JP2000249565A - 測位装置及び受信装置 - Google Patents

測位装置及び受信装置

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JP2000249565A
JP2000249565A JP14244699A JP14244699A JP2000249565A JP 2000249565 A JP2000249565 A JP 2000249565A JP 14244699 A JP14244699 A JP 14244699A JP 14244699 A JP14244699 A JP 14244699A JP 2000249565 A JP2000249565 A JP 2000249565A
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Hiroyuki Nakabachi
浩幸 中鉢
Makoto Nakagawa
誠 中川
Nobuhiro Aoki
信裕 青木
Kazuto Ushiyama
和人 牛山
Satoshi Yoshiike
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可能
となる測位装置及び受信装置を手提供する提供する。 【解決手段】 受信装置は、GPS衛星から送られてく
る位置情報に基づき自己位置を計測する計測処理を行
い、計測した自己位置を表示部の表示画面に表示する。
表示画面における自己位置の位置変化が反映される変化
度合の大きさに対応し、計測処理の実行間隔を短くす
る。自己位置Dが目的地Aから遠いときには実行間隔を
長くし(a)、目的地Aに近付くにしたがって短くする
(c)。利便性を確保しつつ、あまり必要としない状況
での計測処理に要する消費電力を削減する。また目的地
Aとの距離が一定距離となったら表示画面の縮尺を拡大
し(d)、表示画面を見やすくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS衛星から送
られてくる位置情報を用いて自己位置を計測する測位装
置、及びかかる測位装置に用いて好適な受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、GPSによる位置計測に用いる測
位装置では、複数のGPS衛星から送られるエフェメリ
ス、アルマナック等の航法信号すなわち測位情報を受信
することにより、自己位置が計測可能となる。なお、エ
フェメリスは送信元の衛星自身の軌道情報や時計の補正
情報などのデータであり、アルマナックは全ての衛星の
概略軌道に関するデータである。ここで、各測位衛星か
らの送信データを受信するためには、各衛星からのデー
タの送信タイミングに受信タイミングを同期させる、つ
まり衛星を捕捉する必要があるが、前記送信タイミング
は、GPS衛星や測位装置が常に移動していることから
常に変化している。このため、例えばGPSを用いたカ
ーナビゲーション装置では、いったん捕捉した衛星に追
随して常時受信タイミングを同期させ、継続した計測動
作を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型の
電池を電源として動作する携帯性を備えた例えば腕時計
型の測位装置において、カーナビゲーション装置と同様
の計測動作、例えば前述の継続した計測動作を行わせて
いたのでは、電池の寿命が短くなり、またそれを補うた
め電池の容量を大きくすると測位装置の大型化を招き携
帯性が損なわれるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、電池寿命の長期化、及び装置の小型化
が可能となる測位装置及び受信装置を手提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の測位装置にあっては、主として、測位衛星か
ら送られてくる位置情報に基づき自己位置を計測する測
位手段と、この測位手段により計測された自己位置を表
示する表示手段と、前記測位手段による自己位置の計測
間隔を、前記表示手段に自己位置の位置変化が反映され
る変化度合の大きさに対応して短くする制御手段とを備
えたものとした。かかる構成においては、測位結果が表
示手段の表示に反映されない状態下における測位手段の
無駄な測位動作をなくすことができる。
【0006】さらに前記位置情報を受信する受信手段
と、この受信手段により受信された位置情報に基づく前
記測位手段による自己位置の計測が行われていない時、
前記受信手段の電源を遮断する遮断手段とを備えたもの
では、自己位置の計測が行われていない時には、測位衛
星から送られてくる位置情報を受信することだけに要す
る無駄な電力消費が削減できる。
【0007】また、他の測位装置にあっては、主とし
て、複数の測位衛星から送られてくる複数の位置情報を
受信する受信手段と、この受信手段により受信された複
数の位置情報に基づき自己位置を計測する測位手段と、
前記受信手段による前記位置情報の受信対象となる測位
衛星の数を制御する制御手段とを備えたものとした。か
かる構成においては、測位手段による自己位置の計測時
に捕捉する測位衛星の数を一定数にとどめることによ
り、それ以外の測位衛星の捕捉に要する時間、すなわち
自己位置の計測時における受信手段の消費電力が削減で
きる。
【0008】また、本発明の受信装置にあっては、測位
衛星から送られてくる位置情報を受信する受信手段と、
この受信手段に電力を供給する二次電源の消耗度合を検
出する検出手段と、この検出手段により検出された二次
電源の消耗度合に対応して前記受信手段による位置情報
の受信間隔を短くする制御手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、電池の残量に応じて受信手段の
動作に伴う負荷を軽減することができる。
【0009】また、他の受信装置にあっては、測位衛星
から送られた位置情報を受信する受信手段と、この受信
手段による前記位置情報の受信終了後に、前記受信手段
の電源を直ちに遮断する遮断手段とを備えたものとし
た。かかる構成においては、受信手段が位置情報の受信
を終了すると受信手段の電源が直ちに遮断され、消費電
力が削減できる。
【0010】また、他の受信装置にあっては、複数の測
位衛星から送られてくる複数の位置情報を受信する受信
手段と、この受信手段により受信された複数の位置情報
に基づき自己位置を計測する測位手段と、前記複数の測
位衛星から送られてくる衛星時間の補正に要する閏秒の
計算データを記憶記憶手段とを備えたものとした。かか
る構成においては、受信手段により閏秒の計算データを
受信する必要がなく、閏秒の計算データの受信に要する
受信手段の消費電力が削減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)
【0012】以下、本発明の一実施の形態を図にしたが
って説明する。図1は、本発明に係る測位装置1を示す
ブロック図である。なお、本実施の形態において測位装
置1には、電池を電源とする腕時計型のものを想定して
いる。
【0013】この測位装置1において、GPSアンテナ
2は、GPS衛星からのL1帯の電波を受信しGPS処
理部3に送る。GPS処理部3は、RF、A/D、デー
タレジスタ、カウンター、デコーダー、及びそれらの制
御を行うCPU、ROM及びRAM等により構成され、
受信電波を増幅・復調した後、エフェメリス情報やアル
マナック情報といった衛星データの解読を行い、解読し
たデータに基づき自己位置を計算つまり位置計測を行
う。なお、エフェメリス情報は後述するRAM7又は衛
星データ記憶部10に、また、アルマナック情報は衛星
データ記憶部10に、それぞれ事前に記憶されている場
合もある。GPS処理部3による計測結果は、測位装置
1全体を制御するCPU4へ送られた後、表示回路5に
設けられているLCD等の小型の表示器に表示される。
この表示器はドットマトリックス形式であって、1又は
複数のドットによって出発地A、目的地B、経路C、現
在地D等を表すナビゲーション画面(図4、図5参照)
の表示が可能となっている。なお、計測が行われていな
いとき前記表示器には、図外の時計部からCPU4へ送
られた現在時刻等が表示される。
【0014】また、GPS処理部3及びCPU4への電
力供給は、電源を含む電源回路6によって行われてい
る。CPU4は、RAM7をワーキングメモリとして使
用しつつ、ROM8に格納されているプログラムに基づ
き動作し、GPS処理部3及び電源回路6をはじめとし
た各部を制御する。なお、前記RAM7には図2に示す
ように、CPU4の後述する制御に際して前回の測位時
刻データaと測位間隔データbとを記憶するためのメモ
リエリア7aが確保されている。またCPU4には、ユ
ーザーが測位装置1の操作を行うための複数のスイッチ
が接続されたスイッチ入力部9と、衛星データ記憶部1
0、地図データ記憶部11、方位検出部12、高度検出
部13が接続されている。衛星データ記憶部10は、G
PS処理部3が必要に応じて読み出したり或いは更新し
たりする前記衛星データを保存するためのEEPROM
等の不揮発性メモリであり、地図データ記憶部11は、
地図データや測位系データ等の変更されないデータが格
納されたROMある。また、方位検出部12は方位検出
用のセンサ、及びその検出信号の処理回路から構成さ
れ、同様に高度検出部13は高度検出用のセンサ、及び
その検出信号の処理回路から構成されている。
【0015】次に、以上の構成からなる測位装置1にお
いて、予め用意されたGPSモードが選択されたときの
動作を図3のフローチャートに従って説明する。すなわ
ち、GPSモードが選択されると、GPS処理部3によ
り自己位置を計測し、その結果(現在地)をユーザーに
知らせるナビゲーション画面を、前回GPSモードが終
了した時点で設定されていた表示縮尺で前記表示器に表
示する(ステップSA1)。図4は、前記ナビゲーショ
ン画面の一例であって、出発地Aと目的地Bとが一画面
に収まるような表示縮尺を有し、出発地Aと目的地B、
双方をつなぐ経路Cを表示するとともに、その経路C上
に現在地Dが表示されている。また、かかる測位処理時
には、その時点の時刻を前回測位時刻データaとしてR
AM7に保存する。そして、かかる測位処理が終了する
と、次に、地図データに基づき計算された、ある2地点
間、例えば出発地Aと目的地Bとの間の計算距離と、そ
れに対応する表示画面上のドット数とに基づき、その時
点における表示画面の分解能(G)を算出する(ステッ
プSA2)。この分解能(G)は1ドットにより表示可
能な距離、つまり現在地が移動したときそれが表示画面
上に反映されるのに必要な最低移動距離を示すものであ
る。例えば図4の画面で出発地Aと目的地Bとの間の計
算距離が12Kmであった場合には、画面上で出発地A
から目的地Bまでが12ドットであるため、分解能
(G)は1Kmとなる。
【0016】続くステップSA3では、前記分解能
(G)と、予め設定されている歩行速度(S)とに基づ
き測位間隔(T)を算出し、これを測位間隔データbと
してRAM7に記憶する。測位間隔(T)は、設定され
ている歩行速度でユーザーが移動しているとき、それが
表示画面上に反映されるのに最低必要な時間に、誤差分
(α)を加えた概略時間であって、上記例で、歩行速度
(S)が100m/ninであった場合には10分程度
となる。しかる後、RAM7に記憶されている前回測位
時刻と現在時刻から示される前回の測位からの経過時間
が、前記測位間隔(T)以上となったか否かを判断する
(ステップSA4)。ここで、測位間隔以上であれば新
たに計測処理を行った後(ステップSA5)、また測位
間隔以上でなければ、そのままステップSA6へ進む。
引き続き、表示縮尺の変更があった否かを判別し(ステ
ップSA7)、変更がなければステップSA4へ戻り、
表示縮尺の変更があった場合には、ステップSA2へ戻
って前記測位間隔(T)を再計算する。
【0017】例えば、表示画面の縮尺が、図4の縮尺か
ら、図5に示したように現在地Dと目的地Bとを同一画
面上で表示する縮尺に変更された場合には、分解能
(G)が250mとなるため、前記測位間隔(T)は3
分程度となり、これがRAM7に記憶される。つまり更
新設定される。そして、それ以後においては、その時間
毎に新たな測位を行い、またその間に表示縮尺の変更が
あれば、測位間隔(T)を再計算し、GPSモードが終
了されるまで、前述したステップSA2移行の処理を繰
り返す。
【0018】これにより、GPS処理部3の測位結果が
表示画面上に反映されないと予想できる状態下では、G
PS処理部3の無駄な測位動作をなくすことができる。
よって、電池寿命が長くなると同時に、測位装置1の小
型化が容易である。なお、本実施の形態では、測位間隔
を表示画面の分解能と、予め設定された歩行速度とに基
づいて決める場合を示したが、分解能が高くなると、そ
の分だけユーザーの移動(位置変化)が画面上に反映さ
れる。したがって、分解能が低いときには測位間隔を長
くし、逆に分解能が高いときには測位間隔が短くすると
いうように、表示画面の分解能のみに基づいて、段階的
又は無段階的に測位間隔を変化させるようにしても前記
効果が得られる。
【0019】(第2の実施の形態)次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、図1と同様の構成を備えた測位装置において、前述
したROM8に、図6に示すような、互いに対応する複
数段階の画面縮尺cと測位間隔bとからなる測位間隔設
定テーブルT1を構成するデータが予め格納されたもの
である。ここで、本実施の形態における画面縮尺cは、
表示画面の横幅に対応する距離であって、かかる距離が
短くなるにしたがって、測位間隔が短くなるように設定
されている。
【0020】以下、かかる構成からなる本実施の形態に
おいて、ユーザーによりGPSモードが選択されたとき
の動作を図7のフローチャートに示した動作を行う。す
なわち、GPSモードが選択されると、いったん自己位
置を計測する測位処理を行い(ステップSB1)、その
結果(現在地)をユーザーに知らせるナビゲーション画
面を、前回GPSモードが終了した時点で設定されてい
た表示縮尺で表示器に表示する。次に、その時点の表示
画面の縮尺に対応する測位間隔を前記制御テーブルT1
から読み出し(ステップSB2)、その測位間隔を設定
時間(T)としてRAM7に記憶する(ステップSB
3)。この後、RAM7に記憶してある設定時間毎(ス
テップSB4でYES)に前記計測処理を行い(ステッ
プSB5)、その間に表示縮尺の変更があれば(ステッ
プSB6でYES)、変更後の縮尺に対応する測位間隔
を新たに設定する動作を繰り返す。
【0021】したがって、図示しないが、表示画面の横
幅に対応する実際距離が長くなるにつれて、つまりユー
ザーの移動(位置変化)が画面上に反映されにくくなる
に従い測位間隔が長くなることから、ユーザーの移動
(位置変化)が画面上に反映されない状態下でのGPS
処理部3の無駄な測位動作をなくすことができる。よっ
て、電池寿命が長くなると同時に、測位装置1の小型化
が容易である。なお、本実施の形態では、表示画面の縮
尺が段階的に設定する構成を想定したが、縮尺が無段階
的に設定可能な構成の場合には、縮尺の変化率に応じて
測位間隔を変化させればよい。ここで、表示画面の縮尺
と第1の実施の形態で述べた分解能とは、不可分であり
互いに同等の関係にあることから、表示画面の面積が、
前記表示部に表示可能な最大面積である場合について
は、結果的に、第1の実施の形態で既説した、分解能の
みに基づき段階的又は無段階的に測位間隔を変化させる
ものと同一の効果が得られる。
【0022】(第3の実施の形態)次に、本発明にかか
る第3の実施の形態について説明する。すなわち、本実
施の形態は、図1と同様の構成を備えた測位装置におい
て、前述したROM8に、図8に示したような、互いに
対応する複数段階の残距離dと測位間隔bとからなる測
位間隔設定テーブルT2を構成するデータが予め格納さ
れたものである。また、前記複数段階の残距離dと測位
間隔bとは、残距離dが小さくなるにしたがって測位間
隔も短くなるように設定されている。
【0023】そして、かかる構成からなる本実施の形態
においては、ユーザーによりGPSモードが選択された
ときには、いったん自己位置を計測する測位処理を行
い、その結果(現在地)をユーザーに知らせるナビゲー
ション画面を表示器に表示し、次に、現在地及び目的地
の位置情報(緯度/経度)に基づき、現在地から目的地
までの距離すなわち残距離を演算し、演算結果に対応す
る測位間隔bを測位間隔設定テーブルT2から呼び出す
とともに前記RAM7に記憶し、次回までの測位間隔と
して設定する。そして、測位処理が行われる毎に、同様
に次回までの測位間隔を再設定する処理を繰り返す。こ
れにより、例えば毎回の測位処理に際し、前記ナビゲー
ション画面に現在地をプロットしている場合には、例え
ば図9(a)〜(c)に示すように、現在地Dが目的地
Aから遠い場合(a)には、目的地までの誘導にさほど
役立たない細かな軌跡は表示せずに、目的地への大体の
方向と距離だけを表示することとなる。
【0024】つまり目的地までの距離が遠い場合には、
GPS処理部3の測位動作回数を必要最小限に抑えるこ
とができる。よって、あまり役に立たない測位動作をな
くすことができ、電池寿命が長くなると同時に、測位装
置の小型化が容易となる。また、現在地Dが目的地Aに
近づくにつれて細かな位置情報が自動的に得られ、その
結果、細かな軌跡表示が行われる。このため、目的地ま
での到達度も把握しやすくなり、使い勝手もよい。な
お、前述した動作と並行して、図9(d)に示したよう
に、目的地Aまでの距離が所定距離以内となったら、そ
の時点で自動的に表示画面の縮尺を大きく切り替えるよ
うにしたり、或いは目的地Aに近づくにつれて、段階的
又は無段階的に縮尺を大きくしたりしてもよい。その場
合には、画面が見やすくなる。
【0025】(第4の実施の形態)次に、本発明にかか
る第4の実施の形態について説明する。すなわち、本実
施の形態は、図1と同様の構成を備えた測位装置におい
て、前述したROM8に、図10のフローチャートに示
した動作を行わせるプログラムが格納されたものであ
る。
【0026】すなわち、図10は、ユーザーによりGP
Sモードが選択されている状態での動作を示したもので
あって、かかる状態にあるときには、直前に行われた測
位処理によって取得した現在地の位置情報(緯度/経
度)に基づき目的地までの到達率Pを算出する(ステッ
プSC1)。この到達率Pは、出発地から現在地までの
距離nが出発地から目的地までの距離mに占める割合で
あって、目的地に達した時点、つまり現在地が目的地と
一致した時点の到達率Pは”1”となる(図11のa参
照)。次に、この到達率Pに基づき測位間隔を所定の式
から算出し、その結果をRAM7に記憶し設定時間とす
る(ステップSC2)。ここで本実施の形態で用いる式
は「1/P(秒)」であって、目的地から遠く到達率P
が低いときには長時間、例えば到達率Pが1%の時は1
00秒となり、目的地に近づくにつれ測位間隔が短時間
となる(図11のb参照)。つまり目的地到達時が最短
であって1秒となる。
【0027】続いて、前記到達率Pをそのまま表示画面
の縮尺倍率としてRAM7に記憶した後(ステップSC
3)、前回の測位処理からの経過時間がRAM7に記憶
してある設定時間に達していなければ(ステップSC4
でNO)、そのままステップSC1へ戻る。やがて、設
定時間に達したときには(ステップSC4でYES)、
新たに測位処理を行うとともに(ステップSC5)、表
示画面をステップSC3で記憶した縮尺倍率の表示に書
き換える(ステップSC6)。これにより、現在地を中
心とした周囲域イが順次拡大表示される(図11のc参
照)。しかる後、ステップSC1へ戻り、前述した処理
を繰り返す。
【0028】したがって、本実施の形態においても、第
4の実施の形態と同様に、目的地までの距離が遠い場合
には、GPS処理部3の測位動作回数を必要最小限に抑
えることができる。よって、あまり役に立たない測位動
作をなくすことができ、電池寿命が長くなると同時に、
測位装置の小型化が容易となる。また、目的地に近づく
につれて細かな軌跡表示も可能となるため、軌跡表示を
行えば到達度が把握しやすくなる。しかも目的地までの
距離に比例して自動的に表示画面の縮尺を大きくするた
め画面が見やすくなる。
【0029】なお、目的地付近では表示画面の縮尺の如
何によっては、その画面が見やすくなる一方で、目的地
への到達度の把握が逆にしづらくなる場合が予想される
が、以下のような表示制御を行うことにより、そのよう
な場合であっても目的地への到達度を明確に示すことが
できる。すなわち、図12に示すように、目的地に近づ
くに従ってドットの階調や色等の表示形態を変化させれ
ば、目的地への到達度をより明確に示すことができる。
【0030】(第5の実施の形態)次に、本発明にかか
る第5の実施の形態について説明する。すなわち、本実
施の形態は、図1と同様の構成を備えた測位装置におい
て、前述したROM8に、図13に示したように、互い
に対応する複数段階の移動速度eと測位間隔bとからな
る測位間隔設定テーブルT3を構成するデータが予め格
納されたものである。また、前記複数段階の移動速度e
と測位間隔bとは、移動速度が増すにしたがって測位間
隔が短くなるように設定されている。
【0031】以下、かかる構成からなる本実施の形態に
おいて、ユーザーによりGPSモードが選択されたとき
の動作を図14のフローチャートに従って説明する。す
なわち、GPSモードが選択されると、まず測位間隔を
初期値である60秒に設定した後(ステップSD1)、
自己位置を計測する測位処理を行い(ステップSD
2)、その結果(現在地)をユーザーに知らせるナビゲ
ーション画面を前記表示器に表示し、かつこのときの測
位時刻をRAM7に記憶する。なお、この後RAM7に
は、常に直前4回分の測位時刻を更新しながら記憶す
る。引き続き、現在地及び過去の3回の測位点の間の3
区間における移動距離の平均を各測位点の位置情報(緯
度/経度)から求め、その平均移動距離と、RAM7に
記憶してある測位時刻とに基づき直近の移動速度(平均
移動速度)を算出する(ステップSD3)。さらに、算
出した移動速度に応じた測位間隔を前記測位間隔設定テ
ーブルT3から取得するとともに、それをRAM7に記
憶して、次回の測位開始までのインターバルとして設定
した後(ステップSD4)、ステップSD2へ戻り、前
述した処理を繰り返す。
【0032】これにより、移動速度が遅く、一定時間間
隔で位置計測を行っても計測結果にあまり差がないよう
な状態、つまり極端な場合は前回と同一となる状態(停
止した状態)では、計測が行われなくなる。したがっ
て、GPS処理部3の無駄な測位動作をなくすことがで
きる。よって、電池寿命が長くなると同時に、測位装置
の小型化が容易である。また、第3及び第4の実施の形
態と比較すると、現在地がどのような地点であってもG
PS処理部3の無駄な測位動作をなくすことができると
いう利点がある。なお、かかる点は第1及び第2の実施
の形態についても同様である。
【0033】(第6の実施の形態)次に、本発明にかか
る第6の実施の形態について説明する。すなわち、本実
施の形態は、図1と同様の構成を備えた測位装置におい
て、CPU4によって電源回路6に含まれる電池の電圧
確認が可能で、かつ前述したROM8に、CPU4に以
下の動作を行わせるためのプログラムが格納されたもの
である。
【0034】図15は、測位装置において、自己位置の
計測動作を間欠的に行う自動測位モードが設定されてい
るときのCPU4による測位制御手順を示すフローチャ
ートである。以下説明すると、測位に際してCPU4
は、まずウォームアップのための一定時間だけ待機状態
を経た後(ステップSE1でYES)、電源回路6から
GPS処理部3への通電を開始する(ステップSE
2)。これに伴い、GPS処理部3が衛星の捕捉を開始
するとともに自己位置を計測しその結果がCPU4へ送
られる。次に、CPU4は、電源回路6を通じて電池電
圧を確認し、それが予め決められている一定電圧以上で
あるか否かを判別する(ステップSE4)。ここで、一
定電圧未満であれば、予め用意されている2種類の時間
から短い方を次回待機時間として設定した後(ステップ
SE5)、また一定電圧以上未満であれば、前記2種類
の時間から長い方を次回待機時間として設定した後(ス
テップSE6)、GPS処理部3への通電を停止し(ス
テップSE7)、処理を終了する。
【0035】したがって、電池電圧が一定電圧未満とな
る電池の寿命末期には、電池の負荷が軽減されるため、
その結果、電池寿命を長期化するとともに、測位装置の
小型化が容易となる。なお、本実施の形態においては、
電池電圧を一定電圧の状態を一定電圧以上か、一定電圧
未満かによって待機時間を長短の2種類に制御させた
が、さらに電池電圧を多数段階又は連続的に確認し、そ
れに応じて待機時間を多数段階又は連続的に制御するよ
うにしてもよい。その場合には、電池の寿命末期以前に
おいても電池の残量に応じて負荷を軽減することがで
き、都合がよい。
【0036】また、図16は、本実施の形態において、
ユーザーによるスイッチ操作に伴う、手動測位モードが
設定された際のCPU4による制御手順を示すフローチ
ャートである。すなわち、かかる測位モードにおいてC
PU4は、まずGPS処理部3への通電を開始する(ス
テップSE1)。これに伴い、GPS処理部3が衛星の
捕捉を開始するとともに自己位置を計測しその結果がC
PU4へ送られる。次に、CPU4は、前回の測位動作
からの経過時間Tを計算し(ステップSF3)、現在時
刻をRAM7へ記憶する(ステップSF4)。引き続
き、前記経過時間Tが、予め決められていた保留時間a
よりも大きいか否かを判断し(ステップSF5)、大き
ければ、GPS処理部3への通電を直ちに停止し(ステ
ップSF6)、処理を終了する。また、前記経過時間T
が保留時間a以下であったときには(ステップSF5で
NO)、保留時間aが経過するまでの間は、新たな測位
要求を待機し(ステップSF8でNO)、その間に新た
な測位要求があったときには(ステップSF7でYE
S)、ステップSF2へ戻り、GPS処理部3に再び測
位を行わせる。一方、保留時間aが経過するまでの間に
新たな測位要求がなければ(ステップSF7でNO)、
GPS処理部3への通電を停止し(ステップSF6)、
処理を終了する。
【0037】これにより、非測位時におけるGPS処理
部3の無駄な電力消費をなくすことができる。よって、
電池寿命を長期化するとともに、測位装置の小型化が容
易となる。一方、測位終了後においても一定の保留時間
aについてはGPS処理部3が動作を継続させることか
ら、その間には前回の測位時に捕捉した衛星の追尾を継
続でき、次回の測位に要する時間が節約できる。よっ
て、一定時間内における再測位時の利便性を確保しつ
つ、電池寿命を長期化と測位装置の小型化を図ることが
できる。
【0038】(第7の実施の形態)次に、本発明にかか
る第6の実施の形態について説明する。すなわち、本実
施の形態は、図1と同様の構成を備えた測位装置におい
て、前述したROM8に、CPU4に以下の動作を行わ
せるためのプログラムが格納されたものである。
【0039】図17は、測位装置において、ユーザーに
よるスイッチ操作によって衛星チャンネル設定モードが
選択された時の動作を示すフローチャートである。以下
説明すると、かかるモードが選択に伴い測位装置は、ま
ず現在地の位置情報(緯度/経度)等を取得する位置計
測処理を行う(ステップSG1)。次に、衛星選択を自
動により行うか否かユーザーによるスイッチ操作で選択
させ、ここで「自動」が選択された場合には(ステップ
SG2でYES)、ステップSG1の測位処理時に捕捉
できた衛星の中から、現在地の場所に基づき受信環境に
適した衛星、基本的には現在地近辺において最も長時間
に亙って捕捉が可能となるような衛星を、所定数選別す
る(ステップSG3)。なお、本実施の形態では3次元
の測位を可能とするため4つを想定している。そして、
選別した衛星をRAM7の所定のメモリエリアに記憶し
て設定し(ステップSC4)、処理を終了する。
【0040】また、ステップSG2の判別結果がNOで
あって、「手動」が選択されたときには、ステップSG
1の測位処理時に捕捉できた衛星、及び選択補助情報を
前記表示部に表示する(ステップSG5)。前記選択補
助情報は、衛星の選択基準となるような選択補助情報で
あって、例えば、現在地を中心として各衛星がどの方角
に位置するのかを示す表示である。かかる表示を選択補
助情報とした場合には、ユーザーは、例えば本人自身が
測位装置と、ある衛星との間に位置し、その衛星からの
電波の受信の妨げとなるような場合には、受信条件の良
い他の衛星を選択することができる。引き続き、所望す
る数(3以上)の任意の衛星の選択作業や、一度選択し
た衛星の訂正作業をユーザーに行わせるのに必要な選択
処理を行った後(ステップSG6)、選択された衛星を
RAM7の所定の記憶領域に記憶して設定し(ステップ
SC4)、処理を終了する。
【0041】そして、本実施の形態の測位装置において
は、上記の衛星チャンネル設定モードで使用する衛星が
登録された後の測位処理では、図18のフローチャート
に示した処理を実行する。すなわち、測位処理を開始す
ると、まず設定されているGPS衛星をRAM7から呼
び出し(ステップSH1)、呼び出した複数のGPS衛
星から送られる衛星メッセージのみに基づく測位動作を
行い(ステップSH2)、処理を終了する。
【0042】したがって、かかる測位処理においては、
捕捉すべき衛星の数が現在地を知るために最低限必要、
又は必要だとユーザーが考える数であることから、それ
以外の衛星の捕捉に要する時間が削減できる。よって、
測位処理にかかる消費電力を削減することにより、電池
寿命の長期化と、それに伴う測位装置の小型化が可能と
なる。しかも、本実施の形態においては、捕捉すべき衛
星が、現在地又はユーザーの使用状態等の受信環境に応
じて特定されていることから、設定された衛星をより確
実に捕捉することができるという利点がある。なお、本
実施の形態とは異なり、使用する衛星数だけを設定する
ものとした場合、測位処理においては、衛星を捕捉する
際に設定数の衛星が捕捉できた時点で、他の衛星の捕捉
を中止させるような処理を行えばよい。
【0043】また、ここで、測位時に使用する衛星数が
多い場合には、測位精度が向上するため、前述した他の
実施の形態で示したナビゲーション画面の表示縮尺が大
きくなる(分解能が高くなる)にしたがって、又は、現
在地が目的地に近付くにしたがって測位時に使用する衛
星数を増やすようにしてもよい。その場合は、必要な状
態での測位精度を確保しつつ、高い測位精度を要求され
ない状態での測位時における無駄な電力消費をなくすこ
とができる。
【0044】(第8の実施の形態)次に、本発明にかか
る第8の実施の形態について説明する。すなわち、本実
施の形態は、図1と同様の構成を備えた測位装置におい
て、ROM8に、前述した第5の実施の形態において図
13に示したものと同一の測位間隔設定テーブルT3
と、図19に示すように、互いに対応する所定の捕捉衛
星数fと測位間隔bとからなる他の測位間隔設定テーブ
ルT4を構成するデータとが格納されたものである。な
お、前記捕捉衛星数fには0〜2が設定されており、そ
れらと対応する測位間隔bには、捕捉衛星数が多くなる
に従い短い時間が設定されている。またRAM7には、
CPU4の後述する動作に際して、図20に示すように
前回測位結果データg(緯度/経度)と測位間隔データ
h(t秒)とを記憶するためのメモリエリア7bが確保
されている。
【0045】以下、本実施の形態において、測位装置に
現在位置の計測動作を間欠的に行う自動測位モードが設
定されているときのCPU4による測位制御手順を図2
1のフローチャートに従って説明する。すなわち、CP
U4は自動測位モードの設定に伴い、ウォームアップの
ための一定時間だけ待機状態を経た後(ステップSI1
でYES)、電源回路6からGPS処理部3への通電を
開始する(ステップSI2)。
【0046】なお、後述するステップSI8からステッ
プSI1へ遷移してきた場合、ステップSI1は、RA
M7に記憶されている測位間隔データhに基づく待機時
間の経過を判断する。続いて、GPS処理部3による電
波の受信及び衛星の捕捉、現在位置の確定といった測位
動作が開始され、その結果がCPU4へ送られる(ステ
ップSI3)。次に、CPU4は計測に成功したか否か
を判別し、成功した場合には(ステップSI4でYE
S)、ステップSI3での測位結果と、RAM7に記憶
されている前回測位結果データgと、その時点で設定さ
れている待機時間(t秒)とに基づき、ユーザーの移動
速度を計算する(ステップSI5)。引き続き、計算し
た移動速度に応じた測位間隔(X)を前記測位間隔設定
テーブルT3(図13参照)から取得し、それを新たな
測位間隔データhとしRAM7に記憶する。すなわち次
回の測位開始までの新たな待機時間として設定する(ス
テップSI6)。さらに、ステップSI3の測位結果を
前回測位結果データgとしてRAM7に記憶し(ステッ
プSI7)、GPS処理部3への通電を遮断した後(ス
テップSI8)、ステップSI1に戻る。なお、初めて
自動測位モードが設定された直後の動作、及び前回位置
計測が不能であったときの動作においては、RAM7に
前回測位結果データgが記憶されていないため、前述し
たステップSI5の処理を省略するとともに、ステップ
SI6では、予め決められている所定の時間を新たな待
機時間として設定する。
【0047】これにより、第5の実施の形態と同様に、
待機時間内におけるユーザーの移動速度が遅く、一定時
間間隔で位置計測を行っても計測結果にあまり差がない
ような状態、つまりユーザーの移動(位置変化)が画面
上に反映されず、極端な場合は前回と同一となる状態
(停止した状態)では、無駄な位置計測動作が行われる
ことがなくなる。よって、電池寿命が長くなると同時
に、測位装置の小型化が容易である。
【0048】一方、前述した処理中におけるステップS
I4の判別結果がNOであって、ステップSI3におい
てGPS処理部3が現在位置を計測できなかったときに
は、CPU4は、まずその時点でGPS処理部3が捕捉
できた衛星の数を取得する(ステップSI9)。次に、
CPU4は取得した衛星数に応じた測位間隔(X)を前
記他の測位間隔設定テーブルT4(図19参照)から取
得し、それを新たな測位間隔データhとしRAM7に記
憶し、次回の測位開始までの待機時間として設定する
(ステップSI10)。そして、GPS処理部3への通
電を遮断した後(ステップSI8)、ステップSI1に
戻る。これにより、現在位置が計測できず、計測動作を
待機していた間におけるユーザーの移動速度が判断でき
なかったとき、例えば、捕捉できた衛星の数が”0”で
あって現在地の周辺一帯が電波の受信環境が悪いと判断
できる場合には、次回の位置計測までの待機時間が長く
設定され、また、捕捉できた衛星の数が”2”であって
現在地周辺の受信環境が極端に悪くはないと判断できる
場合には待機時間が短く設定される。
【0049】したがって、例えば受信環境が極端に悪
く、ユーザーの移動が画面上で変化しないような状況下
において無駄な位置計測動作が行われることがなく、こ
れによっても、電池寿命が長くなると同時に、測位装置
の小型化が容易である。しかも、本実施の形態において
も第6の実施の形態と同様に、位置計測動作を待機して
いる間にはGPS処理部3への通電を遮断するため、非
測位時におけるGPS処理部3の無駄な電力消費をなく
すことができ、電池寿命がより長くなる。
【0050】なお、本実施の形態では、3つ以上の衛星
が捕捉できないとき、GPS処理部3による位置計測が
不能となるものを想定したが、例えば衛星が5つ以上捕
捉できないとき位置計測が不能となる(或いは、測位精
度が低いとして測位不能として処理する)構成では、他
の測位間隔設定テーブルT4の捕捉衛星数fを0〜4に
設定し、かつそれと対応して測位間隔bの数を増やせば
よい。
【0051】また、位置計測が不能であった場合には、
その時点で捕捉できた衛星数のみに基づき次回の位置計
測までの待機時間を調整するようにしたが、例えば他の
測位間隔設定テーブルT4を構成する測位間隔bを、待
機時間の可変倍率に代えるとともに、位置計測が不能で
あった場合には、前回又は最後に行われた位置計測時点
で設定されてた待機時間(RAM7の測位間隔データ
h)が示す時間を、捕捉衛星数に応じた前記可変倍率に
より変化させ、これにより、次回の位置計測までの待機
時間を、捕捉衛星数が少ないときには長く、かつ捕捉衛
星数が多いときには短くするようにしてもよい。その場
合には、それまでのユーザーの移動速度が待機時間に反
映させることができる。つまり、現在地の周辺一帯が電
波の受信環境が悪い場合でも、それまでのユーザーの移
動速度が速く、そうした場所から受信環境が良い場所へ
短時間で抜け出す可能性が大きい場合には、待機時間を
短くして、早急に現在位置が確認できるようにすること
ができ、逆にそれまでのユーザーの移動速度が遅く受信
環境が悪い場所に長く留まる可能性が大きい場合には、
無駄な位置計測動作をより確実になくすことができる。
【0052】また、本実施の形態においては、前述した
ように、位置計測ができない場合に捕捉できた衛星数が
少ないときには、受信環境が悪いため頻繁に測位を行っ
ても意味がないとの考え方に基づき、次回の位置計測ま
での待機時間を長くし、電池寿命の長期化を図るものを
示したが、以下のようにしてもよい。すなわち位置計測
ができない場合にあっては、捕捉できた衛星数が少なけ
れば、なおのこと早急に現在位置を知ることが重要であ
るとの考え方に基づき、次回の位置計測までの待機時間
を短くするようにしてもよい。その場合には、前述した
移動速度に応じた待機時間の調整により電池寿命の長期
化を図りつつ、確かな現在位置をより早くユーザーに知
らせることができる。
【0053】また、本実施の形態においては、位置計測
ができない場合には、捕捉できた衛星数に応じて待機時
間を調整するようにしたが、単に位置計測が可能か否か
に基づき待機時間を調整する、例えば位置計測ができな
かった場合には直ちに待機時間を長くしたり、或いは短
くしたりするようにしてもよい。その場合であっても、
電池寿命の長期化等を図ることは可能である。
【0054】(その他の実施の形態)次に、本発明にか
かる前述した以外の実施の形態について説明する。すな
わち前述した実施の形態と同様に、電池寿命の長期化
と、それに伴う測位装置の小型化を可能とするものとし
て、例えば、以下のようなものもある。
【0055】すなわち、図1に示したと同様の構成を備
えた測位装置において、表示縮尺が所定の大きさの縮尺
(分解能が所定の高さの分解能)となったり、或いは目
的地までの所定の距離まで近づいたら、前述した方位検
出部12や高度検出部13によって絶対方位や絶対高度
を計測し、ナビゲーション画面にとともに表示する動作
を行わせる。これにより、必要な状態での測位精度を確
保しつつ、高い測位精度を要求されない状態での測位時
における無駄な電力消費をなくすことができる。
【0056】また、図1に示したと同様の構成を備えた
測位装置において、前記衛星データ記憶部10等に、測
位時にGPS衛星から送られてくる衛星時間の補正に要
する閏秒の計算データを予め記憶しておき、その計算デ
ータを使用して時刻補正を行い現在時刻を簡易に決定す
る処理を行わせる。これにより、GPS衛星から12.
5分周期で送られてくるアルマナック情報を受信し、そ
れの含まれる閏秒のデータを使用する場合のような、測
位と直接は無関係である電波の受信動作を前記GPS処
理部3に行わせる必要がなくなる。したがって、それに
要する無駄な電力消費をなくすことができる。なお、か
かる実施の形態において、閏秒は不定期に変更があるた
め、使用中に閏秒の計算データが確定した場合には、前
記衛星データ記憶部10等の記憶データを確定した計算
データに更新する構成とすれば、測位精度を維持するこ
とが可能となる。
【0057】また、以上説明した全ての実施の形態につ
いては、それらを単独で実施するだけでなく必要に応じ
て選択的に併用することにより、より顕著な効果を得る
ことができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明の測位装置に
おいては、測位結果が表示手段の表示に反映されない状
態下における測位手段の無駄な測位動作をなくすことが
できるようにした。よって、使用時における測位装置の
消費電力を削減することにより、電池を電源とした場合
における電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可能と
なる。さらに、測位手段による自己位置の計測が行われ
ていない時、位置情報を受信する受信手段の電源を遮断
する遮断手段とを備えたものでは、自己位置の計測が行
われていない時には、測位衛星から送られてくる位置情
報を受信することだけに要する無駄な電力消費が削減で
きるため、より効果的に電池寿命の長期化、及び装置の
小型化を図ることができる。
【0059】また、他の測位装置においては、測位手段
による自己位置の計測時に捕捉する測位衛星の数を一定
数にとどめることにより、自己位置の計測時における受
信手段の消費電力が削減できるようにした。よって、電
池を電源とした場合における電池寿命の長期化、及び装
置の小型化が可能となる。
【0060】また、本発明の受信装置においては、電池
の残量に応じて受信手段の動作に伴う負荷を軽減するこ
とができるようにした。よって、電池寿命の長期化、及
び装置の小型化が可能となる。
【0061】また、他の受信装置においては、受信手段
が位置情報の受信を終了すると受信手段の電源が直ちに
遮断され、消費電力が削減できるようにした。よって、
電池を電源とした場合における電池寿命の長期化、及び
装置の小型化が可能となる。
【0062】また、他の受信装置においては、受信手段
により閏秒の計算データを受信する必要がなく、閏秒の
計算データの受信に要する受信手段の消費電力が削減で
きるようにした。よって、電池を電源とした場合におけ
る電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る測位装置を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるRAMのメ
モリエリアを示す概念図である。
【図3】同実施の形態におけるGPSモードでの動作を
示すフローチャートである。
【図4】同実施の形態で画面表示されるナビゲーション
画面の一例を示す図である。
【図5】図4に対応する異なる縮尺のナビゲーション画
面を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における測位間隔設
定テーブルを示す概念図である。
【図7】同実施の形態におけるGPSモードでの動作を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態における測位間隔設
定テーブルを示す概念図である。
【図9】同実施の形態で画面表示されるナビゲーション
画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるGPSモ
ードでの動作を示すフローチャートである。
【図11】同GPSモードでの動作を説明する表示画面
である。
【図12】同GPSモードにおける他の動作を説明する
表示画面である。
【図13】本発明の第5の実施の形態における測位間隔
設定テーブルを示す概念図である。
【図14】同実施の形態におけるGPSモードでの動作
を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第6の実施の形態における自動測位
モードでの動作を示すフローチャートである。
【図16】同実施の形態における手動測位モードでの動
作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第7の実施の形態における衛星チャ
ンネル設定モードでの動作を示すフローチャートであ
る。
【図18】同実施の形態における測位処理に係る動作を
示すフローチャートである。
【図19】本発明の第8の実施の形態における他の測位
間隔設定テーブルを示す概念図である。
【図20】同実施の形態におけるRAMのメモリエリア
を示す概念図である。
【図21】同実施の形態におけるにおける自動測位モー
ドでの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 測位装置 3 GPS処理部 4 CPU 5 表示回路 7 RAM 8 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 誠 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 青木 信裕 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 牛山 和人 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 吉池 聡 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC06 AC08 AC09 AC13 AC19 5H180 AA21 BB08 BB15 CC27 FF05 FF23 FF27 FF33 FF35 5J062 AA05 BB01 CC07 HH04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測位衛星から送られてくる位置情報に基
    づき自己位置を計測する測位手段と、 この受信手段により計測された自己位置を表示する表示
    手段と、 前記測位手段による自己位置の計測間隔を、前記表示手
    段に自己位置の位置変化が反映される変化度合の大きさ
    に対応して短くする制御手段とを備えたことを特徴とす
    る測位装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記表示手段による前
    記自己位置の表示に関する分解能に基づき前記変化度合
    を判断することを特徴とする請求項1記載の測位装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、自己の移動速度に基づ
    き前記変化度合を判断することを特徴とする請求項1又
    は2記載の測位装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記自己位置を含む前
    記表示手段における表示画面の縮尺に基づき前記変化度
    合を判断することを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の測位装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記測位手段により計
    測された自己位置により示される現在地から、設定され
    ている目的地までの距離に基づき前記変化度合を判断す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の測位装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、設定されている出発地
    から目的地までの距離に占める、前記出発地から前記測
    位手段により計測された自己位置により示される現在地
    までの距離の割合に基づき前記変化度合を判断すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の測位
    装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、測位衛星の捕捉数に基
    づき前記変化度合を判断することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の測位装置。
  8. 【請求項8】 前記測位手段が前記位置情報を受信する
    受信手段を含む一方、前記測位手段による自己位置の計
    測が行われていない時、前記受信手段の電源を遮断する
    遮断手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の測位装置。
  9. 【請求項9】 複数の測位衛星から送られてくる複数の
    位置情報を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された複数の位置情報に基づき
    自己位置を計測する測位手段と、 前記受信手段による前記位置情報の受信対象となる測位
    衛星の数を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る測位装置。
  10. 【請求項10】 前記受信対象となる測位衛星を受信環
    境に応じて設定する設定手段を備えたことを特徴とする
    請求項9記載の測位装置。
  11. 【請求項11】 前記測位手段により計測された自己位
    置を表示する表示手段を備え、前記制御手段は、前記表
    示手段に自己位置の位置変化が反映される変化度合に対
    応し、前記位置情報の受信対象となる測位衛星の数を制
    御することを特徴とする請求項9又は10記載の測位装
    置。
  12. 【請求項12】 前記測位衛星を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された複数の測位衛星を記憶す
    る記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段に
    記憶されている複数の測位衛星を前記受信手段による前
    記位置情報の受信対象として設定することを特徴とする
    請求項9記載の測位装置。
  13. 【請求項13】 測位衛星から送られてくる位置情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段に電力を供給する二次電源の消耗度合を検
    出する検出手段と、 この検出手段により検出された二次電源の消耗度合に対
    応して前記受信手段による位置情報の受信間隔を短くす
    る制御手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  14. 【請求項14】 測位衛星から送られてくる位置情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段による前記位置情報の受信終了後に、前記
    受信手段の電源を直ちに遮断する遮断手段とを備えたこ
    とを特徴とする受信装置。
  15. 【請求項15】 前記受信手段が位置情報の受信を終了
    してから所定時間内に位置情報の受信を再開したとき、
    当該受信の終了時点から一定時間、前記遮断手段による
    電源の遮断を保留させる制御手段とを備えたことを特徴
    とする請求項14記載の受信装置。
  16. 【請求項16】 複数の測位衛星から送られてくる複数
    の位置情報を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された複数の位置情報に基づき
    自己位置を計測する測位手段と、 前記複数の測位衛星から送られてくる衛星時間の補正に
    要する閏秒の計算データを記憶記憶手段とを備えたこと
    を特徴とする受信装置。
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