JP2000268716A - プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法

Info

Publication number
JP2000268716A
JP2000268716A JP11073650A JP7365099A JP2000268716A JP 2000268716 A JP2000268716 A JP 2000268716A JP 11073650 A JP11073650 A JP 11073650A JP 7365099 A JP7365099 A JP 7365099A JP 2000268716 A JP2000268716 A JP 2000268716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode material
plasma display
electrode
manufacturing
display panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11073650A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Okajima
哲治 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11073650A priority Critical patent/JP2000268716A/ja
Publication of JP2000268716A publication Critical patent/JP2000268716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バス電極を高い位置精度で、且つ、30〜1
00ミクロン程度の線幅で形成し、しかも材料の無駄が
少なく、形成することを可能にしたプラズマディスプレ
イパネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの製造方法
において、インクジェットによって電極材料インクを吐
出し、プラズマディスプレイパネル用の電極を形成する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示端末や平
面型テレビなどに用いられるカラープラズマディスプレ
イパネルの製造装置とその製造方法に係わり、特に、対
角1メートルクラス以上の大面積、且つ、トリオピッチ
1ミリメートル以下の高精細度のパネルに好適なカラー
プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、ガス放
電によって発生した紫外線によって、蛍光体を励起発光
させ、表示動作させるディスプレイである。まず、はじ
めに、プラズマディスプレイパネルの基本的な構造につ
いて説明する。プラズマディスプレイパネルは放電の形
態からAC型とDC型に分けることができる。この中で
AC型は輝度、発光効率、寿命の点でDC型より優れて
おり、AC型の中でも反射型AC面放電型が輝度、発光
効率の点で優れている。ここでは反射型AC面放電型を
例にとって説明する。
【0003】図6に反射型AC面放電カラープラズマデ
ィスプレイパネルの一例の断面を示す。表示面側となる
透明なガラス板である前面基板100上には透明電極1
02が形成される。透明電極102は紙面に平行な方向
に帯状に複数形成され、一放電セルに対して一対づつ形
成されている。この隣り合う透明電極102、102間
に、数十kHzから数百kHzのパルス状AC電圧を印
加し面放電を発生させ表示放電を得る。
【0004】透明電極102上には、バス電極110が
積層されている。バス電極110の幅は透明電極102
の幅より狭く、透明電極102の端の部分に沿って形成
されている。透明電極102は酸化錫(SnO2)やイン
ジウムチンオキサイド(ITO)などが用いられる。な
お、透明電極102の形成前に、基板寸法を安定させる
ために、500〜600℃で焼成(アニール)を行う。
透明電極102の低抵抗化のために形成されるバス電極
110は、銀などの金属厚膜で形成されている。この時
用いられる銀の厚膜ペーストには、コントラスト向上の
ため若干の黒色顔料を混合させることが多い。これらの
電極の幅は、例えば1mmトリオピッチのパネルの場
合、透明電極102の幅は350ミクロン程度、バス電
極110の幅は30〜100ミクロン程度である。バス
電極110の線幅は、抵抗値さえ十分低くできれば、細
いほどパネル輝度が高くなるので好ましい。
【0005】このバス電極110の形成プロセスには、
スクリーン印刷法、厚膜エッチング法、感光性ペースト
法、ディスペンサー法がある。この透明電極102及び
バス電極110の上を、絶縁層103で被覆する。絶縁
耐圧や製造の容易さのため、絶縁層103は通常低融点
鉛ガラスを主成分とするペーストをスクリーン印刷法に
よって塗布し、軟化点温度程度、もしくはそれ以上の高
温で焼成しリフローさせることによって形成する。これ
を複数回繰り返し積層する事によって、内部に気泡など
を含まない平滑な25ミクロン〜40ミクロン程度の厚
さの透明な絶縁層103が得られる。
【0006】次に、絶縁層103を被覆するように、保
護層104を形成する。保護層104は、蒸着法やスパ
ッタ法によって形成されるMgOの薄膜、又は印刷やス
プレー法等によって形成されるMgOの厚膜である。膜
厚は0.5ミクロンから2ミクロン程度である。この保
護層104の役割は放電開始電圧の低減と表面スパッタ
の防止である。
【0007】一方、背面基板101上には、表示データ
を書き込むデータ電極108が形成されている。図6で
は紙面に垂直方向にデータ電極108が伸び、これが各
放電セル毎に一本形成されている。即ち、データ電極1
08は、前面基板100上に形成された透明電極102
及びバス電極110と直交している。このデータ電極1
08を、低融点鉛ガラスと白色の顔料とを混合した厚膜
ペーストをスクリーン印刷、焼成して形成した絶縁層1
07で被覆する。白色の顔料には通常酸化チタン粉末や
アルミナ粉末が用いられる。また、この絶縁層107を
二酸化珪素などの薄膜で形成することもある。なお、こ
の絶縁層107は無くても良い。この絶縁層107の上
に隔壁105を通常、サンドブラスト法で形成する。隔
壁の材料は、低融点鉛ガラスとアルミナ等の混合物であ
る。この隔壁105によって放電空間109が形成され
る。できあがった隔壁105のディメンジョンの例をあ
げると、トリオピッチが1mmの場合、隔壁幅70ミク
ロン、高さ130ミクロン程度であり、アスペクト比の
高い構造物である。より高精細のパネルでは、隔壁幅5
0ミクロンもしくはこれ以下の幅が要求される。また、
隔壁は、スクリーン印刷法やリフトオフ法を用いる場合
もある。更に放電セル毎に、それぞれのセルの発光色に
対応する蛍光体106をスクリーン印刷法によって塗布
する。各蛍光体は蛍光体塗布面積を増やし高輝度を得る
ために、隔壁105の側面にも形成される。
【0008】前述の前面基板100と、背面基板101
とを張り合わせ気密封止し、放電空間109の内部に放
電可能なガス、例えばHeとNeとXeとの混合ガスを
500torr程度の圧力で封入する。図6において、
各放電セルには、透明電極102(透明電極102上に
形成されたバス電極110を含む)が2本ずつ配置さ
れ、この透明電極102、102間で面放電が発生す
る。このとき発生する紫外光で蛍光体106を励起し、
可視光を発生させ、透明電極102及び前面基板100
を通して表示発光を得る。
【0009】面放電を発生させる隣り合う透明電極10
2の一組は、それぞれ走査電極と維持電極の役目を受け
持っている。実際のパネル駆動において、走査電極と維
持電極との間には、維持パルスが印加されている。書き
込み放電を発生させるときは、走査電極とデータ電極1
08との間に電圧を印加して対向放電を発生させ、引き
続き印加される維持パルスによって、面放電電極間に維
持放電が発生し、放電が維持される。この維持放電が、
実際の表示の放電となり、この回数を制御することによ
って表示を行う。
【0010】ここでバス電極110の形成方法について
簡単に説明する。バス電極110の形成方法としては、
スクリーン印刷法、厚膜エッチング法、感光性ペースト
法、ディスペンサー(塗布機)法が用いられる。スクリ
ーン印刷法は、電極パターンを形成したスクリーンを用
いて基板に印刷する方法である。厚膜エッチング法は、
基板全面に銀の厚膜のベタパターンをスクリーン印刷で
形成し、焼成後硝酸等でエッチングする方法である。感
光性ペースト法は銀ペーストに感光剤を混ぜ、基板上に
ベタパターンで成膜した後、露光現像し焼成する方法で
ある。
【0011】ディスペンサー法は電極材料ペーストをノ
ズルの先から押し出し、直接基板に描画する方法であ
る。ここでディスペンサー法を図5を用いて説明する。
ディスペンサーには色々な構造があるが、ここでは最も
簡単な例を示す。電極材料である電極材料ペースト71
の入ったヘッド70に圧力72をかけ、電極材料ペース
ト71をノズル75から基板77上に吐出する。この
時、基板77もしくはヘッド70を移動させることによ
って、電極パターン74を描画する。この後、基板を焼
成し、電極を形成する。この電極材料ペースト71は銀
の粒子、低融点のガラスフリット、バインダーの役目を
する有機樹脂、ペースト状にするための有機溶剤で構成
されている。焼成によって、銀の粒子が接触した状態で
ガラスフリットによって基板に固着され、導通を持つ電
極となる。有機樹脂と有機溶剤は焼成によって気化す
る。また、ディスペンサーで用いられるペーストの粘度
は数千〜数十万CPSである。
【0012】従来のバス電極110の形成方法は、スク
リーン印刷法、厚膜エッチング法、感光性ペースト法、
ディスペンサー法である。しかしこれらの方法には以下
のような問題点がある。スクリーン印刷法は、電極パタ
ーンの材料を、直接基板に印刷する方法である。しか
し、対角1メートルクラスもしくはそれ以上の大面積、
且つ、トリオピッチ1ミリメートル以下の高精細のカラ
ープラズマディスプレイには、パターン精度が不十分で
ある。また、バス電極の線幅が100ミクロン程度まで
しか安定に形成することができず、100ミクロン未満
の線幅では、断線などが生じやすくプロセスが不安定と
なる。従って実際の製品に用いることは極めて困難であ
る。
【0013】厚膜エッチング法は、基板全面に銀の厚膜
のベタパターンをスクリーン印刷で形成し、焼成後硝酸
等でエッチングする方法である。パターン精度は十分で
あるが、レジスト形成プロセスが必要なことや、ガラス
基板上に一度ベタで成膜し焼成することによって、ガラ
ス基板が黄色く着色してしまい、ディスプレイの表示品
位、特に色純度を劣化させてしまう問題がある。また、
エッチングによって大部分の材料を捨ててしまうという
欠点がある。
【0014】感光性ペースト法は、銀ペーストにネガの
感光剤を混ぜ、基板上にスクリーン印刷法によりベタパ
ターンで成膜、乾燥した後、露光・現像し、焼成する方
法である。この方法もパターン精度は問題ない。しか
し、光を透過しない銀の粒子の入ったペーストに感光剤
を混ぜるため、銀の粒子の陰になった部分の感光剤が十
分に感光しにくく、基板との密着性が悪くなる欠点があ
る。従って、100ミクロン以下の細いパターンの場
合、密着性の悪さからプロセスの安定性、即ち歩留まり
が悪くなる問題がある。また、同様な理由で黒色の顔料
をあまり多く混ぜることができない欠点もある。更に、
厚膜エッチング法と同様に大部分の材料を捨ててしまう
という欠点がある。
【0015】ディスペンサー法は、上述の3つの方法の
欠点を解決するために検討された方法である。パターン
精度は、ディスペンサーもしくは基板の移動の機械精度
で決まるので、十分高精度である。電極材料ペーストの
無駄もほとんどない。黒色の顔料も十分に添加すること
が可能であり、基板との密着性も良い。また、プロセス
も短く簡単である。しかし、以下に示すような重大な欠
点がある。
【0016】まず第1に、カラープラズマディスプレイ
のバス電極が必要とする十分細い線幅、即ち、30〜1
00ミクロンを描画することが非常に困難である。ディ
スペンサーは、電極材料ペーストを連続的にノズルから
絞り出すために、線幅が細くても500ミクロン程度ま
でしか実現できない。第2に、ディスペンサーは、基板
とノズルの先端を近接させる必要があり、カラープラズ
マディスプレイの大面積基板のように、反りやうねりが
ある場合、基板とノズルが接触し描画できなくなること
が、しばしば発生するという問題がある。ディスペンサ
ーは、ノズルと基板の間の距離が約100〜500ミク
ロンであることが必要である。しかし実際のカラープラ
ズマディスプレイの基板は、大面積基板を焼成するた
め、ミリメートル単位の反りやうねりがある。また、デ
ィスペンサー法は基板上に既に隔壁等の構造物が形成さ
れている場合は全く用いることができない。以上の様な
理由から、ディスペンサー法は、その優れた位置精度や
材料利用率の高さを生かすことはできていない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、電極、特に、バス
電極を対角1mクラスの大面積基板に高い位置精度で、
30〜100ミクロン程度の線幅で、材料の無駄を少な
く、しかも短い簡単な工程で形成することを可能にし、
以て、大幅なコストダウンを可能にした新規なプラズマ
ディスプレイパネルの製造装置とその方法を提供するも
のである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わるプ
ラズマディスプレイパネルの製造方法の第1態様は、プ
ラズマディスプレイパネルの製造方法において、インク
ジェットにより電極材料インクを吐出し、プラズマディ
スプレイパネル用の電極を形成することを特徴とするも
のであり、叉、第2態様は、前記インクジェットが、圧
電体の伸縮により前記電極材料インクを吐出せしめるこ
とを特徴とするものであり、叉、第3態様は、前記イン
クジェットが、気泡の発生による圧力により前記電極材
料インクを吐出せしめることを特徴とするものであり、
叉、第4態様は、前記インクジェットは、静電力により
インク室より前記電極材料インクを引き出すと共に、こ
の電極材料インクを空気圧で吐出せしめることを特徴と
するものであり、叉、第5態様は、前記インクジェット
は、オンデマンド型インクジェットであることを特徴と
するものであり、叉、第6態様は、前記インクジェット
は、連続型のインクジェットであることを特徴とするも
のであり、叉、第7態様は、前記インクジェットは、前
記電極材料インクを吐出するノズルを複数有することを
特徴とするものであり、叉、第8態様は、前記電極材料
インクは、銀の微粒子、金の微粒子、及びパラジウムの
微粒子の内、少なくとも1つ以上を含有していることを
特徴とするものであり、叉、第9態様は、前記銀の微粒
子、前記金の微粒子、及び前記パラジウムの微粒子の平
均粒径が、0.01ミクロン以上10ミクロン以下であ
ることを特徴とするものであり、叉、第10態様は、前
記電極材料インクが、低融点鉛ガラスの微粒子を少なく
とも含有していることを特徴とするものであり、叉、第
11態様は、前記低融点鉛ガラスの微粒子の平均粒径
が、0.1ミクロン以上10ミクロン以下であることを
特徴とするものであり、叉、第12態様は、前記電極材
料インクが、エチルセルロース、ニトロセルロース、ア
クリル系樹脂の内いずれか1つ以上を少なくとも含有し
ていることを特徴とするものであり、叉、第13態様
は、前記電極材料インクが、テルピネオール、テルペン
アルコール、高沸点アルコールエステル、二塩基酸エス
テルの内いずれか1つ以上を少なくとも含有しているこ
とを特徴とするものであり、叉、第14態様は、前記電
極材料インクが、グリコール類を含有していることを特
徴とするものであり、叉、第15態様は、前記グリコー
ル類が、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
グリセリンのいずれか1つ、もしくは2つ以上の混合物
であることを特徴とするものであり、叉、第16態様
は、前記電極材料インクが、グリコールエーテル類を含
有していることを特徴とするものであり、叉、第17態
様は、前記グリコールエーテル類が、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、メチルカルビトールのいずれか
1つ、もしくは2つの混合物であることを特徴とするも
のであり、叉、第18態様は、前記電極材料インクが、
含窒素溶媒を含有していることを特徴とするものであ
り、叉、第19態様は、前記含窒素溶媒が、トリエタノ
ールアミン、ホルムアミド、N−メチル−2−ピロリド
ンのいずれか1つ、もしくは2つ以上の混合物であるこ
とを特徴とするものであり、叉、第20態様は、前記電
極材料インクが、無機顔料の微粒子を少なくとも含有し
ていることを特徴とするものであり、叉、第21態様
は、前記無機顔料の微粒子が、鉄の酸化物、ニッケルの
酸化物、コバルトの酸化物、クロムの酸化物の内1つも
しくは2つ以上を含有することを特徴とするものであ
り、叉、第22態様は、前記無機顔料の微粒子の平均粒
径が、0.005ミクロン以上10ミクロン以下である
ことを特徴とするものであり、叉、第23態様は、前記
電極材料インクの粘度が、1CPS以上100CPS以
下であることを特徴とするものであり、叉、第24態様
は、前記電極材料インクの表面張力が、1dyn/cm
以上40dyn/cm以下であることを特徴とするもの
であり、叉、第25態様は、前記電極がバス電極である
ことを特徴とするものであり、叉、第26態様は、前記
電極群がデータ電極であることを特徴とするものであ
る。
【0019】又、第27態様は、前記データ電極の形成
は隔壁を形成した後に行うことを特徴とするものであ
る。又、第28態様は、前記隔壁をサンドブラスト法に
よって形成することを特徴とするものである。
【0020】又、第29態様は、前記サンドブラスト法
はガラス基板を直接切削し前記隔壁を形成することを特
徴とするものである。叉、本発明に係わるプラズマディ
スプレイパネルの製造装置の第1態様は、プラズマディ
スプレイパネルの電極パターンを製造する製造装置であ
って、前記電極となる電極材料インクと、所定の電極パ
タンを描画するため前記電極材料インクを所定の位置に
吐出せしめるインクジェット装置とで構成し、前記電極
材料インクが、銀の微粒子、金の微粒子、及びパラジウ
ムの微粒子の内、少なくとも1つ以上を含有し、更に、
低融点鉛ガラス及びバインダーを含有することを特徴と
するものであり、叉、第2態様は、前記電極材料インク
は、無機顔料の微粒子を含有することを特徴とするもの
である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係わるプラズマディスプ
レイパネルの製造方法は、インクジェットによって電極
材料インクを吐出し、プラズマディスプレイパネル用の
電極を形成することを特徴とするものである。
【0022】
【実施例】本発明のプラズマディスプレイパネルの製造
方法を図1に基づき説明する。ここでは、本発明の特徴
である前面基板上のバス電極形成プロセスについて明す
る。他のプロセスは従来の方法と同様である。図1にお
いて、基板5は、図6の前面基板100に相当する。ま
た、帯状に形成された透明電極4は図6の透明電極10
2に相当する。この透明電極4上にバス電極3を形成す
る際に、インクジェット用いる。インクジェットのヘッ
ド1から電極材料インクが吐出される時、ヘッド1又は
基板5を移動させることによって、バス電極3のパター
ンを描画する。そして、その後、基板を焼成することに
よってバス電極が完成する。図1ではヘッド1の2カ所
のノズルから、電極材料インクを吐出しているが、更に
増やすこともできる。ノズルの数が多いほど描画時間が
短くなる。また、ヘッドを増やすことも同様の効果があ
る。なお、図1では透明電極4の上にバス電極3を描画
しているが、バス電極3を先に基板5上に形成し、その
上から透明電極4を形成しても良い。
【0023】インクジェットとは、微少なインクの液滴
を噴射して描画する装置であり、インクの噴射原理によ
って色々な方法がある。図2は圧電体、即ち、ピエゾを
用いるピエゾ型のインクジェットである。ピエゾ型のイ
ンクジェットは、ヘッド10に取り付けられたピエゾ1
7に電圧をかけ、このピエゾ17を伸縮させ、ヘッド1
0の中の電極材料インク11をノズル18から吐出させ
る。吐出された電極材料インク19は、微少な液滴即ち
霧状になっている。ピエゾ17に電極パターンに対応し
た信号を入力すると共に、ヘッド10、もしくは基板2
0を移動させれば、所定の電極パターンを描画すること
ができる。ヘッド10は、電極材料インクタンク14
(図示せず)に接続され、吐出された量だけ電極材料イ
ンクが補充される。なお、図2で基板20上には、実際
は透明電極が形成されているが省略している。
【0024】電極材料インク11の吐出の仕方には、大
きく分けて2通りある。オンデマンド型と連続型であ
る。オンデマンド型はヘッド10もしくは基板20を移
動させて、基板20の全面をスキャンし、必要なところ
のみ、電極材料インクを吐出する方式である。連続式は
電極パターン16を形成する部分だけをスキャンし、電
極材料インク11を連続的に吐出し続ける方式である。
どちらも本発明に適応可能であるが、単純な直線的パタ
ーンの多いバス電極等では、連続型の方がより速く描画
することが可能である。また、複雑な形状の電極や、ド
ット状のパターンの様に離散的な場合はオンデマンド型
が適している。
【0025】電極材料インクには、銀の微粒子が含まれ
ている。平均粒径は10ミクロン以下である。これより
大きいとノズルの目詰まりをおこしやすくなる。ノズル
の径は通常直径50ミクロン程度であるが、銀の粒径に
よっては直径100ミクロン程度にすることもある。目
詰まり対策と、描画するパターンの線幅を30〜100
ミクロンと狭くするために、より好ましい銀粒子の平均
粒径は1ミクロン以下であり、より好ましくは平均粒径
0.1ミクロン以下である。この微粒子は細かいほど良
いので、下限は特にないが、一般に貴金属粉末の制作可
能な微粒子は平均粒径0.01ミクロン程度である。ま
た、ここでは銀を例に取ったが、他にも金、パラジウム
等も用いることが可能である。もちろん銀、金、パラジ
ウムの内、2つないし3つを混ぜることも可能である。
【0026】電極材料インクには、また銀等の微粒子を
基板に固着するための低融点のガラスフリットを混合す
る。例えば、低融点鉛ガラスが好適である。この低融点
鉛ガラスの粒径も銀等の微粒子の粒径と同様に、平均粒
径は10ミクロン以下である。これより大きいとやはり
ノズルの目詰まりをおこしやすくなる。同様により好ま
しい銀粒子の平均粒径は1ミクロン以下であり、より好
ましくは平均粒径0.1ミクロン以下が良い。この微粒
子は細かいほど良いので、下限は特にないが、一般にガ
ラス粉末の制作可能な微粒子は平均粒径0.01ミクロ
ン程度である。
【0027】電極材料インクには、またバインダーとし
て有機樹脂も混合すると良い。例えば、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、アクリル系樹脂等である。更に
これらをインク状にするために、テルピネオール、テル
ペンアルコール、高沸点アルコールエステル、二塩基酸
エステル等の有機溶剤も混合する。また、これらの代わ
りにエチレングリコール、ジエチレングリコール、グリ
セリン等のグリコール類、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、メチルカルビトール等のグリコールエーテ
ル類、トリエタノールアミン、ホルムアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドンなどの含窒素溶媒等を用いても良
い。また、これらの中に銀やガラスフリット等の微粒子
を分散させるために分散剤を混合するとより良い結果が
得られた。
【0028】更に、電極材料インクに無機顔料を混入さ
せる場合も、上記と同様な理由で無機顔料の平均粒径
は、0.005ミクロン以上10ミクロン以下である。
より好ましい顔料粒子の平均粒径は1ミクロン以下であ
り、更に、より好ましくは平均粒径0.1ミクロン以下
である。この場合、無機顔料としては、鉄の酸化物、ニ
ッケルの酸化物、コバルトの酸化物、クロムの酸化物の
内1つもしくは2つ以上を含有するものが好ましい。
【0029】インクジェットでは、吐出するインクの粘
度や表面張力が、微少なインクの液滴を形成する上で非
常に重要である。上述の電極材料インクを正常に噴射す
るには100CPS以下の粘度(23度Cにおける粘
度)であることがわかった。これ以上であると微少な液
滴の形成が困難であり、またノズルの目詰まりも発生し
やすくなった。ただし、より好ましくは、10CPS以
下である。なお、実際、上記した成分でインクを製造す
ると、得られた下限の粘土は1CPSあった。また、表
面張力(25度Cにおける表面張力)は1dyn/cm
以上でないと、電極材料インクが液滴状にちぎれにくく
なり、うまく噴射できなかった。より好ましくは20d
yn/cm以上40dyn/cm以下が良好な液滴を形
成する条件であった。
【0030】このように、インクジェットで電極を形成
すると、ディスペンサーのようにペーストを連続的にノ
ズルから押し出す方式と違って、電極材料インクの微少
な液滴で電極を描画するので、細いパターンが形成可能
である。具体的には30〜100ミクロン程度の幅が可
能であった。高精細カラーPDPのバス電極としては十
分な線幅である。
【0031】また、パターン位置精度は機械精度で決ま
るので、大面積基板でも十分に高い位置精度を実現する
ことができる。また、電極の部分だけに電極材料インク
を吐出するので、材料の無駄は最小限で済む。また、プ
ロセスも描画と焼成だけなので、非常に短く簡単であ
り、コスト削減に大きな効果があった。さらに、インク
ジェットはディスペンサーとは異なり、インクが吐出さ
れた後、空間を飛翔し基板面に着弾するので、ノズルと
基板の間隔を広くとることが可能である。具体的にはイ
ンクジェットの場合、数ミリメートルから数十ミリメー
トルの範囲が可能である。これによってミリメートル単
位の反りやうねりのある大面積のカラーPDPの基板で
も、ノズルと基板が接触せずに描画することが可能とな
った。また、後述するが既に基板上に隔壁等の構造物が
形成された基板でも描画することが可能となった。
【0032】インクジェットには上述のようなピエゾ型
の他にもいくつか種類がある。図3はバブルジェット型
である。気泡(バブル)の発生する圧力によって、ノズ
ルよりインクの液滴を噴射する方法である。電極材料イ
ンク31が入っているヘッド30の側面に形成されたヒ
ータ37を、電極パターン信号35で加熱することによ
って気泡(バブル)40を発生させ、その圧力で電極材
料インク31が、ノズル38より基板41に噴射され
る。ピエゾ型と同様に基板もしくはヘッドを動かすこと
により電極パターン36を描画する。
【0033】また、ビームジェット法を用いて電極パタ
ーンを描画することも可能である。図4に、ビームジェ
ット法による電極形成を示す。制御電極55とバイアス
電極60とに印加された電極パターン信号54による静
電力で、電極材料インクをノズル57へ引き出し、常に
流れている空気59によって基板61へ噴射する。これ
らの他にも、色々なインクの吐出原理が開発されている
が、本発明がいずれのインクジェットの方式によっても
実現可能であることは言うまでもない。
【0034】以上説明したように、本発明によって、電
極材料の無駄を最小限に抑え、かつ反りやうねりのある
大面積基板上に高精度に、且つ100ミクロン以下とい
う細い線幅の電極を短い工程で形成することが可能とな
った。更に、黒色の顔料を十分に添加させることが可能
となったため、画面のコントラストが大幅に向上した。
【0035】また、以上の説明はバス電極に関して説明
したが、この他にもデータ電極等の他の電極パターンの
形成にもにも適用可能であることは言うまでもない。こ
こでデータ電極形成工程における本発明の実施例を述べ
る。図7は隔壁124が既に形成されている基板121
に、後からデータ電極123を形成する方法である。ま
ず初めに、レジストパターンを形成したガラス基板12
1を直接サンドブラスト法で切削し、そしてレジストを
剥離して隔壁124を形成する。この隔壁形成法は低コ
ストで、且つ従来の低融点鉛ガラスとアルミナ等の混合
物を切削する方法とは異なり、鉛ガラスの廃棄物を出さ
ないという優れたメリットがある。次に並んでいる隔壁
124の間にデータ電極123を形成する。しかし隔壁
は通常130ミクロン程度の高さがあるため、従来の方
法では電極形成が不可能であった。本発明を用いると、
図7のように基板121とインクジェットのヘッド12
0の間の距離をとっても、インク122が飛翔するため
問題なく描画することが可能である。インクは上述の実
施例で示したバス電極形成用のインクから、黒色の顔料
を除いたものと同等でよい。これによって、従来実施で
きなかった低コスト、且つ鉛ガラスの廃棄物を出さない
隔壁の優れた形成方法を実施することが可能となった。
【0036】尚、上記の説明はすべてAC型面放電型で
行ったが、AC対向放電型やDC型のプラズマディスプ
レイパネルにも適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、反りやうねりのある1メートルクラスのもしくはそ
れ以上の大面積基板上に、電極材料の無駄を最小限に抑
え、高精度に、且つ100ミクロン以下という細い線幅
の電極を短い工程で形成することが可能となった。
【0038】しかも、材料の無駄が最小限に抑えられ、
工程も短縮されたため、大幅なコスト低減が可能となっ
た。また、既に基板上に形成されている隔壁の間にデー
タ電極を形成することも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマディスプレイパネルの製
造方法を示す斜視図である。
【図2】本発明の具体的な製造方法を示す図である。
【図3】本発明の他の製造方法を示す図である。
【図4】本発明の更に他の製造方法を示す図である。
【図5】従来の製造方法を示す図である。
【図6】カラープラズマディスプレイパネルの断面図で
ある。
【図7】本発明の更に別の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1、10、30、50、70 ヘッド 2、19、39、58 吐出された電極材料インク 3 バス電極 4 透明電極 5、20、41、61、77 基板 11、31、51 電極材料インク 13、33、52 インクタンク接続パイプ 14、34、53 電極材料インクタンク 15、35、54、電極パターン信号 16、36、56、74 電極パターン 17 ピエゾ 18、38、57、75 ノズル 37 ヒータ 40 気泡 55 制御電極 59 空気 60 バイアス電極 62 インク室 71 電極材料ペースト 72 圧力 73 ピストン 76 吐出された電極材料ペースト 100 前面基板 101 背面基板 102 透明電極 103 絶縁層 104 保護層 105 隔壁 106 蛍光体 107 絶縁層 108 データ電極 109 放電空間 110 バス電極 120 ヘッド 121 基板 122 インク 123 データ電極 124 隔壁

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルの製造方法
    において、 インクジェットにより電極材料インクを吐出し、プラズ
    マディスプレイパネル用の電極を形成することを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記インクジェットが、圧電体の伸縮に
    より前記電極材料インクを吐出せしめることを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットが、気泡の発生によ
    る圧力により前記電極材料インクを吐出せしめることを
    特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記インクジェットは、静電力によりイ
    ンク室より前記電極材料インクを引き出すと共に、この
    電極材料インクを空気圧で吐出せしめることを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットは、オンデマンド型
    インクジェットであることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットは、連続型のインク
    ジェットであることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットは、前記電極材料イ
    ンクを吐出するノズルを複数有することを特徴とする請
    求項1乃至6の何れかに記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記電極材料インクは、銀の微粒子、金
    の微粒子、及びパラジウムの微粒子の内、少なくとも1
    つ以上を含有していることを特徴とする請求項1乃至7
    の何れかに記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記銀の微粒子、前記金の微粒子、及び
    前記パラジウムの微粒子の平均粒径が、0.01ミクロ
    ン以上10ミクロン以下であることを特徴とする請求項
    8記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記電極材料インクが、低融点鉛ガラ
    スの微粒子を少なくとも含有していることを特徴とする
    請求項1乃至9の何れかに記載のプラズマディスプレイ
    パネルの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記低融点鉛ガラスの微粒子の平均粒
    径が、0.1ミクロン以上10ミクロン以下であること
    を特徴とする請求項10記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記電極材料インクが、エチルセルロ
    ース、ニトロセルロース、アクリル系樹脂の内いずれか
    1つ以上を少なくとも含有していることを特徴とする請
    求項1乃至11の何れかに記載のプラズマディスプレイ
    パネルの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記電極材料インクが、テルピネオー
    ル、テルペンアルコール、高沸点アルコールエステル、
    二塩基酸エステルの内いずれか1つ以上を少なくとも含
    有していることを特徴とする請求項1乃至11の何れか
    に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記電極材料インクが、グリコール類
    を含有していることを特徴とする請求項1乃至11の何
    れかに記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記グリコール類が、エチレングリコ
    ール、ジエチレングリコール、グリセリンのいずれか1
    つ、もしくは2つ以上の混合物であることを特徴とする
    請求項14記載のプラズマディスプレイパネルの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記電極材料インクが、グリコールエ
    ーテル類を含有していることを特徴とする請求項1乃至
    11の何れかに記載のプラズマディスプレイパネルの製
    造方法。
  17. 【請求項17】 前記グリコールエーテル類が、エチレ
    ングリコールモノメチルエーテル、メチルカルビトール
    のいずれか1つ、もしくは2つの混合物であることを特
    徴とする請求項16記載のプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記電極材料インクが、含窒素溶媒を
    含有していることを特徴とする請求項1乃至17の何れ
    かに記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記含窒素溶媒が、トリエタノールア
    ミン、ホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンのい
    ずれか1つ、もしくは2つ以上の混合物であることを特
    徴とする請求項18記載のプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記電極材料インクが、無機顔料の微
    粒子を少なくとも含有していることを特徴とする請求項
    1乃至19の何れかに記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記無機顔料の微粒子が、鉄の酸化
    物、ニッケルの酸化物、コバルトの酸化物、クロムの酸
    化物の内1つもしくは2つ以上を含有することを特徴と
    する請求項20記載のプラズマディスプレイパネルの製
    造方法。
  22. 【請求項22】 前記無機顔料の微粒子の平均粒径が、
    0.005ミクロン以上10ミクロン以下であることを
    特徴とする請求項21記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの製造方法。
  23. 【請求項23】 前記電極材料インクの粘度が、1CP
    S以上100CPS以下であることを特徴とする請求項
    1乃至22の何れかに記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記電極材料インクの表面張力が、1
    dyn/cm以上40dyn/cm以下であることを特
    徴とする請求項1乃至23の何れかに記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルの製造方法。
  25. 【請求項25】 前記電極がバス電極であることを特徴
    とする請求項1乃至24の何れかに記載のプラズマディ
    スプレイパネルの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記電極がデータ電極であることを特
    徴とする請求項1乃至24の何れかに記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記データ電極の形成は隔壁を形成し
    た後に行うことを特徴とする請求項26記載のプラズマ
    ディスプレイパネルの製造方法。
  28. 【請求項28】 前記隔壁をサンドブラスト法によって
    形成することを特徴とする請求項27記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルの製造方法。
  29. 【請求項29】 前記サンドブラスト法はガラス基板を
    直接切削し前記隔壁を形成することを特徴とする請求項
    28記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  30. 【請求項30】 プラズマディスプレイパネルの電極パ
    ターンを製造する製造装置であって、 前記電極となる電極材料インクと、所定の電極パタンを
    描画するため前記電極材料インクを所定の位置に吐出せ
    しめるインクジェット装置とで構成し、前記電極材料イ
    ンクが、銀の微粒子、金の微粒子、及びパラジウムの微
    粒子の内、少なくとも1つ以上を含有し、更に、低融点
    鉛ガラス及びバインダーを含有することを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネルの製造装置。
  31. 【請求項31】 前記電極材料インクは、無機顔料の微
    粒子を含有することを特徴とする請求項30記載のプラ
    ズマディスプレイパネルの製造装置。
JP11073650A 1999-03-18 1999-03-18 プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法 Pending JP2000268716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11073650A JP2000268716A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11073650A JP2000268716A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000268716A true JP2000268716A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13524384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11073650A Pending JP2000268716A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000268716A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001079361A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encre pour ecran d'affichage et procede de production d'ecran d'affichage a plasma utilisant ladite encre
JP2003191462A (ja) * 2001-12-27 2003-07-08 Seiko Epson Corp 描画装置、並びにこれを用いた液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法
WO2003092032A1 (fr) * 2002-04-23 2003-11-06 Yuugenkaisha Omega Techno Modeling Procede de fabrication d'un substrat arriere pour ecran a plasma
WO2004086446A1 (ja) * 2003-03-27 2004-10-07 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. プラズマディスプレイパネル
WO2005052071A1 (en) * 2003-11-25 2005-06-09 Johnson Matthey Public Limited Company Digital printing ink composition
JP2007139995A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Hitachi Displays Ltd 表示装置およびその製造方法
KR100848262B1 (ko) 2007-06-01 2008-07-25 전자부품연구원 선폭을 가변할 수 있는 미세 패턴 전사 장치
US7473151B2 (en) 2002-08-26 2009-01-06 Hitachi, Ltd. Method for manufacturing a substrate for a flat panel display including forming grooves in a surface
JP2009076460A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Dongjin Semichem Co Ltd プラズマディスプレイパネル電極形成用スラリー組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08162019A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Toray Ind Inc プラズマディスプレイの製造方法
JPH10114875A (ja) * 1996-01-11 1998-05-06 Toshiba Corp インク組成物、パターンの形成方法およびカラーフィルター
JPH10312743A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Canon Inc 電子放出素子、電子源基板および画像形成装置の製造方法
JPH11273557A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Mitsubishi Electric Corp プラズマディスプレイパネルの製造方法及びその製造に用いられるインクジェットプリンタ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08162019A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Toray Ind Inc プラズマディスプレイの製造方法
JPH10114875A (ja) * 1996-01-11 1998-05-06 Toshiba Corp インク組成物、パターンの形成方法およびカラーフィルター
JPH10312743A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Canon Inc 電子放出素子、電子源基板および画像形成装置の製造方法
JPH11273557A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Mitsubishi Electric Corp プラズマディスプレイパネルの製造方法及びその製造に用いられるインクジェットプリンタ装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001079361A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encre pour ecran d'affichage et procede de production d'ecran d'affichage a plasma utilisant ladite encre
US6893490B2 (en) 2000-04-17 2005-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ink for display panel and method for producing plasma display panel using the same
JP2003191462A (ja) * 2001-12-27 2003-07-08 Seiko Epson Corp 描画装置、並びにこれを用いた液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法
WO2003092032A1 (fr) * 2002-04-23 2003-11-06 Yuugenkaisha Omega Techno Modeling Procede de fabrication d'un substrat arriere pour ecran a plasma
US7473151B2 (en) 2002-08-26 2009-01-06 Hitachi, Ltd. Method for manufacturing a substrate for a flat panel display including forming grooves in a surface
WO2004086446A1 (ja) * 2003-03-27 2004-10-07 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. プラズマディスプレイパネル
US7141929B2 (en) 2003-03-27 2006-11-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma display panel with priming electrode
CN100399491C (zh) * 2003-03-27 2008-07-02 松下电器产业株式会社 等离子体显示面板
WO2005052071A1 (en) * 2003-11-25 2005-06-09 Johnson Matthey Public Limited Company Digital printing ink composition
JP2007139995A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Hitachi Displays Ltd 表示装置およびその製造方法
KR100848262B1 (ko) 2007-06-01 2008-07-25 전자부품연구원 선폭을 가변할 수 있는 미세 패턴 전사 장치
JP2009076460A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Dongjin Semichem Co Ltd プラズマディスプレイパネル電極形成用スラリー組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6855196B2 (en) Ink for a display panel and method for producing plasma display panel using the ink
US6650053B2 (en) Surface-discharge type display device with reduced power consumption and method of making display device
US20060094323A1 (en) Apparatus to form dielectric layer and method of manufacturing plasma display panel (PDP) with the apparatus
JP2000268716A (ja) プラズマディスプレイパネルの製造装置とその製造方法
WO2005063491A1 (ja) 液体吐出装置
JP2001006541A (ja) プラズマディスプレイパネルとその製造方法及びその製造装置
JP4923293B2 (ja) 微細ラインの形成方法
JP2004311093A (ja) 電子源基板製造装置、電子源基板および画像表示装置
JP4800526B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP2002126615A (ja) 流動性物質吐出方法及びそれを用いた蛍光体形成方法
KR100562913B1 (ko) 플라즈마 표시 패널의 제조 방법
JP4372880B2 (ja) プラズマディスプレイパネル用の背面板の蛍光体層形成方法
KR100868310B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널 제조방법
KR100491477B1 (ko) 상세한셀구조에적합한플라즈마디스플레이패널의제조방법,플라즈마디스플레이패널및표시장치
JP2011126282A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP4791439B2 (ja) プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
JP4800863B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法
JP3957731B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの製造方法、プラズマディスプレイパネル及び表示装置
CN101211733A (zh) 隔壁形成方法
JP3219059B2 (ja) ディスプレイパネルの製造方法
KR100477612B1 (ko) 잉크젯 분사장치와 이를 이용한 플라즈마 디스플레이패널의 제조방법
KR20050064372A (ko) 플라즈마 디스플레이에 사용되는 잉크젯 도포용 전극 잉크
KR20050072574A (ko) 디스플레이 패널 제작용 잉크젯 도포 장치의 잉크젯 헤드및 이를 이용한 도포 방법
KR20030080143A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 후면판 제조방법
KR20050057809A (ko) 형광체막 도포용 잉크젯 헤드