JP2000255792A - ロータリバルブ - Google Patents

ロータリバルブ

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JP2000255792A
JP2000255792A JP11062234A JP6223499A JP2000255792A JP 2000255792 A JP2000255792 A JP 2000255792A JP 11062234 A JP11062234 A JP 11062234A JP 6223499 A JP6223499 A JP 6223499A JP 2000255792 A JP2000255792 A JP 2000255792A
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Jiro Watanabe
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡単な構成により、バルブ機構を構成する
収容室で生じやすい詰り現象を防止して、良好なバルブ
機能を継続的に得られるロータリバルブ装置を提供す
る。 【解決手段】流入口2と流出口3を有するケーシング
と、そのケーシング内に回転可能に配設され、複数の羽
根9を備えたロータ10とからなり、ケーシング本体4
とロータ10との間の空間を羽根9により仕切って複数
の収容室12を形成したロータリバルブにおいて、ロー
タ10の軸心に対して偏心した軸心を有する回転体18
を設けるとともに、その回転体18に収容室12内に配
置される撹拌部材19を設け、該撹拌部材19が前記収
容室12内において相対的に撹拌運動しながら、同収容
室12に追随して回動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体や粘性が大
きい流体に使用されるロータリバルブに関する。より詳
しくは、そのロータリバルブを構成する収容室内におい
て粉粒体や粘性が大きい流体からなる目的物が収容室内
面へ付着したりブリッジが生じるなどの原因によって引
き起される詰り現象を防止するための撹拌機構を備えた
ロータリバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリバルブにおいて、ケー
シング内にロータに対して半径方向の軸線を中心とする
回転体状の原料収容室を形成するとともに、その原料収
容室の底面や壁面に摺接しながら回転するようにスクレ
ーバを配設し、該スクレーバにより前記原料収容室の底
面や壁面に付着した原料を掻取るように構成したものが
従来から知られている(特公平2−17446号公
報)。また、前記スクレーバに撹拌部材を付設して粘着
性のある原料の固まりを解砕するという技術手段も開示
されている。ところで、この従来技術においては、前記
スクレーバが原料収容室の底面や壁面に対して摺接しな
がら回転して壁面に付着した原料を掻取るという構成を
採用していることから、その原料収容室も回転体状に形
成する必要があるため、原料収容室の形成に手間がかか
るといった加工技術上の難点があった。さらに、それら
の原料収容室を回転体状に形成する結果、隣接する原料
収容室の外周開口部相互間に間隔が生じるため、前記流
出口からの排出が断続的にならざるを得ないという問題
もあった。また、スクレーバの回転軸がロータの回転軸
に対して半径方向になるため、そのスクレーバ用の回転
駆動力の伝達系においてカサ歯車等を使用して回転軸方
向を変換する必要があり、そのための変換機構が複雑に
なるといった難点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点に鑑みて開発したもので、より簡単な構成により、バ
ルブ機構を構成する前記収容室で生じやすい詰り現象を
防止して、良好なバルブ機能を継続的に得られるロータ
リバルブを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、ケーシングとロータとの間の空間を複数の
羽根により仕切って複数の収容室を形成し、前記流入口
から流入した目的物を前記収容室を介して流出口に移送
して流出するように構成したロータリバルブにおいて、
前記ロータの軸心に対して偏心した軸心を有する回転体
を設けるとともに、その回転体に前記収容室内に配置さ
れるように撹拌部材を設け、該撹拌部材が前記収容室内
において相対的に撹拌運動しながら、同収容室に追随し
て回動するように構成するという技術手段を採用した。
これにより、撹拌部材を設けた回転体の軸心をロータの
軸心に対して偏心させるという簡単な構成によって、収
容室内で生じやすい詰り現象を確実に防止して良好なバ
ルブ機能を得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、粉粒体や粘性がある程
度大きい流体を対象とするロータリバルブとして広く適
用が可能である。すなわち、本ロータリバルブの対象と
される目的物としては、粉粒体のほか、バルブ機能を奏
する前記収容室内において詰り現象が問題となるある程
度粘性の大きい流体も対象となり得る。その実施形態と
しては、前記ロータと撹拌部材を設けた回転体とを同一
速度で回転させる形態が典型例であるが、例えば、後者
の撹拌部材を前記収容室の範囲内で正逆転させて前後に
小さく振動させたり、間欠的な運転を繰返しながら、総
体的には収容室に追随して回動するように制御すること
も可能である。このような制御を実施すれば、収容室内
における撹拌作用が促進され、更に効果的に詰り現象を
防止することが可能である。また、前記ロータに対して
偏心した前記回転体の軸心の設置位置に関しては、撹拌
部材が前記収容室に追随しながらその内部において相対
的に運動し得る位置であれば特に限定されるものではな
いが、後述の実施例のように、前記回転体の軸心を流出
口側に偏心させれば、撹拌部材が、粉粒体等の目的物が
流入口から収容室へ流入される上方位置では収容室の底
部側に位置し、下方の流出位置では収容室の外周開口部
側に移動するので、その撹拌部材の収容室の底部側から
外周開口部側への移動によって、目的物を前記流出口に
向けて送出す作用を加えることが可能である。すなわ
ち、前記回転体の軸心設置の設定の仕方によっては、収
容室内における撹拌部材の相対的運動に、詰り現象の防
止機能のほかに、流出口側への送出し機能を付加するこ
とも可能である。
【0006】なお、収容室ごとに配設する前記撹拌部材
の数は、必ずしも1個に限る必要はなく、収容室の大き
さなどに応じて複数に増やすことも可能である。また、
前記ロータに備えられる羽根の具体的な形状や設置数な
いし前記撹拌部材の具体的形状や前記回転体の設置の仕
方などの具体的構成に関しても、ロータリバルブとして
の容量や使用形態、対象とされる目的物の種類などに応
じて自由に変形することが可能である。例えば、前記羽
根や撹拌部材に関しては、前記ロータあるいは回転体に
対して一体的に形成してもよく、別体に構成して付設す
るようにしてもよい。さらに、後述の実施例のように、
前記ロータの駆動用の回転軸と前記回転体の駆動用の回
転軸とを互いに反対側に配設するようにしてもよいし、
ロータの回転軸の内部に回転体の回転軸を通して同心的
に配設することも可能である。要は、前記撹拌部材が複
数の羽根により仕切られた前記収容室に追随しながらそ
の室内において相対的に撹拌運動できるように前記回転
体を偏心させたものであればよい。
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1〜4図は本発明の一実施例を示したもの
で、図1はその縦断面図、図2はA−A断面図、図3は
平面図、図4は側面図である。図中、1はケーシング
で、図2に示したように上部に流入口2、下部に流出口
3を形成し、内方にバルブ機構を組込む空間を形成した
ケーシング本体4と、図1に示したようにケーシング本
体4の両側部を塞ぐ側板5,6から構成されている。そ
のケーシング本体4の上端部には流入側フランジ7、下
端部には流出側フランジ8が形成され、それぞれ上流側
ないし下流側に接続されるように構成されている。ま
た、ケーシング1内には、図2に示したように、羽根9
を備えたロータ10が回転軸11を介して回転駆動され
るように配設されており、その羽根9によってケーシン
グ1を構成するケーシング本体4及び側板5,6の内面
とロータ10との間の空間を仕切って複数の収容室12
を形成している。そして、回転軸11は側板5より外方
へ突出され、その側板5に固定された軸受部13にベア
リング等を介して支持された状態で、前記軸受部13に
固定された減速機14の出力軸15にキー等を介して直
結されている。なお、減速機14は、図3及び図4に示
すように、電動モータ16に連結されており、それらに
よってロータ10の駆動手段を構成している。
【0008】また、図1及び図2に示したように、前記
側板6の内側には、前記ロータ10の回転軸11に対し
て偏心した軸心を有する回転軸17に支持された板状の
回転体18が配設されている。そして、その回転体18
には、それぞれの収容室12内に配置されるように撹拌
部材19が設けられており、それらの収容室12に追随
して共に回動しながら同収容室12内において相対的に
撹拌運動するように構成されている。なお、前記回転軸
17は側板6に固定された軸受部20にベアリング等を
介して支持されており、その端部には歯車21が設置さ
れている。そして、回転軸17は、歯車21、歯車2
2、軸受部23に支持された回転軸24及び歯車25,
26からなる伝動機構を介して前記減速機14の出力軸
15の他端部に連結されており、その出力軸15を介し
て前記回転軸11と同期して回転駆動されるように構成
されている。
【0009】しかして、前記電動モータ16及び減速機
14を介して前記出力軸15が回転駆動されると、回転
軸11を介してロータ10が回転され、前記流入口2か
ら注入される粉粒体等の目的物を収容した収容室12は
前記流出口3へ向けて回動して目的物を流出口3から順
次排出することになる。同時に、前記出力軸15の回転
駆動により、前記伝動機構及び回転軸17を介して回転
体18が回転され、その回転体18に設けられた各撹拌
部材19が同期して回動することになる。そして、この
場合、回転軸17の軸心は回転軸11の軸心に対して偏
心した状態に設定されているので、図2に示したよう
に、各撹拌部材19は1回転する間に収容室12内にお
いて相対的に運動して撹拌作用を奏することになる。特
に、本実施例のように、回転軸17の軸心を回転軸11
の軸心に対して下方、すなわち流出口3側に偏心させた
場合には、撹拌部材19が、目的物が流入口2から収容
室12へ流入される上方位置では収容室12の底部側に
位置し、下方の流出位置では前記収容室12の外周開口
部側に移動することになる。すなわち、図5に示したよ
うに、収容室12が流出口3の部分に位置する下方位置
に移動する間に、撹拌部材19は、収容室12の底部側
の位置(イ)から外周開口部側の位置(ニ)へ移動する
ことになり、この移動によって目的物を前記流出口3に
向けて送出す作用をも奏することになる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、撹拌部材を設けた回転
体の軸心を前記ロータの軸心に対して偏心させるという
簡単な構成により、その撹拌部材を前記収容室内におい
て相対的に運動させることができ、その収容室内で生じ
やすい詰り現象を防止して良好なバルブ機能を継続的に
得ることができる。また、前記回転体の軸心の偏心位置
の設定の仕方により、収容室内における詰り現象の防止
機能に加えて、目的物に対する流出口側への送出し機能
を付加することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示した縦断面図である。
【図2】 そのA−A断面図である。
【図3】 同実施例の平面図である。
【図4】 同実施例の側面図である。
【図5】 撹拌部材の相対的運動を示した部分拡大説明
図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…流入口、3…流出口、4…ケーシ
ング本体、5,6…側板、7…流入側フランジ、8…流
出側フランジ、9…羽根、10…ロータ、11…回転
軸、12…収容室、13…軸受部、14…減速機、15
…出力軸、16…電動モータ、17…回転軸、18…回
転体、19…撹拌部材、20…軸受部、21,22…歯
車、23…軸受部、24…回転軸、25,26…歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口と流出口を有するケーシングと、
    そのケーシング内に回転可能に配設され、複数の羽根を
    備えたロータとからなり、それらのケーシングとロータ
    との間の空間を前記羽根により仕切って複数の収容室を
    形成し、前記流入口から流入した目的物を前記収容室を
    介して流出口に移送して流出するように構成したロータ
    リバルブにおいて、前記ロータの軸心に対して偏心した
    軸心を有する回転体を設けるとともに、その回転体に前
    記収容室内に配置されるように撹拌部材を設け、該撹拌
    部材が前記収容室内において相対的に撹拌運動しなが
    ら、同収容室に追随して回動するように構成したことを
    特徴とするロータリバルブ。
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