JP2000263334A - ハニカム構造体成形用金型の製造方法及び製造装置 - Google Patents

ハニカム構造体成形用金型の製造方法及び製造装置

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JP2000263334A
JP2000263334A JP11070323A JP7032399A JP2000263334A JP 2000263334 A JP2000263334 A JP 2000263334A JP 11070323 A JP11070323 A JP 11070323A JP 7032399 A JP7032399 A JP 7032399A JP 2000263334 A JP2000263334 A JP 2000263334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工精度及び生産効率の高いハニカム構造体
成形用金型の製造方法及び製造装置を提供すること。 【解決手段】 材料を供給するための供給穴と,供給穴
に連通し材料をハニカム形状に成形するためのスリット
溝とを有するハニカム構造体成形用金型を製造する方
法。スリット溝82の加工は,金型素材80の溝形成面
89を,上記ハニカムにおける一つの格子と同形状の断
面を有するパイプ状の加工用電極1を用いて,加工液中
において,複数回電気的加工をすることにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ハニカム構造成形体を成形する
ための金型の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えばコージェライト等を主成分としたセ
ラミック製のハニカム構造体は,成形用金型を用いて材
料を押出成形することにより製造される。このハニカム
構造体は,隔壁を格子状に設けて多数のセルを構成して
なり,そのセル形状としては,四角形,六角形等種々の
形状がある。
【0003】例えば六角形状のセルを有するハニカム構
造体を製造するには,六角形格子状のスリット溝を有す
る金型を用いる。具体的には,材料供給用の供給穴81
と,該供給穴81に連通して六角格子状に設けたスリッ
ト溝82とを有するハニカム構造体成形用金型8を用い
る(図2参照)。
【0004】上記ハニカム構造体成形用金型8を製造す
る方法として,従来,特公平4−74132号公報,特
公平7−14574号公報に開示される製造方法があ
る。上記従来の製造方法は,正六角形状のハニカム構造
体を成形するための金型の製造方法である。上記ハニカ
ム構造体成形用金型8の製造に当っては,図9に示すご
とく,複数の板状の突起電極部91を有する加工用電極
9を用いる。そして,該加工用電極9を用いて放電加工
により,金型素材の溝形成面に上記スリット溝82を形
成する。
【0005】上記突起電極部91の配置は,上記スリッ
ト溝82の格子であるそれぞれの正六角形の一辺に対応
する。即ち,上記複数の突起電極部91は互いに平行に
設けられており,互いに平行な上記複数の正六角形の辺
の配置に対応した間隔で設けられている。上記加工用電
極9を上記金型素材に対し,水平方向において60度ず
つ回転させながら放電加工を行うことにより,正六角形
状のハニカム形状のスリット溝82を形成する。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の製
造方法には,以下の問題がある。近年,壁厚みの薄いハ
ニカム構造体が,市場の要望として高まってきている。
かかる要望に応えるためには,上記ハニカム構造体成形
用金型8におけるスリット溝82の幅を小さくする必要
がある。そして,そのためには上記突起電極部91の厚
みを薄くする必要がある。
【0007】ところが,上記突起電極部91の厚みを薄
くすると剛性が低下し,加工精度が低下するという問題
がある。また,上記突起電極部91の厚みが薄いと,該
突起電極部91の消耗が早くなり,加工精度が低下し易
く,また生産効率が低下する。更に,上記スリット溝8
2の幅が小さいと,(溝深さ/溝幅)が大きくなる。そ
のため,放電加工により発生する加工屑やスラッジが,
上記スリット溝82から排出され難く,これらが放電加
工を阻害し,加工速度が大幅に低下し生産効率が低下す
るという問題もある。
【0008】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,加工精度及び生産効率の高いハニカム構
造体成形用金型の製造方法及び製造装置を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,材料を供
給するための供給穴と,該供給穴に連通し材料をハニカ
ム形状に成形するためのスリット溝とを有するハニカム
構造体成形用金型を製造する方法において,上記スリッ
ト溝の加工は,金型素材の溝形成面を,上記ハニカムに
おける一つの格子と同形状の断面を有するパイプ状の加
工用電極を用いて,加工液中において,複数回電気的加
工をすることにより行うことを特徴とするハニカム構造
体成形用金型の製造方法にある。
【0010】本発明において最も注目すべきことは,上
記スリット溝の加工は,上記ハニカムにおける一つの格
子と同形状の断面を有するパイプ状の加工用電極を用い
て行うことである。
【0011】上記加工用電極は,例えば銅などの導電性
材料からなる。上記ハニカムにおける一つの格子とは,
ハニカムを構成する多数の格子の中の一つの格子をい
い,上記加工用電極の軸方向に対し垂直な断面形状が,
この一つの格子と略同形状となっている。なお,上記の
「材料を供給するための供給穴」における材料とは,上記
ハニカム構造体成形用金型を用いてハニカム構造体を製
造する際に用いる材料であり,例えばコージェライト等
を主成分とするセラミック材料である。
【0012】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記スリット溝の加工に用いる加工用電極は,パイプ状
の電極であるため剛性が高い。それ故,スリット溝の幅
を小さくするために,上記加工用電極の側壁の厚みを小
さくしても充分な剛性を保つことができる。そのため,
加工時に上記加工用電極が変形するおそれがなく,加工
精度を向上することができる。
【0013】また,上記加工用電極はパイプ状であるた
め,例えば上記加工用電極の中空部から,加工により生
じた加工屑を吸引することもできる。或いは,上記中空
部から新しい加工液を供給して,上記加工屑を排出しな
がら行うこともできる。これにより,上記スリット溝の
中の加工屑により,加工が阻害されて加工速度が低下す
るおそれもない。そのため,生産効率の高いハニカム構
造体成形用金型の製造方法を得ることができる。
【0014】以上のごとく,本発明によれば,加工精度
及び生産効率の高いハニカム構造体成形用金型の製造方
法を提供することができる。
【0015】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記電気的加工は,放電加工又は電解加工であることが好
ましい。これにより,高硬度の金型素材であっても容易
にスリット溝の加工を行うことができる。
【0016】また,上記放電加工の場合には,切り代が
小さく,幅の狭いスリット溝を高い精度で加工すること
ができる。一方,上記電解加工の場合には,表面粗さの
小さい平滑な加工面を得ることができる。
【0017】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記スリット溝の加工は,上記電気的加工により発生する
加工屑を上記加工用電極の内側の中空部から吸引しなが
ら行うことが好ましい。これにより,上記スリット溝の
幅が小さい場合にも,加工屑を加工部分から効率的に除
去することができる。そのため,上記スリット溝の中の
加工屑により,電気的加工が阻害されて加工速度が低下
するおそれがない。それ故,生産効率の高いハニカム構
造体成形用金型の製造方法を得ることができる。
【0018】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記スリット溝の加工は,上記加工用電極の内側の中空部
から新しい加工液を供給して,上記加工屑を排出しなが
ら行うこともできる。即ち,上記中空部から新しい加工
液を供給して,上記加工屑を加工部分から外側へ向って
押出すように排出する。この場合にも,上記請求項3の
発明と同様に生産効率の高いハニカム構造体成形用金型
の製造方法を得ることができる。
【0019】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記加工用電極の側壁の厚みは,上記スリット溝の幅より
も小さいことが好ましい。これにより,所望の幅を有す
るスリット溝を形成することができる。
【0020】次に,請求項6に記載の発明のように,上
記加工用電極の側壁の厚みは0.2mm未満であること
が好ましい。これにより,例えば0.1mmという壁厚
みの薄いハニカム構造体を成形するための金型を製造す
ることができる。また,厚みの下限は,加工用電極製造
の限界の点から0.05mmとすることが好ましい。な
お,上記側壁の厚みが0.2mm以上の場合には,ハニ
カム構造体の早期排ガス浄化機能が低下するおそれがあ
る。
【0021】次に,請求項7に記載の発明のように,上
記加工用電極の断面形状は,四角形,六角形,又は円形
のいずれかとすることができる。これにより,四角形等
の任意のスリット溝を有し,それぞれの形状のハニカム
構造体を成形するための,ハニカム構造体成形用金型を
得ることができる。
【0022】次に,請求項8に記載の発明のように,上
記加工用電極は,不均一消耗を定期的に整形することが
好ましい。これにより,一層加工精度の高いハニカム構
造体成形用金型の製造方法を得ることができる。
【0023】次に,請求項9に記載の発明のように,上
記放電加工は,既に形成したスリット溝に加工用電極の
側壁の一辺を隣接或いは一致させて放電加工を行うこと
が好ましい(図7参照)。これにより,ハニカム構造体
成形用金型を容易に製造することができる。
【0024】次に,請求項10に記載の発明のように,
上記加工用電極は,上記金型素材に対して,水平方向に
おいて異なる角度で上記スリット溝の加工を行うことが
好ましい。これにより,上記加工用電極の局部的な消耗
を防ぐことができる。そのため,一層加工精度,生産効
率の高いハニカム構造体成形用金型の製造方法を得るこ
とができる。
【0025】次に,請求項11に記載の発明のように,
材料を供給するための供給穴と,該供給穴に連通し材料
をハニカム形状に成形するためのスリット溝とを有する
ハニカム構造体成形用金型を製造するための装置であっ
て,該製造装置は,金型素材に上記スリット溝を形成す
るための加工用電極と,該加工用電極を保持し移動させ
るための電極ホルダーと,上記金型素材を加工液の中に
保持するための加工槽と,上記加工用電極と上記金型素
材に加工電流を供給するための加工電源とよりなり,か
つ上記加工用電極は,上記ハニカムにおける一つの格子
と同形状の断面を有するパイプ状の電極であるることを
特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造装置があ
る。
【0026】本製造装置は,上記のごとくパイプ状の加
工用電極を有する。そのため,上記製造装置によれば,
上記請求項1の発明の説明で述べた作用効果により,高
い加工精度でハニカム構造体成形用金型のスリット溝を
加工することができる。また,生産効率も高い。
【0027】また,上記製造装置は,上記加工用電極を
保持し移動させるための電極ホルダーを有するため,金
型材料に対して上記加工用電極を移動させながら次々と
スリット溝を加工することができる。そのため,ハニカ
ム構造体成形用金型を生産効率良く製造することができ
る。
【0028】次に,請求項12に記載の発明のように,
上記電極ホルダーと,上記加工用電極を保持する電極ガ
イドは所定の角度で回転するよう構成してあることが好
ましい。これにより,六角などの異形のパイプ状の加工
用電極に対しても六角の任意の辺を任意の溝へ対応させ
ることが可能となる。
【0029】次に,請求項13に記載の発明のように,
上記製造装置は,上記加工用電極の長さを計測する計測
器を有し,該計測器の測定値に基づき,上記スリット溝
を常に所定深さまで加工するよう上記加工用電極の動き
を制御するよう構成してあることが好ましい。これによ
り,上記スリット溝を一層高精度で加工することができ
る。また,上記加工用電極が消耗した場合にも,連続し
て加工を行うことができるため,一層生産効率を向上す
ることができる。
【0030】次に,請求項14に記載の発明のように,
上記電極ホルダーは,スリット溝の加工中に上記加工用
電極を上記金型素材に対して水平方向に揺動させる揺動
機構を有することが好ましい。これにより,上記加工用
電極の側壁の厚みを変えることなく,所望の幅を有する
スリット溝を容易に加工することができる。即ち,上記
揺動機構を用いて,スリット溝の加工中に上記加工用電
極を所定幅揺動させることにより,スリット溝の幅を所
定量広げることができる。
【0031】次に,請求項15に記載の発明のように,
上記製造装置は,電気的加工により発生する加工屑を上
記加工用電極の内側の中空部を通じて吸引する吸引装置
を有することが好ましい。これにより,請求項3の発明
の説明で述べたごとく,生産効率よくハニカム構造体成
形用金型を製造することができる。
【0032】次に,請求項16に記載の発明のように,
上記製造装置は,上記加工用電極の内側の中空部を通じ
て新しい加工液を供給して,上記加工屑を排出する排出
装置を有することが好ましい。これにより,請求項4の
発明の説明で述べたごとく,生産効率良くハニカム構造
体成形用金型を製造することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるハニカム構造体成形用金型
の製造方法につき,図1〜図7を用いて説明する。本例
の製造方法は,図2に示すごとく,材料を供給するため
の供給穴81と,該供給穴81に連通し材料をハニカム
形状に成形するためのスリット溝82とを有するハニカ
ム構造体成形用金型8を製造する方法である。
【0034】上記スリット溝82の加工は,図1に示す
ごとく,金型素材80の溝形成面89を,上記ハニカム
における一つの格子と同形状の断面を有するパイプ状の
加工用電極1を用いて,加工液中において,複数回放電
加工をすることにより行う。
【0035】上記加工用電極1は,銅などの導電性材料
からなる。上記ハニカムにおける一つの格子とは,ハニ
カムを構成する多数の格子の中の一つの格子をいい,本
例では正六角形である(図5)。上記加工用電極1の軸
方向に対し垂直な断面形状が,この一つの格子と略同形
状となっている(図5)。即ち,上記加工用電極1は,
図1に示すごとく正六角形の筒状体である。なお,上記
供給穴81に供給する材料とは,ハニカム構造体成形用
金型8を用いて成形するハニカム構造体の材料であり,
例えばコージェライト等を主成分とするセラミック材料
である。
【0036】上記スリット溝82の加工は,図4に示す
ごとく,上記放電加工により発生する加工屑88を上記
加工用電極1の内側の中空部12から吸引しながら行
う。即ち,上記中空部12に接続された吸引装置28
(図3)を用いて,上記加工屑88を加工液3と共に吸
引する。上記加工用電極1の側壁11の厚みDは,図5
に示すごとく,上記スリット溝82の幅Eよりも小さ
く,その厚みは0.2mm未満である。なお,上記加工
用電極1は,不均一消耗を定期的に整形する。
【0037】上記放電加工は,図7(A)に示すごと
く,場合によっては,既に形成したスリット溝82に加
工用電極1の側壁11の一辺を一致させて放電加工を行
う。即ち,金型素材80の溝形成面89に,まず図6に
示す格子番号1〜15のスリット溝を,格子番号順に所
定間隔を空けて放電加工する。次いで,格子番号A〜I
のスリット溝82を順次加工する。このとき,既に加工
してある格子番号1〜15のスリット溝82に,上記加
工用電極1の側壁11のうちの3辺を一致させて放電加
工を行う。また,格子番号A〜Iのスリット溝82の加
工の際には,上記加工用電極1を水平方向において順次
60度ずつ回転させて行う。
【0038】例えば,図6における格子番号A(同図の
右下方)のスリット溝82の加工を行う際には,既に形
成されている格子番号1,2,7のそれぞれの一辺であ
るスリット溝82に,上記加工用電極1の側壁11のう
ち側壁113,115,111をそれぞれ一致させて放
電加工を行う。
【0039】このとき,側壁112,114,116に
よって,新たなスリット溝822,824,826が形
成される。なお,上記側壁113,115,111を一
致させたスリット溝82は,この放電加工によって溝幅
が広がることはない(図7(A))。次いで,上記加工
用電極1を60度右回転させて格子番号Bのスリット溝
82の加工を行う。
【0040】即ち,既に形成されている格子番号2,
3,8のそれぞれの一辺であるスリット溝82に,上記
加工用電極1の側壁11のうち側壁112,114,1
16をそれぞれ一致させて放電加工を行う。このとき,
側壁111,113,115によって,新たなスリット
溝821,823,825が形成される。
【0041】次いで,格子番号Cのスリット溝82を加
工する際には,上記加工用電極1を更に60度右回転さ
せる。このようにして,格子番号Iまで,順次上記加工
用電極1を60度ずつ右回転させながら放電加工を行
う。以上のごとく,スリット溝82を加工することによ
り,格子番号1〜15,A〜I,更には,これらの間に
形成される格子番号a〜gのスリット溝82が形成され
る。
【0042】次に,本例のハニカム構造体成形用金型8
の製造方法に用いる製造装置2につき図3を用いて説明
する。該製造装置2は,金型素材80に上記スリット溝
82を形成するための加工用電極1と,該加工用電極1
を保持し上下に移動させると共に水平方向に回転させる
ための電極ホルダー22と,上記金型素材80を加工液
3の中に保持するための加工槽23と,上記加工用電極
1と上記金型素材80に加工電流を供給するための加工
電源24とよりなる。
【0043】また,上記加工槽23は,載置台25に載
置されている。該載置台25は,例えばX方向に移動可
能な基台251と,該基台251に対し上記X方向と直
角方向のY方向に移動可能な載置板252とよりなる。
更に,上記加工用電極1は,その下端部付近を絶縁材料
からなる電極ガイド26によっても保持されている。該
電極ガイド26は保持アーム29に保持されていると共
に,上記電極ホルダー22と同期して回転するよう構成
されている。
【0044】即ち,上記電極ホルダー22及び電極ガイ
ド26は,コントローラ27に電気的に接続されてい
る。そして,該コントローラ27が,上記電極ホルダー
22の上下方向の移動を制御すると共に,上記電極ホル
ダー22及び電極ガイド26の回転を制御している。更
に,上記載置台25も上記コントローラ27に電気的に
接続されている。そして,該コントローラ27は,上記
載置台25の基台251及び載置板252の移動を制御
している。
【0045】上記製造装置2は,上記加工用電極1の長
さを計測する計測器を有する(図示略)。該計測器の測
定値は上記コントローラ27に送られ,上記スリット溝
82を常に所定深さまで加工するよう上記加工用電極1
の動きを制御している。
【0046】また,図8に示すごとく,上記電極ホルダ
ー22は,スリット溝82の加工中に上記加工用電極1
を上記金型素材80に対して水平方向(図8の矢印X)
に揺動させる揺動機構を有する。また,上記製造装置2
は,図4に示すごとく,放電加工により発生する加工屑
88を上記加工用電極1の内側の中空部12を通じて吸
引する吸引装置28を有する(図3)。
【0047】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記スリット溝82の加工に用いる加工用電極1は,パイ
プ状の電極であるため剛性が高い。それ故,スリット溝
82の幅を小さくするために,上記加工用電極1の側壁
11の厚みを小さくしても充分な剛性を保つことができ
る。そのため,加工時に上記加工用電極1が変形するお
それがなく,加工精度を向上することができる。
【0048】また,放電加工によって上記スリット溝8
2の加工を行うため,高硬度の金型素材80であっても
容易に加工できる。更に,上記放電加工の場合には,切
り代が小さく,幅の狭いスリット溝82を高い精度で加
工することができる。
【0049】上記スリット溝82の加工は,上記放電加
工により発生する加工屑88を上記加工用電極1の内側
の中空部12から吸引装置28を用いて吸引しながら行
う(図4,図3)。即ち,上記中空部12に接続された
吸引装置28を用いて,上記加工屑88を加工液3と共
に吸引する。
【0050】これにより,上記スリット溝82の幅が小
さい場合にも,加工屑88を加工部分から効率的に除去
することができる。そのため,上記スリット溝82の中
の加工屑88により,加工が阻害されて加工速度が低下
するおそれがない。それ故,生産効率の高いハニカム構
造体成形用金型8の製造方法を得ることができる。な
お,加工している部分において,上記加工用電極1の中
空部12から直接加工液3を吸引するため,上記スリッ
ト溝82の中の加工液3の循環もよくなり,一層効率的
に上記加工屑88を除去することができる。
【0051】上記加工用電極1の側壁11の厚みDは,
図5に示すごとく,上記スリット溝82の幅Eよりも小
さいため,所望の幅を有するスリット溝82を形成する
ことができる。上記加工用電極1の側壁11の厚みDは
0.2mm未満であるため,例えば0.1mmという壁
厚みの薄いハニカム構造体を成形するためのハニカム構
造体成形用金型8を製造することができる。
【0052】また,上記加工用電極1は,不均一消耗を
定期的に整形するため,一層加工精度の高いハニカム構
造体成形用金型8を製造することができる。また,上記
放電加工は,図6に示すごとく,格子番号A〜Iのスリ
ット溝の形成に当っては,既に形成したスリット溝82
に加工用電極1の側壁11の一辺を一致させて放電加工
を行う。そのため,ハニカム構造体成形用金型8を容易
に製造することができる。
【0053】また,上記加工用電極1は,上記金型素材
80に対して,水平方向において異なる角度で上記スリ
ット溝82の加工を行う。即ち,図6における格子番号
A〜Iのスリット溝82の形成は,加工用電極1の角度
を60度ずつ変えながら順次放電加工を行う。
【0054】例えば,格子番号Aのスリット溝82の加
工を行う際には,既に形成されている格子番号1,2,
7のそれぞれの一辺であるスリット溝82に,上記加工
用電極1の側壁11のうち側壁113,115,111
を一致させて放電加工を行う。次いで,上記加工用電極
1を60度右回転させて格子番号Bのスリット溝82の
加工を行う。即ち,既に形成されている格子番号2,
3,8のそれぞれの一辺であるスリット溝82に,上記
加工用電極1の側壁11のうち側壁112,114,1
16を一致させて放電加工を行う。
【0055】このとき,格子番号Aのスリット溝82の
加工時には,上記加工用電極1の側壁112,114,
116は所定量消耗するが,側壁111,113,11
5は加工に使用されないため消耗しない。次に,格子番
号Bのスリット溝82の加工時には,上記側壁111,
113,115は所定量消耗するが,上記側壁112,
114,116は加工に使用されないため消耗しない。
このようにして,上記加工用電極1は,全ての側壁11
につき均一に消耗していく。従って,上記加工用電極1
の局部的な消耗を防ぐことができる。そのため,一層加
工精度,生産効率の高いハニカム構造体成形用金型8の
製造方法を得ることができる。
【0056】また,上記製造装置2は,上記加工用電極
1の長さを計測する計測器を有し,該計測器の測定値に
基づき,上記スリット溝82を常に所定深さまで加工す
るよう上記加工用電極1の動きを制御するよう構成して
ある。これにより,上記スリット溝82の深さを一層高
精度で加工することができる。また,上記加工用電極1
が消耗した場合にも,連続して加工を行うことができる
ため,一層生産効率を向上することができる。
【0057】また,上記電極ホルダー22は,図8に示
すごとく,スリット溝82の加工中に上記加工用電極1
を上記金型素材80に対して水平方向に揺動させる揺動
機構を有する。これにより,上記加工用電極1の側壁1
1の厚みを変えることなく,所望の幅を有するスリット
溝82を容易に加工することができる。即ち,上記揺動
機構を用いて,スリット溝82の加工中に上記加工用電
極1を所定幅揺動させることにより,スリット溝82の
幅を所定量広げることができる。
【0058】以上のごとく,本例によれば,加工精度及
び生産効率の高いハニカム構造体成形用金型の製造方法
を得ることができる。
【0059】本例においては,図7(A)に示すごと
く,放電加工の際に,既に形成したスリット溝82に上
記加工用電極1の側壁11の一辺を完全に一致させて放
電加工を行ったが,図7(B)に示すごとく,上記スリ
ット溝82に上記側壁11の一辺を隣接させて放電加工
を行ってもよい。
【0060】この場合には,最終的に形成されるスリッ
ト溝の溝幅は,上述の場合(図7(A))の2倍となる
(図7(B))。また,この場合には,既に形成したス
リット溝に対し2次放電が生じないため,隣接させて放
電加工したスリット溝側の精度により全体の加工精度を
確保できるという利点がある。
【0061】実施形態例2 本例は,上記放電加工に代えて,電解加工により上記ハ
ニカム構造体成形用金型のスリット溝の加工を行う例で
ある。その他は,実施形態例1と同様である。
【0062】この場合には,上記スリット溝において,
一層表面粗さの小さい平滑な加工面を得ることができ
る。その他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0063】上記実施形態例1及び実施形態例2におい
ては,上記加工用電極の断面形状は,正六角形とした
が,四角形や円形等,他の形状としても,同様の作用効
果を得ることができる。これにより,それぞれの形状の
ハニカム構造体を成形するためのハニカム構造体成形用
金型を,高い加工精度,生産効率で製造することができ
る。
【0064】また,実施形態例1で示した製造装置2
は,載置台25により金型素材80を水平方向に移動さ
せ,加工用電極1は水平方向の移動をせずに加工を行う
ものであったが,上記金型素材80を固定して加工用電
極1を水平方向に移動させても或いは両者共に移動させ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,ハニカム構造体成形用
金型の製造方法の説明図。
【図2】実施形態例1における,ハニカム構造体成形用
金型の斜視図。
【図3】実施形態例1における,ハニカム構造体成形用
金型の製造装置の説明図。
【図4】実施形態例1における,スリット溝の加工屑の
吸引を表す説明図。
【図5】実施形態例1における,スリット溝と加工用電
極の断面図。
【図6】実施形態例1における,スリット溝の加工順序
を説明する説明図。
【図7】(A)実施形態例1における,既に形成されて
いるスリット溝に側壁を一致させるスリット溝の加工方
法,及び(B)既に形成されているスリット溝に側壁を
隣接させるスリット溝の加工方法を説明する説明図。
【図8】実施形態例1における,加工用電極の揺動を表
す説明図。
【図9】従来例における,ハニカム構造体成形用金型の
加工用電極の斜視図。
【符号の説明】
1...加工用電極, 11...側壁, 12...中空部, 2...金型製造装置, 22...電極ホルダー, 23...加工槽, 24...加工電源, 3...加工液, 8...ハニカム構造体成形用金型, 80...金型素材, 82...スリット溝, 88...加工屑, 89...溝形成面,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:60

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料を供給するための供給穴と,該供給
    穴に連通し材料をハニカム形状に成形するためのスリッ
    ト溝とを有するハニカム構造体成形用金型を製造する方
    法において,上記スリット溝の加工は,金型素材の溝形
    成面を,上記ハニカムにおける一つの格子と同形状の断
    面を有するパイプ状の加工用電極を用いて,加工液中に
    おいて,複数回電気的加工をすることにより行うことを
    特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記電気的加工は,
    放電加工又は電解加工であることを特徴とするハニカム
    構造体成形用金型の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記スリット
    溝の加工は,上記電気的加工により発生する加工屑を上
    記加工用電極の内側の中空部から吸引しながら行うこと
    を特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において,上記スリット
    溝の加工は,上記加工用電極の内側の中空部から新しい
    加工液を供給して,上記加工屑を排出しながら行うこと
    を特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記加工用電極の側壁の厚みは,上記スリット溝の幅よ
    りも小さいことを特徴とするハニカム構造体成形用金型
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記加工用電極の側壁の厚みは0.2mm未満であるこ
    とを特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記加工用電極の断面形状は,四角形,六角形,又は円
    形のいずれかであることを特徴とするハニカム構造体成
    形用金型の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記加工用電極は,不均一消耗を定期的に整形すること
    を特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項において,
    上記放電加工は,既に形成したスリット溝に加工用電極
    の側壁の一辺を隣接或いは一致させて放電加工を行うこ
    とを特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項におい
    て,上記加工用電極は,上記金型素材に対して,水平方
    向において異なる角度で上記スリット溝の加工を行うこ
    とを特徴とするハニカム構造体成形用金型の製造方法。
  11. 【請求項11】 材料を供給するための供給穴と,該供
    給穴に連通し材料をハニカム形状に成形するためのスリ
    ット溝とを有するハニカム構造体成形用金型を製造する
    ための装置であって,該製造装置は,金型素材に上記ス
    リット溝を形成するための加工用電極と,該加工用電極
    を保持し移動させるための電極ホルダーと,上記金型素
    材を加工液の中に保持するための加工槽と,上記加工用
    電極と上記金型素材に加工電流を供給するための加工電
    源とよりなり,かつ上記加工用電極は,上記ハニカムに
    おける一つの格子と同形状の断面を有するパイプ状の電
    極であるることを特徴とするハニカム構造体成形用金型
    の製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において,上記電極ホルダ
    ーと,上記加工用電極を保持する電極ガイドは所定の角
    度で回転するよう構成してあることを特徴とするハニカ
    ム構造体成形用金型の製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12において,上記製
    造装置は,上記加工用電極の長さを計測する計測器を有
    し,該計測器の測定値に基づき,上記スリット溝を常に
    所定深さまで加工するよう上記加工用電極の動きを制御
    するよう構成してあることを特徴とするハニカム構造体
    成形用金型の製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか一項にお
    いて,上記電極ホルダーは,スリット溝の加工中に上記
    加工用電極を上記金型素材に対して水平方向に揺動させ
    る揺動機構を有することを特徴とするハニカム構造体成
    形用金型の製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14のいずれか一項にお
    いて,上記製造装置は,電気的加工により発生する加工
    屑を上記加工用電極の内側の中空部を通じて吸引する吸
    引装置を有することを特徴とするハニカム構造体成形用
    金型の製造装置。
  16. 【請求項16】 請求項11〜14のいずれか一項にお
    いて,上記製造装置は,上記加工用電極の内側の中空部
    を通じて新しい加工液を供給して,上記加工屑を排出す
    る排出装置を有することを特徴とするハニカム構造体成
    形用金型の製造装置。
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