JP2000264681A - 記録媒体用ガラス基板の製造方法および記録媒体用ガラス基板 - Google Patents

記録媒体用ガラス基板の製造方法および記録媒体用ガラス基板

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JP2000264681A
JP2000264681A JP11072806A JP7280699A JP2000264681A JP 2000264681 A JP2000264681 A JP 2000264681A JP 11072806 A JP11072806 A JP 11072806A JP 7280699 A JP7280699 A JP 7280699A JP 2000264681 A JP2000264681 A JP 2000264681A
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flatness
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Masashi Iwashita
正志 岩下
Kazuaki Ishibashi
一晃 石橋
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C19/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by mechanical means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C21/00Treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by diffusing ions or metals in the surface

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体用ガラス基板の製造においては、イ
オン交換処理により強化を行った後に平面度測定による
検査を必要とし、この測定検査工程は工程時間を多く要
するとともに、ガラス基板を汚したり傷つけたりするな
ど問題点が多く、この点を解決して生産性を向上させる
とともに、記録媒体用ガラス基板の信頼性を高めること
が望まれていた。 【解決手段】 円盤状に成形されたガラス基板表面を研
磨し、研磨後のガラス基板面の平面度を測定して所定の
平面度範囲を満たすガラス基板を選択し、ガラス基板を
低温型イオン交換処理した後、イオン交換処理によるガ
ラス基板径の伸び率を測定し、所定の伸び率範囲のもの
を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン交換によっ
て強化処理を行う記録媒体用ガラス基板の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの記憶装置として用いられ
る磁気ディスク媒体などの記録媒体用ガラス基板は強度
を必要とするため、イオン交換処理により、表面層に圧
縮応力を発生させて強度を高めたものが用いられてい
る。イオン交換処理によってガラス基板の強度を高める
ことについては、例えば特公平3-52130 号公報または特
開平10-222842 号公報などに記載されている。
【0003】最近においては磁気ディスクなどにおける
急激な記録の高密度化に伴って、ガラス基板表面の平滑
性や平面度などに対する要請がますます高まっている。
しかしながら、ガラス基板のイオン交換処理による強化
の工程は、表面層に圧縮応力を発生させるため、ガラス
基板に反りが生じて平面度を劣化させるという問題があ
り、このため、イオン交換処理後の基板の平面度は目視
では判定できないので、製作したガラス基板の全数につ
いて、レーザ干渉計などの干渉計を用いて反りの量を測
定する検査工程を経由して選別の必要があった。
【0004】図2はこのような記録媒体用ガラス基板の
工程の一例を示す図である。図2の平面度測定工程で
は、ガラス基板平坦面と測定ベースとの接触等で表面汚
染を起しやすく、これを防止するために内周または外周
側で面保持しての測定をする必要があり、その際に測定
器の基準面との平行出しおよび位置合わせが必要なため
に作業時間を要し、生産性を高めることができないとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術において、ガラス基板のイオン交換処理後に問
題が多い平面度測定検査を必要とするという問題点を解
決して、生産性を向上させるとともに、記録媒体用ガラ
ス基板の信頼性を高めることを可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体用ガラ
ス基板の製造方法は、ガラス素材を円盤状に成形しガラ
ス基板表面を研磨する工程と、研磨後のガラス基板面の
平面度を測定して所定の平面度範囲のガラス基板を選択
する工程と、選択されたガラス基板をイオン交換処理す
る工程と、イオン交換後のガラス基板のイオン交換前の
規定寸法に対する伸び率を測定し、予め平面度と伸び率
および強度の関係から定めた所定の伸び率範囲のものを
選択する工程とを有すること特徴とするものである。
【0007】本発明は、ガラス基板にイオン交換処理を
することにより、ガラス基板の表面に圧縮層を形成し
て、ガラス基板の強度を向上させた場合に、イオン交換
処理によりガラス基板の表面に圧縮層が形成されるのに
伴って、基板は平面方向に伸びを生じることが認めら
れ、このガラス基板の伸び率と化学強化処理後のガラス
基板の平面度との間には強い相関があることを見出し、
さらにガラス基板の伸び率範囲を管理すれば化学強化処
理後のガラス基板の平面度を所定の範囲に収めることが
できることを見出したことに基づくものである。
【0008】また本発明においては、イオン交換処理前
の基板に対するイオン交換処理後の基板平面方向の伸び
率はによって、イオン交換処理による化学強化の程度を
把握することができることがわかり、この伸び率を管理
することによって、化学強化の程度を管理することがで
きることがわかった。このため比較的簡易な手段によっ
て、ガラス基板の品質の信頼性を確保することができる
ものである。
【0009】本発明において、ガラス基板のイオン交換
処理は、低温型イオン交換処理が好ましく用いられる。
ガラス基板の低温型イオン交換処理は、ガラス基板をガ
ラス転移温度以下の温度で、ガラス中に含まれるアルカ
リイオンより大きいイオン半径を有するアルカリの溶融
塩と接触させて、例えばガラス中のNa+ を溶融塩中の
+ と置換して、ガラスの表面に圧縮応力層を形成して
ガラスを強化させる処理である。
【0010】本発明において、イオン交換処理を行う前
のガラス基板のガラス組成としては、イオン交換処理に
よって所要の強度の得られるガラス組成であればよく、
例えばSiO2 −Al2 3 −Na2 O、あるいはSi
2 −Al2 3 −Na2 O−Li2 Oを主成分とした
アルミナ・ケイ酸ガラスが処理の効果が顕著であって高
強度が得られるので好ましく用いられる。このようなガ
ラス基板組成において、Na2 OのNa+ イオンや、L
2 OのLi+ イオンが、よりイオン半径の大きいK+
イオンとイオン交換される成分となる。
【0011】また本発明の記録媒体用ガラス基板は、外
径10mm以上95mm以下、板厚0.3mm以上1.
lmm以下であるとよい。
【0012】本発明の記録媒体用ガラス基板の製造方法
によれば、イオン交換処理前のガラス基板の平面度を測
定して、平面度が所定の平面度を超えるものを除去し、
所定の平面度を満たすガラス基板を選択した上で、イオ
ン交換処理を行い、処理後のガラス基板の外径を測定
し、イオン交換処理による外径の伸び率を求めることに
よって、干渉計を用いてガラス基板の平面度の測定を行
わなくても、ガラス基板の平面度が所定の範囲内にある
ことを保証することができる。ガラス基板の外径を測定
し、イオン交換処理による外径の伸び率を求めるのであ
れば、平面度を測定する場合のような工程上の困難はな
い。なお、イオン交換処理前のガラス基板の外径はあら
かじめ測定しておき、イオン交換処理後のガラス基板の
外径の測定値と比較して伸び率を算出してもよいが、イ
オン交換処理前のガラス基板の外径を常に一定に仕上げ
ておけば、イオン交換処理後のガラス基板の外径の測定
値から伸び率を算出することができる。
【0013】本発明では、このイオン交換によるイオン
交換処理前の基板に対する基板平面方向における伸び率
が0.18%を超えるまでイオン交換処理を実施する
と、強化処理により処理前の曲げ強度の最小値5kgの
ものを、最小値10kgを超える強度にすることができ
るものの、平面度が過度に増大してしまう。
【0014】また、このイオン交換によるイオン交換処
理前の基板に対する基板平面方向における伸び率が0.
01%未満では、イオン交換処理による強度の向上とし
て、処理前の2倍以上が得られず、化学強化されたガラ
ス基板として期待される強度を確保することができな
い。
【0015】従って本発明の記録媒体用ガラス基板の製
造方法において、イオン交換処理前の基板に対するイオ
ン交換処理後の基板平面方向における伸び率の選択範囲
としては、0.01%以上0.18%以下が、ガラス基
板の平面度が得られるとともに強度が確保されるので好
ましい。またこの伸び率は0.01%以上0.15%以
下がより好ましく、0.02%以上0.1%以下が平面
度と強度の点でさらに好ましい。
【0016】ガラス基板をイオン交換することにより、
平面度が変化すると同時に基板表面の反りによるガラス
基板の平面度の状態も変化する。この場合、化学強化処
理によるガラス基板の平面度の変化の挙動は単純ではな
いが、化学強化処理によるガラス基板の面内方向の伸び
の値を管理し制御することにより、化学強化処理後のガ
ラス基板の平面度を、所定の範囲内にすることができる
ものである。
【0017】このような本発明の記録媒体用ガラス基板
の製造方法によれば、イオン交換処理によるガラス基板
の面内方向の伸びの値を管理すればよく、イオン交換処
理後のガラス基板の平面度を測定する必要がないので、
生産性を向上させることができる。
【0018】本発明の記録媒体用ガラス基板の製造方法
においては、ガラス基板は外径10mm以上95mm以
下、板厚0.3mm以上1.lmm以下であることが好
ましい。
【0019】本発明の記録媒体用ガラス基板の製造方法
においては、ガラス基板の外径が10mm未満では記録
媒体として十分な記録容量を得ることができないし、外
径が95mmを超えると加工性が低下する。また厚さは
0.3mm未満では、研磨加工が実際上困難であり、ま
た厚さが1.1mmを超えると薄型軽量のガラス基板の
利点が失われる。また、記録媒体用ガラス基板外径65
mmを越えるものは、平面度が0μmから7μm以下、
65mm以下のものでは平面度が5μm以下が好ましく
用いられる。平面度の数値がこれらの値を超えると、記
録媒体の記録および再生の際に、へツドが安定してディ
スク媒体に追従することが困難となる。このため本発明
の記録媒体用ガラス基板は板厚0.4mm以上0.68
mm以下であるとさらによい。
【0020】本発明の記録媒体用ガラス基板は、イオン
交換処理によって化学強化された記録媒体用ガラス基板
であって、前記基板はイオン交換処理前の基板に対し、
イオン交換後の基板平面方向に伸び率を0.01%以上
0.18%以下にしたことを特徴とするものである。
【0021】このようにイオン交換処理による伸び率を
管理されたガラス基板は、化学強化処理の状態、即ち強
化処理の状態がよく管理されており、記録媒体用ガラス
基板として信頼性を確保することができる。
【0022】イオン交換処理によるイオン半径の大きな
イオン取り込みは、ガラス基板の表面のわずかな谷状の
傷に対しても及び、谷状の傷は面方向に拡大するととも
に、谷のエッジ部が高さ方向に隆起してガラス基板の表
面粗さを増し、表面性を劣化させる性質がある。本発明
の方法で強化処理による状態が管理されたものは、イオ
ン交換処理による十分な強化が確認され、しかも強化処
理されたガラス基板の表面性の劣化は少なく、表面性の
良好な状態が保たれる。このように本発明によれば、非
破壊で強化処理の状態と表面性を管理することができる
という大きな利点を有する。
【0023】これに対し、記録媒体基板のnmオーダー
の表面粗さの測定手段としては、原子間力顕微鏡による
測定が公知であるが、測定範囲は数μm2 から数10μ
2程度であって、ガラス基板全面をこれによって検査
することは困難であり、またガラス基板の強度の非破壊
検査についても同様であったものである。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の磁気ディスク用ガラス基
板は、例えば図1に示す工程に従って製造することがで
きる。
【0025】ガラス母材、例えばアルミノシリケートガ
ラスをプレス加工した素材を加工して基板成形を行う。
基板成形は、素材の両面をラッピング加工し、内周の下
穴をあけ、次に内外周研磨機を用いて内周面および外周
面側面に所定の面取り加工を行い、さらにラッピング処
理を行う。ラッピング処理には例えば両面研磨機を用
い、#1000のアルミナ砥粒にて行うことができる。
引き続いてポリッシュを重ねて表面性を高める。ポリッ
シュは例えば1次ポリッシュとして上下定盤にポリッシ
ャ用のポリウレタンパッドを用い、研磨材として酸化セ
リウムを用いて行い、2次ポリッシュはポリッシャにス
エードウレタンパッドを用いて行うことができる。
【0026】ラッピング処理したガラス基板は洗浄乾燥
して、表面粗さ、平面度などの測定検査を行う。なお表
面粗さの測定には、原子間力顕微鏡(AFM)を用い、
平面度の測定にはレーザ干渉計を用いることができる。
【0027】測定検査によって選ばれたガラス基板を予
熱した上で、例えば硝酸カリウムと硝酸ナトリウムの混
合融液に浸漬するイオン交換処理を行う。イオン交換処
理されたガラス基板はイオン交換処理による伸び率を測
定し、伸び率が所定の範囲を満たすものを選ぶことによ
って、ガラス基板の平面度を所定の範囲に収めることが
できる。
【0028】こうして選ばれたガラス基板は洗浄乾燥を
行い、イオン強化された記録媒体用ガラス基板を得る。
ここでガラス基板の洗浄には例えばスクラブ洗浄機を用
いることができる。ここで伸び率の測定検査は洗浄乾燥
後に行ってもよい。
【0029】次に本発明の実施の形態を実施例に基づい
て詳細に述べる。
【0030】(実施例および比較例)SiO2 −Al2
3 −Na2 O−Li2 Oを主成分としたアルミノシリ
ケートガラスを用い、2.5インチハードディスク基板
である外径65mm、内径20mm、厚さ0.635m
mまで研磨した。
【0031】平面度の測定は、外周より1.5mm内側
で内周より1.5mm外側の範囲を、干渉計(フジノン
レーザー干渉計)で測定した。
【0032】平面度測定した基板で反りが4μm以下の
基板100枚の反りを1μm未満、1μm以上2μm未
満、2μm以上3μm未満、3μm以上4μm未満と1
μm毎の分布を求めた。
【0033】次にイオン強化処理装置に挿入し、表に記
載の条件で強化処理を行った。
【0034】この基板をKNO3 とNaNO3 混合溶融
塩に所定の温度と時間浸漬し、NaをKに置換、Liを
Naに置換することで表面に圧縮応力を発生させ、強化
させた。
【0035】このイオン交換処理による表面層の変化
が、形状に影響を与えた。強化処理後の外径の増加率を
測定するとともに、全数について平面度を測定し、反り
が1μm未満、1μm以上2μm未満、2μm以上3μ
m未満、3μm以上4μm未満、4μm以上5μm未
満、5μm以上6μm未満、および6μm以上と1μm
毎の分布を求め、外径の増加率と反りの変化を求めた。
【0036】イオン交換処理後の外径および内径寸法の
伸びが、0.18%から0.01%の範囲になる条件
で、化学強化処理を実施したものでは平面度が5μm以
下のものが得られた。
【0037】これに対し、イオン交換処理後の外径およ
び内径寸法の伸びが0.20%を示すものでは、平面度
が5μmを超えるものが発生していることがわかった。
【0038】またイオン交換処理後の外径および内径寸
法の伸びが0.009%のものは、平面度が5μmを越
すものはなかったが、強化処理前の2倍以上の強度向上
効果が得られないことがわかった。
【0039】なお、ガラス基板の強度の測定には島津製
作所製のオートグラフを用い、ガラス基板と接触する面
が基板外径より3mm小さく平滑に加工された径により
外周部を支え、内側は押し曲げ試験時に基板がたわんで
も接触しない程度に窪んでいるか抜けている金型の中央
に基板を設置し、基板の内径の1.5倍程度の外径の鋼
球を基板の中央に乗せ、オートグラフで加圧し破壊に至
った時の強度を測定した。強度の測定は10点について
行い、判定は最小値で行った。
【0040】以上の結果を、表1に実施例、そして表2
に比較例としてまとめて示す。
【0041】
【表1】
【表2】 表1に示されたように、イオン交換処理によるガラス基
板径の伸び率を0.02%および0.17%にした場合
は、強度の上昇を得るとともに、イオン交換処理後の基
板の平面度の劣化は1μm未満と少なく、平面度を5μ
m未満に抑えることができる。
【0042】これに対し、表2に示されたように、イオ
ン交換処理によるガラス基板径の伸び率を0.20%と
した場合は、強度の上昇は得られるものの、基板の平面
度が6μm以上のものまで含まれるようになることがわ
かる。また表2において、イオン交換処理によるガラス
基板径の伸び率を0.009%とした場合には、基板の
平面度は低く抑えられるが、強度の上昇が不十分となる
ことがわかる。
【0043】このような結果から、イオン交換処理前の
基板に対するイオン交換処理後の基板平面方向における
伸び率の選択範囲としては、0.01%以上0.18%
以下にすればガラス基板の平面度が得られるとともに強
度が確保されるので好ましいことがわかる。
【0044】
【発明の効果】以上に述べたように、イオン交換処理に
よるガラス基板径の伸び率を管理する本発明の記録媒体
用ガラス基板の製造方法によれば、問題の多かった記録
媒体用ガラス基板のイオン交換処理後の平面度測定検査
によらずに、ガラス基板の平面度の管理をすることがで
きるので、記録媒体用ガラス基板の製造における生産性
を向上させることができる。
【0045】しかも、イオン交換処理によるガラス基板
径の伸び率を管理することによって、イオン交換処理に
よるガラス基板の強化の程度を管理することができるの
で、記録媒体用ガラス基板の信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における記録媒体用ガラ
ス基板の製造工程を示す図である。
【図2】 従来の記録媒体用ガラス基板の製造工程の一
例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G059 AA08 AC18 HB13 HB14 HB23 5D006 CB04 CB07 DA03 FA00 5D112 AA02 AA24 BA03 BA09 GA02 GA28 JJ03 JJ04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス素材を円盤状に成形しガラス基板
    表面を研磨する工程と、研磨後のガラス基板面の平面度
    を測定して所定の平面度範囲のガラス基板を選択する工
    程と、選択されたガラス基板をイオン交換処理する工程
    と、イオン交換後のガラス基板のイオン交換前の規定寸
    法に対する伸び率を測定し、予め平面度と伸び率および
    強度の関係から定めた所定の伸び率範囲のものを選択す
    る工程とを有すること特徴とする記録媒体用ガラス基板
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体用ガラス基板の
    製造方法において、イオン交換前の規定寸法に対するイ
    オン交換後のガラス基板径の伸び率の選択範囲が0.0
    1%以上0.18%以下であること特徴とする記録媒体
    用ガラス基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録媒体用ガラス基板の
    製造方法において、ガラス基板は外径10mm以上95
    mm以下、板厚0.3mm以上1.lmm以下であるこ
    とを特徴とする記録媒体用ガラス基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 イオン交換処理によって化学強化された
    記録媒体用ガラス基板であって、前記基板はイオン交換
    処理前の基板に対し、イオン交換後の基板平面方向に伸
    び率を0.01%以上0.18%以下にしたことを特徴
    とする記録媒体用ガラス基板。
JP11072806A 1999-03-17 1999-03-17 記録媒体用ガラス基板の製造方法および記録媒体用ガラス基板 Withdrawn JP2000264681A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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