JP2000258755A - 表示素子および表示装置 - Google Patents

表示素子および表示装置

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JP2000258755A
JP2000258755A JP11059084A JP5908499A JP2000258755A JP 2000258755 A JP2000258755 A JP 2000258755A JP 11059084 A JP11059084 A JP 11059084A JP 5908499 A JP5908499 A JP 5908499A JP 2000258755 A JP2000258755 A JP 2000258755A
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Kiichi Hirano
貴一 平野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示色を任意に変化させることが可能な表示装
置を提供する。 【解決手段】表示素子1は、平板状の透明電極2と平板
状の反射電極3との間に、電圧印加により膜厚の変化す
る透明膜4が挟設されて構成されている。透明膜4は圧
電材料の薄膜により形成されている。そのため、各電極
2,3に印加された電圧に応じて、圧電性により透明膜
4の膜厚が変化し、透明電極2側から入射して反射電極
3で反射された可視光は、透明膜4の膜厚に応じた光干
渉により着色される。従って、各電極2,3に印加する
電圧を適宜設定することにより、表示素子1の表示色を
任意に変化させることができる。尚、表示素子1では、
液晶素子における液晶の焼き付きのような現象は起こら
ないため、各電極2,3に印加する電圧は直流電圧でよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示素子および表示
装置に係り、詳しくは、光干渉を利用してカラー表示を
行う表示素子と、その表示素子を用いた表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)
においてカラー表示を行うには、光の3原色(レッド、
グリーン、ブルー)または当該3原色の補色(シアン、
マゼンタ、イエロー)を用いた加色または減色により、
所望の色を表示する技術が利用されている。この技術で
は、光の3原色(または3原色の補色)にそれぞれ対応
する画素(セル)およびカラーフィルタを設け、その3
組の画素およびカラーフィルタを用いて1つのカラー画
素(カラーセル)を構成する必要があった。つまり、光
の3原色(または3原色の補色)の各色毎にカラーフィ
ルタおよび画素をそれぞれ1つずつ設ける必要があっ
た。
【0003】近年、液晶表示装置においては、さらなる
高精細表示が求められており、そのためには画素を微細
化しなければならない。しかし、従来の液晶表示装置で
は、1つのカラー画素が3つの画素で構成されているた
め、高精細表示のためにカラー画素を微細化するとなる
と、カラー画素を構成する各画素が極めて小さくなり、
そのような小さな画素を正確な寸法精度で作成するのは
困難となる。また、液晶表示装置の開口率は各画素に接
続される配線の幅によって規定されるが、当該配線幅は
配線抵抗低減のためある程度以上には細くできないこと
から、画素の微細化は開口率の低下を招くことになる。
【0004】ところで、近年、表示色を所望の色に変化
させることの可能な表示装置が求められている。このよ
うな表示装置は、例えば、掲示板や広告板の背景色を所
望の色に変化させて人々の注意を引きつけることに利用
したり、建物の外装や室内インテリアなどに使用して色
変化による美観向上に利用することが考えられる。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、以下の目的を有するものである。 (1)高精細表示が可能で製造が容易な表示装置を提供
する。 (2)表示色を任意に変化させることが可能な表示素子
を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、可視光に対する
透過性と導電性とを備えた透明電極板と、可視光に対す
る反射性と導電性とを備えた反射電極板と、前記透明電
極板と前記反射電極板との間に挟設され、両電極板から
の電圧印加により膜厚が変化すると共に、可視光に対す
る透過性を備えた透明膜とを備えた表示素子をその要旨
とする。
【0007】従って、本発明によれば、透明電極板側か
ら入射して反射電極板で反射された可視光は、透明膜の
膜厚に応じた光干渉により着色されることになる。その
ため、各電極板間に印加する電圧を適宜設定することに
より、表示素子の表示色を任意に変化させることができ
る。ここで、透明膜としては圧電材料の薄膜を用いれば
よい。また、透明膜に強誘電体膜を用いれば、透明膜の
自発分極作用により各電極板間に形成される静電容量が
大きくなり、各電極板間の電圧印加を解除した後にも当
該静電容量により電荷が長時間保持されるため、表示素
子の表示色のメモリ効果を得ることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、可視光に対する
透過性と導電性とを備えた透明電極板と、可視光に対す
る反射性と導電性とを備えた反射電極板とを備え、前記
透明電極板と前記反射電極板との間に空隙が設けられた
表示素子をその要旨とする。従って、本発明によれば、
各電極板間に印加された電圧に応じて各電極板が静電引
力により撓み、各電極板の間隔が変化する。そのため、
透明電極板側から入射して反射電極板で反射された可視
光は、各電極板の間隔に応じた光干渉により着色される
ことになる。そこで、各電極板間に印加する電圧を適宜
設定することにより、表示素子の表示色を任意に変化さ
せることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の表示素子から構成される画素がマトリ
ックス状に配置された表示画素部と、前記画素を構成す
る前記表示素子の前記透明電極に接続された第1配線
と、前記画素を構成する前記表示素子の前記反射電極に
接続された第2配線とを備えた単純マトリックス方式の
反射型表示装置をその要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の表示素子と、その表示素子にデータ信
号を転送して駆動するスイッチング素子とから構成され
る画素がマトリックス状に配置された表示画素部と、前
記画素を構成するスイッチング素子のスイッチング動作
を制御するための走査信号が転送される走査配線と、前
記データ信号が転送されるデータ配線とを備えたアクテ
ィブマトリックス方式の反射型表示装置をその要旨とす
る。
【0011】従って、請求項3または請求項4に記載の
発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明と
同様の作用により、各画素毎にカラー表示を行うことが
可能になり、表示画素部にカラー画像を表示することが
できる。また、請求項3に記載の発明では、簡単な構成
で安価な単純マトリックス方式の表示装置が得られる。
そして、請求項4に記載の発明では、高画質なアクティ
ブマトリックス方式の表示装置が得られる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項3または
請求項4に記載の表示装置において、前記表示素子の前
記透明電極板と前記反射電極板との間に形成される静電
容量と並列に接続された補助容量を備えたことをその要
旨とする。従って、本発明によれば、補助容量の分だけ
前記表示素子の静電容量が大きくなるため、請求項3ま
たは請求項4に記載の発明の効果をさらに高めることが
できる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の
いずれか1項に記載の表示装置において、前記画素を構
成する表示素子と重ね合わされて配置されたコントラス
トを表示する画素を備えたことをその要旨とする。従っ
て、本発明によれば、前記画素を構成する表示素子によ
りカラー表示を行うことに加えて、コントラストを表示
することが可能になり、1つの画素でカラー表示とコン
トラスト表示とが同時に可能になる。そのため、画素の
平面寸法を大きくしても高精細表示が可能になり、画素
の製造が容易になることに加え、開口率を高めることが
できる。
【0014】ところで、請求項7に記載の発明のよう
に、請求項6に記載の表示装置において、前記コントラ
ストを表示する画素は液晶素子を備えるようにしてもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した各実施
形態を図面を用いて説明する。尚、以下の各実施形態に
おいて、同じ構成部材については符号を等しくしてその
詳細な説明を省略する。
【0016】(第1実施形態)図1は、第1実施形態の
表示素子1の一部断面図である。表示素子1は、平板状
の透明電極(透明電極板)2と平板状の反射電極(反射
電極板)3との間に、電圧印加により膜厚の変化する透
明膜4が挟設されて構成されている。
【0017】ここで、透明電極2は、可視光に対する透
過性と導電性とを備えた材質であればどのような材料で
形成してもよく、例えば、酸化スズを用いたNESA
膜、酸化インジウムおよび酸化スズを用いたITO膜、
各種金属(金、アルミニウム、等)の薄膜、高分子電解
質膜などで形成すればよい。
【0018】反射電極3は、可視光に対する反射性と導
電性とを備えた材質であればどのような材料で形成して
もよく、例えば、各種金属(金、アルミニウム、等)の
膜、高分子膜などで形成すればよい。電圧印加により膜
厚の変化する透明膜4は、圧電材料の薄膜により形成さ
れる。その圧電材料にはどのようなものを用いてもよ
く、例えば、各種無機材料(水晶、電気石、リン酸二水
素カリウム(KDP)、リン酸二水素アンモニウム(A
DP)、硫酸リチウム(LiSO4)、ニオブ酸リチウ
ム(LiNbO3)、ニオブ酸ナトリウム(NaNb
3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、チタン酸
バリウム(BaTiO3)、酸化亜鉛(ZnO)、チタ
ン酸鉛(PbTiO3)、チタン酸カルシウム(CaT
iO3)、Pb(Mg1-X,NbX,Ti,Zr)O3
等)、PZT、各種有機材料(ロッシェル塩、二フッ化
ポリビニル、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ
プロピレン(PP)、生体高分子、セルロース、タンパ
ク質、ポリメチルグルタート、複合圧電材料(高分子マ
トリクス中に大きな自発分極をもつ強誘電体粒子を分散
させたもので、例えば、PZTとPVDFの混合材料、
等)などがある。
【0019】このように構成された表示素子1では、各
電極2,3間に印加された電圧に応じて、圧電性により
透明膜4の膜厚が変化する。そのため、透明電極2側か
ら入射して反射電極3で反射された可視光は、透明膜4
の膜厚に応じた光干渉により着色されることになる。従
って、各電極2,3間に印加する電圧を適宜設定するこ
とにより、表示素子1の表示色を任意に変化させること
ができる。尚、表示素子1では、液晶素子における液晶
の焼き付きのような現象は起こらないため、各電極2,
3間に印加する電圧は直流電圧でよい。
【0020】また、透明膜4に強誘電体膜を用いれば、
透明膜4の自発分極作用により各電極2,3間に形成さ
れる静電容量が大きくなり、各電極2,3間の電圧印加
を解除した後にも当該静電容量により電荷が長時間保持
されるため、表示素子1の表示色のメモリ効果を得るこ
とができる。
【0021】この表示素子1を大面積に形成することに
より、例えば、掲示板や広告板の背景色を所望の色に変
化させて人々の注意を引きつけることに利用したり、建
物の外装や室内インテリアなどに使用して色変化による
美観向上に利用することができる。
【0022】(第2実施形態)図2は、第2実施形態の
表示装置11のブロック構成図である。本第2実施形態
は、第1実施形態の表示素子1から成る画素をマトリッ
クス状に配置することにより、簡単な構成で安価な単純
マトリックス方式の反射型表示装置11を構成したもの
である。
【0023】表示画素部12には、表示素子1から成る
画素(以下、表示素子1と同じ符号「1」を用いて表記
する)がマトリックス状に配置されている。X軸方向に
配列された画素1の透明電極2は共有化され、その透明
電極2によりY配線(第1配線)Y1〜Ymが形成され
ている。また、Y軸方向に配列された画素1の反射電極
3は共有化され、その反射電極3によりX配線(第2配
線)X1〜Xmが形成されている。そして、X配線X1
〜XmはXデコーダ13に接続され、Y配線Y1〜Ym
はYデコーダ14に接続されている。各デコーダ13,
14はそれぞれ1本の配線を選択し、選択した配線の電
圧を制御する。
【0024】そのため、Xデコーダ13によりX配線n
を選択すると共に、Yデコーダ14によりY配線Ynを
選択することにより、X配線nとY配線Ynとの交点に
接続された画素1が選択される。そして、各デコーダ1
3,14により選択された画素1の各電極2,3間に印
加される電圧を制御することで、画素1の表示色を任意
に設定することができる。
【0025】従って、単純マトリックス方式の液晶表示
装置と同様に、表示装置11においても、各画素1を順
次走査する点順次走査や、Y配線Y1〜Ymの1本を選
択してからX配線X1〜Xmを順次走査する線順次走査
を用いることにより、表示画素部12に画像を表示する
ことができる。但し、画素(表示素子)1はカラー表示
可能であるもののコントラストは表示不能であるため、
表示装置11もコントラストを表示することはできな
い。尚、表示装置11は完全なコントラストを得ること
はできないが、例えば、従来よりプラズマ表示装置(P
D:Plasma Display)などで利用されている時間分割に
よる重み付けを行えば、ある程度のコントラストを得る
ことができる。
【0026】また、透明膜4に強誘電体膜を用いれば、
透明膜4の自発分極作用により各電極2,3間に形成さ
れる静電容量が大きくなり、各電極2,3間に印加した
電圧が電圧印加を解除した後にも当該静電容量により長
時間保持されるため、表示装置11の表示画像のメモリ
効果を得ることができる。
【0027】表示画素部12を製造するには、まず、適
宜な絶縁材料(例えば、ガラス、セラミックス、等)の
基板全面に反射電極3を形成し、次に、フォトリソグラ
フィ技術とエッチング法とを用いて反射電極3をパター
ニングしてX配線X1〜Xmを形成し、続いて、X配線
X1〜Xm上に透明膜4を形成し、次に、透明膜4上に
透明電極2を形成し、続いて、フォトリソグラフィ技術
とエッチング法とを用いて透明電極2をパターニングし
てY配線Y1〜Ymを形成すればよい。
【0028】尚、反射電極3はPVD(Physical Vapor
Deposition)法またはメッキ法を用いて形成すればよ
く、透明電極2はPVD法を用いて形成すればよく、透
明膜4はPVD法またはCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法 を用いて形成すればよい。
【0029】ところで、上記第2実施形態では、透明電
極2によりY配線Y1〜Ymを形成し、反射電極3によ
りX配線X1〜Xmを形成したが、透明電極2によりX
配線を形成し、反射電極3によりY配線を形成してもよ
い。また、反射電極3を透明電極に置き換えて当該透明
電極によりX配線X1〜Xmを形成し、透明絶縁材料
(例えば、ガラス、高分子材料、等)の基板裏面(透明
膜4が形成される面とは反対側の面)の全面に可視光に
対する反射膜を形成するようにしてもよい。つまり、第
1実施形態の表示素子1では、反射電極3に反射膜と電
極の両機能をもたせるようにしたが、反射膜と電極とを
別々に設けるようにしてもよい。
【0030】(第3実施形態)図3は、第3実施形態の
表示素子21の概略断面図である。表示素子21は、光
干渉素子IF、スイッチング素子としてのトップゲート
型の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transisto
r)IT、補助容量(付加容量)ICsから構成されて
いる。
【0031】透明絶縁基板22の下面全面には反射膜2
3が形成され、透明絶縁基板22の上面全面には光干渉
素子IFの共通電極24が形成されている。共通電極2
4上には透明膜4が形成され、透明膜4上には透明電極
2が形成されている。各表示素子21間の透明電極2は
絶縁膜25により電気的に絶縁されている。透明電極2
および絶縁膜25の上には絶縁膜26が形成され、絶縁
膜26上には半導体膜27が形成されている。半導体膜
27には、薄膜トランジスタITのソース領域Sおよび
ドレイン領域Dと各領域S,D間のチャネル領域CH
と、補助容量ICsの対向電極28とが形成されてい
る。半導体膜27において、対向電極28とソース領域
Sとは並んで配置されている。ソース領域Sは絶縁膜2
6に形成されたコンタクトホール29を介して透明電極
2と接続されている。半導体膜27上には絶縁膜30が
形成されている。絶縁膜30上において、チャネル領域
CH上に相当する位置にはゲート電極31が形成され、
対向電極28上に相当する位置には補助容量ICsの蓄
積電極32が形成されている。ゲート電極31および蓄
積電極32の上には絶縁膜33が形成されている。
【0032】光干渉素子IFは、透明電極2、透明膜
4、共通電極24から構成されている。そして、各電極
2,24間に形成された透明膜4が誘電体膜として機能
し、各電極2,24間には静電容量が形成される。薄膜
トランジスタIFは、ゲート電極31、ソース領域S、
ドレイン領域D、チャネル領域CHから構成され、ゲー
ト電極31とチャネル領域CHとの間に形成された絶縁
膜30がゲート絶縁膜として機能する。
【0033】補助容量ICsは、対向電極28および蓄
積電極32から構成されている。そして、各電極28,
32間に形成された絶縁膜30が誘電体膜として機能
し、各電極28,32間には静電容量が形成される。こ
こで、透明絶縁基板22は、可視光に対する透過性と絶
縁性とを備えた材質であればどのような材料で形成して
もよく、例えば、ガラス、高分子材料などで形成すれば
よい。
【0034】反射膜23は、可視光に対する反射性を備
えた材質であればどのような材料で形成してもよく、例
えば、各種金属(金、アルミニウム、等)の膜、高分子
膜などで形成すればよい。共通電極24は、透明電極2
と同様に、可視光に対する透過性と導電性とを備えた材
質であればどのような材料で形成してもよい。
【0035】ゲート電極31および蓄積電極32は、導
電性を備えた材質であればどのような材料で形成しても
よく、例えば、各種金属(金、アルミニウム、等)、各
種高融点金属(チタン、タンタル、モリブデン、等)、
多結晶シリコン、非晶質シリコン、シリサイドなどで形
成すればよい。
【0036】半導体膜27は、単結晶シリコン膜、多結
晶シリコン膜、非晶質シリコン膜によって形成すればよ
い。絶縁膜25,26,30,33は、絶縁性を備えた
材質であればどのような材料で形成してもよく、例え
ば、酸化シリコン、窒化シリコン、窒酸化シリコン、シ
リケートガラス、高分子材料などで形成すればよい。
【0037】次に、表示素子21の製造方法について説
明する。まず、透明絶縁基板22の裏面全面に反射膜2
3を形成する。次に、透明絶縁基板22の表面側全面
に、共通電極24、透明膜4、透明電極2を順次形成し
た後に、フォトリソグラフィ技術とエッチング法とを用
いて各表示素子21毎に透明電極2をパターニングし、
続いて、各絶縁膜25,26を形成する。そして、コン
タクトホール29を形成した後に、そのコンタクトホー
ル29内を含むデバイス全面に半導体膜27を形成し、
半導体膜27に不純物イオンを注入してソース領域S、
ドレイン領域D、対向電極28を形成する。そして、絶
縁膜30を形成した後に、ゲート電極31および蓄積電
極32を形成し、最後に絶縁膜33を形成する。
【0038】このように、補助容量ICsの対向電極2
8は、薄膜トランジスタITのソース領域Sおよびドレ
イン領域Dと同時に形成される。また、補助容量ICs
の誘電体膜と、薄膜トランジスタITのゲート絶縁膜と
は、絶縁膜30として同時に形成される。そして、補助
容量ICsの蓄積電極32は、薄膜トランジスタITの
ゲート電極31と同時に形成される。従って、補助容量
ICsの作成のためだけに特別な工程を設ける必要はな
く、補助容量ICsを設けることにより製造工程が複雑
化するのを防止することができる。
【0039】尚、反射膜23はPVD法またはメッキ法
を用いて形成すればよく、各電極2,24,31,32
はPVD法を用いて形成すればよく、絶縁膜25,2
6,30,33はPVD法またはCVD法を用いて形成
すればよい。また、半導体膜27となる単結晶,多結
晶,非晶質のシリコン膜は、エピタキシャル成長法、固
相成長法、レーザービーム,電子線,ランプアニールな
どを用いた溶融再結晶化法などを用いて形成すればよ
い。
【0040】図4は、第3実施形態の表示装置41のブ
ロック構成図である。表示画素部42には、表示素子2
1から成る画素(以下、表示素子21と同じ符号「2
1」を用いて表記する)がマトリックス状に配置されて
いる。表示画素部42には、各ゲート配線(走査配線)
IG1…IGn,IGn+1…IGmと、各ドレイン配
線(データ配線)ID1…IDn,IDn+1…IDm
とが配置されている。各ゲート配線と各ドレイン配線と
はそれぞれ互いに直交し、その直交部分に画素21が設
けられている。各ゲート配線は、光干渉素子用ゲートド
ライバ43に接続され、ゲート信号(走査信号)が印加
される。各ドレイン配線は、光干渉素子用ドレインドラ
イバ(データドライバ)44に接続され、データ信号が
印加される。そして、各ドライバ43,44により駆動
回路部45が構成されている。
【0041】尚、駆動回路部45は表示画素部42と同
一の基板22上に形成してもよい。図5は、ゲート配線
IGnとドレイン配線IDnとの直交部分に設けられて
いる画表(表示素子)21の等価回路図である。ゲート
配線IGnには薄膜トランジスタITのゲート電極31
が接続され、ドレイン配線IDnには薄膜トランジスタ
ITのドレイン領域Dが接続されている。薄膜トランジ
スタITのソース領域Sには、光干渉素子IFの透明電
極2と、補助容量ICsの対向電極28とが接続されて
いる。そして、光干渉素子IFおよび補助容量ICsに
より信号蓄積素子が構成される。
【0042】光干渉素子IFの共通電極24は、表示画
素部42の透明絶縁基板22の全面に形成され、全ての
画素21について共通になっており、定電圧IVcom
が印加される。補助容量ICsの蓄積電極32は、全て
の画素21について共通になっており、定電圧IVR が
印加される。
【0043】尚、各定電圧IVR,IVcomは同一電
圧にしてもよく、その場合は、補助容量ICsの蓄積電
極32と共通電極24とを接続すればよい。次に、表示
素子21および表示装置41の動作について説明する。
ゲートドライバ43によりゲート配線IGnを選択する
と共に、ドレインドライバ44によりドレイン配線ID
nを選択することにより、ゲート配線IGnとドレイン
配線IDnとの交点に接続された画素21が選択され
る。
【0044】そして、ゲートドライバ43によりゲート
配線IGnにゲート信号を印加すると、そのゲート信号
はゲート配線IGnを介して薄膜トランジスタITのゲ
ート電極31に印加され、薄膜トランジスタITがON
状態となる。この状態で、ドレインドライバ44により
ドレイン配線IDnにデータ信号を印加すると、そのデ
ータ信号は、ドレイン配線IDnおよびON状態の薄膜
トランジスタITを介して、光干渉素子IFの透明電極
2に印加されると共に、補助容量ICsの対向電極28
に印加される。そのため、データ信号に対応した電荷
が、光干渉素子IFおよび補助容量ICsの各静電容量
にそれぞれ充電される。
【0045】その後、ゲートドライバ43によりゲート
配線IGnに印加するゲート信号を変化させ、薄膜トラ
ンジスタITをOFF状態にする。すると、前記データ
信号に対応した電荷は、光干渉素子IFおよび補助容量
ICsの各静電容量にそれぞれ保持される。そのため、
データ信号に対応した電圧が光干渉素子IFの各電極
2,24に印加され、その電圧に応じて、圧電性により
透明膜4の膜厚が変化する。そのため、透明電極2側か
ら入射して反射膜23で反射された可視光は、透明膜4
の膜厚に応じた光干渉により着色される。つまり、デー
タ信号を制御することにより、画素(表示素子)21の
表示色を任意に設定することができる。
【0046】従って、各画素21を順次する点順次走査
や、ゲート配線IG1〜IGmの1本を選択してからド
レイン配線ID1〜IDmを順次走査する線順次走査を
用いることにより、各画素21毎にカラー表示を行うこ
とが可能になり、表示画素部42にカラー画像を表示す
ることができる。但し、画素(表示素子)21はカラー
表示可能であるもののコントラストは表示不能であるた
め、表示装置41もコントラストを表示することはでき
ない。尚、表示装置41においても、第2実施形態の表
示装置11と同様に、例えば、従来よりプラズマ表示装
置などで利用されている時間分割による重み付けを行え
ば、ある程度のコントラストを得ることができる。
【0047】このように、本第3実施形態によれば、表
示素子21から成る画素をマトリックス状に配置して表
示画素部42を形成することにより、アクティブマトリ
ックス方式の反射型表示装置41を実現することができ
る。アクティブマトリックス方式の表示装置41では、
データ信号に対応した電荷が光干渉素子IFおよび補助
容量ICsの各静電容量に保持されるため、第2実施形
態の単純マトリックス方式の表示装置11に比べて、高
い画質を得ることができる。
【0048】また、第2実施形態と同様に、透明膜4に
強誘電体膜を用いれば、表示装置41の表示画像のメモ
リ効果を得ることができる。図6は、表示素子(画素)
21の平面図である。図7は、表示素子(画素)21の
変形例を示す概略断面図である。
【0049】図7に示す表示素子21において、図3に
示す表示素子21と異なるのは、薄膜トランジスタIT
がボトムゲート型になっている点だけである。つまり、
図3に示す表示素子21では、ソース領域S,ドレイン
領域D,チャネル領域CHが形成された能動層(半導体
膜27)の上側(絶縁膜33側)にゲート電極31が配
置されてトップゲート型の薄膜トランジスタITが形成
されている。
【0050】それに対して、図7に示す表示素子21で
は、ソース領域S,ドレイン領域D,チャネル領域CH
が形成された能動層(半導体膜27)の下側(透明絶縁
基板22側)にゲート電極31が配置されてボトムゲー
ト型の薄膜トランジスタITが形成されている。
【0051】尚、図7に示す表示素子21の動作は、図
3に示す表示素子21と同じである。図8は、表示装置
41の変形例を示すブロック構成図である。図8に示す
表示装置41において、図4に示す表示装置41と異な
るのは、各ゲート配線IG1〜IGmと各ドレイン配線
ID1〜IDmとが平行に配置されている点と、各ドラ
イバ43,44が表示画素部42の両側に配置されてい
る点である。
【0052】図9は、図8に示す表示装置41における
表示素子(画素)21の平面図である。 (第4実施形態)図10は、第4実施形態の表示素子5
1の概略断面図である。
【0053】表示素子51は、第3実施形態の表示素子
21をカラー表示用の表示素子(以下、カラー表示素子
21と表記する)として用い、そのカラー表示素子21
とコントラスト表示用の表示素子(以下、コントラスト
表示素子52と表記する)とが積層一体化されて構成さ
れている。
【0054】コントラスト表示素子52は、液晶素子L
F、トップゲート型の薄膜トランジスタLT、補助容量
(付加容量)LCsから構成されている。絶縁膜26上
には、カラー表示素子21用の薄膜トランジスタITの
能動層となる半導体膜27(以下、符号を「27a」と
表記する)に加えて、コントラスト表示素子52用の薄
膜トランジスタLTの能動層となる半導体膜27(以
下、符号を「27b」と表記する)が形成されている。
半導体膜27bには、薄膜トランジスタLTのソース領
域Sおよびドレイン領域Dと各領域S,D間のチャネル
領域CHと、補助容量LCsの対向電極28とが形成さ
れている。半導体膜27bにおいて、対向電極28とソ
ース領域Sとは並んで配置されている。半導体膜27b
上に形成された絶縁膜30上において、チャネル領域C
H上に相当する位置には薄膜トランジスタLTのゲート
電極31が形成され、対向電極28上に相当する位置に
は補助容量LCsの蓄積電極32が形成されている。ゲ
ート電極31および蓄積電極32の上に形成された絶縁
膜33上には、透明電極53が形成されている。透明電
極53は、各絶縁膜33,30に形成されたコンタクト
ホール54を介して、薄膜トランジスタLTのソース領
域Sと接続されている。透明電極53および絶縁膜33
の上には配向膜55が形成されている。配向膜55上に
は、液晶層56、配向膜57、共通電極58、透明絶縁
基板59がこの順番で積層形成されている。
【0055】液晶素子LFは、透明電極53、配向膜5
5,57、液晶層56、共通電極58から構成されてい
る。そして、各電極53,58間に形成された配向膜5
5,57および液晶層56が誘電体膜として機能し、各
電極53,58間には静電容量が形成される。
【0056】薄膜トランジスタLFは、ゲート電極3
1、ソース領域S、ドレイン領域D、チャネル領域CH
から構成され、ゲート電極31とチャネル領域CHとの
間に形成された絶縁膜30がゲート絶縁膜として機能す
る。つまり、コントラスト表示素子52用の薄膜トラン
ジスタLTは、カラー表示素子21用の薄膜トランジス
タITと同じ構造に形成されている。
【0057】補助容量LCsは、対向電極28および蓄
積電極32から構成されている。そして、各電極28,
32間に形成された絶縁膜30が誘電体膜として機能
し、各電極28,32間には静電容量が形成される。つ
まり、コントラスト表示素子52用の補助容量LCs
は、カラー表示素子21用の補助容量ICsと同じ構造
に形成されている。
【0058】ここで、透明絶縁基板59は、透明絶縁基
板22と同一材料で形成すればよい。共通電極58およ
び透明電極53は、共通電極24および透明電極2と同
様に、可視光に対する透過性と導電性とを備えた材質で
あればどのような材料で形成してもよい。
【0059】次に、表示素子51の製造方法について説
明する。反射膜23、共通電極24、透明膜4、透明電
極2、絶縁膜25,26、コンタクトホール29の形成
までは、第3実施形態と同じである。そして、コンタク
トホール29内を含むデバイス全面に半導体膜を形成
し、フォトリソグラフィ技術とエッチング法とを用いて
当該半導体膜をパターニングして各半導体膜27a,2
7bを形成する。次に、各半導体膜27a,27bに不
純物イオンを注入してソース領域S、ドレイン領域D、
対向電極28を形成する。そして、絶縁膜30を形成し
た後に、ゲート電極31および蓄積電極32を形成し、
続いて、絶縁膜33を形成する。次に、コンタクトホー
ル54を形成した後に、そのコンタクトホール54内を
含むデバイス全面に透明電極53を形成し、フォトリソ
グラフィ技術とエッチング法とを用いて各表示素子52
毎に透明電極53をパターニングする。そして、デバイ
ス全面に配向膜55を形成する。
【0060】また、透明絶縁基板59の全面に共通電極
58および配向膜57を形成する。最後に、各透明絶縁
基板22,59を配向膜55,57が対向するように配
置し、各配向膜55,57間の空隙に液晶を封入して液
晶層56を形成する。このように、補助容量LCsの対
向電極28は、薄膜トランジスタLTのソース領域Sお
よびドレイン領域Dと同時に形成される。また、補助容
量LCsの誘電体膜と、薄膜トランジスタLTのゲート
絶縁膜とは、絶縁膜30として同時に形成される。そし
て、補助容量LCsの蓄積電極32は、薄膜トランジス
タLTのゲート電極31と同時に形成される。従って、
補助容量LCsの作成のためだけに特別な工程を設ける
必要はなく、補助容量LCsを設けることにより製造工
程が複雑化するのを防止することができる。
【0061】また、各薄膜トランジスタIT,LTを構
成する各部分(半導体膜27a,27b、ソース領域
S、ドレイン領域D、チャネル領域CH、ゲート絶縁膜
となる絶縁膜30、ゲート電極31)は同時に形成され
る。そのため、各薄膜トランジスタIT,LTを別個に
作成する場合に比べて、製造工程を簡略化することがで
きる。
【0062】図11は、第4実施形態のコントラスト表
示用の表示装置(以下、コントラスト表示装置61と表
記する)のブロック構成図である。表示画素部62に
は、コントラスト表示素子52から成る画素(以下、コ
ントラスト表示素子52と同じ符号「52」を用いて表
記する)がマトリックス状に配置されている。
【0063】表示画素部62には、各ゲート配線(走査
配線)LG1…LGn,LGn+1…LGmと、各ドレ
イン配線(データ配線)LD1…LDn,LDn+1…
LDmとが配置されている。各ゲート配線と各ドレイン
配線とはそれぞれ互いに直交し、その直交部分に画素5
2が設けられている。各ゲート配線は、光干渉素子用ゲ
ートドライバ63に接続され、ゲート信号(走査信号)
が印加される。各ドレイン配線は、光干渉素子用ドレイ
ンドライバ(データドライバ)64に接続され、データ
信号が印加される。そして、各ドライバ63,64によ
り駆動回路部65が構成されている。
【0064】尚、駆動回路部65は表示画素部62と同
一の基板22上に形成してもよい。図12は、ゲート配
線LGnとドレイン配線LDnとの直交部分に設けられ
ている画表(表示素子)52の等価回路図である。ゲー
ト配線LGnには薄膜トランジスタLTのゲート電極3
1が接続され、ドレイン配線LDnには薄膜トランジス
タLTのドレイン領域Dが接続されている。薄膜トラン
ジスタLTのソース領域Sには、液晶素子LFの透明電
極53と、補助容量LCsの対向電極28とが接続され
ている。そして、液晶素子LFおよび補助容量LCsに
より信号蓄積素子が構成される。
【0065】液晶素子LFの共通電極58は、表示画素
部62の透明絶縁基板22の全面に形成され、全ての画
素52について共通になっており、定電圧LVcomが
印加される。補助容量LCsの蓄積電極32は、全ての
画素52について共通になっており、定電圧LVR が印
加される。
【0066】尚、各定電圧LVR,LVcomは同一電
圧にしてもよく、その場合は、補助容量LCsの蓄積電
極32と共通電極58とを接続すればよい。次に、コン
トラスト表示素子52およびコントラスト表示装置61
の動作について説明する。
【0067】ゲートドライバ63によりゲート配線LG
nを選択すると共に、ドレインドライバ64によりドレ
イン配線LDnを選択することにより、ゲート配線LG
nとドレイン配線LDnとの交点に接続された画素52
が選択される。そして、ゲートドライバ63によりゲー
ト配線LGnにゲート信号を印加すると、そのゲート信
号はゲート配線LGnを介して薄膜トランジスタLTの
ゲート電極31に印加され、薄膜トランジスタLTがO
N状態となる。この状態で、ドレインドライバ64によ
りドレイン配線LDnにデータ信号を印加すると、その
データ信号は、ドレイン配線LDnおよびON状態の薄
膜トランジスタLTを介して、液晶素子の透明電極53
に印加されると共に、補助容量LCsの対向電極28に
印加される。そのため、データ信号に対応した電荷が、
液晶素子LFおよび補助容量LCsの各静電容量にそれ
ぞれ充電される。
【0068】その後、ゲートドライバ43によりゲート
配線LGnに印加するゲート信号を変化させ、薄膜トラ
ンジスタLTをOFF状態にする。すると、前記データ
信号に対応した電荷は、液晶素子LFおよび補助容量L
Csの各静電容量にそれぞれ保持される。そのため、デ
ータ信号に対応した電圧が液晶素子LFの各電極53,
58に印加され、その電圧に応じて液晶層56の透過率
が変化する。そのため、共通電極58側から入射して反
射膜23で反射された可視光のコントラストは、液晶層
56の透過率の変化に応じて変化する。
【0069】従って、各画素52を順次する点順次走査
や、ゲート配線LG1〜LGmの1本を選択してからド
レイン配線LD1〜LDmを順次走査する線順次走査を
用いることにより、各画素52毎にコントラスト表示を
行うことが可能になり、表示画素部62にコントラスト
画像を表示することができる。
【0070】このように、コントラスト表示装置61に
よれば、表示素子52から成る画素をマトリックス状に
配置して表示画素部62を形成することにより、コント
ラストを表示可能なアクティブマトリックス方式の液晶
表示装置を実現することができる。アクティブマトリッ
クス方式の液晶表示装置(コントラスト表示装置61)
では、データ信号に対応した電荷が液晶素子LFおよび
補助容量LCsの各静電容量に保持されるため、単純マ
トリックス方式の液晶表示装置に比べて、高い画質を得
ることができる。
【0071】以上詳述したように、本第4実施形態の表
示素子51は、カラー表示素子21とコントラスト表示
素子52とが積層一体化されて構成されている。そのた
め、表示素子51により表示される画像は、カラー表示
素子21により表示されたカラー画像と、コントラスト
表示素子により表示されたコントラスト画像とが重ね合
わされたものになる。
【0072】そして、本第4実施形態によれば、表示素
子51から成る画素をマトリックス状に配置して表示画
素部を形成することにより、アクティブマトリックス方
式の反射型表示装置を実現することができる。つまり、
本第4実施形態の表示装置では、第3実施形態の表示装
置41をカラー表示用の表示装置(以下、カラー表示装
置41と表記する)として用い、カラー表示装置41の
表示画素部42とコントラスト表示装置61の表示画素
部62とが積層一体化された構成とすることにより、カ
ラー表示装置41とコントラスト表示装置61とを組み
合わせている。
【0073】従って、本第4実施形態によれば、1つの
表示素子(画素)51でカラー表示とコントラスト表示
とを同時に行うことができる。それに対して、従来の液
晶表示装置では、3つの画素で1つのカラー画素が構成
されている。そのため、同レベルの高精細表示を実現す
るには、本第4実施形態の表示素子(画素)51の平面
寸法を、従来の液晶表示装置のカラー画素と同じ(すな
わち、従来の液晶表示素子の画素の3倍の大きさ)にす
ればよくなり、表示素子51の製造が容易になる。言い
換えれば、表示素子(画素)51の平面寸法を大きくし
ても高精細表示が可能になる。また、本第4実施形態の
表示装置の開口率は、各配線IG1〜IGm,LG1〜
LGm,ID1〜IDm,LD1〜LDmの幅によって
規定され、その配線幅は配線抵抗低減のためある程度以
上には細くできないが、表示素子(画素)51の平面寸
法を大きくすることにより、表示装置の開口率を高める
こともできる。
【0074】図13は、図6に示すカラー表示素子21
と、図11に示すコントラスト表示装置61におけるコ
ントラスト表示素子52とを積層一体化した場合の平面
図である。図14は、表示素子(画素)51の変形例を
示す概略断面図である。
【0075】図14に示す表示素子51において、図1
0に示す表示素子51と異なるのは、各薄膜トランジス
タIT,LTがボトムゲート型になっている点だけであ
る。つまり、図10に示す表示素子51では、ソース領
域S,ドレイン領域D,チャネル領域CHが形成された
能動層(半導体膜27a,27b)の上側(絶縁膜33
側)にゲート電極31が配置されてトップゲート型の薄
膜トランジスタIT,LTが形成されている。
【0076】それに対して、図14に示す表示素子51
では、ソース領域S,ドレイン領域D,チャネル領域C
Hが形成された能動層(半導体膜27a,27b)の下
側(透明絶縁基板22側)にゲート電極31が配置され
てボトムゲート型の薄膜トランジスタIT,LTが形成
されている。
【0077】尚、図14に示す表示素子51の動作は、
図10に示す表示素子51と同じである。図15は、コ
ントラスト表示装置61の変形例を示すブロック構成図
である。図15に示すコントラスト表示装置61におい
て、図11に示すコントラスト表示装置61と異なるの
は、各ゲート配線LG1〜LGmと各ドレイン配線LD
1〜LDmとが平行に配置されている点と、各ドライバ
63,64が表示画素部62の両側に配置されている点
である。
【0078】図16は、図9に示すカラー表示素子21
と、図15に示すコントラスト表示装置61におけるコ
ントラスト表示素子52とを積層一体化した場合の平面
図である。 (第5実施形態)図17は、第5実施形態の表示装置1
01の製造方法を説明するための要部断面図である。図
18は、表示装置101の一部平面図である。尚、図1
7(c)は、図18におけるX−X線断面図である。
【0079】表示装置101を製造するには、まず、図
17(a)に示すように、反射電極3上に一定間隔をあ
けてスペーサ102を配置する。次に、図17(b)に
示すように、反射電極3上に樹脂材料103を塗布して
各スペーサ102間を充填し、樹脂材料103の表面を
平坦化すると共に、各スペーサ102の頂面を露出させ
る。最後に、図17(c)および図18に示すように、
樹脂材料103上に透明電極2を形成し、透明電極2を
表示素子(画素)104の形状にパターニングした後
に、樹脂材料103を取り除く。尚、樹脂材料103を
取り除くには、溶剤を用いて樹脂材料103を溶解させ
ればよく、樹脂材料103にレジストを用いた場合はア
ッシング処理を利用してもよい。
【0080】その結果、矩形状にパターニングされた各
透明電極2の四隅はそれぞれスペーサ102により反射
電極3に対して支持固定される。そして、平板状の各電
極2,3間には、樹脂材料103が取り除かれた空隙1
05が形成される。そのため、各電極2,3はスペーサ
102の高さH分の間隔をあけて対向配置されることに
なる。
【0081】このように構成された表示素子104で
は、各電極2,3間に印加された電圧に応じて各電極
2,3が静電引力により撓み、各電極2,3の間隔が変
化する。そのため、透明電極2側から入射して反射電極
3で反射された可視光は、各電極2,3の間隔に応じた
光干渉により着色されることになる。従って、各電極
2,3間に印加する電圧を適宜設定することにより、表
示素子104の表示色を任意に変化させることができ
る。尚、表示素子104では、液晶素子における液晶の
焼き付きのような現象は起こらないため、各電極2,3
間に印加する電圧は直流電圧でよい。
【0082】従って、本第5実施形態の表示素子104
によれば、第1実施形態の表示素子1と同様の作用・効
果を得ることができる。そして、表示素子104から成
る画素がマトリックス状に配置されて表示装置101が
構成される。そのため、第2実施形態の表示装置11と
同様に、表示装置101の各電極2,3にX配線および
Y配線を接続し、XデコーダおよびYデコーダにより選
択した配線の電圧を制御することにより、単純マトリッ
クス方式の表示装置を得ることができる。但し、表示素
子104はカラー表示可能であるもののコントラストは
表示不能であるため、表示装置101もコントラストを
表示することはできない。
【0083】従って、本第5実施形態の表示装置101
によれば、第2実施形態の表示装置11と同様の作用・
効果を得ることができる。そして、第3実施形態の表示
素子21における光干渉素子IFを本第5実施形態の表
示素子104に置き換えれば、第3実施形態と同様の作
用・効果を得ることができる。
【0084】また、第4実施形態の表示素子21におけ
る光干渉素子IFを本第5実施形態の表示素子104に
置き換えれば、第4実施形態と同様の作用・効果を得る
ことができる。尚、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、以下のように変更してもよく、その場
合でも、上記各実施形態と同様もしくはそれ以上の作用
・効果を得ることができる。
【0085】(1)第3,第4実施形態において、光干
渉素子IFの静電容量が十分に大きい場合には、補助容
量ICsを省いてもよい。また、第4実施形態におい
て、液晶素子LFの静電容量が十分に大きい場合には、
補助容量LCsを省いてもよい。
【0086】(2)透明膜4を表示素子(画素)1,2
1毎に分割するようにしてもよい。このようにすれば、
各表示素子(画素)1,21の隣接部分において透明膜
4が歪むのを防止することが可能になり、透明膜4の歪
みにより表示色に滲み等が生じるのを回避して画質を向
上させることができる。
【0087】(3)反射膜23を省き、共通電極24を
反射電極3に置き換えるようにしてもよい。この場合、
透明絶縁基板22は可視光に対する透過性が不要にな
る。 (4)第4実施形態において、透明絶縁基板22の下面
に反射膜23を設けるのではなく、透明絶縁基板59の
上面(共通電極58の反対側)に反射膜23を設けるよ
うにする。
【0088】また、反射膜23を省き、共通電極58を
可視光に対する反射性を備えた材質で形成してもよい。
この場合、透明絶縁基板59は可視光に対する透過性が
不要になる。つまり、第4実施形態では、可視光が入射
する側(透明絶縁基板59側)に液晶による表示素子5
2を設け、可視光が反射する側(透明絶縁基板22側)
に光干渉による表示素子21を設けている。しかし、上
記(4)のように、透明絶縁基板22側から可視光を入
射させて透明絶縁基板59側で反射させるようにして、
可視光が入射する側(透明絶縁基板22側)に光干渉に
よる表示素子21を設け、可視光が反射する側(透明絶
縁基板59側)に液晶による表示素子52を設けるよう
にしてもよい。
【0089】(5)第2実施形態の単純マトリックス方
式の表示装置11と、第4実施形態のアクティブマトリ
ックス方式の表示装置61とを積層一体化した構成にし
てもよい。また、第3実施形態のアクティブマトリック
ス方式の表示装置41と、単純マトリックス方式の液晶
表示装置とを積層一体化した構成にしてもよい。
【0090】(6)第4実施形態では各表示装置21,
52を積層一体化して表示装置51を構成している。し
かし、第2実施形態の表示装置11または第3実施形態
の表示装置41と、全く別個に作成した液晶表示装置と
を重ね合わせるようにしてもよい。
【0091】(7)直視型の表示装置に限らず、投写型
の表示装置(プロジェクタ)に適用してもよい。従来の
液晶プロジェクタでは、光の3原色(または3原色の補
色)にそれぞれ対応する透過型液晶パネルを設ける必要
があり、プロジェクタの光源からの投射光が3つの透過
型液晶パネルを通ってスクリーンに投射されていた。そ
のため、3つの透過型液晶パネルを設ける分だけプロジ
ェクタ全体が大型化すると共に、光源からの投射光が3
つの透過型液晶パネルを通るため減衰されて暗くなると
いう問題があった。
【0092】それに対して、本発明を適用すれば、第4
実施形態と同様の1つの反射型表示装置だけでプロジェ
クタを構成することが可能になるため、プロジェクタ全
体を小型化すると共に、光源からの投射光が1つの反射
型表示装置で反射されるだけであるため減衰されず暗く
ならないという利点がある。
【0093】(8)表示装置に限らず、画像の演算を行
うための空間演算素子(空間変調素子)に適用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の表示素子の
一部断面図。
【図2】本発明を具体化した第2実施形態の表示装置の
ブロック構成図。
【図3】本発明を具体化した第3実施形態の表示素子の
概略断面図。
【図4】本発明を具体化した第3実施形態の表示装置の
ブロック構成図。
【図5】第3実施形態の画素(表示素子)の等価回路
図。
【図6】第3実施形態の表示素子の平面図。
【図7】第3実施形態の表示素子の変形例を示す概略断
面図。
【図8】第3実施形態の表示装置の変形例を示すブロッ
ク構成図。
【図9】図8に示す表示装置における表示素子の平面
図。
【図10】本発明を具体化した第4実施形態の表示素子
の概略断面図。
【図11】第4実施形態のコントラスト表示用の表示装
置のブロック構成図。
【図12】第4実施形態のコントラスト表示用の画表
(表示素子)の等価回路図。
【図13】図6に示すカラー表示用の表示素子と、図1
1に示すコントラスト表示用の表示装置におけるコント
ラスト表示用の表示素子とを積層一体化した場合の平面
図。
【図14】第4実施形態の表示素子の変形例を示す概略
断面図。
【図15】第4実施形態のコントラスト表示用の表示装
置の変形例を示すブロック構成図。
【図16】図9に示すカラー表示用の表示素子と、図1
5に示すコントラスト表示用の表示装置におけるコント
ラスト表示用の表示素子とを積層一体化した場合の平面
図。
【図17】本発明を具体化した第5実施形態の表示装置
の製造方法を説明するための要部断面図。
【図18】第5実施形態の表示装置の平面図。
【符号の説明】
1,21,52,104…表示素子 2…透明電極 3…反射電極 4…透明膜 24…共通電極 105…空隙 12,42…表示画素部 11,41…表示装置 IT…薄膜トランジスタ X1〜Xm…X配線 Y1〜Ym…Y配線 IG1〜IGm…ゲート配線 ID1〜IDm…ドレイン配線 ICs…補助容量 LF…液晶素子 IF…光干渉素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1365 G09F 9/30 349Z G09F 9/30 349 370Z 370 G02F 1/136 500 Fターム(参考) 2H088 EA13 EA15 EA16 EA44 HA02 HA06 HA08 HA10 HA21 MA20 2H089 HA15 HA16 HA35 HA36 JA11 KA19 QA16 TA02 TA05 TA09 TA17 2H091 FA14Y FA14Z FB02 FB08 FC06 FC10 FD06 FD24 GA01 GA02 GA07 GA11 GA13 GA16 LA15 2H092 GA05 GA18 GA29 HA03 HA05 HA07 JA28 JA34 JA37 JA41 JA46 JB07 JB09 JB56 JB61 JB65 JB67 JB69 KA03 KA04 KA05 KA12 KA18 MA11 MA30 NA27 5C094 AA05 AA08 AA43 BA03 BA41 CA19 CA24 EA05 EA06 EB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光に対する透過性と導電性とを備え
    た透明電極板と、 可視光に対する反射性と導電性とを備えた反射電極板
    と、 前記透明電極板と前記反射電極板との間に挟設され、両
    電極板からの電圧印加により膜厚が変化すると共に、可
    視光に対する透過性を備えた透明膜とを備えたことを特
    徴とする表示素子。
  2. 【請求項2】 可視光に対する透過性と導電性とを備え
    た透明電極板と、 可視光に対する反射性と導電性とを備えた反射電極板と
    を備え、 前記透明電極板と前記反射電極板との間に空隙が設けら
    れたことを特徴とする表示素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の表示素
    子から構成される画素がマトリックス状に配置された表
    示画素部と、 前記画素を構成する前記表示素子の前記透明電極に接続
    された第1配線と、 前記画素を構成する前記表示素子の前記反射電極に接続
    された第2配線とを備えたことを特徴とする単純マトリ
    ックス方式の反射型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の表示素
    子と、その表示素子にデータ信号を転送して駆動するス
    イッチング素子とから構成される画素がマトリックス状
    に配置された表示画素部と、 前記画素を構成するスイッチング素子のスイッチング動
    作を制御するための走査信号が転送される走査配線と、 前記データ信号が転送されるデータ配線とを備えたこと
    を特徴とするアクティブマトリックス方式の反射型表示
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の表示装
    置において、 前記表示素子の前記透明電極板と前記反射電極板との間
    に形成される静電容量と並列に接続された補助容量を備
    えたことを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載の表
    示装置において、 前記画素を構成する表示素子と重ね合わされて配置され
    たコントラストを表示する画素を備えたことを特徴とす
    る表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の表示装置において、 前記コントラストを表示する画素は、液晶素子を備えた
    ことを特徴とする表示装置。
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