JP2000248941A - 副燃焼室付き2サイクルエンジン - Google Patents

副燃焼室付き2サイクルエンジン

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JP2000248941A
JP2000248941A JP11054752A JP5475299A JP2000248941A JP 2000248941 A JP2000248941 A JP 2000248941A JP 11054752 A JP11054752 A JP 11054752A JP 5475299 A JP5475299 A JP 5475299A JP 2000248941 A JP2000248941 A JP 2000248941A
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Japan
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combustion chamber
sub
cylinder
exhaust port
center
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Hideaki Ito
秀明 伊藤
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】副燃焼室を形成するホットプラグを冷却して熱
変形を抑え、またピストンの熱分布を排気側と反排気側
との差異を少なくすることが可能である。 【解決手段】シリンダ壁に排気ポート6aと、この排気
ポー卜6aの対向位置、排気ポート中心とシリンダ中心
軸を通る壁の両側位置の少なくともいずれかに掃気ポー
ト24aを配置し、さらにシリンダ内の主燃焼室27
と、この主燃焼室27に連通孔40を介して連通された
シリンダヘッドに設けた副燃焼室27とによって燃焼室
が構成され、副燃焼室30に燃料噴射ノズル16の先端
部16aを臨ませ、この先端部16aの噴射孔16bか
ら燃料噴射する副燃焼室付き2サイクルエンジン1にお
いて、主燃焼室27と副燃焼室30とを1つ以上の連通
孔40で連通し、この副燃焼室30を排気ポート6a中
心とシリンダ中心軸L3を通る第1の平面H1から掃気
ポート24a側に離間させるか、あるいは/及び第1の
平面H1と直交し且つシリンダ中心軸L3を通る第2の
平面H2を境として反排気ポート側に偏位させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、副燃焼室内に圧
縮された空気の渦流を発生させる副燃焼室付き2サイク
ルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンとしては、シリンダ内の
主燃焼室と、この主燃焼室に連通孔を介して連通された
シリンダヘッドに設けた副燃焼室とによって燃焼室が構
成され、副燃焼室に燃料噴射ノズルの先端部を臨ませ、
連通孔からの新気により副燃焼室内に発生する渦流に先
端部の噴射孔から燃料噴射するものがある。
【0003】この種のエンジンとして、例えば2サイク
ルのディーゼルエンジンがあり、圧縮行程において新気
が主燃焼室から連通孔を通って副燃焼室内に流入するこ
とにより、副燃焼室内に圧縮された空気の渦流が生じ、
この渦流中に燃料を噴射することによって着火し燃焼が
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように副燃焼室付
き2サイクルエンジンは、連通孔により副燃焼室内に渦
流を形成し、燃料噴射ノズルから噴射された燃料を速や
かに混合させ、着火性及び燃焼性を確保している。ま
た、強い渦流により、空気利用率がよく出力が得やすい
と共に、NOxの排出を軽減することができる等の利点
がある。
【0005】しかし、燃料を副燃焼室内に噴射すること
によって着火し燃焼が行われることから、副燃焼室の温
度が上昇し、副燃焼室を形成する副燃焼室壁が熱変形す
るおそれがある。
【0006】また、副燃焼室付き2サイクルエンジンで
は、特にピストンの掃気側に対して排気側の温度が上昇
し、均等な熱分布が得られにくい等の問題がある。
【0007】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、副燃焼室を形成する副燃焼室壁
を冷却して熱変形を抑えることが可能な副燃焼室付き2
サイクルエンジンを提供することを第1の目的としてい
る。さらに加えて、ピストンの熱分布を排気側と反排気
側との差異を小さくすることが可能な副燃焼室付き2サ
イクルエンジンを提供することを第2の目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0009】請求項1に記載の発明は、『シリンダ壁に
排気ポートと、この排気ポー卜の対向位置、排気ポート
中心とシリンダ中心軸を通る壁の両側位置の少なくとも
いずれかに掃気ポートを配置し、さらにシリンダ内の主
燃焼室と、この主燃焼室に1つ以上の連通孔を介して連
通されたシリンダヘッドに設けた副燃焼室とによって燃
焼室が構成され、前記副燃焼室に燃料噴射ノズルの先端
部を臨ませ、この先端部の噴射孔から燃料噴射する副燃
焼室付き2サイクルエンジンにおいて、前記副燃焼室を
排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る第1の平面から
掃気ポート側に離間させるか、あるいは/及び前記第1
の平面と直交し且つシリンダ中心軸を通る第2の平面を
境として反排気ポート側に偏位させたことを特徴とする
副燃焼室付き2サイクルエンジン。』である。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、副燃
焼室を排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る第1の平
面から掃気ポート側に離間させるか、あるいは/及び前
記第1の平面と直交し且つシリンダ中心軸を通る第2の
平面を境として反排気ポート側に偏位させたことによ
り、掃気ポートからの掃気流により副燃焼室を形成する
副燃焼室壁の主燃焼室側の表面を冷却し熱変形を抑える
ことができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、『シリンダ壁に
排気ポートと、この排気ポー卜の対向位置、排気ポート
中心とシリンダ中心軸を通る壁の両側位置の少なくとも
いずれかに掃気ポートを配置し、さらにシリンダ内の主
燃焼室と、この主燃焼室に複数の連通孔を介して連通さ
れたシリンダヘッドに設けた副燃焼室とによって燃焼室
が構成され、前記副燃焼室に燃料噴射ノズルの先端部を
臨ませ、この先端部の噴射孔から燃料噴射する副燃焼室
付き2サイクルエンジンにおいて、シリンダ中心軸方向
で見て連通孔の主燃焼室側開口と副燃焼室側開口との位
置がずれ、かつ連通孔中心線の位置が副燃焼室中心から
ずれ、かつシリンダ中心軸方向で見て連通孔中心線の副
焼焼室側開口の位置から主燃焼室側開口ヘの延長方向
が、複数の内少なくとも1つが排気ポート中心とシリン
ダ中心軸を通る第1の平面と直交するとともに、シリン
ダ中心軸を通る第2の平面を境として反排気ポート方向
を指向することを特徴とする副燃焼室付き2サイクルエ
ンジン。』である。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、シリ
ンダ中心軸方向で見て連通孔の主燃焼室側開口と副燃焼
室側開口との位置がずれ、かつ連通孔中心線の位置が副
燃焼室中心からずれ、かつシリンダ中心軸方向で見て連
通孔中心線の副焼焼室側開口の位置から主燃焼室側開口
ヘの延長方向が、複数の内少なくとも1つが排気ポート
中心とシリンダ中心軸を通る第1の平面と直交するとと
もに、シリンダ中心軸を通る第2の平面を境として反排
気ポート方向を指向するから、掃気時に反排気ポート方
向から排気ポートへ流れる掃気流の一部を、連通孔を通
って副燃焼室内に円滑に導くことができ、副燃焼室壁を
内側から冷却し副燃焼室壁の熱変形を抑えることができ
る。且つ、連通孔を通って副燃焼室から主燃焼室に流れ
る未燃焼ガスを含む高温の既燃焼ガスが反排気ポート方
向に流れるので、ピストンやシリンダの反排気ポート側
の温度が上昇する。これにより、排気側と反排気ポート
側との温度差が小さくなるようにすることができ、ピス
トンやシリンダの熱歪みを少なくすることができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、『他の連通孔の
内少なくとも1つが、シリンダ中心軸方向で見て主燃焼
室側開口と副燃焼室側開口との位置がずれ、連通孔中心
線が副燃焼室中心からずれ、かつシリンダ中心軸方向で
見て連通孔中心線の副燃焼室側開口の位置から主燃焼室
側開口ヘの延長方向が排気ポート中心とシリンダ中心軸
を通る第1の平面と直交するとともに、シリンダ中心軸
を通る第2の平面を境として排気ポート方向を指向する
ことを特徴とする請求項2に記載の副燃焼室付き2サイ
クルエンジン。』である。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、他の
連通孔の内少なくとも1つが、シリンダ中心軸方向で見
て主燃焼室側開口と副燃焼室側開口との位置がずれ、連
通孔中心線が副燃焼室中心からずれ、かつシリンダ中心
軸方向で見て連通孔中心線の副燃焼室側開口の位置から
主燃焼室側開口ヘの延長方向が排気ポート中心とシリン
ダ中心軸を通る第1の平面と直交するとともに、シリン
ダ中心軸を通る第2の平面を境として排気ポート方向を
指向することから、反排気ポート側を指向する連通孔に
より掃気流が副燃焼室内に円滑に入る一方、副燃焼室内
で燃焼した燃焼ガスが排気ポート方向を指向する連通孔
により主燃焼室内の掃排気流により吸い出されて噴出
し、効率良く副燃焼室内のガス交換を可能とするので副
燃焼室を内側から冷却し副燃焼室の熱変形を抑えること
ができる。
【0015】また、ピストンやシリンダの熱変形を抑え
ることに加え、副燃焼室内のガス交換が容易であり、副
燃焼室内での燃焼を確実に開始させることができ、主燃
焼室に強い渦流を形成し易いため、低中速域の未燃焼ガ
スの発生を抑え、さらに排気ガス中のNOx含有量を減
少させることができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、『請求項2又は
請求項3に記載の副燃焼室付き2サイクルエンジンであ
り、副燃焼室を排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る
第1の平面から掃気ポート側に離間させるか、あるいは
/及び前記第1の平面と直交し且つシリンダ中心軸を通
る第2の平面を境として反排気ポート側に偏位させたこ
とを特徴とする副燃焼室付き2サイクルエンジン。』で
ある。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、請求
項2又は請求項3に記載の副燃焼室付き2サイクルエン
ジンであり、この副燃焼室付き2サイクルエンジンの副
燃焼室を排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る第1の
平面から掃気ポート側に離間させるか、あるいは/及び
前記第1の平面と直交し且つシリンダ中心軸を通る第2
の平面を境として反排気ポート側に偏位させることで、
副燃焼室壁を主燃焼室側から熱変形をより確実に抑える
と共に、ピストンの熱分布を排気側と反排気側との差異
を少なくすることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の副燃焼室付き2
サイクルエンジンの実施の形態を図面に基づいて説明す
る。図1は副燃焼室付き2サイクルエンジンの縦断面
図、図2は図1のII-II線に沿う一部断面図、図3は燃
焼室部の拡大縦断面図、図4は図3のIV-IV線に沿う断
面図である。
【0019】この実施の形態の副燃焼室付き2サイクル
エンジン1は、副燃焼室を有する水冷2気筒2サイクル
デイーゼルエンジンである。この副燃焼室付き2サイク
ルエンジン1は、上下のクランクケース2、3によって
クランク軸22が軸支され、この上クランクケース3に
シリンダブロック4とシリンダヘッド5が順に取り付け
られている。
【0020】シリンダブロック4には、排気通路6に連
通して排気管7が接続され、各気筒の排気管7は下流側
で集合される。上クランクケース3の吸気通路8には、
リードバルブ9が設けられ、さらにリードバルブ9を介
して吸気管10が接続されている。吸気管10は、その
内部の吸気通路が気筒毎に分岐するように形成し、分岐
部分より上流側となる上流側端部にスロットル弁装置1
1及び図示していない吸気管、エアクリーナ等が接続さ
れている。
【0021】スロットル弁装置11は、バタフライ型ス
ロットル弁11aをモータ11bによって駆動する構造
になっている。モータ11bは、副燃焼室付きエンジン
1の燃料噴射量やオイル供給量を制御するECU12に
よって制御される。すなわち、エンジン回転数検出セン
サ13によって検出したエンジン回転数と、アクセル開
度検出センサ14によって検出したアクセル開度とに対
応するスロットル開度をマップから読み出し、この読み
出したスロットル開度とスロットル弁11aの開度が一
致するようにモータ11bを駆動する。
【0022】スロットル弁装置11の近傍には、燃料噴
射ポンプ15が配置されている。この燃料噴射ポンプ1
5は、副燃焼室付きエンジン1により駆動されて燃料を
気筒毎の燃料噴射ノズル16に圧送する。この燃料噴射
ポンプ15での燃料供給量はECU12によって制御し
ている。また、燃料噴射ポンプ15は、クランク軸22
の回転を伝達して駆動する構造になっている。
【0023】この副燃焼室付き2サイクルエンジン1の
クランク軸22は、コンロッド20を介して各気筒のピ
ストン21と連結されている。ピストン21は、シリン
ダブロック4のシリンダボア4aに摺動自在に設けられ
ている。クランク軸22及び上下のクランクケース2、
3を組み付けることによって気筒毎のクランク室23が
形成され、これらのクランク室23に空気がリードバル
ブ9を介して吸入される。
【0024】さらに、シリンダブロック4には、クラン
ク室23とシリンダボア4a内とを連通する掃気通路2
4が形成されている。掃気通路24はシリンダボア4a
の周囲三方に形成され、それぞれ主掃気ポート24a,
24b及び副掃気ポート24cを介してシリンダボア4
a内に連通している。また、排気通路6には、掃気ポー
ト24aの上縁より僅かに高い位置に上縁を形成した1
つの主排気ポート6aと、この主排気ポート6aより高
い位置に開口した一対の副排気ポート6bとを介して上
流側がシリンダボア4a内に連通し、下流側が排気通路
6の下流側に連通している。
【0025】排気通路6における副排気ポート6bを介
してシリンダボア4a内に連通される部分には、排気制
御装置26が設けてある。この排気制御装置26は、排
気タイミング及び圧縮比を変化させるためのものであ
り、シリンダブロック4に副排気ポート6b側の排気通
路部分を横切るように回動自在に設けられた棒状弁体2
6aを有する。棒状弁体26aは、エンジン回転域がア
イドリング域を含む低・中回転域にあるときに閉状態と
して排気通路部分を閉塞し、エンジン回転域が高回転域
に達した後は開状態として副排気通路部分からも排気ガ
スが排出されるようにECU12によって制御される。
【0026】棒状弁体26aが閉状態にあるときには、
これが開状態のときに較べて圧縮開始タイミングが速ま
るとともに排気開始時期が遅れ、これとともに圧縮比が
高くなる。このため、棒状弁体26aを閉状態とするこ
とによって、圧縮比が高くなることに起因して副燃焼室
付きエンジン1が始動し易くなり、低・中回転時に回転
が安定するようになる。また、棒状弁体26aを開状態
とすることによって、高回転時にポンピングロスが減少
するとともに排気通路断面積が増大し排気抵抗が減少す
ることに起因して高出力が得られる。
【0027】シリンダヘッド5は、シリンダブロック4
の上端に取付けた下部シリンダヘッド5aと、この下部
シリンダヘッド5aに装着したホットプラグ5bと、こ
れら下部シリンダヘッド5a及びホットプラグ5bの上
部に取付けた上部シリンダヘッド5cとを備え、シリン
ダボア4a内に形成される主燃焼室27の上壁を構成し
ている。
【0028】下部シリンダヘッド5aには、小径部及び
大径部からなる保持孔28が形成され、ホットプラグ5
bを保持孔28に上方から挿着させることによって保持
している。また、ホットプラグ5bは、下プラグ5b1
と上プラグ5b2とから構成され、下プラグ5b1は上
向きの凹部5b11が形成され、上プラグ5b2は下向
きの凹部5b21が形成され、この上向きの凹部5b1
1と下向きの凹部5b21とにより副燃焼室30が形成
される。副燃焼室30の中心は、扁平円筒状に形成さ
れ、ほぼシリンダボア4aの中心線L3を通り、排気ポ
ート6aの中心と中心軸L3通る第1の平面H1と直交
する第2の平面H2上において主掃気ポート24aより
に位置している。
【0029】下プラグ5b1には、対称位置に一対の連
通孔40が形成され、主燃焼室27と、この主燃焼室2
7に連通孔40を介して連通された副燃焼室30とによ
って燃焼室が構成される。副燃焼室30には、燃料噴射
ノズル16の先端部16aを臨ませ、連通孔40からの
新気流50に先端部16aの噴射孔16bから燃料噴射
する。これにより新気流が基となって副燃焼室30内に
発生する渦流1000に微細燃料を混合させることがで
きる。なお、副燃焼室壁30aの内底壁30a1に設け
られる副燃焼室側開口40bから連通孔40の中心線を
延長する時、中心線が副燃焼室壁30aの内の側壁30
a2上半分の部分あるいは、天井30a3の外周部を貫
通するように連通孔40の向きが設定される。
【0030】シリンダ中心軸方向で見て連通孔40の主
燃焼室側開口40aと副燃焼室側開口40bとの位置が
ずれている。連通孔40からの新気流50により副燃焼
室30内に発生する渦流1000は、副燃焼室側開口4
0bにおける方向に連通孔40を延長して直進する直進
部50aと、直進部50aが側壁30a2の上部及びそ
の後天井30a3によりガイドされるか、天井30a3
及びその後側壁30a2の上部によりガイドされて若干
下向き且つ側壁30a2に沿った偏向流部50bとな
り、さらに副燃焼室壁30aの中心の回りに旋回する渦
流1000となる。
【0031】前記したように、主排気ポート24a、2
4bが前記第1の平面H1を挟んで両側のシリンダ壁に
形成される。主燃焼室27と副燃焼室30とを4つの連
通孔40で連通し、この副燃焼室30を、この実施の形
態では排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る第1の平
面H1を境として一方側位置の主掃気ポート24a側に
偏位させているが、他方側位置の主掃気ポート24b側
に偏位させてもよい。
【0032】このように副燃焼室30を、排気ポート中
心とシリンダ中心軸を通る第1の平面H1を境として一
方側位置の主掃気ポート24a側に偏位させたことによ
り、主掃気ポート24aからの掃気流により副燃焼室3
0を形成するホットプラグ5bの主燃焼室側の表面を冷
却し熱変形を抑えることができる。
【0033】また、それぞれの連通孔40は、シリンダ
中心軸方向で見て連通孔40の主燃焼室側開口40aと
副燃焼室側開口40bとの位置がずれ、かつ連通孔40
の中心線の位置が副燃焼室中心からずれ、燃焼開始後連
通孔40を通って主燃焼室27へ流れる燃焼ガス流によ
って主燃焼室27に渦流1000を形成するようになっ
ている。
【0034】さらに、シリンダ中心軸方向で見て副燃焼
室側開口40bの位置から主燃焼室側開口40aヘの連
通孔中心線の主燃焼室27への延長線が、複数の内少な
くとも1つが、この実施の形態では1つが排気ポート中
心とシリンダ中心軸を通る第1の平面H1と直交すると
ともに、シリンダ中心軸を通る第2の平面H2を境とし
て反排気ポート側を指向し、1つの連通孔40がシリン
ダ中心軸方向で見て副燃焼室側開口40bの位置から主
燃焼室側開口40aヘの連通孔中心線への主燃焼室27
への延長方向が前記平面H2を境として排気ポート方向
を指向する。
【0035】この副燃焼室付き2サイクルエンジン1
は、クランク軸22を図示していないスタータモータに
より回転させることによって始動する。クランク軸22
を回転させると、空気がスロットル弁装置11、吸気管
10、リードバルブ9、吸気通路8という吸気系を通っ
てクランク室23に吸入され、ここで圧縮されて掃気通
路24、主掃気ポート24a、24b及び副掃気ポート
24cを介して主燃焼室27に導入される。
【0036】そして、圧縮行程において主燃焼室27内
の空気が連通孔40を通って副燃焼室30に流入する。
このことにより副燃焼室30内に圧縮された空気からな
る新気流50さらに渦流1000が生じ、この新気流5
0中に噴射孔16bから燃料を噴射することによって着
火し燃焼を開始する。その後、燃焼ガスが連通孔40を
通って主燃焼室27内に吹き出し、主燃焼室27内の圧
力上昇に伴ってピストン21が下降する。膨張行程にお
いてピストン21が主排気ポート6aあるいは副排気ポ
ート6bの上縁より下側に移動することによって、燃焼
ガスが主燃焼室27から排気通路6を通って排気管7に
排出される。
【0037】この実施の形態では、1つの連通孔40が
反排気ポート側を指向し、1つの連通孔40が排気ポー
ト方向を指向することから、図4に示すように掃気流X
により押し込まれる新気流入流Mが反排気ポート側を指
向する3つの連通孔40からホットプラグ5b内の副燃
焼室30により円滑に入ることができる。
【0038】また、4つの連通孔40は、それぞれ主燃
焼室側開口40aと副燃焼室側開口40bがシリンダ中
心軸方向で見て同一方向に位置がずれており、お互いに
新気が邪魔されることなく同一方向に速い渦流が生じ、
燃料噴射後の着火性及び燃焼性を向上できる。
【0039】一方、副燃焼室30内で燃焼した燃焼ガス
は、掃気流Xより主燃焼室27内に吸い出され、これが
既燃ガス流出流Nとなって排気ポート方向を指向する連
通孔40からより円滑に主燃焼室27内排気ポート6a
方向へ排出される。
【0040】このように、一方の反排気ポート側を指向
する連通孔40から他方の排気ポート方向を指向する連
通孔40への新気による掃気流が形成され易くより効率
良く、ホットプラグ5bを内側から冷却しホットプラグ
5bの熱変形を抑えることができる。また、掃気流が副
燃焼室30内に入り易く、副燃焼室30内のガス交換が
容易であり、副燃焼室30内での燃焼を確実に開始させ
ることができ、主燃焼室27に強い渦流を形成し易いた
め、低中速域の未燃焼ガスの発生を抑え、さらに排気ガ
ス中のNOx含有量を減少させることができる。
【0041】また、シリンダ中心軸方向で見てホットプ
ラグ5bが排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る第1
の平面H1より一方の主掃気ポート24aよりとなるか
ら、掃気時に主掃気ポート24aからの掃気流Xを強い
ままホットプラグ5bの主燃焼室27表面に円滑に導く
ことができ、ホットプラグ5bを外側から冷却しホット
プラグ5bの熱変形を抑えることができる。
【0042】図5に示す実施の形態では、図1乃至図4
の実施の形態と同様に構成された連通孔40が4つ同様
に構成され、この連通孔40の数と、燃料噴射ノズル1
6の噴射孔16bの数が同数であるが、副燃焼室30を
排気ポート側に偏位させ、シリンダ中心軸方向で見てシ
リンダ中心軸と排気ポート中心線を通る第1の平面H1
上に位置させている。この実施の形態では、図1乃至図
4の実施の形態と同様に掃気流Xより主燃焼室27内に
吸い出され、これが既燃ガス流出流Nとなって排気ポー
ト方向を指向する連通孔40からより円滑に排気ポート
6a方向へ排出される。副燃焼室30を形成する下プラ
グ5b1の掃気流による主燃焼室27側からの冷却性は
低下するが、副燃焼室30内のガス交換性は高くできる
ので、着火性及び燃焼性を高めることができるととも
に、副燃焼室30構成壁となる下プラグ5b1及び上プ
ラグ5b2を内側から冷却することができる。
【0043】図6に示す実施の形態では、図1乃至図4
の実施の形態と同様に構成された連通孔40が4つ同様
に構成され、この連通孔40の数と、燃料噴射ノズル1
6の噴射孔16bの数が同数であるが、副燃焼室30を
反排気ポート側に、即ち、シリンダ中心軸方向で見て排
気ポート中心線上の排気ポート6aと対向して位置する
副掃気ポート24c側に偏位させている。この実施の形
態では、図1乃至図4の実施の形態と同様に1つの連通
孔40において掃気流Xより主燃焼室27内に吸い出さ
れ、これが既燃ガス流出流Nとなって排気ポート方向を
指向する連通孔40からより円滑に排気ポート6a方向
へ排出される。かつ、副燃焼室30が排気ポート中心線
上の排気ポート6aと対向する位置する副掃気ポート2
4c側に偏位しているために、排気ポート6aと対向す
る位置する副掃気ポート24c及びその両側の主掃気ポ
ート24a、24bの3つの掃気ポートからの掃気流X
により下プラグ5b1が主燃焼室27側から冷却される
とともに、1つの連通孔40において掃気流Xにより押
し込まれる新気流入流Mが連通孔40からホットプラグ
5b内の副燃焼室30により円滑に入ることができる。
これにより副燃焼室30内のガス交換性が向上する。
【0044】さらに、ホットプラグ5bを副掃気ポート
24cに偏位させていることにより、連通孔40からの
高温の既燃焼ガス及び未燃焼ガスは主燃焼室27におけ
る副掃気ポート24c側に偏在することになり、掃気行
程中も既燃焼ガスに晒され高温になり易い排気ポート側
の温度がさらに上昇するのを防止する。排気タイミング
制御のために副排気ポート6bに連なる副排気通路には
回転自在な棒状弁体26aを有するが、温度のさらなる
上昇を防止することにより、カーボン固着等による棒状
弁体26aの作動の不具合の発生を低下させることがで
きる。また、ピストン21やシリンダボア4aの円周方
向の熱分布を平均化できることになり、ピストン21や
シリンダボア4aの熱変形を軽減できる。
【0045】図7に示す実施の形態では、図1乃至図4
の実施の形態と同様に構成された連通孔40が4つ同様
に構成され、この連通孔40の数と、燃料噴射ノズル1
6の噴射孔16bの数が同数であるが、副燃焼室30を
排気ポート側でかつ一方の主掃気ポート24a側でその
間の位置に偏位させている。さらに、2つの連通孔40
が反排気ポート側を指向し、2つの連通孔40が排気ポ
ート方向を指向するように形成されている。
【0046】このように2つの連通孔40が反排気ポー
ト側を指向し、2つの連通孔40が排気ポート方向を指
向することから、掃気流Xにより押し込まれる新気流入
流Mが反排気ポート側を指向する2つの連通孔40から
ホットプラグ5b内の副燃焼室30により円滑に入るこ
とができ、一方、副燃焼室30内で燃焼した燃焼ガス
は、掃気流Xより主燃焼室27内に吸い出され、これが
既燃ガス流出流Nとなって排気ポート方向を指向する2
つの連通孔40からより円滑に排気ポート6a方向へ排
出される。さらに、副燃焼室30が排気ポート側に偏位
しているために既燃ガス流出流Nが主燃焼室27に滞留
することなく、排気ポート6aに入り、結果として主燃
焼室27内における既燃焼残留ガス量を減らすことがで
きる。
【0047】図8に示す実施の形態では、図1乃至図4
の実施の形態と同様に構成された連通孔40が4つ同様
に構成され、この連通孔40の数と、燃料噴射ノズル1
6の噴射孔16bの数が同数であるが、副燃焼室30を
シリンダ中心軸方向で見て排気ポート中心線上の排気ポ
ート6aと対向する位置する副掃気ポート24c側でか
つ一方の主掃気ポート24b側でその間の位置に偏位さ
せている。
【0048】このように2つの連通孔40が反排気ポー
ト側を指向し、2つの連通孔40が排気ポート方向を指
向することから、掃気流Xにより押し込まれる新気流入
流Mが反排気ポート側を指向する2つの連通孔40から
ホットプラグ5b内の副燃焼室30により円滑に入るこ
とができ、一方、副燃焼室30内で燃焼した燃焼ガス
は、掃気流Xより主燃焼室27内に吸い出され、これが
既燃ガス流出流Nとなって排気ポート方向を指向する2
つの連通孔40からより円滑に排気ポート6a方向へ排
出される。さらに、副燃焼室30が排気ポート中心線上
の排気ポート6aと対向する位置する掃気ポート24a
側でかつ一方の主掃気ポート24a側でその間の位置に
偏位しているために、排気ポート6aと対向する位置す
る主掃気ポート24a及びその両側の掃気ポート24a
の3つの掃気ポート24aからの掃気流Xが弱まりにく
く、この強い掃気流Xにより押し込まれる新気流入流M
が連通孔40からホットプラグ5b内の副燃焼室30に
より円滑に入ることができる。
【0049】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、副燃焼室を排気ポート中心とシリンダ中心軸を通
る第1の平面から掃気ポート側に離間させるか、あるい
は/及び前記第1の平面と直交し且つシリンダ中心軸を
通る第2の平面を境として反排気ポート側に偏位させた
ことにより、掃気ポートからの掃気流により副燃焼室を
形成する副燃焼室壁の主燃焼室側の表面を冷却し熱変形
を抑えることができる。
【0050】請求項2に記載の発明では、シリンダ中心
軸方向で見て連通孔の主燃焼室側開口と副燃焼室側開口
との位置がずれ、かつ連通孔中心線の位置が副燃焼室中
心からずれ、かつシリンダ中心軸方向で見て連通孔中心
線の副焼焼室側開口の位置から主燃焼室側開口ヘの延長
方向が、複数の内少なくとも1つが排気ポート中心とシ
リンダ中心軸を通る第1の平面と直交するとともに、シ
リンダ中心軸を通る第2の平面を境として反排気ポート
方向を指向するから、掃気時に反排気ポート方向から排
気ポートへ流れる掃気流の一部を、連通孔を通って副燃
焼室内に円滑に導くことができ、副燃焼室壁を内側から
冷却し副燃焼室壁の熱変形を抑えることができる。且
つ、連通孔を通って副燃焼室から主燃焼室に流れる未燃
焼ガスを含む高温の既燃焼ガスが反排気ポート方向に流
れるので、ピストンやシリンダの反排気ポート側の温度
が上昇する。これにより、排気側と反排気ポート側との
温度差が小さくなるようにすることができ、ピストンや
シリンダの熱歪みを少なくすることができる。
【0051】請求項3に記載の発明では、他の連通孔の
内少なくとも1つが、シリンダ中心軸方向で見て主燃焼
室側開口と副燃焼室側開口との位置がずれ、連通孔中心
線が副燃焼室中心からずれ、かつシリンダ中心軸方向で
見て連通孔中心線の副燃焼室側開口の位置から主燃焼室
側開口ヘの延長方向が排気ポート中心とシリンダ中心軸
を通る第1の平面と直交するとともに、シリンダ中心軸
を通る第2の平面を境として排気ポート方向を指向する
ことから、反排気ポート側を指向する連通孔により掃気
流が副燃焼室内に円滑に入る一方、副燃焼室内で燃焼し
た燃焼ガスが排気ポート方向を指向する連通孔により主
燃焼室内の掃排気流により吐出されて噴出し、効率良く
副燃焼室内のガス交換を可能とするので副燃焼室を内側
から冷却し副燃焼室の熱変形を抑えることができる。
【0052】また、ピストンやシリンダの熱変形を抑え
ることに加え、副燃焼室内のガス交換が容易であり、副
燃焼室内での燃焼を確実に開始させることができ、主燃
焼室に強い渦流を形成し易いため、低中速域の未燃焼ガ
スの発生を抑え、さらに排気ガス中のNOx含有量を減
少させることができる。
【0053】請求項4に記載の発明では、『請求項2又
は請求項3に記載の副燃焼室付き2サイクルエンジンで
あり、副燃焼室を排気ポート中心とシリンダ中心軸を通
る第1の平面から掃気ポート側に離間させるか、あるい
は/及び前記第1の平面と直交し且つシリンダ中心軸を
通る第2の平面を境として反排気ポート側に偏位させる
ことで、副燃焼室壁を主燃焼室側から熱変形をより確実
に抑えると共に、ピストンの熱分布を排気側と反排気側
との差異を少なくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】副燃焼室付き2サイクルエンジンの縦断面図で
ある。
【図2】図1のII-II線に沿う一部断面図である。
【図3】燃焼室部の拡大縦断面図である。
【図4】図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】他の実施の形態の図4と同じ断面図である。
【図6】他の実施の形態の図4と同じ断面図である。
【図7】他の実施の形態の図4と同じ断面図である。
【図8】他の実施の形態の図4と同じ断面図である。
【符号の説明】
1 副燃焼室付き2サイクルエンジン 6a 排気ポート 16 燃料噴射ノズル 16a 燃料噴射ノズル16の先端部 16b 噴射孔 24a 掃気ポート 27 主燃焼室 30 副燃焼室 40 連通孔 40a 主燃焼室側開口 40b 副燃焼室側開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/24 F02F 1/24 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ壁に排気ポートと、この排気ポー
    卜の対向位置、排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る
    壁の両側位置の少なくともいずれかに掃気ポートを配置
    し、さらにシリンダ内の主燃焼室と、この主燃焼室に1
    つ以上の連通孔を介して連通されたシリンダヘッドに設
    けた副燃焼室とによって燃焼室が構成され、前記副燃焼
    室に燃料噴射ノズルの先端部を臨ませ、この先端部の噴
    射孔から燃料噴射する副燃焼室付き2サイクルエンジン
    において、前記副燃焼室を排気ポート中心とシリンダ中
    心軸を通る第1の平面から掃気ポート側に離間させる
    か、あるいは/及び前記第1の平面と直交し且つシリン
    ダ中心軸を通る第2の平面を境として反排気ポート側に
    偏位させたことを特徴とする副燃焼室付き2サイクルエ
    ンジン。
  2. 【請求項2】シリンダ壁に排気ポートと、この排気ポー
    卜の対向位置、排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る
    壁の両側位置の少なくともいずれかに掃気ポートを配置
    し、さらにシリンダ内の主燃焼室と、この主燃焼室に複
    数の連通孔を介して連通されたシリンダヘッドに設けた
    副燃焼室とによって燃焼室が構成され、前記副燃焼室に
    燃料噴射ノズルの先端部を臨ませ、この先端部の噴射孔
    から燃料噴射する副燃焼室付き2サイクルエンジンにお
    いて、シリンダ中心軸方向で見て連通孔の主燃焼室側開
    口と副燃焼室側開口との位置がずれ、かつ連通孔中心線
    の位置が副燃焼室中心からずれ、かつシリンダ中心軸方
    向で見て連通孔中心線の副焼焼室側開口の位置から主燃
    焼室側開口ヘの延長方向が、複数の内少なくとも1つが
    排気ポート中心とシリンダ中心軸を通る第1の平面と直
    交するとともに、シリンダ中心軸を通る第2の平面を境
    として反排気ポート方向を指向することを特徴とする副
    燃焼室付き2サイクルエンジン。
  3. 【請求項3】他の連通孔の内少なくとも1つが、シリン
    ダ中心軸方向で見て主燃焼室側開口と副燃焼室側開口と
    の位置がずれ、連通孔中心線が副燃焼室中心からずれ、
    かつシリンダ中心軸方向で見て連通孔中心線の副燃焼室
    側開口の位置から主燃焼室側開口ヘの延長方向が排気ポ
    ート中心とシリンダ中心軸を通る第1の平面と直交する
    とともに、シリンダ中心軸を通る第2の平面を境として
    排気ポート方向を指向することを特徴とする請求項2に
    記載の副燃焼室付き2サイクルエンジン。
  4. 【請求項4】請求項2又は請求項3に記載の副燃焼室付
    き2サイクルエンジンであり、副燃焼室を排気ポート中
    心とシリンダ中心軸を通る第1の平面から掃気ポート側
    に離間させるか、あるいは/及び前記第1の平面と直交
    し且つシリンダ中心軸を通る第2の平面を境として反排
    気ポート側に偏位させたことを特徴とする副燃焼室付き
    2サイクルエンジン。
JP11054752A 1999-03-02 1999-03-02 副燃焼室付き2サイクルエンジン Pending JP2000248941A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101387219B (zh) * 2008-10-24 2010-06-02 大连理工大学 采用点火室燃烧系统的直喷式发动机
WO2022049839A1 (ja) 2020-09-01 2022-03-10 株式会社やまびこ 2ストロークエンジン

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