JP2000254832A - 自動工具交換装置 - Google Patents

自動工具交換装置

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JP2000254832A
JP2000254832A JP11061918A JP6191899A JP2000254832A JP 2000254832 A JP2000254832 A JP 2000254832A JP 11061918 A JP11061918 A JP 11061918A JP 6191899 A JP6191899 A JP 6191899A JP 2000254832 A JP2000254832 A JP 2000254832A
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tools
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JP11061918A
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Masatsugu Hotta
政嗣 堀田
Yoshinori Shirai
良典 白井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動工具交換装置による工具交換に要する時
間を短縮すること。 【解決手段】 工具(41a等)を保持する複数の工具
保持部(11a等)が形成された、回転可能な工具ホル
ダ11と、該工具ホルダ11を回転させる回転手段1
3、14と、前記工具ホルダ11の工具保持部(11a
等)から工具(41a等)を取出すこと及び前記工具ホ
ルダ11の工具保持部(11a等)へ工具(41a等)
を挿入することを行う工具交換手段2、5、6と、前記
工具交換手段2、5、6が前記工具ホルダ11の工具保
持部(11a等)から工具(41a等)を取出す位置に
到達したとき、又は、前記工具交換手段2、5、6が前
記工具ホルダ11の工具保持部(11a等)に工具を挿
入する位置に到達したときに、前記工具交換手段2、
5、6による工具(41a等)の保持を解除する解除手
段7、8とを具備する自動工具交換装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動工具交換装置に
関し、特に組み付け用工具等の交換時間を削減すること
ができる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動工具交換装置(automatic
tool changer(略称ATC))が使用されている。図
5は従来のATCを使用した組付ロボットの概略を説明
している。図5において、搬送装置78は図示されてい
ないワークを矢印78a方向に搬送するように配設され
ている。配膳済みパーツ77が搬送装置78の近傍に配
置されている。工具76は工具マガジン75の各工具保
持用凹部75aに保持されている。なお、79は作業者
である。
【0003】組付ロボット70は直交3軸構成であり、
組付ロボット70の主要部は、組付ユニット71、一対
のX軸レール72a、72b、Y軸レール73及び図示
しないZ軸レールである。Y軸レール73はX軸レール
72a、72bに添ってX軸方向(X軸レール72a、
72bの長手方向)に移動可能である。組付ユニット7
1はY軸レール73に添ってY軸方向(Y軸レール73
の長手方向)に移動可能であり、更にZ軸方向(X軸方
向及びY軸方向に垂直な方向)に移動可能である。この
ため、組付ユニット71はX軸方向、Y軸方向及びZ軸
方向に移動可能である。一対のマスタープレート74
a、74bは組付ユニット71の下端に固定されてい
る。
【0004】組付ロボット70は工具マガジン75から
各種工具76を取り出して、この工具76を使用して配
膳済みパーツ77を前記ワークに組付けるとともに、使
用ずみの工具76を工具マガジン75に戻して別の工具
76を工具マガジン75から取出して使用する。このと
き、同じ種類の一対の工具76をマスタープレート74
a、74bで保持することができる。
【0005】工具マガジン75における工具交換サイク
ルにおける工具返却サイクルでは、次の工程が必要とな
る。1つの工具保持用凹部75aの上の位置に組付ユ
ニット71が移動し、組付ユニット71が保持している
一対の工具76を該2つの工具保持用凹部75aに挿入
する(必要な時間1秒)。次に、組付ユニット71が
下降する(必要な時間0.5秒)。次に、組付ユニッ
ト71が工具76の保持を解除する(必要な時間1.5
秒)。次に、組付ユニット71が上昇する(必要な時
間0.5秒)。このため、工具返却サイクルに必要な時
間は、3.5秒となる。
【0006】次に、工具マガジン75における工具交換
サイクルにおける工具受取サイクルでは、次の工程が必
要となる。組付ユニット71が前記の位置から受け
取る工具76が保持されている工具保持用凹部75aの
上の位置へ移動する(必要な時間0.5秒)。次に、
組付ユニット71が下降する(必要な時間0.5秒)。
次に、組付ユニット71が工具76を保持する(必要
な時間1.5秒)。次に、組付ユニット71が上昇す
る(必要な時間0.5秒)。次に、組付ユニット71
が工具マガジン75から離れる(必要な時間0.5
秒)。このため、工具受取サイクルに必要な時間は、
3.5秒となる。以上により、工具交換サイクル(工具
返却サイクル及び工具受取サイクルを含む。)に必要な
時間は、7秒となる。
【0007】図6は、マスタープレート74a、74b
の具体例を示している。なお、図6は中心線を境として
左半分が断面図であり、右半分が側面図である。図6に
おいて、ロボットアダプタ81(マスタープレート74
a、74bに相当する。)の主要部は、シリンダ81
a、コイルばね81b、カム81c、蓋81g、位置決
めピン81h、下部81i及びエア取入口81jであ
る。下部81iは筒状工具アダプタ85に挿入される。
リング状突起部85cが工具アダプタ85の内面85a
に形成されている。シリンダ81aはコイルばね81b
により図示上方に付勢されている。カム81cは支点8
1dを回転中心として回動自在であり、長孔81eがカ
ム81cに形成されている。ピン81fはシリンダ81
aと連動して移動し、長孔81eに係合している。
【0008】このため、シリンダ81aがばね81bの
付勢力及び下方からの圧縮空気により図示上方に移動す
ると、カム81cは下部81iの外方(矢印81xの方
向と反対方向)に回転するので、カム81cが工具アダ
プタ85の内面85aのうちリング状突起部85cの図
示下側部分に強く押しつけられる。このため、カム85
cがリング状突起部85cにより内面85aから抜ける
ことができなくなり、ロボットアダプタ81は工具76
の工具アダプタ85をロック(保持)することができ
る。この状態で、圧縮空気がエア取入口81jから蓋8
1gとシリンダ81aとの間に注入されると、圧縮空気
に押されたシリンダ81aがコイルばね81bの付勢力
に抗して図示下方に移動し、カム81cが矢印81x方
向に回転するので、ロボットアダプタ81による工具ア
ダプタ85のロック(保持)を解除することができる。
【0009】なお、エア取出口85bが工具アダプタ8
5に設けられ、エア取出口85bに連通したエア用孔が
工具アダプタ85の内部に形成されている。工具アダプ
タ85のエア取出口85bから取出された圧縮空気は工
具76の先端のハンドの動力源等に使用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来例
では、組付ユニット71は工具マガジン75の各工具保
持用凹部75aから各種工具76を取出し、工具マガジ
ン75の各工具保持用凹部75aに各種工具76を挿入
する必要があるので、組付ロボット71の動作が複雑に
なるとともに、工具交換サイクルに要する時間が長くな
る。本発明はこのような点に鑑みてなされたものであ
り、その課題は、工具交換手段の動作を簡単にし、工具
交換サイクルに要する時間を短くできる自動工具交換装
置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明の構成は、請求項1記載の通りである。
【0012】上記第1の発明の構成による自動工具交換
装置では、工具を保持する複数の工具保持部が工具ホル
ダに形成され、工具ホルダが回転可能であり、回転手段
が工具ホルダを回転させ、工具交換手段が前記工具ホル
ダの工具保持部から工具を取出すこと及び前記工具ホル
ダの工具保持部へ工具を挿入することを行い、解除手段
が、前記工具交換手段が前記工具ホルダの工具保持部か
ら工具を取出す位置に到達したとき、又は、前記工具交
換手段が前記工具ホルダの工具保持部に工具を挿入する
位置に到達したときに、前記工具交換手段による工具の
保持を解除するので、工具交換サイクルにおける工具保
持手段の動きを簡単にし、工具交換サイクルに必要な時
間を著しく短くすることができる。
【0013】更に、第2の発明は、請求項2記載の通り
である。
【0014】上記第2の発明の構成により、上記第1の
発明の構成による作用とともに、前記工具交換手段がシ
リンダ、該シリンダを付勢するばね、該シリンダの移動
に連動するカムを有し、前記ばねの付勢力により前記カ
ムが前記工具保持手段の外方に回転することにより前記
工具保持手段が工具を保持し、前記シリンダが前記解除
手段により前記ばねの付勢方向と反対の方向に移動し、
前記カムが前記工具交換手段の内方に回転することによ
り、前記工具保持手段による工具の保持を解除するの
で、エアシリンダを使用せず、解除手段による機械的な
作用により、工具交換手段が工具の保持及び保持の解除
をするために、工具の保持及び保持の解除を高速で確実
に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の実施の形
態に係わるATCの概略の平面を示し、図2は図1に示
すATCの要部を示している。図1及び図2において、
搬送装置31は図示しないワークを矢印31a方向に搬
送するように配設されている。配膳済みパーツ32が搬
送装置31の近傍に配置されている。組付ロボット1は
工具マガジン10、20から工具41a、41b等を取
り出して、この工具41a、41b等を使用して配膳済
みパーツ32を搬送装置31により搬送されるワークに
組付ける。なお、工具41a、41bは一対の同種の工
具であり、同様に工具42a、42bは一対の同種の工
具であり、工具43a、43bは一対の同種の工具であ
る。このため、同種の一対の配膳済みパーツをワークに
組付けることが容易になる。また、工具41a、41b
等は一対の同種の工具でなくてもよい。また、45は作
業者である。
【0016】組付ロボット1の主要部は、組付ユニット
2、一対のX軸レール3a、3b、Y軸レール4及び一
対のアンロックピン7、8である。Y軸レール4はX軸
レール3a、3bに添ってX軸方向(矢印3x方向)に
移動可能である。組付ユニット2はY軸レール4に添っ
てY軸方向(矢印4x方向)に移動可能であり、更にZ
軸方向(X軸方向及びY軸方向に垂直な方向)に移動可
能である。このため、組付ユニット2はX軸方向、Y軸
方向及びZ軸方向に移動可能である。一対のマスタープ
レート5、6は組付ユニット2の下端に固定されてい
る。このため、組付ユニット2及びマスタープレート
5、6は工具交換手段としての働きもする。
【0017】一対の工具マガジン10、20は回転型で
ある。工具マガジン10の主要部は、工具ホルダ11、
回転軸12、インデックスドライブ13及びモータ14
である。モータ14はベルト駆動によりインデックスド
ライブ13を駆動する。インデックスドライブ13は回
転軸12を回転させる。工具ホルダ11は回転軸12に
固定されているので、回転軸12を回転中心として回転
する。
【0018】工具保持部用凹部11a、11b、11c
が120°間隔で工具ホルダ11に形成されている。図
1では、工具41aは凹部11aに保持され、工具42
aは凹部11bに保持され、工具43aは凹部11cに
保持されている(図2参照)。図2では工具41aは組
付ユニット2のマスタープレート5に保持されている。
矢印11xは、工具ホルダ11の回転方向を示してい
る。なお、凹部11a、凹部11b又は凹部11cが1
1axの位置で、回転軸12及び工具ホルダ11は一端
上昇しその後下降する。11axの位置は組付ユニット
2のマスタープレート5による工具ロック・アンロック
位置(工具保持・保持の解除位置)である。
【0019】工具マガジン20の主要部は、工具ホルダ
21、回転軸22、インデックスドライブ23及び図示
しないモータ(モータ14に相当し、モータ14と同じ
でもよい。)である。工具保持部用凹部21a、21
b、21cが120°間隔で工具ホルダ21に形成され
ている。
【0020】図1では、工具41bは凹部21aに保持
され、工具42bは凹部21bに保持され、工具43b
は凹部21cに保持されている(図2参照)。図2では
工具41bは組付ユニット2のマスタープレート6に保
持されている。インデックスドライブ23は前記図示し
ないモータの回転により工具ホルダ11と同期して工具
ホルダ11と逆方向に工具ホルダ11と同じ回転速度で
工具ホルダ21を回転させる。矢印21xは、工具ホル
ダ21の回転方向を示している。なお、凹部21aが2
1axの位置で、工具ホルダ21の回転軸22及び工具
ホルダ21は一端上昇しその後下降する。21axの位
置は、組付ユニット2のマスタープレート6による工具
ロック・アンロック位置(工具保持・保持の解除位置)
である。
【0021】工具41a、41bを工具マガジン10、
20に戻す場合は以下のようになる。組付ユニット2が
移動して、マスタープレート5が11axの位置に到達
すると、アンロックピン7がマスタープレート5の孔5
aに挿入されるので、マスタープレート5のATCロッ
クが解除される。なお、アンロックピン7、8はフレー
ム9の先端に固定されている。マスタープレート5が1
1axの位置に到達すると同時に、マスタープレート6
が21axの位置に到達し、アンロックピン8がマスタ
ープレート6の孔6aに挿入されるので、マスタープレ
ート6のATCロックが解除される。マスタープレート
5のATCロックが解除されると、図2の工具41aが
マスタープレート5から外れ、工具ホルダ11の凹部1
1aで保持される。一方、マスタープレート6のATC
ロックが解除されると、図2の工具41bがマスタープ
レート6から外れ、工具ホルダ21の凹部21aで保持
される。
【0022】図3は上記マスタープレート5、6の具体
的構造例を示している。なお、図3は中心線を境として
左半分が断面図であり、右半分が側面図である。図3に
おいて、ロボットアダプタ51(マスタープレート5、
6に相当する。)の主要部は、シリンダ51a、コイル
ばね51b、カム51c、プランジャー51g、位置決
めピン51h及び下部51iである。リング状突起部5
5cが筒状工具アダプタ55の内面55aに形成されて
いる。下部51iは筒状工具アダプタ55(工具41a
等の一部分である。)に挿入される。このとき、位置決
めピン51hは筒状工具アダプタ55の孔55dに嵌合
するので、下部51iと工具アダプタ55との位置関係
が所定の位置に決まる。プランジャー51gはシリンダ
51aの図示上部に固定されている。シリンダ51aは
コイルばね51bにより図示上方に付勢されている。カ
ム51cは支点51dを回転中心として回動自在であ
り、長孔51eがカム51cに形成されている。ピン5
1fはシリンダ51aと連動して移動し、長孔51eに
係合している。
【0023】このため、シリンダ51aがばね51bの
付勢力により図示上方に移動すると、カム51cは下部
51iの外方(矢印51xの方向と反対方向)に回転す
るので、カム51cが工具アダプタ55の内面55aの
うちリング状突起部55cの図示下側部分に強く押しつ
けられる。このため、カム51cがリング状突起部55
cにより内面55aから抜けることができなくなり、ロ
ボットアダプタ51は工具アダプタ55をロック(保
持)することができる。この状態で、ロボットアダプタ
51の位置が移動して、保持解除ピン52(図2のアン
ロックピン7、8に相当する。)がプランジャー51g
を図示下方に押すようになると、シリンダ51aがコイ
ルばね51bの付勢力に抗して図示下方に移動し、カム
51cが矢印51x方向に回転するので、ロボットアダ
プタ51の下部51iが筒状アダプタ55から抜けるこ
とができるため、ロボットアダプタ51による工具アダ
プタ55のロックを解除することができる。
【0024】なお、エア取入口51jがロボットアダプ
タ51に設けられている。なお、エア取入口51jは、
ロボットアダプタ51が工具アダプタ55をロックして
いるときに、工具アダプタ55内のエア通路に連通し、
エア取入口51jから取り入れられた圧縮空気は工具ア
ダプタ55を有する工具(41a等)の先端のハンド等
の駆動源に使用される。なお、テーパ面52aが保持解
除ピン52の先端下部に設けられ、保持解除ピン52の
基部52bは図示しないフレームに固定されている。テ
ーパ面52aによりプランジャー51gを下方に押し易
くなっている。エア取出口55bが工具アダプタ55に
設けられている。エア取出口55bから取出された圧縮
空気は工具アダプタ55を有する工具(41a等)の先
端のハンド等の動力源等に使用される。
【0025】図4は、図3に示すロボットアダプタ51
及び工具アダプタ55を適用した実際例を示している。
図4において、ロボットアダプタ61は図3のロボット
アダプタ51に相当し、工具アダプタ63aは図3の工
具アダプタ55に相当し、保持解除ピン62は図3の保
持解除ピン52に相当する。工具アダプタ63aは工具
63(工具41a等に相当する。)の一部である。
【0026】孔61bがロボットアダプタ61に形成さ
れ、プランジャー61a、エア取入口61c、61d、
電気配線コード61e及び下部61fがロボットアダプ
タ61に設けられている。プランジャー61aは図3の
プランジャー51gに相当し、エア取入口61c、61
dは図3のエア取入口51jに取付けられている。電気
配線コード61eは図示しない近接スイッチ、圧力セン
サ等(工具63で使用する。)等の配線に使用される。
下部61fは図3の下部51iに相当する。
【0027】保持解除ピン62の先端下部にテーパ面6
2aが形成され、保持解除ピン62の基部62bはフレ
ーム66に固定されている。ロボットアダプタ61が移
動して保持解除ピン62がロボットアダプタ61の孔6
1bに挿入されると、プランジャ61aが保持解除ピン
62により図示下方に押される。なお、テーパ面62a
により保持解除ピン62が孔61b内に挿入され易くな
っている。また、二点鎖線で示すプランジャー61aは
保持解除ピン62で下方に押される前の状態を示してい
る。
【0028】工具63には、前記工具アダプタ63a、
電気配線コード63b、エア用配管63c、63dが設
けられている。電気配線コード63bは近接スイッチ
(ワークを検知する。)等に接続される。エア用配管6
3c、63dはワークを掴むチャック(圧縮空気を動力
源とする。)等に接続される。
【0029】工具63は工具ホルダ64(図2の工具ホ
ルダ11、21に相当する。)の工具保持部(図1の工
具保持用凹部11a等に相当する。)に保持されてい
る。工具保持用爪65が支点65aにより回動自在に工
具ホルダ64に取付けられている。なお、工具保持用爪
65は図示しないばねにより工具63が工具ホルダ64
から外れないように保持する方向に付勢されている。工
具保持用爪65の先端にローラー65bが矢印65x方
向に回転自在に付設されている。一対のフランジ部65
cがローラー65bの両端に形成されている。なお、一
対のフランジ部65cは後述する板部68bの傾斜面6
8c部分を挟むように配設される。ガイド67がフレー
ム66に固定されている。ガイド67は紙面に垂直方向
に延びている。スライダ68aがガイド67に添って紙
面に垂直方向に移動可能に取付けられている。なお、ス
ライダ68aはガイド67から外れないように構成され
ている。板部68bがボルト68dによりスライダ68
aに固定されている。鉛直線に対して傾斜した傾斜面6
8cが板部68bに形成されている。この傾斜面68c
はガイド67により紙面に垂直方向に移動可能である。
【0030】図4において、工具ホルダ64が図示上方
に移動して(図2の11axの位置での工具ホルダ11
及び21axの位置での工具ホルダ21の上昇に相当す
る。),ロボットアダプタ61の下部61fが工具アダ
プタ63a内に挿入され、保持解除ピン62が孔61b
から抜けると、ロボットアダプタ61が工具アダプタ6
3aを保持する。このとき、爪65の先端のローラー6
5bが矢印65x方向に回転しつつ、支点65aを回転
中心として前記ばねの付勢力に抗して水平方向に回転し
つつ上昇し、傾斜面68cに添った二点鎖線で示す位置
に移動するようになると、爪65による工具63の保持
が解除されるので、ロボットアダプタ61が工具63を
保持して工具ホルダ64から離れる(このとき、ATC
ロックが働く。)ことができる。
【0031】以上の構成により、工具交換サイクルは以
下のようになる。組立ユニット2が工具ホルダ11、
21の工具保持用凹部(11a、21a等)の位置の上
に移動する(必要な時間0.5秒)。このとき、工具ホ
ルダ11、21は前記上昇位置にあり、アンロックピン
7、8によりATCロックが解除されるので、組付ユニ
ット2に保持されていた工具41a、41bは工具ホル
ダ11、21に保持される。
【0032】次に、インデックスドライブ13、23
の駆動により工具ホルダ11,21が工具41a、41
bを保持して下降しマスタープレート5、6から離れ、
その後120°回転し、別の工具保持用凹部(11b、
21b等)が組付ユニット2の下にくると、工具ホルダ
11、21は上昇する。工具ホルダ11、21の上記下
降、回転及び上昇が1動作で行われる(必要な時間1
秒)。このときも、ATCロックが解除されたままであ
る。
【0033】次に、組付ユニット2が別の工具保持用
凹部(11b、21b等)に保持されていた別の工具
(42a、42b)を保持して工具ホルダ11、21か
ら離れる(必要な時間0.5秒)。このため、工具交換
の際の組付ユニット2の動きが簡単になるため、本願発
明の実施の形態では、工具交換サイクルに要する時間は
2秒となり、上記従来例(7秒)より著しく短くなる。
【0034】なお、上述の実施例では、1つの工具ホル
ダに形成されている工具保持用凹部の数は3であるがこ
れに限定されず、工具を保持した組付ユニットが工具交
換位置へ移動するスペースが確保される範囲で、任意の
数の工具保持用凹部を1つの工具ホルダに形成すること
ができる。なお、この場合も工具保持用凹部の間隔は3
60°を工具保持用凹部の数で割った角度とする。
【0035】
【発明の効果】本願の第1の発明に係わる自動工具交換
装置によれば、工具を保持する複数の工具保持部が形成
された工具ホルダが回転可能であり、工具交換手段が工
具ホルダの工具保持部から工具を取出す位置に到達した
とき、又は、工具交換手段が工具ホルダの工具保持部に
工具を挿入する位置に到達したときに、解除手段により
工具交換手段の工具の保持が解除されるので、工具交換
サイクルにおける工具保持手段の動きを簡単にし、工具
交換サイクルに必要な時間を著しく短くすることができ
る。
【0036】更に、第2の発明によれば、上記第1の発
明による効果とともに、工具交換手段においてばねの付
勢力によりカムが工具保持手段の外方に回転することに
より工具保持手段が工具を保持し、シリンダが解除手段
によりばねの付勢方向と反対の方向に移動することによ
り、工具保持手段の工具の保持を解除するので、エアシ
リンダを使用せず、解除手段による機械的な作用によ
り、工具交換手段が工具の保持及び保持の解除をするた
めに、工具の保持及び保持の解除を高速で確実に行うこ
とができる。なお、第2の発明の構造は市販品を組み合
わせて構成することができるので、安価になるととも
に、配線、配管類がほとんど不要なため、既存の組付ロ
ボット等に追加モジュールとして付加することが容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態の概略の平面図である。
【図2】図1に示す実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示す実施の形態の一部分の具体的構造例
を示す半断面図である。
【図4】図3に示す具体的構造例を使用した実際例の説
明図である。
【図5】従来例の概略を示す平面図である。
【図6】図5に示す従来例の一部分の具体的構造を示す
半断面図である。
【符号の説明】
1 組付ロボット 2 組付ユニット 5、6 マスタープレート 7、8 アンロックピン 10 工具マガジン 11 工具ホルダ 11a、11b、11c 工具保持部用凹部 13 インデックスドライブ 14 モータ 20 工具マガジン 21 工具ホルダ 21a、21b、21c 工具保持部用凹部 23 インデックスドライブ 41a、41b、42a、42b、43a、43b、6
3 工具 51、61 ロボットアダプタ 51a シリンダ 51b コイルばね 51c カム 52、62 保持解除ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を保持する複数の工具保持部が形成
    された、回転可能な工具ホルダと、 該工具ホルダを回転させる回転手段と、 前記工具ホルダの工具保持部から工具を取出すこと及び
    前記工具ホルダの工具保持部へ工具を挿入することを行
    う工具交換手段と、 前記工具交換手段が前記工具ホルダの工具保持部から工
    具を取出す位置に到達したとき、又は、前記工具交換手
    段が前記工具ホルダの工具保持部に工具を挿入する位置
    に到達したときに、前記工具交換手段による工具の保持
    を解除する解除手段とを具備することを特徴とする自動
    工具交換装置。
  2. 【請求項2】 前記工具交換手段がシリンダ、該シリン
    ダを付勢するばね、該シリンダの移動に連動するカムを
    有し、前記ばねの付勢力により前記カムが前記工具保持
    手段の外方に回転することにより前記工具保持手段が工
    具を保持し、 前記シリンダが前記解除手段により前記ばねの付勢方向
    と反対の方向に移動し、前記カムが前記工具交換手段の
    内方に回転することにより、前記工具保持手段による工
    具の保持を解除することを特徴とする請求項1記載の自
    動工具交換装置。
JP11061918A 1999-03-09 1999-03-09 自動工具交換装置 Pending JP2000254832A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346300B1 (ko) * 2000-06-27 2002-07-26 주식회사 성림 2축 동시 공구교환 장치

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