JP2000258448A - 音響トモグラフィの情報収集装置 - Google Patents

音響トモグラフィの情報収集装置

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JP2000258448A
JP2000258448A JP6401199A JP6401199A JP2000258448A JP 2000258448 A JP2000258448 A JP 2000258448A JP 6401199 A JP6401199 A JP 6401199A JP 6401199 A JP6401199 A JP 6401199A JP 2000258448 A JP2000258448 A JP 2000258448A
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新 金子
Noriaki Eda
憲彰 江田
Ko Tei
紅 鄭
Tadashi Takano
忠 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象水域の流速あるいは温度の分布を求
めるための音波伝播時間情報の収集の際の、収集時間の
短縮化を図った音響トモグラフィの情報収集装置を提供
する。 【解決手段】 局Aからは、自局の識別コードを含んだ
音波aが送信され、局Dは音波aを受信し、その音波に
含まれる識別コードと予め記憶された全局の識別コード
とを相関処理することにより、音波の送信局Aが特定さ
れる。このため、全受信局での受信終了を待ってから次
回の音波送信を行う必要がなくなり、トータルの音波伝
播時間の情報の収集時間を短縮することが可能となる。
また、GPS衛星からの時刻信号に同期した基準クロッ
クを用いることにより、音波伝播時間の測定精度が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象水域の流
速あるいは温度の分布作成のための音波伝播時間情報を
収集する音響トモグラフィの情報収集装置に係り、特に
情報収集の時間短縮を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、海洋音響トモグラフィ(OA
T:Ocean Acoustic Tomography)は、音波の送波器お
よび受波器を備えた送受信局(単に局ともいう)を測定
対象海域の周囲の海中に散在させ、様々な経路(以下音
線という)での音波の送受信を行って、多数の音波伝播
時間の情報を収集し、これらを格子状に組合わせて生成
されたデータを、その海域の流速や温度の分布とするも
のである。
【0003】計測された音波伝播時間のデータを双方向
音波伝播法に適用すれば、海域の2点間の音線に沿って
平均化された音速Cm(m/s)および流速Um(m/
s)は、次の式(1)および式(2)によって求めるこ
とができる。
【0004】
【数1】 ここで、tABは、測定対象海域のA点からB点への音波
伝播時間、tBAは、B点からA点への音波伝播時間、L
は、AB点間の距離とする。
【0005】また、音線に沿って平均化された水温T
(℃)は、経験的に次の簡略式によって求めることがで
きる。
【0006】 T=(1449.2−c)/4.6 …… (3) 従来の音響トモグラフィの情報収集装置にあっては、測
定海域に、送波器および受波器を備えた複数の送受信局
を散在させて、局間で音波を送受信させることで、音波
の伝播時間情報の収集が行われる。初めに、散在させた
局のうちの第1の局が音波を送信し、他の全局での受信
が終了した後に、第2の局が音波を送信する。このよう
に順次に音波送受信を行なうことで音波伝播時間の情報
収集が行われた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の音響トモグラフ
ィの情報収集装置は、エルニーニョ現象の確認のため等
の、主に10〜1000kmスケールの外洋海域におけ
る水温についての音響トモグラフィ生成のために利用さ
れてきた。そして、水温は頻繁に変化することが少ない
ため、音波伝播時間情報のトータルでの収集時間につい
ての制約を受けることは少なかった。
【0008】しかしながら、瀬戸内海のように、船舶の
頻繁な通行と活発な漁業活動が行われている沿岸海域で
は、潮流が時事刻々と変化するので、流速を正確に捉え
るために、トータルの情報収集時間を短縮したいという
要望が挙げられていた。
【0009】そこで、この発明は上記従来の要望等に鑑
みなされたもので、その目的としては、測定対象水域の
流速あるいは温度の分布を求めるための音波伝播時間情
報の収集の際の、収集時間の短縮化を図った音響トモグ
ラフィの情報収集装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
音響トモグラフィの情報収集装置は、測定対象水域の周
縁近傍に送波局および受波局を散在させて当該水域を横
断する音波を送受信させることにより、当該水域の流速
あるいは温度の分布作成のための音波伝播時間情報を収
集する音響トモグラフィの情報収集装置において、前記
散在させた送波局の一局に設けられ、当該送波局を識別
するための識別情報を含む識別音波を所定の送信時刻に
送信する送信手段と、前記散在させた受波局の一局に設
けられ、当該受波局で受信された前記識別音波に含まれ
る識別情報と、前記散在させた各送波局を識別するため
の予め記憶された識別情報とに基づいて、当該識別音波
の送波局を特定すると共に受信時刻を測定する受信手段
とを有することを特徴とする。
【0011】上記構成とすることにより、送波局の一局
に設けられた送信手段は、当該送波局を識別するための
識別情報を含む識別音波を所定の送信時刻に送信し、一
方受波局では、この識別音波を受信すると、当該受波局
に設けられた受信手段は、識別音波に含まれる識別情報
と、予め記憶された各送波局を識別するための識別情報
とに基づいて、当該識別音波の送波局を特定すると共に
受信時刻を測定する。
【0012】また、本発明の請求項2に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項1記載の音響トモグラ
フィの情報収集装置であって、前記識別音波は、GPS
衛星からの時刻信号に基づいて設定された時間における
所定の送信時刻に送信され、前記受信時刻は当該設定さ
れた時間において計測されることを特徴とする。
【0013】この発明にあっては、送波局および送波局
にはGPSアンテナが設けられ、送波局および送波局に
て、GPS衛星からの時刻信号に同期した基準クロック
が生成され、送波局からは、自局の基準クロックに基づ
いて予め計画された所定の送信時刻に識別音波が送信さ
れ、受波局では、自局の基準クロックに基づいて受信時
刻が計測される。このため、音波伝播時間の測定精度が
向上する。
【0014】また、本発明の請求項3に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項2記載の音響トモグラ
フィの情報収集装置であって、前記送信手段あるいは受
信手段には、GPS衛星からの時刻信号に代替可能な信
号を発生する代替信号発生手段が設けられたことを特徴
とする。
【0015】この発明においては、送信手段あるいは受
信手段には、例えば水晶クロック等を設けて、GPS衛
星からの時刻信号が受信不可能であるときは、この水晶
クロックのクロック信号を用いての時刻管理が可能とな
る。
【0016】また、本発明の請求項4に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の音響トモグラフィの情報収集装置であっ
て、前記送信手段は、自局の識別情報を2値化して前記
識別音波に含ませ、前記受信手段は、当該識別音波に含
まれる2値化された識別情報と、前記各送波局を識別す
るための識別情報を2値化した情報とを相関処理するこ
とを特徴とする。
【0017】上記構成とすることにより、送波局にて、
識別情報は2値化されて識別音波に含ませられ、受波局
では識別音波に含まれる2値化された識別情報と、各送
波局を識別するための識別情報を2値化した情報とが相
関処理される。このため、受波局において、受信時刻の
計測と送波局の特定を同時に行うことができる。
【0018】また、本発明の請求項5に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項1ないし請求項4のい
ずれかに記載の音響トモグラフィの情報収集装置であっ
て、前記各送信局を識別するための識別情報は、M系列
法により生成された疑似乱数から構成されたことを特徴
とする。
【0019】上記構成とすることにより、相関処理の過
程での、音波雑音に対する相関係数のS/N比が格段に
向上するため、受信時刻の計測および送波局の特定の精
度を向上させることができる。
【0020】また、本発明の請求項6に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項5記載の音響トモグラ
フィの情報収集装置であって、前記各送信局を識別する
ための識別情報は、当該各識別情報のうちの任意の二情
報の積和が小さくなるような疑似乱数であることを特徴
とする。
【0021】上記構成として、他の送波局の識別情報と
の相違性を強調することにより、相関処理の過程での、
送波局の特定の精度を向上させることができる。
【0022】また、本発明の請求項7に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項1ないし請求項6のい
ずれかに記載の音響トモグラフィの情報収集装置であっ
て、前記送信手段は、前記識別音波の波長を可変自在と
したことを特徴とする。
【0023】上記構成とすることにより、様々な大きさ
の測定対象水域においても、測定対象水域の大きさに応
じた最適な識別音波の波長を設定することが可能となる
ため、識別音波が受波局に到達する前に減衰してしまっ
たり、逆に、識別音波の送信が終了する前に識別音波の
先頭が受波局に到達してしまうという不都合が回避でき
る。
【0024】また、本発明の請求項8に係る音響トモグ
ラフィの情報収集装置は、請求項1ないし請求項7のい
ずれかに記載の音響トモグラフィの情報収集装置であっ
て、前記受波局には、前記識別音波を電気信号に変換す
る複数の受波器が鉛直方向に配置され、前記受信手段
は、当該各受波器からの複数の電気信号に基づいて、当
該識別音波の当該受波局への入射角度を演算することを
特徴とする。
【0025】上記構成とすることにより、識別音波が送
波局から直接到達したものか、或は海底や海面等に反射
して到達したものかを、入射角度θから判定して選別す
ることができる。また、測定対象海域の鉛直断面に複数
の音線を設定することができるため、流速あるいは温度
の3次元分布を求めることも可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る音響トモグラ
フィの情報収集装置の実施の形態を、図1ないし図6を
参照して説明する。図1は、本発明に係る音響トモグラ
フィの情報収集装置の第1の実施の形態の構成を示す図
である。本図に示すように、この実施の形態では、周囲
を陸地に囲まれた測定海域に音響トモグラフィシステム
100(以下システム100という)が配備される。
【0027】システム100は、測定海域の周縁近傍に
配置された6局の送受信局、即ち、局A,局B,…,局
Fから構成される。局Aにおいては、送波器および受波
器を備えた音波送受信部A3が、水面に浮ぶフロート
(ブイ)A2および海底の重りA4によって海中に係留
されている。フロートA2には、GPSアンテナA1が
取付けられ、防水加工されたフロート内部には、バッテ
リにより電力を供給される送受信制御部A10が収納さ
れている。
【0028】送受信制御部A10において、時刻管理部
1は、GPSアンテナA1によって受信された、GPS
衛星からの時刻信号に基づいて、基準クロック信号を生
成して制御部2に送出する。一方、制御部2は、自局を
識別するための識別コードをハードディスク装置2bに
記憶している。出力回路部3は、識別コードを含む駆動
信号Sdを、送波器A31に対して出力する回路であ
る。
【0029】一方、局Dを構成する送受信制御部D10
は、送受信制御部A10と同様に時刻管理部1、制御部
2を有し、さらに受信した音波の信号処理を行う受信直
交復調回路部5と、送信局の特定および音波の受信時刻
の計測を行う相関処理部4とを備えている。また、ハー
ドディスク装置2bには、システム100の全局の識別
コードが記憶されている。
【0030】次に、システム100における音波送受信
の動作を説明する。局Aは、時刻管理部1で管理された
時間における、予め計画された所定の送信時刻に音波送
信を行う。即ち、制御部2では、自局の識別コードがハ
ードディスク装置2bから読出され、出力回路部3で
は、この識別コードを含んだ駆動信号Sdが生成され
て、駆動信号Sdは送波器A31へ送出され、送波器A
31から海中に向けて音波aが送信される。
【0031】局Dでは、音波送受信部D3の受波器D3
2にて音波aが受信され、その音波受信信号Srは、受
信直交復調回路部5にてA/D変換されてディジタルデ
ータとなり、相関処理部4では、このデータに含まれた
識別コードと、ハードディスク装置2bに記憶された局
D以外の識別コードとの相関処理を行うことで、送信局
(この場合、局A)を特定すると共に、受信時刻を測定
する。そして、制御部2にて、送信時刻と受信時刻との
時間差を演算することで音波伝播時間が算出される。
【0032】尚、図1においては、上記の動作説明に必
要なものに限定して図示したが、送受信制御部A10と
送受信制御部D10とは同一構成となっており、共に、
時刻管理部1、制御部2、出力回路部3、相関処理部4
および受信直交復調回路部5を備えている。また、局
B,局C,局Eおよび局Fにおいても、局A、局Dと同
一の構成がとられ、音波の送受信が可能となっている。
【0033】図2は、局Aの送受信制御部A10および
音波送受信部A3を示す図である。時刻管理部1は、G
PS受信機1a、水晶クロック1bおよび基準時刻発生
器1cから構成される。GPS受信機1aは、GPSア
ンテナA1で受信されたGPS衛星からの時刻信号を受
信して、基準時刻発生器1cおよび水晶クロック1bに
同期信号を出力している。基準時刻発生器1cは、この
同期信号から、上記した基準クロック信号を生成する。
即ち、基準時刻発生器1cは、パルス立上がりが毎正秒
を示す正確な周波数1Hzの信号(以下「1Hz信号」
という)および周波数が1kHzの信号(以下「1kH
z信号」という)を生成して送出するものである。水晶
クロック1bは、年間誤差1.5秒の周波数安定度を有
する温度自動補正機能付の水晶クロックであり、通常は
GPS受信機1aからの同期信号によってGPS受信機
1aの内部クロックと常に同期をとり、GPS衛星から
の時刻信号が受信できないときは、自身のクロックを同
期信号の代りに基準時刻発生器1cに与えるように構成
されている。即ち、水晶クロック1bは、GPS受信機
1aのバックアップとして機能する。
【0034】制御部2は、CPU2aおよびハードディ
スク装置2bとから構成されている。CPU2aは、基
準時刻発生器1cから出力された1Hz信号で常に補正
される内部クロックで動作する。CPU2aは、バス信
号線Sbを介して、後述する相関処理部4とのデータ通
信を行い、受信したデータをハードディスク装置2bに
保存する。このハードディスク装置2bには、音波の送
信局を特定するために、局Aから局Fまでの識別コード
が予め記憶されている。この実施の形態では、疑似乱数
発生法の一つであるM系列法により生成された乱数のう
ちの互いに異なる相関の最も小さい乱数ペアであって、
その積で作られる6個の異なって符号化されたGold系列
が選択されている。
【0035】制御部2は、後述する出力回路部3に対
し、送信スタート信号S1を出力するとともに、相関処
理部4および受信直交復調回路部5に対し、受信スター
ト信号S2を出力している。前者は、音波の送信のタイ
ミング信号(トリガ)とされ、後者は相関処理を開始す
るためのタイミング信号として用いられる。ここでは、
送信スタート信号S1および受信スタート信号S2は共
に、所定の繰返し周期(この実施の形態では2分に設定
される)をもつパルス信号であるが、受信スタート信号
S2は、送信スタート信号S1が出力されてから、所定
の時間間隔(遅延時間)をあけて出力される。また、プ
ログラム設定により、繰返し周期は可変とすることも可
能である。
【0036】相関処理部4は、DSP(Digital Signal
Processor)4aおよびRAM(Randam Access Memory)4
bから構成され、後述する受信直交復調回路部5および
制御部2とのデータ通信をデータバスSbを介して行
い、受信直交復調回路部5から受信したディジタルデー
タに含まれる識別コードと、予めハードディスク装置2
bに記憶された各局の識別コードとの相関処理(相関検
波)を高速度で行い、その処理結果出力(以下、相関係
数という)がピークを示す時刻を受信時刻として測定す
る。
【0037】周波数可変型タイミング回路部6は、PL
L(Phase Locked Loop)回路6a、1/10分周器6b
および1/2分周器6cから構成される。PLL回路6
aは、1kHz信号の周波数を110倍に変換する回路
である。尚、この倍数(乗数)は、測定海域の大きさに
あわせて音波の波長を可変させるため、4倍から400
倍、即ち周波数換算で0.2kHzから20kHzまで
の間で設定可能となっている。1/10分周器6bは、
PLL回路6aからの110kHzの信号を11kHz
に分周するものであり、分周された信号(以下「11k
Hz信号」という)は、駆動信号Sdの搬送波生成のた
め、後述する信号発生器3aに入力され、また、サンプ
リングのタイミング信号としてA/D変換器5gに入力
される。1/2分周器6cは、11kHz信号をさら
に、5.5kHzに分周した2信号(以下、総称して
「5.5kHz信号」という)を生成し、この2信号
を、さらに互いに90度の位相差を持たせて出力するも
のあり、この2信号は、直交復調(位相復調)のタイミ
ング信号として、後述する直交復調回路5c,5dに入
力される。
【0038】受信直交復調回路部5は、アンプ5a,帯
域フィルタ5b、直交復調回路5c,5d、高周波除去
フィルタ5e,5fおよびA/D変換器5gから構成さ
れる。アンプ5aは、受波器A32から出力される微弱
な音波受信信号Srを増幅するものであり、帯域フィル
タ5bは、増幅された信号の特定帯域を通過させる回路
である。
【0039】直交復調回路5c,5dは、帯域フィルタ
5bの出力信号を、1/2分周器6cから出力された
5.5kHz信号により、直交復調する回路である。高
周波除去フィルタ5e,5fは、直交復調された各信号
の高周波成分を除去する回路である。A/D変換器5g
は、高周波除去フィルタ5e,5fからのアナログ信号
を11kHz信号に同期したサンプリングによりA/D
変換して、ディジタルデータとして相関処理部4に送信
する回路である。
【0040】出力回路部3は、信号発生器3aおよびア
ンプ3bから構成されている。信号発生器3aは、11
kHz信号に同期する搬送波を内部的に生成しており、
制御部2からの送信スタート信号S1に応答して、自局
の識別コードを制御部2から受信するとともに、この識
別コードを搬送波に位相変調して駆動信号Sdとして出
力するものである。
【0041】アンプ3bは、信号発生器3aから入力さ
れた駆動信号Sdを増幅するパワーアンプであり、増幅
された駆動信号Sdは音波送受信部A3の送波器A31
に送出される。
【0042】音波送受信部A3は、送波器A31および
受波器A32から構成される。具体的には、送波器A3
1にトランスミッタが用いられ、受波器A32には、ハ
イドロフォンが用いられる。
【0043】次に、局Aにおける音波の送信動作を説明
する。図3は、送信局Aの各部の波形図であり、同図
(a)は、1Hz信号を、同図(b)は、送信スタート
信号S1を、同図(c)は、駆動信号Sdをそれぞれ示
すものである。
【0044】図3(a)に示す1Hz信号のパルス立上
がりに応答して、CPU2aは、図3(b)に示すよう
な2分の繰返し周期を有する送信スタート信号S1を出
力する。信号発生器3aは、送信スタート信号S1のパ
ルス立上がりに応答して、図3(c)に示すように、周
波数5.5kHzの搬送波に自局の識別コードを位相変
調して含ませた駆動信号Sdを、搬送波の周波数と識別
コードの桁数との積で決定される持続時間(この図では
2秒間)だけ出力する。本図に示すように、駆動信号S
dには、180度の位相変調の結果として2値化された
識別コードが含まれている。出力された駆動信号Sdは
アンプ3bで増幅され、音波送受信部A3の送波器A3
1へと出力され、送波器A31から音波が2秒間海中に
発信される。
【0045】次に、局Dにおける、送信局の特定および
受信時刻の計測動作を説明する。尚、便宜上、局Dの構
成を示すものとして、図2を参照する。音波が受波器A
32で受信されると、この受波器A32から音波受信信
号Srが出力される。音波受信信号Srはアンプ5aに
より増幅され、帯域フィルタ5bにより所定の周波数帯
域成分が除去される。さらに、直交復調回路5c,5d
により直交復調され、高周波除去フィルタ5e,5fに
より高周波成分を除去され、A/D変換器5gによりデ
ィジタルデータ(受信データ)に変換される。そして、
受信直交復調回路部5は、受信データを相関処理部4へ
送信する。
【0046】相関処理部4では、受信データを受信直交
復調回路部5から受信すると、他の5局、即ち局A,局
B,局C,局Eおよび局Fの識別コードを、制御部2か
ら取得して、受信データと他局の識別コードとを相関検
波(処理)することにより、音波の発信局の特定を試み
る。相関検波において検出された相関係数(受信データ
と識別コードの相関が大きい程大きい値を示す)がピー
クを示した時刻を、その識別コードで特定される局から
の音波の受信時刻として計測する。そして、相関処理部
4は、計測された受信時刻を制御部2に送信し、制御部
2では、送信時刻と受信時刻との時間差を音波伝播時間
として演算して、ハードディスク装置2bに保存する。
送信スタート信号S1の繰返し周期は2分であるので、
図4に示すように、2分毎に送信された各音波について
の音波伝播時間が次々と計測される。本図は、音波伝播
時間、即ち相関係数のピークが、12.20秒(122
00mS)から12.25秒(12250mS)の間に
集中して計測された結果を示している。
【0047】以上の説明から明らかなように、第1の実
施の形態では、送信局では、所定の時刻に自局の識別コ
ードを含む音波を送信し、受信局では、音波から識別コ
ードを抽出して予め記憶された他局の識別コードとの相
関検波を行うことにより、受信時刻の計測だけでなく音
波の送信局の特定までもが可能となっている。このた
め、全ての局での音波受信の終了を待ってから次回の音
波送信を行う必要がなく、トータルの音波伝播時間の情
報収集時間を短縮することができる。
【0048】また、各送受信局は、互いに距離をおいて
配置されていても、送信時刻および受信時刻は、GPS
衛星からの時刻信号に基づいて設定された時間における
ものであるため、音波伝播時間の測定精度が向上すると
いう効果が得られる。
【0049】さらに、バックアップとしての水晶クロッ
クを備えているため、GPS衛星からの時刻信号が受信
できない場合であっても音波伝播時間を計測することが
できる。
【0050】また、ディジタル化された識別コードによ
る相関処理を行うことで、受信時刻の計測と送波局の特
定を同時に行うことができる。
【0051】また、識別コードはM系列法により生成さ
れた疑似乱数であるため、海洋の音波雑音に対するS/
N比を格段に(M系列法を利用しない場合の約300〜
400倍)向上させることができ、しかも、識別コード
には相関が最小となる6個の異なって符号化されたGold
系列が選択されているため、他の送信局の識別コードと
の相違性が強調され、送信局の特定の精度向上の効果も
得られている。
【0052】また、音波の搬送波の周波数を可変可能と
したことにより、測定対象水域の大きさに応じた最適な
識別音波の波長を設定することが可能となるため、識別
音波が受波局に到達する前に減衰してしまったり、逆
に、識別音波の送信が終了する前に識別音波の先頭が受
波局に到達してしまうという不都合が回避できる。
【0053】次に、図5を参照して、本発明に係る音響
トモグラフィの情報収集装置の第2の実施の形態を説明
する。この実施の形態の特徴としては、送受信局にて、
複数の受波器を鉛直方向に並べて配置して受波器アレイ
を構成し、音波の入射角度の計測を可能としたことにあ
る。即ち、本図に示すシステム200において、単一の
受波器の代りに、鉛直方向に均等の間隔dをとってn個
の受波器A321,…,A32nを配置して受波器アレ
イA30を構成し、間隔dのデータをハードディスク装
置2bに記憶させている。また、各受波器に対応して、
受信直交復調回路部50には、アンプ、帯域フィルタ、
一対の直交復調回路、一対の高周波除去フィルタおよび
A/D変換器をn組構成して、複数の音波受信信号の並
行処理を可能としている。また、相関処理部40にも、
各受波器に対応して、DSP、RAMをn組構成し、相
関処理を並列して実行することが可能となっている。そ
して、これら回路は、受波器の数に応じて拡張可能とな
っている。尚、各部の機能は、第1の実施の形態と同様
であり、時刻管理部1、制御部2、出力回路部3および
周波数可変型タイミング回路部6については、第1の実
施の形態と同様の構成がとられるため、これらの構成要
素の図示および説明は省略する。
【0054】この実施の形態では、ビームフォーミング
法を利用して、音波の入射角が測定されるが、その作用
の説明の前に、先ず、ビームフォーミング法の概略を説
明する。ビームフォーミング法とは、受波器アレイで得
た受信信号を遅延時間を考慮して加算処理(データ処
理)することにより、音波の入射角度を検出する手法を
いう。受波器が間隔dで直線的に配列されているとき、
水平方向に対して入射角度θをもって受波器アレイに入
射してくる音波信号に対してのビームフォーミング法出
力Bは、次式で与えられる。
【0055】
【数2】 ここで、xiはi番目の受波器の受信信号振幅、wiは
i番目の受信信号に対する重み、τiは、i番目の受波
器に対する遅延時間、Nは受波器の個数である。また、
τiとθとは、次の式(5)で関係づけられる。
【0056】
【数3】 ここで、Cは音速である。受波器を等間隔に並べた場合
には、di=dとなり、さらに入射波を平面波とする場
合には、τi=iτおよびwi=1と考えてよい。この
場合、式(4)および式(5)は、それぞれ、次の式
(6)および式(7)のように書換えられる。
【0057】
【数4】 例えば、B(t,τ)がt=t0,θ=τ0のときにピ
ーク値を示している場合には、音波伝播時間はt0であ
って、次の式(8)で与えられる入射角度θをもって受
波器アレイに入射してきたこととなる。
【0058】
【数5】 式(8)を θで微分すれば角度誤差Δθに関する次の
式(9)が得られる。
【数6】 即ち、角度誤差Δθは、間隔dが大きい程、また入射角
度θが小さいほど小さくなる。
【0059】次に、第2の実施の形態の作用を説明す
る。図6は、経過時間tを横軸にとり、相関処理によっ
て検出された相関係数Xを縦軸にとったグラフである。
本図に示すように、音波が入射角度θをもって受波器ア
レイに入射すると、音波が距離rだけ進む時間τの時間
間隔もって各受波器A321,…A32nに音波が到達
する。その後は、受信直交復調回路部50にて、信号処
理が行われ、相関処理部40の各DSP4a1,…,4
anにて相関処理が行われ、受信時刻が計測される。各
受信時刻はディジタルデータとして、制御部2に送信さ
れ、CPU2aでは、受信時刻の時間差τおよび、予め
ハードディスク装置2bに記憶された受波器間隔dを用
いて、式(8)に示す演算を行い、入射角度θを求め
る。
【0060】従って、第2の実施の形態では、複数の受
波器で受波器アレイを構成して、ビームフォーミング法
を適用したことにより、音波の入射角度を求めることが
可能である。従って、音波が送信局から直接到達したも
のか、或は海底や海面等に反射して到達したものかを、
入射角度θから判定して選別することができる。この場
合、入射角度θが所定の角度以上であるときは、その音
波については、相関検波を実施しないようにも構成する
ことができる。尚、受波器アレイを、少なくとも2個の
受波器から構成すれば、入射角度θの測定が可能であ
る。
【0061】また、測定対象海域の鉛直断面に多重の音
線を設定することができるため、測定対象海域の水温あ
るいは流速の3次元分布を求めることも可能となる。
尚、上記した第1および第2の実施の形態では、音波伝
播時間の情報収集の対象を海域として説明したが、湖な
どの水域において計測することも勿論可能である。ま
た、第1および第2の実施の形態では、送受信局におい
て、音波の送信と受信を共に可能とした構成をとってい
るが、送信局(送波局)と受信局(受波局)とを別々に
設けてもよい。この場合、送信局には、受信直交復調回
路部5および相関処理部4は不要であり、受信局には出
力回路部3は不要である。
【0062】
【発明の効果】本発明の音響トモグラフィの情報収集装
置によれば、識別情報を含む識別音波を所定の送信時刻
に送信する送信手段を送波局に設け、識別音波から当該
識別音波の送波局を特定すると共に受信時刻を測定する
受信手段を受波局に設けたことにより、音波伝播時間の
測定のみならず送信局の特定までもが可能となるため、
全受信局での音波受信の終了を待ってから次回の音波送
信を行う必要がなく、トータルの音波伝播時間の情報収
集時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音響トモグラフィの情報収集装置
の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示した送受信局Aの送受信制御部A10
および音波送受信部A3を示す図である。
【図3】図1に示した実施の形態での各部の波形図であ
る。
【図4】図1に示した実施の形態において相関検波によ
り得られた相関係数のグラフである。
【図5】本発明に係る音響トモグラフィの情報収集装置
の第2の実施の形態を示す図である。
【図6】図5に示した実施の形態における入射角度の計
測方法を説明する図である。
【符号の説明】
100,200…音響トモグラフィシステム A,B,C,D,E,F…送受信局 A1…GPSアンテナ A3,A30…音波送受信部 A31…送波器 A32…受波器 A10,D10…送受信制御部 1…時刻管理部 1a…GPS受信機 1b…水晶クロック 1c…基準時刻発生器 2…制御部 2a…CPU 2b…ハードディスク装置 3…出力回路部 3a…信号発生器 3b…アンプ 4,40…相関処理部 4a…DSP 4b…RAM 5,50…受信直交復調回路部 5a…アンプ 5b…帯域フィルタ 5c,5d…直交復調回路 5e,5f…高周波除去フィルタ 5g…A/D変換器 6…周波数可変型タイミング回路部 6a…PLL回路 6b…1/10分周器 6c…1/2分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江田 憲彰 広島県広島市東区牛田早稲田3−2−1− 502 (72)発明者 鄭 紅 広島県東広島市西条西本町24−16宝積アパ ート203号 (72)発明者 高野 忠 東京都新宿区新宿4−2−18新宿光風ビル アジア航測株式会社内 Fターム(参考) 2G064 AB05 AB16 AB21 BA15 5J062 AA13 BB02 CC07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象水域の周縁近傍に送波局および
    受波局を散在させて当該水域を横断する音波を送受信さ
    せることにより、当該水域の流速あるいは温度の分布作
    成のための音波伝播時間情報を収集する音響トモグラフ
    ィの情報収集装置において、 前記散在させた送波局の一局に設けられ、当該送波局を
    識別するための識別情報を含む識別音波を所定の送信時
    刻に送信する送信手段と、 前記散在させた受波局の一局に設けられ、当該受波局で
    受信された前記識別音波に含まれる識別情報と、前記散
    在させた各送波局を識別するための予め記憶された識別
    情報とに基づいて、当該識別音波の送波局を特定すると
    共に受信時刻を測定する受信手段とを有することを特徴
    とする音響トモグラフィの情報収集装置。
  2. 【請求項2】 前記識別音波は、GPS衛星からの時刻
    信号に基づいて設定された時間における所定の送信時刻
    に送信され、前記受信時刻は当該設定された時間におい
    て計測されることを特徴とする請求項1記載の音響トモ
    グラフィの情報収集装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段あるいは受信手段には、G
    PS衛星からの時刻信号に代替可能な信号を発生する代
    替信号発生手段が設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の音響トモグラフィの情報収集装置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段は、自局の識別情報を2値
    化して前記識別音波に含ませ、前記受信手段は、当該識
    別音波に含まれる2値化された識別情報と、前記各送波
    局を識別するための識別情報を2値化した情報とを相関
    処理することを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の音響トモグラフィの情報収集装置。
  5. 【請求項5】 前記各送信局を識別するための識別情報
    は、M系列法により生成された疑似乱数から構成された
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載の音響トモグラフィの情報収集装置。
  6. 【請求項6】 前記各送信局を識別するための識別情報
    は、当該各識別情報のうちの任意の二情報の積和が小さ
    くなるような疑似乱数であることを特徴とする請求項5
    記載の音響トモグラフィの情報収集装置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、前記識別音波の波長を
    可変自在としたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載の音響トモグラフィの情報収集装
    置。
  8. 【請求項8】 前記受波局には、前記識別音波を電気信
    号に変換する複数の受波器が鉛直方向に配置され、前記
    受信手段は、当該各受波器からの複数の電気信号に基づ
    いて、当該識別音波の当該受波局への入射角度を演算す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか
    に記載の音響トモグラフィの情報収集装置。
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