JP2000249696A - 新規な溶出試験器、それを含む測定装置及び溶出試験法 - Google Patents

新規な溶出試験器、それを含む測定装置及び溶出試験法

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JP2000249696A
JP2000249696A JP11055224A JP5522499A JP2000249696A JP 2000249696 A JP2000249696 A JP 2000249696A JP 11055224 A JP11055224 A JP 11055224A JP 5522499 A JP5522499 A JP 5522499A JP 2000249696 A JP2000249696 A JP 2000249696A
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Ryoichi Morita
亮一 森田
Ritsuko Honda
律子 本田
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NIPPON ORUGANON KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】種々の被験製剤に対応可能であって、かつ製剤
投与時の生体内の薬物溶出挙動を精密かつ簡便に予測す
ることができ、しかも再現性に優れた新規な溶出試験を
行うための溶出試験器、及びそれを含む測定装置、並び
に溶出試験法を提供すること。 【解決手段】試験液の入口1を試験器の上部に出口5を
試験器の下部に有しかつ試験器内に試験液により膨潤ま
たは湿潤する物質3が充填された溶出試験器を含む測定
装置を用い、溶出試験器中に試験液により膨潤または湿
潤する物質3と被験製剤2とよりなるベッドを形成し、
試験器上部に設けた入口1から当該ベッドに試験液を滴
下した後、試験器下部に設けた出口5より排出される試
験液中の薬物濃度を定量することにより製剤中の有効成
分の溶出率を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な溶出試験
器、それを含む測定装置及び溶出試験法に関する。さら
に詳細には、試験液の入口を試験器の上部に出口を試験
器の下部に有し、かつ試験器内に試験液により膨潤また
は湿潤する物質が充填された溶出試験器、及びそれを含
む測定装置、並びに溶出試験器中に試験液により膨潤ま
たは湿潤する物質と被験製剤とよりなるベッドを形成
し、試験器上部に設けた入口から当該ベッドに試験液を
滴下した後、試験器下部に設けた出口より排出される試
験液中の薬物濃度を定量することにより製剤中の有効成
分の溶出率を測定することを特徴とする溶出試験法に関
する。
【0002】
【従来の技術】溶出試験法は、第十三改正日本薬局方
(第一法規出版社発行、1996年、以下日局と略記す
る)によれば、内用固形製剤からの主成分の溶出を試験
する方法であって、内用固形製剤の品質を一定水準に確
保し、併せて著しい生物学的非同等性を防ぐことを目的
とするものである。
【0003】また日局によれば、溶出試験法は製剤の処
方、剤形、崩壊状態などの製剤的特性及び生物学的有用
性との相関性によって設定されるべきで、目的によって
最も適合した装置及び試験法を考慮しなければならない
とされ、試験の再現性、簡便性、識別性、経済性などの
品質管理的な要素と、外国薬局方などの汎国際的な要素
とを勘案して、日局では回転バスケット法、パドル法、
フロースルーセル法の3方法が設定されている。
【0004】上記3法は、いずれも簡便でかつ再現性の
ある優れた方法であり、試験製剤の製剤的特性等に応じ
て、いずれかの試験法を選択することにより、容易に溶
出試験を実施することが可能である。
【0005】一方、溶出試験は、上記の目的のみなら
ず、製剤設計を行う観点からは、新規な製剤を開発する
ための主成分の吸収挙動を予測する簡便な方法としても
繁用されている。
【0006】これは近年、血漿中濃度を長時間一定に保
つことや、消化管内の特異的な部位で薬物を放出させる
こと、あるいは多段階に放出させる製剤など製剤的に工
夫を凝らされた放出制御製剤が種々開発されるに至り、
それら製剤を開発する過程で、ヒトもしくは動物に試作
した被験製剤を投与して吸収挙動をそれぞれについて調
べるには、多額のコストと労力を要するために、それに
代えて溶出試験を行うことにより有効成分(薬物)の吸
収挙動を予測することを目的としている。
【0007】しかしながら、製剤設計の工夫が凝らされ
た製剤や消化管内のある特定部位で放出させることを企
図した製剤などでは、上記の日局記載のいずれの溶出試
験法においても、薬物の吸収挙動から算出された各時間
毎の薬物放出量と溶出試験の結果に相関性が認められな
い場合もあり、そのような製剤でも両者間に相関性が認
められるような、簡便でかつ再現性に優れた溶出試験法
及びその測定装置の開発が望まれていた。
【0008】実際に、本発明者らが創製した後記試験例
に記載の被験製剤(検体)について、日局溶出試験法第
3法(フロースルーセル法)で溶出試験を行った結果、
溶出試験結果とヒト投与試験による生体内薬物放出パタ
ーンとの間には相関性が認められないばかりか、溶出試
験結果は著しく不適当な結果であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、種々
の製剤に対応可能であって、かつ製剤投与時の生体内の
薬物溶出挙動を精密かつ簡便に予測することができ、し
かも再現性に優れた新規な溶出試験を行うための溶出試
験器、及びそれを含む測定装置、並びに溶出試験法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
した結果、試験液の入口を試験器の上部に出口を試験器
の下部に有し、かつ試験器内に試験液により膨潤または
湿潤する物質が充填された溶出試験器を含む測定装置を
用い、溶出試験器中に試験液により膨潤または湿潤する
物質と被験製剤とよりなるベッドを形成し、試験器上部
に設けた入口から当該ベッドに試験液を滴下した後、試
験器下部に設けた出口より排出される試験液中の薬物濃
度を定量することにより製剤中の有効成分の溶出率を測
定することを特徴とする溶出試験法を行うことにより、
従来の方法に比べてより生体内での薬物溶出挙動を精密
かつ簡便に予測し得、また再現性に優れることを見出
し、本発明を完成させた。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をより詳細に説明
する。
【0012】本発明の溶出試験器は、例えば、図1に示
すように、試験液の入口を試験器の上部に出口を試験器
の下部に有しかつ試験器内に試験液により膨潤または湿
潤する物質が充填された溶出試験器である。
【0013】上記試験器の材質及び形状は、特に限定さ
れるものではないが、通常、試験器の材質は、試験中、
容器内部の状態が観察でき、装置の中で、製剤、試験液
と接する部分はすべて化学的に不活性な材質からなるも
ので医薬品に吸着したり、医薬品と反応することのない
材質であること、また試験器の形状は、半円球の底をも
つ試験器あるいは円筒形の上端と円垂形の下端からなる
形状を有することが好ましい。より好ましくは、試験器
がアクリル樹脂から成る円筒形の上端と円垂形の下端か
らなる形状を有するものであり、具体的には、日局に記
載のフロースルーセルの大型セル及び小型セルが挙げら
れる。
【0014】但し、本発明に用いる溶出試験器は、上述
の如く、試験液の入口を試験器の上部に出口を試験器の
下部に有していることを特徴とする。
【0015】ここで言う試験器の上部とは、後述する試
験器内に充填された試験液により膨潤または湿潤する物
質の充填位置最上部よりも上に位置することを意味し、
試験器の上部面のみならず、試験器側面の上部も包含す
る。
【0016】同様に試験器の下部とは、試験器内に充填
された試験液により膨潤または湿潤する物質の充填位置
最上部よりも下に位置することを意味し、試験器の下部
面のみならず、試験器側面の下部も包含する。
【0017】そして本発明の上記特徴は、本発明と日局
溶出試験法第3法に記載のフロースルーセル法との試験
液の注入方法の違いに起因する。すなわち、日局記載の
フロースルーセル法では、試験液は、試験器の下部の入
口から試験器内に注入され、セル内全体に試験液が満た
され、さらにセル上部より流出した試験液を送液チュー
ブを通して受器に集め、その試験液中の薬物濃度を測定
することにより、製剤の溶出率を測定するのに対して、
本発明では、試験液は試験器上部の入口より試験器内に
滴下するように注入し、試験器内の湿潤状態を一定に保
ちつつ、試験液を試験器下部の出口から排出し、そうし
て集められた試験液中の薬物濃度を測定することにより
被験製剤からの薬物の溶出率を測定する。
【0018】従って、日局に記載のフロースルーセル法
では、回転バスケット法やパドル法と同様、溶出試験
中、常時被験製剤が試験液に浸された状態となっている
のに対して、本発明の溶出試験では、試験液は試験器の
下部から排出できるため、被験製剤が試験液に浸された
状態のみならず、浸されていない場合や被験製剤の一部
だけや一定の時間のみ試験液に浸されている状態をも創
出することが可能となる。
【0019】そして本発明のもう一つの特徴である、試
験器内に試験液により膨潤または湿潤する物質が充填さ
れた試験器を用いることにより、試験器内が常に湿潤さ
れた状態となっているので、たとえ試験器内に試験液が
ほとんど存在しない場合でも試験製剤からの薬物放出は
可能となる。
【0020】すなわち、本発明では、上記試験液により
膨潤または湿潤する物質を予め試験液又は水に浸して膨
潤または湿潤状態とした後、試験器内に当該物質と被験
製剤よりなるベッドを形成せしめる。その結果、被験製
剤周辺は常に湿潤状態となり、試験液がほとんど存在し
ない場合でも、薬物の放出が可能となる。
【0021】上記試験液により膨潤または湿潤する物質
としては、試験液により膨潤または湿潤する物質ならば
特に限定されるものではないが、例えば、水に膨潤また
は湿潤する高分子化合物やスポンジ状の物質などが挙げ
られる。その中でも、高分子化合物、特に水に実質的に
ほとんど溶解せず膨潤するポリビニルアルコールが好ま
しく、そのようなポリビニルアルコールとしては、けん
化度97.5%のポリビニルアルコールが挙げられる。
【0022】けん化度97.5%のポリビニルアルコー
ルは、例えば、クラレポバールPVA−CS(株式会社
クラレ製)が入手されうる。
【0023】本発明の溶出試験法を実施する測定装置の
特徴は、上記の如く、試験液の入口を試験器の上部に出
口を試験器の下部に有し、かつ試験器内に試験液により
膨潤または湿潤する物質が充填された溶出試験器よりな
るものであるが、実際の溶出率の測定には、例えば図2
に模式図を示した如く、上記試験器の他に、定流量ポン
プ、試験液の貯槽、試験器を一定温度に保つ恒温水槽、
及び送液チューブなど日局溶出試験法第3法フロースル
ーセル法に用いられるような測定装置を用いて実施する
ことが好ましい。また図1及び図2に記載の網は、日局
溶出試験法第3法フロースルーセル法に用いられる網を
用いて実施することが好ましい。本発明の試験器の容量
は1〜100mlの範囲が好ましい。また本発明の試験
器に充填される試験液により膨潤または湿潤する物質の
量は、上記試験器の容量に対して、5分の1量から5分
の4量程度が充填されていることが好ましく、被験製剤
の周囲は均一な状態になっていること、すなわち被験製
剤が試験液により膨潤または湿潤する物質内部に配置さ
れていることが好ましい。
【0024】また試験液の入口は、被験製剤が配置され
た所へ試験液が滴下できるような位置にあることが望ま
しい。
【0025】さらに本発明は、上記のような特徴を有す
るため、被験製剤としては、放出制御製剤、徐放性製剤
または腸溶性製剤が好ましい。
【0026】試験液の温度は、日局の試験と同様、通常
37±0.5℃で実施される。
【0027】本発明の溶出試験法により、例えば以下の
ような溶出率の測定が可能となる。
【0028】すなわち、試験器中に予め試験液または水
により膨潤または湿潤させた物質を充填し、その内部に
被験製剤を配置する。ここに試験液を一定量注入してお
き、一定時間経過後、試験器下部の出口より試験液を排
出し、初期の薬物溶出率を測定する。その後、一定の速
度で試験液を注入し、同時に注入速度と同様の速度で試
験液を排出させ、試験器内の湿潤状態を一定に保ちつ
つ、排出させた試験液中の薬物含量を経時的に測定する
ことにより溶出試験を実施することができる。また試験
液のpHを試験中に変化させることや、流速を適宜変え
ることによって、より消化管内挙動に近似する溶出試験
を行うことも可能である。なお、上記の試験途中で試験
液のpHを変化させる場合で、試験液により膨潤または
湿潤する物質としてポリビニルアルコールのような高分
子化合物を用いる場合には、試験開始前の高分子化合物
の膨潤は水を使うことが好ましい。上記の場合で試験液
として水以外の試験液を用いる場合には、直ちに水を試
験液に置換し、試験を開始する。
【0029】さらに本発明の溶出試験法では、試験器内
への試験液の注入を一時的に停止したりすることも可能
であるので、例えば、試験器内に試験液を一定時間、一
定速度で注入した後、試験液の注入を停止し、また一定
時間経過後、同様に一定速度で注入することも可能とな
り、製剤の設計特性や消化管内の種々の環境変化に適応
した溶出試験が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明の溶出試験法を実施することによ
り、公知の溶出試験法に比べて、より生体内での薬物放
出挙動に近い溶出パターンを得ることができる。また本
発明の溶出試験は再現性にも優れている。また試験液の
pHを試験途中で変化させることも可能である。
【0031】本発明の効果をより明らかにする目的で、
被験製剤としてフマル酸エメダスチン(特公平2−24
821号参照)を含有する錠剤を用い、本願発明および
公知の方法による溶出試験を実施して、当該製剤をヒト
に経口投与した場合の薬物放出挙動と両試験結果とをそ
れぞれ比較した。
【0032】[試験例] 試験例1(検体1の溶出試験結果とヒト投与試験による
生体内薬物放出パターンの比較) (1)被験製剤 検体1(参考例1参照) (2)試験方法 被験製剤(検体1)につき、本発明による溶出試験(後
記実施例3参照)と公知の方法による溶出試験(後記比
較例1参照)をそれぞれ実施した。
【0033】一方、被験製剤をヒトに経口投与した後、
経時的に血漿中のフマル酸エメダスチン濃度(遊離塩
基)を定量した。フマル酸エメダスチンの血漿中濃度は
ラジオレセプターアッセイにより定量した(後記参考例
4参照)。
【0034】フマル酸エメダスチンは消化管より速やか
に吸収されるため、製剤からの薬物放出が吸収の律速段
階となる。従って、血漿中濃度の経時変化から生体内薬
物放出パターンを求め(後記参考例3参照)、上記の両
溶出試験により当該薬物放出パターンがどの程度予測可
能かを比較検討した。 (3)試験結果 被験製剤(検体1)につき、溶出試験結果と生体内薬物
放出パターンを比較した結果を図3に示した。
【0035】試験例2(検体2の溶出試験結果とヒト投
与試験による生体内薬物放出パターンの比較) (1)被験製剤 検体2(参考例2参照) (2)試験方法 被験製剤(検体2)につき、本発明による溶出試験(後
記実施例6参照)と公知の方法による溶出試験(後記比
較例2参照)をそれぞれ実施した。
【0036】試験例1と同様、検体2をヒトに経口投与
した後のフマル酸エメダスチンの血漿中濃度の経時変化
をもって生体内薬物放出パターンとし、両溶出試験によ
り当該薬物放出パターンがどの程度予測可能かを比較検
討した。 (3)試験結果 被験製剤(検体2)につき、溶出試験結果と生体内薬物
放出パターンを比較した結果を図4に示した。
【0037】図3及び図4から明らかなように、実施例
1及び2又は実施例4及び5の本発明の溶出試験器、及
びそれを含む測定装置を用いた本発明の溶出試験法(実
施例3及び実施例6)は、比較例1又は比較例2により
行った溶出試験に比較して、より生体内の吸収挙動を反
映した溶出試験法であることが判明した。
【0038】さらに本発明の溶出試験法は、試験途中で
pHを変化させ得ることが判明した(後記実施例7参
照)。
【0039】以上のことから、本発明の溶出試験器を含
む測定装置を用いることにより実施される本発明の溶出
試験法は、通常製剤のみならず製剤設計に工夫の凝らさ
れた放出制御製剤にも対応可能であって、かつ製剤投与
時の生体内の薬物溶出挙動を精密かつ簡便に予測するこ
とができ、しかも再現性に優れた溶出試験法であること
が判明した。
【0040】
【実施例】以下に参考例、実施例及び比較例を挙げて本
願発明をさらに詳細に説明する。 [参考例] 参考例1(検体1の製造) 特開平9−104620号の実施例1に記載の方法に準
じて素錠を調製した。すなわち、フマル酸エメダスチン
20g、ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバー
ルPVA−CSTS、株式会社クラレ製)450g、塩
化ナトリウム(100メッシュ篩通過品)200gおよ
び乳糖290gの混合物を流動層造粒機中で流動させ、
ヒドロキシプロピルセルロース(商品名:日曹HPC、
日本曹達社製)20gを水380gに溶解した溶液を結
合剤として噴霧した後、乾燥し、18メッシュの篩で整
粒し、薬物含有の造粒物を得た。この造粒物956gに
ステアリン酸マグネシウム13.6gおよび軽質無水ケ
イ酸5.8gを混合し、この混合物を直径5mmの杵を
用いてロータリー式打錠機で1錠当たり50mgに打錠
し、素錠830g(約16、600個)を得た。
【0041】次に、エチルセルロース(商品名:エトセ
ル standard−10、ダウ・ケミカル社製)4
9g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(商品名:
TC−5E、信越化学工業社製)21g、クエン酸トリ
エチル(商品名:シトロフレックス2、ファイザー社
製)14gをエチルセルロースとヒドロキシプロピルメ
チルセルロースの濃度が5重量%となるように水とエタ
ノール〔1:4(重量比)〕の混合溶媒に溶解し、コー
ティング液とした。上記の素錠400g(約8,000
個)を錠剤コーティング装置(商品名:ハイコーター・
HCT−MINI、フロイント産業社製)に入れ、コー
ティング液を素錠に噴霧、乾燥することによりコーティ
ング膜を被覆し、1錠当たりの重量が56mgの錠剤を
得、これを検体1とした。
【0042】参考例2(検体2の製造) エチルセルロース(商品名:エトセル standar
d−10、ダウ・ケミカル社製)63.9g、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース(商品名:TC−5E、信
越化学工業社製)26.1g、クエン酸トリエチル(商
品名:シトロフレックス2、ファイザー社製)18gを
エチルセルロースとヒドロキシプロピルメチルセルロー
スの濃度が5重量%となるように水とエタノール〔1:
4(重量比)〕の混合溶媒に溶解し、コーティング液と
した。検体1を製造する際に得た素錠400g(約8,
000個)を錠剤コーティング装置(商品名:ハイコー
ター・HCT−MINI、フロイント産業社製)に入
れ、コーティング液を素錠に噴霧、乾燥することにより
コーティング膜を被覆し、1錠当たりの重量が58mg
の錠剤を得、これを検体2とした。
【0043】参考例3(生体内薬物放出パターンの測
定) 6人の健常成人ボランティアに朝食摂取30分後に参考
例1又は参考例2で製造した各検体(フマル酸エメダス
チン4mg相当量)を経口投与し、投与後一定時間
(2、4、6、8、10、12、15、24、28、3
2、48時間)経過毎に採血し、得られた血液を遠心分
離し血漿を得た。各時間毎に得られた血漿中のフマル酸
エメダスチン濃度(遊離塩基)をラジオレセプターアッ
セイにより定量し、Wagner−Nelson法によ
り吸収率に換算して、生体内薬物放出パターンを求めた
(図3及び図4中のX1及びX2参照)。
【0044】参考例4(ラジオレセプターアッセイの試
験方法) 血漿1mlに0.2N水酸化ナトリウム1mlを加えて
塩基性とし、ベンゼン6mlで抽出した後、ベンゼン層
を分取し、窒素気流下に溶媒を留去した。残渣を50m
Mリン酸塩緩衝液(pH7.5)0.5mlに溶解後、
0.8nM[3H]ピリラミンを含有する50mMリン酸
塩緩衝液(pH7.5)0.2mlおよび、下記参考例
5のレセプター懸濁液0.3mlを添加し、25℃で3
0分間反応させた。反応後、ガラス繊維濾紙(What
manGF/C)で濾過し、濾紙上の放射能を液体シン
チレーションカウンターで測定し、予め作成した検量線
からフマル酸エメダスチン濃度(遊離塩基)を測定し
た。
【0045】検量線は、総結合量から非特異的結合量を
差し引いて特異的結合量B0とし、各濃度Cの測定値か
ら非特異的結合量を差し引いた値をBとし、横軸をlo
gC、縦軸をlog{B/(B0−B)}として作成し
た。
【0046】総結合量は50mMリン酸塩緩衝液(pH
7.5)0.5ml(フマル酸エメダスチン濃度0)
を、非特異的結合量は50mMリン酸塩緩衝液(pH
7.5)0.4mlにトリプロリジンを2μMになるよ
うに添加したものを、上記と同様にして反応させ、測定
した。
【0047】参考例5(レセプター懸濁液の調製) モルモットの小脳に30倍量の50mMリン酸塩緩衝液
(pH7.5)を加えてホモジネートした後、4℃にて
25,000×gで20分間遠心分離した。上清を除
き、30倍量の50mMリン酸塩緩衝液(pH7.5)
を加えてホモジネートした後、4℃にて25,000×
gで20分間遠心分離した。得られたペレットを60倍
量の50mMリン酸塩緩衝液(pH7.5)に懸濁し、
レセプター懸濁液とした。 [実施例および比較例]以下の実施例における試験液中の
フマル酸エメダスチン量は下記条件の高速液体クロマト
グラフィー(以下HPLCと略記する)により定量し
た。HPLCの条件: ・カラム:Inertsil ODS−2[125×
4.6mmID、GLサイエンス社製] ・溶離液:アセトニトリル1容と、りん酸でpH2.4
に調製した0.25W/V%ラウリル硫酸ナトリウムを
含む0.025Mりん酸二水素ナトリウム水溶液1容の
混合液 ・カラム温度:40℃付近の一定温度 ・流速:エメダスチンのピーク保持時間が約6分になる
よう調整した。 ・検出方法:UV280nmにおける吸光度を測定し
た。
【0048】実施例1 予め多量の日局崩壊試験第2液(pH6.8、37℃)
に粒径500〜850μmにふるい分けたけん化度9
7.5%のポリビニルアルコール(商品名:クラレポバ
ールPVA−CS、クラレ社製)を膨潤させ、ポリビニ
ルアルコールが十分膨潤したことを確認した後、膨潤さ
せたポリビニルアルコールを含む上記液を20mlのメ
スシリンダー(内径13.5mm)に入れて静置し、沈
降した膨潤ポリビニルアルコールの10mlを日局溶出
試験法第3法(フロースルーセル法、大型セル)のセル
内に充填した。次に、充填したポリビニルアルコール上
に被験製剤(検体1)を配置し、その上にさらに膨潤さ
せたポリビニルアルコール5mlを充填し、被験製剤が
配置された状態にある本発明の溶出試験器を作製した
(図1参照)。
【0049】実施例2 実施例1で作製した本発明の溶出試験器中のセルを直ち
に日局溶出試験法第3法の装置に装着し、被験製剤が配
置された状態にある本発明の溶出試験測定装置を作製し
た(図2参照)。
【0050】実施例3 実施例2で作製した、被験製剤が配置された状態にある
本発明の溶出試験測定装置のセル下部の試験液の出口を
塞いでから日局崩壊試験第2液(pH6.8)8mlを
セル内に注入し、試験を開始した。試験開始より3時間
後にセル内の試験液をセル下部より排出し、採取した。
続いてセル上部の試験液の入口より日局崩壊試験第2液
を1時間当たりに4ml(以下、4ml/hrのように
表す)の流速で滴下させ、セル下部の試験液の出口より
試験液を採取した。試験開始より7時間目に流速を2m
l/hrに変更し、48時間目までの試験液を採取し、
各時間までの累積溶出率を算出し、本発明の溶出試験法
を実施した。
【0051】実施例4 被験製剤を検体2にすること以外は実施例1と同様にし
て、被験製剤が配置された状態にある本発明の溶出試験
器を作製した。
【0052】実施例5 実施例4で作製した本発明の溶出試験器を用いる以外は
実施例2と同様にして、被験製剤が配置された状態にあ
る本発明の溶出試験測定装置を作製した。
【0053】実施例6 実施例5で作製した、被験製剤が配置された状態にある
本発明の溶出試験測定装置を用いる以外は実施例3と同
様にして本発明の溶出試験法を実施した。
【0054】実施例7 試験途中で試験液及びpHを代える以外は、実施例1〜
3と同様の方法で溶出試験を行った。すなわち、予め多
量の水(37℃)に粒径500〜850μmにふるい分
けたけん化度97.5%のポリビニルアルコール(商品
名:クラレポバールPVA−CS、クラレ社製)を膨潤
させ、ポリビニルアルコールが十分膨潤したことを確認
した後、膨潤させたポリビニルアルコールを含む上記液
を20mlのメスシリンダー(内径13.5mm)に入
れて静置し、沈降した膨潤ポリビニルアルコールの10
mlを日局溶出試験法第3法(フロースルーセル法、大
型セル)のセル内に充填した。次に、充填したポリビニ
ルアルコール上に被験製剤(検体1または検体2)を配
置し、その上にさらに上記膨潤ポリビニルアルコール5
mlを充填し、被験製剤が配置された状態にある本発明
の溶出試験器を作製した。その溶出試験器のセルを直ち
に日局溶出試験法第3法の装置に装着し、被験製剤が配
置された状態にある本発明の溶出試験測定装置を作製し
た。その溶出試験測定装置のセル下部の試験液の出口を
塞いでから日局崩壊試験第1液(pH1.2)8mlを
セル内に注入し、試験を開始した。試験開始より3時間
後にセル内の試験液をセル下部より排出し、採取した。
続いてセル上部の試験液の入口より日局崩壊試験第2液
(pH6.8)を4ml/hrの流速で滴下させ、セル
下部の試験液の出口より試験液を採取した。試験開始よ
り7時間目に流速を2ml/hrに変更し、48時間目
までの試験液を採取し、各時間毎の累積溶出率を算出
し、本発明の溶出試験を実施した。
【0055】比較例1 日局に記載のパドル法により、試験液として日局崩壊試
験第2液(pH6.8)500mlを用い、毎分50回
転で、検体1について溶出試験を行った。経時的に試験
液をサンプリングし、その液の280nmにおける吸光
度を測定することにより、フマル酸エメダスチンの溶出
率を算出した。
【0056】比較例2 被験製剤を検体2にすること以外は比較例1と同様にし
て溶出試験を実施した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶出試験器の模式図(実施例1又は実
施例4)を示す。
【図2】本発明の、溶出試験器を含む溶出試験装置の模
式図(実施例2又は実施例5)を示す。
【図3】検体1からのフマル酸エメダスチンの溶出試験
〔試験液:日局に記載の崩壊試験法第2液(pH6.
8)〕結果を示すグラフ(実施例3及び比較例1)及び
検体1をヒトに経口投与後のフマル酸エメダスチン血漿
中濃度の経時的な推移を基に算出されたフマル酸エメダ
スチンの経時的な吸収率の推移(生体内薬物放出パター
ン)を示すグラフである。
【図4】検体2からのフマル酸エメダスチンの溶出試験
〔試験液:日局に記載の崩壊試験法第2液(pH6.
8)〕結果を示すグラフ(実施例6及び比較例2)及び
検体2をヒトに経口投与後のフマル酸エメダスチン血漿
中濃度の経時的な推移を基に算出されたフマル酸エメダ
スチンの経時的な吸収率の推移(生体内薬物放出パター
ン)を示すグラフである。
【符号の説明】
1 :試験液の入り口 2 :被験製剤 3 :試験液により膨潤又は湿潤させた物質 3a:試験液により膨潤させたポリビニルアルコール 4 :網 5 :試験液の出口 6 :試験液の貯槽 7 :定流量ポンプ 8 :送液チューブ 9 :恒温水槽 10:フラクションコレクター A1:本発明方法により測定した、検体1からのフマル
酸エメダスチンの溶出試験結果(実施例3) A2:本発明方法により測定した、検体2からのフマル
酸エメダスチンの溶出試験結果(実施例6) C1:パドル法により測定した、検体1からのフマル酸
エメダスチンの溶出試験結果(比較例1) C2:パドル法により測定した、検体2からのフマル酸
エメダスチンの溶出試験結果(比較例1) X1:検体1をヒトに経口投与し、血漿中濃度の経時的
な推移を測定して算出されたフマル酸エメダスチンの経
時的な吸収率の推移(生体内薬物放出パターン) X2:検体1をヒトに経口投与し、血漿中濃度の経時的
な推移を測定して算出されたフマル酸エメダスチンの経
時的な吸収率の推移(生体内薬物放出パターン)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験液の入口を試験器の上部に出口を試験
    器の下部に有し、かつ試験器内に試験液により膨潤また
    は湿潤する物質が充填された溶出試験器。
  2. 【請求項2】試験液の入口を試験器の上部に出口を試験
    器の下部に有し、かつ試験器内に試験液により膨潤また
    は湿潤する物質が充填された溶出試験器と、定流量ポン
    プ、試験液の貯槽、試験器を一定温度に保つ恒温水槽、
    及び送液チューブよりなることを特徴とする溶出試験を
    行うための測定装置。
  3. 【請求項3】溶出試験器が、円筒形の上端と円垂形の下
    端からなる形状を有する試験器である請求項1または請
    求項2に記載の溶出試験器またはそれを含む測定装置。
  4. 【請求項4】試験液により膨潤または湿潤する物質が、
    水に膨潤または湿潤する高分子化合物である請求項1〜
    3のいずれかに記載の溶出試験器またはそれを含む測定
    装置。
  5. 【請求項5】高分子化合物が、水に実質的にほとんど溶
    解せず膨潤するポリビニルアルコールである請求項4に
    記載の溶出試験器またはそれを含む測定装置。
  6. 【請求項6】水に実質的にほとんど溶解せず膨潤するポ
    リビニルアルコールが、けん化度97.5%のポリビニ
    ルアルコールである請求項5に記載の溶出試験器または
    それを含む測定装置。
  7. 【請求項7】溶出試験器中に試験液により膨潤または湿
    潤する物質と被験製剤とよりなるベッドを形成し、試験
    器上部に設けた入口から当該ベッドに試験液を滴下した
    後、試験器下部に設けた出口より排出される試験液中の
    薬物濃度を定量することにより製剤中の有効成分の溶出
    率を測定することを特徴とする溶出試験法。
  8. 【請求項8】溶出試験器が、円筒形の上端と円垂形の下
    端からなる形状を有する試験器である請求項7に記載の
    溶出試験法。
  9. 【請求項9】試験液により膨潤または湿潤する物質が、
    水に膨潤または湿潤する高分子化合物である請求項7ま
    たは請求項8に記載の溶出試験法。
  10. 【請求項10】高分子化合物が、水に実質的にほとんど
    溶解せず膨潤するポリビニルアルコールである請求項9
    に記載の溶出試験法。
  11. 【請求項11】水に実質的にほとんど溶解せず膨潤する
    ポリビニルアルコールが、けん化度97.5%のポリビ
    ニルアルコールである請求項10に記載の溶出試験法。
  12. 【請求項12】被験製剤が、放出制御製剤、徐放性製剤
    または腸溶性製剤である請求項7〜11のいずれかに記
    載の溶出試験法。
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