JP2000264384A - ペースト状物用容器 - Google Patents

ペースト状物用容器

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JP2000264384A JP11072090A JP7209099A JP2000264384A JP 2000264384 A JP2000264384 A JP 2000264384A JP 11072090 A JP11072090 A JP 11072090A JP 7209099 A JP7209099 A JP 7209099A JP 2000264384 A JP2000264384 A JP 2000264384A
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Toshimichi Kotani
利道 小谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペースト状の食品を小分けして携帯することが
でき、内容物を簡単に出すことができるペースト状物用
容器を提供する。 【解決手段】開口部18が設けられている有底状の本体
16と、本体16の内側に嵌合されこの本体16の底面
20に対して近づく方向に摺動可能であって指で押圧可
能な可動板26とを有する。開口部18には、可動板2
6を係止する係止部材24が設けられ、底面20と可動
板26のいずれか一方に透孔36が設けられ、透孔36
には、着脱自在の蓋28が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペースト状の調
味料等を、使用量に合わせて小分けして携帯等するため
のペースト状物用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体ではないペースト状の食品・
調味料、例えばマヨネーズ・ケチャップ・ジャム・練り
バター・味噌・海苔・練からし・おろしわさび・その他
いろいろの半固形状の食品・調味料を小分けし、お弁当
等に携帯する容器があった。
【0003】例えば、図39に示すように合成樹脂製の
半球状の本体1と、本体1と一体に成形された連結部2
の先端に蓋部3を有するものがあった。また、図40に
示すものは、本体1は一定の深さの長丸形で、蓋部3は
本体1と別体で、蓋部3の本体1と隣接している部分に
切欠部4が設けられている。蓋部3の裏面には内容物を
かきとるスプーン5が収容され、スプーン5の持ち手部
分は切欠部4から外側へ突出している。
【0004】また、図41に示す容器6は、柔軟性を有
する合成樹脂により薄い壁部で形成されている一対の本
体7が設けられ、本体7は開口部の周端縁部を囲むフラ
ンジ部7aで互いに連結され、フランジ部7aの上面に
フィルム8が設けられ開口部が閉鎖されている。フラン
ジ部7aには、一対の本体7の間に切込線9が設けら
れ、フィルム8にはこの切込線を通る一対の中空の突起
10が設けられている。一対の突起10の中空部分は本
体7のいずれか一方の内側空間に連通している。
【0005】この容器の使用方法は、フランジ部7aの
連結部分を切込線9で二つ折りし、一対の本体7が互い
に底部が近づくように、指でフランジ部7aを押圧す
る。このとき一対の突起10が割れ、突起10の割れ目
から本体7の内容物が押し出される。一対の本体7に
は、例えばマーガリンとジャム等異なるものが入れら
れ、互いに混ぜた状態で食品にかけることができるもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、図39に示す容器は、ペースト状の食品は大体が粘
りを有するため、本体1の内側に食品が付着してしま
い、本体1の中に入れた食品が取り出しにくいという欠
点があった。そのため、お弁当用に携帯する場合、中身
を取り出す際に棒状である箸で取り出すのは非常に困難
で、取り出し残りがかなりあった。
【0007】図40に示す容器は、内容物をかきとるス
プーン5が設置されているが、中身の食品を取り出すの
に多少手間取り不便であった。そしてスプーン5に内容
物が付着するため取り出すのが面倒であった。
【0008】さらに、図41に示す容器は、内容物を取
り出すのは大変簡単であるが、容器が使い捨てなので大
変不経済であり、ゴミが発生し環境にも好ましくない。
また、容器の中身を自由に入れ替えできないという欠点
もある。
【0009】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであり、ペースト状の食品を小分けして携帯
することができ、内容物を簡単に出すことができるペー
スト状物用容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、開口部が設
けられている有底状の本体と、上記本体の内側に嵌合さ
れこの本体の底面に対して近づく方向に摺動可能であっ
て指で押圧可能な可動板と、上記開口部に上記可動板を
係止する係止部材が設けられ、上記底面と上記可動板の
いずれか一方に透孔が設けられているペースト状物用容
器である。この透孔には、着脱自在の蓋が設けられてい
る。
【0011】また、上記係止部材は、上記開口部に取り
付けられる蓋状部材や、本体から突出した突起である。
上記蓋状部材には、上記押圧板を指で操作する透孔が形
成されている。また、上記板状部材には、指で可動板を
操作可能な凹部や凸部またはつまみ等の操作部が形成さ
れている。
【0012】また、上記底面は、上記開口部の一側縁を
中心として、上記開口部の面を所定角度回動させた位置
に形成され、上記一側縁に上記可動板の一端部が回動可
能に取り付けられているペースト状物用容器である。
【0013】上記蓋状部材と上記本体は、連結部を介し
て一体に形成されたものや、上記可動板と上記本体が、
ヒンジ部を介して連結されているものでも良い。
【0014】この発明のペースト状物用容器は、内容物
を取り出すとき可動板を指で押し下げて本体の底部に重
ねるように押圧する。このとき内容物は、板部材と本体
の底部で押されて、可動板と底面のいずれか一方に設け
られている透孔から外側に押し出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1〜図6はこの実施形態
のペースト状物用容器14を示すもので、このペースト
状物用容器14は後述するペースト状物38を収容する
本体16を有し、本体16には半長円状の開口部18が
形成され、開口部18の一側縁18aを中心として、開
口部18の面を所定角度回動させた位置に底部20が設
けられている。底部20は開口部18とほぼ同じ形状の
半長円状である。開口部18の一側縁18a以外の端縁
部18bには、底部20に達する湾曲した側面22が円
弧状に連接している。一側縁18aと対向する端縁部1
8bには、開口部18の中心側に向かってわずかに突き
出た係止部24が一体に形成されている。
【0016】底部20の一部には、後述するペースト状
物38が押し出される透孔としての出口27が外側に突
出して形成され、出口27の先端には出口27を塞ぐ蓋
28が着脱自在に設けられている。
【0017】本体16の開口部18の内側には、開口部
18の内周面に隙間なく嵌合される可動板であるヘラ2
6が設けられている。ヘラ26は開口部18とほぼ同じ
半長円形で、ヘラ26の直線の端縁部26aは、本体1
6の一側縁18aに形成された係止部24の内側に差し
込まれ軸止されている。
【0018】本体16の開口部18には、キャップ30
が着脱自在に設けられている。キャップ30は、開口部
18を覆う上面32と、上面32を一周する一定幅の側
面34が設けられ、上面32の中央部分には、指が入る
程度に開口した透孔36が形成されている。
【0019】この実施形態のペースト状物用容器14の
使用方法は、まず図3に示すように本体16からキャッ
プ30とヘラ26を外し、出口27には蓋28を取りつ
けた状態でマヨネーズやケチャップ等のペースト状物3
8を本体16の開口部18から内側に入れる。そして、
図4に示すようにヘラ26をペースト状物38の上にセ
ットし、このときヘラ26の端縁部26aを本体16の
係止部24の内側に差し込む。そして、キャップ30を
本体16の開口部18に取り付け、へら26を覆う。
【0020】ペースト状物38を取り出すときは、図5
に示すように本体16の出口27から蓋28を取りはず
し、キャップ30の透孔36から指を差し込み、ヘラ2
6を押し下げる。ヘラ26は端縁部26aを回転軸とし
て回動し、本体16の底部20に重なる。このときペー
スト状物38はヘラ26と本体16の底面20に押圧さ
れて出口27から外側にほぼ全量が押し出される。ヘラ
26は本体16の底面20と互いの面が接合するため、
ペースト状物38はほぼ全部外に押し出される。
【0021】この実施形態のペースト状物用容器14に
よれば、中に収容されているペースト状物38を押し出
す操作が簡単で、ほぼ全量を容易に押し出すことができ
る。ペースト状物用容器14は、使用後は洗って繰り返
し使用することができ、経済的でゴミを減らすことがで
きる。ペースト状物38の種類は、ペースト状であれば
何でも使用することができ、自由に変えることができ
る。
【0022】なお、この実施形態のペースト状物用容器
14は、図6に示すように出口27が底部20に形成さ
れた穴でもよく、蓋28は出口27の内側に嵌合される
ものでもよい。
【0023】また、ペースト状物用容器14は、図7,
図8に示すようにヘラ26の上面に、操作用凹部40が
設けられていてもよい。操作用凹部40はヘラ26を引
き上げるために設けられ、操作用凹部40の使用方法
は、ペースト状物38を押し出した後ヘラ26が本体1
6の底部20に重ねられたときに、指を操作用凹部40
にひっかけてヘラ26を引き上げる。
【0024】また、ペースト状物用容器14は、図9,
図10に示すようにヘラ26の上面に、操作用凸部42
が設けられていてもよい。操作用凸部42もヘラ26を
引き上げるために設けられ、操作用凸部42の使用方法
も、ペースト状物38を押し出した後にヘラ26が本体
16の底部20に重ねられたときに、指で操作用凸部4
2をつまんで引き上げる。
【0025】さらに、図11に示すように、ヘラ26に
円板状のつまみ部44が細い連結部46を介して一体に
設けられていてもよい。連結部46とヘラ26の境界は
薄肉で折り曲げ自在である。つまみ部44の一部には透
孔50が形成され、つまみ部44がヘラ部26表面に折
り重ねられたとき透孔50に対向する位置に、透孔50
に嵌合される凸部48が形成されている。つまみ部44
の使用方法も、ペースト状物38を押し出した後にヘラ
26が本体16の底部20に重ねられたときに、つまみ
部44を持って引き上げる。そして、つまみ部44を使
用しないときは、つまみ部44をヘラ部26表面に折り
重ね、ヘラ26の凸部48とつまみ部44の透孔50が
互いに嵌合し係止する。
【0026】なお、この実施形態のペースト状物用容器
14のヘラ26は、樹脂成形の場合、樹脂の物性や成形
の条件によっては、樹脂の冷却時に図13に示すよう
に、周縁部が内側に弓状に引けてしまう場合がある。こ
のような形状になると、本体16の側面22との間に隙
間が生じ、ペースト状物38がこの隙間から漏れ出るお
それがあった。
【0027】この問題を解消するために、図14、図1
5に示すように、ヘラ26の周縁部を肉厚部52としそ
の内側を薄肉部53とするとよい。肉厚部の底面は多少
引けるようになるが、内側方向に対する応力が小さくな
るので縁周部の変化は少なくなる。
【0028】また、図16、図17に示すように、ヘラ
26の周縁部にヘラ26に対して所定角度で立ち上がる
リブ部54が一周して設けられていてもよい。ヘラ26
の背面26bが多少そるが、内側方向に対する応力が小
さくなるので輪郭の内側方向に対する応力が小さくなる
ので輪郭の変化は少なくなる。リブ部54の形状は、図
18に示すようにヘラ26とリブ部54の境界付近が湾
曲しているものでもよい。また、図19に示すようにリ
ブ部54がヘラ部26の周縁部よりも少し内側部分に設
けられていてもよい。また、図20、図21に示すよう
に、ヘラ26の周縁部に丸みをつけてもよい。これによ
り、へら26の摺動性がより向上する。
【0029】さらに、図22、図23のように、ヘラ2
6の一方の面に、ヘラ26よりもわずかに大きい輪郭を
有するゴム部材56が取り付けられていてもよい。ゴム
部材56が本体16の側面22内側に密着しペースト状
物38の漏れを防ぐため、ヘラ26の変形をカバーする
ことができる。なお、このゴム部材56はへら26の周
縁部にへら26からわずかに突出して設けられていれば
よい。
【0030】次にこの発明の第二実施形態について図2
4、図25に基づいて説明する。ここで、上述の実施形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のペースト状物用容器58は、本体16開
口部18の一側縁18aに対向する曲線部分の端縁部1
8b中心付近に、開口部18の中心方向へ突出する係合
突起60が形成されている。
【0031】開口部18には、開口部18の内周面に隙
間なく嵌合される可動板であるヘラ26が設けられてい
る。ヘラ26は開口部18とほぼ同じ半長円形でヘラ2
6の直線の端縁部26aは、本体16の係止部24の内
側に差し込まれ係止されている。そしてヘラ26の端縁
部26aと反対側の端部は、係合突起60により本体1
6の外側に行かないように係止されている。
【0032】この実施形態のペースト状物用容器58の
使用方法は、まず本体16からヘラ26をはずし、出口
27には蓋28を取り付けた状態でマヨネーズやケチャ
ップなどのペースト状物を開口部18から内側に入れ
る。そしてヘラ26をペースト状物の上にセットし、ヘ
ラ26の端縁部26aを本体16の係止部24の内側に
差し込み、ヘラ26の端縁部26aの反対側端部を係合
突起60の内側に差し込む。このとき、ヘラ26又は本
体16を弾性変形させる必要がある。
【0033】ペースト状物を取り出すときは、ヘラ26
を押し下げ、ヘラ26は端縁部26aを回動軸として回
転し、本体16の底部20に重なる。このときペースト
状物はヘラ26と本体16の底面20に押圧されて出口
27から外側に押し出される。
【0034】この実施形態のペースト状物用容器58に
よれば、上記実施形態とほぼ同様の効果を有するもので
ある。そして、部品点数が少なく構造が簡単でコストが
安価である。
【0035】なお、この実施形態のペースト状物用容器
58は、図26に示すように開口部18の一側縁18a
に所定太さの軸部62が平行で一体に形成され、ヘラ2
6の端縁部26aに軸部62の外側に回転可能に嵌合さ
れる溝状の軸受け部64が一体に形成されていてもよ
い。また、図27、図28に示すように、軸部62がヘ
ラ26に形成され、軸受け部64が本体16に形成され
ていてもよい。軸受け部64の両端部に位置する本体1
6側面22には、透孔65が各々形成され、軸部62の
両端部は透孔65に挿通され回動自在に保持される。軸
部62と軸受け部64は、ペースト状物38がもれでな
いように隙間なく嵌合されている。
【0036】次にこの発明の第三実施形態について図2
9に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様
の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施
形態のペースト状物用容器66は、本体16の開口部1
8にキャップ68が取り付けられている。キャップ68
は、開口部を覆う上面68aと、上面を一周する一定幅
の側面68bが設けられている。
【0037】この実施形態のペースト状物用容器66に
よれば、上記各実施形態と同様の効果を有し、本体16
の開口部18にキャップ68が取り付けられているた
め、密閉性はさらに高くなる。また、ヘラ26が不用意
に押し下げられることがなく、安全である。
【0038】次にこの発明の第四実施形態について図3
0、図31に基づいて説明する。ここで、上述の実施形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のペースト状物用容器70は、ポリプロピ
レン等のヒンジ特性を有する合成樹脂により本体16を
成形するともに、一側縁18aに、ヘラ72がインジェ
クション金型等で本体16と一体成形されている。ヘラ
72と本体16の境界部分は薄肉のヒンジ74が設けら
れ、繰り返し折り曲げ可能である。
【0039】この実施形態のペースト状物用容器70の
使用方法は、図31に示すように本体16からキャップ
30をはずし、ヘラ72を開口部18から開ける。そし
て、出口27に蓋28を取り付けた状態でペースト状物
を本体16の開口部18から内側に入れる。そして、ヘ
ラ72をペースト状物の上にもどし、ヘラ72の上に、
キャップ30を本体16の開口部18に取り付けられ
る。
【0040】この実施形態のペースト状物用容器70に
よれば、上記実施形態と同様の効果を有し、本体16と
ヘラ72が一体であるため、部品点数が少なく製造管理
が容易であり、コストも安価である。
【0041】なお、この実施形態のペースト状物用容器
70は、図32に示すように本体16とヘラ72が別体
に形成されていてもよい。たとえば、本体16とヘラ7
2を連結するヒンジ部材76が設けられ、ヒンジ部材7
6は例えばポリプロピレン等のヒンジ特性を有する合成
樹脂製で、繰り返し折り曲げ可能に形成さているもので
もよい。
【0042】次にこの発明の第五実施形態について図3
3、図34に基づいて説明する。ここで、上述の実施形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のペースト状物用容器78は、ポリプロピ
レン等のヒンジ特性を有する本体16に、ヘラ80がイ
ンジェクション金型等で一体成形されている。ヘラ80
と本体16の境界部分は薄肉のヒンジ82が設けられ、
繰り返し折り曲げ可能である。本体16の開口部18に
は、本体16側面22の内壁に沿って立上り部84が形
成されている。
【0043】また、本体16側面22の一部から細長い
連結部86が延出し、連結部86の先端には出口27に
嵌合される蓋28が一体に設けられている。さらに、本
体16側面22には連結部86と反対の部分にも連結部
88が延出し、連結部88の先端には本体16の開口部
18を覆うキャップ30が一体に設けられている。キャ
ップ30は本体16の開口部18周縁の立上り部84の
外側に着脱自在に嵌合され、嵌合されているときはキャ
ップ30の外側面は本体16の外側面と連続している。
そして、このペースト状物用容器78は、インジェクシ
ョン金型等で各部材が一体成形されている。
【0044】なお、この実施形態のペースト状物用容器
78は、蓋28が本体16ではなくキャップ30に連結
されていてもよい。
【0045】この実施形態のペースト状物用容器78に
よれば、上記実施形態と同様の効果を有し、さらに各部
材が一体に設けられているため、成形が容易でありコス
トが安く、製造及び使用時に、いずれか一部の部品だけ
なくなるという心配もない。
【0046】次にこの発明の第六実施形態について図3
5に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様
の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施
形態のペースト状物用容器90は、本体16が横に2列
並んで一体成形されている。各本体16の開口部18の
端縁部18bには、各開口部18の中心方向へ突出する
係合突起92が形成されている。そして、開口部18の
反対側の端縁部18aには、ヘラ94が一体成形され、
ヘラ94と本体16の境界部分は薄肉のヒンジが設けら
れ、繰り返し折り曲げ可能である。
【0047】この実施形態のペースト状物用容器90に
よれば、二種類のペースト状物を一度に保管することが
でき、便利である。
【0048】次にこの発明の第七実施形態について図3
6、図37に基づいて説明する。ここで、上述の実施形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のペースト状物用容器96は、本体16に
取り付けられているヘラ98に、ペースト状物を出す出
口100が形成されている。出口100には、図示しな
い蓋が着脱自在に取り付けられている。
【0049】この実施形態のペースト状物用容器96の
使用方法は、中のペースト状物を取り出すとき、出口1
00から蓋をはずし、ヘラ98を押し下げる。ヘラ98
は本体16の底部20に重なり、ペースト状物はヘラ9
8と本体16の底部に押圧されて出口100から外側に
押し出される。
【0050】次にこの発明の第八実施形態について図3
8に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様
の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施
形態のペースト状物用容器102は、扇状の同形の本体
104が底面を互いに合わせ一つの底面106として設
けられている。本体104の、曲面で形成されている一
対の側面108には、底面106に付近から外側に突出
する出口110が形成されている。底面106の出口1
10側端部には、一対の透孔112a、112bが形成
されている。一方の透孔112aは一方の底面108a
の内側空間と出口110に貫通されている。そして他方
の透孔112bは、他方の底面108bの内側空間と出
口110に貫通されている。
【0051】この実施形態のペースト状物用容器102
は、二種類のペースト状物を保管することができ、また
一度に押し出すこともでき便利である。
【0052】なお、この発明のペースト状物用容器は、
第一実施形態において図6〜図23に示した変形例を、
その他の実施形態に使用してもよい。
【0053】
【発明の効果】この発明のペースト状物用容器は、ペー
スト状の食品を小分けして携帯する事ができ、内容物を
出す操作はヘラを押し下げるだけなので簡単で手を汚さ
ず、内容物をほとんど全量出すことができる。使用後は
洗浄して繰り返し使用できるため、ゴミを出さず、環境
に優しく経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態のペースト状物用容器
の分解斜視図である。
【図2】この実施形態のペースト状物用容器の縦断面図
である。
【図3】この実施形態のペースト状物用容器の内容物を
入れる段階を示す縦断面図である。
【図4】この実施形態のペースト状物用容器の内容物を
入れる段階を示す縦断面図である。
【図5】この実施形態のペースト状物用容器の内容物を
出している状態を示す縦断面図である。
【図6】この実施形態のペースト状物用容器の変形例を
示す縦断面図である。
【図7】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの変
形例を示す斜視図である。
【図8】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの変
形例を示す縦断面図である。
【図9】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの変
形例を示す斜視図である。
【図10】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図11】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す斜視図である。
【図12】この実施形態のペースト状物用容器のヘラが
肉ひけにより変形した状態を示す平面図である。
【図13】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す斜視図である。
【図14】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す斜視図である。
【図15】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図16】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図17】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図18】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図19】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図20】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す斜視図である。
【図21】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図22】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す斜視図である。
【図23】この実施形態のペースト状物用容器のヘラの
変形例を示す縦断面図である。
【図24】この発明の第二実施形態のペースト状物用容
器の分解斜視図である。
【図25】この実施形態のペースト状物用容器の縦断面
図である。
【図26】この実施形態のペースト状物用容器の変形例
を示す縦断面図である。
【図27】この実施形態のペースト状物用容器の変形例
を示す分解斜視図である。
【図28】この実施形態のペースト状物用容器の変形例
を示す縦断面図である。
【図29】この発明の第三実施形態のペースト状物用容
器の分解斜視面図である。
【図30】この発明の第四実施形態のペースト状物用容
器の分解斜視図である。
【図31】この実施形態のペースト状物用容器の縦断面
図である。
【図32】この実施形態のペースト状物用容器の変形例
を示す縦断面図である。
【図33】この発明の第五実施形態のペースト状物用容
器の分解斜視図である。
【図34】この実施形態のペースト状物用容器の斜視図
である。
【図35】この発明の第六実施形態のペースト状物用容
器の斜視図である。
【図36】この発明の第七実施形態のペースト状物用容
器の斜視図である。
【図37】この実施形態のペースト状物用容器の縦断面
図である。
【図38】この発明の第八実施形態のペースト状物用容
器の部分破断斜視図である。
【図39】従来の技術のペースト状物用容器の縦断面図
である。
【図40】従来の技術のペースト状物用容器の縦断面図
である
【図41】従来の技術のペースト状物用容器の縦断面図
である。
【符号の説明】
14 ペースト状物用容器 16 本体 18 開口部 20 底面 22 側面 24 係止部 26 ヘラ 27 出口 28 蓋 30 キャップ 36 透孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部が設けられている有底状の本体
    と、上記本体の内側に嵌合されこの本体の底面に対して
    近づく方向に摺動可能であって指で押圧可能な可動板
    と、上記開口部に上記可動板を係止する係止部材が設け
    られ、上記底面と上記可動板のいずれか一方に透孔が設
    けられていることを特徴とするペースト状物用容器。
  2. 【請求項2】 上記係止部材は、上記開口部に取り付け
    られる蓋状部材であることを特徴とする請求項1記載の
    ペースト状物用容器。
  3. 【請求項3】 上記透孔には、着脱自在の蓋が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のペースト状物用
    容器。
  4. 【請求項4】 上記蓋状部材には、上記押圧板を指で操
    作するための操作用透孔が形成されていることを特徴と
    する請求項2記載のペースト状物用容器。
  5. 【請求項5】 上記板状部材には、指で操作可能な操作
    部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のペ
    ースト状物用容器。
  6. 【請求項6】 上記底面は、上記開口部の一側縁を中心
    として、上記開口部の面を所定角度回動させた位置に形
    成され、上記一側縁に上記可動板の一端部が回動可能に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載のペースト状物用容器。
  7. 【請求項7】 上記可動板と上記本体は、ヒンジ部を介
    して一体に形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは6記載のペースト状物用容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100757722B1 (ko) * 2004-03-03 2007-09-11 로레알 화장품을 포장하고 분배하기 위한 장치
US7469804B2 (en) 2004-03-03 2008-12-30 L'oreal Dynamic dispensing device for a product

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