JP2000255716A - 搬送システム - Google Patents

搬送システム

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JP2000255716A
JP2000255716A JP6234399A JP6234399A JP2000255716A JP 2000255716 A JP2000255716 A JP 2000255716A JP 6234399 A JP6234399 A JP 6234399A JP 6234399 A JP6234399 A JP 6234399A JP 2000255716 A JP2000255716 A JP 2000255716A
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JP
Japan
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transport
wireless tag
line
identification
order
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JP6234399A
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English (en)
Inventor
Kenro Koike
建郎 小池
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各搬送対象物を一時停止させることなく間隔
を狭くして搬送させた場合でも、各搬送対象物の現在位
置を把握させて、誤搬送を無くす。 【解決手段】 物体ID順序入力装置5によって、搬送
対象物2の無線タグ3から識別IDを読み取り、これを
各ID情報交信装置7に配信させて、各ID情報交信装
置7の順序情報ファイル19を更新させるとともに、各
搬送対象物2が各ライン分岐点6に近づく毎に、各ID
情報交信装置7によって、搬送対象物2の無線タグから
識別ID、搬送先データなどを読み取らせるとともに、
この読み取り動作で得られた識別IDが順序情報ファイ
ル19で指定された順序通りの識別IDであるかどうか
を確認させながら、各ライン分岐装置8を制御させて、
搬送対象物2を指定された搬送ライン4に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造会社、物流会
社などで使用される搬送システムに係わり、特に各搬送
対象物の搬送順序を把握して、各搬送対象物に取り付け
られた無線タグを選択して無線信号の授受を行いなが
ら、搬送制御、搬送管理を行う搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造会社、物流会社などで使用さ
れる第1の搬送システムとして、予め設定されている各
検知点を通過する搬送対象物の数をカウントして各搬送
対象物の搬送制御、搬送管理を行うシステムが知られて
いる。この搬送システムでは、搬送ラインによって搬送
されている各搬送対象物が搬送ラインに沿って配置され
た各検知点を通過し、各検知点に配置された通過検知セ
ンサにより検知される毎に、管理装置によって各通過検
知センサの検知結果をカウントするとともに、このカウ
ント結果に基づき、各搬送対象物の現在位置を把握し、
仕分けなどの処理を行う。
【0003】また、第2の搬送システムとして、バーコ
ードラベルを使用して各搬送対象物を識別して、各搬送
対象物の搬送制御、搬送管理を行うシステムを知られて
いる。この搬送システムでは、各搬送対象物の識別ID
を書き込んだバーコードラベルを各搬送対象物に貼り付
けた後、搬送ライン上を搬送しながら、各検知点に配置
されたバーコードリーダによって各搬送対象物のバーコ
ードラベルを読み取り、得られたバーコード情報に基づ
き、管理装置によって各搬送対象物の現在位置を把握し
て仕分けなどの処理を行う。
【0004】さらに、第3の搬送システムとして、無線
タグ(RFID:Radio FrequencyIdentifiy)を使用し
て各搬送対象物を識別し、各搬送対象物の搬送制御、搬
送管理を行うシステムも知られている。この搬送システ
ムでは、各搬送対象物の識別IDを書き込んだ無線タグ
を各搬送対象物に貼り付けた後、搬送ライン上を搬送し
ながら、各検知点に配置された識別ID読み取り装置に
よって各搬送対象物の識別IDを読み取り、得られた識
別IDに基づき、管理装置によって各搬送対象物の現在
位置を把握して仕分けなどの処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各搬送システムでは、次に述べるような問題があっ
た。
【0006】第1の搬送システムでは、管理装置によっ
て、各検知点を通過する各搬送対象物の通過数をカウン
トして、順番を管理するという方法で、各搬送対象物の
流れを管理、制御していることから、システム全体の仕
組を簡素化して、システムの構築コストを低減させるこ
とができるという利点があるものの、各搬送対象物の検
知ミスが発生したり、搬送ラインから各搬送対象物の1
つが外されりしたとき、順番が狂って、各搬送対象物の
流れを管理、制御できなくなってしまうという問題があ
った。
【0007】第2の搬送システムでは、各搬送対象物に
バーコードラベルを貼り付けて、各搬送対象物を個々に
識別していることから、各搬送対象物の搬送順番がずれ
たときにも、各搬送対象物の現在位置を確実に把握する
ことができるという利点があるものの、搬送対象物に貼
り付けられたバーコードラベルと、各バーコードリーダ
とを対向させなければならない。
【0008】このため、搬送対象物の形状が限定されて
しまうとともに、バーコードラベルの貼付位置が限定さ
れてしまい、汎用性に乏しいという問題があった。
【0009】第3の搬送システムは、各搬送対象物の形
状制限、無線タグの取付け位置制限などを大幅に緩和す
ることができるととに、識別番号などの他に、各搬送対
象物の固有情報なども管理することができることから、
今後、無線タグ自体の低価格化、高性能化(交信距離の
増加、無線タグの記憶容量増大)、無線タグと交信する
制御機器、パソコンの低価格化などにより、導入が容易
になると予測され、搬送系、物流系などで、飛躍的に普
及するものと考えられている。
【0010】しかしながら、このような無線タグを使用
した搬送システムでは、識別ID読み取り装置に設けら
れたアンテナと無線タグとの間で、正常な交信を行わせ
るために、図10に示すように、識別ID読み取り装置
に設けられたアンテナ101の送受信範囲102内に、
搬送対象物103に取り付けられた無線タグ104が入
る毎に、搬送ラインに設置された停止機構(ストッパ)
を動作させて、識別ID読み取り装置に設けられたアン
テナ101と、無線タグ104とが交信を終了するま
で、無線タグ103がアンテナ101の送受信範囲10
2の外にでないようにしなければならない。
【0011】さらに、このような無線タグ104を使用
した搬送システムでは、図11に示すように、識別ID
読み取り装置に設けられたアンテナ101の送受信範囲
102内に、2つ以上の無線タグ103が存在すると、
各無線タグ103から送信される識別IDが重なって、
読み取れなくなってしまうことから、各搬送対象物10
4に取り付けられる無線タグ103の方向を揃えない
で、搬送ライン上に載せるとき、図12(a)に示すよ
うに、各搬送対象物104に取付けられた各無線タグ1
03を距離Aだけ離し、また各搬送対象物104に取り
付けられる無線タグ103の方向を揃えて搬送ライン上
に載せるとき、図12(b)に示すように、搬送対象物
104に取り付けられている無線タグ103の取付け方
向と、搬送方向とを加味した適切な距離Bだけ、各搬送
対象物104を離さなければならない。
【0012】このため、無線タグ103を使用した搬送
システムでは、各搬送対象物104の間隔を狭くした分
のみならず、一定時間毎に、停止機構を動作させて、各
搬送対象物104の搬送を停止させる分だけ、製造ライ
ンなどの製造能力、搬送ラインの搬送能力などが低下し
てしまうという問題があった。
【0013】そこで、このような問題を解決する方法と
して、識別ID読み取り装置に設けられたアンテナ10
1の送受信範囲102内に、複数の無線タグ103が存
在していても、各無線タグ103を順次、1つずつ選択
して、各無線タグ103と交信することができるマルチ
リード型の搬送システムなどが開発されている。
【0014】しかしながら、このようなマルチリード型
の搬送システムでは、各無線タグ103から送信される
無線信号中の識別IDが衝突する毎に、衝突回避処理を
行わなければならないことから、搬送ラインの搬送速度
を全体的に下げなければならず、製造ラインの製造能
力、搬送ラインの搬送効率などを高くすることが難しい
という問題があった。
【0015】本発明は上記の事情に鑑み、各搬送対象物
の間隔を狭くしても、また各搬送対象物を連続的に搬送
しても、各搬送対象物の識別IDを確実に読み取らせて
各搬送対象物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造
能力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させること
ができる搬送システムを提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、搬送ラインによって、複
数の搬送対象物を搬送させる搬送システムにおいて、前
記各搬送対象物の搬送順序に応じて、各搬送対象物に取
り付けられた各無線タグの識別IDを並べた順序情報フ
ァイルを記憶する記憶部と、前記搬送ラインに沿って配
置され、前記搬送ラインによって、前記各搬送対象物が
搬送されてきたとき、各搬送対象物に読み出し信号を含
む無線信号を送信するとともに、各搬送対象物に取り付
けられている各無線タグから送信される無線信号を受信
して、各無線信号に含まれている識別IDと前記記憶部
に記憶されている順序情報ファイルの内容とに基づき、
識別対象となる無線タグを選択する無線タグ選択部とを
備えたことを特徴としている。
【0017】請求項2では、請求項1に記載の搬送シス
テムにおいて、前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タ
グ選択部を分散配置するとともに、各無線タグ選択部毎
に、前記記憶部を分散配置し、前記搬送ラインに各搬送
対象物が載せられる前、または載せられた直後に得られ
る各搬送対象物の搬送順序に基づき、各記憶部に記憶さ
れている順序情報ファイルを一括して更新することを特
徴としている。
【0018】請求項3では、請求項1に記載の搬送シス
テムにおいて、前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タ
グ選択部を分散配置するとともに、前記各無線タグ選択
部に対応する各記憶部を集中配置し、前記搬送ラインに
各搬送対象物が載せられる前、または載せられた直後に
得られる各搬送対象物の搬送順序に基づき、各記憶部に
記憶されている順序情報ファイルを一括して更新するこ
とを特徴としている。
【0019】請求項4では、請求項1に記載の搬送シス
テムにおいて、前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タ
グ選択部を分散配置するとともに、前記各無線タグ選択
部に対応する各記憶部を分散配置または集中配置し、自
無線タグ選択部から見て、上流側に配置された無線タグ
選択部で得られる識別ID、下流側に配置された無線タ
グ選択部で得られる識別IDに基づき、自無線タグ選択
部に対応する記憶部の順序情報ファイルを更新すること
を特徴としている。
【0020】請求項5では、請求項1に記載の搬送シス
テムにおいて、前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タ
グ選択部を分散配置するとともに、前記各無線タグ選択
部に対応する各記憶部を分散配置または集中配置し、自
無線タグ選択部から見て、上流側の無線タグ選択部に対
応した記憶部に記憶されている順序情報ファイルの内
容、下流側の無線タグ選択部に対応した記憶部に記憶さ
れている順序情報ファイルの内容に基づき、自無線タグ
選択部に対応する記憶部の順序情報ファイルを構築する
ことを特徴としている。
【0021】上記の構成により、請求項1では、各搬送
対象物の搬送順序に応じて、各搬送対象物に取り付けら
れた各無線タグの識別IDを並べた順序情報ファイルを
作成して、記憶部に記憶させ、搬送ラインによって、各
搬送対象物が搬送されてきたとき、搬送ラインに沿って
配置された無線タグ選択部によって、各搬送対象物に読
み出し信号を含む無線信号を送信するとともに、各搬送
対象物に取り付けられている各無線タグから送信される
無線信号を受信して、各無線信号に含まれている識別I
Dと記憶部に記憶されている順序情報ファイルの内容と
に基づき、識別対象となる無線タグを選択して、搬送対
象物の処理を行う。これにより、各搬送対象物の間隔を
狭くしても、また各搬送対象物を連続的に搬送しても、
各搬送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各搬送
対象物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能力、
搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させる。
【0022】請求項2では、搬送ラインの各部毎に、無
線タグ選択部を分散配置するとともに、各無線タグ選択
部毎に、記憶部を分散配置し、搬送ラインに各搬送対象
物が載せられる前、または載せられた直後に得られる各
搬送対象物の搬送順序に基づき、各記憶部に記憶されて
いる順序情報ファイルを一括して更新する。これによ
り、各搬送対象物を搬送ラインに載せる前、または載せ
た直後に得られた各搬送対象物の搬送順序に基づき、搬
送ラインの各部に保持されている順序情報ファイルの内
容を一括して更新させ、これによって各搬送対象物の間
隔を狭くしても、また各搬送対象物を連続的に搬送して
も、各搬送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各
搬送対象物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能
力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させる。
【0023】請求項3では、搬送ラインの各部毎に、無
線タグ選択部を分散配置するとともに、各無線タグ選択
部に対応する各記憶部を集中配置し、搬送ラインに各搬
送対象物が載せられる前、または載せられた直後に得ら
れる各搬送対象物の搬送順序に基づき、各記憶部に記憶
されている順序情報ファイルを一括して更新する。これ
により、各搬送対象物を搬送ラインに載せる前、または
載せた直後に得られた各搬送対象物の搬送順序に基づ
き、集中管理されている順序情報ファイルの内容を一括
して更新させ、これによって各搬送対象物の間隔を狭く
しても、また各搬送対象物を連続的に搬送しても、各搬
送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各搬送対象
物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能力、搬送
ラインの搬送効率を飛躍的に向上させる。
【0024】請求項4では、搬送ラインの各部毎に、無
線タグ選択部を分散配置するとともに、各無線タグ選択
部に対応する各記憶部を分散配置または集中配置し、自
無線タグ選択部から見て、上流側に配置された無線タグ
選択部で得られる識別ID、下流側に配置された無線タ
グ選択部で得られる識別IDに基づき、自無線タグ選択
部に対応する記憶部の順序情報ファイルを更新する。こ
れにより、隣合う無線タグ選択部で得られた搬送対象物
の識別IDに基づき、自無線タグ選択部に対応する順序
情報ファイルの内容を更新させ、これによって各搬送対
象物の間隔を狭くしても、また各搬送対象物を連続的に
搬送しても、各搬送対象物の識別IDを確実に読み取ら
せて、各搬送対象物の現在位置を把握させ、製造ライン
の製造能力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させ
る。
【0025】請求項5では、搬送ラインの各部毎に、無
線タグ選択部を分散配置するとともに、各無線タグ選択
部に対応する各記憶部を分散配置または集中配置し、自
無線タグ選択部から見て、上流側の無線タグ選択部に対
応した記憶部に記憶されている順序情報ファイルの内
容、下流側の無線タグ選択部に対応した記憶部に記憶さ
れている順序情報ファイルの内容に基づき、自無線タグ
選択部に対応する記憶部の順序情報ファイルを構築す
る。これにより、自無線タグ選択部から見て、上流側に
ある無線タグ選択部で管理されている順序情報ファイル
の内容と、下流側にある無線タグ選択部で管理されてい
る順序情報ファイルの内容とに基づき、自無線タグ選択
部の順序情報ファイルを構築し得るようにし、これによ
って自無線タグ選択部の順序情報ファイルが壊れたとき
でも、これを復元可能にして、システムの柔軟性を高め
ながら、各搬送対象物の間隔を狭くしても、また各搬送
対象物を連続的に搬送しても、各搬送対象物の識別ID
を確実に読み取らせて、各搬送対象物の現在位置を把握
させ、製造ラインの製造能力、搬送ラインの搬送効率を
飛躍的に向上させる。
【0026】
【発明の実施の形態】《第1の実施の形態の説明》初め
に、本発明による搬送システムの請求項1、2に対応す
る実施の形態を図1を参照して説明する。
【0027】図1に示す搬送システム1aは、各搬送対
象物2にそれぞれ取り付けられる無線タグ3と、各搬送
対象物2を搬送する複数の搬送ライン4と、各搬送ライ
ン4のうち、導入部側の搬送ライン4に配置された物体
ID順序入力装置5と、各搬送ライン4の各ライン分岐
点6の手前に配置された複数のID情報交信装置7と、
各ライン分岐点6に配置された複数のライン分岐装置8
と、物体ID順序入力装置5及び各ID情報交信装置7
間の情報伝送をサポートする情報ネットワーク9とを備
えている。
【0028】各無線タグ3は、プラスチックによって構
成されるタグ基板内に配置されたループアンテナと、前
記タグ基板内に埋め込まれたICチップとを備えてお
り、搬送対象物2に取り付けられる前、または取り付け
られた状態で、書き込み装置側のアンテナから書き込み
信号、識別ID、搬送先データなどを含む無線信号が送
信されたとき、ループアンテナを介してこれを受信する
とともに、ICチップによってループアンテナの受信動
作で得られた受信信号中の低周波成分を整流して電源電
圧を生成しながら、受信信号中の高周波成分を復調して
得られた識別ID、搬送先データなどを記憶する。ま
た、物体ID順序入力装置5に設けられたアンテナ1
0、各ID情報交信装置7に設けられたアンテナ16か
ら読み取り信号を含む無線信号が送信されたとき、ルー
プアンテナを介してこれを受信するとともに、ICチッ
プによってループアンテナの受信動作で得られた受信信
号中の低周波成分を整流して電源電圧を生成しながら、
受信信号中の高周波成分を復調して、記憶している識別
ID、搬送先データなどを変調してループアンテナから
無線信号を送信する。
【0029】各搬送ライン4は製造ラインを構成する複
数のコンベア、出荷ラインを構成する複数のコンベアな
どによって構成されており、導入部側で載せられた搬送
対象物2、ライン分岐装置8によって分岐された搬送対
象物2を指定された方向に、指定された速度で連続的に
搬送する。
【0030】物体ID順序入力装置5は、搬送対象物2
が載せられる搬送ライン4の物体導入部に配置され、こ
の搬送ライン4に載せられる搬送対象物2に取り付けら
れた無線タグ3と無線信号の授受を行うアンテナ10
と、予め設定されている所定の間隔で、読み取り信号を
生成して、アンテナ10から読み取り信号を含む無線信
号を送信させるとともに、アンテナ10の受信動作で得
られた受信信号を復調して識別IDを再生する質問器1
1と、この質問器11から新たな識別IDが出力される
毎に、順序情報ファイル13中にある古い識別IDを削
除しながら、新たな識別IDを登録するとともに、情報
ネットワーク9を介して新たな識別IDを各ID情報交
信装置7に送信する制御器12とを備えており、搬送ラ
イン4に搬送対象物2が載せられる前、あるいは載せら
れるとき、この搬送対象物2に取り付けられた無線タグ
3と交信して、この無線タグ3に記憶されている識別I
Dを読み取り、図2に示すように、順序情報ファイル1
3の内容を更新するとともに、図3に示すように、情報
ネットワーク9を介して更新内容を各ID情報交信装置
7に配信する。
【0031】各ライン分岐装置8は、各搬送ライン4の
接続点に配置され、分岐指示が入力されたとき、各ライ
ン分岐点6に達した搬送対象物2の搬送方向を切り替え
て、指定された搬送ライン4に分岐させる分岐機構14
と、上流側に配置されているID情報交信装置7からラ
イン切り替え指示が出力されたとき、分岐機構14を動
作させて、各ライン分岐点6に達した搬送対象物2の搬
送方向を切り替え、指定された搬送ライン4に分岐させ
るライン制御器15とを備えており、上流側に配置され
ているID情報交信装置7からライン切り替え指示が出
力されたとき、ライン制御器15によって、これを検知
して、分岐機構14を動作させ、各ライン分岐点6に達
した搬送対象物2の搬送方向を切り替え、指定された搬
送ライン4に分岐させる。
【0032】各ID情報交信装置7は、各搬送ライン4
の接続点となる各ライン分岐点6の手前に配置され、搬
送ライン4によって搬送されている各搬送対象物2が各
ライン分岐点6に近づいたとき、各搬送対象物2に取り
付けられた各無線タグ3と無線信号の授受を行うアンテ
ナ16と、予め設定されている所定の間隔で読み取り信
号を生成してアンテナ16から読み取り信号を含む無線
信号を送信させるとともに、アンテナ16の受信動作で
得られた受信信号を復調して、識別ID、搬送先データ
などを再生する質問器17と、情報ネットワーク9を介
して、物体ID順序入力装置5、他の各ID情報交信装
置7から配信された更新内容に基づき、図2に示すよう
に、記憶している順序情報ファイル19の内容を更新し
ながら、質問器17を制御して、アンテナ16から読み
取り信号を含む無線信号を送信させるとともに、このア
ンテナ16によって無線タグ3から送信される無線信号
が受信され、質問器17から新たな識別IDが出力され
る毎に、記憶している順序情報ファイル19の内容に基
づき、新たな識別IDが正しい識別IDであるかどうか
を確認しながら、搬送先データを解析して、搬送ライン
4の切り替えが必要かどうかを判定し、搬送ライン4の
切り替えが必要であると判定したとき、ライン切り替え
指示を生成し、これを下流のライン分岐装置8に供給す
るとともに、搬送先を切り替えた搬送対象物2を示す新
たな識別IDを他のID情報交信装置7に送信する制御
器18とを備えている。
【0033】そして、物体ID順序入力装置5から配信
された更新内容に基づき、順序情報ファイル19の内容
を更新するとともに、図4のフローチャートに示すよう
に、制御器18によって、質問器17、アンテナ16を
制御して、各ライン分岐点6に近づいた搬送対象物2の
無線タグ3から識別IDを読み取らせるとともに(ステ
ップST1、ST2)、この読み取り処理で得られた識
別IDが順序情報ファイル19で指定された識別IDで
あるかどうかをチェックし(ステップST3)、読み取
り処理で得られた識別IDが順序情報ファイル19で指
定された識別IDと一致しているとき、搬送対象物2が
順序通り搬送されていると判定する(ステップST
4)。
【0034】この後、質問器17、アンテナ16を制御
して、他の無線タグ3に対する交信を中止させた後(ス
テップST6)、順序通り搬送されている搬送対象物2
の無線タグ3と交信を再開させ、この無線タグ3に記憶
されている搬送先データを取り込むとともに、この搬送
先データを解析して、搬送ライン4の切り替えが必要か
どうかを判定し、搬送ライン4の切り替えが必要である
と判定したとき、ライン切り替え指示を生成して、下流
のライン分岐装置8を制御し、搬送対象物2を指定され
た搬送ライン4に導かせるとともに、情報ネットワーク
9を介して、分岐させた搬送対象物2の無線タグ3から
読み出した識別IDを他のID情報交信装置7に送信
し、ID情報交信装置7に記憶されている順序情報ファ
イル19の内容を更新させる(ステップST7)。
【0035】そして、この処理が終了したとき、制御器
18によって、質問器17、アンテナ16を制御して、
他の無線タグ3との交信を再開させ、上述した処理を繰
り返す(ステップST18)。
【0036】また、1回目の読み取り処理で得られた識
別IDが順序情報ファイル19で指定された識別IDと
異なるとき(ステップST4)、制御器18によって、
再度、質問器17、アンテナ16を制御して、各ライン
分岐点6に近づいた搬送対象物2に取り付けられた他の
無線タグ3から識別IDを読み取らせるとともに(ステ
ップST5、ST1、ST2)、この読み取り処理で得
られた識別IDを今、処理対象となっている搬送対象物
2の識別IDと判定して、順序情報ファイル19の内容
を更新する(ステップST3、ST4)。
【0037】この後、質問器17、アンテナ16を制御
して、残りの無線タグ3に対する交信を中止させた後
(ステップST6)、今回、処理対象と判定された無線
タグ3と交信を行わせ、この無線タグ3に記憶されてい
る搬送先データを取り込むとともに、この搬送先データ
を解析して、搬送ライン4の切り替えが必要かどうかを
判定し、搬送ライン4の切り替えが必要であると判定し
たとき、ライン切り替え指示を生成して、下流のライン
分岐装置8を制御し、搬送対象物2を指定された搬送ラ
イン4に導かせるとともに、情報ネットワーク9を介し
て、分岐させた搬送対象物の無線タグ3から読み出した
識別IDを他のID情報交信装置7に送信し、ID情報
交信装置7に記憶されている順序情報ファイル19の内
容を更新させる(ステップST7)。
【0038】そして、この処理が終了したとき、制御器
18によって、質問器17、アンテナ16を制御して、
他の無線タグ3との交信を再開させ、上述した処理を繰
り返す(ステップST18)。
【0039】このようにこの実施の形態においては、導
入部側の搬送ライン4上に搬送対象物2が載せられる
前、あるいは載せられるとき、物体ID順序入力装置5
によって、搬送対象物2に取り付けられた無線タグ3か
ら識別IDを読み取り、これを各ID情報交信装置7に
配信させて、各ID情報交信装置7の順序情報ファイル
19を更新させるとともに、各搬送対象物2が各ライン
分岐点6に近づく毎に、各ID情報交信装置7によっ
て、搬送対象物2に取付けられている無線タグ3と交信
させて、各無線タグ3に記憶されている識別ID、搬送
先データなどを読み取らせ、この読み取り動作で得られ
た識別IDが順序情報ファイル19で指定された順序通
りの識別IDであるかどうかを確認させながら、各ライ
ン分岐点6に配置しているライン分岐装置8を制御させ
て、搬送対象物2を指定された搬送ライン4に導くよう
にした。
【0040】このため、各搬送対象物2を一時停止させ
ることなく搬送させた場合でも、また各搬送対象物の間
隔を狭くした場合でも、さらに各無線タグ3と交信し
て、誤応答が発生した場合でも、各搬送対象物2の識別
IDを確実に読み取って、各搬送対象物2の現在位置を
把握させることができ、これによって製造ラインの製造
能力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させること
ができる(請求項1の効果)。
【0041】また、この実施の形態では、物体ID順序
入力装置5によって、各搬送対象物2を導入部側の搬送
ライン4に載せる前、または載せた直後に得られた各搬
送対象物2の搬送順序を情報ネットワーク9上に送出し
て、各ID情報交信装置7に供給し、各ID情報交信装
置7に記憶されている順序情報ファイル19の内容を一
括して更新させているので、搬送ライン4の数を増減さ
せた場合でも、また各ID情報交信装置7の数を増減さ
せた場合でも、システム全体を変更することなく、これ
に対処させることができ、これによってシステムの汎用
性を飛躍的に向上させることができる。
【0042】《第2の実施の形態の説明》次に、本発明
による搬送システムの請求項1、3に対応する実施の形
態を図5を参照して説明する。
【0043】図5に示す搬送システム1bは、各搬送対
象物2に取り付けられる複数の無線タグ3と、各搬送対
象物2を搬送する複数の搬送ライン4と、導入部側の搬
送ライン4に配置される物体ID順序入力装置5bと、
搬送ライン4の各ライン分岐点6の手前に配置される複
数のID情報交信装置7bと、各ライン分岐点6に配置
される複数のライン分岐装置8bと、集中型制御器20
とを備えている。
【0044】物体ID順序入力装置5bは、搬送対象物
2が載せられる搬送ライン4の物体導入部に配置され、
この搬送ライン4に載せられる搬送対象物2に取り付け
られた無線タグ3と無線信号の授受を行うアンテナ10
と、予め設定されている所定の間隔で、読み取り信号を
生成して、アンテナ10から読み取り信号を含む無線信
号を送信させるとともに、アンテナ10の受信動作で得
られた受信信号を復調して、識別IDを再生し、これを
集中型制御器20に供給する質問器11とを備えてお
り、搬送ライン4に搬送対象物2が載せられる前、ある
いは載せられるとき、この搬送対象物2に取り付けられ
た無線タグ3と交信して、この無線タグ3に記憶されて
いる識別IDを読み取り、これを集中型制御器20に供
給する。
【0045】各ID情報交信装置7bは、各搬送ライン
4の接続点となる各ライン分岐点6の手前に配置され、
搬送ライン4によって搬送されている各搬送対象物2が
各ライン分岐点6に近づいたとき、各搬送対象物2に取
り付けられた各無線タグ3と無線信号の授受を行うアン
テナ16と、予め設定されている所定の間隔で読み取り
信号を生成して、アンテナ16から無線信号を送信させ
るとともに、アンテナ16の受信動作で得られた受信信
号を復調して識別ID、搬送先データなどを再生し、こ
れを集中型制御器20に供給する質問器17とを備えて
おり、各ライン分岐点6に近づいた搬送対象物2に取り
付けられている無線タグ3から識別ID、搬送先データ
などを読み取り、これを集中型制御器20に供給する。
【0046】各ライン分岐装置8bは各搬送ライン4の
接続点に配置され、ライン切り替え指示が入力されたと
き、各ライン分岐点6に達した搬送対象物2の搬送方向
を切り替えて、指定された搬送ライン4に分岐させる分
岐機構14を備えており、集中型制御器20からライン
切り替え指示が出力されたとき、分岐機構14を動作さ
せて、各ライン分岐点6に達した搬送対象物2の搬送方
向を切り替え、指定された搬送ライン4に分岐させる。
【0047】集中型制御器20は、各搬送ライン4によ
って搬送されている各搬送対象物2の搬送順序を示す各
搬送ライン毎の順序情報ファイル13、19を記憶する
共有メモリ部21と、物体ID順序入力装置5bから新
たな識別IDが出力される毎に、共有メモリ部21に記
憶されている各搬送ライン4毎の順序情報ファイル1
3、19中にある古い識別IDを削除しながら、新たな
識別IDを登録する順序情報ファイル更新部22と、各
ID情報交信装置7bと交信を行って、各ID情報交信
装置7bで新たな識別IDが検知される毎に、この識別
ID、搬送先データを取り込む複数の交信部23と、各
交信部23によって新たな識別IDが得られる毎に、共
有メモリ部21に記憶されている各搬送ライン4毎の順
序情報ファイル19を参照して、新たな識別IDが順序
通りの識別IDかどうかを確認して、各ID情報交信装
置7bで検知された無線タグ3の識別IDに検知マーク
24を付加するとともに、搬送先データに基づき、搬送
ライン4の切り替えが必要かどうかを判定し、切り替え
が必要と判定したとき、検知マーク24が付加された識
別IDにライン切り替え指示を書き込む複数の順番照合
部25と、共有メモリ部21に記憶されている各搬送ラ
イン4毎の順序情報ファイル19のうち、各搬送ライン
4に対応した順序情報ファイル19中にある各識別ID
のうち、検知マーク24が付加された識別IDにライン
切り替え指示が書き込まれているとき、対応するライン
分岐装置8bに切り替え指示を出す複数のライン切り替
え制御器26とを備えている。
【0048】そして、図6に示すように、物体ID順序
入力装置5bから出力された識別IDに基づき、各順序
情報ファイル13、19の内容を更新するとともに、各
ライン分岐点6に搬送対象物2が近づいて、各ID情報
交信装置7bから新たな識別IDが出力される毎に、こ
れを取り込んで、対応する順序情報ファイル19で指定
された識別IDであるかどうかをチェックし、各ID情
報交信装置7bの読み取り動作で得られた新たな識別I
Dが各搬送ライン4毎の順序情報ファイル19で指定さ
れた識別IDと一致しているとき、搬送対象物2が順序
通り搬送されていると判定して、新たな識別IDを出力
したID情報交信装置7bを制御して、他の無線タグ3
に対する交信を中止させる。
【0049】この後、新たな識別IDを出力したID情
報交信装置7bを制御して、順序通り搬送されている搬
送対象物2の無線タグ3と交信を行わせ、無線タグ3に
記憶されている搬送先データを取り込むとともに、この
搬送先データを解析して、搬送ライン4の切り替えが必
要かどうかを判定し、搬送ライン4の切り替えが必要で
あると判定したとき、ライン切り替え指示を生成して、
ライン分岐装置8bを制御し、搬送対象物2を指定され
た搬送ライン4に導かせるとともに、分岐させた搬送対
象物2の無線タグ3から読み出した識別IDに基づき、
他のID情報交信装置7bに対応する他の順序情報ファ
イル19の内容を更新させる。
【0050】また、各ID情報交信装置7bによる、1
回目の読み取り処理で得られた識別IDが各搬送ライン
4毎の順序情報ファイル19で指定された識別IDと異
なるとき、対応するID情報交信装置7bを再度、制御
して、各ライン分岐点6に近づいた搬送対象物2の無線
タグ3から識別IDを読み取らせるとともに、この読み
取り処理で得られた識別IDを今回の搬送対象物2に対
する識別IDと判定して、対応する順序情報ファイル1
9の内容を更新するとともに、新たな識別IDを出力し
たID情報交信装置7bを制御して、残りの無線タグ3
に対する交信を中止させる。
【0051】この後、新たな識別IDを出力したID情
報交信装置7bを制御して今回、処理対象と判定された
無線タグ3と交信を行わせ、この無線タグ3に記憶され
ている搬送先データを取り込むとともに、この搬送先デ
ータを解析して、搬送ライン4の切り替えが必要かどう
かを判定し、搬送ライン4の切り替えが必要であると判
定したとき、ライン切り替え指示を生成して、ライン分
岐装置8bを制御し、搬送対象物2を指定された搬送ラ
イン4に導かせるとともに、分岐させた搬送対象物2の
無線タグ3から読み出した識別IDに基づき、他のID
情報交信装置7bに対応する他の順序情報ファイル19
の内容を更新させる。
【0052】このようにこの実施の形態においては、搬
送ライン4上に搬送対象物2が載せられ、物体ID順序
入力装置5bによって、搬送対象物2に取り付けられた
無線タグ3の識別IDが読み取られる毎に、集中型制御
器20に記憶されている各順序情報ファイル13、19
の内容を更新させるとともに、各搬送対象物2が各ライ
ン分岐点6に近づき、各ID情報交信装置7bによっ
て、搬送対象物2に取付けられている無線タグ3から識
別IDが読み取られる毎に、集中型制御器20によっ
て、各ID情報交信装置7bの読み取り動作で得られた
識別IDが順序情報ファイル19で指定された順序通り
の識別IDであるかどうかを確認させながら、各ライン
分岐点6に配置しているライン分岐装置8bを制御させ
て、搬送対象物2を指定された搬送ライン4に導くよう
にした。
【0053】このため、各搬送対象物2を一時停止させ
ることなく搬送させた場合でも、また各搬送対象物2の
間隔を狭くした場合でも、さらに各無線タグ3と交信し
たとき、誤応答が発生した場合でも、各搬送対象物2の
識別IDを確実に読み取って、各搬送対象物2の現在位
置を把握させることができ、これによって製造ラインの
製造能力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させる
ことができる(請求項1、3の効果)。
【0054】また、この実施の形態では、集中型制御器
20によって、各搬送ライン4で搬送されている各搬送
対象物2を集中的に管理しているので、各搬送対象物2
の搬送管理を容易にして、システム全体を簡素化し、シ
ステム構築コストを低減させることができる(請求項3
の効果)。
【0055】《第3の実施の形態の説明》次に、本発明
による搬送システムの請求項1、4に対応する実施の形
態を説明する。なお、この実施の形態の基本的なシステ
ム構成は図1と同一であるため、図1を援用して説明す
る。
【0056】第3の実施の形態では、各ID情報交信装
置7の上流側にある物体ID順序入力装置5、ID情報
交信装置7から配信される更新情報、下流側にあるID
情報交信装置7から配信される更新情報に基づき、記憶
している順序情報ファイル19を更新しながら、各搬送
対象物2が各ライン分岐点6に近づく毎に、各ID情報
交信装置7によって、搬送対象物2に取付けられている
無線タグ3と交信させて、各無線タグ3に記憶されてい
る識別IDを読み取らせ、この読み取り動作で得られた
識別IDが順序情報ファイル19で指定された順序通り
の識別IDであるかどうかを確認させながら、各ライン
分岐点6に配置しているライン分岐装置8を制御させ
て、搬送対象物2を指定された搬送ライン4に導くよう
にしている。
【0057】この際、図7に示すように、搬送ライン4
上に搬送対象物2が載せられるとき、物体ID順序入力
装置5によって、搬送対象物2に取り付けられた無線タ
グ3から識別IDを読み取り、これを1番目のID情報
交信装置7に配信させて、このID情報交信装置7に記
憶されている順序情報ファイル19に登録させるととも
に、各搬送対象物2が1番目のライン分岐点6に近づい
たとき、1番目のID情報交信装置7によって、搬送対
象物2に取付けられている無線タグ3と交信させて、こ
の無線タグ3に記憶されている識別IDを読み取らせ、
この読み取り動作で得られた識別IDが順序情報ファイ
ル19で指定された順序通りの識別IDであるかどうか
を確認させながら、1番目のライン分岐点6に配置して
いるライン分岐装置8を制御させて、搬送対象物2を次
の搬送ライン4に導く。
【0058】また、この動作と並行し、1番目のID情
報交信装置7によって、1番目のライン分岐点6を通過
させた搬送対象物2に取り付けられている無線タグ3か
らの識別IDを物体ID順序入力装置5に配信して、こ
の物体ID順序入力装置5に記憶されている順序情報フ
ァイル13から1番目のライン分岐点6を通過させた搬
送対象物2の無線タグ3から読み出した識別IDを削除
させるとともに、識別IDを2番目のID情報交信装置
7に配信させて、このID情報交信装置7に記憶されて
いる順序情報ファイル19に1番目のライン分岐点6を
通過させた搬送対象物2の無線タグ3から読み出した識
別IDを登録させる。
【0059】また、1番目のID情報交信装置7によっ
て、1番目のライン分岐装置8を制御させて、搬送対象
物2を分岐させたときには、図8に示すように、1番目
のID情報交信装置7によって、1番目のライン分岐点
6を通過させた搬送対象物2の無線タグ3から読み出し
た識別IDを物体ID順序入力装置5に配信して、この
物体ID順序入力装置5に記憶されている順序情報ファ
イル19から1番目のライン分岐点6を通過させた搬送
対象物2の無線タグ3から読み出した識別IDを削除さ
せるとともに、識別IDを分岐先となる搬送ライン4に
ある1番目のID情報交信装置7に配信させて、このI
D情報交信装置7に記憶されている順序情報ファイル1
9に1番目のライン分岐点6を通過させた搬送対象物2
の無線タグ3から読み出した識別IDを登録させる。
【0060】以下、搬送対象物2が各ライン分岐点6に
近づく毎に、上述した識別IDの転送処理が繰り返され
て、2番目のID情報交信装置7,…,m番目のID情
報交信装置7間のうち、隣合うID情報交信装置7間、
または分岐元、分岐先となるID情報交信装置7間で識
別IDが配信され、2番目のID情報交信装置7,…,
m番目のID情報交信装置7に記憶されている各順序情
報ファイル19の内容が更新されながら、搬送対象物2
が搬送される。
【0061】このように、この実施の形態では、各ID
情報交信装置7の上流側にある物体ID順序入力装置
5、ID情報交信装置7から配信される更新情報、下流
側にあるID情報交信装置7から配信される更新情報に
基づき、記憶している順序情報ファイル19を更新しな
がら、各搬送対象物2が各ライン分岐点6に近づく毎
に、各ID情報交信装置7によって、搬送対象物2に取
付けられている無線タグ3と交信させて、各無線タグ3
に記憶されている識別IDを読み取らせ、この読み取り
動作で得られた識別IDが順序情報ファイル19で指定
された順序通りの識別IDであるかどうかを確認させな
がら、各ライン分岐点6に配置しているライン分岐装置
8を制御させて、搬送対象物2を指定された搬送ライン
4に導くようにした。
【0062】このため、隣合うID情報交信装置7で得
られた搬送対象物2の識別IDに基づき、自ID情報交
信装置7に対応する順序情報ファイル19の内容を更新
させることができ、これによって各搬送対象物2の間隔
を狭くしても、また各搬送対象物2を連続的に搬送して
も、各搬送対象物2の識別IDを確実に読み取らせて、
各搬送対象物2の現在位置を把握させ、製造ラインの製
造能力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させるこ
とができる(請求項1、4の効果)。
【0063】また、この実施の形態では、分散配備され
ている物体ID順序入力装置5の順序情報ファイル1
3、各ID情報交信装置7の順序情報ファイル19に、
隣合う物体ID順序入力装置5、各ID情報交信装置7
から配信された識別IDのみを登録させているので、物
体ID順序入力装置5、各ID情報交信装置7のメモリ
容量を少なくシステム全体の構築コストを低減させるこ
とができるとともに、情報ネットワーク9を介して、送
受信される情報の量を大幅に低減させて、情報ネットワ
ーク9の負荷を低減させ、この情報ネットワーク9がシ
ステムのボルトネックにならないようにすることができ
る(請求項4の効果)。
【0064】《第4の実施の形態の説明》次に、本発明
による搬送システムの請求項1、5に対応する実施の形
態を説明する。なお、この実施の形態の基本的なシステ
ム構成は図1と同一であるため、図1を援用して説明す
る。
【0065】第4の実施の形態では、物体ID順序入力
装置5、各ID情報交信装置7のいずれかが故障して外
された後、修理されて再度、接続されたとき、あるいは
保守点検などで外された後、点検が終了して再度、接続
されたとき、隣合う物体ID順序入力装置5、各ID情
報交信装置7から順序情報ファイル13、19の内容を
送信させて、再度、接続された物体ID順序入力装置
5、各ID情報交信装置7に順序情報ファイル13、1
9を再構築させるようにしている。
【0066】この場合、物体ID順序入力装置5、各I
D情報交信装置7のいずれか、例えばn番目のID情報
交信装置7が故障して外された後、修理されて再度、接
続されたとき、図9に示すように、n番目のID情報交
信装置7から(n−1)番目のID情報交信装置7、
(n+1)番目のID情報交信装置7に順序情報ファイ
ル19の配信要求を送信させて、(n−1)番目のID
情報交信装置7と、(n+1)番目のID情報交信装置
7とから順序情報ファイル19を送信させる。
【0067】そして、(n−1)番目のID情報交信装
置7から送信された順序情報ファイル19中にある処理
済みの識別IDと、(n+1)番目のID情報交信装置
7から送信された順序情報ファイル19中にある未処理
の識別IDとに基づき、n番目のID情報交信装置7内
に順序情報ファイル19を再生させる。
【0068】このように、この実施の形態では、物体I
D順序入力装置5、各ID情報交信装置7のいずれかが
故障して外された後、修理されて再度、接続されたと
き、あるいは保守点検などで外された後、点検が終了し
て再度、接続されたとき、隣合う物体ID順序入力装置
5、各ID情報交信装置7から順序情報ファイル13、
19の内容を送信させて、再度、接続された物体ID順
序入力装置5、各ID情報交信装置7に順序情報ファイ
ル13、19を再構築させるようにしているので、自I
D情報交信装置7から見て、上流側にある、物体ID順
序入力装置5、ID情報交信装置7で管理されている順
序情報ファイル13、19の内容と、下流側にあるID
情報交信装置7で管理されている順序情報ファイル19
の内容とに基づき、自ID情報交信装置7の順序情報フ
ァイル13、19を構築することができ、これによって
物体ID順序入力装置5、自ID情報交信装置7の順序
情報ファイル13、19が壊れたときでも、これを復元
可能にして、システムの柔軟性を高めながら、各搬送対
象物2の間隔を狭くしても、また各搬送対象物2を連続
的に搬送しても、各搬送対象物2の識別IDを確実に読
み取らせて、各搬送対象物2の現在位置を把握させ、製
造ラインの製造能力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に
向上させることができる(請求項1、5の効果)。
【0069】なお、上述した各実施の形態では、物体I
D順序入力装置5、5bによって、導入部側の搬送ライ
ン4に載せられる搬送対象物2に取り付けられた無線タ
グ3から識別IDなどを読み出すようにしたが、キーボ
ードなどの手動入力で導入部側の搬送ライン4に載せら
れる搬送対象物2に取り付けられた無線タグ3の識別I
Dを入力して、これを各ID情報交信装置7、集中型制
御器20などに配信するようにしても良い。
【0070】このようにすることにより、各搬送対象物
2が密着した状態で導入部側の搬送ライン4に載せられ
ても、各搬送対象物に取り付けられた各無線タグ3の識
別IDを確実に取り込んで、各ID情報交信装置7、集
中型制御器20などに配信させることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の搬送システムでは、各搬送対象物の間隔を狭く
しても、また各搬送対象物を連続的に搬送しても、各搬
送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各搬送対象
物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能力、搬送
ラインの搬送効率を飛躍的に向上させることができる。
【0072】請求項2の搬送システムでは、各搬送対象
物を搬送ラインに載せる前、または載せた直後に得られ
た各搬送対象物の搬送順序に基づき、搬送ラインの各部
に保持されている順序情報ファイルの内容を一括して更
新させることができ、これによって各搬送対象物の間隔
を狭くしても、また各搬送対象物を連続的に搬送して
も、各搬送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各
搬送対象物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能
力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させることが
できる。
【0073】請求項3の搬送システムでは、各搬送対象
物を搬送ラインに載せる前、または載せた直後に得られ
た各搬送対象物の搬送順序に基づき、集中管理されてい
る順序情報ファイルの内容を一括して更新させることが
でき、これによって各搬送対象物の間隔を狭くしても、
また各搬送対象物を連続的に搬送しても、各搬送対象物
の識別IDを確実に読み取らせて、各搬送対象物の現在
位置を把握させ、製造ラインの製造能力、搬送ラインの
搬送効率を飛躍的に向上させることができる。
【0074】請求項4の搬送システムでは、隣合う無線
タグ選択部で得られた搬送対象物の識別IDに基づき、
自無線タグ選択部に対応する順序情報ファイルの内容を
更新させることができ、これによって各搬送対象物の間
隔を狭くしても、また各搬送対象物を連続的に搬送して
も、各搬送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各
搬送対象物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能
力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させることが
できる。
【0075】請求項5の搬送システムでは、自無線タグ
選択部から見て、上流側にある無線タグ選択部で管理さ
れている順序情報ファイルの内容と、下流側にある無線
タグ選択部で管理されている順序情報ファイルの内容と
に基づき、自無線タグ選択部の順序情報ファイルを構築
することができ、これによって自無線タグ選択部の順序
情報ファイルが壊れたときでも、これを復元可能にし
て、システムの柔軟性を高めながら、各搬送対象物の間
隔を狭くしても、また各搬送対象物を連続的に搬送して
も、各搬送対象物の識別IDを確実に読み取らせて、各
搬送対象物の現在位置を把握させ、製造ラインの製造能
力、搬送ラインの搬送効率を飛躍的に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送システムの実施の形態のう
ち、請求項1、2に対応する搬送システムの一例を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示す物体ID順序入力装置に記憶されて
いる順序情報ファイルの更新動作と、各IC情報交信装
置に記憶されている順序情報ファイルの更新動作とを示
す説明図である。
【図3】図1に示す物体ID順序入力装置、各IC情報
交信装置間の情報授受動作を示す説明図である。
【図4】図1に示す各ID情報交信装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明による搬送システムの実施の形態のう
ち、請求項1、3に対応する搬送システムの一例を示す
ブロック図である。
【図6】図5に示す共有メモリ部に記憶されている各順
序情報ファイルの更新動作を示す説明図である。
【図7】第3の実施の形態に示す物体ID順序入力装置
に記憶されている順序情報ファイルの更新動作と、各I
C情報交信装置に記憶されている順序情報ファイルの更
新動作とを示す説明図である。
【図8】第3の実施の形態に示す物体ID順序入力装置
に記憶されている順序情報ファイルの更新動作と、各I
C情報交信装置に記憶されている順序情報ファイルの更
新動作とを示す説明図である。
【図9】第4の実施の形態に示す物体ID順序入力装置
に記憶されている順序情報ファイルの更新動作と、各I
C情報交信装置に記憶されている順序情報ファイルの更
新動作とを示す説明図である。
【図10】従来の搬送システムで使用されている無線タ
グと、アンテナの送受信範囲との関係を示す説明図であ
る。
【図11】図10に示すアンテナの送受信範囲に複数の
無線タグが入ったときの様子を示す説明図である。
【図12】図10に示すアンテナの送受信範囲に複数の
無線タグが入らないようするための条件を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1a、1b、:搬送システム 2:搬送対象物 3:無線タグ 4:搬送ライン 5:物体ID順序入力装置 5b:物体ID順序入力装置 6:ライン分岐点 7:ID情報交信装置(無線タグ選択部、記憶部) 7b:ID情報交信装置 8、8b:ライン分岐装置 9:情報ネットワーク 10、16:アンテナ 11、17:質問器 12、18:制御器 13:順序情報ファイル 14:分岐機構 15:ライン制御器 19:順序情報ファイル 20:集中型制御器(無線タグ選択部、記憶部) 21:共有メモリ部 22:順序情報ファイル更新部 23:交信部 24:検知マーク 25:順番照合部 26:ライン切り替え制御器
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Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ラインによって、複数の搬送対象物
    を搬送させる搬送システムにおいて、 前記各搬送対象物の搬送順序に応じて、各搬送対象物に
    取り付けられた各無線タグの識別IDを並べた順序情報
    ファイルを記憶する記憶部と、 前記搬送ラインに沿って配置され、前記搬送ラインによ
    って、前記各搬送対象物が搬送されてきたとき、各搬送
    対象物に読み出し信号を含む無線信号を送信するととも
    に、各搬送対象物に取り付けられている各無線タグから
    送信される無線信号を受信して、各無線信号に含まれて
    いる識別IDと前記記憶部に記憶されている順序情報フ
    ァイルの内容とに基づき、識別対象となる無線タグを選
    択する無線タグ選択部と、 を備えたことを特徴とする搬送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の搬送システムにおい
    て、 前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タグ選択部を分散
    配置するとともに、各無線タグ選択部毎に、前記記憶部
    を分散配置し、前記搬送ラインに各搬送対象物が載せら
    れる前、または載せられた直後に得られる各搬送対象物
    の搬送順序に基づき、各記憶部に記憶されている順序情
    報ファイルを一括して更新する、 ことを特徴とする搬送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の搬送システムにおい
    て、 前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タグ選択部を分散
    配置するとともに、前記各無線タグ選択部に対応する各
    記憶部を集中配置し、前記搬送ラインに各搬送対象物が
    載せられる前、または載せられた直後に得られる各搬送
    対象物の搬送順序に基づき、各記憶部に記憶されている
    順序情報ファイルを一括して更新する、 ことを特徴とする搬送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の搬送システムにおい
    て、 前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タグ選択部を分散
    配置するとともに、前記各無線タグ選択部に対応する各
    記憶部を分散配置または集中配置し、自無線タグ選択部
    から見て、上流側に配置された無線タグ選択部で得られ
    る識別ID、下流側に配置された無線タグ選択部で得ら
    れる識別IDに基づき、自無線タグ選択部に対応する記
    憶部の順序情報ファイルを更新する、 ことを特徴とする搬送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の搬送システムにおい
    て、 前記搬送ラインの各部毎に、前記無線タグ選択部を分散
    配置するとともに、前記各無線タグ選択部に対応する各
    記憶部を分散配置または集中配置し、自無線タグ選択部
    から見て、上流側の無線タグ選択部に対応した記憶部に
    記憶されている順序情報ファイルの内容、下流側の無線
    タグ選択部に対応した記憶部に記憶されている順序情報
    ファイルの内容に基づき、自無線タグ選択部に対応する
    記憶部の順序情報ファイルを構築する、 ことを特徴とする搬送システム。
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