JP2000264432A - 部品の分離方法及びこの方法を用いた部品の計数方法並びにそれら各々の方法を用いた装置 - Google Patents

部品の分離方法及びこの方法を用いた部品の計数方法並びにそれら各々の方法を用いた装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーツフィーダーを適用するのが困難な部品
の分離方法及びこの方法を用いた部品の計数方法並びに
それら各々の方法を用いた装置を提供する。 【解決手段】 本発明の部品計数装置において、ホッパ
ー部16の下部開口16cを塞ぐように当接したキャッ
プ部17の下部に側孔17aを穿設して、堆積した部品
20が所望の数量に分割されて、制御された供給量の部
品がホッパー部の下部開口16cに供給される。そし
て、振動の衝撃を受ける篩15に供給された部品は順次
下段篩の編み目ワイヤーに衝突してさらに小さく分割さ
れて、最下段の篩の編み目11aを通過する時点では一
個分離された落下部品として通過センサ9で検出され
る。また、キャップ部17および篩に一体とし衝撃を与
えるエアシリンダ4の駆動モードは、部品計数装置の動
作プログラムで、通過センサ9を通過する部品の計数値
に応じて変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、堆積した部品の分
離方法及びこの方法を用いた部品の計数方法並びにそれ
ら各々の方法を用いた装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的によく知られている、部品
を一個分離させる方法としては、パーツフィーダーで一
列にした当該部品に振動を与えながら分離する方法があ
る。前記パーツフィーダーで部品を分離して、一個づつ
次工程に供給する方法は、特開平10ー053320な
どに開示されている。また、従来より一般的によく知ら
れている計数方法として、秤量による計数方法がある。
前記秤量による計数方法は、一定数量の部品を秤量して
部品一個あたりの平均値重量を求めておいて、計測重量
値を部品数量に換算するものであり、顆粒の計数(例え
ば、特開平06ー255602)もしくは精密機器部品
として使用されるような小型部品の計数に適用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
パーツフィーダーで部品を分離する方法の場合、形状が
小型薄片状で曲面を持つ部品などの分離にはパーツフィ
ーダーの適用が困難であると云う難点がある。また、上
記従来例の秤量による部品計数方法の適用に際し、部品
形状が小型薄片状で曲面を持つ場合には計数の準備とし
ての部品分離に困難を伴うケースが多く、秤量による計
数方法の基準となる手作業による一定数量の計数に多大
な時間を要すと云う問題がある。また、金属部品の場
合、部品製造ロットと原材料溶融ロットとの相関追跡に
難渋することがあり、何れかの前記ロットが混在すると
計数誤差を大きくすると云う問題がある。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の欠点を
改良して上記課題を解決するためになされたものであ
り、パーツフィーダーでの分離が困難な部品、例えば、
形状が小型薄片状で曲面を持つ部品、の分離方法及びこ
の方法を用いた部品の計数方法並びにそれら各々の方法
を用いた装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨は以下の通りである。堆積した部品を分
離させる方法において、前記部品を通過させる大きさの
編み目を持った篩を複数段に積み重ね、該篩に加振手段
で衝撃を加えながら、堆積した部品を前記篩の上部から
前記編み目を通して落下させることを特徴とする。
【0006】また、積み重ねた前記篩の編み目の大きさ
は、下段の編み目が上段の編み目より大きいか等しいこ
とを特徴とする。
【0007】また、前記篩の開口より小さな面積の下部
開口を有し堆積した部品を収納するホッパー部を、前記
積み重ねた最上段の篩上に配設したことを特徴とする。
【0008】また、前記ホッパー部の下部開口を塞ぐよ
うにキャップ部を被装し、該キャップ部に部品を通過さ
せる側部開口を設けたことを特徴とする。
【0009】また、部品の分離装置において、堆積した
部品を収納するホッパー部と、前記部品を通過させる大
きさの編み目を持った複数の篩と、該篩および前記ホッ
パー部に衝撃を与えるための加振手段とを具備すると共
に、積み重ねた最上段の前記篩の編み目上に前記ホッパ
ー部の下部開口を配設し、前記加振手段により該篩およ
び前記ホッパー部を振動させながら前記堆積した部品を
分離させることを特徴とする。
【0010】また、部品計数方法において、請求項1記
載の分離方法を用いたこと、及び前記積み重ねた篩の下
方に落下した部品を計数する計数手段を配設して、該計
数手段の計数値に応じて前記加振手段の駆動モードを変
更することを特徴とする。
【0011】また、部品計数装置において、部品を通過
させる大きさの編み目を持った複数の篩と、積み重ねた
最上段の前記篩の編み目上に配設してあり堆積した部品
を収納するホッパー部と、前記篩及び前記ホッパー部に
衝撃を与えるための加振手段と、落下部品を計数する計
数手段とを具備し、前記加振手段により前記篩と前記ホ
ッパー部とを振動させながら前記堆積した部品を分離さ
せると共に、前記計数手段の計数値に応じて前記加振手
段の駆動モードを変更することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
である部品計数装置(以下本装置と言う)の部分断面側
面図、図2は同じく本装置の正面図、図3は同じく本装
置の動作プログラムのフローチャートである。
【0013】まず、本装置の構成について図1、図2に
より説明する。図1において、1は本装置の基板である
下板、2は基板1に立設した4本の支柱の上に固定され
た上板であり、上板2には落下部品を通過させる貫通孔
2aが形成されている。3は上板2の一端に立設した取
付板、4は取付板3の上部に取り付けた、後述する篩と
ホッパー部とに支持板を介して衝撃を加えるための加振
手段としてのエアシリンダであり、5は上下動作をする
エアシリンダ4の可動部4a下端に一端を固定した支持
板である。支持板5の他端には半円弧形状部が形成され
ている。6は馬蹄形のクランプ板であり、前記半円弧形
状部と対を成す他の半円弧形状部が形成されている。ク
ランプ板6を支持板5にボルト締めすることで前記の両
半円弧形状部により後述の篩を水平に保持する。
【0014】7はエアシリンダ4の可動部4aが下降し
たときに支持板5を受け止める弾性を持つストッパであ
り、上板2上に固定されている。なお、可動部4aが上
昇したときのストッパはエアシリンダ4の固定部に設け
られている。8は下部が上板2の貫通孔2aに嵌入して
設置された落下部品を受けて通す漏斗である。9は貫通
孔2a下部に固定されていて通過する落下部品をカウン
トする計数手段としての光センサである通過センサであ
る。通過センサ9は後述する制御ボックス内のシーケン
サ入力部に電気的に接続されている。10は下板1上の
浅い凹部に載置された落下部品を受ける部品容器であ
る。
【0015】11、12、13、14、15は部品分離
手段としての篩である。篩11、12、13、14、1
5は市販の標準品であって、上下に互いに積み重ねでき
るように形成された枠体に、それぞれ部品を1個以上通
過させる大きさのワイヤで編んだ編み目が張設されてい
る。最下段の篩11は支持板2にクランプ板6で固定さ
れている。その上に順に篩12、13、14、15が、
編み目を作っているワイヤの方向が上下で互いに異なり
編み目に垂直な方向から見て交差するように積み重ねて
ある。積み重ねた篩11、12、13、14、15の編
み目の大きさは下側の方が大きいか等しくなるように選
んである。16は最上段の篩15の上部に嵌入させて配
設した堆積部品を収納するホッパー部である。ホッパー
部16の本体は略円筒形状であり、上部開口16aから
漸次径小となる斜面部とこれに続くストレート部を経て
下部開口16cへ続くように形成されており、下部開口
16cは編み目15a上に当接している。
【0016】17は下部開口16c上のストレート部に
上下摺動可能に嵌入して被装されたキャップ部である。
キャップ部17は下方に開口した空間を持ち、下方の側
壁には部品を通過させるための適宜な大きさの上下方向
に長円形状の側部開口の側孔17aが90度間隔で4カ
所穿設されている。18は上部開口16a付近に架設さ
れたハンガーで、19はハンガー18を通してキャップ
部17の上部へ螺合しキャップ部17を懸装する調整ネ
ジである。側孔17aはその一部が下部開口16c上の
ストレート部の内壁と重なっており、調整ネジ19によ
って側孔17aの開口面積を調整できるようになってい
る。
【0017】20は計数の対象となる部品であるが、例
えば、特にパーツフィーダで整送することの困難な部品
の一例である小型薄片状の時計部品の針座である。部品
20はホッパー部16内に堆積した状態で収納されてい
る。21はホッパー部16にハンガー18を固定してい
るネジであり、22は積み重ねた篩12、13、14、
15とホッパー部16とが支持板5に固定された篩11
から外れないように両側でネジ21と支持板5とを接続
しネジ止めしている止め板である。
【0018】以上が本装置の本体部分であり、次に制御
部分の構成を説明する。図2において、100は下板1
の左側に立設された支柱上に固定した操作盤である。1
01は落下部品の目標計数値Noを表示する表示部、1
02は落下部品の現在計数値Nを表示する表示部であ
る。103は本装置の起動ボタン、104は目標計数の
完了を表示する表示ランプ、105は緊急停止ボタンで
ある。操作盤100と接続されている図示しない制御ボ
ックス内には、電源スイッチ、動作プログラムが記憶さ
れた汎用のシーケンサが設置され、このシーケンサの入
出力部に操作盤100内の各電気要素、エアシリンダ4
に接続される図示しない電磁弁、並びに後述する各種設
定値の入力手段である図示しないスイッチボックスが電
気的に接続されている。
【0019】本装置は以上説明したように構成され、各
々の初期設定値が設定された状態である。即ち、篩1
1、12、13、14、15の積み重ね段数、それぞれ
の編み目の大きさ、ホッパー部16内キャップ部17の
側孔17aの開口面積などが、最下段の篩11を通過す
る部品20がほぼ確実に1個分離されるように予め設定
されている。また、前記制御ボックス内のスイッチボッ
クスから計数対象部品の目標計数値No(例えば100
0)、及びこの目標値より所定数P(例えば15)減じ
た値である目標近傍値Nn(例えば985)が入力セッ
トされている。また、エアシリンダ4の加振動作が次の
動作サイクルに移るまでの待機時間である加振動作待機
時間tは短い方から順にT1、T2、T3、T4の何れ
かの値が設定できるようになっている。これらのP、T
1〜T4の値は当該部品20について予め実験により求
めておく値である。エアシリンダ4のスピードが予め適
度に設定され、上下動作安定のための待ち時間nも適値
(例えば0.5秒)に設定されている。更に、部品20
の計数速度に相当する加振動作1サイクル当たりの落下
部品計数値である1回落下部品数Vの値を判定するため
の比較値としてX(例えば10)、Y(例えば20)が
設定されている。
【0020】次に本装置の動作について、図3のフロー
チャートを参照しながら説明する。まず、前記制御ボッ
クスの電源スイッチを投入するとプログラムがスタート
し、起動ボタン103による起動スイッチの投入待ち状
態となる(S1)。そこで起動ボタン103が投入され
ると、落下部品計数用のカウンタの値をリセットし、加
振動作待機時間tをT3にセットする(S2)。次に目
標計数値Noと落下部品計数値Nとを比較し(S3)、
計数値Nが目標計数値No以下の場合には引き続き目標
近傍値Nnと比較し(S4)、計数値Nが目標近傍値N
n以下の場合には、加振手段の電磁弁が切り替わりエア
シリンダ4が下降する(S5)。エアシリンダ4の下端
到達n秒後(S6)再び電磁弁が切り替わり下端にあっ
たエアシリンダ4が上昇(S7)する。エアシリンダ4
の上端到達n秒後(S8)加振動作サイクル数mを1加
算(S9)し、1回落下部品数Vを演算(S10)す
る。
【0021】次にこの1回落下部品数Vを比較値X、Y
と比較(S11、S12、S13)する。1回落下部品
数Vが比較値X未満の場合には、加振動作待機時間tを
最短の設定時間であるT1に変更(S14)して、また
1回落下部品数Vが比較値XとYとの間になったら、加
振動作待機時間tを2番目に短かい設定時間であるT2
に変更(S15)して、更に1回落下部品数Vが比較値
Yを越えた場合には、加振動作待機時間tを更に長い設
定時間であるT3に変更(S16)して、それぞれステ
ップS3に戻り、再びS3からS10の各ステップを繰
り返す。
【0022】エアシリンダ4が動作して篩11、12、
13、14, 15とホッパー部16とに振動が伝達され
ると、ホッパー部16内に堆積した部品20が堆積の重
みでストップすることなく側孔17aを通過して、前記
振動の衝撃に応じて断続的に継続して下部開口16c内
に適量落下する。さらに、下部開口16c内に適量落下
して供給される部品20は篩15の編み目15aを通っ
て下段の篩14〜11へと順次落下して行く。そして、
エアシリンダ4の動作が繰り返されるにつれてホッパー
部16内部の部品は断続的に少量づつ篩15上に継続し
て排出され、積み重なった篩15、14、13、12、
11の編み目を落下するにつれて部品20が篩の編み目
にぶつかって、重なっていた部品20の分離が進んで、
最下段の篩11の編み目11aを通過する頃には、殆ど
の部品20が1個1個に分離されて落下するようにな
る。こうしてエアシリンダ4の可動部4aが上ストッパ
と下ストッパ7に当接する衝撃により落下する部品20
は、分離されて落下するうちに篩11の口径一杯に広が
っていても、編み目11aを通過後に篩11より広口の
漏斗8によって中央に集められ、通過センサ9を通過す
る。従ってエアシリンダ4の動作に対して時間的にやや
遅れて通過センサ9に達することになる。
【0023】ここで、上の段の篩ほど編み目サイズを小
さくすることにより、上段篩での堆積部品の分割単位を
小さくし、かつ、下段篩での編み目ワイヤーへの衝突面
積が大きくなって効率良く部品を分離できる。さらに、
篩が積み重ねられているので、落下部品が多段の篩編み
目のワイヤーに衝突することを繰り返して分離が進行
し、最下段篩の編み目を通過する時点では、重なってい
た部品が1個1個に分離される。また、編み目の大きさ
を大きくすることにより、部品が編み目をより通過しや
すくなるので、落下速度を速めることができる。但し最
上段の編み目15aや比較的上部の篩の編み目が大き過
ぎると部品20が重なったまま編み目を通過して分離効
率を下げることになる。また、編み目を構成するワイヤ
の方向を上下で異ならせておくことで、落下部品20が
編み目にぶつかるチャンスが多くなり、分離が一層進み
易くなる。
【0024】このようにしてエアシリンダ4が加振動作
を繰り返すうちに、ステップS4において、もし落下部
品計数値Nが目標計数値に近づいて目標近傍値Nnを越
えると、加振動作待機時間tを最長のT4に変更(S1
7、即ち計数速度を低下させる)してから、電磁弁が切
り替わり、ステップS5からS9までと同じ動作である
1サイクルの加振動作をステップS18からS22まで
行って、ステップS3に戻る。計数値Nが目標計数値N
o未満であるうちは、加振動作待機時間tを最長のT4
に保ったままステップS17からS22を繰り返す。こ
のように目標近傍値Nnを設定して待機時間tをT4と
長くするのは、エアシリンダ4の動作に遅れて計数して
いる計数値Nが、一遍に目標計数値Noを越えてしまう
のを防ぐためである。
【0025】ステップS3において、落下部品計数値N
が目標計数値Noに達したら、完了ランプ104を点灯
(S23)してプログラムはステップS1の起動スイッ
チ待ちの状態に戻り、本装置の動作が停止する。そこ
で、部品容器10に溜まった部品20を取り出して袋詰
めし、次行程に搬送するなどする。
【0026】再び起動スイッチ103が押されると、同
じ目標計数値Noに対して上記と同じ動作を繰り返す。
緊急停止ボタン105が押されると本装置は動作を停止
してステップS1の状態に戻る。目標計数値Noを変更
するには前記制御ボックス内のスイッチボックスによっ
て設定し直せばよい。
【0027】上記実施の形態では、加振手段は上下動作
するシリンダとしたが、篩に対して適度な衝撃を加える
ことができる他の機構、例えばこれを水平動作のシリン
ダや、回転動作のシリンダ、あるいは各種振動機構(バ
イブレータ)などに置換することもできる。
【0028】上記実施の形態では、1回落下部品数Vの
演算及び比較値との比較を加振動作の1サイクル毎に行
っているが、これを1/2サイクル毎に行うように変更
することもできる。また、例えば加振手段をバイブレー
タに置換した場合には1回落下部品数Vを求める時の計
数値Nをバイブレータの加振時間に置換することができ
る。即ち本発明の計数装置では、加振手段の駆動モード
を以上のように変更することにより、計数の精度を保証
している。なお、万一通過センサ9を重なったままの部
品20通過することがあっても、まれな場合であるし、
計数値よりも実際の数量が多めに出るという安全側なの
で許容できる。
【0029】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、複数段に
積み重ねた篩に衝撃を与えて、堆積した部品を前記篩編
み目を通して落下させるので、パーツフィーダーで部品
を分離するのが困難な形状の堆積部品を分離できる。す
なわち、ホッパー部に堆積した部品がキャップ部側孔を
通過して前記ホッパー部の下部開口内に適量落下するの
で、部品の堆積の重みでストップすることなく継続して
供給されると云う効果がある。また、加振手段が積み重
ねた篩に衝撃を与えているので、前記適量落下した部品
集積体は篩最上段の編み目を通過して、順次下段篩の所
定仕様に設定された編み目ワイヤーに衝突してさらに小
さく分割される効果がある。ここで、上の段の篩ほど編
み目サイズを小さくすることにより、上段篩での堆積部
品の分割単位を小さくし、かつ、下段篩での編み目ワイ
ヤーへの衝突面積を大きくしているので、効率良く部品
を分離する効果があり、さらに、篩が積み重ねられてい
るので、落下部品が多段の篩編み目のワイヤーに衝突す
ることを繰り返して分離が進行し、最下段篩の編み目を
通過する時点では、重なっていた部品が1個1個に分離
される。
【0030】また、最下段の篩編み目の下に計数手段を
設置して落下部品を検出し、該計数手段の計数値により
加振手段の駆動モードを変更するようにしたので、計数
が速く、かつ、正確にできる。
【0031】更に、該分離装置または計数装置の主要構
成部材が安価な市販品で有るために当該装置の制作費用
を低く押さえられると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である部品計数装置の構成
を示す部分断面側面図である。
【図2】本発明の実施の形態である部品計数装置の構成
を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態である部品計数装置動作プ
ログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
3 取付板 4 エアシリンダ 5 支持板 6 クランプ板 7 ストッパ 9 通過センサ 10 部品容器 11、12、13、14、15 篩 11a、15a 編み目 16 ホッパー部 16c 下部開口 17 キャップ部 17a 側孔 20 部品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堆積した部品を分離させる方法におい
    て、前記部品を通過させる大きさの編み目を持った篩を
    複数段に積み重ね、該篩に加振手段で衝撃を加えなが
    ら、堆積した部品を前記篩の上部から前記編み目を通し
    て落下させることを特徴とする部品の分離方法。
  2. 【請求項2】 積み重ねた前記篩の編み目の大きさは、
    下段の編み目が上段の編み目より大きいか等しいことを
    特徴とする請求項1記載の部品の分離方法。
  3. 【請求項3】 前記篩の開口より小さな面積の下部開口
    を有し堆積した部品を収納するホッパー部を、前記積み
    重ねた最上段の篩上に配設したことを特徴とする請求項
    1記載の部品の分離方法。
  4. 【請求項4】 前記ホッパー部の下部開口を塞ぐように
    キャップ部を被装し、該キャップ部に部品を通過させる
    側部開口を設けたことを特徴とする請求項3記載の部品
    の分離方法。
  5. 【請求項5】 堆積した部品を収納するホッパー部と、
    前記部品を通過させる大きさの編み目を持った複数の篩
    と、該篩および前記ホッパー部に衝撃を与えるための加
    振手段とを具備すると共に、積み重ねた最上段の前記篩
    の編み目上に前記ホッパー部の下部開口を配設し、前記
    加振手段により該篩および前記ホッパー部を振動させな
    がら前記堆積した部品を分離させることを特徴とする部
    品の分離装置。
  6. 【請求項6】 前記積み重ねた篩の下方に落下した部品
    を計数する計数手段を配設して、該計数手段の計数値に
    応じて前記加振手段の駆動モードを変更することを特徴
    とする請求項1記載の分離方法を用いた計数方法。
  7. 【請求項7】 部品を通過させる大きさの編み目を持っ
    た複数の篩と、積み重ねた最上段の前記篩の編み目上に
    配設してあり堆積した部品を収納するホッパー部と、前
    記篩及び前記ホッパー部に衝撃を与えるための加振手段
    と、落下部品を計数する計数手段とを具備し、前記加振
    手段により前記篩と前記ホッパー部とを振動させながら
    前記堆積した部品を分離させると共に、前記計数手段の
    計数値に応じて前記加振手段の駆動モードを変更するこ
    とを特徴とする部品の計数装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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