JP2000258769A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000258769A
JP2000258769A JP11063315A JP6331599A JP2000258769A JP 2000258769 A JP2000258769 A JP 2000258769A JP 11063315 A JP11063315 A JP 11063315A JP 6331599 A JP6331599 A JP 6331599A JP 2000258769 A JP2000258769 A JP 2000258769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
refractive index
viewing angle
substrate
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11063315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3544629B2 (ja
Inventor
Yasutaka Itou
康尚 伊藤
Masahiro Shimizu
雅宏 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP06331599A priority Critical patent/JP3544629B2/ja
Publication of JP2000258769A publication Critical patent/JP2000258769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3544629B2 publication Critical patent/JP3544629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過/反射両用型液晶表示装置で優れた視角
特性を得る。 【解決手段】 第1および第2偏光板2,3間に透過/
反射両用型液晶素子4を、偏光板3と素子4との間に視
角補償用位相差板5を、偏光板3の位相差板5とは反対
側に光源6をそれぞれ配置する。素子4は偏光板2側の
透光性第1基板7と、位相差板5側の透光および反射領
域を有する第2基板8と、基板7,8間の水平配向され
た正の誘電率異方性を有する液晶層9とを含む。位相差
板5は屈折率楕円体の主屈折率方向nbが基板8の法線
方向Z軸に対して傾斜し、透過モードで、液晶分子の光
軸方向に視角を傾斜して液晶層9の実効複屈折量を小さ
くするとその実効複屈折量が大きくなり、反対方向に視
角を傾斜して液晶層9の実効複屈折量を大きくすると小
さくなる。したがって、反射視角特性を高く維持して透
過視角特性の低下が補償でき、広視野角な優れた表示品
位が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過および反射両
用型の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置には透過型および反射型の
他に、どのような環境下でも優れた表示を得るためにバ
ックライト光と周囲光とを併用して利用した透過および
反射両用型がある。視角特性に関して、透過型における
改善技術が特開平6−75116号公報に開示されてい
る。
【0003】透過および反射両用型に関しては、透過お
よび反射の各表示時における明、暗および階調状態の整
合性をとる検討は成されているものの、視角特性に関し
て充分な検討は成されていない。したがって、着色現象
や階調反転現象が生じる。特に、視角を表示画面の法線
方向から傾斜してゆくと顕著であり、表示品位が著しく
損なわれる。また、液晶分子を水平に配向させた場合は
垂直に配向させた場合よりも顕著である。さらに、前記
特開平6−75116号公報に開示されるような透過型
に対して検討された視角特性の改善技術を透過および反
射両用型に適用しても、各表示時の整合性が取れなくな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た視角特性が得られる透過および反射両用型の液晶表示
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1および第
2偏光板間に液晶素子を介在し、第2偏光板と液晶素子
との間に位相差板を介在し、第2偏光板の位相差板とは
反対側に光源を配置して構成される液晶表示装置におい
て、前記液晶素子は透過および反射両用型の素子であ
り、第1偏光板側に配置される透光性の第1基板と、位
相差板側に配置される反射領域および透光領域を有する
第2基板と、第1および第2基板間に介在される水平配
向された正の誘電率異方性を有する液晶層とを含んで構
成され、前記位相差板は視角補償用の位相差板であり、
屈折率楕円体の1つの主屈折率の方向が第2基板の法線
方向に対して傾斜していることを特徴とする液晶表示装
置である。
【0006】本発明に従えば、反射モードにおいて液晶
表示装置に入射した光は第1偏光板を通過し、液晶素子
で反射または吸収される。反射光は、再び第1偏光板を
通過して液晶表示装置から出射する。反射モードでは、
このような表示の原理上、優れた視角特性が得られる。
すなわち、入射光と出射光との方向は液晶分子の主屈折
率の方向(光軸方向)に対して互いに逆であり、対称性
に優れている。したがって、入射光と出射光との複屈折
量が互いに相殺されてその変化量が小さくなり、優れた
視角特性が得られる。
【0007】一方、透過モードにおいて光源からの光は
第2偏光板および位相差板を通過し、液晶素子で透過ま
たは吸収される。透過光は、第1偏光板を通過して液晶
表示装置から出射する。
【0008】視角補償用の位相差板を用いない従来技術
の液晶表示装置において、透過モードでは、反射モード
とは異なる上述のような原理上、視角特性が低下する。
すなわち、水平配向された液晶層に電圧を印加した場合
の液晶分子の基板に対する傾斜角は基板近傍から中央部
に向かって大きくなるよう連続的に変化する。このよう
な液晶表示装置に対して視角を表示画面の法線方向から
傾斜してゆくと、液晶分子の光軸方向に視角を傾斜した
場合では液晶層の実効的な複屈折量が小さくなり、液晶
分子の光軸方向とは反対方向に視角を傾斜した場合では
液晶層の実効的な複屈折量が大きくなる。このように、
液晶層の実効的な複屈折量が視角に依存し、光の透過量
が変わってしまうので、視角特性が低下する。
【0009】本発明に基づく液晶表示装置では、第2基
板と第2偏光板との間に視角補償用の位相差板を設けて
いる。この位相差板は、上述したように液晶分子の光軸
方向に視角を傾斜した場合の液晶層の実効的な複屈折量
が小さくなることに対して、位相差板の実効的な複屈折
量が大きくなり、液晶分子の光軸方向とは反対方向に視
角を傾斜した場合の液晶層の実効的な複屈折量が大きく
なることに対して、位相差板の実効的な複屈折量が小さ
くなるように、設計されるものである。したがって、視
角特性の低下を補償して広視野角な優れた表示品位が得
られる。
【0010】また、このような位相差板は反射モードに
は寄与しない第2基板と第2偏光板との間に設けられる
ので、透過モードのみに作用する。したがって、反射の
視角特性を高く維持したまま透過の視角特性を向上する
ことができる。
【0011】また本発明は、X,YおよびZ軸を有する
三次元の直交座標系を、前記第2基板の表面にXおよび
Y軸が配置され、前記第2基板の法線方向とZ軸とが一
致するようにして設定したとき、前記位相差板は、屈折
率楕円体の3つの主屈折率na,nb,ncのうちのい
ずれか1つの主屈折率の方向がY軸と平行となり、他の
2つの主屈折率の方向がZおよびX軸に対してそれぞれ
傾斜していることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、具体的に、設定された三
次元の直交座標系に対して位相差板の主屈折率na,n
b,ncを上述したように選び、このようにして位相差
板を設けることによって確実に透過の視角特性を向上す
ることができる。
【0013】また本発明は、前記位相差板は単一枚設け
られ、液晶分子の1つの主屈折率の方向と位相差板の屈
折率楕円体の1つの主屈折率の方向とが同一平面内に配
置されていることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、位相差板を単一枚設けた
場合、液晶分子の1つの主屈折率の方向と、位相差板の
屈折率楕円体の1つの主屈折率の方向とを同一平面内に
配置することによって、視角特性の低下を効率的に補償
することができる。
【0015】また本発明は、液晶分子の主屈折率である
常光屈折率noと異常光屈折率neとのうちのいずれか
1つの主屈折率の方向と、位相差板の屈折率楕円体の3
つの主屈折率na,nb,ncのうちのいずれか1つの
主屈折率の方向とが、同一平面内に配置されていること
を特徴とする。
【0016】本発明に従えば、位相差板を単一枚設けた
場合、具体的に、液晶分子の主屈折率である常光屈折率
noと異常光屈折率neとのうちのいずれか1つの主屈
折率、たとえばneの方向と、位相差板の屈折率楕円体
の3つの主屈折率na,nb,ncのうちのいずれか1
つの主屈折率、たとえばnaの方向とを同一平面内に配
置することによって、視角特性の低下を効率的かつ確実
に補償することができる。
【0017】また本発明は、前記位相差板は複数枚設け
られ、各位相差板の屈折率楕円体の主屈折率の方向が互
いに直交するようにして積層して設けられ、液晶分子の
1つの主屈折率の第2基板上への射影方向と、各位相差
板の屈折率楕円体の1つの主屈折率の平均主屈折率の第
2基板上への射影方向とが、同一平面内に配置されてい
ることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、位相差板を複数枚設ける
場合、各位相差板の屈折率楕円体の主屈折率の方向が互
いに直交するようにして積層して設けられる。視角特性
の低下は単一枚の位相差板でも充分に補償できるが、液
晶層と位相差板とで複屈折の波長依存性が大きく異なる
場合、波長毎に視角補償条件が異なることに起因して着
色現象が発生する。特に、表示画面の法線方向において
顕著である。
【0019】本発明の液晶表示装置では、複数枚の位相
差板を上述したようにして積層して設けている。これに
よって、各位相差板の光学特性、特に法線方向の光学特
性が互いに補償されて光学的に等方となり、着色の発生
を抑制することができる。
【0020】また、液晶分子の1つの主屈折率の第2基
板上への射影方向と、各位相差板の屈折率楕円体の1つ
の主屈折率の平均主屈折率の第2基板上への射影方向と
を同一平面内に配置することによって、視角特性の低下
を効率的に補償することができる。
【0021】また本発明は、液晶分子の主屈折率である
常光屈折率noと異常光屈折率neとのうちのいずれか
1つの主屈折率の第2基板上への射影方向と、各位相差
板の屈折率楕円体の3つの主屈折率na,nb,ncの
うちのいずれか1つの主屈折率の平均主屈折率の第2基
板上への射影方向とが、同一平面内に配置されているこ
とを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、複数枚の位相差板を上述
したようにして積層して設けることによって、着色の発
生を抑制することができる。また、具体的に、液晶分子
の主屈折率である常光屈折率noと異常光屈折率neと
のうちのいずれか1つの主屈折率、たとえばneの第2
基板上への射影方向と、各位相差板の屈折率楕円体の3
つの主屈折率na,nb,ncのうちのいずれか1つの
主屈折率、たとえばnaの平均主屈折率の第2基板上へ
の射影方向とを同一平面内に配置することによって、視
角特性の低下を効率的かつ確実に補償することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある液晶表示装置1を摸式的に示す図である。図1
(A)は液晶表示装置1の断面図であり、図1(B)は
液晶表示装置1を構成する位相差板5の斜視図である。
液晶表示装置1は、大略的に、第1偏光板2、第2偏光
板3、透過および反射両用型の液晶素子4、視角補償用
の位相差板5および光源6を備え、第1偏光板2と第2
偏光板3との間に液晶素子4を介在し、第2偏光板3と
液晶素子4との間に位相差板5を介在し、第2偏光板3
の位相差板5とは反対側に光源6を配置して構成され
る。
【0024】透過および反射両用型の前記液晶素子4
は、大略的に、透光性を有する第1基板7と、透光領域
および反射領域を有する第2基板8と、水平配向された
正の誘電率異方性を有する液晶層9とを含んで構成され
る。第1基板7は第1偏光板2側に配置され、第2基板
8は位相差板5側に配置され、このような第1および第
2基板7,8の間に液晶層9が介在される。
【0025】視角補償用の位相差板5は一軸性であり、
屈折率楕円体の1つの主屈折率の方向が第2基板8の法
線方向に対して傾斜する。具体的には、X,YおよびZ
軸を有する三次元の直交座標系を、第2基板8の表面に
XおよびY軸が配置され、第2基板8の法線方向とZ軸
とが一致するようにして設定する。このとき、位相差板
5は、屈折率楕円体の3つの主屈折率na,nb,nc
のうちのいずれか1つの主屈折率がY軸と平行となり、
残りの2つの主屈折率の方向がZおよびX軸に対してそ
れぞれ傾斜する。
【0026】図1(B)では、主屈折率naがY軸と平
行となり、主屈折率nbがZ軸に対して傾斜し、主屈折
率ncがX軸に対して傾斜する。具体的に主屈折率n
b,ncはそれぞれ、ZおよびX軸に対してY軸を中心
とした反時計回り方向10に傾斜角θを有する。このよ
うな位相差板5は、厚みdを有する。
【0027】図2は、液晶表示装置1の反射モードにお
ける視角特性を説明するための図である。第1および第
2基板7,8の表面は平行に配向処理され、該表面間に
液晶層9が介在される。表示は、このような液晶層9に
印加される電圧の制御によって行われる。液晶分子13
は、電圧を印加しないときには基板表面に対して平行に
配向し、電圧を印したときには基板表面に対して傾斜し
て配向する。より詳細に電圧印加時において液晶分子1
3は、基板の表面近傍では基板に対してほぼ平行に配向
し、中央部では印加した電圧値に応じた基板に対する角
度で傾斜して配向する。したがって電圧印加時において
液晶分子13は、第1および第2基板7,8の間で連続
的に変化する傾斜角を有して配向する。
【0028】図2(A)を参照して、反射モードにおい
て入射光11の入射方向が液晶分子13の光軸方向に対
して平行とすると、出射光12の出射方向は液晶分子1
3の光軸方向に対して逆となる。このように入射および
出射の方向の対称性が優れるので、反射モードにおいて
視角特性は問題にならない。
【0029】さらに具体的に説明すると、反射モードは
仮想的に図2(B)において反射面A−A′の上部に示
される光の入射と反射面A−A′の下部に示される光の
出射とで実現される。すなわち入射光および出射光は、
反射面A−A′である鏡映面に対して鏡像の関係を有す
る。
【0030】まず、反射面A−A′への光の入射を考え
る。このとき、液晶分子13の光軸方向に平行に光が入
射すると、視角特性は図2(C)のようになる。すなわ
ち、視角αを液晶分子13の光軸方向(−方向)に傾斜
させると液晶層9の実効的な複屈折量が小さくなり、視
角αを液晶分子13の光軸方向とは反対方向(+方向)
に傾斜させると液晶層9の実効的な複屈折量が大きくな
る。
【0031】次に、反射面A−A′からの光の出射を考
える。入射光および出射光は上述したように反射面A−
A′に対して鏡像関係を有し、出射光の視角特性は図2
(D)のようになる。すなわち、視角αを液晶分子13
の光軸方向(−方向)に傾斜させると液晶層9の実効的
な複屈折量が大きくなり、視角αを液晶分子13の光軸
方向とは反対方向(+方向)に傾斜させると液晶層9の
実効的な複屈折量が小さくなる。
【0032】したがって、光の入射および出射全体を考
えると、視角特性は図2(E)に示されるようになる。
すなわち、液晶層9の実効的な複屈折量は入射と出射と
で相殺されて各視角αにおいて平均的となる。このた
め、反射モードでは視角に依存しない表示品位が得られ
る。
【0033】図3は、視角補償用の位相差板5を設けな
かった液晶表示装置の透過モードにおける視角特性を説
明するための図である。視角αを液晶分子13の光軸方
向(−方向)に傾斜させると液晶層9の実効的な複屈折
量が小さくなり、視角αを液晶分子13の光軸方向とは
反対方向(+方向)に傾斜させると液晶層9の実効的な
複屈折量が大きくなる。このように、複屈折量が各視角
αにおいて大きく異なり、光透過量が各視角αにおいて
変化し、表示品位は視角に大きく依存する。したがっ
て、液晶層9の実効的な複屈折量が小さくなるときには
実効的な複屈折量が大きくなり、液晶層9の実効的な複
屈折量が大きくなるときには実効的な複屈折量が小さく
なるような、視角補償用の位相差板5の設置が必要とな
る。
【0034】図4は、視角補償用の負の位相差板5aを
設けた液晶表示装置1の透過モードにおける視角特性を
説明するための図である。図4(A)および図4(C)
に示されるような液晶層9の実効的な複屈折量の変化、
すなわち視角αを液晶分子13の光軸方向(−方向)に
傾斜させたときに複屈折量が小さくなり、視角αを液晶
分子13の光軸方向とは反対方向(+方向)に傾斜させ
たときに複屈折量が大きくなる変化は、正の複屈折量の
変化である。
【0035】負の位相差板5aでは、図4(B)および
図4(D)に示されるように、視角αを位相差板5aの
光軸方向(−方向)に傾斜させたときに実効的な複屈折
量が大きくなり、視角αを位相差板5aの光軸方向とは
反対方向(+方向)に傾斜させたときに実効的な複屈折
量が小さくなる負の複屈折量変化を示す。
【0036】このように、液晶層9と位相差板5aとの
複屈折量の視角依存性の符号が互いに反対となるので、
液晶表示装置1全体としては図4(E)に示されるよう
な視角特性が得られる。すなわち、液晶層9の視角特性
が位相差板5aによって補償された視角依存性の低い表
示品位が得られる。
【0037】図5は、視角補償用の正の位相差板5bを
設けた液晶表示装置1の透過モードにおける視角特性を
説明するための図である。図5(A)および図5(C)
に示されるような液晶層9の実効的な複屈折量の変化
は、上述したように正の複屈折量の変化である。
【0038】正の位相差板5bは、その光軸方向が液晶
層9の光軸方向とは逆である。正の位相差板5bでは、
図5(B)および図5(D)に示されるように、視角α
を位相差板5bの光軸方向(+方向)に傾斜させたとき
に実効的な複屈折量が小さくなり、視角αを位相差板5
bの光軸方向とは反対方向(−方向)に傾斜させたとき
に実効的な複屈折量が大きくなる正の複屈折量変化を示
す。
【0039】この場合、液晶層9と位相差板5bとの複
屈折量の視角依存性は2つの複屈折量の和となるので、
液晶表示装置1全体としては図5(E)に示されるよう
な視角依存性の低い表示品位が得られる。なお、正の位
相差板5bを用いた場合の視角補償の原理は、反射モー
ドの表示原理と実質的に同じである。
【0040】図6は、本発明に基づく具体的な液晶表示
装置21の構成を示す図である。図6(A)は液晶表示
装置21の断面図であり、図6(B)は液晶表示装置2
1を構成するアクティブマトリクス基板30の平面図で
ある。なお、図6(A)は図6(B)のI−I断面図に
相当する。
【0041】液晶表示装置21は、第1偏光板22、第
2偏光板23、液晶素子24、視角補償用の位相差板2
5および光源26を備え、さらに位相差板27,28を
有する。位相差板27,28は、色補償のために設けら
れる。位相差板25,27,28は、たとえば1/4波
長板で実現され、透過モードと反射モードとの表示特性
の整合性をとるために設けられる。位相差板25,2
7,28は板状やフィルム状であり、これらを積層した
ものであってもかまわない。液晶表示装置21は、第1
偏光板22、位相差板27、液晶素子24、位相差板2
5、位相差板28、第2偏光板23および光源26をこ
の順番に配置して構成される。
【0042】液晶素子24は、反射領域Rと透光領域T
とを有するアクティブマトリクス基板30と透光性の対
向基板29との間に、水平配向された正の誘電率異方性
を有する液晶、たとえばネマティック液晶で実現される
液晶層31を介在して構成される。
【0043】アクティブマトリクス基板30は、ガラス
基板などの絶縁性を有する透光性基板35の上に走査線
としての複数のゲートバスライン36を設け、該ライン
36とは直交しかつ絶縁性を保持して信号線としての複
数のソースバスライン37を設け、各ライン36,37
が交差することによって透光性基板35の上に形成され
る矩形領域に画素電極40とTFT(薄膜トランジス
タ)素子41とを設けて構成される。
【0044】具体的に、画素電極40は、ITO(イン
ジウム錫酸化物)などの光透過率の高い材料で実現され
る透明電極38と、Al(アルミニウム),Ag(銀)
およびTa(タンタル)などの光反射率の高い材料で実
現される反射電極39とで構成される。なお、反射電極
39の表面は反射特性を高めるために後述するような連
続した波状に形成される。透明電極38の領域が透光領
域Tに相当し、反射電極39の領域が反射領域Rに相当
する。
【0045】TFT素子41は、ゲート電極42、ゲー
ト絶縁膜43、ソース電極44、ドレイン電極45およ
び半導体層47を含んで構成される。ゲートバスライン
36および該ライン36に接続されるゲート電極42
は、ゲート絶縁膜43によって覆われる。ゲート絶縁膜
43上のゲート電極42の上部には、半導体層47が設
けられる。半導体層47の上には、ソースバスライン3
7に接続されるソース電極44と画素電極40に接続さ
れるドレイン電極45とが互いに間隔をあけて設けられ
る。
【0046】その表面を連続した波状に形成するため
に、透明電極38やTFT素子41を形成した後に反射
電極39が形成される。すなわち、透明電極38の一部
分とTFT素子41とを覆う絶縁層上に形成される。こ
の絶縁層は、複数の凸部49と高分子樹脂膜50とから
成る。複数の凸部49の高さは、互いに同じであっても
異なっていてもかまわない。このような凸部49を覆っ
て高分子樹脂膜50が形成されるので、該樹脂膜50の
表面は凸部49に応じた凹凸状となる。このような高分
子樹脂膜50の上に反射電極39が形成されるので、反
射電極39の表面も凸部49に応じた凹凸状となり、前
述したような連続的な波状となる。
【0047】なお、反射電極39とドレイン電極45と
は、凸部49と高分子樹脂膜50とから成る絶縁層に形
成されたコンタクトホール46を介して接続される。ま
た、透明電極38とドレイン電極45とは、凸部49と
高分子樹脂膜50とから成る絶縁層の下部に形成された
電極48によって接続される。
【0048】対向基板29は、ガラス基板などの絶縁性
を有する透光性基板32の上にカラーフィルタ33を設
け、該カラーフィルタ33の上に透明電極34を設けて
構成される。カラーフィルタ33は、たとえばR
(赤),G(緑)およびB(青)フィルタで実現され、
透明電極34は前記透明電極38と同様に、ITOなど
で実現される。
【0049】このようなアクティブマトリクス基板30
および対向基板29の液晶層31側の最表面には、液晶
分子を水平に配向させるための処理が施される。たとえ
ば、塗布などによって樹脂膜を形成した後、該樹脂膜表
面にラビング処理が施されて、いわゆる配向膜が形成さ
れる。なお、このような処理によって液晶分子は基板に
対してチルト角を有する。たとえば、0.1°〜7°の
チルト角を有する。
【0050】アクティブマトリクス基板30および対向
基板29は、液晶層31のための所定の間隔をあけ、か
つ該基板29,30間において液晶分子が所定のツイス
ト角を成すようにして、対向して配置される。基板2
9,30の間の液晶分子は、液晶層31に電圧を印加し
ないときには基板に対して平行に配向し、電圧を印加し
たときには基板の法線方向へ傾斜して配向する。
【0051】液晶表示装置21の最小の表示単位である
画素は、反射領域Rと透光領域Tとで規定される。液晶
層31において、反射領域Rの厚みはdrであり、透光
領域Tの厚みはdtである。これらの厚みdr,dt
は、表示に寄与する反射領域Rの反射光と透光領域Tの
透過光との光路長をほぼ等しくするために、dt>dr
に、好ましくはdt=2drに設定される。厚みdr,
dtは、表示特性に応じて適宜設定され、少なくともd
t>drに設定されればよい。
【0052】たとえば、dtは約4μm〜6μmの範囲
であり、drは約2μm〜3μmの範囲に設定される。
このような液晶層31の異なる厚みdt,drは、アク
ティブマトリクス基板30の表面に形成された約2μm
〜3μmの段差によるものである。なお、反射電極39
の表面が上述したように連続的な波状に形成される場
合、厚みdrは各地点のdrの平均値である。
【0053】たとえば具体的に、透光領域Tの厚みdt
は5.5μmに設定され、屈折率異方性が0.06の液
晶で液晶層31が実現され、基板29,30の間で液晶
分子が平行に配向するように設計される。
【0054】次に、このような液晶表示装置21におい
て視角補償用の位相差板25を単一枚用いた場合と、複
数枚(ここでは2枚)用いた場合との視角補償について
説明する。
【0055】図7は、単一枚の視角補償用の位相差板2
5を用いた液晶表示装置21aを摸式的に示す断面図で
ある。図7において、対向基板29とアクティブマトリ
クス基板30との液晶層31側の最表面に設けられる配
向膜51,52を図示した以外は図6と同様である。
【0056】図8は、液晶表示装置21aにおいて、液
晶層31の液晶分子の主屈折率no,neと、視角補償
用の位相差板25の主屈折率na,nb,ncとの関係
を示す図である。X,YおよびZ軸を有する三次元の直
交座標系を、アクティブマトリクス基板30の表面にX
およびY軸が配置され、アクティブマトリクス基板30
の法線方向とZ軸とが一致するようにして設定して、ラ
ビング方向53をX軸の正方向に設定すると、電圧印加
時において液晶分子はX軸の正方向に立ち上がって傾斜
する。したがって、液晶分子の主屈折率である常光屈折
率noと異常光屈折率neとのうちのいずれか1つの屈
折率、ここでは異常光屈折率neは、XZ平面内であっ
て、XおよびZ軸がともに正の領域と、XおよびZ軸が
ともに負の領域とに存在する。
【0057】このとき、位相差板25の屈折率楕円体の
3つの主屈折率na,nb,ncのうちのいずれか1つ
の主屈折率、ここでは主屈折率naは、XZ平面内であ
って、XおよびZ軸がともに正の領域と、XおよびZ軸
がともに負の領域とに存在する。すなわち、上述した液
晶分子の主屈折率neと同じ領域に存在する。したがっ
て、液晶分子の1つの主軸と位相差板25の1つの主軸
とが同一平面内にあるので、効率的に視角を補償するこ
とができる。
【0058】ここで、位相差板25の複屈折量であるリ
タデーションは、次のようにして設定される。図1を参
照して、表示に影響を与えるパラメータとして、表示画
面の法線方向の複屈折量(na−nb)×d、表示画面
内の複屈折量(na−nc)×dおよび主軸の傾斜角θ
を考え、(na−nb)×dを180nmに設定し、
(na−nc)×dを0nmに設定し、θを26°に設
定した。このような位相差板25を用いた液晶表示装置
と用いない液晶表示装置とにおいて、視野角を検討した
結果を表1に示す。ここで、視野角とは、表示画面の法
線方向から上下左右に視角を傾けたときに、コントラス
トが5以上である角度の範囲である。
【0059】
【表1】
【0060】表1から、視角補償用の位相差板25を用
いることによって、優れた視角特性の液晶表示装置が実
現されることが判る。
【0061】図9は、2枚の視角補償用の位相差板25
a,25bを用いた液晶表示装置21bを摸式的に示す
断面図である。図9において、位相差板25に代えて2
枚の位相差板25a,25bを挿入した以外は図7と同
様である。
【0062】図10は、液晶表示装置21bにおいて、
液晶層31で液晶分子の主屈折率no,neと、視角補
償用の位相差板25a,25bの各主屈折率na,n
b,ncとの関係を示す図である。X,YおよびZ軸を
有する三次元の直交座標系を上述したのと同様にして設
定して、ラビング方向53をX軸の正方向に設定する
と、電圧印加時において液晶分子はX軸の正方向に立ち
上がって傾斜する。したがって、液晶分子の主屈折率で
ある常光屈折率noと異常光屈折率neとのうちのいず
れか1つの屈折率、ここでは異常光屈折率neは、XZ
平面内であって、XおよびZ軸がともに正の領域と、X
およびZ軸がともに負の領域とに存在する。
【0063】このとき、液晶素子24側に配置される位
相差板25aは、屈折率楕円体の3つの主屈折率na,
nb,ncのうちのいずれか1つの主屈折率、ここでは
主屈折率naのXY平面への射影は、X軸に対してほぼ
45°を成し、XY平面内であってX軸が正でY軸が負
の領域とX軸が負でY軸が正の領域とに存在する。
【0064】また、第2偏光板23側に配置される位相
差板25bは、屈折率楕円体の3つの主屈折率na,n
b,ncのうちのいずれか1つの主屈折率、ここでは主
屈折率naのXY平面への射影は、X軸に対してほぼ4
5°を成し、XY平面内であってXおよびY軸がともに
正の領域とXおよびY軸がともに負の領域とに存在す
る。
【0065】すなわち、位相差板25aと位相差板25
bとの1つの主軸のXY平面への射影同士が成す角度は
ほぼ90°となり、2枚の位相差板25a,25bを積
層した場合の平均的な主屈折率の主軸方向は各位相差板
25a,25bの主屈折率の主軸同士が成す角度の挟角
側となる。したがって、液晶分子の1つの主軸と位相差
板25a,25bの平均的な主屈折率の主軸とが同一平
面内にあるので、効率的に視角を補償することができ
る。
【0066】ここで、位相差板25a,25bの複屈折
量であるリタデーションは、次のようにして設定され
る。前述した(na−nb)×dを110nmに設定
し、(na−nc)×dを0nmに設定し、θを22°
に設定した。このような位相差板25a,25bを用い
た液晶表示装置と用いない液晶表示装置とにおいて、前
記視野角を検討した結果を表2に示す。
【0067】
【表2】
【0068】表2から、視角補償用の位相差板25a,
25bを用いることによって、優れた視角特性の液晶表
示装置が実現されることが判る。なお、位相差板25a
と位相差板25bとを逆に配置しても同様の効果が得ら
れる。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、視角補償
用位相差板を第2基板と第2偏光板との間に設けたの
で、液晶分子の光軸方向に視角を傾斜した場合の液晶層
の実効的な複屈折量の減少および液晶分子の光軸方向と
は反対方向に視角を傾斜した場合の液晶層の実効的な複
屈折量の増大を補償して、広視野角な優れた表示品位を
得ることができる。この位相差板を反射モードには寄与
しない第2基板と第2偏光板との間に設けたので、反射
視角特性を高く維持したまま透過視角特性を向上するこ
とができる。また本発明によれば、特に、X,Yおよび
Z軸を有する三次元の直交座標系を設定し、前記位相差
板の屈折率楕円体の主屈折率na,nb,ncとの関係
を最適化することによって、反射視角特性を高く維持し
たまま透過視角特性を確実に向上することができる。
【0070】また本発明によれば、位相差板を単一枚設
ける場合において、液晶分子の主屈折率の方向と位相差
板の屈折率楕円体の主屈折率の方向とを同一平面内に配
置したので、視角特性の低下を効率的に補償することが
できる。また本発明によれば、特に、液晶分子の1つの
主屈折率、たとえばneの方向と、位相差板の屈折率楕
円体の1つの主屈折率、たとえばnaの方向とを同一平
面内に配置することによって、視角特性の低下を効率的
かつ確実に補償することができる。
【0071】また本発明によれば、位相差板を複数枚設
ける場合、各位相差板の屈折率楕円体の主屈折率の方向
が互いに直交するようにして積層して設けることによっ
て着色の発生を抑制することができる。また、液晶分子
の主屈折率の第2基板上への射影方向と、各位相差板の
屈折率楕円体の主屈折率の平均主屈折率の第2基板上へ
の射影方向とを同一平面内に配置したので、視角特性の
低下を効率的に補償することができる。また本発明によ
れば、特に、液晶分子の1つの主屈折率、たとえばne
の第2基板上への射影方向と、各位相差板の屈折率楕円
体の1つの主屈折率、たとえばnaの平均主屈折率の第
2基板上への射影方向とを同一平面内に配置することに
よって、視角特性の低下を効率的かつ確実に補償するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である液晶表示装置1を
摸式的に示す図であり、図1(A)は液晶表示装置1の
断面図であり、図1(B)は液晶表示装置1を構成する
位相差板5の斜視図である。
【図2】液晶表示装置1の反射モードにおける視角特性
を説明するための図である。
【図3】視角補償用の位相差板5を設けなかった液晶表
示装置の透過モードにおける視角特性を説明するための
図である。
【図4】視角補償用の負の位相差板5aを設けた液晶表
示装置1の透過モードにおける視角特性を説明するため
の図である。
【図5】視角補償用の正の位相差板5bを設けた液晶表
示装置1の透過モードにおける視角特性を説明するため
の図である。
【図6】本発明に基づく具体的な液晶表示装置21の構
成を示す図であり、図6(A)は液晶表示装置21の断
面図であり、図6(B)は液晶表示装置21を構成する
アクティブマトリクス基板30の平面図である。
【図7】単一枚の視角補償用の位相差板25を用いた液
晶表示装置21aを摸式的に示す断面図である。
【図8】液晶表示装置21aの液晶層31の液晶分子の
主屈折率no,neと視角補償用の位相差板25の主屈
折率na,nb,ncとの関係を示す図である。
【図9】2枚の視角補償用の位相差板25a,25bを
用いた液晶表示装置21bを摸式的に示す断面図であ
る。
【図10】液晶表示装置21bの液晶層31の液晶分子
の主屈折率no,neと視角補償用の位相差板25a,
25bの主屈折率の方向na,nb,ncとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
1,21,21a,21b 液晶表示装置 2,22 第1偏光板 3,23 第2偏光板 4,24 液晶素子 5,5a,5b,25,25a,25b 視角補償用の
位相差板 6,26 光源 7 第1基板 8 第2基板 9,31 液晶層 29 対向基板 30 アクティブマトリクス基板 32,35 透光性基板 34,38 透明電極 39 反射電極 40 画素電極 51,52 配向膜 R 反射領域 T 透光領域 α 視角 θ 傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA14Y FA41Z FB08 GA02 GA03 GA07 GA13 HA07 KA01 KA02 KA05 LA19 5G435 AA00 BB12 BB15 BB16 EE25 FF03 FF05 FF08 LL07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2偏光板間に液晶素子を介
    在し、第2偏光板と液晶素子との間に位相差板を介在
    し、第2偏光板の位相差板とは反対側に光源を配置して
    構成される液晶表示装置において、 前記液晶素子は透過および反射両用型の素子であり、第
    1偏光板側に配置される透光性の第1基板と、位相差板
    側に配置される反射領域および透光領域を有する第2基
    板と、第1および第2基板間に介在される水平配向され
    た正の誘電率異方性を有する液晶層とを含んで構成さ
    れ、 前記位相差板は視角補償用の位相差板であり、屈折率楕
    円体の1つの主屈折率の方向が第2基板の法線方向に対
    して傾斜していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 X,YおよびZ軸を有する三次元の直交
    座標系を、前記第2基板の表面にXおよびY軸が配置さ
    れ、前記第2基板の法線方向とZ軸とが一致するように
    して設定したとき、前記位相差板は、屈折率楕円体の3
    つの主屈折率na,nb,ncのうちのいずれか1つの
    主屈折率の方向がY軸と平行となり、他の2つの主屈折
    率の方向がZおよびX軸に対してそれぞれ傾斜している
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記位相差板は単一枚設けられ、 液晶分子の1つの主屈折率の方向と位相差板の屈折率楕
    円体の1つの主屈折率の方向とが同一平面内に配置され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 液晶分子の主屈折率である常光屈折率n
    oと異常光屈折率neとのうちのいずれか1つの主屈折
    率の方向と、位相差板の屈折率楕円体の3つの主屈折率
    na,nb,ncのうちのいずれか1つの主屈折率の方
    向とが、同一平面内に配置されていることを特徴とする
    請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記位相差板は複数枚設けられ、各位相
    差板の屈折率楕円体の主屈折率の方向が互いに直交する
    ようにして積層して設けられ、 液晶分子の1つの主屈折率の第2基板上への射影方向
    と、各位相差板の屈折率楕円体の1つの主屈折率の平均
    主屈折率の第2基板上への射影方向とが、同一平面内に
    配置されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 液晶分子の主屈折率である常光屈折率n
    oと異常光屈折率neとのうちのいずれか1つの主屈折
    率の第2基板上への射影方向と、各位相差板の屈折率楕
    円体の3つの主屈折率na,nb,ncのうちのいずれ
    か1つの主屈折率の平均主屈折率の第2基板上への射影
    方向とが、同一平面内に配置されていることを特徴とす
    る請求項5記載の液晶表示装置。
JP06331599A 1999-03-10 1999-03-10 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3544629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06331599A JP3544629B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-10 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06331599A JP3544629B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-10 液晶表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423514A Division JP2004110074A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000258769A true JP2000258769A (ja) 2000-09-22
JP3544629B2 JP3544629B2 (ja) 2004-07-21

Family

ID=13225735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06331599A Expired - Fee Related JP3544629B2 (ja) 1999-03-10 1999-03-10 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3544629B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307617A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Hayashi Telempu Co Ltd 位相差フィルムとその製造方法、およびこの位相差フィルムを装着した液晶表示装置
US7250997B2 (en) 2002-05-01 2007-07-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Liquid crystal display device
CN100410752C (zh) * 2002-07-31 2008-08-13 日本电气株式会社 液晶显示装置及其制造方法
US7894028B2 (en) 2001-04-27 2011-02-22 Nec Lcd Technologies Liquid crystal display device and method of fabricating the same
CN114822230A (zh) * 2021-01-29 2022-07-29 云谷(固安)科技有限公司 显示面板

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7894028B2 (en) 2001-04-27 2011-02-22 Nec Lcd Technologies Liquid crystal display device and method of fabricating the same
US8755011B2 (en) 2001-04-27 2014-06-17 Nlt Technologies, Ltd. Liquid crystal display device and method of fabricating the same
JP2003307617A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Hayashi Telempu Co Ltd 位相差フィルムとその製造方法、およびこの位相差フィルムを装着した液晶表示装置
US7250997B2 (en) 2002-05-01 2007-07-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Liquid crystal display device
CN100410752C (zh) * 2002-07-31 2008-08-13 日本电气株式会社 液晶显示装置及其制造方法
CN114822230A (zh) * 2021-01-29 2022-07-29 云谷(固安)科技有限公司 显示面板
CN114822230B (zh) * 2021-01-29 2023-09-19 云谷(固安)科技有限公司 显示面板

Also Published As

Publication number Publication date
JP3544629B2 (ja) 2004-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3406242B2 (ja) 液晶表示装置
US7961276B2 (en) Circular polarizer, liquid crystal display device, and terminal device
JP4646030B2 (ja) 液晶表示装置
KR100439354B1 (ko) 반사투과형 액정표시장치
WO2000048039A1 (fr) Afficheur a cristaux liquides
JP3058620B2 (ja) 液晶表示装置
WO2000075718A1 (fr) Afficheur à cristaux liquides
JP2000035570A (ja) 液晶表示装置
US20060164574A1 (en) Liquid crystal display
JP2000019500A (ja) 液晶表示装置
JP4255893B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003322855A (ja) 液晶表示素子
JP2000029010A (ja) 液晶表示装置
JP2004157454A (ja) 液晶表示装置及び電子機器
US7443473B2 (en) Optical compensation polarizing film achieving a higher viewing angle
JP3187385B2 (ja) 液晶表示装置
JP3544629B2 (ja) 液晶表示装置
JP3575607B2 (ja) 液晶表示装置
JP2796212B2 (ja) 液晶表示装置
JP2001125105A (ja) 反射型液晶表示装置
JP3340073B2 (ja) カラー液晶表示装置
JP2004110074A (ja) 液晶表示装置
US20080266494A1 (en) Method of Transforming a Light Beam, Optical Film for Performing the Method, and Display Device Having the Optical Film
JP3575608B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003140154A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees