JP2000263620A - 押出発泡成形体、緩衝材、断熱材、および押出発泡成形体の積層体 - Google Patents

押出発泡成形体、緩衝材、断熱材、および押出発泡成形体の積層体

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JP2000263620A
JP2000263620A JP11072679A JP7267999A JP2000263620A JP 2000263620 A JP2000263620 A JP 2000263620A JP 11072679 A JP11072679 A JP 11072679A JP 7267999 A JP7267999 A JP 7267999A JP 2000263620 A JP2000263620 A JP 2000263620A
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fine powder
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foam
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Shigeru Oyama
茂 大山
Atsuhiko Uhara
篤彦 鵜原
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウレタンフォームの廃材を、汎用性の高い
リサイクル品の原料として利用することのできる押出発
泡成形体を提供すること。 【解決手段】廃材ウレタンフォームを粉砕して得られた
ポリウレタン微粉末Aと、熱可塑性樹脂Bと、発泡剤と
を混練した混合物を、押出成形機70で押出成形するこ
とにより、押出発泡成形体80を成形している。ポリウ
レタン微粉末Aおよび熱可塑性樹脂Bの混合物で押出発
泡成形体を成形しているので、ポリウレタン微粉末Aが
熱可塑性樹脂Bの硬化を阻害することがなく、所望の配
合で押出発泡成形体を成形でき、廃材ウレタンフォーム
を汎用性の高い押出発泡成形体80の原料として利用す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形機によっ
て成形される押出発泡成形体、この押出発泡成形体を含
む緩衝材、断熱材、およびこの押出発泡成形体の積層体
に関し、例えば、家具、自動車用座席シート等のクッシ
ョン材、または建材、冷蔵庫等の断熱材として用いられ
たウレタンフォームのリサイクルに利用することができ
る。
【0002】
【背景技術】従来より、家具、自動車用座席シート等の
クッション材、または建材、冷蔵庫等の断熱材としてウ
レタンフォームが多用されている。このようなウレタン
フォームは熱硬化性樹脂であり、加熱しても変形を生じ
ないため、リサイクルし難い材料として知られている。
従って、このようなウレタンフォーム等の熱硬化性樹脂
の廃材は、従来、切断されて埋め立て処理されたり、焼
却処理されていた。
【0003】しかし、埋め立て処理する場合、今後は廃
棄場所の確保が困難になる虞れがある。また、焼却処理
する場合、CO2発生による地球温暖化等の環境問題が
発生する虞れがあり、これを防止するには高価な焼却設
備が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述したウ
レタンフォームの廃材を再利用する手段として、いくつ
かの方法が提案されているが、以下のような問題があ
る。 ウレタンフォームを粗粉砕したものを接着剤で固着
し、所定の形に成形したリボンデッドフォームを形成す
ることにより、ウレタンフォームの再利用を図ることが
考えられる。しかしながら、このようなリボンデッドフ
ォームは、金型内で加熱加圧処理をする必要があり、リ
サイクル品の枚様、形状が限定されてしまうので、リサ
イクル品を汎用用途に供することが困難であり、ウレタ
ンフォームの廃材を効率的に処理することが困難である
という問題がある。また、ウレタンフォームの廃材を限
定して使用することが困難であるため、様々な色合いの
ものが使用され、リサイクル品の外観上の色を統一する
ことが困難であるという問題がある。
【0005】 幅広い用途に対応できるものとして、
廃材となる前記ウレタンフォームを用いてスラブウレタ
ンを製造することが考えられる。しかしながら、このよ
うなスラブウレタンを製造する場合、ウレタン樹脂中に
廃材微粉末を混入することとなるため、廃材の種類によ
ってはウレタンの重合阻害を生じたり、高配合での成形
性不安定を生じたりするという問題がある。
【0006】本発明の目的は、従来、埋め立て、焼却処
理等されていたウレタンフォームの廃材を、汎用性の高
いリサイクル品の原料として利用することのできる押出
発泡成形体、この押出発泡成形体を含む緩衝材、断熱
材、およびこの押出発泡成形体の積層体を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る押出発泡成形体は、ウレタンフォーム
を粉砕して得られるポリウレタン微粉末と、熱可塑性樹
脂と、発泡剤とを混練した混合物を、押出成形機で成形
したことを特徴とする。
【0008】ここで、上述したポリウレタン微粉末は、
ウレタンフォームを粉砕して得られるものであって、平
均粒径が2mm以下および/または嵩密度が0.001g
/cc以上のものを採用することができ、好ましくは、平
均粒径が300μm以下および/または嵩密度が0.0
4g/cc以上、さらに好ましくは、平均粒径が200μ
m以下および/または嵩密度が0.08g/cc以上、特
に好ましくは、平均粒径が50μm以下および/または
嵩密度が0.15g/cc以上のものを採用するのがよ
い。
【0009】また、ポリウレタン微粉末の原料となるウ
レタンフォームは、ウレタンフォームそのものの他、物
性等を阻害しない範囲で他の樹脂、繊維、木材、金属等
を含んでいてもよい。さらに、ウレタンフォームとして
は、ウレタンフォーム製造時に加えられた各種の添加
剤、例えば、難燃剤、発泡剤、触媒残渣等を含むもので
あってもよい。そして、このようなウレタンフォーム
は、特願平10−169827号に示される熱硬化性樹
脂の粉砕方法により粉砕されて上述した平均粒径および
嵩密度のポリウレタン微粉末となる。
【0010】このような本発明によれば、ポリウレタン
微粉末および熱可塑性樹脂を混練した混合物を押出成形
することにより、押出発泡成形体を得ているので、ポリ
ウレタン微粉末が熱可塑性樹脂の硬化の阻害となること
がなく、所望の配合で押出発泡成形体を成形することが
可能となる。尚、押出発泡体の成形に際して、ポリウレ
タン微粉末の混入量は、多ければ多いほど廃材処理を促
進することが可能であり、例えば、熱可塑性樹脂がポリ
プロピレンである場合、ポリウレタン微粉末の粒径によ
るが、80〜90wt%までポリウレタン微粉末を混入
することが可能である。また、押出成形機により成形し
ているので、押出成形機の金型形状を変更することで押
出発泡成形体を所望の形状とすることができ、汎用性の
極めて高いリサイクル品とすることが可能となる。
【0011】さらに、押出発泡成形体とすることによ
り、建築用断熱材、家電製品等の緩衝材として利用する
ことができるので、本発明に係る押出発泡成形体を種々
の用途に供することができ、廃材となるウレタンフォー
ムの処理を効率的に行うことが可能となる。そして、上
述したように、平均粒径2mm以下のポリウレタン微粉末
を使用すれば、解砕前のウレタンフォームの地色が出る
ことが少なく、押出成形時に所望の顔料等を混入すれ
ば、押出発泡成形体の外観上の色を自由に設定すること
ができ、押出発泡成形体の汎用性を一層向上させること
が可能となる。
【0012】以上において、上述した熱可塑性樹脂とし
ては、各種の材料を採用することができ、例えば、塩化
ビニル樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂を採用
することができるが、オレフィン系樹脂を採用するのが
好ましい。ここで、オレフィン系樹脂としては、ポリエ
チレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)、熱可塑性ポリオレフィ
ン系エラストマー(TPO)等が挙げられる。
【0013】また、ポリエチレンとしては、高圧法で製
造される低密度ポリエチレン(LDPE)、チーグラー
−ナッタ触媒を用いて製造される高密度ポリエチレン
(HDPE)、およびチーグラー−ナッタ触媒またはメ
タロセン触媒を用い、エチレンとα−オレフィンを共重
合して製造される直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)等が挙げられる。さらに、ポリプロピレンとして
は、アイソタクチック度が95%以上の高立体規則性の
ポリプロピレンや、例えば、一段目でアイソタクチック
ポリプロピレン、二段目でプロピレンとエチレンの共重
合を行って得られるブロックタイプのポリプロピレン等
が挙げられる。
【0014】すなわち、熱可塑性樹脂としてオレフィン
系樹脂を採用することにより、塩化ビニル樹脂のよう
に、環境汚染につながるような成分が少なく、環境保護
に適応した樹脂として取り上げられており、リサイクル
品の原料として好適である。また、オレフィン系樹脂
は、最も汎用的に使用されているので、多用途への展開
可能性がある。
【0015】また、上述した発泡剤としては、揮発性発
泡剤、または化学発泡剤を採用することができる。ここ
で、揮発性発泡剤とは、押出成形機の高圧押出の圧力解
放に伴い、蒸発するような揮発性の液体または固体をい
い、例えば、水、アルコール等が考えられる。また、化
学発泡剤とは、加熱により熱分解して分解ガスを発生す
るような化合物をいい、例えばアゾジカルボンアミド
(ADCA)、炭酸水素ナトリウム等がある。
【0016】すなわち、発泡剤として揮発性発泡剤を採
用する場合、化学反応等により発泡させるものではない
ので、化学発泡剤のように分解ガス等が外部に影響を与
えることもなく、環境保護上有利である。一方、化学発
泡剤を採用する場合、発泡剤の添加量等によって発泡倍
率を自由にコントロールすることができるので、押出発
泡成形体の形状、寸法等を高精度に成形することが可能
となる。
【0017】さらに、上述した押出発泡成形体は、家電
製品等の梱包に用いられる緩衝材や、建築資材、冷蔵庫
用、自動車内装部材として用いられる断熱材に含んで利
用するのが好ましい。すなわち、このような緩衝材、断
熱材は大量に必要とされるので、廃材であるウレタンフ
ォームを大量に利用することができ、廃材の再利用を促
進することが可能となる。
【0018】そして、本発明に係る押出発泡成形体の積
層体は、上述した押出発泡成形体を少なくとも2以上積
層して構成される押出発泡成形体の積層体であって、押
出発泡成形体がその押出方向を交互に直交させて積層さ
れていることを特徴とする。上述した押出発泡成形体
は、押出方向に強い引っ張り強度を有するものである。
従って、このような押出発泡成形体を交互に直交させて
積層することにより、方向によらず、均一な引っ張り強
度を有する積層体とすることが可能となり、汎用性が一
層向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。 (1)ポリウレタン微粉末の製造 ポリウレタン微粉末は、例えば、本出願人が既に出願し
た特願平10−169827号に開示した熱硬化性樹脂
の粉砕方法により製造することができる。
【0020】前記出願に係る熱硬化性樹脂の粉砕方法
は、熱硬化性樹脂をスクリーン見るで平均粒径2mm以下
の粉末にする第1工程と、回転円筒体の円筒面に垂直方
向に形成された複数の回転刃及び筒状本体の内側に垂直
方向に形成された複数の固定刃を備えたスクリーンミル
で、前記第1工程で得られた粉末を平均粒径300μm
以下の粉末にする第2工程と、前記第2工程で得られた
粉末を平均粒径50μm以下の粉末にする第3工程とを
含んで構成される。
【0021】このような熱硬化性樹脂の粉砕方法は、図
1に示されるポリウレタン微粉末製造装置により実施す
ることができ、この微粉末製造装置は、第1工程におけ
るスクリーンミル31と、第2工程におけるスクリーン
ミル32と、第3工程におけるボールミル33A、33
B、33Cとを備えている。そして、第1工程の前に
は、熱硬化性樹脂原料であるウレタンフォームを整列さ
せながら搬送する整列ベルトコンベア34、および原料
35の金属探知を行う金属探知器36が設けられてい
る。
【0022】第1工程におけるスクリーンミル31は、
従来型であり、回転軸に固定されて回転するロータカッ
タおよびスタンドカッタと、ミルの内壁に固定されたス
テータカッタとを備えている。第1工程と第2工程の間
には、送風機37が設けられている。第2工程で使用す
るスクリーンミル32は、図2、図3に示すように、筒
状本体38と、この筒状本体38内に設けられた回転円
筒体39とを備えている。
【0023】筒状本体38は、一方の側に原料の投入部
41が形成され、他方の側に粉砕物の排出部42が形成
されている。筒状本体38と排出部42の間には、スク
リーン43が設けられている。回転円筒体39は、中心
の回転軸44が両端側でボールベアリングを有する支持
部45で支持されている。下方の回転軸44は、軸継ぎ
手46を介してモータ(図示略)に接続されている。
【0024】この回転円筒体39の円筒内面47には、
複数の凸状の回転刃48が垂直方向に等間隔で形成され
ている。一方、筒状本体38の内側には、前記投入部4
1と排出部42の中間の位置に複数の凸状の固定刃49
が垂直方向に形成されている。これらの回転刃48と固
定刃49とのクリアランスは、0.2mm以下、好ましく
は0.1mm以下に調整されている。
【0025】また、回転刃48には、スパイラル状の溝
が形成されている。この溝は、筒状本体38内に気流を
発生させて、筒状本体38内での粉末の滞留を防止する
ために形成されている。第2工程および第3工程の間に
は、送風機37と接続されたサイクロン52、およびこ
のサイクロン52に接続されたロータリーバルブ53付
きのクッションタンク54が設けられている。
【0026】第3工程におけるボールミル33A〜33
Cは3台であり、これら3台が並列して設けられてい
る。各ボールミル33A〜33Cと、前記クッションタ
ンク54との間には、粉末原料を供給するためのパイプ
55が設けられている。第3工程の後には、ロータリー
バルブ56付きのバグフィルタ57、およびこのバグフ
ィルタ57に接続されたふるい機58が設けられてい
る。
【0027】各ボールミル33A〜33Cと、前記バグ
フィルタ57との間には、粉末原料を送るパイプ55が
設けられている。また、前記ふるい機58の後には、コ
ンベア59、スクリュー付きのクッションタンク61お
よび自動包装機62がこの順番で設けられている。
【0028】廃材ウレタンフォームからなる原料35
を、以上のような微粉末製造装置を用いて粉砕する場
合、以下のような手順で行われる。 (1) 廃材ウレタンフォームからなる原料35を整列ベル
トコンベア34と金属探知器36を通して第1工程のス
クリーンミル31に投入する。原料35が金属探知器3
6を通る際、異物を探知すると自動的に原料35の搬送
が止まる。この第1工程において、原料35をスクリー
ンミル31で平均粒径2mm以下の粉末にする。尚、第1
工程における粉砕に際しては、静電気防止用の助剤を添
加するのがよい。
【0029】(2) 上述した第1工程で得られた粉末を第
2工程のスクリーンミル32に送り、このスクリーンミ
ル32の回転刃48および固定刃49のせん断によって
平均粒径300μm以下の粉末にする。尚、第2工程に
おける粉砕に際しては、第1工程と同様に、静電気防止
用の助剤を添加するのがよい。
【0030】(3) 第2工程で得られた粉末を前記サイク
ロン52とクッションタンク54を介して第3工程の3
台の各ボールミル33A〜33Cに空送し、ここで平均
粒径50μm以下の粉末にする。この第3工程における
粉砕に際しても、第1工程および第2工程と同様に静電
気防止用の助剤を添加するのがよい。 (4) 第3工程で得られた粉末をバグフィルタ57で捕集
し、引き続きふるい機58で分級した後、クッションタ
ンク54に送る。この後自動包装機62で袋詰めして包
装製品63を得る。
【0031】(5) 尚、この微粉末製造装置は、第2工
程、第3工程を適宜省略することにより、所望の平均粒
径のポリウレタン微粉末を製造することができるように
構成されている。すなわち、上記微粉末製造装置におい
て、第1工程のみを実施し、第2工程および第3工程を
省略することにより、平均粒径2mm以下のポリウレタン
微粉末を採取することができる。また、第1工程および
第2工程を実施することにより、平均粒径300μm以
下のポリウレタン微粉末を採取することができる。
【0032】(2)押出発泡成形体の成形 上述した微粉末製造装置で製造されたポリウレタン微粉
末は、熱可塑性樹脂とともに、押出成形機に投入され、
押出成形機出口形状によって、ストランド状、シート状
等の押出発泡成形体に加工される。図4に示されるよう
に、押出成形機70は、成形機本体71と、サイジング
ダイ72と、ホッパ73とを含んで構成され、ホッパ7
3の前段には、混合器74が設けられているとともに、
サイジングダイ72の後段には、コンベア75およびカ
ッタ76が設けられている。
【0033】成形機本体71は、原料樹脂の搬送および
混練空間となるシリンダバレル711と、このシリンダ
バレル711の内部に配置されるスクリュ712と、ス
クリュ712の回転用のモータ713とを含んで構成さ
れる。この成形機本体71は、図4では図示を略した
が、スクリュ712が図4の紙面奥行き方向に2本並列
配置される2軸式の押出成形機であり、モータ713に
より2本のスクリュ712を同期して回転させることに
より、原料樹脂が押し出される。また、シリンダバレル
711の外周部分には、投入された原料樹脂の温度を維
持して流動性を確保するためにヒータが設けられている
(図示略)。
【0034】サイジングダイ72は、成形機本体71か
ら押し出される樹脂を、所望の断面形状に成形するもの
であり、成形機本体71と着脱可能となっている。そし
て、異なる押出形状のサイジングダイ72を成形機本体
71に装着することで、押出発泡成形体80を円形断
面、角形断面、その他種々の断面形状とすることができ
る。
【0035】ホッパ73は、原料樹脂が投入される部分
であり、成形機本体71の押出方向末端側に設けられ、
原料樹脂がホッパ73に投入されると、この原料樹脂
は、シリンダバレル711内に供給され、スクリュ71
2によって押出方向に搬送される。ホッパ73の押出方
向先端側には、揮発性発泡剤である水Wをシリンダバレ
ル711内に供給するための供給路77が設けられ、バ
ルブ78の開閉状態を調整することにより、シリンダバ
レル711内への水Wの供給量を調整できるようになっ
ている。
【0036】混合器74は、上述した微粉末製造装置で
製造されたポリウレタン微粉末Aと熱可塑性樹脂Bを混
合、攪拌する部分であり、混合器74で混合された混合
物は、原料樹脂としてホッパ73に供給されるようにな
っている。コンベア75は、押出成形機70の押出速度
に応じた搬送速度に設定され、押出成形機で押し出され
た押出発泡成形体80は、このコンベア75を移動しな
がら冷却され、所定の固さとなったところで、カッタ7
6によって所望の寸法に切断され、ストランド状の成形
体とされる。
【0037】上述した熱可塑性樹脂Bとしては、押出成
形可能な各種の材料を採用することができるが、本実施
形態の場合、オレフィン系樹脂が熱可塑性樹脂Bとして
採用されている。具体的には、熱可塑性樹脂Bとして
は、PE、PP、EVA、TPO等を採用することがで
きる。尚、熱可塑性樹脂BとしてPEを採用する場合、
LDPE、HDPE、LLDPE等を使用することがで
き、PPを採用する場合、アイソタクチック度95%以
上の高立体規則性のポリプロピレンや、一段目でアイソ
タクチックポリプロピレン、二段目でプロピレンおよび
エチレンの共重合を行って得られるブロックタイプのポ
リプロピレン等を使用することができる。
【0038】次に、ポリウレタン微粉末Aおよび熱可塑
性樹脂Bを原料として、上述した押出成形機70による
押出発泡成形体の成形は、以下のような手順で行われ
る。 (1) 上述したポリウレタン微粉末の製造方法により得ら
れたポリウレタン微粉末Aと、熱可塑性樹脂Bとは、混
合器74で混合、攪拌された後、原料樹脂としてホッパ
73に投入される。ポリウレタン微粉末A、および熱可
塑性樹脂Bの配合比は、押出発泡成形ができる範囲で変
更可能であるが、例えば、ポリウレタン微粉末Aとして
平均粒径150μmのものを採用し、熱可塑性樹脂Bと
してフレーク状のPPを採用した場合、重量比A:B=
50:50で投入するのが好ましい。尚、熱可塑性樹脂
Bとして投入されるPPは、ビーズ状のもの、ペレット
状のもの、フレーク状のもの等種々の形状のものを採用
することができる。
【0039】(2) ホッパ73から供給されたポリウレタ
ン微粉末Aおよび熱可塑性樹脂Bの混合物は、シリンダ
バレル711に供給され、2本のスクリュ712によっ
て混練されながら先端側に搬送されるとともに、先端側
に設けられる供給路から所定量の水Wが供給される。こ
の水Wは、スクリュ712によって前記混合物と混合さ
れ、成形機本体71の先端部分近傍では、混合物中に水
Wが均等に分散した状態になる。尚、ポリウレタン微粉
末Aおよび熱可塑性樹脂Bの混合物は、成形機本体71
のヒータにより加熱され、ウレタン微粉末AおよびPP
からなる熱可塑性樹脂Bの配合がA:B=50:50で
ある場合、170〜180℃、押出量Max200kg/
hrの条件で押し出される。
【0040】(3) このように水Wが均等に分散したポリ
ウレタン微粉末Aおよび熱可塑性樹脂Bの混合物は、サ
イジングダイ72で所定の形状に成形されて押し出され
る。混合物中に分散した水Wは、シリンダバレル711
中では高温高圧であるため、液体として存在している
が、サイジングダイ72から押し出されると、圧力が解
放されるため、水蒸気Waとなって外部に放出され、そ
の部分が気泡として残り、押出発泡成形体80が成形さ
れる。尚、揮発性発泡剤である水は、発泡状態、熱可塑
性樹脂Bの種類、微粉末ウレタンAの配合割合等に応じ
て、任意の添加量に設定することができるが、本実施形
態の場合、微粉末ウレタンAおよびPPからなる熱可塑
性樹脂Bの混合物に対して略10wt%の割合で添加さ
れる。
【0041】(3)押出発泡成形体の加工 上述した押し出し成形機70で成形された押出発泡成形
体80は、次のような二次加工を施すことにより、種々
の用途に供することができる。 (1) 緩衝材 押出成形機70で成形された押出発泡成形体80を、カ
ッタ76により所定の長さ、例えば、20〜30mm程度
に裁断することにより、押出発泡成形体80をピース状
の緩衝材とすることができる。このようにして加工され
た緩衝材は、家電製品等の梱包に際し、梱包箱の隙間等
に充填することにより家電製品等を保護することができ
る。
【0042】また、押出成形機70で成形された押出発
泡成形体80をカッタ76により200〜300mmの長
さに切断してストランド状の成形体を形成し、このスト
ランド状の成形体を複数本横一列に並べた後、熱溶着、
超音波溶着等により、ストランド状の成形体同士をその
長手方向に沿って互いに溶着してシート状の緩衝材を形
成することができる。このような緩衝材は、家電製品等
の梱包に際し、家電製品等を包み込むことで家電製品等
の保護を図ることができる。さらに、シート状の緩衝材
を真空成形等することにより、該緩衝材を所望の形状に
加工することが可能であり、家電製品等の形状に応じた
緩衝材を容易に形成することもできる。
【0043】(2) 断熱材 上述したシート状の緩衝材と同様にして得られるシート
状の成形体は、積層しなくても使用可能であるが、所望
の枚数だけ積層することにより、建築用資材等として用
い得る密度を有する断熱材を構成することができる。こ
こで、シート状の成形体を積層するに際しては、図5に
示すように、シート状の成形体81と、この成形体81
の上に積層される成形体82とは、その押出方向を直交
させて積層するのが好ましい。また、押出成形機70の
先端部分に取り付けたサイジングダイ72の形状を変更
することでL字型等種々の断面形状で押出発泡成形体8
0を押し出すことができる。
【0044】(4)実施形態の効果 前述のような本実施形態によれば、以下のような効果が
ある。すなわち、ポリウレタン微粉末Aおよびオレフィ
ン系からなる熱可塑性樹脂Bを混練した混合物を押出成
形することにより、押出発泡成形体80を得ているの
で、背景技術で説明したスラブウレタンの製造のよう
に、ポリウレタン微粉末Aが熱可塑性樹脂の硬化の阻害
となることがなく、所望の配合で押出発泡成形体80を
自由に成形することができる。
【0045】また、押出成形機70により成形している
ので、金型72の形状を変更することで、押出発泡成形
体80の断面形状を自由に設定することができ、押出発
泡成形体80を汎用性の極めて高いリサイクル品として
利用することができる。さらに、押出発泡成形体80と
することにより、建築用断熱材、家電製品等の緩衝材と
して利用することができるので、簡単な二次加工を施す
ことで押出発泡成形体80をさまざまな用途に供するこ
とができる。
【0046】そして、上述した微粉末製造装置で粉砕し
た平均粒径2mm以下のポリウレタン微粉末Aを押出発泡
成形体80の原料として使用しているので、解砕前のウ
レタンフォームの地色が出ることが少なく、押出成形時
に所望の顔料等を混入すれば、押出発泡成形体の外観上
の色を自由に設定することができ、その汎用性は一層向
上する。
【0047】また、熱可塑性樹脂Bとしてオレフィン系
樹脂を採用しているので、塩化ビニル樹脂のように、環
境汚染につながるような成分が少なく、環境保護に適応
した樹脂として取り上げられており、リサイクル品の原
料として好適である。さらに、オレフィン系樹脂は、最
も汎用的に使用されているので、入手も容易であり多用
途への展開も可能である。そして、ポリウレタン微粉末
Aが廃材ウレタンフォームを粉砕して得られる場合、ポ
リウレタン微粉末Aの配合比率が高まるほどに、廃材ウ
レタンフォームを多く処理することができ、埋め立て、
焼却等で処理される廃材ウレタンフォームの量を低減す
ることができる。
【0048】また、発泡剤として揮発性発泡剤である水
を採用した場合には、化学発泡剤のように分解ガス等が
外部に影響を与えることもなく、環境保護上も有利であ
るうえ、水という極めて安価な材料を発泡剤として用い
ているので、押出発泡成形体80の製造コストをも低減
することができる。さらに、押出発泡成形体80を二次
加工して緩衝材、断熱材等として利用することにより、
押出発泡成形体80を大量に利用することが期待される
ので、廃材ウレタンフォームの再利用を促進することが
できる。
【0049】そして、図5に示すように、押出発泡成形
体81、82を互いに押出方向を直交させて積層するこ
とにより、押出発泡成形体の引っ張り強度等を方向によ
らず均一な強度とすることができるので、押出発泡成形
体の積層体の汎用性が一層向上する。また、廃材ウレタ
ンフォームの粉砕を、上述したポリウレタン微粉末製造
装置によって行っているので、所望の平均粒径のポリウ
レタン微粉末を低コストで製造することができ、リサイ
クルによる最終製品である緩衝材、断熱材等の製造コス
トを低くすることができる。
【0050】尚、本発明は、前述の実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すような変形をも含むもので
ある。前記実施形態では、第1工程および第2工程にお
ける廃材ウレタンフォームの解砕または粉砕にスクリー
ンミル31、32を使用していたが、これに限られな
い。すなわち、所望の平均粒径のポリウレタン微粉末を
製造する際、特願平10−169827号に開示される
種々の粉砕方法を採用することができる。
【0051】例えば、熱硬化性樹脂の発泡体(ウレタン
フォーム)をブロック状に切断して細分化する第1工程
と、得られた発泡体のブロックを粗粉末に粉砕する第2
工程とを経て平均粒径300μm以下の粉末する熱硬化
性樹脂の粉砕方法によりポリウレタン微粉末を得てもよ
いし、さらには、これに、発泡体の粗粉末を微粉末に粉
砕する第3工程を加えて平均粒径200μm以下の微粉
末を得てもよい。
【0052】ここで、第1工程に用いられる粉砕機とし
ては、切断・せん断溶の刃を有する粉砕機を採用するの
がよく、カッターミル(ブレードタイプ、カッタータイ
プ)、シュレッダー、クラッシャー等が挙げられる。ま
た、第2工程に用いられる粉砕機としては、衝撃・せん
断を利用した粉砕機を採用するのがよく、ロールミル、
ディスインテグレータ、スクリューミル、エッジランナ
ー、スタンプミル、ディスクミル、ピンミル、スクリー
ンミル、遠心分級型ミルが挙げられる。
【0053】さらに、第3工程に用いられる粉砕機とし
ては、衝撃・せん断を利用した粉砕機を採用するのがよ
く、前記実施形態と同様にボールミルが挙げられる。
尚、第1〜第3工程において、いずれの粉砕機を採用す
るかは、必要とするポリウレタン微粉末の平均粒径、粉
砕コスト等に基づいて、適宜決定すればよい。
【0054】また、前記実施形態では、発泡剤として揮
発性発泡剤である水を採用していたが、これに限られな
い。すなわち、アゾジカルボンアミド(ADCA)、炭
酸ナトリウム等の熱分解ガスを発生するような化学発泡
剤を発泡剤として採用してもよい。尚、化学発泡剤を採
用する場合、ポリウレタン微粉末および熱可塑性樹脂と
一緒に化学発泡剤を押出成形機のホッパに投入すればよ
い。このように、化学発泡剤を採用すれば、発泡剤の添
加量等によって発泡倍率を自由にコントロールすること
ができるので、押出発泡成形体の形状、寸法等を高精度
に成形することができるという効果がある。
【0055】さらに、前記実施形態では、押出発泡成形
体を緩衝材、断熱材等の用途に供していたが、これに限
らず、サニタリー製品、冷蔵庫、アルミサッシ、自動車
部材等に用いられる断熱材として利用してもよく、専ら
重量の軽減を狙って発泡体を用いるような場合にも、本
発明に係る押出発泡成形体を採用してもよい。その他、
本発明の実施の際の具体的な構造および形状等は、本発
明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0056】
【実施例】(1) ポリウレタン微粉末Aの原料となる廃
材ウレタンフォームとしては、自動車座席シート用熱硬
化性軟質ポリウレタンフォームを採用し、この廃材ウレ
タンフォームを、図1〜図3で示される微粉末製造装置
により、平均粒径150μmのポリウレタン微粉末Aに
粉砕した。
【0057】(2) 前記ポリウレタン微粉末Aと、フレー
ク状PPからなる熱可塑性樹脂Bとを変更して混合器7
4で混合した後、押出成形機70で押出成形して押出成
形品80を得る。ポリウレタン微粉末Aおよび熱可塑性
樹脂Bの混合、水Wの添加量、および押出成形機70の
押出は、表1に示されるような条件で行っている。
【0058】
【表1】
【0059】上記実施例1〜実施例3のいずれの場合で
も、押出成形品80を成形できることが確認された。そ
して、各実施例による押出成形品80の密度、ダイ滑り
性、および発泡状態を評価したところ、表2のような結
果が得られた。
【0060】
【表2】
【0061】フレーク状PPからなる熱可塑性樹脂Bの
配合割合を多くすると、発泡状態はよくなるが、サイジ
ングダイ72との滑り性が低下し、形状安定性が悪くな
ることが判った。一方、ポリウレタン微粉末Aの配合割
合を多くすると、発泡状態は低下するが、サイジングダ
イ72との滑り性がよくなり、形状安定性が向上するこ
とが判った。このことは、実施例1〜実施例3の密度の
測定結果に示されるように、ポリウレタン微粉末Aの配
合割合が多くなるに従って、密度の測定値の平均値が大
きくなっていることからも判る。
【0062】また、実施例3に係る押出発泡成形体80
の形状安定性から判断して、押出発泡成形体80は、ポ
リウレタン微粉末Aが80wt%の配合割合まで成形可
能であると推測される。そして、ポリウレタン微粉末A
を80〜90wt%でできるだけ多く混入して押出発泡
成形体80を成形すれば、廃材ウレタンフォームの処理
を促進することができ、リサイクルの観点からは好まし
い。
【0063】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、ポリウレ
タン微粉末および熱可塑性樹脂を混練した混合物を押出
成形することにより、押出発泡成形体を得ているので、
ウレタン微粉末が熱可塑性樹脂の硬化の阻害となること
がなく、所望の配合で押出発泡成形体を成形することが
できる。
【0064】また、押出成形機により成形しているの
で、押出成形機の金型形状を変更することで押出発泡成
形体を所望の形状とすることができ、汎用性の極めて高
いリサイクル品とすることができる。さらに、押出発泡
成形体とすることにより、建築用断熱材、家電製品等の
緩衝材として利用することができるので、本発明に係る
押出発泡成形体を種々の用途に供することができ、廃材
となるウレタンフォームの処理を効率的に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るポリウレタン微粉末の
製造工程を表す概略図である。
【図2】前記実施形態におけるウレタンフォームを粉砕
するためのスクリーンミルの構造を表す水平断面図であ
る。
【図3】前記実施形態におけるウレタンフォームを粉砕
するためのスクリーンミルの構造を表す垂直断面図であ
る。
【図4】前記実施形態における押出発泡成形機の構造を
表す概略図である。
【図5】前記実施形態における押出発泡成形体の積層体
の構造を表す概略斜視図である。
【符号の説明】
70 押出成形機 A ポリウレタン微粉末 B 熱可塑性樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタンフォームを粉砕して得られるポリ
    ウレタン微粉末と、熱可塑性樹脂と、発泡剤とを混練し
    た混合物を、押出成形機で成形したことを特徴とする押
    出発泡成形体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の押出発泡成形体におい
    て、 前記熱可塑性樹脂は、オレフィン系樹脂からなることを
    特徴とする押出発泡成形体。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の押出発泡
    成形体において、 前記発泡剤は、揮発性発泡剤であることを特徴とする押
    出発泡成形体。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の押出発泡
    成形体において、 前記発泡剤は、化学発泡剤であることを特徴とする押出
    発泡成形体。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の押
    出発泡成形体を含んで構成されることを特徴とする緩衝
    材。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の押
    出発泡成形体を含んで構成されることを特徴とする断熱
    材。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の押
    出発泡成形体を、少なくとも2以上積層して構成される
    押出発泡成形体の積層体であって、 前記押出発泡成形体は、その押出方向を交互に直交させ
    て積層されていることを特徴とする押出発泡成形体の積
    層体。
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