JP2000250840A - インタフェース制御方法および装置とインタフェース制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

インタフェース制御方法および装置とインタフェース制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000250840A
JP2000250840A JP5333299A JP5333299A JP2000250840A JP 2000250840 A JP2000250840 A JP 2000250840A JP 5333299 A JP5333299 A JP 5333299A JP 5333299 A JP5333299 A JP 5333299A JP 2000250840 A JP2000250840 A JP 2000250840A
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interface control
input
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JP5333299A
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English (en)
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Masaki Minami
正樹 南
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、利用者の特性に応じた情報提供を
適切に行うことのできるインタフェース制御方法および
装置とインタフェース制御プログラムを記録した記録媒
体を提供することを目的とする。 【解決手段】 予め利用者に係る情報を利用者情報とし
て蓄積し、必要に応じて提供する利用者情報提供手段
と、情報端末を利用する利用者との間のインタフェース
を司る入出力手段と、利用者を識別するための識別情報
を入力するための識別情報入力手段と、この識別情報入
力手段を介して入力される識別情報をもとに前記利用者
情報提供手段から当該利用者の利用者情報を取得し、こ
の得られた利用者情報に基づいて前記入出力手段を制御
する制御手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者への情報
提供を利用者の特性に応じて適切に行い得るインタフェ
ース制御方法および装置とインタフェース制御プログラ
ムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、人間同士の会話では、話し相手に
よって話し方を変える、言葉を選ぶ、身振りによる、場
所によっては大きな声で話す、紙などを用いる等、様々
な伝達方法を用いる。このように人間が、どの伝達方法
を選択するかの判断基準は、その話者あるいは話し相手
の特性、時間、場所、環境などに依存する。同様に、鉄
道等の駅、銀行や郵便局のような公共性があり、利用者
の特性が人種、年齢、性別など多種多様に渡る場所にお
いて、情報端末を設置する場合、利用者に応じて、使用
する言語を変えるなど情報の提供方法を変える必要があ
る。
【0003】このような公共性がある場所に設置されて
いる情報端末として、鉄道の乗車券等の券売機や銀行の
現金自動預け支払い機(ATM)が知られる。これら情
報端末では、表示画面上にいわゆるタッチパネルを設
け、このタッチパネルへの接触によって情報の入力が可
能であるようにしている。そして、このタッチパネル
に、例えば使用言語の切り替えスイッチを設けることに
より、そのボタンを利用者が押したときに、出力画面の
言語を英語に切り替え、この利用者に対する当該情報端
末の使い勝手を改善するようにしている。
【0004】また、使用言語を切り替える情報端末の一
例として、特開平5−120292号公報には、イベン
ト会場における会場案内システムにおいてICカードに
利用者の母国語等を記憶しておき、そのICカードの情
報を利用した会場案内情報を提供するシステムが開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
情報端末には、日本語と英語の切り換え程度のもの以
外、例えば大人向け、子供向け等の利用者の特性を考慮
したものは全く無い。また、使用言語の切り替えも、利
用者は自分にあった情報の提供方法を得る為に、利用者
自身が専ら表示画面とタッチパネルのみを利用して、積
極的に情報の提供方法を選択し、情報を入力していかな
ければならない。
【0006】そのため、複数の特性を考慮した情報の提
供方法を考えた場合、利用者がどの提供方法を指定する
かを考える必要が起こることと、提供方法の設定を行う
までの操作だけで難しくなることの可能性があり、情報
端末の未経験者にとって利用し難い問題が起こる。
【0007】さらに、特開平5−120292号公報で
開示されているシステムを含め、従来の情報端末では、
利用者の特性に応じたインタフェースの制御処理が情報
端末の機能の一部として行われているため、複数の利用
者特性に応じてインタフェースの制御処理を変える場
合、情報端末全体の改良をしなければならない問題が起
こる。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、利用者の特性に応じた情報提供を適切に行うことの
できるインタフェース制御方法および装置とインタフェ
ース制御プログラムを記録した記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、所定の
情報端末を利用する利用者を識別するための識別情報を
入力し、この識別情報をもとに、予め利用者に係る情報
を利用者情報として蓄積する利用者情報提供手段から当
該利用者の利用者情報を取得し、この得られた利用者情
報に基づいて利用者と情報端末との間のインタフェース
を司る入出力手段を制御することを要旨とする。
【0010】請求項1記載の本発明では、所定の情報端
末を利用する利用者を識別するための識別情報を、例え
ばIDカード等により入力し、この個人の識別情報をも
とに、予め利用者に係る情報を利用者情報として蓄積す
る利用者情報提供手段から当該利用者の利用者情報を取
得し、この得られた利用者情報に基づいて利用者と情報
端末との間のインタフェースを司る入出力手段を制御す
るので、利用者に最適な当該情報端末の使用環境が設定
される。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に記載の各処理がインタフェースエージェント
により行われることを要旨とする。
【0012】また、請求項3記載の発明は、予め利用者
に係る情報を利用者情報として蓄積し、必要に応じて提
供する利用者情報提供手段と、所定の情報端末を利用す
る利用者と当該情報端末との間のインタフェースを司る
入出力手段と、前記情報端末を利用する利用者を識別す
るための識別情報を入力するための識別情報入力手段
と、この識別情報入力手段を介して入力される識別情報
をもとに前記利用者情報提供手段から当該利用者の利用
者情報を取得し、この得られた利用者情報に基づいて前
記入出力手段を制御する制御手段とを有することを要旨
とする。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の制御手段は、利用者と当該情報端末との間の前記イ
ンタフェースにおける処理条件が予め登録され、必要に
応じて当該処理条件を追加、削除し得るものであること
を要旨とする。
【0014】このとき情報端末は、予め想定される当該
情報端末を利用する利用者の特性に応じた利用者情報を
取得し蓄積するものであってもよい。
【0015】さらに、請求項5記載の本発明の記録媒体
は、所定の情報端末を利用する利用者を識別するための
識別情報を入力し、この識別情報をもとに、予め利用者
に係る情報を利用者情報として蓄積する利用者情報提供
手段から当該利用者の利用者情報を取得し、この得られ
た利用者情報に基づいて利用者と情報端末との間のイン
タフェースを司る入出力手段を制御することを特徴とす
るインタフェース制御プログラムを記録したことを要旨
とする。
【0016】請求項6記載の本発明にあっては、インタ
フェース制御プログラムを記録媒体として記録している
ため、該記録媒体を利用して、そのインタフェース制御
プログラムの流通性を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態に係るインタ
フェース制御装置の構成を示すブロック図である。図2
は図1に示すインタフェース制御装置本体の構成を示す
ブロック図である。また図3は本発明に係るインタフェ
ース制御装置における処理手順を示すフローチャートで
あり、図4は図3に示す処理手順のサブルーチンを示す
図である。
【0019】図1に示すように、第1の情報提供装置1
Aと第2の情報提供装置1Bがインタフェース制御装置
3に接続され、さらに、このインタフェース制御装置3
にキーボード等の入出力装置5Aとマウスやトラックボ
ール、トラックパッド、ライトペン等のポインティング
デバイスで構成される入出力装置5Bと、音声入出力手
段としてのマイクやスピーカで構成される入出力装置5
Cと、画像入出力手段としてのディスプレイ、タッチセ
ンサおよびカメラ(ムービー、スティール)で構成され
る入出力装置5Dが適宜選択され接続される。なお入出
力装置5は、情報端末の種類や使用条件によって、これ
ら入出力装置5A,〜,5Dに限定されることなく適宜
選択される。ここで第2の情報提供装置1Bには、人
種、母国語、性別、年齢、障害の有無等の利用者情報が
記憶されている。また、図示しない識別情報入力手段
は、利用者が情報端末の利用に際して使用するIDカー
ド、クレジットカード、預金通帳等から利用者を識別す
るための情報を入手する。
【0020】また、インタフェース制御装置3は、図2
に示すように第2の情報提供装置1Bに対し利用者情報
の問い合わせを行い、該第2の情報提供装置1Bから利
用者情報を取得し、利用者の特性にあったインタフェー
ス制御処理を選択する選択部31と、各利用者特性A,
B,Cにおけるインタフェース制御処理を行うインタフ
ェース制御処理部33A,33B,33Cにより構成さ
れる。なお、ここでは運用者により、インタフェース制
御処理部33Aは入出力装置5Aとのみ接続され、イン
タフェース制御処理部33Bは入出力装置5A,5B,
5Dとのみ接続され、インタフェース制御処理部33C
は入出力装置5B,5Cとのみ接続されている。
【0021】なお、インタフェース制御装置3には一つ
のインタフェース制御処理条件データベース1Dと一つ
又は複数のインタフェース制御処理部33(図2では3
つのインタフェース制御処理部33A,33B,33
C)を含んでおり、インタフェース制御処理部33は利
用者の特性に応じて存在するものである。インタフェー
ス制御処理部33は利用者情報に基づいた条件をインタ
フェース制御処理部33の固有の情報として持ってい
る。
【0022】つまり、インタフェース制御装置3がイン
タフェース制御処理部33を登録する際、そのインタフ
ェース制御処理の条件をインタフェース制御処理条件デ
ータベース1Dに登録する。同様に削除する際にはイン
タフェース制御処理条件データベース1Dから該当する
条件を削除する。インタフェース制御処理部33のもつ
条件は条件項目と値の対の組になっており、インタフェ
ース制御処理部33はこの条件を一つ又は複数持つこと
できる。この値は複数設定することができ、また値とし
て「無視」を設定可能とすることにより、例えば年齢を
無視する場合などに使うことができる。
【0023】情報提供装置1が利用者に対し、入出力装
置5を制御する情報を持たない情報を提供するとき、情
報提供装置1はインタフェース制御装置3に当該情報
(入出力装置5を制御する情報を持たない情報)を送付
する(ステップS11,S12)。インタフェース制御
装置3は情報提供装置3により、情報提供装置3のもつ
すべての利用者情報を取得する(ステップS13)。こ
のとき情報提供装置3は、入出力装置5を選択する情報
を持たない利用者情報を提供する。
【0024】インタフェース制御装置3は、取得したす
べての利用者情報に対してインタフェース制御処理条件
データベース1Dに対し問い合わせをする。その結果、
最も多くの条件とマッチしたインタフェース制御処理を
選択する(ステップS14)。インタフェース制御処理
では利用者の特性に応じて、1個又は複数個の入出力装
置5の選定及び設定を行い(ステップS15)、各入出
力装置5に情報を入出力させる(ステップS16,S1
7,S18)。
【0025】また、このときインタフェース制御処理プ
ログラムは外部のプログラムを利用することもできる。
さらに利用者の特性にあった情報提供を行うために、利
用者からの情報または利用者への情報を利用者の特性に
合わせて加工するようにしてもよい。
【0026】次に、本発明に係る第1の実施形態を、図
5および図6を参照して具体的に説明する。
【0027】本実施形態では、例えば子供と大人と老人
のように、利用者の年齢に応じた情報出力をする装置に
ついて述べる。なお、アニメ出力装置とはCRT等のデ
ィスプレイの画面出力装置に、アニメキャラクタが出現
して、アニメキャラクタが情報を伝達する装置である。
【0028】前提として、入出力装置として、画面出力
装置と音声出力装置と、アニメ出力装置があるとする。
【0029】まず、情報端末の設計者は、大人と子供と
老人の3つの利用者情報に対して、インタフェース制御
処理を記述する(ステップS26,S27,S28)。
大人用インタフェース制御処理の記述内容は(ステップ
S271,S272)、入出力装置に音声出力装置と画
面出力装置を利用することである。子供用インタフェー
ス制御処理の記述は(ステップS261,S262)、
入出力処理に音声出力装置とアニメ出力装置を利用する
ことである。老人用インタフェース制御処理の記述は
(ステップS281,S282,S283)、入出力装
置に音声出力装置と画面出力装置を利用し、音声出力装
置の音量は大きく設定することである。
【0030】次に、情報端末の運用者は年齢が12歳以
上65歳未満という条件を持つ大人のインタフェース制
御処理と、同様に年齢が12歳未満という条件を持つ子
供のインタフェース制御処理と、65歳以上という条件
を持つ老人のインタフェース処理を登録する。これら3
つのインタフェース制御処理の条件は登録時にインタフ
ェース制御処理条件データベースに登録される。
【0031】次に利用者が情報端末を利用するにあたっ
て、インタフェース制御装置3の処理手順について説明
をする。
【0032】第1の情報提供装置1Aから情報が送付さ
れると、インタフェース制御装置3は第1の情報提供装
置1Aに利用者情報を問合す。インタフェース制御装置
3では、この利用者情報から年齢を取り出し、登録され
ている条件を元にどのインタフェース制御処理を選択す
るかを決定する。その結果、利用者情報から大人だと判
断すると、インタフェース制御装置3の大人用インタフ
ェース処理に処理が移る。大人用インタフェース処理部
では移ってきた情報を、予め設計者が記述した入出力装
置に音声出力装置と画面出力装置を利用して情報を出力
する。また、子供だと判断すると、インタフェース制御
装置3の子供用インタフェース処理に処理が移る。子供
用インタフェース処理部では移ってきた情報を、予め設
計者が記述した音声出力装置とアニメ出力装置を利用し
て出力する。同様に老人の場合ではインタフェース制御
装置3の老人用インタフェース処理に処理が移る。老人
用インタフェース処理部では移ってきた情報を、予め設
計者が記述した音量は大きく設定された音声出力装置と
画面出力装置を利用して出力する。
【0033】次に、本発明に係る第2の実施形態を、図
7および図8を参照して具体的に説明する。
【0034】この第2の実施形態は、前述した第1の実
施形態の情報端末に、難聴者と視覚障害者の対応を付加
した例である。
【0035】まず設計者は難聴者用のインタフェース制
御処理を、画面出力装置のみを利用と記述する(ステッ
プS361,S362)。視覚障害者のインタフェース
制御処理の記述については、音声出力装置のみの利用と
記述する(ステップS371,S372)。
【0036】さらに、当該情報端末の運用者は、上述し
た第1の実施形態において大人用インタフェースと子供
用インタフェースと老人用インタフェースの登録がすで
に行われた情報端末に、年齢を無視、難聴者フラグがオ
ンであるという条件を持つ難聴者用インタフェースと、
年齢に問わず、視覚障害者フラグがオンであるという条
件を持つ視覚障害者用インタフェースをそれぞれ登録す
る。新たに登録した2つのインタフェース制御処理の条
件は登録時にインタフェース制御処理条件データベース
1Dに登録される。
【0037】これら5つのインタフェース制御処理の登
録をした情報端末で子供の難聴者が利用した場合、音声
出力装置とアニメ出力装置画面を使わず、画面出力装置
を使った情報伝達となる。
【0038】この第2の実施形態の応用例について説明
する。この応用例は、前述した第2の実施形態に、ユー
ザインタラクション・エージェントモデルを採用した例
である。
【0039】このユーザインタラクション・エージェン
トモデルは、インタフェース制御処理を選択する選択部
31を見立てたパーソナル・インタフェース・エージェ
ント(personal Interface Agent(pIA) )インタフェー
ス処理部33A、33B、33Cを見立てたパーソナル
・アプリケーション・エージェント(personal Applica
tion Agent(pAA) )、入出力装置5A、5B、5C、5
Dを見立てたパーソナル・サービス・エージェント(pe
rsonal Service Agent(pSA) )の3種類のインタフェー
スエージェントを用いたエージェントモデルで構成され
る。
【0040】パーソナル・インタフェース・エージェン
トは、情報提供装置からのインタフェースである。情報
提供装置からパーソナル・インタフェース・エージェン
トへは、利用者の特性等に依存すること無く、そのパラ
メータである利用者に伝達する情報が渡される。
【0041】パーソナル・インタフェース・エージェン
トは利用者情報の問合わせにより、利用者の特性に対し
て適切な対話ロジックエージェント(パーソナル・アプ
リケーション・エージェント)を選択し、情報提供装置
からの情報をその対話ロジックエージェントに伝達す
る。
【0042】対話ロジックエージェントは利用者の特性
に応じて用意できるので、子供であれば、画面の出力に
アニメキャラクタを使う等、利用者の特性毎にパーソナ
ル・サービス・エージェントの選択・設定が可能であ
る。また、対話ロジックエージェントは、時間や環境セ
ンサ等を用いることで環境情報等も考慮した対話ロジッ
クを記述できる。
【0043】次に、この応用例が適用される、第1の実
施形態と同様な例として、大人と子供によって、コンピ
ュータの対応がどのように変わるかを説明する。まず、
情報伝達の対話ロジックエージェントには汎用以外に子
供用対話ロジックエージェントと大人用対話ロジックエ
ージェントを登録しておく。
【0044】そして情報提供装置から情報が送られる
と、パーソナル・インタフェース・エージェントは情報
提供装置に利用者情報を問い合わす。この情報提供装置
から得られた利用者情報から利用者が子供だと判断され
た場合、子供用対話ロジックエージェントに情報を渡
す。子供用対話ロジックエージェントでは、アニメデバ
イスを選択し、アニメキャラクターを利用して情報を
「ひらがな」で出力する。同様に大人の場合では大人用
対話ロジックエージェントに情報を渡すこととなる。大
人用対話ロジックエージェントでは音声出力デバイスと
画面出力デバイスを用いて、音声と文字によって伝達す
る。
【0045】さらに、難聴者対話ロジックエージェント
を用意し、これを大人用対話ロジックエージェント・子
供用対話ロジックエージェントより優先的に選択するよ
うに登録する。難聴者用対話ロジックエージェントの対
話ロジックは、すべての情報伝達を画面出力で行うもの
である。
【0046】例えば、第2の実施形態と同様に、大人用
対話ロジックエージェントでは音声出力のみである「次
を選択してください」などのガイダンスメッセージも画
面出力で行う。この対話ロジックエージェントの追加に
より、耳の不自由な利用者に対して、子供であろうと大
人であろうと画面出力のみによる伝達を行うことが可能
になる。
【0047】次に、本発明に係る第3の実施形態を、図
9および図10を参照して具体的に説明する。本実施形
態では情報端末を複数の言語(バイリンガル)に対応す
る場合を例に説明する。前提として、利用者の母国語が
英語であるものとして、情報が供給されるものとする。
【0048】設計者は、日本語用インタフェース制御処
理(ステップS461,S462,S463)と英語用
インタフェース制御処理(ステップS471,S47
2)とを記述する。
【0049】なお、日本語用インタフェース制御処理
は、英語から日本語に翻訳する機能を持つ外部プログラ
ムを利用することにより、情報を日本語に変換し、日本
語の情報を音声出力装置と画面出力装置を利用して伝達
するものであり、英語用インタフェース制御処理は外部
プログラムを利用せず、情報をそのまま音声出力装置と
画面出力装置を利用して伝達するものである。
【0050】運用者は母国語が日本語又は英語という条
件を持つ、各インタフェース制御処理を登録する。
【0051】利用者が情報端末を利用する際にはインタ
フェース制御装置3が利用者情報の母国語の値を見るこ
とにより、その母国語に応じたインタフェース制御処理
を利用する為、利用者は情報端末の音声出力装置と画面
出力装置を通じて、母国語によって情報が伝達される。
【0052】次に、本発明に係る第4の実施形態を、図
11および図12を参照して具体的に説明する。
【0053】この第4の実施形態では、前述した第3の
実施形態における情報端末を、外国、例えばフランスで
利用する等の目的で、情報提供の言語をフランス語に対
応させる例をとる。
【0054】設計者は追加して、フランス語用インタフ
ェース制御処理(ステップS581,S582,S58
3)を作成する。
【0055】フランス語用インタフェース制御処理は、
英語からフランス語に翻訳する機能を持つ外部プログラ
ムを利用することにより、情報をフランス語に変換し、
日本語の情報を音声出力装置と画面出力装置を利用して
伝達するものである。
【0056】運用者は前記第3の実施形態における情報
端末に追加して、母国語がフランス語という条件を持つ
フランス語用インタフェース制御処理を登録する。
【0057】利用者は前記第3の実施形態における情報
端末を利用する場合と変更なく、利用者に母国語によっ
て情報が伝達される。また、設計者はインタフェース制
御処理以外において、システムを変更する必要がない。
【0058】なお、上述したような各実施形態における
インタフェース制御処理はインタフェース制御プログラ
ムにより実現され、該プログラムは記録媒体に記録して
提供され、さらに該記録媒体を利用して、そのインタフ
ェース制御プログラムの流通性を高めることができる。
【0059】以上説明したように、上記各実施形態に記
載の発明よれば、コンピュータネットワーク等の外部シ
ステムの情報を利用者に情報を提供する1つまたは複数
の入出力装置を備えた情報端末装置の利用に際して、自
動的に最適な利用者の特性を判断することで、自動的に
利用者の特性に応じて最適な情報の提供方法を提示でき
る。さらに、この提示された結果を用いて、利用者にと
って最適方法で情報を提供できるシステムを構築する際
に、その利用者への提供方法を自由にかつ容易に追加又
は削除できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定の情報端末を利用する利用者を識別するための
識別情報をもとに当該利用者の利用者情報を取得し、こ
の得られた利用者情報に基づいて利用者と情報端末との
間のインタフェースを司る入出力手段を制御するので、
利用者に最適な当該情報端末の使用環境が設定される等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインタフェース制御装置の一実施
形態の概略のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すインタフェース制御装置本体の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るインタフェース制御装置における
処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図3に示す処理手順のサブルーチンを示す図で
ある。
【図5】本発明に係るインタフェース制御装置の他の実
施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図5に示す処理手順のサブルーチンを示す図で
ある。
【図7】本発明に係るインタフェース制御装置の他の実
施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図7に示す処理手順のサブルーチンを示す図で
ある。
【図9】本発明に係るインタフェース制御装置の他の実
施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9に示す処理手順のサブルーチンを示す図
である。
【図11】本発明に係るインタフェース制御装置の他の
実施形態における処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】図11に示す処理手順のサブルーチンを示す
図である。
【符号の説明】
1A 第1の情報提供装置 1B 第2の情報提供装置 3 インタフェース制御装置 5A 入出力装置(キーボード) 5B 入出力装置(ポインティングデバイス) 5C 入出力装置(マイク/スピーカ) 5D 入出力装置(ディスプレイ/タッチセンサ/カメ
ラ)
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA23 GB02 KA03 KA04 KA10 KB00 KC14 KC23 KC59 5E501 AA13 AB21 BA05 BA13 CA03 CA04 CA08 CB02 CB05 CB08 CB09 CB15 DA01 DA13 EB05 FA32 5K024 AA76 AA77 BB03 BB04 CC09 CC10 DD01 DD02 EE06 EE08 EE09 FF04 FF06 GG01 GG05 5K101 KK16 LL04 MM04 MM06 MM07 NN03 NN07 NN16 NN18 NN25 PP04 TT02 9A001 BB04 DD11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報端末を利用する利用者を識別
    するための識別情報を入力し、この識別情報をもとに、
    予め利用者に係る情報を利用者情報として蓄積する利用
    者情報提供手段から当該利用者の利用者情報を取得し、
    この得られた利用者情報に基づいて利用者と情報端末と
    の間のインタフェースを司る入出力手段を制御すること
    を特徴とするインタフェース制御方法。
  2. 【請求項2】 前記各処理はインタフェースエージェン
    トにより実行されることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンタフェース制御方法。
  3. 【請求項3】 予め利用者に係る情報を利用者情報とし
    て蓄積し、必要に応じて提供する利用者情報提供手段
    と、 所定の情報端末を利用する利用者と当該情報端末との間
    のインタフェースを司る入出力手段と、 前記情報端末を利用する利用者を識別するための識別情
    報を入力するための識別情報入力手段と、 この識別情報入力手段を介して入力される識別情報をも
    とに前記利用者情報提供手段から当該利用者の利用者情
    報を取得し、この得られた利用者情報に基づいて前記入
    出力手段を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    るインタフェース制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、利用者と当該情報端末
    との間の前記インタフェースにおける処理条件が予め登
    録され、必要に応じて当該処理条件を追加、削除し得る
    ものであることを特徴とする請求項3記載のインタフェ
    ース制御装置。
  5. 【請求項5】 所定の情報端末を利用する利用者を識別
    するための識別情報を入力し、この識別情報をもとに、
    予め利用者に係る情報を利用者情報として蓄積する利用
    者情報提供手段から当該利用者の利用者情報を取得し、
    この得られた利用者情報に基づいて利用者と情報端末と
    の間のインタフェースを司る入出力手段を制御すること
    を特徴とするインタフェース制御プログラムを記録した
    記録媒体。
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