JP2000242541A - オブジェクト処理装置及びそのプログラム記憶媒体 - Google Patents

オブジェクト処理装置及びそのプログラム記憶媒体

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JP2000242541A
JP2000242541A JP11046449A JP4644999A JP2000242541A JP 2000242541 A JP2000242541 A JP 2000242541A JP 11046449 A JP11046449 A JP 11046449A JP 4644999 A JP4644999 A JP 4644999A JP 2000242541 A JP2000242541 A JP 2000242541A
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Shinya Abe
信也 阿部
Koji Miura
幸司 三浦
Toshikuni Hamano
登志▲邦▼ 濱野
Yuichiro Naito
祐一郎 内藤
Ko Fukushima
航 福嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、オブジェクト処理装置及びそのプ
ログラム記憶媒体に関し、データ転送、イベント通知、
監視、コマンド作成等の処理に関するコンテント、ノー
ド、ユーザをオブジェクトとして統一的に管理すること
を目的とする。 【解決手段】 アプリケーション100は転送対象であ
るコンテント又は転送先であるノードをオブジェクトと
して転送を指示する。転送サービス処理部204はノー
ドとの間でのコンテントについての転送を行う。オブジ
ェクトサービス処理部203はコンテント、ユーザ及び
ノードについてのデータをオブジェクトとして統一的に
管理する。アプリケーション100からの転送の指示に
応じて、転送サービス処理部204が、その指示に関す
るオブジェクトをオブジェクトサービス処理部203か
ら取得して、これに基づいてノードとの間でコンテント
についての転送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト処理
装置及びそのプログラム記憶媒体に関し、特に、データ
の表現形式、管理形式、アクセス方式、プロトコル等に
依存することなく、データ転送、イベント通知、監視、
コマンド作成等の処理に関する少なくともコンテント、
ユーザ又はノードを含む操作対象物を含む操作対象物を
オブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト処理
装置及びそのプログラム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット等の発達により、ネット
ワークコンピューティング環境が著しく整備されてい
る。このような環境下では、アプリケーション(プログ
ラム)がインターネット等を利用して処理を行い、コン
ピュータ間において頻繁にデータ転送を行う。例えば、
同一ネットワーク内におけるサーバやクライアントの間
でのデータ転送に限らず、異なるネットワークに接続さ
れたコンピュータ間でのデータ(プログラムを含む)転
送も行われる。このようなアプリケーションの開発に当
たっては、次の点に留意する必要がある。
【0003】第1に、インターネットを利用した分散環
境で業務を構築する場合、業務アプリケーションの動作
するプラットフォームを制限することは難しい。また、
制限するとスケーラビリティが失われてしまうという問
題がある。従って、このようなアプリケーションには、
マルチプラットフォーム上で動作することが求められ
る。
【0004】第2に、インターネットでの技術革新は目
覚ましく、新しい通信媒体やプロトコルが次々と採用さ
れる。これら利用するためには、進歩する通信媒体やプ
ロトコルなどのインターネット技術に追従していく必要
がある。
【0005】第3に、分散した拠点間で業務を構築する
場合、業務で利用するアプリケーションの配布を従来の
ように人手を掛けて行うと、時間とコストが問題とな
る。従って、アプリケーションを配布/管理する機能が
求められる。
【0006】第4に、ネットワークインフラストラクチ
ャーの整備により、帯域幅は拡大する傾向にある。しか
し、イメージデータや動画、アプリケーションの配布な
ど、転送データ自身のデータ容量も増大しているため、
何らかの回線負荷軽減の手段が必要である。
【0007】第5に、インターネットを利用するアプリ
ケーションは、セキュリティを考慮して作成しなければ
ならない。さらに、作成したアプリケーションを企業に
導入する場合、企業内ネットワークのセキュリティ強度
を落とすことなく、導入できなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1及び第3の
点に関して、マルチプラットフォーム上での動作を保証
しようとすると、アプリケーション(及びその開発者)
の負担が大きい。即ち、コンピュータにおいては、種々
の形式でデータ(プログラムを含む)が表現され、ま
た、種々の形式でデータが種々の形式でデータが管理さ
れる。従って、そのデータへのアクセス方法にも種々の
方式がある。データの表現の形式としては、例えば、ス
キーマ定義、ファイルフォーマット等がある。データの
管理の形式としては、例えば、関係データベース(RD
B)、ディレクトリ、そのシステムやアプリケーション
独自のデータベース(独自DB)、ファイルシステム等
がある。データへのアクセス方法の方式としては、例え
ば、RDB用のストラクチャードクエリランゲージ(S
QL)、オープンデータベースコネクティビティ(OD
BC)、ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコ
ル(LDAP)、そのデーベース独自のプロトコル(独
自プロトコル)、低位のAPI(アプリケーションプロ
グラミングインタフェース)等がある。
【0009】異なるコンピュータ間でのデータ処理にお
いては、データの表現形式、管理形式及びアクセス方式
が全く統一されていないため、これらの相違は大きな問
題となる。従って、処理対象のあるデータを利用するた
めには、当該データの表現形式及び管理形式を意識し
て、当該データの管理部へ当該管理部のプロトコルに従
って、アクセスする必要がある。このため、アプリケー
ション開発者がインターネットを利用するアプリケーシ
ョンにおいて煩雑な処理コードを記述する必要がある。
【0010】具体的には、一般的なオブジェクト指向デ
ータベース(OODB)は、その独自のフォーマットの
ファイル等にオブジェクトをそのまま管理するので、他
の種類のRDBやディレクトリは取り扱えない。オブジ
ェクト指向関係データベース(ORDB)は、RDBの
テーブルをオブジェクトとして操作する機能を有する
が、他のファイルやディレクトリをも含めた上で同一の
インタフェースで取り扱うことはできない。種々のデー
タベースやファイルを同一のインタフェースで操作する
機能を有するデータベースも存在するが、操作対象のデ
ータフォーマットをユーザ側で定義することはできな
い。従って、これらのデータを利用するためには、当該
データを意識する必要があり、全てアプリケーション開
発者の負担により解消することが必要である。
【0011】また、前述の第2の点に関して、新しい技
術に追従しようとすると、アプリケーション(及びその
開発者)の負担が大きい。即ち、新しいデータの表現形
式、管理形式、アクセス方式、プロトコル等が開発され
た場合、アプリケーションの汎用性を確保しようとする
と、アプリケーション開発者がインターネットを利用す
るアプリケーションの処理コードを逐次書き換えること
により、当該アプリケーションを更新する必要がある。
【0012】また、前述の第3の点に関して、業務で利
用するプログラムを異なるコンピュータ間での転送対象
とする場合、どのプログラムを転送したかを自動的に管
理する必要がある。また、当該プログラムの改版があっ
た場合、先に当該プログラムを転送した転送先(ノード
又はユーザ)に改版したプログラムを自動的に転送する
必要がある。
【0013】また、前述の第4の点に関して、上記のよ
うな業務で利用するプログラムの改版を転送する場合、
当該改版の部分のみを転送することができれば、ネット
ワークの負荷を軽減することができる。従って、プログ
ラムの改版を転送する場合等においては、改版前と改版
後との差分を管理し、当該差分のみを自動的に当該転送
先に転送する必要がある。
【0014】また、前述の第5の点に関して、ネットワ
ークが拡大してもセキュリティのレベルを維持しようと
すると、アプリケーション(及びその開発者)の負担が
大きい。即ち、データ転送や読み出しにおいては、セキ
ュリティ等の観点からその依頼元をも意識する必要があ
る。例えば、あるデータについては、そのデータ転送等
の依頼元が特定のノード(サーバ、クライアント等)又
は特定のユーザである場合には、当該データ転送等を許
してはならないことがある。従って、実際のデータ転送
等においては、転送等の処理対象のみでなく、そのノー
ド及びユーザをも意識する必要がある。
【0015】本発明は、データの表現形式、管理形式、
アクセス方式、プロトコル等に依存することなく、デー
タ転送、イベント通知、監視、コマンド作成等の処理に
関するコンテント、ノード、ユーザ等の操作対象データ
をオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト処
理装置を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、ネットワークコンピュー
ティング環境において、転送対象である多種多様なコン
テント及び転送先であるユーザまたはノード(クライア
ント)の管理、及びコンテントの確実な集配信機能を提
供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、データの表現形式、管理
形式、アクセス方式、プロトコル等に依存することな
く、データ転送、イベント通知、監視、コマンド作成等
の処理に関するコンテント、ノード、ユーザ等の操作対
象データをオブジェクトとして統一的に管理する処理
を、コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実
行させるプログラムを記憶したプログラム記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明のオブジェクト処理装置を示す。オブ
ジェクト処理装置は、転送対象であるコンテント(又は
コンテンツ)又は転送先であるノードをオブジェクトと
して転送を指示するアプリケーション100からの転送
の指示に応じて、当該ノードとの間での当該コンテント
についての転送を行う転送サービス処理部204と、少
なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象
物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクトと
して統一的に管理するオブジェクトサービス処理部20
3とからなり、アプリケーション100からの転送の指
示に応じて、転送サービス処理部204が、当該指示に
関するオブジェクトをオブジェクトサービス処理部20
3から取得して、当該取得したオブジェクトに基づいて
当該ノードとの間で当該コンテントについての転送を行
う。転送は,例えば回線700を介して、当該オブジェ
クト処理装置であるノード800から他のノード800
に存在する他のアプリケーション100に対して行われ
る。
【0019】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100は転送サービス処理部204に
オブジェクトを用いてその転送を指示するのみで、転送
対象であるコンテントを転送先であるノードに転送する
ことができる。従って、アプリケーション100は転送
対象のデータ格納形式、転送のプロトコル及び転送先等
を意識することなく、転送処理を行うことができる。
【0020】また、本発明のオブジェクト処理装置は、
転送対象であるコンテント又は転送先であるノードをオ
ブジェクトとして転送を指示するアプリケーション10
0からの転送の指示に応じて、当該ノードとの間で当該
コンテントについての転送を行う転送サービス処理部2
04と、少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含
む操作対象物を含む操作対象物についてのデータをオブ
ジェクトとして統一的に管理するオブジェクトサービス
処理部203とからなり、アプリケーション100から
の転送の指示に応じて、転送サービス処理部204が、
当該指示に関するオブジェクトをオブジェクトサービス
処理部203から取得して、当該取得したオブジェクト
に基づいて当該ノードとの間で当該コンテントについて
の転送を行い、オブジェクトサービス処理部203が、
当該転送の結果に基づいて、当該コンテント及び当該ノ
ードについての配布情報を作成し、これを当該オブジェ
クトと関連付けて管理する。即ち、転送サービス処理部
204とオブジェクトサービス処理部203とからなる
配布管理処理部209による配布管理処理が行われる。
【0021】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100は転送サービス処理部204に
オブジェクトを用いてその転送を指示するのみで、配布
管理処理部209により、転送対象であるコンテントの
転送の結果に基づいて、当該コンテント及び当該ノード
についての配布情報を作成することができる。従って、
アプリケーション100は、特に指示することなく、配
布情報により配布先等を管理することができる。
【0022】また、本発明のオブジェクト処理装置は、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
として統一的に管理するオブジェクトサービス処理部2
03からなり、オブジェクトサービス処理部203が、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物を含む操作対象物についての操作をオブジェクトの
操作として指示するアプリケーション100からのオブ
ジェクトの操作の指示に従って当該オブジェクトである
コンテントを操作し、当該操作前のコンテントと操作後
のコンテントとの差分を抽出し、これを差分情報として
当該オブジェクトと関連付けて管理する。即ち、転送サ
ービス処理部204とオブジェクトサービス処理部20
3とからなる差分管理(及び差分転送)処理部208に
よる差分管理(及び差分転送)処理が行われる。
【0023】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100はオブジェクトサービス処理部
203にオブジェクトを用いてその操作を指示するのみ
で、差分管理処理部208により、操作したオブジェク
トであるコンテントの差分情報を作成することができ
る。従って、アプリケーション100は、特に指示する
ことなく、差分情報によりコンテント等を管理すること
ができる。また、この差分情報のみを他のアップ100
へ転送することにより、回線の負荷を軽減することがで
きる。
【0024】また、本発明のオブジェクト処理装置は、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
として統一的に管理するオブジェクトサービス処理部2
03と、オブジェクトについての事象であるイベントの
発生元と、発生元においてイベントが発生した場合にイ
ベントの通知の依頼を登録するアプリケーション100
からのイベントの通知の依頼の登録に基づいて、当該登
録されたイベントの通知を行うイベントサービス処理部
205とからなり、発生元が前記イベントサービス処理
部205に当該イベントの発生を通知し、イベントサー
ビス処理部205が、登録の内容と発生元からの通知の
内容とを比較して、発生元から通知されたイベントが通
知の依頼の登録のされたイベントである場合にアプリケ
ーション100にイベントを通知する。
【0025】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100はイベントサービス処理部20
5にオブジェクトに関連するイベントの通知を依頼する
のみで、自己が関連するイベントの発生を知ることがで
きる。従って、アプリケーション100は、特に指示す
ることなく、イベントの発生の通知を待って,所定の処
理を行うことができる。
【0026】また、本発明のオブジェクト処理装置は、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
として統一的に管理するオブジェクトサービス処理部2
03と、オブジェクト以外についての事象の発生元と、
発生元の監視の依頼及び前記発生元で発生した当該事象
に基づくイベントの通知の依頼を登録するアプリケーシ
ョン100からのイベントの通知の依頼の登録に基づい
て、当該登録されたイベントの通知を行うイベントサー
ビス処理部205と、アプリケーション100からの発
生元の監視の依頼の登録に基づいて、当該登録された事
象の通知を行う監視サービス処理部206とからなり、
監視サービス処理部206が、発生元を監視し、前記発
生元で当該事象が発生した場合にこれに基づいてイベン
トサービス処理部205に当該イベントの発生を通知
し、イベントサービス処理部205が、登録の内容と監
視サービス処理部206からの通知の内容とを比較し
て、監視サービス処理部206から通知されたイベント
が通知の依頼の登録のされたイベントである場合にアプ
リケーション100にイベントを通知する。
【0027】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100は監視サービス処理部206に
オブジェクト以外の事象の監視を依頼するのみで、イベ
ントサービス処理部205からのイベントの通知により
自己が関連するイベントの発生を知ることができる。従
って、アプリケーション100は、特に指示することな
く、事象の発生の通知を待って,所定の処理を行うこと
ができる。
【0028】また、本発明のオブジェクト処理装置は、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
として統一的に管理するオブジェクトサービス処理部2
03と、アプリケーション100からの転送の指示に応
じて、当該ノードとの間での当該コンテントについての
転送を行う転送サービス処理部204と、アプリケーシ
ョン100からのイベントの通知の依頼の登録に基づい
て、当該登録されたイベントの通知を行うイベントサー
ビス処理部205と、アプリケーション100からの発
生元の監視の依頼の登録に基づいて、当該登録された事
象の通知を行う監視サービス処理部206と、各サービ
ス処理部の1又は複数を用いて所定の処理を実行するコ
マンドであって前記アプリケーション100の作成した
コマンドを組み込んだコマンドサービス処理部207と
からなり、アプリケーション100がコマンドの実行を
依頼した場合に、コマンドサービス処理部207が当該
コマンドを実行する。
【0029】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100はコマンドサービス処理部20
7に自己の作成したロジック(プログラム)をコマンド
として登録するのみで、それ以後はコマンドの実行を指
示することにより、一連の処理を実行することができ
る。従って、アプリケーション100は、一旦作成した
処理を有効に再度使用することができる。
【0030】また、本発明のオブジェクト処理装置は、
所定のサービスを利用するアプリケーション100に複
数のサービスを提供する窓口である管理サービス処理部
202からなり、管理サービス処理部202が、アプリ
ケーション100からの所定のサービスの利用の依頼に
応じて、依頼されたサービスのプロパティと複数のサー
ビスのプロパティの各々とを比較して、プロパティの一
致したサービスのコンテキストをアプリケーション10
0に与え、アプリケーション100が、当該与えられた
コンテキストに基づいて当該サービスを利用する。
【0031】本発明のオブジェクト処理装置によれば、
アプリケーション100は管理サービス処理部202に
サービスの以来をするのみで、管理サービス処理部20
2の提供するサービスを受けることができる。従って、
アプリケーション100は、自己の実行環境を容易に整
えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の適用されるオブ
ジェクト処理装置の概要について簡単に説明する。図2
乃至図4はオブジェクト処理装置構成図であり、本発明
の適用されるオブジェクト処理装置の構成を示す。
【0033】図2は本発明のオブジェクト処理装置の構
成を示す。オブジェクト処理装置は、その上位レイアか
ら、フレームワークレイア200、機能実装レイア30
0、データ格納手段400等の物理レイアからなる。フ
レームワークレイア200と機能実装レイア300とで
オブジェクトアクセス管理手段350を構成する。フレ
ームワークレイア200はアプリケーション100に本
発明のオブジェクト処理装置の機能をフレームワークと
して提供するための共通サービス処理部201を備え
る。機能実装レイア300はオブジェクト処理装置がア
プリケーション100に提供する種々の機能(管理処理
部)を備える(実装する)。例えば、セキュア通信管理
処理部303、マルチキャスト管理処理部302、デー
タ格納手段管理手段301であるリポジトリ管理処理部
301等である。
【0034】上位統一インタフェース150はアプリケ
ーション100と共通サービス処理部201との間のイ
ンタフェース(API)であり、下位統一インタフェー
ス250は共通サービス処理部201とリポジトリ管理
処理部301との間のインタフェース(API)であ
る。即ち、リポジトリインタフェースである。統一イン
タフェース150は、アプリケーション100が少なく
ともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を
含む操作対象物についてのデータの操作をオブジェクト
の操作として指示するためのものであり、共通サービス
処理部201又はオブジェクトサービス処理部203が
アプリケーション100からの指示をオブジェクトの操
作についての指示として受け付けるためのものである。
統一インタフェース250は共通サービス処理部201
又はオブジェクトサービス処理部203が受け付けたオ
ブジェクトの操作についての指示を当該操作を行うべき
データ格納手段管理手段301に渡すためのものであ
る。アプリケーション100は、当該種々の機能を利用
する場合、共通サービス処理部201との間で統一イン
タフェース150に従って、オブジェクトの操作の指示
を行うのみであり、機能実装レイア300を意識するこ
とはない。
【0035】本発明のオブジェクト処理装置では、図6
を参照して後述するベースオブジェクトクラスにおいて
アプリケーション100が(自由に)定義できる対象、
即ち、コンテント、ユーザ、クライアント(及びそれら
についてのデータ)等をオブジェクトと呼ぶ。何をオブ
ジェクトとして定義するかは、アプリケーション100
の自由である。従って、コンテント等以外のものでもオ
ブジェクトとして定義できる。オブジェクトの操作と
は、オブジェクトに何らかの変更を加え得ることを言
う。例えば、後述する作成、登録、更新、取得、削除、
検索、一覧等の処理である。
【0036】更に、本発明のオブジェクト処理装置で
は、コンテント、ユーザ、クライアント自体をオブジェ
クトとして管理するのではなく、実際には、コンテン
ト、ユーザ、クライアントの管理情報をオブジェクトと
して管理する。これにより、コンテント、ユーザ、クラ
イアントをオブジェクトとして一元的に管理すると共
に、これらの管理情報を用いてオブジェクトの操作を変
換する。これにより、アプリケーション100は仮想的
に統一されたオブジェクトにより命令を記述でき、一
方、オブジェクトの操作を実際のデータの処理に変換で
きる。
【0037】図3は主としてフレームワークレイア20
0の構成の概要について示す。フレームワークレイア2
00又は共通サービス処理部201は、アプリケーショ
ン100にとって必要な共通の機能を、統一インタフェ
ース150で提供する。
【0038】データやプログラムを集配信するアプリケ
ーション100には大きく3つのタイプがある。第1
に、情報のブロードキャストを行うアプリケーション1
00は、ニュースやアナウンスなどの情報を配信し、ま
た、視聴者の視聴率情報などを集計する。第2に、拠点
支援を行うアプリケーション100は、拠点(支店や関
係会社など)へ業務情報や業務アプリケーション100
を配信し、また、拠点からは業務データ(売り上げデー
タなど)を集計する。第3に、業務システム間の連携を
行うアプリケーション100は、ネットワークで接続さ
れた業務システム間でデータのやり取りを行う。多くの
システムにおいてはデータはデータベースで管理され
る。共通サービス処理部201は、このようなアプリケ
ーション100にとって必要な共通の機能を、統一イン
タフェース150であるAPIで提供する。即ち、共通
サービス処理部201は、このようなアプリケーション
100に共通して必要な機能である、業務データなどの
コンテント(集配信対象)の管理、ユーザ(集配信先)
の管理、クライアント(集配信先)の管理、及び、セキ
ュリティを確保したネットワーク経由でのコンテントの
集配信を、統一インタフェース150の下で行う。
【0039】共通サービス処理部201がアプリケーシ
ョン100に提供するフレームワークは、以下の6つの
サービス処理部により与えられる。オブジェクトサービ
ス処理部203は、オブジェクト処理装置で集配信する
対象であるコンテント及び集配信先であるクライアント
・ユーザなどを管理する。転送サービス処理部204
は、以上のように定義されたオブジェクトをネットワー
ク経由で集配信する。オブジェクトサービス処理部20
3及び転送サービス処理部204により、差分管理及び
差分転送機能208、配布管理機能209が実現され
る。イベントサービス処理部205は、オブジェクト処
理装置内の様々な事象をイベントとしてアプリケーショ
ン100へ通知する。監視サービス処理部206は、オ
ブジェクト処理装置外の様々な事象(DBやファイルシ
ステムの更新等)を監視し、事象発生時にイベントとし
てアプリケーション100に通知する。コマンドサービ
ス処理部207は、以上のサービス処理部における処理
を総合的に扱った機能の実装をオブジェクト処理装置に
プラグインする。管理サービス処理部202は、アプリ
ケーション100が共通サービス処理部201に対して
種々のサービスを要求する場合のアプリケーション10
0に対する窓口となる。各サービス処理部については、
図5以下を参照して詳細に後述する。
【0040】アプリケーション100は、オブジェクト
サービス処理部203等を利用することにより、情報の
転送形式(ネットワークプロトコル等)や情報の格納形
式(データベース種別等)を意識することなく、コンテ
ント、クライアント、ユーザなどの管理、コンテント、
メッセージ、ファイルの集配信、及び、イベント、スケ
ジュールの制御を、統一インタフェース150で利用で
きる。例えば、転送対象の様々なコンテント及び転送先
のユーザまたはクライアントをオブジェクトとして統一
的に管理(オブジェクトサービス)し、管理しているコ
ンテントを転送先に確実に集信及び配信することができ
る(転送サービス)。
【0041】また、アプリケーション100の開発者
は、共通サービス処理部201を利用してアプリケーシ
ョン100を開発することにより、統一インタフェース
150に沿ってプログラムコ−ドを記述するだけで、マ
ルチコンテントの集配信機能を持つアプリケーション1
00を作成することができる。例えば、開発者は、情報
の格納形式やネットワークプロトコルを意識せずに、コ
ンテント(転送対象物)と転送先の管理、及びそのコン
テントの集配信機能を使用することができる。また、コ
ンテントの転送をおこないたい場合、これまでのように
煩雑な処理コ−ドを記述する必要もなく、転送したいコ
ンテントと転送先を指定するだけで簡単に実現できる。
即ち、開発者は、プリミティブレベルでの操作を意識す
ることなく、アプリケーション100本来のソリューシ
ョン(ビジネスロジック)の開発に専念することができ
る。
【0042】図4は主として機能実装レイア300の構
成の概要について示す。
【0043】リポジトリ管理部301は、オブジェクト
を永続的に管理し、オブジェクトの検索・更新・取り出
しを行う。また、リポジトリ管理部301では、各種の
コンテントや接続するクライアントなどの管理情報をオ
ブジェクトとして管理する。リポジトリ管理部301
は、オブジェクトサービス処理部203に対して、リポ
ジトリ400の種類(格納庫の種類)を意識させない統
一インタフェース250を提供する。
【0044】リポジトリ管理部301でサポートするリ
ポジトリ400の種類は、独自ファイル・RDB・ディ
レクトリなど多岐に渡る。リポジトリ管理部301に対
するアクセスでは、アプリケーション100がリポジト
リ400の種別を意識することなく、同一の手順でアク
セスできる統一インタフェース250を提供する。即
ち、リポジトリ管理部301は、図示しないが、アプリ
ケーション100又はオブジェクトサービス処理部20
3が利用する共通のAPIと、リポジトリ400の各々
に対応するアダプタとからなる。リポジトリ400の切
り替えは、リポジトリ管理部301のAPIからリポジ
トリ400の種類を指定することにより、ダイナミック
に変更することができる。
【0045】リポジトリ管理部301は、オブジェクト
を永続的に管理するために、クラス定義情報及びフィー
ルド定義情報を保持し、また、継承関係、参照関係、及
びデータ管理の情報を保持する。これにより、リポジト
リ管理部301は、複雑なオブジェクトの検索、復元を
高速に処理する。また、リポジトリ管理部301は、リ
ポジトリ400がRDBやディレクトリである場合に
は、クラス・フィールドと各リポジトリ400とのマッ
ピング情報の管理により、円滑にオブジェクトの授受を
行う。
【0046】マルチキャスト通信管理処理部302はマ
ルチキャストを利用して多数のクライアントへのコンテ
ントの一斉配信を行う。マルチキャストを利用した通信
では、サーバはパケットを一つしか送信しなくて良い。
データは次々と複製されグループ内のクライアント全体
にデータが配信される。例えば天気予報などのコンテン
トを配信するサーバ(配信元)であるアプリケーション
100はクライアント(配信先)に指定時間に一斉にコ
ンテントを配信し、すべてのクライアントがほぼ同時に
コンテントを受信することが可能である。また、マルチ
キャスト通信管理処理部302は通信基盤に通信衛星を
利用したマルチキャスト通信にも対応している。
【0047】これにより、マルチキャスト通信管理処理
部302は、回線負荷の軽減、サーバ負荷の軽減、及
び、同報性の確保を実現することができる。即ち、従来
のInternet Protocol(IP)通信(ユニキャスト)を使
った一般的なコンテント配信では、サーバはクライアン
トに対してポイント・ツー・ポイントでそれぞれにデー
タを転送するので、クライアントの台数を増やした時に
はネットワーク上に流れるパケットが増加する。これに
より、回線負荷、配信時間、回線使用料金が増加する。
また、一斉配信での同報性が期待できず、クライアント
間で時間差が生じる。マルチキャスト通信によれば、こ
のような不都合を防止できる。
【0048】更に、マルチキャスト通信管理処理部30
2は、パケットの送出後にパケットロスト等により通信
が中断した場合、クライアントからNAK(Negative Ac
knowledgment、不着通知)をサーバに返す等の手段を採
用する。この通知により、サーバであるアプリケーショ
ン100はロストしたパケットを再送して、信頼性を確
保する。これにより、マルチキャスト通信管理処理部3
02は信頼性のある一斉配信を実現することができる。
即ち、マルチキャスト通信ではトランスポート層のプロ
トコルとしてUDP(User Datagram Protocol) を使用
する。UDPはデータが正しく転送されることを保証す
るTCP(Transmission Control Protocol)とは異なり
信頼性がなく、経路中でパケットロストする可能性があ
る。このため、コンテントがプログラムデータ等である
場合には向いていなかった。マルチキャスト通信管理処
理部302によれば、信頼性のある一斉配信を実現する
ことができる。
【0049】また、マルチキャスト通信管理処理部30
2は、図示しないが、マルチキャスト中継ゲートウェイ
に接続される。マルチキャスト通信管理処理部302に
対するマルチキャスト中継ゲートウェイは、リポジトリ
管理部301に対するリポジトリ400に相当する。マ
ルチキャスト中継ゲートウェイは、マルチキャストのデ
ータをユニキャストデータにカプセル化してルータを経
由させ、中継先のゲートウェイで元のマルチキャストデ
ータに復元して再送する。これにより、マルチキャスト
通信管理処理部302はマルチキャストをユーザのネッ
トワーク環境に合わせて運用することが可能である。即
ち、ユーザのネットワーク環境において、マルチキャス
ト通信に対応していないルータが存在する場合でもマル
チキャストによる一斉配信を可能とするため、マルチキ
ャスト中継ゲートウェイによりマルチキャストのデータ
をユニキャストデータにカプセル化してルータを経由さ
せる。マルチキャスト通信管理処理部302によれば、
マルチキャストをユーザの環境に合わせて運用すること
ができる。
【0050】各種の通信管理部305はIP通信(ユニ
キャスト)によるクライアントへのコンテントの配信を
行う。各種の通信管理部305は種々のプログラムをサ
ポートする。即ち、Http(及びHttps)、FT
P、SMTP、SSL、Socks等である。
【0051】以下、各サービス処理部について詳細に説
明する。
【0052】最初に、オブジェクトサービス処理部20
3について説明する。オブジェクトサービス処理部20
3はオブジェクト処理装置で集配信する対象であるコン
テント及び集配信先であるクライアント・ユーザなどを
管理する。このオブジェクト処理装置では、コンテント
はRDB、ファイル、ディレクトリ等の種々のデータ格
納手段400に存在する。本発明のオブジェクト処理装
置ではこれらの種々のデータ格納手段400をリポジト
リ400と呼ぶ。従って、データ格納手段管理手段30
1はリポジトリ管理処理部301と呼ぶ。オブジェクト
サービス処理部203は、アプリケーション100から
の依頼を受けて、リポジトリ400に存在するデータを
操作する。従って、オブジェクトサービス処理部203
はリポジトリ管理部301の上位層である。これによ
り、アプリケーション100が、リポジトリ400の種
別(RDB、ファイル、ディレクトリなど)や管理方法
(オブジェクトの永続保存なのか、他のリポジトリのマ
ッピングなのか)を意識する必要はなく、アプリケーシ
ョン開発者がアプリケーション作成に専念できる。
【0053】オブジェクトサービス処理部203では、
図6を参照して後述するように、リポジトリ400への
保存が可能なベースオブジェクトクラスを定義し、この
クラスを操作対象とする。これにより、オブジェクトサ
ービス処理部203はアプリケーション100に対して
統一インタフェース150としてのAPIを提供する。
従って、アプリケーション100は、このベースオブジ
ェクトクラスを拡張することにより、アプリケーション
100に適したデータ構造を表現することができる。
【0054】これにより、オブジェクトサービス処理部
203は、少なくともコンテント、ユーザ又はノードを
含む操作対象物を含む操作対象物のそれぞれを任意の単
位でグループ化して1つのオブジェクトとして統一的に
管理することができ、また、少なくともコンテント、ユ
ーザ又はノードを含む操作対象物を含む操作対象物の互
いの関係(コンテントとノード、コンテントとユーザ、
ユーザとノード)をも、オブジェクトとして管理するこ
とができる。従って、アプリケーションは、本来少なく
ともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を
含む操作対象物と異なるものを表すオブジェクトについ
て、共通の操作手順によって操作することができ、ま
た、例えば同一のコンテントをあるユーザグループの全
員に配信といった操作をすることができる。
【0055】図5はオブジェクト処理装置構成図であ
り、本発明の適用されるオブジェクト処理装置の構成を
示す。
【0056】アプリケーション100は、少なくともコ
ンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を含む操
作対象物についてのデータの操作をオブジェクトの操作
として指示する。この時、アプリケーション100は、
オブジェクトサービス処理部203の統一インタフェー
ス150のみを意識する。従って、リポジトリ400に
ついての意識はない。
【0057】複数のリポジトリ(データ格納手段)40
0は、少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む
操作対象物を含む操作対象物についてのデータを各々が
異なる形態で格納する。複数のリポジトリ400は、図
5に示すように、例えば、RDB(400A)、ファイ
ル(400B)、ディレクトリ(400C)、その他の
例えば、独自のデータベース(400D)からなる。こ
れらは、全てデータのアクセス手段、管理手段、格納形
式等が異なる。なお、必要に応じて、A乃至Dの符号を
付けて区別する。
【0058】オブジェクトアクセス管理手段350は、
アプリケーション100と複数のリポジトリ400との
間に設けられ、複数のリポジトリ400に格納された少
なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象
物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクトと
して統一的に管理する。このために、オブジェクトアク
セス管理手段350は、オブジェクトサービス処理部2
03と、複数のリポジトリ400の各々に対応して設け
られた複数のリポジトリ管理部(データ格納手段管理手
段)301とからなる。リポジトリ管理部301A、
B、C及びDは、各々、RDB管理部、ファイル管理
部、ディレクトリ管理部、独自のデータベース管理部で
ある。
【0059】オブジェクトサービス処理部203は、ア
プリケーション100からのオブジェクトの操作につい
ての指示を統一インタフェース150に従って受け付
け、当該操作を行うべきリポジトリ管理部301を選択
して、これに受け付けたオブジェクトの操作についての
指示を統一インタフェース250に従って渡す。このた
めに、オブジェクトサービス処理部203はオブジェク
トと複数のリポジトリ管理部301との対応を記述した
第1テーブル(リポジトリテーブル)210を備える。
オブジェクトサービス処理部203は、リポジトリテー
ブル210を参照して、受け付けたオブジェクトの操作
についての指示を渡すべきリポジトリ管理部301を求
める(選択する)。このために、リポジトリテーブル2
10は、図9を参照して後述するように、オブジェクト
型毎に、対応するデータ格納手段400の種別とリポジ
トリ管理部301とを記述してなる。オブジェクト型と
複数のリポジトリ管理部301との対応は、当該オブジ
ェクト型をリポジトリテーブル210に登録したアプリ
ケーション100が、当該対応をリポジトリテーブル2
10に記述することにより定める。
【0060】リポジトリ管理部301は、オブジェクト
サービス処理部203から渡された受け付けたオブジェ
クトの操作についての指示を、当該データの操作につい
ての指示に変換し、これに基づいて、対応するリポジト
リ400に格納された少なくともコンテント、ユーザ又
はノードを含む操作対象物を含む操作対象物についての
データを操作する。このために、複数のリポジトリ管理
部301(301A乃至301D)は、各々、オブジェ
クトと対応するリポジトリ400の格納する少なくとも
コンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を含む
操作対象物についてのデータとの関係を記述した第2テ
ーブル(マップテーブル)306(306A乃至306
D)を備える。リポジトリ管理部301は、自己の持つ
第2テーブルを参照して、受け付けたオブジェクトの操
作についての指示を当該データの操作についての指示に
変換する。このために、第2テーブルは、図10を参照
して後述するように、オブジェクト型及びこれに対応す
るデータ毎に、これらの間における相互の変換規則を記
述してなる。オブジェクトの操作についての指示を当該
データの操作についての指示に変換するための変換規則
は、当該オブジェクト型及びこれに対応するデータを第
2テーブルに登録したアプリケーション100が、当該
変換規則を第2テーブルに記述することにより定める。
また、当該アプリケーション100は、変換規則におい
て、当該オブジェクト型に対応するデータのフォーマッ
トを記述する。
【0061】図6はオブジェクト説明図であり、オブジ
ェクトの種類及び階層の一例を示す。即ち、アプリケー
ション100が登録しオブジェクトサービス処理部20
3が管理するオブジェクトの一例であり、オブジェクト
の種類(何をオブジェクトとして登録するか)及び階層
(当該オブジェクトをどこに位置付けるか)は登録する
アプリケーション100がオブジェクトサービス処理部
203の提供するベースオブジェクトクラス、ベクター
クラス、ディクショナリクラスを利用して、自由に定め
る。
【0062】図6において、ベースオブジェクトクラス
は、コンテント、ユーザ、クライアント(ノード)の3
種類のグループと、ベクタークラスと、ディレクトリク
ラスとからなる。コンテントはデータやプログラム等の
処理の対象、即ち、情報である。コンテントは、更に、
ニュースサービスにおける(新聞)記事、業務を行うク
ライアントにおける業務データ、プログラムからなる。
ノードはコンテントの処理を行う装置(コンピュータ)
である。ユーザはノードへの指示によりコンテント及び
ノードを利用する人間である。ベクタークラスは、Ja
va言語における配列用のクラスであり、記事の集合で
あるチャネルと、会社組織等の集合単位を集合単位を表
す組織と、ユーザ、クライアント、コンテント等の集合
を表すグループとからなる。ディクシャナリクラスは、
アプリケーション100の利用するコンテント所有者及
びコンテント配布管理と、これらの上位のコンテント所
有者とコンテント配布管理の関係とからなる。
【0063】図7はオブジェクト説明図であり、オブジ
ェクトの概念の他の一例を示す。オブジェクトサービス
処理部203の管理するオブジェクトの内、コンテン
ト、ユーザ又はノードを含む操作対象物の3種類の間の
関係を示す。コンテントとノードとの間の関係は、どの
ノードが当該コンテントを配布し、又は、配布されるか
を示す「配布情報」により表される。ノードとユーザと
の間の関係は、どのユーザがどのノードを使用するかを
示す「ノードの使用者情報」により表される。ユーザと
コンテントとの間の関係は、どのコンテントにどのユー
ザが関係することを許されるかを示す「コンテントの関
係者情報」により表される。このようなオブジェクトの
間の関係についての情報も、更にオブジェクトとして、
図6に示すベースオブジェクトクラスに追加することが
できる。この場合、オブジェクトアクセス管理手段35
0はコンテントの所有者情報、ノードの使用者情報及び
コンテントの配布情報をオブジェクトとして管理する。
【0064】図8はグループ化説明図であり、グループ
の概念を示す。オブジェクトサービス処理部203は、
アプリケーション100の指示により、オブジェクトを
任意の単位でグループ化して、当該グループを(大き
な)1個のオブジェクトとして統一的に管理する。グル
ープ化は、図8に示すように、コンテント毎、ユーザ
毎、ノード毎に行われる。従って、図8に示す以外に、
ユーザのグループ、ノードのグループが存在する。コン
テントとユーザ、ユーザとノード等のように異なるオブ
ジェクト間においてはグループ化することはできない。
コンテントのグループ化において、図8に示すように、
あるグループAは下位のグループBを含むことができ
る。あるコンテントC3は異なる2個のグループA及び
Cに含まれることができる。ユーザのグループ、ノード
のグループにおいても同様である。
【0065】グループ化は、当該コンテントを登録した
アプリケーション100がオブジェクトサービス処理部
203に指示して決定する。例えば、コンテントC3を
登録したアプリケーション100が既存のグループBと
まとめたい場合に、グループ化の対象であるグループ
B、新たなグループ名Aと共に、コンテントC3につい
てのグループ化を指示する。グループ名はユニークなも
のとされる。コンテントC4及びC5とも同様にしてグ
ループ化を行う。この場合、オブジェクトアクセス管理
手段350は、複数のコンテントからなるコンテントグ
ループ、複数のユーザからなるユーザグループ及び複数
のノードからなるノードグループについてのデータをオ
ブジェクトとして統一的に管理する。
【0066】これにより、少なくともコンテント、ユー
ザ又はノードを含む操作対象物を含む操作対象物を、個
々のレベルのみではなく、任意の単位でグループ化して
1個のオブジェクトとして統一的に管理することができ
る。例えば、あるグループ(の複数のコンテント)及び
/又は1個のコンテントを、あるグループ(の複数のユ
ーザ)及び/又は一人のユーザ、又は、あるグループ
(の複数のノード)及び/又は1個のノードに配信する
ことを、オブジェクトの操作により行うことができる。
【0067】以上から判るように、アプリケーション1
00は、オブジェクトを登録することにより、何をオブ
ジェクトとするかを、即ち、操作対象データの定義を、
自由に定めることができる。図6の定義は、その一例で
ある。従って、例えば、図6において、「集合」の下位
の「グループ」の下位に、更に、「ユーザグループ」
「クライアントグループ」「コンテントグループ」を付
加することも自由に行うことができる。
【0068】また、本発明におけるオブジェクトは、全
て少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作
対象物を含む操作対象物、オブジェクト間の関係、オブ
ジェクトのグループ、及びその他オブジェクトとして定
義された事項についての管理情報である。アプリケーシ
ョン100はオブジェクトの操作をその管理情報の操作
を指示することにより行う。この指示は統一インタフェ
ース150によるので、アプリケーション100はこれ
以外を意識することはない。オブジェクトの実態である
データはリポジトリ400に存在する。アプリケーショ
ン100から与えられた管理情報の操作は、統一インタ
フェース250により、当該操作を行うべきリポジトリ
管理部301に渡される。このリポジトリ管理部301
が、その実態であるデータを操作するために、管理情報
の操作をデータの操作に変換して、当該操作を実行す
る。
【0069】図9はリポジトリテーブル説明図であり、
オブジェクトサービス処理部203の備えるリポジトリ
テーブル210の構成を示す。リポジトリテーブル21
0は、オブジェクトとそれに対応するリポジトリ400
とを管理する。具体的には、リポジトリテーブル210
は、図9に示すように、オブジェクト(型)毎に、対応
する(当該オブジェクトの実態であるデータを格納す
る)リポジトリ400の種別と、その対応する(リポジ
トリ)管理部(名)とを格納する。リポジトリ管理部3
01はオブジェクトのインスタンスである。
【0070】オブジェクトサービス処理部203は、ア
プリケーション100からオブジェクトの操作を与えら
れると、当該オブジェクトを用いてリポジトリテーブル
210を参照し、当該オブジェクトのリポジトリ400
の種別及びそのリポジトリ管理部301とを知る。これ
に基づいて、オブジェクトサービス処理部203は、複
数のリポジトリ管理部301の中から当該リポジトリ管
理部301を自動的に選択して、オブジェクトの操作を
依頼する。
【0071】図10はマップテーブル説明図であり、各
々のリポジトリ管理部301の備えるマップテーブル3
06の構成を示す。マップテーブル306は、当該リポ
ジトリ管理部301の管理する種々の形式のデータと、
オブジェクトサービス処理部203から与えられるオブ
ジェクトとの間の対応関係(マッピング)を管理する。
具体的には、マップテーブル306は、図10に示すよ
うに、データ格納部307と、オブジェクト格納部30
9と、これらの間に設けられるマップ方法格納部308
とからなる。データ格納部307は当該リポジトリ管理
部301の管理する種々の形式のデータを格納する。即
ち、データ(名)毎に、その全ての属性を格納する。オ
ブジェクト格納部309はオブジェクトサービス処理部
203から与えられるオブジェクトを格納する。即ち、
オブジェクト(型)毎に、その全ての属性を格納する。
マップ方法格納部308は、当該属性のデータ及びオブ
ジェクトが、各々、どのような形態で格納されているか
(表現形式)を示す情報を格納する。
【0072】図10に示すマップテーブルにおいて、デ
ータ名「person」の属性「description 」が定義されて
いるのに対して、オブジェクトの側に対応する定義及び
マップ方法が存在しない。属性「description 」は、例
えば、当該「person」である利用者についての備考的な
記事であり、アプリケーション100が他に公開したく
ない(アクセスを許さない)場合にこのようにされる。
他のアプリケーション600は、オブジェクト側のマッ
プ方法が存在しないので、変換できず、アクセスできな
い。また、オブジェクト名「content 」の属性「Date c
reate 」が定義されているのに対して、データの側に対
応する定義及びマップ方法が存在しない。属性「Date c
reate 」は、例えば、当該オブジェクトを作成した日付
であり、特にデータとしては保存の必要がない場合にこ
のようにされる。他のアプリケーション600は、デー
タ側のマップ方法が存在しないので、特にこれを定義す
る必要はない。
【0073】当該リポジトリ管理部301は、オブジェ
クトサービス処理部203からオブジェクトとその操作
を与えられると、当該オブジェクトを用いてリポジトリ
テーブルを参照し、当該オブジェクトの属性毎にマップ
方法を知る。これに基づいて、当該リポジトリ管理部3
01は、当該オブジェクトのオブジェクト型を操作す
る。即ち、オブジェクトサービス処理部203は、アプ
リケーション100からの要求に応じて、オブジェクト
型の「登録(add )」、及び各オブジェクトの「更新
(up to date)」「取得(get )」「追加(insert)」
「削除(delete)」「検索(search)」「一覧(lis
t)」の処理を行う。
【0074】「登録」は、あるリポジトリ400に作成
したデータを、オブジェクト型としてオブジェクトアク
セス管理手段350又はオブジェクトサービス処理部2
03に登録する操作である。これにより、オブジェクト
としての操作が可能となる。この登録のために、オブジ
ェクトアクセス管理手段350等は、統一インタフェー
ス150の一部として、登録用のインタフェース(例え
ば、登録用の画面)を用意する。アプリケーション10
0はこのインタフェースに従って所定の内容を入力する
のみで、オブジェクトを容易に登録することができる。
例えば、アプリケーション100が、使用するオブジェ
クト型と当該データの存在するアドレス(又はリポジト
リ400)を入力すると、オブジェクトアクセス管理手
段350等が、リポジトリ400の種別、リポジトリ管
理部301、データ名、データの属性、オブジェクトの
属性を求めて、自動的にリポジトリテーブル210及び
マップテーブル306を作成する(追加する)。
【0075】「更新」は登録したオブジェクトの内容を
変更する操作である。例えば、追加や書き換え等であ
る。「取得」は、更新や転送等のために、登録したオブ
ジェクトの内容を読み出す操作である。「削除」は一旦
登録したオブジェクトを当該登録から削除する操作であ
る。「検索」は、登録したオブジェクトからオブジェク
ト名、属性、オブジェクトの内容等を指定して該当する
オブジェクト等を読み出す操作である。「一覧」は、登
録したオブジェクトからグループ名を指定して当該グル
ープのオブジェクトを全て取得する操作である。これら
の操作のためにも、オブジェクトアクセス管理手段35
0等は、統一インタフェース150の一部として、所定
のインタフェースを用意する。アプリケーション100
はこのインタフェースに従って所定の内容を入力するの
みで、オブジェクトを容易に操作することができる。
【0076】次に、図5及び図11を参照して、図2の
オブジェクト処理装置の動作について具体的に説明す
る。
【0077】例えば、アプリケーション100が、オブ
ジェクト「User」を、オブジェクト「Group 」のメンバ
に追加しようとする場合について説明する。図5におい
て、アプリケーション100は、自己が操作しようとす
るオブジェクトがどのような形式でどのリポジトリ40
0に管理されているかを意識する必要はない。アプリケ
ーション100はオブジェクトの操作を指定するのみで
ある。図9に示すように、オブジェクト「User」は実際
にはディレクトリ400Cで管理されており、オブジェ
クト「Group 」は実際にはRDB400Aで管理されて
いる。図10に示すように、オブジェクト「User」とし
てマップされているのはデータ「person」である。
【0078】図11において、最初に、アプリケーショ
ン100が、オブジェクトサービス処理部203に対し
て、統一インタフェース150により、オブジェクト
「User」の「取得」を依頼する。
【0079】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリテーブル210を参照して、オブジェクト「Us
er」に対応するリポジトリ管理部301Cを選択し、統
一インタフェース250により、オブジェクト「User」
の「取得」を依頼する。
【0080】リポジトリ管理部301Cは、マップテー
ブル306Cを参照して、オブジェクト「User」として
マップされているデータ「person」を選択し、その内容
をディレクトリ400Cから「取得」する。そして、リ
ポジトリ管理部301Cは、マップテーブル306Cを
参照して、取得したデータ「person」の内容をオブジェ
クト「User」の内容に変換した上で、統一インタフェー
ス250により、先の依頼に対する応答としてオブジェ
クトサービス処理部203に返す。この変換では、「c
n」の文字列はそのまま「String name 」の文字列と
し、「employee Number 」の文字列「ind id」の数値に
変換する。
【0081】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリ管理部301Cから受け取ったオブジェクト
「User」の内容を、統一インタフェース150により、
先の依頼に対する応答としてアプリケーション100に
返す。
【0082】次に、アプリケーション100が、オブジ
ェクトサービス処理部203に対して、オブジェクト
「Group 」の「取得」を依頼する。
【0083】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリテーブル210を参照して、オブジェクト「Gr
oup 」に対応するリポジトリ管理部301Aを選択し、
これにオブジェクト「Group 」の「取得」を依頼する。
【0084】リポジトリ管理部301Aは、マップテー
ブル306Aを参照して、オブジェクト「Group 」とし
てマップされているデータ「Group of Name 」を選択
し、その内容をRDB400Aから「取得」する。そし
て、リポジトリ管理部301Aは、マップテーブル30
6Aを参照して、取得したデータ「Group of Name 」の
内容をオブジェクト「Group 」の内容に変換した上で、
先の依頼に対する応答としてオブジェクトサービス処理
部203に返す。
【0085】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリ管理部301Aから受け取ったオブジェクト
「Group 」の内容を、先の依頼に対する応答としてアプ
リケーション100に返す。
【0086】次に、アプリケーション100が、取得し
たオブジェクト「User」の内容を、取得したオブジェク
ト「Group 」の内容に追加した上で、オブジェクトサー
ビス処理部203に対して、オブジェクト「Group 」の
「更新」を依頼する。
【0087】オブジェクトサービス処理部203は、リ
ポジトリテーブル210を参照して、オブジェクト「Gr
oup 」に対応するリポジトリ管理部301Aを選択し、
これにオブジェクト「Group 」の「更新」を依頼する。
【0088】リポジトリ管理部301Aは、マップテー
ブル306Aを参照して、オブジェクト「Group 」とし
てマップされているデータ「Group of Name 」を選択
し、オブジェクト「Group 」の内容をデータ「Group of
Name 」の内容に変換した上で、当該新しい「Group of
Name 」でRDB400A内の(古い)「Group of Nam
e 」を上書きする。
【0089】以上は、アプリケーション100がオブジ
ェクトサービス処理部302に対して行うオブジェクト
の操作の例である。この他に、アプリケーション100
は、データの転送等もオブジェクトの操作として行う。
これらの操作のためにも、オブジェクトアクセス管理手
段350等は、統一インタフェース150の一部とし
て、所定のインタフェースを用意する。アプリケーショ
ン100はこのインタフェースに従って所定の内容を入
力するのみで、オブジェクトを容易に転送する等の操作
することができる。
【0090】アプリケーション100は、転送サービス
処理部204に対して、統一インタフェース150によ
り、オブジェクトの転送を依頼する。この時、アプリケ
ーション100は、転送先としてある(ノード又はクラ
イアントである)オブジェクトを指定し、転送対象とし
てある(コンテントである)オブジェクトを指定するの
みで良い。転送のプロトコルを意識する必要はない。転
送サービス処理部204は、オブジェクトサービス処理
部203に依頼して転送先及び転送対象のオブジェクト
を取得し、これに基づいて転送対象を転送先へ転送す
る。
【0091】アプリケーション100は、イベントサー
ビス処理部205に対して、統一インタフェース150
により、オブジェクトについてのイベントの通知を依頼
する。この時、アプリケーション100は、通知の対象
としてあるオブジェクトを指定するのみで良い。イベン
トサービス処理部205は、オブジェクトサービス処理
部203に依頼して通知対象のオブジェクトを取得し、
これに基づいてイベントが発生したらこれを通知する。
【0092】アプリケーション100は、監視サービス
処理部206に対して、統一インタフェース150によ
り、オブジェクトについての監視を依頼する。この時、
アプリケーション100は、監視の対象としてあるオブ
ジェクトを指定するのみで良い。監視サービス処理部2
06は、オブジェクトサービス処理部203に依頼して
監視対象のオブジェクトを取得し、これに基づいて監視
を行う。
【0093】アプリケーション100は、コマンドサー
ビス処理部207に対して、統一インタフェース150
により、オブジェクトについての用意されたコマンドへ
のプラグインを依頼する。この時、アプリケーション1
00は、プラグインの対象としてあるオブジェクトを指
定するのみで良い。コマンドサービス処理部207は、
オブジェクトサービス処理部203に依頼してプラグイ
ンの対象のオブジェクトを取得し、これに基づいてプラ
グインを行う。
【0094】以下、オブジェクトサービス処理203の
処理を基にして、他の各サービス処理部の行う処理につ
いて説明する。
【0095】まず、転送サービス処理部204について
説明する。転送サービス処理部204は、以上のように
定義されたオブジェクトをネットワーク経由で集配信す
る。転送サービス処理部204は、集配信という観点か
ら統一インタフェース150であるAPIを提供する。
アプリケーション100は統一インタフェース150を
介して転送サービス処理部204にオブジェクトを渡す
だけで、そのオブジェクトの転送が実現できる。これに
より、アプリケーション100は、実際の通信に使用す
る通信プロトコルや通信のための処理ロジックを意識す
る必要が無い。また、管理されているオブジェクトとの
親和性が高いため、煩雑な処理コ−ドを記述する必要も
無い。
【0096】転送サービス処理部204は、図示しない
が、統一インタフェース150を提供する転送マネージ
ャと、通信プロトコルを制御する通信プロトコルハンド
ラとからなる。これらは、実際の通信処理を行うセキュ
ア通信管理処理部303及びマルチキャスト管理処理部
302の上位層である。セキュア通信管理処理部303
及びマルチキャスト管理処理部302は、物理層である
通信手段500を介して他のアプリケーション600と
の間での通信を行う。このような階層構成により、新規
の通信プロトコルの追加にも柔軟に対応できる。
【0097】図12は、転送サービス処理部説明図であ
り、特に、図12(A)はクライアントであるノード又
アプリケーション100からサーバであるアプリケーシ
ョン100に転送が行われる場合(集信の場合)を示
し、図12(B)はサーバであるアプリケーション10
0からクライアントであるノード又アプリケーション1
00に転送が行われる場合(配信の場合)を示す。な
お、サーバであるアプリケーション100及びクライア
ントであるノード又アプリケーション100は同一の構
成を有する。
【0098】オブジェクト処理装置は、アプリケーショ
ン100と、転送サービス処理部204と、オブジェク
トサービス処理部203とからなる。アプリケーション
100は、転送対象であるコンテント又は転送先である
ノードをオブジェクトとして転送を指示する。転送サー
ビス処理部204は、アプリケーション100からの転
送の指示に応じて、当該ノードとの間での当該コンテン
トについての転送を行う。オブジェクトサービス処理部
203は、少なくともコンテント、ユーザ又はノードを
含む操作対象物を含む操作対象物についてのデータを、
オブジェクトとしてリポジトリ400に統一的に管理す
る。アプリケーション100からの転送の指示に応じ
て、転送サービス処理部204が、当該指示に関するオ
ブジェクトをオブジェクトサービス処理部203から取
得して、当該取得したオブジェクトに基づいて当該ノー
ドとの間で当該コンテントについての転送を行う。
【0099】前述のように、オブジェクト処理装置は、
少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
象物を含む操作対象物についてのデータを各々が異なる
形態で格納する複数のリポジトリ400と、その各々に
対応して設けられた複数のリポジトリ管理部301を備
える。オブジェクトサービス処理部203は、転送サー
ビス処理部204からのオブジェクトの取得の依頼を受
け付け、受け付けたオブジェクトの取得の依頼を当該取
得を行うべきリポジトリ管理部301に渡す。リポジト
リ管理部301は、オブジェクトの取得の依頼に応じ
て、リポジトリ400に格納された当該オブジェクトに
対応する少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含
む操作対象物を含む操作対象物についてのデータを取得
する。この詳細は、図5等により先に説明した通りであ
る。
【0100】また、前述のように、オブジェクトサービ
ス処理部203が、更に、複数のコンテントからなるコ
ンテントグループ、複数のユーザからなるユーザグルー
プ及び複数のノードからなるノードグループについての
データをオブジェクトとして統一的に管理している場
合、転送サービス処理部204は、以下のように転送を
行う。即ち、アプリケーション100の指示したオブジ
ェクトが複数のコンテントからなるコンテントグループ
である場合、当該ノードに対して、当該複数のコンテン
トを転送する。また、アプリケーション100の指示し
たオブジェクトが複数のノードからなるノードグループ
である場合、当該複数のノードとの間で当該コンテント
についての転送を行う。
【0101】このように、原則として、転送サービス処
理部204は、オブジェクトサービス処理部203で管
理しているコンテントの転送を行う。転送サービス処理
部204により、アプリケーション100は、実際の通
信に使用する通信プロトコルや通信の処理ロジックを意
識せずに転送処理を実行できる。また、転送サービス処
理部204は、以下の種々の処理を上記転送に伴って行
う。即ち、転送先に正しくコンテントが送られたかどう
かを確認する処理を行い、データを圧縮してから転送
し、受信したときに解凍することでデータ転送サイズを
小さくする処理を行い、コンテントを暗号化して転送す
ることによりネットワーク転送中のデータ改竄、及び盗
聴を防ぐ処理を行い、データを一度に送信するのではな
く、間欠で送信することによりネットワーク帯域を一時
的に圧迫すること無く、徐々に転送する処理を行う。ま
た、転送サービス処理部204により、転送先のでデー
タが確実に転送されてきたことをチェックすることがで
きる。
【0102】次に、オブジェクトサービス処理部203
と転送サービス処理部204により実現される機能につ
いて説明する。オブジェクトサービス処理部203及び
転送サービス処理部204により、差分管理及び差分転
送処理部208、配布管理処理部209が実現される。
差分管理及び差分転送処理部208は、アプリケーショ
ン100からのオブジェクトサービス処理部203に対
する指示により、自己のリポジトリ400に格納された
コンテントが更新された場合、更新前のコンテントと更
新後のコンテントとの差分についての情報(差分情報)
を作成し、これを予め定められた他のノード、クライア
ントに転送する。配布管理処理部209は、アプリケー
ション100からのオブジェクトサービス処理部203
に対する指示により、自己のリポジトリ400に格納さ
れたコンテントが他のノード、クライアントに配布され
た場合、その配布についての情報(配布情報)を作成
し、管理する。
【0103】図13は、配布管理処理説明図である。オ
ブジェクト処理装置は、アプリケーション100と、転
送サービス処理部204と、オブジェクトサービス処理
部203とからなる。アプリケーション100は、転送
対象であるコンテント又は転送先であるノードをオブジ
ェクトとして転送の指示する。転送サービス処理部20
4は、アプリケーション100からの転送の指示に応じ
て、当該ノードとの間で当該コンテントについての転送
を行う。オブジェクトサービス処理部203は、少なく
ともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を
含む操作対象物についてのデータをオブジェクトとして
統一的に管理する。アプリケーション100からの転送
の指示に応じて、転送サービス処理部204が、当該指
示に関するオブジェクトを前記オブジェクトサービス処
理部203から取得して、当該取得したオブジェクトに
基づいて当該ノードとの間で当該コンテントについての
転送を行う。この時、オブジェクトサービス処理部20
3が、当該転送の結果に基づいて、当該コンテント及び
当該ノードについての配布情報を自動的に作成し、これ
を当該オブジェクトと関連付けて当該オブジェクトの格
納されているリポジトリ400に管理する。
【0104】配布管理処理部209は、転送サービス処
理部204(の一部)とオブジェクトサービス処理部2
03(の一部)とからなり、コンテントの集配信に同期
して配布情報を自動的に作成する。これにより、集配信
を行ったコンテントまたは集配信先のノード(クライア
ント)の情報を関連付ける配布管理を自動的に行うこと
ができる。また、これにより作成された配布情報を用い
て、いつ、どのコンテントがどのノード(クライアン
ト)へ集配信されたか、またその結果がどうであったか
を、コンテントまたはノード(クライアント)をキーと
して調べることができる。このために、図7に示すよう
に、集配信するコンテントと集配信先のノード(クライ
アント)の組1つに対して1つの集配信データをとり、
このデータの集合である配布情報により管理している。
【0105】図14は、配布管理処理フローである。
【0106】転送サービス処理部204が、アプリケー
ション100からのコンテントの集配信の依頼を受付け
る(ステップS1)。
【0107】転送サービス処理部204が、図12に示
すように、コンテントの集配信を実行する(ステップS
2)。
【0108】配布管理処理部209が、コンテントの集
配信データ(集配信物や集配信結果などの情報)から配
布情報を作成する(ステップS3)。
【0109】配布管理処理部209が、図7に示すよう
に、配布情報をコンテントオブジェクトとクライアント
(又はノード)オブジェクトに関連付けする(ステップ
S4)。
【0110】配布管理処理部209が、配布情報をリポ
ジトリ400に登録する(ステップS5)。
【0111】図15は差分管理処理説明図である。オブ
ジェクト処理装置は、アプリケーション100とオブジ
ェクトサービス処理部203とからなる。アプリケーシ
ョン100は、少なくともコンテント、ユーザ又はノー
ドを含む操作対象物を含む操作対象物についての操作を
オブジェクトの操作として指示する。オブジェクトサー
ビス処理部203は、少なくともコンテント、ユーザ又
はノードを含む操作対象物を含む操作対象物についての
データをオブジェクトとして統一的に管理する。オブジ
ェクトサービス処理部203が、アプリケーション10
0からのオブジェクトの操作の指示に従って当該オブジ
ェクトであるコンテントを操作し、当該操作前のコンテ
ントと操作後のコンテントとの差分を抽出し、これを差
分情報として当該オブジェクトと関連付けて管理する。
【0112】オブジェクトサービス処理部203は、予
め定められた数(世代数)の差分情報を管理し、新たな
差分を抽出した場合に最も古い差分情報を削除する。例
えば、あるオブジェクトが(1)(2)(3)の順に改
版された、一方、差分管理の世代数をユーザが予め
「3」と設定しているとする。この場合、図15に示す
ように、オブジェクトサービス処理部203は、最新の
オブジェクト(コンテント)であるオブジェクト(3)
の全体と、世代数だけの差分情報とをリポジトリ400
に保持する。世代数が「3」であるので、三世代分のオ
ブジェクト(3)(2)及び(1)についての2個の差
分(1)及び(2)が作成され、保持される。差分
(1)は最新の版数nとその1つ前の版数n−1との間
の差分情報であり、差分(2)は最新の1つ前の版数n
−1と更にその1つ前の版数n−2との間の差分情報で
ある。差分情報の番号は,差分情報の生成の都度に更新
される。
【0113】差分管理及び差分転送処理部208は、転
送サービス処理部204(の一部)とオブジェクトサー
ビス処理部203(の一部)とからなり、コンテントの
更新等の操作に同期して差分情報を自動的に作成する。
これにより、改版したコンテント等のオブジェクトの差
分管理を自動的に行うことができる。また、これにより
作成された差分情報と配布情報とを用いて、過去に当該
コンテントを転送したノード(クライアント)に対して
差分のみを転送することにより、当該ノードにおいても
オブジェクトの改版を行うことができる。
【0114】図16は差分管理処理フローである。
【0115】オブジェクトサービス処理部203が、例
えば、オブジェクトであるコンテントの新規の登録を、
アプリケーション100から受付ける(ステップS
6)。
【0116】オブジェクトサービス処理部203が当該
コンテントをリポジトリ400に登録する(ステップS
7)。
【0117】オブジェクトサービス処理部203が、ア
プリケーション100から当該コンテントの更新の依頼
を受付ける(ステップS8)。
【0118】差分管理及び差分転送処理部208が、前
述のように、リポジトリ管理部301を介して、リポジ
トリ400から以前に登録した当該コンテントを参照す
る(ステップS9)。
【0119】差分管理及び差分転送処理部208が当該
コンテントの更新前と更新後との差分を抽出する(ステ
ップS10)。
【0120】オブジェクトサービス処理部203が更新
した後の新コンテントをリポジトリ400に登録する
(ステップS11)。
【0121】差分管理及び差分転送処理部208が差分
の数が差分管理の世代数以上であるか否かを調べる(ス
テップS12)。世代数以上でない場合、ステップS1
4に進む。
【0122】世代数以上である場合、差分管理及び差分
転送処理部208が一番古い差分を削除する(ステップ
S13)。
【0123】差分管理及び差分転送処理部208が管理
していた差分の差分番号を1つずつ増やす(ステップS
14)。
【0124】差分管理及び差分転送処理部208がステ
ップS10で求めた最新の差分を当該リポジトリ400
に登録する(ステップS15)。
【0125】図17は、差分転送処理説明図である。
(差分管理及び)差分転送は、差分管理及び差分転送処
理部208により差分情報を転送先に転送し、転送先の
コンテントを更新する処理である。即ち、既に集配信さ
れたコンテントの更新を行う際に、更新前と更新後の差
分のみを、先に当該コンテントを配布したノードに集配
信(差分転送)する。これにより、更新後のデータをす
べて集配信するよりもネットワークトラフィックの負荷
を軽減することができる。
【0126】オブジェクト処理装置は、他のアプリケー
ション100の存在するノードである他のオブジェクト
処理装置と回線を介して接続される。転送サービス処理
部204は、アプリケーション100からの転送の指示
に応じて、当該ノードとの間での当該コンテントについ
ての転送を行う。即ち、他のアプリケーション100か
らコンテントであるオブジェクトの送信の要求及びその
版数を受けたアプリケーション100が、転送対象であ
る当該コンテント及び転送先である前記他のアプリケー
ション100の存在するノードをオブジェクトとして、
転送サービス処理部204に転送を指示する。版数に代
えて、現在保持しているオブジェクトであるコンテント
を識別する情報を付加しても良い。このアプリケーショ
ン100からの転送の指示に応じて、転送サービス処理
部204が、当該指示に関するオブジェクトについての
差分情報をオブジェクトサービス処理部203から取得
して、当該ノードへ当該差分情報を返信する。転送サー
ビス処理部204からの当該差分情報の返信を受けた他
のオブジェクト処理装置であるノードに存在する前記他
のアプリケーション100が、当該差分情報に基づい
て、先に送信の要求をしたオブジェクトであるコンテン
トを更新する。
【0127】例えば、図17に示すように、要求元のア
プリケーション100がオブジェクト(2)を保持して
いる場合、その版数(2)が渡される。これに応じて、
最新の版数(3)のオブジェクトと版数(2)のオブジ
ェクトとの差分(1)が、要求先のアプリケーション1
00から要求元のアプリケーション100に送られる。
これに基づいて、要求元のアプリケーション100は、
版数(2)のオブジェクトを更新して版数(3)のオブ
ジェクトとする。
【0128】図18は、差分転送処理フローである。
【0129】要求元のアプリケーション100が、リク
エストを、現在所持しているコンテントを識別する情報
(版数など)を付加して送信する(ステップS16)。
【0130】要求先のアプリケーション100が、オブ
ジェクトサービス処理部203からリクエストされた当
該コンテントの差分情報を取得する(ステップS1
7)。
【0131】要求先のアプリケーション100が、取得
した差分情報を、即ち、当該コンテントの差分データを
要求元のアプリケーション100に返信する(ステップ
S18)。
【0132】要求元のアプリケーション100が、受信
したコンテントの差分データを元に当該コンテントを更
新する(ステップS19)。
【0133】次に、イベントサービス処理部205につ
いて説明する。イベントサービス処理部205は、オブ
ジェクト処理装置内の様々な事象をイベントとしてアプ
リケーション100へ通知する。イベントサービス処理
部205は、オブジェクト処理装置のフレームワークレ
イア200内外で発生した事象を一括管理し、必要な
(予め登録された)ものだけをアプリケーション100
に通知する。このために、予め通知する事象と通知方法
がイベントサービス処理部205に登録される。従っ
て、指定された事象のみを指定された方法で行う方式で
あり、通知された事象に対し、通知された事象そのもの
を用いて返事を返す方法であり、上記処理に必要な事項
を登録された事象や通知された事象を用いて行う。
【0134】なお、図17及び図18において、要求先
のアプリケーション100が、他のアプリケーション1
00からのリクエスト(図18のステップS16)がな
くても、他のアプリケーション100に差分情報を送信
するようにしても良い。即ち、差分情報の送信の契機
は、リクエストに限られない。例えば、当該アプリケー
ション100がコンテントを更新した場合に、これに同
期して自動的に差分情報の送信を行うようにしても良
い。
【0135】図19はイベントサービス処理部説明図で
あり、図20はイベントサービス処理説明図である。
【0136】オブジェクト処理装置は、アプリケーショ
ン100と、オブジェクトサービス処理部203と、イ
ベントの発生元410と、イベントサービス処理部20
5とからなる。アプリケーション100は、発生元41
0においてイベントが発生した場合にイベントの通知の
依頼を、イベントサービス処理部205の管理テーブル
231に登録する。管理テーブル231の構成を図20
(A)に示す。管理テーブル231は、ユニークに定ま
る管理番号毎に、通知の対象であるイベントと、当該通
知先のアプリケーション100とを格納してなる。オブ
ジェクトサービス処理部203は、少なくともコンテン
ト、ユーザ又はノードを含む操作対象物を含む操作対象
物についてのデータをオブジェクトとして統一的に管理
する。イベントの発生元410はオブジェクトについて
の事象であるイベントが発生する処理部である。発生元
410は、オブジェクトの格納先であるリポジトリ40
0、オブジェクトサービス処理部203、転送サービス
処理部204等である。発生するイベントは、オブジェ
クトの更新等の操作、転送サービス処理部204におけ
るコンテントの配信等である。イベントサービス処理部
205は、アプリケーション100からのイベントの通
知の依頼の登録に基づいて、当該アプリケーション10
0への当該登録されたイベントの通知を行う。
【0137】即ち、発生元410がイベントサービス処
理部205に当該イベントの発生を通知する。従って、
発生した事象がイベントであるか否かは、発生元410
事態が判断するので,アプリケーション100の負担が
ない。イベントサービス処理部205は、登録の内容と
発生元410からの通知の内容とを比較して、発生元4
10から通知されたイベントが通知の依頼の登録のされ
たイベントである場合、アプリケーション100に当該
イベント(の発生)を通知する。具体的には、比較部2
32が、管理テーブル231の登録イベントと発生元4
10からの通知のイベントとを比較する。従って、アプ
リケーション100が予め登録したイベントのみの通知
が行われる。
【0138】イベントサービス処理部205からのイベ
ントの通知を受けたアプリケーション100は、当該イ
ベントに基づいて予め定められた処理を行って、これに
基づいてイベントサービス処理部205を介して発生元
410に返事を返す。アプリケーション100におい
て、当該処理及び応答処理はイベント処理部101にお
いて行われる。イベント処理部101はイベントの通知
により生成される。即ち、イベント自身が返事の生成を
行う。従って、アプリケーション100の負担はない。
【0139】図20(B)は、発生元410からイベン
トサービス処理部205への通知のフォーマット、及
び、イベントサービス処理部205からアプリケーショ
ン100への通知のフォーマットを示す。このフォーマ
ットは、当該イベントの発生日時、登録イベントの参照
の有無、ユーザ定義の任意データへの参照の有無、各イ
ベント毎の拡張部分からなる。図20(C)は、アプリ
ケーション100からイベントサービス処理部205へ
の返事のフォーマットを示す。このフォーマットは、返
事の内容を表すboolean 、各イベント毎の拡張部分から
なる。
【0140】このように、イベントサービス処理部20
5によれば、通知して欲しい内容や通知方法を予め登録
し、登録事象と発生事象の比較は登録事象自身が行い、
事象通知に対する戻り値を通知された事象が生成し、通
知の時には通知先が同時に呼ばれないように排他制御を
行うかどうかを登録内容により選択する。また、新たな
事象の追加に対し制御部の変更は不要であり、通知事象
に対する返事は通知事象が決められたフォーマットに従
い生成するため制御部分の変更は不要であるので、要求
に応じた通知方法に対し柔軟に対応することができる。
【0141】なお、従来の事象管理方式によれば、通知
して欲しい事象の種類や内容を指定すること、通知され
た事象に対し返事を返すことはできたが、新たな事象を
管理するためには判定部分などに変更を加える必要があ
り、通知された事象に対し返事は事象により異なるため
専用のロジックが必要であり、通知を同期的に行うか、
非同期的に行うかは予め決められていることが多かっ
た。
【0142】図21はイベントサービス処理フローであ
る。
【0143】アプリケーション100がイベントサービ
ス処理部205にイベントを登録する(ステップS2
0)。
【0144】イベントサービス処理部205がイベント
の登録を受け付ける(ステップS21)。
【0145】イベントサービス処理部205が発生元4
10からの発生事象を受け付ける(ステップS22)。
【0146】イベントサービス処理部205が発生事象
と登録事象とを比較する(ステップS23)。両者が不
一致の場合、イベントの通知は行なわない。
【0147】両者が一致する場合、イベントサービス処
理部205がアプリケーション100にイベントの発生
を通知する(ステップS24)。
【0148】アプリケーション100がイベント(事
象)の発生の通知を受ける(ステップS25)。
【0149】アプリケーション100がイベントサービ
ス処理部205へ返事を返す(ステップS26)。
【0150】イベントサービス処理部205がアプリケ
ーション100からの返事を受ける(ステップS2
7)。
【0151】イベントサービス処理部205が事象の発
生元410へ返事を返す(ステップS28)。
【0152】次に、監視サービス処理部206について
説明する。監視サービス処理部206は、オブジェクト
処理装置外の様々な事象(DBの更新やファイルシステ
ムの更新の他に、日付時刻の監視といったスケジューリ
ングなど)を監視し、事象発生時にイベントとしてアプ
リケーション100に通知する。監視サービス処理部2
06は、オブジェクト処理装置のフレームワークレイア
200の外部の事象を上記イベントサービス処理部20
5を利用して、監視&通知を行うサービス処理部であ
り、論理式の構造を用いて監視条件の設定と判定を行う
方式であり、監視条件エレメント(発生元420)に監
視係(監視部242)を対応付けて具体的な監視部分を
独立させる方式であり、上記監視に必要な処理を監視条
件エレメントと監視係を用いて行う。
【0153】図22は監視サービス処理部説明図であ
る。オブジェクト処理装置は、アプリケーション100
と、事象の発生元420と、オブジェクトサービス処理
部203と、イベントサービス処理部205と、監視サ
ービス処理部206とからなる。アプリケーション10
0は、発生元420の監視の依頼及び発生元420で発
生した当該事象に基づくイベントの通知の依頼を登録す
る。オブジェクトサービス処理部203は、少なくとも
コンテント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を含む
操作対象物についてのデータをオブジェクトとして統一
的に管理する。事象の発生元420は、オブジェクト以
外についての事象の発生する部分である。イベントサー
ビス処理部205は、アプリケーション100からのイ
ベントの通知の依頼の登録に基づいて、当該登録された
イベントの通知を行う。監視サービス処理部206は、
アプリケーション100からの発生元420の監視の依
頼の登録に基づいて、当該登録された事象の通知を行
う。イベントサービス処理部205の処理は前述した通
りである。
【0154】監視サービス処理部206は、発生元42
0を監視し、発生元420で当該事象が発生した場合、
これに基づいてイベントサービス処理部205に当該イ
ベントの発生を通知する。イベントサービス処理部20
5は、登録の内容と監視サービス処理部206からの通
知の内容とを比較して、監視サービス処理部206から
通知されたイベントが通知の依頼の登録のされたイベン
トである場合に前記アプリケーション100にイベント
を通知する。
【0155】監視サービス処理部206は、登録部24
1と、監視部242と、比較部243とからなる。登録
部241はアプリケーション100からの事象の通知の
依頼を登録する。監視部242は、発生元420を監視
し、監視の登録のある都度、発生元420毎に生成され
る。比較部243は、登録部241への登録の内容と監
視242から通知された発生元420において発生した
事象の内容とを比較して、監視部242の事象が通知の
依頼の登録のされた事象である場合にアプリケーション
100にイベントを通知する。
【0156】監視サービス処理部206はイベントサー
ビス処理部205を利用する。このために、アプリケー
ション100は、監視サービス処理部206から当該発
生元の監視の依頼に対する応答として当該事象の内容を
予め受け取って、イベントサービス処理部205に対し
て当該事象を指定してこれに基づくイベントの通知の依
頼を登録する。
【0157】イベントサービス処理部205からのイベ
ントの通知を受けたアプリケーション100は、そのイ
ベント処理部101において、当該イベントに基づいて
予め定められた処理を行って、これに基づいてイベント
サービス処理部205を介して監視サービス処理部20
6に応答を返す。これは図19の場合と同様である。監
視サービス処理部206はこの応答は無視する。
【0158】次に、監視サービス処理部206における
論理式による監視事象の表現方法について説明する。ア
プリケーション100は、図22に示すように、監視サ
ービス処理部206における監視条件を自由に指定する
ことができる。例えば、図22の場合には、事象Aかつ
B又はCかつDが発生した場合にイベントサービス処理
部205へイベントの通知が行なわれる。
【0159】監視サービス処理部206は、監視内容を
論理式の形で表現し、判定にも上記形式を用いる。従っ
て、アプリケーション100は、監視内容を論理式の形
で表現して監視サービス処理部206に与える。このた
めに、監視サービス処理部206が、上記論理式で表現
された監視条件を記憶し、監視内容を調べ、対応する監
視部242に対し監視を行わせる。即ち、監視部(監視
係)242は、1個の事象A、B等に対応する。監視部
242が検知した事象は比較部243が上記論理式を用
いて最終的な条件成立の有無を判定し、判定内容を記録
する。
【0160】このように、監視サービス処理部206に
よれば、監視部分を事象通知と独立させ、監視要求の種
類に対して専用の監視部242を設け、監視条件をアプ
リケーション100が自由に設定することができ、新た
な監視先に対しても専用の監視部242を作成するだけ
で良く、既存の部分の変更は不要である。なお、従来の
事象管理方式でも、通知して欲しい事象の種類や内容を
複数指定することは可能であったが、複数指定できる内
容の組み合わせには制限があり、新たな事象を監視する
ためには監視部分や判定部分などの既存の部分に変更を
加えることが必須であった。
【0161】図23は監視サービス処理フローである。
【0162】アプリケーション100が監視サービス処
理部206に監視内容を登録し、監視サービス処理部2
06が登録部241に登録された内容から、対応する監
視部242を得る(ステップS29)。
【0163】監視サービス処理部206が当該対応する
監視部242を起動する(ステップS30)。
【0164】監視サービス処理部206がアプリケーシ
ョン100に事象内容を返す(ステップS31)。
【0165】アプリケーション100がイベントサービ
ス処理部205に得られた事象内容を通知対象のイベン
トとして登録する(ステップS32)。
【0166】監視サービス処理部206において、比較
部243が監視部242から事象の発生を受け付ける
(ステップS33)。
【0167】比較部243が、受け付けた事象と登録部
241に登録された監視内容とを比較する(ステップS
34)。
【0168】両者が不一致の場合、監視サービス処理部
206はイベント発生を通知しない(ステップS3
5)。
【0169】両者が一致する場合、監視サービス処理部
206はイベント発生をイベントサービス処理部205
に通知する(ステップS36)。
【0170】イベントサービス処理部205が発生事象
と登録事象とを比較する(ステップS37)。両者が不
一致の場合、イベントの通知は行なわない。
【0171】両者が一致する場合、イベントサービス処
理部205がアプリケーション100にイベントの発生
を通知する(ステップS38)。
【0172】アプリケーション100が、イベント(事
象)の発生の通知を受け、イベントサービス処理部20
5を介して、監視サービス処理部206に返事を返す
(ステップS39)。
【0173】次に、コマンドサービス処理部207につ
いて説明する。コマンドサービス処理部207は、以上
のサービス処理部における処理を総合的に扱った機能の
実装をオブジェクト処理装置にプラグインする。コマン
ドサービス処理部207は、オブジェクト処理装置の標
準として、いくつかのコマンドを用意する。
【0174】コマンドサービス処理部207は、各サー
ビスを複合的に利用したロジックを一つのコマンドとし
てオブジェクト処理装置にプラグインする。例えば、監
視サービス処理部206を利用してリポジトリ400の
DBを監視し、これが更新されたらその情報をpushする
という複合ロジックを、アプリケーション100がコマ
ンドサービス処理部207にコマンドとして登録するこ
とができる。また、コマンドサービス処理部207は、
転送先のオブジェクト処理装置内で、アクションを実行
する。即ち、コンテントと共にアクションも配信でき
る。これにより、実行形式のアプリケーション100を
転送先で起動することができる。
【0175】図24は、コマンドサービス処理部説明図
である。オブジェクト処理装置は、アプリケーション1
00と、オブジェクトサービス処理部203と、転送サ
ービス処理部204と、イベントサービス処理部205
と、監視サービス処理部206と、コマンドサービス処
理部207とからなる。オブジェクトサービス処理部2
03乃至監視サービス処理部206の処理については上
述した通りである。コマンドサービス処理部207は、
各サービス処理部の1又は複数を用いて所定の処理を実
行するコマンドであってアプリケーション100の作成
したコマンドを組み込む。コマンドサービス処理部20
7は、アプリケーション100が前記コマンドの実行を
依頼した場合に、当該コマンドを実行する。
【0176】コマンドサービス処理部207は、コマン
ド(即ち、利用者作成プログラム)271を組み込む
(プラグインする)コマンド組み込み部272と、アプ
リケーション100がコマンド271の実行を依頼した
場合に、コマンド271を実行するコマンド実行部27
3と、コマンド271をコマンドの処理ロジックを受信
側へ配信するためにコマンドの処理を転送サービス処理
部204が理解できる形に変換するコマンドプロトコル
変換部274とからなる。
【0177】図25はコマンドサービス処理説明図であ
る。コマンドサービス処理部207は、上記オブジェク
ト処理装置の基本的な仕組みと提供する各サービス処理
部を複合的に扱って作成された機能の実装を転送側及び
受信側の双方のオブジェクト処理装置にプラグインす
る。これにより、アプリケーション100が実装した高
度な機能を持つロジックを1つのコマンド271として
取り扱えるようにし、操作の利便性とロジックの再利用
性を向上させることができる。
【0178】具体的には、例えば監視サービス処理部2
06を利用して、ファイル(事象発生元420)を監視
させ、ファイルが更新されたら自動的に更新されたファ
イルを転送サービス処理部204で転送し、転送先でそ
のファイルを実行するという複合処理ロジックをコマン
ド271として登録しておく。これにより、送信側のア
プリケーション100がそのコマンドを実行するだけ
で、上記機能が実行される。即ち、これらの監視、更新
を契機とした転送、及び転送先での実行と言う処理が、
一連の処理として実行され、この間のアプリケーション
100の負担がない。
【0179】図26は、コマンドサービス処理フローで
ある。
【0180】コマンド実行部273が、コマンド組み込
み部272への組み込みコマンド271があるか否を調
べる(ステップS40)。組み込みコマンド271がな
い場合、処理を終了する。
【0181】組み込みコマンド271がある場合、コマ
ンド実行部273がコマンド271を実行する(ステッ
プS41)。
【0182】コマンド実行部273が、コマンド処理ロ
ジックの転送の必要があるか否を調べる(ステップS4
2)。必要がない場合、処理を終了する。
【0183】必要がある場合、コマンドプロトコル変換
部274が、組み込みコマンド271のコマンドプロト
コル変換する(ステップS43)。
【0184】転送サービス処理部204が変換後の組み
込みコマンド271を転送する(ステップS44)。
【0185】次に、管理サービス処理部202について
説明する。管理サービス処理部202は、アプリケーシ
ョン100が共通サービス処理部201に対して種々の
サービスを要求する場合のアプリケーション100に対
する窓口となり、フレームワークとしての基本構造を提
供する。
【0186】図27は管理サービス処理部説明図であ
り、図28は管理サービス処理説明図である。
【0187】オブジェクト処理装置は、アプリケーショ
ン100と、管理サービス処理部202とからなる。ア
プリケーション100は所定のサービスを利用する。管
理サービス処理部202はアプリケーション100に複
数のサービスを提供する窓口である。管理サービス処理
部202は、アプリケーション100からの所定のサー
ビスの利用の依頼に応じて、依頼されたサービスのプロ
パティと複数のサービスのプロパティの各々とを比較し
て、プロパティの一致したサービスのコンテキストをア
プリケーション100に与える。このために、管理サー
ビス処理部202に複数のサービスのプロパティが予め
登録される。アプリケーション100は、当該与えられ
たコンテキストに基づいて、当該サービスを利用する。
【0188】管理サービス処理部202は、オブジェク
ト処理装置のフレームワークレイア200内において、
プログラムが自身の必要とするサービス環境で起動され
るためのサービス処理部を、複数のアプリケーション1
00が相互に影響を及ぼすことなく管理する。
【0189】プログラム(アプリケーション100)は
予め決められたサービス環境の上で起動されなくてはな
らない。管理サービス処理部202においては、複数あ
るサービス環境(オブジェクトサービス処理部203
等)は全てプロパティで表現され、それを比較すること
で必要な環境か否かが判断される。図27のプログラム
Dのように必要な環境が存在すれば、その上でプログラ
ムを起動する。図27のプログラムPのように必要な環
境が存在しなければ、新たなサービス環境を構築し、そ
の上でプログラムを起動する。プログラムが利用できる
サービス処理部はコンテキストとしてまとめられ、コン
テキストを管理することで他プログラム用のサービスを
犯すことがない。従って、管理サービス処理部202に
よれば、実行時に必要となるサービス環境を動的に求め
ることができ、サービス環境を共有することで資源を節
約でき、利用可能なサービスを予めまとめておくことで
セキュリティを高めることができる。
【0190】例えば、図28に示すように、管理サービ
ス処理部202は予めどのプログラムから呼び出される
かを把握できる。これにより、サービスプログラムの簡
略化図ることができる。図28において、プログラムD
のプロパティDが各サービス環境のプロパティと比較さ
れる。この比較の結果、プログラムDのプロパティDが
サービスCのプロパティCと一致し、他のサービスA及
びBのプロパティA及びBとは不一致であったたとす
る。この結果に基づいて、サービスCを利用するための
コンテキストDが、プログラムDに渡される。プロパテ
ィCと一致したのでサービス環境C上でプログラムDが
実行される。
【0191】図29は、管理サービス処理フローであ
る。
【0192】管理サービス処理部202が、当該プログ
ラム(アプリケーション100)のプロパティと全ての
プロパティとの比較を行なう(ステップS45)。
【0193】一致した場合、管理サービス処理部202
が、一致したサービス処理部からコンテキストを入手す
る(ステップS46)。
【0194】管理サービス処理部202が、アプリケー
ション100を起動する(ステップS47)。
【0195】ステップS45において、当該プログラム
のプロパティと全てのプロパティとが全て不一致の場
合、管理サービス処理部202が新たなサービス環境を
当該プログラムのために作る(ステップS48)。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オブジェクト処理装置において、異なる形態で格納され
た少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作
対象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェク
トとして統一的に管理することにより、以上のように定
義されたオブジェクトをネットワーク経由で集配信する
ことができ、差分管理及び差分転送機能や配布管理機能
を実現することができ、様々な事象をイベントとしてア
プリケーションへ通知することができ、様々な事象を監
視し、事象発生時にイベントとしてアプリケーションに
通知することができ、以上の処理を総合的に扱った機能
をプラグインすることができ、アプリケーションが種々
のサービスを要求する場合の窓口を利用することができ
るので、アプリケーションがコンテント、ノード及びユ
ーザを意識する必要をなくすことができ、アプリケーシ
ョン開発者が煩雑な処理コードを記述する必要をなくす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】オブジェクト処理装置構成図である。
【図3】オブジェクト処理装置構成図である。
【図4】オブジェクト処理装置構成図である。
【図5】オブジェクトサービス処理部説明図である。
【図6】オブジェクト説明図である。
【図7】オブジェクト説明図である。
【図8】グループ化説明図である。
【図9】リポジトリテーブル説明図である。
【図10】マップテーブル説明図である。
【図11】オブジェクト処理説明図である。
【図12】転送サービス処理部説明図である。
【図13】配布管理処理説明図である。
【図14】配布管理処理フローである。
【図15】差分管理処理説明図である。
【図16】差分管理処理フローである。
【図17】差分転送処理説明図である。
【図18】差分転送処理フローである。
【図19】イベントサービス処理部説明図である。
【図20】イベントサービス処理説明図である。
【図21】イベントサービス処理フローである。
【図22】監視サービス処理部説明図である。
【図23】監視サービス処理フローである。
【図24】コマンドサービス処理部説明図である。
【図25】コマンドサービス処理説明図である。
【図26】コマンドサービス処理フローである。
【図27】管理サービス処理部説明図である。
【図28】管理サービス処理説明図である。
【図29】管理サービス処理フローである。
【符号の説明】
100 アプリケーション 150 上位統一インタフェース 200 フレームワークレイア 201 共通サービス処理部 203 オブジェクトサービス処理部 250 下位統一インタフェース 300 機能実装レイア 301 データ格納手段管理手段(リポジトリ管理
部) 350 オブジェクトアクセス管理手段 400 データ格納手段(リポジトリ) 500 通信手段 600 他のアプリケーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱野 登志▲邦▼ 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 内藤 祐一郎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 福嶋 航 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 Fターム(参考) 5B045 GG01 JJ02 5B082 GA04 GA06 GA14 HA05 5B089 GA01 GB02 GB10 JA32 JB01 JB07 KA07 KA13

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送対象であるコンテント又は転送先で
    あるノードをオブジェクトとして転送を指示するアプリ
    ケーションからの転送の指示に応じて、当該ノードとの
    間での当該コンテントについての転送を行う転送サービ
    ス処理部と、 少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
    として統一的に管理するオブジェクトサービス処理部と
    からなり、 前記アプリケーションからの転送の指示に応じて、前記
    転送サービス処理部が、当該指示に関するオブジェクト
    を前記オブジェクトサービス処理部から取得して、当該
    取得したオブジェクトに基づいて当該ノードとの間で当
    該コンテントについての転送を行うことを特徴とするオ
    ブジェクト処理装置。
  2. 【請求項2】 当該オブジェクト処理装置が、更に、 少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物を含む操作対象物についてのデータを各々が異なる
    形態で格納する複数のデータ格納手段と、 前記複数のデータ格納手段の各々に対応して設けられた
    複数のデータ格納手段管理手段とからなり、 前記オブジェクトサービス処理部が、前記転送サービス
    処理部からのオブジェクトの取得の依頼を受け付け、受
    け付けたオブジェクトの取得の依頼を当該取得を行うべ
    き前記データ格納手段管理手段に渡し、 前記データ格納手段管理手段が、オブジェクトの取得の
    依頼に応じて、前記データ格納手段に格納された当該オ
    ブジェクトに対応する少なくともコンテント、ユーザ又
    はノードを含む操作対象物を含む操作対象物についての
    データを取得することを特徴とする請求項1に記載のオ
    ブジェクト処理装置。
  3. 【請求項3】 前記オブジェクトサービス処理部が、更
    に、複数のコンテントからなるコンテントグループ、複
    数のユーザからなるユーザグループ及び複数のノードか
    らなるノードグループについてのデータをオブジェクト
    として統一的に管理し、 前記転送サービス処理部が、前記アプリケーションの指
    示したオブジェクトが複数のコンテントからなるコンテ
    ントグループである場合に当該複数のコンテントを転送
    し、又は、前記アプリケーションの指示したオブジェク
    トが複数のノードからなるノードグループである場合に
    当該複数のノードとの間で転送を行うことを特徴とする
    請求項1に記載のオブジェクト処理装置。
  4. 【請求項4】 少なくともコンテント、ユーザ又はノー
    ドを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデータ
    をオブジェクトとして統一的に管理する処理と、 送信対象であるコンテント又は送信先であるノードをオ
    ブジェクトとして指示するアプリケーションからの転送
    の指示に応じて、当該指示に関するオブジェクトを取得
    する処理と、 取得したオブジェクトに基づいて、当該ノードとの間で
    当該コンテントについての送信を行う処理とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  5. 【請求項5】 転送対象であるコンテント又は転送先で
    あるノードをオブジェクトとして転送を指示するアプリ
    ケーションからの転送の指示に応じて、当該ノードとの
    間で当該コンテントについての転送を行う転送サービス
    処理部と、 少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
    として統一的に管理するオブジェクトサービス処理部と
    からなり、 前記アプリケーションからの転送の指示に応じて、前記
    転送サービス処理部が、当該指示に関するオブジェクト
    を前記オブジェクトサービス処理部から取得して、当該
    取得したオブジェクトに基づいて当該ノードとの間で当
    該コンテントについての転送を行い、 前記オブジェクトサービス処理部が、当該転送の結果に
    基づいて、当該コンテント及び当該ノードについての配
    布情報を作成し、これを当該オブジェクトと関連付けて
    管理することを特徴とするオブジェクト処理装置。
  6. 【請求項6】 アプリケーションからの転送の指示に応
    じて、当該ノードとの間で当該コンテントについての転
    送を行う処理と、 少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物を含む操作対象物についてのデータをオブジェクト
    として統一的に管理する処理部と、 転送対象であるコンテント又は転送先であるノードをオ
    ブジェクトとして指示する前記アプリケーションからの
    転送の指示に応じて、当該指示に関するオブジェクトを
    取得する処理と、 当該取得したオブジェクトに基づいて当該ノードとの間
    で当該コンテントについての転送を行う処理と、 当該転送の結果に基づいて、当該コンテント及び当該ノ
    ードについての配布情報を作成し、これを当該オブジェ
    クトと関連付けて管理する処理とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  7. 【請求項7】 少なくともコンテント、ユーザ又はノー
    ドを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデータ
    をオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクトサ
    ービス処理部からなり、 前記オブジェクトサービス処理部が、少なくともコンテ
    ント、ユーザ又はノードを含む操作対象物を含む操作対
    象物についての操作をオブジェクトの操作として指示す
    るアプリケーションからのオブジェクトの操作の指示に
    従って当該オブジェクトであるコンテントを操作し、当
    該操作前のコンテントと操作後のコンテントとの差分を
    抽出し、これを差分情報として当該オブジェクトと関連
    付けて管理することを特徴とするオブジェクト処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記オブジェクトサービス処理部が、予
    め定められた数の差分情報を管理し、新たな差分を抽出
    した場合に最も古い差分情報を削除することを特徴とす
    る請求項7に記載のオブジェクト処理装置。
  9. 【請求項9】 当該オブジェクト処理装置が、更に、 前記アプリケーションからの転送の指示に応じて、当該
    ノードとの間での当該コンテントについての転送を行う
    転送サービス処理部からなり、 当該オブジェクト処理装置が、他のアプリケーションの
    存在するノードである他のオブジェクト処理装置と回線
    を介して接続され、 前記アプリケーションが、転送対象である当該コンテン
    ト及び転送先である前記他のアプリケーションの存在す
    るノードをオブジェクトとして、前記転送サービス処理
    部に転送を指示し、 前記アプリケーションからの転送の指示に応じて、前記
    転送サービス処理部が、当該指示に関するオブジェクト
    についての差分情報を前記オブジェクトサービス処理部
    から取得して、当該ノードへ当該差分情報を返信するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のオブジェクト処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記アプリケーションは、前記他のア
    プリケーションからコンテントであるオブジェクトの送
    信の要求及びその版数を受けて、当該転送の指示を行う
    ものであり、 前記転送サービス処理部からの当該差分情報の返信を受
    けた前記他のオブジェクト処理装置であるノードに存在
    する前記他のアプリケーションが、当該差分情報に基づ
    いて、先に送信の要求をしたオブジェクトであるコンテ
    ントを更新することを特徴とする請求項9に記載のオブ
    ジェクト処理装置。
  11. 【請求項11】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タをオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト
    サービス処理と、 少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物を含む操作対象物についての操作をオブジェクトの
    操作として指示するアプリケーションからのオブジェク
    トの操作の指示に従って当該オブジェクトであるコンテ
    ントを操作する処理と、 当該操作前のコンテントと操作後のコンテントとの差分
    を抽出する処理と、 この差分を当該オブジェクトと関連付けて管理する処理
    とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タをオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト
    サービス処理と、 少なくともコンテント、ユーザ又はノードを含む操作対
    象物を含む操作対象物についての操作をオブジェクトの
    操作として指示するアプリケーションからのオブジェク
    トの操作の指示に従って当該オブジェクトであるコンテ
    ントを操作する処理と、 当該操作前のコンテントと操作後のコンテントとの差分
    を抽出する処理と、 この差分を当該オブジェクトと関連付けて管理する処理
    と、 アプリケーションからの転送の指示に応じて、当該ノー
    ドとの間での当該コンテントについての転送を行う処理
    と、 回線を介して接続された他のアプリケーションからコン
    テントであるオブジェクトの送信の要求及びその版数を
    受けたアプリケーションからの、転送対象である当該コ
    ンテント及び転送先である前記他のアプリケーションの
    存在するノードをオブジェクトとしての、転送の指示に
    応じて、当該指示に関するオブジェクトについての差分
    情報を取得する処理と、 当該ノードへ当該差分情報を返信する処理とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  13. 【請求項13】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タをオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト
    サービス処理部と、 オブジェクトについての事象であるイベントの発生元
    と、 前記発生元においてイベントが発生した場合にイベント
    の通知の依頼を登録するアプリケーションからのイベン
    トの通知の依頼の登録に基づいて、当該登録されたイベ
    ントの通知を行うイベントサービス処理部とからなり、 前記発生元が前記イベントサービス処理部に当該イベン
    トの発生を通知し、 前記イベントサービス処理部が、前記登録の内容と前記
    発生元からの通知の内容とを比較して、前記発生元から
    通知されたイベントが通知の依頼の登録のされたイベン
    トである場合に前記アプリケーションにイベントを通知
    することを特徴とするオブジェクト処理装置。
  14. 【請求項14】 前記イベントサービス処理部からのイ
    ベントの通知を受けた前記アプリケーションが、当該イ
    ベントに基づいて予め定められた処理を行って、これに
    基づいて前記イベントサービス処理部を介して前記発生
    元に応答を返すことを特徴とする請求項13に記載のオ
    ブジェクト処理装置。
  15. 【請求項15】 イベントの発生元においてイベントが
    発生した場合にイベントの通知の依頼を登録するアプリ
    ケーションからの登録に基づいて、前記登録の内容と前
    記発生元からの当該イベントの発生を通知の内容とを比
    較して、前記発生元から通知されたイベントが通知の依
    頼の登録のされたイベントである場合に前記アプリケー
    ションにイベントを通知する処理を、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  16. 【請求項16】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タをオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト
    サービス処理部と、 オブジェクト以外についての事象の発生元と、 前記発生元の監視の依頼及び前記発生元で発生した当該
    事象に基づくイベントの通知の依頼を登録するアプリケ
    ーションからのイベントの通知の依頼の登録に基づい
    て、当該登録されたイベントの通知を行うイベントサー
    ビス処理部と、 前記アプリケーションからの発生元の監視の依頼の登録
    に基づいて、当該登録された事象の通知を行う監視サー
    ビス処理部とからなり、 前記監視サービス処理部が、前記発生元を監視し、前記
    発生元で当該事象が発生した場合にこれに基づいて前記
    イベントサービス処理部に当該イベントの発生を通知
    し、 前記イベントサービス処理部が、前記登録の内容と前記
    監視サービス処理部からの通知の内容とを比較して、前
    記監視サービス処理部から通知されたイベントが通知の
    依頼の登録のされたイベントである場合に前記アプリケ
    ーションにイベントを通知することを特徴とするオブジ
    ェクト処理装置。
  17. 【請求項17】 前記アプリケーションが、前記監視サ
    ービス処理部から当該発生元の監視の依頼に対する応答
    として当該事象の内容を受け取った場合に、前記イベン
    トサービス処理部に対して当該事象を指定してこれに基
    づくイベントの通知の依頼を登録することを特徴とする
    請求項16に記載のオブジェクト処理装置。
  18. 【請求項18】 前記監視サービス処理部が、更に、 前記発生元を監視する監視処理部と、 前記アプリケーションからの事象の通知の依頼を登録す
    る登録処理部と、 前記登録の内容と前記監視処理部から通知された発生元
    において発生した事象の内容とを比較して、前記監視処
    理部の事象が通知の依頼の登録のされた事象である場合
    に前記アプリケーションにイベントを通知する比較処理
    部とからなることを特徴とする請求項16に記載のオブ
    ジェクト処理装置。
  19. 【請求項19】 前記イベントサービス処理部からのイ
    ベントの通知を受けた前記アプリケーションが、当該イ
    ベントに基づいて予め定められた処理を行って、これに
    基づいて前記イベントサービス処理部を介して前記監視
    サービス処理部に応答を返すことを特徴とする請求項1
    6に記載のオブジェクト処理装置。
  20. 【請求項20】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タであるオブジェクト以外についての事象の発生元の監
    視の依頼及び前記発生元で発生した当該事象に基づくイ
    ベントの通知の依頼を登録するアプリケーションからの
    発生元の監視の依頼の登録に基づいて、前記発生元を監
    視する処理と、 前記発生元で当該事象が発生した場合にこれに基づいて
    当該イベントの発生を通知する処理と、 前記登録の内容と前記イベントの発生の通知の内容とを
    比較する処理と、 前記アプリケーションからのイベントの通知の依頼の登
    録に基づいて、通知されたイベントが通知の依頼の登録
    のされたイベントである場合に前記アプリケーションに
    イベントを通知する処理とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  21. 【請求項21】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タをオブジェクトとして統一的に管理するオブジェクト
    サービス処理部と、 前記アプリケーションからの転送の指示に応じて、当該
    ノードとの間での当該コンテントについての転送を行う
    転送サービス処理部と、 アプリケーションからのイベントの通知の依頼の登録に
    基づいて、当該登録されたイベントの通知を行うイベン
    トサービス処理部と、 前記アプリケーションからの発生元の監視の依頼の登録
    に基づいて、当該登録された事象の通知を行う監視サー
    ビス処理部と、 前記各サービス処理部の1又は複数を用いて所定の処理
    を実行するコマンドであって前記アプリケーションの作
    成したコマンドを組み込んだコマンドサービス処理部と
    からなり、 前記アプリケーションが前記コマンドの実行を依頼した
    場合に、前記コマンドサービス処理部が当該コマンドを
    実行することを特徴とするオブジェクト処理装置。
  22. 【請求項22】 前記コマンドサービス処理部が、 前記コマンドを組み込むコマンド組み込み部と、 前記アプリケーションが前記コマンドの実行を依頼した
    場合に、前記コマンドを実行するコマンド実行部と、 前記コマンドを他のアプリケーションで使用可能なよう
    にコマンドプロトコルの変換を行うコマンドプロトコル
    変換部とからなることを特徴とする請求項21に記載の
    オブジェクト処理装置。
  23. 【請求項23】 少なくともコンテント、ユーザ又はノ
    ードを含む操作対象物を含む操作対象物についてのデー
    タをオブジェクトとして統一的に管理する処理と、 前記アプリケーションからの転送の指示に応じて、当該
    ノードとの間での当該コンテントについての転送を行う
    処理と、 前記アプリケーションからのイベントの通知の依頼の登
    録に基づいて、当該登録されたイベントの通知を行う処
    理と、 前記アプリケーションからの発生元の監視の依頼の登録
    に基づいて、当該登録された事象の通知を行う処理と、 前記各サービス処理部の1又は複数を用いて所定の処理
    を実行するコマンドであって前記アプリケーションの作
    成したコマンドを組み込む処理と、 前記アプリケーションが前記コマンドの実行を依頼した
    場合に、当該コマンドを実行する処理とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
  24. 【請求項24】 所定のサービスを利用するアプリケー
    ションに複数のサービスを提供する窓口である管理サー
    ビス処理部とからなり、 前記管理サービス処理部が、前記アプリケーションから
    の前記所定のサービスの利用の依頼に応じて、前記依頼
    されたサービスのプロパティと前記複数のサービスのプ
    ロパティの各々とを比較して、プロパティの一致したサ
    ービスのコンテキストを前記アプリケーションに与え、 前記アプリケーションが、当該与えられたコンテキスト
    に基づいて当該サービスを利用することを特徴とするオ
    ブジェクト処理装置。
  25. 【請求項25】 所定のサービスを利用するアプリケー
    ションからの前記所定のサービスの利用の依頼に応じ
    て、前記依頼されたサービスのプロパティと前記複数の
    サービスのプロパティの各々とを比較する処理と、 プロパティの一致したサービスのコンテキストを前記ア
    プリケーションに与える処理とを、 コンピュータである当該オブジェクト処理装置に実行さ
    せるプログラムを記憶したことを特徴とするプログラム
    記憶媒体。
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