JP2000256591A - 蛍光顔料インクおよびその製造方法 - Google Patents

蛍光顔料インクおよびその製造方法

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JP2000256591A
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fluorescent pigment
ink
phosphor
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Masayuki Yamada
▼将▼之 山田
Shoji Nishihara
昭二 西原
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不可視性、発光特性、印字品質および耐久性
などに優れた蛍光顔料インク及び、蛍光顔料インクの製
造方法を提供する。 【解決手段】 蛍光顔料インクの300nm以上の粒子径を
もつ一次粒子の存在量が全体の10%以下である無機蛍
光体、分散剤および、水を含む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光顔料インク、
特に印字ヘッドからインク液滴を吐出させて記録を行う
インクジェット記録方式に適したインクに関し、さらに
詳しくは不可視性、発光特性、印字品質および耐久性な
どに優れた蛍光顔料インクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流通産業界を中心に、各産業界で
バーコードによる商品管理などが盛んにおこなわれてい
る。また、各種プリペードカードあるいは通行カードな
どにもバーコードが印刷されており、スキャナーなどの
光学読み取り装置を用いてこのようなバーコードを読み
とることがおこなわれている。また、これらのカードに
加えて、クレジットカードなどでは、これらのカードに
偽造防止手段を施したり、あるいはカードが偽造された
ものであるか否かを判定する手法が種々提案されてい
る。その1つとして、バーコードなどのマークを蛍光体
含有インクあるいは蛍光色素含有インクにより印刷して
潜像マークを形成し、その潜像マークに半導体レーザや
紫外線ランプを照射して蛍光体を励起せしめ、蛍光体か
ら発する光を受光してバーコード情報を読みとる光学読
み取り装置が提案されている。
【0003】この方式によれば、蛍光インクが不可視の
ため既存の印字物の外観を損ねることなく、新規情報を
持たせることができる。また、記録されたマークがある
場合にのみ蛍光信号を検出するために、偽造あるいは変
造されたカードを確実に発見することができる。さらに
潜像マークの内容は真正なカード製造者にしか分からな
いので、カードを偽造あるいは変造すること自体、極め
て困難である。
【0004】従来このような蛍光インクとして、赤外発
光蛍光体を用いたもの(例えば、特公昭53-40594)や蛍
光染料を用いたもの(例えば、特願平3-50291)が使用
されてきた。前者のシステムにおいて使用される蛍光体
は耐久性に優れるという特徴を持つが、粒子サイズが7
μm以上と大きいために、オフセット印刷やインクリボ
ンおよびインクジェット印刷に使用する際、粉砕する必
要があった。この粉砕により蛍光体の結晶性及び組成が
損なわれ、発光強度が大幅に低下するという問題があっ
た。また、粉砕後においても粒度分布が広いために粗大
な粒子が存在し、インクジェット印刷を行うときに目詰
まりを生じて印字できなくなる。一方、後者の蛍光染料
は、有機色素を用いているため粒子は小さく、かつ発光
強度が高いという特長がある。しかしながら、耐久性に
問題があり、日光および照明にさらすことで発光強度は
急激に減少し、最終的には全く発光しなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、超微粒子で狭い粒度分布を持ち、かつ発光強度が高
いという特性を持つ無機系の蛍光体を使用することで、
高耐久性でインクジェット印刷など微細な印刷が可能と
なる蛍光インクを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】300nm以上の粒子径をも
つ一次粒子の存在量が全体の10%以下である無機蛍光
体、分散剤および、水を含むことを特徴とする蛍光顔料
インクを使用することにより、高耐久性でインクジェッ
ト印刷など微細な印刷に適した顔料インクを提供するこ
とを可能とした。
【0007】本発明の超微粒子蛍光体を使用した蛍光イ
ンクは、顔料である蛍光体の二次粒子径が小さく、かつ
粒度分布幅が狭いために、インクジェット印刷でのノズ
ル詰まりがなく、さらに微細な印刷が可能となる。ま
た、有機色素系の蛍光体を用いずに、無機系の蛍光体を
用いていることから、耐久性に優れている。
【0008】本発明の蛍光顔料インクに使用する無機蛍
光体の300nm以上の粒子径をもつ一次粒子の占める存在
量は全体の10%以下であることが必須である。
【0009】本発明の比表面積は10〜400m2/g
の範囲であることが好ましい。この範囲内であれば、顔
料の分散性を向上させ、かつ分散時間を短縮させる効果
がある。
【0010】本発明の無機蛍光体の付活剤としてCe,Pr,
Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Zn,Ti,CrおよびMn
から少なくとも一種が使用可能である。前記付活剤を使
用した蛍光体は、微粒子でも発光強度が高い。
【0011】本発明の蛍光顔料インクは25℃において10
cp以下の粘度を有することが好ましい。この範囲に粘度
を規定することにより、印字での特性が向上する。但
し、あまり、粘度を小さくしすぎるとにじみの点で問題
を生じるため1cp以上あることが好ましい。
【0012】本発明の蛍光顔料インクに用いる無機蛍光
体は、紫外光を含む200W/m2以上の出力の白色光(波長:
300〜800nm)を1時間以上照射したときの発光強度が、照
射前の80%以上を保つ材料を使用することが好ましい。
このような特性を持つ、無機蛍光体としては高エネルギ
ーの光を照射することによって、色の欠陥を生じしにく
い材料で母体を構成する必要があり、イオン結合性の小
さいものが好ましい。
【0013】本発明の蛍光顔料インクを製造する方法と
しては、無機蛍光体、親水性部分がポリエチレンオキサ
イドで疎水性部分がアルキル基および/または芳香環で
ある両親媒性化合物、アニオン性分散剤、アセチレニッ
クグリコール、水を含ませ、0.01〜5.0mmの粒子径のセ
ラミックビーズで分散させる。
【0014】本発明の蛍光顔料インクは、主に印字ヘッ
ドからインク液滴を吐出させて記録を行うインクジェッ
ト記録方式に用いられるが、それに限るだけでなく、他
の印字方式(例えば、インクリボン印刷、オフセット印
刷スクリーン印刷等)にも適用できるのは言うまでもな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の超微粒子蛍光体の母体に
は、例えばY2O3、La2O3などの酸化物やCaF2などのフッ
化物、ZnSなどの硫化物、Y2O2Sなどのオキシ硫化物、Zn
2SiO4、CaSiO3、BaSi2O5、Y2SiO5などのケイ酸塩、YPO
4、Ca3(PO4)2などのリン酸塩、CaWO4、MgWO4などのタン
グステン酸塩、YAlO3、Y3Al5O12、SrAl2O4、Sr4Al14O25
などのアルミン酸塩、CaTiO3、Y2Ti2O7などのチタン酸
塩、CaZrO3などのジルコン酸塩、CaMoO4などのモリブデ
ン酸塩、などが使用できる。
【0016】上記の母体を用いた蛍光体は、ゾル-ゲル
法、水熱法、共沈法、ガス中蒸発法などにより合成する
ことができるが、その作製方法に制限を加えるものでは
ない。例えば、ゾル-ゲル法によるY2O3:Eu超微粒子蛍光
体の製造方法を以下に示す。
【0017】まず以下の原材料 トリイソプロポキシイットリウム 1重量部 1-ブタノール 79重量部 をよく混合し、これに以下の原材料 硝酸ユーロピウム 0.1重量部 イオン交換水 0.1重量部 1-ブタノール 19.8重量部 を混合したものを滴下する。その後、約2時間かくはん
することで蛍光体ゾルを得ることができる。そしてフィ
ルタ法などにより溶媒を除去し、真空乾燥および/また
は高温(約110℃)乾燥することで、蛍光体ゲルを得る。
このゲルを800℃以上で約2時間焼成することで、超微粒
子蛍光体が得られる。
【0018】反応時に加える水分量や溶媒量、付活剤量
によって自由に平均粒径を制御できる。また、滴下後の
かくはん時間によっても平均粒径を制御できる。ゾルを
作製後、さらにヘキサメチルジシラザンなどの表面処理
剤を用いることにより、乾燥時や焼成時に起きる粒子の
凝集を抑制することができる。
【0019】イットリウム源はアルコキシドであればど
の様なものでも使用できる。また、発光元素もユーロピ
ウムに限定する必要はない。テルビウムやサマリウム、
マンガンなど希土類元素や遷移元素などを好適に使用で
きる。さらにそれらの塩についても硝酸塩、塩化物など
を好適に使用できる。溶媒の種類についても制限はな
く、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアル
コール類を好適に使用できる。合成時の温度や雰囲気に
ついても制限されるものではない。0〜80℃までの温
度、空気中、窒素雰囲気中などの雰囲気を好適に使用で
きる。
【0020】本発明に使用できる蛍光体は、例えばY2O
3:Eu、La2O3:Eu、Al2O3:Cr、ZnO:Zn、CaF2:Sm、BaF2:S
m、ZnS:Mn、CaS:Er、SrS:Ce、Y2O2S:Eu、Zn2SiO4:Mn、Z
n2SiO4:Ti、BaSi2O5:Pb、Y2SiO5:Tb、YPO4:Nd,Yb、Ca3
(PO4)2:Ce,Mn、CaWO4:Pb、YAlO3:Ce、Y3Al5O12:Tb、SrA
l2O4:Eu、Sr4Al14O25:Eu、CaTiO3:Nd、CaZrO3:Yb、CaMo
O4:Nd,Yb、CaSO4:Tm、InBO3:Tb、MgGa2O4:Mn、YVO4:Dy
などがあるが、特にこれらに限定されない。
【0021】蛍光顔料インクは、蛍光体、両親媒性化合
物、分散剤、水とを含む混合液を分散し、水溶性有機溶
媒を加えて分散する。必要に応じて各種添加剤を加え
て、インク化を行う。また、顔料濃度の高い分散体をま
ず作製し、これに溶媒、各種添加剤などを加えて希釈
し、インク化して使用する事も可能である。
【0022】本発明では水溶性の分散剤として、イオン
性の界面活性剤、非イオン性の界面活性剤あるいは水溶
性高分子などを使用することができる。これらの水溶性
分散剤は、単独あるいは2種以上使用してもよい。
【0023】本発明では水溶性有機溶媒として、例えば
トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、
ジメチルスルホキシド、ジアセトンアルコール、グリセ
リンモノアリルエーテル、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、チオジグリコール、N-メチル-2-
ピロリドン、2-ピロリドン、γ-ブチロラクトン、1,3-
ジメチル-2-イミダゾリジノン、スルフォラン、トリメ
チロールプロパン、ネオペンチルグリコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピ
ルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、β-
ジヒドロキシエチルウレア、ウレア、アセトニルアセト
ンン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、
エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ
イソブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニル
エーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノイソブチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テト
ラエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレング
リコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロ
ピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエー
テル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、
グリセリンモノアセテート、グリセリンジアセテート、
グリセリントリアセテート、エチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、シクロヘキサノール、、1-ブ
タノール、2,5-ヘキサンジオール,エタノール、n-プロ
パノール、2-プロパノール、1-メトキシ-2-プロパノー
ル、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルア
ルコール等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は、
単独あるいは2種以上使用してもよい。
【0024】本発明の蛍光インクを製造する分散機とし
ては、一般に使用される分散機ならいかなるものでも良
いが、例えば、ロールミル、ボールミル、遠心ミル、遊
星ボールミル等の容器駆動媒体ミル、サンドミル等の高
速回転ミルあるいは撹拌槽型ミル等の媒体撹拌ミルが挙
げられる。具体的蛍光顔料インクの製造方法としては、
0.01〜1.0mmの粒子径のセラッミックビーズを用いて遊
星ボールミルあるいはサンドミルでインクを分散する方
法がある。この場合に、遊星ボールミルでは加速度5〜5
0G、サンドミルではセラミックビーズの充填率50〜90%
で周速5〜20m/sで行うと好ましい。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明の蛍光顔料インク
を例証する。
【0026】(実施例1)以下の組成を、粒径0.3mmの
ジルコニアビーズを使ってサンドミルで4時間分散して
分散液を得た。 Y2O3:Eu蛍光体 30重量部 (平均粒径:100nm) 両親媒性化合物 6重量部 (三洋化成製 ノニポール400) アニオン性分散剤 2重量部 (ジョンソンポリマー製 Joncryl62 分子量8500) アセチレニックグリコール 1重量部 イオン交換水 61重量部 この分散液35重量部を撹拌しながら、ジエチレングリコ
ール8重量部、1,5−ペンタンジオール7重量部およびイ
オン交換水50重量部を30分間かけて滴下してインクを得
た。得られたインクはエプソン製MJ-510Cを用いて普通
紙(K、ゼロックス製)に印字した。蛍光体の平均粒径
は、レーザー散乱粒度分布系(コールター製N4 plus)
により測定した。さらにインクを乾燥させたものと、印
字物の電子顕微鏡写真で観察し、レーザー散乱による測
定結果を確認した。平均粒径は80nmで、300nm以上の粒
子は5%であった。
【0027】(実施例2)蛍光体顔料を以下のものに変
更した以外はすべて(実施例1)と同様に蛍光インクお
よびインク印字物を作製した。 CaTiO3:Eu蛍光体 30重量部 (平均粒径:80nm) 分散後の平均粒径は50nmで、300nm以上の粒子は0%であ
った。
【0028】(実施例3)蛍光体顔料を以下のものに変
更した以外はすべて(実施例1)と同様に蛍光インクお
よびインク塗布物を作製した。 Y3Al5O12:Tb蛍光体 30重量部 (平均粒径:200nm) 分散後の平均粒径は140nmで、300nm以上の粒子は8%であ
った。
【0029】(実施例4)蛍光体顔料を以下のものに変
更した以外はすべて(実施例1)と同様に蛍光インクお
よびインク塗布物を作製した。 ZnS:Mn蛍光体 30重量部 (平均粒径:20nm) 分散後の平均粒径は20nmで、300nm以上の粒子は0%であ
った。
【0030】(実施例5)蛍光体顔料を以下のものに変
更した以外はすべて(実施例1)と同様に蛍光インクお
よびインク塗布物を作製した。 CaTiO3:Nd,Yb蛍光体 30重量部 (平均粒径:50nm) 分散後の平均粒径は50nmで、300nm以上の粒子は0%であ
った。
【0031】(比較例1)以下の組成を、粒径0.3mmの
ジルコニアビーズを使ってサンドミルで4時間分散して
分散液を得た。 Y2O3:Eu蛍光体 30重量部 (平均粒径:3μm) 両親媒性化合物 6重量部 (三洋化成製 ノニポール400) アニオン性分散剤 2重量部 (ジョンソンポリマー製 Joncryl62 分子量8500) アセチレニックグリコール 1重量部 イオン交換水 61重量部 この分散液35重量部を撹拌しながら、ジエチレングリコ
ール8重量部、1,5−ペンタンジオール7重量部およびイ
オン交換水50重量部を30分間かけて滴下してインクを得
た。得られたインクはエプソン製MJ-510Cを用いて普通
紙(K、ゼロックス製)に印字した。蛍光体の平均粒径
は、レーザー散乱粒度分布系(コールター製N4 plus)
により測定した。その結果、平均粒径は350nmで、300nm
以上の粒子は65%であった。
【0032】(比較例2)(特開平3-50291)記載のビ
ビリジン誘導体および置換ケトトリフルオロアセチルア
セトナート誘導体を混合配位子とするユーロピウム錯
体、例えば2,2'-ビビリジン−トリス(ベンゾイルトリ
フルオロアセトナート)ユーロピウムを0.1重量部、ア
クリル酸メチル−メタクリル酸メチルコポリマーのキシ
レン溶液30重量部、およびメチルエチルケトン20重量部
からなるインク組成物とその塗布物を作製した。
【0033】
【発明の効果】前記の実施例1〜5および比較例1,2で得
られた各蛍光インク印字物の発光特性、耐候性試験結果
および各蛍光インクの目詰まり試験結果を下記の表1に
まとめて示す。蛍光インクの発光特性は実施例1〜4は波
長254nmで励起をおこない、可視発光をシリコン検出器
で受光することにより発光強度を測定した。また、実施
例5に関しては波長810nmの半導体レーザーで励起を行
い、その発光をシリコン検出器で受光することにより発
光強度を測定した。耐候試験は200W/m2の白色光(300〜
800nm)を5時間照射する事により行った。発光強度は耐
光性試験前のサンプルの値を100として表示した。ヘッ
ド目詰まりは、一定量の文字を印字後、キャッピングな
どをしない状態で50℃、7日間放置した後ノズル目詰ま
りの回復のためのクリーニング操作を行い、何回の操作
回数で正常な印字が可能かを判定した。1〜5回のクリー
ニング操作で正常な印字ができた場合を○とし、6〜10
回のクリーニング操作で正常な印字ができた場合を△、
11回以上のクリーニング操作で正常な印字ができた場合
を×で表している。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示された結果から明らかなように、
本発明によれば耐久性が優れ、かつ保存安定性に優れる
蛍光インクを得ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H001 CA01 XA08 XA09 XA12 XA13 XA14 XA15 XA16 XA20 XA22 XA30 XA38 XA39 XA40 XA42 XA56 XA57 XA74 YA22 YA24 YA25 YA30 YA58 YA59 YA60 YA61 YA62 YA63 YA64 YA65 YA66 YA67 YA68 YA69 YA70 4J039 BA31 BA35 BA36 BC09 BC12 BE01 BE22 BE33 CA06 DA02 DA05 EA27 EA28 EA34 EA35 EA41 EA42 EA44 GA24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 300nm以上の粒子径をもつ一次粒子の存
    在量が全体の10%以下である無機蛍光体、分散剤およ
    び、水を含むことを特徴とする蛍光顔料インク。
  2. 【請求項2】 無機蛍光体の比表面積が10〜400m2/gで
    あることを特徴とする蛍光顔料インク。
  3. 【請求項3】 無機蛍光体の付活剤がCe,Pr,Nd,Pm, Sm,
    Eu, Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Zn,Ti,CrおよびMnからなる
    群から選択される少なくとも1種であることを特徴とす
    る請求項1記載の蛍光顔料インク。
  4. 【請求項4】 蛍光顔料インクが25℃において10cp以下
    の粘度を有する請求項1記載の蛍光顔料インク。
  5. 【請求項5】 紫外光を含む200W/m2以上の出力の白色
    光(波長:300〜800nm)を1時間以上照射したときの発光
    強度が、照射前の80%以上であることを特徴とする請求
    項1記載の蛍光顔料インク。
  6. 【請求項6】 比表面積が10〜400m2/gの無機蛍光体、
    親水性部分がポリエチレンオキサイドで疎水性部分がア
    ルキル基および/または芳香環である両親媒性化合物、
    アニオン性分散剤、アセチレニックグリコール、水との
    存在下で、0.01〜5.0mmの粒子径のセラミックビーズで
    分散することを特徴とする蛍光顔料インクの製造方法。
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