JP2000254012A - 液体加熱装置 - Google Patents

液体加熱装置

Info

Publication number
JP2000254012A
JP2000254012A JP11058919A JP5891999A JP2000254012A JP 2000254012 A JP2000254012 A JP 2000254012A JP 11058919 A JP11058919 A JP 11058919A JP 5891999 A JP5891999 A JP 5891999A JP 2000254012 A JP2000254012 A JP 2000254012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion air
chamber
heat
combustion
air convection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11058919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4167773B2 (ja
Inventor
Yorito Tanimoto
偉人 谷本
Norihide Yamada
憲秀 山田
Kazuyuki Yamamoto
和幸 山本
Hirozo Chusa
浩造 中佐
Hiroshi Sugita
弘 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakanishi Mfg Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakanishi Mfg Co Ltd filed Critical Nakanishi Mfg Co Ltd
Priority to JP05891999A priority Critical patent/JP4167773B2/ja
Publication of JP2000254012A publication Critical patent/JP2000254012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167773B2 publication Critical patent/JP4167773B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Frying-Pans Or Fryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 燃焼空気を液槽底面全体に行き渡らせ滞留時
間を長くし熱伝達効果を上げまた、燃焼空気がバーナー
から排気経路に向かって規則的に流れることで効率よく
排出することのできる液体加熱装置を提供する。 【解決手段】 液槽1の下方に熱室2を設ける液体加熱
装置Dにおいて、液槽の底壁下面には円弧状の凹入部と
熱伝達板5を設け、熱室2は、複数の仕切板6a、6
b、6cを千鳥状に設け、燃焼室8と複数の燃焼空気対
流室9a、9b、9cとに区画し、前記燃焼空気対流室
は順次下流側に向かって区画幅が減少する様に区画し、
燃焼空気Gがジグザグ状に流して、加熱装置D外部に排
出する前記熱室2上方の液槽底壁下面に燃焼空気Gの前
記熱室2内での流れに対応させて熱伝達媒体5を連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揚げ物を揚げたり
麺を茹でたりする場合に用いる油や水などの液体を、液
槽内で加熱するための液体加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、油槽の底部下方に熱室と排気経
路を形成してなるフライヤーなどの揚げ物機用液体加熱
装置において、油槽への熱伝達効率を向上させる従来技
術として、実開昭61−64837号明細書、図面に開
示されているように、油槽の底部に断面凹字形の熱導路
を設け、熱導路内にフィンを取り付けて、熱室内に設置
されたバーナーの燃焼により熱せられた空気(以下、燃
焼空気という)が排気経路へと導かれる過程の中で、燃
焼空気の進行を遅くして、前記熱導路またはフィンを介
して燃焼空気の熱エネルギーを回収して油槽に伝えて熱
伝達効率を高めるものがある。熱導路が油槽の底面に設
けられていることから熱伝達効率は上昇するが、熱室と
排気経路出口の温度差(空気の密度差)を利用して燃焼
空気を大気に放出する、いわゆる排気経路の煙突効果を
利用していることから、燃焼空気が油槽への熱伝達効果
を充分に達成する前に大気に放出されてしまい、それを
補うために、バーナーの燃焼カロリーを上げて燃焼空気
の温度を高める必要が生じる。
【0003】そこで、熱室と排気経路との接続部に下向
き開口を設け、これに連結する横行ダクトを絞り込み形
状にして、また、油槽底面を直接加熱するバーナー室と
その後の燃焼空気を熱室に長時間溜めておくための滞留
室に区分し、あるいは、前記熱室と滞留室に対応する油
槽底面にスタッド(フィン)を設置して熱室内の燃焼空
気の熱エネルギーを有効に回収する技術が実公平02−
6894号公報および特開平08−10175号公報に
開示されている。
【0004】しかし、バーナーより発生した高温の燃焼
空気は下流の排気経路に行くに従い、温度が低下し、体
積も減少する(シャルル則)。従って、バーナー室と滞
留室の前半部では燃焼空気が高密度である高温領域が、
そして、滞留室後半部および熱室出口部では前者よりも
低密度の低温領域部がそれぞれ発生し、特に熱室出口部
では燃焼空気と排気ダクト内との温度差も相まって、高
温層が熱室上方に、低温層が熱室下方に発生し、燃焼空
気は熱室の上方つまり油槽底面に沿って進行するから、
燃焼空気自体の温度が低下すると、低温層が障害となっ
て排気経路へと導出されにくくなり、バーナー消火後再
着火時には、滞留作用によって生じた燃焼生成物(NO
X など)の排出に時間がかかるという問題が発生する。
【0005】さらに、前記公知技術は、排気経路の煙突
効果のみを利用しているので、排気経路に向かう燃焼空
気と油槽底面との接触の仕方にムラがあり、油槽底面に
満遍なく熱伝達効果をもたらすという目的が達成しにく
いという問題が生じる。
【0006】また、バーナー室ではバーナーからの熱効
果を直接油槽に及ぼすため、油槽に対向する位置、つま
り熱室の底部(油槽の下方)にバーナーが設置されてい
るが、バーナーは供給ガス量の調節や、燃焼生成物の除
去などのメンテナンス機能も要求されるため、着脱が容
易に行える必要がある。そのため、バーナーを熱室の底
部に設けることは実用上メンテナンスが容易に行えると
はいえない。
【0007】以上の問題を解決するには、バーナーを熱
室側面部に設置し、バーナーより発生する燃焼空気をで
きる限り長く熱室に止め、かつ油槽への熱伝達を達成し
た後の燃焼空気を排気経路より有効に排出できればよ
く、そのためには熱室内での燃焼空気の滞留時間が長
く、なおかつ燃焼空気がバーナーから排気経路に向かっ
て規則的に流れていけばよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事柄に
留意してなされたもので、その目的は、バーナーより発
生した燃焼空気を液槽底面全体にほとんどムラなく行き
渡らせるとともに燃焼空気の滞留時間を長くすることで
熱伝達効果を上昇させ、また、燃焼空気がバーナーから
排気経路に向かって規則的に流れることで液槽への熱伝
達を終えた燃焼空気を効率よく排出することのできる液
体加熱装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体加熱装置は、液槽の底壁に熱室を連設
して液槽内の液体を加熱する液体加熱装置において、前
記熱室は、連通口を有する状態で複数の仕切板が平面視
において千鳥状に設けられて、バーナーを連結した一つ
の燃焼室と複数の燃焼空気対流室とに区画され、前記燃
焼室の底壁はバーナーより下流側が高くなる傾斜面を備
え、前記燃焼空気対流室の底壁と前記燃焼室底壁とを連
結して前記燃焼室および燃焼空気対流室の下方に空間断
熱層が形成され、前記燃焼室および燃焼空気対流室の前
記連通口に対面する位置に燃焼空気導出板を取り付け、
前記燃焼空気対流室は燃焼空気の温度降下に対応して順
次下流側に向かって区画幅が減少する様に区画され、燃
焼空気が前記連通口を介してジグザグ状に燃焼空気対流
室を流れて、最下流の燃焼空気対流室に連結した該最下
流の燃焼空気対流室開口断面積と略同一の開口断面積を
有する排気通路により当該液体加熱装置外部に排出さ
れ、前記熱室上方の液槽底壁下面に燃焼空気の前記熱室
内での流れに対応させて熱伝達媒体を連結した(請求項
1)。
【0010】上記の構成により、バーナーより発生した
燃焼空気を液槽底面全体にほとんどムラなく行き渡らせ
るとともに燃焼空気の滞留時間を長くすることで熱伝達
効果が向上し、液槽の均一加熱が実現できる。また、燃
焼空気が燃焼室から排気経路に向かって規則的に流れる
ことで液槽への熱伝達を終えた燃焼空気を効率よく排出
することのできる液体加熱装置を提供することが可能と
なる。さらに、空間断熱層は、バーナーの燃焼により発
生した燃焼空気の熱エネルギーが燃焼室および燃焼空気
対流室の下方に放出するのを効果的に防止する役割を果
たす。
【0011】また、前記燃焼空気対流室に燃焼空気を前
記熱伝達媒体および液槽底壁に導くための変流板を設け
た場合には、対流室内を流れる燃焼空気を燃焼空気対流
室の上部液槽底壁下面に導出し、前記熱伝達媒体を介し
て液槽に熱エネルギーを有効に回収することが可能とな
る(請求項2)。
【0012】また、前記熱室上方の液槽底壁に前記燃焼
空気の流れに対応した円弧状の凹入部を設け、該円弧状
の凹入部を跨いで、燃焼空気を前記円弧状の凹入部に導
出し且つ燃焼空気の熱エネルギーを前記液槽に伝える前
記熱伝達媒体に連結した場合には、凹入部を円弧状とす
ることで液槽内に放射状に熱エネルギーを伝えることが
できるとともに、該凹入部を跨いで取り付けた熱伝達媒
体からも液槽内に熱エネルギーを伝達することができる
ため、より効果的な液槽の均一加熱が実現できる(請求
項3)。
【0013】また、前記燃焼室と燃焼空気対流室の底壁
または仕切り板側面に熱線放射板を取り付けた場合(請
求項4)および前記変流板が熱線放射板で構成される場
合(請求項5)には、前記熱線放射板が、燃焼室および
燃焼空気対流室からの熱エネルギーの放出をさらに効果
的に防止するとともに、熱線の反射作用即ち輻射効果に
より液槽への熱エネルギーの有効回収を助長する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図を参
照しながら説明する。図1(A)は本発明の第一実施例
における揚げ物機用液体加熱装置Dの正面からの縦断面
図であり、図1(B)は液体加熱装置Dの側面からの縦
断面図である。また、図2は液体加熱装置Dの横断面図
である。液体加熱装置Dは油が収容される液槽1と、液
槽1内の油を熱するために液槽1の底壁1a下方に設け
られた熱室2と、熱室2内を流通する燃焼空気Gを排出
するための排気通路3とから構成されている。ほぼ直方
体形状の液槽1の底壁1a下面には複数の円弧状の凹入
部4が並列に設けられており、また、各凹入部4には、
複数の熱伝達媒体5が凹入部4を跨ぐようにして設けら
れている。詳細は後述する。
【0015】液槽1に連設されている熱室2は、底壁2
aと4つの側壁10a、10b、10c、10dを有
し、液槽1の底壁1aが熱室2の上壁となっている。ま
た、熱室2の内部は、中間板2bおよび傾斜面部13に
より、上下に分割され、中間板2bおよび傾斜面部13
の下方には中空の空間断熱層14が形成される。さら
に、熱室2内において、中間板2bおよび傾斜面部13
の上方は、3枚の仕切板6a、6b、6cが、それぞれ
連通口7を有するように平面視において千鳥状に設けら
れており、仕切板6a、6cは側壁10aに垂直に当接
するように設けられ、仕切板6bは側壁10cに垂直に
当接するように設けられていることにより、燃焼室8と
3つの燃焼空気対流室9a、9b、9cとに区画され
る。即ち、仕切板6a、側壁10a、10b、10cに
よって一つの連通口7を有する燃焼室8が、仕切板6
a、6b、側壁10a、10cによって二つの連通口
7、7を有する燃焼空気対流室9aが、仕切板6b、6
c、側壁10a、10cによって同じく二つの連通口
7、7を有する燃焼空気対流室9bが、仕切板6c、側
壁10a、10c、10dによって一つの連通口7を有
する燃焼空気対流室9cがそれぞれ区画され形成されて
いる。
【0016】燃焼空気対流室9a、9b、9cのそれぞ
れ底部は中間板2bにより形成され、中間板2bの上面
である床面2cにはセラミックなどの熱線放射板が、ま
た、燃焼空気対流室9cの下流には排気通路3の一端を
形成する排出口15がそれぞれ設けられている。
【0017】前記燃焼室8の側壁10aには送風機およ
びバーナー(ともに図示せず)を備えたバーナー部11
が側壁10aに着脱自在に設けられていて、バーナーの
炎12および燃焼空気Gが支障をきたすことなく燃焼室
8内に導入される構造となっている。また、バーナー部
11の側面には空気導入部11’が設けられている。こ
のようにバーナー部11を熱室2の側面に設ければ、取
り外しが簡単となるので、メンテナンスを容易に行うこ
とができる。さらに、燃焼室8の底部には、上流側から
順に、前記底壁2a、下流側ほど高くなる傾斜面部1
3、中間板2bが形成されており、中間板2bの床面2
cには前述したようなセラミックなどの熱線放射板が設
けられている。
【0018】ここで、バーナー部11から排気通路3ま
での燃焼空気Gの流れについて説明すると、まず、バー
ナー部11から炎12とともに燃焼室8に導入された燃
焼空気Gは、燃焼室8の連通口7から燃焼空気対流室9
a内に進入し、次いで燃焼空気対流室9aの連通口7か
ら燃焼空気対流室9b内に入り、最後に燃焼空気対流室
9bの連通口7から燃焼空気対流室9c内に至り、その
まま燃焼空気対流室9cの下流にある排出口15から燃
焼空気対流室9cとほぼ同じ大きさの開口断面積を有す
る排気通路3へ導出される。
【0019】上記のようにして燃焼空気Gがバーナー部
11から排出口15にジグザグ状に流れる過程におい
て、燃焼空気Gの温度は必然的に下がり、その温度の低
下に伴って、燃焼空気Gの体積は減少する。ここで、一
定圧力下の気体の体積と温度の関係は、体積をV、温度
をtとすると、シャルルの法則により、 V=V0 (1+t/273.15) と表せる。ここで、V0 は0°Cでの気体の体積であ
る。ここで絶対温度Tを用いると上式は、 V=V0 T/273.15 と書ける。また、 V=k’T と変形できる。k’は比例定数である。すなわち、一定
圧力の気体の体積は絶対温度に比例する。
【0020】以上のことから、燃焼空気Gの体積は、燃
焼空気Gの絶対温度に比例して減少するので、この体積
の減少に対応するように燃焼空気対流室9a、9b、9
cおよび燃焼室8の容積をあらかじめ減少させておけ
ば、燃焼空気Gの体積に対する燃焼空気対流室9a、9
b、9cおよび燃焼室8の容積の割合を、どの点におい
てもほぼ等しくすることができ、流速を落とさずに燃焼
空気Gを規則的に流すことが可能となる。また、燃焼空
気対流室9a、9b、9cおよび燃焼室8の容積を適宜
に設定すれば、燃焼空気Gを充満状態にしたり、燃焼空
気Gの流速を大きくすることもできる。このような理由
により、側壁10bと仕切板6aの間隔、仕切板6aと
仕切板6bの間隔、仕切板6bと仕切板6cの間隔、仕
切板6cと側壁10dの間隔は、この順番で狭くなって
いる。
【0021】また、最下流の燃焼空気対流室9cと排気
通路3の開口断面積をほぼ同じ大きさとしてあるので、
最下流まで流れてきた燃焼空気Gを滞りなくかつ規則的
に排気通路3へと流すことが可能となる。
【0022】さらに、前記燃焼室8、燃焼空気対流室9
a、9b、9cの前記連通口7に対面する位置には、そ
れぞれ平面視円弧形状の燃焼空気導出板16…が設けら
れており、燃焼空気Gの流れをよりスムーズにする効果
を有する。
【0023】図1(A)の右上には前記熱伝達媒体5の
概略的な構造を示す正面からの縦断面図を示しており、
熱伝達媒体5は水平部分17と一対の垂直部分18、1
8とを有する開口部が下方向きの縦断面コの字形状の板
状体であり、各熱伝達媒体5は水平部分17が円弧状の
凹入部4を跨ぐようにして液槽1の底壁1aに固定され
ている。なお、熱伝達媒体5の水平部分17の左右と液
槽1底部との接触部分と、円弧状の凹入部4の直径との
比は、1:2:1の構成としたものが最も効果が高くな
る。
【0024】そして、先端が下層にまで延びている垂直
部分18、18によって、熱室2の上層および中層はも
ちろん、下層を流れる燃焼空気Gの有する熱エネルギー
も液槽1に伝達される。
【0025】熱伝達媒体5は、燃焼室8、燃焼空気対流
室9a、9b内にはそれぞれ4つ、そして燃焼空気対流
室9c内には2つ設けられ、全ての熱伝達媒体5は互い
に適度の間隔をあけて仕切板6a、6b、6cと平行に
並んでおり、各熱伝達媒体5の両端は、それぞれ側壁1
0a、10cの近くにまで設けられている。各熱伝達媒
体5の幅は全て同じでもよいし、適宜変えてもよく、ま
た、熱伝達媒体5の数や配置の仕方も上記の構成に限ら
れるものではない。
【0026】ここで、液槽1底部の凹入部4を円弧状と
したのは、液槽1内に熱をより均一に伝達するためであ
り、この凹入部4と、凹入部4に燃焼空気Gを導く熱伝
達媒体5とを組み合わせて用いることで、熱伝達率を飛
躍的に上昇させることができるようになる。また、熱伝
達媒体5は、1つの凹入部4を跨ぐだけでなく、複数の
凹入部4を跨ぐようにしてもよい。
【0027】図3(A)は前記熱伝達媒体5の別実施例
の概略的な構造を示す正面からの縦断面図であり、図3
(B)はその側面からの縦断面図である。熱伝達媒体5
は水平部分17’と縦断面ノの字形状部分18’からな
る板状体であり、各熱伝達媒体5は水平部分17が円弧
状の凹入部4を跨ぐようにして液槽1の底壁1aに固定
されている。
【0028】そして、先端が下層にまで延びているノの
字形状部分18によって、熱室2の下層を流れる燃焼空
気Gが凹入部4へと導かれる。
【0029】図4は熱伝達媒体5の他の実施例の概略的
な構造を示す正面からの縦断面図であり、熱伝達媒体5
は、2つの固定部20、20と、平底部21と、固定部
20と平底部21をつなぐ2つの傾斜部22とから構成
され、2つの固定部が凹入部4の外側に固定され、熱伝
達媒体5が凹入部4を覆うように設けられ、凹入部4と
熱伝達媒体5により囲まれた流路23が形成される。こ
の構成によって、燃焼空気Gは流路23の内部を通るも
のと外部を通るものとに分けられるが、より高温の燃焼
空気Gが流路23内を通り、そのなかでもさらに高温の
ものが凹入部4を形成している液槽1の底壁1aに接触
し、また、熱伝達媒体5の下方を流れる燃焼空気Gのう
ち、より高温のものが熱伝達媒体5に接触することか
ら、効率よく熱伝達を行うことができる。
【0030】上記の構成を採用するとともに、後述する
変流板19を設ける場合には、変流板19に対応する熱
伝達媒体5の位置に間隙を設け、変流板19により上方
へ導かれる燃焼空気Gの流れを妨げないようにすれば、
さらに効率のよい熱伝達を行うことが可能となる。な
お、熱伝達媒体5の形状は、上記の3例に限定されるも
のではない。
【0031】図5(A)、(B)はそれぞれ変流板19
の一例の構成を概略的に示す横断面図である。図5
(A)の変流板19は、燃焼空気対流室9a、9bの底
部にそれぞれ2か所ずつ備えられている(図2参照)。
変流板19は縦断面ヘの字形状の板状体で、一面が燃焼
空気対流室9a、9bの底部に固定され、他面が下流側
ほど高くなる傾斜面を形成していることから、各対流室
の下層を通る燃焼空気Gは、変流板19により上方へ導
かれることとなる。また、変流板19の構造を、図5
(B)に示すように、縦断面ノの字形状の板状体とし
て、凹面を上側にするとともに下流側ほど高くなる傾斜
面となるように燃焼空気対流室9a、9bの底部に固定
しても、同様の効果が得られる。
【0032】図6(A)、(B)はそれぞれ変流板19
の他の例の構成を概略的に示す横断面図である。図6
(A)の変流板19は燃焼空気対流室9a、9bの中層
にそれぞれ2か所ずつ備えられている。燃焼空気対流室
9a内の変流板19の両端は、燃焼空気対流室9aの側
壁となる仕切板6a、6bに、そして、燃焼空気対流室
9b内の変流板19の両端は、燃焼空気対流室9bの側
壁となる仕切板6b、6cにそれぞれ固定されている。
変流板19は縦断面ノの字形状の板状体で、凹面を上側
にするとともに下流側ほど高くなる傾斜面となるように
設けられていることから、各対流室の中層を通る燃焼空
気Gは上方に導かれ、さらに、下層を通る燃焼空気Gの
一部もその動きに引っ張られて上方へ導かれることにな
る。また、変流板19の構造を、図6(B)に示すよう
に、縦断面一の字形状の板状体にして、下流側ほど高く
なるように傾斜させて設けることでも、同様の効果を得
ることが可能である。
【0033】なお、変流板19の構造は上記したものに
限られるものではなく、また、変流板19の数や位置は
適宜変えてもよい。
【0034】図7(A)は、本発明の第二実施例におけ
る液体加熱装置Dの横断面図である。構成などは第一実
施例とほとんど同様であるが、相違点は、凹入部4およ
び熱伝達媒体5が、連通口7に対応する位置において
は、燃焼空気Gが各燃焼空気対流室9へと移動する流路
方向に沿うように複数配置されている点であり、この点
から、より細部にまで熱を効率的に伝達することが可能
となる。
【0035】図7(B)は、本発明の第三実施例におけ
る液体加熱装置Dの横断面図である。構成などは第一実
施例とほとんど同様であるが、相違点は、凹入部4およ
び熱伝達媒体5が、途中で途切れない4つの通路状に設
けられている点であり、この点から、より規則的に燃焼
空気Gを流すことができる。
【0036】図8は、本発明の第四実施例における液体
加熱装置Dの横断面図である。構成などは第一実施例と
ほとんど同様であるが、相違点は、凹入部4および熱伝
達媒体5が、連通口7に対応する位置においては、連通
口7を横切る方向に複数配置されている点であり、この
点から、熱をより細部にまで伝達することが可能とな
る。
【0037】図9は、幅B=800mm、奥行きA=1
000mm、高さH=100mmの熱室2の外枠の構成
を概略的に示す横断面図であり、側壁10aの右側から
30mmの間隔をあけて設置された幅が270mmのバ
ーナー部11から、40000cal/hの熱を送った
ときの側壁10c付近における温度分布を点a〜lで計
測した。
【0038】図9は、熱室2の区分比率の決定図でもあ
る。横軸Bは側壁10c付近に設置した温度測定点a〜
lに対応しており、縦軸Tは、前記温度測定点a〜lに
おける測定温度に対応している。各温度測定点と測定温
度の関係は、B−t線によって示されている。B−t線
はθ0〜θ3の勾配を持つ4つの直線で近似的に示すこ
とができ、4つの直線のそれぞれの境界点は点c,f,
iである。それぞれの直線の勾配をみると、θ0が最も
勾配が小さく温度測定点a、b、c間の温度差が最も小
さく、a−c間の距離は、対向面に取り付けたバーナー
の幅と大きな違いがないことがわかる。従って、a−c
間はバーナーの熱的作用が直接及ぶ領域であること、即
ち燃焼室8として設定可能な領域であることがわかる。
θ1およびθ2は大きな勾配差はなく、温度低下率もほ
ぼ比例関係にあるため、c−j間は熱室での中温領域で
あると判断でき、4つの直線の中で最も勾配の大きい即
ち測定温度差の大きいi−l間と区分する必要がある。
さらに、温度計測結果(図示せず)ではl点での測定温
度はb点での測定温度の約三分の一となっており、これ
はi−lとa−cの距離比にほぼ一致した結果となっ
た。上記したシャルル則を合わせて考えると、熱室2を
a−c、c−f、f−i、i−lの4つに連通口7を有
する仕切り板6a、6b、6cにより区分すれば燃焼空
気Gの温度および体積の減少に対応した熱室2の区分け
が実現でき有効な燃焼空気Gの流れによる熱エネルギー
の回収と熱伝達作用を終えた燃焼空気Gの有効排気が可
能となる。以上が第1〜第4実施例に示した熱室2の区
分に関する根拠であるが、熱室2を4つ以上に区分けす
る場合は、a−cに相当する燃焼室8およびi−lに相
当する最下流の燃焼空気対流室9cは固定領域と考え、
c−fおよびf−i間をさらに細分化することが考えら
れる。実用上は熱室2を4〜6室構造とすることが望ま
しい。
【0039】また、液槽が長い液量の大きい液体加熱装
置を製作する場合は、上記において区分した熱室2を1
ユニットとして、これを複数ユニット連設していけばよ
い。
【0040】液体加熱装置Dを冷却する場合には、バー
ナー部11内のバーナーの燃焼を停止し、送風機により
送風すれば、燃焼空気Gを排出して、より早く冷却する
ことができる。
【0041】なお、上記3つの実施例における液槽1と
熱室2を着脱自在としてもよい。
【0042】また、上記第一実施例において、燃焼空気
対流室9a、9b、9cの側面部、並びに燃焼室8の底
面および側面部にセラミックなどの熱線放射板を取り付
けてもよい。バーナー部11ではバーナーの炎から赤外
線が放出されており、その赤外線は熱室2底部に向かっ
ても放出される。赤外線が物体に衝突すると発熱し、物
体はその一部を吸収し、残りを外部に放出することが知
られている。従って、燃焼室8の底部や傾斜面部13に
熱線放射板を取り付ければ、赤外線は熱室2の上方、即
ち液槽1底部や熱伝達媒体5に向かって輻射熱という形
で反射されるので、熱室2底部の熱エネルギーの回収に
とっては有効であり、さらに、熱エネルギーの熱室2外
部への拡散を阻止するという断熱効果をも奏することが
できる。熱線放射板としては、例えば酸化ニッケル、酸
化鉄などを含有したセラミック板を採用すると、断熱と
輻射の効果を同時に備えることができる。
【0043】そして、バーナーの炎の効果を直接受けな
い燃焼空気対流室9に設けると、前記セラミックは加熱
されることにより赤外線(遠赤外線)を放出することが
知られているので、燃焼空気Gにより昇温されると、熱
室2上方に赤外線を放出するようになり、燃焼空気対流
室9の熱エネルギーを回収することが可能となる。
【0044】また、変流板19にも熱線放射板を採用す
れば、燃焼空気Gを液槽1底部に導き熱エネルギーの有
効回収をはかるという効果をさらに向上させることがで
きるようになる。
【0045】ここで、液槽内の液体を昇温させる性能に
関して、本発明の液体加熱装置と比較例の液体加熱装置
との比較結果を示す。なお、本発明の液体加熱装置とし
ては、上記第一実施例に記載の液体加熱装置を用い、比
較例の液体加熱装置としては、第一実施例の液体加熱装
置の仕切板が無く、排出口の断面積が約2分の1のもの
を用いた。
【0046】まず、比較例の液体加熱装置において、液
槽内に19°Cの水250lを入れ、水温が95°Cに
昇温するまでの時間とガス消費量を測定し、熱効率を算
出した。以下に結果を示す。 水 250 l ガス消費量 78580 kcal/h 昇温差 76 °C(19 °C〜95 °C) 昇温時間 40分52秒 水の吸収熱量は 76×250=19000 kcal ガスの消費量は 78580×(2452/3600)≒53521 k
cal 熱効率は 19000/53521×100≒35.5%
【0047】次に、本発明の液体加熱装置において、液
槽内に17°Cの水250lを入れ、水温が95°Cに
昇温するまでの時間とガス消費量を測定し、熱効率を算
出した。以下に結果を示す。 水 250 l ガス消費量 88645 kcal/h 昇温差 78 °C(17 °C〜95 °C) 昇温時間 27分27秒 水の吸収熱量は 78×250=19500 kcal ガスの消費量は 88645×(1647/3600)≒40555 k
cal 熱効率は 19500/40555×100≒48.8%
【0048】以上の結果から、液体の加熱において、本
発明の液体加熱装置を用いると、比較例の液体加熱装置
の約1.4倍の熱効率をもって加熱することが可能とな
るといえる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体加熱
装置は、液槽の底壁に熱室を連設して液槽内の液体を加
熱する液体加熱装置において、前記熱室は、連通口を有
する状態で複数の仕切板が平面視において千鳥状に設け
られて、バーナーを連結した一つの燃焼室と複数の燃焼
空気対流室とに区画され、前記燃焼室の底壁はバーナー
より下流側が高くなる傾斜面を備え、前記燃焼空気対流
室の底壁と前記燃焼室底壁とを連結して前記燃焼室およ
び燃焼空気対流室の下方に空間断熱層が形成され、前記
燃焼室および燃焼空気対流室の前記連通口に対面する位
置に燃焼空気導出板を取り付け、前記燃焼空気対流室は
燃焼空気の温度降下に対応して順次下流側に向かって区
画幅が減少する様に区画され、燃焼空気が前記連通口を
介してジグザグ状に燃焼空気対流室を流れて、最下流の
燃焼空気対流室に連結した該最下流の燃焼空気対流室開
口断面積と略同一の開口断面積を有する排気通路により
当該液体加熱装置外部に排出され、前記熱室上方の液槽
底壁下面に燃焼空気の前記熱室内での流れに対応させて
熱伝達媒体を連結した。
【0050】上記の構成により、バーナーより発生した
燃焼空気を液槽底面全体にほとんどムラなく行き渡らせ
るとともに燃焼空気の滞留時間を長くすることで熱伝達
効果が向上し、液槽の均一加熱が実現できる。また、燃
焼空気が燃焼室から排気経路に向かって規則的に流れる
ことで液槽への熱伝達を終えた燃焼空気を効率よく排出
することのできる液体加熱装置を提供することが可能と
なる。さらに、空間断熱層は、バーナーの燃焼により発
生した燃焼空気の熱エネルギーが燃焼室および燃焼空気
対流室の下方に放出するのを効果的に防止する役割を果
たす。
【0051】また、前記燃焼空気対流室に燃焼空気を前
記熱伝達媒体および液槽底壁に導くための変流板を設け
た場合には、対流室内を流れる燃焼空気を燃焼空気対流
室の上部液槽底壁下面に導出し、前記熱伝達媒体を介し
て液槽に熱エネルギーを有効に回収することが可能とな
る。
【0052】また、前記熱室上方の液槽底壁に前記燃焼
空気の流れに対応した円弧状の凹入部を設け、該円弧状
の凹入部を跨いで、燃焼空気を前記円弧状の凹入部に導
出し且つ燃焼空気の熱エネルギーを前記液槽に伝える前
記熱伝達媒体に連結した場合には、凹入部を円弧状とす
ることで液槽内に放射状に熱エネルギーを伝えることが
できるとともに、該凹入部を跨いで取り付けた熱伝達媒
体からも液槽内に熱エネルギーを伝達することができる
ため、より効果的な液槽の均一加熱が実現できる。
【0053】また、前記燃焼室と燃焼空気対流室の底壁
または仕切り板側面に熱線放射板を取り付けた場合およ
び前記変流板が熱線放射板で構成される場合には、前記
熱線放射板が、燃焼室および燃焼空気対流室からの熱エ
ネルギーの放出をさらに効果的に防止するとともに、熱
線の反射作用即ち輻射効果により液槽への熱エネルギー
の有効回収を助長する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第一実施例における液体加熱
装置の構成を概略的に示す正面からの縦断面図であり、
(B)は同装置の構成を概略的に示す側面からの縦断面
図である。
【図2】同装置の構成を概略的に示す横断面図である。
【図3】(A)は熱伝達媒体の他の例を概略的に示す正
面からの縦断面図であり、(B)はその側面からの縦断
面図である。
【図4】上記熱伝達媒体のまた別の例を概略的に示す正
面からの縦断面図である。
【図5】(A)は同装置の変流板の構成を概略的に示す
縦断面図であり、(B)は変流板の他の例の構成を概略
的に示す縦断面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ同装置の変流板のさ
らに他の例の構成を概略的に示す縦断面図である。
【図7】(A)は本発明の第二実施例における液体加熱
装置の構成を概略的に示す横断面図であり、(B)は本
発明の第三実施例における液体加熱装置の構成を概略的
に示す横断面図である。
【図8】本発明の第四実施例における液体加熱装置の構
成を概略的に示す横断面図である。
【図9】本発明の液体加熱装置内の熱室の外枠の構成を
概略的に示す横断面図に、前記熱室を熱したときの温度
分布を概略的に示すグラフを対応させて表示した図であ
る。
【符号の説明】
1…液槽、1a…底壁、2…熱室、3…排気通路、4…
凹入部、5…熱伝達媒体、6…仕切板、6a…仕切板、
6b…仕切板、6c…仕切板、7…連通口、8…燃焼
室、9a…燃焼空気対流室、9b…燃焼空気対流室、9
c…燃焼空気対流室、13…傾斜面、16…燃焼空気導
出板、19…変流板、D…液体加熱装置、G…燃焼空
気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 和幸 奈良県大和郡山市今国府町6−3 株式会 社中西製作所奈良工場内 (72)発明者 中佐 浩造 奈良県大和郡山市今国府町6−3 株式会 社中西製作所奈良工場内 (72)発明者 杉田 弘 奈良県大和郡山市今国府町6−3 株式会 社中西製作所奈良工場内 Fターム(参考) 4B059 AA01 AE02 AE12 BA01 BA12 BA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液槽の底壁に熱室を連設して液槽内の液
    体を加熱する液体加熱装置において、前記熱室は、連通
    口を有する状態で複数の仕切板が平面視において千鳥状
    に設けられて、バーナーを連結した一つの燃焼室と複数
    の燃焼空気対流室とに区画され、前記燃焼室の底壁はバ
    ーナーより下流側が高くなる傾斜面を備え、前記燃焼空
    気対流室の底壁と前記燃焼室底壁とを連結して前記燃焼
    室および燃焼空気対流室の下方に空間断熱層が形成さ
    れ、前記燃焼室および燃焼空気対流室の前記連通口に対
    面する位置に燃焼空気導出板を取り付け、前記燃焼空気
    対流室は燃焼空気の温度降下に対応して順次下流側に向
    かって区画幅が減少する様に区画され、燃焼空気が前記
    連通口を介してジグザグ状に燃焼空気対流室を流れて、
    最下流の燃焼空気対流室に連結した該最下流の燃焼空気
    対流室開口断面積と略同一の開口断面積を有する排気通
    路により当該液体加熱装置外部に排出され、前記熱室上
    方の液槽底壁下面に燃焼空気の前記熱室内での流れに対
    応させて熱伝達媒体を連結してあることを特徴とする液
    体加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記燃焼空気対流室に燃焼空気を前記熱
    伝達媒体および液槽底壁に導くための変流板を設けるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液体加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記熱室上方の液槽底壁に前記燃焼空気
    の流れに対応した円弧状の凹入部を設け、該円弧状の凹
    入部を跨いで、燃焼空気を前記円弧状の凹入部に導出し
    且つ燃焼空気の熱エネルギーを前記液槽に伝える前記熱
    伝達媒体が連結されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の液体加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記燃焼室と燃焼空気対流室の底壁また
    は仕切り板側面に熱線放射板を取り付けたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の液体加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記変流板が熱線放射板で構成されるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の液体加熱装
    置。
JP05891999A 1999-03-05 1999-03-05 液体加熱装置 Expired - Lifetime JP4167773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05891999A JP4167773B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 液体加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05891999A JP4167773B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 液体加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000254012A true JP2000254012A (ja) 2000-09-19
JP4167773B2 JP4167773B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=13098245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05891999A Expired - Lifetime JP4167773B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 液体加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4167773B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012034963A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Osaka Gas Co Ltd 液体加熱装置
KR101184099B1 (ko) 2010-03-01 2012-09-18 키타노키카이 카부시키가이샤 음료수 공급기
JP2014155590A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Tanico Corp 液体加熱装置
KR101614892B1 (ko) * 2015-01-08 2016-04-22 범일산업 주식회사 열신축 기능을 갖는 가스 튀김기의 열교환기
CN107747868A (zh) * 2017-08-25 2018-03-02 苏州南北深科智能科技有限公司 一种太阳能硅片烧结炉的燃烧塔
KR101847644B1 (ko) * 2016-11-30 2018-06-07 린나이코리아 주식회사 튀김기 유닛
JP2018171407A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 大阪瓦斯株式会社 液体加熱装置
KR101948218B1 (ko) 2017-08-02 2019-02-13 (주)비단생 오븐 및 커피 로스팅 기능을 겸한 황토가마 구조

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101184099B1 (ko) 2010-03-01 2012-09-18 키타노키카이 카부시키가이샤 음료수 공급기
JP2012034963A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Osaka Gas Co Ltd 液体加熱装置
JP2014155590A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Tanico Corp 液体加熱装置
KR101614892B1 (ko) * 2015-01-08 2016-04-22 범일산업 주식회사 열신축 기능을 갖는 가스 튀김기의 열교환기
KR101847644B1 (ko) * 2016-11-30 2018-06-07 린나이코리아 주식회사 튀김기 유닛
JP2018171407A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 大阪瓦斯株式会社 液体加熱装置
KR101948218B1 (ko) 2017-08-02 2019-02-13 (주)비단생 오븐 및 커피 로스팅 기능을 겸한 황토가마 구조
CN107747868A (zh) * 2017-08-25 2018-03-02 苏州南北深科智能科技有限公司 一种太阳能硅片烧结炉的燃烧塔
CN107747868B (zh) * 2017-08-25 2024-03-19 苏州南北深科智能科技有限公司 一种太阳能硅片烧结炉的燃烧塔

Also Published As

Publication number Publication date
JP4167773B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999024768A1 (fr) Regenerateur a haute temperature pour chauffe-eau/refroidisseur d'eau a absorption
JP3629129B2 (ja) 液体加熱装置
JP2000254012A (ja) 液体加熱装置
JPS5821521B2 (ja) 液体気化装置
JP3805892B2 (ja) 温水ボイラ
CN208223267U (zh) 一种翅片及具有该翅片的全预混冷凝式换热装置
US2147609A (en) Direct fired oil heater
CN208171069U (zh) 新型全预混冷凝式换热装置
JP4205924B2 (ja) 給湯器用装置
EA029854B1 (ru) Парообразующее устройство
RU2273802C1 (ru) Водогрейный котел
CN208586329U (zh) 一种铝合金时效炉
JPS5930961B2 (ja) ボイラ
CN108413784A (zh) 新型全预混冷凝式换热装置
CN209541499U (zh) 换热板、换热器及换热装置
RU2232948C2 (ru) Отопительный котел
KR20060006159A (ko) 보일러용 평판형 연관
JP5749856B2 (ja) ガスバーナーシステム
JP2783864B2 (ja) 直焚高温再生器
JPS6132295Y2 (ja)
JP3762483B2 (ja) 液管対流式燃焼加熱炉
JPH024363Y2 (ja)
JPS5849774B2 (ja) 太陽熱利用熱交換装置
KR950000045Y1 (ko) 분리형 2회로식 온수보일러
KR200432038Y1 (ko) 전열핀 보일러

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term