JP2000260159A - カセットテープ - Google Patents

カセットテープ

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JP2000260159A
JP2000260159A JP11057551A JP5755199A JP2000260159A JP 2000260159 A JP2000260159 A JP 2000260159A JP 11057551 A JP11057551 A JP 11057551A JP 5755199 A JP5755199 A JP 5755199A JP 2000260159 A JP2000260159 A JP 2000260159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pawl
slit
erroneous erasure
accidental erasure
erasure prevention
Prior art date
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Pending
Application number
JP11057551A
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English (en)
Inventor
Ryoko Kikuchi
良子 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤消去防止爪を安定して容易に切除可能と
し、切除した後の外観を向上させたカセットテープを提
供する。 【解決手段】 テープを収容するカセット本体1と一体
に形成された誤消去防止爪3を備えたカセットテープ1
0において、前記誤消去防止爪3の根本部にスリット4
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカセットテープに関
する。より詳しくは、テープを収容するカセット本体と
一体に形成された誤消去防止爪を備えたカセットテープ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープ等のカセットテープは、情
報記録再生用磁気テープを収容するカセット本体に、こ
のカセット本体と一体に誤消去防止爪を備え、この誤消
去防止爪を折って除去することにより、記録/再生装置
側でこれを検出して、磁気テープへの書込動作を禁止し
磁気テープに記録された情報が消去されることを防止し
ている。
【0003】図6は、従来のカセットテープの斜視図、
図7(A)(B)は、その誤消去防止爪部分の正面図お
よび断面図である。このカセットテープ20は、カセッ
ト本体21内に磁気テープ(図示しない)を収容し、そ
の前縁側に蓋22を備えている。磁気テープは図示しな
い供給リールおよび巻取りリール間に巻回されてカセッ
ト本体21の前縁側を走行するようにカセット本体21
内に装着されている。蓋22はテープ不使用時は閉じて
この磁気テープを保護し、記録/再生装置にセットされ
ると装置側の開閉ピン等に係合して自動的に開かれる。
カセット本体21は、樹脂モールドの成形体からなる上
ハーフ21aおよび下ハーフ21bを接合して形成した
ものである。
【0004】下ハーフ21bの後縁側には、誤消去防止
爪23がモールドにより一体成形される。この誤消去防
止爪23は、下ハーフ21bにコ字状の溝24を設ける
ことにより下ハーフ21bに形成され、その根本部の除
去ライン(想像線)26に沿って折られて除去される。
誤消去防止爪23の後側には背面板25が設けられ、折
れた誤消去防止爪23がカセット本体21内に入ること
を防止する。
【0005】従来このような誤消去防止爪23を除去す
る方法として、 カセット本体21と誤消去防止爪23との間の隙間
(溝24)に指を入れて、この指で誤消去防止爪23を
手前に引き起こして外側に折って取る方法、 誤消去防止爪23を指で押込み、カセットの内側に折
って取る方法、 カセット本体21と誤消去防止爪23との間の隙間に
マイナスドライバー等の道具を差込み、この道具により
誤消去防止爪23を手前に倒して外側に折って取る方法
等がとられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカセットテープの誤消去防止爪を除去する場合、上
記の方法では、カセット本体21と誤消去防止爪23
との間の溝幅が狭いため、指が充分に入らず誤消去防止
爪23を手前に引き起こすことがしにくく折りにくかっ
た。
【0007】また、上記の方法では、カセット本体や
テープリール等の大きさが規格により定められているた
め、誤消去防止爪を充分に後側に倒すスペースが得られ
ず誤消去防止爪が折れ難いとともに、完全に誤消去防止
爪を取り除くことができず折れ曲った切り残し部分を生
じ、切取った爪片や切り残し部がカセット本体内に詰る
場合があった。
【0008】また、上記の方法では、ドライバー等の
道具を用いて除去した破片が周囲に飛散りゴミを発生さ
せるとともにその始末が面倒になる。
【0009】また、いずれの方法においても、誤消去防
止爪23の根本部の除去ライン26に沿って安定して真
っ直ぐに切除することができず、誤消去防止爪が取り除
きにくいとともに取り除いた後の外観が損われていた。
【0010】本発明は、上記従来技術を考慮したもので
あって、誤消去防止爪を安定して容易に切除可能とし、
切除した後の外観を向上させたカセットテープの提供を
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、テープを収容するカセット本体と一体
に形成された誤消去防止爪を備えたカセットテープにお
いて、前記誤消去防止爪の根本部にスリットを形成した
ことを特徴とするカセットテープを提供する。
【0012】この構成によれば、誤消去防止爪の根本部
に除去ラインに沿って予めスリットが形成されるため、
このスリットに沿って誤消去防止爪が容易に切除され
る。また切除した跡は、スリットに沿った一定の真っ直
ぐな形状となり、外観が損われない。
【0013】好ましい構成例では、前記スリットの両側
に、この誤消去防止爪の除去時に切断されるつなぎ部が
形成されたことを特徴としている。
【0014】この構成によれば、開口しているスリット
両側のつなぎ部をカッター等で切断することにより容易
にかつ外観を損わずに誤消去防止爪を切除できる。
【0015】さらに好ましい構成例では、前記誤消去防
止爪の上縁部側のカセット本体に、この誤消去防止爪の
上縁部背面側に係合する補強片を設けたことを特徴とし
ている。
【0016】この構成によれば、スリット形成により根
本から折れやすくなった誤消去防止爪をその上縁部でバ
ックアップする補強片を設けたため、誤って誤消去防止
爪が押された場合にその倒れを防止して書込機能を維持
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1(A)(B)は、それぞ
れ本発明の実施の形態に係るカセットテープの斜視図お
よびそのB部拡大図である。また、図2および図3は、
その誤消去防止爪部分の正面図およびそのA−A部断面
の構成説明図である。
【0018】この実施形態に係るカセットテープ10
は、カセット本体1内に磁気テープ(図示しない)を収
容し、その前縁側に蓋2を備えている。磁気テープは図
示しない供給リールおよび巻取りリール間に巻回されて
カセット本体1の前縁側を走行するようにカセット本体
1内に装着されている。蓋2はテープ不使用時は閉じて
この磁気テープを保護し、記録/再生装置にセットされ
ると装置側の開閉ピン等に係合して自動的に開かれる。
カセット本体1は、樹脂モールドの成形体からなる上ハ
ーフ1aおよび下ハーフ1bを接合して形成したもので
ある。
【0019】下ハーフ1bの後縁側には、誤消去防止爪
3がモールドにより一体成形される。この誤消去防止爪
3の根本部には、この誤消去防止爪3の除去ライン26
(図7参照)に沿ってスリット4が形成される。誤消去
防止爪3は、このスリット4の両側のつなぎ部12を介
して下ハーフ1bに接続している。誤消去防止爪3の後
側には背面板8が設けられ、折れた誤消去防止爪3がカ
セット本体1内に入ることを防止する。
【0020】誤消去防止爪3の両側には溝5が形成され
る。また、誤消去防止爪3の上縁部3aに係合する位置
の上ハーフ1aには凹部6が形成される。この凹部6
は、誤消去防止爪3の上縁部3aの前後を覆う前面側の
装飾片10と後面側の補強片9とにより形成される。後
面側の補強片9に連続して上ハーフ1aの内面側に補強
リブ7が形成される。この補強片9および補強リブ7
は、図3(B)に示すように、スリット4を設けること
により折れやすくなった誤消去防止爪3に対し、誤って
外力が作用して押込まれたときに、その上縁部3aの背
面側に当接して支持することにより折れることを防止す
る。これにより、誤って誤消去防止機能が作用して書込
禁止状態になることが防止される。なお、補強片9に抗
してさらに大きな力で押圧することにより、誤消去防止
爪3をその根本のスリット4の部分から切除することは
可能である。また、前面側の装飾片10は省略してもよ
い。
【0021】図4(A)(B)(C)は、上記実施形態
に係る誤消去防止爪の切断手順を順番に示す斜視図であ
り、図5(A)(B)(C)は、それぞれ図4の手順に
対応した断面図である。誤消去防止爪3を除去する場
合、図4(A)に示すように、カッター13を誤消去防
止爪3の根本部のスリット4に挿入してその両側のつな
ぎ部12を切断する。これにより、同図(B)に示すよ
うに、誤消去防止爪3がその根本部のスリット4に沿っ
て切断され取り除かれる。これにより、同図(C)に示
すように、誤消去防止爪の跡に開口14が形成される。
この開口14を記録/再生装置側で検出することによ
り、書込動作が禁止され磁気テープに書込まれている情
報の誤消去が防止される。
【0022】このように、予め形成されたスリット4の
両側のつなぎ部12をカッターで切断することにより、
容易に安定して外観を損わずに綺麗に真っ直ぐ誤消去防
止爪3を切断除去することができる。
【0023】なお、誤消去防止爪3の形成位置は下ハー
フに限定されず、上ハーフに形成してもよい。またその
位置や形状も上記実施形態に限定されない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、誤消
去防止爪の根本部に誤消去防止爪を除去すべきラインに
沿って予めスリットが形成されるため、このスリットに
沿って誤消去防止爪が容易に切除される。また切除した
跡は、スリットに沿った一定の真っ直ぐな形状となり、
外観が損われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成説明図。
【図2】 図1の実施形態の誤消去防止爪部分の正面
図。
【図3】 図2のA−A部分の断面構成説明図。
【図4】 図1の実施形態の誤消去防止爪の切断手順の
説明図。
【図5】 図4の切断手順における誤消去防止爪部分の
断面図。
【図6】 従来のカセットテープの斜視図。
【図7】 従来の誤消去防止爪の構成説明図。
【符号の説明】
1:カセット本体、2:蓋、3:誤消去防止爪、4:ス
リット、5:溝、6:凹部、7:補強リブ、8:背面
板、9:補強片、10:装飾片、12:つなぎ部、1
3:カッター。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを収容するカセット本体と一体に形
    成された誤消去防止爪を備えたカセットテープにおい
    て、 前記誤消去防止爪の根本部にスリットを形成したことを
    特徴とするカセットテープ。
  2. 【請求項2】前記スリットの両側に、この誤消去防止爪
    の除去時に切断されるつなぎ部が形成されたことを特徴
    とする請求項1に記載のカセットテープ。
  3. 【請求項3】前記誤消去防止爪の上縁部側のカセット本
    体に、この誤消去防止爪の上縁部背面側に係合する補強
    片を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカセット
    テープ。
JP11057551A 1999-03-04 1999-03-04 カセットテープ Pending JP2000260159A (ja)

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