JP2000265196A - スケール洗浄剤 - Google Patents

スケール洗浄剤

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JP2000265196A
JP2000265196A JP11072867A JP7286799A JP2000265196A JP 2000265196 A JP2000265196 A JP 2000265196A JP 11072867 A JP11072867 A JP 11072867A JP 7286799 A JP7286799 A JP 7286799A JP 2000265196 A JP2000265196 A JP 2000265196A
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Japan
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scale
malic acid
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cleaning
dissolved
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JP11072867A
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English (en)
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Hirobumi Harada
博文 原田
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TAKEHARA KK
Takehara KK
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TAKEHARA KK
Takehara KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用の機器に析出したスケールを、擦るこ
となく安全かつ効率的に除去する方法を提供する。 【解決手段】 リンゴ酸を含有するスケール洗浄剤によ
ってスケールを溶解除去するものである。沸騰条件下で
使用すると、発生する圧力によって擦ることなく溶解除
去することができる。リンゴ酸の濃度は、3〜50wt
%の範囲とすることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍋、やかん、魔
法びん、電気ポット、コーヒーメーカー、給湯給茶器、
浄水器、製水器、食器乾燥機、食器洗い乾燥機、加湿器
等の水の加熱および揮発を伴う機器に発生するスケール
の洗浄剤に関するものである。
【0002】
【徒来の技術】鍋、やかん、魔法びん、電気ポット、コ
ーヒーメーカー、給湯給茶器、浄水器、製水器、食器乾
燥機、食器洗い乾燥機、加湿器等の水の加熱および揮発
を伴う機器においては、水道水に含まれるカルシウムや
マグネシウム分等が空気中の炭酸ガスと反応し炭酸カル
シウムや炭酸マグネシウム等のスケールを生成し、器具
底部や内容器等に析出してこれらを汚染していた。さら
に吐出口、フィルター、ポンプ等の流路に析出したスケ
ールは、水および湯の流速を低下させるだけでなく、ポ
ンプの故障原因ともなっている。従来より、この種の一
般家庭用のスケール洗浄剤としては、スルファミン酸や
クエン酸を主成分とする電気ポット用スケール洗浄剤等
が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スルファミ
ン酸を含有とするスケール洗浄剤は、加熱するとスルフ
ァミン酸が分解し有害なガスを発生するため常温でしか
使用できず、このため洗浄力が十分ではなかった。一
方、クエン酸を主成分とするスケール洗浄剤は、スケー
ルの分解力が弱く、また水への溶解度も低いという問題
があった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、有害ガスの発生を防止するとともに効果
的に洗浄することができるスケール洗浄剤を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のスケール洗浄剤は、リンゴ酸を
含有したものである。
【0006】請求項2に記載のスケール洗浄剤は、リン
ゴ酸を含有するスケール洗浄剤を用いて沸騰条件下で加
熱洗浄するスケール洗浄方法である。
【0007】請求項3に記載のスケール洗浄剤およびス
ケール洗浄方法は、リンゴ酸の濃度が3〜50wt%で
ある請求項1及び2に記載のスケール洗浄剤およびスケ
ール洗浄方法である。
【0008】請求項1に記載のスケール洗浄剤は、機器
に析出したスケールをリンゴ酸の水溶液により溶解除去
することができる。
【0009】請求項2に記載の洗浄方法は、洗浄液を加
熱することでスケールの溶解速度を高めることができ
る。さらに洗浄液が沸騰する際に気泡が発生し、この時
に生じる圧力によって、内容器の特に底部や凹部に厚く
析出したスケールを、擦ることなく洗浄することができ
る。また沸騰時に発生する湯気等の飛沫にリンゴ酸が同
伴されて、洗浄液面より上部や流路中に析出したスケー
ルも溶解除去することができる。
【0010】請求項3に記載のスケール洗浄剤およびス
ケール洗浄方法は、リンゴ酸の濃度を3〜50wt%に
限定することにより、リンゴ酸の臭気の拡散を防止しつ
つ効率よくスケールを溶解除去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態について詳細に説明する。本発明は、リンゴ酸を含
有する水溶液を用いて、機器に析出したスケールを溶解
除去するものである。リンゴ酸としてはL−リンゴ酸や
DL−リンゴ酸を使用できるが、安価なDL−リンゴ酸
を使用するのが有利である。また家庭用のスケール洗浄
剤は食品に触れる可能性もあることから、食品添加物グ
レードのリンゴ酸を使用することがさらに望ましい。
【0012】リンゴ酸は粉末であるため、粉体のまま水
に加えて使用することもできるし、あらかじめ調製した
リンゴ酸水溶液を使用することもできる。本発明のスケ
ール洗浄剤は、スポンジ等を用いて手指等によって塗布
し洗浄することもできるし、本剤をしみ込ませた布、
紙、スポンジ等を被洗浄面に接触させて使用することも
できる。
【0013】また本発明では、洗浄液を加熱することに
よって効果的にスケールを溶解除去することができる。
たとえば熱水に溶解した本剤に被洗浄物を漬け込んで加
熱洗浄することができる。加熱装置を内蔵した電気ポッ
トや加熱型加湿器等では、水に粉体状または固形の本剤
を添加し加熱するだけで、本剤の溶解と加熱洗浄を同時
に行うことができる。
【0014】さらにこれらの加熱装置を内蔵した機器や
やかんの洗浄の場合、本剤を沸騰条件下にすることによ
って気泡が発生し、この時に発生する圧力によって、内
容器の特に底部や凹部に厚く析出したスケールを、擦る
ことなく加熱洗浄することができる。また沸騰時に発生
する湯気等の飛沫にリンゴ酸が同伴されて、洗浄液面よ
り上部や流路中に析出したスケールも溶解除去すること
ができる。
【0015】本発明においてリンゴ酸を水溶液として使
用する場合、リンゴ酸の濃度は3〜50%の範囲望まし
く、さらには5〜20wt%の範囲が好適である。リン
ゴ酸の濃度がこれ以下では、十分な洗浄効果が期待でき
ない。またリンゴ酸の濃度がこれ以上では、溶解したカ
ルシウム分がリンゴ酸カルシウムとして再結晶しやすく
なる。
【0016】本剤には相乗効果を得るため必要に応じ、
他の有機酸や無機酸、界面活性剤、増粘剤、キレート
剤、防腐剤、防かび剤、殺菌剤、抗菌剤、吸着剤、染料
等を添加することができる。
【0017】
【実施例】以下、前記実施形態を具体化した実施例につ
いて説明する。 (実施例1)DL−リンゴ酸25gを250mlの湯
(約80℃)に溶解した。これを気化器部分にスケール
の析出がある加湿器に投入し、1時間放置した。その後
内溶液を排出し、気化器の状態を観察した。気化器部分
に析出したスケールは、完全に除去することができた。 (実施例2)DL−リンゴ酸50gと水500mlを、
内容器にスケールの析出した電気ポット(内容量2L)
に入れ、そのまま電源を入れて3分間沸騰させた。沸騰
終了後、保温状態のまま1時間放置し、その後内容器の
状態を観察した。内容器側面に析出したスケールは、完
全に除去することができた。底部に析出したスケールも
ほぼ除去することができた。さらに常温の水を500m
l追加し、再度加熱して3分間沸騰させた。内溶液を排
出し、内容器の状態を観察したところ、底部に析出した
スケールを完全に除去することができた。また水位計内
部に析出したスケールは液面下はもとより、液面より上
部のスケールも溶解除去することができた。 (比較例1)スルファミン酸を73.4wt%含有する
市販の電気ポット用スケール洗浄剤を使用方法に従っ
て、ポットに40℃のぬるま湯2Lを入れ、スケール洗
浄剤25gを投入しそのまま10時間放置した。その後
内溶液を排出し、内容器の状態を観察した。内容器側面
に析出したスケールは、ほぼ除去することができた。底
部に析出したスケールは若干減ったものの、ほとんど除
去することができなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンゴ酸を含有することを特徴とするス
    ケール洗浄剤。
  2. 【請求項2】 リンゴ酸を含有するスケール洗浄剤を用
    いて沸騰条件下で加熱洗浄することを特徴とするスケー
    ル洗浄方法。
  3. 【請求項3】 リンゴ酸の濃度が3〜50wt%である
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載のスケー
    ル洗浄剤およびスケール洗浄方法。
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