JP2000253058A - 転送先決定処理装置 - Google Patents

転送先決定処理装置

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JP2000253058A
JP2000253058A JP5005799A JP5005799A JP2000253058A JP 2000253058 A JP2000253058 A JP 2000253058A JP 5005799 A JP5005799 A JP 5005799A JP 5005799 A JP5005799 A JP 5005799A JP 2000253058 A JP2000253058 A JP 2000253058A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コア網のエッジ装置間において転送すべき経路
の候補が複数存在する場合、集約フロー単位に、転送経
路を分散して決定する。 【解決手段】受信IPデータグラムからフロー識別情報
とアドレス情報を抽出するヘッダ抽出処理部と、前記ア
ドレス情報からマルチパス転送かシングルパス転送か判
定する経路解決処理部と、集約フロー情報のやりとりを
行うフロー管理部と、マルチパス番号とフロー識別情報
から決定される集約フローに対応する転送パスを記憶す
る集約フローテーブルと、全てのマルチパスと対応する
全ての転送パス情報と属性を記憶するマルチパステーブ
ルと、当該テーブル情報をもとに集約フローについて転
送パスを選択するパス選択処理部により転送パスを決定
し、当該転送パス情報を出力装置選択部より出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ネットワークの通
信装置に関し,特にデータグラムの転送経路が複数存在
するような場合に、最適な転送経路を選択する転送先決
定処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のネットワーク間、特に、L
AN同士を接続して、データグラムデータの中継を行う
装置としては、国際標準化機構(ISO;Intern
ational Organization for
Standard)で定められた、開放型システム相互
接続(OSI;Open System Interc
onnection)参照モデルにおける、データリン
ク層(特に、メディアアクセス副層:MAC)において
接続を行うブリッジ、さらにその上位層であるネットワ
ーク層において接続を行うルータ等の装置が知られてい
る。
【0003】また、昨今はインターネットの普及に伴
い、広域網でインターネット通信を行う需要が急増して
いる。
【0004】図12は、広域インターネット網の構成例
を示すブロック図である。
【0005】図12に示す広域インターネット網は、加
入者網である多数の企業内LANや、プロバイダ網と、
これら網間を接続し、ユーザーから送信されたIPデー
タグラムの中・長距離転送を行うコア網から構成されて
いる。
【0006】図に示すコア網は、主に大規模な公的通信
事業者(キャリア)などにより運営され、企業網やプロ
バイダ網を接続する国内外から集中するインターネット
トラフィックについて、IPデータグラムの宛先へ転送
を行うインターネットの主要部分を構成する広域網であ
る。
【0007】そして、エッジ装置とは、企業網やプロバ
イダ網を接続するための中継点にある装置であり、コア
網に対する入り口に配置される。
【0008】コア網は、複数の通信装置より構成され、
例えば高速ルータや、ATM伝送を行う網であればAT
M交換機(ATM−SW)等で構成される。
【0009】また、コア網におけるデータ通信は、送り
元のエッジ装置から、受信したIPデータグラムについ
て、送り先のエッジ装置までの通信経路を決定し、さら
に各中継する通信装置で適切な転送先へ転送していくこ
とにより実現される。
【0010】中継する通信装置では、予め装置内で備え
る転送先決定用のルーティングテーブル情報に基づき、
ネットワークを介して受信される受信データグラムを、
次にどの装置に転送すべきかを判定する必要がある。
【0011】この判定処理は、一般に、受信データグラ
ムデータに含まれるアドレスフィールドで示されるアド
レスにもとづいて、受信データを、どの装置に転送すべ
きかを判定するものである。
【0012】例えばルータでは、受信したデータグラム
の宛先IPアドレスを参照して、次にどのルータ又は端
末に対してデータグラムを送信すべきかを判定する。従
来は、宛先IPアドレスに対する転送先は一意に決まる
ものであった。
【0013】しかし、今後、より高度なサービスを提供
するために、データグラムの転送先の経路候補が複数存
在し、ネットワークの負荷等に応じて、転送経路を選択
するような機能が、各ネットワーク機器にも必要になっ
てくると予想される。
【0014】そして、ネットワーク内の特定の経路に偏
ることなく、トラフィックを平準化するため転送先を柔
軟に決定する必要がある。
【0015】また従来、クライアントからのリクエスト
に応じ、実際の処理を実行する複数のサーバを有するク
ライアント/サーバシステムにおいて、これらサーバの
前段に配置され、転送するサーバの負荷に応じてクライ
アントのリクエストを振り分けるような装置があった。
そして、そのような負荷分散方式の一つとして、特開平
10−198642号公報に開示されているサーバ装置
があげられる。以下、上記従来の技術を図面を用いて説
明する。
【0016】図14は従来の技術を説明するためのクラ
イアント/サーバシステムの説明図である。図14
(a)は、クライアントからのリクエストを受信し、後
段の複数のサーバに振り分けを行うフロントエンドサー
バ(FEP)と、クライアントからのリクエストに対す
る実際の処理を行う複数のバックエンドサーバ(BE
P)からなるサーバ構成であり、前記FEPサーバは、
要求されたサービスの種類に応じて、リクエストの転送
先ノードを決定し、負荷分散を考慮して、適切なBEP
に転送を行う。ここで、IPデータグラムの流れをフロ
ーと呼び、送信元、送信先IPアドレスやプロトコル、
TCP/UDPポート番号等により、各フローを識別す
る。
【0017】そして、転送先の決定を行う際、IPv4
データグラムにおけるフローを一意に識別するための情
報である、IPヘッダ内の送信元IPアドレスと送信元
ポート番号に対し、転送先であるBEPノード識別子情
報をテーブルに登録・管理することによりフロー単位で
一意に転送先が決定可能なように制御を行っている。
【0018】図14(b)は、クライアント毎に割り当
てたリクエストの転送経路を記録した割当て済み転送経
路一覧表である。そして、リクエストの宛先としてのポ
ート番号等を使用するサービス識別子、ソースIPアド
レスとソースポートのポート番号等を使用するサービス
識別子、そして、転送先のBEPノードのIPアドレス
等を使用する転送先BEPノード識別子が設けてある。
【0019】そして、クライアントがリクエストをFE
Pサーバに対し送ると、前記割当て済み経路一覧表を用
いて、リクエストしたクライアントの識別子であるソー
スIPアドレスとソースポート番号と、要求したサービ
スを示すレイヤ4のデステネーションポート番号のペア
をキーとして、割り当てられている転送先のBEPノー
ドの識別子をサーチし、転送先BEPノードを決定す
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術である特開
平10−198642号公報における発明では、フロー
を一意に識別するための情報であるIPアドレスとレイ
ヤ4のポート番号と、転送先の情報の組み合わせをテー
ブルに登録することにより、転送先のサーバの振り分け
を行い、負荷分散を実現している。
【0021】しかし、この方式では、コア網のルータに
おいてネットワーク経路の振り分けを行う場合や、サー
ビスを行うクライアントやサーバの数が増加した場合に
は実現が困難である。
【0022】なぜなら、フローを一意に識別するための
情報に対する転送先の情報を全て登録しているため、対
象となるフローが増加してくるとメモリ量が膨大にな
る。また、すでにフローに登録されているかどうかを検
索するための時間も増大してしまうからである。
【0023】本発明では、ネットワークレベルでの負荷
分散を行うために、データグラムの転送先として複数の
転送先候補が存在する場合に、同一の集約フローを同一
の転送先に転送しながら、各集約フロー毎に転送先の振
り分けを行い、負荷分散を実現する。
【0024】その際、コア網における装置のような膨大
なフローの発生が予想される場合にも、負荷分散処理を
可能とするために、少ないメモリ容量で高速にフローと
転送先を対応づける仕組みを導入することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明における転送先決
定処理装置は、データグラムのヘッダ内に含まれるフロ
ーを判別可能な情報の一部分のみを利用して、ある一定
の集約したフロー単位で、転送先、もしくは、転送先へ
の経路を決定することにより、フロー毎に転送先を決定
するものである。
【0026】すなわち、本発明の転送先決定処理装置に
おいては、フローと転送先経路を対応づけるテーブルに
置いて、前記フローを判別可能な情報の一部分より決定
される集約されたフロー毎に転送先経路を格納してお
り、必要なメモリ容量が削減される。また、ここでいう
集約されたフローとは、同一の品質で同一エッジ装置に
転送するデータグラムの集合であり、コア網の運用管理
方法によって例えば、特定のユーザー単位や、通信サー
ビスレベル等あらかじめ決められた集約フローとしてグ
ループ化する為のグループピング情報により、その単位
を設定される。
【0027】たとえば、集約フローの具体的な設定例
は、同一の品質で同一エッジ装置に転送するデータグラ
ムの集合とすることができるが、ただし、トラフィック
制御の柔軟性をあげるために同一エッジ装置へ転送する
トラフィックであってもあえて複数の集約フローと設定
することにより複数の回線にトラフィックを振り分ける
制御を行うことが可能である。
【0028】また、具体的にいくつのフローに分けるか
ということはキャリアの運用方針に応じて設定され、一
般にIPアドレスとQOS要求で識別可能なフロー数 <
集約フロー数 < 同一QOS, 同一エッジ装置という関係
がある。
【0029】本発明の転送先決定処理装置は、受信した
IPデータグラムのアドレス情報から、当該データグラ
ムの転送先が一意に設定されるシングルパスなのか、複
数の転送先から適切な転送先を決定するマルチパスなの
か判別する手段と、当該データグラムについてマルチパ
スの転送先を決定する場合、当該データグラムのQOS
情報を反映するフロー識別情報との組み合わせで、転送
先を決める単位である集約フローを判別し、当該集約フ
ロー別に転送すべきパスを登録記憶する集約フローテー
ブルを参照し、転送先を決定する手段と、当該集約フロ
ーに対応する情報が集約フローテーブルに登録されてい
ない場合は、各マルチパスを構成する複数の転送パスを
すべて記憶するマルチパステーブルから、各転送パスの
設定順序、トラフィック情報を読み出し、これら情報か
ら、1転送パスを決定し、これをもとにデータグラムの
転送を行うとともに、当該決定した集約フローに対する
転送パスを集約フローテーブルに登録し、以降受信した
集約フローについては、前記集約フローテーブルを参照
し転送先を決定する手段を有する。
【0030】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照し詳細に説明する。
【0031】本発明のデータグラム転送装置は、インタ
ーネット網のエッジ装置またはコア網内の通信制御装置
に実装され、受信したデータの転送先を決定し、送信を
行うものである。
【0032】図1は、本発明における第1の実施の形態
を示すデータグラム転送装置4のブロック図である。
【0033】データグラム転送装置4は、受信したIPデ
ータグラムのプロトコルを終端する受信側のプロトコル
終端装置と、当該IPデータグラムについて、転送先を決
定する転送先決定処理装置および、決定された転送先に
IPデータグラムを送信するための送信側のプロトコル
終端装置より構成される。
【0034】すなわち、本実施の形態のデータグラム転
送装置4は、複数の受信側のプロトコル終端装置2a,
2b,2c,・・・2n 及び、送信側のプロトコル終
端装置3a,3b,3c,・・・3nとおのおののプロ
トコル終端装置を接続する通信先決定処理装置1とから
構成されている。
【0035】そして、プロトコル終端装置2a,2b,
2c、・・・2nは、受信したデータグラムに関してI
P層などのレイヤ3以下の終端を行い、通信先決定処理
装置1へデータグラムを転送する。
【0036】転送先決定処理装置1は、プロトコル終端
装置2a,2b,2c,・・・2nより受信したデータ
グラムに含まれる宛先アドレスを参照して転送先を決定
し、対応するプロトコル終端装置3a,3b,3c、・
・・、3nへ転送する。
【0037】特に転送先の候補が複数存在する際には、
受信したデータグラムに含まれるフローを識別可能なフ
ロー識別情報の一部分と、転送先を対応づけることによ
り、複数の転送先への転送を実現する。
【0038】プロトコル終端装置3a、3b、3c、・
・・3nは、転送先決定処理装置1よりデータグラムと
転送先を規定する情報を受信すると、該転送先を規定す
る情報に基づきレイヤ3以下の設定を行い、該データグ
ラムを外部ネットワークへ転送する。
【0039】プロトコル終端装置3a、3b、3c、・
・・3nは、論理的には、複数のプロトコル終端装置に
より構成されるが、物理的には、各プロトコル終端装置
の全て、またはいくつかは同一のハードウエア回路で構
成されていても良い。
【0040】具体例をあげるとレイヤ2がATMである
場合、VP(Virtual Path)毎に仮想的な
宛先とのパスが張られるため、論理的にはそれぞれのV
Pを一つのプロトコル終端装置により終端するが、物理
的には一つの物理回線を終端する装置が複数のVPを終
端している場合が考えられる。
【0041】受信側のプロトコル終端装置2a,2b,
2c,・・・2nと送信側のプロトコル終端装置3a,
3b,3c、・・・3nは、論理的には受信、送信と別
の機能を有するが、物理的にはそれぞれが同一のハード
ウエアで構成されており、双方向通信をサポートするも
のであっても良い。
【0042】図1の例では、データグラム転送装置4が
1つの転送先決定処理装置1を有するが、図2に示すよ
うに、プロトコル終端装置2a,2b,2c,2dがそ
れぞれ専用の転送先決定処理装置1と1:1で接続され
る構成もありうる。
【0043】図3は、上記転送先決定処理装置1の構成
例を示すブロック図である。
【0044】受信したIPデータグラムについて転送先の
決定を行う転送先決定処理装置1は、ヘッダ抽出処理部
10と経路解決処理部11とフロー管理部12とパス選
択処理部13と出力装置選択部14と集約フローテーブ
ル120、マルチパステーブル130より構成される。
【0045】以下に、各処理部での処理の概要を説明す
る。
【0046】プロトコル終端装置2a,2b,2c,・
・・2nのいずれかよりIPデータグラム(D)が入力
されると、ヘッダ抽出処理部10は当該データグラム
(D)のヘッダから転送経路を決定するための宛先IP
アドレス(A)と、フローを識別するためのフロー識別
情報(F)を抽出する。
【0047】そして、宛先IPアドレス(A)は転送先
経路の解決を行うため、経路解決処理部11へ、フロー
識別情報(F)は、フローを識別する為、フロー管理部
(12)へ出力する。抽出するフローを識別するための
フロー識別情報(F)とは、IPデータグラム(D)の
ヘッダ情報の、フローラベルフィールドに格納される値
の特定のビットにより判別できるものとする。フローラ
ベルの全てを、読み取る必要はなく、転送振り分けに必
要な、いくつかのビットを格納する部分のみ読み取る。
たとえば、現行のIPv4におけるIPアドレスの枯渇
に対処する為、アドレス領域を128ビットに拡張した
IPv6では、詳細は図4を用いて後述するが、ヘッダ
情報に、フローを識別する為のフローラベルフィールド
を持つ。本発明において、IPv6ヘッダにおいてフロ
ーを一意に識別するためフローラベルのフィールド20
ビットに格納されている全情報を抽出する必要は無く、
複数パスへの転送振り分けを実行する際に必要な、あら
かじめ定められた一部分の情報のみでよい。発明の実施
例は、主にIPv6プロトコルに基づくIPデータグラ
ム転送について説明する。
【0048】宛先IPアドレス(A)が入力された経路
解決処理部11では、宛先IPアドレス(A)によっ
て、受信したデータグラムをどこに送信するか転送先経
路の解決を行う。
【0049】そして、解決する転送先経路には転送先が
一意に決まるシングルパスと、転送先の候補が複数存在
し、どの転送パスに送るか決定を行う必要のあるマルチ
パスであるかによって、以降の処理は異なる。
【0050】ここで、シングルパスとマルチパスの概念
について図13を用いて説明する。
【0051】図13は、シングルパスとマルチパスの概
念について説明するための説明図である。
【0052】図13において、エッジ装置E1と接続す
る企業内LAN:L1に属する端末T10から、コア網
とエッジ装置E4で接続する別の企業内LAN:L2に
属する端末T20とインターネット通信を行う場合につ
いて考える。また、同様に、LAN:L3に属する端末
T30もエッジ装置E3とエッジ装置E4を介して端末
T20と通信を行うものとする。
【0053】シングルパスであるかマルチパスであるか
の設定は、コア網の運用管理者により、例えば、特定の
エッジ装置間を転送するデータについて設定される。こ
のような場合、宛先のエッジ装置は、IPデータグラム
内の宛先IPアドレスより特定できる為、宛先のIPア
ドレスを参照することによりシングルパスか、マルチパ
スかを識別可能である。そして、マルチパスは、特に重
要な回線や輻輳が予想される区間に対して設定される。
【0054】たとえば、L1と接続するエッジ装置E1
からL2と接続するエッジ装置E4に向かうデータにつ
いて、トラフィック分散または障害の迂回路として複数
の転送先を定めておき、L1とL2間の通信には、コア
網の状況に応じ、複数の経路のいづれかを選択し得るマ
ルチパスの設定を行っておくことによって、より安定し
たデータ通信サービスを提供することが可能となる。
【0055】具体的に説明すると、エッジ装置E1は、
L1に属する端末T10からのデータを受信すると、本
発明の転送先決定処理装置によって最適と判断される転
送パスの方路に、データの送信を行う。中継装置である
N1,N2,N3においても、その宛先より予め決めら
れた方路に転送していくことにより、エッジ装置E4を
介し、端末T20に送信することができる。
【0056】一方、LAN:L3と、LAN:L2間
は、シングルパスで通信すると取り決めてある場合、転
送先は一意に決定される。
【0057】すなわち、上記LAN:L3とL2間の通
信は、必ずE3とN5とN6とE4を経由するものとす
ると、L3に属する端末T30からデータを受信したエ
ッジ装置E3は、転送先として、N5に対して送信し、
図13に示すP4の経路でのみ通信を行うこととなる。
【0058】このように、受信したデータの宛先IPア
ドレスに対応して、運用上あらかじめシングルパスで転
送するか、マルチパスで転送を行うか、本発明の転送先
決定処理装置を有する各エッジ装置は識別することがで
きる。
【0059】すなわち、転送先決定処理装置では、受信
したデータグラムについて、宛先IPアドレス毎にシン
グルパスで転送するかマルチパスであるか、予め、ネッ
トワークの運用管理者によって登録された情報を参照す
る。このIPアドレス情報から転送するシングルパスや
マルチパス番号を識別する方法は、転送先決定処理装置
を実装するエッジ装置等において各ユーザーのアドレス
情報と転送パスをシングルパスあるいはマルチパスで送
信を行うか、対応情報を記憶するテーブルを保持し、受
信したデータグラムのアドレス情報から上記テーブルを
参照することにより識別する方法で実現される。すなわ
ち、あらかじめ、加入者であるユーザーと、キャリア間
で取り決めた識別情報により、あらかじめ決まったIP
アドレスもしくは、IPネットワークアドレス毎に、シ
ングルパスで転送するか、マルチパスで転送するか、登
録した対応表(図示せず)をエッジ装置内に記憶してお
き、受信したIPデータグラムの宛先IPアドレスか
ら、上記対応表を参照してシングルパスで転送するか、
マルチパスで転送するか決定を行うものである。また、
IPデータグラムのヘッダ情報にシングルパスとして転
送するか、マルチパスとして転送先を決定するか識別す
る為の情報を載せて加入者から送信し、転送先決定処理
装置は当該情報を読み取ることにより識別する方法も、
運用により可能である。
【0060】こうして、図3に示す転送先決定処理装置
1内の経路解決処理部11は、宛先IPアドレス(A)
より、その転送先が一意に決定できるシングルパスであ
るか、複数の転送先を持つマルチパスであるかを判別す
ることができる。また、各マルチパスは、コア網で運用
上識別できるマルチパスの識別番号であるマルチパス番
号が設定されている。
【0061】そして、経路解決処理部11において、宛
先IPアドレス(A)より、転送先がシングルパスであ
ると判別した場合、転送先は一意に決定できるので、出
力装置選択部14に対して当該宛先IPアドレス(A)
に対応する転送パス(P)を出力する。
【0062】また、転送先がマルチパスであると判別さ
れるような場合は、複数の転送パスの候補が存在するた
め、どの転送パスを使用するか決定を行う。
【0063】以下、受信したデータグラム(D)の転送
先がマルチパスの場合の転送先決定を行う処理について
具体的に説明する。
【0064】受信したデータグラム(D)から抽出した
宛先IPアドレス(A)より、転送先がマルチパスであ
ると判別された場合、経路解決選択部11は、マルチパ
スを有する経路を識別するための情報であるマルチパス
番号(N)を抽出し、フロー管理部12に対して出力す
る。
【0065】フロー管理部12は、マルチパス番号
(N)が入力されると、ヘッダ抽出処理部10より入力
されたフロー識別情報(F)とマルチパス番号(N)よ
り、集約フローテーブル120を参照し、フロー識別情
報(F)とマルチパス番号(N)の組に対応する転送パ
ス(P)が登録されていないかを調べる。
【0066】集約フローテーブル120では、マルチパ
ス番号(N)と、フロー識別情報(F)の組み合わせに
対する転送パスが記憶されており、フロー管理部12か
ら通知されたフロー識別情報(F)とマルチパス番号
(N)の組に対する転送パス(P)が記憶されていれ
ば、これを読み出し、フロー管理部12に通知を行う。
フロー管理部12では、転送パス(P)が集約フローテ
ーブル120から通知された場合、出力装置選択部14
に当該転送パス(P)を出力することにより、受信した
IPデータグラムの転送先の決定と送信が行える。
【0067】また、集約フローテーブル120に、当該
マルチパス番号(N)とフロー識別情報(F)に対応す
る転送パス(P)が記憶されていない場合、集約フロー
テーブル120から、その旨の通知を受けると、フロー
管理部12は、パス選択処理部13にマルチパス番号
(N)とフロー識別情報(F)を出力する。
【0068】集約フローテーブル120は、前述のとお
り、マルチパス番号(N)とフロー識別情報(F)に対
応する転送パス(P)を記憶するものであるが、これら
テーブルに記憶した情報は、フロー管理部より一定時間
以上、読み出されなかった場合は、集約フローテーブル
120から削除を行う。
【0069】このような集約フローテーブル120に対
応する転送パスが存在しない場合の他の例として、ネッ
トワークの運用初期や、設備増設や変更時等において、
当該IPデータグラムに関するデータ転送が行われてお
らず、集約フローテーブルに、まだ転送先情報が登録さ
れていない場合などがある。
【0070】上記のように集約フローテーブル120に
該当する転送パス情報が記憶されていない場合、パス選
択処理部13は、フロー管理部12から、マルチパス番
号(N)と、フロー識別情報(F)を通知されると、マ
ルチパステーブル130を参照し、マルチパス番号
(N)として設定されている複数のパスの中から1つの
転送パス(P)を決定し、出力装置選択部14へ出力を
行う。
【0071】また、パス選択処理部13は、集約フロー
テーブル120に、マルチパス番号(N)とフロー識別
情報(F)で定まるテーブルエントリとして決定した当
該転送パス(P)の登録を行う。これにより、以降、当
該転送パス(P)と同じアドレス情報とフロー識別情報
を有するIPデータグラムが受信された場合、集約フロ
ーテーブル120の情報を参照して、転送パスの解決が
なされることになる。
【0072】こうして、出力装置選択部14では、転送
パス(P)とデータグラム(D)を受信すると、転送パ
ス(P)から転送するプロトコル終端装置3を決定し、
該プロトコル終端装置3に転送パス(P)とデータグラ
ム(D)を出力する。
【0073】次に、IP網における本発明の適用例を図
5に示す。
【0074】図5は、第1の実施の形態における、本発
明のルータ網への適用例を示す説明図である。
【0075】ルータ網は、複数の端末(T3、T4、…
・)からのIPデータを転送するデータ中継装置である
複数のルータ(1a、1b、…、1f)から構成され
る。
【0076】そして、図5のコア網がIP網である場合
は、転送パスは、転送先の候補である各データ中継装置
のIPアドレスであり、そのIPアドレスから得られる
MACアドレスとなる。すなわち、IP網では、各ルー
タは、着信先のIPアドレスと、次に転送すべき隣接す
る中継装置のIPアドレス情報等を記憶するルーティン
グテーブルを持ち、個々のネットワークに到達するため
の経路情報を有している。
【0077】よって、本発明をルータ網に適用する場合
には、転送パス情報は、隣接するデータ中継装置に関す
るIPアドレスやMACアドレスになる。
【0078】次に、IP over ATM網における
本発明の適用例を図6に示す。
【0079】図6は、本発明のIP over ATM
網への適用例を示す説明図である。
【0080】IP over ATM網とは、ATMア
ドレスによって設定されるATMコネクションを使用し
て、IPデータグラムの通信を行う通信網である。
【0081】図6におけるIP over ATM網
は、端末側のIP網とデータ中継装置、ATM網を構成
するATM−SWより構成される。
【0082】この場合、データ中継装置がIP網とAT
M網を接続し、IP over ATMのサービスを提
供するエッジ装置の位置にある場合は、転送パス(P)
は、転送先のデータ中継装置との間に張られるVP(V
irtual Path)であるか、もしくは、VC
(Virtual Circuit)である。
【0083】すなわち、ATM網では、図6に示すよう
にあるデータ中継装置(1a)から、あるデータ中継装
置(1b)にいたる経路自体にATMコネクション(p
1、p2、p3)が設定される為、IP over A
TM網における本発明の転送パス情報は、VPI/VC
I番号で区別されるATMコネクション識別子情報に相
当する。
【0084】ここで、図5に示したルータ網と、図6に
示したIP over ATM網への適用方法について
比較すると、図5の例のルータ網における転送パスは、
転送先の隣接する装置と、そのインタフェースを規定す
る情報であるIPアドレスやMACアドレスであった
が、図6のIP over ATM網の例での転送パス
は、転送元から転送先までの通過する道順を規定する情
報であるVP(Virtual Path)/VC(V
irtual Circuit)番号である。
【0085】以上に説明したように適用するネットワー
クによって、転送パス(P)の意味づけは異なってくる
が、負荷分散やトラフィックの輻輳制御を行うため、各
ノードにおいて転送先の装置もしくは、転送先の装置へ
の経路が複数存在するような構成において、本発明は適
用可能である。
【0086】次に、第1の実施の形態の通信先決定処理
装置1について、レイヤ3がIPv6である場合に関し
て、フロー識別情報(F)の内容、及び、複数の転送パ
ス(P)とフロー識別情報(F)をどのように対応づけ
るかに関して、より具体的に説明する。
【0087】IPv6とは、現行のIPv4プロトコル
(32ビット)に代わる128ビットのIPアドレスフ
ィールドを持つプロトコルであり、データグラムヘッダ
中のフローIDへのサポートが組み入れられ、ネットワ
ークがフローを認識するのに使用される。
【0088】これは、VPI/VCIがATMセルのス
トリームを認識するのに使われるのと同様である。
【0089】IPv6ヘッダのフォーマットを図4に示
す。
【0090】IPv6のフローラベルフィールドは、I
Pのフロー番号を一意に識別しうる為の番号が格納され
る。コア網にてデータの中継を行う通信装置では、その
データグラムの送信IPアドレス番号と、IPv6のフ
ローラベルで、フローを識別することができる。
【0091】これは、従来のIPv4フローでは、IP
src address, TCP src por
t番号、IP dst address, TCP d
stport番号の4つの組でフローを識別していたた
め、IPの上位レイヤであるTCPレイヤを参照しなけ
ればフローを判別することは出来なかったが、IPv6
ではレイヤ4を参照することなくIPレイヤフローを識
別可能となるという特徴がある。
【0092】また、次ヘッダ識別子フィールドには、I
Pのペイロード部分にどのようなプロトコルがのってい
るかを識別する為のものであり、IPの拡張ヘッダ,T
CP,UDP,ICMP等がある。
【0093】次に、IPv6のデータグラムを受信した
場合の具体的な例について説明する。
【0094】転送先決定処理装置1の経路解決処理部1
1では、宛先IPアドレス(A)として、IPv6ヘッ
ダ内の宛先IPアドレス(A1)を利用して、転送先経
路の解決を行う。
【0095】そして、ヘッダ抽出処理部10では、フロ
ー識別情報(F)として、IPv6ヘッダ内のフローラ
ベルの下位8ビット(F1)を抽出する。抽出されたフ
ロー識別情報(F)は、フロー管理部12を経由し、集
約フローテーブル120へ転送される。
【0096】集約フローテーブル120の例を図7に示
す。
【0097】図7は、集約フローテーブルの構成例であ
る。
【0098】集約フローテーブル120はマルチパス番
号(N)とフローラベルの特定ビットの値から転送パス
(P)を解決する。
【0099】アドレス部の上位8ビットにマルチパス番
号を、下位8ビットにフローラベル下位8ビット情報
を、そしてデータ部に転送パス(P)の情報を記録する
ものとすると、フロー管理部12は、読み出すアドレス
を単純にマルチパス番号(N)とフローラベルの下位8
ビット(F1)から決定することが出来る。
【0100】次に、図8にマルチパステーブルの構成例
を示す。
【0101】マルチパステーブルでは、マルチパス番号
(N)と当該マルチパスとして登録されているパスのエ
ントリ数(ND1)と、実際のパス情報へのポインタ
(ND2)を記憶している。そして当該ポインタ(ND
2)からパスエントリ数(ND1)分のパスの情報が格
納されている。
【0102】パスの情報とは、データを転送する際に必
要となる転送パス情報(P)と各パス毎に転送する割合
を示したパス転送割合(PR)より構成される。
【0103】パス選択処理部13は、マルチパス番号
(N)より得られた転送パス(P)とパス転送割合(P
R)の組である複数パス情報(PP)より、最適と判断
できる一つの転送パス(P)を選択する。
【0104】次に転送パス(P)の選択方法の一例を説
明する。パス選択処理部13は、各マルチパス番号
(N)毎にパスの割り当て順序を決定する。
【0105】例えばマルチパス番号(N)が1の場合
は、パス1−1,パス1−2,パス1−3を2:4:3
の比で出力する必要がある。よって、たとえば、マルチ
パス番号(1)が入力される度に、転送パスの一定の設
定順を定めておき、その順にパス1−1,パス1−2,
パス1−3,パス1−2、パス1−3、パス1−1,パ
ス1−2、パス1−3、パス1−2、以下繰り返しの順
番で新規集約フローを受信する毎に転送パス(P)を決
定することにより、2:4:3の比でデータグラム
(D)を転送することが可能である。
【0106】以上、集約フローテーブルおよびマルチパ
ステーブルの実施例について説明したが、IPv6を利
用する場合のフロー識別情報(F)は、必ずしもフロー
ラベルの下位8ビットである必要はなく、フローラベル
の上位8ビットであっても良いし、IPヘッダ内の送信
元IPアドレスの下位4ビットとフローラベルの下位4
ビットという組み合わせでも良い。または、他の簡易な
演算によって得られるものであってもよい。
【0107】また、識別情報のビット数も、より細かい
精度で振り分けを実施したい場合には、ビット数を多く
すれば良く、実装規模を小さくしたい場合にはビット数
を少なくすれば良い。
【0108】本発明では、フロー識別情報(F)とし
て、フローを一意に識別するために必要な情報である、
宛先IPアドレス128ビットとフローラベル20ビッ
トの全ての情報を使用せずに、例えばフローラベルの特
定のビットの値(たとえば下位8ビット)のみで規定さ
れる集約したフロー(SF)毎に転送先を決定すること
により、テーブル規模を縮小し、検索を簡易化している
という特徴がある。
【0109】次に第2の実施の形態について説明する。
【0110】本実施の形態では、別途設けたトラフィッ
ク計測手段によって、実際に各転送パス(P)毎に転送
しているトラフィックを計測した計測値を用い、パス選
択処理部13において、転送パスを決定する際、各転送
パス(P)毎に要求されているトラフィック容量に対
し、もっともトラフィック量の少ない、すなわち空き容
量の大きい転送パス(P)を選択する。
【0111】ここで、適用するネットワークによって、
転送パスについての具体的なトラフィック計測手段は異
なり、たとえば、各プロトコル終端装置において、各転
送パスに対し送信するIPデータグラム数を単位時間毎
に集計をおこなう方法がある。
【0112】ただし、ATMのコネクションのような場
合は、あるエッジ装置から送信先のエッジ装置に到る経
路全体について、データグラムを転送することが可能な
転送パスのトラフィック情報を求める必要があるため、
コア網全体の経路のトラフィックを計測する管理装置な
どが別途存在し、当該管理装置から、各エッジ装置に各
々の収容する転送パスについてのトラフィック情報を通
知してもらい、転送パスについての計測値を知る方法が
ある。以上のようなトラフィック計測手段によって、デ
ータグラム転送装置4では、各転送パス(P)につい
て、一定の時間毎に計測したトラフィック情報を取得す
る。そして、図8のマルチパステーブル構成のパス転送
割合(PR)に替えて、転送パス(P)毎のトラフィッ
ク情報を書き込み逐次更新を行う。
【0113】図9は、本発明の第2の実施の形態におけ
るマルチパステーブルの構成例である。
【0114】図9に示すように、第2の実施の形態にお
いては、マルチパステーブルは、各マルチパスに対応す
るパスエントリ数分のパス情報が格納されているが、当
該パス情報とは、データを転送する際に必要となる転送
パス情報(P)と、各パス毎のトラフィック計測値、お
よび各転送パスに対して割り当てられているトラフィッ
ク容量より構成される。
【0115】そして、新たに受信したIPデータグラムの
転送先を決定する際に、当該トラフィック情報を反映し
たマルチパステーブルを参照し、そのマルチパス番号に
対してエントリされている転送パスのうち、最もトラフ
ィック容量に空きのある転送パスを選択し、転送パスの
決定を行う。
【0116】このように、実際に計測しているトラフィ
ック情報を用いて転送パス(P)を決定することにより
要求されたトラフィック容量に応じて適切にデータグラ
ムを転送することが可能となる。
【0117】すなわち、本実施の形態では、マルチパス
テーブル130の転送パスについての属性として、トラ
フィック情報を記憶し書き込み、また、各転送パスにつ
いて随時計測されたトラフィック情報を随時更新してお
く。
【0118】そして、転送パスの決定を行う際に、マル
チパステーブルの情報を参照し、候補となる転送パスに
ついて、最も輻輳度の低い、すなわち容量に空きがある
転送パスを選択し、転送パスを決定することにより、マ
ルチパスとして登録されている複数のパス間のトラフィ
ック量を平準化して、転送先を決定することができる。
【0119】たとえば、図9に示す例において、マルチ
パス番号(1)にエントリされている転送パスがパス1
−1、1−2、1−3の3つあり、各々の転送パスに割
り当てられているトラフィック容量が10Mbpsだと
する。そして、新規集約フローの転送パスを決定する場
合、パス選択処理部13は、マルチパスパス1−1とパ
ス1−2とパス1−3と、それぞれのトラフィック計測
値と割り当てられているトラフィック容量を複数パス情
報(PP)として取得し、これらの転送パス候補のう
ち、当該転送パスに割り当てられているトラフィック容
量と比較して、空き容量が最も大きい転送パスであるパ
ス1−3を当該集約フローに属するIPデータグラムの
転送パスとして選択する。
【0120】また、候補となる転送パスのトラフィック
計測値が、割当て容量を越えるような輻輳状態にあるパ
スについては、輻輳状態が改善されるまで、新規の集約
フローの転送パスとして選択は行わない。
【0121】そして、集約フローテーブルには、その時
選択した転送パスを当該マルチパスについて登録を行
う。
【0122】次に第3の実施の形態について説明する。
【0123】第3の実施の形態は参照するマルチパステ
ーブルについて、第1の実施の形態と第2の実施の形態
を組み合わせたものである。つまり、通常は、第1の実
施の実施の形態におけるマルチパステーブルの実施方法
に従い、予め定めた転送比に従って一定の順番で、パス
選択処理部11にて、各転送パスの決定を行っていく
が、当該マルチパスに含まれる転送パスについて、計測
したトラフィック量の値が、著しく多いような場合、当
該転送パスの設定をとばして、次に選択する順番になっ
ている転送パスを設定していくものである。すなわち、
パス選択処理部13において、基本的な転送パス(P)
の決定は、第1の実施の形態に基づき、決められた順序
で、新たに転送先を決定すべき各集約フロー(SF)に
割り当てて行くが、ある転送パス(P)が、設定された
トラフィック容量に比べて著しく少ないと判断した場合
には、該転送パス(P)の順番でなくても該転送パス
(P)を選択し、ある転送パス(P)が、設定されたト
ラフィック容量に比べて著しく多いと判断される場合
は、該転送パス(P)の順番においても該転送パス
(P)を選択せずに、次の順番の転送パス(P)を選択
するようにする。
【0124】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。
【0125】第4の実施の形態では、マルチパスに関す
る受信データグラムについて、転送先を決定する為に集
約フローテーブルだけを参照するものである。
【0126】すなわち、本実施の形態ではマルチパステ
ーブルを別に設けず、マルチパス番号とフロー識別情報
の組み合わせにより決定される集約フローテーブルに、
あらかじめ、マルチパスとして候補となる転送パス情報
を、その転送比に応じてすべてを登録して集約フローを
構成しておくことにより、集約フローテーブルのみを参
照して、転送パスを決定するものである。
【0127】本発明の第4実施の形態の、通信先決定処
理装置50の構成を示すブロック図を図10に示す。
【0128】第4の実施の形態における通信先決定処理
装置50は、ヘッダ抽出処理部10,経路解決処理部1
1,フロー管理部52,出力装置選択部14、集約フロ
ーテーブル520より構成され、既に説明した図3に示
す実施の形態との違いは、マルチパステーブル130と
パス選択処理部13がないことである。
【0129】また、図10の構成において、ヘッダ抽出
処理部10と経路解決処理部11と出力装置選択部14
は、通信先決定処理装置1のものと同一の機能を持つの
で詳細な説明は省略する。
【0130】図10において、受信したIPデータグラム
について、フロー識別情報と、宛先IPアドレスを抽出す
ると、当該IPデータグラムについての転送先が、マルチ
パスとして設定されている場合において、フロー管理部
52は、マルチパス番号(N)とフロー識別情報(F)
が入力されると、集約フローテーブル520のみを参照
し、転送パス(P)の決定を行う。
【0131】図11に集約フローテーブル520の構成
例を示す。集約フローテーブル520には各マルチパス
番号毎に、負荷分散を行うために要求されている比に対
応するようにパス情報があらかじめ書き込まれているも
のである。
【0132】例えば、マルチパス番号(N)が1の経路
に関して、転送パス(P)としてパス1−1とパス1−
2が2:1の比で転送すべきであったとする。
【0133】その際、マルチパス番号1のデータ領域に
パス1−1、パス1−1,パス1−2の順番で、集約フ
ローテーブル520の全てのデータ領域を埋めることに
より、全てのフローに対して転送パス(P)を決定する
ことが可能である この第4の実施の形態では、パス選択処理部13が必要
でないため、第1の実施の形態や第2の実施の形態と比
べ転送先決定処理装置1の回路規模、メモリ容量を削減
することが可能である。
【0134】また、第4の実施の形態においても、第2
の実施の形態と同様に、各転送パス(P)毎に転送して
いるトラフィック量を計測しておき、ある転送パス(P
−10)が、設定されているトラフィック容量よりも多
いことを検出した場合には、集約フローテーブル520
内の当該マルチパスに対する該転送パス(P−10)の
部分のいくつかを、別の転送パスに変更を行い、ある転
送パス(P−11)が、設定されているトラフィック容
量よりも少ないことを検出した場合には、集約フローテ
ーブル520内において、転送パス(P−11)と同一
のマルチパス番号(N)である転送パス(P−11)で
ない、別のマルチパス番号に対応するデータ領域のいく
つかの転送パス(P−11)に変更することにより、よ
り正確に負荷分散を実現することが可能である。
【0135】そして、集約フローテーブル520の情報
の更新は、図示しないが、転送先決定処理装置50内の
制御を行う制御部により実行される。
【0136】次に第5の実施の形態について説明する。
【0137】本実施の形態は、前述した第1〜第4の実
施の形態において、レイヤ3がIPv4である場合に関
するものである。
【0138】すなわち、IPv4においては、IPv6
と異なり、レイヤー3のヘッダ情報には、フローラベル
等のフローを識別されるフィールドは存在しない。
【0139】この為、運用上、特定のデータの種別を持
つ一群のデータの区別を行い、特定のフローを識別する
ためには、IPヘッダ情報以外を参照することが必要とな
る。
【0140】IPv4におけるフロー識別情報として、
本実施の形態では、受信データグラムのフロー識別情報
(F)としてレイヤ4のヘッダ情報を参照するものであ
り、本実施の形態の構成において、データグラム転送装
置のプロトコル終端装置は、レイヤ4以下の終端を行
う。
【0141】たとえば、レイヤ4がTCPである場合に
おいて具体例を説明する。
【0142】TCPヘッダ内の送信元ポート番号の下位
2ビットとIPv4ヘッダ内の送信元IPアドレスの下
位6ビットを利用する方法である。
【0143】以上第1〜第5の実施の形態について説明
したように、本発明はフローという概念を持つ全てのデ
ータグラム転送に適用可能である。そして、その際、フ
ローを一意に識別するための情報の全てをフロー識別情
報(F)として使用するのではなく、フローを一意に識
別するための情報の一部分のみをフロー識別情報(F)
として集約したフロー毎に転送パスを決定することによ
り、膨大なフローの発生するようなコア網の装置におい
ても、本発明の適用が可能である。
【0144】すなわち、本発明では、受信したIPデータ
グラムについて、宛先アドレスから、転送パスが一意に
定まるシングルパスの場合は、そのパスに送信を行い、
複数の経路を取り得ることのあるマルチパスの場合は、
あらかじめ運用上設定されている、そのマルチパスの識
別情報を読み取るとともに、あわせて読み取ったフロー
識別情報との組み合わせについて、あらかじめ転送すべ
き転送パスを設定記憶している集約フローテーブルを参
照することにより、即時、転送パスの決定を行い、当該
IPデータグラムと、転送パス情報の出力を行う。
【0145】また、即時参照できる集約フローテーブル
に当該マルチパス番号と、フロー識別情報に対応する転
送パスが登録されていない場合は、マルチパスとして、
複数の経路へ送信するため対応して設定登録されている
全ての転送パスのリストを記憶するマルチパステーブル
を参照し、最適な転送パスの選択を行う機能を有するも
のである。そして、いったんマルチパステーブルで、最
適と判定された転送パスについては、集約フローテーブ
ルに登録しておくことによって、以降同一アドレスとフ
ロー識別情報を持つIPデータグラムを受信した際には、
集約フローテーブルを参照することによって、高速に転
送処理を実行することができる。
【0146】すなわち、集約フローテーブルには、マル
チパス番号と、フロー識別情報の組み合わせについて、
現状最適と判断される転送パス1つをを記憶させておく
ものとする。
【0147】こうして、これら即時参照する集約フロー
テーブルと、複数のパスについて最適なパスを判断する
為の2つのテーブルを備えることによって、効率的に受
信したデータの転送先を決定する効果がある。
【0148】
【発明の効果】本発明における通信先決定処理装置は、
データグラムのヘッダ内に含まれるフローを判別可能な
情報の一部分のみを利用して、ある一定の集約したフロ
ー単位で、転送先、もしくは、転送先への経路を決定す
ることにより、フロー毎に転送先を決定するための処理
が簡素化され、メモリ容量も削減される。
【0149】本発明の通信先決定処理装置においては、
フローと転送先経路を対応づけるテーブルに置いて、全
フローに対する経路の情報を格納する必要はなく、前記
フローを判別可能な情報の一部分より決定される集約さ
れたフロー毎に転送先経路を格納すればよいので、必要
なメモリ容量が削減される。
【0150】また、集約されたフローを決定するための
情報は、連続したビット列とすることが可能であるの
で、集約されたフローを決定するための情報をアドレス
の一部分として利用し、データ領域に転送先経路の情報
を格納することにより、集約されたフローを決定するた
めの情報から容易に転送先経路を決定することが可能で
ある。
【0151】第1の効果は,フローと転送先を対応づけ
るために膨大なメモリ容量を必要としない。その理由
は,フローを一意に識別するための情報の一部分で規定
される集約フロー毎に転送先を決定し、テーブルに登録
するからである。
【0152】第2の効果は,フローから転送先を対応づ
けるための計算が高速である。その理由は,フローを一
意に識別するための情報の一部分であるフロー識別情報
(F)を転送先の格納してあるアドレスの下位ビットに
対応づけることにより、容易に転送先を算出できるよう
にテーブルを作成することが可能であるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すデータグラム
転送装置4のブロック図である。
【図2】本発明のデータグラム転送装置4の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す通信先決定処
理装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】IPv6ヘッダフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるルータ網へ
の適用例を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるIP ov
er ATM網への適用例を示す説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における集約フロー
テーブルの構成例を示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるマルチパス
テーブルの構成例である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるマルチパス
テーブルの構成例である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における通信先決
定処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における集約フロ
ーテーブルへの構成例である。
【図12】広域インターネット網の構成を示すブロック
図である。
【図13】シングルパスとマルチパスの概念について説
明するための説明図である。
【図14】従来の技術を説明するための(a)クライア
ント/サーバシステムの説明図と、(b)FEPサーバ
における割当て済み経路一覧表の説明図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f 転送先決
定処理装置 2a、2b、2c、2d、3a、3b、3c、3d
プロトコル終端装置 4、4a データグラム転送装置 10 ヘッダ抽出処理部 11 経路解決処理部 12、52 フロー管理部 13 パス選択処理部 14 出力装置選択部 120、520 集約フローテーブル 130 マルチパステーブル 20a、20b、20c ATM−SW D 転送されるデータグラム A 宛先アドレス F フロー識別情報 N マルチパス番号 P 転送パス PP 複数パス情報 ND1 パスエントリ数 ND2 各パスエントリへのポインタ T1,T2,T3,T3 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西原 基夫 東京都港区五丁目7番1号 日本電気株式 会社内 Fターム(参考) 5K030 GA01 GA06 HC01 HD03 HD05 LB05 LE03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加入者網からのIPデータグラムを集約し
    てコア網に転送を行うエッジ装置と、コア網内を転送さ
    れるIPデータグラムの中継転送処理を行う中継装置よ
    り構成され、当該送信元と送信先のエッジ装置のそれぞ
    れのアドレス情報の組み合わせに対応して付与するパス
    識別子を管理し、ユーザーからのIPデータグラムに搭
    載されているアドレス情報とフロー識別情報に基づいて
    転送先パスを解決してインターネット通信を行う通信ネ
    ットワークにおいて、 前段装置から受信した前記IPデータグラムに含まれる
    アドレス情報とあらかじめ運用上決められたグルーピン
    グ情報が同一のIPデータグラムを集約したフローとし
    て管理を行い、当該集約フロー毎に対応する後段装置へ
    の複数の転送パスを分散して決定することを特徴とする
    転送先決定処理装置。
  2. 【請求項2】加入者網からのIPデータグラムを集約し
    てコア網に転送を行うエッジ装置と、コア網内の中継転
    送処理を行う中継装置より構成され、当該送信元と送信
    先のエッジ装置のそれぞれのアドレス情報の組み合わせ
    に対応して付与するパス識別子を管理し、ユーザーから
    IPデータグラムに搭載されているアドレス情報とフロ
    ー識別情報に基づいて転送先パスを解決してインターネ
    ット通信を行う通信ネットワークにおいて、前段装置か
    ら受信した前記IPデータグラムのヘッダ情報に含まれ
    るアドレス情報とフロー識別情報を抽出するヘッダ情報
    抽出手段と、 前記アドレス情報を受信して、当該アドレス情報から転
    送先が一意に定まるシングルパス転送の場合は、後段装
    置への転送パスを出力し、当該アドレスから転送先が一
    意に定まらず複数の転送先の候補を有するマルチパス転
    送の場合は、アドレス情報から一意的に決まるマルチパ
    ス番号を出力する経路解決手段と、 前記ヘッダ情報抽出手段が抽出したフロー識別情報と前
    記経路解決処理手段が出力したマルチパス番号を入力
    し、マルチパス番号とフロー識別情報から決まる集約フ
    ローに対応する転送パスを決定する集約フロー管理手段
    を有することを特徴とする転送先決定処理装置。
  3. 【請求項3】前記転送先決定処理装置は、受信したアド
    レス情報とフロー識別情報から決定される集約フローの
    各集約フローに対応する転送パスを記憶する集約フロー
    テーブルから転送パスを決定し、当該集約フローテーブ
    ルに登録されていない集約フローを識別した場合は、全
    てのマルチパスと各マルチパスに属する全ての転送パス
    情報と属性をあらかじめ記憶しているマルチパステーブ
    ルを参照して、当該集約フローに対する転送パスを決定
    し、当該決定した集約フローの情報を前記集約フローテ
    ーブルに新たに追加登録することを特徴とする請求項2
    に記載の転送先決定処理装置。
  4. 【請求項4】前記転送先決定処理装置の集約フローテー
    ブルは、一定時間転送パスとして使用されなかった集約
    フローの登録情報を消去することを特徴とする請求項3
    に記載の転送先決定処理装置。
  5. 【請求項5】前記集約フロー管理手段は、前記マルチパ
    ステーブルに、各マルチパス番号毎に設定登録されてい
    る複数の転送パスの各属性に応じて転送パスを決定する
    パス選択処理手段を有することを特徴とする請求項3に
    記載の転送先決定処理装置。
  6. 【請求項6】前記転送パスの属性は、あらかじめ設定さ
    れている各転送パスの転送割合であることを特徴とする
    請求項5に記載の転送先決定処理装置。
  7. 【請求項7】前記転送パスの属性は、各転送パス毎のト
    ラフィック計測値であることを特徴とする請求項5に記
    載の転送先決定処理装置。
  8. 【請求項8】前記集約フロー管理手段は、受信したアド
    レス情報とフロー識別情報から決定される集約フローを
    全てのマルチパスと各マルチパスに属する全ての転送パ
    ス情報として記憶する集約フローテーブルを備え、マル
    チパス番号と各フロー識別情報より定まる集約フローに
    対し、あらかじめ定めた転送比で転送パスの設定比に応
    じて記憶し、集約フローに対する転送パスを決定するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の転送先決定処理装置。
  9. 【請求項9】受信したIPデータグラムのプロトコルを
    終端するとともに、所定の転送先にIPデータグラムを
    送信する機能を有するプロトコル終端装置と、当該受信
    したIPデータグラムの転送先を決定する転送先決定処
    理装置から構成されるデータグラム転送装置において、 前記転送先決定処理装置は、受信したIPデータグラム
    のヘッダから、フロー識別情報とアドレス情報を抽出す
    る手段と、 当該抽出したアドレス情報からマルチパス番号を抽出す
    る手段と、 当該マルチパス番号とフロー識別情報から集約フローに
    対する情報の読み出しを行うフロー管理手段と、集約フ
    ローに関する転送パスを記憶する集約フローテーブルと
    当該集約フローテーブルを参照し転送パスを決定する手
    段と 決定した転送パス情報に基づき、送信を行うプロトコル
    終端装置に当該データグラムの転送を行う手段を有し、
    前記集約フローテーブルは、マルチパス番号と各フロー
    識別情報より定まる集約フローに対し、あらかじめ定め
    た転送比で転送パスの設定比に応じて記憶し、当該集約
    フローテーブルを参照して集約フローの転送先経路を決
    定する機能を有することを特徴とする請求項8に記載の
    転送先決定処理装置。
  10. 【請求項10】受信したIPデータグラムのプロトコル
    を終端するとともに、所定の転送先にIPデータグラム
    を送信する機能を有するプロトコル終端装置と、当該受
    信したIPデータグラムの転送先を決定する転送先決定
    処理装置から構成されるデータグラム転送装置におい
    て、 前記転送先決定処理装置は、受信したIPデータグラム
    のヘッダから、フロー識別情報とアドレス情報を抽出す
    る手段と、 当該抽出したアドレス情報からマルチパス番号を抽出す
    る手段と、 当該マルチパス番号とフロー識別情報から集約フローに
    対する情報の読み出しを行うフロー管理手段と、集約フ
    ローに関する転送パスを記憶する集約フローテーブルと
    当該集約フローテーブルを参照し転送パスを決定する手
    段と決定した転送パス情報に基づき、送信を行うプロト
    コル終端装置に当該データグラムの転送を行う手段を有
    し、前記集約フローテーブルは、マルチパス番号と各フ
    ロー識別情報より定まる集約フローに対し、あらかじめ
    定めた転送比で転送パスの設定比に応じて記憶する手段
    と、 転送パス毎のトラフィックを観測し、受信したIPデー
    タグラムの転送先を決定する際に、転送先経路毎のトラ
    フィック容量との差分に応じて、転送先経路を決定する
    機能を有することを特徴とする請求項8に記載の転送先
    決定処理装置。
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