JP2000265428A - チェーンゲート - Google Patents

チェーンゲート

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JP2000265428A
JP2000265428A JP11075192A JP7519299A JP2000265428A JP 2000265428 A JP2000265428 A JP 2000265428A JP 11075192 A JP11075192 A JP 11075192A JP 7519299 A JP7519299 A JP 7519299A JP 2000265428 A JP2000265428 A JP 2000265428A
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耕一 山口
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F9/00Arrangement of road signs or traffic signals; Arrangements for enforcing caution
    • E01F9/60Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs
    • E01F9/602Upright or projecting signs or signals permanently installed directly on or in the roadway and designed to be depressed by rolling or other loads and then to return to normal position, e.g. collapsible or rockable stop signs, flexible vehicle-striking members for audible warning
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    • E01F9/604Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs specially adapted for particular signalling purposes, e.g. for indicating curves, road works or pedestrian crossings
    • E01F9/615Upright bodies, e.g. marker posts or bollards; Supports for road signs specially adapted for particular signalling purposes, e.g. for indicating curves, road works or pedestrian crossings illuminated

Abstract

(57)【要約】 【課題】 警告灯の交換頻度を少なくするとともに、車
両と門柱との位置関係等に拘らず車両の運転者が警告灯
を容易に見ることができ、また警告灯によりチェーン類
の昇降動作時及びその位置を即時に認識できるチェーン
ゲートを提供する。 【解決手段】 チェーンゲートAは、車両が通行可能な
所定距離を隔てて設置された2本の門柱1間にチェーン
類2が車両の通行を阻止し得る高さ位置で掛け渡され、
かつこのチェーン類が2本の門柱の少なくとも一方に設
けられた電動機の作動により上下移動することを前提と
する。そして、上記門柱の上部に、色違いの2種類の発
光ダイオードを交互にかつ複数個ずつ配列してなる警告
灯51a,51bを門柱外周の異なる方向から見えるよ
うに外周方向に所定の長さに亘って設ける。この警告灯
は、チェーン類の昇降動作中は一方の色で点滅又は点灯
し、チェーン類が地面に接して車両が通行可能な状態の
ときには他方の色で点滅又は点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場や広場等の
出入り口に設置されるチェーンゲートに関し、特にその
門柱に装備される警告灯の改良に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のチェーンゲートとし
て、例えば実開平3−32613号公報に開示されるよ
うに、車両が通行可能な所定距離を隔てて2本の門柱を
設置し、この2本の門柱間にリンクチェーン等のチェー
ンあるいはワイヤやロープ等これに類するもの(以下チ
ェーン類という)を車両の通行を阻止し得る高さ位置で
掛け渡し、少なくとも一方の門柱においてチェーン類を
上下移動させることによって、契約車等特定の車両のみ
が通行できるようにしたものは知られている。
【0003】門柱においてチェーン類を上下移動させる
構造は、上記例示の公報に開示され、また図11にも示
すようなものが実施されている。すなわち、門柱101
の内部に垂直方向に延びるスクリューシャフト102が
回転自在に配置され、このスクリューシャフト102の
上端には減速機付き電動機103が連結される。上記ス
クリューシャフト102にはナット付きのスライドブロ
ック104がそのナットにて噛み合って装着されてお
り、このスライドブロック104には門柱101に形成
されたスリット105を通して外部に延出するフック部
材106が溶接で固定され、チェーン類はこのフック部
材106の先端にシャックル107を介して連結され
る。そして、電動機103が作動するとスクリューシャ
フト102が回転し、スライドブロック104がスクリ
ューシャフト102によって軸送りされることにより、
フック部材106ないしチェーン類が上下移動するよう
になっている。尚、図11中、110は電動機103に
設けられた手動ハンドル取付軸、111及び112は門
柱101内のスクリューシャフト102を挟んでフック
部材106と反対側にそれぞれ配置された制御盤及び結
線ボックス、113及び114はそれぞれこの制御盤1
11及び結線ボックス112に対応して門柱101に形
成された点検口を閉鎖する上部裏蓋及び下部裏蓋、11
5及び116は門柱101の上部内部にそれぞれ配置さ
れたコントロールボックス及びリモコン受信機、117
は門柱101の上部に設けられた白熱電球からなる警告
灯である。
【0004】また、チェーン類を上下移動させる別の構
造として、例えば特開平7−82715号公報に開示さ
れるように、電動機により回転駆動されるプーリやスプ
ロケット等の回転体にベルトやチェーン等の吊下げ部材
を巻き掛け、この吊下げ部材の一端部に、チェーン類の
一端に連結されたフック部材を連結して吊下げ状態に支
持させ、電動機の作動によりチェーン類を上下移動させ
るようにしたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
チェーンゲートでは、チェーン類の昇降動作時には門柱
101の上部に設けられた白熱電球からなる警告灯11
7が赤色で点滅表示して、チェーンゲートを通過しよう
とする車両の運転者にそのことを知らせるようになって
いるが、この警告灯117が比較的短時間で寿命に達
し、電球の交換頻度が多いという問題があった。また、
警告灯117が門柱101の一側面の一個所にだけ設け
られているため、車両と門柱101との位置関係や門柱
101の設置場所等によっては運転者から警告灯117
が見え難いことがある。その上、運転者は、警告灯11
7によってチェーン類の昇降動作時を認識できるが、チ
ェーン類の位置(上昇位置又は下降位置)を即時に認識
することはできず、チェーン類自体によりその位置を確
認しなければならないという問題もある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その課題とするところは、門柱に装備される警告
灯を改良することにより、警告灯の交換頻度を少なくす
るとともに、車両と門柱との位置関係等に拘らず車両の
運転者が警告灯を容易に見ることができ、また警告灯に
よりチェーン類の昇降動作時及びその位置を即時に認識
できるチェーンゲートを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、チェーンゲートとして、
車両が通行可能な所定距離を隔てて設置された2本の門
柱間にチェーン類が車両の通行を阻止し得る高さ位置で
掛け渡され、このチェーン類は、上記2本の門柱の少な
くとも一方に設けられた電動機の作動により上下移動す
るように設けられていることを前提とする。そして、上
記門柱の上部に、色違いの2種類の発光ダイオードを交
互にかつ複数個ずつ配列してなる警告灯を門柱外周の異
なる方向から見えるように外周方向に所定の長さに亘っ
て設ける。またこの警告灯は、チェーン類の昇降動作中
は一方の色で点滅又は点灯し、チェーン類が地面に接し
て車両が通行可能な状態のときには他方の色で点滅又は
点灯するように構成する。
【0008】この構成では、警告灯が発光ダイオードか
らなるので、従来の電球の場合に比べて警告灯の交換頻
度が著しく少なくなる。また、警告灯が門柱の外周方向
に所定の長さに亘って設けられて門柱外周の異なる方向
から見えるようになっているので、車両と門柱との位置
関係等に拘らず車両の運転者は警告灯を容易に見ること
ができ、その上、警告灯の色違いの点滅又は点灯により
チェーン類の昇降動作時及びその位置を共に即時に認識
できることになる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載のチ
ェーンゲートにおいて、周囲の照度を検出するセンサを
備え、夜間でかつチェーン類が車両の通行を阻止し得る
高さ位置にあるときにはチェーンゲートの存在を知らせ
るために上記警告灯が点滅するように構成する。この構
成では、夜間に車両の運転者がチェーンゲートの存在を
知らずにチェーンゲートを通過する事故を予防できるこ
とになる。尚、例えばチェーン類の昇降動作中と夜間と
で警告灯を同じ赤色で点滅させる場合等には、点滅の周
期を変える必要がある。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載のチェーンゲートにおいて、上記警告灯を円柱の上部
に上下2段に設け、この上下2段の警告灯が点滅すると
きには互い違いに点滅するように構成する。この構成で
は、上下2段の警告灯の互い違いの点滅により運転者の
注意を喚起し易くなり、事故の予防がより図られる。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のう
ちいずれか一つに記載のチェーンゲートにおいて、上記
門柱を略円柱状に形成するとともに、上記警告灯を、こ
の門柱の円周方向に延びる断面円弧状のレンズ面の内側
に沿って色違いの2種類の発光ダイオードを交互にかつ
複数個ずつ配列して構成する。この構成では、門柱の外
観が優れることに加えて、門柱の周囲で警告灯が見える
範囲が警告灯の長さの割りに広がることになり、警告灯
がより見易くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の一実施形
態に係るチェーンゲートAを示し、このチェーンゲート
Aは、車両が通行可能な所定距離を隔てて設置された2
本(図では1本のみ示す)の門柱1と、この2本の門柱
1間に車両の通行を阻止し得る高さ位置で掛け渡された
チェーン類としてのリンクチェーン2とからなる。2本
の門柱1は、基本的構成は同じであり、以下の説明では
図示している一方の門柱1について説明する。
【0013】すなわち、上記門柱1は、図3ないし図5
に詳示するように、設置箇所の路面上にアンカーボルト
3により固定された略矩形状の基板4と、この基板4上
に垂直に設けられた断面四角形の筒状の支持柱5と、こ
の支持柱5を覆って立設された断面形状が一側面に偏平
部を有する楕円形状のケーシング6とを備えている。上
記支持柱5の一側面には、その略全面に亘って点検口7
が形成されているとともに、この点検口7を塞ぐ点検蓋
8がビス止めにより取り付けられており、点検蓋8には
上記リンクチェーン2の一端に連結されたフック部材9
が貫通するスリット10が上下方向略全長に亘って形成
されている。上記ケーシング6は、下部ケース12とそ
の上端部を覆うように装着された上部ケース15とから
なり、下部ケース12には、上記フック部材9が点検蓋
8のスリット10と連続して貫通するスリット16が形
成されている。
【0014】上記支持柱5内の上部にはモータハウジン
グ21が取り付けられ、このモータハウジング21には
上部スプロケット22が回転自在に支持されているとと
もに、モータハウジング21内には電動機23及び減速
ギヤ機構24が設けられている。また、支持柱5内の下
部には下部スプロケット25が設けられ、この下部スプ
ロケット25と上記上部スプロケット22との間にはエ
ンドレスのローラチェーン26が巻き掛けられており、
このローラチェーン26の一部は昇降プレート27に固
定されている。この昇降プレート27には、上記フック
部材9の一端が回転自在に連結されているとともに、そ
の連結部とローラチェーン26を挟んで反対側に上下一
対のガイドローラ28,28が回転自在に取り付けら
れ、この両ガイドローラ28,28は、支持柱5の内面
に形成された上下方向に延びるガイドレール29内を転
動するようになっている。そして、電動機23の作動時
にその正回転方向又は逆回転方向の回転力が減速ギヤ機
構24を介して上部スプロケット22に伝達してこのス
プロケット22が回転すると、昇降プレート27ないし
フック部材9がローラチェーン26により吊下げ状態で
支持されつつガイドローラ28とガイドレール29との
案内の下で上昇又は下降移動するように構成されてい
る。また、モータハウジング21内には、電動機23及
び減速ギヤ機構24の他に電動機23の回転軸23aに
連結された電磁ブレーキ33が設けられている。
【0015】上記上部ケース15には上下二つの警告灯
51a,51bと常夜灯52とが取り付けられている。
上記各警告灯51a,51bは、図6に示すように、色
違いの2種類の発光ダイオード(LED)、本実施形態
では赤と緑の発光ダイオード54を断面円弧状のレンズ
面55の内側に沿って交互にかつ複数個ずつ配列してな
り、レンズ面55は、上部ケース15の外周面に沿いか
つその外周方向に所定の長さに亘って設けられており、
よって各警告灯51a,51bは、門柱1の車両通行側
の真横からだけでなく斜め後方及び斜め前方からも見え
るようになっている。
【0016】さらに、門柱1には、図2及び図5に示す
ように非常スイッチ61が装備されている。この非常ス
イッチ61は、図7に詳示するように、支持柱5に形成
した開口部62の外面側周縁部にアクリル樹脂板64を
保持して取り付けられた額縁65と、この額縁65とは
反対側に支持柱5の開口部62の内面側周縁部に取り付
けられたスイッチサポート66と、上記アクリル樹脂板
64を通して外部から見えるようにスイッチサポート6
6に取り付けられたスイッチ本体67とを備えている。
上記スイッチサポート66には門柱1周囲の照度を検出
する照度センサとしてのEEスイッチ68が取り付けら
れているとともに、上記額縁65には受光穴69が設け
られ、この受光穴69にEEスイッチ68の受光部であ
るCdsセル70が挿入されている。
【0017】上記非常スイッチ61(詳しくはスイッチ
本体67)及びEEスイッチ68の各信号は、リード線
(図示せず)等を介して、支持柱5の上端に固定された
コントロールボックス71に入力される。このコントロ
ールボックス71には、その他に、車両の通過を検知す
る光センサとしての光電スイッチ72の信号、フック部
材9の上限位置及び下限位置を各々検知するリミットス
イッチ73,74の信号等が入力され、コントロールボ
ックス71による電動機23や電磁ブレーキ33等の動
作制御及びそれに付随する警告灯51a,51bや常夜
灯52の制御に供される。
【0018】次に、上記コントロールボックス71によ
る制御について、図8及び図9に示すフローチャートに
従って説明する。図8はリンクチェーン2を下降位置か
ら上昇させるときの制御フローを示す。すなわち、コン
トロールボックス71は、先ず、ステップS1で電磁ブ
レーキ33による制動状態を解除した後電動機23を正
回転させる。すると、その回転力が減速ギヤ機構24を
介して上部スプロケット22に伝達されて上部スプロケ
ット22が回転することにより、ローラチェーン26に
支持された昇降プレート27及びフック部材9が上昇
し、これに伴いリンクチェーン2も上昇する。
【0019】そして、上記昇降プレート27及びフック
部材9が所定の上昇位置にまで上昇したとき、上限用リ
ミットスイッチ73がそのことを検知してONに切り替
わる。すると、コントロールボックス71は、ステップ
S3で電動機23の作動を停止すると同時に、電磁ブレ
ーキ33を作動させて電動機23の回転軸23aひいて
は上部スプロケット22の回転を制動する。
【0020】一方、上限用リミットスイッチ73がOF
Fのままであるときには、ステップS4で所定時間が超
過するまで待つ。所定時間とは、昇降プレート27が下
降位置から所定の上昇位置にまで上昇するのに要する時
間(約6秒)に1〜2秒を加算した時間であり、この時
間までに昇降プレート27が所定の上昇位置にまで上昇
しないときの理由としては、リンクチェーン2の軌道上
に障害物が存在すること、あるいは機構の異常が発生し
たことなどが考えられる。このため、所定時間を超過し
たとき、コントロールボックス71は、ステップS5で
電動機23の作動を一旦停止するとともに、ステップS
6で警告灯51a,51bの点滅又は点灯により警報を
出力する。
【0021】続いて、コントロールボックス71は、ス
テップS7で電動機23を逆回転させる。すると、その
回転力が減速ギヤ機構24を介して上部スプロケット2
2に伝達されて上部スプロケット22が回転することに
より、ローラチェーン26に支持された昇降プレート2
7及びフック部材9が下降し、これに伴いリンクチェー
ン2も下降する。そして、上記昇降プレート27及びフ
ック部材9が所定の下降位置にまで下降したとき、下限
用リミットスイッチ74がそのことを検知してONに切
り替わると、コントロールボックス71は、ステップS
9で電動機23の作動を停止すると同時に、電磁ブレー
キ33を作動させて電動機23の回転軸23aひいては
上部スプロケット22の回転を制動する。一方、下限用
リミットスイッチ74がOFFのままであるときには、
ステップS10で所定時間が超過するまで待った後、ス
テップS11で電動機23の作動を停止すると同時に、
電磁ブレーキ33を作動させて電動機23の回転軸23
aひいては上部スプロケット22の回転を制動する。
【0022】以上のようなリンクチェーン2の上昇制御
によれば、リンクチェーン2の軌道上に障害物が存在し
あるいは機構の異常が発生したことなどに起因して昇降
プレート27ないしリンクチェーン2が所定時間内に所
定の上昇位置にまで上昇しないときには、警報を出力す
るとともに電動機23の作動を一旦停止するようにして
いるので、電動機23等に過大な負荷が長くかかるのを
防止することができ、それによる故障や事故を予防する
ことができる。しかも、電動機23の一旦停止後に、電
動機23を更に逆回転させてリンクチェーン2を元の下
降位置に戻すようにしているので、故障や事故の防止化
をより図ることができる。
【0023】尚、リンクチェーン2の下降制御について
は詳しく説明しないが、上述したリンクチェーン2の上
昇制御の場合と同様に行われる。つまり、リンクチェー
ン2が所定時間内に所定の下降位置にまで下降しないと
きには、警報を出力するとともに電動機23の作動を一
旦停止することなどが行われ、また、それにより故障や
事故の防止が図られる。
【0024】図9は警告灯51a,51bの制御フロー
を示す。すなわち、先ず、ステップS21で電動機23
の作動が停止中であるか否かを判定する。この判定がN
Oのとき、つまり電動機23が作動してリンクチェーン
2が上昇又は下降しているときには、ステップS26で
警告灯51a,51bを赤色で点滅させる。この点滅
は、電動機23の出力と同期して、図10に示すタイミ
ングでもって上段の警告灯51aと下段の警告灯51b
とを互い違いにかつ比較的短い周期(0.7秒)で行
う。
【0025】一方、ステップS21の判定がYESの電
動機23の作動停止中のときには、ステップS22でリ
ンクチェーン2が上昇位置で停止しているか否かを判定
する。この判定がYESのときには、ステップS23で
EEスイッチ68からの信号に基づいて夜間であるか否
かを判定するとともに、ステップS24でLED動作ス
イッチがONであるか否かを判定する。LED動作スイ
ッチは、コントロールボックス71内の制御盤(図示せ
ず)上に設けられるもので、チェーンゲートAの管理者
等により切り替えが行われる。そして、両判定が共にY
ESのときには、ステップS25で警告灯51a,51
bを赤色で点滅させる。この点滅は、ステップS26で
の点滅の場合と同様に電動機23の出力と同期して上段
の警告灯51aと下段の警告灯51bとを互い違いに行
うが、その点滅の周期は、ステップS26での点滅のそ
れよりも長く(3.2秒)設定されている。
【0026】上記ステップS22の判定がNOのとき、
つまりリンクチェーン2が下降位置で停止しているとき
には、ステップS27で停止後所定時間(制御盤上のタ
イマーの設定時間)内であるか否かを判定し、その判定
がYESのときにはステップS28で警告灯51a,5
1bを共に緑色で点灯させる一方、判定がNOのときに
はそのままリターンする。また、上記ステップS23及
ステップS24のいずれか一方の判定がNOのときに
は、ステップS29で警告灯51a,51bを全て消灯
し、しかる後リターンする。
【0027】以上のような警告灯51a,51bの制御
によれば、リンクチェーン2の昇降動作中に警告灯51
a,51bが赤色で点滅するだけでなく、リンクチェー
ン2が所定の下降位置つまり車両が通行可能な状態で停
止しているときには警告灯51a,51bが緑色で点灯
するため、チェーンゲートAを通過しようとする車両の
運転者は、警告灯51a,51bの表示によってリンク
チェーン2が通行可能な下降位置にあることを容易に認
識することができ、チェーンゲートAを安全に通行する
ことができる。また、夜間でかつリンクチェーン2が上
昇位置つまり車両の通行を阻止し得る高さ位置にあると
きには、管理者等がLED動作スイッチをOFFにしな
い限り、警告灯51a,51bが赤色でかつリンクチェ
ーン2動作中の点滅周期よりも長い周期で点滅するた
め、チェーンゲートAの存在を認識することができ、車
両の安全通行をより確実に確保することができる。尚、
夜間には常夜灯52が点灯して上昇位置にあるリンクチ
ェーン2を照らし出すことにより、運転者に対しチェー
ンゲートAの存在を認識させるようになっている。
【0028】しかも、上記各警告灯51a,51bは、
発光ダイオード54からなるので、従来の電球の場合に
比べて警告灯51a,51bの交換頻度及を著しく少な
くすることができる。また、各警告灯51a,51bが
門柱1の外周方向に所定の長さに亘って設けられて門柱
1の車両通行側だけでなくその斜め後方及び斜め前方か
らも見えるようになっているので、車両と門柱1との位
置関係等に拘らず車両の運転者が警告灯51a,51b
を容易に見ることができ、この点からも安全通行の確保
を一層確実に図ることができる。
【0029】さらに、上記上下2段の警告灯51a,5
1bが赤色で点滅するときには互い違いに点滅するた
め、運転者の注意を容易に喚起することができる。ま
た、この警告灯51a,51bを門柱1の上部に設ける
に当たり、門柱1を略円柱状(詳しくは一部に偏平面を
有する楕円柱状)に形成するとともに、各警告灯51
a,51bを、この門柱1の上部ケース15の円周方向
に延びる断面円弧状のレンズ面55の内側に沿って色違
いの2種類の発光ダイオード54を交互にかつ複数個ず
つ配列して構成することにより、門柱1の外観を高める
ことができる上、門柱1の周囲で警告灯51a,51b
が見える範囲を警告灯51a,51bの長さの割りに広
くすることができる。この結果、警告灯51a,51b
の機能を最大限に発揮することができ、事故の防止化を
図ることができる。
【0030】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その他種々の実施形態を包含するものであ
る。例えば、上記実施形態では、門柱1のケーシング6
の断面形状が一側面に偏平部を有する楕円形状である場
合について述べたが、本発明は、これに限らず、門柱の
ケーシングの断面形状が矩形状のもの、つまり門柱が四
角柱状のものの場合にも適用することができる。この場
合、色違いの2種類の発光ダイオードを交互にかつ複数
個ずつ配列してなる警告灯を門柱外周の異なる方向から
見えるようにするためにはその警告灯をケーシングの上
部外周面に沿いかつ外側面の少なくとも二方向の側面に
跨るように所定の長さに亘って設ければよい。
【0031】また、上記実施形態では、2本の門柱1そ
れぞれでリンクチェーン2と連結されるフック部材9を
上下移動させる場合について述べたが、本発明は、2本
の門柱のうち一方の門柱だけでフック部材を上下移動さ
せる場合、あるいはリンクチェーン2の代わりにその他
のチェーン又はワイヤやロープ等を用いた場合にも同様
に適用できるのは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のチェーンゲート
によれば、警告灯の交換頻度を著しく少なくすることで
きるとともに、車両と門柱との位置関係等に拘らず車両
の運転者は警告灯を容易に見ることができ、その上、警
告灯の色違いの点滅又は点灯によりチェーン類の昇降動
作時及びその位置を共に即時に認識することができ、車
両がチェーンゲートを通過する際の安全性を確保するこ
とができるという効果を奏する。
【0033】特に、請求項2に係る発明では、夜間でか
つチェーン類が車両の通行を阻止し得る高さ位置にある
ときにはチェーンゲートの存在を知らせるために警告灯
が点滅するので、車両の運転者がチェーンゲートの存在
を知らずにチェーンゲートを通過する事故を予防するこ
とができ、安全性の確保をより図ることができる。
【0034】また、請求項3に係る発明では、上下2段
の警告灯が互い違いに点滅することにより運転者の注意
を容易に喚起することができるので、事故の防止化をよ
り図ることができる。
【0035】さらに、請求項4に係る発明では、門柱の
外観が優れることに加えて、門柱の周囲で警告灯が見え
る範囲を警告灯の長さの割りに効果的に広くすることが
できるので、実施化を図る上で非常に有利なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るチェーンゲートの斜視
図である。
【図2】同側面図である。
【図3】上記チェーンゲートの門柱を、車両の通路側か
ら一部切開して見た正面図である。
【図4】図3のK−K線における断面図である。
【図5】図3のL−L線における拡大断面図である。
【図6】図3のM−M線における拡大断面図である。
【図7】図2のX−X線における拡大断面図である。
【図8】リンクチェーンの上昇制御を示すフローチャー
ト図である。
【図9】警告灯の制御を示すフローチャート図である。
【図10】上下2段の警告灯の点滅タイミングを示す波
形図である。
【図11】従来のチェーンゲート門柱の内部構成を示す
透視図である。
【符号の説明】
A チェーンゲート 1 門柱 2 リンクチェーン(チェ−ン類) 15 上部ケース 23 電動機 51a,51b 警告灯 54 発光ダイオード 55 レンズ面 68 EEスイッチ(照度センサ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が通行可能な所定距離を隔てて設置
    された2本の門柱間にチェーン類が車両の通行を阻止し
    得る高さ位置で掛け渡され、このチェーン類は、上記2
    本の門柱の少なくとも一方に設けられた電動機の作動に
    より上下移動するように設けられてなるチェーンゲート
    において、 上記門柱の上部には、色違いの2種類の発光ダイオード
    を交互にかつ複数個ずつ配列してなる警告灯が門柱外周
    の異なる方向から見えるように外周方向に所定の長さに
    亘って設けられており、この警告灯は、チェーン類の昇
    降動作中は一方の色で点滅又は点灯し、チェーン類が地
    面に接して車両が通行可能な状態のときには他方の色で
    点滅又は点灯するように設けられていることを特徴とす
    るチェーンゲート。
  2. 【請求項2】 周囲の照度を検出するセンサを備え、夜
    間でかつチェーン類が車両の通行を阻止し得る高さ位置
    にあるときにはチェーンゲートの存在を知らせるために
    上記警告灯が点滅するように設けられている請求項1記
    載のチェーンゲート。
  3. 【請求項3】 上記警告灯は、円柱の上部に上下2段に
    設けられており、この上下2段の警告灯が点滅するとき
    には互い違いに点滅するようになっている請求項1又は
    2記載のチェーンゲート。
  4. 【請求項4】 上記門柱は略円柱状に形成されており、
    上記警告灯は、この門柱の円周方向に延びる断面円弧状
    のレンズ面の内側に沿って色違いの2種類の発光ダイオ
    ードを交互にかつ複数個ずつ配列してなる請求項1〜3
    のうちいずれか一つに記載のチェーンゲート。
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