JP2000266468A - シート乾燥装置 - Google Patents

シート乾燥装置

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JP2000266468A
JP2000266468A JP11069814A JP6981499A JP2000266468A JP 2000266468 A JP2000266468 A JP 2000266468A JP 11069814 A JP11069814 A JP 11069814A JP 6981499 A JP6981499 A JP 6981499A JP 2000266468 A JP2000266468 A JP 2000266468A
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sheet
drying air
drying
diverting
conveying
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JP11069814A
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Takashi Tanaka
隆史 田中
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でありながら効率よくシートを乾
燥することができるシート乾燥装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 乾燥風供給源23から乾燥風噴出機構1
2に供給された乾燥風は、ダクト25および連結管26
を介して乾燥風変向部材13に吹き付けられる。乾燥風
変向部材13に吹き付けられた乾燥風の略半分は、乾燥
風変向部材13によりシートSの表面に沿ってシートS
の端部を向く方向に変向される。そして、変向後の乾燥
風は、シートSの表面付近を通過した後、乾燥風吸引ダ
クト14に吸引される。一方、乾燥風変向部材13に吹
き付けられた乾燥風の残りの半分は、乾燥風変向部材1
3によりシートSの表面に沿ってシートSの他方の端部
を向く方向に変向される。そして、変向後の乾燥風は、
シートSの表面付近を通過した後、乾燥風吸引ダクト1
5に吸引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート上に供給
されたインクや液体トナー等の液体成分を乾燥するため
のシート乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、インクジェットプリンターにお
いては、シート上に吐出されたインクを乾燥する必要が
ある。また、一般の印刷装置においては、シート上に転
写されたインキを乾燥する必要がある。さらに、湿式電
子写真装置においては、シート上に転写された液体トナ
ーの液体成分を乾燥する必要がある。
【0003】このようなシート上の液体成分を乾燥する
シート乾燥装置としては、例えば温風等の乾燥風をシー
トの表面に吹き付ける構成のものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
の表面に単純に乾燥風を吹き付けても、効率のよいシー
トの乾燥は困難である。
【0005】このため、赤外線を利用したIR乾燥、紫
外線を利用したUV乾燥あるいは高周波を利用した高周
波乾燥等も採用されているが、装置構成が複雑となり、
また、装置自体のコストも高額となる。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、簡易な構成でありながら効率よくシー
トを乾燥することができるシート乾燥装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シート上に供給された液体成分を乾燥するためのシ
ート乾燥装置において、シートをその下面から支持して
搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシ
ートの表面に向けて乾燥風を噴出する乾燥風噴出手段
と、前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を前記搬
送手段により搬送されるシートの表面に沿う方向に変向
する乾燥風変向手段と、前記乾燥風変向手段により変向
された後、前記搬送手段により搬送されるシートの表面
付近を通過した乾燥風を吸引する乾燥風吸引手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、シート上に供給
された液体成分を乾燥するためのシート乾燥装置におい
て、シートをその下面から支持して搬送する搬送手段
と、前記搬送手段により搬送されるシートの表面の中央
部付近に向けて乾燥風を噴出する乾燥風噴出手段と、前
記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記搬送手
段により搬送されるシートの中央部付近からその一方の
端部を向く方向に変向する第1の乾燥風変向手段と、前
記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記搬送手
段により搬送されるシートの中央部付近から前記一方の
端部と対向する端部を向く方向に変向する第2の乾燥風
変向手段と、前記第1の乾燥風変向手段により変向され
た後、前記搬送手段により搬送されるシートの表面付近
を通過した乾燥風を吸引する第1の乾燥風吸引手段と、
前記第2の乾燥風変向手段により変向された後、前記搬
送手段により搬送されるシートの表面付近を通過した乾
燥風を吸引する第2の乾燥風吸引手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、インクジェット
ヘッドからシート上に供給されたインクを乾燥するため
のインクジェットプリンターに使用するシート乾燥装置
において、シートをその下面から支持して搬送する搬送
手段と、前記搬送手段により搬送されるシートの表面の
中央部付近に向けて乾燥風を噴出する乾燥風噴出手段
と、前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記
搬送手段により搬送されるシートの中央部付近からその
一方の端部を向く方向に変向する第1の乾燥風変向手段
と、前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記
搬送手段により搬送されるシートの中央部付近から前記
一方の端部と対向する端部を向く方向に変向する第2の
乾燥風変向手段と、前記第1の乾燥風変向手段により変
向された後、前記搬送手段により搬送されるシートの表
面付近を通過した乾燥風を吸引する第1の乾燥風吸引手
段と、前記第2の乾燥風変向手段により変向された後、
前記搬送手段により搬送されるシートの表面付近を通過
した乾燥風を吸引する第2の乾燥風吸引手段と、前記第
1の乾燥風変向手段と前記第2の乾燥風変向手段との間
に配設され、前記搬送手段により搬送されるシートの表
面にインキを吐出するインクジェットヘッドとを備えた
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態
に係るシート乾燥装置の斜視図である。
【0011】このシート乾燥装置は、シートS上に供給
されたインクを乾燥するためのものであり、シート搬送
ベルト11と、乾燥風噴出機構12と、乾燥風変向部材
13と、左右一対の乾燥風吸引ダクト14、15とを備
える。
【0012】前記シート搬送ベルト11は、シートSを
その下面から支持して搬送するためのものであり、一対
の搬送ローラ21、22の外周部に巻回された無端状の
形状を有する。一対の搬送ローラ21、22は、図示し
ないモータの駆動により同期して回転する。このため、
シート搬送ベルト11は、その表面に載置したシートS
と共に移動する。
【0013】前記乾燥風噴出機構12は、シート搬送ベ
ルト11により搬送されるシートSの中央部付近に乾燥
風を噴出するためのものであり、乾燥風としての温風を
供給するための乾燥風供給源23と管路24を介して接
続されたダクト25と、案内部材27と、ダクト25と
案内部材27とを連結する複数の連結管26とを備え
る。
【0014】前記乾燥風変向部材13は、前記乾燥風噴
出機構12から噴出された乾燥風を変向するためのもの
であり、乾燥風噴出機構12における案内部材27の内
側に配設されている。この乾燥風変向部材13は、その
断面が略楔形の形状を有する。そして、この乾燥風変向
部材13の表面に形成された一方の斜面31は、乾燥風
噴出機構12から噴出された乾燥風をシート搬送ベルト
11により搬送されるシートSの中央部付近からその端
部を向く方向に変向する第1の乾燥風変向手段として機
能する。また、乾燥風変向部材13の表面に形成された
他方の斜面32は、乾燥風噴出機構12から噴出された
乾燥風をシート搬送ベルト11により搬送されるシート
Sの中央部付近から他方の端部を向く方向に変向する第
2の乾燥風変向手段として機能する。
【0015】前記乾燥風吸引ダクト14、15は、各
々、乾燥風変向部材13により変向された後シートSの
表面付近を通過した乾燥風を吸引するためのものであ
り、排気ファン等の排気機構33と管路34を介して接
続されている。
【0016】以上のように構成されたシート乾燥装置に
おいては、乾燥風供給源23から乾燥風噴出機構12に
供給された乾燥風は、ダクト25および連結管26を介
して乾燥風変向部材13に吹き付けられる。乾燥風変向
部材13に吹き付けられた乾燥風の略半分は、乾燥風変
向部材13の一方の斜面31と案内部材27の内壁との
間に形成された通路を通過する間に、シートSの表面に
沿ってシートSの端部を向く方向に変向される。そし
て、変向後の乾燥風は、シートSの表面付近を通過した
後、乾燥風吸引ダクト14に吸引される。
【0017】一方、乾燥風変向部材13に吹き付けられ
た乾燥風の残りの半分は、乾燥風変向部材13の他方の
斜面32と案内部材27の内壁との間に形成された通路
を通過する間に、シートSの表面に沿ってシートSの他
方の端部を向く方向に変向される。そして、変向後の乾
燥風は、シートSの表面付近を通過した後、乾燥風吸引
ダクト15に吸引される。
【0018】このように、この実施形態に係るシート乾
燥装置によれば、乾燥風噴出機構12からシートSの表
面に供給された乾燥風は、乾燥風変向機構13の作用に
より、シート搬送ベルト11により搬送されるシートS
の表面に沿う方向に変向され、また、乾燥風排気ダクト
14、15の作用によりシートSの表面付近から吸引さ
れる。このため、乾燥風はシートSの表面付近を層状に
通過することになり、シートSの表面は常に新鮮な乾燥
風と接触することになる。従って、シートSを迅速に乾
燥させることが可能となる。
【0019】また、この実施形態に係るシート乾燥装置
によれば、乾燥風噴出機構12からシートSの表面に供
給された乾燥風は、乾燥風変向機構13の作用によりシ
ートSの両側の端部に向かってシートSの表面付近を通
過する。このため、この乾燥風によりシートSはシート
搬送ベルト11の表面に押さえつけられる。従って、シ
ートSが乾燥風によりシート搬送ベルト11の表面から
浮き上がることを防止でき、シートSを確実に搬送する
ことが可能となる。
【0020】さらに、この実施形態に係るシート乾燥装
置においては、乾燥風噴出機構12からシートSの表面
に供給された乾燥風を、乾燥風変向機構13の作用によ
り、シート搬送ベルト11により搬送されるシートSの
搬送方向と直交する方向に変向している。このため、シ
ートSの先端部または後端部に乾燥風が吹き付けられた
場合においても、シートSがこの乾燥風によりシート搬
送ベルト11の表面から浮き上がることを防止でき、シ
ートSを確実に搬送することが可能となる。但し、長尺
のシートを乾燥する場合等においては、乾燥風噴出機構
12からシートSの表面に供給された乾燥風を、シート
Sの搬送方向と平行な方向に変向する構成としてもよ
い。
【0021】なお、この実施形態のように、乾燥風噴出
機構12からシートSの表面に供給された乾燥風を、乾
燥風変向機構13の作用によりシート搬送ベルト11に
より搬送されるシートSの搬送方向と直交する方向に変
向する構成を採用した場合においては、乾燥風変向部材
13の直下の位置においては乾燥が不十分となる。この
ような場合においては、図2に示すように、乾燥風吐出
機構12および乾燥風変向機構13を、シート搬送ベル
ト11により搬送されるシートSの搬送方向と直交する
方向に互いに偏位した位置に配置するようにすればよ
い。
【0022】次に、この発明の他の実施形態について説
明する。図3はこの発明の第2実施形態に係るシート乾
燥装置の斜視図である。なお、上述した第1実施形態と
同一の部材については、同一の符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0023】この第2実施形態に係るシート乾燥装置
は、連結管26および案内部材27を備える乾燥風噴出
機構12にかえて、乾燥風噴出ダクト35を採用した点
が上述した第1実施形態とは異なる。
【0024】この第2実施形態に係るシート乾燥装置に
おいては、乾燥風供給源23から乾燥風噴出ダクト35
に供給された乾燥風は、乾燥風変向部材37に吹き付け
られる。乾燥風変向部材37に吹き付けられた乾燥風の
略半分は、乾燥風変向部材37の一方の斜面41と当接
することにより、シートSの表面に沿ってシートSの端
部を向く方向に変向される。そして、変向後の乾燥風
は、シートSの表面付近を通過した後、乾燥風吸引ダク
ト14に吸引される。
【0025】一方、乾燥風変向部材37に吹き付けられ
た乾燥風の残りの半分は、乾燥風変向部材37の他方の
斜面42と当接することにより、シートSの表面に沿っ
てシートSの他方の端部を向く方向に変向される。そし
て、変向後の乾燥風は、シートSの表面付近を通過した
後、乾燥風吸引ダクト15に吸引される。
【0026】このように、この第2実施形態に係るシー
ト乾燥装置によれば、第1実施形態に係るシート乾燥装
置と同様、乾燥風噴出ダクト35からシートSの表面に
供給された乾燥風は、乾燥風変向機構37の作用によ
り、シート搬送ベルト11により搬送されるシートSの
表面に沿う方向に変向され、また、乾燥風排気ダクト1
4、15の作用によりシートSの表面付近から吸引され
る。このため、シートSを迅速に乾燥させること等が可
能となる。
【0027】次に、この発明のさらに他の実施形態につ
いて説明する。図4はこの発明の第3実施形態に係るシ
ート乾燥装置の斜視図である。なお、上述した第1、第
2実施形態と同一の部材については、同一の符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0028】この第3実施形態に係るシート乾燥装置
は、インクジェットプリンターに使用されるインクジェ
ットヘッド61をシート乾燥装置に付設したものであ
る。すなわち、この第3実施形態に係るシート乾燥装置
は、第1、第2実施形態と同様のシートシート搬送ベル
ト11により搬送されるシートSの中央部付近に向けて
供給された乾燥風を変向する乾燥風変向機構51と、左
右一対の乾燥風吸引ダクト58、59とを備える。そし
て、この乾燥風変向機構51内には、インクジェットヘ
ッド61が配設されている。
【0029】前記乾燥風変向部材51は、乾燥風噴出手
段として機能する管路24と接続された乾燥風導入口5
6、57から導入される乾燥風を変向するためのもので
ある。すなわち、乾燥風導入口56と接続された通路5
2は、乾燥風導入口56から導入された乾燥風を、シー
ト搬送ベルト11により搬送されるシートSの中央部付
近からその端部を向く方向に変向した後、開口部54か
ら噴出する第1の乾燥風変向手段として機能する。ま
た、乾燥風導入口57と接続された通路53は、乾燥風
導入口57から導入された乾燥風を、シート搬送ベルト
11により搬送されるシートSの中央部付近からその端
部を向く方向に変向した後、開口部55から噴出する第
2の乾燥風変向手段として機能する。
【0030】そして、これらの通路52、53の間の位
置に配設されたインクジェットヘッド61は、画像信号
に対応してシート搬送ベルト11により搬送されるシー
トSの表面にインクを吐出する。
【0031】なお、このインクジェットヘッド61は、
乾燥風変向部材51と共に、図4において矢印Aで示す
方向に往復移動する。そして、このインクジェットヘッ
ド61の移動方向は、図4において矢印Bで示すシート
Sの搬送方向と直交する方向となっている。このため、
このインクジェットヘッド61およびシートSの移動に
より、シートSのほぼ全域にインクを吐出することが可
能となる。なお、左右一対の乾燥風吸引ダクト58、5
9の下方に配置されたシートSの両端部に対してはイン
キを吐出することはできないが、この領域には通常画像
は形成されないため、特に問題は生じない。
【0032】以上のように構成されたシート乾燥装置に
おいては、乾燥風供給源23から管路24を介して供給
された乾燥風の略半分は、通路52を通過する間に、シ
ートSの表面に沿ってシートSの端部を向く方向に変向
され、開口部54から噴出される。そして、この乾燥風
は、シートSの表面付近を通過した後、乾燥風吸引ダク
ト58に吸引される。
【0033】一方、乾燥風供給源23から管路24を介
して供給された乾燥風の残りの半分は、通路53を通過
する間に、シートSの表面に沿ってシートSの他方の端
部を向く方向に変向され、開口部55から噴出される。
そして、この乾燥風は、シートSの表面付近を通過した
後、乾燥風吸引ダクト59に吸引される。
【0034】このように、この第3実施形態に係るシー
ト乾燥装置によれば、第1、第2実施形態に係るシート
乾燥装置と同様、開口部54、55からシートSの表面
に供給された乾燥風は、シート搬送ベルト11により搬
送されるシートSの表面を通過した後、乾燥風排気ダク
ト58、59により吸引される。このため、インクジェ
ットヘッド61からシートSに吐出されたインクを迅速
に乾燥させること等が可能となる。
【0035】また、この第3実施形態に係るシート乾燥
装置によれば、乾燥風変向手段として機能する通路5
2、53の間の位置にインクジェットヘッド61を配設
したことから、インクジェットヘッド61からシートS
へのインクの吐出状態に影響を及ぼすことなくシートを
迅速に乾燥することが可能となる。
【0036】さらに、この第3実施形態に係るシート乾
燥装置によれば、シートSの表面に供給された乾燥風
は、通路52、53の作用によりシートSの両側の端部
に向かってシートSの表面付近を通過する。このため、
この乾燥風によりシートSはシート搬送ベルト11の表
面に押さえつけられる。従って、シートSが乾燥風によ
りシート搬送ベルト11の表面から浮き上がることを防
止でき、シートSに対しインクジェットヘッド61によ
り高品質の画像を形成することが可能となる。
【0037】なお、上述した第3実施形態に係るシート
乾燥装置においては、このインクジェットヘッド61を
乾燥風変向部材51と共に図4において矢印Aで示す方
向に往復移動させると共に、シートSをシート搬送ベル
ト11により図4において矢印Bで示す方向に移動させ
ている。しかしながら、例えば長尺のシートSを使用す
る場合等においては、図5に示すように、インクジェッ
トヘッド61を停止させると共に、シートSをシート搬
送ベルトにより図5において矢印Cで示す方向に移動さ
せるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、乾燥風
噴出手段からシートの表面に向けて噴出された乾燥風を
乾燥風変向手段によりシートの表面に沿う方向に変向す
ると共に、乾燥風変向手段により変向された後シートの
表面付近を通過した乾燥風を乾燥風吸引手段で吸引する
構成であることから、常に新鮮な乾燥風をシートの表面
に接触させることができる。このため、シートを効率よ
く乾燥させることが可能となる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、乾燥風噴
出手段からシートの表面に向けて噴出された乾燥風を第
1、第2の乾燥風変向手段によりシートの表面に沿う方
向に変向すると共に、第1、第2の乾燥風変向手段によ
り変向された後シートの表面付近を通過した乾燥風を乾
燥風吸引手段で吸引する構成であることから、常に新鮮
な乾燥風をシートの表面に接触させることができる。こ
のため、シートを効率よく乾燥させることが可能とな
る。このとき、第1、第2の乾燥風変向手段は乾燥風を
互いに異なる方向に向けて変向することから、シートの
浮き上がりを防止してシートを確実に搬送することが可
能となる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、乾燥風噴
出手段からシートの表面に向けて噴出された乾燥風を第
1、第2の乾燥風変向手段によりシートの表面に沿う方
向に変向すると共に、第1、第2の乾燥風変向手段によ
り変向された後シートの表面付近を通過した乾燥風を乾
燥風吸引手段で吸引する構成であることから、常に新鮮
な乾燥風をシートの表面に接触させることができる。こ
のため、シートを効率よく乾燥させることが可能とな
る。このとき、第1、第2の乾燥風変向手段は乾燥風を
互いに異なる方向に向けて変向することから、シートの
浮き上がりを防止してシートを確実に搬送することが可
能となる。また、シートの浮き上がりを防止できること
で、インクジェットヘッドとシート間の距離を一定に保
つことができる。これにより、特に高解像度、高速印字
のインクジェットプリンターでは、ヘッドとシート間の
距離の変動によるインクのシートへの着弾位置のバラツ
キを抑えられるため、品質のよい画質を得ることができ
る。さらに、第1、第2の乾燥風変向手段の間の位置に
インクジェットヘッドを配設したことから、インクジェ
ットヘッドからシートへのインクの吐出状態に影響を及
ぼすことなくシートを迅速に乾燥することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るシート乾燥装置
の斜視図である。
【図2】乾燥風吐出機構12および乾燥風変向機構13
の配置を示す説明図である。
【図3】この発明の第2実施形態に係るシート乾燥装置
の斜視図である。
【図4】この発明の第3実施形態に係るシート乾燥装置
の斜視図である。
【図5】この発明の第4実施形態に係るシート乾燥装置
の斜視図である。
【符号の説明】
11 シート搬送ベルト 12 乾燥風噴出機構 13 乾燥風変向部材 14、15 乾燥風吸引ダクト 21、22 搬送ローラ 23 乾燥風供給源 24 管路 25 ダクト 26 連結管 27 案内部材 31、32 斜面 33 排気機構 34 管路 35 乾燥風噴出ダクト 37 乾燥風変向部材 41、42 斜面 51 乾燥風変向機構 52、53 通路 54、55 開口部 56、57 乾燥風導入口 58、59 乾燥風吸引ダクト 61 インクジェットヘッド S シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート上に供給された液体成分を乾燥す
    るためのシート乾燥装置において、 シートをその下面から支持して搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されるシートの表面に向けて乾
    燥風を噴出する乾燥風噴出手段と、 前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を前記搬送手
    段により搬送されるシートの表面に沿う方向に変向する
    乾燥風変向手段と、 前記乾燥風変向手段により変向された後、前記搬送手段
    により搬送されるシートの表面付近を通過した乾燥風を
    吸引する乾燥風吸引手段と、 を備えたことを特徴とするシート乾燥装置。
  2. 【請求項2】 シート上に供給された液体成分を乾燥す
    るためのシート乾燥装置において、 シートをその下面から支持して搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されるシートの表面の中央部付
    近に向けて乾燥風を噴出する乾燥風噴出手段と、 前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記搬送
    手段により搬送されるシートの中央部付近からその一方
    の端部を向く方向に変向する第1の乾燥風変向手段と、 前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記搬送
    手段により搬送されるシートの中央部付近から前記一方
    の端部と対向する端部を向く方向に変向する第2の乾燥
    風変向手段と、 前記第1の乾燥風変向手段により変向された後、前記搬
    送手段により搬送されるシートの表面付近を通過した乾
    燥風を吸引する第1の乾燥風吸引手段と、 前記第2の乾燥風変向手段により変向された後、前記搬
    送手段により搬送されるシートの表面付近を通過した乾
    燥風を吸引する第2の乾燥風吸引手段と、 を備えたことを特徴とするシート乾燥装置。
  3. 【請求項3】 インクジェットヘッドからシート上に供
    給されたインクを乾燥するためのインクジェットプリン
    ターに使用するシート乾燥装置において、 シートをその下面から支持して搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されるシートの表面の中央部付
    近に向けて乾燥風を噴出する乾燥風噴出手段と、 前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記搬送
    手段により搬送されるシートの中央部付近からその一方
    の端部を向く方向に変向する第1の乾燥風変向手段と、 前記乾燥風噴出手段から噴出された乾燥風を、前記搬送
    手段により搬送されるシートの中央部付近から前記一方
    の端部と対向する端部を向く方向に変向する第2の乾燥
    風変向手段と、 前記第1の乾燥風変向手段により変向された後、前記搬
    送手段により搬送されるシートの表面付近を通過した乾
    燥風を吸引する第1の乾燥風吸引手段と、 前記第2の乾燥風変向手段により変向された後、前記搬
    送手段により搬送されるシートの表面付近を通過した乾
    燥風を吸引する第2の乾燥風吸引手段と、 前記第1の乾燥風変向手段と前記第2の乾燥風変向手段
    との間に配設され、前記搬送手段により搬送されるシー
    トの表面にインキを吐出するインクジェットヘッドと、 を備えたことを特徴とするシート乾燥装置。
JP11069814A 1999-03-16 1999-03-16 シート乾燥装置 Pending JP2000266468A (ja)

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