JP2000254919A - 廃棄frp破砕物およびそれを含有するセメント材、コンクリート部材乃至は樹脂部材 - Google Patents

廃棄frp破砕物およびそれを含有するセメント材、コンクリート部材乃至は樹脂部材

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JP2000254919A JP6287399A JP6287399A JP2000254919A JP 2000254919 A JP2000254919 A JP 2000254919A JP 6287399 A JP6287399 A JP 6287399A JP 6287399 A JP6287399 A JP 6287399A JP 2000254919 A JP2000254919 A JP 2000254919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄FRPのリサイクルに必要な投入エネル
ギーを従来より小さくし、かつ、セメントや樹脂などの
母材に混入した場合にも機械物性を損なわず、かつ、経
済性(コスト競争力)のある、実用的なリサイクル品を
提供することにある。 【解決手段】 定方向径が3mm以上であり、最小曲率
半径が150mm以下であることを特徴とする廃棄FR
P破砕物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、市場から回収さ
れたFRP廃棄物をリサイクルするのに適したFRP粉
砕物およびその製造方法、および該粉砕物を含有する成
形物およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FRPは、軽量、高耐久性であることよ
り、スポーツ分野、航空機分野、自動車分野、その他一
般産業分野で広く使用されてきたが、環境問題への関心
の高まりとともに、そのリサイクル法が重要となってい
る。
【0003】廃棄FRPをリサイクル利用する従来の方
法としては、粉砕して表面積を大きくして燃焼させて熱
源として利用するサーマルリサイクル法と、やはり粉砕
して樹脂だけを溶かすなどして短くなった補強繊維だけ
を取り出すなどしてマテリアルリサイクルする方法が知
られている。しかし、これら従来リサイクル法では、廃
棄FRPを粉砕工程、加熱工程を施すことから、FRP
を成形する以上の大量のエネルギーを消費する加工工程
を経ることになり、形式上はリサイクルできても、グロ
ーバルには環境問題を解決したことにはなっていない。
FRPを粉砕、微粉砕するという工程は、数百μmある
いは数十μm以下の大きさになるまで粉砕工程を繰り返
すため消費エネルギーが大きく、粉砕なしでリサイクル
できる低エネルギーのリサイクル法が求められていた。
【0004】FRPを微小に粉砕する理由は、粉砕品を
セメントや樹脂などの他の母材に混入した場合に、母材
の機械物性等の付加価値を向上させるためと考えられる
が、機械物性の向上幅に比べ、粉砕に要する労力の方が
遙かに大きく、経済性を強いられるリサイクル品とし
て、実用に耐える技術とはなっていない。
【0005】一方、粉砕の前工程として粗砕工程が知ら
れているが、労力を掛けていない粗砕物のレベルで利用
価値のあるリサイクル品ができるという発想はなく、さ
らに進んで、粗砕の段階で廃棄FRPの形状や寸法をコ
ントロールするという試みはなされたことはなかった。
【0006】FRP部材の中でも、スポーツ用具などは
ファション性があり、航空機部材よりも短いサイクルで
市場から回収されてくるので、FRP製の廃棄スポーツ
部材を少量のエネルギーで再利用できる技術が緊急に求
められているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記した廃棄FRPのリサイクルに必要な
投入エネルギーを従来より小さくし、かつ、セメントや
樹脂などの母材に混入した場合にも機械物性を損なわ
ず、かつ、経済性(コスト競争力)のある、実用的なリ
サイクル品を提供することにある。
【0008】すなわち、本発明の目的は、上記した廃棄
FRPを低コストでリサイクルする技術およびリサイク
ル品を含有させた部材、およびそれら製造法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、定方向径が3mm以上であり、最小曲率
半径が150mm以下であることを特徴とする廃棄FR
P破砕物を提供する。
【0010】または、廃棄FRP破砕物のみを集合させ
た時の充填率が0.2〜0.7の範囲内であることを特
徴とする廃棄FRP破砕物を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明をその一実施態様に基ず
いて詳細に説明する。本発明の破砕物は、市場あるい
は、生産工程から回収した補強繊維と樹脂からなる硬化
したFRP廃棄物を衝撃力、引き裂き力、引張力、剪断
力、圧縮力、熱応力、電磁気的力等を利用して、曲がり
を持つ形状に破砕したことを特徴とする。破砕物が曲が
りを有することで、破砕物同士が干渉しあって、後述す
る空隙率が大きくなり、セメントや樹脂などに混入した
場合に軽量となるばかりかセメントや樹脂が含浸し易く
高強度となる。さらには、破砕物同士が絡み合っている
ためにセメントや樹脂にクラックが入った後も容易に分
離しないというモードを呈することが可能となる。ま
た、面内方向だけでなく、厚み方向にも機械的物性に優
れる等の効果もある。さらには、3次元的に安定して形
態保持できるため、微小な粉砕物で生じがちな成形時の
母材中に粉砕物が沈降するという問題がない。さらに
は、空隙率を生かして、隙間のある部材を製造するのに
も適している。
【0012】まず、本発明のカール状の廃棄FRP破砕
物は、例えば、補強繊維と樹脂からなる硬化した繊維強
化プラスチック(以下FRPと略す)を小片化する単一
の装置あるいは複数の装置群により製造することができ
る。
【0013】具体的な装置としては、シュレッダーをは
じめ、ジョーククラッシャー、ジャイレトリクラッシャ
ー、コーンクラシャーなどの粗砕機、ハンマークラッシ
ャーなどの粗砕機、ロールクラッシャー、ロールミル、
スタンプミル、エッジランナー、カッターミル、ロッド
ミルなどの中砕機、エロフォールミル、カスケードミル
などの自生粉砕機が挙げられる。本発明の曲がりを持つ
破砕物を製造するためには、破砕機構の中に、圧縮衝撃
力および引き裂き力が作用するようにすることが好まし
い。グラインドや鋭利な刃先を有する剪断刃を使用する
のではなく、破砕物と比較的広い面積で接触する刃先の
鈍い(刃先の丸み半径が0.5mm以上)回転刃で粗砕
することが好ましい。破砕時には、破砕粉の飛散を抑え
たり、加熱の影響、火花の影響、静電気の影響を抑える
ために水中や高湿度雰囲気中で破砕することも好まし
い。また、曲がりを有する破砕物を得るために、布やプ
ラスチック、ゴム材などFRPよりも柔らかい物質と同
時に破砕することも有効である。
【0014】破砕に際しては、曲がりのある破砕物のみ
を得ることは不可能であるので、破砕物の中から曲率を
持つ破砕物を取り出すには、篩、風力、水力等による選
別装置を用いることができる。勿論、後述するように選
別工程を経ずに、本発明の破砕物とその他の形状の粉砕
物を含んだ状態でセメントや樹脂に混入しても差し支え
ない。
【0015】FRPが硬化物でなければならない理由
は、小片化あるいは破砕工程により破砕物が上述の曲が
り形状を有し易いからである。未硬化物状態では、補強
繊維は自由に動くことができるので、引き裂き、分断し
にくく、たとえ分断できても、本発明の硬化した破砕物
のように3次元的に形態を保持することができない。ま
た、未硬化樹脂は小片化あるいは破砕装置の内部に付着
するなどして装置の機能を不能にしてしまう可能性もあ
る。
【0016】廃棄FRPが硬化しているかどうかの判断
はDSCにより決定できる。小片化が容易になる望まし
い硬化度は60%以上である。また、小片化装置に硬化
を促進する前工程を組み込むことも好ましい。具体的な
硬化促進法としては、加熱、電子線照射、硬化剤添加な
どが挙げられる。
【0017】本発明の破砕物の代表的な形状の一例とし
ては、大凡図1の三日月状、図2のコイル状、図3のS
字状、図4の多葉状といった形状が挙げられる。曲がり
を有するかどうかを定量的に判断する基準は、最小の曲
率半径(図1参照)の大きさで決められ、本発明におけ
る好ましい曲がりの大きさは、最少曲率半径は150m
m以下、より好ましくは100mm以下である。なお、
場合によっては、表面に補強繊維やマトリクス樹脂の微
細な毛状形状乃至は突起形状が存在して、どの部分でも
って最小曲率半径を定義するか判断が困難なこともあり
得る。また、あまりに小さい部分でもって、最小曲率半
径を定義するのは、実態に則していない。従って、FR
P粒子において、太さ(図1参照)が0.5mm以上の部
分についてのみ曲率半径を計測し、最小曲率半径を定義
するのが実際的である。最小の曲率半径が本範囲の上限
値以下であることで、破砕物同士が干渉しあって、後述
する空隙率が大きくなり、セメントや樹脂などに混入し
た場合に軽量となると同時にセメントや樹脂が含浸し易
く高強度となる。さらには、破砕物がカールしているた
め互いに絡み合っているためにセメントや樹脂にクラッ
クが入った後も容易に分離しないというモードを呈す
る。曲率半径は、例えば、破砕物を光学顕微鏡で写真に
とり、2次元映像として画像処理して求めることができ
る。前記曲率半径の範囲内にあるFRP粉砕物のみをカ
ウントして、その体積の総量より当該FRP粉砕物の体
積%を定義する考え方もある。しかし、以下の通り、体
積平均曲率半径により、曲率半径を定義する考え方がよ
り精密ではある。 CV=Σ(Vi・Ci)/Σ(Vi) (CV:体積平均曲率半径、Ci:i番目の粉砕物の曲率
半径、Vi:i番目の粉砕物の体積) 本発明の粉砕物の大きさとしては、定方向径が3mm以
上、より好ましくは7mm以上であることが好ましい。
上記範囲の下限値より小さいと、破砕物同士が絡み合
う、あるいは接触して反発しあうなどして互いに干渉し
あう確率が十分ではなくなる可能性があり、強度向上が
不十分となる。
【0018】定方向径とは、粉砕物を平面上で統計的に
ランダムに配位していることを前提とし、一定方向の寸
法を測定したもの(化学工学便覧仮定第5版、p.21
9頁参照)で、本発明においては、100cm2の断面
積を用いて求める。破砕物を分級するには、メッシュや
篩を用いる。風力、水力、磁力、渦電流、浮遊、光など
を利用した自動の選別機を使用しても差し支えない。
【0019】また、曲がりを有する破砕物のみを集合さ
せた時の充填率(1から空隙率を引いた値)は、0.2
〜0.7の範囲内となっていることが好ましい。本範囲
の下限値を下回ると干渉しあっている破砕物の数が少な
く、これを含有させたセメントや樹脂材は最大荷重後に
容易に分離してしまう。また本範囲の上限値を上回ると
破砕物同士は絡みあうというより接触した状態となり、
破砕物を混入したセメントや樹脂材の強度は思ったよう
に向上しない場合があるからである。より好ましくは、
0.3〜0.6である。尚、充填率に関係して、セメン
トや樹脂材に混入する場合には、本発明の破砕物に加
え、従来の粉砕物を混入させても差しつかえない。
【0020】次ぎに、本発明における廃棄FRPとは、
テニスラケット、ゴルフシャフト、釣り竿、などのスポ
ーツ用具、自動車や航空機などの輸送機器部材、風呂
釜、壁材などの建築部材などに使用されている、ガラ
ス、炭素、パルプ、テトロン、ナイロン、ビニロン、ア
クリル、アラミド、モダアクリル、アルミナ、窒化珪素
などの各種補強繊維をエポキシ樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、ビニ
ルエステル樹脂、などの熱硬化性樹脂、あるいは、ポリ
エチレン、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、AB
S樹脂、ポチブチレンテレフタレート樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリカーボネート等の樹脂などの熱可塑性樹
脂、及びこれら樹脂をアロイ化した変性樹脂、ゴムなど
のエラシトマーなどで覆ったいわゆる廃プラのことであ
る。樹脂で覆われているため、セメントや樹脂材との接
着が良好で強度の高い部材にできる。
【0021】本発明の破砕物は、廃棄されたFRPを出
発原料としており、かつ、樹脂と繊維を分離しないこと
から分離コストが不要であるため低コストであり、本破
砕物を含有させたセメントや樹脂部材のコストは実用レ
ベルまで低減することができる。特に、本発明では、破
砕に要する投入エネルギーが少ないことから、環境負荷
の極めて小さいリサイクル法となっている。
【0022】次ぎに、廃棄FRPの中でも、ゴルフシャ
フト、釣り竿、ロール、プロペラシャフト、トラスチュ
ーブなどの円筒状廃プラは、破砕物が曲がりを持った形
状となりやすく好ましい。また、熱可塑性樹脂廃FRP
は高靱性であるため曲がりを持った形状としやすい。
【0023】FRPの中でも好ましいのは、炭素繊維を
含有するFRPが耐アルカリ性に優れ、長期的に強度を
維持できるので好ましい。炭素繊維にはPAN系、ピッ
チ系があるがいずれでも好ましいが、破砕時に曲がりを
有するようにするためにはPAN系の高強度繊維(弾性
率は200GPa〜800GPa、強度は2500MP
a〜10GPa)が好ましい。セメントに混ぜる場合に
は、弾性率が200GPa〜400GPaの範囲内であ
るとセメントとの弾性率差が小さくなり、歪み集中が無
くなって、耐寒性及び耐凍害性が向上して特に好まし
い。アラミド繊維やポリチレン繊維などの有機繊維を含
有する場合には、繊維が破砕中にフィブリル状を呈する
ため、破砕物は干渉し合うので好ましい。
【0024】樹脂としては、耐アルカリ性に優れるエポ
キシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂およ
びこれら樹脂の変性樹脂が好ましい。エポキシ樹脂は接
着性にも優れていて最も好ましい。
【0025】次ぎに、本発明の破砕物は、例えば、セメ
ントやコンクリート、樹脂に混ぜ込んで使用することが
可能である。
【0026】セメント材の成形法としては、型枠に流し
込む成形法、吹き付け成形法など公知の成形法が利用で
きる。破砕物を均一に分散させるという必要性が有る場
合には、流し込む成形が好ましく、作業性は吹き付け成
形が好ましい。
【0027】セメントの場合、上記したように、曲がり
を有する廃FRP破砕物は、セメント中で3次元的に均
等分布するので、セメント材を厚み方向にも高強度とす
ることができる。また、セメント材は低歪みで分断する
が、本発明の破砕物を混入させることで、セメント中に
亀裂が生じた後でも分断せずに荷重負担するというモー
ドを呈することが可能となる。
【0028】具体的なセメントとしては、公知のあらゆ
るセメントが使用できる。例えば、普通ポルトランドセ
メント、早強セメント、中庸熱ポルトランドセメント、
耐硫酸ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメ
ント、白色セメント、アルミナセメント、スラグセメン
ト、シリカセメント、フライアッシュセメント、ローマ
ンセメント、天然セメント、高炉セメント、微粒子セメ
ント、発泡セメントなどの特殊セメントである。また、
2種以上のセメントを混合して使用することも可能であ
る。
【0029】さらに、セメントには、本発明のFRP破
砕物以外に、本発明の破砕物製造時に発生する廃棄FR
Pからなる粉砕物/パウダー状物や一般にセメント材に
混入される軽量骨材を添加させることも可能である。具
体的には珪砂、砂、砂利、フライアッシュ、シラスバル
ーン、パーライト、ガラスバルーン、SiO2,Al2
3、FeO、CaO、Na2O、MgOなどの中空物等の
無機粉体材料、発泡性樹脂粉体としてポリプロピレン、
ポリエチレン、スチレン、エチレン、ウレタン、フェノ
ール、ポリエステル、アクリル、ブタジエンゴムラテッ
クス等の有機高分子物質等が使用できる。
【0030】中でもガラスバルーンは吸水率が小さく、
水/セメント比を小さくすることができ強度が向上する
ので好ましい。軽量骨材の混合比率はセメントに対し4
0〜150重量 %、FRPに対200〜5000重量
%が好ましい。本範囲の下限値未満ではFRPの分散性
を阻害する可能性があり、本範囲の上限値を越えると比
重が大きくなりすぎて、自重により破壊が生じる可能性
がある。
【0031】減水剤も使用可能であるが、セメントに対
し10重量%以下、FRPに対し200重量%以下とす
ることが好ましい。セメントに対し1重量%未満では減
水硬化が小さく、作業性が十分でない。セメントに対し
10重量%を越えるとセメント硬化体の防火性能が低下
しやすく、材料コストが上昇するため好ましくない。具
体的な減水剤としては、AE減水剤、高性能減水剤があ
る。
【0032】セメント材への混入の形態は、かならずし
も均一である必要はなく、例えば、セメント材が大型の
場合、セメント材の厚み中央に廃FRPよりもさらに軽
量で低コストな炭化カルシウムなどの軽量フィラーを配
置させ、本発明の破砕物をセメント材の表層に配置させ
ても差し支えない。曲がりを有する破砕物を選択的に配
置させるためには、セメント材を分割成形することも有
効である。すなわち、通常の工程で硬化させたセメント
材の表面の一部または全部を曲がりを有する破砕物を含
有するセメントで覆って一体化させる等である。
【0033】本発明のFRP破砕物の周囲はセメントで
隈無く覆われていても、破砕物同士を繋ぐように、セメ
ントがバインダー的に付着していても差し支えない。セ
メントで隈無く覆われていると強度は著しく向上する
が、比重も大きくなるため、重さとの関係で、適度にセ
メントの付着量を調節することが好ましい。セメントで
隈無く覆う場合には、混入後に振動や熱等により気泡や
ガスを追い出す方法が有効であり、付着量を低下させる
方法としては、空気やガスを混入させたり、発泡材を混
入させたりすることが有効である。
【0034】さらに、本発明の破砕物が数cmと大きい
場合には、破砕物が比較的大きな寸法で3次元的に形態
保持するため、セメント成形時に使用されるセメント型
枠等の成形補助資材を使用しなくてもセメントやセメン
ト混和物が破砕物の間の空間に保持できて所望の形態に
近い形状の部材が成形できる。型枠などの成形補助資材
が不要となることで、極めて低コストでセメント部材を
成形することができる。好ましい本発明の破砕物の混入
量としては、3%〜70%である。本請求項の範囲で重
量と強度とコストのバランスが取れたセメント材とな
る。より好ましくは3%〜40%である。
【0035】尚、セメント材 の表層に破砕物を偏って
分散させると、表層近傍が高強度となり、部材が曲げを
受ける場合に好ましいが、本発明のFRP粉砕物をセメ
ント材の表層に選択的に配置し、セメントの付着を少な
くしてポーラス状にすると、吸音特性、保水性をもたせ
ることもできる。ポーラス部には、種子や土が補足され
易いので、植物や微生物の棲息場所となる等の効果も生
じる。この場合、表面近傍の破砕物の混入量は10%〜
30%であることが好ましい。勿論、セメント材には、
フォーム材や金属板などが埋設されていても差し支えな
いし、セメント部材の形状は中空であったり、中実であ
ったり任意の形状である。
【0036】尚、湿度の多い環境で使用されるセメント
部材の場合、粉砕物には耐アルカリ性が要求されること
があるので、粉砕物の補強繊維は耐アルカリ性のあるビ
ニロン繊維、アラミド繊維、モダアクリル繊維、カーボ
ン繊維がより多く含まれていることが好ましい。
【0037】本発明のセメント材は、軽量、高強度、低
コスト、耐腐食性に優れることから、壁材、屋根剤、床
材、セメント瓦、本瓦等の家屋屋根及び外壁等の建築部
材などの建築用部材として、植木鉢、花壇柵、庭敷板な
どの園芸用品、テトラポット、護岸壁、錘等の海洋構造
物に適する。より具体的には、住宅、ホテル、学校、病
院、事務所、劇場、体育館、オフィスビルなどの各種建
築用資材。その他用途として、透水パネル、基礎パネ
ル、防音パネル、断熱パネル、テトラポット、電柱、側
溝、ヒューム管、屋根瓦、緑化用構造物も挙げられる。
【0038】次ぎに、本発明の破砕物は、樹脂やゴムに
も混入させて使用することができる。代表的な樹脂とし
ては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、ビニルエステル樹
脂、などの熱硬化性樹脂、あるいは、ポリエチレン、ポ
リプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ABS樹脂、ポチ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポ
リカーボネート等の樹脂などの熱可塑性樹脂、及びこれ
ら樹脂をアロイ化した変性樹脂が挙げられる。
【0039】上記したセメントに混入させる場合と同
様、樹脂においても、本発目の破砕物は局所的(選択
的)に配置させても、均質に配置させても差し支えな
い。また、一体成形しても、分割成形しても差し支えな
い。また、複数回に亘り硬化を繰り返しても差し支えな
い。また、本発明の破砕物以外のフィラー/添加材を併
用しても差し支えない。樹脂の場合、セメントより比重
が低いので、本発明の破砕物の添加量は3%〜60%が
適当である。
【0040】樹脂部材の用途としては、卓球台の天板、
バスケットボールのパネル、得点や参加者の掲示パネル
などのスポーツ用品、工事現場で使用するパネルや掲示
板などの土木資材、セメント瓦、本瓦等の家屋屋根及び
外壁等の建築部材、その他産業用資材など、軽量性、耐
久性と低コストが必要とされる資材が考えられる。建築
用途では、フェノール樹脂は耐熱性に優れ、燃焼時の発
生ガスも少なく好ましい。
【0041】尚、樹脂に混入した場合もセメントに混入
した場合と同様、破壊がローカライズされて、亀裂が部
材全体に進展しないため、釘を打てるといった従来にな
い特性が生じる。タイヤやベルト等のゴム材を含有する
破砕物を混ぜ合わせると釘打ち性能はさらに向上する。
【0042】最後に、廃棄FRPには塗料やラベル、金
属など、FRP以外の不純物が混入する可能性がある
が、これら混入物を取り除くことは高コストとなるの
で、最終のセメント材の特性を害しない程度の範囲内で
含まれていても差し支えない。それら不純物の割合は、
10%以下が好ましく、5%以下がより好ましい。
【0043】
【実施例】本発明のセメント材の特徴を実施例によって
述べる。 (実施例1)市場から回収した炭素繊維強化複合材料製
(炭素繊維は2種類:弾性率300GPa、強度560
0MPaのものと弾性率400GPa、強度3000M
Pa、樹脂はエポキシ樹脂、繊維含有率は70%、硬化
度は95%)のゴルフシャフト円筒(長さ50cm〜80
cm、直径5mm〜12mm)を一軸衝撃破砕機で1分間破砕
(投入エネルギーは660キロジュール)した後、6m
mの篩にかけて、定方向半径が6mm以上、曲率半径8
cm以下の曲がりを有する破砕物を1kg得た。本破砕
物を1リットルのポリ容器に充填し、水を注ぐことで充
填率を測定したところ、0.6であった。
【0044】本破砕物と、普通ポルトランドセメント、
減水剤、標準砂、水を混ぜ合わせ(混合比率はセメント
に対し、破砕物100重量%、水60重量%、減水材3
重量%、標準砂100重量%)養生してセメント板(3
0cm×30cm、厚さ20mm)を得た。本セメント
板は表面、内部に空孔を有しており、断面観察の結果、
破砕物が3次元的に均一分散していることが確認され
た。透水性を有し、比重は1.3であった。
【0045】本セメント板から曲げ試験片(95×60
×20mm)を切り出し、3点曲げ試験した結果、最大
荷重は破砕物を添加しないブランクセメント硬化体の1
70%であり、最大過重後も試験片はブランクセメント
のように分離することなく、荷重負担した。
【0046】また、上記セメント板から切り出した曲げ
試験片を海中に3ヶ月間放置したところ、空孔部に緑色
物が付着していた。さらに、本試験片を曲げ試験したと
ころ、最大過重、破壊モードに変化は見られなかった。 (実施例2)実施例1において、破砕物の重量%を60
とした以外は、実施例1と同じにしてセメント板(30
cm×30cm、厚さ20mm)を得た。本セメント板
も表面、内部に空孔を有しており、断面観察の結果、破
砕物が3次元的に均一分散していることが確認された。
透水性を有し、比重は1.4であった。
【0047】本セメント板から曲げ試験片(95×60
×20mm)を切り出し、3点曲げ試験した結果、最大
荷重は破砕物を添加しないブランクセメント硬化体の1
30%であり、最大過重後も試験片はブランクセメント
のように分離することなく、荷重負担した。
【0048】また、上記セメント板から切り出した曲げ
試験片を吸水させて−30℃〜80℃で熱サイクル試験
(対流時間10分、サイクル数3000)したところ、
ひび割れや剥離は認められなかった。さらに本試験片を
曲げ試験したところ、最大過重、破壊モードに変化は見
られなかった。 (実施例3)市場から回収した炭素繊維強化複合材料製
(炭素繊維は2種類:弾性率500GPa、強度300
0MPaのものと弾性率450GPa、強度3000M
Pa、樹脂はエポキシ樹脂、繊維含有率は74%、硬化
度は95%)の釣竿円筒(長さ80cm〜120cm、直径
6mm〜15mm)を一軸衝撃破砕機で破砕(消費エネ
ルギー600キロジュール/kg)した後、10mmの
篩にかけて、定方向半径が10mm以上、曲率半径60
mm以下の曲がりを有する破砕物を500g得た。本破
砕物を1リットルのポリ容器に充填し、水を注ぐことで
充填率を測定したところ、0.4であった。
【0049】本破砕物とポリエステル樹脂(主剤100
部、硬化剤1部)を混合比率100:100で混ぜ合わ
せて、中央に厚さ5mmのポリウレタンフォーム(発砲
倍率30倍)を有する厚さ9mmの樹脂パネルを得た。
断面観察の結果、破砕物がポリウレタンフォームを対称
にサンドイッチする形態で3次元的に均一分散している
ことが確認された。ポリウレタンを除く部分の比重は
1.4であった。
【0050】本樹脂パネルを正方形に切り出し、卓球台
の天板としたところ、木製(厚さ25mm)のものより
軽快な打球音を有することがわかった。
【0051】また、上記樹脂板から切り出した試験片を
曲げ試験したところ、最大過重後に試験片は分離するこ
となく、引き続いて荷重負担することが確認できた。 (比較例1)実施例1と同じ市場から回収した炭素繊維
強化複合材料製(炭素繊維は2種類:弾性率300GP
a、強度5600MPaのものと弾性率400GPa、
強度3000MPa、樹脂はエポキシ樹脂、繊維含有率
は70%、硬化度は95%)のゴルフシャフト円筒(長
さ50cm〜80cm、5mm〜12mm)をグラインダー(粒
度#80)で微粉砕(粉砕品の粒径は約20μm)して
1kgのCFRP粉末を得た。投入エネルギーは800
0キロジュールであった。続いて、本破砕物を1リット
ルのポリ容器に充填し、水を撹拌して注ぐことで充填率
を測定したところ、充填率は0.9であった。
【0052】本破砕物と、普通ポルトランドセメント、
減水剤、標準砂、水を混ぜ合わせ(混合比率はセメント
に対し、破砕物100重量%、水60重量%、減水材3
重量%、標準砂100重量%)養生してセメント板(3
0cm×30cm、厚さ20mm)を得た。
【0053】本セメント板は断面観察の結果、均質であ
ることが確認された。透水性はほとんどなく、比重は
1.7であった。
【0054】本セメント板から曲げ試験片(95×60
×20mm)を切り出し、3点曲げ試験した結果、最大
荷重は破砕物を添加しないブランクセメント硬化体の9
0%であり、最大過重後、試験片は分離した。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、従来の粉砕品よりもセ
メントや樹脂材に添加してリサイクルすることにより適
した廃棄FRP破砕物を得ることができる。また、破砕
に要するエネルギーが小さいため、極めて低コストなリ
サイクルが可能となり、社会的貢献度は非常に高いとい
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 三日月状の本発明の廃棄FRP破砕物であ
る。
【図2】 コイル状の本発明の廃棄FRP破砕物であ
る。
【図3】 S字状の本発明の廃棄FRP破砕物である。
【図4】 多葉状の本発明の廃棄FRP破砕物である。
【符号の説明】 1:定方向径 2:曲率半径 3:太さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 307:04 B29L 31:10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定方向径が3mm以上であり、最小曲率
    半径が150mm以下であることを特徴とする廃棄FRP
    破砕物。
  2. 【請求項2】 廃棄FRP破砕物のみを集合させた時の
    充填率が0.2〜0.7の範囲内であることを特徴とす
    る廃棄FRP破砕物。
  3. 【請求項3】 円筒状物である廃棄FRPを破砕してな
    ることを特徴とする請求項1または2記載の廃棄FRP
    破砕物。
  4. 【請求項4】 該廃棄FRP破砕物が、炭素繊維を含有
    することを特徴とする請求項1乃至は3のいずれかに記
    載のセメント材。
  5. 【請求項5】 該FRPが少なくとも熱可塑樹脂または
    エポキシ樹脂を含有するとを特徴とする請求項1乃至は
    4のいずれかに記載の廃棄FRP破砕物。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至は5のいずれかに記載のF
    RP破砕物を含有するコンクリート製部材。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至は5のいずれかに記載のF
    RP破砕物を含有する樹脂部材。
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