JP2000262112A - 播種機 - Google Patents

播種機

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JP2000262112A
JP2000262112A JP11076053A JP7605399A JP2000262112A JP 2000262112 A JP2000262112 A JP 2000262112A JP 11076053 A JP11076053 A JP 11076053A JP 7605399 A JP7605399 A JP 7605399A JP 2000262112 A JP2000262112 A JP 2000262112A
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JP
Japan
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seeding
sowing
coating
seeds
cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP11076053A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Okada
英博 岡田
Yoshihisa Ishiyama
佳寿 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、コ−ティングされた種子をそのまま
播種して育苗するものであった為、発芽率の悪化を招く
問題があった。 【解決手段】 本発明は、コ−ティング種子を播種する
播種装置8の播種行程後に播種された種子のコ−ティン
グを分解処理するコ−ティング分解手段9を設けてある
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗箱への土詰か
ら播種、覆土等の各行程を経ながら播種作業を行なう播
種機に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】コ−ティングされた種子をそのまま播種
して育苗する技術は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コ−ティング種子は取
り扱いが容易であるため、播種作業の効率化を図ること
ができるが、反面、発芽率が非常に悪くなる問題があっ
た。また、従来の播種方法では、ポットの中央に播種さ
れていないものが多いため、育苗後の移植時において、
特にポットから苗を押し出す時、床土ブロックが崩れ易
く、そのため、不十分な根鉢状態となり、植付精度を低
下させる問題があった。かかる従来構成の苗移植機で
は、作穴体の下部が開くとき、作穴体が形成した穴内に
周辺の土壌が崩れて落ち込むことがあり、植付後の苗の
育成に支障を来す問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、
第1発明にかかる播種機は、コ−ティング種子を播種す
る播種装置8の播種行程後に播種された種子のコ−ティ
ングを分解処理するコ−ティング分解手段9を設けてあ
ることを特徴としている。
【0005】また、第2発明にかかる播種機は、前記第
1発明にかかる播種機において、セル内に播種する前記
播種装置8の播種行程前にはセルの中央の床土上面を押
圧して窪み状の播種穴を成形する播種穴成形手段7を設
けてあることを特徴としている。さらに、第3発明にか
かる播種機は、前記第2発明にかかる播種機において、
前記コ−ティング分解手段9の分解行程直後にはコ−テ
ィング分解処理後の種子上に覆土する覆土手段10を設
けてあることを特徴としている。
【0006】
【発明の効果】以上要するに、本発明にかかる播種機
は、次のような効果を奏することができる。すなわち、
第1発明にかかる播種機は、播種後のコ−ティング種子
を分解処理するものであるから、以後の発芽が良好とな
る。
【0007】また、第2発明にかかる播種機は、セル中
央の床土上面を押圧して窪み状の播種穴を成形するの
で、種子がコ−ティングされた状態でセルの中央に案内
されることになり、成育が良好となる。しかも、苗の床
部が根の伸長により頑丈となり、セルから床部を崩さず
に苗を容易に取り出すことができ、植付精度が向上す
る。
【0008】第3発明にかかる播種機は、種子がセル中
央にある状態で覆土することにより、セルの端に種子が
移動しにくい。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づき
説明する。図1は、播種機を示すものであり、苗床成形
用資材、即ち、セルシ−ト(ポットシ−ト)1付苗箱2
を搬送する搬送コンベア3上には、搬送方向上手側から
土詰装置4、均平装置5、灌水装置6、播種穴成形装置
7、播種装置8、コ−ティング分解処理装置9、覆土装
置10がその順序に配設されている。
【0010】播種穴成形装置7は、播種装置8の搬送方
向下手側にあって、外周面より放射状に突設し先端が弧
状に形成された押圧突起11を有する播種穴成形ロ−ラ
12によって構成してあり、そして、このロ−ラ12の
回転により押圧突起11の先端がセル中央の床土上面を
押圧して窪み状の播種穴を鎮圧成形する構成である。要
するに、この播種穴は、底部が中心部ほど深くなり、播
種されるコ−ティング種子が中心部に転げ落ちるように
なっていれば理想的であり、しかも、この底部が適宜に
押し固められていることが望ましい。
【0011】なお、図5に示すように、押圧突起11の
先端に数条の凹凸溝11aを刻設しておくと、成形後の
播種穴に凹凸溝ができ、コ−ティングの分解処理が容易
となる。コ−ティング分解処理装置9は、播種装置8の
搬送方向上手側にあって、外周面より放射状に突設し先
端が鋭利に形成された破砕突起13を有するコ−ティン
グ分解ロ−ラ14によって構成してあると共に、該ロ−
ラ14の回転により破砕突起13の先端で播種された種
子のコ−ティングを分解処理する構成である。
【0012】各ロ−ラ12,14のポット内への介入深
さは同等若しくはロ−ラ14側を大きくする。また、両
者の押圧力も略同等若しくはロ−ラ14側を大きくす
る。図6は従来の播種方法と本案の播種方法を示してい
る。従来方法では、a図のようにコ−ティング種子が播
種されると、b図のようにコ−ティングされたままの状
態で覆土される。従って、c図のようにコ−ティング種
子が若干動いただけで端苗となるケ−スが多い。
【0013】これに対し、本案の播種方法では、A図の
ように播種穴成形手段により成形された播種穴にコ−テ
ィング種子が播種されると播種穴の中央に案内される。
そして、B図のようにコ−ティング分解手段の作用でコ
−ティングが分解処理され、しかる後、C図のように覆
土手段の作用により種子のままで覆土されることにな
る。従って、コ−ティングのように球でないため種子の
移動がなく、端苗になりにくい。つまり、D図のように
床土部の中央で発芽し育苗されることになる。
【0014】図7及び図8に示す実施例において、15
は駆動モ−タ、17は搬送コンベア3等を駆動する駆動
軸で、駆動モ−タ15により伝動チエン16を介して回
転駆動される構成である。駆動軸17は、この駆動軸1
7と従動軸18とに分割されていて両者間には安全クラ
ッチ19が設けられている。安全クラッチ19は駆動側
噛合クラッチ付スプロケット19aと従動側噛合クラッ
チ付スプロケット19bとによって構成され、従動軸1
8側に異常負荷が加わると、駆動側噛合クラッチ付スプ
ロケット19aが張圧スプリング20に抗して従動側噛
合クラッチ付スプロケット19bから離脱しクラッチが
切れて従動軸18の回転が停止するようになっている。
従って、作業中、作業部に異常があって過負荷を生じた
時には、安全クラッチ19を介して作業部が直ちに停止
するので、播種機の損傷や復帰後の再調整の工数をなく
すことができる。
【0015】土詰装置4下方の苗箱搬送経路中には角ロ
−ラ21…が回転自在に具備され、搬送時の苗箱に振動
が付与されるようになっている。従って、この振動によ
ってポットシ−トへの土詰め作業が良好に行われる。苗
箱搬送時には振動等によってポットシ−トが図9に示す
ように上方に浮き上がったり、横移動があったりして土
詰め、播種精度が低下する問題がある。そこで、ポット
シ−ト1の裏側に接着剤Sを塗布し、苗箱2内への装填
時に貼付けておく。すると、シ−トの浮き上がりや横移
動がないので、土詰めが確実にでき、播種精度も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種機の側面図
【図2】セルシ−ト付苗箱の斜視図
【図3】播種機要部の側面図
【図4】同上要部の側面図
【図5】同上要部の側面図
【図6】播種方法の説明図
【図7】播種機要部の側面図
【図8】安全クラッチ機構の平面図
【図9】ポットシ−ト付苗箱の側面図
【符号の説明】
1 セルシ−ト(ポットシ−ト) 2 苗箱 3 搬送コンベア 4 土詰装置 5 均平装置 6 灌水装置 7 播種穴成形装置 8 播種装置 9 コ−ティング分解処理装置 10 覆土装置 11 押圧突起 12 播種穴
成形ロ−ラ 13 破砕突起 14 コ−テ
ィング分解ロ−ラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ−ティング種子を播種する播種装置の
    播種行程後に播種された種子のコ−ティングを分解処理
    するコ−ティング分解手段を設けてあることを特徴とす
    る播種機。
  2. 【請求項2】 コ−ティング種子を播種する播種装置の
    播種行程後に播種された種子のコ−ティングを分解処理
    するコ−ティング分解手段を設け、セル内に播種する前
    記播種装置の播種行程前にはセルの中央の床土上面を押
    圧して窪み状の播種穴を成形する播種穴成形手段を設け
    てあることを特徴とする播種機。
  3. 【請求項3】 コ−ティング種子を播種する播種装置の
    播種行程後に播種された種子のコ−ティングを分解処理
    するコ−ティング分解手段を設け、セル内に播種する前
    記播種装置の播種行程前にはセルの中央の床土上面を押
    圧して窪み状の播種穴を成形する播種穴成形手段を設
    け、前記コ−ティング分解手段の分解行程直後にはコ−
    ティング分解処理後の種子上に覆土する覆土手段を設け
    てあることを特徴とする播種機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295367A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Iseki & Co Ltd 播種方法
JP2019187254A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 株式会社スズテック 育苗容器用播種装置
JP2021514184A (ja) * 2018-02-21 2021-06-10 シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト 精密播種方法及びデバイス

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