JP2000267917A - データ処理装置及びそのプログラム記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置及びそのプログラム記憶媒体

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JP2000267917A
JP2000267917A JP11073012A JP7301299A JP2000267917A JP 2000267917 A JP2000267917 A JP 2000267917A JP 11073012 A JP11073012 A JP 11073012A JP 7301299 A JP7301299 A JP 7301299A JP 2000267917 A JP2000267917 A JP 2000267917A
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Ko Fukushima
航 福嶋
Koji Miura
幸司 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、データ処理装置及びそのプログラ
ム記憶媒体に関し、グループのメンバの循環の有無を容
易に判断することを目的とする。 【解決手段】 データ格納手段400はデータを格納す
る。グループ管理手段219は、アプリケーション10
0とデータ格納手段400との間に設けられ、データ格
納手段400に格納されたデータを1又は複数のグルー
プとして管理する。グループ管理手段219は、グルー
プの各々について他のグループとの関係を記述するグル
ープテーブル220を備える。グループ管理手段219
は、アプリケーション100からデータのグループとし
ての処理を指示された場合に、グループテーブル220
に基づいて、当該指示の可否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置及
びそのプログラム記憶媒体に関し、特に、1又は複数の
データからなる1又は複数のグループを管理するデータ
処理装置及びそのプログラム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等の発達により、ネット
ワークコンピューティング環境が著しく整備されてい
る。このような環境下では、アプリケーション(プログ
ラム)がインターネット等を利用して処理を行い、コン
ピュータ間において頻繁にデータ(プログラムを含む)
転送を行う。このようなアプリケーションの開発に当た
っては、マルチプラットフォーム上で動作することイン
ターネットで次々と採用される新しい通信媒体やプロト
コルに追従していくこと、分散環境において利用するア
プリケーションを自動的に配布/管理すること、回線負
荷軽減の手段を備えること、セキュリティを考慮して作
成することに留意しなければならない。
【0003】以上のようなネットワークコンピューティ
ングの環境下において動作するアプリケーションを容易
に開発できるようにするために、本願出願人は、先に、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物についてのデータをオブジェクトとして統一的に管
理するオブジェクト処理装置を提案した(特願平11−
46449号及び特願平11−46450号)。このオ
ブジェクト処理装置によれば、アプリケーションは、コ
ンテント、ユーザ及びノードについてのデータの操作
を、これらを区別することなく、オブジェクトの操作と
して統一インタフェースに従って指示するのみで行うこ
とができる。従って、アプリケーションはコンテント、
ノード及びユーザを意識する必要がないので、アプリケ
ーション開発者も煩雑な処理コードを記述する必要がな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このオブジェクト処理
装置によれば、同一種類の複数のオブジェクトからなる
グループを自由に構成し、当該グループをオブジェクト
として統一的に管理することが可能である。しかし、本
発明者の検討によれば、このように複数のオブジェクト
からなるグループをオブジェクトとして管理した場合
に、以下のような問題を生じる。
【0005】即ち、グループのメンバ(当該グループに
属するオブジェクト)として既存のグループを加える
(グループの階層化をする)場合、自己が既にメンバと
して含まれているグループを自己のメンバとして加えて
しまうことがあり得る。この場合、当該グループからメ
ンバを階層に沿って順に辿っていくと、再び当該グルー
プに戻ってしまう。即ち、グループのメンバの循環が生
じてしまう。グループのメンバの循環が生じると、例え
ば、ネットワークにおいてブロードキャストを行う場合
に、データの送出先ノードを辿っていくと再びデータの
送出元に行き着くことがある。この場合、ノード間のリ
ンクが無限に張られてしまう。また、ニュースカテゴリ
中にある記事を全て配信する場合、ニュースカテゴリ中
の記事を辿っていくと再び元のニュースカテゴリに行き
着くことがある。この場合、あるニュースカテゴリを配
信しようとすると、配信すべき記事が無制限に拡大して
しまう。従って、上記循環が生じることを防止する必要
がある。
【0006】そこで、グループのメンバの循環が生じる
か否かが調べられる。この循環の有無は、グループのメ
ンバを順に探索していくこと(再帰的探索)により、チ
ェックすることができる。しかし、この再帰的探索によ
れば、グループのメンバの数の増加に伴って、探索回数
が指数関数的に増加する。このため、処理時間が指数関
数的に増加する。また、探索中に現れた全てのメンバを
他の探索のために全て記憶しておく必要があるため、必
要なメモリ容量も指数関数的に増加する。
【0007】以上の問題は、上述の本願出願人の提案し
たオブジェクト処理装置に限らず、いずれのデータ処理
装置においても、グループの階層化をした(グループを
入れ子にした)場合に生じる問題である。
【0008】本発明は、グループのメンバの循環の有無
を容易に判断することができるデータ処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】また、グループのメンバの循環の有無を容
易に判断する処理を、コンピュータである当該データ処
理装置に実行させるプログラムを記憶したプログラム記
憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明のデータ処理装置を示す。データ処理
装置は、データ格納手段400とグループ管理手段21
9とからなる。データ格納手段400はデータを格納す
る。グループ管理手段219は、アプリケーション10
0とデータ格納手段400との間に設けられ、データ格
納手段400に格納されたデータを1又は複数のグルー
プとして管理する。このために、グループ管理手段21
9は、グループの各々について他のグループとの関係を
記述するグループテーブル220を備える。グループ管
理手段219は、アプリケーション100からデータの
グループとしての処理を指示された場合に、グループテ
ーブル220に基づいて、当該指示の可否を判定する。
【0011】本発明のデータ処理装置によれば、グルー
プ管理手段219により管理されているグループの各々
について、他のグループとの関係がグループテーブル2
20に記述される。これにより、グループの階層化をし
た場合でも、グループのメンバの循環が生じるか否か
を、グループテーブル220(該当するエントリ)を参
照することにより、判定することができる。即ち、上述
の循環の有無を非再帰的探索により、チェックすること
ができる。従って、グループのメンバを順に探索しなく
ても上記判定が可能なので、グループのメンバの数の増
加しても、探索回数が線形的にしか増加しない。このた
め、処理時間も線形的にしか増加せず、また、探索中に
現れた全てのメンバを記憶しておく必要もないのでメモ
リ容量もグループテーブル220の分を必要とするのみ
である。従って、本発明のデータ処理装置によれば、オ
ブジェクトのグループのメンバの循環の有無を容易に判
断することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】最初に、本発明を、本願出願人が
先に提案したオブジェクト処理装置に適用した例につい
て説明する。まず、本発明の適用されるオブジェクト処
理装置の概要について簡単に説明する。図2乃至図6は
オブジェクト処理装置構成図であり、本発明の適用され
るオブジェクト処理装置の構成を示す。
【0013】図2はオブジェクト処理装置構成図であ
り、本発明のオブジェクト処理装置を示す。オブジェク
ト処理装置は、複数のデータ格納手段400(400A
乃至400N)と、オブジェクトアクセス管理手段35
0とからなる。グループ管理手段219はオブジェクト
アクセス管理手段350(又は、オブジェクトサービス
処理部203)からなる。複数のデータ格納手段400
は、少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操
作対象物についてのデータを各々が異なる形態で格納す
る。オブジェクトアクセス管理手段350は、アプリケ
ーション100と複数のデータ格納手段400との間に
設けられ、複数のデータ格納手段400に格納された少
なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象
物についてのデータをオブジェクトとして統一的に管理
する手段である。アプリケーション100は、コンテン
ト(又はコンテンツ)、ユーザ及びノードについてのデ
ータの操作をオブジェクトの操作として指示する。オブ
ジェクトアクセス管理手段350は、更に、オブジェク
トサービス処理部203と、複数のデータ格納手段40
0の各々に対応して設けられた複数のデータ格納手段管
理手段301(301A乃至301N)とからなる。オ
ブジェクトサービス処理部203は、アプリケーション
100からの指示をオブジェクトの操作についての指示
として上位統一インタフェース150に従って受け付
け、受け付けたオブジェクトの操作についての指示を当
該操作を行うべきデータ格納手段管理手段301に下位
統一インタフェース250に従って渡す。データ格納手
段管理手段301は、オブジェクトサービス処理部20
3から渡された受け付けたオブジェクトの操作について
の指示を当該データの操作についての指示に変換し、こ
れに基づいて対応するデータ格納手段400に格納され
た少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作
対象物についてのデータを操作する。
【0014】このオブジェクト処理装置によれば、アプ
リケーション100からのオブジェクトの操作について
の指示は、統一インタフェース150及び250に従っ
て当該操作を行うべきデータ格納手段管理手段301に
渡され、そこで当該データの操作についての指示に変換
され実行される。従って、アプリケーション100は、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物についてのデータの操作を指示する場合、これらを
区別することなく、オブジェクトの操作として指示すれ
ば良い。従って、アプリケーション100は、コンテン
ト、ノード及びユーザを意識する必要がない。即ち、少
なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象
物を利用する場合に、その表現形式及び管理形式を意識
する必要もなく、当該コンテント等を管理するデータ格
納手段管理手段301のプロトコルに従ってアクセスす
る必要もない。このため、アプリケーション開発者も煩
雑な処理コードを記述する必要がない。従って、アプリ
ケーション100は、RDB、ファイル、ディレクト
リ、独自のフォーマットのファイルやデータベース等の
データ格納手段400を、コンテントの表現形式、管理
形式、アクセス方式、プロトコル等を意識することなく
一元的に取り扱うことができる。従って、新しいデータ
の表現形式、管理形式、アクセス方式、プロトコル等が
開発された場合でも、アプリケーション100の処理コ
ードを書き換ええなくても、容易に対応できる。
【0015】図3は本発明のオブジェクト処理装置の構
成を示す。オブジェクト処理装置は、その上位レイアか
ら、フレームワークレイア200、機能実装レイア30
0、データ格納手段400等の物理レイアからなる。フ
レームワークレイア200と機能実装レイア300とで
オブジェクトアクセス管理手段350を構成する。フレ
ームワークレイア200はアプリケーション100に本
発明のオブジェクト処理装置の機能をフレームワークと
して提供するための共通サービス処理部201を備え
る。機能実装レイア300はオブジェクト処理装置がア
プリケーション100に提供する種々の機能(管理処理
部)を備える(実装する)。例えば、セキュア通信管理
処理部303、マルチキャスト管理処理部302、デー
タ格納手段管理手段301であるリポジトリ管理処理部
301等である。
【0016】上位統一インタフェース150はアプリケ
ーション100と共通サービス処理部201との間のイ
ンタフェース(API)であり、下位統一インタフェー
ス250は共通サービス処理部201とリポジトリ管理
処理部301との間のインタフェース(API)であ
る。即ち、リポジトリインタフェースである。統一イン
タフェース150は、アプリケーション100が少なく
ともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物に
ついてのデータの操作をオブジェクトの操作として指示
するためのものであり、共通サービス処理部201又は
オブジェクトサービス処理部203がアプリケーション
100からの指示をオブジェクトの操作についての指示
として受け付けるためのものである。統一インタフェー
ス250は共通サービス処理部201又はオブジェクト
サービス処理部203が受け付けたオブジェクトの操作
についての指示を当該操作を行うべきデータ格納手段管
理手段301に渡すためのものである。アプリケーショ
ン100は、当該種々の機能を利用する場合、共通サー
ビス処理部201との間で統一インタフェース150に
従って、オブジェクトの操作の指示を行うのみであり、
機能実装レイア300を意識することはない。
【0017】本発明のオブジェクト処理装置では、図7
を参照して後述するベースオブジェクトクラスに定義で
きる対象、即ち、コンテント、ユーザ、クライアント等
をオブジェクトと呼ぶ。何をオブジェクトとして定義す
るかは、アプリケーション100の自由である。従っ
て、コンテント等以外のものでもオブジェクトとして定
義できる。オブジェクトの操作とは、オブジェクトに何
らかの変更を加えることを言う。例えば、後述する作
成、登録、更新、取得、削除、検索、一覧等の処理であ
る。
【0018】更に、本発明のオブジェクト処理装置で
は、コンテント、ユーザ、クライアント自体をオブジェ
クトとして管理するのではなく、実際には、コンテン
ト、ユーザ、クライアントの管理情報をオブジェクトと
して管理する。これにより、コンテント、ユーザ、クラ
イアントをオブジェクトとして一元的に管理すると共
に、これらの管理情報を用いてオブジェクトの操作を変
換する。これにより、アプリケーション100は仮想的
に統一されたオブジェクトにより命令を記述でき、一
方、オブジェクトの操作を実際のデータの処理に変換で
きる。
【0019】図4は主としてフレームワークレイア20
0の構成の概要について示す。フレームワークレイア2
00又は共通サービス処理部201は、アプリケーショ
ン100にとって必要な共通の機能を、統一インタフェ
ース150で提供する。
【0020】データやプログラムを集配信するアプリケ
ーション100には大きく3つのタイプがある。第1
に、情報のブロードキャストを行うアプリケーション1
00は、ニュースやアナウンスなどの情報を配信し、ま
た、視聴者の視聴率情報などを集計する。第2に、拠点
支援を行うアプリケーション100は、拠点(支店や関
係会社など)へ業務情報や業務アプリケーション100
を配信し、また、拠点からは業務データ(売り上げデー
タなど)を集計する。第3に、業務システム間の連携を
行うアプリケーション100は、ネットワークで接続さ
れた業務システム間でデータのやり取りを行う。多くの
システムにおいてはデータはデータベースで管理され
る。共通サービス処理部201は、このようなアプリケ
ーション100にとって必要な共通の機能を、統一イン
タフェース150であるAPIで提供する。即ち、共通
サービス処理部201は、このようなアプリケーション
100に共通して必要な機能である、業務データなどの
コンテント(集配信対象)の管理、ユーザ(集配信先)
の管理、クライアント(集配信先)の管理、及び、セキ
ュリティを確保したネットワーク経由でのコンテントの
集配信を、統一インタフェース150の下で行う。
【0021】共通サービス処理部201がアプリケーシ
ョン100に提供するフレームワークは、以下の6つの
サービス処理部により与えられる。
【0022】オブジェクトサービス処理部203は、オ
ブジェクト処理装置で集配信する対象であるコンテント
および集配信先であるクライアント・ユーザなどを管理
する。このオブジェクト処理装置では、コンテントはR
DB、ファイル、ディレクトリ等の種々のデータ格納手
段400に存在する。本発明のオブジェクト処理装置で
はこれらの種々のデータ格納手段400をリポジトリ4
00と呼ぶ。従って、データ格納手段管理手段301は
リポジトリ管理処理部301と呼ぶ。オブジェクトサー
ビス処理部203は、アプリケーション100からの依
頼を受けて、リポジトリ400に存在するデータを操作
する。従って、オブジェクトサービス処理部203はリ
ポジトリ管理部301の上位層である。これにより、ア
プリケーション100が、リポジトリ400の種別(R
DB、ファイル、ディレクトリなど)や管理方法(オブ
ジェクトの永続保存なのか、他のリポジトリのマッピン
グなのか)を意識する必要はなく、アプリケーション開
発者がアプリケーション作成に専念できる。
【0023】オブジェクトサービス処理部203では、
図7を参照して後述するように、リポジトリ400への
保存が可能なベースオブジェクトクラスを定義し、これ
を操作対象とする。これにより、オブジェクトサービス
処理部203はアプリケーション100に対して統一イ
ンタフェース150としてのAPIを提供する。従っ
て、アプリケーション100は、ベースオブジェクトク
ラスを拡張することにより、アプリケーション100に
適したデータ構造を表現することができる。
【0024】同様に、オブジェクトサービス処理部20
3では、図9を参照して後述するように、グループテー
ブル220を用いて、1又は複数のオブジェクトからな
るグループ(グループオブジェクト)、又は、複数のグ
ループからなるグループ(グループオブジェクト)を定
義し、これを操作対象とする。これにより、オブジェク
トサービス処理部203は、グループの操作について
も、アプリケーション100に対して統一インタフェー
ス150としてのAPIを提供する。従って、アプリケ
ーション100は、グループを定義することにより、ア
プリケーション100に適したグループの操作を行うこ
とができる。
【0025】転送サービス処理部204は、以上のよう
に定義されたオブジェクト(グループオブジェクトを含
む)をネットワーク経由で集配信する。転送サービス処
理部204は集配信という観点から統一インタフェース
150であるAPIを提供する。アプリケーション10
0は統一インタフェース150を介して転送サービス処
理部204にオブジェクトを渡すだけで、そのオブジェ
クトの転送が実現できる。これにより、アプリケーショ
ン100は、実際の通信に使用する通信プロトコルや通
信の処理ロジックを意識する必要が無い。また、管理さ
れているオブジェクトとの親和性が高いため、煩雑な処
理コ−ドを記述する必要も無い。
【0026】転送サービス処理部204は、図示しない
が、統一インタフェース150を提供する転送マネージ
ャと、通信プロトコルを制御する通信プロトコルハンド
ラとからなる。これらは、実際の通信処理を行うセキュ
ア通信管理処理部303およびマルチキャスト管理処理
部302の上位層である。セキュア通信管理処理部30
3およびマルチキャスト管理処理部302は、物理層で
ある通信手段500を介して他のアプリケーション60
0との間での通信を行う。このような階層構成により、
新規の通信プロトコルの追加にも柔軟に対応できる。
【0027】オブジェクトサービス処理部203及び転
送サービス処理部204により、差分管理及び差分転送
機能208、配布管理機能209が実現される。差分管
理及び差分転送機能208は、アプリケーション100
からのオブジェクトサービス処理部203に対する指示
により、自己のリポジトリ400に格納されたコンテン
トが更新された場合、更新前のコンテントと更新後のコ
ンテントとの差分についての情報(差分情報)を作成
し、これを予め定められた他のノード、クライアントに
転送する。配布管理機能209は、アプリケーション1
00からのオブジェクトサービス処理部203に対する
指示により、自己のリポジトリ400に格納されたコン
テントが他のノード、クライアントに配布された場合、
その配布についての情報(配布情報)を作成し、管理す
る。これは、コンテントグループ、ノードグループ、ク
ライアントグループについても同様である。
【0028】以上の他に、図4に示すように、イベント
サービス処理部205、監視サービス処理部206、コ
マンドサービス処理部207及び管理サービス処理部2
02が設けられる。
【0029】アプリケーション100は、オブジェクト
サービス処理部203等を利用することにより、情報の
転送形式(ネットワークプロトコル等)や情報の格納形
式(データベース種別等)を意識することなく、コンテ
ント、クライアント、ユーザなどの管理、コンテント、
メッセージ、ファイルの集配信、及び、イベント、スケ
ジュールの制御を、統一インタフェース150で利用で
きる。また、アプリケーション100の開発者は、共通
サービス処理部201を利用してアプリケーション10
0を開発することにより、統一インタフェース150に
沿ってプログラムコ−ドを記述するだけで、マルチコン
テントの集配信機能を持つアプリケーション100を作
成することができる。即ち、アプリケーション100の
開発者は、プリミティブレベルでの操作を意識すること
なく、アプリケーション100本来のソリューション
(ビジネスロジック)の開発に専念することができる。
【0030】図5は主として機能実装レイア300の構
成の概要について示す。
【0031】リポジトリ管理部301は、オブジェクト
を永続的に管理し、オブジェクトの検索・更新・取り出
しを行う。また、リポジトリ管理部301では、各種の
コンテントや接続するクライアントなどの管理情報をオ
ブジェクトとして管理する。リポジトリ管理部301
は、オブジェクトサービス処理部203に対して、リポ
ジトリ400の種類(格納庫の種類)を意識させない統
一インタフェース250を提供する。
【0032】リポジトリ管理部301でサポートするリ
ポジトリ400の種類は、独自ファイル・RDB・ディ
レクトリなど多岐に渡る。リポジトリ管理部301に対
するアクセスでは、アプリケーション100がリポジト
リ400の種別を意識することなく、同一の手順でアク
セスできる統一インタフェース250を提供する。即
ち、リポジトリ管理部301は、図示しないが、アプリ
ケーション100又はオブジェクトサービス処理部20
3が利用する共通のAPIと、リポジトリ400の各々
に対応するアダプタとからなる。リポジトリ400の切
り替えは、リポジトリ管理部301のAPIからリポジ
トリ400の種類を指定することにより、ダイナミック
に変更することができる。
【0033】リポジトリ管理部301は、オブジェクト
を永続的に管理するために、クラス定義情報及びフィー
ルド定義情報を保持し、また、継承関係、参照関係、及
びデータ管理の情報を保持する。これにより、リポジト
リ管理部301は、複雑なオブジェクトの検索、復元を
高速に処理する。また、リポジトリ管理部301は、リ
ポジトリ400がRDBやディレクトリである場合に
は、クラス・フィールドと各リポジトリ400とのマッ
ピング情報の管理により、円滑にオブジェクトの授受を
行う。
【0034】マルチキャスト通信管理処理部302はマ
ルチキャストを利用して多数のクライアントへのコンテ
ントの一斉配信を行う。マルチキャストを利用した通信
では、サーバはパケットを一つしか送信しなくて良い。
データは次々と複製されグループ内のクライアント全体
にデータが配信される。例えば天気予報などのコンテン
トを配信するサーバ(配信元)であるアプリケーション
100はクライアント(配信先)に指定時間に一斉にコ
ンテントを配信し、全てのクライアントがほぼ同時にコ
ンテントを受信することが可能である。また、マルチキ
ャスト通信管理処理部302は通信基盤に通信衛星を利
用したマルチキャスト通信にも対応している。
【0035】これにより、マルチキャスト通信管理処理
部302は、回線負荷の軽減、サーバ負荷の軽減、及
び、同報性の確保を実現することができる。即ち、従来
のInternet Protocol(IP)通信(ユニキャスト)を使
った一般的なコンテント配信では、サーバはクライアン
トに対してポイント・ツー・ポイントでそれぞれにデー
タを転送するので、クライアントの台数を増やした時に
はネットワーク上に流れるパケットが増加する。これに
より、回線負荷、配信時間、回線使用料金が増加する。
また、一斉配信での同報性が期待できず、クライアント
間で時間差が生じる。マルチキャスト通信によれば、こ
のような不都合を防止できる。
【0036】各種の通信管理部305はIP通信(ユニ
キャスト)によるクライアントへのコンテントの配信を
行う。各種の通信管理部305は種々のプログラムをサ
ポートする。即ち、HTTP(及びHTTPS)、FT
P、SMTP、SSL、Socks等である。
【0037】図6はオブジェクト処理装置説明図であ
り、オブジェクト処理装置の構成を示す。
【0038】アプリケーション100は、少なくともコ
ンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物について
のデータの操作をオブジェクトの操作として指示する。
この時、アプリケーション100は、オブジェクトサー
ビス処理部203の統一インタフェース150のみを意
識する。従って、リポジトリ400についての意識はな
い。
【0039】複数のリポジトリ(データ格納手段)40
0は、少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む
操作対象物についてのデータを各々が異なる形態で格納
する。複数のリポジトリ400は、図6に示すように、
例えば、RDB(400A)、ファイル(400B)、
ディレクトリ(400C)、その他の例えば、独自のデ
ータベース(400D)からなる。これらは、全てデー
タのアクセス手段、管理手段、格納形式等が異なる。な
お、必要に応じて、A乃至Dの符号を付けて区別する。
【0040】オブジェクトアクセス管理手段350は、
アプリケーション100と複数のリポジトリ400との
間に設けられ、複数のリポジトリ400に格納された少
なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象
物についてのデータをオブジェクトとして統一的に管理
する。このために、オブジェクトアクセス管理手段35
0は、オブジェクトサービス処理部203と複数のリポ
ジトリ400の各々に対応して設けられた複数のリポジ
トリ管理部(データ格納手段管理手段)301とからな
る。リポジトリ管理部301A、B、C及びDは、各
々、RDB管理部、ファイル管理部、ディレクトリ管理
部、独自のデータベース管理部である。
【0041】オブジェクトサービス処理部203は、ア
プリケーション100からのオブジェクトの操作につい
ての指示を統一インタフェース150に従って受け付
け、当該操作を行うべきリポジトリ管理部301を選択
して、これに受け付けたオブジェクトの操作についての
指示を統一インタフェース250に従って渡す。このた
めに、オブジェクトサービス処理部203はオブジェク
トと複数のリポジトリ管理部301との対応を記述した
第1テーブル(リポジトリテーブル)210を備える。
オブジェクトサービス処理部203は、リポジトリテー
ブル210を参照して、受け付けたオブジェクトの操作
についての指示を渡すべきリポジトリ管理部301を求
める(選択する)。このために、リポジトリテーブル2
10は、図10を参照して後述するように、オブジェク
ト型毎に、対応するデータ格納手段400の種別とリポ
ジトリ管理部301とを記述してなる。オブジェクト型
と複数のリポジトリ管理部301との対応は、当該オブ
ジェクト型をリポジトリテーブル210に登録したアプ
リケーション100が、当該対応をリポジトリテーブル
210に記述することにより定める。
【0042】リポジトリ管理部301は、オブジェクト
サービス処理部203から渡された受け付けたオブジェ
クトの操作についての指示を、当該データの操作につい
ての指示に変換し、これに基づいて、対応するリポジト
リ400に格納された少なくともコンテント、ユーザ又
はノードを含む操作対象物についてのデータを操作す
る。このために、複数のリポジトリ管理部301(30
1A乃至301D)は、各々、オブジェクトと対応する
リポジトリ400の格納する少なくともコンテント、ユ
ーザ又はノードを含む操作対象物についてのデータとの
関係を記述した第2テーブル(マップテーブル)306
(306A乃至306D)を備える。リポジトリ管理部
301は、自己の持つ第2テーブルを参照して、受け付
けたオブジェクトの操作についての指示を当該データの
操作についての指示に変換する。このために、第2テー
ブルは、図11を参照して後述するように、オブジェク
ト型及びこれに対応するデータ毎に、これらの間におけ
る相互の変換規則を記述してなる。オブジェクトの操作
についての指示を当該データの操作についての指示に変
換するための変換規則は、当該オブジェクト型及びこれ
に対応するデータを第2テーブルに登録したアプリケー
ション100が、当該変換規則を第2テーブルに記述す
ることにより定める。また、当該アプリケーション10
0は、変換規則において、当該オブジェクト型に対応す
るデータのフォーマットを記述する。
【0043】図7はオブジェクト説明図であり、オブジ
ェクトの種類及び階層の一例を示す。即ち、アプリケー
ション100が登録しオブジェクトサービス処理部20
3が管理するオブジェクトの一例であり、オブジェクト
の種類(何をオブジェクトとして登録するか)及び階層
(当該オブジェクトをどこに位置付けるか)は登録する
アプリケーション100が、オブジェクトサービス処理
部203の提供するベースオブジェクトクラス、ベクタ
ークラス、ディクショナリクラスを利用して、自由に定
める。
【0044】図7において、ベースオブジェクトクラス
は、コンテント、ユーザ、クライアント(ノード)の3
種類のグループと、ベクタークラスと、ディレクトリク
ラスとからなる。コンテントはデータやプログラム等の
処理の対象、即ち、情報である。コンテントは、更に、
ニュースサービスにおける(新聞)記事、業務を行うク
ライアントにおける業務データ、プログラムからなる。
ノードはコンテントの処理を行う装置(コンピュータ)
である。ユーザはノードへの指示によりコンテント及び
ノードを利用する人間である。ベクタークラスは、Ja
va言語における配列用のクラスであり、鬼女の集合で
あるチャネルと、会社組織等の集合単位を表す組織と、
ユーザ、クライアント、コンテント等の集合を表すグル
ープ等とからなる。ディクショナリクラスは、アプリケ
ーション100の利用するコンテント所有者及びコンテ
ント配布管理と、これらの上位のコンテント所有者とコ
ンテント配布管理の関係とからなる。
【0045】図8はオブジェクト説明図であり、オブジ
ェクトの概念の他の一例を示す。オブジェクトサービス
処理部203の管理するオブジェクトの内、コンテン
ト、ユーザ又はノードを含む操作対象物の3種類の間の
関係を示す。コンテントとノードとの間の関係は、どの
ノードが当該コンテントを配布し、又は、配布されるか
を示す「配布情報」により表される。ノードとユーザと
の間の関係は、どのユーザがどのノードを使用するかを
示す「ノードの使用者情報」により表される。ユーザと
コンテントとの間の関係は、どのコンテントにどのユー
ザが関係することを許されるかを示す「コンテントの関
係者情報」により表される。このようなオブジェクトの
間の関係についての情報も、更にオブジェクトとして、
図7に示すベースオブジェクトクラスに追加することが
できる。この場合、オブジェクトアクセス管理手段35
0はコンテントの所有者情報、ノードの使用者情報及び
コンテントの配布情報をオブジェクトとして管理する。
【0046】図9はグループ化説明図であり、本発明に
よるグループ化処理及びメンバの循環防止処理の対象で
あるグループの概念を示す。オブジェクトサービス処理
部203は、アプリケーション100の指示により、オ
ブジェクトを任意の単位でグループ化して、当該グルー
プを(大きな)1個のオブジェクトとして統一的に管理
する。グループ化は、図9に示すように、コンテント
毎、ユーザ毎、ノード毎に行われる。従って、図9に示
す以外に、ユーザのグループ、ノードのグループ等が存
在する。コンテントとユーザ、ユーザとノード等のよう
に異なるオブジェクト間においてはグループ化すること
はできない。コンテントのグループ化において、図9に
示すように、あるグループAは下位のグループBを含む
ことができる。あるコンテントC3は異なる2個のグル
ープA及びCに含まれることができる。ユーザのグルー
プ、ノードのグループにおいても同様である。(上位
の)グループから見て、当該グループに含まれるオブジ
ェクト又はその(下位の)グループは、当該グループの
メンバである。
【0047】グループ化は、当該コンテントを登録した
アプリケーション100がオブジェクトサービス処理部
203に指示して決定する。例えば、コンテントC3を
登録したアプリケーション100が既存のグループBと
まとめたい場合に、グループ化の対象であるグループ
B、新たなグループ名Aと共に、コンテントC3につい
てのグループ化を指示する。グループ名はユニークなも
のとされる。コンテントC4及びC5とも同様にしてグ
ループ化を行う。この場合、オブジェクトアクセス管理
手段350は、複数のコンテントからなるコンテントグ
ループ、複数のユーザからなるユーザグループ及び複数
のノードからなるノードグループについてのデータをオ
ブジェクトとして統一的に管理する。
【0048】また、グループ化に際して、オブジェクト
サービス処理部203によりグループのメンバの循環が
自動的に防止される。即ち、メンバの循環を生じるよう
なグループ化は許容されない。このために、オブジェク
トサービス処理部203は、グループテーブル220を
備え、アプリケーション100からオブジェクトである
グループが操作される都度に、これを用いて当該循環の
有無をチェックし、当該操作の取り扱いを決定する。
【0049】これにより、少なくともコンテント、ユー
ザ又はノードを含む操作対象物を、個々のレベルのみで
はなく、任意の単位でグループ化して1個のオブジェク
トとして統一的に管理することができる。例えば、ある
グループ(の複数のコンテント)及び/又は1個のコン
テントを、あるグループ(の複数のユーザ)及び/又は
一人のユーザ、又は、あるグループ(の複数のノード)
及び/又は1個のノードに配信することを、オブジェク
トの操作により行うことができる。
【0050】なお、以上のグループ化処理及びメンバの
循環防止処理については、図13乃至図21を参照して
後述する。
【0051】以上から判るように、アプリケーション1
00はオブジェクトを登録することにより、何をオブジ
ェクトとするかを、即ち、操作対象データの定義を自由
に定めることができる。図7の定義は、その一例であ
る。従って、例えば、図7において、「集合」の下位の
「グループ」の下位に、更に、図9に示す「ユーザグル
ープ」「クライアントグループ」「コンテントグルー
プ」を付加することも自由である。
【0052】また、本発明におけるオブジェクトは、全
て少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作
対象物、オブジェクト間の関係、オブジェクトのグルー
プ、及びその他オブジェクトとして定義された事項につ
いての管理情報である。アプリケーション100はオブ
ジェクトの操作をその管理情報の操作を指示することに
より行う。この指示は統一インタフェース150による
ので、アプリケーション100はこれ以外を意識するこ
とはない。オブジェクトの実態であるデータはリポジト
リ400に存在する。アプリケーション100からの管
理情報の操作は、統一インタフェース250により、当
該操作を行うべきリポジトリ管理部301に渡される。
リポジトリ管理部301は、その実態であるデータを操
作するために、管理情報の操作をデータの操作に変換し
て、当該操作を実行する。
【0053】図10はリポジトリテーブル説明図であ
り、オブジェクトサービス処理部203の備えるリポジ
トリテーブル210の構成を示す。リポジトリテーブル
210は、オブジェクトとそれに対応するリポジトリ4
00とを管理する。具体的には、リポジトリテーブル2
10は、図10に示すように、オブジェクト(名)毎
に、対応する(当該オブジェクトの実態であるデータを
格納する)リポジトリ400の種別と、その対応する
(リポジトリ)管理部(名)とを格納する。リポジトリ
管理部301はオブジェクトのインスタンスである。
【0054】オブジェクトサービス処理部203は、ア
プリケーション100からオブジェクトの操作を与えら
れると、当該オブジェクトを用いてリポジトリテーブル
210を参照し、当該オブジェクトのリポジトリ400
の種別及びそのリポジトリ管理部301とを知る。これ
に基づいて、オブジェクトサービス処理部203は、複
数のリポジトリ管理部301の中から当該リポジトリ管
理部301を自動的に選択して、オブジェクトの操作を
依頼する。
【0055】図11はマップテーブル説明図であり、各
々のリポジトリ管理部301の備えるマップテーブル3
06の構成を示す。マップテーブル306は、当該リポ
ジトリ管理部301の管理する種々の形式のデータと、
オブジェクトサービス処理部203から与えられるオブ
ジェクトとの間の対応関係(マッピング)を管理する。
具体的には、マップテーブル306は、図11に示すよ
うに、データ格納部307と、オブジェクト格納部30
9とこれらの間に設けられるマップ方法格納部308と
からなる。データ格納部307は当該リポジトリ管理部
301の管理する種々の形式のデータを格納する。即
ち、データ(名)毎にその全ての属性を格納する。オブ
ジェクト格納部309はオブジェクトサービス処理部2
03から与えられるオブジェクトを格納する。即ち、オ
ブジェクト(名)毎にその全ての属性を格納する。マッ
プ方法格納部308は当該属性のデータ及びオブジェク
トが各々どのような形態で格納されているか(表現形
式)を示す情報を格納する。
【0056】図11に示すマップテーブルにおいて、デ
ータ名「person」の属性「description 」が定義されて
いるのに対して、オブジェクトの側に対応する定義及び
マップ方法が存在しない。属性「description 」は、例
えば、当該「person」である利用者についての備考的な
記事であり、アプリケーション100が他に公開したく
ない(アクセスを許さない)場合にこのようにされる。
他のアプリケーション600は、オブジェクト側のマッ
プ方法が存在しないので、変換できず、アクセスできな
い。また、オブジェクト名「content 」の属性「Date c
reate 」が定義されているのに対して、データの側に対
応する定義及びマップ方法が存在しない。属性「Date c
reate 」は、例えば、当該オブジェクトを作成した日付
であり、特にデータとしては保存の必要がない場合にこ
のようにされる。他のアプリケーション600は、デー
タ側のマップ方法が存在しないので、特にこれを定義す
る必要はない。
【0057】当該リポジトリ管理部301は、オブジェ
クトサービス処理部203からオブジェクトとその操作
を与えられると、当該オブジェクトのオブジェクト型を
用いてリポジトリテーブルを参照し、当該オブジェクト
の属性毎にマップ方法を知る。これに基づいて、当該リ
ポジトリ管理部301は、当該オブジェクトを操作す
る。即ち、オブジェクトサービス処理部203は、アプ
リケーション100からの要求に応じて、オブジェクト
型の「登録(add )」、及び各オブジェクトの「更新
(up to date)」「取得(get )」「追加(insert)」
「削除(delete)」「検索(search)」「一覧(lis
t)」の処理を行う。
【0058】「登録」は、あるリポジトリ400に作成
したデータを、オブジェクト型としてオブジェクトアク
セス管理手段350又はオブジェクトサービス処理部2
03に登録する操作である。これにより、オブジェクト
としての操作が可能となる。この登録のために、オブジ
ェクトアクセス管理手段350等は、統一インタフェー
ス150の一部として、登録用のインタフェース(例え
ば、登録用の画面)を用意する。アプリケーション10
0はこのインタフェースに従って所定の内容を入力する
のみで、オブジェクトを容易に登録することができる。
例えば、アプリケーション100が、使用するオブジェ
クト型と当該データの存在するアドレス(又はリポジト
リ400)を入力すると、オブジェクトアクセス管理手
段350等が、リポジトリ400の種別、リポジトリ管
理部301、データ名、データの属性、オブジェクトの
属性を求めて、自動的にリポジトリテーブル210及び
マップテーブル306を作成する(追加する)。
【0059】「更新」は登録したオブジェクトの内容を
変更する操作である。例えば、追加や書き換え等であ
る。「取得」は、更新や転送等のために、登録したオブ
ジェクトの内容を読み出す操作である。「削除」は一旦
登録したオブジェクトを当該登録から削除する操作であ
る。「検索」は、登録したオブジェクトからオブジェク
ト名、属性、オブジェクトの内容等を指定して該当する
オブジェクト等を読み出す操作である。「一覧」は、登
録したオブジェクトからグループ名を指定して当該グル
ープのオブジェクトを全て取得する操作である。これら
の操作のためにも、オブジェクトアクセス管理手段35
0等は、統一インタフェース150の一部として、所定
のインタフェースを用意する。アプリケーション100
はこのインタフェースに従って所定の内容を入力するの
みで、オブジェクトを容易に操作することができる。
【0060】次に、図6及び図12を参照して、図3の
オブジェクト処理装置の動作について具体的に説明す
る。
【0061】例えば、アプリケーション100が、オブ
ジェクト「User」を、オブジェクト「Group 」のメンバ
に追加しようとする場合について説明する。図6におい
て、アプリケーション100は、自己が操作しようとす
るオブジェクトがどのような形式でどのリポジトリ40
0に管理されているかを意識する必要はない。アプリケ
ーション100はオブジェクトの操作を指定するのみで
ある。図10に示すように、オブジェクト「User」は実
際にはディレクトリ400Cで管理されており、オブジ
ェクト「Group 」は実際にはRDB400Aで管理され
ている。図11に示すように、オブジェクト「User」と
してマップされているのはデータ「person」である。
【0062】図12において、最初に、アプリケーショ
ン100が、オブジェクトサービス処理部203に対し
て、統一インタフェース150により、オブジェクト
「User」の「取得」を依頼する。
【0063】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリテーブル210を参照して、オブジェクト「Us
er」に対応するリポジトリ管理部301Cを選択し、統
一インタフェース250により、オブジェクト「User」
の「取得」を依頼する。
【0064】リポジトリ管理部301Cは、マップテー
ブル306Cを参照して、オブジェクト「User」として
マップされているデータ「person」を選択し、その内容
をディレクトリ400Cから「取得」する。そして、リ
ポジトリ管理部301Cは、マップテーブル306Cを
参照して、取得したデータ「person」の内容をオブジェ
クト「User」の内容に変換した上で、統一インタフェー
ス250により、先の依頼に対する応答としてオブジェ
クトサービス処理部203に返す。なお、この変換で
は、「cn」の文字列はそのまま「String Name 」の文字
列とし、「employee Number」の文字列は「ind id」の
数値に変換する。
【0065】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリ管理部301Cから受け取ったオブジェクト
「User」の内容を、統一インタフェース150により、
先の依頼に対する応答としてアプリケーション100に
返す。
【0066】次に、アプリケーション100が、オブジ
ェクトサービス処理部203に対して、オブジェクト
「Group 」の「取得」を依頼する。
【0067】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリテーブル210を参照して、オブジェクト「Gr
oup 」に対応するリポジトリ管理部301Aを選択し、
これにオブジェクト「Group 」の「取得」を依頼する。
【0068】リポジトリ管理部301Aは、マップテー
ブル306Aを参照して、オブジェクト「Group 」とし
てマップされているデータ「Group of Name 」を選択
し、その内容をRDB400Aから「取得」する。そし
て、リポジトリ管理部301Aは、マップテーブル30
6Aを参照して、取得したデータ「Group of Name 」の
内容をオブジェクト「Group 」の内容に変換した上で、
先の依頼に対する応答としてオブジェクトサービス処理
部203に返す。
【0069】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリ管理部301Aから受け取ったオブジェクト
「Group 」の内容を、先の依頼に対する応答としてアプ
リケーション100に返す。
【0070】次に、アプリケーション100が、取得し
たオブジェクト「User」の内容を、取得したオブジェク
ト「Group 」の内容に追加した上で、オブジェクトサー
ビス処理部203に対して、オブジェクト「Group 」の
「更新」を依頼する。
【0071】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリテーブル210を参照して、オブジェクト「Gr
oup 」に対応するリポジトリ管理部301Aを選択し、
これにオブジェクト「Group 」の「更新」を依頼する。
【0072】リポジトリ管理部301Aは、マップテー
ブル306Aを参照して、オブジェクト「Group 」とし
てマップされているデータ「Group of Name 」を選択
し、オブジェクト「Group 」の内容をデータ「Group of
Name 」の内容に変換した上で、当該新しい「Group of
Name 」でRDB400A内の(古い)「Group of Nam
e 」を上書きする。
【0073】図13はオブジェクト処理装置説明図であ
り、本発明の適用されるオブジェクト処理装置の構成を
示す。
【0074】オブジェクトアクセス管理手段350は、
上述のように、オブジェクトを統一的に管理することに
加えて、同一種類の1又は複数のオブジェクトからなる
グループ及び複数のグループからなるグループについて
のデータをオブジェクトとして統一的に管理する。オブ
ジェクトであるグループ(グループオブジェクト)A乃
至Dは、図13に示すように、1又は複数のデータ格納
手段(リポジトリ)400に存在する。
【0075】ここで、同一種類の1又は複数のオブジェ
クトからなるグループとは、図9のグループB及びCを
言う。複数のグループからなるグループとは、図9のグ
ループAを言う。図9のグループAにおいて、コンテン
トC3は当該1個のコンテントC3からなる1個のグル
ープであると考えて良い。即ち、複数のグループからな
るグループは、実際には、複数のグループ(のみ)から
なる以外に、1又は複数のグループと1又は複数のオブ
ジェクトとからなる場合を含む。
【0076】グループオブジェクトを統一的に管理する
ために、オブジェクトアクセス管理手段350はグルー
プテーブル220を備える。グループテーブル220
は、オブジェクトアクセス管理手段350の管理するグ
ループの各々について、他のグループとの関係を記述す
る。オブジェクトアクセス管理手段350は、アプリケ
ーション100からのオブジェクトの操作によりグルー
プ(グループオブジェクト)が操作された場合に、即
ち、オブジェクト(又はデータ)がグループとして操作
された場合に、グループテーブル220に基づいて、当
該操作の可否を判定する。アプリケーション100から
のオブジェクトの操作は、図6等に関連して説明したと
同様に行われる。即ち、アプリケーション100は、統
一インタフェース150を介して、オブジェクトアクセ
ス管理手段350(のオブジェクトサービス処理部20
3)に、当該グループを指定してその操作を指示するの
みで良い。
【0077】グループテーブル220は、図13に示す
ように、グループ毎に、当該グループの上位に存在する
グループの全てを記述する上位グループ一覧を備える。
即ち、1個のエントリはグループ名とこれに対応する上
位グループ一覧とからなる。グループテーブル220は
オブジェクトアクセス管理手段350により予め用意さ
れる。グループの登録とはグループテーブル220に当
該グループ名を登録する処理である。グループの他のグ
ループのメンバへの追加とはグループテーブル220に
おいて、1又は複数の上位グループ一覧に、当該グルー
プ名を記述する処理である。グループの他のグループの
メンバからの削除とは、1又は複数の上位グループ一覧
から当該グループ名を削除する処理である。グループの
削除とはグループテーブル220の全体から当該グルー
プ名を削除する処理である。
【0078】グループテーブル220における上位グル
ープ一覧は、当該グループの直接の上位に存在するグル
ープに加えて、当該直接の上位に存在するグループの上
位に存在するグループの全てを記述する。これにより、
オブジェクトアクセス管理手段350は、グループ間に
おける関係(階層関係)を、特に演算や再帰的探索を行
うことなく、当該エントリを1回だけ参照するのみで知
ることができる。
【0079】例えば、図13に示すように、リポジトリ
400に存在するグループA乃至Dの間において、グル
ープAはグループBの上位であり、グループBはグルー
プCの上位であり、グループCはグループDの上位であ
ると言う関係があるとする。なお、図13において、こ
の関係を矢印(矢印の元が上位グループで、矢印の先が
そのメンバ)で示す。この場合、図13に示すように、
グループテーブル220において、グループBの上位グ
ループ一覧には直接の上位グループAが記述される。グ
ループCの上位グループ一覧には直接の上位グループB
が記述されると共に、直接の上位グループBの上位に存
在するグループの全て、即ち、グループAが記述され
る。グループDの上位グループ一覧には直接の上位グル
ープCが記述されると共に、直接の上位グループCの上
位に存在するグループの全て、即ち、グループA及びB
が記述される。
【0080】なお、上位グループ一覧における記述の順
序は、特に定められない。即ち、上位及び下位の階層関
係は記述の順序には反映されない。上位グループ一覧に
おける記述には、同一のグループが複数存在しうる。即
ち、グループ間の関係(関係を辿るときの経路)は記述
には反映されない。上位グループ一覧は、メンバの循環
を防止するために用いられるので、どのような関係があ
るかにはかかわらず、当該グループの上位に存在するグ
ループを示す。
【0081】また、図13に示す場合、点線で示すよう
に、新たにグループAをグループDのメンバに追加する
操作、即ち、グループDをグループAの上位に追加する
操作をすると、グループのメンバの循環が生じる。この
循環はオブジェクトアクセス管理手段350により禁止
され、このようなグループの他のグループのメンバへの
追加は許されない。
【0082】オブジェクトアクセス管理手段350は、
グループ(グループオブジェクト)の操作の中で、グル
ープの登録、グループの他のグループのメンバへの追加
及びグループの他のグループのメンバからの(及びグル
ープ自体の)削除の都度に、これに先立って、当該登
録、追加及び削除に対応するようにグループテーブル2
20を更新する。
【0083】グループの登録処理において、アプリケー
ション100は、グループを作成(定義)して、その登
録を指示する。オブジェクトアクセス管理手段350
は、グループの登録の都度に、グループテーブル220
に当該グループを登録し、これに対応する上位グループ
一覧を空とする。これは、例えば、図13において、グ
ループテーブル220に、グループA等を登録し、その
上位グループ一覧を空とする処理である。これにより、
当該グループオブジェクトはグループとして管理され
る。
【0084】なお、グループとして登録されたとして
も、リポジトリ400に存在する当該グループのメンバ
の実態に変更はない。グループテーブル220における
他のグループとの関係が新たに構築されるのみであり、
これにより、オブジェクトアクセス管理手段350によ
る管理が変化するのみである。また、グループのメンバ
であるオブジェクト(グループオブジェクトを含む)に
ついて、当該グループ全体ではなく、当該オブジェクト
のみについての操作を指示することは、アプリケーショ
ン100の自由である。更に、グループを構成したとし
ても、グループのメンバの循環を許すならば、グループ
テーブル220に登録しないようにすることは、アプリ
ケーション100の自由である。
【0085】グループの他のグループのメンバへの追加
処理において、アプリケーション100は、メンバとな
るグループ及びメンバを追加するグループを指定して、
その追加を指示する。オブジェクトアクセス管理手段3
50は、グループの他のグループのメンバへの追加の都
度に、当該追加に先立って、グループテーブル220に
基づいて、当該追加の可否を判定する。具体的には、オ
ブジェクトアクセス管理手段350は、グループテーブ
ル220において、当該追加により、当該グループの上
位に存在することになるグループ(当該グループの直接
の上位グループ及びその上位のグループ)の上位グルー
プ一覧に当該グループが記述されている場合に、当該追
加を無効とし、当該追加に対応するグループテーブル2
20の更新を省略する。これは、例えば、図13のグル
ープテーブル220において、グループAの上位グルー
プ一覧にグループDを追加しようとする処理である。こ
の処理を行うように指示したアプリケーション100か
らのオブジェクト操作は無効とされ、グループDの追加
は行われない。
【0086】一方、オブジェクトアクセス管理手段35
0は、グループテーブル220において、当該追加によ
り、当該グループの上位に存在することになるグループ
(当該グループの直接の上位グループ及びその上位のグ
ループ)の上位グループ一覧に当該グループが記述され
ていない場合に、当該グループの上位グループ一覧に当
該追加により当該グループの上位に存在することになる
グループを追加し、かつ、上位グループ一覧に当該グル
ープを含むグループの上位グループ一覧に、当該追加に
より当該グループの上位に存在することになるグループ
の上位グループ一覧に存在するグループを追加する。即
ち、グループテーブル220を更新する。これは、例え
ば、図13のグループテーブル220において、グルー
プCの上位グループ一覧にグループA及びBを追加する
処理、及び、グループDの上位グループ一覧にグループ
A乃至Cを追加する処理である。これにより、グループ
間の関係が変更される。
【0087】オブジェクトアクセス管理手段350は、
当該グループの上位グループ一覧に当該グループの直接
の上位グループを追加する処理を、当該直接の上位グル
ープ名を、当該追加の指示から得ることにより行う。ま
た、当該グループの上位グループ一覧に直接の上位グル
ープの上位グループ一覧に存在するグループを追加する
処理を、当該追加の指示から得た当該直接の上位グルー
プ名を用いて、直接の上位グループの上位グループ一覧
を複写することにより行う。これにより、当該上位グル
ープ一覧の中に同一グループ名が複数存在しうるが、前
述のように、メンバの循環の防止には何ら差し支えな
い。
【0088】オブジェクトアクセス管理手段350は、
グループテーブル220を検索して、上位グループ一覧
に当該グループを含むグループを抽出する。そして、抽
出したグループの上位グループ一覧に当該グループの直
接の上位グループを追加する処理を、当該直接の上位グ
ループ名を、当該追加の指示から得ることにより行う。
また、抽出したグループの上位グループ一覧に当該グル
ープの直接の上位グループの上位グループ一覧に存在す
るグループを追加する処理を、当該追加の指示から得た
当該上位グループ名を用いて、直接の上位グループの上
位グループ一覧を複写することにより行う。これによ
り、当該上位グループ一覧の中に同一グループ名が複数
存在しうるが、前述のように、メンバの循環の防止には
何ら差し支えない。
【0089】グループの他のグループのメンバからの削
除処理において、アプリケーション100は、削除され
るメンバ(グループ)及び当該メンバの属するグループ
を指定して、その削除を指示する。オブジェクトアクセ
ス管理手段350は、グループの他のグループのメンバ
からの削除の都度に、当該グループの上位グループ一覧
から、当該削除により当該グループの上位に存在しない
ことになるグループ(当該グループの直接の上位グルー
プ及びその上位のグループ)を削除し、かつ、上位グル
ープ一覧に当該グループを含むグループの上位グループ
一覧から、当該削除により当該グループの上位に存在し
ないことになるグループを削除する。これは、例えば、
図13のグループテーブル220において、グループC
の上位グループ一覧からグループA及びBを削除する処
理、及び、グループDの上位グループ一覧からグループ
A乃至Cを削除する処理である。これにより、グループ
間の関係が変更される。
【0090】オブジェクトアクセス管理手段350は、
当該グループの直接の上位グループ名を、当該削除の指
示から得ることにより、当該直接の上位グループの上位
グループ一覧を参照する。そして、この参照結果に基づ
いて、当該グループの上位グループ一覧から、当該グル
ープの直接の上位グループの上位グループ一覧に存在す
るグループを削除する。また、オブジェクトアクセス管
理手段350は、グループテーブル220を検索して、
上位グループ一覧に当該グループを含むグループを抽出
する。そして、前記参照結果に基づいて、抽出したグル
ープの上位グループ一覧から当該グループの直接の上位
グループの上位グループ一覧に存在するグループを削除
する。
【0091】なお、アプリケーション100からのグル
ープの操作がグループそれ自体の登録の削除(取消)で
ある場合には、オブジェクトアクセス管理手段350
は、当該グループをグループテーブル220の全体から
削除する。即ち、グループテーブル220の上位グルー
プ一覧に当該グループが存在するグループを抽出し、そ
の抽出したグループの上位グループ一覧から当該グルー
プ及び当該グループの上位グループ一覧に存在するグル
ープを削除し、その後にグループテーブル220のグル
ープ名の欄から当該グループを削除する。これにより、
それ以後、当該グループはグループとしては管理されな
い。
【0092】オブジェクトアクセス管理手段350は、
グループの操作の中で、グループの登録、追加及び削除
以外の処理についても、当該グループを当該操作の対象
として、アプリケーション100から指示された操作を
行う。即ち、グループのメンバであるオブジェクト(グ
ループオブジェクトを含む)の操作は、図6等に関連し
て説明したと同様にして行われる。例えば、オブジェク
トの取得は、前述のように、リポジトリ管理部301を
介して行われる。この時、当該オブジェクトがグループ
である場合、アプリケーション100は、当該グループ
の取得の操作を指示するのみで、当該グループに属する
全てのオブジェクトを取得することができる。更新、削
除、検索、一覧についても、同様に、当該グループを単
位として処理される。なお、この場合、グループ間の関
係が変わることはないので、グループテーブル220に
変更はない。
【0093】このために、オブジェクトアクセス管理手
段350は、アプリケーション100からグループの操
作を指示されると、グループテーブル220を参照し
て、グループ間の関係を知る。そして、このグループ間
の関係に基づいて、当該グループを単位とした処理を行
う。グループの操作であることは、グループオブジェク
トの名前がユニークで、かつ、グループと判るオブジェ
クトであることにより知ることができる。
【0094】オブジェクトアクセス管理手段350は、
上述のように、オブジェクトサービス処理部203とデ
ータ格納手段管理手段(リポジトリ管理部)301とか
らなる。従って、以上に説明したオブジェクトアクセス
管理手段350の実行する処理は、実際は、オブジェク
トサービス処理部203が実行する。
【0095】図14はグループ化処理フローであり、特
に、オブジェクトサービス処理部203が実行する新規
のグループの登録処理について示す。
【0096】アプリケーション100から指定された1
又は複数のオブジェクトをメンバとするグループG1を
新規に作成する(ステップS1)。
【0097】作成したグループG1と空の上位グループ
一覧とを対とする情報を、グループテーブル220に追
加して(ステップS2)、登録処理を終了する。
【0098】図15はグループ化処理フローであり、特
に、オブジェクトサービス処理部203が実行する既成
のグループへの新たなメンバの追加処理について示す。
【0099】アプリケーション100から、既成のグル
ープG1へその新たなメンバとして既成のグループG2
を追加する指示を、オブジェクトである当該グループG
1及びG2の操作として受け付ける(ステップS3)。
【0100】グループテーブル220を参照して、当該
グループG1の上位グループ一覧にグループG2が存在
するか否かを調べる(ステップS4)。
【0101】存在しない場合、グループテーブル220
において、グループG2の上位グループ一覧に、グルー
プG1と、グループG1の上位グループ一覧に存在する
グループを追加する(ステップS5)。
【0102】更に、グループテーブル220において、
当該上位グループ一覧にグループG2を含むグループの
上位グループ一覧に、グループG1と、グループG1の
上位グループ一覧に存在するグループを追加して(ステ
ップS6)、メンバの追加処理を終了する。
【0103】ステップS4において、当該グループG1
の上位グループ一覧にグループG2が存在する場合、グ
ループのメンバが循環することになるので、ステップS
5及びS6を省略して、グループG1のメンバにグルー
プG2を追加することなく(ステップS7)、処理を終
了する。
【0104】図16はグループ化処理フローであり、特
に、オブジェクトサービス処理部203が実行する既成
のグループからのメンバの削除処理について示す。
【0105】アプリケーション100から、グループG
1のメンバであるグループG2を削除する指示を、オブ
ジェクトである当該グループG1及びG2の操作として
受け付ける(ステップS8)。
【0106】グループテーブル220において、グルー
プG2の上位グループ一覧から、グループG1と、グル
ープG1の上位グループ一覧に存在するグループを削除
する(ステップS9)。
【0107】更に、グループテーブル220において、
当該上位グループ一覧にグループG2を含むグループの
上位グループ一覧から、グループG1と、グループG1
の上位グループ一覧に存在するグループを削除して(ス
テップS10)、メンバの削除処理を終了する。
【0108】次に、本発明のオブジェクト処理装置によ
るグループのメンバの循環の防止について説明する。
【0109】図17乃至図21はグループ化説明図であ
り、主として、図13に示すオブジェクト処理装置が図
15に示すグループへのメンバの追加処理により、メン
バの循環を防止する例について示す。この例は、ネット
ワークにおいてデータ(記事)をブロードキャストする
例である。従って、オブジェクトの追加という操作の対
象であるグループはノードグループであり、そのメンバ
は当該データの送出先のノードである。また、図17乃
至図21の各図において、(A)はグループテーブル2
20を示し、(B)はグループ間の関係を図式化して示
す。
【0110】最初に、図17に示すように、オブジェク
トサービス処理部203が、図14の登録処理により、
アプリケーション100からの新規のグループの登録処
理というオブジェクトの操作の指示を実行する。即ち、
図17(B)に示すように、アプリケーション100か
ら指定されたオブジェクトであるノードA、B、C及び
Dの各々をメンバとするノードグループA、B、C及び
Dを新規に作成する。この場合、説明の簡単のために、
各々のグループのメンバは1個のノードであるが、複数
のノードからなるグループであっても良い。なお、グル
ープのメンバは1個のノードであるので、以下の説明に
おいて、例えば、ノードグループAを単にグループA又
はノードAと言う。
【0111】そして、オブジェクトサービス処理部20
3は、図17(A)に示すように、グループAと空の上
位グループ一覧(送出元一覧)とを対とする情報を、グ
ループテーブル220に追加する。これにより、当該グ
ループAが新規にオブジェクトサービス処理部203に
グループとして登録され管理される。他のグループB、
C及びDについても同様である。図17(B)に示すよ
うに、各々のグループ間は相互に無関係である。この場
合のグループテーブル220は当該ノードに与えられる
ニュース等の送出元ノードの一覧を記録する送出元管理
表221からなる(以下においても、同様である)。即
ち、ノードであるオブジェクトからなるグループの各々
について、他のグループとの関係が送出元の一覧として
記述される。
【0112】次に、図18に示すように、オブジェクト
サービス処理部203が、図15の追加処理により、ア
プリケーション100からのグループCへメンバとして
のグループDの追加処理というオブジェクトの操作の指
示を実行する。即ち、図18(B)に示すように、アプ
リケーション100から指定されたオブジェクトである
グループCのメンバとしてグループDを追加する。
【0113】このために、オブジェクトサービス処理部
203は、グループテーブル220を参照して、グルー
プCの上位グループ一覧にグループDが存在するか否か
を調べる。この場合、グループCの上位グループ一覧は
空である。従って、オブジェクトサービス処理部203
は、図18(A)に示すように、グループテーブル22
0のグループDの上位グループ一覧に、グループCと、
グループCの上位グループ一覧に存在するグループを追
加する。グループCの上位グループ一覧は空であるか
ら、グループDの上位グループ一覧に、グループC(の
み)が追加される。更に、オブジェクトサービス処理部
203は、上位グループ一覧にグループDを含むグルー
プの上位グループ一覧に、グループCと、グループCの
上位グループ一覧に存在するグループを追加する。この
ために、オブジェクトサービス処理部203は、グルー
プテーブル220の上位グループ一覧を検索して、上位
グループ一覧にグループDを含むグループが存在するか
否かを調べる。しかし、この場合、該当するグループは
存在しないので、当該追加は行われない。以上の処理の
結果、図18(B)に示すように、グループDの送出元
がグループCであるというグループの関係が登録され
る。
【0114】次に、図19に示すように、オブジェクト
サービス処理部203が、図15の追加処理により、ア
プリケーション100からのグループAへメンバとして
のグループBの追加処理というオブジェクトの操作の指
示を実行する。即ち、図19(B)に示すように、アプ
リケーション100から指定されたオブジェクトである
グループAのメンバとしてグループBを追加する。この
処理は図18の処理と同様に行われる。これにより、図
19(A)に示すように、グループテーブル220のグ
ループBの上位グループ一覧に、グループAが追加され
る。また、図19(B)に示すように、グループBの送
出元がグループAであるというグループの関係が登録さ
れる。
【0115】次に、図20に示すように、オブジェクト
サービス処理部203が、図15の追加処理により、ア
プリケーション100からのグループBへメンバとして
のグループCの追加処理というオブジェクトの操作の指
示を実行する。即ち、図20(B)に示すように、アプ
リケーション100から指定されたオブジェクトである
グループBのメンバとしてグループCを追加する。
【0116】このために、オブジェクトサービス処理部
203は、グループテーブル220を参照して、グルー
プBの上位グループ一覧にグループCが存在するか否か
を調べる。この場合、グループBの上位グループ一覧に
はグループAしか存在しない。従って、オブジェクトサ
ービス処理部203は、図20(A)に示すように、グ
ループCの上位グループ一覧に、グループBと、グルー
プBの上位グループ一覧に存在するグループ、即ち、グ
ループAとを追加する。更に、オブジェクトサービス処
理部203は、図20(A)に示すように、上位グルー
プ一覧にグループCを含むグループの上位グループ一覧
に、グループBと、グループBの上位グループ一覧に存
在するグループ(グループA)を追加する。即ち、グル
ープDの上位グループ一覧に、グループBとグループA
とを追加する。以上の処理の結果、図20(B)に示す
ように、グループCの送出元がグループBであるという
グループの関係が登録される。
【0117】次に、図21に示すように、オブジェクト
サービス処理部203が、図15の追加処理により、ア
プリケーション100からのグループDへメンバとして
のグループAの追加処理というオブジェクトの操作の指
示を実行しようとする。即ち、図21(B)に点線で示
すように、アプリケーション100から指定されたオブ
ジェクトであるグループDのメンバとしてグループAを
追加しようとする。
【0118】このために、オブジェクトサービス処理部
203は、グループテーブル220を参照して、グルー
プDの上位グループ一覧にグループAが存在するか否か
を調べる。しかし、この場合、グループDの上位グルー
プ一覧にグループAが存在する。従って、当該追加処理
を行えば、ノードAからノードDを経て再びノードAへ
戻ると言うメンバの循環が発生することになる。そこ
で、オブジェクトサービス処理部203は、アプリケー
ション100からの指示にかかわらず、当該オブジェク
トの操作を行わない。即ち、図21(A)に示すよう
に、ノードDをノードAの送出元に追加するグループテ
ーブル220の更新は行われず、従って、図21(B)
に示すように、ノード間の関係に変化はない(メンバの
追加は行われない)。また、オブジェクトサービス処理
部203は要求元のアプリケーション100に対して当
該操作はできないことを通知する。これにより、グルー
プのメンバの循環を防止することができる。
【0119】次に、グループ間の関係が図20に示す状
態において、オブジェクトサービス処理部203が、図
16の削除処理により、アプリケーション100からの
グループBのメンバからのグループCの削除処理という
オブジェクトの操作の指示を実行する。即ち、アプリケ
ーション100から指定されたオブジェクトであるグル
ープBのメンバからグループCを削除する。これによ
り、グループ間の関係が図20(B)に示す状態から図
19(B)に示す状態に変化する。
【0120】このために、オブジェクトサービス処理部
203は、グループテーブル220において、グループ
Cの上位グループ一覧から、グループBと、グループB
の上位グループ一覧に存在するグループ(グループA)
を削除する。オブジェクトサービス処理部203は、更
に、上位グループ一覧にグループCを含むグループ、即
ち、グループDの上位グループ一覧から、グループB
と、グループBの上位グループ一覧に存在するグループ
(グループA)を削除する。以上の処理の結果、グルー
プテーブル220は図20(A)に示す状態から図19
(A)に示す状態に更新され、図20(B)に示す状態
から図19(B)に示す状態に変化したグループ間の関
係が登録される。
【0121】本発明は管理するオブジェクトがノード以
外であっても同様に適用できる。即ち、上述のように、
ノードをオブジェクトとして管理し、更に、ノードグル
ープをもオブジェクトとして管理した場合に限られな
い。従って、オブジェクトは図7に示すオブジェクト及
びそれ以外のアプリケーション100の定義したオブジ
ェクトのいずれであっても良い。更に、本発明は、オブ
ジェクトに限らず、オブジェクト以外の種々のデータが
グループとして管理されている場合であっても同様に適
用できる。即ち、グループの階層化がなされている場合
に広く適用することができる。
【0122】以上は、アプリケーション100がオブジ
ェクトサービス処理部302に対して行うオブジェクト
の操作の例である。この他に、アプリケーション100
は、データの転送等もオブジェクトの操作として行う。
これらの操作のためにも、オブジェクトアクセス管理手
段350等は、統一インタフェース150の一部とし
て、所定のインタフェースを用意する。アプリケーショ
ン100はこのインタフェースに従って所定の内容を入
力するのみで、オブジェクトを容易に転送する等の操作
することができる。
【0123】アプリケーション100は、転送サービス
処理部204に対して、統一インタフェース150によ
り、オブジェクトの転送を依頼する。この時、アプリケ
ーション100は、転送先としてある(ノード又はクラ
イアントである)オブジェクトを指定し、転送対象とし
てある(コンテントである)オブジェクトを指定するの
みで良い。転送のプロトコルを意識する必要はない。転
送サービス処理部204は、オブジェクトサービス処理
部203に依頼して転送先及び転送対象のオブジェクト
を取得し、これに基づいて転送対象を転送先へ転送す
る。
【0124】更に、この場合、本発明によるオブジェク
トのグループのメンバの循環を防止することにより、以
下のようなオブジェクトの操作が可能である。例えば、
図7に示す記事と言うオブジェクトのグループを構成
し、記事のグループをニュースカテゴリなるオブジェク
トとして管理する。ニュースカテゴリには他のニュース
カテゴリがメンバとして属することができる。この場合
にも、上述のようにしてグループのメンバの循環が防止
されている。即ち、アプリケーション100が転送(配
信)と言う操作対象のオブジェクトとして指定したニュ
ースカテゴリ(グループ)に属する記事、更に当該記事
をニュースカテゴリとしてこれに属する記事、・・・は
全て配信の対象とされる。即ち、アプリケーション10
0は、転送サービス処理部204に、1個のニュースカ
テゴリ(オブジェクト)の配信(操作)を指示するのみ
で、グループとそのメンバと言う関係にある記事を全て
配信の対象とすることができる。その一方で、グループ
(ニュースカテゴリ)のメンバ(記事)の循環が防止さ
れている。即ち、配信対象とされる記事が無限に拡大す
ることはなく、予めグループテーブル220に登録され
たもののみが配信の対象とされる。
【0125】転送サービス処理部204は、当該操作対
象のグループ名がユニークで、かつ、グループと判るオ
ブジェクトであるので、グループの操作であることを知
ることができる。そこで、転送サービス処理部204
は、アプリケーション100からのグループの配信と言
う操作の指示に応じて、グループテーブル220を参照
する。そして、この参照の結果に基づいて、当該グルー
プ単位で、当該リポジトリ管理部301から当該グルー
プに属する全てのオブジェクトを取得して、その配信の
処理を行う。
【0126】これにより、転送サービス処理部204
は、アプリケーション100からの「あるニュースカテ
ゴリ内に存在する記事を全て配信」するというオブジェ
クトの操作の依頼を、循環を生じることなく、実行する
ことができる。従って、アプリケーション100は、統
一インタフェース150を介して、あるニュースカテゴ
リについて配信と言う操作を転送サービス処理部204
に指示するのみで、関連する記事を全て配信することが
できる。従って、アプリケーション100は、記事のデ
ータ形式、転送のプロトコル、記事の関連する範囲、オ
ブジェクトサービス処理部203の存在等を何ら意識す
る必要がない。
【0127】以上の他に、アプリケーション100は、
イベントサービス処理部205、監視サービス処理部2
06及びコマンドサービス処理部207に対して、種々
のサービスを依頼する。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ処理装置において、データを1又は複数のグルー
プとして管理すると共に、グループ化が指示された場合
にグループの各々について他のグループとの関係を記述
するグループテーブルに基づいて当該指示の可否を判定
することにより、グループの階層化をした場合でもグル
ープのメンバの循環が生じるか否かをグループのメンバ
を順に探索することなくグループテーブルを用いて判定
することができるので、グループのメンバの数が増加し
ても、これに応じて指数関数的に処理時間やメモリ容量
が増加することを防止して、オブジェクトのグループの
メンバの循環の有無を容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】オブジェクト処理装置構成図である。
【図3】オブジェクト処理装置構成図である。
【図4】オブジェクト処理装置構成図である。
【図5】オブジェクト処理装置構成図である。
【図6】オブジェクト処理装置説明図である。
【図7】オブジェクト説明図である。
【図8】オブジェクト説明図である。
【図9】グループ化説明図である。
【図10】リポジトリテーブル説明図である。
【図11】マップテーブル説明図である。
【図12】オブジェクト処理説明図である。
【図13】オブジェクト処理装置説明図である。
【図14】グループ化処理フローである。
【図15】グループ化処理フローである。
【図16】グループ化処理フローである。
【図17】グループ化説明図である。
【図18】グループ化説明図である。
【図19】グループ化説明図である。
【図20】グループ化説明図である。
【図21】グループ化説明図である。
【符号の説明】
100 アプリケーション 203 オブジェクトサービス処理部 220 グループテーブル 301 データ格納手段管理手段(リポジトリ管理
部) 350 オブジェクトアクセス管理手段 400 データ格納手段(リポジトリ)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを格納するデータ格納手段と、 アプリケーションと前記データ格納手段との間に設けら
    れ、前記データ格納手段に格納されたデータを1又は複
    数のグループとして管理するグループ管理手段とからな
    り、 前記グループ管理手段が、グループの各々について他の
    グループとの関係を記述するグループテーブルを備え、 前記グループ管理手段が、アプリケーションからデータ
    のグループとしての処理を指示された場合に、前記グル
    ープテーブルに基づいて、当該指示の可否を判定するこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記グループテーブルは、グループ毎
    に、当該グループの上位に存在するグループの全てを記
    述する上位グループ一覧を備えることを特徴とする請求
    項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記グループテーブルにおける上位グル
    ープ一覧は、当該グループの直接の上位に存在するグル
    ープに加えて、当該直接の上位に存在するグループの上
    位に存在するグループの全てを記述することを特徴とす
    る請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記グループ管理手段が、グループの登
    録、グループの他のグループのメンバへの追加及びグル
    ープの他のグループのメンバからの削除の都度に、当該
    登録、追加及び削除に対応するように前記グループテー
    ブルを更新することを特徴とする請求項3に記載のデー
    タ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記グループ管理手段が、グループの登
    録の都度に、前記グループテーブルに当該グループを登
    録し、これに対応する上位グループ一覧を空とすること
    を特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記グループ管理手段が、 グループの他のグループのメンバへの追加の都度に、前
    記グループテーブルに基づいて、当該追加の可否を判定
    し、 前記グループテーブルにおいて、当該追加により当該グ
    ループの上位に存在することになるグループの上位グル
    ープ一覧に当該グループが記述されている場合に、当該
    追加を無効とし、当該追加に対応する前記グループテー
    ブルの更新を省略することを特徴とする請求項4に記載
    のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記グループ管理手段が、前記グループ
    テーブルにおいて、当該追加により当該グループの上位
    に存在することになるグループの上位グループ一覧に当
    該グループが記述されていない場合に、当該グループの
    上位グループ一覧に当該追加により当該グループの上位
    に存在することになるグループを追加し、かつ、上位グ
    ループ一覧に当該グループを含むグループの上位グルー
    プ一覧に当該追加により当該グループの上位に存在する
    ことになるグループの上位グループ一覧に存在するグル
    ープを追加することを特徴とする請求項6に記載のデー
    タ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記グループ管理手段が、グループの他
    のグループのメンバからの削除の都度に、当該グループ
    の上位グループ一覧から当該削除により当該グループの
    上位に存在しないことになるグループを削除し、かつ、
    上位グループ一覧に当該グループを含むグループの上位
    グループ一覧から当該削除により当該グループの上位に
    存在しないことになるグループを削除することを特徴と
    する請求項4に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記データ格納手段の格納するデータは
    少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物についてのデータであり、 当該データ処理装置が、更に、前記データ格納手段に格
    納された少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含
    む操作対象物についてのデータをオブジェクトとして統
    一的に管理すると共に、同一種類の1又は複数のオブジ
    ェクトからなるグループ及び複数のグループからなるグ
    ループについてのデータをオブジェクトとして統一的に
    管理するオブジェクトアクセス管理手段を備え、 前記グループ管理手段が前記オブジェクトアクセス管理
    手段からなり、 前記アプリケーションは少なくともコンテント、ユーザ
    又はノードを含む操作対象物についての操作をオブジェ
    クトの操作として指示し、 前記オブジェクトアクセス管理手段が、前記アプリケー
    ションからのオブジェクトの操作によりグループが操作
    された場合に、前記グループテーブルに基づいて、当該
    操作の可否を判定することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 データを1又は複数のグループとして
    管理する処理と、 アプリケーションからのデータのグループ化の指示によ
    り、グループの各々について他のグループとの関係を記
    述するグループテーブルに基づいて、当該指示の可否を
    判定する処理とを、 コンピュータである当該データ処理装置に実行させるプ
    ログラムを記憶したことを特徴とするプログラム記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014130548A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Fujitsu Ltd 情報管理プログラム、情報管理方法及び情報管理装置

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