンデンサの役割を有す
る。したがって本出願第1の発明の半導体記憶装置によ
れば、前記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大きく設
定されてなる第2の層間絶縁膜が設置され、前記溝にポ
リシリコンからなるフローティングゲートが形成されて
なることにより、高集積化され、より高速且つ安定した
動作を実現することができる装置として得ることができ
る。
【0009】また本出願第2の発明は、シリコン基板上
に堆層された第1の層間絶縁膜に溝が形成され、前記溝
底面に第1のゲート絶縁膜が形成され、前記溝側面に上
端の幅よりも下端の幅が大きく設定されてなる第2の層
間絶縁膜が設置され、前記溝にポリシリコンからなるフ
ローティングゲートが形成され、前記フローティングゲ
ートの外側面に第2のゲート絶縁膜が形成され、前記フ
ローティングゲート上に第2のゲート絶縁膜を介してポ
リシリコンからなるコントロールゲート電極が設置され
てなり、前記フローティングゲートが擬似V字形状を有
することを特徴とする半導体記憶装置である。
【0010】したがって本出願第2の発明の半導体記憶
装置によれば、前記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が
大きく設定されてなる第2の層間絶縁膜が設置され、前
記溝にポリシリコンからなるフローティングゲートが形
成されていることにより、前記第1の層間絶縁膜上にポ
リシリコンからなるフローティングゲートが堆積され高
集積化され、より高速且つ安定した動作を実現すること
ができる装置として得ることができる。
【0011】また本出願第3の発明は、フローティング
ゲートと第1のゲート絶縁膜とが接合するフローティン
グゲート底面の面積が前記フローティングゲートと第2
のゲート絶縁膜とが接合するフローティングゲート上面
の面積より小さく設定されてなることを特徴とする本出
願第1の発明又は本出願第2の発明の半導体記憶装置で
ある。
【0012】したがって本出願第3の発明の半導体記憶
装置によれば、フローティングゲートと第1のゲート絶
縁膜との接合するフローティングゲート底面の面積が前
記フローティングゲートと第2のゲート絶縁膜とが接合
するフローティングゲート上面の面積より小さく設定さ
れてなることことにより、高集積化され、より高速且つ
安定した動作を実現することができる装置として得るこ
とができる。
【0013】また本出願第4の発明は、基板表面上に第
1のシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を順に堆層し積
層構造とした後、第2のシリコン酸化膜からなる第1の
層間絶縁膜を堆層し、続いて前記シリコン窒化膜を前記
第1の層間絶縁膜に完全に埋め込んた後、前記シリコン
窒化膜を除去することにより前記第1の層間絶縁膜に溝
を形成してから、上端の幅が下端の幅よりも狭く設定さ
れた第2の層間絶縁膜を前記溝の両側面に形成した後、
前記基板を熱処理することにより第1のゲート絶縁膜を
形成し、しかる後にポリシリコンからなるフローティン
グゲートを前記溝に形成した後、前記フローティングゲ
ートを所定の形状に施した後、前記フローティングゲー
ト上面に第2のゲート絶縁膜を形成することを特徴とす
る半導体記憶装置の製造方法である。
【0014】したがって本出願第4の発明の半導体記憶
装置の製造方法によれば、高集積化された半導体記憶装
置を簡便に得ることができる。
【0015】また本出願第5の発明は、基板表面上に第
1のシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を順に堆層し積
層構造とした後、第2のシリコン酸化膜からなる第1の
層間絶縁膜を堆層し、続いて前記シリコン窒化膜を前記
第1の層間絶縁膜に完全に埋め込んた後、前記シリコン
窒化膜を除去することにより前記第1の層間絶縁膜に溝
を形成してから、上端の幅が下端の幅よりも狭く設定さ
れた第2の層間絶縁膜を前記溝の両側面に形成した後、
前記基板を熱処理することにより第1のゲート絶縁膜を
形成し、しかる後にポリシリコンからなるフローティン
グゲートを前記溝及び前記第1の層間絶縁膜に堆層した
後、前記フローティングゲートを所定の形状に施した
後、前記フローティングゲート上面に第2のゲート絶縁
膜を形成することにより得られ、前記フローティングゲ
ートの底面の面積が前記フローティングゲートの上面の
面積より小さいことを特徴とする半導体記憶装置であ
る。
【0016】したがって本出願第5の発明の半導体記憶
装置によれば、前記フローティングゲートの底面の面積
が前記フローティングゲートの上面の面積より小さいこ
とにより、高集積化され、より高速且つ安定した動作を
実現することができる装置として得ることができる。
【0017】また本出願第6の発明は、第2のシリコン
酸化膜からなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続いて前記
シリコン窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に埋め込
んた後、前記シリコン窒化膜を除去することにより前記
第1の層間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅が下端
の幅よりも狭く設定された第2の層間絶縁膜を前記溝の
両側面に形成した後、前記基板を熱処理することにより
第1のゲート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシリコン
からなるフローティングゲートを前記溝及び前記第1の
層間絶縁膜に堆層した後、前記フローティングゲートを
所定の形状に施した後、前記フローティングゲート上面
に第2のゲート絶縁膜を形成することにより得られ、前
記フローティングゲートが擬似V字形状を有することを
特徴とする半導体記憶装置である。
【0018】したがって本出願第6の発明の半導体記憶
装置によれば、前記フローティングゲートが擬似V字形
状を有することにより、高集積化され、より高速且つ安
定した動作を実現することができる装置として得ること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態に係る
半導体記憶装置およびその製造方法を図面を参照して説
明する。本実施の形態において用いたメモリでは、半導
体膜としてシリコン膜、ゲート酸化膜としてシリコン酸
化膜、容量絶縁膜としてシリコン酸化膜、シリコン窒化
膜、シリコン酸化膜を積層した膜を、半導体基板として
P型シリコン基板を用いている。図1は、本発明の第1
の実施の形態に係る半導体記憶装置の断面模式図であ
る。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記
憶装置の一製造工程を示す断面模式図である。
【0020】(第1の実施の形態)本実施の形態に係る
半導体記憶装置は、図1に示すように、シリコン基板1
00上に堆層された第1の層間絶縁膜5に溝が形成さ
れ、前記溝底面に第1のゲート絶縁膜7が形成され、前
記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大きく設定されて
なる第2の層間絶縁膜6が設置され、前記溝にポリシリ
コンからなるフローティングゲート8が形成され、前記
フローティングゲート8の外側面に第2のゲート絶縁膜
9が形成され、前記フローティングゲート8上に第2の
ゲート絶縁膜9を介してポリシリコンからなるコントロ
ールゲート電極10が設置されてなる。ここで、溝と
は、シリコン基板100上に堆層された第1の層間絶縁
膜5に設けられたものである。また、溝底面に設けられ
た第1のゲート絶縁膜7は、シリコン基板100上に熱
酸化により形成されてなる一方、第1のゲート絶縁膜7
上にはポリシリコンからなるフローティングゲート8が
形成されてなる。また、前記フローティングゲート8の
外側面とは、フローティングゲート8において第2のゲ
ート絶縁膜9と接している面をいう。第1のゲート絶縁
膜7及び第2のゲート絶縁膜9は、フローティングゲー
ト8を挟むように設置され、コンデンサの役割を有す
る。一方、第2の層間絶縁膜6は、前記溝側面に設置さ
れ、上端の幅よりも下端の幅が大きく形成されてなるこ
とにより、前記フローティングゲート8が擬似V字形状
を有してなる。換言すると、フローティングゲート8と
第1のゲート絶縁膜7とが接合するフローティングゲー
ト8の底面の面積が、前記フローティングゲート8と第
2のゲート絶縁膜9とが接合するフローティングゲート
8上面の面積より小さくなる。このように、前記フロー
ティングゲート8が擬似V字形状を有してなることによ
り、前記フローティングゲート8の底面の面積が、前記
フローティングゲート8上面の面積より小さいため、フ
ローティングゲート8に印可される電圧を大きくするこ
とができる。これにより、高集積化され且つ高速な半導
体記憶装置として得ることができる。
【0021】続いて、図1に示される半導体記憶装置の
製造工程について、図2を参照して説明する。図2
(a)〜(g)は本発明の第1の実施の形態に係る半導
体記憶装置の製造工程を示した模式図である。まず、シ
リコン基板100上の素子領域に、膜厚300Aのシリ
コン酸化膜1と膜厚1500Aのシリコン窒化膜2を順
にCVD法で形成する。このシリコン酸化膜1とシリコ
ン窒化膜2をフォトリソグラフィ技術とドライエッチン
グ技術によりストライプ状に加工する。これをマスクと
してリンや砒素をイオン注入によってN+拡散層4を形
成し、上記シリコン窒化膜2をマスクにLOCOS分離
法でフィールド絶縁膜11を形成する(図2(a))。
さらに先述のストライプ状のシリコン窒化膜2とシリコ
ン酸化膜1の膜厚よりも厚いシリコン酸化膜からなる第
1の層間絶縁膜5をCVD法によって形成し、シリコン
窒化膜2が表出するまでCMPによって表面を研磨する
ことによりシリコン窒化膜2を第1の層間絶縁膜5中に
埋め込む(図2(b))。その後、加熱した燐酸等によ
ってシリコン窒化膜2を除去し、第1の層間絶縁膜5に
溝を形成する。この溝の側面にシリコン酸化膜を成膜
後、エッチバックすることによってシリコン酸化膜1を
除去するとともに第2の層間絶縁膜6を形成する。その
後、前記シリコン基板100を熱酸化することにより第
1のゲート絶縁膜7を形成する(図2(c))。ポリシ
リコン膜を全面に成膜し、フォトリソグラフィーとドラ
イエッチング技術によって上述の溝を覆うようにストラ
イプ状の溝と平行方向にフローティングゲート8を形成
する。(図2(d))。続いて、前記フローティングゲ
ート8及び第1の層間絶縁膜5の表面に第2のゲート絶
縁膜9を形成する。さらに、この基板表面全面にポリシ
リコン膜を堆積し、フォトリソグラフィ技術とドライエ
ッチングによって、ストライプ状のフローティングゲー
ト8と直交するパターン状に第1のゲート絶縁膜7が表
出するまでコントロールゲート電極10、第2のゲート
絶縁膜9、フローティングゲート8をエッチング加工
し、これをワード線に該当するコントロールゲート電極
パターンとする。この時のワード線方向における断面模
式図を図2(e)に示す。
【0022】素子分離はLOCOS分離法に限られたも
のではなく、リセスLOCOSや、STI分離法(後述
する:Shallow Trench Isolati
on)にも適用可能である。また、拡散層形成後に素子
分離を形成することによって拡散層を素子分離の下部に
埋め込む埋込拡散層に限られたものではない。
【0023】(第2の実施の形態)以下に、本発明の第
2の実施の形態に係る半導体記憶装置およびその製造方
法を図面を参照して説明する。図3は、本発明の第2の
実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面
模式図である。
【0024】本発明の第2の実施の形態に係る半導体記
憶装置の製造方法においては、拡散層を形成する前にS
TIを用いて素子分離を行う。その他の製造工程は、第
1の実施の形態と同様である。まず、図3(a)に示す
ように、STI分離法(シリコン基板100を掘り下げ
ることにより溝を形成した後、前記溝にフィールド絶縁
膜21を埋め込むように形成する方法)でフィールド絶
縁膜21を形成したシリコン基板100上の素子領域
に、膜厚300Aのシリコン酸化膜1及び膜厚1500
Aのシリコン窒化膜2を順にCVD法で形成する。以下
に示される製造方法(図3(a)〜図(e))は、第1
の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程と同様で
ある。
【0025】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法
を図面を参照して説明する。図4は、本発明の第3の実
施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面模
式図である。
【0026】本発明の第1の実施の形態及び第2の実施
の形態に係る半導体記憶装置は、N+拡散層をコントロ
ールゲートの伸長方向に対し平行方向に配置したもので
あるが、本発明の第3の実施の形態においては、N+拡
散層をコントロールゲートの伸長方向に対し直交方向に
配置させた半導体記憶装置を示す。以下、本発明の第3
の実施の形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法に
ついて説明する。まず、図4(a)に示すように、ST
I分離法でフィールド絶縁膜21を形成したシリコン基
板100上の素子領域に、膜厚300Aのシリコン酸化
膜1と膜厚1500Aのシリコン窒化膜2を順にCVD
法で形成する。このシリコン窒化膜をフォトリソグラフ
ィ技術とドライエッチング技術によりストライプ状に加
工する。(図4(a))。さらに先述のストライプ状の
シリコン窒化膜2とシリコン酸化膜1の膜厚よりも厚い
第1の層間絶縁膜5をCVD法によって形成し、シリコ
ン窒化膜2が表出するまでCMPによって表面を研磨す
ることによりシリコン窒化膜2を第1の層間絶縁膜5中
に埋め込む(図4(b))。その後加熱した燐酸等によ
ってシリコン窒化膜2を除去し、シリコン酸化膜5中に
溝を形成する。この溝の側面にシリコン酸化膜6を成
膜、エッチバックすることによってシリコン酸化膜1を
除去するとともに第2の層間絶縁膜6を形成する。その
後、熱酸化によって第1のゲート絶縁膜7を形成する
(図4(c))。ポリシリコン膜を全面に成膜し、フォ
トリソグラフィーとドライエッチング技術によって上述
の溝を覆うようにストライプ状の溝と平行方向にフロー
ティングゲート8を形成する。(図4(d))。全面に
第2のゲート絶縁膜9を形成する。さらに、この基板表
面全面にポリシリコン膜を堆積し、フォトリソグラフィ
技術とドライエッチングによって、ストライプ状のフロ
ーティングゲート8と直交するパターン状に第1のゲー
ト絶縁膜7が表出するまでコントロールゲート電極1
0、第2のゲート絶縁膜9、フローティングゲート8を
エッチング加工し、これをワード線に該当するコントロ
ールゲート電極パターンとする。これをマスクとして砒
素のイオン注入によってN+拡散層14を形成する。こ
のイオン注入の処理を最後に行う点が、本発明の第1の
実施の形態及び第2の実施の形態に係る製造工程と異な
る点である。この時のワード線方向における断面模式図
を図4(e)に示す。また、ワード線方向に対し、直交
方向についての断面模式図を図4(f)に示す。なお、
フローティングゲート8は、上記第3の実施の形態に係
る半導体記憶装置のように、第1の層間絶縁膜5上に伸
延させた形状に限られたものではない。
【0027】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法
を図面を参照して説明する。図5は、本発明の第4の実
施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面模
式図である。
【0028】前述した本発明の第3の実施の形態におい
ては、第1の層間絶縁膜5上に伸延した形状を有するフ
ローティングゲートを有してなる半導体記憶装置を示し
たが、本発明の第4の実施の形態においては、第1の層
間絶縁膜5に埋め込まれてなるフローティングゲートを
有してなる半導体記憶装置を示す。本発明の第4の実施
の形態に係る半導体記憶装置は、リソグラフィー技術を
用いることなく自己整合的にフローティングゲートを加
工できるので、工程数を大幅に削減出来るだけでなく、
セルごとの動作バラツキを小さくすることができると考
えられる。また、コントロールゲート形成時に予めCM
P(Chemical Mechanical Pol
ishment)により平坦な表面を加工するので、加
工技術を容易にすることが可能である。第1の層間絶縁
膜5であるシリコン酸化膜を構成するまでの工程は、図
5(a)から図5(c)に示すように、上記第3の実施
の形態に係る半導体記憶装置の製造工程と同一である。
その後、ポリシリコン膜を全面に成膜し、CMPによっ
て第1の層間絶縁膜5が表出するまでポリシリコンを研
磨する。これにより、リソグラフィー技術を用いなくて
も自己整合的に溝の部分にだけストライプ状にフローテ
ィングゲートの原材料であるポリシリコンを形成するこ
とが出来る(図5(d))。全面に第2のゲート絶縁膜
9を形成する。さらに、この基板表面全面にポリシリコ
ン膜を堆積し、フォトリソグラフィ技術とドライエッチ
ングによって、ストライプ状のフローティングゲート8
と直交するパターン状に第1のゲート絶縁膜7が表出す
るまでコントロールゲート電極10、第2のゲート絶縁
膜9、フローティングゲート8をエッチング加工し、こ
れをワード線に該当するコントロールゲート電極パター
ンとする。これをマスクとして砒素をイオン注入するこ
とによってN+拡散層14を形成する。この時のワード
線方向における断面模式図を図5(e)に示す。また、
ワード線方向に対し、直交方向についての断面模式図を
図5(f)に示す。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体記憶
装置は、シリコン基板上に堆層された第1の層間絶縁膜
に溝が形成され、前記溝底面に第1のゲート絶縁膜が形
成され、前記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大きく
設定されてなる第2の層間絶縁膜が設置され、前記溝に
ポリシリコンからなるフローティングゲートが形成さ
れ、前記フローティングゲートの外側面に第2のゲート
絶縁膜が形成され、前記フローティングゲート上に第2
のゲート絶縁膜を介してポリシリコンからなるコントロ
ールゲート電極が設置されてなることにより、より高速
且つ安定した動作を実現することができる装置として得
ることができる。
【0030】また、本発明に係る半導体記憶装置は、シ
リコン基板上に堆層された第1の層間絶縁膜に溝が形成
され、前記溝底面に第1のゲート絶縁膜が形成され、前
記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大きく設定されて
なる第2の層間絶縁膜が設置され、前記溝にポリシリコ
ンからなるフローティングゲートが形成され、前記フロ
ーティングゲートの外側面に第2のゲート絶縁膜が形成
され、前記フローティングゲート上に第2のゲート絶縁
膜を介してポリシリコンからなるコントロールゲート電
極が設置されてなり、前記フローティングゲートが擬似
V字形状を有することにより、より高速且つ安定した動
作を実現することができる装置として得ることができ
る。
【0031】また、本発明に係る半導体記憶装置は、シ
リコン基板上に堆層された第1の層間絶縁膜に溝が形成
され、前記溝底面に第1のゲート絶縁膜が形成され、前
記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大きく設定されて
なる第2の層間絶縁膜が設置され、前記溝内部の前記第
2の層間絶縁膜上から前記第1の層間絶縁膜上にかけて
ポリシリコンからなるフローティングゲートが形成さ
れ、前記フローティングゲートの外側面に第2のゲート
絶縁膜が形成され、前記フローティングゲート上に第2
のゲート絶縁膜を介してポリシリコンからなるコントロ
ールゲート電極が設置されてなることにより、より高速
且つ安定した動作を実現することができる装置として得
ることができる。
【0032】また、本発明に係る半導体記憶装置の製造
方法は、基板表面上に第1のシリコン酸化膜及びシリコ
ン窒化膜を順に堆層し積層構造とした後、第2のシリコ
ン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続いて前
記シリコン窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に埋め
込んた後、前記シリコン窒化膜を除去することにより前
記第1の層間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅が下
端の幅よりも狭く設定された第2の層間絶縁膜を前記溝
の両側面に形成した後、前記基板を熱処理することによ
り第1のゲート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシリコ
ンからなるフローティングゲートを前記溝に形成した
後、前記フローティングゲートを所定の形状に施した
後、前記フローティングゲート上面に第2のゲート絶縁
膜を形成することにより、高集積化された半導体記憶装
置を簡便に得ることができる。
【0033】また、本発明に係る半導体記憶装置は、基
板表面上に第1のシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を
順に堆層し積層構造とした後、第2のシリコン酸化膜か
らなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続いて前記シリコン
窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に埋め込んた後、
前記シリコン窒化膜を除去することにより前記第1の層
間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅が下端の幅より
も狭く設定された第2の層間絶縁膜を前記溝の両側面に
形成した後、前記基板を熱処理することにより第1のゲ
ート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシリコンからなる
フローティングゲートを前記溝及び前記第1の層間絶縁
膜に堆層した後、前記フローティングゲートを所定の形
状に施した後、前記フローティングゲート上面に第2の
ゲート絶縁膜を形成することにより得られ、前記フロー
ティングゲートの底面の面積が前記フローティングゲー
トの上面の面積より小さいことにより、より高速且つ安
定した動作を実現することができる装置として得ること
ができる。
【0034】また、本発明に係る半導体記憶装置は、基
板表面上に第1のシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を
順に堆層し積層構造とした後、第2のシリコン酸化膜か
らなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続いて前記シリコン
窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に埋め込んた後、
前記シリコン窒化膜を除去することにより前記第1の層
間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅が下端の幅より
も狭く設定された第2の層間絶縁膜を前記溝の両側面に
形成した後、前記基板を熱処理することにより第1のゲ
ート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシリコンからなる
フローティングゲートを前記溝及び前記第1の層間絶縁
膜に堆層した後、前記フローティングゲートを所定の形
状に施した後、前記フローティングゲート上面に第2の
ゲート絶縁膜を形成することにより得られ、前記フロー
ティングゲートが擬似V字形状を有することにより、よ
り高速且つ安定した動作を実現することができる装置と
して得ることができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶
装置の断面模式図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶
装置の一製造工程を示す断面模式図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶
装置の一製造工程を示す断面模式図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態に係る半導体記憶
装置の一製造工程を示す断面模式図である。
【図5】 本発明の第4の実施の形態に係る半導体記憶
装置の一製造工程を示す断面模式図である。
【図6】 従来の半導体記憶装置の構成を示す断面模式
図である。
【図7】 従来の半導体記憶装置の(USP−5610
091号)の構成を示す断面模式図である。
【図8】 従来の半導体記憶装置の(特開平8−785
43号)の構成を示す断面模式図である。
【図9】 フローティングゲートを有してなる一般的な
不揮発性半導体記憶装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 シリコン酸化膜 2 シリコン窒化膜 3 N−拡散層 4 N+拡散層 5 第1の層間絶縁膜 6 第2の層間絶縁膜 7 第1のゲート絶縁膜 8 フローティングゲート 9 第2のゲート絶縁膜 10 コントロールゲート電極 11 フィールド絶縁膜 14 N+拡散層 100 シリコン基板 21 フィールド絶縁膜 24 ソース・ドレイン拡散層 27 第1のゲート絶縁膜 28 フローティングゲート 29 第2のゲート絶縁膜 30 コントロールゲート 31 フィールド絶縁膜 32 チャネル領域 200 シリコン基板 34 ソース・ドレイン拡散層 37 第1のゲート絶縁膜 38 フローティングゲート 39 第2のゲート絶縁膜 40 コントロールゲート 41 フィールド絶縁膜 43 シリコン窒化膜 44 シリコン熱酸化膜 300 シリコン基板 50 コントロールゲート 51 フィールド絶縁膜 52 第1のポリシリコン 54 ソース・ドレイン拡散層 55 シリコン側面酸化膜 56 第2のポリシリコン 57 第1のゲート絶縁膜 58 フローティングゲート 59 第2のゲート絶縁膜 400 シリコン基板 98 シリコン酸化膜 99 シリコン窒化膜 101 基板 107 第1のゲート絶縁膜 108 フローティングゲート 109 第2のゲート絶縁膜 110 コントロールゲート Cono 容量 Ctox 容量 Vcg、Vfg、Vsub 電位

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板上に堆層された第1の層間絶
    縁膜に溝が形成され、前記溝底面に第1のゲート絶縁膜
    が形成され、前記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大
    きく設定されてなる第2の層間絶縁膜が設置され、前記
    溝にポリシリコンからなるフローティングゲートが形成
    され、前記フローティングゲートの外側面に第2のゲー
    ト絶縁膜が形成され、前記フローティングゲート上に第
    2のゲート絶縁膜を介してポリシリコンからなるコント
    ロールゲート電極が設置されてなることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】シリコン基板上に堆層された第1の層間絶
    縁膜に溝が形成され、前記溝底面に第1のゲート絶縁膜
    が形成され、前記溝側面に上端の幅よりも下端の幅が大
    きく設定されてなる第2の層間絶縁膜が設置され、前記
    溝にポリシリコンからなるフローティングゲートが形成
    され、前記フローティングゲートの外側面に第2のゲー
    ト絶縁膜が形成され、前記フローティングゲート上に第
    2のゲート絶縁膜を介してポリシリコンからなるコント
    ロールゲート電極が設置されてなり、前記フローティン
    グゲートが擬似V字形状を有することを特徴とする半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】フローティングゲートと第1のゲート絶縁
    膜とが接合するフローティングゲート底面の面積が前記
    フローティングゲートと第2のゲート絶縁膜とが接合す
    るフローティングゲート上面の面積より小さく設定され
    てなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】基板表面上に第1のシリコン酸化膜及びシ
    リコン窒化膜を順に堆層し積層構造とした後、第2のシ
    リコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続い
    て前記シリコン窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に
    埋め込んた後、前記シリコン窒化膜を除去することによ
    り前記第1の層間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅
    が下端の幅よりも狭く設定された第2の層間絶縁膜を前
    記溝の両側面に形成した後、前記基板を熱処理すること
    により第1のゲート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシ
    リコンからなるフローティングゲートを前記溝に形成し
    た後、前記フローティングゲート上面に第2のゲート絶
    縁膜を形成することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】基板表面上に第1のシリコン酸化膜及びシ
    リコン窒化膜を順に堆層し積層構造とした後、第2のシ
    リコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続い
    て前記シリコン窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に
    埋め込んた後、前記シリコン窒化膜を除去することによ
    り前記第1の層間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅
    が下端の幅よりも狭く設定された第2の層間絶縁膜を前
    記溝の両側面に形成した後、前記基板を熱処理すること
    により第1のゲート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシ
    リコンからなるフローティングゲートを前記溝及び前記
    第1の層間絶縁膜に堆層した後、前記フローティングゲ
    ートを所定の形状に施した後、前記フローティングゲー
    ト上面に第2のゲート絶縁膜を形成することにより得ら
    れ、前記フローティングゲートの底面の面積が前記フロ
    ーティングゲートの上面の面積より小さいことを特徴と
    する半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】基板表面上に第1のシリコン酸化膜及びシ
    リコン窒化膜を順に堆層し積層構造とした後、第2のシ
    リコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜を堆層し、続い
    て前記シリコン窒化膜を前記第1の層間絶縁膜に完全に
    埋め込んた後、前記シリコン窒化膜を除去することによ
    り前記第1の層間絶縁膜に溝を形成してから、上端の幅
    が下端の幅よりも狭く設定された第2の層間絶縁膜を前
    記溝の両側面に形成した後、前記基板を熱処理すること
    により第1のゲート絶縁膜を形成し、しかる後にポリシ
    リコンからなるフローティングゲートを前記溝及び前記
    第1の層間絶縁膜に堆層した後、前記フローティングゲ
    ートを所定の形状に施した後、前記フローティングゲー
    ト上面に第2のゲート絶縁膜を形成することにより得ら
    れ、前記フローティングゲートが擬似V字形状を有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040025947A (ko) * 2002-09-17 2004-03-27 아남반도체 주식회사 플레쉬 메모리 소자의 제조 방법
KR100698013B1 (ko) 2005-12-08 2007-03-23 한국전자통신연구원 쇼트키 장벽 관통 트랜지스터 및 그 제조 방법

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