JP3340236B2 - 火災報知設備用機器 - Google Patents

火災報知設備用機器

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JP3340236B2
JP3340236B2 JP06175094A JP6175094A JP3340236B2 JP 3340236 B2 JP3340236 B2 JP 3340236B2 JP 06175094 A JP06175094 A JP 06175094A JP 6175094 A JP6175094 A JP 6175094A JP 3340236 B2 JP3340236 B2 JP 3340236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火災報知設備用機器
に関し、特に火災感知器やその試験器等機器で用いられ
るスイッチ部分の構造の簡素化を図ることができる火災
報知設備用機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこのような機器等で用いられてい
るスイッチ部分の構造は、例えば図13に示すように、
上ケース40にメンブレンシート41で覆われた開口部
40aを設けると共に、プリント基板42上に設けられ
たスイッチ43と開口部40aとの間に押圧部材44を
介在させ、メンブレンシート41の上から押圧部材44
を押圧することによりスイッチ43を操作するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
造の従来機器の場合、スイッチを操作するのに特別な押
圧部材を設ける必要があるので、部品点数が多くなり、
構造が複雑になると共に製造工程も多くなり、また、コ
ストの面からも高価になる等の問題点があった。
【0004】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、構造が簡単で、小型化、薄型化が
容易な安価なスイッチ構造を有する火災報知設備用機器
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る火災報知
設備用機器は、シート部材に覆われた開口部およびこの
開口部の周りに設けられて、プリント基板と当接する周
壁を有する上ケースと、シート部材に近接してプリント
基板上に設けられた押しボタン式スイッチと、少なくと
も押しボタン式スイッチが設けられたプリント基板の背
面と当接する突出部を有する下ケースとを備えたもので
ある。また、上ケースと下ケースとで形成される略縦長
の直方体状の筐体を有する火災報知設備用機器であっ
て、筐体の上面の長手方向の上側部分に設けられた端末
機器のベースと、筐体の上面の長手方向の下側部分に設
けられた操作部と、この操作部の近傍で上記筐体内に設
けられた電池ボックスとを備えたものである。また、電
池ボックス内に、電池および必要に応じて交換を行う電
池以外の部品が配置されているものである。 また、ベー
スは、第1の端末機器を着脱可能でかつ電気的に接続可
能な第1のベースと、この第1のベースの内側に埋設さ
れ、第1の端末機器より小型の第2の端末機器を着脱可
能でかつ電気的に接続可能な第2のベースとを備えた
のである。
【0006】
【作用】この発明においては、プリント基板上の押しボ
タン式スイッチをシート部材を介して直接押圧する構造
であるので、部品点数が減少し、構造が簡単で製造工程
等が削減されて、コスト的にも安価となる。また、電池
ボックスを操作部の近傍の筐体内に設けて実質的に機器
の手元に配置しているので、機器の重心が手元になり、
手に持って操作する場合に操作が容易となる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を、例えば火災感
知器等の端末機器のアドレス設定や確認を行うためのア
ドレス確認器に適用した場合を例に取り、図について説
明する。ここで、アドレス確認器とは、火災感知器内の
EEPROM等に設定されているアドレス等のデータを
外部から読み出して表示し、その内容を確認することが
できる装置である。図1はこの発明の一実施例を示す組
み立て図である。図において、1は本体としての上ケー
ス、2は上ケース1と嵌合される下ケース、3は図示せ
ずも種々の電気部品等がマウントされるプリント基板で
ある。4は通常型火災感知器のベース、5はこのべース
4より小径の小型火災感知器のベースであって、共に後
述するように上ケース1の凹部6の部分に設けられるそ
れぞれのベースに着脱自在に取り付けられる。このベー
ス4および5の取り付けに付いては後述する。
【0008】7はプリント基板3に取り付けられ、いわ
ゆる防水型火災感知器の場合にこの火災感知器の信号線
を挟持して電気的に接続するための一対の端子である。
勿論この端子7は、図示せずもプリント基板3上の配線
と電気的に接続されているものである。8は下ケース2
の内部に植立された複数のボスであって、これらのボス
8にネジ9を通し、プリント基板3の穴10を貫通して
上ケース1のネジ受け(図示せず)に捩込むことによ
り、上ケース1と下ケース2が嵌合される。
【0009】なお、上ケース1と下ケース2は、嵌合部
分の全周に亙って交互に櫛歯状に凹凸を設けてケースの
位置決めを行う構造とされている。図2はその一例を示
すもので、上ケース1は、接合面内周側に突出する歯部
1aと、下ケース2の接合面内周側に突出する歯部2a
を受ける切り欠き状の段部1bとを全周に亙って交互に
有する。同様に、下ケース2は上述の歯部2aと、上述
の上ケース1の歯部1aを受ける切り欠き状の段部2b
とを全周に亙って交互に有する。
【0010】従って、図3に示すように、上ケース1が
外側へまたは下ケース2が内側へ変形しようとするとき
は、上ケース1の歯部1aが下ケース2の段部2bに当
接して固定され、上ケース1が内側へまたは下ケース2
が外側へ変形しようとするときは、下ケース2の歯部2
aが上ケース1の段部1bに当接して固定され、歯部1
aと段部2bまたは歯部2aと段部1bが噛み合うこと
により、相互の変形、つまり、上ケース1と下ケース2
の反りが防止される。これは、特に、小型の電気機器で
は、小型の部品が所定の位置に配置されたり、あるい
は、例えば表示操作部として小型のスイッチやLEDが
多数使用されていて寸法精度が要求される場合等には有
用である。さらに、上下両歯部1aの内側には湾曲防止
のサポート部2S(図1に図示されていて、歯部1aの
背面にもサポート部が存在するが、隠れている。)が形
成され、特に、内側方向への反りを防止し、内部構造を
保護している。
【0011】図4〜図6は本実施例のアドレス確認器を
具体的に示すもので、図4(a)はその平面図、図4
(b)はその正面図、図5はその側断面図、図6はその
裏面図である。この図4〜図6において、図1および図
2と対応する部分には同一符号を付して示している。図
において、11は上ケース1の上面の上側部分に設けら
れ、通常型火災感知器が着脱自在に取り付けられるベー
ス、12はその周壁、13はベース11の内部に設けら
れ、小型火災感知器が着脱自在に取り付けられるベー
ス、14はその周壁、15はベース1内に設けられ、通
常型火災感知器が装着された際にその刃金具(図示せ
ず)と係合するための導電性の刃受金具、16はベース
2内に設けられ、小型火災感知器が装着された際にその
刃金具(図示せず)と刃受ばね17と共に係合してこれ
を係止するための導電性の刃受金具である。
【0012】18はプリント基板3(図1)に接続され
た信号線、19はベース11および13間の信号線、2
0はベース11内に設けられ、信号線18および19を
挟持するための押え板であって、図中S+は信号の正極
側、S−は信号の負極側を表している。21はベース1
1の後述する基台を上ケース1に取り付けるための取り
付けねじ、22はベース13の後述する基台を上ケース
1に取り付けるための取り付けねじである。23は上ケ
ース1の上面の下側部分に設けられたアドレス表示部、
24はこのアドレス表示部23上に設けられたメンブレ
ンシート、25は下ケース2内に設けられた電池ボック
スである。
【0013】26は周壁12が植立されたベース11の
基台、27は周壁14が植立されたベース13の基台、
28はプリント基板3にマウントされた複数の表示素子
としての例えばLED、29は同じくプリント基板3に
マウントされたアドレス設定,実行または電源用のスイ
ッチとしての例えば押しボタン式スイッチ、30は電池
ボックス25の裏側に設けられた蓋である。
【0014】図7はプリント基板3の保持構造の具体的
構成の一例を示すもので、上ケース1はプリント基板3
が当接する段部が形成されたリブ1cを有し、このリブ
1cの上側には段部より突き出した突出部1dが形成さ
れている。従って、プリント基板3には、この突出部1
dの断面と同形状の開口部が穿設されている。また、下
ケース2はプリント基板3の上ケース1のリブ1cに当
接する逆の面に当接してそのリブ1cの突出部1dが挿
入される有底筒状部2cを有し、その底部の中央から上
ケース1のリブ1cの突出部1dにねじ9を螺入して固
定するようになされている。
【0015】図7において、符号A,Bはねじ9を螺入
して上ケース1と下ケース2を嵌合した際に上ケース1
の歯部と段部の間にできる隙間を表し、同様に符号Cは
上ケース1のリブ1cの突出部1dと筒状部2cの底部
の間にできる隙間を表す。これらの隙間は、A,B,C
>0であり、例えば0.5〜1.0mm程度が好ましい。この
場合、ねじ9を螺入する部分とケースの嵌合する部分が
実質的に別になっているためにケースの嵌合する部分は
削れることがなく、また、通常プリント基板3の開口部
に設けられるネジタップを破損することもなく、しかも
精度をそれほど要しないので、製造が容易となる。ま
た、符号A,Bの隙間があると、上ケース1と下ケース
2の周囲の当接面で形状が歪むことなく、好ましい。
【0016】このように、上ケース1のリブ1cの段部
にプリント基板3を当接させて固定することにより、
X,Y,Z方向の寸法精度がよくなり、プリント基板3
の位置決め、特に符号Nで示す部分(プリント基板3の
上面と上ケース1の内壁の距離)の寸法出しを確実に行
うことができ、スイッチ29やLED28等を正確に配
置することが可能となる。特に、このプリント基板の保
持構造は、小型の電気機器では、成形時の誤差が大きな
影響を与え、小型の部品が所定の位置に配置されない場
合や、例えば上述のごとくアドレス確認器の場合に表示
操作部として小型のスイッチやLED等多数使用されて
寸法精度(例えば図11の符号nで示す部分)が必要で
ある場合には有用である。
【0017】図8および図9は、上述のごとく上ケース
1の上面の上側部分に設けられた凹部6の部分に着脱自
在に取り付けられる通常型火災感知器用のベース11
と、このベース11の感知器取り付け金具の内側に設け
られた小型火災感知器用のベース13に対する通常型火
災感知器31と小型火災感知器32の着脱状態を示した
もので、ここでは、ベース11と13はその図示を簡略
化されている。すなわち、図8(a)および図9(a)
はそれぞれ火災感知器をベースより取り出した状態、図
8(b)および図9(b)はそれぞれ火災感知器をベー
スに装着した状態を示す。
【0018】そして、図4の説明からも分かるように、
通常型火災感知器用のベース11の円周部分に対向して
設けられている2カ所の感知器取り付け金具の内側に、
小型火災感知器用のベース13を設け、ベース13の感
知器接合面は、通常型火災感知器用のベース11の感知
器取り付け金具に対して実質的に埋め込まれた状態とさ
れている。従って、通常型火災感知器と小型火災感知器
を本体である上ケースの部分に並べて併設する場合より
も、火災感知器の接続部のスペースが小さくて、小型化
が可能となり、特に例えばアドレスの設定や点検のため
に感知器接続部分が必要であり、現場で設定するため携
帯用として持ち歩く場合や、あるいはアドレス確認器と
して表示操作部等があるため小型化が必要な場合等には
有用である。また、内側の小型火災感知器用のベースを
多少埋め込まれているようにしているので、そのベース
が通常型火災感知器を接続するときに邪魔になるという
ことがなく、取り扱いが簡単である。
【0019】図10は上述した火災感知器が防水型の場
合の接続状態を示したもので、通常、防水型火災感知器
は信号を取り出す金具を持たず、引き出された信号線を
利用している。すなわち、図10において、33は防水
型火災感知器、34は防止型火災感知器33の底部に設
けられた埋め込み樹脂、35,36はこの埋め込み樹脂
34の部分を介して内部より引き出された信号線であっ
て、これらの信号線は送り配線のため2本ずつとされて
いる。
【0020】そして、この防止型火災感知器33のアド
レス設定等を行う場合には、信号線35,36をそれぞ
れ1本ずつ一対の端子7の部分に挟持させ、この端子7
を介してベース側の金具と導通させるようにする。従っ
て、この場合、端子7は火災感知器をベースに取り付け
なくてもよい端子となり得るもので、上述のごとく信号
を取り出す金具のない例えば防水型火災感知器特殊形状
の火災感知器等に用いて有用である。
【0021】図11はプリント基板3上に設けられた押
しボタン式スイッチ29の部分を一部拡大して示すもの
である。図において、上ケース1はプリント基板3に近
接する開口部1eと、この開口部1eの周りにプリント
基板3と当接する周壁1fを有する。この周壁1fによ
り近接するプリント基板3と上ケース1の位置決めがな
される。そして、開口部1eのプリント基板3上にスイ
ッチ29が配置され、さらに、開口部1eの部分はシー
ト部材としてのメンブレンシート24で覆われている。
また、下ケース2には、少なくともスイッチ29の設け
られたプリント基板3の背面に当接するような突出部2
dが設けられ、これにより、メンブレンシート24を介
してスイッチ29の押圧操作時のプリント基板3の変形
が防止される。
【0022】このように、プリント基板3上のスイッチ
29をメンブレンシート24を介して直接押圧する構造
であり、通常のスイッチのごとくスイッチ29とメンブ
レンシート24の間に押圧部材等が介在しないため、部
品点数が減少し、構造が簡単で製造工程等が削減され
て、コスト的にも安価となる。また、上ケース1の開口
部1cの周壁1fにより、プリント基板3との間の位置
決めがなされ、プリント基板3の背面には下ケース2か
らの突出部2dが当接するので、プリント基板3の逆側
への変形も防止される。また、スイッチ29の近傍に背
の高い部品が存在せず、しかも上述のごとくプリント基
板3の位置出し精度が上がったので、スイッチ29を直
押し可能となっている。
【0023】さらに、上ケース1とプリント基板3の間
隔がスイッチ29等の存在する操作部分のみ近接され、
他の部分は間隔が十分あるので、部品配置が簡便にな
る。このスイッチ直押しの構造は、特に、小型の機器で
は、成形時の誤差が大きな影響を与え、小型の部品が所
定の位置に配置されない場合や、例えば上述のごとくア
ドレス設定器の場合に表示操作部として小型のスイッチ
やLED等多数使用されて寸法精度が確実である場合に
は有用である。
【0024】図12は電池ボックス25の部分を拡大し
て示すもので、図12(a)はその横断面図、図12
(b)はその裏面図である。図において、37は電池ボ
ックス25内に収納されたソケット、38はソケット3
7にセットされた電池、39は同じく電池ボックス25
内に配置されるよう台座42に設けられたヒューズであ
る。なお、火災感知器を動作するためには、通常約24
Vの電圧が必要であり、従って、ここでは、例えば1.5
Vの電池を4本使用して6Vの電圧を30Vまで昇圧す
る昇圧回路(図示せず)を設け、携帯用と場合を示して
いる。
【0025】このように、電池ボックス25内に必要に
応じて交換を行う電池以外の部品例えばヒューズ39を
配置しているので、電池ボックス25の蓋30を開けれ
ば、電池38やヒューズ39の部品交換を容易に行うこ
とができ、個別に設けるよりも作業性がよく、また、構
造的にも簡単となる。また、図12からも分かるよう
に、スイッチ29等の操作部の近傍、つまり機器の手元
に電池38の入った電池ボックス25が配置されている
ので、実質的に機器の重心が手元となり、当該機器を手
に持って操作する場合に操作がし安い利点がある。ま
た、図4に示されているように、ベルト止め金具41
に、図示しないベルトを接続して肩に掛けて持ち運ぶこ
とができ、当然、ベルト止め金具41は全体的な重心を
外してある。
【0026】なお、アドレス確認器の使用方法につい
て、簡単に説明すると、アドレスを確認したい火災感知
器の設置場所へ、このアドレス確認器を手に持って、ま
たは肩に掛けて行き、設置されている火災感知器を設置
面から取り外し、例えば図8に示すように火災感知器3
1をベース11に係合する。そして、アドレス確認器の
メンブレンシート24に表示されている電源の部分を押
圧して電源用のスイッチ29をオンさせる。すると、ア
ドレス確認器は、接続されている火災感知器31から信
号伝送によりアドレスを読み出して、メンブレンシート
24上においてアドレス番号に対応する位置のLED2
8を点灯させてアドレスを表示する。
【0027】そのメンブレンシート24上に表示された
アドレス番号を確認して電源を落とし、そのアドレスが
正しいと判断された場合には、火災感知器31をアドレ
ス確認器から取り外して、元の設置面へ設置する。ま
た、そのアドレスが誤っていると判断される場合には、
所望のアドレスを火災感知器31に設定し直して、同じ
動作により再度アドレス読み出しを行ってメンブレンシ
ート24上に表示し、正しいとされるアドレスになって
いれば、火災感知器31をアドレス確認器から取り外し
て、元の設置面へ設置する。このように、火災感知器内
部に設定されているアドレスを適正にすることが可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、シート
部材に覆われた開口部およびこの開口部の周りに設けら
れて、プリント基板と当接する周壁を有する上ケース
と、シート部材に近接してプリント基板上に設けられた
押しボタン式スイッチと、少なくとも押しボタン式スイ
ッチが設けられたプリント基板の背面と当接する突出部
を有する下ケースとを備えたものであるので、実質的に
プリント基板上の押しボタン式スイッチをシート部材を
介して直接押圧するでき、従来のごとく特別な押圧部材
等が不要になるため、部品点数が減少し、構造が簡単で
小型化、薄型化が可能となると共に、製造工程等が削減
されて、コスト的にも安価となり、また、プリント基板
の背面には下ケースからの突出部が当接するため、プリ
ント基板の逆側への変形も防止され、しかも上ケースと
プリント基板の間隔が押しボタン式スイッチ等の存在す
る操作部分のみ近接され、他の部分は間隔が十分あるの
で、部品配置が簡便になり、特に、小型の機器では、成
形時の誤差が大きな影響を与え、小型の部品が所定の位
置に配置されない場合や、小型の部品等多数使用されて
寸法精度が確実である場合には有用である等の効果があ
る。また、上ケースと下ケースとで形成される略縦長の
直方体状の筐体を有する火災報知設備用機器であって、
筐体の上面の長手方向の上側部分に設けられた端末機器
のベースと、筐体の上面の長手方向の下側部分に設けら
れた操作部と、この操作部の近傍で上記筐体内に設けら
れた電池ボックスとを備えたものであるので、電池ボッ
クスが実質的に機器の手元に配置され、機器の重心が手
元になるため、手に持って操作する場合に操作が容易と
なり、操作性、作業効率の向上を図ることができる等の
効果がある。また、電池ボックス内に、電池および必要
に応じて交換を行う電池以外の部品が配置されているの
で、電池ボックス内に必要に応じて交換を行う電池以外
の部品例えばヒューズを配置した場合には、電池ボック
スの蓋を開ければ、電池やヒューズの部品交換を容易に
行うことができ、個別に設けるよりも作業性がよく、ま
た、構造的にも簡単となるという効果がある。 また、ベ
ースは、第1の端末機器を着脱可能でかつ電気的に接続
可能な第1の ベースと、この第1のベースの内側に埋設
され、第1の端末機器より小型の第2の端末機器を着脱
可能でかつ電気的に接続可能な第2のベースとを備えた
ので、例えば通常火災感知器のような第1の端末機器
と、これより小径の例えば小型火災感知器のような第2
の端末機器に対するアドレス等の情報の設定や確認等を
容易に行うことができ、構造の小型化、低廉化が可能に
なり、特に携帯用として有用である等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す組み立て図である。
【図2】この発明の一実施例の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】この発明の一実施例の要部の説明に供するため
の図である。
【図4】この発明の一実施例を示す平面図および正面図
である。
【図5】この発明の一実施例を示す横断面図である。
【図6】この発明の一実施例を示す裏面図である。
【図7】この発明の一実施例の要部の説明に供するため
の図である。
【図8】この発明の一実施例におけるベースに対する通
常型火災感知器の着脱状態を示す斜視図である。
【図9】この発明の一実施例におけるベースに対する小
型火災感知器の着脱状態を示す斜視図である。
【図10】この発明の一実施例における端子への防止型
通常型火災感知器の接続状態を示す斜視図である。
【図11】この発明の一実施例におけるスイッチの取り
付け構造を示す断面図である。
【図12】この発明の一実施例における電池ボックスの
説明に供するための横断面図および裏面図である。
【図13】従来の火災報知設備用機器を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 上ケース 1a,2a 歯部 1b,2b 段部 1c リブ 1d,2d 突出部 1e 開口部 1f 周壁 2 下ケース 2c 有底筒状部 3 プリント基板 7 端子 9 ねじ 11 通常型火災感知器用ベース 13 小型火災感知器用ベース 15 通常型火災感知器用刃受金具 16 小型火災感知器用刃受金具 17 小型火災感知器用刃受ばね 23 アドレス表示部 24 メンブレンシート 25 電池ボックス 28 LED 29 スイッチ 30 蓋 31 通常型火災感知器 32 小型火災感知器 33 防止型火災感知器 38 電池 39 ヒューズ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 H01H 13/52 H05K 5/00 H05K 5/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート部材に覆われた開口部および該開
    口部の周りに設けられて、プリント基板と当接する周壁
    を有する上ケースと、 上記シート部材に近接して上記プリント基板上に設けら
    れた押しボタン式スイッチと、 少なくとも上記押しボタン式スイッチが設けられた上記
    プリント基板の背面と当接する突出部を有する下ケース
    と、 を備えたことを特徴とする火災報知設備用機器。
  2. 【請求項2】 上ケースと下ケースとで形成される略縦
    長の直方体状の筐体を有する火災報知設備用機器であっ
    て、上記筐体の上面の長手方向の上側部分に設けられた端末
    機器のベースと、 上記筐体の上面の長手方向の下側部分 に設けられた操作
    部と、 この操作部の近傍で上記筐体内に設けられた電池ボック
    スと、 を備えたことを特徴とする火災報知設備用機器。
  3. 【請求項3】 上記電池ボックス内に、電池および必要
    に応じて交換を行う電池以外の部品が配置されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の火災報知設備用機器。
  4. 【請求項4】 上記ベースは、第1の端末機器を着脱可
    能でかつ電気的に接続可能な第1のベースと、この第1
    のベースの内側に埋設され、上記第1の端末機器より小
    型の第2の端末機器を着脱可能でかつ電気的に接続可能
    な第2のベースとを備えたことを特徴とする請求項2記
    載の火災報知設備用機器。
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