JP2000244546A - Ieee1394シリアルバス不正接続監視装置およびそれを具備した機器 - Google Patents

Ieee1394シリアルバス不正接続監視装置およびそれを具備した機器

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JP2000244546A
JP2000244546A JP11045162A JP4516299A JP2000244546A JP 2000244546 A JP2000244546 A JP 2000244546A JP 11045162 A JP11045162 A JP 11045162A JP 4516299 A JP4516299 A JP 4516299A JP 2000244546 A JP2000244546 A JP 2000244546A
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Hiroshi Ueda
洋 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、IEEE1394シリアル
バスにより複数の機器が接続される家庭内LANのよう
な環境において、機器やケーブルの障害ではなく、ルー
プ状のケーブルの誤った不正な接続を検出して、当該ポ
ートを特定する表示を行なうことが考慮されていない。 【解決手段】 ケーブルコンフィグレーションの際に、
ループ検出部7a〜9aで、ポート1〜3が送受信する
制御信号を読み取り、ループ接続の有無を判断する。ル
ープを構成するケーブルが存在する場合には、ループ表
示部7b〜9bにより、ポート1〜3に対応付けて設け
られたLED7c〜9cを点滅させる等して、ループの
存在を表示する。この表示によりユーザはループ部の認
識を容易に行うことができ、また、表示のあるポートの
一つからケーブルを抜くことでループを解消することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE(The In
stitute of Electrical and Electronics Engineers、
米国電気電子技術者協会)1394シリアルバスにより
複数の機器が接続された家庭内LAN(Local Area Net
work)のようなシステムにおいて、システムの利用者が
バスに機器の接続を行うのに際し、ループの生成といっ
た誤った不正な接続を行ってしまった場合、この不正接
続個所を容易に特定し、これを回避するのに役立つIE
EE1394シリアルバス不正接続監視装置およびそれ
を具備した機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のIEEE1394シリアルバスに
よる接続状態を監視して、その接続状態を表示する技術
としては、例えば、特開平8−51447号公報に記載
のように、機器からのデータの出力中には、その機器に
設けられた表示LED(LightEmitting Diode、発光ダ
イオード)を点灯し、他の機器からのデータの入力中に
は、その表示LEDを点滅するものがある。
【0003】また、障害が発生した場合に、その障害が
どのIEEE1394シリアルバスの故障であるかを判
別して、その結果を表示する技術が特開平10−224
384号公報に記載されている。この技術では、IEE
E1394シリアルバス(ディジタルバス)上のデータ
の流れを読み取り、そのデータの有無に基づき、機器間
をつなぐディジタルバスの断線などの故障検出を行って
いる。
【0004】詳細には、ディジタルバスに接続されたポ
ートで受信する信号、すなわち、子ノードから親ノード
への通知信号(parent_notify)や、親ノードから子ノ
ードへの通知信号(child_notify)、または、符号化デ
ータ(Data信号、Strobe信号、Clock信号等)などの受
け取りが「無い」場合に、そのポートに接続されたディ
ジタルバスの故障として検出し、そのポートに対応付け
て設けられた表示LEDを点灯/消灯するものである。
【0005】しかし、この技術では、ケーブル(IEE
E1394シリアルバス)の誤った接続(不正接続)を検
出することはできない。すなわち、家庭内LANのよう
に複数の機器が接続される環境では、利用者はケーブル
の構成をいちいち意識せずに接続やつなぎ替えができる
ことが望ましい。IEEE1394シリアルバスはこの
ような用途に適しているが、ループ状の接続が許されて
いないことや、電力線を含まない4ピンの端子を持つケ
ーブルの混在により電力供給が寸断されるなど、接続の
制限もある。
【0006】このように、機器やケーブルの障害ではな
く、利用者の意図しない接続の誤りによりケーブル環境
に問題が発生した場合、問題のある接続箇所を特定し、
利用者が、適切なつなぎ替えを容易に行える必要があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、機器やケーブルの障害ではな
く、ループ状のケーブルの誤った不正な接続を検出し
て、当該ポートを特定する表示を行なうことができない
点である。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解
決し、IEEE1394シリアルバスにより複数の機器
が接続される家庭内LANのような環境における、利用
者によるケーブルの接続やつなぎ替えの誤りを効率的に
回避することを可能とするIEEE1394シリアルバ
ス不正接続監視装置およびそれを具備した機器を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のIEEE1394シリアルバス不正接続監
視装置は、IEEE1394シリアルバスにより複数の
ポートを持つ複数の機器が接続された環境において、バ
スコンフィグレーション時(バスリセット後のツリー識
別時)の物理レイヤ上を流れる信号(parent_notify)
を読み取り、ループ状の接続の有無を検出し、機器間に
ループ状の接続が存在すれば、さらに、このようなルー
プ接続を構成するケーブルが接続された機器およびその
ポートを、利用者が容易に判別できるように、LEDや
LCD(Liquid Crystal Display)などで表示する。こ
のことにより、利用者は、容易に不正接続個所を判別し
てつなぎ替えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明のIEEE1
394シリアルバス不正接続監視装置およびそれを具備
した機器の本発明に係る構成の第1の実施例を示すブロ
ック図であり、図2は、図1における機器を複数個接続
してなるシステムの構成例を示すブロック図である。
【0010】図2において、21〜26はIEEE13
94シリアルバス不正接続監視装置を具備した機器であ
り、各機器21〜26は、それぞれのポート(図中、
「port#1,#2,#3」と記載)を介してIEEE1394シ
リアルバス(以下、「バスケーブル」と記載)31〜3
5により接続されている。
【0011】このような接続において、もし破線のよう
なケーブル36による機器23と機器26との接続があ
ると、機器23のport#2とport#3、機器25のport#2と
port#3、および、機器26のport#1とport#2の各ポート
は、バスケーブル33,35,36によってループを形
成することになる。
【0012】IEEE1394シリアルバスは、ケーブ
ルの挿抜や機器の電源のON/OFF(オン/オフ)により
ケーブルコンフィグレーションが行われる。このケーブ
ルコンフィグレーションでは、まずバスの初期化が行わ
れ、次にツリー識別によりバスのツリー構造を確定す
る。
【0013】ツリー識別では、まず1つのポートしか接
続されていないリーフと呼ばれる機器(ここでは機器2
1,24,26)から接続先の機器(ここでは機器2
2,25)のポートに、信号「parent_notify」が送信さ
れる。2つ以上のポートが接続されているブランチと呼
ばれる機器(ここでは機器22,23,25)は、1ポ
ートを除く全てのポートから「parent_notify」を受信
すると、残りの1ポートから「parent_notify」を送信
する。
【0014】この操作を一定時間繰り返すことにより、
最終的に全てのポートから「parent_notify」を受け取
った機器がルートとなり、ツリー識別が終了する。図2
における接続例では、機器22,23,25のいずれか
がルートとなりえる。
【0015】しかし、バス上にループが生成されている
場合、ループに含まれる機器のポートには2本以上のケ
ーブルが接続され、この2つのポートにおいて送受信が
行われない状態が予め定められた時間まで続き(タイム
アウト)、タイムアウトエラーとなる。
【0016】図1に示す機器20における本例のIEE
E1394シリアルバス不正接続監視装置では、このよ
うなタイムアウトエラーを利用して、バスケーブルの接
続にループが生成されていることを検知する。以下、図
1を用いて、本例のIEEE1394シリアルバス不正
接続監視装置(以下、「監視装置」と記載)について説
明する。
【0017】図1に示すように、機器20には、IEE
E1394シリアルバスが接続されるポート(port#1〜
#3)1〜3と、各ポート(port#1〜#3)1〜3を介して
IEEE1394シリアルバスの物理レイヤを制御する
物理レイヤ制御部4と、IEEE1394シリアルバス
のリンクレイヤを制御するリンクレイヤ制御部5と、C
PU(Central Processing Unit)を用いたコンピュー
タ処理によりIEEE1394シリアルバスでの通信制
御などを行なうホストコントローラ6、および、本発明
に係わる監視装置7〜9が設けられている。
【0018】本例では、監視装置7〜9は、機器20の
各ポート(port#1〜#3)1〜3のそれぞれに対して設け
られ、それぞれ、ループ検出部7a〜9aとループ表示
部7b〜9b、および、LED7c〜9cを具備してい
る。そして、監視装置7〜9は、物理レイヤ制御部4か
ら制御信号を読み取り、この内容から、各ポート(port
#1〜#3)1〜3の接続状態を検知する。
【0019】各ポート(port#1〜#3)1〜3に接続され
ているバスケーブルがループを構成している場合、ルー
プ検出部7a〜9aがこれを認識し、ループ表示部7b
〜9bによりLED7c〜9cをコントロールして、誤
った接続のあるポートを利用者が識別できるように表示
をする。
【0020】以下、図3を用いて、このような構成の監
視装置7〜9の動作を説明する。図3は、図1における
IEEE1394シリアルバス不正接続監視装置の本発
明に係わる処理動作例を示すPAD図である。本例は、
特に、図1におけるループ検出部7a〜9aの処理の流
れを示したものであり、この処理は、対象とするポート
にケーブルが接続されている場合に、バスリセットによ
り動作が開始する。
【0021】このバスリセットを物理レイヤから受け取
ると、まず、信号「parent_notify」の送信フラグ(PF_
OUT)と受信フラグ(PF_IN)、およびLED表示コント
ロールフラグ(LED_CTL)を「0」に初期化する(ステ
ップ301)。各フラグの内容と値について、次の図4
を用いて説明する。
【0022】図4は、図3における各フラグの定義例を
示す説明図である。フラグ名「PF_OUT」は、「parent_n
otify」の送信フラグであり、送信があれば値「1」が
設定され、送信が無ければ値「0」が設定される。フラ
グ名「PF_IN」は、「parent_notify」の受信フラグであ
り、受信があれば値「1」が設定され、受信が無ければ
値「0」が設定される。フラグ名「LED_CTL」は、LE
Dの表示をコントロールするためのフラグであり、“ル
ープあり”を表示する場合には値「1」が設定され、
“正常”を表示する場合には値「0」が設定される。
【0023】すなわち、フラグ名「PF_OUT」とフラグ名
「PF_IN」は、ツリー識別の際に、対象としているポー
トを通って「parent_notify」の信号の流れがあったか
どうかを表し、このポートから他の機器のポートへ「pa
rent_notify」の送信があった場合は、「PF_OUT」を
「1」とし、また、他の機器のポートからこのポートが
「parent_notify」を受信した場合は、「PF_IN」を
「1」とする。これらの情報は、ポートから物理レイヤ
を介して得ることができる。
【0024】そして、LED表示コントロールフラグ
「LED_CTL」は、図1におけるLED7c〜9cの表示
パタンをコントロールするためのフラグであり、このフ
ラグが「1」の場合は「ループあり」の表示パタンでL
ED7c〜9cを発光させ、「0」の場合は「正常」の
表示パタンでLED7c〜9cを発光させる。発光パタ
ンについては、正常時とループ時の識別が可能ならばど
のようなものでも良い。ここでは、各ポート1〜3のそ
れぞれに対して個別のLED7c〜9cを用い、「ルー
プあり」の場合は点滅、「正常」の場合は消灯とする。
【0025】以下、図3における処理の説明を続ける。
ステップ301でのフラグ初期化の後、ツリー識別が正
常に終了するか、またはタイムアウトとなるまで、「pa
rent_notify」の送受信を監視し(ステップ302)、
ポートからの送信があった場合は(ステップ303)、
「PF_OUT」を「1」に設定し(ステップ304)、ポー
トへの受信があった場合は(ステップ305)、「PF_I
N」を「1」に設定する(ステップ306)。
【0026】ツリー識別が完了した場合は(ステップ3
07)、ループが存在していないと認識し、「正常」の
表示のまま(LED7c〜9cが消灯状態)この処理を
抜ける。しかし、タイムアウトの場合は、どこかでルー
プが発生して、ツリー識別がエラーを起こしたと認識
し、ループに関わるポートの特定を行う。すなわち、ポ
ートの特定では、まず「parent_notify」の送信があっ
たかどうか「PF_OUT」を調べる(ステップ308)。
【0027】送信があった場合(PF_OUT=1)、これ
は、このポートのある機器がリーフとなっているか、ま
たはブランチならば、この機器の残りのポート全てが
「parent_notify」を受け取ることによってこのポート
が「parent_notify」を送信したわけであるから、この
機器とポートはループに関わっていないことがわかる。
逆に、送信がなかった場合(PF_OUT=0)、このポート
のある機器がループに関わっていることがわかる。この
ように、「parent_notify」の送信がなかったことで機
器の特定ができる。
【0028】続いて、「PF_OUT=0」のポートに関して
受信があったかどうかフラグ「PF_IN」を調べる(ステ
ップ309)。受信があった場合(PF_IN=1)、この
ポートの先には送信を行った機器、すなわちループに関
わっていない機器のポートが接続しており、このポート
もループとは関わりがないことがわかる。また、受信が
なかった場合(PF_IN=0)、接続先は送信を行えなか
った機器、すなわちループに関わっている機器のポート
が接続しており、このポートがループに関わっているこ
とがわかる。
【0029】このようにして、「parent_notify」の送
信および受信のなかったことでポートまでの特定がで
き、このポートに対してループ表示部7b〜9bは、L
ED7c〜9cを「ループあり」の表示パタンに設定
(LED_CTL=1)して処理を終える(ステップ31
0)。ループ表示部7b〜9bは、フラグ「LED_CTL」
により、これが「0」のときはLED7c〜9cを消灯
したままこれを保持し、これが「1」のときはLED7
c〜9cを点滅させて、次のバスリセットまでこれを保
持する。尚、ケーブルが接続されていない場合は消灯の
ままである。
【0030】このように、ループが生成された場合、利
用者は、LED7c〜9cの表示パタンを見てポートの
特定を行う。この場合、LED7c〜9cの内の点滅し
ているポートがループに関わっているということを容易
に認識することができる。このようなループが生成され
た場合の機器の接続構成を次の図5を用いて説明する。
【0031】図5は、図1における機器を複数個ループ
を含み接続してなるシステムの構成例を示すブロック図
である。本例は、ループを構成しているときの一例とし
て、図2に示したものと同じ機器21〜26の構成にお
いて、機器23と機器26の間に接続がある場合を想定
したものであり、図中の符号は図2のものに対応してい
る。
【0032】本例の場合、「parent_notify」の送信の
行われない機器23,25,26がループを構成し、機
器23のポート(port#2)とポート(port#3)、機器2
5のポート(port#2)とポート(port#3)、および、機
器26のポート(port#1)とポート(port#2)の各ポー
トでは、その受信も行われず、これらのポートを介して
ループが構成される。
【0033】このようなループの特定は、各ポートに対
応付けてそれぞれ設けられた各LEDの点滅によりなさ
れる。このループを解消するためには、図6に示すよう
に、点滅しているポートの内の一つのポートを任意に選
択し、ここに接続されているケーブルを抜き去るだけで
良い。
【0034】図6は、図5におけるシステム構成からル
ープを取り除いた状態のシステムの構成例を示すブロッ
ク図である。本例では、機器25のポート(port#2)と
機器26のポート(port#2)間のケーブル35による接
続を切ったときの様子を表している。これにより再度バ
スリセットがかかり、今度はエラーを起こすことなくケ
ーブルコンフィグレーションが終了する。尚、ここでは
機器23がルーツとなる。
【0035】図1で示した例では、各ポート1〜3毎に
バス監視装置7〜9を個別に設けた構成であったが、次
に、図7を用いて他の実施の形態を説明する。図7は、
本発明のIEEE1394シリアルバス不正接続監視装
置およびそれを具備した機器の本発明に係る構成の第2
の実施例を示すブロック図である。
【0036】本図7に示す例では、機器20aには、I
EEE1394シリアルバスが接続されるポート(port
#1〜#3)1〜3と、各ポート(port#1〜#3)1〜3を介
してIEEE1394シリアルバスの物理レイヤを制御
する物理レイヤ制御部4と、IEEE1394シリアル
バスのリンクレイヤを制御するリンクレイヤ制御部5
と、CPUを用いたコンピュータ処理によりIEEE1
394シリアルバスでの通信制御などを行なうホストコ
ントローラ6、および、本発明に係わる監視装置70が
設けられた構成となっている。
【0037】本例では、1つの監視装置70により、機
器20aの各ポート(port#1〜#3)1〜3の全てのルー
プ接続を監視するために、監視装置70には、ループ検
出部71とループ表示部72、および、LCD73が設
けられている。また、ループ検出部71には特定部74
が設けられている。
【0038】ループ検出部71は、この特定部74にお
いて、上述した原理を用いて、ループを構成する機器に
ついては、タイムアウトまで「parent_notify」を送信
しなかった機器として特定し、さらに、このループに関
わったポートについては、ループを構成した機器上のポ
ートの内、タイムアウトまでの間に「parent_notify」
の受信の無かったポートとして特定する。
【0039】すなわち、ループ検出部71は、図3で示
した処理手順に基づき、物理レイヤ制御部4から制御信
号を読み取り、この内容、すなわち、各ポート(port#1
〜#3)1〜3における「parent_notify」の送受信状況
から、各ポート(port#1〜#3)1〜3に接続されている
ケーブルがループを構成しているか否かを検出し、ルー
プを検出した場合には、ループに係わるポートを特定す
る。
【0040】そして、ポートが特定されると、ループ表
示部72により、LCD73をコントロールして、誤っ
てループ接続されたポートを利用者が識別できるように
表示をする。このようにして、1つの監視装置70によ
り、機器20aの各ポート(port#1〜#3)1〜3の全て
のループ接続を監視する。
【0041】以上、図1〜図7を用いて説明したよう
に、本実施例のIEEE1394シリアルバス不正接続
監視装置およびそれを具備した機器では、IEEE13
94シリアルバスにより複数のポートを持つ複数の機器
が接続された環境において、機器間にループ状の接続が
存在するとき、バス上を流れる制御情報を読み取ること
によって誤った接続箇所を特定し、このような接続を構
成するケーブルの接続された機器のポートに対しLED
やLCDなどでこれを表示する。このことにより、利用
者は、容易に不正接続個所の特定およびつなぎ替えを行
うことができる。
【0042】尚、本発明は、図1〜図7を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、図7で
示した例では、1つのLCDにより、各ポートに接続さ
れたケーブルの状態を表示する構成となっているが、図
1における例と同様に、各ポート毎にLEDを設けて表
示する構成としても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、IEEE1394シリ
アルバスの障害や機器の障害ではなく、ループ状に誤っ
て接続された不正接続を検出し、そのループに接続され
たポートを特定する表示を行なうことができ、IEEE
1394シリアルバスにより複数の機器が接続される家
庭内LANのような環境における、利用者によるケーブ
ルの接続やつなぎ替えの誤りを効率的に回避することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIEEE1394シリアルバス不正接
続監視装置およびそれを具備した機器の本発明に係る構
成の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における機器を複数個接続してなるシステ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1におけるIEEE1394シリアルバス不
正接続監視装置の本発明に係わる処理動作例を示すPA
D図である。
【図4】図3における各フラグの定義例を示す説明図で
ある。
【図5】図1における機器を複数個ループを含み接続し
てなるシステムの構成例を示すブロック図である。
【図6】図5におけるシステム構成からループを取り除
いた状態のシステムの構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明のIEEE1394シリアルバス不正接
続監視装置およびそれを具備した機器の本発明に係る構
成の第2の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜3:ポート(port#1〜#3)、4:物理レイヤ制御
部、5:リンクレイヤ制御部、6:ホストコントロー
ラ、7〜9,70:IEEE1394シリアルバス不正
接続監視装置(監視装置)、7a〜9a,71:ループ
検出部、7b〜9b,72:ループ表示部、7c〜9
c:LED、20〜26,20a:機器、31〜36:
IEEE1394シリアルバス(バスケーブル)、7
3:LCD、74:特定部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IEEE1394標準のシリアルバスが
    接続される複数のポートを持つ機器に設けられ、上記ポ
    ートに接続された上記シリアルバスがループ状に接続さ
    れていることを検出するループ検出手段と、該ループ検
    出手段がループ状の接続を検出した場合、上記ポートに
    対応付けられた表示器を強調表示する表示手段とを有す
    ることを特徴とするIEEE1394シリアルバス不正
    接続監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のIEEE1394シリ
    アルバス不正接続監視装置において、上記ループ検出手
    段は、上記シリアルバスのケーブルコンフィグレーショ
    ンでのツリー構造の確定時、予め定められた時間内に上
    記ポートでの信号の送受信が有るか無いかを判別する手
    段を有し、無ければ、上記シリアルバスがループ状の接
    続であることを検出することを特徴とするIEEE13
    94シリアルバス不正接続監視装置。
  3. 【請求項3】 IEEE1394標準のシリアルバスが
    接続される複数のポートを持つ機器に設けられ、上記シ
    リアルバスのケーブルコンフィグレーションでのツリー
    構造の確定時、上記シリアルバスに接続された複数のポ
    ートの内、予め定められた時間内にツリー構造確定用の
    信号が送受信されないポートの有無を判別して、有れ
    ば、上記シリアルバスがループ状の接続であることを検
    出するループ検出手段と、上記信号が送受信されなかっ
    たポートを特定するための情報を表示する表示手段とを
    有することを特徴とするIEEE1394シリアルバス
    不正接続監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のIEEE1394シリ
    アルバス不正接続監視装置において、上記ループ検出手
    段は、上記予め定められた時間内に上記ツリー構造確定
    用の信号を送信しなかった機器を、上記ループ状に接続
    された機器として特定する手段を有することを特徴とす
    るIEEE1394シリアルバス不正接続監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項3、もしくは、請求項4のいずれ
    かに記載のIEEE1394シリアルバス不正接続監視
    装置において、上記ループ検出手段は、上記予め定めら
    れた時間内に上記ツリー構造確定用の信号を受信しなか
    ったポートを、上記ループ状のシリアルバスに接続され
    たポートとして特定する手段を有することを特徴とする
    IEEE1394シリアルバス不正接続監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    のIEEE1394シリアルバス不正接続監視装置にお
    いて、上記表示手段は、各ポート毎に対応付けて設けら
    れた表示器と、上記ループ状のシリアルバスに接続され
    たポートに対応する上記表示器と正常な接続のシリアル
    バスに接続されたポートに対応する上記表示器とをそれ
    ぞれ異なる表示状態とする手段とを有することを特徴と
    するIEEE1394シリアルバス不正接続監視装置。
  7. 【請求項7】 IEEE1394シリアルバスが接続さ
    れる複数のポートを持つ機器であって、請求項1から請
    求項6のいずれかに記載のIEEE1394シリアルバ
    ス不正接続監視装置を設けたことを特徴とする機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6970431B1 (en) * 1999-06-18 2005-11-29 Sony Corporation Electronic device, data communication method and data processing method for electronic device
JP2007208578A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Alaxala Networks Corp ネットワーク接続装置
JP2011082910A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Allied Telesis Holdings Kk 中継機器及びその制御方法
JP2018194913A (ja) * 2017-05-12 2018-12-06 株式会社東芝 電子機器および方法

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