JP2000241381A - 空燃比センサのヒータ制御装置 - Google Patents

空燃比センサのヒータ制御装置

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JP2000241381A
JP2000241381A JP11039087A JP3908799A JP2000241381A JP 2000241381 A JP2000241381 A JP 2000241381A JP 11039087 A JP11039087 A JP 11039087A JP 3908799 A JP3908799 A JP 3908799A JP 2000241381 A JP2000241381 A JP 2000241381A
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JP
Japan
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air
fuel ratio
ratio sensor
heater
sensor
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JP11039087A
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Toshinari Nagai
俊成 永井
Naohide Izumitani
尚秀 泉谷
Koji Ide
宏二 井手
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内燃機関の始動前に空燃比センサ
のヒータ通電を行う機能を有する空燃比センサのヒータ
制御装置において、機関始動前のヒータ通電によるバッ
テリーの消耗を抑制することを目的とする。 【解決手段】 内燃機関10の排気通路54、56に
は、それぞれ、触媒コンバータ60、62が設けられ、
また、排気通路54、56が合流する排気管58には触
媒コンバータ68が設けられる。触媒コンバータ60、
62の上流側には限界電流式酸素センサである第1空燃
比センサ64、66が設けられ、触媒コンバータ68の
下流側には濃淡電池式酸素センサである第2空燃比セン
サ70が設けられる。ECU12は、ドアのアンロック
等により機関始動が予想されると、活性化温度の低い第
2空燃比センサ70について通電を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空燃比センサのヒ
ータ制御装置に係り、特に、内燃機関の始動前に空燃比
センサのヒータへの通電を開始する機能を有する空燃比
センサのヒータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、排気通路の空燃比に基づ
いて燃料噴射量を補正することにより、空燃比を理論空
燃比に向けて制御する空燃比フィードバック制御が実行
される。空燃比フィードバック制御によれば、触媒コン
バータによる排気ガスの浄化性能が高く維持されると共
に、燃費の悪化が防止される等の効果が得られる。かか
る空燃比フィードバック制御を実現すべく、排気通路に
は空燃比を検出する空燃比センサが設けられる。一般
に、空燃比センサは、数百度以上の活性化温度まで加熱
されて活性した状態で、酸素濃度に応じた信号を出力す
る特性を有している。このため、空燃比センサには、活
性化温度まで加熱するためのヒータが内蔵される。
【0003】かかる空燃比センサへのヒータ通電を制御
するヒータ制御装置として、例えば、特開平10−10
083号公報に開示される構成が公知である。このヒー
タ制御装置は、排気通路の触媒コンバータの上流側及び
下流側に設けられた複数の空燃比センサへのヒータ通電
を制御するように構成されている。上流側の空燃比セン
サは、下流側よりも高温の排気ガスに曝されるため活性
化し易い。そこで、上記従来のヒータ制御装置では、上
流側の空燃比センサに対するヒータ通電を下流側の空燃
比センサに対するヒータ通電に先立って開始すること
で、ヒータ通電における消費電力を低減することとして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空燃比セン
サのヒータ通電が開始された後、空燃比センサが活性化
するまで、すなわち、空燃比センサの出力信号に基づく
空燃比フィードバック制御が可能となるまでには、ある
程度の時間が必要とされる。そこで、従来より、内燃機
関の始動直後から空燃比フィードバック制御を開始でき
るように、機関始動前にヒータへの通電を開始するプリ
ヒートが行われている。
【0005】プリヒート中は内燃機関が休止しているた
め、排気ガスによる空燃比センサの温度上昇を期待する
ことはできない。従って、プリヒート中には、触媒コン
バータの上流側と下流側とで空燃比センサの活性化され
易さに差異は生じない。一方、空燃比センサとして、活
性化温度が異なる複数種類のセンサが用いられることが
ある。この場合、上流側に活性化温度の高い空燃比セン
サが設けられるものとすると、上流側の空燃比センサに
対するヒータ通電を先に開始したのでは、却って消費電
力が増大し、バッテリーの消耗を招いてしまう。
【0006】本発明の上述の点に鑑みてなされたもので
あり、特性が互いに異なる複数の空燃比センサのヒータ
通電を制御する空燃比センサのヒータ制御装置におい
て、内燃機関始動前のヒータ通電に伴う消費電力を低減
し、バッテリーの消耗を抑制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、特性が互いに異なる複数の空燃比セン
サと、各空燃比センサをヒータにより活性化温度に加熱
する加熱手段とを備える空燃比センサのヒータ制御装置
であって、内燃機関の始動前に、前記複数の空燃比セン
サのうち活性化温度に達するまでの前記ヒータの消費電
力に基づいて選択した空燃比センサに対してヒータ通電
を開始する始動前加熱手段を備える空燃比センサのヒー
タ制御装置により達成される。
【0008】請求項1記載の発明において、始動前開始
手段は、複数の空燃比センサのうち活性化温度に達する
までのヒータの消費電力に基づいて選択した空燃比セン
サに対してヒータ通電を開始する。すなわち、ヒータの
消費電力を考慮して、機関始動前の空燃比センサへの通
電が選択的に行われることで、ヒータ通電に伴う消費電
力が低減される。また、機関始動前にヒータ通電が開始
された空燃比センサは、機関始動後、速やかに活性化す
るため、その空燃比センサに基づく空燃比フィードバッ
ク制御を早期に開始することができる。
【0009】この場合、請求項2に記載する如く、請求
項1記載の空燃比センサのヒータ制御装置において、前
記始動前加熱手段は、前記消費電力が最小の空燃比セン
サに対してヒータ通電を開始することとしてもよい。ま
た、一般には、空燃比センサが活性化するまでの消費電
力は空燃比センサの活性化温度が高いほど大きいといえ
る。従って、請求項3に記載する如く、請求項1又は2
記載の空燃比センサのヒータ制御装置において、前記消
費電力の大小は、各空燃比センサの活性化温度に応じて
定められることとしてもよい。
【0010】この場合、請求項4に記載する如く、請求
項3記載の空燃比センサのヒータ制御装置において、前
記複数の空燃比センサは、前記排気通路の排気浄化触媒
より上流に設けられた限界電流式酸素センサと、前記排
気浄化触媒より下流に設けられた濃淡電池式酸素センサ
とを含み、前記始動前加熱手段は、前記濃淡電池式酸素
センサに対してヒータ通電を開始することととしてもよ
い。
【0011】本発明において、濃淡電池式酸素センサの
活性化温度は、限界電流式酸素センサの活性化温度に比
して低温である。従って、始動前加熱手段が濃淡電池式
酸素センサに対してヒータ通電を開始することにより、
機関始動前のヒータ通電に伴う消費電力が低減される。
また、始動直後の機関が暖機されていない状態では、排
気浄化触媒のO2 ストレージ機能は生じないので、下流
側の濃淡電池式酸素センサによって高応答かつ正確に空
燃比を検出できる。従って、本発明によれば、機関始動
後、空燃比のフィードバック制御を早期に開始すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
空燃比センサのヒータ制御装置が適用されたシステムの
構成図を示す。本実施例のシステムにおいて、内燃機関
10は例えば4気筒型内燃機関として構成されており、
電子制御ユニット(以下、ECUと称す)12により制
御される。
【0013】内燃機関10は、シリンダブロック14を
備えている。シリンダブロック14の内部には、シリン
ダ16およびウォータジャケット18が形成されてい
る。ウォータジャケット18には、水温センサ19が配
設されている。水温センサ19はウォータジャケット1
8の内部を流れる冷却水の温度に応じた信号をECU1
2に向けて出力する。ECU12は水温センサ19の出
力信号に基づいて冷却水温度を検出する。
【0014】シリンダ16の内部にはピストン20が配
設されている。ピストン20は、シリンダ16の内部
を、図1における上下方向に摺動することができる。シ
リンダブロック14の上部には、シリンダヘッド22が
固定されている。シリンダヘッド22には、吸気ポート
24および排気ポート26が形成されている。シリンダ
ヘッド22の底面、ピストン20の上面、およびシリン
ダ16の側壁は、燃焼室28を画成している。上述した
吸気ポート24および排気ポート26は、共に燃焼室2
8に開口している。燃焼室28には、点火プラグ30の
先端が露出している。点火プラグ30はECU12から
点火信号を供給されることにより、燃焼室28内の燃料
に点火する。
【0015】内燃機関10は、また、吸気弁34及び排
気弁36を備えている。吸気ポート24及び排気ポート
26の燃焼室28への開口部には、それぞれ、吸気弁3
4及び排気弁36に対する弁座が形成されている。吸気
弁34及び排気弁36は、各弁座に離着座することによ
り、それぞれ吸気ポート24及び排気ポート26を開閉
させる。
【0016】吸気ポート24には、吸気マニホールド3
8が連通している。吸気マニホールド38には、燃料噴
射弁40が配設されている。燃料噴射弁40はECU1
2から付与される指令信号に応じて燃料を吸気マニホー
ルド38内に噴射する。吸気マニホールド38の上流側
には、サージタンク42が連通している。サージタンク
42の更に上流側には、吸気管44が連通している。吸
気管44には、スロットルバルブ46が配設されてい
る。スロットルバルブ46の近傍には、スロットル開度
センサ48が配設されている。スロットル開度センサ4
8の出力信号はECU12に供給されている。ECU1
2はスロットル開度センサ48の出力信号に基づいて、
スロットル開度を検出する。
【0017】吸気管44の上流側にはエアフローメータ
50が連通している。エアフローメータ50は、その内
部を通過する空気の流量に応じた信号をECU12に向
けて出力する。ECU12はエアフローメータ50の出
力信号に基づいて、内燃機関10の吸入空気量を検出す
る。エアフローメータ50の更に上流側にはエアクリー
ナ52が連通している。吸気管44にはエアクリーナ5
2により濾過された外気が流入する。
【0018】内燃機関10の#1気筒及び#4気筒に対
応する排気ポート26には排気通路54が連通してい
る。また、内燃機関10の#2気筒及び#3気筒に対応
する排気ポート26には排気通路56がそれぞれ連通し
ている。排気通路54及び56は、それらの下流側にお
いて排気管58に合流している。排気通路54、56に
は、それぞれ、触媒コンバータ60、62が配設されて
いる。排気通路54、56の触媒コンバータ60、62
より上流側には、それぞれ、第1空燃比センサ64及び
66が配設されている。また、排気管58には、触媒コ
ンバータ68が配設されている。触媒コンバータ60、
62、68は三元触媒であり、排気ガスに含まれる炭化
水素(HC)、一酸化炭素(CO)、及び酸化窒素(N
x )を反応させることにより排気ガスを浄化する。排
気管58の触媒コンバータ68より下流側には第2空燃
比センサ70が配設されている。
【0019】上記した第1空燃比センサ64、66は、
限界電流式酸素センサとして構成されている。また、第
2空燃比センサ70は、濃淡電池式酸素センサとして構
成されている。空燃比センサ64、66、70は、それ
ぞれ、各センサを活性化温度に加熱するためのヒータ6
4a、66a、70aを内蔵している。後述の如く、E
CU12は、各ヒータへの通電制御を行うことにより、
各センサを活性化温度以上に維持する。
【0020】内燃機関10は、また、クランク角センサ
72を備えている。クランク角センサ72は、内燃機関
10が所定のクランク角だけ回転する毎にパルス信号を
ECU12に向けて出力する。ECU12は、クランク
角センサ72の出力信号に基づいて、内燃機関10の回
転数(以下、機関回転数NEと称す)を検出する。図2
は、限界電流式酸素センサである第1空燃比センサ6
4、66の活性化状態における印可電圧Vと出力電流I
との関係を、空燃比がリーン、ストイキ(理論空燃
比)、及びリーンの場合について示す。図2に示す如
く、印可電圧EがE1近傍の所定領域内にある場合に
は、出力電流Iは空燃比がリーン側になるほど大きくな
る。ECU12は、上記電圧E1を第1空燃比センサ6
4、66に印可すると共に、上記出力電流Iに応じた信
号を第1空燃比センサ64、66から受ける。なお、第
1空燃比センサ64、66の活性化温度T1は約600
〜650゜Cである図3は、濃淡電池式酸素センサであ
る第2空燃比センサ70の活性化状態にける空燃比と出
力電圧Vとの関係を示す。図3に示す如く、第2空燃比
センサ70の出力電圧Vはストイキ近傍で急変し、リッ
チ側では例えば約1ボルト、リーン側では約0ボルトと
なるような特性を示す。ECU12には、第2空燃比セ
ンサ70の出力電圧Vが入力される。なお、第2空燃比
センサ70の活性化温度T2は約400゜Cであり、第
1空燃比センサ64、66の活性化温度T1よりも低
い。
【0021】上記のように、第1空燃比センサ64、6
6、及び第2空燃比センサ70は、それぞれの活性化温
度T1、T2以上に加熱された状態で、空燃比に応じた
信号をECU12に向けて出力する。ECU12は、内
燃機関10の運転中に、各センサの温度が活性化温度以
上となるように各ヒータに対する通電制御を行うことに
より、各出力信号に基づいて空燃比を検出する。そし
て、検出された空燃比に基づいて燃料噴射量をフィード
バック制御する空燃比フィードバック制御を実行する。
【0022】空燃比フィードバック制御において、EC
U12は、空燃比が理論空燃比近傍の所定範囲内に維持
されるように燃料噴射量を増減させる。上記した触媒コ
ンバータ60、62、68は、空燃比が理論空燃比近傍
である場合に、高い浄化性能を発揮する。従って、空燃
比フィードバック制御によれば、排気ガス中のHC、C
O、及びNOxを触媒コンバータ60、62、68によ
り効率的に除去することができる。また、空燃比フィー
ドバック制御によれば、空燃比が過度にリッチ又はリー
ンになることがないため、燃費の悪化及び燃焼状態の不
安定化を共に防止することができる。
【0023】上述の如く、本実施例では、触媒コンバー
タ60、62、68より上流側に第1空燃比センサ6
4、66が設けられ、下流側には第2空燃比センサ70
が設けられている。かかる構成では、以下の(1)〜
(3)の理由により、下流側の第2空燃比センサ70の
方が上流側の第1空燃比センサ64、66よりも正確に
空燃比を検出することができる。 (1)排気ガスに含まれる水素分子は、酸素分子よりも
分子量が小さく、空燃比センサ内で拡散し易い。このた
め、水素分子を多く含んだ排気ガスに曝される上流側の
第1空燃比センサ64、66はリッチ寄りの信号を出力
する傾向がある。一方、排気ガスに含まれる水素分子の
多くは、触媒コンバータ60、62、68を通過する過
程で除去されるため、下流側の第2空燃比センサ70で
は水素分子の影響は小さい。 (2)触媒コンバータ60、62、68より上流側で
は、排気ガス中が不均一であり酸素濃度分布に偏りがあ
るが、触媒コンバータ60、62、68を通過する過程
で排気ガスは均一化される。 (3)排気ガスに含まれていた有害物質が触媒コンバー
タ60、62、68に捕捉されるため、上流側の第1空
燃比センサ64、66と比較して下流側の第2空燃比セ
ンサ70は劣化し難い。
【0024】その一方、触媒コンバータ60、62、6
8のO2 ストレージ機能(触媒コンバータが所定量の酸
素分子を吸着する機能)に起因して、下流側の第2空燃
比センサ70は上流側の第1空燃比センサ64、66よ
りも応答性が低い。すなわち、例えば空燃比がリーンか
らリッチに変化した場合、触媒コンバータ60、62、
68に吸着されていた酸素分子が放出されることにより
下流側でリーンからリッチに変化するまでに時間遅れが
生ずる。また、空燃比がリッチからリーンに変化した場
合には、排気ガス中の酸素分子が触媒コンバータ60、
62、68に吸着されることにより下流側でリッチから
リーンに変化するまでに時間遅れが生ずる。
【0025】このように、下流側の第2空燃比センサ7
0は上流側の第1空燃比センサ64、66と比較して、
空燃比を正確に検出することができるが応答性は低い。
そこで、本実施例では、上流側の第1空燃比センサ6
4、66の出力値を基本として空燃比フィードバック制
御を行い、下流側の第2空燃比センサ70の出力値を用
いて空燃比を補正することにより、高応答、かつ、高精
度な空燃比制御を実現することとしている。
【0026】ところで、内燃機関の冷間始動時には、第
1空燃比センサ64、66及び第2空燃比センサ70の
温度はほぼ外気温まで低下しているため、各センサが活
性化温度T1又はT2まで加熱されるには、ある程度の
時間が必要となる。従って、内燃機関の始動後、空燃比
フィードバックを早期に開始できるようにするために、
内燃機関の始動が予想される場合(例えば、車両ドアが
アンロックされた場合)には、機関始動前から各センサ
のヒータ64a、66a、70aに対して通電を開始す
ることが望ましい。以下、機関始動前に行われるヒータ
通電をプリヒートと称する。しかしながら、ヒータ通電
は車載バッテリーを電源として行われ、また、機関始動
前にはバッテリーへの充電は行われないため、バッテリ
ーの消耗を抑制する観点からプリヒートにおける消費電
力を極力小さくすることが必要である。
【0027】本実施例のシステムは、活性化温度が低い
第2空燃比センサ70についてのみプリヒートを行うこ
とで、機関始動後、早期の空燃比フィードバック制御開
始と、バッテリーの消耗抑制とを両立させるものであ
る。すなわち、上記したO2 ストレージ効果は触媒コン
バータ60、62、68が所定温度以上まで暖められた
状態で現れる。このため、内燃機関の始動直後は触媒コ
ンバータ60、62、68のO2 ストレージ機能は生じ
ず、下流側の第2空燃比センサ70によっても空燃比を
高い応答性で検出することができる。従って、第2空燃
比センサ70についてのみプリヒートを行うことによ
り、バッテリーの消耗を抑制しつつ、機関始動直後から
空燃比フィードバック制御を開始することができるので
ある。
【0028】以下、図4〜図8を参照して、本実施例に
おいてECU12が実行する具体的な処理の内容につい
て説明する。なお、図4〜図8に示す各ルーチンは所定
時間間隔で起動されるルーチンである。図4は、第2空
燃比センサ70に対するプリヒートを実現すべくECU
12が実行するルーチンのフローチャートである。図4
に示すルーチンが起動されると、先ずステップ100の
処理が実行される。
【0029】ステップ100では、プリヒートの実行が
許可されているか否かが判別される。具体的には、ステ
ップ100では、例えば車両ドアのアンロックが検出さ
れた後、内燃機関10の始動操作が行われる前である場
合に、プリヒートの実行が許可されていると判別され
る。ステップ100において、プリヒートの実行が許可
されていなければ、次にステップ102において、変数
HTdutyを「0」に設定する処理が行われた後、今回の
ルーチンは終了される。なお、本実施例において、各ヒ
ータへの通電制御はデューティ制御により行われ、上記
の変数HTdutyは、ヒータ70aに対するデューティ制
御でのデューティ比として用いられる。ステップ102
の処理によれば、第2空燃比センサ70へのプリヒート
は禁止される。従って、プリヒートが開始された後、内
燃機関10の始動操作が行われた時点で、プリヒートは
中止されることになる。一方、上記ステップ100にお
いて、プリヒートの実行が許可されていれば、次にステ
ップ104の処理が実行される。
【0030】ステップ104では、第2空燃比センサ7
0の温度Tが検出される。温度Tは、例えば、ヒータ7
0aの電圧と電流との関係から抵抗値を求め、ヒータ7
0aの抵抗値を温度に換算することにより検出される。
ステップ104に続くステップ106では、温度Tが所
定の目標温度Tcより大きいか否かが判別される。その
結果、T>Tcが成立する場合は、次にステップ108
において、上記デューティ比HTdutyから所定値αが減
算され、ヒータ70aへの通電量が減少された後、今回
のルーチンは終了される。一方、ステップ106におい
て、T>Tcが不成立であれば、次にステップ110に
おいて、上記デューティ比HTdutyに所定値αが加算さ
れ、ヒータ70aへの通電量が増加された後、今回のル
ーチンは終了される。ステップ106、108、110
の処理によれば、第2空燃比センサ70の温度Tは目標
温度Tcに向けて制御される。
【0031】次に、図5に示すルーチンについて説明す
る。図5に示すルーチンは、空燃比フィードバック制御
を、第1空燃比センサ64、66及び第2空燃比センサ
70の何れのセンサに基づいて行うかを決定すべくEC
U12が実行するルーチンである。図5に示すルーチン
が起動されると、先ずステップ150の処理が実行され
る。
【0032】ステップ150では、機関回転数NEが所
定値NE0(例えば600rpm)を上回っているか否
かが判別される。その結果、NE>NE0が成立する場
合は、内燃機関の始動が完了したと判断されて、次にス
テップ152の処理が実行される。一方、ステップ15
0において、NE>NE0が不成立であれば、内燃機関
の始動は完了していないと判断されて今回のルーチンは
終了される。
【0033】ステップ152では、第1空燃比センサ6
4、66及び第2空燃比センサ70のヒータ64a、6
6a、70aへの通電制御が開始される。この通電制御
では、上記図4に示すルーチンのステップ106、10
8、110と同様に、各センサの温度を所定の目標温度
に向けて制御する処理が行われる。なお、上記の如く、
第2空燃比センサ70へのプリヒートは、内燃機関10
の始動操作が行われた時点で中止されており、本ステッ
プ152でヒータ70aへの通電制御が再開されること
になる。
【0034】ステップ152に続くステップ154で
は、第1空燃比センサ64、66が活性化しているか否
か、すなわち、第1空燃比センサ64、66の温度が活
性化温度T1に達しているか否かが判別される。その結
果、第1空燃比センサ64、66が活性化している場合
は、次にステップ156の処理が実行される。一方、ス
テップ154において第1空燃比センサ64、66が活
性化していなければ、次にステップ158の処理が実行
される。
【0035】ステップ156では、第2空燃比センサ7
0が活性化しているか否か、すなわち、第2空燃比セン
サ70の温度がその活性化温度T2に達しているか否か
が判別される。その結果、第2空燃比センサ70が活性
化していれば、第1空燃比センサ64、66及び第2空
燃比センサ70は共に活性化していることになる。この
場合、次にステップ160において、変数Fが「3」に
設定されることにより第1空燃比センサ64、66及び
第2空燃比センサ70を共に用いた空燃比フィードバッ
ク制御が許可された後、今回のルーチンは終了される。
一方、ステップ156において、第2空燃比センサ70
が活性化していなければ、第1空燃比センサ64、66
のみが活性化していることになる。この場合、次にステ
ップ162において、変数Fが「2」に設定されること
により、第1空燃比センサ64、66のみを用いた空燃
比フィードバック制御が許可された後、今回のルーチン
は終了される。
【0036】ステップ158では、第2空燃比センサ7
0が活性化しているか否かが判別される。その結果、第
2空燃比センサ70が活性化していれば、第2空燃比セ
ンサ70のみが活性化していることになる。この場合、
次にステップ164において、変数Fが「1」に設定さ
れることにより、第2空燃比センサ70のみを用いた空
燃比フィードバック制御が許可された後、今回のルーチ
ンは終了される。一方、ステップ158において第2空
燃比センサ70が活性化していない場合は、第1空燃比
センサ64、66及び第2空燃比センサ70は何れも活
性化していないことになる。この場合、次にステップ1
66において、変数Fが「0」に設定されることによ
り、空燃比フィードバック制御の実行が禁止された後、
今回のルーチンは終了される。
【0037】図6は、第2空燃比センサ70のみを用い
て空燃比フィードバック制御を行うべくECU12が実
行するルーチンのフローチャートである。図6に示すル
ーチンが起動されると、先ずステップ200の処理が実
行される。ステップ200では、変数Fが「1」である
か否かが判別される。その結果、F=1が成立する場合
は、第2空燃比センサ70のみを用いた空燃比フィード
バック制御が許可されていることになり、次にステップ
201の処理が実行される。
【0038】ステップ201では、第2空燃比センサ7
0の出力値に基づいて検出された空燃比AF2がリ−ン
であるか否かが判別される。その結果、空燃比AF2が
リーンであれば、次にステップ202の処理が実行され
る。一方、ステップ200において、空燃比AF2がリ
ッチであれば、次にステップ204の処理が実行され
る。
【0039】ステップ202では、ディレイカウンタC
DLYがデクリメントされ、次にステップ206、20
8において、CDLYの下限値が所定値TDR(<0)
となるようにガード処理が行われた後、ステップ210
の処理が実行される。なお、ディレイカウンタCDLY
は第2空燃比センサ70の出力値がリーンからリッチへ
変化した後、リーンであるとの判断を維持するための遅
延時間である。
【0040】ステップ204では、ディレイカウンタC
DLYがインクリメントされ、次に、ステップ212、
214において、CDLYの上限値が所定値TDL(>
0)となるようにガード処理が行われた後、ステップ2
10の処理が実行される。ステップ210では、ディレ
イカウンタCDLYの符号が反転したか否か、すなわ
ち、遅延処理後の空燃比が反転したかが判別される。そ
の結果、CDLYの符号が反転していれば、次にステッ
プ216において、リッチ側からリーン側への反転であ
るか否かが判別される。その結果、リッチ側からリーン
側への反転であれば、次にステップ218において補正
係数FAFが所定のスキップ値RSRだけ増加された
後、今回のルーチンは終了される。一方、リーン側から
リッチ側への反転であれば、次にステップ220におい
て、補正係数FAFが所定のスキップ値RSLだけ減少
された後、今回のルーチンは終了される。
【0041】なお、補正係数FAFは空燃比フィードバ
ック制御において燃料噴射量を補正するための係数であ
る。すなわち、ECU12は、内燃機関10の運転状態
に基づいて求めた基本噴射量に補正係数FAFを乗ずる
ことにより燃料噴射量を補正する。上記ステップ210
において、CDLYの符号が反転していなければ、ステ
ップ222〜226において補正係数FAFの積分処理
が行われる。すなわち、ステップ222において、CD
LYが負であるか否かが判別され、CDLY<0が成立
する場合(つまりリーンである場合)は、次にステップ
224において補正係数FAFに所定値K1が加えられ
る。一方、CDLY<0が不成立である場合(つまりリ
ッチである場合)は、ステップ226において、補正係
数FAFから所定値K1が減じられる。なお、積分定数
に相当するK1は、上記スキップ値RSR、RSLより
も十分に小さな値に設定されている。従って、リーンで
ある場合には燃料噴射量が徐々に増加され、リッチであ
る場合には燃料噴射量が徐々に減少される。ステップ2
24、226の処理が終了すると、今回のルーチンは終
了される。
【0042】一方、上記ステップ200でF=1が不成
立であれば、次に、ステップ228において、変数Fが
「0」であるか否かが判別される。その結果、F=0が
成立する場合は、何れのセンサに基づく空燃比フィード
バック制御も禁止されていることになる。この場合、次
にステップ230において、補正係数FAFに「1」が
代入された後、今回のルーチンは終了される。一方、ス
テップ228において、F=1が不成立であれば、ステ
ップ228の処理は実行されることなく今回のルーチン
は終了される。
【0043】図7は、少なくとも第1空燃比センサ6
4、66を用いた空燃比フィードバック制御を行うべく
ECU12が実行するルーチンのフローチャートであ
る。図7に示すルーチンでは、上記図6に示すルーチン
のステップ200に代えてステップ240において、F
=2又はF=3が成立するか否か、すなわち、少なくと
も第1空燃比センサ64、66に基づく空燃比フィード
バック制御が許可されているか否かが判別され、また、
図6に示すルーチンのステップ201に代えてステップ
242において、第1空燃比センサ64、66の出力値
がリーンであるか否かが判別される。更に、図7に示す
ルーチンでは、図6に示すルーチンのステップ228、
230は省略される。図7におけるその他のステップに
ついては、図6に示すルーチンと同様であるため、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0044】次に、図8に示すルーチンについて説明す
る。図8は、下流側の第2空燃比センサ70の出力値に
基づいて空燃比を補正すべくECU12が実行するルー
チンのフローチャートである。図8に示すルーチンが起
動されると、先ずステップ250の処理が実行される。
ステップ250では、変数Fが「3」であるか否か、す
なわち、第1空燃比センサ64、66及び第2空燃比セ
ンサ70の双方を用いた空燃比フィードバック制御が許
可されているか否かが判別される。その結果、F=3が
不成立であれば、次にステップ252において、スキッ
プ値RSR及びRSLがそれぞれ所定値RSR0及びR
SL0に設定された後、今回のルーチンは終了される。
一方、ステップ250においてF=3が成立する場合
は、次にステップ254の処理が実行される。
【0045】ステップ254では、第2空燃比センサ7
0の出力値がリーンであるか否かが判別される。その結
果、リーンであれば、次にステップ256の処理が実行
される。一方、ステップ254において第2空燃比セン
サ70の出力値がリッチであれば、次にステップ258
の処理が実行される。ステップ256では、リッチ側へ
のスキップ値RSRが所定値ΔRSだけ増加されること
により、空燃比がリッチ側に移行される。ステップ25
6の処理が終了すると、続くステップ259及び260
においてRSRの上限値が所定値MAXとなるようにガ
ード処理が行われた後、ステップ262の処理が実行さ
れる。
【0046】ステップ262では、リーン側へのスキッ
プ値RSLが所定値ΔRSだけ減少されることにより空
燃比がリッチ側に移行される。ステップ262の処理が
終了すると、続くステップ264及び266において、
RSLの下限値が所定値MINとなるようにガード処理
が行われた後、今回のルーチンは終了される。ステップ
258では、リッチ側へのスキップ値RSRが所定値Δ
RSだけ減少されることにより、空燃比がリーン側に移
行される。ステップ258の処理が終了すると、続くス
テップ268及び270においてRSRの下限値が所定
値MINとなるようにガード処理が行われた後、ステッ
プ272の処理が実行される。
【0047】ステップ272では、リーン側へのスキッ
プ値RSLが所定値ΔRSだけ増加されることにより、
空燃比がリーン側に移行される。ステップ272の処理
が終了すると、続くステップ274及び276におい
て、RSLの上限値が所定値MAXとなるようにガード
処理が行われた後、今回のルーチンは終了される。この
ように、図8に示すルーチンによれば、第2空燃比セン
サ70の出力値がリーンであれば、リッチ側へのスキッ
プ値RSRが徐々に増加されると共に、リーン側へのス
キップ値RSLが徐々に減少されることにより、空燃比
はリッチ側へ移行する。また、第2空燃比センサ70の
出力値がリッチであれば、リッチ側へのスキップ値RL
Rが徐々に減少されると共に、リーン側へのスキップ値
RSLが徐々に増加されることにより、空燃比はリーン
側へ移行する。上述の如く、下流側の第2空燃比センサ
70は、上流側の第1空燃比センサ64、66に比して
応答性は低いものの、空燃比をより正確に検出すること
ができる。従って、図7に示すルーチンにより、第2空
燃比センサ70の出力値に基づいて空燃比が補正される
ことで、空燃比フィードバック制御を高い応答性で行い
つつ、その精度を向上させることが可能となっている。
【0048】上述の如く、本実施例によれば、内燃機関
10の始動が予想される場合に、活性化温度が低い第2
空燃比センサ70についてのみプリヒートが実行される
ことで、プリヒートにおける消費電力が低減される。ま
た、内燃機関10の始動直後は、触媒コンバータ60、
62、68の温度が低く、O2 ストレージ効果は現れな
いため、下流側の第2空燃比センサ70によっても高い
応答性で空燃比を検出することができる。従って、本実
施例によれば、プリヒートに伴うバッテリーの消耗を抑
制しつつ、内燃機関10の始動直後から空燃比フィード
バック制御を開始することができる。また、バッテリー
の消耗が抑制されることで、バッテリーの長寿命化や燃
費の向上を図ることができる等の効果も得られる。
【0049】また、内燃機関の始動後には、第1空燃比
センサ64、66及び第2空燃比センサ70の全てにつ
いてヒータ通電制御が実行されるため、触媒コンバータ
60、62、68が暖まってO2 ストレージ機能が現れ
るまでには、第1空燃比センサ64、66も活性化す
る。従って、以後、第1空燃比センサ64、66及び第
2空燃比センサ70の双方に基づく空燃比フィードバッ
ク制御が行われることで、空燃比を高い応答性で、か
つ、正確に制御することができる。
【0050】なお、上記実施例においては、排気通路5
4、56にそれぞれ配置された触媒コンバータ60、6
2の上流側にそれぞれ第1空燃比センサ64、66を設
けると共に、排気管58の触媒コンバータ68の下流側
に第2空燃比センサ70を設けることとしたが、排気系
の構成及び各センサの配置はこれに限定されるものでは
ない。例えば、図9に示す如く、排気通路58に触媒コ
ンバータが設けられない構成において、2つの第2空燃
比センサ70-1、70-2を、それぞれ、排気通路54、
56の触媒コンバータ60、62より下流側に設けても
よい。この場合は、第2空燃比センサ70-1、70-2
何れか一方についてプリヒートを行うことにより、バッ
テリーの消耗を抑制することができる。
【0051】また、上記実施例では、2種類の空燃比セ
ンサが設けられ、活性化温度が低い第2空燃比センサ7
0について機関始動前にヒータ通電を行うものとした。
しかしながら、センサ素子の熱容量が大きく異なる場合
など、活性化温度の高低と活性化までの消費電力の大小
とが一致しない場合には、熱容量を考慮して活性化まで
のヒータの消費電力が小さい空燃比センサに通電を行う
こととすればよい。また、3種類以上の空燃比センサが
設けられる場合には、各センサの活性化までの消費電力
に応じて、好ましくは上記消費電力が最小の空燃比セン
サに対してヒータ通電を行うこととすればよい。
【0052】なお、上記実施例においては、ECU12
が図4に示すルーチンを実行することにより上記した
「始動前加熱手段」が、ECU12がヒータ64a、6
6a、70aに対して通電制御を行うことにより上記し
た「加熱手段」が、それぞれ実現され、また、触媒コン
バータ60、62、68が上記した「排気浄化触媒」に
相当している。
【0053】
【発明の効果】請求項1乃至4記載の発明によれば、内
燃機関の始動前のヒータ通電に伴う消費電力を低減でき
る。従って、本発明によれば、機関始動前のバッテリー
の消耗を抑制しつつ、機関始動後、空燃比フィードバッ
ク制御を早期に開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である空燃比センサのヒータ
制御装置が適用されるシステムの構成図である。
【図2】限界電流式酸素センサである第1空燃比センサ
の印可電圧Eと出力電流Iとの関係を、空燃比がリー
ン、ストイキ、及びリッチの場合について示す図であ
る。
【図3】濃淡電池式酸素センサである第2空燃比センサ
の空燃比と出力電圧Vとの関係を示す図である。
【図4】本実施例において、第2空燃比センサのプリヒ
ートを実現すべくECUが実行するルーチンのフローチ
ャートである。
【図5】本実施例において、空燃比フィードバック制御
を、第1空燃比センサ及び第2空燃比センサのうち何れ
のセンサに基づいて行うかを決定すべくECUが実行す
るルーチンのフローチャートである。
【図6】本実施例において、第2空燃比センサのみを用
いた空燃比フィードバック制御を行うべくECUが実行
するルーチンのフローチャートである。
【図7】本実施例において、少なくとも第1空燃比セン
サを用いた空燃比フィードバック制御を行うべくECU
が実行するルーチンのフローチャートである。
【図8】空燃比フィードバック制御において、第2空燃
比センサの出力値に基づいて空燃比を補正すべくECU
が実行するルーチンのフローチャートである。
【図9】内燃機関の排気系構成及び空燃比センサの配置
の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 12 電子制御ユニット(ECU) 60、62、68 触媒コンバータ 64、66 第1空燃比センサ 70、70-1、70-2 第2空燃比センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 宏二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BJ01 BL08 3G301 JA02 JA21 JB09 KA01 LC10 NA03 NA04 NA08 ND13 ND15 ND41 NE17 NE19 NE21 PA01Z PA11Z PD05A PD05B PD05Z PD09A PD13B PD13Z PE01Z PE08Z PF16Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特性が互いに異なる複数の空燃比センサ
    と、各空燃比センサをヒータにより活性化温度に加熱す
    る加熱手段とを備える空燃比センサのヒータ制御装置で
    あって、 内燃機関の始動前に、前記複数の空燃比センサのうち活
    性化温度に達するまでの前記ヒータの消費電力の大小に
    基づいて選択した空燃比センサに対してヒータ通電を開
    始する始動前加熱手段を備えることを特徴とする空燃比
    センサのヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空燃比センサのヒータ制
    御装置において、 前記始動前加熱手段は、前記消費電力が最小の空燃比セ
    ンサに対してヒータ通電を開始することを特徴とする空
    燃比センサのヒータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の空燃比センサのヒ
    ータ制御装置において、 前記消費電力の大小は各空燃比センサの活性化温度に応
    じて定められることを特徴とする空燃比センサのヒータ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の空燃比センサのヒータ制
    御装置において、 前記複数の空燃比センサは、前記排気通路の排気浄化触
    媒より上流に設けられた限界電流式酸素センサと、前記
    排気浄化触媒より下流に設けられた濃淡電池式酸素セン
    サとを含み、 前記始動前加熱手段は、前記濃淡電池式酸素センサに対
    してヒータ通電を開始することを特徴とする空燃比セン
    サのヒータ制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7311093B2 (en) 2005-07-13 2007-12-25 Denso Corporation Element crack detecting apparatus and method for oxygen sensor
KR20230090658A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 주식회사 현대케피코 복수의 차량용 히터 제어 방법

Cited By (3)

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KR20230090658A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 주식회사 현대케피코 복수의 차량용 히터 제어 방법
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