JP2000247573A - 水中浮遊物揚収支援装置及び方法 - Google Patents
水中浮遊物揚収支援装置及び方法Info
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- JP2000247573A JP2000247573A JP11047524A JP4752499A JP2000247573A JP 2000247573 A JP2000247573 A JP 2000247573A JP 11047524 A JP11047524 A JP 11047524A JP 4752499 A JP4752499 A JP 4752499A JP 2000247573 A JP2000247573 A JP 2000247573A
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Abstract
物の係留具への母船の揚重機から吊り下げられている吊
索の先端に設けられたフックの係留を母船上から操作し
て行うようにし、安全性の確保と作業の省力化を図るこ
と。 【解決手段】 回収を必要とする水中航走体23を水中
から母船1に揚収する水中浮遊物揚収支援装置におい
て、母船1に設けられた揚重機3と、揚重機から吊り下
げられ、先端にフック7を有する吊索6と、フックに接
続され、フックをガイドするフックガイド索16と、フ
ックガイド索に一端が接続され、他端側が係留鉤22で
あるロープリードフック21と、該ロープリードフック
の一端側に取り外し可能に接続された係留ロッド23
と、該係留ロッドに一端端側が固定され、他端側が該係
留鉤内面に押接されているガイドスプリング24とを有
し、母船上から該ロープリードフックの係留鉤を水中航
走体の係留具18に引っかけるロープリード吊り具20
とを備えてなるものである。
Description
れる潜水艇等の水中航走体、気象ブイ等の回収を必要と
する水中浮遊物を吊り上げて母船に揚収するための水中
浮遊物揚収支援装置及び方法に関するものである。
ある例えば水中航走体を母船に揚収する際に、水中航走
体の背中に設けられた逆U字状の係留具に母船の揚重機
から垂れ下がっている吊索の先端に取り付けられたフッ
クを係留する作業を、母船とは別のボートに乗船した人
がフックを手に持って水中航走体に近づき、水中航走体
の係留具に引っかけて係留していた。
収を必要とする水中浮遊物を母船に揚収する際に、母船
の揚重機から垂れ下がっている吊索の先端に取り付けら
れたフックをボートに乗船した人が手に持って水中浮遊
物に近づき、その係留具に引っかけて係留するという人
手による作業では、荒天時には危険であるという問題点
があった。
めになされたものであり、水中浮遊物を母船に揚収する
際に、水中浮遊物の係留具への母船の揚重機から吊り下
げられている吊索の先端に設けられたフックの係留を母
船上から操作して行うようにし、安全性の確保と作業の
省力化を図ることができる水中浮遊物揚収支援装置及び
方法を提供することを目的とする。
揚収支援装置は、母船に設けられた揚重機と、揚重機か
ら吊り下げられ、先端にフックを有する吊索と、フック
に接続され、フックをガイドするフックガイド索と、フ
ックガイド索に一端が接続され、他端側が係留鉤である
ロープリードフックと、該ロープリードフックの一端側
に取り外し可能に接続された係留ロッドと、該係留ロッ
ドに一端端側が固定され、他端側が該係留鉤内面に押接
されているガイドスプリングとを有し、母船上から該ロ
ープリードフックの係留鉤を水中浮遊物の係留具に引っ
かけるロープリード吊り具とを備えている。
プリードフックの係留鉤の先端に取り付けられ、ガイド
スプリングの抜け止めをするストッパースプリングを有
している。さらに、上記揚重機にバランサ用アームを設
け、そのバランサ用アームに、先端がフックに接続され
たロープを常時水中浮遊物と略同程度の重さの力で牽引
し、ロープをそれ以上の力で繰り出し、それ以下の力で
巻き込む緩衝装置を設けている。
法は、回収を必要とする水中浮遊物の係留具に母船から
ロープリード吊り具のロープリードフックの係留鉤をガ
イドスプリングを通過させて引っかける工程と、水中浮
遊物の係留具にロープリードフックの係留鉤を引っかけ
た状態で係留ロッドを手元に引き込み係留ロッドをロー
プリードフックから取り外す工程と、ガイドスプリング
の先端側がロープリードフックの係留鉤に係留されてい
る状態で係留ロッドを手元に引き込み、ロープリードフ
ックとそれに接続されているフックガイド索を水中浮遊
物の係留具に通す工程と、水中浮遊物の係留具にフック
ガイド索が通された状態で係留ロッドを手元に引き込
み、ロープリードフックを手元まで手繰り寄せる工程
と、ロープリードフックに接続されているフックガイド
索が手元にきたら、さらにフックガイド索を手繰り寄
せ、フックガイド索と接続されているフックを水中浮遊
物の係留具に引っかけて係留する工程と、水中浮遊物の
係留具にフックを係留したら、母船に設けられた揚重機
を操作して吊索を巻き上げることにより水中浮遊物を水
面から吊り上げて母船に収容する工程とからなるもので
ある。
浮遊物を水中から母船に揚収する場合に、回収を必要と
する水中浮遊物の係留具に母船からロープリード吊り具
のロープリードフックの係留鉤をガイドスプリングを通
過させて引っかけ、水中浮遊物の係留具にロープリード
フックの係留鉤を引っかけた状態で係留ロッドを手元に
引き込み係留ロッドをロープリードフックから取り外
し、ガイドスプリングの先端側がロープリードフックの
係留鉤に係留されている状態で係留ロッドを手元に引き
込み、ロープリードフックとそれに接続されているフッ
クガイド索を水中浮遊物の係留具に通し、しかる後に水
中浮遊物の係留具にフックガイド索が通された状態で係
留ロッドを手元に引き込み、ロープリードフックを手元
まで手繰り寄せ、ロープリードフックに接続されている
フックガイド索が手元にきたら、さらにフックガイド索
を手繰り寄せ、フックガイド索と接続されているフック
を水中浮遊物の係留具に引っかけて係留したら、母船に
設けられた揚重機を操作して吊索を巻き上げることによ
り水中浮遊物を水面から吊り上げて母船に収容するよう
にしたから、従来のようにボートを使用せずに水中浮遊
物の係留具へのフックの係留を母船上からロープリード
吊り具を操作して容易に行うことができ、安全性が確保
され、作業の省力化を図ることができる。
有するロープリードフックと、それに接続された係留ロ
ッドと、係留ロッドに一端端側が固定され、他端側が該
係留鉤内面に押接されているガイドスプリングとからな
り、ロープリードフックと係留ロッドとが取り外し可能
に接続されているから、水中浮遊物の係留具に母船から
ロープリード吊り具のロープリードフックの係留鉤を引
っかけ、その状態で係留ロッドを手元に引き込むことに
より、係留ロッドがロープリードフックから取り外さ
れ、ガイドスプリングの先端側がロープリードフックの
係留鉤に係留されている状態で、ロープリードフックと
それに接続されているフックガイド索を水中浮遊物の係
留具に簡単に通すことができることとなった。
ドフックの係留鉤の先端に取り付けられ、該ガイドスプ
リングの抜け止めをするストッパースプリングを有して
いるから、係留ロッドを手元に引き込んで係留ロッドが
ロープリードフックから取り外され、ガイドスプリング
の先端側がロープリードフックの係留鉤に係留されてい
る場合に、ガイドスプリングが係留鉤から抜けるのをス
トッパースプリングが抜け止めするため、確実にロープ
リードフックとそれに接続されているフックガイド索を
水中浮遊物の係留具に通すことができる。
そのバランサ用アームに、先端がフックに接続されたロ
ープを常時水中浮遊物と略同程度の重さの力で牽引し、
ロープをそれ以上の力で繰り出し、それ以下の力で巻き
込む緩衝装置を設けているから、フックが水中浮遊物の
係留具の近傍位置に来たところからフックリード索とフ
ックガイド索を一緒に引っ張ってフックを水中浮遊物の
係留具に引っかけて係留するまでの間とフックを水中浮
遊物の係留具に係留したときから係留具にフックが係留
された水中浮遊物を吊索を巻き上げることにより水面か
ら吊り上げるまでの間に、波によって水中浮遊物の位置
が上下して水中浮遊物の吊下力が変動しても緩衝装置が
ロープを繰り出したり、巻き込んだりして水中浮遊物の
上下動を吸収するため、フックが水中浮遊物にぶつかっ
たり、係留具から外れることがなくなる。
中浮遊物揚収支援装置の要部を示す構成図、図2は同水
中浮遊物揚収支援装置のロープリード吊り具を示す正面
図、図3は同水中浮遊物揚収支援装置のロープリード吊
り具を示す一部を破断した平面図、図4は同水中浮遊物
揚収支援装置のロープリード吊り具を分解した状態を示
す正面図、図5は同水中浮遊物揚収支援装置のロープリ
ード吊り具の変形例を示す正面図、図6は同水中浮遊物
揚収支援装置のロープリード吊り具の変形例を示す一部
を省略した平面図、図7は同水中浮遊物揚収支援装置を
用いて水中浮遊物を揚収する過程を示す説明図、図8は
同水中浮遊物揚収支援装置を用いて水中浮遊物を揚収す
る過程を示す説明図、図9は同水中浮遊物揚収支援装置
のロープリード吊り具を用いて水中浮遊部の係留具にフ
ックガイド索を通す過程を示す説明図、図10は同水中
浮遊物揚収支援装置のロープリード吊り具を用いて水中
浮遊部の係留具にフックガイド索を通す過程を示す説明
図である。
中から揚収するための母船である。3は母船1に設けら
れた揚重機、4は揚重機3のクレーン、5はクレーン4
に搭載された巻上装置、6は揚重機3のクレーン4から
吊り下げられ、巻上装置5によって巻き上げられる吊
索、7は吊索6の先端に取り付けられたフックである。
このフック7はフック本体7aと、フック本体7aの基
端に設けられ、吊索6が取り付けられる吊索用連結輪7
bと、吊索用連結輪7に回動自在に取り付けられ、フッ
ク本体7aのフック口を開閉するL字状の抜け止め部材
7cと、フック本体7aの先端に設けられたフッキング
索接続部7dと、バランサ索接続部7eとから構成され
ている。
接続されたフッキングリード索、9はフッキングリード
索8におけるフック本体7aの先端側に挿着されたフッ
ク先端側からフックガイド索に至るに従い次第に先細り
となり、全長が可撓性を有するフック挿入ガイド筒で、
金属コイルバネで形成されている。
バランサ用アーム、12はバランサ用アーム11から吊
り下げた状態に設けられた緩衝装置で、ワイヤロープ1
3を水中航走体2と略同程度の重さの力で牽引してい
る。14は一端がワイヤロープ13に接続され、他端が
フック7のバランサ索接続部7eに接続されたバランサ
リード索である。16はフッキングリード索8に接続さ
れた太いロープで形成されたフックガイド索で、後述す
るロープリード吊り具20に繋がれる。18は水中航走
体2に設けられ、フックガイド索16が係留される逆U
字状の係留具である。
0はフックガイド索16に一端が接続され、他端側が係
留鉤22である略L字状で軽量な材質である例えばアル
ミニウム製のロープリードフック21と、ロープリード
フック21の一端側に取り外し可能に接続された軽量な
材質である例えばグラスファイバー製の係留ロッド23
と、係留ロッド23に一端端側が固定され、他端側が係
留鉤22内面に押接されているU字状のガイドスプリン
グ24と、ロープリードフック21の係留鉤22の先端
に取り付けられ、ガイドスプリング24の抜け止めをす
るコ字状のストッパースプリング25とで構成されてい
る。21aはロープリードフック21の一端に設けら
れ、フックガイド索16が接続されるロープ接続穴であ
る。
設けられた接続用筒、27は接続用筒26の内部に設け
られた嵌合凹部、28は接続用筒26の内部に設けられ
た回り止めピン、29は係留ロッド23の先端に設けら
れ、ロープリードフック21の接続用筒26に挿着され
る接続桿、30は係留ロッド23の接続桿29先端側に
形成され、接続用筒26の回り止めピン28と係合して
係留ロッド23の回り止めを行う回り止め溝、31は接
続桿29の内部に設けられ、スプリング32で常時突出
するように付勢された嵌合ボール、33は接続桿29の
内部に設けられ、スプリング32を固定し、かつスプリ
ング32の弾性力を調節する調整ネジである。35は係
留ロッド23に対対してガイドスプリング24の一端端
側を固定する固定紐、36は係留ロッド23に設けら
れ、ガイドスプリング24の動きを規制する規制ピンで
ある。
筒26に係留ロッド23の接続桿29が装着されたと
き、接続桿29の嵌合ボール31が接続用筒26の嵌合
凹部27に嵌合してロープリードフック21と係留ロッ
ド23とが接続され、ロープリードフック21に対して
係留ロッド23を強く引き抜けば、嵌合ボール31が内
部に引き込み、嵌合ボール31と嵌合凹部27との嵌合
が解除されてロープリードフック21に対して係留ロッ
ド23が取り外せるように構成されている。また、この
係留ロッド23はガイドスプリング24と接続桿29を
有する係留ロッド本体37と係留ロッド本体37に対し
てネジ込み接続される長い竿38とで構成されている。
変形例を示すもので、この変形例では、ロープリードフ
ック21に対して係留ロッド23が取り外せるように接
続される構成として、上述した接続用筒26の嵌合凹部
27と接続桿29のスプリング32で常時突出するよう
に付勢された嵌合ボール31の代わりに、先端が内側に
折れ曲がった係止板バネ40を係留ロッド23の先端外
周にネジ41で取り付けたものである。そして、ロープ
リードフック21の接続用筒26に係留ロッド23の接
続桿29が挿着されたとき、係止板バネ40の内側に折
れ曲がった先端がロープリードフック21の接続用筒2
6の端部に係止されるようにしてロープリードフック2
1と係留ロッド23とが接続され、ロープリードフック
21に対して係留ロッド23を強く引き抜けば、ロープ
リードフック21に対して係止板バネ40が撓んで係止
が解除され、係留ロッド23が取り外せるようになって
いる。
揚収支援方法について説明する。回収を必要とする水中
航走体2を水中から母船1に揚収する場合、まず図7の
(a)に示すように水中航走体2の約10m近くに母船
1が近づいた時、母船1上の乗員がロープリード吊り具
20の係留ロッド23を手に持ってその先端に接続され
たロープリードフック21の係留鉤22を、図7の
(b)及び図9の(a)、(b)に示すようにガイドス
プリング24を通過させて水中航走体2の係留具18に
引っかける。次に、図9の(c)、(d)に示すように
水中浮遊物2の係留具18にロープリードフック21の
係留鉤22を引っかけた状態で係留ロッド23を手元に
引き込み係留ロッド23をロープリードフック21から
取り外す。
留鉤22から抜け止めされたガイドスプリング24の先
端側がロープリードフック21の係留鉤22に係留され
ている状態で係留ロッド23を手元に引き込むと、図9
の(e)、(f)に示すようにロープリードフック21
とそれに接続されているフックガイド索16が水中浮遊
物2の係留具18に通される。しかる後に、図7の
(c)に示すように、水中浮遊物2の係留具18にフッ
クガイド索16が通された状態で係留ロッド23を手元
に引き込み、ロープリードフック21を手元まで手繰り
寄せる。そして、ロープリードフック21に接続されて
いるフックガイド索16が手元にきたら、さらにフック
ガイド索16を手繰り寄せ、図7の(d)に示すように
フックガイド索16と接続されているフック7を水中浮
遊物2の係留具18に引っかけて係留する。
らフックガイド索16に至るに従い次第に先細りとなる
フック挿入ガイド筒13にガイドされるため、フック7
は水中航走体2の係留具21にスムーズに引っかかり、
それと同時にフック7の抜け止め部材7cがフック口を
閉じるため、係留具21に対してフック7が抜け止めさ
れた状態に係留される。このように、水中航走体2の係
留具21にフック7が係留されたら、図8の(g)〜
(h)に示すように母船1に設けられた揚重機3のクレ
ーン4上の巻上装置5を駆動させて吊索6を巻き上げて
水中航走体2を吊り上げ、しかる後にクレーン4を旋回
させ、折り畳んで母船1に水中航走体2を収容する。
に、水中航走体2の係留具18にフック7を係留したと
きから係留具18にフック7が係留された水中航走体2
を吊索6を巻き上げることにより水面から吊り上げるま
での間に、波により水中航走体2の位置が上下して水中
航走体2の吊下力が変動しても、母船1の揚重機3のク
レーン4に設けられたバランサ用アーム11に設けられ
た緩衝装置12はそれから吊り下げられたワイヤロープ
13を水中航走体2と略同程度の重さの力で牽引してバ
ランスを取っており、水中航走体2が下降して水中航走
体2にそれ以上の力が加わればワイヤロープ13を緩衝
装置12から繰り出し、水中航走体2が上昇して水中航
走体2の重量が実質的に軽くなればワイヤロープ13を
緩衝装置12に巻き込んで水中航走体2の上下動を吸収
するため、フック7が水中航走体2にぶつかったり、係
留具18から外れることがなくなる。また、フック7が
水中航走体2の係留具18の近傍位置に来たところから
フックリード索16を引っ張ってフック7を水中航走体
2の係留具21に係留するまでの間の作業の時に波によ
り水中航走体2の位置が上下した場合も、緩衝装置12
が上述したのと同様に動作する。
ド吊り具20の係留ロッド23を操作して水中航走体2
の係留具18にロープリードフック21及びそれに接続
されているフックガイド索16を通し、さらにフックガ
イド索16を操作して水中航走体2の係留具18に吊索
6が接続されているフック7を係留させてから、母船1
に設けられた揚重機3を操作して吊索6を巻き上げ、水
中航走体2を吊り上げて母船1に収容するようにしたか
ら、従来のようにボートを使用せずに水中航走体2の係
留具18へのフック7の係留を母船1上から操作して容
易に行うことができるため、安全性が確保され、作業の
省力化を図ることができる。さらに、ロープリード吊り
具20の係留ロッド23はグラスファイバー製であるた
め、ロープリード吊り具20の軽量化が図られ、しかも
係留ロッド23の操作性に影響を与える先端側に取り付
けられるロープリードフック21もアルミニウム製とし
て形成され、それに設けられるストッパリング25もU
字状のシンプルな構成で軽量化が図られているから、ロ
ープリード吊り具20を最小人数である1人でも操作す
ることが可能となり、極めて操作性のよいものとしてい
る。
鉤22を有するロープリードフック21と、それに接続
された係留ロッド23と、係留ロッド23に一端端側が
固定され、他端側が該係留鉤内面に押接されているガイ
ドスプリング24とからなり、ロープリードフック21
と係留ロッド23とが取り外し可能に接続されているか
ら、水中航走体2の係留具18に母船1からロープリー
ド吊り具20のロープリードフック21の係留鉤22を
引っかけ、その状態で係留ロッド23を手元に引き込む
ことにより、係留ロッド23がロープリードフック21
から取り外され、ガイドスプリング24の先端側がロー
プリードフック21の係留鉤22に係留されている状態
で、ロープリードフック21とそれに接続されているフ
ックガイド索16を水中航走体2の係留具18に簡単に
通すことができることとなった。
要とする水中浮遊物を水中から母船に揚収する場合に、
回収を必要とする水中浮遊物の係留具に母船からロープ
リード吊り具のロープリードフックの係留鉤をガイドス
プリングを通過させて引っかけ、水中浮遊物の係留具に
ロープリードフックの係留鉤を引っかけた状態で係留ロ
ッドを手元に引き込み係留ロッドをロープリードフック
から取り外し、ガイドスプリングの先端側がロープリー
ドフックの係留鉤に係留されている状態で係留ロッドを
手元に引き込み、ロープリードフックとそれに接続され
ているフックガイド索を水中浮遊物の係留具に通し、し
かる後に水中浮遊物の係留具にフックガイド索が通され
た状態で係留ロッドを手元に引き込み、ロープリードフ
ックを手元まで手繰り寄せ、ロープリードフックに接続
されているフックガイド索が手元にきたら、さらにフッ
クガイド索を手繰り寄せ、フックガイド索と接続されて
いるフックを水中浮遊物の係留具に引っかけて係留した
ら、母船に設けられた揚重機を操作して吊索を巻き上げ
ることにより水中浮遊物を水面から吊り上げて母船に収
容するようにしたから、従来のようにボートを使用せず
に水中浮遊物の係留具へのフックの係留を母船上からロ
ープリード吊り具を操作して容易に行うことができ、安
全性が確保され、作業の省力化を図ることができるとい
う効果がある。
有するロープリードフックと、それに接続された係留ロ
ッドと、係留ロッドに一端端側が固定され、他端側が該
係留鉤内面に押接されているガイドスプリングとからな
り、ロープリードフックと係留ロッドとが取り外し可能
に接続されているから、水中浮遊物の係留具に母船から
ロープリード吊り具のロープリードフックの係留鉤を引
っかけ、その状態で係留ロッドを手元に引き込むことに
より、係留ロッドがロープリードフックから取り外さ
れ、ガイドスプリングの先端側がロープリードフックの
係留鉤に係留されている状態で、ロープリードフックと
それに接続されているフックガイド索を水中浮遊物の係
留具に簡単に通すことができるという効果がある。
ドフックの係留鉤の先端に取り付けられ、該ガイドスプ
リングの抜け止めをするストッパースプリングを有して
いるから、係留ロッドを手元に引き込んで係留ロッドが
ロープリードフックから取り外され、ガイドスプリング
の先端側がロープリードフックの係留鉤に係留されてい
る場合に、ガイドスプリングが係留鉤から抜けるのをス
トッパースプリングが抜け止めするため、確実にロープ
リードフックとそれに接続されているフックガイド索を
水中浮遊物の係留具に通すことができるという効果があ
る。
け、そのバランサ用アームに、先端がフックに接続され
たロープを常時水中浮遊物と略同程度の重さの力で牽引
し、ロープをそれ以上の力で繰り出し、それ以下の力で
巻き込む緩衝装置を設けているから、フックが水中浮遊
物の係留具の近傍位置に来たところからフックリード索
とフックガイド索を一緒に引っ張ってフックを水中浮遊
物の係留具に引っかけて係留するまでの間とフックを水
中浮遊物の係留具に係留したときから係留具にフックが
係留された水中浮遊物を吊索を巻き上げることにより水
面から吊り上げるまでの間に、波によって水中浮遊物の
位置が上下して水中浮遊物の吊下力が変動しても緩衝装
置がロープを繰り出したり、巻き込んだりして水中浮遊
物の上下動を吸収するため、フックが水中浮遊物にぶつ
かったり、係留具から外れることがなくなるという効果
がある。
置の要部を示す構成図である。
具を示す正面図である。
具を示す一部を破断した平面図である。
具を分解した状態を示す正面図である。
具の変形例を示す正面図である。
具の変形例を示す一部を省略した平面図である。
を揚収する過程を示す説明図である。
を揚収する過程を示す説明図である。
具を用いて水中浮遊部の係留具にフックガイド索を通す
過程を示す説明図である。
り具を用いて水中浮遊部の係留具にフックガイド索を通
す過程を示す説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 回収を必要とする水中浮遊物を水中から
母船に揚収する水中浮遊物揚収支援装置において、 母船に設けられた揚重機と、 揚重機から吊り下げられ、先端にフックを有する吊索
と、 フックに接続され、フックをガイドするフックガイド索
と、 フックガイド索に一端が接続され、他端側が係留鉤であ
るロープリードフックと、該ロープリードフックの一端
側に取り外し可能に接続された係留ロッドと、該係留ロ
ッドに一端端側が固定され、他端側が該係留鉤内面に押
接されているガイドスプリングとを有し、母船上から該
ロープリードフックの係留鉤を水中浮遊物の係留具に引
っかけるロープリード吊り具と、 を備えたことを特徴とする水中浮遊物揚収支援装置。 - 【請求項2】 上記ロープリード吊り具はそのロープリ
ードフックの係留鉤の先端に取り付けられ、ガイドスプ
リングの抜け止めをするストッパースプリングを有する
ことを特徴とする請求項1記載の水中浮遊物揚収支援装
置。 - 【請求項3】 上記揚重機にバランサ用アームを設け、
そのバランサ用アームに、先端がフックに接続されたロ
ープを常時水中浮遊物と略同程度の重さの力で牽引し、
ロープをそれ以上の力で繰り出し、それ以下の力で巻き
込む緩衝装置を設けたことを特徴とする請求項1又は2
のいずれか記載の水中浮遊物揚収支援装置。 - 【請求項4】 回収を必要とする水中浮遊物の係留具に
母船からロープリード吊り具のロープリードフックの係
留鉤をガイドスプリングを通過させて引っかける工程
と、 水中浮遊物の係留具にロープリードフックの係留鉤を引
っかけた状態で係留ロッドを手元に引き込み係留ロッド
をロープリードフックから取り外す工程と、 ガイドスプリングの先端側がロープリードフックの係留
鉤に係留されている状態で係留ロッドを手元に引き込
み、ロープリードフックとそれに接続されているフック
ガイド索を水中浮遊物の係留具に通す工程と、 水中浮遊物の係留具にフックガイド索が通された状態で
係留ロッドを手元に引き込み、ロープリードフックを手
元まで手繰り寄せる工程と、 ロープリードフックに接続されているフックガイド索が
手元にきたら、さらにフックガイド索を手繰り寄せ、フ
ックガイド索と接続されているフックを水中浮遊物の係
留具に引っかけて係留する工程と、 水中浮遊物の係留具にフックを係留したら、母船に設け
られた揚重機を操作して吊索を巻き上げることにより水
中浮遊物を水面から吊り上げて母船に収容する工程とか
らなることを特徴とする水中浮遊物揚収支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04752499A JP4161334B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 水中浮遊物揚収支援装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04752499A JP4161334B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 水中浮遊物揚収支援装置及び方法 |
Publications (2)
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