JP2000268014A - 分散システム制御方法及びその実施装置 - Google Patents

分散システム制御方法及びその実施装置

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JP2000268014A
JP2000268014A JP11070623A JP7062399A JP2000268014A JP 2000268014 A JP2000268014 A JP 2000268014A JP 11070623 A JP11070623 A JP 11070623A JP 7062399 A JP7062399 A JP 7062399A JP 2000268014 A JP2000268014 A JP 2000268014A
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    • GPHYSICS
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    • G06F16/27Replication, distribution or synchronisation of data between databases or within a distributed database system; Distributed database system architectures therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクトに変更を加えることなく通信相
手や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、分散シ
ステムを構成する情報処理装置を集中管理することが可
能な技術を提供する。 【解決手段】 複数の情報処理装置が接続された分散シ
ステムの動作を制御する分散システム制御方法におい
て、分散システムを構成する情報処理装置へのメッセー
ジを作成するステップと、分散システムを構成する情報
処理装置の動作を制御する為の管理情報であるディレク
トリ情報の検索をディレクトリ情報管理装置に依頼する
ステップと、前記ディレクトリ情報を読み出して依頼元
への送信をディレクトリ情報管理装置へ依頼するステッ
プと、前記作成したメッセージの送信処理をディレクト
リ情報管理装置から送信された前記ディレクトリ情報に
基づいて制御するステップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の情報処理装置
が接続された分散システムの動作を制御する分散システ
ム制御方法に関し、特に分散システムの構成が変更され
た場合に、当該システムを構成する複数の情報処理装置
のオブジェクトを変更すること無く、通信相手の変更、
通信内容の変更及び実行方法の変更を行う分散システム
制御方法に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに複数の情報処理装置を接
続し、それらの情報処理装置の動作を連携させて各種処
理を行う分散システムでは、ドメイン内で各種処理を行
うソフトウェアであるオブジェクトについて、その所在
を管理するディレクトリ情報管理装置を用いることによ
り、オブジェクト間通信における通信相手の動的な変更
を可能とする分散システム制御を行っている。なお、こ
の様なディレクトリ情報管理装置については、主に以下
の3つの文献に具体的に記されている。1つは、COR
BA services:Common Object
Service Specification中のNa
ming Service若しくはTrading Se
rvice(OMG著、http://www.cor
ba.org/)、2つ目は、An Overview
of KQML:A Knowledge Query a
nd Manipulation Language中の
Facilitators(KQML Advisor
y Group 著、http://www.cs.um
bc.edu/kqml/)、3つ目は、LDAP−P
rogramming Directory Enabl
ed Applications with Light
wight Directory AccessProt
ocol(Tim Howes、Ph.D Mark S
mith 著、A VIACOM COMPANY)であ
る。
【0003】図44は従来の分散システムの概略構成を
示す図である。図44を用いて、従来技術であるディレ
クトリ情報管理装置(検索処理装置)を利用した分散シ
ステム制御方法についての全体の動作原理を説明する。
【0004】図44に示す様に従来の分散システムは、
ネットワーク4400、ディレクトリ情報管理装置44
01、情報処理装置4402、システム管理者用端末4
403及び情報処理装置4404を有している。ネット
ワーク4400には、ディレクトリ情報管理装置440
1、情報処理装置4402、システム管理者用端末44
03及び情報処理装置4404が接続されている。ディ
レクトリ情報管理装置4401は、ディレクトリ処理部
4405、バス4406及び処理装置構成情報リポジト
リ4407を有している。
【0005】図45は従来の分散システム制御処理の手
順を示す図である。従来の分散システム制御方法の処理
は、図45のPAD(Problem Analysi
s Diagram)に示す様に、ステップ4500で
情報処理装置4402若しくはシステム管理者用端末4
403がディレクトリ情報管理装置4401に処理装置
構成情報の登録を依頼する。処理装置構成情報とは、処
理装置IDとその情報処理装置の特長を示すプロパティ
のリストにより構成されたペアデータである。次にステ
ップ4501でディレクトリ処理部4405は処理装置
構成情報を処理装置構成情報リポジトリ4407に格納
する。
【0006】一方、情報処理装置4404は、情報処理
装置4402と通信を行う場合にステップ4502でデ
ィレクトリ情報管理装置4401に情報処理装置440
2の検索を依頼する。次にステップ4503でディレク
トリ処理部4405は処理装置構成情報リポジトリ44
07から検索条件に一致する情報処理装置4402を見
つけ、情報処理装置4402のIDを取り出して情報処
理装置4404に返す。次にステップ4504で情報処
理装置4404は、前記返された情報処理装置4402
のIDを用いて情報処理装置4402と通信する。
【0007】以上の様にオブジェクト、特に情報処理装
置4404のオブジェクトが動作することにより、個々
のオブジェクト及びシステム全体が、システム構成の変
化や新規に出現した情報処理装置に対して柔軟に対応す
ることができるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の様にディレクト
リ情報管理装置を利用した従来の分散システム制御方法
では、システム構成が変化した場合でも通信相手のオブ
ジェクトを見つけることができるが、以下の課題を残し
ている。
【0009】すなわち、各情報処理装置の互いの通信相
手が既に決まっているときに新たな情報処理装置を追加
して既存の情報処理装置からのメッセージを受け取る為
には、メッセージを送信する情報処理装置の処理内容を
変更する必要がある。この際にメッセージを送信する情
報処理装置がクライアントである場合には、本来情報を
提供してもらう側のクライアントに対して、新たな情報
処理装置に情報を提供するというサーバとしての役割を
強いることになる。
【0010】また、特定のサービスを提供するオブジェ
クト群やディレクトリ情報管理装置によるオブジェクト
の論理管理範囲を示すドメイン内のオブジェクト群の動
作を統一的に扱う為には、意図した動作に変更する為に
オブジェクトを起動し直したり変更したりする必要があ
り、最悪の場合にはシステムを再構成する必要も生じ
る。このことはシステムの管理者がシステムの運用管理
を行う際に相当な負担となる。
【0011】更に、新たな情報処理装置やドメインの出
現・統合により、メッセージ内容を追加・変更し、その
内容に応じた処理を追加したい場合には、既存の情報処
理装置に変更を加えなければならない。このことは、オ
ブジェクトの開発者にとって負担となるし、そのオブジ
ェクトを使用しているシステムの運用管理コストの増大
を招くという問題がある。
【0012】本発明の目的は上記問題を解決し、オブジ
ェクトに変更を加えることなく通信相手や通信内容及び
実行方法の変更を動的に行い、分散システムを構成する
情報処理装置を集中管理することが可能な技術を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の情報処
理装置が接続された分散システムの動作を制御する分散
システム制御方法において、ディレクトリ情報管理装置
のディレクトリ情報により、通信相手の変更、通信内容
の変更及び実行方法の変更を動的に行うものである。
【0014】本発明では、分散システムを構成する情報
処理装置の動作を制御する為の管理情報であるディレク
トリ情報を保持するディレクトリ情報リポジトリをディ
レクトリ情報管理装置に設け、ネットワークに接続され
た各情報処理装置、ドメイン及びサービスのディレクト
リ情報を前記リポジトリにより一元管理する。
【0015】ある第1の情報処理装置が第2の情報処理
装置にそのオブジェクトへのメッセージを送信しようと
する場合には、第1の情報処理装置のオブジェクト固有
処理部によりそのメッセージを作成した後、各情報処理
装置のオブジェクトが共通に持つ通信管理処理部(管理
情報に基づく処理を行う部分)によりディレクトリ情報
の検索をディレクトリ情報管理装置に依頼する。
【0016】ディレクトリ情報管理装置のディレクトリ
処理部は、第1の情報処理装置から求められたディレク
トリ情報をディレクトリ情報リポジトリから検索し、検
索されたディレクトリ情報を含む通信相手情報を第1の
情報処理装置に渡す。
【0017】通信相手情報(処理装置ID及びそれと共
に受け取ったディレクトリ情報)を受け取った第1の情
報処理装置の通信管理処理部は、前記第2の情報処理装
置と通信する際に通信相手以外の情報処理装置にもメッ
セージを送信したり、指定された実行モードでの動作を
行ったり、ログを出力する等の処理を前記受け取ったデ
ィレクトリ情報に基づいて行う。
【0018】またメッセージを第2の情報処理装置に送
信する際に第1の情報処理装置の通信管理処理部は、前
記受け取ったディレクトリ情報をメッセージに付加して
送信する。第1の情報処理装置から送信されたメッセー
ジは、直接またはディレクトリ情報管理装置経由で通信
相手に渡される。なおディレクトリ情報管理装置経由で
メッセージを送信する場合にディレクトリ情報管理装置
は、メッセージに新たな付加情報を加えたり、メッセー
ジを変換する等の処理を行ってメッセージの転送を行
う。メッセージを受け取った第2の情報処理装置は、第
1の情報処理装置と同様に通信管理処理部により、メッ
セージ中のディレクトリ情報に基づいた処理を行う。
【0019】この様にメッセージ中にオブジェクトの動
作を管理する情報を付加することでシステム全体を集中
的に管理し、システムの運用を容易にしている。また、
このディレクトリ情報に基づく処理は、各情報処理装置
の通信管理処理部により行われるので、ディレクトリ情
報が変更された場合であってもネットワーク上の情報処
理装置に対してオブジェクト固有処理部への変更を加え
る必要がなくなる。
【0020】以上の様に本発明の分散システム制御方法
によれば、メッセージの送信を行う際にディレクトリ情
報をディレクトリ情報管理装置から取得し、そのディレ
クトリ情報に基づいてメッセージの送信を行うので、オ
ブジェクトに変更を加えることなく通信相手や通信内容
及び実行方法の変更を動的に行い、分散システムを構成
する情報処理装置を集中管理することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下にディレクト
リ情報管理装置のディレクトリ情報により、通信相手の
変更、通信内容の変更及び実行方法の変更を行う実施形
態1の分散システム制御方法について説明する。
【0022】図1は本実施形態の分散システムの概略構
成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の分散シ
ステムは、ネットワーク100と、ディレクトリ情報管
理装置101と、情報処理装置102と、システム管理
者用端末103と、情報処理装置104と、ディレクト
リ情報リポジトリ107とを有している。
【0023】ネットワーク100は、ディレクトリ情報
管理装置101、情報処理装置102、システム管理者
用端末103及び情報処理装置104を接続する通信媒
体である。ディレクトリ情報管理装置101は、分散シ
ステムを構成する情報処理装置の動作を制御する為の管
理情報であるディレクトリ情報を保持する装置である。
【0024】情報処理装置102は、情報処理装置10
4へ特定のサービスを提供する装置であり、ディレクト
リ情報管理装置101のディレクトリ情報に基づいて情
報処理装置104へのメッセージの送信処理を行う装置
である。
【0025】システム管理者用端末103は、ディレク
トリ情報管理装置101にディレクトリ情報の登録を依
頼する端末装置である。情報処理装置104は、情報処
理装置102から特定のサービスを受ける装置であり、
ディレクトリ情報管理装置101のディレクトリ情報に
基づいて情報処理装置102へのメッセージの送信処理
を行う装置である。
【0026】ディレクトリ情報リポジトリ107は、分
散システムを構成する情報処理装置の動作を制御する為
の管理情報であるディレクトリ情報を保持し、情報処理
装置102、情報処理装置104、ドメイン及びサービ
スのディレクトリ情報を一元管理するリポジトリであ
る。
【0027】また分散システムは、ディレクトリ処理部
105と、オブジェクト固有処理部108と、通信管理
処理部110と、オブジェクト固有処理部111とを有
している。
【0028】ディレクトリ処理部105は、ディレクト
リ情報管理装置101のディレクトリ情報リポジトリ1
07からディレクトリ情報を読み出して当該ディレクト
リ情報検索の依頼元に送信する処理部である。オブジェ
クト固有処理部108は、情報処理装置102に固有の
処理を行う処理部であり、情報処理装置104のオブジ
ェクトへのメッセージを作成して通信管理処理部110
に渡す処理部である。
【0029】通信管理処理部110は、ディレクトリ情
報の検索をディレクトリ情報管理装置101に依頼し、
メッセージの送信処理をディレクトリ情報管理装置10
1から送信されたディレクトリ情報に基づいて制御する
処理部である。
【0030】オブジェクト固有処理部111は、情報処
理装置104に固有の処理を行う処理部であり、情報処
理装置102のオブジェクトへのメッセージを作成して
通信管理処理部110に渡す処理部である。
【0031】分散システムをディレクトリ処理部10
5、オブジェクト固有処理部108、通信管理処理部1
10及びオブジェクト固有処理部111として機能させ
る為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録
され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードさ
れて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録
する媒体はCD−ROM以外の他の媒体でも良い。
【0032】以下、図1を用いて本実施形態の分散シス
テム制御方法についての全体の動作原理を説明する。本
実施形態では、オブジェクトの通信相手を動的に見つ
け、オブジェクト、特に情報処理装置104のオブジェ
クト自身に変更を加えること無しに通信可能とすること
と、サービス若しくはドメイン単位でオブジェクトを集
中管理することを目的としている。
【0033】図2は本実施形態の分散システム制御方法
の処理概要を示す図である。図2のPAD図に示す様に
本実施形態では、ステップ200で情報処理装置102
若しくはシステム管理者用端末103からディレクトリ
情報管理装置101にディレクトリ情報の登録を依頼す
る。このステップ200の処理をディレクトリ情報登録
処理と呼ぶものとする。ディレクトリ情報の詳細につい
ては、後で述べる本実施形態の共通動作の説明において
内容を明らかにする。次にステップ201でディレクト
リ処理部105はディレクトリ情報をディレクトリ情報
リポジトリ107に格納する。
【0034】一方、ステップ202で情報処理装置10
4内のオブジェクト固有処理部111は、オブジェクト
固有のメッセージを作成し、それを通信管理処理部11
0に渡す。次にステップ203で通信管理処理部110
はディレクトリ情報管理装置101に情報処理装置10
2の検索を依頼する。
【0035】次にステップ204でディレクトリ処理部
105はディレクトリ情報リポジトリ107から検索条
件に一致する情報処理装置102を見つけ、情報処理装
置102に対応するディレクトリ情報を取り出して情報
処理装置104に返す。このステップ204の処理を通
信相手情報取得処理と呼ぶものとする。
【0036】ステップ205で情報処理装置104内の
通信管理処理部110は、ディレクトリ情報に基づく処
理を行い、情報処理装置102にメッセージを送信す
る。これらステップ202、ステップ203及びステッ
プ205の処理をメッセージ送信処理と呼ぶものとす
る。
【0037】次にステップ206で情報処理装置102
内の通信管理処理部110は、メッセージを受信し、デ
ィレクトリ情報に基づく処理を行い、オブジェクト固有
処理部108にメッセージを渡す。ステップ207でオ
ブジェクト固有処理部108は情報処理装置102固有
の処理を行う。このステップ206とステップ207の
処理をメッセージ受信処理と呼ぶものとする。
【0038】以上の様に、情報処理装置104からディ
レクトリ情報管理装置101への検索要求の際、ディレ
クトリ情報を検索結果として返すことにより、ディレク
トリ情報管理装置101はサービス若しくはドメイン単
位でオブジェクトを集中管理し、制御することが可能と
なる。また、オブジェクトによる通信処理部分をオブジ
ェクト固有部分から分離することにより、システム構成
の変化及び新規情報処理装置の追加による、通信相手の
変化及び通信処理の変化に対して、オブジェクト固有部
分の内容を変更する必要がなくなる。
【0039】図3は本実施形態のディレクトリ情報管理
装置101の概略構成を示す図である。ディレクトリ情
報管理装置101は、バス300、CPU301、ディ
スプレイ302、キーボード303、ディレクトリ処理
部105及びディレクトリ情報リポジトリ107を有し
ている。バス300には、CPU301、ディスプレイ
302、キーボード303、ディレクトリ処理部105
をロードしたメモリ及びディレクトリ情報リポジトリ1
07が接続されている。
【0040】ディレクトリ情報リポジトリ107は、処
理装置構成情報リポジトリ313、Pub/Sub情報
リポジトリ314、サービス制御情報リポジトリ31
5、処理装置制御情報リポジトリ316及び処理装置管
理情報リポジトリ317を有している。
【0041】ディレクトリ処理部105は、処理装置検
索処理部304、ディレクトリ間通信処理部305、デ
ィレクトリ情報アクセス処理部306及びディレクトリ
情報管理処理部307を有している。ディレクトリ情報
アクセス処理部306は、処理装置構成情報アクセス処
理部308、Pub/Sub情報アクセス処理部30
9、サービス制御情報アクセス処理部310、処理装置
制御情報アクセス処理部311及び処理装置管理情報ア
クセス処理部312を有している。
【0042】図4は本実施形態の情報処理装置102及
び情報処理装置104のオブジェクトの概略構成を示す
図である。本実施形態における情報処理装置102及び
情報処理装置104のオブジェクトは、オブジェクト4
00に示す構造となっている。
【0043】オブジェクト400は、オブジェクト固有
処理部401と通信管理処理部110を有している。通
信管理処理部110は、メッセージ受信管理処理部40
2、通信相手情報ストレージ404、実行制御処理部4
05及びメッセージ送信管理処理部403を有してい
る。
【0044】メッセージ受信管理処理部402は、通信
相手情報格納処理部406、受信メッセージ解析処理部
407及びメッセージ受信処理部408を有している。
メッセージ送信管理処理部403は、通信相手情報取得
処理部409、通信相手情報追加処理部410、送信メ
ッセージ解析処理部411及びメッセージ送信処理部4
12を有している。
【0045】以下、ディレクトリ情報登録処理、通信相
手情報取得処理、メッセージ送信処理及びメッセージ受
信処理における共通動作について説明する。
【0046】図5は本実施形態のディレクトリ情報登録
の手順を示すPAD図である。図5のPAD図に示す様
にディレクトリ情報登録の際にステップ500で情報処
理装置102若しくはシステム管理者用端末103は、
登録対象のオブジェクトのディレクトリ情報、すなわち
処理装置構成情報とPub/Sub情報、サービス制御
情報、処理装置制御情報若しくは処理装置管理情報を情
報処理装置若しくはサービス単位で作成する。
【0047】なお処理装置構成情報と、特定のサービス
を行っている情報処理装置間で送受信されるメッセージ
を受け取る他の情報処理装置を示すPub/Sub情
報、特定のサービスに属する情報処理装置に対して処理
の実行方法若しくは実行記録の採取方法を指定するサー
ビス制御情報、情報処理装置に送られてくるメッセージ
の加工方法若しくはメッセージに付加する情報を指定す
る処理装置制御情報、若しくは情報処理装置の状態を示
す処理装置管理情報については後で述べる他の実施形態
の動作において内容を明らかにする。
【0048】次にステップ501で情報処理装置102
若しくはシステム管理者用端末103は、作成した処理
装置構成情報とPub/Sub情報、サービス制御情
報、処理装置制御情報若しくは処理装置管理情報の登録
をディレクトリ情報アクセス処理部306に依頼する。
【0049】次にステップ502において処理装置ID
若しくはサービス名単位で、ステップ501で与えられ
た処理装置構成情報、Pub/Sub情報、サービス制
御情報、処理装置制御情報若しくは処理装置管理情報の
エントリ(オブジェクトID若しくはサービス名等をキ
ーとした情報の単位)数分、ステップ503の処理を繰
り返す。
【0050】ステップ503ではディレクトリ情報アク
セス処理部306がステップ501で与えられた処理装
置構成情報、Pub/Sub情報、サービス制御情報、
処理装置制御情報若しくは処理装置管理情報のエントリ
を、処理装置構成情報アクセス処理部308、Pub/
Sub情報アクセス処理部309、サービス制御情報ア
クセス処理部310、処理装置制御情報アクセス処理部
311若しくは処理装置管理情報アクセス処理部312
を通じて、処理装置構成情報リポジトリ313、Pub
/Sub情報リポジトリ314、サービス制御情報リポ
ジトリ315、処理装置制御情報リポジトリ316若し
くは処理装置管理情報リポジトリ317に登録する。
【0051】図6は本実施形態の通信相手情報取得処理
の手順を示すPAD図である。図6のPAD図に示す様
に通信相手情報取得の際にステップ600で処理装置検
索処理を行って処理装置IDのリストを得る。処理装置
検索処理については、後で述べる他の実施形態の動作に
おいて内容を明らかにする。
【0052】ステップ601でディレクトリ情報管理処
理部307は、ステップ600において得られた処理装
置IDのリストに該当する通信相手情報をディレクトリ
情報アクセス処理部306に要求する。通信相手情報に
ついては、後で述べる他の実施形態の動作において内容
を明らかにする。
【0053】次にステップ602でディレクトリ情報ア
クセス処理部306は、ディレクトリ情報をディレクト
リ情報リポジトリ107から取り出し、これを通信相手
情報としてディレクトリ情報管理処理部307に渡す。
【0054】ステップ603では、検索条件中に他のデ
ィレクトリ情報管理装置への情報処理装置の検索要求が
あるか否かを判定する。ここで検索条件中に他のディレ
クトリ情報管理装置への情報処理装置の検索要求があれ
ば、ステップ604において、検索が要求されているデ
ィレクトリ情報管理装置数分、ステップ605〜ステッ
プ607の処理を行う。
【0055】他のディレクトリ情報管理装置への情報処
理装置の検索要求方法としては、例えば以下のものがあ
る。1つは、検索対象となる他のディレクトリ情報管理
装置をリンクの深さを示すホップカウント数で指定し、
検索要求を他のディレクトリ情報管理装置に依頼する毎
にホップカウントを減らす方法であり、2つ目は検索対
象の他のディレクトリ情報管理装置名を指定する方法で
あり、3つ目は検索対象の他のディレクトリ情報管理装
置をリンクプロパティにより指定する方法である。
【0056】ステップ605では、ディレクトリ情報管
理処理部307がディレクトリ間通信処理部305を通
じて検索対象の他のディレクトリ情報管理装置に情報処
理装置の検索を依頼する。次にステップ606で本処理
である通信相手情報取得処理を再帰的に行う。そして、
ステップ607でディレクトリ情報管理処理部307は
通信相手情報を受け取る。
【0057】最後にステップ608で本処理要求が他の
ディレクトリ情報管理装置からのものであるか否かを判
定する。他のディレクトリ情報管理装置からのものであ
れば、ステップ609でディレクトリ情報管理処理部3
07は、ステップ602若しくはステップ607におい
て取得した通信相手情報を要求元ディレクトリ情報管理
装置に返す。他のディレクトリ情報管理装置からのもの
でなければ、ステップ610でディレクトリ情報管理処
理部307は、ステップ602若しくはステップ607
において取得した通信相手情報を要求元に返す。
【0058】図7は本実施形態のメッセージ送信処理の
手順を示すPAD図である。図7のPAD図に示す様に
メッセージ送信処理の際にステップ700で固有メッセ
ージ作成処理を行い、ステップ701で通信相手情報取
得処理を含んだ通信相手情報追加処理を行う。固有メッ
セージ、固有メッセージ作成処理及び通信相手情報追加
処理については、後で述べる他の実施形態の動作におい
て内容を明らかにする。
【0059】次にステップ702で通信相手情報追加処
理部410は固有メッセージと通信相手情報を、送信メ
ッセージ解析処理部411に渡す。そして、ステップ7
03において処理装置ID単位で通信相手情報のエント
リ数分、ステップ704の処理を繰り返す。
【0060】ステップ704で送信メッセージ解析処理
部411は、通信相手情報のエントリと固有メッセージ
中のメッセージ本文から処理装置宛メッセージを作成す
る。処理装置宛メッセージについては、後で述べる他の
実施形態の動作において内容を明らかにする。
【0061】次にステップ705でメッセージ送信時実
行制御処理を行い、ステップ706で送信メッセージ解
析処理部411は、処理装置宛メッセージをメッセージ
送信処理部412に渡す。メッセージ送信時実行制御処
理については、後で述べる他の実施形態の動作において
内容を明らかにする。
【0062】次にステップ707で処理装置宛メッセー
ジ数分、ステップ708の処理を繰り返す。ステップ7
08では、メッセージ送信処理部412が、送信メッセ
ージ解析処理部411若しくは実行制御処理部405か
ら受け取った処理装置宛メッセージを通信相手の情報処
理装置に送信する。
【0063】図8は本実施形態のメッセージ受信処理の
手順を示すPAD図である。図8のPAD図に示す様に
メッセージ受信処理の際にステップ800でメッセージ
受信処理部408は、他の情報処理装置から送られてき
た処理装置宛メッセージを受信し、その処理装置宛メッ
セージを受信メッセージ解析処理部407に渡す。
【0064】次にステップ801でメッセージ受信時実
行制御処理を行い、ステップ802で受信メッセージ解
析処理部407は、処理装置宛メッセージを通信相手情
報格納処理部406に渡す。メッセージ受信時実行制御
処理については、後で述べる他の実施形態の動作におい
て内容を明らかにする。
【0065】次にステップ803で通信相手情報格納処
理を行い、ステップ804で通信相手情報格納処理部4
06は、処理装置宛メッセージをオブジェクト固有処理
部401に渡す。通信相手情報格納処理については、後
で述べる他の実施形態の動作において内容を明らかにす
る。
【0066】次にステップ805でオブジェクト固有処
理部401は処理装置宛メッセージを処理する。そし
て、ステップ806で他の情報処理装置へのメッセージ
送信処理が必要であるか否かを判定する。ここで、他の
情報処理装置へのメッセージ送信処理が必要であればス
テップ807でメッセージ送信処理を行う。
【0067】以上説明した様に本実施形態の分散システ
ム制御方法によれば、メッセージの送信を行う際にディ
レクトリ情報をディレクトリ情報管理装置から取得し、
そのディレクトリ情報に基づいてメッセージの送信を行
うので、オブジェクトに変更を加えることなく通信相手
や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、分散シス
テムを構成する情報処理装置を集中管理することが可能
である。
【0068】(実施形態2)以下にディレクトリ情報管
理装置のディレクトリ情報により、衣服販売処理装置や
各種監視処理装置との間で通信を行っている商品購入処
理装置のメッセージをネットワークに新たに接続された
他の監視処理装置にも送る実施形態2の分散システム制
御方法について説明する。
【0069】図9は本実施形態の分散システムの概略構
成を示す図である。図9に示す様に本実施形態の分散シ
ステムは、ディレクトリ情報管理装置900、衣服販売
処理装置901、システム管理者用端末902、商品購
入処理装置903、メーカ別要求監視処理装置904、
製品種類別要求監視処理装置905及びネットワーク9
06を有しており、ネットワーク906には、ディレク
トリ情報管理装置900、衣服販売処理装置901、シ
ステム管理者用端末902、商品購入処理装置903、
メーカ別要求監視処理装置904及び製品種類別要求監
視処理装置905が接続されている。
【0070】本実施形態では、商品購入処理装置903
から衣服販売処理装置901へ送信されるメッセージを
Publish/Subscribe処理によりメーカ
別要求監視処理装置904や製品種類別要求監視処理装
置905にも送ることで、他の監視処理装置が商品購入
処理装置903の要求を把握することを可能にしてい
る。
【0071】図10は本実施形態の分散システム制御処
理の手順を示すPAD図である。本実施形態の全体の処
理では、図2のPAD図におけるステップ200及びス
テップ201と同様のディレクトリ情報登録処理を行っ
た後、図10のPAD図に示す様にステップ1000で
ディレクトリ情報管理装置900は、検索条件に一致す
る衣服販売処理装置901を見つけ、サービスへのSu
bscriberであるメーカ別要求監視処理装置90
4と製品種類別要求監視処理装置905のIDを商品購
入処理装置903に返す。
【0072】次にステップ1001で商品購入処理装置
903は、衣服販売処理装置901には処理装置宛メッ
セージを送信し、メーカ別要求監視処理装置904と製
品種類別要求監視処理装置905にはPublishメ
ッセージを送信する。Publishメッセージについ
ては後で説明する。
【0073】次にステップ1002で衣服販売処理装置
901は処理装置宛メッセージを受信し、衣服販売処理
装置901固有の処理を行い、商品購入処理装置903
に返信する。最後にステップ1003でメーカ別要求監
視処理装置904と製品種類別要求監視処理装置905
はPublishメッセージを受信し、それぞれ固有の
処理を行う。
【0074】以下、Publish/Subscrib
eにおける動作としてディレクトリ情報登録処理、通信
相手情報取得処理、商品購入処理装置903によるメッ
セージ送信処理、衣服販売処理装置901によるメッセ
ージ受信処理、衣服販売処理装置901によるメッセー
ジ返信処理、メーカ別要求監視処理装置904によるメ
ッセージ受信処理及び製品種類別要求監視処理装置90
5によるメッセージ受信処理について説明する。
【0075】ディレクトリ情報登録処理の際には、基本
的に図5のPAD図に示した共通動作と同様の処理を行
う。ステップ500におけるディレクトリ情報は処理装
置構成情報とPub/Sub情報であり、処理装置構成
情報は図11に示す様な構造となっている。
【0076】図11は本実施形態の処理装置構成情報の
構造を示す図である。エントリはサービス名1101を
キーとし、処理装置リスト1102を値とするペアデー
タであり、例えば1番目のエントリはサービス名110
1が“衣料販売”、処理装置リスト1102は“衣服販
売処理装置I(プロパティリストI)、衣服販売処理装置
II(メーカ:アパレル1、アパレル2、種類:アウトド
アカジュアル、スポーツウェア)、衣服販売処理装置II
I(プロパティリストIII)”、といった処理装置IDを
キーとし、プロパティリストを値とするペアデータ、2
番目のエントリはサービス名1101が“食品販売”、
処理装置リスト1102が処理装置リストIIとなってい
る。ここで、“衣服販売処理装置II”は衣服販売処理装
置901の処理装置IDである。
【0077】図12は本実施形態のPub/Sub情報
の構造を示す図である。1番目のエントリは、サービス
名1201をキーとし、Subscriberリスト1
202を値とするペアデータであり、例えばエントリは
サービス名1201が“衣料販売”、Subscrib
erリスト1202が“メーカ別要求監視処理装置、製
品種類別要求監視処理装置”、といったSubscri
berIDを値とするリスト構造となっている。2番目
のエントリは、サービス名1201が“食品販売”、S
ubscriberリスト1202がSubscrib
erリストIIとなっている。
【0078】図13は本実施形態の処理装置検索処理の
手順を示すPAD図である。通信相手情報取得処理の際
には、基本的に図6のPAD図に示した共通動作と同様
の処理を行う。ステップ600における処理装置検索処
理については、図13のPAD図に示す様にステップ2
000でディレクトリ情報管理処理部307が検索条件
を元に処理装置検索処理部304に衣服販売処理装置9
01の検索を依頼する。
【0079】図14は本実施形態の検索条件の構造を示
す図である。検索条件1300は図14に示す様な構造
となっており、サービス名1301をキーとし、プロパ
ティリスト1302を値とするペアデータである。例え
ばサービス名1301が“衣料販売”、プロパティリス
ト1302が“種類:アウトドアカジュアル、メーカ:
アパレルI”となっている。
【0080】次にステップ2001で処理装置検索処理
部304は処理装置構成情報アクセス処理部308を通
じて、検索条件1300中のサービス名1301に該当
する処理装置構成情報リポジトリ313内の処理装置リ
スト1102にアクセスする。本実施形態ではサービス
名1301が“衣料販売”である為、処理装置リスト1
102の1番目にアクセスする。
【0081】次にステップ2002で処理装置リストの
処理装置ID数分ステップ2003の処理を行う。ステ
ップ2003で検索条件1300中のプロパティリスト
1302の内容が全て処理装置リスト1102のプロパ
ティに含まれているか否かを判定する。検索条件130
0中のプロパティリスト1302のエントリが全て処理
装置リスト1102のプロパティに含まれていれば、ス
テップ2004において、処理装置検索処理部304は
処理装置IDのリストに該当する処理装置IDを追加す
る。最後にステップ2005において処理装置検索処理
部304はディレクトリ情報管理処理部307に処理装
置IDのリストとサービス名1301に対応するSub
scriberリスト1202を通信相手情報として返
す。
【0082】図15は本実施形態の通信相手情報の構造
を示す図である。ステップ602で得る通信相手情報は
図15に示す様な構造となっており、処理装置ID14
01及び処理装置ID1401に依存する処理装置制御
パラメタ1402を値とするペアデータのリストと、サ
ービス名1403及びサービス名1403に依存する制
御パラメタリスト1404と、Subscriberリ
スト1405とを値とする3要素のセットデータを有し
ている。
【0083】例えば処理装置ID1401が衣服販売処
理装置901のID“衣服販売処理装置II”、処理装置
制御パラメタ1402が処理装置制御パラメタ330
2、及びサービス名1403が“衣料販売”、制御パラ
メタリスト1404が制御パラメタリスト2602、S
ubscriberリスト1405がSubscrib
erリスト1202のセットデータとなっている。
【0084】なお、本実施形態で得られる通信相手情報
1400は、前記の内で処理装置ID1401、サービ
ス名1403及びSubscriberリスト1405
である。また、処理装置制御パラメタ3302と制御パ
ラメタリスト2602については、後で述べる他の実施
形態の動作において内容を明らかにする。
【0085】商品購入処理装置903によるメッセージ
送信処理の際には、基本的に図7のPAD図に示した共
通動作と同様の処理を行い、まず固有メッセージを作成
する。
【0086】図16は本実施形態の固有メッセージ作成
処理の手順を示すPAD図である。ステップ700にお
ける固有メッセージ作成処理では、図16のPAD図に
示す様にステップ2100でオブジェクト固有処理部4
01が固有メッセージ本文を作成する。
【0087】図17は本実施形態の固有メッセージの構
造を示す図である。ステップ2100で作成した固有メ
ッセージ本文1502は、情報処理装置104が作成可
能なヘッダ、及び情報処理装置104が独自に作成した
コンテントを含んだメッセージである。例えばヘッダに
は送信者IDに“商品購入処理装置”が指定され、コン
テントには情報処理装置104が要求する商品情報に関
する条件が記述されている。
【0088】次にステップ2101で通信先相手が分か
っているか否かを判定する。ここで、通信先相手が分か
っている場合には、ステップ2102の処理を行い、通
信先相手が分かっていない場合には、ステップ2103
の処理を行う。ステップ2102ではオブジェクト固有
処理部401が受信者IDを指定し、ステップ2103
ではオブジェクト固有処理部401が検索条件1300
を作成する。
【0089】最後にステップ2104でオブジェクト固
有処理部401が固有メッセージ本文1502と受信者
ID若しくは検索条件1300から固有メッセージ15
00を作成する。
【0090】図18は本実施形態の通信相手情報追加処
理の手順を示すPAD図である。ステップ701におけ
る通信相手情報追加処理は、図18のPAD図に示す様
にステップ2200で固有メッセージ1500に受信者
IDがあるか否かを判定する。
【0091】ここで固有メッセージ1500に受信者I
Dがある場合にはステップ2201の処理を行い、固有
メッセージ1500に受信者IDがない場合には、ステ
ップ2202〜ステップ2204の処理を行う。なお本
実施形態では受信者IDがないので、ステップ2202
〜ステップ2204の処理を行う。
【0092】ステップ2201で通信相手情報追加処理
部410は、固有メッセージ1500から検索条件13
00を取り除き、その検索条件1300に該当する通信
相手情報1400を通信相手情報ストレージ404から
取り出す。
【0093】一方、ステップ2202で通信相手情報追
加処理部410は、通信相手情報取得処理部409を通
じて固有メッセージ1500をディレクトリ情報管理装
置900に渡す。
【0094】次にステップ2203で通信相手情報取得
処理を行い、ステップ2204で通信相手情報1400
中の処理装置ID数分ステップ2205の処理を繰り返
す。ステップ2205で通信相手情報追加処理部410
は、ステップ2203で得た通信相手情報1400のエ
ントリを通信相手情報ストレージ404に格納する。
【0095】図19は本実施形態の処理装置宛メッセー
ジの構造を示す図である。ステップ704における処理
装置宛メッセージは図19に示す様な構造となってお
り、受信者IDをキーとし、処理装置制御パラメタを値
とするペアデータとサービス名をキーとし、制御パラメ
タリストを値とするペアデータからなる処理装置宛メッ
セージヘッダ1601及び処理装置宛メッセージ本文1
602からなる。
【0096】図19では、例えば受信者IDが衣服販売
処理装置901のID“衣服販売処理装置II”、処理装
置制御パラメタが処理装置制御パラメタ3302、サー
ビス名が“衣料販売”、制御パラメタリストが制御パラ
メタリスト2602、処理装置宛メッセージ本文160
2が送信メッセージ本文1700である場合を表してい
る。なお本実施形態では処理装置制御パラメタと制御パ
ラメタリストは空であるものとする。
【0097】図20は本実施形態の送信メッセージ本文
の構造を示す図である。図21は本実施形態のメッセー
ジ送信時実行制御処理の手順を示すPAD図である。ス
テップ705におけるメッセージ送信時実行制御処理で
は、図21のPAD図に示す様にステップ2300で送
信メッセージ解析処理部411が通信相手情報1400
からSubscriberリスト1202を取り出し、
この情報と処理装置宛メッセージ1600を実行制御処
理部405に渡す。
【0098】次にステップ2301でSubscrib
erリスト内のSubscriberID数分ステップ
2302を繰り返す。ステップ2302で実行制御処理
部405は、宛て先としてSubscriberIDを
指定してPublishメッセージ1900を作成す
る。
【0099】図22は本実施形態のPublishメッ
セージの構造を示す図である。本実施形態では、Sub
scriberIDが“メーカ別要求監視処理装置”と
“製品種類別要求監視処理装置”の2つであるので、作
成されるPublishメッセージ1900は2つであ
る。
【0100】これら2つのPublishメッセージ1
900は、受信者ID(“メーカ別要求監視処理装置”
若しくは“製品種類別要求監視処理装置”)、Type
属性(ここではPublish)からなるPublis
hメッセージヘッダ1901及びPublishメッセ
ージ本文1902(ここでは処理装置宛メッセージ16
00)を有している。
【0101】最後にステップ2303で実行制御処理部
405は作成したPublishメッセージ1900を
メッセージ送信処理部412に渡す。
【0102】衣服販売処理装置901によるメッセージ
受信処理の際には、基本的に図8のPAD図に示した共
通動作と同様の処理を行う。ステップ801におけるメ
ッセージ受信時実行制御処理及びステップ803におけ
る通信相手情報格納処理については本実施形態では何も
行わない。
【0103】本実施形態では商品購入処理装置903に
情報を提供する為にメッセージ送信(返信)処理が必要
であるのでステップ806からステップ807に進み、
メッセージ返信処理を行う。これを次に述べる。衣服販
売処理装置901によるメッセージ返信処理の際には、
基本的に図7のPAD図に示した共通動作と同様の処理
を行う。
【0104】図23は本実施形態の固有メッセージの構
造を示す図である。ステップ700において作成する固
有メッセージは、ここでは図23に示す固有メッセージ
1800の様な構造となっている。
【0105】基本的に固有メッセージ1500と同じで
あるが、固有メッセージヘッダ1801には、通信相手
情報としてサービス名をキーとし、制御パラメタリスト
を値とするペアデータが入っている。
【0106】各データの値については、受信者IDが商
品購入処理装置、サービス名が“衣料販売”、制御パラ
メタリストが制御パラメタリスト2602、そして固有
メッセージ本文1802には商品購入処理装置903か
ら要求された条件にマッチする商品情報が複数盛り込ま
れており、各商品情報の画像属性には圧縮画像が添付さ
れている。なお本実施形態では制御パラメタリストは空
である。
【0107】固有メッセージ1800内に受信者IDが
指定されているので、本来であればステップ701にお
ける通信相手情報追加処理の際に、ステップ2201で
通信相手情報ストレージ404から通信相手情報を取り
出すのであるが、本実施形態では通信先の通信相手情報
が通信相手情報ストレージ404に登録されていないの
で、固有メッセージ1800がそのままステップ704
における処理装置宛メッセージとなり、商品購入処理装
置903に返信される。
【0108】メーカ別要求監視処理装置904によるメ
ッセージ受信処理の際には、基本的に図8のPAD図に
示した共通動作と同様の処理を行う。ステップ801に
おけるメッセージ受信時実行制御処理及びステップ80
3における通信相手情報格納処理については本実施形態
では何も行わない。
【0109】ステップ805における処理でメーカ別要
求監視処理装置904は、メッセージのType属性が
Publishであることを認識して商品情報に対する
関心度をメーカ別統計情報として処理する。メーカ別要
求監視処理装置904からのメッセージ送信処理は不要
であるのでステップ806ではメッセージ送信処理が必
要ではないと判定する。
【0110】製品種類別要求監視処理装置905による
メッセージ受信処理の際には、基本的に図8のPAD図
に示した共通動作と同様の処理を行う。ステップ801
におけるメッセージ受信時実行制御処理及びステップ8
03における通信相手情報格納処理については本実施形
態では何も行わない。
【0111】ステップ805における処理で製品種類別
要求監視処理装置905は、メッセージのType属性
がPublishであることを認識して、商品情報に対
する関心度を商品の種類別統計情報として処理する。製
品種類別要求監視処理装置905からのメッセージ送信
処理は不要であるのでステップ806ではメッセージ送
信処理が必要ではないと判定する。
【0112】以上の様に商品購入処理装置903の通信
管理処理部110が、ディレクトリ情報管理装置900
からの検索結果情報を解析し、そのメッセージを通信相
手の衣服販売処理装置901以外のメーカ別要求監視処
理装置904、製品種類別要求監視処理装置905や新
たに追加された他の監視処理装置にも送ることで、他の
監視処理装置による商品購入処理装置903の要求把握
が可能になる。また、この一連Pub/Sub処理を通
信管理処理部110で全て行うことにより、商品購入処
理装置903のオブジェクト固有処理開発者はPub/
Subを意識した開発をする必要がなく、オブジェクト
固有処理を行うプログラムと特定衣服販売処理装置90
1間の応答処理の開発に専念できる。
【0113】以上説明した様に本実施形態の分散システ
ム制御方法によれば、メッセージの送信を行う際にディ
レクトリ情報をディレクトリ情報管理装置から取得し、
そのディレクトリ情報に基づいてメッセージの送信を行
うので、オブジェクトに変更を加えることなく通信相手
や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、分散シス
テムを構成する情報処理装置を集中管理することが可能
である。
【0114】(実施形態3)以下にディレクトリ情報管
理装置のディレクトリ情報により、分散システムを構成
する情報処理装置の動作モードを制御する実施形態3の
分散システム制御方法について説明する。
【0115】図24は本実施形態の分散システムの概略
構成を示す図である。本実施形態では、ディレクトリ情
報管理装置2400が分散システム全体の動作を制御す
る情報を管理し、分散システムの動作を集中管理してい
る。図24に示す様に本実施形態の分散システムは、デ
ィレクトリ情報管理装置2400、衣服販売処理装置2
401、システム管理者用端末2402、商品購入処理
装置2403、決算処理装置2404、在庫管理処理装
置2405及びネットワーク2407を有している。ネ
ットワーク2407には、ディレクトリ情報管理装置2
400、衣服販売処理装置2401、システム管理者用
端末2402、商品購入処理装置2403、決算処理装
置2404及び在庫管理処理装置2405が接続されて
いる。
【0116】図25は本実施形態の分散システム制御処
理の手順を示すPAD図である。本実施形態の全体の処
理では、図2のPAD図におけるステップ200及びス
テップ201と同様のディレクトリ情報登録処理を行っ
た後、図25のPAD図に示す様に、ステップ2500
でディレクトリ情報管理処理部307は処理装置構成情
報リポジトリ313から検索条件に一致する衣服販売処
理装置2401を見つけ、サービス制御情報リポジトリ
315からサービス制御情報を取り出す。
【0117】次にステップ2501で商品購入処理装置
2403は、サービス制御情報に基づく処理を行い、衣
服販売処理装置2401に処理装置宛メッセージ160
0を送信する。
【0118】次にステップ2502で衣服販売処理装置
2401は処理装置宛メッセージ1600を受信し、サ
ービス制御情報に基づく処理を行い、衣服販売処理装置
2401固有の処理を行った後、決算処理装置2404
と在庫管理処理装置2405に固有メッセージ2700
を処理装置宛メッセージとして転送する。
【0119】最後にステップ2503で決算処理装置2
404と在庫管理処理装置2405は処理装置宛メッセ
ージ(固有メッセージ2700)を受信し、制御パラメ
タリスト2602に基づく処理を行い、決算処理装置2
404と在庫管理処理装置2405固有の処理を行う。
【0120】以下、商品購入処理装置2403が衣服販
売処理装置2401についての情報を得、衣服販売処理
装置2401から商品情報を得るまでの処理は、Pub
lish/Subscribeの動作と同様である。従
って、サービスの制御における動作としては衣服販売処
理装置2401のディレクトリ情報登録処理、商品購入
処理装置2403による購入メッセージ送信処理、衣服
販売処理装置2401による購入メッセージ受信処理、
衣服販売処理装置2401によるメッセージ転送処理、
決算処理装置2404によるメッセージ受信処理及び在
庫管理処理装置2405によるメッセージ受信処理につ
いて説明する。
【0121】衣服販売処理装置2401のディレクトリ
情報登録処理の際には、基本的に図5のPAD図に示し
た共通動作と同様の処理を行い、サービス制御情報を含
むディレクトリ情報を登録する。
【0122】図26は本実施形態のサービス制御情報の
構造を示す図である。ステップ500におけるディレク
トリ情報は処理装置構成情報1100とサービス制御情
報2600であり、サービス制御情報2600は図26
に示す様な構造となっている。
【0123】エントリはサービス名2601をキーと
し、制御パラメタリスト2602を値とするペアデータ
であり、例えば1番目のエントリは、サービス名260
1が“衣料販売”、制御パラメタリスト2602が“ロ
グ取得方法:共通ログ処理装置or問い合わせ方式、ロ
グ取得種類:制御パラメタ値がメッセージヘッダ、実行
モード:デバッグ”となっている。また2番目のエント
リは、サービス名2601が“食品販売”、制御パラメ
タリスト2602が“ログ取得方法:サービス要求元返
信方式、ログ取得種類:送・受信者ID、実行モード:
リリース”となっている。
【0124】ここで制御パラメタリスト2602の例の
意味を説明する。共通ログ処理装置とは、ログを出力す
るときに共通ログ処理装置2406に出力することを要
求するパラメタである。問い合わせ方式とは、各オブジ
ェクトがログを保持しておき、管理者からログ提供を要
求されると保持していたログを提供することを要求する
パラメタである。メッセージヘッダとは、メッセージ中
のメッセージヘッダをログとして採取することを要求す
るパラメタである。デバッグとは、デバッグ可能な情報
をいつでも提供できる状態で処理を実行することを要求
するパラメタである。
【0125】また、サービス要求元返信方式とは、サー
ビスの提供を要求してきた商品購入処理装置2403に
対してログの返信を要求するパラメタである。送・受信
者IDとは、メッセージ中の送・受信者IDをログとし
て採取することを要求するパラメタである。リリースと
は、デバッグ情報を採取せず、性能を重視して処理を実
行することを要求するパラメタである。
【0126】商品購入処理装置2403による購入メッ
セージ送信処理の際には、基本的に図7のPAD図に示
した共通動作及びPublish/Subscribe
の動作と同様の処理を行い、まず固有メッセージとして
転送メッセージを作成する。
【0127】図27は本実施形態の転送メッセージの構
造を示す図である。ステップ700の固有メッセージ作
成処理、すなわちステップ2100における固有メッセ
ージ本文は、本実施形態では図27における転送メッセ
ージ本文2800となり、コンテントには商品名とサイ
ズが指定された商品購入希望を示す内容が書かれてい
る。
【0128】次のステップ701の通信相手情報追加処
理であるステップ2200において、本実施形態では受
信者IDがあるのでステップ2201の処理を行う。ま
たステップ704における処理装置宛メッセージは図1
9に示す様な構造となっている。なお本実施形態では処
理装置宛メッセージヘッダ1601における受信者ID
が決算処理装置2404のID“決算処理装置I”、処
理装置制御パラメタは空、処理装置宛メッセージ本文1
602は転送メッセージ本文2800となっているもの
とする。
【0129】図28は本実施形態のメッセージ送信時実
行制御処理の手順を示すPAD図である。ステップ70
5のメッセージ送信時実行制御処理において、図28の
PAD図に示す様にステップ2900で送信メッセージ
解析処理部411は、通信相手情報1400から制御パ
ラメタリスト2602を取り出し、この情報と処理装置
宛メッセージ1600を実行制御処理部405に渡す。
【0130】次にステップ2901で実行制御処理部4
05は、制御パラメタリスト2602に基づいて処理装
置宛メッセージ1600のメッセージヘッダを共通ログ
処理装置2406に出力し、商品購入処理装置2403
の実行状態をデバッグモードにする。
【0131】衣服販売処理装置2401による購入メッ
セージ受信処理の際には、基本的に図8のPAD図に示
した共通動作と同様の処理を行う。ステップ801にお
けるメッセージ受信時実行制御処理では、図28の商品
購入処理装置2403による購入メッセージ送信処理の
メッセージ送信時実行制御処理と同様に、処理装置宛メ
ッセージ1600のメッセージヘッダを共通ログ処理装
置2406に出力し、衣服販売処理装置2401の実行
状態をデバッグモードにする処理を行う。
【0132】図29は本実施形態の通信相手情報格納処
理の手順を示すPAD図である。ステップ803におけ
る通信相手情報格納処理については、図29のPAD図
に示す様にステップ3000で商品購入処理装置240
3のエントリが通信相手情報ストレージ404にあるか
否かを判定する。
【0133】ここで商品購入処理装置2403のエント
リが通信相手情報ストレージ404になければ、ステッ
プ3001において通信相手情報格納処理部406は処
理装置宛メッセージ1600から送信者ID(ここでは
商品購入処理装置)、サービス名及び制御パラメタリス
ト2602を取り出して通信相手情報1400を作成
し、それを通信相手情報ストレージ404に格納する。
なお前回の情報要求メッセージ受信処理において、既に
商品購入処理装置2403のエントリが格納されている
場合には、今回この格納処理は行わない。
【0134】図30は本実施形態の固有メッセージの構
造を示す図である。ステップ805における処理でオブ
ジェクト固有処理部401は、商品購入手続きを行う為
に図30に示す固有メッセージ2700の様な決算処理
装置2404宛メッセージと在庫管理処理装置2405
宛メッセージを作成する。これらのメッセージについて
は、後の衣服販売処理装置2401によるメッセージ転
送処理で述べる。
【0135】本実施形態では在庫管理処理装置2405
と決算処理装置2404に情報を提供するのでメッセー
ジ送信(転送)処理が必要である。従ってステップ80
6からステップ807に進み、メッセージ転送処理を行
う。これを次に述べる。
【0136】衣服販売処理装置2401によるメッセー
ジ転送処理の際には、基本的に図7のPAD図に示した
共通動作と同様の処理を行う。ステップ700において
作成した固有メッセージは、図30の固有メッセージ2
700の様な構造となっている。
【0137】固有メッセージヘッダ2701の受信者I
Dが決算処理装置2404のID“決算処理装置I”若
しくは在庫管理処理装置2405のID“在庫管理処理
装置IV”、サービス名が“衣料販売”、制御パラメタリ
ストが制御パラメタリスト2602である通信相手情報
となっており、固有メッセージ本文2702が図27に
示す転送メッセージ本文2800となっている。
【0138】ここで、制御パラメタリスト2602は商
品購入処理装置2403の衣服販売処理装置2401へ
の処理装置宛メッセージ1600から引き継がれてきた
ものである。転送メッセージ本文2800には商品名、
サイズ及び価格が記入された販売報告を示す内容が書か
れている。
【0139】ステップ701における通信相手情報追加
処理の際、固有メッセージ2700内に受信者IDが指
定されているので、ステップ2201で通信相手情報ス
トレージ404から通信相手情報1400を取り出す
が、本実施形態ではここで得られる通信相手情報140
0は空である。従って固有メッセージ2700がそのま
まステップ704における処理装置宛メッセージとな
り、決算処理装置2404と在庫管理処理装置2405
に転送される。
【0140】決算処理装置2404によるメッセージ受
信処理の際には、基本的に図8のPAD図に示した共通
動作と同様の処理を行う。ステップ801におけるメッ
セージ受信時実行制御処理では、図28の商品購入処理
装置2403による購入メッセージ送信処理のメッセー
ジ送信時実行制御処理と同様に、処理装置宛メッセージ
を固有メッセージ2700として、そのメッセージヘッ
ダを共通ログ処理装置2406に出力し、決算処理装置
2404の実行状態をデバッグモードにする処理を行
う。
【0141】ステップ803における通信相手情報格納
処理については、送信者が衣服販売処理装置2401で
あるとして、図29の衣服販売処理装置2401による
購入メッセージ受信処理の通信相手情報格納処理と同様
の処理を行う。
【0142】ステップ805における処理で決算処理装
置2404のオブジェクト固有処理部401は、指定さ
れた金額である“¥5、800”を商品購入処理装置2
403の口座から引き落とす処理を行う。決算処理装置
2404からのメッセージ送信処理は不要であるのでス
テップ806ではメッセージ送信処理が必要ではないと
判定する。
【0143】在庫管理処理装置2405によるメッセー
ジ受信処理の際には、基本的に決算処理装置2404に
よるメッセージ受信処理と同様の処理を行う。ステップ
805における処理で在庫管理処理装置2405のオブ
ジェクト固有処理部401は、指定されたサイズの商品
の在庫が存在するかどうかをチェックし、必要ならばメ
ーカである“アパレルI”に発注して、商品購入処理装
置2403にその商品を送付する手続き処理を行う。
【0144】以上の様にディレクトリ情報管理装置24
00が分散システムの動作を制御する情報をディレクト
リ情報として一元管理し、そのディレクトリ情報を変更
することにより、分散システムの動作を一斉に変更する
ことが容易になる。また、ディレクトリ情報管理装置2
400から指定された動作は各情報処理装置の通信管理
処理部110が行う為、既存の各情報処理装置のオブジ
ェクトを変更する必要がなく、また各情報処理装置を再
起動しなくても良い。特に商品購入処理装置2403は
どのサービスの情報処理装置と通信しているかを意識す
る必要がなく、指定通りの動作を行うことができる。
【0145】以上説明した様に本実施形態の分散システ
ム制御方法によれば、メッセージの送信を行う際にディ
レクトリ情報をディレクトリ情報管理装置から取得し、
そのディレクトリ情報に基づいてメッセージの送信を行
うので、オブジェクトに変更を加えることなく通信相手
や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、分散シス
テムを構成する情報処理装置を集中管理することが可能
である。
【0146】(実施形態4)以下にディレクトリ情報管
理装置のディレクトリ情報により、衣服販売処理装置か
ら決済処理装置に転送されるメッセージのフォーマット
を決済処理装置の要求するフォーマットに変換する実施
形態4の分散システム制御方法について説明する。
【0147】図31は本実施形態の分散システムの概略
構成を示す図である。図31に示す様に本実施形態の分
散システムは、流通ドメイン3100、販売促進ドメイ
ン3101、電子商取引統合ドメイン3102、ネット
ワーク3103及びネットワーク3104を有し、流通
ドメイン3100と電子商取引統合ドメイン3102は
ネットワーク3103で、販売促進ドメイン3101と
電子商取引統合ドメイン3102はネットワーク310
4でそれぞれ接続されている。
【0148】流通ドメイン3100は、システム管理者
用端末3105、商品購入処理装置3106、ネットワ
ーク3107、ディレクトリ情報管理装置3108及び
衣服販売処理装置3109を有し、ネットワーク310
7には、システム管理者用端末3105、商品購入処理
装置3106、ディレクトリ情報管理装置3108及び
衣服販売処理装置3109が接続されている。
【0149】販売促進ドメイン3101は、製品買い取
り処理装置3110、システム管理者用端末3111、
ネットワーク3112、食品販売処理装置3113及び
ディレクトリ情報管理装置3114を有し、ネットワー
ク3112には、製品買い取り処理装置3110、シス
テム管理者用端末3111、食品販売処理装置3113
及びディレクトリ情報管理装置3114が接続されてい
る。
【0150】電子商取引統合ドメイン3102は、ディ
レクトリ情報管理装置3115、ネットワーク311
6、システム管理者用端末3117及び決算処理装置3
118を有し、ネットワーク3116には、ディレクト
リ情報管理装置3115、システム管理者用端末311
7及び決算処理装置3118が接続されている。ディレ
クトリ情報管理装置3115は、図3に示した処理部に
加え、メッセージ変換プラグイン3120を有してい
る。
【0151】図32は本実施形態の分散システム制御処
理の手順を示すPAD図である。本実施形態の全体の処
理では、図2のPAD図におけるステップ200及びス
テップ201と同様のディレクトリ情報登録処理を行っ
た後、図32のPAD図に示す様にステップ3200で
メッセージの送信先が分かっているか否かの判定を行
う。
【0152】メッセージの送信先が分かっていない場合
には、ステップ3201〜ステップ3203の処理を行
う。ステップ3201で衣服販売処理装置3109はデ
ィレクトリ情報管理装置3108にサービスを指定して
情報処理装置の検索を依頼する。次にステップ3202
でディレクトリ情報管理装置3108はディレクトリ情
報管理装置3115に情報処理装置の検索を依頼する。
次にステップ3203でディレクトリ情報管理装置31
15は処理装置構成情報リポジトリ313から検索条件
に一致する決算処理装置3118を見つけ、処理装置制
御情報リポジトリ316から処理装置制御パラメタ33
02を取り出し、ディレクトリ情報管理装置3108に
返す。
【0153】一方、メッセージの送信先が分かっている
場合には、ステップ3204とステップ3205の処理
を行う。ステップ3204で衣服販売処理装置3109
は決算処理装置3118を指定し、通信相手情報ストレ
ージ404から通信相手情報1400を取り出す。次に
ステップ3205で衣服販売処理装置3109は処理装
置制御パラメタ3302と転送メッセージ本文2800
からディレクトリ転送メッセージ3400を作成し、デ
ィレクトリ情報管理装置3108に送信する。
【0154】図33は本実施形態のディレクトリ転送メ
ッセージの構造を示す図である。次にステップ3206
でディレクトリ情報管理装置3108は、ディレクトリ
転送メッセージ3400内の通信相手情報パラメタ33
02に適切な値を代入し、ディレクトリ情報管理装置3
115に送信する。
【0155】次にステップ3207でディレクトリ情報
管理装置3115は、ディレクトリ転送メッセージ34
00内の転送メッセージ本文2800を転送メッセージ
本文3500に変換し、決算処理装置3118に送信す
る。
【0156】図34は本実施形態の転送メッセージ本文
の構造を示す図である。最後にステップ3208で決算
処理装置3118はディレクトリ転送メッセージ340
0を受信し、決算処理装置3118固有の処理を行う。
【0157】以下、流通ドメイン3100内における通
信と販売促進ドメイン3101内における通信は、Pu
blish/Subscribeの動作と同様である。
また、流通ドメイン3100と電子商取引統合ドメイン
3102の間の通信処理と、販売促進ドメイン3101
と電子商取引統合ドメイン3102の間の通信処理は同
様である。
【0158】従って、情報処理装置の制御における動作
としては、決算処理装置3118のディレクトリ情報登
録処理、衣服販売処理装置3109による通信相手情報
取得処理、衣服販売処理装置3109によるメッセージ
転送処理、ディレクトリ情報管理装置3108とディレ
クトリ情報管理装置3115によるメッセージ転送処理
及び決算処理装置3118によるメッセージ受信処理に
ついて説明する。
【0159】決算処理装置3118のディレクトリ情報
登録処理の際には、基本的に図5のPAD図に示した共
通動作と同様の処理を行う。
【0160】図35は本実施形態の処理装置制御情報の
構造を示す図である。ステップ500におけるディレク
トリ情報は処理装置構成情報1100と処理装置制御情
報3300であり、処理装置制御情報3300は図35
に示す様な構造となっている。
【0161】エントリは処理装置ID3301をキーと
し、処理装置制御パラメタ3302を値とするペアデー
タであり、例えば1番目のエントリは処理装置ID33
01が決算処理装置3118のID“決算処理装置
I”、処理装置制御パラメタ3302が“ドメイン名:
処理装置存在ドメイン=電子商取引統合ドメイン、処理
装置バージョン:現在値=1.36”、2番目のエント
リは処理装置ID3301が“決算処理装置II”、処理
装置制御パラメタ3302が“ドメイン名:処理装置存
在ドメイン=電子商取引統合ドメイン、処理装置バージ
ョン:現在値=2.04”、3番目のエントリは処理装
置ID3301が“決算処理装置III”、処理装置制御
パラメタ3302が“ドメイン名:処理装置存在ドメイ
ン=電子商取引統合ドメイン、処理装置バージョン:現
在値=4.32”となっている。
【0162】ここで、処理装置制御パラメタ3302の
内容の意味を1番目のエントリを例に説明する。“ドメ
イン名:送信者存在ドメイン=電子商取引統合ドメイ
ン”とは、決算処理装置3118にメッセージを送信す
る際に、送信者が属しているドメイン名を付加すること
を要求するパラメタであり、決算処理装置3118が属
するドメイン名“電子商取引統合ドメイン”がデフォル
ト値となっている。“処理装置バージョン:現在値=
1.36”とは、送信者が通信しようとしている決算処
理装置3118のバージョンを付加することを要求する
パラメタであり、現在の決算処理装置3118のバージ
ョンである“1.36”がデフォルト値となっている。
【0163】衣服販売処理装置3109による通信相手
情報取得処理の際には、基本的に図6のPAD図に示し
た共通動作及びPublish/Subscribeの
動作と同様の処理を行う。なお本実施形態では、検索条
件1300ではなく検索条件1300を含むオブジェク
ト固有メッセージ全体を入力として受け取り、以下の処
理を行う。
【0164】衣服販売処理装置3109は、まずディレ
クトリ情報管理装置3108に通信相手情報1400の
取得を依頼するが、流通ドメイン3100には検索条件
1300に合致する情報処理装置は存在しないので、ス
テップ600からステップ602においては通信相手情
報1400が得られない。
【0165】次にステップ605において、ディレクト
リ情報管理装置3108はディレクトリ情報管理装置3
115に検索を依頼する。ディレクトリ情報管理装置3
115における通信相手情報取得処理において、ステッ
プ602で得る通信相手情報は図15に示す様な構造と
なっている。本実施形態で得られる通信相手情報140
0は、前記の内で処理装置ID1401と処理装置制御
パラメタ1402である。なおここでは処理装置ID1
401は決算処理装置3118のID“決算処理装置
I”であり、処理装置制御パラメタ1402は処理装置
制御パラメタ3302の1番目のパラメタであるものと
する。
【0166】図36は本実施形態の通信相手情報取得処
理の変更点を示すPAD図である。本実施形態のディレ
クトリ情報管理装置3115とディレクトリ情報管理装
置3108によるステップ608〜ステップ610の処
理では、図36のPAD図に示す処理が行われる。
【0167】ステップ3600でディレクトリ情報管理
装置3115は処理要求が他のディレクトリ情報管理装
置からのものであるか否かを判定する。ここでは、当該
処理要求がディレクトリ情報管理装置3108からのも
のであるのでステップ3601に進み、前記取得した通
信相手情報1400を要求元ディレクトリ情報管理装置
3108に返す。
【0168】通信相手情報1400を受け取ったディレ
クトリ情報管理装置3108は、ステップ3600で同
様に当該処理要求が他のディレクトリ情報管理装置から
のものであるか否かを判定する。ここで当該処理要求は
衣服販売処理装置3109からのものであり、すなわち
他のディレクトリ情報管理装置からのものではないの
で、ステップ3603で通信相手情報1400に処理装
置制御パラメタ3302が含まれているか否かを判定す
る。
【0169】ここでは通信相手情報1400に処理装置
制御パラメタ3302が含まれているので、ステップ3
603においてディレクトリ情報管理処理部307は処
理装置制御パラメタ3302に適切な値を代入し、ディ
レクトリ転送メッセージ3400を作成して、送信先情
報処理装置の存在するドメインのディレクトリ情報管理
装置3115に送信する。ここで適切な値とは、本実施
形態ではドメイン名“流通ドメイン”と処理装置バージ
ョン“1.36”(決算処理装置3118との初回の通
信であるので、デフォルト値をそのまま使用)である。
【0170】またディレクトリ転送メッセージ3400
は図33に示す様な構造となっており、送信開始者ID
は最初にメッセージを送信したオブジェクトのID、最
終受信者IDは最終的にメッセージを受信するオブジェ
クトのIDを示している。
【0171】本実施形態では、ディレクトリ転送メッセ
ージヘッダ3401は、受信者IDがディレクトリ情報
管理装置3115のID“ディレクトリ情報管理装置II
I”、処理装置制御パラメタが処理装置制御パラメタ3
302、送信開始者IDが衣服販売処理装置3109の
ID“衣服販売処理装置II”、最終受信者IDが決算処
理装置3118のID“決算処理装置I”となってお
り、ディレクトリ転送メッセージ本文3402は、転送
メッセージ本文2800若しくは転送メッセージ本文3
500となっている。最後にステップ3604で通信相
手情報1400を要求元オブジェクトである衣服販売処
理装置3109に返す。
【0172】衣服販売処理装置3109によるメッセー
ジ転送処理の際には、基本的に図7のPAD図に示した
共通動作及びサービス制御における衣服販売処理装置2
401によるメッセージ転送処理の動作と同様の処理を
行う。
【0173】ステップ2200において受信者ID(こ
こでは決算処理装置3118のID“決算処理装置
I”)が分かっていない場合には、衣服販売処理装置3
109による通信相手情報取得処理でディレクトリ情報
管理装置3108により決算処理装置3118にメッセ
ージが送信されるので、衣服販売処理装置3109はデ
ィレクトリ情報管理装置3108から返された通信相手
情報1400を通信相手情報ストレージ404に格納
し、通信相手情報1400に基づく実行制御処理を行っ
て処理を終了する。
【0174】一方、受信者IDが分かっている場合に
は、通信相手情報1400を取り出して処理装置宛メッ
セージ(受信者IDがディレクトリ情報管理装置310
8であるディレクトリ転送メッセージ3400)を作成
し、ディレクトリ情報管理装置3108への送信、通信
相手情報1400に基づく実行制御処理を行って処理を
終了する。
【0175】通信相手情報1400には処理装置制御パ
ラメタ3302が含まれており、ドメイン名は空、処理
装置バージョンは以前の検索処理において得られた
“1.36”が入っている。衣服販売処理装置3109
が通信相手情報ストレージ404に保持している処理装
置バージョン値“1.36”は、衣服販売処理装置31
09がこのバージョンの情報処理装置と通信する限り、
衣服販売処理装置3109の実装を変更する必要がない
ことを示している。
【0176】図37は本実施形態のメッセージ転送処理
の手順を示すPAD図である。ディレクトリ情報管理装
置3108とディレクトリ情報管理装置3115による
メッセージ転送処理の際には、図37のPAD図に示す
様にステップ3700で送信者IDと送信開始者IDが
一致しているか否かを判定する。ここで送信者IDと送
信開始者IDが一致している場合には、ステップ370
1でディレクトリ転送メッセージヘッダ3401中の処
理装置制御パラメタ3302に代入すべきデータ(ここ
ではドメイン名“流通ドメイン”)を代入する。
【0177】次にステップ3702で受信者IDと最終
受信者IDが一致しているか否かを判定する。受信者I
Dと最終受信者IDが一致している場合には、ステップ
3703でディレクトリ情報管理処理部3119が処理
装置制御情報リポジトリ316から現在の情報処理装置
のバージョンを取り出す。情報処理装置で既にバージョ
ンアップが行われており、例えばバージョンが“4.9
2”となっている場合にはこれを取り出し、現在の情報
処理装置のバージョンとディレクトリ転送メッセージヘ
ッダ3401中の処理装置制御パラメタ3302にある
情報処理装置のバージョン(“1.36”)とが一致し
ているか否かを判定する。
【0178】情報処理装置のバージョンが一致していな
い場合には、ステップ3704でディレクトリ情報管理
処理部3119がメッセージ変換プラグイン3120を
用いてメッセージ変換を行う。本実施形態では、図27
の転送メッセージ本文2800を図34の転送メッセー
ジ本文3500の様にHTML形式に変換している。
【0179】最後にステップ3706で、ディレクトリ
転送メッセージ3400の受信者IDを次の送信先(デ
ィレクトリ情報管理装置3108の場合にはディレクト
リ情報管理装置3115のID“ディレクトリ情報管理
装置III”、ディレクトリ情報管理装置3115の場合
には決算処理装置3118のID“決算処理装置I”)
に書き換えてメッセージを送信する。
【0180】決算処理装置3118によるメッセージ受
信処理の際には、サービス制御における決算処理装置2
404によるメッセージ受信処理の動作と同様の処理を
行う。ステップ805における処理で決算処理装置31
18のオブジェクト固有処理部401は、商品購入処理
装置3106が流通ドメイン3100のオブジェクトで
あることを認識し、例えば指定された金額“¥5、80
0”をUSドルに変換してA銀行を通じて引き落とす等
の決算処理装置3118固有の処理を行う。
【0181】以上、本実施形態ではメッセージ変換がデ
ィレクトリ情報管理装置を経由する途中に行われたが、
衣服販売処理装置3109が決算処理装置3118に直
接メッセージを送信し、決算処理装置3118が自身の
属する電子商取引統合ドメイン3102内のディレクト
リ情報管理装置3115を通じて、メッセージ変換プラ
グイン3120に対してメッセージ変換を依頼するとい
う方法を取ることもできる。
【0182】以上の様に、ディレクトリ情報管理装置が
情報処理装置へのメッセージに要求される情報を管理し
てその加工を行うことにより、送信元の情報処理装置は
送信先の情報処理装置が要求する情報を意識せずにメッ
セージを送信することができる。また、メッセージの送
受信以外に、情報処理装置がメッセージの加工を要求す
るというトラフィックが発生するのを防ぐことができ
る。更に、同種のサービスを実行する複数の情報処理装
置がありうる時、送信元の情報処理装置のオブジェクト
を変更せずに個々の情報処理装置に対応したメッセージ
変換を行うことができる。この為、情報処理装置の仕様
変更やバージョンアップに対応することができる。
【0183】以上説明した様に本実施形態の分散システ
ム制御方法によれば、メッセージの送信を行う際にディ
レクトリ情報をディレクトリ情報管理装置から取得し、
そのディレクトリ情報に基づいてメッセージの送信を行
うので、オブジェクトに変更を加えることなく通信相手
や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、分散シス
テムを構成する情報処理装置を集中管理することが可能
である。
【0184】(実施形態5)以下にディレクトリ情報管
理装置のディレクトリ情報により、商品購入処理装置が
通信を行う衣服販売処理装置を変更する実施形態5の分
散システム制御方法について説明する。
【0185】図38は本実施形態の分散システムの概略
構成を示す図である。図38に示す様に本実施形態の分
散システムは、ディレクトリ情報管理装置3800、衣
服販売処理装置3801、衣服販売処理装置3802、
システム管理者用端末3803、商品購入処理装置38
04、衣服販売処理装置3805及びネットワーク38
06を有している。ネットワーク3806には、ディレ
クトリ情報管理装置3800、衣服販売処理装置380
1、衣服販売処理装置3802、システム管理者用端末
3803、商品購入処理装置3804及び衣服販売処理
装置3805が接続されている。
【0186】図39は本実施形態の分散システム制御処
理の手順を示すPAD図である。本実施形態の全体の処
理では、図2のPAD図におけるステップ200及びス
テップ201と同様のディレクトリ情報登録処理を行っ
た後、図39のPAD図に示す様にステップ3900で
ディレクトリ情報管理装置3800は、処理装置管理情
報リポジトリ317に登録されている商品購入処理装置
3804宛に、ディレクトリ送信メッセージ本文410
0を含んだメッセージを送信することにより、システム
環境が変化したことを通知する。
【0187】最後にステップ3901で商品購入処理装
置3804はディレクトリ情報管理装置3800からの
メッセージを受信し、ディレクトリ送信メッセージ本文
4100に基づく処理のみを行って処理を終了する。
【0188】以下、商品購入処理装置3804のディレ
クトリ情報登録処理と商品購入処理装置3804による
メッセージ受信処理について説明する。商品購入処理装
置3804のディレクトリ情報登録処理の際には、基本
的に図5のPAD図に示した共通動作と同様の処理を行
う。
【0189】図40は本実施形態の処理装置管理情報の
構成を示す図である。ステップ500におけるディレク
トリ情報は処理装置構成情報1100と処理装置管理情
報4000であり、処理装置管理情報4000は図40
に示す様な構造となっている。
【0190】エントリは処理装置ID4001をキーと
し、管理情報リスト4002を値とするペアデータであ
り、例えば1番目のエントリは処理装置ID4001が
“衣服購入処理装置”、管理情報リスト4002が“通
信相手:衣服販売処理装置II、衣服販売処理装置II
I、OS:A−OS Ver.1.01”、2番目のエ
ントリは処理装置ID4001が“食品購入処理装
置”、管理情報リスト4002が“CPU:B−CPU
300、通信プロトコル:Communicatio
nProtocol X”となっている。ここで、“衣
服販売処理装置II”は衣服販売処理装置3805のID
であり、“衣服販売処理装置III”は衣服販売処理装置
3801のIDである。
【0191】商品購入処理装置3804によるメッセー
ジ受信処理の際には、基本的に図8のPAD図に示した
共通動作と同様の処理を行う。
【0192】図41は本実施形態のディレクトリ送信メ
ッセージ本文の構成を示す図である。ステップ800に
おいて商品購入処理装置3804が受信するメッセージ
のオブジェクト固有メッセージ本文は、図41に示すデ
ィレクトリ送信メッセージ本文4100であり、ヘッダ
として送信者ID“ディレクトリ情報管理装置”、コン
テントには処理装置起動状態として“衣服販売処理装置
II”(衣服販売処理装置3805)が停止してしまい、
通信可能な代替処理装置として“衣服販売処理装置III
(クロスチェック、即時実行可能)、衣服販売処理装置
V(待機系、切り替え時間=10[min])”を使用
することを要求する旨と、衣料販売サービスの実行制御
モードをデバッグからリリースにすることを要求する旨
が記述されている。
【0193】ここで、代替処理装置として指定されてい
る“衣服販売処理装置III”(衣服販売処理装置380
1)と“衣服販売処理装置V”(衣服販売処理装置38
02)について説明する。衣服販売処理装置3801は
衣服販売処理装置3805と互いに処理のクロスチェッ
クを行う関係にあり、常に稼動しているので停止した衣
服販売処理装置3805の代わりに切り替え時間無しで
即時に使用することができることを意味している。衣服
販売処理装置3802は衣服販売処理装置3805と互
いに負荷分散をする関係にあり、停止した衣服販売処理
装置3805の代わりに衣服販売処理装置3802を1
0分の切り替え時間の後、使用できることを意味してい
る。
【0194】図42は本実施形態のメッセージ受信時実
行制御処理の手順を示すPAD図である。ステップ80
1のメッセージ受信時実行制御処理では、図42のPA
D図に示す様にステップ4200で、前記受信したメッ
セージがディレクトリ情報管理装置3800から送信さ
れたものか否かを判定する。
【0195】ここで、受信したメッセージがディレクト
リ情報管理装置3800から送信されたものであれば、
ステップ4201において受信メッセージ解析処理部4
07は、メッセージをそのまま実行制御処理部405に
渡す。
【0196】次にステップ4202で実行制御処理部4
05はディレクトリ送信メッセージ本文4100中のデ
ィレクトリ情報管理装置3800の指示を解析する。実
行制御処理部405は、解析した指示に基づいて通信相
手を即時通信可能な衣服販売処理装置3801に変更
し、実行モードをリリースに切り替える。そして、通信
相手情報ストレージ404を変更する為に、ディレクト
リ送信メッセージ本文4100中のサービス実行状態の
情報からサービス制御情報のエントリを作成し、これを
用いて通信相手情報1400を作成する。
【0197】最後にステップ4203において実行制御
処理部405は、作成した通信相手情報1400を受信
したメッセージに付加し、受信メッセージ解析処理部4
07に返す。
【0198】図43は本実施形態の通信相手情報格納処
理の手順を示すPAD図である。ステップ803の通信
相手情報格納処理では、図43のPAD図に示す様にス
テップ4300でディレクトリ情報管理装置3800か
らのメッセージであるか否かを判定し、ディレクトリ情
報管理装置3800からのメッセージであれば、ステッ
プ4301で通信相手情報格納処理部406は、メッセ
ージから通信相手情報を取り除き、通信相手情報ストレ
ージ404に格納する。
【0199】ステップ804からステップ807につい
て本実施形態での受信メッセージはディレクトリ情報管
理装置3800から通信管理処理部110への通知メッ
セージであって、オブジェクト固有処理部401には関
係無いので何も行わずに終了する。
【0200】以上の様に、ディレクトリ情報管理装置が
各情報処理装置を集中管理することにより、各情報処理
装置がシステム状態を把握し易くなり、またシステム状
態の変化に対する情報処理装置の対応は、全て通信管理
処理部により行われる為、オブジェクト固有処理の開発
者が個々に対応策をプログラミングする必要がなく、既
存のオブジェクトに変更を加える必要もなくなる。
【0201】以上説明した様に本実施形態の分散システ
ム制御方法によれば、メッセージの送信を行う際にディ
レクトリ情報をディレクトリ情報管理装置から取得し、
そのディレクトリ情報に基づいてメッセージの送信を行
うので、オブジェクトに変更を加えることなく通信相手
や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、分散シス
テムを構成する情報処理装置を集中管理することが可能
である。
【0202】
【発明の効果】本発明によればメッセージの送信を行う
際にディレクトリ情報をディレクトリ情報管理装置から
取得し、そのディレクトリ情報に基づいてメッセージの
送信を行うので、オブジェクトに変更を加えることなく
通信相手や通信内容及び実行方法の変更を動的に行い、
分散システムを構成する情報処理装置を集中管理するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の分散システムの概略構成を示す図
である。
【図2】実施形態1の分散システム制御方法の処理概要
を示す図である。
【図3】実施形態1のディレクトリ情報管理装置101
の概略構成を示す図である。
【図4】実施形態1の情報処理装置102及び情報処理
装置104のオブジェクトの概略構成を示す図である。
【図5】実施形態1のディレクトリ情報登録の手順を示
すPAD図である。
【図6】実施形態1の通信相手情報取得処理の手順を示
すPAD図である。
【図7】実施形態1のメッセージ送信処理の手順を示す
PAD図である。
【図8】実施形態1のメッセージ受信処理の手順を示す
PAD図である。
【図9】実施形態2の分散システムの概略構成を示す図
である。
【図10】実施形態2の分散システム制御処理の手順を
示すPAD図である。
【図11】実施形態2の処理装置構成情報の構造を示す
図である。
【図12】実施形態2のPub/Sub情報の構造を示
す図である。
【図13】実施形態2の処理装置検索処理の手順を示す
PAD図である。
【図14】実施形態2の検索条件の構造を示す図であ
る。
【図15】実施形態2の通信相手情報の構造を示す図で
ある。
【図16】実施形態2の固有メッセージ作成処理の手順
を示すPAD図である。
【図17】実施形態2の固有メッセージの構造を示す図
である。
【図18】実施形態2の通信相手情報追加処理の手順を
示すPAD図である。
【図19】実施形態2の処理装置宛メッセージの構造を
示す図である。
【図20】実施形態2の送信メッセージ本文の構造を示
す図である。
【図21】実施形態2のメッセージ送信時実行制御処理
の手順を示すPAD図である。
【図22】実施形態2のPublishメッセージの構
造を示す図である。
【図23】実施形態2の固有メッセージの構造を示す図
である。
【図24】実施形態3の分散システムの概略構成を示す
図である。
【図25】実施形態3の分散システム制御処理の手順を
示すPAD図である。
【図26】実施形態3のサービス制御情報の構造を示す
図である。
【図27】実施形態3の転送メッセージの構造を示す図
である。
【図28】実施形態3のメッセージ送信時実行制御処理
の手順を示すPAD図である。
【図29】実施形態3の通信相手情報格納処理の手順を
示すPAD図である。
【図30】実施形態3の固有メッセージの構造を示す図
である。
【図31】実施形態4の分散システムの概略構成を示す
図である。
【図32】実施形態4の分散システム制御処理の手順を
示すPAD図である。
【図33】実施形態4のディレクトリ転送メッセージの
構造を示す図である。
【図34】実施形態4の転送メッセージ本文の構造を示
す図である。
【図35】実施形態4の処理装置制御情報の構造を示す
図である。
【図36】実施形態4の通信相手情報取得処理の変更点
を示すPAD図である。
【図37】実施形態4のメッセージ転送処理の手順を示
すPAD図である。
【図38】実施形態5の分散システムの概略構成を示す
図である。
【図39】実施形態5の分散システム制御処理の手順を
示すPAD図である。
【図40】実施形態5の処理装置管理情報の構成を示す
図である。
【図41】実施形態5のディレクトリ送信メッセージ本
文の構成を示す図である。
【図42】実施形態5のメッセージ受信時実行制御処理
の手順を示すPAD図である。
【図43】実施形態5の通信相手情報格納処理の手順を
示すPAD図である。
【図44】従来の分散システムの概略構成を示す図であ
る。
【図45】従来の分散システム制御処理の手順を示す図
である。
【符号の説明】
100…ネットワーク、101…ディレクトリ情報管理
装置、102…情報処理装置、103…システム管理者
用端末、104…情報処理装置、107…ディレクトリ
情報リポジトリ、105…ディレクトリ処理部、108
…オブジェクト固有処理部、110…通信管理処理部、
111…オブジェクト固有処理部、300…バス、30
1…CPU、302…ディスプレイ、303…キーボー
ド、304…処理装置検索処理部、305…ディレクト
リ間通信処理部、306…ディレクトリ情報アクセス処
理部、307…ディレクトリ情報管理処理部、308…
処理装置構成情報アクセス処理部、309…Pub/S
ub情報アクセス処理部、310…サービス制御情報ア
クセス処理部、311…処理装置制御情報アクセス処理
部、312…処理装置管理情報アクセス処理部、313
…処理装置構成情報リポジトリ、314…Pub/Su
b情報リポジトリ、315…サービス制御情報リポジト
リ、316…処理装置制御情報リポジトリ、317…処
理装置管理情報リポジトリ、400…オブジェクト、4
01…オブジェクト固有処理部、402…メッセージ受
信管理処理部、403…メッセージ送信管理処理部、4
04…通信相手情報ストレージ、405…実行制御処理
部、406…通信相手情報格納処理部、407…受信メ
ッセージ解析処理部、408…メッセージ受信処理部、
409…通信相手情報取得処理部、410…通信相手情
報追加処理部、411…送信メッセージ解析処理部、4
12…メッセージ送信処理部、900…ディレクトリ情
報管理装置、901…衣服販売処理装置、902…シス
テム管理者用端末、903…商品購入処理装置、904
…メーカ別要求監視処理装置、905…製品種類別要求
監視処理装置、906…ネットワーク、1100…処理
装置構成情報、1101…サービス名、1102…処理
装置リスト、1200…Pub/Sub情報、1201
…サービス名、1202…Subscriberリス
ト、1300…検索条件、1301…サービス名、13
02…プロパティリスト、1400…通信相手情報、1
401…処理装置ID、1402…処理装置制御パラメ
タ、1403…サービス名、1404…制御パラメタリ
スト、1405…Subscriberリスト、150
0…固有メッセージ、1501…固有メッセージヘッ
ダ、1502…固有メッセージ本文、1600…処理装
置宛メッセージ、1601…処理装置宛メッセージヘッ
ダ、1602…処理装置宛メッセージ本文、1700…
送信メッセージ本文、1900…Publishメッセ
ージ、1901…Publishメッセージヘッダ、1
902…Publishメッセージ本文、1800…固
有メッセージ、1801…固有メッセージヘッダ、18
02…固有メッセージ本文、2400…ディレクトリ情
報管理装置、2401…衣服販売処理装置、2402…
システム管理者用端末、2403…商品購入処理装置、
2404…決算処理装置、2405…在庫管理処理装
置、2406…共通ログ処理装置、2407…ネットワ
ーク、2600…サービス制御情報、2601…サービ
ス名、2602…制御パラメタリスト、2800…転送
メッセージ本文、2700…固有メッセージ、2701
…固有メッセージヘッダ、2702…固有メッセージ本
文、3100…流通ドメイン、3101…販売促進ドメ
イン、3102…電子商取引統合ドメイン、3103…
ネットワーク、3104…ネットワーク、3105…シ
ステム管理者用端末、3106…商品購入処理装置、3
107…ネットワーク、3108…ディレクトリ情報管
理装置、3109…衣服販売処理装置、3110…製品
買い取り処理装置、3111…システム管理者用端末、
3112…ネットワーク、3113…食品販売処理装
置、3114…ディレクトリ情報管理装置、3115…
ディレクトリ情報管理装置、3116…ネットワーク、
3117…システム管理者用端末、3118…決算処理
装置、3119…ディレクトリ情報管理処理部、312
0…メッセージ変換プラグイン、3400…ディレクト
リ転送メッセージ、3401…ディレクトリ転送メッセ
ージヘッダ、3402…ディレクトリ転送メッセージ本
文、3500…転送メッセージ本文、3300…処理装
置制御情報、3301…処理装置ID、3302…処理
装置制御パラメタ、3800…ディレクトリ情報管理装
置、3801…衣服販売処理装置、3802…衣服販売
処理装置、3803…システム管理者用端末、3804
…商品購入処理装置、3805…衣服販売処理装置、3
806…ネットワーク、4000…処理装置管理情報、
4001…処理装置ID、4002…管理情報リスト、
4100…ディレクトリ送信メッセージ本文、4400
…ネットワーク、4401…ディレクトリ情報管理装
置、4402…情報処理装置、4403…システム管理
者用端末、4404…情報処理装置、4405…ディレ
クトリ処理部、4406…バス、4407…処理装置構
成情報リポジトリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 誠 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 鬼頭 昭 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B045 BB01 BB42 DD15 GG01 KK06 5B082 EA01 5B089 GA01 GA21 GB02 HA06 JA11 JB22 KA13 KB04 KC60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理装置が接続された分散シ
    ステムの動作を制御する分散システム制御方法におい
    て、 分散システムを構成する情報処理装置へのメッセージを
    作成するステップと、分散システムを構成する情報処理
    装置の動作を制御する為の管理情報であるディレクトリ
    情報の検索をディレクトリ情報管理装置に依頼するステ
    ップと、前記ディレクトリ情報を読み出して依頼元への
    送信をディレクトリ情報管理装置へ依頼するステップ
    と、前記作成したメッセージの送信処理をディレクトリ
    情報管理装置から送信された前記ディレクトリ情報に基
    づいて制御するステップとを有することを特徴とする分
    散システム制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ディレクトリ情報は特定のサービス
    が行われている情報処理装置間で送受信されるメッセー
    ジを受け取る他の情報処理装置を示すPub/Sub情
    報を含み、前記作成したメッセージを前記Pub/Su
    b情報に基づいて他の情報処理装置にも送信することを
    特徴とする請求項1に記載された分散システム制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ディレクトリ情報は特定のサービス
    に属する情報処理装置の動作モードを制御するサービス
    制御情報を含み、前記作成したメッセージを送信する際
    に前記サービス制御情報に基づいて当該サービスに属す
    る情報処理装置の動作モードを制御することを特徴とす
    る請求項1に記載された分散システム制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の情報処理装置が接続された分散シ
    ステムの動作を制御する為の情報を管理するディレクト
    リ情報管理装置において、 分散システムを構成する情報処理装置の動作を制御する
    為の管理情報であるディレクトリ情報を格納するディレ
    クトリ情報リポジトリと、情報処理装置から検索を依頼
    されたディレクトリ情報を前記ディレクトリ情報リポジ
    トリから読み出して依頼元の情報処理装置に送信するデ
    ィレクトリ処理部とを備えることを特徴とするディレク
    トリ情報管理装置。
  5. 【請求項5】 複数の情報処理装置が接続された分散シ
    ステムの動作を制御する為の情報を取得して動作する情
    報処理装置において、 分散システムを構成する情報処理装置へのメッセージを
    作成して通信管理処理部に渡すオブジェクト固有処理部
    と、分散システムを構成する情報処理装置の動作を制御
    する為の管理情報であるディレクトリ情報の検索をディ
    レクトリ情報管理装置に依頼し、前記作成したメッセー
    ジの送信処理をディレクトリ情報管理装置から送信され
    た前記ディレクトリ情報に基づいて制御する通信管理処
    理部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
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