JP2000252376A - 集積回路チップ搭載基板ユニットフレーム - Google Patents

集積回路チップ搭載基板ユニットフレーム

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JP2000252376A
JP2000252376A JP4735599A JP4735599A JP2000252376A JP 2000252376 A JP2000252376 A JP 2000252376A JP 4735599 A JP4735599 A JP 4735599A JP 4735599 A JP4735599 A JP 4735599A JP 2000252376 A JP2000252376 A JP 2000252376A
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Keiichi Tone
恵一 刀根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、集積回路チップ搭載基板に求めら
れる特性として重要な充分な剛性と平坦性を備え、且つ
リフローの際に生じる金属基板間の膨れ、剥がれ、及び
位置ずれを防止することのできる長期信頼性の高い集積
回路チップ搭載基板ユニットフレームの構造体を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 集積回路チップ搭載基板ユニットフレー
ム18は、超音波接合法を用いて、薄板帯状材からプレ
ス加工、又はエッチング加工により形成された金属部材
個片19と中央部に集積回路チップ20を収納する開口
部21を有するスティフナー機能を有する金属部材連接
ユニットフレーム23とを拡散接合して一体構造とした
積層金属部材を複数連接した積層金属部材ユニットフレ
ーム11を構成部材とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、BGA型半導体装
置に用いる集積回路チップ搭載基板ユニットフレームに
係る、特に、超音波加工により、金属部材と金属部材と
の接合面に原子間拡散を起こさせて金属部材間を拡散接
合した積層金属部材連接ユニットフレームを構成部材と
する集積回路チップ搭載基板ユニットフレームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体装置は、小型化、高密度化
が進んでいる。それに伴い、実装技術及び放熱技術もよ
り高度な対応が要求されている。
【0003】これらを支える技術として、TABフィル
ムやフレキシブルプリント基板等のサブストレートを用
い、このTABフィルムやサブストレート上に形成され
た数十本〜数百本の導体リードから成る導体回路パター
ンが形成されたインターポーザの内部接続端子部と前記
集積回路チップの電極端子部(電極パッド)とを電気的
に接続するワイヤボンディング型、フリップチップボン
デング型、又はインナーリードボンディング型の高密度
実装技術が実用化されている。
【0004】しかしながら、前記インターポーザには剛
性が無く、反りなどが発生するために補強部材を必要
し、スティフナーと呼称される中央に半導体集積回路チ
ップを収納する窓枠(開口部)を形成した金属部材を使
用した半導体装置が開示されている(特開平10−12
5721号)。
【0005】さらに、前記集積回路チップは、高密度化
に伴って発熱量が増加することから前記集積回路チップ
の放熱のためにヒートスプレッダーと呼称される金属部
材が併用されている。このヒートスプレッダーとして
は、金属素材からなり、剛性を有するとともに、後述す
る配線基板などとの熱膨張係数がマッチングし、しか
も、ヒートスプレッダとして必要な熱伝導率が良好な銅
合金、ステンレス鋼、或いはアルミニュウムが採用され
る。
【0006】上記、集積回路チップ搭載基板を用いた半
導体装置の構成の一例として、図2に示すように、前記
ヒートスプレッダの機能を有する金属部材と中央に集積
回路チップを収納する開口部を有するスティフナーの機
能を有する金属部材とをポリイミド系樹脂接着剤、又は
ポリイミド系樹脂接着剤テープを介して接合した一体型
の集積回路チップ搭載基板と、該集積回路チップ搭載基
板の集積回路チップ搭載領域に搭載され、主面に電極パ
ッドを備えた集積回路チップと、前記集積回路チップ搭
載基板に接着テープを介して接合され、前記電極パッド
に接続(ワイヤボンデング、インナーリードボンディン
グ等)して電気的導通回路を形成する導体回路パターン
が形成されたインターポーザと、前記導体回路パターン
に接続し、外部配線基板側に突出した外部接続端子と、
前記半導体集積回路チップを封止する樹脂封止体とで構
成された半導体装置が提案されている(特開平7−32
1250号、特開平8ー88245号)。
【0007】ところで、放熱機能を有し、集積回路チッ
プ搭載領域を備えた放熱金属板と中央部に集積回路チッ
プ収納よう開口部を有するスティフナー機能を備えた支
持金属板とを構成部材とする集積回路チッブ搭載基板を
用いた半導体装置は、前記支持金属板と放熱金属板との
接合にポリイミド系樹脂接着剤、又はポリイミド系樹脂
接着剤テープを用いているので、半田ボール搭載工程等
におけるリフロー時の高温により接着剤の接着強度が低
下したり、前記ポリイミド系樹脂テープが吸湿して前記
放熱金属板と支持金属板とが剥離したり、金属板間に位
置ずれが生じ留問題があった。そして、これを用いた半
導体装置の長期信頼性を低下させるという不安定要素を
抱えていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、金属板間に
介在してこれを接合する熱可塑型、熱硬化型、又は感圧
型の接着剤、又はこれを塗布したテープには以下の問題
点を有している。 1.熱可塑型接着剤は短時間の圧着が可能で、硬化が不
要である。さらに、化学反応を伴わない保存性に優れて
いるが、しかし、耐熱性と加工性のバランスに問題があ
り、加工温度、耐リフロー性の面でバランスの取れた特
性は実現されていない。 2.感圧型粘着剤は熱可塑型と類似の特性を有し、同様
に硬化不要で保存性にも優れ、常温に近い条件で貼り合
せが可能であるが、しかし、耐リフロー性が劣る点も同
様である。 3.熱硬化型接着剤は硬化前の加工温度が低く、硬化後
の耐熱温度が高いため、加工性、耐リフロー性を両立さ
せることができるが、熱硬化工程が必要であり、熱硬化
条件と保存条件のバランスをとることに問題がある。 4.接着剤には、接着の際に腐食性ガスを放出するとい
う欠点があった。 5.さらに、ポリイミドフィルムは常温でも柔軟性をも
っているが、使用時の温度変化による内部応力などによ
る剥がれが起り易く、接着後の平行度の確保及び維持が
困難という問題があった。 6.また、ポリイミドテープは吸湿し易いのでリーク電
流が発生し易いという欠点がある。 7.さらに、ポリイミド系はコストの面で問題がある。 従って、従来の集積回路チップ搭載基板では上記の様に
ポリイミド系樹脂接着剤、又はポリイミド系樹脂接着剤
テープを用いた接合手段には一長一短を有しているた
め、前記の問題点を解消することができなかった。そこ
で、本発明は、集積回路チップ搭載基板に求められる特
性として重要な充分な剛性と平坦性を備え、且つリフロ
ーの際に生じる金属板間の膨れ、剥がれ、及び位置ずれ
を防止することのできる長期信頼性の高い集積回路チッ
プ搭載基板ユニットフレームの構造体を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の集積回路チップ
搭載基板を図1に基づき説明する。請求項1記載の集積
回路チップ搭載基板ユニットフレーム18は、超音波接
合法を用いて、薄板帯状材からプレス加工、又はエッチ
ング加工により形成され、集積回路チップ搭載領域10
を有し、放熱機能を備えた平坦形状の金属部材個片19
と、中央部に前記集積回路チップ搭載領域10に整合
し、集積回路チップ20を収納する開口部21を有する
スティフナーの機能、及び接地機能を備えた金属部材2
2を複数連結した金属部材連接ユニットフレーム23と
を拡散接合(拡散接合部B)して一体構造とした積層金
属部材連接ユニットフレーム11を構成部材としたこと
を特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の集積回路チップ搭載
基板は、請求項1記載の集積回路チップ搭載基板ユニッ
トフレームにあって、前記金属部材個片19と前記金属
部材連接ユニットフレーム23との表面に、0.05〜
0.10mmのフェノール樹脂系プライマー処理を施し
たことを特徴とする。
【0011】なほ、前記金属部材個片19、及び金属部
材連接ユニットフレーム23は、その表面をNi等の金
属めっきで被覆したものを用いることもできる。さら
に、前記金属部材個片19と金属部材連接ユニットフレ
ーム23の金属部材22の接合面にシムを介在させてシ
ム接合した構成とすることもできる。またさらに、前記
第2の金属部材の開口部に沿ってワイヤボンデング領域
を形成し、接地回路の共通端子を形成したものであって
もよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る
集積回路チッブ搭載基板フレームを示す平面図、図2は
本発明の実施の形態に係る集積回路チッブ搭載基板フレ
ームの断面図、図3は本発明の実施の形態に係る集積回
路チッブ搭載基板ユニットフレームに用いた積層金属部
材連接ユニットフレームを示す断面図、図4は本発明の
実施の形態に係る集積回路チッブ搭載基板フレームに用
いた金属部材個片と金属部材連接ユニットフレームの接
合状態を示す断面図、図5は本発明の実施の形態に係る
集積回路チッブ搭載基板フレームを用いて形成されたワ
イヤボンディングタイプのBGA型半導体装置を示す断
面図である。
【0013】図1、図2、図3に基づき本発明の一実施
の形態の構成について説明する。
【0014】図によれば、本発明に係る集積回路チップ
搭載基板ユニットフレーム18は、熱伝導性の良好な金
属部材の一例である銅系帯状材料から、プレス加工、又
はエッチング加工により形成され、中央部に、集積回路
チップ20(図5参照)を搭載する集積回路チップ搭載
領域10を有し、且つ放熱機能を有する平坦形状の金属
部材個片19を、熱伝導性の良好な基材の一例である銅
系帯状材料を用い、プレス加工、又はエッチング加工に
より形成され、中央部に、前記集積回路チップ搭載領域
10に対応し、集積回路チップ20を収納する開口部2
1を備え、スティフナー機能と接地機能を有する金属部
材22を複数(本実施例では、4個連接)連接した金属
部材連接ユニットフレーム23の各金属部材22に、超
音波接合加工法を用いて、前記両部材19、22の接合
面に原子間拡散を起こし、これらを拡散接合(拡散接合
部B)して一体的構成とされた、図1に示す、積層金属
部材連接ユニットフレーム11と、前記積層金属部材連
接ユニットフレーム11の集積回路チップ搭載面側Aに
ポリイミド系樹脂接着剤12を介して貼着された導体回
路パターン16を備えたインターポーザ17とからな
る、図1、及び図2に示す、構成とされている。
【0015】また、本発明の他の実施の形態に係る集積
回路チップ搭載基板ユニットフレーム18は、図示して
いない、前記金属部材個片19、及び金属部材連接ユニ
ットフレーム23に、図示していない、0.05〜0.
10mmのフェノール樹脂系プライマーを塗布し、超音
波加工により、原子間拡散を起こし拡散接合した積層金
属部材連接ユニットフレームを形成し、その集積回路チ
ップ搭載面側にポリイミド系樹脂接着剤を介して貼着さ
れた導体回路パターンを備えたインターポーザとからな
る構成とされている(図1、図2参照)。
【0016】ここで、前記インターポーザ17は、膜厚
50μmのポリイミド系樹脂テープに、前記集積回路チ
ップ搭載領域10に対応する開口部24を形成すると共
に、厚さ18μmの銅箔を貼着し、この銅箔をフォトリ
ソグラフィーによりパターニングした後、膜厚0.5μ
mの金めっき層で被覆した導体回路パターン16と外部
接続端子ランド、内部接続端子パッドが露出する開口部
を備えたカバーレジスト層とが形成された構成とされて
いる(図1、図2参照)。
【0017】さらに、前記金属部材個片19及び前記金
属部材連接ユニットフレーム23の材質としては、上記
以外に銅合金、アルミニウム、ニッケル、クロム、亜鉛
及びこれらの合金などの熱伝導性の良好な金属の使用が
可能である。なお本実施例においては、金属部材個片1
9は金属部材連接ユニットフレーム23の金属部材22
とほぼ同じ外形形状寸法に形成されている。
【0018】続いて、図3、図4に基づき超音波接合法
を用いて金属部材個片と金属部材連接ユニットフレーム
の接合の一例について説明する。
【0019】まず、図4を参照しつつ、超音波接合法を
用いる金属部材連結ユニットフレーム23を載置するた
めの受け台25について説明する。
【0020】図に示すように、前記受け台25には、前
記金属部材連接ユニットフレーム23の載置面Cの略中
央に、前記金属部材連接ユニットフレーム23の金属部
材22のそれぞれに対応する位置に前記金属部材個片1
9を装着するための複数の凹部26が穿設されおり、前
記凹部26の内径形状寸法は前記金属部材個片19の外
径形状寸法とほぼ等しく、かつ凹部26の底部27の前
記金属部材個片19と当接する面には、多数の小突起2
8が形成されている。さらに、受け台25の凹部26の
深さは前記金属部材個片19の厚みと同等もしくは若干
浅くなるように形成されている。
【0021】次に、図4を参照しつつ、金属部材個片1
9と金属部材連接ユニットフレーム23の接合について
説明する。
【0022】まず、図に示すように、受け台25のそれ
ぞれの凹部26に前記金属部材個片19を装着し、前記
金属部材個片19に前記金属部材連接ユニットフレーム
23の前記各金属部材22を位置合せし、重なり合うよ
うに受け台25上に前記金属部材連接ユニットフレーム
23を載置する。なほ、前記金属部材22の上方には加
圧部Dを備えた横振動工具29が配置されており、この
横振動工具29は、図に示すように、アダプター(固定
ホーン)30に接合したコンセントレータ30aを介し
てトランスジューサ(超音波振動子)31に接続されて
いる。そして、前記金属部材連接ユニットフレーム23
の金属部材22に当接する横振動工具29の前記金属部
材22との当接面には多数の小突起32が形成されてい
る。
【0023】次に、図4に示すように、横振動工具29
を降下させて、その当節面を前記金属部材22に当接さ
せると共に、加圧して金属部材22の表面に小突起32
をくい込ませる。また、このとき受け台25の凹部26
に載置されている金属部材個片19は凹部26の底面に
形成された小突起28がくい込む。そして、このように
横振動工具29を金属部材22に加圧した状態で、超音
波発信器により超音波の電気信号を発信し、該電機信号
をトランスジューサ(超音波振動子)31にて機械振動
に変換する。さらに、この機械的振動がアダプター(固
定ホーン)30に接合したコンセントレータ30aを通
じて横振動工具29に印加される。印可された機械振動
によって、前記金属部材個片19と前記金属部材22と
の接触面で、それぞれ表面を覆っている酸化膜が破壊さ
れて、活性した金属面が露出される。さらに、摩擦によ
り境界で局部的に再結晶まで温度上昇される。この温度
上昇によって接合面に原子間拡散が起こり、この結果金
属部材個片19と金属部材22とが拡散接合されて一体
構造となる。これを各金属部材22毎に行い、図3に示
す、積層金属部材連接ユニットフレーム11が形成され
る。
【0024】このような超音波を利用した接合方法によ
れば、 1)接合面の金属組織による強度の低下がなく、強固な
接合ができる。 2)従来の接続テープに比べて、熱的悪影響やガスによ
る汚染がなくなる。 3)超音波振動により金属間に活性面を発現させるため
素材の前処理が不要になる。 4)接合部の変形が少ない。 5)リフロー時の高温状態でも両基板の密着強度が低下
することがない、 従って、半導体装置の信頼性を向上させることができ
る。 さらに接合材料などが不要なので、製造コストも
低減できる。
【0025】また、前記前記金属部材個片19と前記金
属部材連接ユニットフレーム23との表面に、フェノー
ル樹脂系プライマー処理を施した後、超音波による拡散
接合することもできる。そして、フェノール樹脂系プラ
イマー処理することにより、一般的に金属の熱伝導度は
プラスチックに比較して非常に大きくため、超音波エネ
ルギーによる接合部分の発熱が逃げやすく、また濡れに
くいと言う難点が解消され、超音波エネルギーの発熱温
度を有効に作用させることができる。
【0026】次に、図1、2を参照しつつ、前記積層金
属部材連接ユニットフレーム11を用いた集積回路チッ
プ搭載基板ユニットフレーム18の形成について説明す
る。
【0027】前記積層金属部材連接ユニットフレーム1
1の集積回路チップ搭載面側Cの平坦面に、膜厚50μ
mのポリイミド樹脂からなる絶縁性テープの集積回路チ
ップ搭載部に集積回路チップ装着口を形成すると共に、
厚さ18μmの銅箔を貼着し、この銅箔をフォトリソグ
ラフィーによりパターニングした後、膜厚0.5μmの
金めっき層を形成して導体回路パターン16と外部接続
端子ランド14、内部接続端子パッド13が露出する開
口部24を備えたカバーレジスト層15とで構成とされ
たインターポーザ17を絶縁性接着剤層12を介して固
着することによって図1、図2に示す、集積回路チップ
搭載基板ユニットフレーム18が形成される。
【0028】次に、図5を参照しつつ、前記集積回路チ
ップ搭載基板ユニットフレーム18を用いたT−BGA
型の半導体装置について説明する。
【0029】図に示すように、前記集積回路チップ搭載
基板ユニットフレーム18のそれぞれの前記集積回路チ
ップ搭載領域10に導電性接着剤34の一例であるシル
バーペーストを介して集積回路チップ20を固着し、こ
の後、開口部21に隣接して配置された前記導体回路パ
ターン16の内部接続端子パッド13と集積回路チップ
20の電極パッド33をボンディングワイヤ33aを介
して電気的接続を行う。
【0030】次に、集積回路チップ搭載基板ユニットフ
レーム18の前記集積回路チップ20を収納する開口部
21内に前記集積回路チップ20を覆うようにポッティ
ング樹脂35を充填して樹脂封止を行った後、前記イン
ターポーザ17に露出形成された外部接続端子ランド1
4にPb10%、Sn90%からなる直径0.7mmの
半田ボール36を供給し、320 ℃で10秒間(ピー
ク温度維持時間)の加熱工程を経て、前記インタポーザ
17に突出した外部接続端子となる半田ボール36が接
続され、ついで、集積回路チップ20が搭載された集積
回路チップ搭載基板ユニットフレーム18から樹脂封止
パッケージを個々に分離してBGA型半導体装置37が
形成される。
【0031】
【発明の効果】請求項1、2記載の集積回路チップ搭載
基板ユニットフレームは、放熱機能を有する金属部材個
片とステイフナー機能を有する金属部材連接ユニットフ
レームとの接合に超音波による拡散接合を行っているの
で、従来技術で用いた高価なポリイミド系樹脂接着剤テ
ープ、又は接着剤フィルムを用いないため、ポリイミド
系樹脂接着剤テープ、又は接着剤フィルムの吸湿による
半導体装置の劣化が無くなり、強固な接合が得られる。
その結果として、製造コストの削減が可能となると共
に、半導体装置の長期信頼性を向上させることができ
る。
【0032】また、請求項2記載の集積回路チップ搭載
基板ユニットフレームは、放熱機能を有する金属部材個
片とステイフナー機能を有する金属部材連接ユニットフ
レームの表面をフェノール樹脂系プライマーによる表面
処理を行っているので、一般的に金属の熱伝導度はプラ
スチックに比較して非常に大きいため、超音波エネルギ
ーによる接合部分の発熱が逃げやすく、また濡れにくい
と言う難点が解消され、超音波エネルギーが有効に作用
し、短時間で接合面の発熱温度を向上させ、より強固な
拡散接合が可能となり、半導体装置の信頼性をより向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る集積回路チッブ搭載
基板フレームを示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る集積回路チッブ搭載
基板フレームの断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る集積回路チッブ搭載
基板ユニットフレームに用いた積層金属基板ユニットフ
レームを示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る集積回路チッブ搭載
基板フレームに用いた金属部材個片と金属部材連接ユニ
ットフレームの接合状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る集積回路チッブ搭載
基板フレームを用いて形成されたワイヤボンディングタ
イプの半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 集積回路チップ搭載領域 11 積層金属部材連接ユニットフレーム 12 接着剤層 13 内部接続端子パッド 14 外部接続端子ランド 15 カバーレジスト層 16 導体回路パターン 17 インターポーザ 18 集積回路チップ搭載基板ユニットフレーム 19 平坦状金属部材の個片 20 集積回路チップ 21 開口部 22 金属部材 23 金属部材連接ユニットフレーム 24 開口部 25 受け台 26 凹部 27 底面部 28 小突起 29 横振動工具 30 アダプター 31 トランスジューサ 32 小突起 33 電極パッド 33a ボンディングワイヤ 34 導電性接着剤 35 ポッティング樹脂 36 半田バンプ 37 BGA型半導体装置 A 集積回路チップ搭載面側 B 拡散接合部 C 金属部材連接ユニットフレーム載置面側 D 加圧部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路チップ搭載領域を備えた積層金
    属部材連接ユニットフレームと、該積層金属部材連接ユ
    ニットフレームの集積回路チップ搭載面側に接着剤層を
    介して貼着され、内部接続端子パッド、及び外部接続端
    子ランドを露出するカバーレジスト層を具備する導体回
    路パターンを備えたインターポーザとを構成部材とする
    集積回路チップ搭載基板ユニットフレームにおいて、前
    記積層金属部材連接ユニットフレームは、超音波接合法
    を用いて、薄板帯状材からプレス加工、又はエッチング
    加工により形成され、集積回路チップ搭載領域を有し、
    放熱機能を備えた平坦状の金属部材個片と中央部に前記
    集積回路チップ搭載領域に対応し、集積回路チップを収
    納する開口部を有するスティフナーの機能、及び接地機
    能を備えた金属部材を連接した金属部材連接ユニットフ
    レームとを拡散接合して一体構造とした積層金属部材連
    接ユニットフレームを構成部材としたことを特徴とする
    集積回路チップ搭載基板ユニットフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集積回路チップ搭載基板
    ユニットフレームであって、前記金属部材個片、及び金
    属部材連接ユニットフレームの表面に、0.05〜0.
    10mmのフェノール樹脂系プライマー処理を施したこ
    とを特徴とする集積回路チップ搭載基板ユニットフレー
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015968A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型データキャリア用導電部材とその製造方法及び装置
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