JP2000255057A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000255057A
JP2000255057A JP6475499A JP6475499A JP2000255057A JP 2000255057 A JP2000255057 A JP 2000255057A JP 6475499 A JP6475499 A JP 6475499A JP 6475499 A JP6475499 A JP 6475499A JP 2000255057 A JP2000255057 A JP 2000255057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
ink
nozzle
ink droplets
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP6475499A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Tamura
明彦 田村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドのノズルからインク液滴を出射して記
録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に関
し、着弾精度の向上をヘッドの駆動条件から決定し、画
質向上が可能なインクジェット記録装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 ヘッド1のノズル5から出射されるイン
ク液滴lの液滴量を10pl以下、ノズル5と記録媒体3と
の間隔(g)を0.8mm以下、インク液滴lの出射速度を7m/se
c以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドのノズルか
らインク液滴を出射して記録媒体に画像を形成するイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置において、オン
デマンド式のヘッドのノズルから出射したインク液滴
が、記録媒体の目的の位置に着弾することは、画像の均
一性を確保する上で重要である。
【0003】特に、ヘッドがマルチノズルである場合、
各ノズルから出射されたインク液滴の着弾位置のばらつ
きが10μm程度であっても記録媒体上の形成された画像
にすじとなって現れる。
【0004】このインク液滴の着弾位置のばらつきは、
ノズルの形状,ノズル面のノズル開口周縁のインクに対
するぬれ性等の不均一性が原因である。これらヘッド自
体の製造に起因する問題点を解消することで、インク液
滴の着弾精度を向上させることが可能であるが、他に、
ヘッドのノズル面と記録媒体との間隔を小さくしたり、
インク液滴の出射速度を大きく設定すること、すなわ
ち、ヘッドの駆動条件を設定することでも、インク液滴
の着弾精度を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘッドのノズ
ル面と記録媒体との間隔を小さくしたり、インク液滴の
出射速度を大きく設定すると、ノズルから出射したイン
ク液滴が切断しないうちにインク液滴が記録媒体に到達
する場合がある。
【0006】この場合、インク液滴により形成された記
録媒体上のドット形状は、尾を引いたような形状とな
り、着弾精度が悪くなる。更に、インク液滴がヘッドの
ノズル開口の周縁を汚し、ノズルから出射される後続の
インク液滴の着弾精度も大幅に低下する。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、着弾精度の向上をヘッドの駆動条件
から決定し、画質向上が可能なインクジェット記録装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、ヘッドのノズルからインク液滴を出
射して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装
置であって、以下の条件を有することを特徴とするイン
クジェット記録装置である。
【0009】(1) 前記ノズルから出射される前記インク
液滴の量が10pl以下 (2) 前記ノズルと前記記録媒体との間隔が0.8mm以下 (3) 前記インク液滴の出射速度が7m/sec以上 このような条件にすることで、インクの着弾精度が上が
る。
【0010】又、インク液滴を小液滴化することで、記
録媒体上のドット形状も小さくなり、画質のあれが少な
くなり、解像度も上がり、画質向上が図れる。更に、イ
ンク液滴を小液滴化することで、同じ画像濃度を得るた
めに必要な記録媒体へ出射されるインク液滴の総量(単
位面積あたりの液量)も少なくて済む。これは、記録媒
体上のドット径は液滴の体積に比例するのではなく、液
滴の径に略比例することが経験的に知られていることに
よる。従って、小さな液滴で解像度を高めて印字した方
が同じ濃度の画像を得るために必要な単位面積当りの液
滴量は少ないことになる。
【0011】この結果、記録媒体を選択する幅が広が
る。すなわち、ヘッドのノズル面を汚染する紙紛が少な
い記録媒体や、剛性,カールが小さな記録媒体を使用で
きる。又、記録媒体へ出射されるインク液滴の総量が少
なくて済むことにより、記録媒体がインクを吸収するこ
とにより浮き上がり、ヘッドのノズル面と接触すること
も少なくなる。
【0012】尚、インクジェット記録装置としては、圧
電素子を用いたインクジェット記録装置、高電圧方式の
インクジェット記録装置、気泡破裂方式のインクジェッ
ト記録装置等があるが限定するものではない。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記ノズルと前記記録媒体との間隔が0.5mm以下で
あることを特徴とするインクジェット記録装置である。
前記ノズルと前記記録媒体との間隔を0.6mm以下とする
ことにより、更に、インク液滴の着弾精度が向上し、画
質向上が図れる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の前記液滴の出射速度が8m/sec以上であること
を特徴とするインクジェット記録装置である。液滴の出
射速度を8m/sec以上とすることで、更に、インク液滴の
着弾精度が向上し、画質向上が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】ヘッドのノズルから出射されるイ
ンク液滴が記録媒体に着弾する場合の着弾位置のばらつ
きは、次の2つの要因が重なったものである。
【0016】(1) 主走査方向の着弾位置のばらつき 図1において、ヘッド1と、ヘッド1と記録媒体3とが
主走査方向へ相対速度Vで移動している場合を考える。
【0017】尚、ヘッド1と記録媒体3との間隔はgで
ある。ヘッド1のノズル5からインク液滴Iがvの速度で
出射された場合と、インク液滴lがv-Δvで出射された場
合の主走査方向の着弾位置のばらつきΔXは、以下の式
で求められる。
【0018】ΔX=(g/v)×(V・Δv)/(v-V) ……(1) (2) 副走査方向の着弾位置のばらつき ヘッド1のノズル5が正常な方向に対してΔθのばらつ
きがあれば、副走査方向の着弾位置のばらつきΔYは、
以下の式で求められる。
【0019】ΔY=g・tanθ ……(2) ここで、ノズル5から出射されるインク液滴lの液滴量
をが10pl以下、ノズル5と記録媒体3との間隔(g)を0.8
mm以下、インク液滴lの出射速度を7m/sec以上とするこ
とで、インクの着弾精度が上がる。
【0020】又、インク液滴lを小液滴化することで、
記録媒体3上のドット形状も小さくなり、画質のあれが
少なくなり、解像度も上がり、画質向上が図れる。更
に、インク液滴lを小液滴化することで、記録媒体へ出
射されるインク液滴lの総量も少なくて済み、記録媒体
3を選択する幅が広がる。すなわち、ヘッド1のノズル
面を汚染する紙紛が少ない記録媒体や、剛性,カールが
小さな記録媒体を使用できる。
【0021】又、記録媒体3へ出射されるインク液滴l
の総量が少なくて済むことにより、記録媒体3がインク
を吸収することにより浮き上がり、ヘッド1のノズル面
と接触することも少なくなる。
【0022】尚、インクジェット記録装置としては、圧
電素子を用いたインクジェット記録装置、高電圧方式の
インクジェット記録装置、気泡破裂方式のインクジェッ
ト記録装置等があるが限定するものではない。
【0023】又、ノズル5と記録媒体3との間隔を0.6m
m以下とすることにより、更に、インク液滴lの着弾精度
が向上し、画質向上が図れる。更に、インク液滴lの出
射速度を8m/sec以上とすることで、更に、インク液滴l
の着弾精度が向上し、画質向上が図れる。
【0024】
【実施例】本願発明者は、本願発明の効果を確認するた
めに、以下のような実験を行なった。
【0025】インク液滴lの液滴量と、ヘッド1と記録
媒体3との間隔(g)と、液滴速度(v-Δv)を変化させた場
合の着弾位置のばらつきを調査した。尚、判断基準で、
○は着弾ずれが10μm以上、15μm以下、◎は着弾ずれが
10μm未満で、いずれも許容できる範囲である。
【0026】(1) ヘッド1と記録媒体3との間隔(g)が
1.2mmの場合
【0027】
【表1】
【0028】(2) ヘッド1と記録媒体3との間隔(g)が
1.0mmの場合
【0029】
【表2】
【0030】(3) ヘッド1と記録媒体3との間隔(g)が
0.8mmの場合
【0031】
【表3】
【0032】(4) ヘッド1と記録媒体3との間隔(g)が
0.6mmの場合
【0033】
【表4】
【0034】本実験で、以下のことが判明した。 (1) ヘッド1のノズル5と記録媒体3との間隔1.2mm以
上あると、許容できない着弾ずれ、更には、ドットが尾
を引いたような形状(ドット形状尾引き)、ヘッド1のノ
ズル5の開口周縁が汚れる(ヘッド汚れ)が発生する(表
1参照)。
【0035】(2) ヘッド1のノズル5と記録媒体3との
間隔が1.0mmの場合、ヘッド1のノズル5から出射され
るインク液滴lの液滴量が10pl以下、 インク液滴lの出
射速度が8m/sec以上の場合、着弾ずれは許容できる(表
2参照)。
【0036】(3) ヘッド1のノズル5と記録媒体3との
間隔が0.8mmの場合、ヘッド1のノズル5から出射され
るインク液滴lの液滴量が10pl以下、 インク液滴lの出
射速度が7m/sec以上の場合、着弾ずれはない(表3参
照)。
【0037】特に、インク液滴lの出射速度が8m/sec以
上あると、着弾ずれは極めて小さくなる。 (4) ヘッド1のノズル5と記録媒体3との間隔が0.6mm
の場合、ヘッド1のノズル5から出射されるインク液滴
lの液滴量が10pl以下、 インク液滴lの出射速度が7m/se
c以上の場合、着弾ずれはない(表4参照)。
【0038】特に、インク液滴lの出射速度が8m/sec以
上あると、着弾ずれは極めて小さくなる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ノズ
ルから出射される前記インクの液滴量を10pl以下、ノズ
ルと記録媒体との間隔を0.8mm以下、インク液滴の出射
速度を7m/sec以上とすることで、インクの着弾精度が上
がる。
【0040】又、インク液滴を小液滴化することで、記
録媒体上のドット形状も小さくなり、画質のあれが少な
くなり、解像度も上がり、画質向上が図れる。更に、イ
ンク液滴を小液滴化することで、同じ画像濃度を得るた
めに必要な記録媒体へ出射されるインク液滴の総量(単
位面積あたりの液量)も少なくて済む。
【0041】この結果、記録媒体を選択する幅が広が
る。すなわち、ヘッドのノズル面を汚染する紙紛が少な
い記録媒体や、剛性,カールが小さな記録媒体を使用で
きる。又、記録媒体へ出射されるインク液滴の総量が少
なくて済むことにより、記録媒体がインクを吸収するこ
とにより浮き上がり、ヘッドのノズル面と接触すること
も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】副走査方向の着弾ずれを説明する図である。
【図2】主走査方向の着弾ずれを説明する図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 3 記録媒体(メディア) 5 ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドのノズルからインク液滴を出射し
    て記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置で
    あって、以下の条件を有することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。 (1) 前記ノズルから出射される前記インク液滴の量が10
    pl以下 (2) 前記ノズルと前記記録媒体との間隔が0.8mm以下 (3) 前記インク液滴の出射速度が7m/sec以上
  2. 【請求項2】 前記ノズルと前記記録媒体との間隔が0.
    6mm以下であることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記液滴の出射速度が8m/sec以上である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット
    記録装置。
JP6475499A 1999-03-11 1999-03-11 インクジェット記録装置 Pending JP2000255057A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6576252B2 (en) * 2000-10-17 2003-06-10 Laboratoires Robert Schwartz Anti-stress composition intended for incorporation mainly in nutritional vehicles
WO2010150346A1 (ja) * 2009-06-23 2010-12-29 キヤノン株式会社 液体吐出記録ヘッド

Cited By (4)

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