JP2000249766A - 核医学診断装置 - Google Patents

核医学診断装置

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JP2000249766A
JP2000249766A JP11053041A JP5304199A JP2000249766A JP 2000249766 A JP2000249766 A JP 2000249766A JP 11053041 A JP11053041 A JP 11053041A JP 5304199 A JP5304199 A JP 5304199A JP 2000249766 A JP2000249766 A JP 2000249766A
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radiation
incident
nuclear medicine
subject
diagnostic apparatus
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English (en)
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Tsutomu Yamakawa
勉 山河
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2914Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2985In depth localisation, e.g. using positron emitters; Tomographic imaging (longitudinal and transverse section imaging; apparatus for radiation diagnosis sequentially in different planes, steroscopic radiation diagnosis)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/037Emission tomography

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、特定の事象方向に関する陽電子に
起因するガンマ線のみを検出してパーシスト画像を得る
ことにより、患者の撮影の位置決めや設定を容易に行う
ことが可能な核医学診断装置を提供する。 【解決手段】 被検体Pからのガンマ線を放射線検出器
11、12で検出し、その収集データを画像再構成処理
回路14に出力する。同時計数認識回路13では、放射
線検出器11、12で検出したガンマ線が同時計数であ
るかどうかを認識する。同時計数である場合、画像再構
成処理回路14では、ガンマ線の入射位置を計算し、さ
らに入射軌跡を計算して入射方向を特定する。同時計数
事象方向選別回路16では、事象方向指定回路18で指
定した所定の事象方向からのガンマ線に対応する収集デ
ータを画像再構成処理回路14から読み出し、その収集
データを基に得られたパーシスト画像を位置決めモニタ
17に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者などの被検体
に注入された放射性同位元素(ラジオアイソトープ、R
I)により放出されるガンマ(γ)線のような放射線を
1次元または2次元的に検出して被検体内のRI分布を
得るための核医学診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、患者などの被検体に放射性同位
元素(ラジオアイソトープ、RI)を注入し、その体内
から放出されるガンマ線(γ)のような放射線を1次元
または2次元放射線検出器によって検出してRI分布を
取得することにより、体内の病変部、血流量、脂肪酸代
謝量などの機能分布像を表示するシングルフォトンエミ
ッションコンピュータ断層法(SPECT)を用いたS
PECT装置や、複数の放射線検出器を備え、ポジトロ
ン(陽電子)がエレクトロン(陰電子)と結合して消滅
する際に180°方向に放出される511keVのエネ
ルギーを有するガンマ線を同時検出してイメージングを
行う同時計数ポジトロンエミッションコンピュータ断層
法(PET)を用いた同時計数PET装置が知られてい
る。また、最近では、SPECTと同時計数PETの両
方を行うために複数の放射線検出器を備えたSPECT
/PET兼用装置が知られるようになってきている。こ
れらの装置全般を核医学診断装置と総称する。
【0003】図1は従来の核医学診断装置の一例である
同時計数PET装置の概略構成を示す図である。図1に
おいて、従来の同時計数PET装置は、患者などの被検
体Pを挟んで対向配置され、被検体Pからの陽電子P
1、P2、P3に起因して発生するガンマ線のような放
射線を検出する2つの放射線検出器1、2と、放射線検
出器1、2によって検出されたガンマ線が同時計数であ
るかどうかをその入射タイミングなどを基にして認識す
る同時計数認識回路3と、放射線検出器1、2によって
得られる収集データを基にして画像再構成処理を行うこ
とにより断層画像を取得する画像再構成処理回路4と、
画像再構成処理回路4によって取得された断層画像を表
示する画像表示モニタ5とを備えている。
【0004】なお、従来の同時計数PET装置は、陽電
子の崩壊事象の発生密度分布または陽電子を放出したR
Iの存在密度分布を画像化するための核医学診断装置で
あり、PET画像化のための情報源として陽電子の消滅
に伴って発生する反対方向へのガンマ線を利用してい
る。すなわち、対向配置されている2つの放射線検出器
によってそれぞれ同時にガンマ線を検出した場合に、同
時計数認識回路3においては、その2つの検出位置を結
ぶ線上に陽電子の崩壊位置があると仮定して放射線検出
器から見た陽電子の崩壊事象の方向を同定する。また、
2つの放射線検出器が被検体Pの周囲を回転移動するこ
とにより被検体Pに対して全方向からの観測を行って十
分な量のデータを収集し、収集したデータを基にして被
検体PのRI分布の画像を再構成している。なお、これ
を患者位置合わせに用いるため、通常の収集マトリクス
よりも荒い収集マトリクスを設定し、短時間で再構成に
必要なデータを収集して画像再構成を行い、これにより
得られた画像を基にして大まかな位置決めを行うのが通
常であったが、それでも、データの収集に時間がかかる
のが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、2つの放射線検
出器が対向配置され、SPECTと同時計数PETが兼
用可能なシステムや、PET装置においては、患者など
の被検体の撮影の位置合わせや疾患部位の確認を簡単に
行うことが難しかった。そこで、現状では、通常のPE
T断層撮影の場合よりも低い分解能の収集マトリクスサ
イズを設定することにより収集時間を短縮し、データ収
集を行って画像再構成した後に患者の撮影の位置決めや
疾患部位の簡単な確認を行っていた。しかし、このよう
な方法では、その確認が断層画像の再構成後に行われて
いるので、患者の撮影の位置決めなどを迅速に行うこと
ができないという問題がある。
【0006】また、例えば、患者の全身に対してデータ
収集を行う場合において断層撮影の位置を予め設定する
ことは、患者の全身の断層画像を取得した後でなければ
できないが、実際上、このような設定を行うことは非常
に困難である。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、特定の事象方向に関する陽電子
に起因するガンマ線のみを検出してパーシスト画像を得
ることにより、患者の撮影の位置決めや設定を容易に行
うことが可能な核医学診断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の核医学診断装置は、被検体
の周囲に配置され、前記被検体から放出された陽電子に
起因して発生する放射線を検出する複数の放射線検出器
と、前記複数の放射線検出器によって検出された放射線
の中で少なくとも1つの入射方向から入射した放射線の
みの分布を示す放射線分布画像を取得する放射線分布画
像取得手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】また、上記課題を解決するために、請求項
2に記載の発明の核医学診断装置は、被検体の周囲に配
置され、前記被検体から放出された放射線を検出する複
数の放射線検出器と、前記複数の放射線検出器によって
検出された放射線が同時計数かどうかを認識する認識手
段と、所定の入射方向を指定する指定手段と、前記認識
手段によって同時計数であると認識された放射線の中で
前記指定手段によって指定された少なくとも1つの入射
方向から入射した放射線のみの分布を示す放射線分布画
像を取得する放射線分布画像取得手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】上記請求項1または2に記載の発明の核医
学診断装置において、請求項3に記載の発明は、前記放
射線分布画像取得手段によって取得された放射線分布画
像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0011】上記請求項1または2に記載の発明の核医
学診断装置において、請求項4に記載の発明は、前記入
射方向は、前記放射線検出器の検出面が平面である場合
においてその検出面に対してほぼ垂直な方向であること
を特徴とする。
【0012】上記請求項1または2に記載の発明の核医
学診断装置において、請求項5に記載の発明は、前記入
射方向から入射する放射線の集体は、ほぼ平行ビームを
形成することを特徴とする。
【0013】上記請求項1または2に記載の発明の核医
学診断装置において、請求項6に記載の発明は、前記入
射方向から入射する放射線の集体は、前記放射線検出器
に対して所定の焦点を有するビームを形成することを特
徴とする。
【0014】上記請求項1または2に記載の発明の核医
学診断装置において、請求項7に記載の発明は、前記入
射方向から入射する放射線の集体は、前記放射線検出器
の検出面に対してスラントした平行ビームであることを
特徴とする。
【0015】上記請求項1または2に記載の発明の核医
学診断装置において、請求項8に記載の発明は、前記放
射線検出器を前記被検体の体軸に沿って移動させる移動
手段を備え、前記移動手段によって前記放射線検出器を
移動させることにより、前記放射線分布画像取得手段
は、前記被検体の全体に対して放射線分布画像を取得す
ることを特徴とする。
【0016】上記請求項3に記載の発明の核医学診断装
置において、請求項9に記載の発明は、前記放射線検出
器によって検出された放射線を基にして断層画像を取得
する断像画像取得手段を備え、前記断層画像取得手段に
よって取得された断層画像と前記放射線分布画像取得手
段によって取得された放射線分布画像を前記表示手段の
同一画面上に表示させることを特徴とする。
【0017】上記請求項3に記載の発明の核医学診断装
置において、請求項10に記載の発明は、前記放射線分
布画像取得手段によって取得された複数の放射線分布画
像を前記表示手段の同一画面上に表示させることを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図2は本発明の実施の形態の核医学診断装
置の一例である同時計数PET装置の概略構成を示す図
である。図2に示す本発明の実施の形態の同時計数PE
T装置は、患者などの被検体Pを挟んで対向配置され、
被検体Pからの陽電子崩壊(陽電子消滅)に起因して発
生する511keVのエネルギーを有するガンマ(γ)
線のような放射線を検出する2つの放射線検出器11、
12と、放射線検出器11、12によって検出されたガ
ンマ線が同時計数であるかどうかをその入射タイミング
などを基にして認識する同時計数認識回路13と、放射
線検出器11、12によって得られた収集データを基に
して画像再構成処理を行うことにより断層画像を取得す
る画像再構成処理回路14と、画像再構成処理回路14
によって取得された断層画像を表示する画像表示モニタ
15と、陽電子に起因して発生するガンマ線の中で所定
の方向から入射したガンマ線のみを対象とするために所
定の事象方向を指定する事象方向指定回路18と、事象
方向指定回路18によって指定された所定の事象方向を
基にして画像再構成処理回路14に記憶されている収集
データの中で必要な収集データのみを選別して記憶し、
その収集データを基にして所定の事象方向(入射方向)
に関するガンマ線のみの分布を示すガンマ線分布画像を
取得する同時計数事象方向選別回路16と、同時計数事
象方向選別回路16によって取得されたガンマ線分布画
像を表示する位置決めモニタ17とを備えている。
【0020】放射線検出器11、12は、それぞれ複数
の半導体セルを備えており、各半導体セルは、例えばテ
ルル化カドミウム(CdTe)、テルル化カドミウム亜
鉛(CdZnTe)によって構成されている。また、シ
ンチレータ(例えばヨウ化ナトリウム(NaI)、LS
O(Lutetium oxyorhosilicat
e)、BGO(酸化ビスマスゲルマニウム)、ヨウ化セ
シウム(CsI))と光電変換素子(例えばホトダイオ
ード)を組み合わせて用いることも可能である。
【0021】事象方向指定回路18は、キーボード、マ
ウスなどのデータ入力ユニットによって構成され、オペ
レータにより所定の事象方向(例えば陽電子に起因した
ガンマ線の所定の入射方向)が指定される。
【0022】同時計数事象方向選別回路16は、バッフ
ァメモリ機能やデータ記憶機能を有している。事象方向
指定回路18によって所定の事象方向が指定された場
合、同時計数事象方向選別回路16は、その指示された
所定の事象方向からのガンマ線に関する収集データのみ
を画像再構成処理回路14から読み出して順次記憶し、
その収集データを基にしてガンマ線の分布を示すガンマ
線分布画像を取得し、例えばテレビ信号のような画像信
号に変換して位置決めモニタ17に表示させている。
【0023】次に、本発明の実施の形態の核医学診断装
置の作用について説明する。
【0024】まず、オペレータなどによって事象方向指
定回路18から同時計数事象方向選別回路16に対して
所定の事象方向、例えばガンマ線の入射方向を指定す
る。この所定の事象方向を示す事象方向指定情報は、同
時計数事象方向選別回路16に記憶される。
【0025】次に、被検体Pに陽電子核種のRIを投与
し、放射線検出器11、12を被検体Pに近接させ、所
定の位置に対向配置して固定する。
【0026】陽電子の消滅により発生し、被検体Pから
放出されたガンマ線は放射線検出器11、12によって
検出される。検出されたガンマ線に対応する収集データ
は画像再構成処理回路14に出力される。また、放射線
検出器11、12によって検出されたガンマ線の入射タ
イミングを示すタイミング信号は同時計数認識回路13
に出力される。
【0027】同時計数認識回路13では、放射線検出器
11、12から出力されたタイミング信号を基にして、
放射線検出器11、12によって検出されたガンマ線が
陽電子に起因して同時に発生したガンマ線であるかどう
か(すなわち同時計数であるかどうか)を認識する。同
時計数認識回路13において同時計数であると認識した
場合には、同時計数であることを示す同時計数認識信号
が画像再構成処理回路14に出力される。
【0028】同時計数認識回路13から画像再構成処理
回路14に対して同時計数認識信号が出力された場合、
画像再構成処理回路14では、放射線検出器11、12
においてそれぞれ検出され、同時計数であると判断され
たガンマ線の入射位置をそれぞれ計算し、さらにこの計
算結果を基にしてガンマ線の入射軌跡を計算することに
より、陽電子に起因して発生したガンマ線の入射方向を
特定する。
【0029】同時計数事象方向選別回路16では、同時
計数であると認識されたガンマ線に対応する収集データ
の中で事象方向指定回路18により指定された所定の事
象方向(所定の入射方向)から入射したガンマ線に対応
する収集データを画像再構成処理回路14から読み出し
て記憶する。また、この収集データを基にしてガンマ線
の分布を示すガンマ線分布画像をパーシスト画像として
取得し、このパーシスト画像を位置決めモニタ17に表
示させる。
【0030】なお、ここで、パーシスト画像とは、放射
線検出器11、12において予め設定された所定時間内
に各検出位置に入射したガンマ線をカウントし、そのカ
ウント値の2次元分布を画像化して得られる画像であ
る。
【0031】オペレータは、位置決めモニタ17に表示
されているパーシスト画像を見て、被検体Pに対する放
射線検出器11、12の位置決めを行った後、被検体P
の周りで放射線検出器11、12を回転移動させて断層
撮影を行う。この断層撮影によって得られた収集データ
は、画像再構成処理回路14において画像再構成処理さ
れ、PET断層画像として画像表示モニタ15に表示さ
れる。
【0032】このような構成を有する同時計数PET装
置を用いることにより、陽電子に起因して同時に発生す
るガンマ線を検出する場合において、放射線検出器1
1、12の検出面側(被検体側)にコリメータを装着し
なくても、あたかも各種のコリメータを装着した場合と
同様に所定の入射方向から入射したガンマ線のみを検出
することが可能となる。従って、SPECT装置におい
て被検体の撮影の位置決めなどのためによく使用されて
いるパーシスト画像を同時計数PET装置においても容
易に得ることができる。
【0033】なお、このパーシスト画像を被検体の撮影
の位置決めのために使用することに限ることなく、例え
ばPET断層画像と照合するためのリファレンス画像と
して使用することも可能である。すなわち、図2に示す
同時計数PET装置においては、画像表示モニタ15と
位置決めモニタ17をそれぞれ別のモニタとして使用し
ているが、画像表示モニタ15と位置決めモニタ17を
同一のモニタで構成し、必要に応じてモニタの表示画面
を切替えてパーシスト画像(リファレンス画像)とPE
T断層画像を表示することや、図3に示すようにパーシ
スト画像(リファレンス画像)41aとPET断層画像
41bを同一画面41上に並べて表示することも可能で
ある。これにより、被検体の撮影部位の把握が容易とな
り、迅速な診断を行うことが可能となる。
【0034】また、同時計数事象方向選別回路16内に
設けられているメモリ(図示しない)の記憶容量を拡張
することによって、図4に示すように、種々の入射方向
におけるガンマ線に対応する収集データを基にして取得
した複数のパーシスト画像42a、42b、42c、4
2dを選択して同一画面42上に表示することができ
る。これにより、オペレータが各パーシスト画像を容易
に比較することが可能である。
【0035】図5は本発明の実施の形態の核医学診断装
置の一例であるホールボディPET装置の概略構成を示
す図である。図5に示す本発明の実施の形態のホールボ
ディPET装置は、図2に示す同時計数PET装置と同
様な構成を有しているが、被検体Pの全身にわたって断
層画像を得るためのホールボディPET収集を行うこと
が可能なように、2つの放射線検出器11、12が取り
付けられている架台20を被検体Pの体軸方向に移動さ
せるための架台移動制御回路19が設けられている。
【0036】このようなホールボディPET装置におい
ては、PET断層画像を取得するために2つの放射線検
出器11、12を被検体Pの全身の周囲を回転動作させ
る前に、まず、放射線検出器11、12が取り付けられ
ている架台20をシングルフォトンの単純ホールボディ
収集のように被検体Pの体軸方向に一旦走行動作させ
る。この走行動作時における架台20の移動情報を基に
して上述したパーシスト画像を得るための位置情報をシ
ングルフォトンのホールボディ収集のように収集する。
【0037】図6は本発明の実施の形態の核医学診断装
置の一例であるホールボディPET装置によって収集さ
れたホールボディパーシスト画像の表示例を示す図であ
る。図6に示すような全身のFDG分布を示すホールボ
ディパーシスト画像が位置決めモニタ17に表示された
場合、医師などがこのホールボディパーシスト画像を見
て被検体Pに例えば腫瘍A1、A2が存在すると判断し
た場合には、腫瘍A1、A2が存在する位置を撮影位置
としてPET断層撮影を行えばよいことになる。これに
より、従来のように被検体Pの全身のPET収集を行っ
て全てのPET断層画像を取得する場合と比較して、P
ET収集を短時間で行うことができる。従って、患者に
対する検査時間を短縮することができ、患者やオペレー
タなどにかかる負担を軽減することが可能となる。な
お、FDGとは、ポジトロン製剤の一種である18F−
fluoro−2−deoxyglucoseによるブ
ドウ糖代謝のイメージングのことであり、悪性腫瘍の鑑
別などに用いられている。
【0038】ここで、本発明の実施の形態の2つの放射
線検出器が対向配置されている同時計数PET装置にお
いて、種々の入射方向から入射する陽電子に起因して発
生するガンマ線の画像化について説明する。
【0039】図7は本発明の実施の形態の核医学診断装
置の一例である同時計数PET装置において対向配置さ
れる放射線検出器の検出面に対してほぼ垂直に入射する
陽電子に起因するガンマ線のみを選択して検出する場合
を説明するための図である。なお、図7において、黒丸
は陽電子、矢印線はガンマ線を示している。図7におい
ては、あたかも平行コリメータが放射線検出器11、1
2の検出面に装着されている場合と同様に、その検出面
に対してほぼ垂直に入射するガンマ線のみを選択して検
出する。
【0040】従って、放射線検出器11、12の検出面
に対してほぼ垂直な方向が事象方向として事象方向指定
回路18によって指定された場合には、図7に示すよう
にその検出面に対してほぼ垂直な方向から入射したガン
マ線に関する収集データを基にしてパーシスト画像が得
られ、得られたパーシスト画像が位置決めモニタ17に
表示される。
【0041】図8は本発明の実施の形態の核医学診断装
置の一例である同時計数PET装置において対向配置さ
れる放射線検出器の検出面に対して所定の角度でスラン
トして(傾いて)平行に入射する陽電子に起因するガン
マ線のみを選択して検出する場合を説明するための図で
ある。図8においても、あたかも平行コリメータが放射
線検出器11、12の検出面に装着されている場合と同
様に、その検出面に対して所定の角度でスラントして斜
めから平行に入射するガンマ線のみを選択して検出す
る。
【0042】従って、放射線検出器11、12の検出面
に対して所定の角度でスラントした方向が事象方向とし
て事象方向指定回路18によって指定された場合には、
図8に示すように、その検出面に対して所定の角度でス
ラントして平行に入射したガンマ線に関する収集データ
を基にしてパーシスト画像が得られ、得られたパーシス
ト画像が位置決めモニタ17に表示される。
【0043】図9は本発明の実施の形態の核医学診断装
置の一例である同時計数PET装置において対向配置さ
れる放射線検出器に対して所定の焦点位置に入射する陽
電子に起因するガンマ線のみを選択して検出する場合を
説明するための図である。図9においては、あたかもあ
る一定の焦点Fを有するファンビームコリメータまたは
コーンビームコリメータが放射線検出器11、12の検
出面に装着されている場合と同様に、一定の焦点Fを通
過する方向(ダイバージング方向、ファンビーム方向、
またはコーンビーム方向)からのガンマ線のみを選択し
て検出する。
【0044】従って、放射線検出器11、12に対して
一定の焦点Fを通過する方向が事象方向として事象方向
指定回路18によって指定された場合には、図9に示す
ように、一定の焦点Fを通過するように入射したガンマ
線に関する収集データを基にしてパーシスト画像が得ら
れ、得られたパーシスト画像が位置決めモニタ17に表
示される。
【0045】図10は本発明の実施の形態の核医学診断
装置の一例である同時計数PET装置において対向配置
される放射線検出器が被検体から見て凸状に(被検体に
対して凹状に)曲面状に構成され、被検体の体軸に対し
てほぼ垂直に入射する陽電子に起因するガンマ線のみを
選択して検出する場合を説明するための図である。図1
0においても、あたかも平行コリメータが凹状の曲面放
射線検出器31、32の検出面に装着されている場合と
同様に、被検体の体軸に対してほぼ垂直に入射するガン
マ線のみを選択して検出する。
【0046】従って、被検体の体軸に対してほぼ垂直な
方向が事象方向として事象方向指定回路18によって指
定された場合には、図10に示すように被検体の体軸に
対してほぼ垂直な方向から曲面放射線検出器31、32
に入射したガンマ線に関する収集データを基にしてパー
シスト画像が得られ、得られたパーシスト画像が位置決
めモニタ17に表示される。
【0047】以上のことから、ガンマ線の集体(集合
体)がほぼ平行ビームを構成するようにその検出方向を
選択することも可能である。さらに、図8および図9に
示す場合と同様に、ガンマ線の集体がスラント状、ダイ
バージング状、ファンビーム状、またはコーンビーム状
に構成されるようにその検出方向を選択することもでき
る。
【0048】なお、図7から図10に示すようなガンマ
線の入射方向(事象方向)の指定に関しては、上述した
2つの放射線検出器を対向配置したガンマカメラに限定
されず、3つ以上の放射線検出器を備えたガンマカメラ
や、被検体の全周囲に放射線検出器を配置したPET専
用装置などにおいても同様に実行することが可能であ
る。
【0049】図11は本発明の実施の形態の核医学診断
装置の一例であるコンプトンカメラの散乱層検出部に対
してほぼ垂直に入射するガンマ線のみを選択して検出す
る場合を説明するための図である。図11に示すコンプ
トンカメラにおいては、散乱層検出部21において検出
されたガンマ線のエネルギーE2、E4および吸収層検
出部22において検出されたガンマ線のエネルギーE
1、E3のそれぞれの位置情報を基にしてガンマ線が散
乱層検出部21に入射した角度をコーン状に推定してい
る。
【0050】従って、散乱層検出部21の検出面に対し
てほぼ垂直な方向から入射したガンマ線のみを検出する
ことは容易であるため、この垂直方向から入射するガン
マ線のみに関する情報を位置決めモニタ17に表示する
ことによって被検体の撮影の位置決めを簡便に行うこと
が可能となる。もちろん、この場合には、コーン状に推
定した所定範囲の入射角度のガンマ線に関する情報を基
にして再構成処理を行う必要があるが、図7から図9に
示すようなある一定の入射方向からのガンマ線のみに関
して画像化を行うことも可能である。
【0051】以上、2つの放射線検出器が対向配置され
ている場合について説明したが、本発明は被検体の周囲
に3つ以上の放射線検出器を配置した場合にも適用する
ことができる。さらに、PET収集においては、被検体
の全周に放射線検出器が配置されているようなPET専
用装置もあるが、このようなPET専用装置に対しても
本発明を適用することが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上、本発明によれば、特定の事象方向
に関する陽電子に起因するガンマ線のみを検出してパー
シスト画像を得ることにより次のような利点が得られ
る。
【0053】(1)同時計数PET収集における被検体
の撮影の位置決めやその撮影部位の設定を非常に簡単に
かつ直感的に行うことが可能となる。
【0054】(2)被検体の全身の同時計数PET収集
において、予めホールボディ収集を行うことにより、必
要な撮影領域のみを容易に決定することができる。
【0055】(3)必要な撮影部位を拡大して表示する
ことができるので、被検体の撮影の位置決めの確認精度
を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の核医学診断装置の一例である同時計数P
ET装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
ある同時計数PET装置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
ある同時計数PET装置によって得られたパーシスト画
像とPET断層画像の画面表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
ある同時計数PET装置によって得られた複数のパーシ
スト画像の画面表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
あるホールボディPET装置の概略構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
あるホールボディPET装置によって収集されたホール
ボディパーシスト画像の表示例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
ある同時計数PET装置において対向配置される放射線
検出器の検出面に対してほぼ垂直に入射する陽電子に起
因するガンマ線のみを選択して検出する場合を説明する
ための図である。
【図8】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
ある同時計数PET装置において対向配置される放射線
検出器の検出面に対してスラントして平行に入射する陽
電子に起因するガンマ線のみを選択して検出する場合を
説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例で
ある同時計数PET装置において対向配置される放射線
検出器に対して所定の焦点位置に入射する陽電子に起因
するガンマ線のみを選択して検出する場合を説明するた
めの図である。
【図10】本発明の実施の形態の核医学診断装置の一例
である同時計数PET装置において対向配置される放射
線検出器が被検体から見て凸状に(被検体に対して凹状
に)曲面状に構成され、被検体の体軸に対してほぼ垂直
に入射する陽電子に起因するガンマ線のみを選択して検
出する場合を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態の核医学診断装置に一例
であるコンプトンカメラにおいて配置される散乱層検出
器に対してほぼ垂直に入射するガンマ線のみを選択して
検出する場合を説明するための図である。
【符号の説明】
P 被検体 11、12 放射線検出器 13 同時計数認識回路 14 画像再構成処理回路 15 画像表示モニタ 16 同時計数事象方向選別回路 17 位置決めモニタ 18 事象方向指定回路 19 架台移動制御回路 20 架台 21 散乱層検出部 22 吸収層検出部 31、32 曲面放射線検出器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の周囲に配置され、前記被検体か
    ら放出された陽電子に起因して発生する放射線を検出す
    る複数の放射線検出器と、 前記複数の放射線検出器によって検出された放射線の中
    で少なくとも1つの入射方向から入射した放射線のみの
    分布を示す放射線分布画像を取得する放射線分布画像取
    得手段とを備えたことを特徴とする核医学診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体の周囲に配置され、前記被検体か
    ら放出された放射線を検出する複数の放射線検出器と、 前記複数の放射線検出器によって検出された放射線が同
    時計数かどうかを認識する認識手段と、 所定の入射方向を指定する指定手段と、 前記認識手段によって同時計数であると認識された放射
    線の中で前記指定手段によって指定された少なくとも1
    つの入射方向から入射した放射線のみの分布を示す放射
    線分布画像を取得する放射線分布画像取得手段とを備え
    たことを特徴とする核医学診断装置。
  3. 【請求項3】 前記放射線分布画像取得手段によって取
    得された放射線分布画像を表示する表示手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の核医学診断装
    置。
  4. 【請求項4】 前記入射方向は、前記放射線検出器の検
    出面が平面である場合においてその検出面に対してほぼ
    垂直な方向であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の核医学診断装置。
  5. 【請求項5】 前記入射方向から入射する放射線の集体
    は、ほぼ平行ビームを形成することを特徴とする請求項
    1または2に記載の核医学診断装置。
  6. 【請求項6】 前記入射方向から入射する放射線の集体
    は、前記放射線検出器に対して所定の焦点を有するビー
    ムを形成することを特徴とする請求項1または2に記載
    の核医学診断装置。
  7. 【請求項7】 前記入射方向から入射する放射線の集体
    は、前記放射線検出器の検出面に対してスラントした平
    行ビームであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の核医学診断装置。
  8. 【請求項8】 前記放射線検出器を前記被検体の体軸に
    沿って移動させる移動手段を備え、 前記移動手段によって前記放射線検出器を移動させるこ
    とにより、前記放射線分布画像取得手段は、前記被検体
    の全体に対して放射線分布画像を取得することを特徴と
    する請求項1または2に記載の核医学診断装置。
  9. 【請求項9】 前記放射線検出器によって検出された放
    射線を基にして断層画像を取得する断層画像取得手段を
    備え、 前記断層画像取得手段によって取得された断層画像と前
    記放射線分布画像取得手段によって取得された放射線分
    布画像を前記表示手段の同一画面上に表示させることを
    特徴とする請求項3に記載の核医学診断装置。
  10. 【請求項10】 前記放射線分布画像取得手段によって
    取得された複数の放射線分布画像を前記表示手段の同一
    画面上に表示させることを特徴とする請求項3に記載の
    核医学診断装置。
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