JP2000242781A - 構造情報復元方法及び記録媒体ならびに構造情報復元装置 - Google Patents

構造情報復元方法及び記録媒体ならびに構造情報復元装置

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JP2000242781A
JP2000242781A JP11040299A JP4029999A JP2000242781A JP 2000242781 A JP2000242781 A JP 2000242781A JP 11040299 A JP11040299 A JP 11040299A JP 4029999 A JP4029999 A JP 4029999A JP 2000242781 A JP2000242781 A JP 2000242781A
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Isao Miyagawa
勲 宮川
Shigeru Nagai
茂 長井
Shoichi Horiguchi
賞一 掘口
Naoko Uemoto
尚子 植本
Toshiaki Sugimura
利明 杉村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時系列画像データから物体の構造(形状)を
復元する処理において、従来の因子分解法による3次元
構造獲得手法を用いても、対象物の構造(形状)の高精
度な情報を獲得して復元する。 【解決手段】 画像入力手段からの時系列画像データか
ら、物体の構造(形状)を構成する2次元座標値(特徴
点)を時系列に追跡して特徴点データを生成し、特徴点
データを、同一の特徴点を共有するように重複させなが
ら、複数のサブ特徴点データの組に分割し、サブ特徴点
データ中の特徴点の接続及び連結関係情報、各々の前記
サブ特徴点データ間で共有される特徴点(共有点)の順
番、ならびに共有点であることの指標を記憶し、サブ特
徴点データから、因子分解法により、それぞれの物体の
3次元的な構造(形状)に関する構造データを獲得し、
共有点の情報に基づいて前記構造データを相対的に幾何
学的変換し、幾何学的変換をした構造データを、基準と
なる構造データに合成して表示する構造情報復元方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像入力装置等に
より取得した時系列画像データから、画像に映っている
物体の3次元構造データを復元する構造情報復元方法及
び記録媒体ならびに構造情報復元装置に関し、特に、各
々異なる時間で得られた複数の2次元画像データのみを
用いて物体の3次元構造データを高精度で復元する構造
情報復元技術に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時系列画像データから測定した特
徴点の2次元画像座標データから、因子分解法なる3次
元構造獲得手法を用いて、特徴点から形成される対象物
の構造もしくは形状情報を獲得して対象物の構造もしく
は形状を復元していた。図11に、その構造もしくは形
状情報の獲得手法の概要を示す。この手法では、まず、
カメラ等の画像入力装置(201)で撮影した画像を画
像蓄積装置(202)から取得した時系列画像データの
各画像データでの特徴点の画像面上における2次元座標
値を測定し(203、204、205)、この測定した
特徴点データを入力として、因子分解法(206)を用
いて、物体の構造情報(207)及びカメラ運動情報
(208)を同時に獲得する。獲得した物体の構造情報
に基づき物体の構造を復元し(209)、この復元され
た物体の構造に基づいてコンピュータグラフィックス等
の処理を行ってディスプレイ等の表示装置に表示する
(210)。
【0003】この因子分解法を用いた物体の構造もしく
は形状情報を獲得して復元する技術に関しては、例え
ば、電子情報通信学会論文誌D-11、VOl.J-1
1、No8、pp.1497〜1505、金出武雄、C
onrad J.Poelman、森田俊彦著、表題「因
子分解法による物体形状とカメラ運動の復元」、特開平
10−111934号公報、及び特願平10−2329
79号明細書に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
平行透視変換型の因子分解法に関しては、理想的なピン
ホールカメラモデルに対して、線形近似した平行透視
(Paraperspective)型カメラモデルを想定しているた
め、いくつかの特徴点から求められる物体の重心付近の
局所的な構造復元には適している。しかし、特徴点が空
間的に広範囲な領域に分布するかあるいは特徴点が画像
面全体に分布するような物体(対象物)の構造を獲得、
復元する場合、撮像面(光軸と垂直をなす平面)、もし
くは光軸方向に関して、物体重心から遠ざかるほど、物
体の3次元構造もしくは形状データに構造歪みが発生す
るという問題があった。
【0005】前記物体の3次元構造もしくは形状データ
の構造歪みのうち重心からの距離に応じた空間歪みの一
例を図12(a)及び図12(b)に示す。図12
(a)は、X軸方向(XY平面が撮像面と平行で、Z軸
が光軸と平行)方向から見た物体の形状を示し、図12
(b)は、Y軸方向から見た物体の形状を示す。図12
(a)及び図12(b)において、100Aは本来の形
状、100Bは本来の形状に歪みが生じた形状、Oは重
心、D1、D2、W1、W2、H1、H2は、物体の形状の長
さ(奥行き、幅、高さの寸法)である。
【0006】図12(a)及び図12(b)に示すよう
に、光軸方向に沿って、重心より手前の物体は、やや大
きく、重心より後ろに位置する物体は、やや小さめに復
元、また、光軸と垂直をなす面の方向について、重心か
ら遠ざかるに従って、やや大きめに復元される。すなわ
ち、本来の形状100Aであれば、物体の形状の長さ
(寸法)D1とD2、W1とW2、H1とH2はそれぞれ等し
い(D1=D2、W1=W2、H1=H2)はずであるが、平
行透視変換型カメラモデルでは、実際のカメラモデルは
完全に近似できないために、いくつかの特徴点から得ら
れる物体の重心Oを中心にして近似モデルからのずれが
発生して、物体の形状の長さ(寸法)がD1>D2、W1
>W2、H1>H2となってしまう。
【0007】本発明の目的は、時系列画像データから物
体の構造情報を獲得して復元する場合において、従来の
因子分解法による3次元構造情報獲得手法を用いた場合
においても、対象物の構造もしくは形状の高精度な情報
を獲得して復元することが可能な技術を提供することに
ある。
【0008】本発明の他の目的は、時系列画像データか
ら物体の構造情報を獲得して復元する場合において、各
々異なる時間で得られた複数の2次元画像データのみを
用いて物体の3次元構造データから高精度な情報を獲得
することが可能な技術を提供することにある。本発明の
前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の
記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 (1)画像入力手段により物体(対象物)を時系列に撮
影し、該撮影した時系列画像データから、物体の構造も
しくは形状を構成する2次元座標値(以下、特徴点と称
する)を時系列に追跡して特徴点データを生成し、前記
特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重複さ
せながら、複数のサブ特徴点データの組に分割し、前記
サブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連結関係情報、
各々の前記サブ特徴点データ間で共有される特徴点(以
下、共有点と称する)の順番、ならびに共有点であるこ
との指標を記憶し、前記サブ特徴点データから、因子分
解法により、それぞれの物体の3次元的な構造もしくは
形状に関する構造データを獲得し、前記共有点の情報に
基づいて前記構造データを相対的に幾何学的変換し、該
幾何学的変換した構造データを基準となる構造データに
合成し、該合成された構造データを表示する構造情報復
元方法である。
【0010】(2)画像入力手段により物体(対象物)
を時系列に撮影し、該撮影した時系列画像データから、
物体の構造もしくは形状を構成する2次元画像座標値
(以下、特徴点と称する)を時系列に追跡して特徴点デ
ータを生成し、前記特徴点データを、同一の特徴点が共
有するように重複させながら、複数のサブ特徴点データ
の組に分割し、前記サブ特徴点データから、因子分解法
により、それぞれの物体の3次元的な構造もしくは形状
に関する構造データを獲得し、前記分割したサブ特徴点
データ中の特徴点の接続及び連結関係情報、前記サブ特
徴点データ間で共有される特徴点(以下、共有点と称す
る)の順番、共有点であることの指標、ならびに前記構
造データを記憶し、前記物体の構造の歪みを補正するた
めのデータを記憶し、前記構造データから、前記構造情
報記憶手段に記憶された特徴点間の関連情報に基づい
て、物体の構造に関連する幾何学的データを取得し、獲
得した物体の構造の歪みを補正し、前記共有点の情報に
基づいて前記補正された構造データを相対的に幾何学的
変換し、該幾何学的変換した構造データを基準となる構
造データに合成し、該合成された構造データを表示する
構造情報復元方法である。
【0011】(3)前記(1)の構造情報復元方法の処
理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体である。 (4)前記(2)の構造情報復元方法の処理手順をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読みとり可能な記録媒体である。
【0012】(5)複数の時系列画像データを取得する
画像入力手段と、前記時系列画像データから、物体の構
造もしくは形状を構成する2次元画像座標値(以下、特
徴点と称する)を測定し、該特徴点を時系列に追跡して
特徴点データを生成する特徴点追跡手段と、前記特徴点
データを、同一の特徴点が共有するように重複させなが
ら、複数のサブ特徴点データの組に分割する特徴点分割
手段と、前記サブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連
結関係情報、各々の前記サブ特徴点データ間で共有され
る特徴点(以下、共有点と称する)の順番、共有点であ
ることの指標ならびに前記構造データを記憶する構造情
報記憶手段と、前記サブ特徴点データから、因子分解法
により、それぞれの物体の3次元的な構造もしくは形状
に関する構造データを獲得する構造獲得処理手段と、前
記共有点の情報に基づいて前記構造データを相対的に幾
何学的変換する構造情報変換手段と、該幾何学的変換し
た構造データを基準となる構造データに合成する空間構
造合成手段と、該合成された構造データを表示する構造
情報出力手段(表示手段)とを具備する構造情報復元装
置である。
【0013】(6)複数の時系列画像データを取得する
画像入力手段と、各々の前記時系列画像データから、物
体の構造もしくは形状を構成する2次元画像座標値(以
下、特徴点と称する)を設定し、該特徴点を時系列に追
跡して特徴点データを生成する特徴点追跡手段と、前記
特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重複さ
せながら、複数のサブ特徴点データの組に分割する特徴
点分割手段と、前記サブ特徴点データから、因子分解法
により、それぞれの物体の3次元的な構造もしくは形状
に関する構造データを獲得する構造獲得処理手段と、前
記分割したサブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連結
関係情報、前記サブ特徴点データ間で共有される特徴点
(以下、共有点と称する)の順番、共有点であることの
指標、ならびに前記構造データを記憶する構造情報記憶
手段と、前記物体の構造の歪みを補正するためのデータ
を記憶した構造補正データ記憶手段と、前記構造データ
から、前記構造情報記憶手段に記憶された特徴点間の関
連情報に基づいて物体の構造に関連する幾何学的データ
を取得し、獲得した物体の構造の歪みを補正する構造補
正処理手段と、前記共有点の情報に基づいて前記補正さ
れた構造データを相対的に幾何学的変換する構造情報変
換手段と、該幾何学的変換した構造データを基準となる
構造データに合成する空間構造合成手段と、該合成され
た構造データを出力し、表示させる構造情報出力手段と
を具備する構造情報復元装置である。
【0014】以下、本発明について、図面を参照して実
施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。なお、実
施例を説明するための全図において、同一機能を有する
ものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本実施例1
の構造情報復元装置の概略構成を示すブロック構成図で
ある。本実施例1の構造情報復元装置は、図1に示すよ
うに、物体(対象物)の時系列画像データを取得する画
像入力手段1、各々の時系列画像データから物体を構成
する特徴点を測定し、時系列に追跡する特徴点追跡手段
2、前記測定した特徴点データを、各々の特徴点データ
間において重複するように共有点を設定しながら、サブ
特徴点データに分割する特徴点分割手段3、この分割し
た個々のサブ特徴点データの中の特徴点間の接続及び連
結関係情報と、サブ特徴点データ間に跨る共有点の順
番、共有点であることの指標を記憶する構造情報記憶手
段4、前記サブ特徴点データから、それぞれの特徴点で
形成される物体の3次元的な構造データを獲得する構造
獲得処理手段5、この獲得した構造データを共有点に着
目して、相対的な幾何学変換を行う構造情報変換手段
6、この変換した構造データを基準の構造データに合成
する空間構造合成手段7、この合成した構造データ情報
を出力(表示)する構造情報出力手段8で構成されてい
る。
【0016】図2は、本実施例1の構造情報復元装置の
処理動作の手順を示すフロー図である。以下、本実施例
1の構造情報復元装置の処理動作を図2に沿って説明す
る。
【0017】まず、ビデオカメラ等の画像入力手段1を
並進、回転等の物理的な運動をさせ、対象とする物体を
時系列的に撮影する。この画像入力手段1は、前記撮影
された時系列画像データを格納した記録装置(メモリ)
から読み出すことも含む。前記撮影された時系列画像デ
ータを特徴点追跡手段2に入力する(ステップ10
1)。撮影した時系列画像データについて、複数のデジ
タル画像を記憶し、その中の1枚の画像データにおけ
る、物体の構造もしくは形状を構成する特徴点をマーク
し、このマークした特徴点の2次元画像面での座標値を
測定する(ステップ102)。この時の特徴点のマーク
は、初期の画像データをディスプレイ等の画像出力装置
に表示させておき、マウスポインタ等の操作により物体
の構造もしくは形状を構成する物体の角、エッジ等の特
徴となる画像上の点を、画像面上に設定した座標系にお
ける特徴点の座標値として、画面上の特徴点すべてを順
番に測定する。
【0018】図3は、前記取得した時系列画像データに
特徴点をマークした時の図である。例えば、図3に示す
ように、ディスプレイDに表示されたそれぞれの直方体
の頂点を順番に、物体Pの特徴点p1からp8、物体Q
の特徴点q1からq8、物体Rの特徴点r1からr8ま
でをマークし、このマークした特徴点について、順次残
りの画像データの特徴点を追跡する。
【0019】前記追跡して得たすべての特徴点の座標値
を、計測行列の様式に従って配列していく。特徴点追跡
手段2で時系列画像データ中の各物体の特徴点データを
測定した後、特徴点分割手段3で、各々の画像データ中
の特徴点データを複数のサブ特徴点データの組に分割す
る(ステップ103)。
【0020】図4は、画像データ中の特徴点をサブ特徴
点データの組に分割する例を示した図である。サブ特徴
点データへの分割は、図4に示すように、特徴点p1、
p2、p4〜p8で構成される実物体P、特徴点q1、
q2、q4〜q8で構成される実物体Q、特徴点r1、
r2、r4〜r8で構成される実物体Rをグループ化し
て行う。
【0021】また、前記個々の実物体P、Q、Rを構成
する特徴点としてのグループ化と同時に、図4で示すよ
うに、特徴点p2、q1、p4、p6、q5、q7、p
8で構成される仮想物体U、特徴点p4、r2、r1、
p7、p8、r6、r5で構成される仮想物体Vについ
てもグループ化する。グループ化した実物体P、Q、R
及び仮想物体U、Vのそれぞれをサブ特徴点データとす
る。
【0022】また、サブ特徴点データに分割した後、前
記計測行列の様式に従って配列された特徴点の座標値
を、サブ特徴点データの組毎に識別できるようにし、因
子分解法に用いる入力データを作成する(ステップ10
4)。
【0023】この時、実物体Pと仮想物体Uとが共有し
ている特徴点(共有点)p2、p4、p8、p6、仮想
物体Uと実物体Qの共有点q1、q5、q7、実物体P
と仮想物体Vとの共有点p4、p7、p8、仮想物体V
と実物体Rとの共有点r1、r2、r5、r6に関して
の接続、連結情報が構造分割情報として構造情報記憶手
段(メモリ)4に記憶される(ステップ105)。
【0024】次に、前記104で作成した計測行列を入
力データとして、構造獲得処理手段5において、因子分
解法により各物体の3次元的な構造データを獲得する
(106)。この時、因子分解法により獲得した構造デ
ータに基づいて、画像に映っていない部分(底面)の特
徴点の座標値を補間する。例えば、3次元座標値p7、
q7、r7は、それぞれ{p1、p2、p4}、{q
1、q2、q4}{r1、r2、r4}で張る平面に射
影して求める。
【0025】ここで行う因子分解法による構造データの
獲得処理は、例えば、特開平10−111934号公
報、及び特願平10−232979号明細書に記載され
ている因子分解法を用いて行う。ここでは、前記引用文
献を参照してもらうことにして、その詳細な説明は省略
する。
【0026】図5は、底面の座標点の補間方法を説明す
るための図である。底面の座標点の補間は、図5に示す
ように、例えば、実物体Pの底面を構成する特徴点p
1、p2、p4を用いて、2方向のベクトルn1、n2
を求め、ベクトルn1、n2から第3のベクトルn3を
求め、特徴点p1、p2、p4を通る平面Sの方程式を
求め、実物体Pの上面の特徴点p7を求めた平面S上に
射影したときの点を求めて行う。
【0027】補間した特徴点p3の座標値も含めて、各
物体の3次元構造データとする。また、獲得した3次元
構造データは、各々の構造データ中の最大の座標値によ
り正規化された相対的な座標値として出力される(ステ
ップ107)。
【0028】次に、各々の正規化された構造データが形
成する物体が、実物体であるのか仮想物体であるのかに
ついての判定1を行う(ステップ108)。ここでの判
定1は、前記構造情報記憶手段(メモリ)4で記憶され
ている構造分割情報に基づいて実物体であるのか仮想物
体であるのかを判定する。
【0029】図6は、相対的に座標が獲得されることを
示し、共有点の座標値の不一致を示す模式図である。例
えば、実物体Pと仮想物体Uの構造データは因子分解法
によりそれぞれ別々に求められ、図6に示すように、実
物体Pの特徴点p1〜p8と、仮想物体Uの特徴点u1
〜u8が得られる。しかし、前記特徴点分割手段3で分
割した際、p2とu1、p4とu3、p6とu5、p8
とu7はそれぞれ共有点であったため一致していなけれ
ばならない。
【0030】そこで、構造情報変換手段6において、各
々の物体を形成する構造データを基準となる構造データ
に対して相対的に幾何学変換して、共有点の座標値が一
致するようにする。本実施例1では、実物体Pを形成す
る構造データを基準の構造データとして、残りの物体を
形成する構造データを幾何学変換していく場合を考え
る。
【0031】前記構造情報記憶手段(メモリ)4で記憶
された構造分割情報の共有点の情報を基に、ステップ1
08で判定した実物体及び仮想物体の構造データについ
て、共有点に該当する特徴点を探索する(ステップ11
1)。例えば、実物体Pと仮想物体Uとの共有点は、p
2、p4、p6、p8の4点であり、構造データ獲得後
のそれぞれの物体において、この4点に該当する特徴点
の3次元座標値を探索し、その特徴点間の距離(共有線
分)を計算する(ステップ112)。例えば、実物体P
と仮想物体Uとの共有点p2、p4、p6、p8に該当
する実物体Pの構造データ内の特徴点p2、p4、p
6、p8の座標値を探索し、実物体Pにおける共有線分
Liを求める。
【0032】同様にして、共有点p2、p4、p6、p
8に該当する仮想物体Uの構造データ内の特徴点u1、
u3、u5、u7を探索し、仮想物体Uにおける共有線
分Li’を求める。
【0033】前記ステップ112で求めた実物体Pにお
ける共有線分Liと仮想物体Uにおける共有線分Li’
との間に差があるか否かの判定2を行う(ステップ11
3)。実物体Pにおける共有線分Liと仮想物体Uにお
ける共有線分Li’との間に差がある(異なる)場合
は、スケール変換をしてどちらかの物体の共有線分の長
さに合わせる(ステップ114)。
【0034】前記スケール変換方法は、前記実物体Pに
おける共有線分Liの絶対値の平均及び仮想物体Uにお
ける共有線分Li’の絶対値の平均を求め、その差から
スケール係数sを求め、このスケール係数sを用いて、
仮想物体Uのすべての特徴点の3次元座標値をスケール
変換して、新しい座標値を求める。
【0035】すなわち、実物体Pの特徴点データから、
d1=|p2−p4|、d2=|p4−p8|、d3=
|p6−p8|、d4=|p2−p6|を求める。ま
た、仮想物体Uの特徴点データから、d1’=|u2−
u4|、d2’=|u4−u8|、d3’=|u6−u
8|、d4=|u2−u6|を求める。そして、スケー
ル係数sは、s=(d1’/d1+d2’/d2+d3’
/d3+d4’)/4で求める。連結する側の座標値をス
ケール変換して(qi=pi/s)新しい座標値を求め
る。
【0036】スケール変換の後、今度は、各物体間の共
有点の内、基準となる点の座標値を比較して一致してい
るか否かの判定3を行う(ステップ115)。座標値が
一致していなければ、並進移動させて一致させる(ステ
ップ116)。例えば、実物体Pと仮想物体Uとの共有
点の1つp2について、実物体Pの特徴点p2の3次元
座標値と、仮想物体Uの特徴点u1の3次元座標値を比
較して、異なる値であれば、仮想物体Uを並進移動させ
てp2とu1を一致させる。
【0037】特徴点p2と特徴点u1が異なる場合、特
徴点u1から特徴点p2へのベクトルを並進行列Tとし
て求め(T=p2−u1)、その並進行列Tを用いて、
仮想物体Uのすべての特徴点を並進移動させ(ui’=
ui−T)、新しい座標値を求める。
【0038】次に、各物体間の共有点の内、前記並進移
動で一致させた点を除く共有点の座標値を比較して一致
しているか否かの判定4を行う(ステップ117)。一
致していない点があれば、回転変換を行い一致させる
(ステップ118)。例えば、実物体Pと仮想物体Uで
は、共有点p2については、すでに座標値を一致させた
ので、残りのp4、p6、p8に該当する各物体の特徴
点の3次元座標値を比較して、異なる値であれば、仮想
物体Uを回転変換させて一致させる。
【0039】前記回転変換では、回転行列を数1の式の
ように仮定すると、数2、数3及び数4の式により、回
転行列[M]を求めて座標が一致するように作用させ
る。
【0040】
【数1】
【0041】
【数2】
【0042】
【数3】
【0043】
【数4】
【0044】幾何学変換が終了したら、空間構造合成手
段6において、基準の構造データである実物体Pに幾何
学変換した仮想物体Uの構造データを合成する(ステッ
プ119、120)。この空間構造合成手段6では、入
力された構造データが形成する物体に関して、前記構造
情報記憶手段(メモリ)4で記憶されている構造分割情
報を読み込み、入力された構造データを合成する。この
時、合成される仮想物体Uは、実際は画像に映っていな
い物体なので、実物体同士を連結する役目として機能す
るだけである。
【0045】入力した構造データの合成が終わると、他
に合成する構造データがあるかの判定5を行う(ステッ
プ121)。他に合成する構造データがない場合は、構
造情報出力手段8において、合成された構造データ中の
座標点同士を線で結んだり、面として埋めたりする等の
処理を行い、コンピュータグラフィックスデータとして
可視的に出力され、ディスプレイ等に表示され(12
2)、処理は終了する。
【0046】他に合成するデータがある場合は、前記ス
テップ111に戻り(A)、まだ、合成していない3次
元構造データを基準の構造データに合わせるように幾何
学変換を行い、順次合成していく。本実施例1では、残
りの実物体Q、Rおよび仮想物体Vを合成していくこと
になる。
【0047】例えば、構造情報変換手段6で仮想物体U
と実物体Qの共有点に関して、幾何学変換を行い合成す
る場合は、仮想物体Uはすでに幾何学変換され、実物体
Pと合成されているので、今度は、仮想物体Uの座標値
を基準として、実物体Qの座標値を幾何学変換して合成
する。この時、実物体Qは、仮想物体Uとの共有点の情
報を基に合成されるが、仮想物体Uが実物体Pと実物体
Qを連結する役割を果たすことになる。
【0048】以上説明したように、本実施例1によれ
ば、仮想物体Uによる接続及び連結関係情報を用いて高
精度な構造情報を獲得するので、対象物体の3次元構造
もしくは形状を高精度に復元(再現)することができ
る。
【0049】また、特徴点データを各物体毎のサブ特徴
点データに分割することにより、各物体の特徴点が物体
重心から遠くはなれることが減少し、因子分解法により
3次元構造データを獲得しても、現実のカメラモデルと
厳密に一致しないことによる構造歪みの影響を受けにく
く対象物の構造もしくは形状に関する高精度な情報を獲
得するので、対象物体の3次元構造もしくは形状を高精
度に復元(再現)することができる。
【0050】(実施例2)図7は、本発明による実施例
2の構造情報復元装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施例2の構造情報復元装置は、図7に示すよう
に、前記実施例1の構造情報復元装置に、構造補正処理
手段9及び構造歪み補正データが格納されている補正デ
ータ記憶手段10が加えられたものである。前記補正デ
ータ記憶手段10にはZ軸方向補正量Di=fd(d
i)、Y軸方向の補正量Wi=fw(wi)、及びX方
向補正量Hi=fh(hi)、i=1,2,3,・・・
8が記憶されている。
【0051】前記構造補正処理手段9及び補正データ記
憶手段10以外の構成については、前記実施例1と同様
であるのでその繰り返しの説明は省略する。
【0052】図8は、前記構造補正処理手段9での処理
手順を示すフロー図である。前記構造補正処理手段9で
の処理を図9に沿って簡単に説明する。まず、因子分解
法により獲得した3次元構造データpi(i=1,2,
3,・・・8)を入力し(ステップ901)、3次元構
造データpi(i=1,2,3,・・・8)から各物体
の重心を計算する(ステップ902)。次に、物体重心
を中心とした各特徴点の幾何情報を計算する。すなわ
ち、重心座標wを中心としたX,Y,Z方向の幾何情報
を計算する。すなわち、(pi−w)のX方向情報h
i、(pi−w)のY方向情報wi、(pi−w)のZ
方向情報diをそれぞれ計算する(ステップ903)。
【0053】次に、補正データ記憶手段10に格納され
ている構造補正データ(データベース)参照による各特
徴点の補正量Di,Wi,Hiを得取し(ステップ90
4)、この得取した各特徴点の補正量Di,Wi,Hi
による構造物データの補正を行う(ステップ904)。
【0054】獲得した3次元構造データの撮影面方向の
構造歪み補正の概要を図9に示す。図9の(a)は獲得
した3次元構造データの幅、高さ方向の構造歪み特性を
示す図、(b)は重心O1からの幅、高さの算出を示す
図、(c)は逆特性からの歪み補正を示す図である。
【0055】獲得した3次元構造データの光軸方向の構
造歪み補正の概要を図10に示す。図10の(a)は獲
得した3次元構造データの奥行き、高さ方向の構造歪み
特性を示す図、(b)は重心O2からの奥行き、高さの
算出を示す図、(c)は逆特性からの歪み補正を示す図
である。
【0056】図9及び図10において、widthは幅
方向の構造歪み特性、heightは高さ方向の構造歪
み特性、depthは奥行き方向の構造歪み特性、p1
〜p6は獲得した3次元構造データの特徴点、O1、O
2は重心、p1’、p2’は歪み補正された特徴点であ
る。
【0057】以上説明したように、本実施例2によれ
ば、因子分解法により3次元構造データを獲得しても、
現実のカメラモデルと厳密に一致しないことによる構造
歪みを補正することにより、対象物の構造もしくは形状
に関する高精度な情報を獲得するので、対象物体の3次
元構造もしくは形状を高精度に復元(再現)することが
できる。
【0058】なお、前記本実施例1,2では、直方体の
物体が3つの場合を例に挙げて説明したが、実物体が3
つでない場合や、形状が直方体でない場合についても、
同様の手法により、同様の効果を得ることができる。
【0059】以上、本発明を、前記実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。 (1)仮想物体による接続及び連結関係情報を用いて高
精度な構造情報を獲得するので、対象物体の3次元構造
もしくは形状を高精度に復元(再現)することができ
る。 (2)特徴点データを各物体毎のサブ特徴点データに分
割することにより、各物体の特徴点が物体重心から遠く
はなれることが減少し、因子分解法により3次元構造デ
ータを獲得しても、現実のカメラモデルと厳密に一致し
ないことによる構造歪みの影響を受けにくく対象物の構
造もしくは形状に関する高精度な情報を獲得するので、
対象物体の3次元構造もしくは形状を高精度に復元(再
現)することができる。 (3)因子分解法により3次元構造データを獲得して
も、現実のカメラモデルと厳密に一致しないことによる
構造歪みを補正することにより、対象物の構造もしくは
形状に関する高精度な情報を獲得するので、対象物体の
3次元構造もしくは形状を高精度に復元(再現)するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1の構造情報復元装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】本実施例1の構造情報復元装置の処理手順を示
すフロー図である。
【図3】本実施例1の取得した時系列画像データに特徴
点をマークした時の図である。
【図4】本実施例1の画像データ中の特徴点をサブ特徴
点データの組に分割する例を示した図である。
【図5】本実施例1の底面の座標点の補間方法を説明す
るための図である。
【図6】本実施例1の相対的に座標が獲得されることを
示し、共有点の座標値の不一致を示す模式図である。
【図7】本発明による実施例2の構造情報復元装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図8】本実施例2の構造補正処理手段9での処理手順
を示すフロー図である。
【図9】本実施例2に係る獲得した3次元構造データの
撮影面方向の構造歪み補正の概要を示す図である。
【図10】本実施例2に係る獲得した3次元構造データ
の光軸方向の構造歪み補正の概要を示す図である。
【図11】従来の因子分解法による構造情報復元を説明
するための図である。
【図12】従来の因子分解法による構造復元において、
物体の3次元構造もしくは形状データの構造歪みのうち
重心からの距離に応じた空間歪みの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…画像入力手段、2…特徴点追跡手段、3…特徴点分
割手段、4…構造情報記憶手段、5…構造獲得処理手
段、6…構造情報変換手段、7…空間構造合成手段、8
…構造情報出力手段、9…構造補正処理手段、10…補
正データ記憶手段。
フロントページの続き (72)発明者 掘口 賞一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 植本 尚子 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 杉村 利明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB16 CE08 DB02 DB09 DC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段により物体を時系列に撮影
    し、該撮影した時系列画像データから、物体の構造もし
    くは形状を構成する2次元座標値(以下、特徴点と称す
    る)を時系列に追跡して特徴点データを生成し、 前記特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重
    複させながら、複数のサブ特徴点データの組に分割し、 前記サブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連結関係情
    報、各々の前記サブ特徴点データ間で共有される特徴点
    (以下、共有点と称する)の順番、ならびに共有点であ
    ることの指標を記憶し、 前記サブ特徴点データから、因子分解法により、それぞ
    れの物体の3次元的な構造もしくは形状に関する構造デ
    ータを獲得し、 前記共有点の情報に基づいて前記構造データを相対的に
    幾何学的変換し、 該幾何学的変換をした構造データを基準となる構造デー
    タに合成し、該合成された構造データを表示することを
    特徴とする構造情報復元方法。
  2. 【請求項2】 画像入力手段により物体を時系列に撮影
    し、該撮影した時系列画像データから、物体の構造もし
    くは形状を構成する2次元画像座標値(以下、特徴点と
    称する)を時系列に追跡して特徴点データを生成し、 前記特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重
    複させながら、複数のサブ特徴点データの組に分割し、 前記サブ特徴点データから、因子分解法により、それぞ
    れの物体の3次元的な構造もしくは形状に関する構造デ
    ータを獲得し、 前記分割したサブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連
    結関係情報、前記サブ特徴点データ間で共有される特徴
    点(以下、共有点と称する)の順番、共有点であること
    の指標、ならびに前記構造データを記憶し、 前記物体の構造の歪みを補正するためのデータを記憶
    し、 前記構造データから、前記構造情報記憶手段に記憶され
    た特徴点間の関連情報に基づいて物体の構造に関連する
    幾何学的データを獲得し、獲得した物体の構造の歪みを
    補正し、 前記共有点の情報に基づいて前記補正された構造データ
    を相対的に幾何学的変換し、 該幾何学的変換をした構造データを基準となる構造デー
    タに合成し、該合成された構造データを表示することを
    特徴とする構造情報復元方法。
  3. 【請求項3】 画像入力手段により物体を時系列に撮影
    し、該撮影した時系列画像データから、物体の構造もし
    くは形状を構成する2次元座標値(以下、特徴点と称す
    る)を時系列に追跡して特徴点データを生成する手順
    と、前記特徴点データを、同一の特徴点が共有するよう
    に重複させながら、複数のサブ特徴点データの組に分割
    する手順と、 前記サブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連結関係情
    報、各々の前記サブ特徴点データ間で共有される特徴点
    (以下、共有点と称する)の順番、ならびに共有点であ
    ることの指標を記憶する手順と、 前記サブ特徴点データから、因子分解法により、それぞ
    れの物体の3次元的な構造もしくは形状に関する構造デ
    ータを獲得する手順と、 前記共有点の情報に基づいて前記構造データを相対的に
    幾何学的変換する手順と、該幾何学的変換をした構造デ
    ータを基準となる構造データに合成する手順と、該合成
    された構造データを出力して表示する手順とを有する構
    造情報復元方法の前記処理手順をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読みとり
    可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 画像入力手段により物体を時系列に撮影
    し、該撮影した時系列画像データから、物体の構造もし
    くは形状を構成する2次元画像座標値(以下、特徴点と
    称する)を時系列に追跡して特徴点データを生成する手
    順と、 前記特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重
    複させながら、複数のサブ特徴点データの組に分割する
    手順と、 前記サブ特徴点データから、因子分解法により、それぞ
    れの物体の3次元的な構造もしくは形状に関する構造デ
    ータを獲得する手順と、 前記分割したサブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連
    結関係情報、前記サブ特徴点データ間で共有される特徴
    点(以下、共有点と称する)の順番、共有点であること
    の指標、ならびに前記構造データを記憶する手順と、 前記物体の構造の歪みを補正するためのデータを記憶す
    る手順と、 前記構造データから、前記構造情報記憶手段に記憶され
    た特徴点間の関連情報に基づいて物体の構造に関連する
    幾何学的データを獲得する手順と、 該獲得した物体の構造の歪みを補正する手順と、 前記共有点の情報に基づいて前記補正された構造データ
    を相対的に幾何学的変換する手順と、 該幾何学的変換をした構造データを、基準となる構造デ
    ータに合成する手順と、該合成された構造データを表示
    する手順とを有する構造情報復元方法の前記処理手順を
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数の時系列画像データを取得する画像
    入力手段と、 前記時系列画像データから、物体の構造もしくは形状を
    構成する2次元画像座標値(以下、特徴点と称する)を
    測定し、該特徴点を時系列に追跡して特徴点データを生
    成する特徴点追跡手段と、 前記特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重
    複させながら、複数のサブ特徴点データの組に分割する
    特徴点分割手段と、 前記サブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連結関係情
    報、各々の前記サブ特徴点データ間で共有される特徴点
    (以下、共有点と称する)の順番、共有点であることの
    指標、ならびに前記構造データを記憶する構造情報記憶
    手段と、前記サブ特徴点データから、因子分解法によ
    り、それぞれの物体の3次元的な構造もしくは形状に関
    する構造データを獲得する構造獲得処理手段と、 前記共有点の情報に基づいて前記構造データを相対的に
    幾何学的変換する構造情報変換手段と、 該幾何学的変換した構造データを基準となる構造データ
    に合成する空間構造合成手段と、 該合成された構造データを表示する構造情報出力手段と
    を具備することを特徴とする構造情報復元装置。
  6. 【請求項6】 複数の時系列画像データを取得する画像
    入力手段と、 各々の前記時系列画像データから、物体の構造もしくは
    形状を構成する2次元画像座標値(以下、特徴点と称す
    る)を設定し、該特徴点を時系列に追跡して特徴点デー
    タを生成する特徴点追跡手段と、 前記特徴点データを、同一の特徴点が共有するように重
    複させながら、複数のサブ特徴点データの組に分割する
    特徴点分割手段と、 前記サブ特徴点データから、因子分解法により、それぞ
    れの物体の3次元的な構造もしくは形状に関する構造デ
    ータを獲得する構造獲得処理手段と、 前記分割したサブ特徴点データ中の特徴点の接続及び連
    結関係、前記サブ特徴点データ間で共有される特徴点
    (以下、共有点と称する)の順番、共有点であることの
    指標、ならびに前記構造データを記憶する構造情報記憶
    手段と、 前記物体の構造の歪みを補正するためのデータを記憶し
    た構造補正データ記憶手段と、 前記構造データから、前記構造情報記憶手段に記憶され
    た特徴点間の関連情報に基づいて物体の構造に関連する
    幾何学的データを取得し、獲得した物体の構造の歪みを
    補正する構造補正処理手段と、 前記共有点の情報に基づいて前記補正された構造データ
    を相対的に幾何学的変換する構造情報変換手段と、 該幾何学的変換をした構造データを、基準となる構造デ
    ータに合成する空間構造合成手段と、 該合成された構造データを出力し、表示させる構造情報
    出力手段とを具備することを特徴とする構造情報復元装
    置。
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CN111460880A (zh) * 2019-02-28 2020-07-28 杭州芯影科技有限公司 多模生物特征融合方法和系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111460880A (zh) * 2019-02-28 2020-07-28 杭州芯影科技有限公司 多模生物特征融合方法和系统
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