JP2000258892A - マスクパターン設計方法 - Google Patents

マスクパターン設計方法

Info

Publication number
JP2000258892A
JP2000258892A JP6563999A JP6563999A JP2000258892A JP 2000258892 A JP2000258892 A JP 2000258892A JP 6563999 A JP6563999 A JP 6563999A JP 6563999 A JP6563999 A JP 6563999A JP 2000258892 A JP2000258892 A JP 2000258892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
wiring
mask
opening
designing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6563999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4115615B2 (ja
Inventor
Hideki Kanai
秀樹 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP06563999A priority Critical patent/JP4115615B2/ja
Publication of JP2000258892A publication Critical patent/JP2000258892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4115615B2 publication Critical patent/JP4115615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アラインメント誤差による連結配線部の寸法
変動を無くすこと及び、ゲート部の制御性を向上させる
こと。 【解決手段】 微細ゲート部と連結配線が近接する領域
では、連結配線を予め設定した基準値以上に遠ざける
(ステップ106〜108)ことにより、アラインメン
ト誤差による連結配線部の寸法変動を無くすことができ
る。又、ゲート部を挟む開口の幅に応じて第1のOPC
で補正を加え、更に、最も外側の開口の幅を内側の開口
の幅に揃えるように第2のOPCで補正を加える(ステ
ップ114)ことにより、ゲート部の制御性を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
製造工程のひとつであるフォトリソグラフィ工程に使用
されるフォトマスクの設計に係り、特にロジックデバイ
スのゲート電極の形成に使用されるマスクパターンの設
計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造においては、回
路を構成する素子や配線などの高集積化、また微細化が
進められている。例えば、EWS(Engineering Work St
ation)やPC(Personal Computer)のCPUとして用い
られるRISCプロセッサの製造において、2002年
にはトランジスタのゲート電極の寸法として110nm
が求められている。
【0003】RISCプロセッサのゲート及び素子領域
のパターン例を図19に示す。ここで、ゲート配線11
のゲート長を与えるのは素子領域12上に載った微細ゲ
ート部16である。連結配線部17はこのゲート部16
とコンタクトパッド部18を接続する。ゲート配線11
は、エンドキャップ部19により終端している。
【0004】ところで、近年の回路パターンの微細化に
伴い、フォトマスク上のパターンを半導体ウェハ上に転
写するフォトリソグラフィ工程におけるパターン転写精
度の低下が深刻になっている。
【0005】この転写精度を向上させる手法のひとつ
に、フォトマスクを通過する光の位相を変えることによ
って、半導体ウェハ上に投影される像のコントラストを
向上させる位相シフトマスク露光法がある。
【0006】位相シフトマスクの中でレベンソン位相シ
フトマスクは、遮光領域を挟んで隣接する開口領域を通
過する露光光に180度の位相差を与えるように、一方
の開口に位相シフタを設けたものである。
【0007】このレベンソン位相シフトマスクは上述し
た線幅110nmのゲート部16をフォトリソグラフィ
技術で達成するために必須のものである。
【0008】図20(d)に示すようなゲートパターン
の形成にレベンソン位相シフトマスクを用いる場合を考
える。このようなゲートパターンを形成する方法とし
て、例えば特開平7−106227に示されるように、
レベンソン位相シフトマスクと通常のフォトマスクを多
重露光する方法がある。
【0009】第1のフォトマスクとして、図20(a)
に示すようにゲート部16を挟む開口14を設け、ゲー
ト部16を挟んで交互に位相シフタ部15を設けたレベ
ンソン位相シフトマスクを用いる。
【0010】第2のフォトマスクとして、図20(b)
に示すように、連結配線部17とコンタクトパッド部及
びゲート部16を覆う遮光パターン部20を含む遮光パ
ターン13を設けた通常のフォトマスクを用い、これら
第1、第2のフォトマスクを多重露光する。
【0011】図20(c)に示すように遮光部の重なる
領域に露光光が照射されない暗部が形成され、従って、
ポジレジストを用いた場合には、図20(d)に示すよ
うに暗部にレジスト21の残ったパターンが形成され
る。ここで、第2の露光に使用したマスクはトリムマス
クと呼ばれる。
【0012】これらレベンソンマスクとトリムマスクの
パターンデータを設計する方法として、例えば以下の工
程がある。これを図21、図22を用いて説明する。図
21は従来の設計方法の工程を表すフローチャートであ
り、図22は前記工程に対応するフォトマスクの設計を
説明する要部上面図である。但し、ゲート部16はレベ
ンソンマスクにより、連結配線部17、コンタクトパッ
ド部18及びエンドキャップ部19はトリムマスクによ
り形成される。
【0013】図21に示したステップ211にて、ま
ず、図22(a)に示すようにゲート配線31と素子領
域32の元の設計パターンを入力する。次に、ステップ
212にて、図22(b)に示すように素子領域12を
拡張して第0領域33とする。ここで、素子領域32を
拡張するのは、微細ゲート部を素子領域32より少し張
り出した設計とするためである。これは、素子領域32
に微細ゲート部より幅の広い連結配線部が載るとトラン
ジスタの性能が劣化するため、マージンをみて少し張り
出させる。
【0014】次に、ステップ213にて、ゲート配線3
1と第0領域33の重なる領域を算出して、第1領域3
4とする。ここで、最終的に第1領域34の幅を減じた
領域が微細ゲート部になる。ステップ214にて、図2
2(c)に示すように、第1領域34をゲート部31と
直交する方向に予め設定した値Pだけ伸ばして第2領域
35とする。
【0015】その後、ステップ215にて、図22
(d)に示すように、第2領域35が隣接する第2領域
35と重複するものについてはこれを合成し、ステップ
216にて、第2領域35から第1領域34を除いた領
域を演算により求め、図22(e)に示すように第3領
域36とする。
【0016】次に、ステップ217にて、図22(f)
に示すように第3領域36の短辺方向の幅を狭めるよう
に、第3領域36の辺の位置を距離Qだけ移動させる。
これにより、所望サイズの微細ゲート部の設計を行う。
【0017】次に、ステップ218にて、第3領域36
に対して、OPC(Optical Proximity Correction)処理
を施す。OPC処理を施さないと、図19のゲート配線
16のように、様々な間隔でパターンが存在する場合
に、ゲート部の幅が均一に仕上がらないという現象が生
じる。
【0018】即ち、フォトマスク上のサイズAのパター
ンを転写する場合、被加工基板上のレジストを所望サイ
ズ(A/露光倍率)に仕上げるように露光時の露光量を
設定したとすると、サイズBのパターンが所望値(B/
露光倍率)からずれて形成される。従って、ゲート部の
幅を所望値に形成するように、フォトマスクの設計パタ
ーンサイズに開口幅に応じた補正をかける必要がある。
【0019】例えば、予め実験よりフォトマスク上の第
3領域36の幅(開口幅)に対して、レジストの仕上が
り寸法を測定し、補正テーブルを用意し、これにしたが
って補正を行う方法がある。若しくは、シミュレーショ
ンにより第3領域36の幅に応じてレジストの仕上がり
寸法を予測する方法もある。
【0020】しかしながら、実験的に補正をかけた方
が、レジストパターンを形成した後の、ゲート電極のR
IE(Reactive Ion Etching)の工程における寸法変換
差を含む補正ができ、より高精度の補正が可能である。
その後、ステップ218を経てステップ219にて、第
3領域36をレベンソンマスクの開口部14の設計パタ
ーンとする。
【0021】次に、レベンソンマスク作製におけるシフ
タパターンの設計を図22(g)に示すようにステップ
220〜224で行う。まず、シフタパターンを開口部
14に交互に配置するためにステップ220〜223の
工程を行う。ここでは、隣接する第3領域36間の距離
を評価し、距離R以下になる第3領域36のグループを
求める。
【0022】更に、ステップ221〜223において、
このグループ毎に、例えば設計上の原点の位置から近い
側から0゜、次に180゜、0゜、180゜と交互にシ
フタ配置を決定する。そして、180゜の領域を第4領
域37とする。その後、ステップ224に示すように、
レベンソンマスク作製時のシフタパターンの描画データ
を設計するために、寸法Sだけ全体に太らせる。
【0023】次に、ステップ225、226にて、図2
2(h)に示すようにトリムマスクの設計として、第3
領域36を距離Tだけ僅かに縮小し、これとゲート配線
31のパターンの両方を含むパターンデータを作成し、
これをトリムマスクの遮光部の設計パターンとする。第
3領域36を縮小するのは、レベンソンマスクとトリム
マスクの露光時の合わせずれ(アライメント誤差)を考
慮した結果である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のマスクパターンの設計方法には以下の問題があ
る。図23(a)〜(c)に示すように、開口部と連結
配線の間隔が狭い場合には、多重露光時のアライメント
誤差により連結配線の幅が細る、若しくは太る場合があ
る。図23(a)にレベンソンマスクの設計パターン
を、図23(b)にトリムマスクの設計パターンを示
す。アライメント誤差がない場合には、図23(c)に
示すような多重露光のイメージになり、図23(d)に
示すように、所望のパターンが形成される。
【0025】しかしながら、図23(e)に示すよう
に、レベンソンマスクに対してトリムマスクの位置が下
方向にずれて露光された場合、図23(f)に示すよう
に、連結配線部(図中円内の部分)の寸法が細る問題が
ある。一般にデバイスの性能に与える影響を考慮して、
寸法の制御性として求められるのは寸法設計値±10%
である。これに対してアライメント誤差ははるかに大き
い。従って、図23のような場合には、アライメント誤
差分の寸法誤差が生じるが、これは寸法の制御性として
許容できる値ではない。
【0026】また、図24(a)〜(e)に示すよう
に、ゲート部に対して直交する方向に開口部14と連結
配線の間隔が狭い場合も考えられる。図24(a)はレ
ベンソンマスクの設計パターン、図24(b)はトリム
マスクの設計パターンである。この場合には、図24
(b)中の円内に示すように、トリムマスクに近接した
遮光パターンが生じる。図24(c)に所望のパターン
を示す。
【0027】しかしながら、図24(b)の円内の近接
部分が解像限界以下の距離である場合には、近接部分が
繋がった遮光部となってしまう。そこで、多重露光後に
は図6(d)に示すように、コンタクトパッド部の寸法
がレベンソンマスクの開口部の境界で決定されることに
なる。
【0028】このため、コンタクトパッド部が意図した
寸法より大きく形成されることが考えられ、また両マス
クの露光間におけるアライメント誤差により寸法が変動
する。
【0029】OPC方法として開口幅を補正し、ゲート
部の寸法を均一にしている。しかしながら、図25に示
したゲート部A、Eのように、開口部14を挟んで隣に
大面積の遮光領域13が存在する場合には、開口幅の補
正が十分でない。
【0030】図26に図25のレベンソンマスクの設計
パターンを被加工基板上に転写した時の投影像を示す。
ゲート部B、C、Dは投影像のプロファイルがほとんど
同じであり、解像線幅44がほぼ等しくなる。しかしな
がら、外側のゲート部A、Eについては内側のゲート部
B、C、Dと異なる(狭くなる)ことがわかる。
【0031】このように、開口幅が全く同じでも周辺の
環境によって、転写後の寸法が異なってくる。しかしな
がら、従来方法では、開口幅の補正を更に外側の環境を
考えて補正していなかった。また、シミュレーションに
より周辺の環境まで考慮して補正をかける方法もある
が、上述のように精度に乏しく、更に計算時間が膨大で
あるという問題がある。
【0032】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、容易にアライン
メント誤差による連結配線部の寸法変動を無くすことが
でき、又、容易にゲート部の制御性を向上させることが
できるマスクパターンの設計方法及びこの設計方法によ
り設計したマスクパターンを用いて製造した半導体装置
を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、素子領域と配線のパター
ンデータを用いて論理演算を行うことにより複数のパタ
ーンデータを発生させることによりマスクパターンを設
計するマスクパターン設計方法において、前記素子領域
に予め設定した距離以下に近接する配線の一部又は全部
を前記設定距離以上になるように遠ざける処理を含むこ
とにある。
【0034】この請求項1の発明によれば、例えば微細
ゲート部と連結配線が近接する領域では連結配線を予め
設定した距離以上に遠ざけるため、露光時、前記連結配
線部の寸法が細るという問題を回避でき、所望のパター
ンを得ることができる。
【0035】請求項2の発明の特徴は、前記遠ざける処
理を施した配線の一部又は全部に前記設定距離以下に近
接するデバイスの構成要素があるかどうかを検出し、検
出された場合は遠ざける処理を施した前記配線の一部又
は全部から該当のデバイスの構成要素を前記設定距離以
上遠ざける処理を行い、その後、前記遠ざける処理を施
したデバイスの構成要素に前記設定距離以下に近接する
デバイスの他の構成要素があるかどうかを検出し、検出
された場合は該当のデバイスの構成要素を先に遠ざけた
デバイスの構成要素から前記設定距離以上遠ざける処理
を行うことを、前記設定距離以下に他のデバイスの構成
要素が検出されなくなるまで、繰り返し行う処理を含む
ことにある。
【0036】請求項3の発明の特徴は、前記素子領域に
配線の一部又は全部が前記設定距離以下近づいている場
合にこれを遠ざける処理を、前記素子領域いずれかの領
域に近接する線分を求め、該線分上に位置する図形の角
のポイントを含み該近接する線分から予め設定した距離
以下に位置する図形の角のポイントを抽出し、これを近
接する方向に平行に移動させるアルゴリズムにより行う
ことにある。
【0037】請求項4の発明の特徴は、素子領域と配線
のパターンデータを用いて論理演算を行うことにより複
数のパターンデータを発生させることによりマスクパタ
ーンを設計するマスクパターン設計方法において、予め
設定した距離以下に素子領域と配線の一部又は全部が近
づいている場合には、該配線の少なくとも一部に対に近
接している開口を拡張するか、該配線に近接して新たな
開口を設けるパターンデータを発生させる処理を含むこ
とにある。
【0038】請求項5の発明の特徴は、前記設定距離以
下に素子領域と配線の一部又は全部が近づいている場合
には、該配線の少なくとも一部に近接している開口を拡
張するか、該配線に近接して新たな開口をレベンソンマ
スクとして形成するパターンデータを発生させる処理を
含むことにある。
【0039】請求項6の発明の特徴は、素子領域と配線
のパターンデータを用いて論理演算を行うことによりレ
ベンソンマスクとして複数のパターンデータを発生し、
その際、前記レベンソンマスクの連続して位置する複数
の開口部に対して、各開口部の幅に応じて補正を加えて
マスクパターンを設計するマスクパターン設計方法にお
いて、前記開口部の最も外側の開口部に対して、露光後
の配線のパターン形状が意図した形状と同一となるよう
に、その幅に応じて前記補正とは別の補正を加えること
にある。
【0040】この請求項6の発明によれば、前記最も外
側の開口部の幅を、隣接する内側の開口部の幅に例えば
合わせるようにOPCを用いて前記別の補正を加えるこ
とにより、前記全ての開口部の幅を揃えることができ、
これにより例えばゲート部の寸法制御性が向上する。
【0041】請求項7の発明の特徴は、素子領域と配線
のパターンデータを用いて論理演算を行うことによりレ
ベンソンマスクとして複数のパターンデータを発生し、
前記レベンソンマスクの連続して位置する複数の開口部
を有するようにマスクパターンを設計するマスクパター
ン設計方法において、前記レベンソンマスク上の連続し
て位置する前記複数の開口部の中の最も外側の開口部の
幅を、この開口部に隣接するひとつ内側の開口部の幅と
同一にし、更に、前記複数の開口部の中の全ての開口部
に対して、露光後の配線のパターン形状が意図した形状
と同一となるように各開口部の幅に応じた補正を加える
ことにある。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマスクパターンの
設計方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。但
し、以降説明する各パターン等の寸法値は被加工基板上
の寸法値を示しており、フォトマスク上ではその4倍の
値である。
【0043】実施例1 図1は本発明の実施例1のマスクパターンの設計方法の
工程を説明するフローチャートである。このフローチャ
ートでは、レベンソンマスクとトリムマスクの設計方法
を説明している。図2は上記設計方法を説明するフォト
マスクの要部上面図である。
【0044】図1のステップ101にて、まず、ゲート
配線と素子領域の元の設計パターンを入力した。ここ
で、ゲート配線の元の設計寸法は240nmであり、以
下の工程で、被加工基板上で所望値110nmのゲート
部寸法を得るようフォトマスクの設計を行った。
【0045】ステップ102にて、素子領域を拡張し第
0領域とし、次に、ステップ103にて、ゲー卜配線と
第0領域の重なる領域を算出し、第1領域とした。ここ
で、最終的に第1領域の幅を減じた領域が微細ゲート部
になる。
【0046】ステップ104にて、第1領域をゲート部
と直交する方向に予め設定した値Pだけ伸ばして第2領
域とした。ここで、Pは150nmとした。次に、ステ
ップ105に示すように、第2領域が隣接する第2領域
と重複するものについてはこれを合成した。
【0047】その後、ステップ106〜108にて、ゲ
ート部と距離AL以下に近接する連結配線を抽出し、こ
れをゲート部から遠ざけるよう設計を変更する処理を行
った。ここで、距離ALは予め設定された基準値であ
る。
【0048】まず、ステップ106、107にて、距離
AL以下で第2領域と近接する連結配線部を抽出し、こ
れを含むポイントを移動させるポイントとして設定す
る。
【0049】これについては図2を用いて説明する。即
ち、図2(a)に示すように第2領域35とゲート配線
31の設計パターンとの近接距離(第1領域の長辺方
向)を評価して、その時、距離AL以下に近接するゲー
ト配線の図形の辺(線分)41を抽出した。図2(b)
はゲート配線31の設計パターンの図形を示している。
この図2(b)に示すように、上記近接する辺を含む図
形のコーナーのポイントの内、第1領域の長辺方向の距
離がBL以下となるポイント42を抽出した。ステップ
108にて、図2(c)に示すように上記辺の近接距離
が距離ALとなるようにポイント42を移動させた。こ
れには、ステップ106の処理時点での近接距離と距離
ALとの差を算出しておき、差の距離BLを移動させれ
ばよい。尚、エンドキャップ部19については、その
幅、長さの変動がデバイスの性能にほとんど影響しない
ため、処理の対象から除外している。
【0050】次に、ステップ109に示すように、第2
領域から第1領域を除いた領域を演算により求め、第3
領域とした。
【0051】その後、ステップ110に示すように、第
3領域の短辺方向の幅を狭めるように、第3領域の辺の
位置を距離Qだけ移動させる。これにより、所望サイズ
110nmの微細ゲート部の設計とした。ここで、距離
Qは元のゲート配線の寸法240nmからゲート部の寸
法110nmを引いた差である130nmの半分65n
mである。
【0052】次に、ステップ111にて、上記第3領域
(開口幅)に対して、1度目のOPC(Optical Proximi
ty Correction)処理を施して開口幅の補正を行う。
【0053】予め実験よりフォトマスク上の第3領域の
幅(開口幅)に対して、ゲート配線のRIE後の仕上が
り寸法を測定し、図17の表図に示した補正テーブルを
用意した。ゲート配線の形成工程については後述する。
【0054】ここで、図17の表図の補正値は開口幅の
片側の辺に対して与える補正値である。例えば、開口幅
450nmの開口では開口幅を片側で30nmに補正す
る。即ち、450nmから30nm×2を太らせて51
0nmとする。
【0055】次に、2度目のOPC処理及びレベンソン
マスク作製におけるシフタパターンの設計をステップ1
12〜116で行う。
【0056】まず、隣接する第3領域間の距離を評価
し、距離R以下になる第3領域のグループを求めた。こ
こで、距離Rは400nmとした。
【0057】次に、ステップ114に示すように、第3
領域のグループにおいて、開口部の両側の遮光部の寸法
を評価し、グループの中で最も外側にある開口部を抽出
した。そして、上記開口について2度目の補正を施し
た。
【0058】ここで、最も外側の開口幅は、P(150
nm)からステップ110の工程を経て280nmに、
更にステップ111の補正を経て300nmになってい
る。更に図18の表図に示す補正値を与え、結果的に内
部の開口幅が510nmの場合には、最も外側の開口幅
を片側で10nm細らせて結果的に280nmとした。
【0059】図18の表図に示す補正値はグループの最
も外側の開口幅が300nmの時の値であり、図17の
表図と同じく実験結果より求めたものである。外側の開
口幅を変化させると、補正値も変更する必要がある。
【0060】その後、ステップ115に示すように、シ
フタパターンをグループ内の開口に対して交互に配置し
た。例えば設計上の原点の位置から近い側から偶数番目
をシフタとし、第4領域とした。
【0061】次に、ステップ117を経て第3領域をレ
ベンソンマスクの開口部の設計パターンとした。
【0062】更に、ステップ118に示すように、レベ
ンソンマスク作製時のシフタパターンの描画データを設
計するために、第4領域を寸法Sだけ全体に太らせた。
ここでは、前記Sを所望のゲート部の寸法110nmの
約半分の50nmとした。
【0063】更に、ステップ119、120に示すよう
に、トリムマスクの設計として、第3領域を距離Tだけ
僅かに縮小し、これとゲート配線31のパターンの両方
を含むパターンデータを作成して、これをトリムマスク
の遮光部の設計パターンとした。ここで、前記Tはアラ
イメント誤差を考慮し、30nmとした。以上のよう
に、レベンソンマスクとトリムマスクの設計を行った。
【0064】次に、上記した設計方法により設計したフ
ォトマスクを用いた半導体装置の製造方法について図3
を参照して説明する。
【0065】図3は(a)〜(h)はゲート配線の形成
工程を示す半導体基板の要部断面図である。図3(a)
に示すように、Siウェハ(半導体シリコン基板)22
上に厚さ3nmのゲート酸化膜23を形成し、更にその
上に厚さ160nmのポリシリコン膜24を積層して形
成した。
【0066】次に、図3(b)に示すように、ポジレジ
スト21を厚さ240nmに調整して基板全面に塗布
し、塗布後、ベーク(Bake)を90℃、120secの
条件で行った。
【0067】更に、図3(g)に示した上述の方法で設
計したレベンソン位相シフトマスク27を用いて、図3
(c)に示すように、第1の露光を行い、レジストに潜
像を形成した。ここで、潜像とは、露光光を照射される
ことによりマスクの投影像に応じてレジストの化学反応
が引き起こされた領域のことである。
【0068】露光条件は、スキャナー型の露光装置(波
長248nm)を用いて、NA(開口数)を0.5、σ
(コヒーレンシー)を0.3の照明条件とした。
【0069】その後、図3(h)に示した上述の方法で
設計したトリムマスク28を用いて、図3(d)に示す
ように第2の露光を行った。露光条件は、露光装置とし
て第1の露光と同じものを使用して、照明条件をNA
0.55、σを外形が0.8で、内径0.53が遮蔽さ
れた2/3の輪帯照明で行った。
【0070】次に、図3(e)に示すように、基板を露
光装置より搬出し、露光後ベーク(PEB:Post Expos
ure Bake)を110℃、120secの条件で行った
後、アルカリ現像液を用いて現像し、感光部のレジスト
を溶解させてレジストパターン29を形成した。
【0071】更に、図3(f)に示すように、レジスト
パターン29をマスクに弗素を含むガスを用いたRIE
(Reactive Ion Etching)を行い、ポリシリコン膜24と
ゲート酸化膜23のパターンを形成した。
【0072】その後、図示しない窒化シリコン膜を成膜
する等の工程を経て、半導体装置を製造した。
【0073】ここで、実施例1で用いた露光装置のアラ
イメント誤差は最大60nmである。寸法の制御性とし
て求められるのは、ゲート部の寸法が所望値110nm
に対して±11nm、また、連結配線部は所望値240
nmに対して±24nmである。従って、連結配線部と
ゲート部が近接している場合には、アライメント誤差に
より寸法制御性の要求値以上に連結配線部の寸法が変動
する可能性がある。
【0074】本実施例によれば、図1のステップ106
〜108の処理により、近接する連結配線部を遠ざける
ように設計パターンを変更し、これによりアライメント
誤差による連結配線部の寸法変動をなくすことができ
る。
【0075】また、元の開口幅に応じて開口幅の補正を
加えるOPCを行い、更に、開口を挟んで隣に大面積の
遮光領域が存在する上記グループの最も外側の開口幅に
対して図1のステップ114の処理により第2のOPC
を行うことによって、更なる補正を加えているため、図
4の第2のOPC後のレベンソンマスクの設計パターン
の投影像プロファイルに示されるように、ゲート部A〜
Eまでの幅を揃えることができる。
【0076】このように、第2のOPC工程を付加する
ことにより、ゲート部の制御性をより向上させることが
可能となった。また、RIE後の寸法値を実験により測
定して補正値を決定しているため、精度を高くすること
ができる。更にシミュレーションを用いる補正に比べ、
はるかに短い時間で容易に設計を完了することができ
る。
【0077】実施例2 図5は本発明の実施例2の設計工程の要部を示したフロ
ーチャートである。この実施例2は実施例1で説明した
図1の設計工程のステップ108とステップ109の間
に図5に示した工程を挿入して、全体の工程が構成され
ている。ところで、上記実施例1の図1に示したステッ
プ106〜108においてゲート部と近接するゲート配
線のパターン設計を変更し、近接図形を移動させた。
【0078】しかしながら、デバイスの設計パターンに
よっては、設計変更により不都合を生じる場合がある。
例えば、連結配線やコンタクトパッド部の移動先に極め
て近接した位置に他のレイヤのパターン、例えば素子領
域やコンタクトがある場合には、ショート等の問題が生
じることが懸念される。また、コンタクトパッド部を移
動させるとコンタクトとの位置ずれが生じたり、コンタ
クト抵抗が増加することが懸念される。このようなこと
を回避するために、本例では図5に示した設計工程を加
えている。
【0079】まず、ステップ501では、図1のステッ
プ108にて移動したポイントに近接するゲート以外の
レイヤの図形を抽出する。この時、近接距離はおよそA
L以上に設定すればよい。次にステップ502にて、前
記抽出した図形と前記ポイントとの隣接距離がAL以上
かどうかを調べて、ステップ503にて、他のレイヤの
図形と整合性がとれているかを判断する。他のレイヤの
図形が近接距離内に存在しない場合には、他のレイヤと
の整合性がとれていると判断して、ステップ505に進
む。
【0080】他のレイヤの図形が存在する場合には、ス
テップ504にて、前記ポイントとの隣接距離がAL以
下の図形も距離BL移動させる。この状態は図6(a)
〜(d)に示されている。
【0081】図6(a)は所望のパターンを示してい
る。図6(b)に示すように、元々の設計データにおい
て素子領域43がゲート配線31と近接している場合
に、近接するポイント42を抽出し、図6(c)に示す
ようにポイント42を移動させる。この時、移動させた
図形のポイント42と近接する素子領域43についても
抽出して、これを図6(d)に示すように移動する工程
が加えられている。
【0082】上記のように移動させた図形に対して近接
距離内に他のレイヤの図形がないかを更に調べ、存在す
る場合には該当の図形を移動させる。このような図形の
移動処理を繰り返し、最終的に、移動した図形の近接距
離以内に他のレイヤの図形がないと確認され、ステップ
503で他のレイヤの図形と整合性がとれたと判断され
るまで行う。
【0083】次にステップ505にて、抽出したポイン
トを含む連結配線に接続されるコンタクトパッドとコン
タクトの位置関係を確認する。その結果、図7(a)に
示すように、移動したポイント42がコンタクトパッド
部のポイントを含む場合、ステップ506にて、コンタ
クトパッド部とコンタクト30との位置の整合性がとれ
ているかどうかを判断する。整合性がとれている場合は
図1のステップ109へ進み、図7(b)に示すように
整合性がとれていない場合は、ステップ507にて、図
7(c)に示すようにコンタクト30を距離BL移動さ
せる。
【0084】本発明によれば、実施例1と同様に、近接
する連結配線部を遠ざけるように設計パターンを変更
し、これにより、アライメント誤差による連結配線部の
寸法変動をなくすことができる。
【0085】又、連結配線部に接続されるコンタクトパ
ッド部18を移動するように設計変更を行った際に、こ
れと接続されるコンタクト30のパターンを同様に移動
させることにより、コンタクトパッド部とコンタクト3
0の位置ずれにより生じるコンタクト抵抗の増加による
デバイス性能の劣化を防止することができる。
【0086】更に、連結配線部或いはコンタクトパッド
部が移動したために、これらが素子領域等に近接して、
ショートなどのデバイス性能の劣化が懸念されるが、こ
れに対して、移動した配線図形の周辺にあるゲート以外
のレイヤの図形を抽出し、これを同様に移動させること
を繰り返して行って、異常接近した素子領域等を無くす
ことができ、前記配線図形の移動によるデバイス性能の
劣化を防止することができる。
【0087】実施例3 図8は本発明の実施例3の要部を示した平面図ある。上
記した実施例1、2によれば、連結配線部及びコンタク
トパッド部の位置を移動させることにより、アライメン
ト誤差による連結配線部の寸法変動を防止し、又、前記
移動によるデバイス性能の劣化を防止している。
【0088】しかし、デバイス性能の許す範囲で第3領
域の設計パターンの辺の位置を移動させ、延いては本例
の図8のようにレベンソンマスクの開口部の設計パター
ンの辺の位置を変更してもよい。図8(a)は、変更前
の開口部14とシフタ開口部15の辺の位置を示してお
り、図8(b)に変更後の開口部14とシフタ開口部1
5の辺の位置を示している。この場合には、ゲート部の
長さが短くなるため、これに合わせて素子領域の設計パ
ターンの辺の位置も移動させることが望ましい。
【0089】本実施例によれば、近接するゲート部を遠
ざけるように設計パターンを変更することにより、実施
例1、2と同様に、アライメント誤差による連結配線部
の寸法変動をなくすことができる。
【0090】実施例4 図9は本発明の実施例4の要部を示したフローチャート
である。上記実施例1では、開口部のグループの最も外
側の開口幅を図1に示したステップ114の第2のOP
C工程を行うことによって補正したが、本例のように前
記第2のOPC工程を図9のフローチャートに示すよう
な工程で行っても良い。
【0091】図9のステップ901にて、まず、図10
(a)に示す第3領域36のパターンに対してグループ
の最も外側(A、B)の第3領域36の幅を、図10
(b)に示すようにゲート部を挟んで隣に位置(C、
D)する第3領域36の幅と同じに補正する。
【0092】次にステップ902にて、図10(c)に
示すように最も外側の第3領域36の幅を更に実験的に
求めた距離Uだけ外側に広げて補正する。但し、本例で
は距離Uは50nmとした。
【0093】本実施例によれば、グループの最も外側に
位置する開口A、B間のゲート部を開口C、D間等の内
側のゲート部の寸法と揃えるように、実験的に求めた距
離U広げて補正することにより、実施例1と同様に、ゲ
ート部の寸法を揃えることができるばかりではなく、ゲ
ート部の制御性をより向上させることができる。
【0094】実施例5 図11、図12は本発明の実施例5を示したフローチャ
ートである。本例はレベンソンマスクとトリムマスクの
設計方法の別の例を示したものであり、図11はその設
計方法の工程を示したものである。図13は前記設計方
法を説明するフォトマスクの要部上面図であり、図14
は設計後のフォトマスクの要部断面図である。
【0095】以下に本実施例を説明する。実施例1の図
1に示したステップ106〜108にて、ゲート部と近
接するゲート配線のパターン設計を変更して、近接図形
を移動させが、本例では、近接する連結配線部をレベン
ソンマスクで形成するようにパターン設計するものであ
る。これに伴い、図1のステップ107、108を図1
1に示す設計工程に変更する。
【0096】図1のステップ106にて、距離AL以下
で第2領域35と近接するゲート配線31の線分を抽出
した。その後、本例のステップ131にて、図13
(a)に示すようにその線分から距離DLにある上記近
接するゲート配線31を構成する図形を抽出し、同図
(a)の円で示した部分を第6領域39とした。ここ
で、距離DLの位置に跨がってゲート配線を構成するあ
る図形が存在する場合には、その図形を距離DLの位置
で分割した。但し、DLは600nmとした。
【0097】次のステップ132にて、距離DL以内の
図形を寸法Pだけ全体に拡張した。ここで、寸法Pは実
施例1と同様に150nmとした。この状況を図13
(b)の矢印で示す。その後、ステップ133にて、図
13(c)に示すように、上記図形からゲート配線を除
いた領域を演算により求め、第7領域40とした。
【0098】更に、次のステップ134にて、図1のス
テップ111においてゲート部の寸法にOPC処理を加
えたと同様に、ゲート部に対してもOPC処理を加え
る。実施例1のステップ111では図17の表図に示す
補正値にしたがって補正を加えたが、ここでは、新たな
補正テーブルを用意し、これにしたがって補正を行っ
た。
【0099】更に、図1に示すステップ114とステッ
プ115間に、図12に示すステップを挿入した。すな
わち、第3領域と上記の設計工程により新たに生成した
第7領域を合成し、新たな第3領域とした。その後、図
1に示す諸々の工程を経た後、第3領域を第1のフォト
マスクの開口部の設計データとした。
【0100】以上の設計工程を終了した段階でのフォト
マスクは図14のようになる。ここで、図14(a)は
レベンソンマスクの、図14(b)はトリムマスクの、
図14(c)はこれらマスクを多重露光して得られる露
光イメージの要部上面図である。図14(c)は露光後
に得られるゲート部を示した上面図である。図14
(a)に示すとおり、レベンソンマスクの開口部が微細
ゲート部のみならず、連結配線部に伸びていることがわ
かる。
【0101】本実施例によれば、近接する連結配線部を
レベンソンマスクで形成するように設計パターンを変更
して、アライメント誤差による連結配線部の寸法変動を
なくすことができる。アライメント誤差によりレベンソ
ンマスクとトリムマスクの連結部分で配線の位置ずれが
生じるが、これは性能上問題にならないので、無視して
良い。
【0102】(追記1)一般に、プロセッサの設計にお
いてSRAM等のメモリが設計パターンに存在する場
合、メモリ部分に関してはあるセルパターンが数メガ個
といった繰り返しで設計される。このように同一セルパ
ターンの繰り返しパターン部分については別の条件(例
えば、距離P、R等)を用いてパターンの設計変更を行
ってもよいし、実施例1〜実施例5の設計工程によら
ず、手動でセルパターンを変更するといった操作を行っ
てもよい。
【0103】(追記2)図2(d)に示すように、第2
領域と近接する辺を含み、第2領域から離れる方向に存
在する図形全てを、第2領域と上記辺の近接距離がAL
になるだけ、移動させることにより、図2(e)に示す
ようにパターンを変更してもよい。この時、当然ながら
図2(d)に示す図形に接続されない他の図形は処理し
ないことになる。
【0104】(追記3)上記実施例1〜実施例5で説明
したパターン設計方法では、微細ゲート部を所望値に形
成するために、OPCを施すことにしている。連結配線
部はトリムマスクを用いて形成されるが、連結配線部の
寸法制御性を向上させるために、トリムマスクのパター
ン、上述の設計方法ではゲート配線の領域に対してOP
Cをかける工程を加えてもよい。これにより、連結配線
部の寸法制御性をも向上させることができる。
【0105】(追記4)図15に示すような工程を実施
例1のステップ116とステップ117の間に挿入して
もよい。第3領域からレベンソンマスクの開口部の設計
パターン及びトリムマスクのゲート部を覆う領域のパタ
ーンを作成する。ステップ151にて、隣接する第3領
域のグループの各々の最も外側の第3領域の間の距離を
算出する。
【0106】その結果、例えば、図16(a)に示すよ
うに、レベンソンマスクの開口部のグループ間の距離4
5がV以下に近接している場合には、次の問題が生じる
可能性がある。
【0107】例えば、Vを100nmとすると、フォト
マスク上の寸法はその4倍の400nmである。フォト
マスク上400nm以下のような微細なパターンを作製
する場合、フォトマスク作製に使用するEB(Electron
Beam)描画装置の性能によってはパターンが解像されな
い場合がある。
【0108】このような描画装置の解像限界以下のパタ
ーンをフォトマスク上の設計データとして存在させるべ
きではない。
【0109】そこで、ステップ152にて、距離V以下
で隣接するグループの最も外側の第3領域を抽出し、ス
テップ153にて、隣接するグループの最も外側の第3
領域を第1領域から直交する方向で外側にV/2伸ば
し、上記第3領域を合成する。その結果は図16(b)
に示され、グループの最も外側の第3領域を外側に、即
ち、ゲート部と直交する方向に広げて両グループの外側
の第3領域を合成する。これにより、レベンソンマスク
の開ロパターン及びトリムマスクの遮光パターンの近接
するグループを拡張して合成させることになり、描画装
置の解像限界以下のパターンがフォトマスク上に存在し
なくなる。
【0110】(追記5)上記実施例1〜実施例5におい
て、第1のフォトマスクであるレベンソン位相シフトマ
スクのパターンと第2のフォトマスクであるトリムマス
クのパターン設計方法について述べた。ところで、第1
のフォトマスクのパターンと第2のフォトマスクのパタ
ーンを1枚のフォトマスク内の異なる領域に配置しても
よい。
【0111】1枚のマスクに両パターンを形成すること
により、多重露光時のアライメント誤差を低減すること
ができる。
【0112】その他、本発明のパターン設計方法に関し
て、本発明の主旨を逸脱しない限り、含まれる工程の順
序を入れ替えても、同様の効果を得ることができる。
【0113】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、アラインメント誤差による連結配線部の寸法変動
を無くすことができ、又、ゲート部の制御性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のマスクパターンの設計方法
の工程を説明するフローチャートである。
【図2】上記実施例1のフォトマスクの設計を説明する
要部上面図である。
【図3】上記実施例1のゲート配線の形成工程を説明す
る半導体基板の要部断面図である。
【図4】上記実施例1のフォトマスクの投影像のプロフ
ァイルを示す図である。
【図5】本発明の実施例2のフォトマスクの設計工程の
要部を説明するフローチャートである。
【図6】上記実施例2のフォトマスクの設計を説明する
要部上面図である。
【図7】上記実施例2のフォトマスクの設計を説明する
他の要部上面図である。
【図8】本発明の実施例3のフォトマスクの設計工程を
説明する上面図である。
【図9】本発明の実施例4のフォトマスクの設計工程を
説明するフローチャートである。
【図10】上記実施例4のフォトマスクの設計を説明す
る図である。
【図11】本発明の実施例5のフォトマスクの設計工程
を説明するフローチャートである。
【図12】上記実施例5を説明するフローチャートであ
る。
【図13】上記実施例5のフォトマスクの設計工程を説
明する要部上面図である。
【図14】上記実施例5のフォトマスクの設計を説明す
る要部上面図である。
【図15】本発明のその他のフォトマスクの設計工程を
説明するフローチャートである。
【図16】本発明のその他のフォトマスクの設計工程を
説明する要部上面図である。
【図17】実施例1のフォトマスクの設計工程における
第1の寸法補正値を示す表図である。
【図18】実施例1のフォトマスクの設計工程における
第2の寸法補正値を示す表図である。
【図19】従来のRISCプロセッサのゲート配線のパ
ターン例を示す要部上面図である。
【図20】従来のゲート配線の形成用に用いられる多重
露光用のフォトマスクを説明する要部上面図である。
【図21】多重露光用のフォトマスクの従来の設計工程
を説明するフローチャートである。
【図22】多重露光用のフォトマスクの従来の設計によ
る製造工程を説明する要部上面図である。
【図23】多重露光用のフォトマスクの従来の設計の問
題点を説明する図である。
【図24】多重露光用のフォトマスクの従来の設計の問
題点を説明する図である。
【図25】多重露光用の従来のフォトマスクの設計パタ
ーンを示した図である。
【図26】図25に示した設計パターンのプロファイル
を示した投影図である。
【符号の説明】
11、31 ゲート配線 12、32、43 素子領域 13 遮光部 14 開口部 15 シフタ開口部 16 ゲート部 17 連結配線部 18 コンタクトパッド部 19 エンドキャップ部 20 ゲート部を覆う遮光パターン部 21 レジスト 22 半導体シリコン基板 23 ゲート酸化膜 24 ポリシリコン膜 25 潜像領域 26 露光光 27 レベンソンマスク 28 トリムマスク 29 レジストパターン 30 コンタクト 33 第0領域 34 第1領域 35 第2領域 36 第3領域 37 第4領域 38 第5領域 39 第6領域 40 第7領域 41 近接する線分 42 抽出した図形の角のポイント 44 解像線幅 45 距離

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子領域と配線のパターンデータを用い
    て論理演算を行うことにより複数のパターンデータを発
    生させることによりマスクパターンを設計するマスクパ
    ターン設計方法において、 前記素子領域に予め設定した距離以下に近接する配線の
    一部又は全部を前記設定距離以上になるように遠ざける
    処理を含むことを特徴とするマスクパターン設計方法。
  2. 【請求項2】 前記遠ざける処理を施した配線の一部又
    は全部に前記設定距離以下に近接するデバイスの構成要
    素があるかどうかを検出し、 検出された場合は遠ざける処理を施した前記配線の一部
    又は全部から該当のデバイスの構成要素を前記設定距離
    以上遠ざける処理を行い、 その後、前記遠ざける処理を施したデバイスの構成要素
    に前記設定距離以下に近接するデバイスの他の構成要素
    があるかどうかを検出し、検出された場合は該当のデバ
    イスの構成要素を先に遠ざけたデバイスの構成要素から
    前記設定距離以上遠ざける処理を行うことを、前記設定
    距離以下に他のデバイスの構成要素が検出されなくなる
    まで、繰り返し行う処理を含むことを特徴とする請求項
    1記載のマスクパターン設計方法。
  3. 【請求項3】 前記素子領域に配線の一部又は全部が前
    記設定距離以下近づいている場合にこれを遠ざける処理
    を、 前記素子領域いずれかの領域に近接する線分を求め、 該線分上に位置する図形の角のポイントを含み該近接す
    る線分から予め設定した距離以下に位置する図形の角の
    ポイントを抽出し、 これを近接する方向に平行に移動させるアルゴリズムに
    より行うことを特徴とする請求項1又は2記載のマスク
    パターン設計方法。
  4. 【請求項4】 素子領域と配線のパターンデータを用い
    て論理演算を行うことにより複数のパターンデータを発
    生させることによりマスクパターンを設計するマスクパ
    ターン設計方法において、 予め設定した距離以下に素子領域と配線の一部又は全部
    が近づいている場合には、該配線の少なくとも一部に対
    に近接している開口を拡張するか、該配線に近接して新
    たな開口を設けるパターンデータを発生させる処理を含
    むことを特徴とするマスクパターン設計方法。
  5. 【請求項5】 前記設定距離以下に素子領域と配線の一
    部又は全部が近づいている場合には、該配線の少なくと
    も一部に近接している開口を拡張するか、該配線に近接
    して新たな開口をレベンソンマスクとして形成するパタ
    ーンデータを発生させる処理を含むことを特徴とする請
    求項4記載のマスクパターン設計方法。
  6. 【請求項6】 素子領域と配線のパターンデータを用い
    て論理演算を行うことによりレベンソンマスクとして複
    数のパターンデータを発生し、その際、前記レベンソン
    マスクの連続して位置する複数の開口部に対して、各開
    口部の幅に応じて補正を加えてマスクパターンを設計す
    るマスクパターン設計方法において、 前記開口部の最も外側の開口部に対して、露光後の配線
    のパターン形状が意図した形状と同一となるように、そ
    の幅に応じて前記補正とは別の補正を加えることを特徴
    とするマスクパターン設計方法。
  7. 【請求項7】 素子領域と配線のパターンデータを用い
    て論理演算を行うことによりレベンソンマスクとして複
    数のパターンデータを発生し、前記レベンソンマスクの
    連続して位置する複数の開口部を有するようにマスクパ
    ターンを設計するマスクパターン設計方法において、 前記レベンソンマスク上の連続して位置する前記複数の
    開口部の中の最も外側の開口部の幅を、この開口部に隣
    接するひとつ内側の開口部の幅と同一にし、 更に、前記複数の開口部の中の全ての開口部に対して、
    露光後の配線のパターン形状が意図した形状と同一とな
    るように各開口部の幅に応じた補正を加えることを特徴
    とするマスクパターン設計方法。
JP06563999A 1999-03-11 1999-03-11 マスクパターン設計方法 Expired - Fee Related JP4115615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06563999A JP4115615B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 マスクパターン設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06563999A JP4115615B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 マスクパターン設計方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000258892A true JP2000258892A (ja) 2000-09-22
JP4115615B2 JP4115615B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=13292805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06563999A Expired - Fee Related JP4115615B2 (ja) 1999-03-11 1999-03-11 マスクパターン設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4115615B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268199A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Sony Corp 半導体装置の製造方法
JP2005517969A (ja) * 2001-06-08 2005-06-16 ニューメリカル テクノロジーズ インコーポレイテッド フォトリソグラフィ・マスクのための位相競合解決法
JP2005518569A (ja) * 2002-02-26 2005-06-23 ニューメリカル テクノロジーズ,インコーポレーテッド 全位相マスクおよびトリムマスクを用いた微小寸法制御
JP2007165704A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Renesas Technology Corp パターン形成方法およびレベンソン型マスクの製造方法
JP2007219127A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Hoya Corp パターン形成方法及び位相シフトマスクの製造方法
US7402363B2 (en) 2003-04-15 2008-07-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Pattern forming method and system, and method of manufacturing a semiconductor device
US7422841B2 (en) 2001-06-08 2008-09-09 Synopsys, Inc. Exposure control for phase shifting photolithographic masks
US7435513B2 (en) 2000-07-05 2008-10-14 Synopsys, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
US7541117B2 (en) 2006-04-18 2009-06-02 Sony Corporation Mask pattern generating method
JP2009170839A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Renesas Technology Corp マスクパターンデータ作成方法および半導体装置の製造方法
US7638244B2 (en) 2004-02-16 2009-12-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of correcting mask data, method of manufacturing a mask and method of manufacturing a semiconductor device
US7824996B2 (en) 2001-03-29 2010-11-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device fabrication method and semiconductor device
US8158527B2 (en) 2001-04-20 2012-04-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device fabrication method using multiple resist patterns

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8566757B2 (en) 2000-07-05 2013-10-22 Synopsys, Inc. Layout of phase shifting photolithographic masks with refined shifter shapes
US7435513B2 (en) 2000-07-05 2008-10-14 Synopsys, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
US7739649B2 (en) 2000-07-05 2010-06-15 Synopsys, Inc. Design and layout of phase shifting photolithographic masks
JP2002268199A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Sony Corp 半導体装置の製造方法
JP4620269B2 (ja) * 2001-03-14 2011-01-26 ソニー株式会社 半導体装置の製造方法
US8183119B2 (en) 2001-03-29 2012-05-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device fabrication method using multiple mask patterns
US8163611B2 (en) 2001-03-29 2012-04-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device fabrication method and semiconductor device
US7824996B2 (en) 2001-03-29 2010-11-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device fabrication method and semiconductor device
US8158527B2 (en) 2001-04-20 2012-04-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device fabrication method using multiple resist patterns
US7629109B2 (en) 2001-06-08 2009-12-08 Synopsys, Inc. Exposure control for phase shifting photolithographic masks
US7422841B2 (en) 2001-06-08 2008-09-09 Synopsys, Inc. Exposure control for phase shifting photolithographic masks
JP2005517969A (ja) * 2001-06-08 2005-06-16 ニューメリカル テクノロジーズ インコーポレイテッド フォトリソグラフィ・マスクのための位相競合解決法
KR100969430B1 (ko) 2002-02-26 2010-07-14 시놉시스, 인크. 완전 위상 및 트림 마스크를 이용한 임계 치수 제어
JP2005518569A (ja) * 2002-02-26 2005-06-23 ニューメリカル テクノロジーズ,インコーポレーテッド 全位相マスクおよびトリムマスクを用いた微小寸法制御
US7402363B2 (en) 2003-04-15 2008-07-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Pattern forming method and system, and method of manufacturing a semiconductor device
US8042067B2 (en) 2003-04-15 2011-10-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Pattern forming method and system, and method of manufacturing a semiconductor device
US7638244B2 (en) 2004-02-16 2009-12-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of correcting mask data, method of manufacturing a mask and method of manufacturing a semiconductor device
JP2007165704A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Renesas Technology Corp パターン形成方法およびレベンソン型マスクの製造方法
JP2007219127A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Hoya Corp パターン形成方法及び位相シフトマスクの製造方法
US7541117B2 (en) 2006-04-18 2009-06-02 Sony Corporation Mask pattern generating method
JP2009170839A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Renesas Technology Corp マスクパターンデータ作成方法および半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4115615B2 (ja) 2008-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100750531B1 (ko) 리소그래피 시뮬레이션용 마스크 배치 데이타를 산출하기 위한 방법
JP4218528B2 (ja) 露光マスクパターンの形成方法、および半導体装置の製造方法
US20050289500A1 (en) Method for planning layout for LSI pattern, method for forming LSI pattern and method for generating mask data for LSI
JP5530804B2 (ja) 半導体装置、半導体装置製造用マスク及び光近接効果補正方法
CN110119062B (zh) 光学邻近修正方法、掩膜版制作方法及图形化工艺
WO2003052512A1 (fr) Appareil et procede permettant de corriger un motif de masque, procede de fabrication d'un masque et procede de fabrication d'un dispositif a semiconducteur
JP4115615B2 (ja) マスクパターン設計方法
US20150169820A1 (en) Weak points auto-correction process for opc tape-out
US7807343B2 (en) EDA methodology for extending ghost feature beyond notched active to improve adjacent gate CD control using a two-print-two-etch approach
JP2002323748A (ja) マスクおよびその形成方法
US8129078B2 (en) Mask, method for manufacturing the same, and method for manufacturing semiconductor device
US20080171291A1 (en) Manufacturing method for semiconductor device
JP2005227666A (ja) マスクデータ補正方法と半導体装置の製造方法
JP4580529B2 (ja) 半導体回路の設計パタンデータ補正方法と、補正された設計パタンデータを用いたフォトマスク、該フォトマスクの検査方法およびフォトマスク検査用パタンデータ作製方法
JP2007123342A (ja) 半導体装置の製造方法。
JP4829742B2 (ja) 膜のパターニング方法及び露光用マスク
CN114063380A (zh) 图形修正方法及半导体结构的形成方法
CN115704992A (zh) 掩膜版图形修正方法、掩膜版制备方法及掩膜版
KR100295869B1 (ko) 마스크 제조방법
JP2000029200A (ja) 半導体装置用図形パターンの補正方法、半導体装置の製 造方法および図形パターンの抽出方法
KR100816194B1 (ko) 오피씨 모델 형성을 위한 반도체 장치 및 포토 마스크
JP4563101B2 (ja) マスクパターンデータ補正方法
WO2009125529A1 (ja) マスクパターンの生成方法及びパターン形成方法
CN113158609B (zh) 半导体器件及其制造方法
TW201303483A (zh) 輔助圖案之製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees