JP2000250024A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JP2000250024A
JP2000250024A JP11051261A JP5126199A JP2000250024A JP 2000250024 A JP2000250024 A JP 2000250024A JP 11051261 A JP11051261 A JP 11051261A JP 5126199 A JP5126199 A JP 5126199A JP 2000250024 A JP2000250024 A JP 2000250024A
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JP
Japan
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liquid crystal
display pattern
panel body
fixed display
polarizing plate
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JP11051261A
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English (en)
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Masayuki Kato
正行 加藤
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Kyocera Display Corp
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Kyocera Display Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TNネガ型液晶パネルに固定表示パターンを
形成するにあたって、高精細な固定表示パターンがきわ
めて簡単に得られるようにする。 【解決手段】 透明電極基板11,12を周辺シール
材13を介して貼り合わせ、そのセル内にTN液晶14
を封入してなるパネル本体15の表面側と裏面側とに偏
光軸を互いに平行として偏光板21,22をそれぞれ貼
着するとともに、パネル本体15に遮光膜30によりそ
れぞれ輪郭付けされた光透過型の固定表示パターンと可
変表示パターンとを設けてなるTNネガ型の液晶表示素
子10において、パネル本体15の裏面側に可変表示パ
ターンが設けられる領域のみに偏光板22を貼着し、固
定表示パターンが設けられる領域は偏光板無しとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定表示部を有する
TNネガ型の液晶表示素子に関し、さらに詳しく言え
ば、きわめて簡単な方法によってその固定表示部を常時
光透過状態にすることができる液晶表示素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル表示の時計や自動車
のスピードメータの文字盤などは表示パターンが常に一
定である。これが固定表示部であり、これに対して例え
ばバーグラフ状の表示パターンが可変表示部で、多くの
場合、双方の表示部が混在している。
【0003】可変表示部は、その表示電極に印加する液
晶駆動電圧をオン、オフすることにより適宜表示パター
ンが制御されるが、TNネガ型液晶表示素子において、
固定表示には例えば次のような技術が採用されている。
【0004】第1従来例;透明電極基板に固定表示パタ
ーンにのための表示電極を形成し、その表示電極間に常
時液晶駆動電圧を印加して光透過状態とする。 第2従来例;セル内に固定表示パターンに沿ってシール
材を設けて、シール材により固定表示状態を得る。 第3従来例;両方の透明電極基板において、固定表示パ
ターン部分のラビング方向を同一方向に揃える。 第4従来例;パネル裏面側に貼着される偏光板に固定表
示パターンを持たせる。例えば、裏面側偏光板の一部分
を固定表示パターンに沿って切り抜くことにより、部分
的に偏光性を無くす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例にはそれぞれ次のような課題がある。すなわち、
第1従来例では、常時液晶駆動電圧を印加する必要があ
るため消費電力が多くかかり、特に電源を内蔵電池に求
める携帯機器にとっては好ましくない。
【0006】表示領域内にシール材を設けるという第2
従来例では、微細な表示パターンに対応することが困難
であるばかりでなく、セル内にシール材が遮壁状に存在
するため液晶注入不良が生ずるおそれがある。
【0007】第3従来例のように、部分的にラビング方
向を変えるにはメタルマスクを必要とする。すなわち、
メタルマスクに固定表示パターンを形成し、それを配向
膜上に被せてラビングするのであるが、輪郭を明確に出
すにはメタルマスクをより薄くする必要がある。また、
例えば蛇の目状のパターンを形成するには、その中央部
分のマスク部を細い線にて橋絡しなければならないな
ど、総じて多くの技術的困難が伴なう。
【0008】第4従来例においても、多くの技術的困難
が伴なう。すなわち、この第4従来例では、偏光板に固
定表示パターンを形成する(打ち抜く)ようにしている
が、そのパターンの高精細化には限度がある。
【0009】また、上記第3従来例と同じく、例えば蛇
の目状のパターンを形成するには、その中央部分のマス
ク部を細い線にて橋絡する必要があるが、薄い樹脂フィ
ルムにこのような加工を施すことはきわめて困難であ
り、形成しようとするパターンに制約がある。
【0010】そればかりでなく、固定表示パターンが形
成された偏光板を液晶パネルに貼着する際、その樹脂フ
ィルムが薄いこともあって、表示電極との位置合わせが
難しく、しばしば製造上の問題となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような種
々の課題を解決するためになされたもので、その目的
は、TNネガ型液晶パネルに固定表示部を形成するにあ
たって、技術的な困難を伴なうことなく高精細化にも対
応できるようにした液晶表示素子を提供することにあ
る。
【0012】上記目的を達成するため、本発明は、それ
ぞれ表示電極が形成された一対の透明電極基板を周辺シ
ール材を介して貼り合わせ、そのセル内にTN液晶を封
入してなるパネル本体を有し、上記パネル本体の表面側
と裏面側とに偏光軸を互いに平行として偏光板がそれぞ
れ貼着されているとともに、上記パネル本体の表面側、
裏面側もしくは上記液晶パネル本体のセル内面側のいず
れかに、遮光膜によりそれぞれ輪郭付けされた光透過型
の固定表示パターンと可変表示パターンとが設けられて
いるTNネガ型の液晶表示素子において、上記パネル本
体の裏面側には、上記可変表示パターンが設けられる領
域のみに上記偏光板が貼着されており、上記固定表示パ
ターンが設けられる領域は偏光板無し、すなわち偏光板
を設けないことすることを特徴としている。
【0013】本発明によれば、固定表示パターンは遮光
膜印刷(ブラックマスク印刷)により形成されるため、
その表示パターンの高精細化に対応することができる。
裏面側偏光板については、上記第4従来例のように固定
表示パターンを形成する必要がなく、可変表示パターン
が設けられる領域のみに設ければよいため、偏光板をパ
ネル本体の裏面側に貼着するにあたって、厳密な位置合
わせを行なう必要がなく、技術的困難性が解消される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示されてい
る実施例により説明する。なお、図1はこの実施例の模
式的断面図であり、図2はその表示面を示した平面図で
ある。
【0015】これによると、この液晶表示素子10は、
それぞれ表示電極11a,12aが形成された一対の透
明電極基板11,12を周辺シール材13を介して貼り
合わせ、そのセル内にTN液晶14を封入してなるパネ
ル本体15を備えている。
【0016】パネル本体15の表面側(図1において上
側)と裏面側(図1において下側)には、偏光板21,
22がそれぞれ貼着されている。この場合、各偏光板2
1,22の偏光軸は互いに平行とされており、したがっ
て、このパネル本体15はTNネガ型表示である。
【0017】図2に示されているように、この液晶表示
素子10には、固定表示が設けられる固定表示部31と
可変表示が設けられる可変表示部32とが設定されてい
る。この実施例において、固定表示部31は表示領域の
下側に横一列に並べられた「A」「B」「C」「D」の
英文字パターンとされている。これに対して、可変表示
部32は、その各英文字パターン上において、それぞれ
縦列状に配置された6つのバー表示要素32aを含むバ
ーグラフパターンとされている。
【0018】本発明において、固定表示部31と可変表
示部32は、ブラックマスク(黒色遮光膜)30によ
り、それぞれその輪郭付けがなされている。すなわち、
固定表示部31および可変表示部32は、ブラックマス
ク印刷により形成されている。
【0019】ブラックマスク30は、表面側偏光板2
1、表面側透明電極基板11の上面、裏面側透明電極基
板12の下面もしくは透明電極基板11,12間のセル
内のいずれかに設けられてよいが、この実施例による
と、ブラックマスク30はセル内において表面側透明電
極基板11の表示電極11a上に設けられている。
【0020】表面側偏光板21は表示領域の全面、すな
わち固定表示部31および可変表示部32のいずれにも
対応するように設けられている。これに対して、裏面側
偏光板22は固定表示部31にはかかることなく、可変
表示部32のみに設けられている。
【0021】すなわち、図1,2に示されているよう
に、表面側偏光板21は表面側透明電極基板11の両側
にある端子部11b,11bを除いて、W1なる幅をも
って表示領域の全面に貼着されているのに対して、裏面
側偏光板22はそれよりも狭いW2なる幅をもって可変
表示部32の部分にしか貼着されていない。
【0022】したがって、パネル本体15の裏面側にお
いて、固定表示部31に対応する領域は、W3(=W1
−W2)なる幅の偏光板無しの範囲とされ、これにより
固定表示パターン「A」「B」「C」「D」は、液晶駆
動電圧無印加の状態で、常時光透過型の表示となる。こ
れに対して、可変表示部32は液晶駆動電圧のオンオフ
により所定のバー表示要素32aが点滅する。
【0023】なお、この実施例では、裏面側偏光板22
の片側をW3なる幅で切り落として、固定表示部31の
裏面側を偏光板無しの状態としているが、固定表示パタ
ーン「A」「B」「C」「D」の各文字を囲繞する領域
のみを例えば円形や四角形状などに切り抜いて、偏光板
無しの状態としてもよい。いずれにしても、本発明によ
れば、裏面側偏光板22と固定表示部31との間に厳密
な位置合わせは要求されない。
【0024】
【実施例】《実施例1》ITO(indium tin
oxide)付きのガラス基板11,12を2枚用意
し、各ガラス基板11,12のITOをフォトエッチン
グ法でパターニグした。そして、表面側となる一方のガ
ラス基板11のITOパターン11a上にブラックマス
ク30を厚さ2.0μmに印刷して、図2に示されてい
るようなバー表示要素32aを含む可変表示パターン3
2と、英文字「A」「B」「C」「D」の固定表示パタ
ーン31とを形成した。この場合、バー表示要素32a
の線幅は1.0mm、固定表示パターン31の各英文字
の線幅は2.0mmとした。次に、各ガラス基板11,
12に0.1μm厚でポリイミド配向膜用のオーバーコ
ート層を形成し、その各々を所定の方向に沿ってラビン
グ処理した。そして、一方のガラス基板11上に平均粒
径10μmの面内スペーサを散布した後、2枚のガラス
基板11,12を周辺シール材13を介して圧着してパ
ネル本体15(空セル)を得た。このパネル本体15内
にTN液晶を封入した後、その表面側に偏光板21を表
示全面にわたって貼着した。また、パネル本体15の裏
面側には固定表示パターン31に対応する部分を除いて
偏光板22をその偏光軸を偏光板21の偏光軸と平行と
して貼着した。この結果、ブラックマスク30により鮮
明に輪郭付けされた光透過型の固定表示パターン31が
得られた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
TNネガ型液晶パネルに固定表示パターンを形成するに
あたって、その固定表示パターンを遮光膜により形成
し、裏面側偏光板を削除することにより光透過性を持た
せるようにしたことにより、高精細な固定表示パターン
をきわめて簡単に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示素子の一実施例を示した模式
的断面図。
【図2】上記実施例の平面図。
【符号の説明】
10 液晶表示素子 11,12 透明電極基板 11a,12a 表示電極 13 周辺シール材 14 液晶 15 パネル本体 21,22 偏光板 30 遮光膜 31 固定表示部 32 可変表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ表示電極が形成された一対の透
    明電極基板を周辺シール材を介して貼り合わせ、そのセ
    ル内にTN液晶を封入してなるパネル本体を有し、上記
    パネル本体の表面側と裏面側とに偏光軸を互いに平行と
    して偏光板がそれぞれ貼着されているとともに、上記パ
    ネル本体の表面側、裏面側もしくは上記液晶パネル本体
    のセル内面側のいずれかに、遮光膜によりそれぞれ輪郭
    付けされた光透過型の固定表示パターンと可変表示パタ
    ーンとが設けられているTNネガ型の液晶表示素子にお
    いて、 上記パネル本体の裏面側には、上記可変表示パターンが
    設けられる領域のみに上記偏光板が貼着されており、上
    記固定表示パターンが設けられる領域は偏光板無しとさ
    れていることを特徴とする液晶表示素子。
JP11051261A 1999-02-26 1999-02-26 液晶表示素子 Withdrawn JP2000250024A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044293A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Epson Imaging Devices Corp 表示装置
US8040480B2 (en) 2008-03-04 2011-10-18 Stanley Electric Co., Ltd. Liquid crystal display apparatus
US8427619B2 (en) 2007-09-28 2013-04-23 Stanley Electric Co., Ltd. Liquid crystal display unit

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