JP2000244418A - 光受信装置及びプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

光受信装置及びプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000244418A
JP2000244418A JP11045495A JP4549599A JP2000244418A JP 2000244418 A JP2000244418 A JP 2000244418A JP 11045495 A JP11045495 A JP 11045495A JP 4549599 A JP4549599 A JP 4549599A JP 2000244418 A JP2000244418 A JP 2000244418A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
electric signal
optical
bias voltage
temperature
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JP11045495A
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English (en)
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Mikiji Akeya
幹司 朱家
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 APDを用いた光受信装置において、APD
に常に最適なバイアス電圧を供給できるようにする。 【解決手段】 APD1と同じ光受信信号を受光するP
IN−PD5を設けると共に、温度を検出するT/Vコ
ンバータ9とメモリ8を設ける。メモリ8は、PIN−
PD5で検出した信号をA/D変換した値と上記検出し
た温度に応じた電圧をA/D変換した値とをアドレスと
し、このアドレスと対応して最適なバイアス電圧が得ら
れる値が記憶されている。APD1にバイアス電圧を供
給する高電圧発生回路2は、メモリ8から読み出された
値をD/A変換した電圧で制御されることにより、最適
なバイアス電圧をAPD1に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信における光
信号を受信する光受信装置、及びそれに用いられるプロ
グラムを記憶した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信で用いられる光受信装置に
おいては、高感度化を図るためにアバランシェホトダイ
オード(APD)を使用している。APDは、その性能
を十分に引き出すために、環境温度及び受光パワーに応
じてバイアス電圧を最適化する必要がある。ここで言う
最適化とは、受信信号の信号雑音比(SNR)を最大に
することである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、受信信号の振幅を一定に保つために帰還
をかけてバイアス電圧をコントロールしていたために、
SNRが最大値になる帰還ではなかった。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、APD等の光電変換手段に対して最適な
バイアス電圧を供給することができるようにすることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による光受信装置においては、光受信信号
を電気信号に変換する第1の光電変換手段と、第1の光
電変換手段にバイアス電圧を供給するバイアス手段と、
光受信信号を電気信号に変換する第2の光電変換手段
と、温度を検出する検出手段と、第2の光電変換手段か
ら出力される電気信号と検出手段で検出した温度とに基
づいてバイアス手段を制御する制御手段とを設けてい
る。
【0006】尚、制御手段を、第2の光電変換手段から
出力される電気信号と検出手段で検出した温度とに応じ
たアドレスに対応して最適なバイアス電圧値を記憶する
記憶手段を用いてよい。
【0007】また、本発明による他の光受信装置におい
ては、光受信信号を電気信号に変換する第1の光電変換
手段と、第1の光電変換手段にバイアス電圧を供給する
バイアス手段と、第1の光電変換手段の温度を所定の大
きさに制御する温度制御手段と、光受信信号を電気信号
に変換する第2の光電変換手段と、第2の光電変換手段
から出力される電気信号に基づいてバイアス手段を制御
する制御手段とを設けている。
【0008】尚、制御手段を、第2の光電変換手段から
出力される電気信号に応じたアドレスに対応して最適な
バイアス電圧値を記憶する記憶手段を用いてよい。
【0009】また、第1の光電変換手段に、アバランシ
ェホトダイオードを用いてよく、第2の光電変換手段
に、PINホトダイオードを用いてよい。
【0010】また、本発明による記憶媒体においては、
光受信信号を電気信号に変換する第1の光電変換手段に
バイアス電圧を供給する処理と、温度を検出する処理
と、光受信信号を電気信号に変換する第2の光電変換手
段から出力される電気信号と検出した温度とに基づいて
バイアス電圧を制御する処理とを実行するためのプログ
ラムを記憶している。
【0011】また、本発明による他の記憶媒体において
は、光受信信号を電気信号に変換する第1の光電変換手
段にバイアス電圧を供給する処理と、第1の光電変換手
段の温度を所定の大きさに制御する処理と、光受信信号
を電気信号に変換する第2の光電変換手段から出力され
る電気信号に基づいてバイアス電圧を制御する処理とを
実行するためのプログラムを記憶している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は本発明による光受信装置の実施
の形態を示す構成図である。図1において、光受信信号
を受光して電気信号に変換する第1の光電変換手段とし
てのAPD1は、高電圧発生回路2によりバイアス電圧
を供給される。高電圧発生回路2は出力電圧制御端子2
Aを有し、この端子2Aの電圧を制御することにより、
出力する高電圧を可変する。APD1の出力信号は、後
段の受信回路3に入力される。APD1と受信回路3と
により光受信器4を構成している。
【0013】APD1と同じ光受信信号を受光して電気
信号に変換する第2の光電変換手段としてのPIN−P
D5が設けられている。このPIN−PD5は、固定抵
抗器6と接続され、受信した光信号の平均値を電圧値に
変換しA/D変換器7に入力する。A/D変換器7は、
入力電圧を任意のビット数のデジタル値に変換してメモ
リ8のアドレスの一部として出力する。
【0014】一方、APD1の近傍には、周辺の温度を
検出して電圧値を出力するT/Vコンバータ9が設けら
れている。T/Vコンバータ9の出力は、A/D変換器
10で任意のビット数のデジタル値に変換されてメモリ
8のアドレスの一部として出力される。メモリ8のデー
タ出力は、任意のビット数でD/A変換器11に入力さ
れる。D/A変換器11は、入力したデジタル信号を電
圧値に変換し、この電圧値は、高電圧発生回路2の出力
電圧制御端子2Aに入力される。
【0015】次に上記構成による動作について説明す
る。まず、初期のメモリ8への書き込みについて説明す
る。図1において、環境温度と光受信信号のパワーに応
じた最適な高電圧がAPD1に供給されるように、予め
最適なデータがメモリ8に書き込まれている。この場合
の最適なデータの値は、この光受信装置のエラーレート
が最善になる値を意味している。即ち、初期にメモリ8
に保持させるデータは、全ての温度及び全ての受光レベ
ルにおいて、エラーレートが最適になる値を調査した結
果のデータである。もちろん調査する方法として、任意
の温度及び任意の受光レベルをサンプリングし、それら
を補完するという方法も考えられる。
【0016】次に実際に使用する際の動作を説明する。
メモリ8のアドレスは、T/Vコンバータ9で検出した
温度に応じて変化するビットと、PIN−PD5で検出
した受光パワーに応じて変化するビットとにより構成さ
れる。即ち、T/Vコンバータ9で検出された周囲温度
は、電圧に変換されA/D変換器10に入力される。A
/D変換器10の出力はメモリ8のアドレスの一部であ
る。この結果、温度に応じてメモリ8のアドレスの一部
が変化する。
【0017】一方、PIN−PD5は、受光パワーに比
例して出力電流を変化させる。従って、固定抵抗器6は
受光パワーに比例して電圧を変化させ、この電圧がA/
D変換器7に入力される。A/D変換器7の出力はメモ
リ8のアドレスの一部である。この結果、受光パワーに
応じてメモリ8のアドレスの一部が変化する。
【0018】このように、周囲温度と受光パワーとが決
定されれば、メモリ8のアドレスが決まり、このメモリ
8から読み出されるデータは一つに限定される。このメ
モリ8の出力は、D/A変換器11で電圧に変換され、
高電圧発生回路2の出力電圧を制御する。その結果AP
D1は、最良のエラーレートを得るバイアス電圧を高電
圧発生回路2より供給される。
【0019】尚、本発明の第2の実施の形態として、図
1において、受信する光パワーレベルが広範囲に渡る場
合に、固定抵抗器6とA/D変換器7との間にログアン
プ等を挿入して、対数変換するように構成してもよい。
【0020】また、本発明の第3の実施の形態として、
APD1を、ペルチェ素子等を用いて恒温制御を行う条
件下に置いて、APD1の温度を一定に保つことによ
り、T/Vコンバータ9等で構成される温度検出回路を
省略することができる。
【0021】また、図1の構成をCPUとメモリとによ
るコンピュータシステムで構成する場合、上記メモリは
本発明によるプログラムを記憶した記憶媒体を構成す
る。この記憶媒体には、上記実施の形態で説明した動作
を実行するための処理を示すプログラムが記憶される。
【0022】また、この記憶媒体としては、半導体記憶
装置、光ディスク、光磁気ディスク、磁気記録媒体等を
用いることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
APD等の光電変換手段に対して、常に最良のエラーレ
ートが得られるバイアス電圧を供給することができる。
【0024】また、従来、可変抵抗器などで手動調整せ
ざるを得なかった調整箇所を自動調整することができ
る。
【0025】さらに、従来、帰還により制御していた回
路を、オープンループで構成したので、応答速度を非常
に高速に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光受信装置の実施の形態を示す構
成図である。
【符号の説明】 1 APD 2 高電圧発生回路 5 PIN−PD 6 固定抵抗器 7 A/D変換器 8 メモリ 9 T/Vコンバータ 10 A/D変換器 11 D/A変換器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光受信信号を電気信号に変換する第1の
    光電変換手段と、 前記第1の光電変換手段にバイアス電圧を供給するバイ
    アス手段と、 前記光受信信号を電気信号に変換する第2の光電変換手
    段と、 温度を検出する検出手段と、 前記第2の光電変換手段から出力される電気信号と前記
    検出手段で検出した温度とに基づいて前記バイアス手段
    を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする光受信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2の光電変換手
    段から出力される電気信号と前記検出手段で検出した温
    度とに応じたアドレスに対応して最適な前記バイアス電
    圧値を記憶する記憶手段を用いることを特徴とする請求
    項1記載の光受信装置。
  3. 【請求項3】 光受信信号を電気信号に変換する第1の
    光電変換手段と、 前記第1の光電変換手段にバイアス電圧を供給するバイ
    アス手段と、 前記第1の光電変換手段の温度を所定の大きさに制御す
    る温度制御手段と、 前記光受信信号を電気信号に変換する第2の光電変換手
    段と、 前記第2の光電変換手段から出力される電気信号に基づ
    いて前記バイアス手段を制御する制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする光受信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第2の光電変換手
    段から出力される電気信号に応じたアドレスに対応して
    最適な前記バイアス電圧値を記憶する記憶手段を用いる
    ことを特徴とする請求項3記載の光受信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の光電変換手段は、アバランシ
    ェホトダイオードで構成されることを特徴とする請求項
    1又は3記載の光受信装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の光電変換手段は、PINホト
    ダイオードで構成されることを特徴とする請求項1又は
    3記載の光受信装置。
  7. 【請求項7】 光受信信号を電気信号に変換する第1の
    光電変換手段にバイアス電圧を供給する処理と、 温度を検出する処理と、 前記光受信信号を電気信号に変換する第2の光電変換手
    段から出力される電気信号と前記検出した温度とに基づ
    いて前記バイアス電圧を制御する処理とを実行するため
    のプログラムを記憶した記憶媒体。
  8. 【請求項8】 光受信信号を電気信号に変換する第1の
    光電変換手段にバイアス電圧を供給する処理と、 前記第1の光電変換手段の温度を所定の大きさに制御す
    る処理と、 前記光受信信号を電気信号に変換する第2の光電変換手
    段から出力される電気信号に基づいて前記バイアス電圧
    を制御する処理とを実行するためのプログラムを記憶し
    た記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020611