JP2000268441A - 放送番組予約記録方法 - Google Patents

放送番組予約記録方法

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JP2000268441A
JP2000268441A JP11072581A JP7258199A JP2000268441A JP 2000268441 A JP2000268441 A JP 2000268441A JP 11072581 A JP11072581 A JP 11072581A JP 7258199 A JP7258199 A JP 7258199A JP 2000268441 A JP2000268441 A JP 2000268441A
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broadcast
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JP11072581A
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Takeshi Kimura
武史 木村
Satoshi Miyabayashi
聡 宮林
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Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
Original Assignee
Jisedai Joho Hoso System Kenkyusho KK
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1又は2以上の放送番組を予約した上で記録
媒体に記録するにあたり、例えば、予約指定番組を記録
中に、受信障害や記録障害などの何らかの障害が生じる
か、又は複数の予約指定番組間で放送時間帯の重複が生
じた場合であっても、本発明で提案する新規なインデッ
クス情報を用いて、予約指定番組を可及的に完全な形態
で記録可能な放送番組予約記録方法を提供することを課
題とする。 【解決手段】 インデックス情報を用いて、予約指定番
組に対し、同一内容とみなせる時間的に前後して放送さ
れる事前放送番組及び/又は再放送番組を検索し、予約
指定番組の記録試行にともなって、検索により抽出され
た事前放送番組及び/又は再放送番組を予備的に記録試
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1又は2以上の放
送番組を予約指定した上で記録媒体に記録する、いわゆ
る予約記録を行う際に用いられる放送番組予約記録方法
に係り、特に、例えば、予約指定番組を記録中に、受信
障害や記録障害などの何らかの障害が生じるか、又は複
数の予約指定番組間で放送時間帯の重複が生じた場合で
あっても、本発明で提案する新規なインデックス情報を
用いて、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録可能
な放送番組予約記録方法に関する。
【0002】また、本発明は、1又は2以上の放送番組
を予約記録するにあたり、記録優先度に係る評価基準を
考慮した番組の記録試行を実現可能な放送番組予約記録
方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、例えば、デジタルCATVや
CSデジタル放送のような多チャンネル放送サービスに
おいて、多くのチャンネルの中から視聴者が希望する番
組を選択する際の利便性を考慮して、EPG(Electroni
c Program Guide)と呼ばれる番組表サービスが提供され
ている。
【0004】このEPGの基本的な仕組みについて述べ
ると、放送受信側は、放送局から送られてきた番組表の
情報、例えば番組の放送時間やタイトルなどその番組に
関する各種情報を表示画面上に表示しておき、この情報
表示を閲覧しながら視聴者が希望する番組を選択的に視
聴可能に構成されている。
【0005】ところで、従来より、その放送時間に視聴
者が不在となる番組、又は繰り返し視聴したい番組があ
る場合には、その番組を予約指定した上でVTR装置又
はホームサーバー等の番組蓄積装置が持つ記録媒体に記
録する、いわゆる予約記録が一般に行われている。
【0006】この予約記録によれば、その放送時間に視
聴者が不在となる番組、又は繰り返し視聴したい番組を
記録しておき、利用者の要望に合わせていつでも視聴で
きるので、利用者にとっての利便性を向上することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この予約記録を、上述
したEPGの仕組みを拡張して用いることで将来的に実
現できるとすれば、例えば多チャンネル放送サービスで
提供される膨大な量の番組の中から、利用者が希望する
番組を選択して予約指定することで、希望番組を簡易な
手順をもって記録可能となるので、利用者にとっての利
便性を格段に向上することができるであろう。
【0008】しかしながら、上述した放送番組予約記録
方法を実現できたとしても、さらに、1又は2以上の番
組を予約記録するにあたり、例えば、予約指定番組を記
録中に、受信障害や記録障害などの何らかの障害が生じ
るか、又は複数の予約指定番組間で放送時間帯の重複が
生じた場合には、予約指定番組を可及的に完全な形態で
記録することが難しいという解決すべき課題を内在して
いた。
【0009】そこで、例えば、予約指定番組を記録中
に、受信障害や記録障害などの何らかの障害が生じる
か、又は複数の予約指定番組間で放送時間帯の全部又は
一部に重複が生じた場合であっても、予約指定番組を可
及的に完全な形態で記録可能とする新規な技術の開発が
関係者の間で待望されていた。
【0010】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、1又は2以上の放送番組を予約記
録するにあたり、例えば、予約指定番組を記録中に、受
信障害や記録障害などの何らかの障害が生じるか、又は
複数の予約指定番組間で放送時間帯の重複が生じた場合
であっても、本発明が前提とするインデックス情報を用
いて、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録可能な
放送番組予約記録方法を提供することを課題とする。
【0011】また、本発明は、1又は2以上の放送番組
を予約記録するにあたり、記録優先度に係る評価基準を
考慮した番組の記録試行を実現可能な放送番組予約記録
方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、放送番組を予約指定した上で記
録媒体に記録する際に用いられる放送番組予約記録方法
であって、自身が属するグループを表す番組グループの
識別子と、自身が属するグループ内での位置付けを表す
順序の識別子とを含むリファレンス記述子が置かれたイ
ンデックス情報を用いて、前記予約指定番組に対し、同
一内容とみなせる時間的に前後して放送される事前放送
番組及び/又は再放送番組を検索し、前記予約指定番組
の記録試行にともなって、前記検索により抽出された事
前放送番組及び/又は再放送番組を予備的に記録試行す
ることを要旨とする。
【0013】請求項1の発明によれば、インデックス情
報を用いて、予約指定番組に対し、同一内容とみなせる
時間的に前後して放送される事前放送番組及び/又は再
放送番組を検索し、予約指定番組の記録試行にともなっ
て、検索により抽出された事前放送番組及び/又は再放
送番組を予備的に記録試行するので、したがって、唯一
予約指定番組の記録も事前放送番組の記録も再放送番組
の記録も正常に終了しなかった場合だけが予約記録に失
敗することになる結果として、例えば、予約指定番組を
記録中に、受信障害や記録障害などの何らかの障害が生
じた場合であっても、予約指定番組を可及的に完全な形
態で記録することができる。
【0014】また、請求項2の発明は、前記インデック
ス情報を用いて、ある番組グループに属する特定の番組
を予約記録するにあたり、当該特定の番組に対して同一
内容とみなせるその他の番組が存在する場合には、これ
らの番組の記録を、少なくとも1つの番組が正常に記録
終了するまで繰り返し試行することを要旨とする。
【0015】請求項2の発明によれば、インデックス情
報を用いて、ある番組グループに属する特定の番組を予
約記録するにあたり、この特定の番組に対して同一内容
とみなせるその他の番組が存在する場合には、これらの
番組の記録を、少なくとも1つの番組が正常に記録終了
するまで繰り返し試行するので、したがって、請求項1
の発明と同様に、例えば、予約指定番組を記録中に、受
信障害や記録障害などの何らかの障害が生じた場合であ
っても、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録する
ことができる。
【0016】さらに、請求項3の発明は、前記インデッ
クス情報を用いて、ある番組グループに属する特定の番
組を予約記録するにあたり、当該特定の番組に対して同
一内容とみなせるその他の番組が存在する場合であっ
て、記録を試みた番組のうち少なくとも1つの番組が正
常に記録終了している場合には、これらの各番組毎の記
録優先度に係る評価基準に基づいて、既に正常に記録終
了している番組の記録優先度が、その他の各番組の記録
優先度よりも低い場合にはその他の各番組の記録試行を
継続する一方、高い場合にはその他の各番組の記録試行
を中止するように、その他の各番組の記録試行の継続有
無を判定することを要旨とする。
【0017】請求項3の発明によれば、インデックス情
報を用いて、ある番組グループに属する特定の番組を予
約記録するにあたり、この特定の番組に対して同一内容
とみなせるその他の番組が存在する場合であって、記録
を試みた番組のうち少なくとも1つの番組が正常に記録
終了している場合には、これらの各番組毎の記録優先度
に係る評価基準に基づいて、既に正常に記録終了してい
る番組の記録優先度が、その他の各番組の記録優先度よ
りも低い場合にはその他の各番組の記録試行を継続する
一方、高い場合にはその他の各番組の記録試行を中止す
るように、その他の各番組の記録試行の継続有無を判定
するので、したがって、請求項1乃至2と同様に、例え
ば、予約指定番組を記録中に、受信障害や記録障害など
の何らかの障害が生じた場合であっても、予約指定番組
を可及的に完全な形態で記録することができるのに加え
て、記録優先度に係る評価基準を考慮した番組の記録試
行を実現することができる。
【0018】さらにまた、請求項4の発明は、複数の放
送番組を予約指定した上で記録媒体に記録する際に用い
られる放送番組予約記録方法であって、複数の番組が予
約指定されるに至ったとき、当該複数の予約指定番組間
で放送時間帯に重複があるか否かに係る重複検査を行
い、当該重複検査の結果、前記複数の予約指定番組間で
放送時間帯に重複がある旨の判定が下されたとき、自身
が属するグループを表す番組グループの識別子と、自身
が属するグループ内での位置付けを表す順序の識別子と
を含むリファレンス記述子が置かれたインデックス情報
を用いて、放送時間帯が重複している複数の予約指定番
組の各々について、各番組と同一内容とみなせる代替候
補番組をそれぞれ検索し、当該検索の結果、少なくとも
1つの代替候補番組が抽出されたとき、当該抽出された
代替候補番組のうち、放送予定時刻が時間的に早く到来
する番組から順次代替候補として選択し、当該代替候補
として選択された番組と、その他の予約指定番組との間
で放送時間帯に重複があるか否かに係る重複検査を行
い、当該重複検査の結果、重複がある場合には、代替候
補選択以下の処理を繰り返す一方、重複がない場合に
は、代替候補として選択された番組を、前記複数の予約
指定番組のうち該当する番組に代替することを要旨とす
る。
【0019】請求項4の発明によれば、複数の番組が予
約指定されるに至ったとき、複数の予約指定番組間で放
送時間帯に重複があるか否かに係る重複検査を行い、こ
の重複検査の結果、複数の予約指定番組間で放送時間帯
に重複がある旨の判定が下されたとき、インデックス情
報を用いて、放送時間帯が重複している複数の予約指定
番組の各々について、各番組と同一内容とみなせる代替
候補番組をそれぞれ検索し、この検索の結果、少なくと
も1つの代替候補番組が抽出されたとき、抽出された代
替候補番組のうち、放送予定時刻が時間的に早く到来す
る番組から順次代替候補として選択し、代替候補として
選択された番組と、その他の予約指定番組との間で放送
時間帯に重複があるか否かに係る重複検査を行い、この
重複検査の結果、重複がある場合には、代替候補選択以
下の処理を繰り返す一方、重複がない場合には、代替候
補として選択された番組を、複数の予約指定番組のうち
該当する番組に代替するので、したがって、複数の番組
を予約記録するにあたり、複数の予約指定番組間で放送
時間帯に重複が生じた場合であっても、予約指定番組を
可及的に完全な形態で記録することができる。
【0020】また、請求項5の発明は、前記代替候補番
組を選択するにあたり、前記複数の予約指定番組間での
各番組毎の記録優先度に係る評価基準に基づいて、当該
評価基準を満たさない代替候補番組は排除するととも
に、複数の代替候補番組が存在する場合には前記評価基
準で定義される記録優先度が高い方の代替候補番組から
順次選択することを要旨とする。
【0021】請求項5の発明によれば、代替候補番組を
選択するにあたり、複数の予約指定番組間での各番組毎
の記録優先度に係る評価基準に基づいて、この評価基準
を満たさない代替候補番組は排除するとともに、複数の
代替候補番組が存在する場合にはこの評価基準で定義さ
れる記録優先度が高い方の代替候補番組から順次選択す
るので、したがって、請求項4と同様に、複数の番組を
予約記録するにあたり、複数の予約指定番組間で放送時
間帯に重複が生じた場合であっても、予約指定番組を可
及的に完全な形態で記録することができるのに加えて、
記録優先度に係る評価基準を考慮した番組の記録試行を
実現することができる。
【0022】さらに、請求項6の発明は、番組配列情
報、又は前記インデックス情報のうち少なくともいずれ
か一方の変更有無を監視するとともに判断し、当該判断
の結果、番組配列情報、又は前記インデックス情報のう
ち少なくともいずれか一方の変更がある旨の判断が下さ
れたとき、前記複数の番組が予約指定されるに至ったと
きと同様の重複回避処理を行うことを要旨とする。
【0023】上述した一連の重複回避処理は、利用者が
複数の番組を予約指定した時点で行なうことを基本とす
るが、番組の編成は突然変更される場合もあり、この場
合には再び放送時間帯の重複が生起することも考えられ
る。
【0024】そこで、請求項6の発明によれば、番組配
列情報、又はインデックス情報のうち少なくともいずれ
か一方の変更有無を監視するとともに判断し、この判断
の結果、番組配列情報、又はインデックス情報のうち少
なくともいずれか一方の変更がある旨の判断が下された
とき、複数の番組が予約指定されるに至ったときと同様
の重複回避処理を行うので、したがって、例えば、番組
編成が突然変更される等の外的要因に起因して、一旦放
送時間帯の重複が回避されたにもかかわらず、再び放送
時間帯の重複が生起するに至った場合であっても、これ
を監視判断して再び重複回避処理を行う結果として、予
約指定番組を可及的に完全な形態で記録することができ
る。
【0025】しかも、請求項7の発明は、番組単位の予
約記録と番組グループ単位の予約記録とを統合して行な
うにあたり、前記複数の予約指定番組間での各番組毎の
記録優先度と、前記複数の各予約指定番組毎にさらにこ
れと同一内容とみなせるその他の番組が存在する場合に
おけるこれらの番組間での各番組毎の記録優先度と、を
内容とする評価基準をそれぞれ設定しておき、当該評価
基準で定義された記録優先度に基づいて、前記複数の予
約指定番組間で放送時間帯に重複が生じてしまった場合
には、当該評価基準を満たさない代替候補番組は排除す
るとともに、複数の代替候補番組が存在する場合には当
該評価基準で定義された記録優先度が高い方の代替候補
番組から順次選択し、また、同一内容とみなせる番組の
うち、記録を試みた少なくとも1つの番組が正常に記録
終了している場合には、既に正常に記録終了している番
組の記録優先度が、その他の各番組の記録優先度よりも
低い場合にはその他の各番組の記録試行を継続する一
方、高い場合にはその他の各番組の記録試行を中止する
ように、その他の各番組の記録試行の継続有無を判定す
ることを要旨とする。
【0026】請求項7の発明によれば、番組単位の予約
記録と番組グループ単位の予約記録とを統合して行なう
にあたり、複数の予約指定番組間での各番組毎の記録優
先度と、複数の各予約指定番組毎にさらにこれと同一内
容とみなせるその他の番組が存在する場合におけるこれ
らの番組間での各番組毎の記録優先度と、を内容とする
評価基準をそれぞれ設定しておき、当該評価基準で定義
された記録優先度に基づいて、複数の予約指定番組間で
放送時間帯に重複が生じてしまった場合には、当該評価
基準を満たさない代替候補番組は排除するとともに、複
数の代替候補番組が存在する場合には当該評価基準で定
義された記録優先度が高い方の代替候補番組から順次選
択し、また、同一内容とみなせる番組のうち、記録を試
みた少なくとも1つの番組が正常に記録終了している場
合には、既に正常に記録終了している番組の記録優先度
が、その他の各番組の記録優先度よりも低い場合にはそ
の他の各番組の記録試行を継続する一方、高い場合には
その他の各番組の記録試行を中止するように、その他の
各番組の記録試行の継続有無を判定するので、したがっ
て、請求項1乃至2と同様に、例えば、予約指定番組を
記録中に、受信障害や記録障害などの何らかの障害が生
じた場合であっても、予約指定番組を可及的に完全な形
態で記録することができ、さらに、請求項4と同様に、
複数の番組を予約記録するにあたり、複数の予約指定番
組間で放送時間帯に重複が生じた場合であっても、予約
指定番組を可及的に完全な形態で記録することができる
のに加えて、しかも、請求項3又は請求項5と同様に、
記録優先度に係る評価基準を考慮した番組の記録試行を
実現することができる。
【0027】また、請求項8の発明は、1又は2以上の
放送番組を予約指定した上で記録媒体に記録する際に用
いられ、自身が属するグループを表す番組グループの識
別子と、自身が属するグループ内での位置付けを表す順
序の識別子とを含むリファレンス記述子が置かれたイン
デックス情報を用いて、前記1又は2以上の予約指定番
組に対し、同一内容とみなせる時間的に前後して放送さ
れる事前放送番組及び/又は再放送番組を検索し、前記
1又は2以上の予約指定番組の記録試行にともなって、
前記検索により抽出された事前放送番組及び/又は再放
送番組を予備的に記録試行する放送番組予約記録方法で
あって、前記1又は2以上の予約指定番組の記録試行に
際し、当該予約指定番組の放送時間帯が重複していて
も、その重複しない時間帯部分の記録は試行し、前記イ
ンデックス情報を用いて同一内容とみなせる番組を複数
記録できた場合であって、当該記録できた複数の番組が
双方ともに不完全な形態であった場合には、当該記録で
きた複数の番組のうち、各番組毎の正常に記録できた部
分をつなぎ合わせて提示することにより、可及的に完全
な形態の番組を得ることを要旨とする。
【0028】請求項8の発明によれば、1又は2以上の
予約指定番組の記録試行に際し、予約指定番組の放送時
間帯が重複していても、その重複しない時間帯部分の記
録は試行し、インデックス情報を用いて同一内容とみな
せる番組を複数記録できた場合であって、この記録でき
た複数の番組が双方ともに不完全な形態であった場合に
は、この記録できた複数の番組のうち、各番組毎の正常
に記録できた部分をつなぎ合わせて提示することによ
り、可及的に完全な形態の番組を得るようにしたので、
したがって、請求項1乃至7を適用してもなお電波障害
や放送時間帯の重複により番組を完全な形態で記録でき
ない場合であっても、可及的に完全な形態の番組を得る
ことができる。
【0029】しかも、請求項9の発明は、前記記録でき
た複数の番組のうち、各番組毎の正常に記録できた部分
を、前記インデックス情報を用いてつなぎ合わせて提示
することを要旨とする。
【0030】請求項9の発明によれば、前記記録できた
複数の番組のうち、各番組毎の正常に記録できた部分
を、インデックス情報、すなわち例えば番組内インデッ
クスが持つ番組セグメンテーション機能を用いてつなぎ
合わせて提示するので、したがって、複数番組間をつな
ぎ合わせる要望が生じた場合であっても、いかなる番組
をも適用対象としてこの要望を満足することができる。
【0031】さらに、請求項10の発明は、同一内容と
みなせる複数の番組を前記記録媒体に記録するにあた
り、当該同一内容とみなせる複数の番組の各々を、上書
きすることなく記録することを要旨とする。
【0032】請求項10の発明によれば、同一内容とみ
なせる複数の番組を記録媒体に記録するにあたり、同一
内容とみなせる複数の番組の各々を、上書きすることな
く記録するので、したがって、同一内容とみなせる複数
の番組を記録媒体に記録する際における番組消失可能性
を可及的に排除した番組記録を実現することができる。
【0033】さらにまた、請求項11の発明は、前記放
送番組の予約指定が行われる毎に、予約指定番組毎の記
録に要すると推定される仮記録所要時間を累積した累積
記録所要時間を求めるとともに、当該求められた累積記
録所要時間と、前記記録媒体における記録容量とを参照
して、前記記録媒体における記録容量に対する累積記録
所要時間の比率で表される記録媒体使用率を求め、当該
求められた記録媒体使用率を提示することを要旨とす
る。
【0034】請求項11の発明によれば、操作者が新規
に放送番組の予約指定を行う毎に、新規の予約指定番組
の記録所要時間を考慮した記録媒体使用率が提示される
ので、したがって、操作者は、新規の予約指定番組が記
録可能か否か、又はあとどの位の番組を記録できるか、
等の記録容量残に係る目安を得ることができる結果とし
て、記録容量残が充分でないにもかかわらず番組の予約
指定を行った際に生じる該当番組の記録失敗を未然に防
止するといった効果を期待することができる。
【0035】しかも、請求項12の発明は、前記記録媒
体使用率の提示に伴って、前記求められた記録媒体使用
率と、新規の予約指定番組の仮記録所要時間とを参照し
て、当該新規の予約指定番組が記録可能か否かに係る記
録可否判定を行い、当該記録可否判定の結果、前記新規
の予約指定番組が記録不能である旨の判定が下されたと
き、当該記録不能である旨を警告することを要旨とす
る。
【0036】請求項12の発明によれば、操作者に対
し、新規の予約指定番組が記録不能である旨を確実に伝
えることができる結果として、記録容量残が充分でない
にもかかわらず番組の予約指定を行った際に生じる該当
番組の記録失敗を未然に防止するといった効果を高い水
準で期待することができる。
【0037】そして、請求項13の発明は、前記予約指
定番組の記録が終了することで記録所要時間が確定した
とき、当該確定した実記録所要時間を、累積記録所要時
間中に含まれる該当する仮記録所要時間に代替すること
で、累積記録所要時間を、誤差を除去した高精度の値に
更新することを要旨とする。
【0038】請求項13の発明によれば、高精度の累積
記録所要時間を元に求められる精度の高い記録媒体使用
率が提示される結果として、記録媒体をもれなく有効に
活用するといった効果を期待することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る放送番組予
約記録方法について、図面を参照して詳細に説明する。
【0040】本発明の説明に先立って、本発明を創出す
るに至った背景について述べると、デジタル放送では、
放送局、チャンネル、又は番組などに関する種々の情報
が放送される。番組の識別子、開始時刻や継続時間を含
む放送時間、又は放送番組の概要などの番組表(EP
G:Electronic Program Guide)に相当する情報は、E
IT (Event Information Table)と呼ばれる表を用いて
表現される。社団法人電波産業会が規定した「デジタル
放送に使用する番組配列情報」(ARIB STD-B10)で定義さ
れるEITでは、現時点において、個々の番組について
の情報は提供するが、シリーズ番組、帯番組、又は再放
送番組などを含む番組編成上の番組グループを識別する
仕組みは提供していない。
【0041】ここで、シリーズ番組グループとは、例え
ば連続ドラマなどのように連続性を持つ番組が属するグ
ループを意味する。広義には、例えば四半期毎に編成計
画された定時番組をも含めて考えることができる。この
ようなシリーズ番組グループに属する各番組を確実に予
約記録できれば、連続性を持つ各番組を見逃すことがな
くなくなるので、利用者にとっての利便性が飛躍的に高
まるであろう。
【0042】また、帯番組グループとは、例えばニュー
スや天気予報などのように、毎日複数回設定され、曜日
によって回数や放送時間帯が異なり、さらに第何回とい
った概念がない番組が属するグループを意味する。この
ような帯番組グループに属する番組を予約記録できれ
ば、常に最新の情報に接することが可能となるので、利
用者にとっての利便性が飛躍的に高まるであろう。
【0043】そして、再放送番組グループとは、最初に
放送した本放送番組に対して同一内容とみなせる番組
を、時間帯やチャンネル等を変えて複数回放送するよう
な番組が属するグループを意味する。広義には、本放送
番組をも含めて考えることができる。ここで、特定の番
組と、特定の番組に対して同一内容とみなせる番組との
相互関係について言及すると、特定の番組に対して実質
的な内容部分である本編はほぼ共通であるが、CMを含
むその他の部分はその全部又は一部が相異なるような相
互関係を言う。このような再放送番組グループを考慮し
た番組の予約記録ができれば、例えば本放送番組の記録
に失敗したとしても、チャンスがある限りこれに代替す
る再放送番組の記録を試みることが可能となるので、利
用者にとっての利便性が飛躍的に高まるであろう。
【0044】そこで、本発明が前提とするインデックス
情報では、番組及び/又は番組グループを単位とした予
約記録が可能となること、及び予約指定番組を可及的に
完全な形態で記録可能となることを企図して、社団法人
電波産業会が規定した「デジタル放送に使用する番組配
列情報」(ARIB STD-B10)で定義されるEITに対し、図
9でそのデータ構造を示すように、記述子領域にリファ
レンス記述子を置く拡張を施すことによって、その番組
がどのようなグループに属するか、又は例えばその番組
がシリーズ番組グループに属する場合には、その番組の
グループ内での位置付け等を表す仕組みを提供してい
る。
【0045】具体的には、リファレンス記述子には、そ
の番組が属するグループを表す番組グループの識別子
と、その番組のグループ内での位置付けを表す順序の識
別子とが含まれている。
【0046】番組グループの識別子は、例えば、ある番
組が持つ番組グループの識別子として、シリーズ番組、
又は帯番組などの各番組グループ毎に固有の値を設定す
ることにより、ある番組がどのような番組グループに帰
属するかに係る番組グループ帰属情報を表現する際に用
いられる。
【0047】順序の識別子は、シリーズ回数表現能力
と、再放送番組表現能力とを持っており、具体的には、
例えば、共通の番組グループに属する複数の各番組が持
つ順序の識別子として、1,2,3,…などの順序関係
を識別可能な各値をそれぞれに設定することにより、さ
らに詳しく述べると、シリーズ番組中の第5回番組には
順序の識別子としてシリーズ番組の第5回に該当する値
を設定することにより、シリーズ番組グループ中のシリ
ーズ回数を表現する際等に用いられる一方、共通の再放
送番組グループに属する複数の各番組が持つ順序の識別
子として、ある共通の値をそれぞれに設定することによ
り、順序の識別子として共通の値を持つ複数の番組が共
通の再放送番組グループに帰属する旨を表現する際など
に用いられる。
【0048】付言すれば、インデックス情報では、LI
T(Local event Information Table)と呼ばれる表を用
いて、例えば番組内の特定のシーンなどのセグメントを
指定する能力を持っており、さらに、ERT(Event Rel
ation Table)と呼ばれる表を用いて、番組グループを階
層化するなど番組のさらに複雑な関係を表す能力をも持
っている。なお、本発明で言うインデックス情報とは、
番組単位毎の予約指定等を可能とする番組インデック
ス、番組グループ単位毎の予約指定等を可能とする番組
群インデックス、及び番組内の特定のシーンなどのセグ
メント毎の予約指定等を可能とする番組内インデック
ス、を含んだ概念を言うものとする。
【0049】次に、本発明に係る放送番組予約記録方法
を具現化する放送番組予約記録装置について、図1に示
す機能ブロック図を参照して説明する。
【0050】同図に示すように、放送番組予約記録装置
11は、番組受信部13と、受信状態監視部15と、番
組インデックス受信部17と、入力装置19と、記録制
御部21と、番組記録部23と、記録状態監視部25
と、記録媒体27と、を含んで構成されている。
【0051】番組受信部13は、放送局から送られてき
たデジタル放送のうち、映像、音声、データなどを適宜
含むコンテンツ、すなわち番組を受信する機能を有して
いる。
【0052】受信状態監視部15は、番組受信部15で
の番組受信状態を監視する機能を有している。
【0053】番組インデックス受信部17は、放送局か
ら送られてきたデジタル放送のうち、番組インデック
ス、番組群インデックス、又は番組内インデックスを含
むインデックス情報を受信する機能を有している。
【0054】入力装置19は、放送サービスの利用者が
これを適宜操作することで、番組又は番組グループの予
約指定、又はその他各種設定項目等を入力する機能を有
している。
【0055】記録制御部21は、入力装置19を介して
入力される番組又は番組グループの予約指定を記憶保持
しておく一方で、番組インデックス受信部17で受信し
たインデックス情報を参照しながら、記憶保持された予
約指定内容に従う番組の検索乃至記録制御を行う機能を
有している。
【0056】番組記録部23は、記録制御部21からの
制御指令に従って、記録媒体27に対する番組の記録又
は消去を実行する機能を有している。
【0057】記録状態監視部25は、番組記録部23で
の番組記録状態を監視する機能を有している。
【0058】
【実施例】以下に、1又は2以上の番組又は番組グルー
プを予約指定した上で記録媒体に記録する、いわゆる予
約記録を行う際に用いられ、本発明で提案するインデッ
クス情報を利用して、予約指定番組の可及的な記録、又
は予約指定番組間における放送時間帯の重複回避を実現
する放送番組予約記録方法について、その複数の実施例
を図面を適宜参照しながら順次説明していく。
【0059】(実施例1)再放送番組グループAに属す
るある1つの番組A−yを予約記録する際に用いられる
実施例1に係る放送番組予約記録方法について、図2乃
至図3を参照して説明する。
【0060】図2は、実施例1に係る放送番組予約記録
方法の操作又は動作の流れを表すフローチャート、図3
は、実施例1に係る放送番組予約記録方法の動作説明に
供する図である。なお、図2に示すフローチャートの各
処理ステップにおいて、二重枠線で囲った処理ステップ
は利用者による操作を表す一方、単一枠線で囲った処理
ステップは放送番組予約記録装置11の動作を表してい
る。この表記の仕方は、図4又は図7に示すフローチャ
ートにおいても同様である。
【0061】ステップS1において、1つの番組A−y
を予約指定する。この予約指定は、例えば、利用者が入
力装置19を用いて、番組案内画面上に表示されている
番組のうち、予約指定したい番組A−y上にポインタを
移動した状態で予約ボタンを操作することにより実行さ
れる。
【0062】ここで、番組A−yとは、再放送番組グル
ープAに属する複数の番組群のうち、年月日時秒等を適
宜含む放送開始時刻を基準とした昇順又は降順でy番目
の番組を指し、また、番組A−xとは、番組A−yと同
一内容の事前放送番組を指し、さらに、番組A−zと
は、番組A−yと同一内容の再放送番組を指すものとす
る。本実施例1では、番組A−yを予約記録する例を挙
げているので、番組A−yを基準として相対的に、番組
A−xを事前放送番組と呼ぶ一方、番組A−zを再放送
番組と呼ぶことにする。
【0063】ステップS2において、予約指定番組A−
yの放送開始時刻以前に放送される事前放送番組、つま
り、番組グループの識別子と順序の識別子が両者共に一
致する番組A−xを検索し、この検索の結果、事前放送
番組A−xが抽出されないときにはステップS5へ進む
一方、抽出されたときにはステップS3へ進む。
【0064】ステップS3において、事前放送番組A−
xの放送開始時刻が到来したとき、この事前放送番組A
−xの記録を試みる。
【0065】ステップS4において、事前放送番組A−
xが正常に記録されたか否かに係る記録可否判定を行
い、記録が正常に終了すればステップS5へ進み、正常
に終了しなければチャンスがある限り、すなわち予約指
定番組A−yの放送開始時刻が到来するまでの期間にお
いてステップS2乃至S4の事前放送番組記録試行処理
を繰り返す。
【0066】ステップS5において、予約指定番組A−
yの放送開始時刻が到来したとき、この本命の予約指定
番組A−yの記録を試みる。
【0067】ステップS6において、予約指定番組A−
yが正常に記録されたか否かに係る記録可否判定を行
い、記録が正常に終了すればステップS7へ進む一方、
正常に終了しなければステップS8へ進む。
【0068】ステップS7において、予約指定番組A−
yの記録が正常に終了したときには一連の予約記録処理
を完了する。ステップS1乃至S7までの一連の予約記
録処理が、本命の予約指定番組A−yの記録中に何らの
障害も生じなかった場合の処理の流れである。このと
き、利用者によって予約指定番組A−yの再生指示操作
がなされると、正常に記録されている予約指定番組A−
yが再生されることになる。
【0069】ステップS8において、事前放送番組A−
xが正常に記録されたか否かに係る記録可否判定を行
い、記録が正常に終了していればステップS9へ進み、
正常に終了していなければステップS10へ進む。
【0070】ステップS9において、事前放送番組A−
xの記録が正常に終了しているときには一連の予約記録
処理を完了する。ステップS1乃至S9までの一連の予
約記録処理が、本命の予約指定番組A−yの記録中には
何らかの障害が生じたが、事前放送番組A−xの記録中
には何らの障害も生じなかった場合の処理の流れであ
る。このとき、利用者によって予約指定番組A−yの再
生指示操作がなされると、予約記録に失敗した本命の予
約指定番組A−yに代えて、正常に記録されている事前
放送番組A−xが再生されることになる。
【0071】ステップS10において、予約指定番組A
−yの放送開始時刻以降に放送される再放送番組、つま
り、番組グループの識別子と順序の識別子が両者共に一
致する番組A−zを検索し、この検索の結果、再放送番
組A−zが抽出されないときにはステップS11へ進む
一方、抽出されたときにはステップS12へ進む。
【0072】ステップS11において、再放送番組A−
zが抽出されないときには一連の予約記録処理を異常終
了する。ステップS1乃至S11までの一連の予約記録
処理が、事前放送番組A−x、予約指定番組A−y、又
は再放送番組A−zのうち、全ての番組の記録に失敗し
た場合の処理の流れである。このとき、利用者によって
予約指定番組A−yの再生指示操作がなされると、例え
ば、表示画面上に予約指定番組A−yの予約記録に失敗
した旨のメッセージが表示される。
【0073】ステップS12において、再放送番組A−
zの放送開始時刻が到来したとき、この再放送番組A−
zの記録を試みる。
【0074】ステップS13において、再放送番組A−
zが正常に記録されたか否かに係る記録可否判定を行
い、記録が正常に終了すればステップS14へ進む一
方、正常に終了しなければチャンスがある限り、すなわ
ち、例えば、番組A−yに係る予約指定が利用者によっ
て取り消されるか、又は予約指定時点から半年などの設
定時間が経過するまでの期間においてステップS10乃
至S13の処理を繰り返す。
【0075】ステップS14において、再放送番組A−
zの記録が正常に終了しているときには一連の予約記録
処理を完了する。ステップS1乃至S14までの一連の
予約記録処理が、本命の予約指定番組A−y、及び事前
放送番組A−xの記録中には何らかの障害が生じたが、
再放送番組A−zの記録中には何らの障害も生じなかっ
た場合の処理の流れである。このとき、利用者によって
予約指定番組A−yの再生指示操作がなされると、予約
記録に失敗した本命の予約指定番組A−yに代えて、正
常に記録されている再放送番組A−zが再生されること
になる。
【0076】したがって、予約指定番組の再生を指示し
た場合には、予約指定番組の記録が正常に終了した場合
には第1優先順位の予約指定番組を、予約指定番組の記
録は正常に終了しなかったが事前放送番組の記録が正常
に終了している場合には第2優先順位の事前放送番組
を、予約指定番組の記録も事前放送番組の記録も正常に
終了しなかったが再放送番組の記録は正常に終了した場
合には第3優先順位の再放送番組を、それぞれ利用して
再生することになる。
【0077】なお、上述した予約記録処理時における記
録媒体の使い方は、その媒体固有の特性によっていくつ
かの方法が考えられる。すなわち、記録媒体として、D
VD(Digital Video Disc)やハードディスクなどのラン
ダムアクセス可能なメディアを採用する場合には、最初
の記録は正常に終了したか否かにかかわらずとりあえず
それを残しておき、次の記録が正常に終了したことを確
認してから最初の記録を消去すればよい。一方、記録媒
体として、VCR (Video Cassette Recorder)などの順
次アクセスメディアを採用する場合には、一般に、改め
て記録を行なう場合には元の記録位置に上書きするのが
通例であるが、しかし、改めての記録が失敗する可能性
があることを考慮すると、できれば上書きせずに記録位
置を変えて新規に記録する方が好ましいと言える。
【0078】このように、実施例1に係る放送番組予約
記録方法によれば、図3に示すように、インデックス情
報を用いて、予約指定番組に対し、同一内容とみなせる
時間的に前後して放送される事前放送番組及び/又は再
放送番組を検索し、予約指定番組の記録試行にともなっ
て、検索により抽出された事前放送番組及び/又は再放
送番組を予備的に記録試行するので、したがって、唯一
予約指定番組の記録も事前放送番組の記録も再放送番組
の記録も正常に終了しなかった場合だけが予約記録に失
敗することになる結果として、例えば、予約指定番組を
記録中に、受信障害や記録障害などの何らかの障害が生
じた場合であっても、予約指定番組を可及的に完全な形
態で記録することができる。
【0079】(実施例2)インデックス情報を利用し
て、シリーズ番組グループ、又は帯番組グループのう
ち、ある番組グループに属する特定の番組を予約記録す
る際に用いられる実施例2に係る放送番組予約記録方法
について説明する。
【0080】(1)ある番組グループ、例えばシリーズ
番組グループを予約指定する。この予約指定は、番組グ
ループの識別子を放送番組予約記録装置11に記憶する
ことで行われる。
【0081】(2)予約指定されたシリーズ番組グルー
プに属する各回の番組、つまり、シリーズ番組グループ
に固有の識別子を持つ番組のうち、順序の識別子が各々
の値を持つ各番組について(3)の操作を行なう。ここ
で、シリーズ番組グループに固有の識別子を持つ番組の
うち、順序の識別子が各々の値を持つ各番組とは、シリ
ーズ番組中において各シリーズ回数に該当する番組を言
う。
【0082】(3)ある特定の回の番組、つまり、シリ
ーズ番組グループ固有の識別子を持ち、順序の識別子が
特定の値を持つ番組があれば、この番組の記録を試み
る。記録が正常に終了すればこの回の番組の予約記録を
完了し、正常に終了しなければチャンスがある限り
(3)の操作を繰り返す。ここで、シリーズ番組グルー
プ固有の識別子を持ち、順序の識別子が特定の値を持つ
番組とは、シリーズ番組中において特定のシリーズ回数
に該当する番組を言う。
【0083】なお、記録媒体の使用方法や記録した番組
の再生方法は実施例1と同様である。
【0084】このように、実施例2に係る放送番組予約
記録方法によれば、インデックス情報を用いて、ある番
組グループに属する特定の番組を予約記録するにあた
り、この特定の番組に対して同一内容とみなせるその他
の番組が存在する場合には、これらの番組の記録を、少
なくとも1つの番組が正常に記録終了するまで繰り返し
試行するようにしたので、したがって、実施例1と同様
に、例えば、予約指定番組を記録中に、受信障害や記録
障害などの何らかの障害が生じた場合であっても、予約
指定番組を可及的に完全な形態で記録することができ
る。
【0085】(実施例3)インデックス情報を利用し
て、シリーズ番組グループ、又は帯番組グループのう
ち、ある番組グループに属する特定の番組を予約記録す
る際に用いられる実施例2とは別の実施例3に係る放送
番組予約記録方法について説明する。
【0086】(1)ある番組グループ、例えばシリーズ
番組グループを予約指定する。この予約指定は、番組グ
ループの識別子を放送番組予約記録装置11に記憶する
ことで行われる。この際、特定の番組と同一内容とみな
せるその他の番組が存在する場合には、これらの各番組
毎の記録優先度に係る評価基準を設定しておく。例え
ば、地上放送より衛星放送を介して放送される番組を優
先する、夜の時間帯より朝の時間帯に放送される番組を
優先する、より多くの帯域が割り当てられたチャンネル
を介して放送される番組を優先する、等のような記録優
先度に係る評価基準を設定しておく。なお、この評価基
準は、利用者の元で自由に設定することが許容される。
【0087】(2)予約指定されたシリーズ番組グルー
プに属する各回の番組、つまり、シリーズ番組グループ
に固有の識別子を持つ番組のうち、順序の識別子がそれ
ぞれの値を持つ各番組について(3)の操作を行なう。
【0088】(3)ある特定の回の番組、つまり、シリ
ーズ番組グループ固有の識別子を持ち、順序の識別子が
特定の値を持つ複数の番組が存在し、この複数の番組の
うち少なくとも1つの番組が正常に記録終了している場
合には、上述した評価基準に基づきその他の各番組の記
録試行の継続有無を判定する。すなわち、既に正常に記
録終了している番組の記録優先度が、その他の各番組の
記録優先度よりも低い場合にはその他の各番組の記録試
行を継続する一方、高い場合にはその他の各番組の記録
試行を中止する。
【0089】(4)チャンスがある限り(3)を繰り返
す。
【0090】なお、記録媒体の使用方法や記録した番組
の再生方法は実施例1と同様である。
【0091】このように、実施例3に係る放送番組予約
記録方法によれば、ある番組グループに属する特定の番
組を予約記録するにあたり、この特定の番組に対して同
一内容とみなせるその他の番組が存在する場合であっ
て、記録を試みた番組のうち少なくとも1つの番組が正
常に記録終了している場合には、これらの各番組毎の記
録優先度に係る評価基準に基づいて、既に正常に記録終
了している番組の記録優先度が、その他の各番組の記録
優先度よりも低い場合にはその他の各番組の記録試行を
継続する一方、高い場合にはその他の各番組の記録試行
を中止するように、その他の各番組の記録試行の継続有
無を判定するようにしたので、したがって、実施例1乃
至2と同様に、例えば、予約指定番組を記録中に、受信
障害や記録障害などの何らかの障害が生じた場合であっ
ても、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録するこ
とができるのに加えて、記録優先度に係る評価基準を考
慮した番組の記録試行を実現することができる。
【0092】(実施例4)複数の番組を予約指定した上
で記録媒体に記録するにあたり、複数の予約指定番組間
で放送時間帯に重複が生じたとき、インデックス情報を
利用して可及的にこれを回避する際に用いられる実施例
4に係る放送番組予約記録方法について、図4乃至図6
を参照して説明する。なお、複数の予約指定番組間で放
送時間帯に重複が生じたときとは、複数の予約指定番組
間で放送時間帯の全部又は一部に重複が生じた場合を言
うものとする。
【0093】図4は、実施例4に係る放送番組予約記録
方法の操作又は動作の流れを表すフローチャート、図5
乃至図6は、実施例4に係る放送番組予約記録方法の動
作説明に供する図である。
【0094】ステップS21において、複数の番組を予
約指定するか、又はステップS23において、既に1又
は2以上の番組を予約指定している状況下で、さらに別
の番組を追加して予約指定する。この予約指定は、例え
ば、利用者が入力装置19を用いて、番組案内画面上に
表示されている番組のうち、利用者が予約指定したい番
組上にポインタを移動した状態で予約ボタンを操作する
ことで順次実行される。
【0095】ステップS24において、複数の番組A,
Bが予約指定されるに至ったとき、複数の予約指定番組
A,B間で放送時間帯に重複があるか否かに係る重複検
査を行い、この重複検査の結果、重複がない場合にはス
テップS25へ進む一方、重複がある場合にはその旨の
表示を行なうとともにステップS26へ進む。
【0096】ステップS25において、複数の予約指定
番組A,B間で放送時間帯に重複がない場合には代替が
不要であるので、重複回避処理を完了する。
【0097】ステップS26乃至S27において、予約
指定番組A,Bの各々について、番組グループの識別子
と順序の識別子が両者共に一致する番組、つまり、各予
約指定番組A,Bと同一内容とみなせる各代替候補番組
A−x及びB−yをそれぞれ検索する。
【0098】ステップS28において、ステップS26
乃至S27における検索結果に基づいて、代替候補番組
A−x及び/又はB−yが抽出されたか否かに係る抽出
可否判定を行い、この抽出可否判定の結果、代替候補番
組A−x,B−yが共に抽出されないときにはステップ
S29へ進む一方、代替候補番組A−x及び/又はB−
yが抽出されたときにはステップS30へ進む。
【0099】ステップS29において、代替候補番組A
−x,B−yが共に抽出されなかったため、代替不可と
みなして重複回避処理を完了する。
【0100】ステップS30において、ステップS26
乃至S27における検索で抽出された代替候補番組A−
x及び/又はB−yのうち、放送予定時刻が時間的に早
く到来する番組から順次代替候補として選択する。この
とき、一旦代替候補として選択された番組は、原則とし
て次回以降の代替候補からは除外されるものとする。
【0101】ステップS31において、ステップS33
で代替候補として選択された番組と、その他の予約指定
番組との間で放送時間帯に重複があるか否かに係る重複
検査を行い、この重複検査の結果、重複がない場合には
ステップS32へ進む一方、重複がある場合にはその旨
の表示を行なうとともにステップS28へ戻り、以下の
処理を繰り返す。
【0102】ステップS32において、代替候補番組に
代替すれば放送時間帯の重複が解消される旨を表示し、
利用者による確認の後又は自動的に、ステップS33で
選択された代替候補番組を、当初の予約指定番組A又は
Bのうち該当する番組に代替する。
【0103】ステップS33において、ステップS32
における代替の結果、放送時間帯の重複は解消されたの
で、「代替成功」の旨を表示した後に、重複回避処理を
完了する。
【0104】なお、上述した一連の重複回避処理は、利
用者が複数の番組を予約指定した時点で行なうことを基
本とするが、番組の編成は突然変更される場合もあり、
この場合には再び放送時間帯の重複が生起することも考
えられるので、番組配列情報、又はインデックス情報の
情報に変更があった時点を、EITなどのバージョン番
号を監視することで判断し、情報変更があったと判断し
た時点において、あらためてステップS24以下の処理
を再度行なうことが望ましいと言える。
【0105】このように、実施例4に係る放送番組予約
記録方法によれば、図5に示すように、複数の番組の予
約記録を試行するにあたり、複数の予約指定番組間で放
送時間帯に重複が生じてしまった場合には、インデック
ス情報を利用して、放送時間帯が重複している複数の予
約指定番組の各々について、各番組と同一内容とみなせ
る代替候補番組をそれぞれ検索し、この検索の結果、少
なくとも1つの代替候補番組が抽出されたとき、抽出さ
れた代替候補番組のうち、図6に示すように、放送予定
時刻が時間的に早く到来する番組から順次代替候補とし
て選択し、代替候補として選択された番組と、その他の
予約指定番組との間で放送時間帯に重複があるか否かに
係る重複検査を行い、この重複検査の結果、重複がある
場合には、代替候補選択以下の処理を繰り返す一方、重
複がない場合には、代替候補として選択された番組を、
当初の予約指定番組のうち該当する番組に代替するよう
にしたので、したがって、複数の番組を予約記録するに
あたり、複数の予約指定番組間で放送時間帯に重複が生
じた場合であっても、予約指定番組を可及的に完全な形
態で記録することができる。
【0106】(実施例5)複数の番組を予約記録するに
あたり、複数の予約指定番組間で放送時間帯に重複が生
じたとき、インデックス情報を利用して可及的にこれを
回避する際に用いられる実施例4とは別の実施例5に係
る放送番組予約記録方法について説明する。
【0107】(1)複数の番組を予約指定するか、又は
既に1又は2以上の番組を予約指定している状況下でさ
らに別の番組を追加して予約指定する。この際、複数の
予約指定番組間での各番組毎の記録優先度に係る評価基
準を設定しておく。例えば、A番組は代替でも可だがB
番組は代替不可である、A番組は記録できなくても可だ
がB番組はなんとしても記録したい、などのような記録
優先度に係る評価基準を設定しておく。
【0108】(2)複数の予約指定番組間で放送時間帯
に重複があるか否かに係る重複検査を行い、この重複検
査の結果、重複がある場合にはその旨の表示を行なうと
ともに、(3)へ進む。
【0109】(3)放送時間帯が重複している予約指定
番組のうち少なくともいずれか一方に、各予約指定番組
と同一内容とみなせる代替候補番組がないか否かを検索
し、代替候補番組に代替することにより放送時間帯の重
複が解消される場合には(4)に進む。この際、(1)
で設定した評価基準を満たさない代替候補番組は排除す
るとともに、複数の代替候補番組が存在する場合には
(1)で設定した評価基準で定義される記録優先度が高
い方の代替候補番組を選択する。
【0110】(4)代替候補番組に代替すれば重複が解
消される旨を表示し、確認の後または自動的に代替候補
番組に代替する。
【0111】これらの動作は、実施例4と同様に、利用
者が複数の番組を予約しようとした時点で行なうことを
基本とし、番組配列情報やインデックス情報に変更があ
った場合にはあらためて(2)以下の処理を行なうこと
が望ましい。
【0112】このように、実施例5に係る放送番組予約
記録方法によれば、複数の番組を予約記録しようとした
際に、複数の予約指定番組間で放送時間帯に重複が生じ
てしまった場合には、実施例4と同様に、インデックス
情報を利用して、放送時間帯が重複している複数の予約
指定番組の各々について、各番組と同一内容とみなせる
代替候補番組をそれぞれ検索し、この検索の結果、少な
くとも1つの代替候補番組が抽出されたとき、抽出され
た代替候補番組のうち、放送予定時刻が最も早く到来す
る番組から順次代替候補として選択し、代替候補として
選択された番組と、その他の予約指定番組との間で放送
時間帯に重複があるか否かに係る重複検査を行い、この
重複検査の結果、重複がある場合には、代替候補選択以
下の処理を繰り返す一方、重複がない場合には、代替候
補として選択された番組を、当初の予約指定番組のうち
該当する番組に代替するのであるが、このとき、代替候
補番組を選択するにあたり、複数の予約指定番組間での
各番組毎の記録優先度に係る評価基準に基づいて、評価
基準を満たさない代替候補番組は排除するとともに、複
数の代替候補番組が存在する場合には評価基準で定義さ
れる記録優先度が高い方の代替候補番組から順次選択す
るようにしたので、したがって、実施例4と同様に、複
数の番組を予約記録するにあたり、複数の予約指定番組
間で放送時間帯に重複が生じた場合であっても、予約指
定番組を可及的に完全な形態で記録することができるの
に加えて、記録優先度に係る評価基準を考慮した番組の
記録試行を実現することができる。
【0113】(実施例6)上述した実施例1乃至5を組
み合わせて実施することも考えられる。ここでは、その
組み合わせの一例として、番組予約と番組グループ予約
とを統合して行なう例について簡単に述べる。
【0114】(1)番組Xを予約指定する。この際、予
約指定番組Xの記録優先度GXを、例えばGX=3のよ
うに設定する。ここで、予約指定番組Xと同一内容のそ
の他の番組(複数を許容)が存在する場合には、予約指
定番組Xの記録優先度PXを設定する一方、その他の番
組X'の記録優先度PX'を各々設定する。例えば、予約
指定番組Xと同一内容であればどの番組でも可といった
場合にはPX=PX'=2、予約指定番組Xを第1優先
順位として希望するがその他の番組X'でも可といった
場合にはPX=2,PX'=1、予約指定番組Xを第1
優先順位として希望し代替は不可といった場合にはPX
=2,PX'=0、のようにしてそれぞれの記録優先度
に係る評価基準を設定する。
【0115】これと同様に、番組Yを予約指定する。こ
の際、予約指定番組Yの記録優先度GYを、予約指定番
組Xとの間で両者の記録優先度を比較考慮しながら、例
えばGY=2のように設定する。これにより、複数の予
約指定番組X,Y間での記録優先度が設定されるに至
る。ここで、予約指定番組Yと同一内容のその他の番組
(複数を許容)が存在する場合には、予約指定番組Yの
記録優先度PYを設定する一方、その他の番組Y'の記
録優先度PY'を各々設定する。例えば、予約指定番組
Yと同一内容であればどの番組でも可といった場合には
PY=PY'=2、予約指定番組Yを第1優先順位とし
て希望するがその他の番組Y'でも可といった場合には
PY=2,PY'=1、予約指定番組Yを第1優先順位
として希望し代替は不可といった場合にはPY=2,P
Y'=0、のようにしてそれぞれの記録優先度に係る評
価基準を設定する。
【0116】以下同様にして、番組をX,Y,…と所望
の複数個だけ予約指定することができる。
【0117】(2)複数の予約指定番組X,Y,…間で
放送時間帯に重複があるか否かに係る重複検査を行い、
この重複検査の結果、重複がある場合にはその旨の表示
を行なうとともに、(3)へ進む。
【0118】(3)放送時間帯が重複している予約指定
番組X,Y,…の全てを対象として、各予約指定番組
X,Y,…と同一内容とみなせる代替候補番組X',
Y',…の有無を検索する。この検索によって抽出され
た代替候補番組に代替することにより放送時間帯の重複
が解消される場合には(4)に進む。この際、(1)で
設定した評価基準を満たさない代替候補番組は排除する
とともに、複数の代替候補番組が存在する場合には
(1)で設定した評価基準で定義された記録優先度が高
い方から代替候補番組を順次選択する。
【0119】(4)代替候補番組に代替すれば重複が解
消される旨を表示し、確認の後または自動的に代替候補
番組に代替する。
【0120】(5)予約指定番組X,Y,…、又は上述
の手順で代替されたこれらと同一内容のその他の番組
X',Y',…に該当する番組の放送時刻がそれぞれ到来
したとき、(1)で設定した評価基準に基づき各番組の
記録の実行有無を判定する。すなわち、同一内容とみな
せる番組のうち、記録を試みた少なくとも1つの番組が
正常に記録終了している場合には、既に正常に記録終了
している番組の記録優先度が、その他の各番組の記録優
先度よりも低い場合にはその他の各番組の記録を継続し
て試みる一方、高い場合にはその他の各番組の記録を中
止する。
【0121】(6)チャンスがある限り(5)を繰り返
す。
【0122】これらの動作は、実施例4乃至5と同様
に、利用者が複数の番組を予約しようとした時点で行な
うことを基本とし、番組配列情報やインデックス情報に
変更があった場合にはあらためて(2)以下の処理を行
なうことが望ましい。また、記録媒体の使用方法や再生
の方法は、実施例1と同様である。
【0123】このように、実施例6に係る放送番組予約
記録方法によれば、実施例1乃至5を組み合わせて、番
組単位の予約記録と番組グループ単位の予約記録とを統
合して行なうにあたり、複数の予約指定番組間での各番
組毎の記録優先度と、複数の各予約指定番組毎にさらに
これと同一内容とみなせるその他の番組が存在する場合
におけるこれらの番組間での各番組毎の記録優先度と、
を内容とする評価基準をそれぞれ設定しておき、この評
価基準で定義された記録優先度に基づいて、複数の予約
指定番組間で放送時間帯に重複が生じてしまった場合に
は、この評価基準を満たさない代替候補番組は排除する
とともに、複数の代替候補番組が存在する場合にはこの
評価基準で定義された記録優先度が高い方の代替候補番
組から順次選択し、また、同一内容とみなせる番組のう
ち、記録を試みた少なくとも1つの番組が正常に記録終
了している場合には、既に正常に記録終了している番組
の記録優先度が、その他の各番組の記録優先度よりも低
い場合にはその他の各番組の記録試行を継続する一方、
高い場合にはその他の各番組の記録試行を中止するよう
に、その他の各番組の記録試行の継続有無を判定するよ
うにしたので、したがって、実施例1乃至2と同様に、
例えば、予約指定番組を記録中に、受信障害や記録障害
などの何らかの障害が生じた場合であっても、予約指定
番組を可及的に完全な形態で記録することができ、さら
に、実施例4と同様に、複数の番組を予約記録するにあ
たり、複数の予約指定番組間で放送時間帯に重複が生じ
た場合であっても、予約指定番組を可及的に完全な形態
で記録することができるのに加えて、しかも、実施例3
又は実施例5と同様に、記録優先度に係る評価基準を考
慮した番組の記録試行を実現することができる。
【0124】(実施例7)上述した各実施例1乃至6を
実施したとしても、なお電波障害や放送時間帯の重複に
より番組を完全な形態で記録できない場合がある。この
実施例7では、このような場合にも可及的に完全な形態
の番組を得る放送番組予約記録方法について、図7乃至
図8を参照して説明する。
【0125】図7は、実施例7に係る放送番組予約記録
方法の操作又は動作の流れを表すフローチャート、図8
は、実施例7に係る放送番組予約記録方法の動作説明に
供する図である。
【0126】(1)実施例1乃至6のように、とりあえ
ず予約指定番組の記録を試みる。この際、放送時間帯が
重複していても、その重複しない時間帯部分の記録は試
みる。
【0127】(2)再放送番組グループに属する各番組
などの、番組インデックスを用いて同一内容とみなせる
番組を複数記録できた場合であって、記録できた複数の
番組が双方ともに不完全な形態であった場合には、記録
できた複数の番組のうち、各番組毎の正常に記録できた
部分をつなぎ合わせて提示することによって、可及的に
完全な形態の番組を得る。例えば、最も多くの部分が正
常に記録できた番組を基準とし、正常に記録できなかっ
た部分を同一内容の別番組の同じ部分で置き換えること
によって実現する。
【0128】番組をつなぎ合わせる箇所を特定する方法
として、図8に示すように、次の2通りの方法が考えら
れる。
【0129】番組開始時刻からの経過時間で、同じ部
分と判定する。
【0130】インデックス情報のうち、番組内インデ
ックスが持つ番組セグメンテーション機能を用いて、同
じ部分と判定する。
【0131】の方法はいかなる番組にも用いることが
できる。
【0132】一方、の方法は、番組セグメンテーショ
ン機能を提供する番組内インデックスが付加されていな
いと用いることはできないが、もともと番組セグメンテ
ーションを行なうための情報であるので番組をつなぎ合
わせるのに適した場所を示しており、またつなぎ合わせ
る箇所をより正確に特定可能である、といった利点があ
る。
【0133】このように、実施例7に係る放送番組予約
記録方法によれば、とりあえず予約指定番組の記録を試
行し、この際、放送時間帯が重複していても、その重複
しない時間帯部分の記録は試行し、同一内容とみなせる
番組を複数記録できた場合であって、記録できた複数の
番組が双方ともに不完全な形態であった場合には、記録
できた複数の番組のうち、各番組毎の正常に記録できた
部分をつなぎ合わせて提示することにより、可及的に完
全な形態の番組を得るようにしたので、したがって、実
施例1乃至6を適用してもなお電波障害や放送時間帯の
重複により番組を完全な形態で記録できない場合であっ
ても、可及的に完全な形態の番組を得ることができる。
【0134】さてここで、放送番組を予約指定した上で
記録媒体に記録する際に用いられる上述した実施例1乃
至7に係る放送番組予約記録方法において、番組の予約
指定を行う形態を複数例示すると、第1に、番組インデ
ックスを用いて番組単位毎の予約指定を行う形態、第2
に、番組群インデックスを用いて番組グループ単位毎の
予約指定を行う形態、第3に、番組内インデックスを用
いて番組内の特定のシーン等のセグメント毎の予約指定
を行う形態、第4に、例えば、ある番組グループに属す
るあるセグメント毎の予約指定を行う等、上述した第1
乃至第3の形態の組み合わせを用いて予約指定を行う形
態、などを挙げることができる。
【0135】上述した複数の番組予約指定形態のうち、
適宜の形態を用いた上で、本発明に係る放送番組予約記
録方法を実施するにあたり、下記に述べる構成を追加す
れば、記録容量残が充分でないにもかかわらず番組の予
約指定を行った際に生じる該当番組の記録失敗を未然に
防止するといった効果を期待することができる。
【0136】すなわち、放送番組の予約指定が行われる
毎に、予約指定番組毎の記録に要すると推定される仮記
録所要時間を累積した累積記録所要時間を求めるととも
に、求められた累積記録所要時間と、記録媒体における
記録容量とを参照して、記録媒体における記録容量に対
する累積記録所要時間の比率で表される記録媒体使用率
を求め、求められた記録媒体使用率を提示する構成を追
加すれば、操作者が新規に放送番組の予約指定を行う毎
に、新規の予約指定番組の記録所要時間を考慮した記録
媒体使用率が提示されるので、したがって、操作者は、
新規の予約指定番組が記録可能か否か、又はあとどの位
の番組を記録できるか、等の記録容量残に係る目安を得
ることができる結果として、記録容量残が充分でないに
もかかわらず番組の予約指定を行った際に生じる該当番
組の記録失敗を未然に防止するといった効果を期待する
ことができる。
【0137】なお、上述した記録媒体使用率の提示に伴
って、求められた記録媒体使用率と、新規の予約指定番
組の仮記録所要時間とを参照して、新規の予約指定番組
が記録可能か否かに係る記録可否判定を行い、この記録
可否判定の結果、新規の予約指定番組が記録不能である
旨の判定が下されたとき、この記録不能である旨を警告
する構成を採用することもできる。
【0138】このようにすれば、操作者に対し、新規の
予約指定番組が記録不能である旨を確実に伝えることが
できる結果として、記録容量残が充分でないにもかかわ
らず番組の予約指定を行った際に生じる該当番組の記録
失敗を未然に防止するといった効果を高い水準で期待す
ることができる。
【0139】なお、上述した第3の予約指定形態を用い
て番組の予約指定を行った場合、この予約指定番組毎の
記録に要すると推定される記録所要時間を誤差なく求め
るのは困難を伴うので、この場合には、該当セグメント
を含んだ番組全体の記録に要すると推定される仮記録所
要時間で代替することができる。
【0140】この際、第3の予約指定形態を用いて予約
指定した番組の記録が終了することで記録所要時間が確
定したとき、又は、上述した複数の予約指定形態のう
ち、いずれかの形態を用いて予約指定した番組の記録が
終了することで記録所要時間が確定したとき、確定した
実記録所要時間を、累積記録所要時間中に含まれる該当
する仮記録所要時間に代替することで、累積記録所要時
間を、誤差を除去した高精度の値に更新する構成を採用
することができる。
【0141】このようにすれば、高精度の累積記録所要
時間を元に求められる精度の高い記録媒体使用率が提示
される結果として、記録媒体をもれなく有効に活用する
といった効果を期待することができる。
【0142】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、請求の範囲内において適宜の変更
を加えることにより、その他の態様で実施可能である。
【0143】すなわち、例えば、本発明が適用される番
組として、例えば映像、音声、又はデータを含む形態を
例示して説明したが、本発明はこの形態のみに限定され
ることなく、制御データやアプリケーションデータ、図
形、写真、その他のあらゆる形態の情報を含む番組に対
して本発明を適用可能である。
【0144】また、本発明が適用される番組の放送形態
としては、TV放送形態に限定されることなく、データ
放送などのマルチメディアコンテンツを対象とした放送
形態などの将来型の放送形態等をも採用可能であり、い
ずれの放送形態を採用した場合であっても、本発明は上
述したようなきわめて優れた効果を発揮することができ
ることは言うまでもない。
【0145】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、インデックス情報を用いて、予約指定番
組に対し、同一内容とみなせる時間的に前後して放送さ
れる事前放送番組及び/又は再放送番組を検索し、予約
指定番組の記録試行にともなって、検索により抽出され
た事前放送番組及び/又は再放送番組を予備的に記録試
行するので、したがって、唯一予約指定番組の記録も事
前放送番組の記録も再放送番組の記録も正常に終了しな
かった場合だけが予約記録に失敗することになる結果と
して、例えば、予約指定番組を記録中に、受信障害や記
録障害などの何らかの障害が生じた場合であっても、予
約指定番組を可及的に完全な形態で記録することができ
る。
【0146】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明と同様に、例えば、予約指定番組を記録中に、受
信障害や記録障害などの何らかの障害が生じた場合であ
っても、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録する
ことができる。
【0147】さらに、請求項3の発明によれば、請求項
1乃至2と同様に、例えば、予約指定番組を記録中に、
受信障害や記録障害などの何らかの障害が生じた場合で
あっても、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録す
ることができるのに加えて、記録優先度に係る評価基準
を考慮した番組の記録試行を実現することができる。
【0148】さらにまた、請求項4の発明によれば、複
数の番組を予約記録するにあたり、複数の予約指定番組
間で放送時間帯に重複が生じた場合であっても、予約指
定番組を可及的に完全な形態で記録することができる。
【0149】また、請求項5の発明によれば、請求項4
と同様に、複数の番組を予約記録するにあたり、複数の
予約指定番組間で放送時間帯に重複が生じた場合であっ
ても、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録するこ
とができるのに加えて、記録優先度に係る評価基準を考
慮した番組の記録試行を実現することができる。
【0150】さらに、請求項6の発明によれば、例え
ば、番組編成が突然変更される等の外的要因に起因し
て、一旦放送時間帯の重複が回避されたにもかかわら
ず、再び放送時間帯の重複が生起するに至った場合であ
っても、これを監視判断して再び重複回避処理を行う結
果として、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録す
ることができる。
【0151】しかも、請求項7の発明によれば、請求項
1乃至2と同様に、例えば、予約指定番組を記録中に、
受信障害や記録障害などの何らかの障害が生じた場合で
あっても、予約指定番組を可及的に完全な形態で記録す
ることができ、さらに、請求項4と同様に、複数の番組
を予約記録するにあたり、複数の予約指定番組間で放送
時間帯に重複が生じた場合であっても、予約指定番組を
可及的に完全な形態で記録することができるのに加え
て、しかも、請求項3又は請求項5と同様に、記録優先
度に係る評価基準を考慮した番組の記録試行を実現する
ことができる。
【0152】また、請求項8の発明によれば、請求項1
乃至7を適用してもなお電波障害や放送時間帯の重複に
より番組を完全な形態で記録できない場合であっても、
可及的に完全な形態の番組を得ることができる。
【0153】しかも、請求項9の発明によれば、複数番
組間をつなぎ合わせる要望が生じた場合であっても、い
かなる番組をも適用対象としてこの要望を満足すること
ができる。
【0154】さらに、請求項10の発明によれば、同一
内容とみなせる複数の番組を記録媒体に記録する際にお
ける番組消失可能性を可及的に排除した番組記録を実現
することができる。
【0155】さらにまた、請求項11の発明によれば、
操作者が新規に放送番組の予約指定を行う毎に、新規の
予約指定番組の記録所要時間を考慮した記録媒体使用率
が提示されるので、したがって、操作者は、新規の予約
指定番組が記録可能か否か、又はあとどの位の番組を記
録できるか、等の記録容量残に係る目安を得ることがで
きる結果として、記録容量残が充分でないにもかかわら
ず番組の予約指定を行った際に生じる該当番組の記録失
敗を未然に防止するといった効果を期待することができ
る。
【0156】しかも、請求項12の発明によれば、操作
者に対し、新規の予約指定番組が記録不能である旨を確
実に伝えることができる結果として、記録容量残が充分
でないにもかかわらず番組の予約指定を行った際に生じ
る該当番組の記録失敗を未然に防止するといった効果を
高い水準で期待することができる。
【0157】そして、請求項13の発明によれば、高精
度の累積記録所要時間を元に求められる精度の高い記録
媒体使用率が提示される結果として、記録媒体をもれな
く有効に活用するといった効果を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る放送番組予約記録方法を
具現化する放送番組予約記録装置の機能ブロック図であ
る。
【図2】図2は、実施例1に係る放送番組予約記録方法
の操作又は動作の流れを表すフローチャートである。
【図3】図3は、実施例1に係る放送番組予約記録方法
の動作説明に供する図である。
【図4】図4は、実施例4に係る放送番組予約記録方法
の操作又は動作の流れを表すフローチャートである。
【図5】図5は、実施例4に係る放送番組予約記録方法
の動作説明に供する図である。
【図6】図6は、実施例4に係る放送番組予約記録方法
の動作説明に供する図である。
【図7】図7は、実施例7に係る放送番組予約記録方法
の操作又は動作の流れを表すフローチャートである。
【図8】図8は、実施例7に係る放送番組予約記録方法
の動作説明に供する図である。
【図9】図9は、本発明で用いられる拡張された新規な
EITのデータ構造を表す図である。
【符号の説明】 11 放送番組予約記録装置 13 番組受信部 15 受信状態監視部 17 番組インデックス受信部 19 入力装置 21 記録制御部 23 番組記録部 25 記録状態監視部 27 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA02 AB03 AC08 CC06 CC20 DD10 5D102 AC01 GA02 GA08 GA39 GA44 GA78

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送番組を予約指定した上で記録媒体に
    記録する際に用いられる放送番組予約記録方法であっ
    て、 自身が属するグループを表す番組グループの識別子と、
    自身が属するグループ内での位置付けを表す順序の識別
    子とを含むリファレンス記述子が置かれたインデックス
    情報を用いて、前記予約指定番組に対し、同一内容とみ
    なせる時間的に前後して放送される事前放送番組及び/
    又は再放送番組を検索し、 前記予約指定番組の記録試行にともなって、前記検索に
    より抽出された事前放送番組及び/又は再放送番組を予
    備的に記録試行することを特徴とする放送番組予約記録
    方法。
  2. 【請求項2】 前記インデックス情報を用いて、ある番
    組グループに属する特定の番組を予約記録するにあた
    り、当該特定の番組に対して同一内容とみなせるその他
    の番組が存在する場合には、これらの番組の記録を、少
    なくとも1つの番組が正常に記録終了するまで繰り返し
    試行することを特徴とする請求項1に記載の放送番組予
    約記録方法。
  3. 【請求項3】 前記インデックス情報を用いて、ある番
    組グループに属する特定の番組を予約記録するにあた
    り、当該特定の番組に対して同一内容とみなせるその他
    の番組が存在する場合であって、記録を試みた番組のう
    ち少なくとも1つの番組が正常に記録終了している場合
    には、これらの各番組毎の記録優先度に係る評価基準に
    基づいて、既に正常に記録終了している番組の記録優先
    度が、その他の各番組の記録優先度よりも低い場合には
    その他の各番組の記録試行を継続する一方、高い場合に
    はその他の各番組の記録試行を中止するように、その他
    の各番組の記録試行の継続有無を判定することを特徴と
    する請求項1乃至2のうちいずれか一項に記載の放送番
    組予約記録方法。
  4. 【請求項4】 複数の放送番組を予約指定した上で記録
    媒体に記録する際に用いられる放送番組予約記録方法で
    あって、 複数の番組が予約指定されるに至ったとき、当該複数の
    予約指定番組間で放送時間帯に重複があるか否かに係る
    重複検査を行い、 当該重複検査の結果、前記複数の予約指定番組間で放送
    時間帯に重複がある旨の判定が下されたとき、自身が属
    するグループを表す番組グループの識別子と、自身が属
    するグループ内での位置付けを表す順序の識別子とを含
    むリファレンス記述子が置かれたインデックス情報を用
    いて、放送時間帯が重複している複数の予約指定番組の
    各々について、各番組と同一内容とみなせる代替候補番
    組をそれぞれ検索し、 当該検索の結果、少なくとも1つの代替候補番組が抽出
    されたとき、当該抽出された代替候補番組のうち、放送
    予定時刻が時間的に早く到来する番組から順次代替候補
    として選択し、 当該代替候補として選択された番組と、その他の予約指
    定番組との間で放送時間帯に重複があるか否かに係る重
    複検査を行い、 当該重複検査の結果、重複がある場合には、代替候補選
    択以下の処理を繰り返す一方、重複がない場合には、代
    替候補として選択された番組を、前記複数の予約指定番
    組のうち該当する番組に代替することを特徴とする放送
    番組予約記録方法。
  5. 【請求項5】 前記代替候補番組を選択するにあたり、
    前記複数の予約指定番組間での各番組毎の記録優先度に
    係る評価基準に基づいて、当該評価基準を満たさない代
    替候補番組は排除するとともに、複数の代替候補番組が
    存在する場合には前記評価基準で定義される記録優先度
    が高い方の代替候補番組から順次選択することを特徴と
    する請求項4に記載の放送番組予約記録方法。
  6. 【請求項6】 番組配列情報、又は前記インデックス情
    報のうち少なくともいずれか一方の変更有無を監視する
    とともに判断し、 当該判断の結果、番組配列情報、又は前記インデックス
    情報のうち少なくともいずれか一方の変更がある旨の判
    断が下されたとき、前記複数の番組が予約指定されるに
    至ったときと同様の重複回避処理を行うことを特徴とす
    る請求項4又は5のうちいずれか一項に記載の放送番組
    予約記録方法。
  7. 【請求項7】 番組単位の予約記録と番組グループ単位
    の予約記録とを統合して行なうにあたり、前記複数の予
    約指定番組間での各番組毎の記録優先度と、前記複数の
    各予約指定番組毎にさらにこれと同一内容とみなせるそ
    の他の番組が存在する場合におけるこれらの番組間での
    各番組毎の記録優先度と、を内容とする評価基準をそれ
    ぞれ設定しておき、 当該評価基準で定義された記録優先度に基づいて、 前記複数の予約指定番組間で放送時間帯に重複が生じて
    しまった場合には、当該評価基準を満たさない代替候補
    番組は排除するとともに、複数の代替候補番組が存在す
    る場合には当該評価基準で定義された記録優先度が高い
    方の代替候補番組から順次選択し、 また、同一内容とみなせる番組のうち、記録を試みた少
    なくとも1つの番組が正常に記録終了している場合に
    は、既に正常に記録終了している番組の記録優先度が、
    その他の各番組の記録優先度よりも低い場合にはその他
    の各番組の記録試行を継続する一方、高い場合にはその
    他の各番組の記録試行を中止するように、その他の各番
    組の記録試行の継続有無を判定することを特徴とする請
    求項4乃至6のうちいずれか一項に記載の放送番組予約
    記録方法。
  8. 【請求項8】 1又は2以上の放送番組を予約指定した
    上で記録媒体に記録する際に用いられ、 自身が属するグループを表す番組グループの識別子と、
    自身が属するグループ内での位置付けを表す順序の識別
    子とを含むリファレンス記述子が置かれたインデックス
    情報を用いて、前記1又は2以上の予約指定番組に対
    し、同一内容とみなせる時間的に前後して放送される事
    前放送番組及び/又は再放送番組を検索し、 前記1又は2以上の予約指定番組の記録試行にともなっ
    て、前記検索により抽出された事前放送番組及び/又は
    再放送番組を予備的に記録試行する放送番組予約記録方
    法であって、 前記1又は2以上の予約指定番組の記録
    試行に際し、当該予約指定番組の放送時間帯が重複して
    いても、その重複しない時間帯部分の記録は試行し、 前記インデックス情報を用いて同一内容とみなせる番組
    を複数記録できた場合であって、当該記録できた複数の
    番組が双方ともに不完全な形態であった場合には、当該
    記録できた複数の番組のうち、各番組毎の正常に記録で
    きた部分をつなぎ合わせて提示することにより、可及的
    に完全な形態の番組を得ることを特徴とする放送番組予
    約記録方法。
  9. 【請求項9】 前記記録できた複数の番組のうち、各番
    組毎の正常に記録できた部分を、前記インデックス情報
    を用いてつなぎ合わせて提示することを特徴とする請求
    項8に記載の放送番組予約記録方法。
  10. 【請求項10】 同一内容とみなせる複数の番組を前記
    記録媒体に記録するにあたり、当該同一内容とみなせる
    複数の番組の各々を、上書きすることなく記録すること
    を特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか一項に記載
    の放送番組予約記録方法。
  11. 【請求項11】 前記放送番組の予約指定が行われる毎
    に、 予約指定番組毎の記録に要すると推定される仮記録所要
    時間を累積した累積記録所要時間を求めるとともに、当
    該求められた累積記録所要時間と、前記記録媒体におけ
    る記録容量とを参照して、前記記録媒体における記録容
    量に対する累積記録所要時間の比率で表される記録媒体
    使用率を求め、 当該求められた記録媒体使用率を提示することを特徴と
    する請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載の放送
    番組予約記録方法。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体使用率の提示に伴って、
    前記求められた記録媒体使用率と、新規の予約指定番組
    の仮記録所要時間とを参照して、当該新規の予約指定番
    組が記録可能か否かに係る記録可否判定を行い、 当該記録可否判定の結果、前記新規の予約指定番組が記
    録不能である旨の判定が下されたとき、当該記録不能で
    ある旨を警告することを特徴とする請求項11に記載の
    放送番組予約記録方法。
  13. 【請求項13】 前記予約指定番組の記録が終了するこ
    とで記録所要時間が確定したとき、当該確定した実記録
    所要時間を、累積記録所要時間中に含まれる該当する仮
    記録所要時間に代替することで、累積記録所要時間を、
    誤差を除去した高精度の値に更新することを特徴とする
    請求項11又は12のうちいずれか一項に記載の放送番
    組予約記録方法。
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