JP2000259659A - 地理情報システム及び記録媒体 - Google Patents

地理情報システム及び記録媒体

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JP2000259659A
JP2000259659A JP11063997A JP6399799A JP2000259659A JP 2000259659 A JP2000259659 A JP 2000259659A JP 11063997 A JP11063997 A JP 11063997A JP 6399799 A JP6399799 A JP 6399799A JP 2000259659 A JP2000259659 A JP 2000259659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の地理情報システムの特徴を損なうこと
なく、地理情報システムの相互利用及び流通を促進させ
ること。 【解決手段】 地理情報システム(GIS)を提供するGIS
サーバ1は、既存のマップをXML形式ファイルに変換す
る。地理的構造をXML形式で記述した地理構造ファイル
と描画方法をXML形式で記述するレイアウトファイルと
は関連付けられて、クライアント20に送信される。ク
ライアント20では、レイアウトファイルを参照しなが
ら地理構造ファイルを解釈して描画し、地理空間を再現
する。地理空間で所定の操作が行われると、イベントハ
ンドラ27が所定のアプリケーションプログラムを起動
させる。システム固有の特徴は、新規に追加されるタグ
で表現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地理情報供給装置
と情報端末装置とを備えた地理情報システムに関し、特
に、情報端末装置側で地理的事象を描画させることによ
り地理空間を表示させる地理情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】地理情報とは、地理的事象、即ち、山、
河川、道路、都市、建物等の地理的な各種実体の属性と
位置とを対応付けてなるものである。地理情報は、例え
ば、都市開発計画の策定や出店計画立案等のように、行
政的又は商業的に頻繁に利用され、その利用価値は極め
て高い。このため、ディジタル化された地図をコンピュ
ータ上で参照・操作・分析等するための地理情報システ
ム(Geographical Information System;GIS)は、コン
ピュータ技術及びネットワーク技術の進展と共に発達し
てきた。
【0003】特に近年では、いわゆるインターネットや
イントラネット等のように、多数の異種コンピュータを
共通のプロトコルで相互接続してなるネットワークを介
して地理情報の配信及び利用が行われている。ここで、
HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いてHTML(H
yperText Markup Language)ファイル等を提供するWWW
(World-Wide Web)サーバと、ウェブブラウザとの間で
地理情報の流通を行う場合を考える。この場合は、VRML
(Virtual Reality Modeling Language)等で地理情報
を記述したり、あるいは、地理情報をGIF(Graphics In
terchange Format)等のイメージデータとして表現する
必要がある。しかし、VRMLやGIF等を用いて地理情報を
伝送すると、地理情報の大きさ等にもよるが、一般にデ
ータ量が多くなり、通信負荷が増大する。
【0004】そこで、例えば、特開平9−258944
号公報等に記載されているように、クライアント側の補
助記憶装置にベースとなる地理情報(以下、「マップ」
とも呼ぶ)を予め記憶させておき、サーバ側から送信す
るプログラムによって補助記憶装置に格納された地理情
報を読み出させ、クライアント側に表示させる技術が提
案されている。
【0005】一方、近年では、それぞれ単独で運用され
てきた地理情報システムをより広い範囲のユーザーで利
用可能とし、地理情報の相互流通・利用を促進するシス
テムの提供が望まれている。このため、地理情報システ
ムの標準化団体(OpenGISコンソーシアム)では、地理
情報のデータ形式を標準形式に統一し、標準形式から外
れた地理情報システム(いわゆるレガシーシステム)上
の地理情報は標準形式に変換させた上で流通させるシス
テムが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベースとな
る地理情報を予めクライアント側に用意させる上記公報
記載のシステムでは、地理情報の読出し範囲や表示方法
等の制御情報だけをサーバからクライアントに送信する
だけでよい。しかし、ベースとなる地理情報をクライア
ント側の補助記憶装置に予め記憶させる必要があり、ま
た、異なる種類の地理情報を利用する場合には当該地理
情報を補助記憶装置に記憶させなければならず、システ
ムの柔軟性に欠ける。また、このようなシステムは、単
に地図の参照を容易にするだけで、地理情報に基づいた
操作や分析等を行うことまで考慮されておらず、地理情
報システム(GIS)としての機能を提供しない。
【0007】また、GIFやVRML等は、地理空間情報を内
蔵可能な構造ではないため、これらGIF等で表現された
地理情報をGISに用いる場合は、地球をモデリングした
座標系との対応関係を別に管理しなければならない。
【0008】一方、地理情報を統一された標準形式で流
通させるシステムの場合は、標準化により利用上の障壁
が低くなるため、一見すると、ユーザーの使い勝手が向
上するかのように思われる。しかし、各地理情報システ
ム上の地理情報を画一的に標準形式に統一したのでは、
地理情報の欠落が生じ、また、既存アプリケーションプ
ログラムの利用の道が閉ざされるため、既存の地理情報
システムの有用な特徴が失われる可能性がある。地理情
報システムとは、実世界を抽象化した空間データベース
であるから、誰にとっても有用な汎用性のあるシステム
を構築するのは極めて難しい。換言すれば、全ての地理
情報システムの有用な特徴を包含可能な標準形式の制定
は現実的ではないため、標準形式は最大公約数的な仕様
にならざるを得ない。従って、標準形式よりも高度な仕
様を有するほど、地理情報が欠落し、有用なアプリケー
ションプログラムが切り捨てられるという事態を招くこ
とになる。
【0009】本発明は、上記の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、分散された異なる種類の地理情報
システムを相互利用できるようにした地理情報システム
の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、地理情報供給装置から描画命令及びレ
イアウト情報を送信することにより、情報端末装置側で
地理空間を再現するようにしている。
【0011】即ち、請求項1に係る発明では、地理情報
を供給する地理情報供給装置と、該地理情報供給装置か
ら供給された地理情報を表示させる情報端末装置とを備
えた地理情報システムにおいて、(1)前記地理情報供給
装置は、前記地理情報を記憶する地理情報記憶手段と、
前記地理情報記憶手段に記憶された地理情報に基づい
て、該地理情報に含まれる地理的事象の描画命令を含む
地理構造ファイルと前記描画命令の描画方法を指示する
レイアウト情報を含むレイアウトファイルとが関連付け
られた地理空間ファイルを生成する地理空間ファイル生
成手段と、前記生成された地理空間ファイルを、前記情
報端末装置に送信する送信手段とを含んで構成され、
(2)前記情報端末装置は、前記地理情報供給装置からの
前記地理空間ファイルを受信する受信手段と、受信され
た前記地理構造ファイルの描画命令を前記レイアウトフ
ァイルのレイアウト情報を参照して解釈し、前記地理的
事象を描画する描画手段と、前記描画された地理的事象
に基づいて地理空間を表示する表示手段とを含んで構成
されることを特徴とする。
【0012】「地理的事象」とは、例えば、河川、道
路、建物等の各種の地理要素を意味する。地理情報供給
装置は、描画命令及びレイアウト情報を含んでなる所定
形式の地理空間ファイルを生成して情報端末装置に送信
する。地理空間ファイルは、地理的構造を記述した地理
構造ファイルと表現方法を記述したレイアウトファイル
とを関連付けて構成される。即ち、地理構造ファイルと
レイアウトファイルとは関連付けられていれば足り、同
一の記憶領域に格納したり同時に送信する必要はない。
また、両者の関連付けは一対一に限られない。複数の地
理構造ファイルが共通のレイアウトファイルを参照する
場合や一つの地理構造ファイルが複数のレイアウトファ
イルを参照する場合もある。
【0013】、好ましくは、例えば、<point>や<line>
等の地理的特性を示す識別情報とその値とから前記描画
命令及びレイアウト情報を記述することができる。そし
て、地理空間ファイルの全体を文字コードによって記述
するのがより望ましい。情報端末装置では、レイアウト
情報を参照しつつ描画命令を解釈することにより地理的
事象を描画し、地理空間を表示する。
【0014】ここで、注意すべきは、地理空間ファイル
は、地理構造ファイルとレイアウトファイルとからな
り、地理的事象の描画命令とレイアウト情報とを分離可
能な点である。即ち、地理空間に表示される内容(地理
的構造)と表示方法(レイアウト)とを別々に扱うこと
ができ、既に用意されたレイアウト情報を参照して地理
空間を表現することも可能である。
【0015】描画命令は、少なくとも基本形状情報と位
置情報とテーマ情報とを含んで構成されており、レイア
ウト情報は、少なくとも前記基本形状情報及び前記テー
マ情報毎にそれぞれ設定することもできる。
【0016】「基本形状情報」とは、例えば、点、線、
面(多辺形)等の基本的形状要素を意味する。「位置情
報」とは、地理的事象が配置される場所の情報であり、
例えば、直交座標、緯度/経度等を挙げることができ
る。「テーマ情報」とは、例えば、家屋、道路等のよう
に地理的事象の種別情報である。
【0017】各地理情報供給装置は、個別の又は特有の
描画命令及びレイアウト情報を自由に使用して地理空間
ファイルを記述することができる。地理空間ファイルに
含まれる個別の描画命令及びレイアウト情報を描画手段
が解釈できない場合、これら個別の描画命令及びレイア
ウト情報は無視される。個別の描画命令及びレイアウト
情報を解釈する命令解釈手段を描画手段に追加すること
により、個別的な又は特有の地理空間ファイルを解釈し
て地理空間を表示させることができる。この個別の描画
命令等を解釈するための命令解釈手段は、地理情報供給
装置から入手することもできる。
【0018】また、地理情報供給装置では、例えば、距
離計算プログラムや面積計算プログラム等のような地理
情報を利用する各種アプリケーションプログラムを保持
することができる。地理情報供給装置は、地理空間ファ
イルの送信に伴って又は情報端末装置からの要求に応じ
て、アプリケーションプログラムを情報端末装置に送信
することができる。そして、情報端末装置側では、情報
供給装置から送信されたアプリケーションプログラムを
保持しておき、地理空間に対する所定の操作を検出した
ときに該操作に関連付けられたアプリケーションプログ
ラムを起動させることができる。ここで、アプリケーシ
ョンプログラムの送信に関しては種々の方法を採用する
ことができる。例えば、アプリケーションプログラムを
情報端末装置側で実行可能なコントロールプログラムと
して構成し、情報端末装置側でアプリケーションプログ
ラムを実行させることができる。また、例えば、情報端
末装置に送信するアプリケーションプログラムは、地理
情報供給装置内のアプリケーションプログラムを遠隔操
作するためのコンポーネントプログラムとして構成し、
地理供給装置側でアプリケーションプログラムを実行さ
せ、その実行結果を情報端末装置側に送信するようにし
てもよい。
【0019】一方、異なる種類の地理情報供給装置がネ
ットワーク上に広く分散している場合には、所望の地理
情報の入手自体が困難となり、地理情報の相互流通・相
互利用の障壁となる。そこで、地理情報の所在を管理す
る所在管理装置を設け、情報端末装置から所在管理装置
に問い合わせることにより、所望の地理情報を入手でき
るようにするのが好ましい。
【0020】ここで、注意すべきは、所在管理装置は、
各地理情報供給装置から提供されるインデックス情報に
基づいて地理情報の所在を管理する点である。即ち、所
在管理装置は、所在情報を自ら収集するのではなく、ま
た、地理情報の本体を保持するものでもない。所在管理
装置は、各地理情報供給装置から積極的に又は消極的に
提供されたインデックス情報に基づいて、各地理情報の
所在情報だけを管理するようになっている。この目的の
ため、インデックス情報には、例えば、地理情報の名
称、地理情報へのパス(例えばURL;Uniform Resource
Locator)、検索用の複数のキーワード(例えば、地理
情報のテーマ、目的、記載範囲、縮尺等)等が含められ
るであろう。
【0021】また、本発明は、所定のプログラムを記録
した記録媒体として把握することもできる。記録媒体に
記録された所定のプログラムを、地理情報供給装置又は
情報端末装置のコンピュータに読み取らせることによ
り、本発明を実現することもできる。ここで、「記録媒
体」としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク(FD)、コンパクトディスク(CD-ROM,CD-RAM等)、
ディジタルビデオディスク(DVD-ROM,DVD-RAM等)、ハ
ードディスク(HD)、メモリ、ICカード等の種々のも
のを利用することができる。また、有形的な媒体に限ら
ず、例えば、有線又は無線のネットワークを介してプロ
グラムをダウンロードさせる等のように、通信媒体を利
用することもできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12に基づき本発
明の実施の形態について詳述する。
【0023】1.第1の実施の形態 図1〜図11は本発明の第1の実施の形態に係り、図1
は、地理情報システムの要部を概略的に示すブロック図
である。
【0024】地理情報システムは、大別すると3つの装
置から構成される。「地理情報供給装置」としてのGIS
サーバ1と、「所在管理装置」としての管理サーバ11
と、「情報端末装置」としてのクライアント20であ
る。なお、GISサーバ1、管理サーバ11及びクライア
ント20は、ネットワークCN上に多数存在可能である
が、説明の便宜上、各々一つずつ図示している。
【0025】GISサーバ1は、固有の地理情報を格納し
たGISデータベース2と、該GISデータベースに格納され
た地理情報をXML((ExtensibleMarkup Language)形式
で記述された地理空間ファイルに変換するXML生成部3
と、インターネット等のネットワークCNを介して双方
向通信を行うための通信部4とを備えている。また、XM
L生成部3及び通信部4は、WWWサーバ5内に設けられて
いる。即ち、HTTPを介してXML形式の地理空間ファイル
を流通させるためである。従って、通信部4は、少なく
ともHTTP,TCP/IP(Transmission Control Protocol/In
ternet Protocol)等の所定のプロトコルと物理的な通
信インターフェースとを備えている。
【0026】管理サーバ11は、ネットワークCN上に
広く分散する各GISサーバ1がそれぞれ保持する地理情
報を管理するものである。管理サーバ11は、各GISサ
ーバ1から提供されたインデックス情報を管理するイン
デックスデータベース12と、該データベース12に対
して検索を行う検索部13と、通信部14とを備えて構
成されている。インデックスデータベース12は、例え
ば、各地理情報のファイル名、各地理情報へのパス、各
地理情報の地域的範囲、種類、キーワード等のインデッ
クス情報を記憶している。検索部13は、クライアント
20からのマップ所在検索要求が通信部14等を介して
入力されると、該検索要求に含まれるキーワード等を検
索キーとしてインデックスデータベース12を検索し、
検索結果を所在情報としてクライアント20に通知す
る。ここで、検索結果が複数存在する場合には、全ての
検索結果がクライアント20に通知される。なお、検索
部13はHTTPを介して利用可能である。
【0027】クライアント20は、例えば、パーソナル
コンピュータ、ワークステーション、携帯情報端末等と
して実現可能なものである。クライアント20は、後述
のように、通信部21,ユーザーインターフェース(以
下「UI」)部22,ブラウザ23,XMLパーサ24,
描画エンジン25,イベントハンドラ27等を備えて構
成されている。
【0028】通信部21は、ネットワークCNを介し
て、GISサーバ1及び管理サーバ11とHTTPによる双方
向通信を行うものである。UI部22は、クライアント
20を利用するユーザーとの間で情報を交換するもので
あり、具体的には、ディスプレイ装置等の出力装置やキ
ーボードスイッチやマウス等の入力装置等を介してユー
ザーとの情報交換を行う。UI部22には、WWWサーバ
が提供するサービスを受けることができるブラウザ23
が含まれる。
【0029】XMLパーサ24は、ブラウザ23から渡さ
れたXML形式のデータを構文解析するものであり、XMLタ
グのうち地理空間の描画に関する情報を描画エンジン2
5に出力する。描画エンジン25は、XMLパーサ24と
共に「描画手段」を構成する。描画エンジン25は、XM
Lパーサ24から描画に関する情報(例えば、タグ及び
コンテナデータ等)を受け取ると、予め実装された複数
のコマンドプロセッサ26の中から対応するコマンドプ
ロセッサ26を呼び出して描画処理を行わせ、描画結果
をブラウザ23に表示させるものである。ここで、各コ
マンドプロセッサ26は、「命令解釈手段」に該当す
る。各コマンドプロセッサ26は、例えば、プログラム
モジュール、プログラムライブラリ等としてクライアン
ト20に実装することができる。各コマンドプロセッサ
26は、レイアウト情報を記述するスタイルシートの内
容を参照しながら各地理的事象の描画を行う。
【0030】「起動手段」としてのイベントハンドラ2
7は、ユーザーがUI部22を介して所定の操作を行っ
たか否かを監視し、所定の操作を検出した場合には、こ
の操作に対応する所定のアプリケーションプログラムを
起動させるものである。また、「保持手段」としてのア
プリケーションプログラム記憶部29は、複数のアプリ
ケーションプログラムのモジュール(以下、「APモジ
ュール」と略記する)30をそれぞれ記憶している。
「管理手段」としてのイベント管理テーブル28は、ブ
ラウザ23上に表示される地理空間内の各種オブジェク
ト(例えば、建物や道路等の地理的事象、ブラウザ内に
表示された地図操作用のツール等)に対する操作と、該
各操作に対応するAPモジュール30のパスとをそれぞ
れ対応付けて管理するものである。
【0031】ここで、各APモジュール30には、大別
して、少なくとも2通りの実現方法があるが、本発明で
はいずれの方法も採用可能である。一つは、APモジュ
ール30をクライアント20上で実行されるいわゆるコ
ントロールプログラムとして構成する方法である。他の
一つは、APモジュール30をいわゆるコンポーネント
プログラムとして構成し、GISサーバ1上のアプリケー
ションプログラムをリモート操作させる方法である。ま
た、コントロールプログラムとして構成されたAPモジ
ュールとコンポーネントプログラムとして構成されたA
Pモジュールとの両方を利用してもよい。なお、例え
ば、CD-ROMやDVD-ROM等の媒体を介してAPモジュール
30をクライアント20に実装することもできるし、あ
るいは、GISサーバ1からネットワークCNを介してA
Pモジュール30を送信することによりクライアント2
0に実装することもできる。
【0032】図2は、GISサーバ1から提供されるXML形
式の地理空間ファイルのデータモデルを示す説明図であ
る。以下、本明細書では、XMLに準拠し、地理空間再現
のために追加されたGIS特有のタグを含むマークアップ
言語を「MDML(Map Definition Language)」と呼び、M
DMLで記述された地理構造ファイルをMDMLマップデータ
と称する。このMDMLマップデータは後述のマップスタイ
ルと共に「地理空間ファイル」に相当する。
【0033】MDMLマップデータは、例えば、道路、河
川、建物等の複数の「地理的事象」を含んでいる。ま
た、MDMLマップデータ単位で、地図の「境界」、「解像
度」、「空間参照系」等の情報がそれぞれ設定される。
MDMLマップデータに含まれる各地理的事象は、大別して
4つの要素から構成される。地理的事象の「形状」、地
理的事象に付される「注記」、地理的事象の「属性」及
び「ラスタイメージ」の4種類の情報である。ラスタイ
メージは、例えば、航空写真や衛星画像等を利用する場
合に用いられる。さらに、「形状」の情報は、「点」、
「線」及び「面」(又は多辺形)のいずれかに分類され
る。地理的事象は、通常の場合、これら点、線、面のい
ずれかによって表現可能だからである。「注記」には、
「注釈」、「ラベル」及び「シンボル」に分類される。
なお、形状の各要素は、ベクトルデータである。「属
性」には、地理的事象の位置情報が含まれる。
【0034】また、各地理的事象には、例えば、道路、
河川、世帯主名等のように、種別を示す「テーマ」情報
が与えられている。テーマ情報は、メインテーマ/サブ
テーマ等のように、階層化することもできる。
【0035】図2の右側には「レイアウト情報を含んで
なるレイアウトファイル」としてのマップスタイルが図
示されている。マップスタイルは、各MDMLマップデータ
毎に設けることができる。又は、一つのマップスタイル
を複数のMDMLマップデータで共用することもできる。共
通のマップスタイルを参照する複数のMDMLマップデータ
は、地理的内容はそれぞれ相違しても地理空間としての
見た目は共通する。マップスタイルは、テーマ別スタイ
ルと形状別スタイルとを備える。
【0036】テーマ別スタイルとは、地理的事象の種別
毎に設定されるレイアウト情報を意味する。例えば、テ
ーマ「道路」の場合は、この道路をいかに表示させる
か、即ち、色や幅等の情報を含んでいる。形状別スタイ
ルとは、基本的形状要素の点、線及び面のそれぞれにつ
いて設定されたレイアウト情報である。形状別スタイル
は、テーマが未設定又は未定義の地理的事象を表示する
際に参照される。例えば、基本的形状要素の「点」で図
示される地理的事象に「州都」というテーマが設定され
ており、描画エンジン25がテーマ「州都」を解釈不能
な場合は、この地理的事象は初期値として設定された形
状別スタイルを参照して描画される。これにより、MDML
マップデータが解釈不能なテーマを有する地理的事象を
含んでいる場合でも、この地理的事象を地理空間内に図
示することができる。
【0037】図3は、MDMLマップデータの具体的記述例
を示す説明図である。なお、図3〜図6中の左側に示す
連番は、説明の便宜上付されたものである。
【0038】まず、図3中の1行目〜4行目では、MDML
のバージョン、参照するマップスタイル等の情報を宣言
する。続く5行目〜8行目では、MDMLマップデータが表
現する地図の範囲を宣言する。図中では、東西南北の各
ブロック番号によって地図の範囲が特定されているが、
これに限らず、例えば、緯度/経度等で範囲を規定する
こともできる。MDMLマップデータは、MDMLで記述された
ことを示す開始タグ<MDML>により始まり、終了タグ</MD
ML>により終わる。
【0039】9行目〜14行目では、点で示される地理
的事象(Point Feature)が記述されている。全ての地
理的事象は、開始タグ<Feature>と終了タグ</Feature>
とでテキストを挟むことにより宣言される。10行目に
示すように、この地理的事象の識別コードFidには”
1”が与えられ、テーマには「電柱」が与えられてい
る。11行目のタグ<Point>により、この「電柱」は、
点として図示されることが明示されている。また、12
行目のタグ<Coordinate>により電柱を表示すべき位置が
特定されている。ここで、上記<Feature>,<Point>,<C
oordinate>は終了タグを伴ういわゆるコンテナタグとし
て示されているが、ブラウザ23が好意的に解釈可能で
あるなら、終了タグは省略することもできる。
【0040】同様に、15行目〜22行目では、線で示
され、テーマ「地図」を有する地理的事象について記述
されている。17行目に示すタグ<LineString>により、
この地理的事象が線として図示されることがわかる。1
8行目〜20行目に示すように、この地理的事象には、
3つの位置情報が与えられている。従って、この地理的
事象は、3点を結ぶ折れ線として表現される。18行目
に記述された位置は始点を、19行目に記述された位置
は中継点を、20行目に記述された位置は終点をそれぞ
れ示す。
【0041】23行目〜31行目では、面(又は多辺
形)として示される地理的事象が記述されている。この
地理的事象のテーマは「家屋」である。25行目のタグ
<Polygon>により、この地理的事象は面として図示され
ることが明示されている。26行目〜29行目にそれぞ
れ記述された合計4カ所の点を通る線分により面が表現
される。この面は四角形状である。
【0042】図3に続く図4を参照する。図4では、地
理的事象の構成要素の一つである「注記」について記述
されている。32行目〜39行目は、地理的事象に付さ
れる文字ラベルに関する記述である。タグ<TextLabel>
により文字ラベルである旨が明示されている(34行
目)。この文字ラベルに関する地理的事象にはテーマ
「世帯主名」が設定されており(33行目)、また、3
5行目には文字ラベルの表示位置が指定されている。さ
らに、36行目ではタグ<Size>により文字の大きさが、
37行目では世帯主の氏名がそれぞれ指定されている。
【0043】続く40行目〜45行目は、「注記」の他
の要素である「シンボルマーク」について記述されてい
る。シンボルマークである旨はタグ<SymbolMark>により
明示されている(42行目)。このシンボルマークとし
て表現される地理的事象のテーマは「道路記号」であり
(41行目)、43行目では、その表示位置が指定され
ている。また、44行目では、シンボルマークを表示す
るときの大きさが規定されている。
【0044】図3及び図4を参照して説明した通り、MD
MLマップデータは、地理空間の地理的構造を記述してお
り、地理的事象の表現方法、即ち、色やフォント等のレ
イアウトに関する情報を殆ど備えていない。本発明で
は、地理空間の構造はMDMLマップデータで定義し、その
レイアウトはマップスタイルによって定義することによ
り、地理的構造とレイアウトとを分離している。従っ
て、図3及び図4中に示される多くのタグは「地理構造
タグ」として概念化することができ、図5及び図6中に
示される多くのタグは「レイアウトタグ」として概念化
可能である。
【0045】図5及び図6を参照してマップスタイルの
具体的一例を説明する。マップスタイルは、開始タグ<M
apStyle>で始まり、終了タグ</MapStyle>で終わる。ま
ず、図5中の3行目〜19行目には、テーマ毎に設定さ
れるテーマ別スタイルが記述されている。1行目及び2
行目では、マップスタイルのバージョンやファイル名等
を宣言する。3行目〜6行目では、テーマ「電柱」を有
する「点の地理的事象」即ち、電柱オブジェクトのレイ
アウトが記述されている。スタイルを規定する情報であ
る旨は<Style>により明示され(3行目)、表示色及び
大きさの指定は5行目で記述されている。
【0046】以下同様に、7行目〜13行目では、テー
マ「道路」の地理的事象に関するレイアウトが記述さ
れ、14行目〜19行目では、テーマ「世帯主名」の地
理的事象に関するレイアウトが記述されている。地理的
事象の各テーマに応じて、背景色、文字色、フォント種
類、幅や回転角等の種々のレイアウト情報を記述するこ
とができる。なお、説明の便宜のため、「家屋」や「道
路記号」等の他の地理的事象に関するレイアウトは記載
を省略している。
【0047】20行目〜29行目には、基本的形状要素
「点、線、面」毎にそれぞれ設定される形状別スタイル
(Default Style)が記述されている。形状別スタイル
では、点の初期値レイアウト(21行目及び22行
目)、線の初期値レイアウト(23行目〜25行目)及
び面の初期値レイアウト(26行目〜29行目)につい
てそれぞれ規定する。
【0048】図6中に示す30行目〜36行目には、シ
ンボルマーク及び文字ラベルに関する初期値レイアウト
が記述されている。このように、形状別スタイルに加え
て、「注記」の各要素毎に初期値レイアウトを指示する
のがより好ましい。注記中の要素に具体的なテーマが与
えられていないか又は与えられていても未定義のために
解釈できない場合には、初期値レイアウトを参照するこ
とにより仮の表示を行うことができる。
【0049】従って、注記の各要素毎に設定される初期
値レイアウトと上述した形状別レイアウトとを合わせ
て、例えば、「地理的事象に含まれる表示に関する要素
毎に予め設定された初期レイアウト情報」として概念化
することができる。
【0050】次に、図7は、クライアント20のブラウ
ザ23内に再現される地理空間の様子を概念的に示す説
明図である。まず、図7(a),(b)は、マップスタ
イルがMDMLマップデータに与える影響を示している。MD
MLマップデータは、地理的事象の表示形状(点、線、面
のいずれか)や表示位置等の地理的構造を記述するた
め、MDMLマップデータのみに基づく場合は、地理空間は
図7(a)のように表示されるであろう。ここで、も
し、MDMLマップデータが描画エンジン25で解釈可能な
マップスタイルを呼び出すならば、このマップスタイル
の参照により、構造のみの地理空間は、図7(b)に示
すような装飾された見易いものへと変化するであろう。
【0051】図7(c)〜(f)は、地理的事象に付さ
れたテーマの利用法を示す。例えば、テーマ「道路」を
有する地理的事象のみを選択して描画させれば、図7
(c)に示すように、道路だけの地理空間を表示させる
ことができる。同様に、テーマ「電柱」の地理的事象の
みを選択すれば、電柱だけの地理空間を表示させること
ができ(図7(d))、テーマ「家屋」の地理的事象の
みを選択すれば、図7(e)に示すように、家屋のみを
表示させることができる。もしも、例えば、「家屋/ビ
ル」や「家屋/住居」等のように、テーマが階層化され
ているような場合には、図7(f)に示すように、住居
だけを表示させることも可能である。
【0052】次に、図8及び図9に基づいて地理情報シ
ステムの動作を説明する。図8は、GISサーバ1,管理
サーバ11及びクライアント20における各処理の内容
及び連携関係の主要な概略を示すフローチャートであ
る。
【0053】地理情報システムの利用を希望するユーザ
ーは、ブラウザ23を介して、所望のMDMLマップを特定
するための検索キーを入力する(C1)。例えば、京都
市の上水道に関するマップを入手する場合は、キーワー
ド「京都市」とキーワード「上水道」とをAND条件で入
力すればよい。また、マップの作成者が判明しているか
又は作成者を特定したい場合には、作成者の名称をキー
ワードとして入力すればよい。さらに、地域的範囲を絞
り込む場合は、経度/緯度、メッシュコード等の位置情
報を検索キーに用いることもできる。
【0054】管理サーバ11は、クライアント20から
の検索要求に応じてインデックスデータベース12を検
索し(M1)、検索されたマップの所在地を示す所在地
情報をクライアント20に回答する(M2)。
【0055】管理サーバ11からの所在情報を受信した
クライアント20は、所在情報に基づいてGISサーバ1
にアクセスし、所望のマップを要求する(C2)。マッ
プ転送要求を受信したGISサーバ1は、GISデータベース
2を検索し、XML変換前の原マップを読み出す(G
1)。この原マップは、XML生成部3によりMDMLマップ
に変換され(G2)、クライアント20に送信される
(G3)。
【0056】クライアント20は、GISサーバ1から受
信したMDMLマップを解析・解釈して地理的事象を描画し
(C3)、ブラウザ23内に地理空間を表示する(C
4)。このとき、上述したように、MDMLマップ中に明示
されたマップスタイルを参照しながら描画が行われる。
イベントハンドラ27は、地理空間に対するユーザーの
操作を監視している(C5)。例えば、「設備一覧」や
「面積計算」等のボタンをユーザーがクリックすると、
イベントハンドラ27は、このイベントを検出し、該イ
ベントに対応付けられたAPモジュール30を起動させ
る(C6)。起動したAPモジュール30は、クライア
ント20上で実行されるか、又は、MDMLマップの送信元
であるGISサーバ1上のアプリケーションプログラムを
リモート操作することにより、所望の結果をユーザーに
提供する。
【0057】図9は、図8中のC3で示された描画処理
を示すフローチャートである。まず、XMLパーサ24
は、ブラウザ23から渡されたMDMLマップのタグ及びそ
の値を解析する(C31)。次に、このタグを解釈可能
なコマンドプロセッサ26が存在するか否かを判定する
(C32)。タグに対応するコマンドプロセッサ26が
存在する場合には、該コマンドプロセッサ26によりタ
グ及び値を解釈し、描画させる(C33)。MDMLマップ
中の全てのタグを解釈するまでC31〜C33の処理が
繰り返される(C34)。
【0058】一方、例えば、MDMLマップ中に新規なタグ
が追加されており、対応するコマンドプロセッサ26が
存在しない場合には(C32:NO)、この新規なタグを含む
MDMLマップの送信元であるGISサーバ1に対してコマン
ドプロセッサ26の転送を要求するか否かを判定する
(C35)。コマンドプロセッサ26の追加を行わない
場合は、この新規なタグを無視し、C34に移る。コマ
ンドプロセッサ26の追加を行う場合は、GISサーバ1
にコマンドプロセッサ26の転送を要求する。
【0059】C35による判定は、例えば、「解釈不能
なタグ<衛星画像>があります。コマンドプロセッサを追
加しますか?」のようなメッセージを表示させ、ユーザ
ーによる指示を待ってもよい。
【0060】次に、図10及び図11に基づいて、管理
サーバ11によるマップ管理について説明する。まず、
管理サーバ11は、マップのインデックス情報を要求す
るか否かを判定する(M11)。例えば、新規な管理サ
ーバ11がネットワークCN上に追加された場合、前回
のインデックス情報収集時から所定時間が経過した場
合、GISサーバ1からマップ修正・新規登録の通知があ
った場合等には、インデックス情報の要求を決定するこ
とができる。管理サーバ11は、GISサーバ1に対して
インデックス情報の送信を要求する(M12)。
【0061】GISサーバ1では、インデックス情報の送
信要求を受領すると(G11)、この要求がGISデータ
ベース2に保持された全てのマップに関するものか、あ
るいは、新規に登録又は変更されたマップに関するもの
かを判断する(G12)。全てのマップについてのイン
デックス情報が要求されている場合は、全マップのイン
デックス情報を作成して送信する(G13,G15)。
一方、新規・変更のマップについてのみインデックスが
要求されている場合は、これら新規・変更のマップのイ
ンデックス情報を生成して送信する(G14,G1
5)。
【0062】ここで、注意すべきは、MDMLマップのイン
デックス情報もMDMLにより記述される点である。MDML
は、多くの共通性を維持しつつも新規なタグの追加を許
容する柔軟な地理空間記述言語である。従って、各レガ
シーGISは、自己が備える固有の性質を全て網羅するイ
ンデックス情報を容易に記述することができる。インデ
ックス情報に新規なタグが含まれている場合でも、管理
サーバ11は、そのままインデックスデータベースに登
録すればよい。MDMLはテキストコードで記述されるた
め、管理サーバ11は、タグの意味が解釈できない場合
でも、テキストの全文検索により所望のMDMLマップの所
在を検出できるからである。
【0063】図11は、MDMLで記述されるインデックス
情報(MapIndex)の概略を示す説明図である。インデッ
クス情報は、開始タグ<MapIndex>で始まり、終了タグ</
MapIndex>で終わる。1行目〜11行目には、例えば、
ファイル名(2行目)、作成者(6行目)、作成者の住
所(7行目)、連絡先(10行目)等の書誌的情報が記
述されている。
【0064】12行目〜19行目には、MDMLマップがカ
バーする地域的範囲が明示されている。20行目〜24
行目には、MDMLマップが含む全てのキーワードが記述さ
れている。なお、図11では、説明の便宜のため、キー
ワードを一つだけ示すが、通常の場合、MDMLマップは多
数のキーワードを含む。
【0065】最後に、25行目〜30行目では、例え
ば、フォーマット種別(25行目)、MDMLマップの提供
媒体(26行目)、マップ作成日(27行目)、マップ
のURL(28行目)、解像度(29行目)及び空間参照
系の種類(30行目)等が記述される。
【0066】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0067】第1に、GISサーバ1では、地理的事象を
描画させるための描画命令及び描画方法を指示するレイ
アウト情報を含む地理空間ファイル(地理構造ファイル
としてのMDMLマップデータ及びレイアウトファイルとし
てのマップスタイル)を作成して送信し、クライアント
20では、マップスタイルを参照しながらMDMLマップデ
ータを解釈することにより地理空間を再現するため、ネ
ットワークCNを流通するデータ量を低減することがで
き、通信時間を短縮できる。従って、特に、安定したコ
ネクションの長時間維持が難しいような場合、例えば、
移動体通信でGISを利用する場合に好適である。
【0068】第2に、地理的構造を記述するMDMLマップ
データとレイアウトを記述するマップレイアウトとに分
離しているため、地理的構造に変化を生じた場合は、MD
MLマップデータのみを修正すればよく、表示方法を変化
させる場合は、マップレイアウトだけを修正すれば足り
る。従って、マップの修正、管理を容易に行うことがで
きる。また、既に用意されたマップスタイルを参照して
地理空間を表現することもでき、使い勝手が向上する。
【0069】第3に、MDMLマップデータ及びマップスタ
イルは、文字コードにより記述されるため、HTTP等のプ
ロトコルを利用してネットワーク上を広く配信させるこ
とができる。HTTPは、いわゆるファイアーウォールを通
過するため、FTPよりも広い範囲に配信することができ
る。また、例えば、単語を切り出す形態素解析やテキス
ト全文検索エンジンと組み合わせることにより、解釈不
能なタグが含まれている場合でも、容易に、所望のマッ
プを検索することができる。
【0070】第4に、基本形状情報(点、線、面)とテ
ーマ情報のそれぞれについてスタイルを設定できるた
め、地理的事象が解釈不能なテーマを有する場合でも、
基本形状に設定された初期値レイアウトによって仮の表
示を行うことができ、使い勝手が向上する。
【0071】第5に、MDMLマップデータ及びマップレイ
アウトは、新規なタグの追加を許容し、クライアント2
0側にコマンドプロセッサ26を追加するだけで新規な
タグを解釈できるため、既存のGISサーバ1が有する特
徴を損なうことなく、マップを流通させることができ
る。また、同様に、GISの拡張にも柔軟に対応すること
ができる。例えば、あるGISサーバが新規な<衛星画像>
タグを用いて衛星画像データを提供するならば、クライ
アント20側に<衛星画像>タグを解釈可能なコマンドプ
ロセッサ26を追加実装すればよい。また、基本的形状
要素として「円弧」を追加するならば、<円弧>タグ及び
その値を解釈して所定の円弧を描画させるコマンドプロ
セッサ26を追加実装すれば足りる。
【0072】第6に、GISサーバ1のマップを利用する
アプリケーションプログラムをコンポーネント化又はコ
ントロール化してクライアント20に実装することによ
り、既存の豊富なアプリケーションプログラムを活用す
ることができる。
【0073】第7に、マップの所在を管理する管理サー
バ11を設けたため、ネットワークCN上に分散した各
種のGISサービスを容易に利用することができ、使い勝
手が向上する。
【0074】第8に、MDMLマップデータは、地球をモデ
リングした座標系との対応関係を示す情報(空間参照
系)を内包しているため、それぞれ別個に作成されたマ
ップデータがネットワーク上に広く分散している場合で
も、各マップデータがMDMLで記述されている限り、各マ
ップを正確に重ね合わせて利用することができる。
【0075】2.第2の実施の形態 図12は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図
である。本実施の形態では、前記実施の形態と構成要素
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。本実施の形態の特徴は、MDMLマップデ
ータを保存するMDMLマップデータベース41をGISサー
バ1Aが備える点にある。
【0076】即ち、MDMLマップデータベース41は、XM
L生成部により変換されたMDMLマップデータを保存す
る。また、MDMLマップデータベース41は、最初からMD
MLマップデータとして作成されたマップも保存する。こ
れにより、既にMDML化されたマップの転送要求を受信し
た場合には、データ変換時間を省いて速やかにデータを
送信することができる。
【0077】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されない。当業者であれば、各実施の形態に構成要
素を追加したり、削除したり、変更等したりして種々の
変形を行うことができる。
【0078】本発明は、下記のように表現することも可
能である。
【0079】表現1.地理情報を供給する地理情報供給
装置1と、該地理情報供給装置1から供給された地理情
報を表示させる情報端末装置20とを備えた地理情報シ
ステムにおいて、(1)前記地理情報供給装置1は、前記
地理情報を記憶する地理情報記憶手段2と、前記地理情
報記憶手段2に記憶された地理情報に基づいて、該地理
情報の地理的構造を文字コードで記述した地理構造記述
ファイル(MDMLマップデータ)と該地理構造ファイルの
表現方法を文字コードで規定するレイアウトファイル
(マップレイアウト)とを生成するデータ生成手段3
と、前記データ生成手段3により生成された前記各ファ
イルを前記情報端末装置20に送信する送信手段4とを
含んで構成され、(2)前記情報端末装置20は、前記地
理情報供給装置1からの前記各ファイルを受信する受信
手段21と、前記受信されたレイアウトファイルを参照
しながら前記地理構造ファイルを解釈して描画する描画
手段24,25と、前記描画手段24,25の描画結果
に基づいて地理空間を表示する表示手段23とを含んで
構成されることを特徴とする地理情報システム。
【0080】表現2.地理空間を再現するためのデータ
が記録された記録媒体において、各地理的事象を階層化
することにより地理的構造を文字コードで記述した地理
構造ファイルを格納する記憶領域が形成され、該記憶領
域は、前記地理的構造を表現するために参照されるレイ
アウトファイルを特定するレイアウトファイル宣言部
(図3の3行目)と、前記地理空間の範囲を宣言する範
囲宣言部(図3の5行目〜8行目)と、前記各地理的事
象毎にその表示位置及び基本形状をそれぞれ宣言する地
理的事象宣言部(図3の第9行目〜31行目)とを含ん
で構成されることを特徴とするコンピュータ読み取り可
能な記録媒体。
【0081】表現2の発明によれば、最初に、参照され
るべきレイアウトファイルが宣言されるため、地理的事
象の表現に必要なレイアウトファイルを予め用意するこ
とができ、後に続く各地理的事象宣言部の解釈を速やか
に行うことができる。また、地理空間の範囲を宣言する
範囲宣言部を備えるため、各地理的事象の位置情報を統
合解析する必要なく、地理構造ファイルがカバーする地
理空間の大きさを容易に求めることができ、予め必要な
表示領域を確保して滑らかな処理を行うことができる。
なお、空間参照系及び解像度を宣言する空間参照系宣言
部(図3の4行目)を表現2に記載の発明に追加すれ
ば、それぞれ別々に作成されたMDMLマップであっても正
確に重ね合わせて利用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る地理情
報システムによれば、データ送信量を少なくすることが
でき、また、分散された複数の地理情報を相互利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る地理情報シス
テムの全体を示すブロック図である。
【図2】地理的構造を記述したマップデータの構造とマ
ップスタイルの構造を示す説明図である。
【図3】マップデータの一例を示す説明図である。
【図4】図3に続く説明図である。
【図5】マップスタイルの一例を示す説明図である。
【図6】図5に続く説明図である。
【図7】マップの各種表示状態を示す説明図である。
【図8】地理情報システムの全体的動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】描画処理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】マップインデックスを収集管理する処理を示
すフローチャートである。
【図11】マップインデックスの一例を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る地理情報シ
ステムの全体を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 GISサーバ 2 GISデータベース 3 XML生成部 4 通信部 11 管理サーバ 12 インデックスデータベース 13 検索部 14 通信部 20 クライアント 21 通信部 22 UI部 23 ブラウザ 24 XMLパーサ 25 描画エンジン 26 コマンドプロセッサ 27 イベントハンドラ 28 イベント管理テーブル 29 アプリケーションプログラム記憶部 30 APモジュール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地理情報を供給する地理情報供給装置
    と、該地理情報供給装置から供給された地理情報を表示
    させる情報端末装置とを備えた地理情報システムにおい
    て、(1)前記地理情報供給装置は、 前記地理情報を記憶する地理情報記憶手段と、 前記地理情報記憶手段に記憶された地理情報に基づい
    て、該地理情報に含まれる地理的事象の描画命令を含む
    地理構造ファイルと前記描画命令の描画方法を指示する
    レイアウト情報を含むレイアウトファイルとが関連付け
    られた地理空間ファイルを生成する地理空間ファイル生
    成手段と、 前記生成された地理空間ファイルを、前記情報端末装置
    に送信する送信手段とを含んで構成され、(2)前記情報
    端末装置は、 前記地理情報供給装置からの前記地理空間ファイルを受
    信する受信手段と、 受信された前記地理構造ファイルの描画命令を前記レイ
    アウトファイルのレイアウト情報を参照して解釈し、前
    記地理的事象を描画する描画手段と、 前記描画された地理的事象に基づいて地理空間を表示す
    る表示手段とを含んで構成されることを特徴とする地理
    情報システム。
  2. 【請求項2】 前記描画命令及びレイアウト情報は、文
    字コードにより記述される請求項1に記載の地理情報シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記描画命令は、少なくとも基本形状情
    報と位置情報とテーマ情報とを含んで構成されており、
    前記レイアウト情報は、少なくとも前記基本形状情報及
    び前記テーマ情報毎にそれぞれ設定可能である請求項2
    に記載の地理情報システム。
  4. 【請求項4】 前記地理空間ファイルは、前記地理情報
    の特性に応じた個別の描画命令及びレイアウト情報を含
    んで記述可能であり、該個別の描画命令及びレイアウト
    情報を解釈する命令解釈手段を前記描画手段に設けるこ
    とにより、前記描画手段は、前記個別の描画命令及びレ
    イアウト情報を解釈して前記地理的事象を描画する請求
    項3に記載の地理情報システム。
  5. 【請求項5】 前記地理情報供給手段は前記命令解釈手
    段を保持しており、前記情報端末装置からの要求に応じ
    て前記命令解釈手段を該情報端末装置に送信可能な請求
    項4に記載の地理情報システム。
  6. 【請求項6】 前記地理情報供給手段は、更に、前記地
    理情報を利用するアプリケーションプログラムを保持
    し、前記地理空間ファイルの送信に伴って又は前記情報
    端末装置からの要求に応じて前記アプリケーションプロ
    グラムを前記情報端末装置に送信し、 前記情報端末装置には、更に、前記情報供給装置から送
    信された前記アプリケーションプログラムを保持する保
    持手段と、前記地理空間に対する所定の操作と該所定の
    操作に対応する前記アプリケーションプログラムとを関
    連付けて管理する管理手段と、前記所定の操作の発生を
    検出した場合には、前記管理手段を参照することにより
    前記所定の操作に対応するアプリケーションプログラム
    を起動させる起動手段とが設けられている請求項3に記
    載の地理情報システム。
  7. 【請求項7】 更に、前記地理情報供給装置から提供さ
    れるインデックス情報に基づいて前記地理情報の所在を
    管理する所在管理装置を設け、 前記情報端末装置は、前記所在管理装置に問い合わせる
    ことにより、所望の地理情報に関する所在情報を取得
    し、該所在情報に対応する地理情報供給装置に対して前
    記所望の地理情報に係る前記地理空間ファイルの取得を
    要求する請求項1〜請求項6のいずれかに記載の地理情
    報システム。
  8. 【請求項8】 地理情報を供給するためのプログラムを
    記録した記録媒体において、 情報端末装置からの要求に応じて記憶装置から所定の地
    理情報を読み出させる機能と、 前記読み出された地理情報に基づいて、該地理情報に含
    まれる地理的事象を描画させるための描画命令を含んで
    なる地理構造ファイルと前記描画命令の描画方法を指示
    するレイアウト情報を含むレイアウトファイルとが関連
    付けられた地理空間ファイルを生成させる機能と、 前記生成された前記地理空間ファイルを前記情報端末装
    置に送信させる機能とを、コンピュータに実現させるた
    めのプログラムを該コンピュータが読取り及び理解可能
    な形態で記録したことを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 更に、前記プログラムは、前記地理空間
    ファイルの送信に伴って又は前記情報端末装置からの要
    求に応じて、前記地理情報を利用するためのアプリケー
    ションプログラムを前記情報端末装置に送信させる機能
    を実現させるものである請求項8に記載の記録媒体。
  10. 【請求項10】 地理空間を表示させるためのプログラ
    ムを記録した記録媒体において、 地理的事象の描画命令を含む地理構造ファイルと前記描
    画命令の描画方法を指示するレイアウト情報を含むレイ
    アウトファイルとが関連付けられた地理空間ファイルを
    受信させる機能と、 前記受信された地理空間ファイルの前記描画命令を前記
    レイアウト情報を参照しつつ解釈することにより前記地
    理的事象を描画させる機能と、 前記描画された地理的事象に基づいて地理空間を表示装
    置に表示させる機能とを、コンピュータに実現させるた
    めのプログラムを該コンピュータが読取り及び理解可能
    な形態で記録したことを特徴とする記録媒体。
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