JP2000241233A - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置

Info

Publication number
JP2000241233A
JP2000241233A JP11039635A JP3963599A JP2000241233A JP 2000241233 A JP2000241233 A JP 2000241233A JP 11039635 A JP11039635 A JP 11039635A JP 3963599 A JP3963599 A JP 3963599A JP 2000241233 A JP2000241233 A JP 2000241233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
printed circuit
liquid level
main body
float
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11039635A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Takasu
祐二 高須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Electric Co Ltd filed Critical Aichi Electric Co Ltd
Priority to JP11039635A priority Critical patent/JP2000241233A/ja
Publication of JP2000241233A publication Critical patent/JP2000241233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板の取付けを容易に行うことので
きる液面検知装置を提供する。 【解決手段】 液面の昇降にしたがって投入動作するリ
ードスイッチ7等を接続したプリント基板11を筒体4
a内に揺動不能に収容し、前記筒体4aの両端開口部9
a,9bを閉塞する蓋体10c,10dに、前記電気基
板11の取付方向と平行に剪断した位置決め面25を形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液面の位置を電気
的に検出する液面検出装置におけるプリント基板の取付
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、油入変圧器等、密閉形の
タンク内に充填された絶縁油等の液体の液面を検出する
装置としては、タンク内の液面に浮かぶフロートの昇降
により、フロートと連結するアームを昇降し、アームの
昇降運動を回転運動に変換して、アームの基端に設けた
指針を目盛板上で回転させることにより、タンク内の液
量を目盛板上に表示するダイヤル油面計や、透明アクリ
ル板と反射板とを組合わせた簡易な構造の板状油面計な
ど、多種多様に存在する。その中でも、最近、電気的検
出手段によりタンク内の液量を電気信号に変換して検出
する液面検出装置が広く普及しており、図4にその一例
を示す。
【0003】図4において、1は永久磁石を内蔵して液
面上を浮遊するフロートを示し、2は下端をタンク3内
と連通させてタンク3の外壁に取付けた中空筒状のガイ
ド筒である。前記ガイド筒2の中空部には、その下端よ
り流入するタンク3内の液体の液面に追従して昇降する
フロート1が収容されている。4は前記ガイド筒2と平
行に配設され、前記フロート1の高さ位置をフロート1
に内蔵した永久磁石の磁力によって検出する検出装置本
体を示し、5は前記ガイド筒2と検出装置本体4を並置
して固定する締付ベルトである。6は前記ガイド筒2を
検出装置本体4とともにタンク3の壁面に固定するため
の固定座である。
【0004】つづいて、前記フロート1の高さ位置を電
気的に検出する検出装置本体4の電気回路の構成を図5
により説明する。図5において、7は検出装置本体4の
長手方向に一定の間隔を保って規則的に配置され、磁石
の磁力に反応して投入動作するリードスイッチであり、
11〜R1nは一端を前記リードスイッチ7に接続し、他
端を変換器8の信号線aに接続した精密抵抗である。R
21〜R2nは変換器8を介して供給される図示しない電源
のプラス側端子とマイナス側端子にそれぞれ接続した電
力線b,c間に直列接続される精密抵抗である。
【0005】そして、前記検出装置本体4によりタンク
3内の液面を検出する場合、フロート1が液面の上昇ま
たは下降に追従してガイド筒2内を昇降すると、前記フ
ロート1に最も近接しているリードスイッチ7が、フロ
ート1に内蔵した磁石の磁力に反応して投入され、前記
フロート1の位置の変化を、図5に示す信号線aの電圧
信号の変化として変換器8に送信する。前記変換器8は
この電圧信号を電流信号に変換し、液面を表示する指示
計(図示せず)に前記電流信号を送信して、外部からタ
ンク3内の液面を具体的に視認するようにしたものであ
る。
【0006】次に、前記検出装置本体4の機械的な構成
について説明する。前記検出装置本体4は、図6に示す
ように、両端を開口した中空状の筒体4aと、前記筒体
4aの両端開口部9a,9bに螺合して前記開口部9
a,9bを閉塞する蓋体10a,10bとによって構成
されている。そして、前記リードスイッチ7および精密
抵抗R11〜R1n,R21〜R2nを接続したプリント基板1
1は、筒体4aの一方の開口部9aを閉塞する蓋体10
aの取付溝12に一端を係合支持して、他端は筒体4a
の他方の開口部9bを閉塞する蓋体10bに当接させる
ことにより、前記筒体4a内に揺動不能に収容・保持さ
れる。
【0007】さらに、前記蓋体10a,10bと筒体4
aの両端開口部9a,9bの螺合部には、防湿用のOリ
ング13が嵌着されており、また、一方の蓋体10bに
形成した螺孔14には、前記信号線aと電力線b,cを
気密に挿通する防湿手段15が装着されている。
【0008】前記防湿手段15としては、今日、様々な
ものが見受けられるが、ここでは、例えば、図7(a)
に示すようなものを用いる。即ち、図7(a)におい
て、16は係止部16aと胴部16bとからなるゴムパ
ッキンで、その中央には信号線aおよび電力線b,cを
被覆するコードカバー17の挿通孔18が穿孔されてい
る。19は前記ゴムパッキン16の胴部16bに嵌合す
る封止部材で、その周方向には先端を内側に向けて形成
した複数のつめ片19aが上方に向けて突設されてい
る。
【0009】20は嵌込孔21の下部開口部に傾斜面2
1aを有して形成したキャップ体を示し、このキャップ
体20の外周には、蓋体10bの螺孔14と螺合する図
示しないねじ溝が螺設されている。そして、前記防湿手
段15を蓋体10bに取付けるときは、まず最初に、封
止部材19をゴムパッキン16の胴部16bに嵌込み、
その下端を係止部16aに当接させた状態で、信号線
a,電力線b,cを被覆するコードカバー17をゴムパ
ッキン16の挿通孔18に挿通する。
【0010】この後、前記コードカバー17を挿通した
ゴムパッキン16と封止部材19とを、図7(b)で示
すように、蓋体10bの螺孔14に形成した段差14a
上に載置する。そして、前記キャップ体20を蓋体10
bの螺孔14に螺合することにより、封止部材19はつ
め片19aをキャップ体20の傾斜面21aにそって内
側に蕾締しながらコードカバー17の周囲を気密に囲繞
して、筒体4a内を外気と完全に遮断する。
【0011】この結果、キャップ体20の嵌込孔21内
から湿気および雨水などが筒体4a内に浸入するといっ
たことは全くなく、筒体4a内のプリント基板11上に
接続したリードスイッチ7および精密抵抗R11〜R1n
21〜R2nが湿気や雨水等によって故障することを確実
に阻止することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記検出装置
本体4の筒体4aは、加工の容易性,耐久性などの観点
から鉄鋼材等の金属材料を利用することが多く、蓋体1
0a,10bにより上下両端を閉塞した後は、筒体4a
自体が不透明であることから、筒体4a内に収容したプ
リント基板11の取付状況を知ることはできない(図4
は従来技術説明上、筒体4a内のプリント基板11上に
接続したリードスイッチ7を図で示している)。
【0013】前記プリント基板11上のリードスイッチ
7は、プリント基板11がガイド筒2内のフロート1
(厳密に言えばフロート1に内蔵した磁石)に対して、
図8(a)に示す位置関係にあるとき、即ち、リードス
イッチ7の長手方向の延長線上にフロート1が存在する
ときのみ、フロート1の昇降に伴い最も近接するリード
スイッチ7を正常に投入することができるが、前記リー
ドスイッチ7が、例えば、図8(b)に示すように、フ
ロート1に対して傾斜(リードスイッチ7の長手方向の
延長線上にフロート1が対向していないとき)して取付
けられている場合、液面の昇降に連動してフロート1が
昇降しても、フロート1に近接するリードスイッチ7に
は、フロート1内の磁石の磁力(磁束)が良好に通過せ
ず、リードスイッチ7を投入させないことがあった。
【0014】このため、作業者は、検出装置本体4の筒
体4a内にプリント基板11を収容した後、図4に示す
締付ベルト5によりガイド筒2に並置する際、筒体4a
内のプリント基板11の取付方向(向き)を予め記憶し
ておき、前記プリント基板11がガイド筒2内のフロー
ト1に対して図8(a)に示す位置となるよう、十分注
意しながら取付けるようにしていたので、その作業は非
常に手間と時間がかかり、液面検出装置を迅速に、か
つ、効率よく製造することができないという問題があっ
た。
【0015】さらに、前記検出装置本体4は筒体4a内
にプリント基板11を収容する際、一端を蓋体10aの
取付溝12に係合支持した後、他端を筒体4aの開口部
9bに螺着した蓋体10bの内側面に当接して揺動不能
に収容するようにしていたが、前記蓋体10bを開口部
9bに螺着するとき、作業者は蓋体10bをどの程度の
締付力で螺合すればよいのかがわからず、プリント基板
11に必要以上の締付加重を加えてしまうことがあっ
た。
【0016】前記プリント基板11に必要以上の締付加
重が加わると、プリント基板11上に接続したリードス
イッチ7や精密抵抗R11〜R1n,R21〜R2nは、接続箇
所が剥離して接触不良を起こしたり、リードスイッチ7
や精密抵抗R11〜R1n,R21〜R2nに不必要な荷重が加
わると、電気部品自体が破壊され、使用できなくなると
いう危険性もあった。
【0017】本発明は前記の問題を解決するようにした
もので、検出装置本体内に収容するプリント基板の取付
方向を、プリント基板上のリードスイッチが正常に動作
する方向に容易に取付けることができるようにし、さら
に、前記プリント基板を検出装置本体内に取付ける際、
プリント基板自体に無理な締付荷重が加わることを確実
に防止できるようにした液面検出装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【問題を解決するための手段】請求項1記載の液面検出
装置は、リードスイッチおよび電気抵抗体を接続したプ
リント基板を揺動不能に収容する筒体の開口を閉塞する
蓋体に、前記プリント基板の取付方向を特定する位置決
め手段を具備して構成した。
【0019】請求項2記載の液面検出装置は、プリント
基板の一端を筒体の一方の開口を閉塞する蓋体に設けた
係合溝に係合し、他端は筒体の他方の開口を閉塞する蓋
体との間に介在する緩衝ばねに当接させて、前記筒体に
揺動不能に取付けるように構成した。
【0020】本発明の液面検出装置は、筒体の開口部を
閉塞する蓋体に、プリント基板の取付方向を特定する手
段を備えて構成したので、作業者は前記プリント基板を
常に正常な方向で取付けることが可能となり、プリント
基板上のリードスイッチをフロートの昇降に連動させて
正常に投入することができる。
【0021】また、前記プリント基板は、筒体内に取付
ける際、その一端を緩衝用の圧縮ばねに当接した状態
で、他端を押込して筒体内に揺動不能に固定するように
構成したので、前記プリント基板に必要以上の締付荷重
が加わることはなく、プリント基板上に接続したリード
スイッチ等の電気部品が破損してその信頼性を損なうと
いった問題を確実に解決することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図5により説明する。なお、図1ないし図3にお
いて従来の液面検出装置と同一部品は同一符号を付して
説明する。図1は、本発明の液面検出装置を構成する検
出装置本体22の要部切欠断面図であり、前記検出装置
本体22は、両端を開口した中空状の筒体4aと、前記
筒体4aの両端開口部9a,9bに螺合してこれを閉塞
する蓋体10c,10dと、リードスイッチ7や精密抵
抗R11〜R1n,R21〜R2nを接続して、前記筒体4a内
に収容されるプリント基板11と、筒体4aの一方の開
口部9aを閉塞する蓋体10cとプリント基板11との
間に介挿されて、前記プリント基板11を筒体4a内に
揺動不能に支持する緩衝用の圧縮ばね23と、前記プリ
ント基板11と図5に示す変換器8との間を電気的に接
続する信号線aおよび電力線b,cを気密に挿通する防
湿手段15とによって検出装置本体22は構成されてい
る。
【0023】次に、前記蓋体10dの構造を図2により
説明する。図2は筒体4aの一方の開口部9bに螺合し
てこれを閉塞する蓋体10dを示す斜視図で、図2にお
いて、24は蓋体10dの内側面(図2における上部
側)に形成したプリント基板11の一端を係合支持する
係合溝であり、25は蓋体10dの外側(図2の下部
側)外周面の一部を平坦状に剪断して形成した位置決め
面である。また、26は蓋体10dの長手方向の途中に
周設した気密保持用のOリング13を取付けるための嵌
込溝を示し、27は蓋体10dを筒体4aの開口部9b
に螺着するために螺設したねじ部である。
【0024】なお、前記筒体4aの他方の開口部9aを
閉塞する蓋体10cの構造説明は、前記蓋体10dにお
いて係合溝24を設けない点が異なるのみで、その他の
部位は蓋体10dの構造と同様であるため、割愛する。
【0025】つづいて、前記検出装置本体22を組立て
る場合について説明する。前記検出装置本体22を組立
てる場合は、最初に、筒体4aの一方の開口部9aに蓋
体10cを、Oリング13を嵌込溝26に取付けた状態
で螺着する。これにより、前記筒体4aの一方の開口部
9aは蓋体10cによって外部と気密に密閉された状態
となる。つづいて、圧縮ばね23を一端が蓋体10cの
内側端面に当接するように筒体4a内に投入する。
【0026】この後、他方の蓋体10dの内側面に形成
した係合溝24(図2参照)に、プリント基板11の一
端を嵌込支持し、前記プリント基板11が蓋体10dの
係合溝24から抜落しないように注意しながら(例え
ば、プリント基板11を係合溝24に係合支持した蓋体
10dを、蓋体10cを螺着した筒体4aとともに横向
きに倒した状態)、前記プリント基板11を筒体4a内
に挿入する。このとき、前記蓋体10dの嵌込溝26に
は当然、Oリング13が取付けられている。
【0027】そして、蓋体10dのねじ部27を筒体4
aの開口部9bにねじ込み螺着することにより、蓋体1
0dの係合溝24に一端を係合支持したプリント基板1
1は、他端を筒体4a内に投入した圧縮ばね23の一端
に当接させてこれを圧縮した状態で、前記筒体4a内に
揺動不能に取付けられる。このとき、前記蓋体10dの
貫通孔28(図1参照)には、プリント基板11に接続
した信号線aおよび電力線b,cを被覆するコードカバ
ー17が挿通されている。
【0028】この状態で、図7(b)に示すように、封
止部材19を嵌合したゴムパッキン16を、挿通孔18
に前記コードカバー17を挿通した状態で、貫通孔28
の段差28a上に載置する。次に、前記コードカバー1
7を嵌込孔21内に挿通して、キャップ体20を貫通孔
28に螺合すると、封止部材19のつめ片19aは、キ
ャップ体20の嵌込孔21開口部に形成した傾斜面21
aに沿って内側へ押圧付勢される。
【0029】その結果、前記コードカバー17は封止部
材19のつめ片19aの先端により周囲を完全に囲撓さ
れて、ゴムパッキン16の挿通孔18を完全に気密状態
に封鎖することができる。即ち、筒体4a内に収容した
プリント基板11は、筒体4a外部と完全に密閉された
状態で取付けられることとなる。
【0030】この後、図1に示すように防湿手段15を
通して外部に導出したコードカバー17内の信号線aと
電力線b,cを、図5に示す変換器8と接続して検出装
置本体22の組立を終了する。
【0031】前記のように、本発明の液面検出装置にお
ける検出装置本体22を組立てる場合、筒体4a内に収
容するプリント基板11は、一端を緩衝用の圧縮ばね2
3に当接してこれを圧縮することにより、前記筒体4a
内に揺動不能に取付けられるため、従来のように、プリ
ント基板11に不要な締付力が加わることはなく、プリ
ント基板11上に接続したリードスイッチ7や精密抵抗
11〜R1n,R21〜R 2nが締付力によって損傷したり、
はんだ付が剥離してプリント基板11上から抜落すると
いった問題を確実に防止することができる。
【0032】前記検出装置本体22の組立が終了した
ら、次に、この検出装置本体22を図4に示すように、
ガイド筒2に並置する。この際、前記ガイド筒2と検出
装置本体22を並置するための締付バンドとしては、例
えば、図3に示すようなものを使用すると便利である。
即ち、図3(a)において、29aはガイド筒2を挿通
してこれを締付固定する略環形状に形成したガイド締付
部を示し、29bは検出装置本体4を挿通してこれを締
付固定する、両側面を偏平状に半裁して形成した本体支
持部である。また、30は前記締付バンド29の拡開可
能な端部を締付閉止するためのボルトである
【0033】前記締付バンド29を使用して、図4に示
すように、検出装置本体22をガイド筒2に並置する場
合、図3(a)に示す締付バンド29(図4に示すよう
に上下一対)のボルト30を一旦取外して、前記締付バ
ンド29の端部を拡開した状態で、本体支持部29b内
に検出装置本体22を防湿手段15が下側に位置するよ
うに挿通・配置する。このとき、前記締付バンド29の
本体支持部29bの偏平部には、検出装置本体22の蓋
体10c,10dの外側外周面を平坦状に剪断して形成
した位置決め面25を当接させる。
【0034】つづいて、前記締付バンド29のガイド締
付部29aにガイド筒2を挿通して、前記締付バンド2
9の拡開した端部をボルト30により閉止する。これに
より、前記検出装置本体22は図4に示すように、タン
ク3の外側壁にガイド筒2に対し揺動不能に並置するこ
とができる。
【0035】このように、検出装置本体22を締付バン
ド29によりガイド筒2に並置した場合、作業者は本体
支持部29bの偏平部に検出装置本体22の蓋体10
c,10dに形成した位置決め面25を当接するだけ
で、前記検出装置本体22内のプリント基板11を図3
(b)に示す方向に即ち、プリント基板11上のリード
スイッチ7の長手方向の延長線上に、ガイド筒2内のフ
ロート1(厳密に言えばフロート1に内蔵した磁石)が
位置する方向と合致させて検出装置本体22を取付ける
ことが可能となる。
【0036】この結果、前記プリント基板11上のリー
ドスイッチ7は、前記フロート1がタンク3内に充填し
た液体の上昇,下降に追従してガイド筒2内を昇降する
とき、フロート1と最も近接する位置のリードスイッチ
11を、フロート1に内蔵した磁石の磁力により確実に
投入させ、図5に示す変換器8に信号線aを介して、フ
ロート1の位置の変更を電圧信号の変化として送信す
る。変換器8は受信した前記電圧信号を電流信号に変換
して、液面を具体的に表示する指示計(図示せず)に送
信することにより、作業者はタンク3内の液面レベルを
前記指示計を視認することで的確に認識することが可能
となる。
【0037】なお、前記ガイド筒2を締付バンド29に
より検出装置本体22に並置する際、前記ガイド筒2は
予めタンク3の外側壁に固定座6(揺動不能に固定可能
であればどのような構成のものでもよい)によって固定
支持されているものとし、また、前記ガイド筒2と検出
装置本体22を並置する締付バンド29は、図3に示す
形状のものに限定することなく、例えば、図8に示すよ
うに、ガイド筒2と検出装置本体22とを挿通する部位
が共に略環形状をなす締付バンド5を使用してもよいこ
とは勿論である。
【0038】然るに、前記締付バンド5を使用した場
合、作業者は検出装置本体22の蓋体10c,10dの
位置決め面25が、検出装置本体22内に収容したプリ
ント基板11の向きと同一であるとして、プリント基板
11がフロート1に対して図8(a)に示す向きとなる
ように配置しなければならず、作業に多少の注意を必要
とする。
【0039】また、図8に示す締付バンド5を使用した
場合、検出装置本体22の蓋体10c,10dに形成す
る位置決め手段は、図2に示すような蓋体10c,10
dの外側外周面を平坦状に剪断して形成するものに限ら
ず、例えば、蓋体10c,10dの外側端面(図2にお
いて、係合溝24を形成した面の裏側面)に係合溝24
と平行な切欠溝(図示せず)を形成するなど、作業者が
プリント基板11の向きを特定できるものであればよ
い。
【0040】本発明の液面検出装置は以上説明したよう
に、検出装置本体22の筒体4a内に緩衝用の圧縮ばね
23を備えて構成することにより、リードスイッチ7お
よび精密抵抗R11〜R1n,R21〜R2nを接続したプリン
ト基板11を、筒体4a内の圧縮ばね23に当接して筒
体4a内に揺動不能に取付けることが可能となり、前記
プリント基板11が過度な締付荷重で締付けられること
を確実に阻止することができる。その結果、前記プリン
ト基板11上に接続したリードスイッチ7および精密抵
抗R11〜R1n,R21〜R2nが締付荷重により損傷した
り、はんだ付が剥離してプリント基板11上から抜落す
るといったことはない。
【0041】また、前記検出装置本体22の蓋体10
c,10dには、プリント基板11の向きを特定する位
置決め手段が形成されるため、作業者は前記位置決め手
段によりプリント基板11上のリードスイッチ7を、前
記リードスイッチ7がフロート1内の磁石の磁力によっ
て正常に動作する向きに常時配置することが可能とな
り、タンク3内の液面を正常に検出することが可能とな
る。
【0042】さらに、検出装置本体22をガイド筒2に
並置する締付バンド29に、検出装置本体22を挿通し
てこれを締付固定する両側面を偏平状となした本体支持
部29bを形成することにより、作業者は前記本体支持
部29bの偏平部に、検出装置本体22の蓋体10c,
10dの位置決め面25を当接するだけで、迅速・確実
にプリント基板11上のリードスイッチ7を、フロート
1内の磁石の磁力に反応して正常に動作する向きで配置
することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に示す液面検出装置は、検出装
置本体の蓋体に検出装置本体内に収容するプリント基板
の向きを特定する位置決め手段を備えて構成したので、
作業者は前記位置決め手段を利用して、検出装置本体を
フロートを収容したガイド筒に並置することで、検出装
置本体内のプリント基板上に接続したリードスイッチ
が、フロート内の磁石の磁力に的確に反応して正常に投
入動作する向きで配置することが容易となり、タンク内
の液面を常時正常に検出することが可能である。
【0044】請求項2に示す液面検出装置は、検出装置
本体内に収容するプリント基板の一端を、一方の蓋体に
形成した係合溝に係合支持し、他端を前記検出装置本体
内に収容した圧縮ばねに当接し、これを圧縮することに
より前記検出装置本体内に揺動不能に取付けることがで
きるため、プリント基板に加わる締付力は当接した圧縮
ばねの弾性力によって緩和され、プリント基板に過度な
負荷が加わわることがないので、リードスイッチ等の電
気部品が損傷したり、接続部分が剥離して基板上から抜
落したりするのを確実に阻止して、装置の信頼性を向上
させるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液面検出装置を構成する検出装置本体
を示す要部切欠断面図である。
【図2】前記検出装置本体に用いる蓋体のうち、一方の
蓋体の構造を示す斜視図である。
【図3】前記検出装置本体を、液面検出装置を構成する
ガイド筒に並置するための締付バンドと、それにより締
付固定した状態を示す説明図である。
【図4】検出装置本体をガイド筒に並置してタンク外壁
に取付けた状態を説明する説明図である。
【図5】検出装置本体の電気回路図である。
【図6】従来の液面検出装置を構成する検出装置本体の
要部切欠断面図である。
【図7】プリント基板に接続した信号線や電力線を気密
に外部へ導出する防湿手段と、前記防湿手段の蓋体への
取付手順を示す説明図である。
【図8】従来の液面検出装置における正常動作時と異常
動作時のプリント基板の向きを説明する横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フロート 2 ガイド筒 4,22 検出装置本体 4a 筒体 5,29 締付バンド 7 リードスイッチ 8 変換器 9a,9b 開口部 10a,10b,10c,10d 蓋体 11 プリント基板 15 防湿手段 23 圧縮ばね 24 係合溝 25 位置決め面 29a ガイド締付部 29b 本体支持部 a 信号線 b,c 電力線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の磁力に反応して投入動作するリー
    ドスイッチと電気抵抗体を垂直方向に多数規則的に配置
    し、液面の変化に伴い昇降するフロート内に付設した磁
    石の磁力により、これと近接するリードスイッチを投入
    して、端子間の電気抵抗値の変化より液面を検出するよ
    うにした液面検出装置において、前記リードスイッチお
    よび電気抵抗体を接続したプリント基板を揺動不能に収
    容する筒体の開口を閉塞する蓋体に、前記プリント基板
    の取付方向を特定する位置決め手段を具備させたことを
    特徴とする液面検出装置。
  2. 【請求項2】 前記プリント基板は、筒体の一方の開口
    を閉塞する蓋体に設けた係合溝に一端を係合し、他端は
    筒体の他方の開口を閉塞する蓋体との間に介在する緩衝
    ばねに当接させて、前記筒体に揺動不能に取付けるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の液面検出装置。
JP11039635A 1999-02-18 1999-02-18 液面検出装置 Pending JP2000241233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11039635A JP2000241233A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 液面検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11039635A JP2000241233A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 液面検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000241233A true JP2000241233A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12558561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11039635A Pending JP2000241233A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 液面検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000241233A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007106964A1 (en) * 2006-03-20 2007-09-27 RESCIGNO, Sérgio Ricardo Magnetic resistive fuel level sensor for automotive vehicles and similar
WO2008047377A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Pricol Limited Fuel sender with reed switch and latching magnets
WO2009063506A3 (en) * 2007-11-12 2009-07-02 Pricol Ltd A fluid level sensor
KR101293110B1 (ko) * 2012-01-13 2013-08-27 주영인 액체수위감지장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007106964A1 (en) * 2006-03-20 2007-09-27 RESCIGNO, Sérgio Ricardo Magnetic resistive fuel level sensor for automotive vehicles and similar
WO2008047377A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Pricol Limited Fuel sender with reed switch and latching magnets
CN101535783B (zh) * 2006-10-16 2012-07-25 普里科有限公司 具有簧片开关和闭锁磁体的燃料发送器
WO2009063506A3 (en) * 2007-11-12 2009-07-02 Pricol Ltd A fluid level sensor
KR101293110B1 (ko) * 2012-01-13 2013-08-27 주영인 액체수위감지장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6923057B2 (en) Liquid level sending unit with flexible sensor board
US5518028A (en) Adjustable magnet carrier for a valve position indicator
US4987400A (en) Magnetically driven variable resistor gauge
US20140130575A1 (en) Method and apparatus for electrically indicating a gas characteristic
EP0326385A1 (en) Pulse wave detecting apparatus
JP2000241233A (ja) 液面検出装置
US20210223086A1 (en) Dipstick and electronic fluid level sensor
US5841357A (en) Battery electrolyte monitor
US6278659B1 (en) Sensor mounting structure and electronics and watch having the structure
KR101328290B1 (ko) 측정 기구
US4875031A (en) Vapor monitoring system
US4625174A (en) Battery and bulb tester
JP3089853B2 (ja) 半導体感圧素子
JPH07272154A (ja) 火災報知設備用機器
JP2904800B2 (ja) 無線式液位測定装置
EP4083955A1 (en) Combustible gas sensor module and combustible gas sensing device
JP3340236B2 (ja) 火災報知設備用機器
CN220322493U (zh) 一种紧凑型音叉液位开关
JPH07272149A (ja) 火災報知設備用機器
EP0322388A2 (en) A leak indicator
JP3006651B2 (ja) フロート式液面計
JPH07272150A (ja) 火災報知設備用機器
EP0636502A1 (en) Air pressure sensor for tire and method of production thereof
JPH11183209A (ja) 電子式水道メータ
JPH0415551A (ja) 絶縁材料劣化診断装置